モバP「ニッチ de シンデレラ!」
モバP「この企画はアイドルたちの魅力をさらに引き出すコーナーです」
モバP「なお、今回はサポーター役として渋谷凛さんにお越しいただいています。よろしくお願いいたします」
凛「よろしくお願いします。さて、前置きはおいといて、さっそく向かいましょうか」
モバりん「…………」タッタッタ
きらり「うゆ?」
モバP「オメデトウ!」
凛「表彰状、諸星きらり殿。あなたは数あるアイドルの中で『お腹が痛いときに優しく声をかけられたいアイドル』として多くの支持を集めました。その功績を称え、ここに表彰します」
きらり「あ、はい」
モバP「それでは諸星きらりさん、準備はいいですか?」
きらり「え? え?」
凛「Winning actをお願いします!」
きらり「ぴ、Pちゃん?」
モバP「は、腹が、お腹があああ……」ウズクマリ
きらり「Pちゃん」
きらり「お腹……痛い? 大丈夫?」
凛「あ、あれはっ! うずくまっているプロデューサーのそばに駆け寄ってそのロングスカートを膝裏で抱え込みながらしゃがみ、絶妙な角度を持って首をかしげることで見るものの心を撃ち抜く奥義!」
凛「そ、そんな大技繰り出されたら……プロデューサーはっ!」
モバP「ぐふっ」
凛「プロデューサああああああああああああああああああああああぁぁぁああああああああああああ!!!!!!」
モバP「さぁ、次に行くぞ凛!」
凛「合点承知」
モバりん「…………」タッタッタ
加蓮「あ、凛。プロデューサーさんも。どしたの?」
モバP「オメデトウ!」
凛「表彰状、北条加蓮殿。あなたは数あるアイドルの中で『年下として純情な恋心をからかわれたいアイドル』として多くの支持を集めました。その功績を称え、ここに表彰します」
加蓮「あははっ、なにそれ!」
モバP「それでは北条加蓮さん、準備はいいですか?」
加蓮「え? え?」
凛「Winning actをお願いします!」
加蓮「なに?」
モバP「あ、あのっ、その!」
加蓮「そんなに大きな声出さなくても聞こえてるよ」クスクス
加蓮「それに、私のこと探して学校中走り回ってたんでしょ? そんなに汗掻いちゃって」
モバP「あ、いや、その」
加蓮「せっかくこうして二人きりなんだから」
加蓮「…………ね?」ピトリ
凛「あ、あれはっ! 恥ずかしさから目線をそらしたプロデューサーを逃さないような形で迫り、重要な言葉を濁しつつもしっかりと胸の谷間を強調して誘惑する奥義!」
凛「そ、そんな大技繰り出されたら……プロデューサーはっ!」
モバP「ぐふっ」
凛「プロデューサああああああああああああああああああああああぁぁぁああああああああああああ!!!!!!」
モバP「さぁ、次に行くぞ凛!」
凛「合点承知」
モバりん「…………」
まゆ「モバPさん、お呼びですかぁ? まゆですよ」ガチャリ
モバP「オメデトウ!」
凛「表彰状、佐久間まゆ殿。あなたは数あるアイドルの中で『いやらしい本を顔を真っ赤にしながら読んでもらいたいアイドル』として多くの支持を集めました。その功績を称え、ここに表彰します」
まゆ「ふぇ?」
モバP「それでは佐久間まゆさん、準備はいいですか?」
まゆ「え、何がですか?」
凛「Winning actをお願いします!」
エ口本s「たくさんあるんだぜ」
まゆ「わわっ、ひゃあ!」カオマッカ
まゆ「うぅう……これってまゆが読むまで終わらない感じですかぁ?」
モバP「当たり前だ! 仕事をなんだと思ってるッ!」
凛(アイドルに対して理不尽を突きつけるのも仕事だと、プロデューサーはそう信じている)
まゆ「ふぇええ……。でも、でもぉ……」ヒック
モバP「泣き言を言うなッ!」
凛(たとえそれがセクハラまがいのものだったとしても、それでも、プロデューサーはまゆを輝かせたいんだッ!)
まゆ「うぅうぅぅ……わかりました……」モジモジ
凛(数ある暴力的な表紙の中でも、比較的ソフトな一冊を手に取るまゆ)
まゆ「……わっ。…………えぇ? く、くちでっ!?」
凛(顔を真っ赤にしながら一ページ一ページじっくり読み込むまゆ)
まゆ「わわっ! …………んむぅ」ムニッ
凛「あ、あれはっ! 具体的に何をどうしているとは言えないが少なくともそういう類の本を読んだ時に自分との違いを比べてちょっぴり落ち込む奥義!」
凛「そ、そんな大技繰り出されたら……プロデューサーはっ!」
モバP「ぐふっ」
凛「プロデューサああああああああああああああああああああああぁぁぁああああああああああああ!!!!!!」
敵「早苗さんだぜ」メゴンッ
モバP「ぐふっ」
凛「二回やられたぁあああああああああああああああああああああぁぁぁああああああああああああ!!!!!!」
モバP「さぁ、次に行くぞ凛。ちなみに俺は改造手術を受けてエ口いことに一切反応しなくなった」
凛「本当?」
モバP「あぁ。時計仕掛けのオレンジのように、エ口いものを見ると吐き気が止まらなくなる」
凛「ふぅん」ピラリ
▽「パンチラだぜ」
モバP「…………うっし」
敵「…………………………」
モバP「ううううう。きもちわるいいいい。うううううう」ボウヨミ
敵「………………」タッタッタッ
モバP「……撒いたか」
凛「合点承知」
モバりん「…………」タッタッタッ
美優「プロデューサーさん? 凛ちゃんまで」
モバP「オメデトウ!」
凛「表彰状、三船美優殿。あなたは数あるアイドルの中で『学生時代に振られたいアイドル』として多くの支持を集めました。その功績を称え、ここに表彰します」
美優「ふ、振られ?」
モバP「それでは三船美優さん、準備はいいですか?」
美優「ちょ、ちょっと待って……」
凛「Winning actをお願いします!」
美優「が、学生服? 一体どこから……」
モバP「べ、別になんだっていいだろ……。それよりも、呼び出して悪かったな」
美優「あ、もう始まってるんですね……」
凛(いいですね。ぶっきらぼうな感じのプロデューサーとうろたえる三船さん。快調な滑り出しです)
モバP「お、お前さ! いま、付き合ってるやつとかいんのかよ」
美優「どうしたの? 急に」
モバP「いいから答えろよ!」
凛(状況を察した三船さん、早くも役に入り込む! 流石女優! 流石えっちなお姉さん!)
美優(あとで凛ちゃんとお話ししよう)
美優「こほん。別に……そういう人は……」
凛(明確な答えを突きつけないことで勝手に期待させる魔性の一手!)
美優「でもどうしてそんなこと聞くの?」
凛(ここで攻めるか三船美優! 一体何人の童貞を殺せば気が済むんだ!)
モバP「…………だよ」
美優「え?」
モバP「お前のことが好きなんだよ! 俺と付き合ってくれ!」
美優「………………」ウツムキ
凛(ついに大きくでたプロデューサー。三船さんは俯いたまま何も喋らない)
凛(この業苦が、懲役三秒間が、プロデューサーを殺してしまう!)
美優「…………はい。お願いします」
モバP「……へ?」
美優「だからお願いしますって言ったんです。お付き合い、しましょう?」
凛「あ、あれはっ! 普段は奥手なくせに少しだけ歩み寄られた途端に大胆になる三船さんの究極奥義!」
凛「それに加えて! プロデューサーは振られることを想定していた! 辛いものを食べる口に蜂蜜をぶちこまれるようなエクストラトッピングッッ!」
凛「そ、そんな大技繰り出されたら……プロデューサーはっ!」
モバP「ぐふっ」
凛「プロデューサああああああああああああああああああああああぁぁぁああああああああああああ!!!!!!」
モバP「さぁ、次に行くぞ凛!」ボロボロ
凛「合点承知」ボロボロ
モバりん「…………」タッタッタッ
心「よぉプロデューサー☆ 凛ちゃんもな??」
モバP「オメデトウ!」
心「は?」
凛「表彰状、佐藤心殿。あなたは数あるアイドルの中で『看病されてるときに本音を吐露してほしいアイドル』として多くの支持を集めました。その功績を称え、ここに表彰します」
心「ちょっと待てよ☆」
モバP「それでは佐藤心さん、準備はいいですか?」
心「待てって言ってんだろ、オイ」
凛「Winning actをお願いします!」
モバP「寝てろっつったろ。身体壊しやがって」
心(やる気かよオイ。しゃーねぇな)
心「コホッコホッ。ごめんね? 心配かけて……」グッタリ
モバP「!?」
凛(あ、あれは! 普段おちゃらけてるくせに病気になると急にしおらしくなる奴!)
心「どうしたの……?」コホコホッ
モバP「な、なんでもねぇよ。ほら、早く寝てろ」ポンッ
心「あう……」タオレ
モバP「ん?」
心「その…………ありがとう」
モバP「どうした急に」
心「いっつも迷惑かけてさ、大変だよね?」
モバP「もう慣れた」
心「憎まれ口」
モバP「知らん」
心「なにそれ」クスクス
凛(なんだこれ! なんなんだこれ!)
凛(きっとみんな思ってる。これじゃない! これじゃないんだしゅがーはぁと!)
凛(だが同時に思う! これがいい! これでいい!)
モバP「あん?」
心「私がしゅがはやれてるのはプロデューサーのおかげだよ」
心「この先もしゅがはやってたい」
心「だからさ、これからもずっとさ……」
凛「あ、あれはっ! 病人のみに許される布団で顔半分を隠して口元を見せない奥義!」
凛「次に何を紡ぐのか! 破壊的な一言を繰り出されたら……プロデューサーはっ!」
心「………………ダメ?」ウルウル
モバP「ぐふっ」
凛「プロデューサああああああああああああああああああああああぁぁぁああああああああああああ!!!!!!」
モバP「さぁ、次に行くぞ凛!」
凛「合点承知」
モバりん「…………」タッタッタッ
周子「お、プロデューサー。……プロデューサー?」
モバりん「…………」タッタッタッ
周子「どこいくん? お、電話」プルプル
モバP『オメデトウ!』
凛『表彰状、塩見周子殿。あなたは数あるアイドルの中で『別に用もないのに電話してもらいたいアイドル』として多くの支持を集めました。その功績を称え、ここに表彰します』
周子「あー、だから別室か」
モバP『それでは塩見周子さん、準備はいいですか?』
周子「あはは。別にいいよー。こっちから掛け直すね」ケラケラ
凛『Winning actをお願いします!』
凛「グリーンデイじゃない? そっちのほうが反応面白そうだよ」
モバP「それもいいなぁ……個人的にはノトーリアス ̄ ̄お?」プルプル
凛「でていいよ」
モバP「悪い。はい、もしもし」
周子『あ、プロデューサー? あたしシューコちゃん』
モバP「いまどこにいるの?」
周子『うーんどこだろ』
モバP「なんだそれ」
周子『なんだろねー』
モバP「何か用か?」
周子『んー、別に何にもー』
モバP「なんじゃそりゃ」
凛(ちなみに会話を邪魔しないようにミュートでお届けします)
凛(スピーカーホンから流れるのはなんとも間の抜けた周子さんの電話)
凛(物理的な距離が二人を阻む中、プロデューサーは生き残れるのか!?!?)
周子『あ、忙しい?』
モバP「作業しながらでいいなら付き合うぞ」
周子『んー、そっか。どうしよ』
モバP「何が?」
周子『ちょっと顔見たかったなって』
凛(あぁっと! ここで『ちょっとめんどくさいけどこいつ可愛いじゃん』って思わせる奴! プロデューサーの反応は!?)
モバP「…………そっか」
凛(ギリギリ耐えた! 首の皮一枚で繋がっているのは生命線か、それとも電話線か!?)
周子『うーん、やっぱもう電話はいいわ』
モバP「周子?」
『そっち、いっていい?』
凛(あんな子があんな声であんなこと言ったら、プロデューサーは、プロデューサーはッ!?!?)
モバP「馬鹿野郎俺が今からお前に会いに行くわッ!」
凛(行った! 漢モバP素直になった! でも相手は魔性の女。ここで断られでもしたら……)
周子『んっふふ。だーめ。ばいび』
モバP「ぐふっ」
凛(プロデューサああああああああああああああああああああああぁぁぁああああああああああああ!!!!!!)
フレデリカ「やっほやっほ!」
モバP「おっとフレちゃん待ってくれ」
フレデリカ「なんでー?」
モバP「次はお前の番だけど、段取りがあるんだよ」
フレデリカ「おいしいチキン?」
モバP「タンドリー」
フレデリカ「ぐるぐる洗濯」
モバP「ランドリー」
フレデリカ「フレちゃん憂鬱!」
モバP「メランコリー!」
モバフレ「いえええええええええええええええええい!!」ハイタッチ
蒼「………………」コォォォオオオオオ
モバフレ「ごめんちゃい」
ぐちゃP「さぁ行くぞ凛!」
凛「合点承知」
モバりん「…………」タッタッタッ
ぐちゃデリカ「フンフンフフーン」
モバP「オメデトウ!」
凛「表彰状、宮本フレデリカ殿。あなたは数あるアイドルの中で『マジ顔でガチ告白されたいアイドル』として多くの支持を集めました。その功績を称え、ここに表彰します」
フレデリカ「わーい、殿殿! ござーる!」
モバP「それでは高田純次さん、準備はいいですか?」
吉瀬美智子「瀬川瑛子だよ! 忘れちゃった?」
凛「Winning actをお願いします!」
モバP「どうしたフレの者。何用か?」
フレデリカ「…………むぅ」
モバP「フレみ?」
フレデリカ「…………好きです」
モバP「ちょっ、ちょ……」
フレデリカ「好き好き好き!」
凛「あぁっと! 先手必勝フレデリカッ! 間髪入れずに波状攻撃だァッ!!! これを受けるか、受けれるのかプロデューサー!」
モバP「いーや、俺の方が好きだね。スキデリカだね」
フレデリカ「そういうのじゃなくて……うーん」
凛(いつものようなじゃれあいを回避するために、自然な流れで?に手を当てる。何デリカだ? こいつは一体何デリカなんだ!?!?)
フレデリカ「…………」チュッ
モバP「」
フレデリカ「あははっ。また明日ね! 大好き!」タッタッタッ
凛「こ、これはッ! やることだけ済ませて照れ笑いしながら、明日からの日常を想像させつつ、最後にもう一撃食らわせて撤退する奥義!!」
凛「今日は違った! これが小悪魔ハーフアイドルの真髄ッ! 見た目は美少女、中身はフレデリカ! そんな彼女からの攻撃にプロデューサーは……ッ!!!」
モバP「…………」
凛「あれ、意外と大丈夫?」
モバP「ぐふっ」
凛「じ、時間差!? プロデューサああああああああああああああああああああああぁぁぁああああああああああああ!!!!!!」
度重なる猛襲に心が壊れてしまったようだ。
ずりっ、ずりっと身体をひっぱっていく。
目的地についたところで、私は最後の受賞者を読み上げた。
「表彰状、渋谷凛殿。あなたは数あるアイドルの中で『事後のピロートークを楽しみたいアイドル』として多くの支持を集めました。その功績を称え、ここに表彰します」
うん、これは仕方ない。
みんながそういうんだから仕方ない。
今日のみんなの中にはきっと不本意な子だっていたはずだ。
でもしっかりやり遂げた。みんな自分の限界を超えたんだ。
ここは仮眠室。プロデューサーはベッドの上。
手早く服を脱いで、プロデューサーとベッドに入る。
「起きてプロデューサー。Winning actの時間だよ」
あぁ、これでようやく結ばれ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄。
紅しゅがーはぴはぴ薄幸家出高田純次「………………………………」パキポキ
凛「わーお。これは予想外」
アイドル`s「させるか!」
凛「いいや! 限界だやるね! 今だッ!」
ヌケガケハユルサネーゾオイ
Pチャンダイジョウブ?
ワタシガエラバレテ……
サッキイッテオケバ……
アシタッテキョウダヨネ-
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
ちひろ「なーにやってんだか」
終わり
デレ6thに盛り上がったので久しぶりに。
明日は美嘉で一つあげます。
前あげたの
佐久間まゆ「魔法の四文字?」
安部菜々「夢売る家畜」
以上です。
「シンデレラガールズ」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (12)
-
- 2018年11月09日 23:53
- オメデトウ!が何故かボルゾイで脳内再現されて仕方ない
-
- 2018年11月10日 00:13
- なんだオメデトウって言うからてっきりマニーが大量に降り注いでちひろがアイテム置いて帰るかと思ったのに。
-
- 2018年11月10日 02:14
- 美優さん好き
-
- 2018年11月10日 06:48
- 色々やれそうな題材ですね、続けて下さい。
-
- 2018年11月10日 07:59
- 表彰状、高森藍子殿。あなたは数あるアイドルの中で『一生を添い遂げたいアイドル』として全ての支持を集めました。その功績を称え、ここに表彰します。
-
- 2018年11月10日 16:53
- >>5
オレは生きるッ!生きて、藍子と添い遂げるッッッ!!
-
- 2018年11月10日 20:35
- >>8
アイナ定期
-
- 2018年11月10日 10:25
- アシスタントはしぶりんじゃなくてちひろさんがよかったなぁ…
とここまで書いて昔Pちひでこういう内容(○○したい(されたい)アイドルを語り合う話)のSSがあった気がするのを思い出した
-
- 2018年11月10日 14:30
- ニッチな需要なら巨乳藍子も許されるのでは
-
- 2018年11月10日 17:51
- 草
-
- 2018年11月11日 04:50
- ふーん、あ、プロデューサーのお嫁さんに最も相応しいアイドルに
渋谷凛ちゃんが選ばれたから早くプロポーズしないとダメだよね、早くね
-
- 2018年11月11日 23:01
- ※11 ニッチじゃないからダメ