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【ぼく勉】文乃 「ひょっとして、わたしって」

878:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:34:45 ID:aVLVUSo6

………………昼休み 3-A教室

蝶野 「ぶっちゃけた話っスけど、」

蝶野 「実際、唯我さんとふたりでお泊まりはしたんスよね?」

文乃 「………………」

文乃 (……青天の霹靂とはまさにこのことなんだよ)

文乃 「……憩いの時間であるはずの昼休みにいきなり何を言い出すのかな、蝶野さん」

蝶野 「いや、そのままの意味っスけど」

文乃 「……しましたけど、何か」

蝶野 「それで古橋さんに何もしないって、唯我さんって本当に男なんスかね」

文乃 「………………」 ムッ

文乃 「……男の子だよ。紳士だよ。女の子と同衾したからって、妙なことを考えるような下劣な男じゃないだけだよ?」

ゴゴゴゴゴゴ…………

蝶野 「あー……気を悪くしたなら訂正して謝るっス。言葉を選び間違えたっス」

文乃 「あっ……。べ、べつにわたしは、気を悪くしたりしてないけど……」



879:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:36:43 ID:aVLVUSo6

鹿島 「古橋さんは~、本当に唯我さんのことを信頼されているんですね~」

ニコニコ

鹿島 「少なくとも、やむにやまれぬ状況とはいえ、同じ部屋で夜を明かすことができるくらいには」

文乃 「鹿島さん、何を考えてるか知らないけど、あなたが考えているようなことはないからね」

鹿島 「分かっておりますとも~。おふたりは強い信頼関係で結ばれているのですよね~」

文乃 (ぜってぇわかってねぇ、だよ……)

文乃 (これでもし、同じ部屋どころか、同じ布団で寝てしまったことまでバレてしまったら……)


―――― ((少しひんやしして…… でも心地良く包み込んでくれる ああ……これはお母さんの 手の……))


文乃 (思いっきり抱きしめられて、わたしはわたしで身体を預けて寝てたなんてバレたら……) カァアアア……

文乃 (絶対ろくでもないことになる!!)

文乃 「わたし、そろそろ勉強の時間だから、もう行くね」

文乃 「絶対ついてきたりしないでよ」

鹿島 「ご心配なく~。いってらっしゃいませ、古橋さん」

文乃 (……信用ならないんだよなぁ)



880:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:37:17 ID:aVLVUSo6

鹿島 「………………」

鹿島 「……さて、古橋姫が王子様のところへ向かわれたところで」

鹿島 「いばらの会、幹部会議を始めましょう~」

鹿島 「蝶野さん、軽い“ジャブ打ち”、ご苦労様でした~。損な役回りをさせてしまいましたね」

蝶野 「……古橋姫、めっちゃ怖かったっス」 ズーン

鹿島 「しかし、おかげで、古橋姫の唯我成幸さんに対する並々ならぬ信頼を改めて確認することができました~」

猪森 「古橋姫は見た目通りの大和撫子だからな。奥ゆかしいのだ。仕方ない」

猪森 「しかし、あまり積極性に欠けると、親指姫や人魚姫に遅れを取ることになりかねない」

猪森 「本来であれば、唯我の方から古橋姫に迫るくらいであってほしいけどな」

鹿島 「あまり積極的すぎる殿方は、古橋姫の王子様としては不適格ですよ~」

鹿島 「それが故のアンビバレントなのですけどね~」

鹿島 「さてさて、どうしたものでしょうかね~」



881:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:37:58 ID:aVLVUSo6

………………3-B

文乃 (まったくもう、鹿島さんたちは……) プンプン

理珠 「……?」

理珠 (文乃、どうしたのでしょう?) コソッ

うるか (なんか不機嫌だよね~。何かあったのかな?) コソッ

成幸 「……? お前ら、なにこそこそやってんだ。集中しろよ」

理珠 「す、すみません……」

うるか 「わかってるよー。成幸のけちんぼー」

成幸 「ったく……ん?」

文乃 (まったくもう、本当に……)

文乃 (唯我くんはわたしの先生で弟なんだから、わたしに変な気持ちなんてあるはずないんだよ)

文乃 (それに唯我くんは付き合ってもない女の子とどうこうっていう軽い男の子じゃないし)

成幸 「……古橋? どうしたんだ、手が止まってるぞ?」

文乃 「へっ……?」



882:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:38:54 ID:aVLVUSo6

文乃 「わっ……ご、ごめんなさい。少し考え事してて……」

成幸 「おいおい、古橋もか。文化祭も終わってここからスパートって時期なんだから、集中してくれよ……」

成幸 「二学期の中間テストも近いんだからな?」

文乃 「うぅ……返す言葉もございません……」

文乃 (……成幸くんの言うとおりだよ。気を抜いてる暇なんかないんだから)

文乃 (わたしばっかり色々考えちゃって、恥ずかしいや)

文乃 「………………」

文乃 (……わたしばっかり、かぁ)

成幸 「……緒方。そこの心情描写大事だからな。全編に渡っての主人公の気持ちが丁寧に描かれてる場面だ」

文乃 (なんでもない顔をしているきみは、やっぱり、わたしみたいに色々考えたりしないのかな)

文乃 (……わたしは、あのとき手を握ってくれたきみのことを思い出して、)

文乃 (ひとりで勝手に、温かい気持ちになっていたりするんだけど)

文乃 (きみは……)

文乃 (……いけない。また考え事してる。切り替えないと)

文乃 (勉強、がんばろ……)



883:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:39:57 ID:aVLVUSo6

理珠 「では、成幸さん。この部分は……」

ズイッ……ブルンッ

成幸 「うおっ……そ、そう勢いよく近づくなよ……」

成幸 「そこは……ああ。心情描写にも強がりがあるだろ? だから……」

文乃 「………………」

文乃 (んんんん……?)

うるか 「成幸ーっ、ここの和訳なんだけどさー」

ズイッ……タユッ

成幸 「うおうっ……! お、お前も急に近づくなよ」

うるか 「? どしたん、成幸?」

成幸 「な、なんでもない。そこはかなり口語訳されてるから、まず正しい文法に訳し直してから……」

文乃 (んんんんんんんん……???)



884:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:40:38 ID:aVLVUSo6

文乃 (ち、ちょっと待ってよ、成幸くん)

イライライライラ……

文乃 (きみ、わたしに集中しろって言ってたよね?)

文乃 (それが何かな? どういうことなのかな?)

文乃 (りっちゃんとうるかちゃんのお胸の圧力にあてられて、顔がまっかだよ?)

文乃 (うんうん。どういうことかなこの野郎)

文乃 「………………」

ペターン

文乃 (……もしかして)


―――― 『それで古橋さんに何もしないって、唯我さんって本当に男なんスかね』


文乃 (唯我くんが紳士だからとか、そういう理由ももちろんあるだろうけど)

文乃 (ひょっとして、わたしって……)

文乃 (女としての魅力に欠けている……?)



885:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:41:14 ID:aVLVUSo6

………………帰路

理珠 「今日も勉強が捗りました」 キラキラ

理珠 「どうですか? この後、うちでうどんでも食べていきませんか?」

うるか 「おっ、いいねー! 行く行く!」

文乃 「………………」

ズーン

文乃 (昼休みからずっと、放課後も使って考えたけど……)

文乃 (そうだよ。よくよく考えてみれば当たり前の話だよ)

理珠 「文乃? どうかしましたか?」 ブルンッ

うるか 「なんか元気ないね? だいじょーぶ?」 タユッ

文乃 (このふたりと毎日毎日比べられてるんだから……) ペターン

文乃 「ううん、なんでもないよ。ちょっと色々考えちゃってさ……」

文乃 「今日はわたしはうどんは遠慮しておくよ。まっすぐ帰って勉強するね」

理珠 (文乃、どうかしたのでしょうか……)

うるか (何か悩みでもあるのかな……)



886:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:41:48 ID:aVLVUSo6

………………唯我家

成幸 「……で、心配になって、いてもたってもいられず俺のところに来た、と」

理珠 「そういうことです。すみません、急にお邪魔しちゃって……」

成幸 「まぁ、べつに構わないけど……」

うるか 「成幸、何か心当たりない? 文乃っちが悩むようなこと」

成幸 「お前たちに心当たりがないなら、俺にあるわけないだろ?」

成幸 「受験前が近づいてきてナーバスになってるだけじゃないか?」

うるか 「むー! 成幸冷たいよ!」

理珠 「文乃のことが心配ではないのですか?」

成幸 (んー、そう言われてもな……)


―――― 『わっ……ご、ごめんなさい。少し考え事してて……』


成幸 (……まぁ、たしかに古橋の様子は変ではあったが)

理珠 「……今日、私たちが聞いても何も教えてくれませんでした。“なんでもない” の一点張りです」

うるか 「でも、ひょっとしたら成幸にだったら話してくれるかもしれないよね」



887:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:42:46 ID:aVLVUSo6

理珠 「………………」

うるか 「………………」

ジーーーーッ

成幸 「……はぁ。わかったよ。明日聞いてみるよ」

理珠 「本当ですか!?」

うるか 「さっすが成幸! ありがと!」

成幸 「今日も勉強に集中できないみたいだったしな。『教育係』 としては放っておけないよな」

成幸 「ただ、あんまり期待すんなよ? うまく聞き出せるかも分からないし……」

成幸 (それに……)


―――― 『今日はお父さんが家にいるから…… あんまり 帰りたくなくて』


成幸 (……家庭の問題だったりしたら、俺がヘタに聞くのも迷惑だろうし)

成幸 (よくよく考えてみれば、俺って……)

成幸 (古橋のこと、全然知らないんだよな)



888:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:43:38 ID:aVLVUSo6

………………翌朝 一ノ瀬学園 いつのも場所

文乃 「あっ……おはよ、成幸くん」

成幸 「おう、おはよう、古橋」

文乃 「メールで呼び出したりして、どうしたの? また何か相談事?」

成幸 「いや……」

成幸 (古橋の奴、いつも通りの、なんでもないような顔をして……)

成幸 「……なぁ、古橋。担当直入に聞くが」

文乃 「うん?」

成幸 「お前、何か悩み事とかないか?」

文乃 「へ?」

アセアセ

文乃 「な、悩みなんて、べつに……何もないよ?」

成幸 (……あからさまに目を泳がせやがって。絶対うそじゃないか)

文乃 (何でわかったの!? しかもニブチンの成幸くんが!?)

文乃 (りっちゃんやうるかちゃんの気持ちには全然気づかないくせに、どうして……)



889:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:44:22 ID:aVLVUSo6

成幸 「……なぁ、ムリして話せとは言わないよ。もし話せるようだったら教えてほしい」

成幸 「俺はお前の 『教育係』 だ。勉強に集中できないことが続くなら、それを解決してやりたい」

成幸 「俺にできることは少ないかもしれないけど、もしお前の力になれるなら、なりたいんだ」

文乃 「成幸くん……」

ドキッ……

文乃 (……りっちゃんやうるかちゃんには、絶対、こんな悩み話せないけど)

文乃 (きみになら話してもいいのかな……)

文乃 (他でもない、きみに……)


―――― 『かっこいいよなぁ 古橋は』


文乃 (あのとき、何を考えていたのか、聞いてもいいのかな……)

文乃 「……あ、あのね、実は……友達が、」

成幸 「友達?」

文乃 「う、うん。あくまで、友達の話なんだけど、その友達が悩んでて、それでわたしも悩んじゃってるっていうか……」



890:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:45:29 ID:aVLVUSo6

文乃 (きみとうるかちゃんの常套句だけど、使わせてもらうよ)


―――― 『あ うん 俺の友達と…… そいつの中学校からの友人の女子の話なんだけどな……』

―――― 『あっ! あくまで友達話だかんね 友達のっ!』


文乃 (どうせ鈍いきみは、気づかないだろうし……)

文乃 「その友達がね、ある日、中の良い男友達と、とあるハプニングから同じ部屋で一夜を明かすことになったの」

成幸 「ぶっ……」 アセアセ 「そ、そうか……。それは、なんというか……///」

文乃 (照れるなーっ! こっちだって恥ずかしいんだよー!)

文乃 「そ、それでね……その友達は、その男の子のことを信用していたし、実際、その男の子とは何もなかったんだ」

成幸 「ふむふむ」

文乃 「でもね、その子が、女友達から、“それは変だ” って言われちゃって……」

成幸 「変……?」

文乃 「何もなかったなんて変だって。その男の子は、本当に男なのか、って……」

文乃 「でもね、その子は、それを違う風にとらえちゃったんだ」

文乃 「“男の子が何もしなかったのは、自分に魅力がないからじゃないか” って……」



891:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:46:55 ID:aVLVUSo6

文乃 「……その子はそれで悩んじゃってね。特に、その子とその男の子の周りには、可愛い女の子がたくさんいるから」

文乃 「その男の子は、他の女の子の胸元を見て顔を赤くしたりするくせに、同じ部屋で一泊したときには何もしてこなかった」

文乃 「……その子たちと比べて、自分は女としての魅力が劣っているんじゃないか、って」

文乃 「もちろん、その子は男の子に何もされなくて、それで良かったと思ってるんだよ?」

文乃 「男の子はすごく紳士で、良い子で、女の子も彼のことを信頼していたから」

文乃 「……でもね、成幸くん、女の子って面倒くさい生き物なんだ」

文乃 「何もされなくて嬉しかった。でも、何もされないってことは、自分を女として見てくれていないのかな、とか……」

文乃 「考えても仕方ないことを考えちゃうんだよ」

成幸 「………………」

文乃 「……あっ、ご、ごめん。いつものノリで女心の授業みたいなこと言っちゃったね」

文乃 「わたしの話はおしまいだよ。ごめんね。聞いてくれてありがとう」

成幸 「……いや、逆に話してくれてありがとう。それで昨日も勉強に身が入らなかったのか」

文乃 「うん。ごめんね。でも、今日からは大丈夫だよ。ちゃんと勉強するから」

成幸 「ああ……」



892:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:48:10 ID:aVLVUSo6

成幸 「………………」

成幸 「……なぁ、お前はこんな言葉を求めてないかもしれないし、何の解決にもならないかもしれないけどさ、」

文乃 「?」

成幸 「……俺は、その女の子の思い過ごしだと思うぞ」

文乃 「え……?」

成幸 「そもそも、ただの友達なんだろ? 何もなくて当然だと俺も思うしさ」

成幸 「それに、俺は古橋の友達を知らないからなんとも言えないけど、」

成幸 「その男子、他の女友達には、まぁ、多少下劣な視線を向けても、その子には何もしなかったってことは……」


成幸 「その男子は、その子のことを特別に思ってるんじゃないかな」


文乃 「へっ……?」

成幸 「まぁ、あくまで俺の予想だけどさ。俺だったらきっとそうだから」

成幸 「決して、魅力がないとかではないと思うな」

成幸 「……ひょっとしたら、その男子、その友達のこと好きなのかもな」 クスッ

文乃 「ふぇっ……!?」 (な、何を、成幸くん……きみは……)



893:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:48:48 ID:aVLVUSo6

成幸 「……? どうかしたか、古橋? 顔真っ赤だぞ?」

文乃 「な、なんでもないっ!」 プイッ

成幸 「?」

文乃 (き、気づかないって分かってたけど……それでも……)

文乃 (少しくらいは察してよ。まったく、どこまでニブチンなのさ、きみは……)

文乃 (成幸くん、それってつまり、きみがわたしのことを特別に思ってくれてるってことなんだよ?)

文乃 「………………」

文乃 (……わかってる。成幸くんにそんな意図はない。あくまで、一般論として言っているだけ)

文乃 (わかってる、そんなの……――)

成幸 「――それにしても、青春してるんだなー、お前の友達」

文乃 「……?」

成幸 「話を聞いただけでわかるぜ、古橋」 グッ 「その友達、その男子のこと好きだろ?」

文乃 「へっ!?」 カァアアアア…… 「そ、そんなわけないじゃん! 何言ってんの、成幸くん!?」

成幸 「えぇ? そんなにムキになって否定することか?」

文乃 (っていうかきみは自分の鈍さを棚に上げてよくドヤ顔でそんなこと言えるね!?)



894:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:49:33 ID:aVLVUSo6

成幸 「俺の見立てだとまず間違いないな。男子の方もその子に脈があると見た」

文乃 「……きみは、まったくもう」

成幸 「ん?」

文乃 「……つまり、きみは、私の友達と、その男の子は、両想いだって言うんだね?」

成幸 「ああ、まぁ、そういうことになるのか」

文乃 「……それ、あくまで参考意見として、その友達に伝えてもいい?」

成幸 「? まぁ、それは構わないけど……」

成幸 「それでその友達の悩みが解決したらすごいな。俺ってカウンセラーの素質があるかも……?」

文乃 (調子に乗ってるなこの野郎……)

クスッ

文乃 (……でも、たしかに、悩みは解決しちゃったかも)

文乃 (そっか。きみは……)

文乃 (きみ自身が意識してそう思っているわけではないかもしれないけれど……)

文乃 (わたしのこと、特別に思ってくれてるのかな……)

文乃 「……話、聞いてくれてありがと。きみの話をしてあげたら、たぶん友達も元気になると思うよ」



895:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:50:18 ID:aVLVUSo6

成幸 「本当か? それならよかった」

文乃 「そろそろHR始まっちゃうね。教室行こうか」

成幸 「……ん、もうそんな時間か」

文乃 「ねぇ、今日した話、りっちゃんとうるかちゃんには内緒だよ?」

成幸 「ああ、人のことベラベラ喋ったりはしないよ」

成幸 「……でも、もし古橋が良かったら、その女の子と男子の話、これからも聞かせてくれよ」

文乃 「? どうして?」

成幸 「だって、もしそいつらがうまくいったりしたら、俺も晴れて “女心” の単位修得だろ?」

文乃 「………………」 クスッ 「……そうだね。わかったよ」

文乃 「もしも、その女の子と男の子が……その、つ、付き合ったりしたら……」

文乃 「……きみにも教えてあげる。誰より先にね」

文乃 (……そう。誰よりも、先に)

ニコッ

文乃 (きみにぜんぶ、教えてあげる)

おわり



896:以下、名無しが深夜にお送りします 2018/10/27(土) 18:51:18 ID:aVLVUSo6

………………幕間 「寸胴」

文乃 「ってことで今日はラーメン屋さんに来たよー! 何食べよっかなー」

うるか (リズりん、文乃っち元気になったみたいだね。よかったよかった) コソッ

理珠 (ええ。さすがは成幸さんです) コソッ

文乃 「うーん、どうしようかな。チャーシュー麺大盛りチャーシューマシマシとライス大盛りいっちゃおうかなー」

理珠 「さ、さすがに食べ過ぎではないですか……?」

文乃 「大丈夫だいじょーぶ! いまご機嫌でおなかもペコペコだから!」

文乃 「あとチャーハンも食べちゃおっかなっ!」 ルンルン

ムシャムシャムシャモグモグモグ

文乃 「はぁ~~~美味しかった~~~~。幸せだよ……」

文乃 「……ん?」

ハッ

文乃 (ひ、ひょっとして、今のわたし……)

文乃 (胸よりお腹の方が出てる!?) ガーン

おわり



元スレ
【ぼく勉】小美浪先輩「この前は本当に悪かった」成幸「はい?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1536589434/
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         コメント一覧 (8)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2018年10月28日 18:49
          • ほんとに手の平クルクルなんだけど…
            文乃っち最高に可愛い
            いっぱい食べてるとこを見守りたい
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2018年10月28日 19:14
          • 今週のジャンプで正直雲行きが怪しくなってきたんだけど文乃
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2018年10月28日 20:58
          • 文乃SSありがてぇ…
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2018年10月28日 21:59
          • >文乃 (ひ、ひょっとして、今のわたし……)
            >文乃 (胸よりお腹の方が出てる!?) ガーン

            まるで胸のほうが出てるときがあったかのような言い方
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2018年10月29日 03:52
          • ※4
            良い度胸だ、表に出ろ!だよ
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2018年10月30日 04:08
          • 原作完璧に文乃ルートに入ったな
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2018年10月30日 06:59
          • 文理共に親がクソすぎて……ゆるいラブコメやってたのがいきなりクソ家庭問題出されると萎えるわ
            今週はアンケ別の作品に入れた
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2018年10月30日 13:14
          • どうせ不器用な親ルートだろ
            毒親なのは間違いないが

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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