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喪黒福造「このタロットカードをあなたにプレゼントしますよ」 女子大生「えっ、いいんですか?」

1:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:07:27.438 ID:jgPK6wbcD

喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

    ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

    この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

    そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

    いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

    さて、今日のお客様は……。

    細野かずえ(20) 女子大生

    【奇跡のタロット占い】

    ホーッホッホッホ……。」



2:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:09:12.016 ID:jgPK6wbcD

ある日、朝。あるアパート。部屋の中で、ファストファッションに着替える若い女性。

女性が洗面所の鏡に向かい、化粧をしている。彼女は鼻歌を歌い、何か楽しそうな様子だ。

テロップ「細野かずえ(20) 東京平成大学2年」

かずえ(今日は待ちに待った初デートの日だ……)

テレビをつけるかずえ。テレビに映っているのは、朝の情報番組の占いのコーナーのようだ。

テレビ「おうし座のあなた……。今日は何をやっても絶好調!まさに、最高の運気の日です」
    「そんなあなたのラッキーアイテムは……」

かずえ(やった!私の星座のおうし座が、今日は絶好調で最高の運気だって!)
     (まさに、いいデート日和になりそうじゃん!)


ある遊園地。入り口で待ち合わせをしていた彼氏に会うかずえ。

手をつなぎ、遊園地を歩く2人。このまま、順調にデートが続くかのように見えたものの……。



3:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:11:13.306 ID:jgPK6wbcD

数時間後。遊園地のカフェの中。テーブルに向かい合い、アイスコーヒーを飲む彼氏とかずえ。

楽しそうな表情のかずえに対し、彼氏は冷めた表情をしている。

彼氏「実は俺、どうしても言いたいことがあるんだ……」

かずえ「ん……?何なの?」

彼氏「俺とお前は、何から何まで価値観が違う。だから、このまま交際をしていてもうまくいかないと思う」

かずえ「で、でも……。付き合いを続けていれば、お互いが分かりあえるはず……」

彼氏「そんなことはあり得ない。だから、お互いが傷つかないうちに別れたほうがいいだろう」

かずえ「え!?それじゃあ……」

彼氏「もちろん、今日限りでお前と別れるってことさ。今までありがとな……」

かずえ「そ、そんなぁ……!!」

そのままカフェを去る彼氏。途方に暮れた表情になるかずえ。席に一人残されたかずえを見つめる他の客たち。



4:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:13:13.028 ID:jgPK6wbcD

遊園地。大勢の一般客たちがアトラクションを楽しむ中、浮いた様子のかずえ。

一人になったかずえがベンチに座り、泣きじゃくっている。

かずえ「ウ……、ウウウ……。ウワアアアアアアア……」

遊園地の中にいる喪黒福造。喪黒は、遠くの方のベンチでかずえが泣いているのを見つける。

かずえの方へ近づき、彼女の隣に座る喪黒。

喪黒「お嬢さん、何か辛い出来事でもあったのですか?」

かずえ「はい……」

喪黒「何なら、私があなたの相談に乗りましょうか?」

かずえ「ええ。実は……」

身振り手振りを交え、喪黒に今日の出来事を説明するかずえ。

喪黒「なるほど。突然の失恋……というわけですか。それはお気の毒ですなぁ」

かずえ「はい。私としてはこれ以上なくショックですよ……」



5:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:15:14.410 ID:jgPK6wbcD

喪黒「まあまあ、細野さん。今日の失恋から立ち直ることは可能なはずです」

かずえ「それができればいいんですけど……。まだ心の準備が……」

喪黒「細野さんはまだ若いですから……。人生はこれからですよ」
   「あなたのような若い人たちのお力に、少しでもなれたらいいのですが……」

喪黒が差し出した名刺には、「ココロのスキマ…お埋めします 喪黒福造」と書かれている。

かずえ「ココロのスキマ、お埋めします!?」

喪黒「実はですねぇ……。私、人々の心のスキマをお埋めするボランティアをしているのですよ」

かずえ「は、はあ……」

喪黒「失恋も貴重な人生経験の一つなのです。それに、長い人生には波乱の出来事も当然含まれていますし……」

かずえ「でも、今日がこんな日になるとは予想もしていなかったんですよ。何しろ、今日は最高の運気の日なのに……」

喪黒「今日が最高の運気の日とは、一体どういうことです?」

かずえ「ほら……。朝のテレビの占いのコーナーでは、私の星座の運気が最高だったんですよ」

喪黒「そうですか……。ところで、細野さんの星座は?」



6:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:17:12.399 ID:jgPK6wbcD

かずえ「おうし座です」

喪黒「ほう……。もしかするとあなた、占いを信じやすい性格でしょう?」

かずえ「その通りです」

喪黒「だとすると、血液型占いとかも……」

かずえ「もちろん、信じていますね」

喪黒「分かりました……。そんなあなたのために、ちょうどいいものがあるんですよ」

鞄から小箱を取り出す喪黒。喪黒が小箱を開けると、中には紺色のカードがいくつも入っている。

かずえ「これは……」

喪黒「タロットカードですよ。今から、あなたの近い未来を占おうと思っています」

かずえ「私の近い未来が分かるんですか?」

喪黒「そうです。私が今からやるタロット占いは、『スリーカード』と呼ばれるやり方です」

タロットカードを切り、ベンチの上に3枚のカードを置く喪黒。



7:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:19:13.412 ID:jgPK6wbcD

喪黒「まずは1枚目、過去のあなたを表すカード……。これは『月』の正位置のカードですか」
   「不安や迷い……。幻にとらわれていて、周囲や現実が見えなくなっているようですねぇ」

かずえ「え、ええ……。言われてみれば、当てはまっているかもしれませんね」

喪黒「次に2枚目、現在のあなたを表すカード……。これは『塔』の正位置のカードですか」
   「予期せぬ災難、崩壊……。突然起きた破局に対し、あなたは為すすべもありません」

かずえ「じゃあ、彼との関係は……」

喪黒「残念ながら、修復不能でしょう。まさに、今のあなたはどん底です」

かずえ「そ、そんな……」

喪黒「しかし……。人間は一度どん底を迎えた後、必ず這い上がるものですから……。元気を出してください」

かずえ「ど、どうも……」

喪黒「そして3枚目、近い未来のあなたを表すカード……。これは『愚者』の正位置のカードですか」
   「新たな始まり、無限の可能性……。全てはこれからであり、何を始めるのもあなた次第です」

かずえ「じゃあ、私は……」



9:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:21:12.257 ID:jgPK6wbcD

喪黒「ひょっとすると、新しい出会いがあるかもしれませんよ」
   「新しく出会った恋人とともに、初恋のように純粋に恋を楽しむ……それが、近い未来のあなたでしょうなぁ」

かずえ「本当にそんなことが起きるんですか?」

喪黒「可能性はかなり高いでしょう。タロットカードが示した答えなのですから……」

かずえ「そんなにすごいんですか?タロット占いって……」

喪黒「はい。直感でカードを選ぶことを通じ、自分の第六感で運命を見抜く……。それがタロット占いの特徴なのです」
   「だから……。タロット占いというものは、どの占いよりも的中率が高いんですよ」

かずえ「へぇ……。ずいぶん奥が深いんですね。タロット占いって……」

喪黒「数あるタロットカードの中でも、占いの的中率が高いのがこのカードなんです」
   「細野さん。このタロットカードをあなたにプレゼントしますよ」

かずえ「えっ、いいんですか?」

喪黒「細野さんの人生のお役に立つのならば、望むところです」
   「このタロットカードは、あなたの生き方をいい方へ導いてくれるでしょう」



10:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:23:20.390 ID:jgPK6wbcD

かずえ「あ、ありがとうございます……。このカード、大事に使いますから……」

喪黒「どういたしまして。その代わり、あなたには約束していただきたいことがあります」

かずえ「約束!?」

喪黒「そうです。このタロットカードで占いをするのは、1日に1回のみにしておいてください」
   「いいですね、約束ですよ!?」

かずえ「わ、分かりました……。喪黒さん」


夜。アパート。かずえはいつの間にか、自分の部屋に帰っている。彼女の頭の中に、喪黒の言葉が思い浮かぶ。

(喪黒「このタロットカードは、あなたの生き方をいい方へ導いてくれるでしょう」)

かずえ(それにしても、不思議な感じの人だったなぁ……)

喪黒から貰った名刺を見るかずえ。

彼女が喪黒から貰った名刺の裏の白地には、BAR「魔の巣」の住所がボールペンで書かれている。



11:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:25:55.786 ID:jgPK6wbcD

コタツに向かい、ノートパソコンを操作するかずえ。パソコンの側には、大学ノートとシャープペンシルがある。

かずえ(なるほど……。タロットカードには、22枚の大アルカナと、56枚の小アルカナがあるのか……)

彼女は、タロットについてネットで検索している。ネットのサイトには、タロットカードの種類が解説されている。

タロットカードの種類について、大学ノートへメモをするかずえ。


東京平成大学。教室内で、経営学入門の授業を受ける学生たち。後ろの方の席に座るかずえ。

教授「テイラーの科学的管理論と、メイヨーの人間関係論の違いは……」

かずえ(果たして、この授業は人生の役に立つんだろうか?私には、そうは思えない……)
     (そもそも、今通っている東京平成大学は三流私大なんだから……)
     (この大学を卒業しても、ろくな仕事が見つからないのは目に見えてるじゃん)

退屈そうな表情で授業を聞くかずえ。教室内には、居眠りをしている学生や、スマホでゲームをしている学生もいる。

大学ノートを眺めるかずえ。これは、タロットカードの種類についてメモをした例のノートだ。



14:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:28:12.584 ID:jgPK6wbcD

とある部屋。室内で、液晶テレビを見るかずえら学生たち。テレビの画面には、何かのアニメが映っている。

かずえのモノローグ(私が所属しているサークルは、いわゆる『オタサー』みたいなものだ)
             (活動内容はオールラウンドに渡っていて、人間関係のつながりも緩やかだ)

一同が見ているアニメは、中世ヨーロッパ風の世界観のようだ。占い師の老婆が水晶玉で、主人公の勇者を占う。

老婆「おお……。おぬしはどうやら、選ばれたお方のようじゃ……」

老婆の託宣に耳を傾ける主人公。テレビの画面を食い入るように見つめるかずえたち。

アニメを見終わり、部屋を出るかずえたち。女子学生がかずえに声をかける。

女子学生「今度、他の大学のサークルと合コンをやろうと思うんだけど……。細野さんも参加する?」

かずえ「うん……。そりゃあ、もちろん私も参加しようと思ってる……」


大学キャンパスを出て、家路をたどるかずえ。かずえの頭の中に、喪黒の言葉が思い浮かぶ。

(喪黒「ひょっとすると、新しい出会いがあるかもしれませんよ」)



15:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:30:17.010 ID:jgPK6wbcD

2週間後、朝。アパート。タロットカードを切り、1枚のカードをコタツの上に置くかずえ。

かずえ「いつも通り、ワンオラクルで占ってみよう。えーと、今日の合コンは……」

かずえはタロットカードをめくる。

かずえ「これは、『太陽』の正位置……!ポジティブなエネルギーに充ち溢れたこのカードなら……」
     「素晴らしい出会いがあるかもしれない!魅力的な人物からプロポーズされるとか……」


夜。居酒屋チェーン店「鳥王子」。

テーブルを囲む大学生たち。テーブルの上には、料理が山のように盛られている。

かずえに、別の大学に通う男子学生――加賀美隆一が声をかける。

隆一「いよぉ、かずえ!久しぶりだな!」

テロップ「加賀美隆一(20) 日東大学2年」

かずえ「あ!隆ちゃん!!」

酒に酔い、話が盛り上がる合コン参加者一同。



16:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:32:39.800 ID:jgPK6wbcD

数日後。BAR「魔の巣」に入店するかずえと隆一。席にいる喪黒。

かずえ「こんにちは、喪黒さん」

喪黒の隣の席に、かずえと隆一が腰掛ける。

喪黒「その様子を見ると……。どうやら、新しい出会いがあったようですなぁ。細野さん」

かずえ「ええ。合コンに参加した場所で幼馴染と出会い、そのまま交際が始まるなんて……」

喪黒「どうです?例のタロットカードの的中率の高さは本物でしょう?」

かずえ「はい。おかげで、私はこのタロットカードに心からハマりました」
     「毎朝ワンオラクルで今日の運勢を占うのが、私の日課になったくらいですから」

喪黒「ほう……、そうですか。ただ、私としては、あなたにどうしても忠告しておきたいことがあるのですよ」

かずえ「は、はあ……」

喪黒「時に、占いに頼るのもいいかもしれません。人間は何かと心に弱さを抱えていますからねぇ……」
   「しかしながら……。自分の人生は、自分自身によって切り拓いていくものなのですから……」
   「従って……。占いの結果は、あくまでも参考程度にとどめておくべきですよ」

かずえ「え、ええ……。十分に承知していますよ」



17:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:34:52.166 ID:jgPK6wbcD

1か月後、朝。アパート。旅行の準備を整えたかずえ。いつもの通り、彼女はワンオラクルでタロット占いをする。

コタツの上に置かれたカードをめくるかずえ。

かずえ「お、『星』の正位置のカードが出た……。明るい未来で、希望が持てる……。よかった……」


新幹線に乗るかずえと隆一。上空は雲ひとつない快晴のようだ。

隆一「かずえー。俺たちの運勢をタロットで占ってみてくれよ」

かずえ「えーーっ!!でも……」

かずえの頭の中に、喪黒による忠告の言葉が思い浮かぶ。

(喪黒このタロットカードで占いをするのは、1日に1回のみにしておいてください」)

隆一「いいから、やってみろよ」

かずえ「しょうがないな……。じゃあ、ヘキサグラムでやってみようか」

座席に付いたテーブルを開くかずえ。彼女はタロットカードを切り、7枚のカードをテーブルの上に置く。



18:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:38:01.175 ID:jgPK6wbcD

かずえ「えーーと……。1枚目の過去を表わすカードは、『節制』の正位置。これまでの私たちは、控え目な関係……」
     「2枚目の現在を表わすカードは、『恋人たち』の正位置。今の私たちは、ラブラブな関係……」
     「3枚目の近い未来を表すカードは、『死神』の正位置。うわっ……!そ、そんな……!!」

隆一「気にすんなって。残りの4枚も見ようよ」

かずえ「4枚目の周囲や状況を表すカードは、『戦車』の逆位置。不安に支配されて暴走……」
     「5枚目の無意識の願望を表すカードは、『悪魔』の正位置。ドロドロとした欲望が渦巻いているってこと……」
     「6枚目の対策を表わすカードは、『月』の逆位置。つまり、幻から覚めて現実を見ろってこと……」

みるみる不安な表情になるかずえ。彼女が7枚目のカードをめくると……。

かずえ「7枚目の最終結果を表すカードは、『世界』の正位置!『世界』のカードは、タロットの中では最高の運気……」
     「や、やった!!私たちの恋愛は、見事に成就するんだ……!!」

憂鬱な表情が一転し、ほっとした顔つきになるかずえ。


高速道路を走る高速バス。乗客は3人だ。かずえと隆一に対し、後ろの座席に座る例の男――喪黒が声をかける。

喪黒「細野かずえさん……。あなた約束を破りましたね」

かずえ「も、喪黒さん……!!」

喪黒「あなたは、ワンオラクルをやるのが日課ですよねぇ」

かずえ「え、ええ……。そうですけど」



19:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:40:29.974 ID:jgPK6wbcD

喪黒「では、これは一体どういうことですか?」

かずえにスマホを見せる喪黒。スマホの画面には、かずえが新幹線でタロット占いを行う写真が写っている。

かずえ「ああっ!!」

喪黒「私は言ったはずです。例のタロットカードで占いをするのは、1日に1回のみにしておけ……と」
   「それにも関わらず……。あなたはワンオラクルに加えて、新幹線内でもタロット占いをしましたねぇ……」

かずえ「す、すみません!!だって、隆ちゃんが頼んだものだから、どうしても……」

喪黒「言い訳はよしてください。約束を破った以上、あなたには罰を受けて貰うしかありません!!」

喪黒は隆一とかずえに右手の人差し指を向ける。

喪黒「ドーーーーーーーーーーーン!!!」

隆一「ギャアアアアアアアアア!!!」  かずえ「キャアアアアアアアアア!!!」


かずえと隆一が乗った高速バスは、枯れ木だらけの林の中を走っている。気がつくと、空は闇夜となっている。

枯れた林の周りには、コウモリが数匹飛んでいる。いくつも錆が浮かび、急に老朽化が進むバスの車体。



20:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/15(月) 18:43:34.765 ID:jgPK6wbcD

隆一「なんか薄気味が悪いところだな……」

かずえ「うん……。喪黒さん、このバスはどこを走っているんですか?あっ、喪黒さんがいない!!」

周囲の様子が変であることに気づき、座席を立つかずえと隆一。2人は運転席に向かう。

かずえ「ねぇ、運転手さん。このバス、本当に目的地へ向かっているんですか……!?」

かずえが運転席の方を見ると……。そこには、制服姿のまま白骨化した運転手が座っている。

骸骨となった運転手の手が、ハンドルを動かす。恐怖のあまり、悲鳴を上げるかずえ。

かずえ「キャアアアアアアアアアッ!!!」


とある道の駅の前にいる喪黒。

喪黒「この世には、理性で説明できない人知を超えた力が、どこかに存在していますが……。占いの神秘もその一つと言えましょう」
   「そもそも、近代を迎える前は、占いは立派な科学として扱われていましたし……。現代でも、占いを信じる人は後を絶ちません」
   「しかし、占いにのめり込み過ぎることは、思考停止につながりますし……。下手をすれば、自分自身を見失う恐れさえもあります」
   「結局のところ……。占いに頼るよりはむしろ、自分の頭でものを考え、自分で人生を切り拓くことこそが大事なのかもしれません」
   「ところで、細野さんたちは占いの通り、めでたく恋愛が成就しそうですねぇ。ただし、2人の恋はあの世で結ばれるわけですが……」
   「オーホッホッホッホッホッホッホ……」

                   ―完―



元スレ
喪黒福造「このタロットカードをあなたにプレゼントしますよ」 女子大生「えっ、いいんですか?」
https://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1539594447/
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