【艦これ】提督「朝起きたら艦娘が爆乳になっていた」
よろしくお願いします
過去作
【艦これ】叢雲「傍にいるだけで幸せ」
【艦これ】叢雲「甘えたな提督」
【艦これ】提督「霞にケッコンを申し込んだら意外にもOKを貰ってしまった」
霞「はいおはよう。……ちょっと、座った瞬間眠らないでよ! あーもう寝癖もつきっぱなしだし、シャキッとしなさいな!!」
提督「あー……いやー、最近夢も見ないくらい爆睡してんのに疲れが取れなくてな……。まあちょっともっかい顔洗ってくるよ」
提督「ってか霞はまた執務室で寝てたのか? 秘書艦とはいえ寝るときは部屋に戻ってもいいんだぞ?」
霞「アンタがキッチリ時間通りにシャキッと起きてくれたら私もそうするわよ」
提督「うへー耳が痛い。……それじゃあちょっと顔洗ってくるわ」
霞「はいはい、ついでに寝癖も治しなさいよ。そんなだらしない姿を他の子に見せないようにね」
ドタドタドタドタ
「し、司令官!!!」
提督「ん?」
吹雪「ど、どどどどどうしましょう!!!」バイーン
提督「」
霞「」
吹雪「なにも詰めてないですよ!! きょ、今日朝起きたらいきなりこんなことになっていて!!」
霞「いきなりそんなことになるわけないでしょうが!? なにその大きさ! 愛宕さんや高雄さんじゃあるまいし!」
提督(む、胸に押されて服がパツパツに……!)
霞「どこみてんのこのクズ!!」スパァン!
提督「イギん!!」
吹雪「///」
吹雪「す、すみません……」
提督「それと、その、ソレはお前だけなのか?」
吹雪「あっ、そうです! それが他の子もみんな――」
提督「……みんな?」
深雪「おーーいしれーかーーん!! これみろよーー!!」バルンバルン
磯波「み、深雪ちゃん……! そんなに走ったら……!!」バインバイン
初雪「…………重い」ドタプーン
提督「」
霞「……」ペターン
提督「グエッ!」
叢雲「これは一体どーいうことなのどういう了見なの!? どうせアンタが1枚2枚噛んでるんでしょ!! こんなんじゃ出撃もなにもできないじゃない!!」
提督「し、知らん知らん!! 俺だって今吹雪から始めて聞いたんだよ!! というか吹雪型全員なんだこの豊胸率!?」
深雪「ほらみろよ! モチモチだぜ!」
吹雪「み、深雪ちゃん揉んじゃダメ!!」
提督「………………」
叢雲「みてんじゃないわよーーーーーーッッッッッ!!!!」
提督「ゲフゥッッッッッ!!!!」
霞「……」ペタペタ
提督「……霞? なに自分の胸見てんだ」
霞「ハッ……べ、別に見てなんかないわよ!! なに見ないでよキモいわよこのクズ!!」
提督「ひ、ひでぇ……! ……ま、まあなんで霞が爆乳化していないのかはとりあえず置いておいて、この被害の状況を確認しなくちゃな……」
「司令官、失礼致します!」
霞「あ、朝潮姉さん!」
提督「おう、入っていいぞ。どうした朝潮……」
朝潮「はっ! 司令官、朝起きたら胸がこのようになっていました!」バクニューーウ
霞「イヤァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
提督「か、霞ーーーーーーッッッッッ!!!」
提督「あ、朝潮、それは中になにか詰めているんだろう!? そうなんだろう!?」
朝潮「いえ! 私も驚きましたが紛れもなく本物です!!」
朝潮「それと妹たちも全員胸が非常に大きくなっており、もしや霞もかと思ったのですが……」
霞「妹たちも……? 大潮姉さんも? 満潮姉さんも? 霰もなの??」
朝潮「ええ。とりあえず妹たちは部屋に待機させております!」
提督「そ、そうか。いい判断だ。……これはマジで全艦娘たちを調べた方がいいか……?」
朝潮「それと荒潮と大潮からの伝言があります」
提督「なに?」
荒潮『提督が大好きなカラダになっちゃったわ?? 他の子に手を出しちゃダ・メ・よ?』
提督「出さねえよ!!!……多分」
霞「多分!?」
朝潮「それと……」
大潮『小さな体に大きなお胸!! 大潮、アゲアゲです!!!』
提督「やかましい!」
霞「……ええ、なんとかね……」
提督「よし、それじゃあどこ行くかな……。正直駆逐艦は2連続で目撃してちょっと間を置いていきたい」
霞「なら軽巡寮にでもいくわよ。……神通さんが心配だわ」
提督「わかった、それじゃああいつらの部屋に行くぞ」
提督「おーーい川内ー……は寝てるか。神通ー! 那珂ちゃーーん!!」ドンドン
「て、提督!? ダメ!! 今は入っちゃダメだから!!」
提督「那珂……その様子だとやはり爆乳化してるみたいだな……」
「なんで知ってるのーー!! これじゃあグラビアアイドル路線決定だよーーーっっ!!」
「あ、あの提督……! 申し訳ございませんが部屋に入るのは待っていただけると……キャッ!」
「わー! ワイシャツのボタンが弾けた!!」
提督「……………………」
霞「なに想像してんのよこのド変態クズ!!!」ゲシィッ!
提督「グゥゥッッ!!!!!」
「そ、その声は霞ちゃん!? あなたは大丈夫なの!?」
提督「ああ、何故か霞だけは今まで通りのペタンコだ」
霞「るっさい!!!」ドガッ
提督「イギッ! ……ご、ゴホン。すまないが霞だけは中に入れてくれないか。おそらく川内もなんだろう?」
「わ、わかりました……」
「提督は絶対に見ちゃダメなんだからね!!」
霞「大丈夫よ。覗こうとしたら即座に目を潰すわ」
提督「ヒィ!」
那珂「わー、本当に霞ちゃんは今まで通りだ」バイーーン
神通「霞ちゃん、こんな格好で御免なさい……」パツンパツン
霞「い、いえ……! これクズ……司令官のシャツです!」
那珂「わーい! これでなんとか前を隠せるよー! ありがとー!」バルンバルン
神通「な、那珂ちゃんそんな飛び跳ねると……!」
霞「そ、それと川内さんは?」
「ここにいるよ?」
霞「えっ!? こんな早くに起きているなんて--」
川内「いやー、なんか寝苦しくてさ?。んで、これなに?」ボイーーーン
提督「お、出てきたか。どうだった」
霞「………………」
提督「……霞?」
霞「……川内さんも、神通さんも、那珂さんも……凄かったわ……」
提督「そうか、よしじゃあ俺も少し確認を」
霞「ハッ!」グサッ
提督「目がァァァァァァァァァァ!!!!」
提督(普段控えめなサイズの子も霞以外全員が爆乳と化していた)
提督(ならばただでさえ大きかったならば一体どうなっているのか? そう思いここにきて見たが……)
霞「……は、早く開けなさいよ」
提督「いや……ただでさえ大きい奴らだぞ……もしかしたら部屋が巨大化した乳で埋もれてるかも……」
霞「そ、そんなこと……あるわけ……」
提督、霞(ど、ドアを開けるのが怖い……!!)
「あらぁ? 提督?? そこにいるんですか??」
提督「あ、愛宕! 愛宕たちは大丈夫か!?」
「うーーん、大丈夫かって言われると~……」
「大丈夫なワケねえだろ!! こりゃ一体どういうことだよ!!」
提督「ゲッ、摩耶」
「摩耶ちゃーん、そんな言葉遣いダメよ~」
「提督! その、この改装は一体なんの意味があるのでしょう!!」
提督「別に俺が命じたわけじゃない!! 着替えのための大きめのシャツを持ってきた! いいか、開けるぞ!!」
霞「なにナチュラルにアンタが入ろうとしてんのよ!!」
「あ、ちょっと待ってくださいね~今着れるものがなくて……タオルなら一応隠せるかしら」
「うわあああああああ!! 開けんなあああああああああ!!!」ガチャン
「ま、摩耶! 司令官さんドアから離れて!!」
提督「バッ……霞! 離れろ!!」
霞「あーーもう!!!」
ババババババババ!!!!
高雄「ああ……! ドアが粉々に!」
愛宕「も?、摩耶ちゃん恥ずかしいのはわかるけどドアを撃つのはやりすぎよ~」
摩耶「で、でも!」
鳥海「それにドアが壊れたっていうことは……」
提督「……うぉぉぉ……これはこれは……いやなんとも……」
愛宕「あらあら?」ドッッタプン
高雄「てっ……!」バルルンバルルン
鳥海「やっぱりーっ!」ババっ
摩耶「あっ……///!?」バッ
提督「鳥海、摩耶、隠せてないぞ」
摩耶「見てんじゃねえよこのクソ変態野郎!!! バカーーーーっっっ!!!」
霞「余計な問題を起こすなーーーーっっっっ!!!」
霞「ちゃんと全部付いてるわよ。ったく、その程度で済んでありがたいと思いなさいな」
提督「うーん流石に記憶をなくさせるために顔殴られまくるのは見物料としては高すぎる気が……」
青葉「面白い顔シャッターチャーーンあっ走ると胸の付け根が痛い!!」ズシャアア
提督「うわぁいきなりおっぱいが出てきて転びやがった!!」
霞「青葉!?」
青葉「やははは……いやー朝起きたらこんな巨大な胸部装甲が付いてまして……。こんなんじゃ走ることも隠れることもできないから私に対してのパパラッチ対策かと思っていたんですが……」
提督「俺の放送を聞いてさてはこの鎮守府全体に起こっていると察し即取材しまくってたわけか」
青葉「ご明察!」タップン
青葉「いやいや、100人以上いるこの鎮守府で1人で調べるのにはやや無理があると思いまして! 不肖この青葉! こんな取材をやっておりました!」スッ
提督「写真を胸の谷間から出すな!! なんだこれ……は……」
五十鈴<ボインボイーーーン
天龍<パッツンパッツン
龍田<ボタンが弾ける瞬間
伊19、伊8<ボイーーーーーンとバイーーーーンで乳合わせ(裏に『部屋で待っているのね?』と書かれている)
伊58<パッツパツ
提督「許す!!」
青葉「ありがとうございます!」
霞「許すな!!!!」ゲシッゲシィッ!
霞「……」ガチャン
提督「ってのは冗談だ!! さあみんなで仲良く空母寮に行こうか!!」
霞「ったく……。あー……加賀さんたちを想像するだけで頭痛くなってくるわ……」
青葉「でもなんで霞さんだけ大きくなってないんですかね? 秘書艦の仕事で執務室で寝ていたからですか?」
提督「あーそうかもなー……。うん」
青葉「……司令官?? 青葉の目はこのおっきな膨らみではないですよ??」
提督「ばっ、べ、別に見てなんかねーし!」
青葉「いやー今までこんな経験なかったのであれでしたが、本当に殿方の視線というのはわかるものなんですね?」
霞「……クズ」
提督「……なんか今までの中で1番心に来たわ……」
提督(そして俺たちはそのまま空母寮に来たわけだが)
「うわああああああああ!!!!」
提督「なんだなんだやかましいな」
霞「ちょっとー! 加賀さん、赤城さん、大丈夫なのー?」ドンドン
「て、提督!?」
「……おはようございます、提督。何か御用でしょうか」
提督「その声は加賀か? 用というか今朝からの艦娘爆乳化現象についてなんだが」
「うわあああああああん!!!」
「な、泣き止んで瑞鶴! きっとなにかの間違いよ!」
提督「……なんだ? 瑞鶴がどうかしたのか?」
「……直接見ていただいた方がわかりやすいでしょう。どうぞお入り下さい」
提督「あ、ああ。入るぞ」ガチャリ
赤城「よしよし、泣かないで」ボイーーン
翔鶴「おはようございます提督……あら?」バイーン
提督(うーーんやはり空母も爆乳化してるのか……。和服系だから着るものがないってことにはなってないみたいだが……ん?)
翔鶴「霞ちゃん……その姿は?」
加賀「あら、この子以外にも難を逃れた子がいたのね」
瑞鶴「わああああああ!!! がずみーーーーー!!!!!」ペターーーーン
提督「なにぃっ!??!?!?」
霞「あーもう鬱陶しい!! いきなり抱きつかないでよ!!」
翔鶴「その時までは、その、限られた人たちだけの改装だと思っていたらしく……そのあと偶然龍驤さんにお会いして」
龍驤『いやーー! ウチの願いがよーーやく叶ったわ!! 毎晩神棚にお参りしていた甲斐があったんかなぁ! ……なんや? 瑞鶴は違うんか?』タプタプ
龍驤『ははーん、さては司令官にイジワルしとったから改装後回しにされたんちゃうんか?? 今のうちにごめんなさいしといたほうがええかも知れへんで?……なんてなー!』タプンタプン
瑞鶴「……なーんかおかしいな? って思って蒼龍さんたちのところに行ったらただでさえ凄いのがさらに凄いことになってて……そして、加賀さんたちのとこも……うわああああああん!!」
提督「おお……瑞鶴がこんなに泣くの久しぶりに見た……」
瑞鶴「霞を見て確信した!! ごめんなさい! もう提督に爆撃とかしないから私にも改装してよーーーー!!!! うわーーーん!!」
翔鶴「わ、私からもお願いします! 瑞鶴は照れ屋さんなところがあるけど根はとてもいい子なんです!!」
提督「いやぁ……そう言われてもな……」
提督「そういうことだ。それに叢雲や満潮、青葉に聞いたが曙も爆乳化している……俺に対する暴言とかは全く関係ないよ。……それにだな、俺がそんな陰湿な嫌がらせのようなことをするわけがないだろう?」
瑞鶴「……本当に?」
提督「本当本当。それにそんなんで根に持つような人間なら霞を秘書艦にするわけないだろ」
霞「なによそれどういう意味!?」
提督「……いつも頼りにしてるって意味だ」
霞「テキトー言うなこのクズ!」ゲシッ
提督「イィンっ!」
提督「……んっ、ああそうだな」
霞「なによ今の間は」
提督「違う別に目を奪われてたわけではない。駆逐艦1隻空母1隻じゃどうもできないと思っていただけだだからその装備をゆっくりおろせ!!! 瑞鶴も静かに構えるな!! 今さっき約束したばかりだろうが!!」
赤城「提督さん? 朝からそんなことでは困りますよ?」
提督「なんだ赤城、まるで夜ならいいみたいな発言はおいバカ加賀まで弓引こうとするな今自分で無理って言っただろ!! 乳がもげるぞやめとけ!! ええい仕方ないだろ男なんだから!!」
青葉「そうです! 提督の机の下から2番目の引き出しにはちょうど皆さんくらいのサイズのバストのエッチなビデオがあるんです! ねえ司令官、仕方ないですよね!」
提督「ああそうだな青葉お前地獄で呪い続けてやるから覚悟しとけよ」
加賀「………………ええ、大丈夫」
翔鶴「あとでオロナイン持ってきますね」
青葉「さて、加賀さんが一瞬痛みで失神しかけましたがなんとかなったみたいですね。提督さんは大丈夫ですか?」
提督「……マジで死ぬかと思った。加賀の狙いがブレてなかったら確実に死んでた……」
青葉「それは何よりです。あ、明石さん終わったんで入ってきてくださーい」
明石「はいはーい……いやー、まさか来たとたん戦場に巻き込まれるとは思ってませんでしたよ。流石の私でも人は治せないので気をつけて下さいね?」ボインボイン
提督「はい……というかやっぱりお前もなのか……」
霞「えっ!?」
瑞鶴「ほ、本当!!」
提督「というかやっぱお前がなんかやらかしたのか」
明石「お前が、ってなんですかー。人聞き悪いなぁもう……。正解ですけど」
青葉「それで? 明石さんの作った発明品か何かなんです?」
明石「ええ、この前暇つぶしに惚れ薬ってのを作ってみまして」
加賀「……そんなものを暇つぶしに作らないで頂戴」
明石「いや?耳が痛い……。まあそれは結局失敗作だったのでそのまま放置していたんですけど、ほら、昨日食堂にアロマディフューザー設置したじゃないですか」
赤城「ああ、あの可愛らしい卵型の小さいやつですね?」
翔鶴「あっ、確かにありました! 各テーブルに置いてあったんですけどあれそういうものだったんですね……それで、それとその惚れ薬とがどんな関係が?」
明石「それが本当は普通のアロマを焚いてみる予定だったんですけど……」
提督「……間違えてその惚れ薬を焚いたのか……?」
明石「そうですそうです。それで昨日食堂にご飯を食べに来た子たち……つまりウチの鎮守府の子全員にその惚れ薬の効果を発揮してしまったわけなんです」
提督「なるほどな……。俺と霞はいつも執務室で食ってるから難を逃れていたってわけか……」
霞「……でもそれっておかしいじゃない。惚れ薬って、私が知ってるのは効果が現れたら誰かを好きになっちゃう~、とかそんなのでしょう?」
明石「そこが失敗作の原因なんですよねー。本来はそういう効果なんですけど、これはその逆で、つまり『好きな人好みの姿になって、好きな人に惚れてもらう』って感じなんです」
提督「……へっ?」
明石「だから今爆乳化しちゃってる子たちはみーんな提督さんのことが好きで、提督さんに振り向いてもらいたいから爆乳化しちゃったんです!」タユンッ!
加賀「なっ……」
赤城「あ、あらあら……」
翔鶴「ええっ……!」
青葉「いや~……あははは……///」
瑞鶴「へ……」
霞「は?」
明石(……あっ、これ私ただの告白じゃん///)
提督「……へぇっ!?」
提督「誤魔化し方が致命的に下手くそかよ……。いやまあ……それはいいんだけど……」
瑞鶴「……」
提督「……俺瑞鶴に嫌われてたのか……ヤッベなんか普通に泣きそう」ウルッ
瑞鶴「ちょっとやめてよ! 違うってばぁ!!」
明石「あー……いや、これは提督が嫌いだからってわけじゃなくてですね……。これ言ってもいいのかな」
加賀「何? 何かあるならさっさと言いなさい」
明石「いやぁ、この媚薬って『好きになってもらいたいけどもらえない』って欲求不満があればあるほど大きな効果が出るんですよ。だからこれはどっちかっていうと……」
青葉「嫌いというよりその不満を上手く解消してるって感じなんですかね? はい司令官逃げようとしなーい!」ガシッポヨン
提督「グエッ(あっでも柔らかい!)」
加賀「何逃げようとしているの? 五航戦」ギリギリギリ
瑞鶴「ヒッ! し、知りません!! 不満解消とか全く心当たりありません!!」
明石「でも欲求不満を1人で解消することはできませんからねー。余計に肥大化するだけですし。隠れて提督さんとイチャイチャしてたんじゃないですか??」
翔鶴「ま、待ってください! 瑞鶴はそんな大胆なことができる子じゃありません!!」
瑞鶴「そーよそーよ! 別に提督とイチャイチャ……なん、て……」
加賀「待ちなさいなんでそこで察したような顔をして俯くの」
翔鶴「ずい……かく……?」
瑞鶴「い、いや! 違う!! アレはそういうんじゃないから!! ね、提督!!」
提督「ああ!! 俺たちは何にもやましいことなんて--」
翔鶴「……2人とも……」
提瑞「「ヒィッ!」」
翔鶴「正直に……話して……くれますよね……?」ニッコリ
提瑞「「ヒイイイッ!!」」
提督「ふぅ……今日も疲れたな……。あー執務室から見る海は綺麗だ……ん?」
提督(あれ座ってるの瑞鶴か? 1人で何やってんだアイツ……)
提督(うーん、なんか気になるし気分転換の散歩ついでに会いに行ってやるかな)
~~~~~~~~~~~~~~~
提督「おーい、何やってんだ~?」
瑞鶴「!……っ」ゴシゴシ
瑞鶴「な、なぁに提督! また仕事サボってるの?」
提督「いやただの気分転換だよ……なんだお前、泣いてたのか?」
瑞鶴「ば、バカ! 泣いてなんかないわよ! ないて……なんて……」ウル……
提督「ったくわかったわかった。ただまあ、なんだ。一応これでも俺はお前の上司なんだ。部下のメンタルケアも仕事のうちってーか……。……何かあったのか?」
瑞鶴「別になんでもないわよ! もう、どっかいってて!」グスッ
提督「まあお前がそれでいいならいいけどな。……俺は執務室に戻る。気が向いたらこい」
瑞鶴「………………」
瑞鶴「……失礼します……」ガチャリ
提督「ん、来たか。ドアの鍵閉めてそのソファー座っとけ、今ココア淹れてやる」
瑞鶴「ぷっ……提督がココアって……おっかしーんだ」
提督「うるせえ。寝つき悪いから毎晩飲んでるんだよ。いつも淹れてくれる霞ほどじゃないが、まあ誰が作っても似たようなもんだろ。ほれ」
瑞鶴「ありがとう、いただきます……」
提督「ん……。うん美味い」
瑞鶴「ん、本当……」
提督「…………」ズズ……
瑞鶴「…………」ズズ……
瑞鶴「……聞かないの?」
提督「ん? お前が話したいタイミングでいいよ。別にこれから用事はないし誰も入ってこねえだろ? ゆっくりでいいよ」
瑞鶴「そっか……。意外と優しいんだね、提督って」
提督「意外とはなんだ意外とは。いつでも優しい提督さんだろうが」
瑞鶴「そして赤城さんや翔鶴ねえは大丈夫って言ってくれてんだけど、なんていうか……自分がすごく情けなく思えちゃってさ」
瑞鶴「なんでかな? いつもは怒られても慰められても泣くほどじゃなかったのにさ。今日に限って私こんな泣き虫になっちゃって……そっからドンドン思考が変な方に行って止まらなくなって……」ポロポロ
瑞鶴「私……ほんとダメな子だ……」ポロポロ
提督「瑞鶴……」
瑞鶴「……ごめん提督……胸借りてもいいかな?」
提督「おう、どんとこい。幾らでも貸してやる」
瑞鶴「フフッ……ありがと……」
瑞鶴「うわああああああああん」
提督「…………」ヨシヨシ
瑞鶴「ん……。ちゃんと頭ではわかってるんだけどね。加賀さんは別に私が嫌いだからツラく当たってるわけじゃないって事くらい」
提督「それがわかってるなら大丈夫さ。自分の想像以上に凹む時は俺にだってある」
瑞鶴「へー? 例えば?」
提督「いつもは小憎たらしいお転婆な部下がメンタルやられてんのに気づけなかった時とか」
瑞鶴「……っ! ……もう、誰がお転婆よ。私のはお茶目って言うのよ、お・茶・目」
提督「へいへい……まあそれだけ言えるんならだいぶ回復したんだな。それ飲み終わったら部屋に戻りな」
瑞鶴「ん……」ギュ……
提督「……瑞鶴?」
瑞鶴「いや……部屋戻ったら加賀さんたちと顔合わせることになるわけじゃん? だからもっと慰めてもらって提督エネルギーを充電しようかなーって」
提督「はいはい……」
提督「なんだ? 充電完了か?」
瑞鶴「んーんまだまだっぽい」
提督「もうそれなりに抱きつかれてるんだけどな……? バッテリー交換した方がいいんじゃないか??」
瑞鶴「充電方法が悪いのよ! ……だから、さ、もっと慰めてよ……」
提督「……バカ言うな。そんな変なこと言うなら無理矢理でも部屋返すぞ」
瑞鶴「変じゃないよ……提督だってほら……ね?」
提督「ね? じゃない! いいか、そういうのはちゃんと――っ!」
瑞鶴「………………ね、これでも、ダメ?」プハッ
瑞鶴「一回だけ。今日一回だけでいいから、さ。提督も凹んでんでしょ? ならお互い慰め合おうよ……」
~~~~~~~~~~~~~~~
瑞鶴「もうお嫁にいけない……」シクシク
明石(えっ、他に嫁ぐ気だったんですか!?)
提督「……俺がいるだろ」ボソッ
瑞鶴「あ、そうか」ボソッ
加賀「……………………………」ギリギリギリギリ
赤城「ああ! 加賀さんが無表情で弓を握りしめてる!! どうどう……」
翔鶴「瑞鶴……いつまでも純粋な子だと思っていたのに……いつのまにそんなオトナのカケヒキなんて……」サメザメ
青葉「コッチはコッチで思わぬ妹の成長にショックを隠せてないですねぇ……」
霞「はぁ……そう言うことだったのね。……ちょっと司令官、こっち来なさい」
提督「な、なんだよ霞……言っとくが別にこの件で仕事を疎かにとかはしてな--」
霞「フッ!」タマキーン
提督「ア°ッ!?」ドシャア
瑞鶴「提督ーーーーー!!!!」
明石「へっ? え、ええっと……個人差はありますがあって今日一日くらいでしょうか……? 夕ご飯の時間くらいになったら次第に治るかと……」
霞「そ。なら自分の部下に手を出すクズの成敗もしたし、これにて一件落着ね」
青葉「ええ……」
赤城「落着にしては暴力的すぎでは……?」
霞「別に誰にも気づかれないようにやるんなら私だってここまでうるさく言わないわよ。次からは上手くやんなさい」
加賀「……あなたは気付いていたというの? その、提督の情事を」
霞「誰がコイツの部屋を掃除してると思ってんのよ。寝室にコイツでも私でもない長い髪が落ちてたら嫌でも想像つくわ」
瑞鶴「あっ……!」カオマッカ
霞「ま、黒髪なんてウチには結構な数いるから誰それってまではわかんなかったけどね。はい! これでこの件はおしまい。私はぶっ倒れてるコイツを部屋に連れてくわ……目が覚め次第説教だけど」
霞「あのねぇ、私もそういう関係になることを否定しているワケじゃないの。でもコレは曲がりなりにも指揮をとる立場なのよ? その特別な感情でもしかしたら重大なミスを戦場で起こすかもしれないわ」
霞「それにそんな間違いがなかったとしても誰かを特別扱いしようとする司令官の不審な動きは艦隊全体の疑惑や士気に関わるの」
霞「だからそういう関係になるならハッキリと周りに言う! 隠れてひっそりコソコソしない!! 順番が違うのよ順番が! わかる?」
瑞鶴「……ぐぅ」
明石「うーんぐうの音もでないとはこのことですね」
加賀「……まあ、言っていることは正論ね。やり方は少々乱暴が過ぎるけれど」
霞「これが私のやり方なの。ま、近々瑞鶴のとこに行かせてこれからのことを話し合わせるようによぉーーーーっく言い聞かせておくから安心しなさいな」
赤城「朝胸が大きくなったと思ったらまさかこんな話になるとは思ってもみませんでした……」
加賀(五航戦……いえ、単純に他の女の後を追うことになっているなんてね。それにライバルだってまだまだ多い……)
加賀「……だからって負けるわけには行かないわ。一航戦の誇りにかけて」
赤城「はい! 私も負けませんからね!」
翔鶴「わ、私もです!」
明石「ライバルがわかったのは収穫……でも数が多すぎる……ここはやっぱ新しい強力な媚薬を……」ブツブツ
瑞鶴「ちょ、ちょっと待ってよ!! せ、正妻は私!! 私だから!! 私なんだからねーーっ!!!」
青葉(確か霞さんが2人分のご飯を食堂で受け取って、司令室に持って行っているはず……。なら、霞さんも惚れ薬を嗅いでいたのでは?)
青葉(テーブルについてなくて他の人たちより量が少なかったから影響がなかったのか……もしくは……)
青葉(……瑞鶴さんと同じく不満を解消していたから……?)
青葉(そういえば司令官は最近寝起きがだらしないってメモ帳に書いていたっけ……ん? ポケットに何か入って……)
『深入りするな』
青葉(………………青葉、しーらないっと!)
『提督「あー……いやー、最近夢も見ないくらい爆睡してんのに疲れが取れなくてな……」』
『提督「ってか霞はまた執務室で寝てたのか? 』
『提督「寝つき悪いから毎晩飲んでるんだよ。いつも淹れてくれる霞ほどじゃないが、まあ誰が作っても似たようなもんだろ』
~~~~~~~~~~~~~~~
霞『……はい、ココア。なんでも寝る前のホットココアは睡眠の質を高める効果があるそうよ。提督業は忙しいんだから休める時はしっかり休むようにしておきなさい』
霞『アンタは自分で作るのは面倒くさがりそうだから、これくらいなら私が作ったげるわ。そして飲んだらさっさと寝なさいね』
霞『……なに? ココアを飲んでホッとしたら急に眠気が襲ってきた? ね、言った通りでしょう? ……ほら、さっさとベットに行きなさいな……』
霞『ええ……おやすみ。いい夢を……司令官』
~~~~~~~~~~~~~~~
「アンタが誰を選ぼうとそれはアンタの勝手だわ」
「でもアンタの一番近くにいるのは私じゃなきゃダメなの。……だって、私が一番最初にアンタを好きになって、アンタと結ばれたんだもの」
「順番が違うのよ順番が……そうでしょう?」
「さっきは蹴っちゃってごめんなさいね。……今日は優しくしてあげるわ――」
艦娘が爆乳になるってネタは30分で思いついたのにオチ考えるのに一週間かかりました
コメントとかあったら狂喜乱舞します
あと久しぶりにSS書いたから自分のトリップ忘れてて草
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「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (35)
-
- 2018年10月15日 07:32
- こいつは最高だぜ
-
- 2018年10月15日 07:40
- 落ちがこえええ!!
-
- 2018年10月15日 07:56
- あれだけいた艦これSS書いてた人達どこいったんだ?
-
- 2018年10月15日 08:01
- 霞は卑しい女ズイ…。
-
- 2018年10月15日 08:07
- ※3
ここがまとめてないのとSS速報が落ちてたからな
まぁSS速報さっき復旧したんだけど
-
- 2018年10月15日 08:29
- マジで復活してたwwしかももう新しく艦これSSが立ち上がってるwww
艦これSSは復活するんだ
悲しみの弔鐘はもう鳴り止んだ
君は輝ける人生の、その一歩を、再び踏み出す時が来たんだ
-
- 2018年10月15日 08:36
- よかた
-
- 2018年10月15日 08:39
- 瑞鳳の胸は?
ねえ、瑞鳳は?
-
- 2018年10月15日 08:50
- かしゅみママァ…
-
- 2018年10月15日 09:12
- AVてきには爆乳が好きだが、実際はちっぱい好きとは・・・この提督なかなかやるな
-
- 2018年10月15日 09:27
- 自分からは一切手を出してないんですがそれは。
-
- 2018年10月15日 09:39
- 出来ましたよ…見てください……
駆逐艦の胸部装甲を戦艦サイズに改修できる艤装の完成品です…!
-
- 2018年10月15日 09:47
- SS速報VIP復活した
-
- 2018年10月15日 10:02
- 面白い。
爆乳、で見るの迷ったけど読んで良かった
>提督「……俺瑞鶴に嫌われてたのか……ヤッベなんか普通に泣きそう」ウルッ
瑞鶴としっぽりしてるのに、この反応はおかしくない?
-
- 2018年10月15日 10:58
- ※14
お前がちゃんと読んで無いのは分かった。
-
- 2018年10月15日 11:13
- すいませーん憲兵ですけどー
夜の不満解消の描写まーだ時間かかりそうですかねー?
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- 2018年10月15日 13:01
- 爆乳だからまだよかったけどこれで艦娘が全員海防艦サイズになったらえらいことだったな
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- 2018年10月15日 13:49
- 瑞鶴は一応同意の上でコトに及んだわけだが、霞は?
パッとみココアで眠らせて知らない間にって読み取れるんたが…
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- 2018年10月15日 14:14
- ※18
深 入 り す る な
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- 2018年10月15日 17:31
- 自分より先行してる相手は隙をついた乱暴な正論でおさえつけ、
そのクセ自分はこっそり薬剤使用、
更に気づきそうな奴には恫喝、あまつさえ平然と金的
なんだこのやりたい放題のガチクズは……
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- 2018年10月15日 19:24
- 秘書艦が昏睡レ○プ犯だった件…
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- 2018年10月15日 21:08
- 他所提督(みこしろ愛読者)「明石ーあの鎮守府の明石さんが造ったのと同じ薬と洗脳装置造ってー♪」
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- 2018年10月16日 14:12
- ●女の子
●水泳部と空手部を掛け持ち→経歴を活かして海軍に
●睡眠薬
KSM姉貴はやj(ドカン
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- 2018年10月16日 22:48
- デカイのなんて邪道
はっきりわかんだね
つるぺたが勝利してるし
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- 2018年10月17日 00:20
- JK瑞鶴とセクロスしたいとかいう薄い本で瑞鶴好きななったわ
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- 2018年10月17日 23:22
- 鈴谷も出してくれよオラァン!
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- 2018年10月17日 23:44
- うほっ、いいSS。
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- 2018年10月19日 02:05
- 提督「霞。お茶いれてくれ」
霞「この屑。お茶じゃなくてココアしかないじゃない!」
提督「んじゃココアで。」
霞「サッー(迫真)」
野獣と化した名提督製造艦娘。
なお本人の口から「クズ提督の事が好きだったんだよ!!」とは言えてないんですかね?
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- 2018年10月20日 20:15
- 前の3作が面白かったから期待したけど、今作は微妙かな…
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- 2018年10月21日 00:47
- ここは下北沢鎮守府だったのか…(困惑)
次回作は瑞鶴との関係をズルズル続ける提督に霞がブチギレて、提督を監禁虐待するSSですかね(マジキチ)
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- 2018年10月25日 02:04
- 最高じゃねえか!!
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- 2018年10月26日 01:40
- ※30
提督「クォクォア・・・」
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- 2018年10月27日 15:10
- 提督が無理矢理犯したならともかく同意の上で致したのに正論に見せかけた暴論で蹴るとか軍法会議だろ
艦これってゲームはこんな奴を使わなきゃいけないのか?
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- 2018年11月24日 21:20
- 久しぶりに楽しい艦これSSを読んだ
○○可愛いよ○○
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- 2018年12月13日 04:13
- 瑞鶴大勝利やんけ!
マイリスぶち込んでやるぜ