【シャニマス】恋鐘「クリスマスイベントのお仕事?」
――冬、事務所
ガチャッ!
恋鐘「っはぁ~! なして今日はこんな寒いんやろうかぁ」
恋鐘「こんな寒さやと、きっとレッスン場もかまくらの中みたいに寒い決まっとるばい……」
P「お、来たか恋鐘。おはよう」
恋鐘「あっ、おはようプロデューサー……ってあれ、そこのソファに掛けとる毛布、どげんしたと?」
P「ん? ああこれか、ちょっと昨日やってた仕事が終わらなくてな」
恋鐘「あーっ! もしかしてプロデューサー、こんな寒い日に事務所に泊まったと? 風邪引くけん、ちゃーんと帰らんとあかんよ!」
P「ははは、今日はちゃんと帰るよ。さてと……それじゃ恋鐘、ほらこの資料」
恋鐘「なんね? あっ、もしかして……」
P「次の仕事の資料だよ」
恋鐘「クリスマスフェスティバルイベント……おおぉ~、クリスマスのお仕事ばい!」
P「ショッピングモールに併設されているステージに出るイベントなんだが、予定あったか?」
恋鐘「アイドルがクリスマスにお仕事せんでどげんするたい! この仕事、うちがばーっちりこなしてみせるばい!」
P「よし! それじゃあこの仕事の担当は恋鐘に決定だ。といっても、元々先方からは元気いっぱいの明るい子がいいって言われていたから、恋鐘に声掛けたんだけどな」
恋鐘「うちならいつでも元気満タン、どんなお仕事もどーんと任せんしゃい!」
恋鐘「ふっふ~ん、来てくれたお客さんみんなに楽しんでもらわんといかんね。早速プロデューサーと打合せせんと!」
P「おいおい、いまからそんなに張り切ってると途中でガス欠するかもしれないぞ?」
恋鐘「うちのやる気は底知らずけん、冬の寒さに負けんくらい頑張るばい!」
P「どうした? 資料で気になるところでもあったか?」
恋鐘「『クリスマス期間中はモール内の各店舗のオープンスペースで特別メニューの調理実演提供、最終日にはステージイベントも』ふんふん」
P「……言っておくが、ダメだぞ」
恋鐘「ええ~! まだうち何もいっとらんよ!?」
P「料理したいって顔に書いていたからさ。だけどステージイベントまでの仕事も別にあるからな」
恋鐘「でもプロデューサー、うちの特技分かっとるやろ?」
恋鐘「クリスマス美味しい料理ば出せて、歌って踊れる無敵のアイドル! 完璧やなかと?」
→「確かに恋鐘の料理は美味しいからな」
「うーん、そう言われても」
「それじゃあ主催側と調整してみるか」
P「確かに恋鐘の料理は美味しいからな」
恋鐘「せやろー? プロデューサーもうちの手料理は美味しいっていっとったろ?」
恋鐘「それにこれなら料理しとるとこも見てもらえるけん、立派なアピールになると思わん?」
P「……そうだな。本当はステージに出る日以外は、グッズの配布とトークショーに出てもらおうと思ってたけど」
P「グッズの配布のスケジュールを、どこかのスペースを借りさせてもらって調理の実演コーナーに変更できるか話してみようか」
恋鐘「おお~、それでこそうちのプロデューサーたい! 期待してるけん、待っとーよ!」
P「その代わり、変更出来たとしても他の仕事もしっかりやるんだぞ。機材の調達とか管理も増えるとなると主催側の負担も増えるし」
恋鐘「うんうん、うちに全部任せんしゃい!」
恋鐘「完璧なクリスマスにしちょるけん、期待しといて!」
Da+20 Me+5 SP+10
――
――――
――――――
――――――――
――ショッピングモール
恋鐘「これと、これも……あ、こっちも買っとかんと」
P「……」
恋鐘「あと作るんは~」
P「……」
恋鐘「おお、これもあったほうがええね!」
P「恋鐘」
恋鐘「うん? プロデューサー、どげんしたと?」
P「俺たちは調理の実演イベントで出す料理の試作を作るための材料の買い出しに来てるわけだ」
恋鐘「せやね」
P「晩ご飯の買い出しに来たわけじゃないんだぞ」
恋鐘「当然やろ? プロデューサー、もしかしてもうお腹空いとーと?」
P「そういう話ではなくてな、料理の試作を作るだけのはずなのに……買いすぎじゃないか?」
恋鐘「もー! これだからプロデューサーはあかんね」
恋鐘「確かにうちの手料理は絶品たい。そうやろ?」
P「まあ……」
恋鐘「ばってん、今回はクリスマス気分でお客さんにばり楽しく食べてもらわんといけん」
恋鐘「見栄えとか、食べやすさとか、よーく考えてメニューは決めないかん! せやろ?」
P「……作るのが恋鐘だし、うん……とりあえず業者が用意しにくい食材は使わないようにな」
恋鐘「分かっとるわかっとる。うちに抜かりはなかとよ」
P「んー、そうだな。今日中に片付けたいものが残ってるけど、遅くまで事務所に残るつもりはないかな」
恋鐘「お泊りはいかんよ? 寒くなっちょるし風邪でも引いたらお仕事にならんね」
P「分かってるよ。そこら辺は無理はしないさ」
「それに、恋鐘の仕事にも付き添わなきゃならないしな」
→「恋鐘になら仕事を任せていいと思ってるけどな」
「恋鐘が無駄遣いしないように見張ってないとな」
P「恋鐘になら仕事を任せていいと思ってるけどな」
恋鐘「ほえ?」
P「最近は現場で立ち回ってもらう分なら、恋鐘1人でも色々とやってくれているだろ?」
P「俺の手が離せないときは代わりに現場の人たちに話してもらっていることもあるし、慣れてきているから俺も安心しているところはあるぞ」
恋鐘「も~プロデューサー、いきなりそげん褒めんでもよかばい~」
恋鐘「もっと褒めてんよかばい?」
P「すぐ調子に乗るところはまだ心配だな」
恋鐘「ありゃっ……けど、うちがアイドルに集中できるんはプロデューサーがいてくれるけん、思いっきりやれるんよ」
恋鐘「せやからお仕事は頑張ってもらわいかんよ。お休みするときはしっかり美味しいご飯食べて、あったかくして寝てもらわんと」
恋鐘「あっ、でもプロデューサーの今日の晩御飯はうちが事務所で作る試作料理やけん、そこは心配せんでもよかね」
恋鐘「試作でもうちの料理はばりうまか! ちゃーんとプロデューサーに味見してもらって、お仕事で出すメニューも決めなね」
P「ははっ、そうだな。そこは楽しみしているよ」
恋鐘「うーん! プロデューサーの胃袋をぐわーっと鷲掴みにする料理ば作るけん、待っとってね!」
Da+20 Me+5 SP+10
――
――――
――――――
――――――――
――事務所
P「恋鐘、イベントの時に着るサンタの衣装が来たからチェックしてくれないか?」
恋鐘「おおっ、任せんしゃい! 衣装ってどこにあると?」
P「そこのラベルが貼ってある段ボールの中だ。俺も後でチェックするけど、先に見ておいてくれないか?」
恋鐘「サンタ~、サンタしゃん~♪」
恋鐘「……」
恋鐘「……?」
恋鐘「……!」
P「さてと、残し返してないメールは……」
恋鐘「む~、プロデューサー!」
P「どうした?」
恋鐘「この衣装、おかしくなかと!?」
P「え? 普通のサンタ衣装じゃないか?」
恋鐘「これ! なんでサンタがミニスカになると!?」
恋鐘「サンタっていうのは、もこもこした赤い長袖長ズボンの衣装を着て、ふわふわの真っ白ヒゲなんよ?」
P「まあ世間一般の認識としてはそうだろうが……これくらいの長さなら大丈夫じゃないか?」
恋鐘「この衣装着て料理するけん、ばり動き難くて仕方なくなるばい! ステージ衣装やなかとよ?」
→「それじゃあ変えてもらおうか」
「ミニスカートの恋鐘も見てみたかったな」
「そういう衣装も着こなしていこう」
P「それじゃあ変えてもらおうか。今回はオープンスペースでの料理をするし、安全面はしっかりしておかないとな」
P「これ系の衣装ならすぐに替えの物は準備出来るだろうし、要望事項に書いて連絡しておくよ」
恋鐘「それでこそうちのプロデューサーばい」
P「まあ、今回の仕事ならあえて着る理由もないしな」
P「トークショーはサンタの格好でやることになるから、他の出演者と見た目が変わってくるところが気になるが」
恋鐘「そこはバッチリやるけん、心配せんといて!」
P「恋鐘ならトークショーの部分は大丈夫か。うん、それじゃあ要望に追加するとして……他にはないか?」
恋鐘「んー……そういえば、白ヒゲはなかと?」
P「……それ、髭付けたとして下手すりゃ料理してるときに引火して黒焦げになるぞ。衣装の素材には気を付けてもらっているけど」
恋鐘「……白ヒゲはやめとくばい」
Da+10 Vi+10 Me+10 SP+10
――
――――
――――――
――――――――
――イベント初日、ショッピングモール
P(さてと、当日の残確認も打ち合わせで終わらせたし、恋鐘の様子は……)
P「おっ、やってるやってる」
恋鐘「今から火に掛けるけん、あとちょっとで美味しいご飯の完成たい!」
恋鐘「長崎サンタさんからのばりうまかクリスマスプレゼント! みんな美味しく食べとってな~!」
P(厨房に立つサンタか……見物に来ている客の反応も良さそうだし、この感じだと料理を配る頃に作る列もそれなりの数になりそうだな)
P(トークイベントは問題ないだろうし、後はステージか。どこかでもう一度くらい確認しておけば大丈夫かな)
……
…………
恋鐘「はぁ~……ばり疲れたばい」
P「お疲れ様。お客さんの反応も良かったし、列も上手く消化出来ていたな」
恋鐘「みんなお行儀良く料理とっとーと。疲れたばってん、楽しかったばい!」
恋鐘「美味しい、ありがとうって、食べてくれたお客さんみんなが言うてくれて……」
恋鐘「実家でクリスマスやったときのこと思い出したばい。美味しいご飯を食べて、クリスマスプレゼントも貰って……」
恋鐘「そんな楽しい思い出があったけん、今回はうちがサンタさんになってお客さんに美味しいご飯をプレゼント出来たから、ばり嬉しかったばい!」
P「……そうだな。俺も、今回の恋鐘はアイドルよりサンタさんって感じで見ていたよ」
恋鐘「そうやろそうやろ? うちはサンタさんもバッチリ出来てすごかろー?」
P「おう、残りの仕事もしっかり頼んだぞ」
恋鐘「んっふっふ~、バッチリ見とってな~?」
P「残りのトークショーとステージは、明日の午前中に一旦確認するだろうけど、とりあえず今日の仕事は終わりだから俺たちも少しイベントを見て回ろうか」
恋鐘「休憩時間も楽しみにしとったんよ。お店のリスト見てて、食べたかもんも色々あったし」
恋鐘「あ、でもプロデューサーは時間大丈夫と?」
P「今日のスケジュールはこの仕事で1日埋めてるから大丈夫だよ。恋鐘が見たいところに行こうか」
恋鐘「うわ~! それなら今日はうちがプロデューサーを独り占めたい! とことん付き合ってもらうばい!」
P「程々にな」
恋鐘「何言いとーよ、せっかくのお祭りなんやけん、うちらも楽しまんと!」
P「分かったわかった、引っ張らなくていいから順番に見ていこうか」
恋鐘「ほらほらプロデューサー、こっちこっち!」
Vi+20 Me+10 SP+10
――
――――
――――――
――――――――
緑色のアイドル「フフッ……どうやら勝者は私で決まりみたいね。審査員たちも私のアピールに満足しているみたい」
恋鐘「ハァ、ハァ……敗北者……? うちが……?」
恋鐘(そんなわけなか! まだ終わりやなか、ここまで来て負けてられんばい!)
恋鐘(うちにはファンのみんなと、それに……)
P(頑張れ、恋鐘……!)
恋鐘(うちのそばにはプロデューサーがいてくれるけん!!)
恋鐘「まだ終わりやなかとよ!」
緑色のアイドル「あら、もうほとんど残っていないメンタルで、まだ立ち上がるのかしら?」
恋鐘「ばってん、ここからが勝負ばい!」
恋鐘「うちの笑顔は長崎一たい! いくけーん!!」
恋鐘「これがうちらの本気たい!」
恋鐘「ばりうまかブルースゥゥゥゥゥ!!」
※実際にゲーム内でばりうまかブルースを使用する場合は自己責任でお願いします。
Vo審査員「ぐあああああっ!!」Excellent!! +44184
恋鐘「バッチリ!」
Da審査員「ぐあああああっ!!」Excellent!! +31896
恋鐘「バッチリ!」
Vi審査員「ぐあああああっ!!」Excellent!! +38040
恋鐘「バッチリ!」
緑色のアイドル「きゃあああああっ!?」
※上記演出はゲーム中の効果と必ずしも一致する内容ではありません。
恋鐘「みんな~、ばりすいとーよ!」
『W.I.N.G.優勝!!』
――
――――
――――――
――――――――
――12月24日、夜、事務所
ガチャッ!
恋鐘「ふおぉぉ~……ばり寒か~……」
P「今日は朝からかなり寒かったけど雪まで降ってくるとはなぁ」
恋鐘「天気予報やとそげなこと言うとらんかったばい……テレビも信用なかとね……」
P「ごめんな、現場から上がるのが遅くなってこんな時間になって」
恋鐘「お仕事やけん、仕方がなかとよ。う~寒さむ……暖房いれるばい」
P「っと、とりあえずメール開くか……」
恋鐘「プロデューサー、コーヒー飲むと?」
P「ん? ああ……それじゃあもらおうかな」
恋鐘「ちょっと待っとってな~」
P「社長から連絡が1件来てるな……うえっ、これ来週までにやっておけってか……」
恋鐘「はいプロデューサー、コーヒーお待たせ」
P「ありがとう」
恋鐘「ふぅ~……ようやく一息ついたけん、クリスマスのお仕事も全部終わりやね」
P「お疲れ様。恋鐘もしばらく大変だったろう? 年末はゆっくり休んでくれ」
恋鐘「うちはお仕事ならいつでもよかよ。プロデューサーがうちの為に用意してくれたお仕事やし」
恋鐘「それに、お仕事もばり楽しか。もっともーっとお仕事したかね」
P「今回のクリスマスイベント、恋鐘も随分と楽しそうに仕事してたな」
恋鐘「もっちろん! サンタさんになってみんなにプレゼント配るなんて、楽しかに決まっとーやろ?」
P「はははっ、恋鐘が楽しんでくれたならよかったよ」
P「どうした?」
恋鐘「はい、これ、メリークリスマスたい」
P「……俺にプレゼントか?」
恋鐘「みんなにプレゼント配っとったサンタさんが、プロデューサーにも用意しとらんわけなかとよ?」
P「……ありがとう。包み、開けていいか?」
恋鐘「うんっ」
P「これ、ネクタイか」
恋鐘「デザインもうちがじっくり選んだんよ? あのショッピングモールで買うたんよ」
P「いつの間に……全然気付かなかったぞ」
恋鐘「当然たい! 気付かれんよーにこっそり選んどったけん、大変だったんよ?」
P「でも困ったな……俺のほうは恋鐘に何も用意してなかったな……ゴメンな」
恋鐘「……ううん」
恋鐘「うちは、ちゃんとプロデューサーからプレゼント貰っとるばい」
P「え?」
恋鐘「うちはもう、一番大切なもんば貰っとるけん、これは……ほんの少しだけど、お返しばい」
P「恋鐘……」
P「……恋鐘がアイドルになって、ここまで成長できたのは、恋鐘自身の努力の成果だ。俺は……その背中をほんの少し押しただけだ」
恋鐘「それでも、プロデューサーがおらんかったらアイドルになれんかったかもしれんし……だから、ありがとう、プロデューサー」
恋鐘&P「…………」
P「……っと、遅くなりすぎるのも困るよな。そろそろ恋鐘も帰らないと……タクシー呼ぶから待っててくれ」
恋鐘「そ、そうやね……ってプロデューサー! 窓、窓ん外すごかよ!?」
P「えっ? ってなんだこりゃ!? めちゃくちゃ吹雪いてるじゃないか!」
恋鐘「こげん吹雪いとるなんてホワイトクリスマスどころじゃなかとよ……」
……
…………
P「はい……そうですか、全然空きませんか……わかりました、ありがとうございます」
恋鐘「プロデューサー、ダメそうと?」
P「ああ、一通りのタクシー会社に電話したけど、どこもこの吹雪で利用客が多くて近くを通っているタクシーが空かないみたいだ」
P「今から車にチェーン巻くか……? あったかな……」
恋鐘「それならプロデューサー、今日は事務所に泊まるたい!」
P「それはダメだ」
恋鐘「よかやろ、それにこの吹雪やけん、うちが帰ったらきっとプロデューサーはまた泊まってお仕事しちょるけん、帰るわけにはいかんね」
P「俺はそれが仕事だからいいんだよ……それにここで寝るにしても寒いだろう。暖房があるとはいえ毛布も俺が使ってる1枚しかないし……」
恋鐘「うち、毛布が2枚あるん知っとーとよ」
P「えっ、うそ、なんで?」
恋鐘「それはうちがたまーにこっそり洗濯しとるけん、当然たい!」
P「……いつも使ったらそのままにしてすみませんでした」
恋鐘「ちゅうわけで今日は事務所にお泊りたい。プロデューサー、文句なかとね?」
P「……はい」
……
…………
P「恋鐘、寒くないか?」
恋鐘「全然平気たい」
P「それじゃ、今日はもう寝るか。明日朝には一旦帰るんだぞ」
恋鐘「はーい」
P「それじゃあおやすみ」
恋鐘「おやすみー」
P「……」
恋鐘「……」
P「……」
恋鐘「……」モゾモゾ
恋鐘「ねぇ、プロデューサー」モゾッ
P「うおうっ!? い、いきなりこっちの毛布に入ってくるなよ!」
P「寒かったのか。それじゃあ俺の毛布も……」
恋鐘「んっ……こうやってぎゅっとしとると寒くなかとよ?」
P「ちょ、何を……」
恋鐘「……小さい頃ね、こんな寒い日はお母ちゃんの布団に入って、同じようにぎゅってしてもらったんよ」
恋鐘「お母ちゃんが温かくて、こうしてると心もぽかぽかするけん、ぐっすり寝られたんよ」
恋鐘「大事な人と一緒やから……温かんのやろかって思うばい」
P「恋鐘……」
恋鐘「プロデューサー、寒くなかと?」
P「……ああ、こうしてると温かいよ」
恋鐘「えへへ……うちもぽかぽかしとるばい」
恋鐘「おやすみ、プロデューサー……」
恋鐘&P「…………」
……
…………
恋鐘「プロデューサー、洗い物終わったばい」
P「悪いな恋鐘、朝飯まで用意してもらって。美味しかったよ」
恋鐘「気にせんでよかばい。うちも一緒に朝ご飯食べから帰るけん、プロデューサーはもう着替えたと?」
P「まあワイシャツは事務所に予備を置いてたから、一応な」
恋鐘「そかそか、それなら……あっ、ちょっと動かんといてプロデューサー!」
P「ん?」
恋鐘「昨日うちがプレゼントしたネクタイ、さっそく締めちゃるばい」
P「出来るのか?」
恋鐘「お父ちゃんのネクタイ締めたことあるけん、これくらいちょちょいっと……はい、お待たせ!」
P「……うん、ちゃんと出来てるな……ありがとう」
恋鐘「えへへ、うちはこういうこともバッチリ出来るけん、すごかろー?」
P「はははっ、それじゃあアイドルの仕事のほうも頼むぞ」
恋鐘「うん! プロデューサーも、今日もお仕事行ってきんしゃいね!」
TrueEnd!!
――
――――
――――――
――――――――
P「よしと、それじゃ先に車庫に行って車のエンジン入れて温めておくから、恋鐘も外に出る準備しておいてくれよ」
恋鐘「はーい」
ガチャッ!
はづき「おはようございます~」
恋鐘「おはよ~」
はづき「あら? 恋鐘ちゃん、今日は朝から早いですね? さっき外でプロデューサーさんともお会いしましたけど……」
恋鐘「昨日は吹雪で帰れなくて事務所に泊まっとったんよ~。寒くて大変やったばい」
はづき「あらら、それは災難でしたね」
恋鐘「それで、さっきまでプロデューサーと朝ご飯食べとって、いまから帰るとこやったんよ」
はづき「あ、いいですね~。私今日は遅刻しそうになっちゃったので朝ご飯まだなんですよね」
恋鐘「朝ご飯の残り、白いご飯なら冷蔵庫に入れとるけん温めて食べれるばい」
はづき「わあっ、それじゃあ頂きますね。おかずだけ後で買ってきませんと」
恋鐘「それならおかずもうちが――」
――グギュルルルルッ!!
恋鐘「っ!?」ビクッ!
はづき「あら? 無理しないほうがいいですよ~?」
恋鐘「そうするたい。きっと夜の寒さでお腹冷やしたばい」オットバリウンコイキタカ
ガチャッ! バタンッ!
はづき「さてと、恋鐘ちゃんがう○こしている間に私はメールのチェックでも……」
千雪「おはようございます」
はづき「あ、おはようございます千雪さん。今日は朝からですか?」
千雪「はい。プロデューサーさんと午前中に打合せの予定を入れていたんです」
はづき「そうだったんですか。でも、打合せならちょっと遅くなりそうですね」
千雪「そうなんですか……?」
はづき「プロデューサーさん、これから恋鐘ちゃんを送るのに車を出すみたいなので、打合せはその後になると思いますよ」
千雪「え……?」ピクッ
『ソファの上に掛けられている2つの毛布』ドンッ!
『洗われたばかりの2人分の食器』ドンッ!
『机の上にあるネクタイの包み』ドンッ!
千雪「……」
はづき「プロデューサーさんが恋鐘ちゃんを送るまでお休みしていてください。私はお仕事していますけど」
千雪「……分かりました、そうしますね」
千雪「…………」
――
――――
――――――
――――――――
恋鐘「今日うちが紹介する最強カードはこれやね!!」
『【ばりうまかブルース】月岡恋鐘』
恋鐘「うちのSSRプロデュースアイドル、ばりクールな衣装のばりうまかブルースたい!」
恋鐘「一番の特徴はライブスキルのばりうまかブルース! 8倍のアピールダメージは他のカードには無いばり強か最高倍率のアピールたい!」
※上記の内容は事実です。
恋鐘「しかもアピールするとメンタルダメージもカットしてくれる優れもの、攻守両方でばりばり活躍できる文句なしの最強カードばい!」
恋鐘「最初の元気なうちしか頑張れんどこかの卑しか女と違って、うちは最後のさいごまで頑張れるけん、すごかろー?」
恋鐘「まだシャニマスをはじめとらんプロデューサーも、最初だけ何回でも回せる『運命の出会いガシャ』で必ずうちのカードを引くことができるばい!」
恋鐘「プロデューサーがうちのことをプロデュースしてくれるのを待っとるけん、よろしくね!」
我慢出来なくておまけで卑しかとばりう○こしました。最初にアンティーカにばりう○こ言わせた人って凄いと思います。
ちょっと前に投下したSS
ありす「これからも魔法少女で頑張ります」
美波「実は私……サキュバスなんです」モバP「へー」
藍子「私は高森藍子、Pさんのことが大好きな16歳です!」
【シャニマス】灯織「いきなりステーキ……うん、ここにしよう」
【シャニマス】灯織「スーパー銭湯……うん、ここに行こう」
「SS」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (19)
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- 2018年10月14日 00:05
- 恋鐘の口調って正直二次創作ではめんどそうだけど……良かったわ
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- 2018年10月14日 00:31
- ばりうまかを運営は早くなんとかしてあげてください
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- 2018年10月14日 01:15
- ばりしかぱいさん
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- 2018年10月14日 01:21
- これは酷い恋鐘の自演だぁ…
ばりうまかの取り柄はコミュだけなんだよなぁ
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- 2018年10月14日 01:23
- ばりよか
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- 2018年10月14日 02:52
- これは良い正統派こがたん
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- 2018年10月14日 06:23
- ばりう、んこしてるのが正統派こがたんとはやはり汚れ役が適任
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- 2018年10月14日 06:29
- すまんけど、どうしてもウンコの陰がチラつくんや
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- 2018年10月14日 08:21
- うち、恋鐘ちゃんがプロデューサーの正妻たい 卑しか女はタクシーで帰ったら良かよ
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- 2018年10月14日 13:24
- これ完全に博多弁なんですがそれは
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- 2018年10月14日 14:05
- ばりう◯こSSの人クールタチバナの人だったのかよ!
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- 2018年10月14日 14:43
- 藍子のSS女子大生3人組の作者かと思ったけどこの人だったのかスッキリした
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- 2018年10月14日 14:56
- DaVi二極育成の参考になった
-
- 2018年10月14日 21:05
- シャニPはまとも
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- 2018年10月15日 09:32
- おっ、これはキャラ崩壊してないこがたんだ……!と思ったらう◯この人だった件
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- 2018年10月15日 12:17
- ばり尊か……
やっぱPとうt…恋鐘ちゃんは世紀末最高のカップルばい!
-
- 2018年10月16日 16:47
- プロデュース形式でストーリーになってて分かりやすいしGXのネタとかもすごく好きなんだけど恋鐘は寮だし帰れるんじゃないかと思った
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- 2018年10月17日 09:17
- 凄く良かった
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- 2018年11月08日 19:25
- メンタル少ないほど系は現状使い所が…