ギザ歯盗賊(♀)「ねー○○、もうちょいくっついてましょーよ。」
ギザ盗「誰かさんが迷子になったせいで、たいまつも節約しなきゃいけないんですから。ほんと、困っちゃうよなー。」
ギザ盗「うひひ。でも、そんなダメダメな○○でも、ウチは見捨てたりしないんですよ。」
ギザ盗「なんでかって言うとね、ウチは○○のことが好きだからです。あ、好きって言ってもそういう好きじゃないですからね。うひ。」
ギザ盗「○○は本当にダメダメだけど、一緒にいるとそこそこ楽しーです。ウチが変わり者でよかったですね、○○?」
ギザ盗「だから○○はウチに感謝して、このままくっついてなきゃダメなんです。じゃないとウチ、○○のこと放ってどっか行っちゃうんですから。」
ギザ盗「困りますよね?うひ、なんだかんだ言って○○もウチのこと大好きですからねー。いなくなっちゃったら、寂しくて泣いちゃいますよね?」
ギザ盗「うひ。だから、ウチは仕方なく、仕方なーく○○と一緒にいたげてるんですよ?ほーんと、優しーなー、ウチって。」
ギザ盗「そんな優しーウチに対して、○○もちょっとは優しくしてくれるべきじゃありません?たとえば、こうしてくっついてるだけじゃなくって、頭を抱き寄せてみるとか。」
ギザ盗「……うっそでーす。そんなことされたら、ウチ困っちゃいます。きっとこうしてくっついてなくてもいいくらい、ほかほかしちゃうんですから。」
ギザ盗「……ねーねー、そんな面倒くせーみたいな顔しないでくださいよぅ。失礼しちゃうなー、もう。」
ギザ盗「いいですもーんだ。そっちがその気なら、もうウチ○○とお喋りしてあげませんもーん。謝ったってダメなんですからねー。」
ギザ盗「…………ぷいっ。」
ギザ盗「…………。」
ギザ盗「………………。」
ギザ盗「……うひひ。ねーねー、お腹すきましたね。なんか作ってくださいよぅ、○○~。」
一切尊敬してないやつの使う敬語っていいよね
きっと必死になって助けようとするかわいい
他の娘と付き合って盗賊はムリして応援するけどやっぱお前しかいないんだ展開で
ギザ盗「やーやー、お久しぶりですねー。久しぶりすぎて、名前忘れちゃいましたよー。どなたでしたっけ?」
ギザ盗「なーんて、うそうそ。忘れるわけないじゃないですか。どうしたんですか○○、いきなり尋ねてきて。」
ギザ盗「ウチと○○の関係はもう終わったでしょう?○○がウチのこと捨てて、他の女のところに行っちゃって、ウチはまるで世捨て人のようにひっそりと暮らしているのです。」
ギザ盗「やー、楽しかったですねー。色んなとこも行きましたねー。森でオオカミに食べられそうになったり、洞窟でたいまつが切れちゃったり。」
ギザ盗「……ほーんと、色んなことがあったなー。うひひ、思い出すだけでもワクワクしてくる、そんな楽しいことだらけでした。」
ギザ盗「ま、お久しぶりですからね。たまには昔話でもしますか。……あ、ごめんなさいねお茶も出さないで。ブランデーでいいすか?なんちて。うひひ。」
ギザ盗「……へ?おやおや、なんですかなんですか。今どき勇者様だって人の家の家財道具ひっくり返したりしませんよ。もー、なにやってんですか、もー。」
ギザ盗「……んー。まあ、一応ね。今は使わなくなったけど、思い出のものですから。ナイフなんかもう錆びちゃってるけど、捨てるのもなんだかしのびなくって。」
ギザ盗「……うひひ。やだなぁ、腕はまだまだ鈍ってませんよぅ。どれどれ、ちょっと曲芸でも……ほっと。よっ、ほっ。うひひひ、どうですどうです?なかなかのもんでしょ。」
ギザ盗「…………ん?これに着替えるんですか?えーもうなんですかぁ。そんな倦怠期の熟年夫婦じゃないんですから、コスプレなんてしませんよぅ。」
ギザ盗「…………。」
ギザ盗「……うひ。うひ。なんだなんだ、いきなり尋ねてきてなにかと思えば、そういうことですかー?もう、そういうことなら早く言ってくださいよぅ。」
ギザ盗「でも…………○○にはもう、帰りを待ってくれてる人がいるんじゃないですか?それなのに、ウチみたいなのと一緒じゃあ…。」
ギザ盗「…………ぇ……。」
ギザ盗「……うひ。うひひひ。困ったなー、困ったなー。結局○○はウチのこと大好きなんだもんなー。ほんっと、困っちゃうよなー。」
ギザ盗「ほんと、どれだけウチのこと都合よく使うつもりですかー?ま、それに乗っかっちゃうのがウチなんですけど。」
ギザ盗「いいですよー。のんびり暮らしてるのも、そろそろ飽きてきたし。もういっちょ○○とお散歩するのも、まあ、悪くないですから。」
ギザ盗「今度は捨てないでくださいよー?なんちて。…………うん。よろしくお願いしますね、○○。」
ギザ盗「さてさて、それじゃあ行きましょっか。ほら、なにボサっとしてるんですか。うひひ、置いてきますよー?」
ギザ盗「おやおや。ずいぶんげっそりしたお顔ですねぇ。なんですかなんですか、今流行りの絶食ダイエットですかー?」
ギザ盗「ま、そりゃあ3日もなにも食べてなけりゃそうもなりますよね。いやー、ひもじいですねぇ。可哀想ですねぇ。ま、ウチもですけど。」
ギザ盗「……おや?おやおやおや?へー、そんなこと言っていいんですかぁ。言ってくれちゃっていいんですかぁ。ほぇー?あ、そ。ふーん?」
ギザ盗「ほれほれ。これが目に入りませんかぁ~?このテカテカとした油、香ばしいこの香り……。そしてこの、焼けた小麦の良い香り……。」
ギザ盗「……んふー。ま、ウチにかかればこの程度ちょちょいのパーですよ。平和ボケして露店なんか開いてるのが悪いんです。ありがたく拝借してきましたよー。」
ギザ盗「おっとー?なーに勘違いしてくれちゃってるんですかねー。誰も○○のためにとは言ってませんよぅ?ウチだってお腹が減ってるんですから。」
ギザ盗「それになー?さっき○○にひどいこと言われちゃったしなー?ギザ盗ちゃん傷ついちゃったなー?心がもうボロボロだなー?」
ギザ盗「……んー。いまいち気持ちが伝わりませんねー。ほんとにごめんなさいって思ってますかぁ?ほんとですかぁ?んー?」
ギザ盗「うひひ。仕方ないなぁ。可哀想だから、○○にも半分分けたげます。はいっ、どーぞ。」
ギザ盗「んふー。そうですよぉ、もっともーっと感謝してくれてもいいんですからね。ちょっと足りないくらいです。……うひひ。はいはい、どーいたしまして。」
ギザ盗「それじゃ、いただきますしましょっか。おてて合わせてー、はいっ。いただきますっ。……はぐっ!もむもむっ!んーっ♪」
ギザ盗「おいしーですね!○○っ♪」
要素なんて気にせずありのままを感じるのですよ
なるほど
でも俺肌着盗まれたり童貞奪い取られたりしたい
結婚してパン屋開きたい
心配されたい
ギザ盗「はーいおでこのやつ取り替えますよー。じっとしててくださいねー。」
ギザ盗「んー、まだちょっと熱いかな…。少しは楽になりました?」
ギザ盗「もー。いきなり風邪ひくなんて勘弁してくださいよー。だから寝るときはちゃんと暖かくしましょうねーって言っといたのにー。」
ギザ盗「赤ちゃんじゃないんですから、しっかりしてくださいよー、まったくもう。よしよししたげます。」
ギザ盗「……おや。珍しーですねぇ。まさかあの性悪大魔王○○の口からそんな殊勝な言葉が出てくるとは。そりゃあ風邪もひくわけですわ。」
ギザ盗「当たり前じゃないですか。いくら○○とはいえ、これでも旅の連れですからね。そりゃあ心配もするし、看病だって当然です。」
ギザ盗「○○はそんなしょーもないこと気にしてないで、ちゃっちゃと体内のバイ菌さんとバイバイキンしちゃってください。」
ギザ盗「今は全部、ウチがやったげますから。」
ギザ盗「…………それにしても、○○から感謝の言葉が出てくるとは。たまになら風邪ひいてくれてもいーかもですね。なんちて。うひひ。」
ギザ盗「けほっ。こほっ。……ん゙ー……つらい…。」
ギザ盗「やー、しくじったなぁ。まさか○○の風邪菌まで拝借してしまうとは……ウチの盗賊としての技量の高さも考えものですねぇ。けほっけほっ。」
ギザ盗「……○○~。助けてくださいよぅ。頭痛いですよぅ。ウチつらいの苦手なんですからー。もっかい○○が代わりに風邪ひいてくださいよーぅ…。」
ギザ盗「あいたぁっ。……うぅー。病人にデコピンとか、わりとサイテーです、○○…。ま、許すけど…。」
ギザ盗「それにしても、風邪ひくなんて何年ぶりだろうなー。ちっちゃい頃はよく風邪ひいて、かーちゃんに看病してもらったっけ…。」
ギザ盗「……かーちゃん、とーちゃん……元気かなぁ……。」
ギザ盗「……そうそう。ウチが風邪ひいたときは、よくかーちゃんにリゾットを作ってもらったんですよ。……まあ、リゾットって言っても余り物のスープにライスぶっ込んだだけですけど。」
ギザ盗「なんだか、今むしょーにあれが食べたいです。ってなわけで○○。○○があれ作ってください。」
ギザ盗「……けほっ。けほっこほっ。……ああ……意識が遠のいていく……ウチ、きっとこのまま…………ああ、最期にリゾットを……かーちゃんのリゾット、食べたかったなぁ…………う、ううっ……。」
ギザ盗「あ、作ってくれるんですか?やーっさしーい♪んじゃ、よろしくお願いしますねー。あんまり期待しないで待ってます。」
ギザ盗「………………あ!……あの、○○。」
ギザ盗「○○がキッチンに行ってるあいだ、その……ちょっと寂しいので。行く前に、少し……頭なでてください。」
ギザ盗「ん……。」
ギザ盗「…………ん、もうだいじょーぶです。行ってらっしゃい。」
ギザ盗「…………。」
ギザ盗「…………うへへ……。」
一緒のベッドで寝る状況とかになったら普通に赤面してくれそうでかわいい
ギザ盗「○○と同じベッドで寝るとか、ちょっとありえないですねー。言っとくけど、ヘンなことしたら喉元ブッ刺しますからね。」
ギザ盗「じゃ、おやすみなさいっ!」
ギザ盗「…………。」
ギザ盗「……うぁー……///」
みたいな感じで照れちゃって眠れなくなっちゃう感じのギザ盗ちゃんかわいいと思う
んで朝起きて「よく眠れた?」って聞いたら枕でぶっ叩いてくるんだろ
かわいい
今は3連休でウハウハストレスフリーだから日和に日和ってる
このギザ歯盗賊ちゃんは舌長なのでしょうかっ!!!!!!!??????それだけっ!!!それだけはなんとしてもっ!!!!!!!!!
ギザ盗「あ、もしかして疑ってます?しょーがないなぁ。じゃ、見ててください?……えぇー…。」
ギザ盗「……ね?くっついたでしょ?昔はこれで村中の人間たちをドッカンドッカン言わせたもんですよ。」
ギザ盗「……え?キモい?まーたまたご冗談を。ダメですよー自分が出来ないからって嫉妬しちゃ。うひひ。」
「SS」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (10)
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- 2018年10月06日 08:42
- ギザ歯にする意味はあったんかいな
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- 2018年10月06日 10:10
- かわいいだろ?
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- 2018年10月06日 10:10
- ギザ歯だってなにもしてなければ普通の女の子なんだよ
ありのままを感じるんだ
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- 2018年10月06日 10:39
- ギザの方がよりアウトローな盗賊っぽいもん
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- 2018年10月06日 12:40
- 不器用さとかの演出だろ
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- 2018年10月06日 13:21
- 鬼鮫の女体化
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- 2018年10月06日 14:46
- はーすき
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- 2018年10月06日 21:00
- お喋りな女は嫌いだ
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- 2018年10月07日 05:05
- この路線好きだから作者には一生ストレスフリーになってほしい
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- 2018年10月10日 02:00
- ふーんいいじゃん
ストレス与える社会許さないからなぁ?
覚えとけよォ??