【安価】女博士と魔法人形
女博士「はっはっは!」
人形「...」
女博士「ふふ、つまらない人形だ。当然だがな」
女博士「この人形は、オスの人間の素体と、プレーンな精神で作り上げた魔法人形」
女博士「そして私の持つリモコンでこいつを操れる」
女博士「命令は下せないが、肉体の変化と精神の変化が可能だ」
女博士「まずは身長をいじってやろう。ぬはは!」
人形「...」ギュンギュン
女博士「うむ...落ち着く」(身長150cm)
女博士「どいつもこいつも見下しおって」
一応安価なら気弱でオドオドした性格で
精神安価は上の方がしてくださっていたので、それにします
女博士「性格は決まった」
女博士「次に喋り方を決めよう」
女博士「そうだね...>>7がいい」
女博士「人形クン?」
人形「...あ、はい。ご主人様、どうしたん?」
女博士「~~~~~~~~~っ!」
女博士「かわいい!」
人形「そ、そんなん言われたら...照れますわ///」
女博士「あぁ、最高だね。ふふふ」
人形「ぁ、ありがとなー...///」
女博士「と言っても既に君には最低限の知識と、普通の自立思考ユニットを積んである」
女博士「つまり...何かやりたい事はあるかな?」
人形「...>>12と>>13がしたい」
女博士「子孫繁栄!?」
人形「それがヒトにとってしたい事です」
女博士「...そういう事はね、愛し合う人とするものだよ」
人形「せやったか...」
女博士「でも子孫を残すことは可能だよ」
女博士「素体は人間だから、性機能も搭載されてるよ」
女博士「ただ、純粋な人間になるから思考ユニットを積んだりはできないね」
人形「そうなんか...」
女博士「口開けて」
人形「へ、変なもん放り込んだりせんよな?」
女博士「うん。ケチャップを入れます」
人形「うぐっ」
女博士「卵とご飯を入れます」
人形「うごぉっ」
...め、めっちゃヤバい。異物感が、ヤバい
女博士「跳ねて」
人形「...吐きそう」ピョーン
人形「チーン!!!」
人形「えっ、えっ?」ゴトォ
人形の下腹部からオムライスが出現する
...この下品な絵面は改善の余地があるかもしれない
女博士「オムライスの完成だ」
人形「...い、いやや...」
人形「排泄物は料理だとは思わんわ」
女博士「そっかあ」
女博士「一般的な料理のデータを入力するしかない」
女博士はリモコンを取りだし、入力を始める
人形「ど、どの料理を教えてくれるんや...?」
女博士「>>18」
人形「...ソレ、美味しいん?」
女博士「私の事は信用してくれよ」ピッピッピ
人形「ん、受信に多分成功」
人形「...これ料理じゃないやん...」
女博士「満足したか?」
人形(なんかご主人怖いし、これ以上料理の話せんようにしとこ)
人形「ハイ、満足しました」
女博士「はっはっは、そうだろうそうだろう」
人形「...」
人形「できました」
女博士「うむ」
人形「では子孫を」
女博士「っ、だからそれは愛し合う人とだな」
人形「では、愛し合う方法を教えて下さい」
女博士「んー...それは...データや言葉では表し辛いな」
女博士「思考を命令する」
人形「承るで」
女博士「生物学的に...」
女博士「いや、人間的な考え方に基づいて生殖対象に望む特徴を挙げよ」
女博士「分かりやすく言うなら、好みのタイプだ」
人形「...思考終了」
人形「ボクの好みのタイプは...>>24や>>25や」
女博士「ふ、ふーん」
女博士(落ち着け私!こいつの好みに私が含まれてても只の偶然!)
女博士(そもそもこんなちんちくりんが好きになる訳...)
人形「ご主人様、どうかしたんか?」
女博士「...なんでもないぞ」
人形「そか」
女博士「何?」
人形「本を読んで学びたいです」
女博士「それなら君の機能の一つにライブラリーアクセスがある」
女博士「様々な本の情報を纏めた電脳図書館だ。利用は自由」
女博士「『読む』事も自分に『情報を加える』事もできる」
人形「へぇ...ありがとなー」
それと同時辺りを再び静寂が覆う
静寂が嫌いだから、寂しいから人形を作ったはずなのに
静寂が鳴り響く
だが。
今人形が何を考え、何のために、何を学んでいるのか
そう考えると、この静寂も悪くはないだろう
女博士「お疲れ様。目当ての情報はあったかい?」
人形「おかげさまやでー」
人形「そういえば、面白い催眠術を見つけたんよ」
女博士「実験台か?」
女博士(あまり実験台になるのは好きではないけど)
人形「だ、だめ...なんか?」オドオド
女博士「っ...、いいよ!かけてみて催眠術」
女博士「んー」
疲れていたからか、思ったよりリラックスできる
人形「あなたは催眠状態になる。意識は混濁し、ボクの声だけが響く」
女博士「...はい」
人形「あなたはボクの質問に対して返答しなくてはならない」
女博士「はい」
人形「では問います。『あなたの好みのタイプはなんですか?』」
人形(こうすれば、リスクを冒さずに聞ける)
女博士「...>>32とか、>>33」
人形「なるほど」
人形「催眠を解きますが、あなたはなにも覚えていません」
女博士「はい」
女博士「...は!」
人形「お目覚めやな」
女博士「私に何かした?」
人形「いえ、リラックスできるように催眠をかけてただけやで」
女博士「ふーん...ま、スッキリできたしいいか」
人形(今日からボクはご主人様の好みに適合するのを目標とする)
人形(そもそも思いっきり甘えてきてくれる人とある)
人形(コレを上手くやれればいいのでは)
人形(どうやって甘えようか)
人形(ドジってみよう)
女博士「...ふー」パタン
女博士は趣味の読書を終え、一息つく
そこで、人形は行動に出る
人形「ご主人様、休息にお茶でも如何?」
女博士「じゃ、貰おうかな」
人形「ハイ、只今入れてくるで」
そして___
人形「わわっ!」ズコォ
当然、紅茶は全てこぼされてしまう
カップも無残に割れてしまった
女博士「あちゃー...私が掃除しておくから、休んでて」
人形「スミマセン...」
女博士「掃除終わりっ!」
人形「あの...」
女博士「ん?」
人形「すみませんでした...こんな事になってしまって」
女博士「いやいや、別にその」
人形「こんな取り柄のない人形、とっとと破壊して下さい...」
女博士「そんな!だめだよ、私には出来ない」
女博士「それに、人形クンには取り柄があるよ」
女博士「さっきだって、私の為に行動してくれたんだ、そうでしょ?」
人形「信じちゃいますよ...そんな事言われたら」
女博士「そうして貰わないと困るからね」
人形「うえーん!!」ガシィ
人形は泣きながら女博士に抱きついた
女博士も抱き返す
___全て人形の計画通りであるとは知らずに
人形「睡眠、か」
女博士「脳ミソの運転モードを切り換えるだけだぞ」
人形「そうなんか?」
女博士「大した事ではない...おっと、不眠症なんて人もいるがな」
人形「おやすみなさーい」
女博士「...あぁ、おやすみ」
女博士「んー...今何時?」
人形「午前十時三十分や」
女博士「まだ寝れるね」
人形「寝すぎはあかんで」
女博士「しょーがないな」
セキュリティ機能に何かあったらしい
「侵入者が現れました!侵入者が現れました!」
女博士「侵入者ぁ!?」
人形「どうすんのこれ」
女博士「セキュリティが守り切れなかったら詰みだよ」
人形「つまり既に詰んでるんか」
女博士「悪い奴じゃ無いことを祈ろう」
女博士「あ...悪魔!?」
悪魔「その通り、私は悪魔だよ」
女博士「何の目的があってここに?」
悪魔「私の力で、生き物の不変的な性質に変化を与える為に来たよ!」
悪魔「そんなところさね」
悪魔「という訳で食らえ!」
悪魔は指先から光線を発射する
女博士は運動不足であるため回避できない
何故か連続で書き込めないので
女博士の変化を>>47にします
無理なら体だけ
人形「ご主人!?」
女博士「なんともない...のか?」
しかし、その体は成長していた
胸部は豊満になり
腹部にはくびれが出来
尻もまた豊満になった
何より身長が伸びたのだ
人形「いや、成長してますやん」
女博士「...あ、ほんとだ」
悪魔「...気に入らない」
悪魔「もっと醜くなってもらおうかしら」
人形「そうはさせない!」
人形「ボクが守る!」
人形が身を挺して女博士を守った
そのため、光線は人形に命中した
人形「ぐっ!」
悪魔「はっはっは!さあ変容しろ!」
人形「く...ふぅ」
人形は何一つとして変化しなかった
なぜなら魔法人形だからであり、何も確定されていないからである
未熟な人形だからこそ、攻撃を防ぐ事が出来たのだ
人形「ご主人!攻撃命令を!」
女博士「亜空カッター!」
人形「なんやソレ!?」ビシューン
悪魔「お前が聞くなって!?」
悪魔は人形から放たれた半月型の光を翼に受ける
光が通過した点は消滅し、翼は切り落とされる
女博士「ま、悪いようにはしないよ、こんな体にしてくれたんだからね」
悪魔「信用できるか!テレポーテーション!」
悪魔は瞬間移動で逃げていった
一体どこに逃げたのだろうか?
人形「朝の運動にはアリやな」
人形「しかしご主人様、その体のままでもええんか?」
女博士「当たり前よ!」
女博士「さっそく開発するぞー!」
人形「何を?」
女博士「次元をいじったり出来るようなやつ」
女博士「とても限定的にね」
人形「ほーん」
たまに声をかけて休憩を入れてあげようかなとも思ったけど
集中力が凄まじくて、声をかける方が失礼だと直感的に分かる
なので、特にやることもなく
台所の棚からやたらパリパリするお菓子を取り出して食べている
煎餅やら硬いチョコやら海苔やらがいっぱいだ
そして日が暮れはじめた頃
女博士「完成した!」
人形「おめでと」
ゲートなどと言ってはいるが、普通の木製のドアである
本当に動くのか?
人形「ソレ動くん?」
女博士「それを実験しようという訳だ」
女博士「ごちゃっとした色々はドアの中に詰め込んだ」
女博士「ノックの回数と間隔でつながる異世界が変わる」
人形「でもどの世界でも(生きているなら)ご主人様は存在するんやろ?」
女博士「そうだが」
人形「ちゅー事は、どっちかというと世界線と解釈した方がエエんとちゃう?」
女博士「うーむ...確かにそうかも知れない...」
女博士「とにかくノックしてみよう」コンコン
例のごとく1レスで安価まで取ります
>>55...ドアから出てきたもの
人形「...本当にドアから出てきた」
女博士「実験は成功だ!」
姫博士「よく分からないけど、おめでとう?」
女博士「あなたは私で私はあなただよ!」
人形「しかし、どっかで見たような姫だなぁー...」
女博士「あなたのビッグデータは優秀だからそんなもんよ」
女博士「さて、次の研究をしようか」
人形「ご主人様、資金と資材が不足してるで」
女博士「Oh...」
女博士「いや、まて」
女博士「さぁ考えろ人形クン。君の思考で導き出せ」
女博士「最もうまく金を稼ぐ方法を!」
人形「承知!」
>>58うまくお金を稼ぐ方法
さっきの発明も改良すれば高値で売れそうやで
女博士「やはりそれが一番か」
人形「さっきの発明も改良すれば高値で売れそうやで」
女博士「確かにねぇ」
女博士「じゃあ改良型人形クンを作ろう!」
人形「待ちぃや」
女博士「何?」
人形「いや、その、資金かかるやん」
女博士「それもそうかな」
女博士「だから意外と安くいけるね」
人形「や、待ちぃや」
女博士「何が嫌なの?」
人形「うぅん、嫌って訳じゃないのやけども」
人形「もしかしたら嫌なのかもしれないけど、なんか駄目な気がするんや」
女博士「そう?ならいいや、最初からそう言ってよねぇ」
女博士「そうだね、どんなドアにしようか」
人形「訪ねて来るのではなく、自分から訪問したいわ」
女博士「何が違うの?」
人形「相手がやばい奴でもドアから逃げるだけで元通り」
人形「ご主人様の場合、相手がお姫様だからよかったけど」
人形「もしテロ犯みたいな奴だったら危なかったで」
女博士「あぁーー...成る程」
人形「え?完成してないですよね?」
女博士「すぐできるから問題ないよ」
女博士「とりあえずダメ元で超大手企業にでも電話してみるか」ピポパ
女博士「もしもし?」
女博士「はい...」
女博士「っ!本当ですか!」
女博士「はい!では!」
人形「どしたん博士」
女博士「偶然...なんでか分からないけど社長が電話にでたの」
女博士「本人曰く、「暇でやることなかったんだよねぇー...」って」
女博士「そしたら、私の発明をウチで独占販売させてくれないかって」
人形「おお!」
女博士「明日実際に見に来てくれるって!」
人形「やったなぁ!」
人形「うん!」
女博士「おやすみなさーい」
人形「なさーい」
実に静かだ...
...なんか変な音しないか?
人形「...どこからやろ」
研究所の中を歩き回り、その音の発信源を探す
そして今はあまり使われていない方の浴室の前に来たとき、自分の考えを改めた
発信源ではなかった。『発声源』だったのだ
そこには床から上半身だけ出した状態で昨日...いや、日付が変わって一昨日か
その一昨日の悪魔がいた
悪魔「うぇぇん...」
人形「なんでここにおるんや」
人形「ご主人様に害を為す悪魔はソコで餓死でもしててな」
悪魔「そんな」
人形「悪魔が悲しむ訳あるかい。よりにもよって自分以外の事でな」
人形「それとも、ひどい目に遭いたいんか?」
人形「あのカッターよりももっとエグいもん持っとるでぇ...?」
悪魔「うぅ...謝るから許してよぉ...」
人形「うーん」
人形「しゃーない、とりあえずそっから引っ張り出してやるわ」
人形は悪魔を掴み、無理やり引っこ抜く
悪魔「あ、ありがとう...」
悪魔「え!?魔力持ってんの!?」
人形「素体の品質が良かったんやねぇ」ポワ
悪魔「...これ程の魔力があれば、翼が無くても帰れる」
悪魔「ありがとう。また会う日までね」ピシュン
悪魔は消え去った
奴を殺しても、こうしても、結果は変わらない
なら、角を立てない方が良いだろう
女博士「そろそろ社長が来る頃だ...」
社長「おっすおっす!」
社長に後ろを取られた
なんで後ろを取るんだ?
そしてどうやって取った?
人形「この人、やばくない?」
社長「やばくないぞ」
女博士「...じゃあ、こちらのドアが私の商品です」
社長「ほう、これが...」
女博士「ノックをしてドアに入ると別の世界線の自分に会えます」
そう言うと女博士は昨日と同じ回数ノックをした
そしてドアを開け、社長に見せる
そこにはやはり昨日の姫博士が居た
社長「ほぇー...」
女博士「どうです?」
>>71...社長の感想
製造数を抑えて、一部の金持ちに売ればかなりの利益になると思うがね
製造数を抑えるのは移動機関の配慮のため
一般的に発売したら現実的にそういうのが問題になるから
女博士「?」
社長「これだけの技術があるならど○でもド○を作ってみないかい?」
社長「一部の金持ちに売ればかなりの利益になると思うがね」
女博士「一部の?」
社長「製造数を押さえないと交通機関が迷惑するんだ。世界的な問題にもなる」
社長「俺の友達にも交通機関に勤めてる奴がいてな...」
女博士「資金が足りません」
女博士「元々資金獲得の為に売り出しをしようとしたので」
社長「...じゃあ、金があれば出来るんだな?」
女博士「え、えぇ、まぁ」
社長「ならお前は今日からウチの開発部門に配属だ!」
人形「おぉ!良かったやん!」
女博士「うん!やったね!」
地道な研究が功を奏し、ど○でもド○の製造に成功した
そして、それらは正当に評価され、女博士は知る人ぞ知る博士になった
それからは一会社員として真面目に働___
けなかったので、彼女はこれからも多くの難題やトラブル
そして出会いを経験するが、それはまた別のお話
END
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コメント一覧 (2)
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- 2018年10月03日 15:14
- 安価慣れしてない感じ
でも安易なエロ・グロはクソだし難しいもんだ