三浦あずさ「マジックミラー号?」
あずさ「あらあらー、私まだ未婚なんです」
スタッフ「え、そうなんですか……! ちょっと車でお話するだけで、5万円もらえるんですけどどうですか?」
あずさ「えー、すごいですねー」
スタッフ「ささ、ほんと少しだけなんで」
あずさ「えっーと……困ったわー……」オロオロ
スタッフ「大丈夫です。途中で怖くなったら降りていいので、本当に数分だけです」
あずさ「え、えっーと……まあ、少しだけなら……」
スタッフ「ありがとうございます! じゃあ、早速こちらに……」
スタッフ「あはは、面白いこと言いますねー」
あずさ「あらー、これは、ガラス張りになってるんですか?」
スタッフ「これはマジックミラーになってるんですよ、さっき外から見たときは中の様子見えなかったでしょ?」
あずさ「言われてみれば……。でも、なんでマジックミラーなんでしょうか……?」
スタッフ「まあまあ、とりあえず座ってください」
スタッフ「まあまあとりあえず飲み物どうぞ」
あずさ「あらー、ありがとうございます」
スタッフ「まず、名前と年齢を教えてもらえますか?」
あずさ「えーっと、三浦あずさと申します。年は21歳です」
スタッフ「へー! 21歳なんだー、なんかすごい大人びて見えるねー」
あずさ「そうですねー、よく言われます」
あずさ「えっ……は、恥ずかしいです……あんまり見ないでください……」///
スタッフ「いやいや、これは誰でも見ちゃうってー、何カップなの?」
あずさ「えっと、その……」///
スタッフ「あーごめんごめん、恥ずかしいよねー、話題変えよっか」ニヤニヤ
あずさ「いえ、最近、短大を卒業しまして」
スタッフ「あーそう、じゃあいまは社会人で?」
あずさ「はい、まあ……そんな感じですね……」
スタッフ「ふーん……趣味とかなにかある?」
あずさ「そうですねーカフェ巡りとか好きです」
あずさ「そうですねー、あとは犬の散歩とか、夜はお酒を飲んだりとか……」
スタッフ「へーお酒も好きなんだ? 好きなお酒は?」
あずさ「お酒はー、テキーラですかねぇー」
スタッフ「うわ、じゃあお酒めちゃくちゃ強いじゃん」
あずさ「いえいえ、そんなこと無いですよー」
あずさ「いつも酔っちゃいますねー」
スタッフ「へー……酔ったらどんなんなっちゃう?」
あずさ「酔ったらですか? そうですね、楽しくなっちゃいますー」
スタッフ「へー、じゃあ、脱いじゃったりとか?」
あずさ「うーん、脱ぐとかは無いですねー」
あずさ「一人で飲みもしますしー、けど、誰かと飲んだりもありますねー」
スタッフ「誰かっていうのは……友達とか、彼氏とか?」
あずさ「そうですねー、友達と飲みます。私、彼氏がいないのでー……」
スタッフ「えー! こんな可愛いのに彼氏いないんだー!? どれくらいいないの?」
あずさ「うーん、実は一度も……」///
あずさ「そういう経験?」
スタッフ「いやいや、わかってるでしょー?」ニヤニヤ
あずさ「? えっーと、なんでしょうか……?」
スタッフ「またまた、セ○クスですよ、セ○クス」
あずさ「え! あっ、その……まぁ……えーっと……」///
スタッフ「じゃあ、まだ処女なんだ……?」ニヤニヤ
スタッフ「ふーん、そういうのとか興味ないの?」
あずさ「そういうのは……その、運命の人とって決めてますから……」///
スタッフ「漫画みたいだねー……でも、一度はそういう経験ってしたほうがいいと思うよー?」
あずさ「いや……でも……」///
スタッフ「あ、ごめん言い忘れてたんだけど、実はここにカメラがあって撮影してたんだよね」
あずさ「えっ……! そうだったんですか?」
スタッフ「ほら、あそこにもカメラがあるでしょ? あそこにもあるし」
あずさ「あら、本当だわ……。でも、なんでですか? なんの撮影で?」
あずさ「えっ、私の……ですか?」
スタッフ「うん、こうやって参考資料にしてるんですよー」
あずさ「参考資料……? なんの参考に……」
スタッフ「まあまあ、あずさちゃん、飲み物無くなってる、ねおかわりする?」
あずさ「え? いや、大丈夫ですー、ごちそうさまでしたー」
あずさ「え! そうなんですか?」
スタッフ「ちょうど、今来たよ、ほら」
あずさ「あらあらー、とても良いモノですねー」
スタッフ「あ、わかる? もし、良ければこれをあずさちゃんにプレゼントしようと思うんだけど?」
あずさ「そんな、悪いですよー」
あずさ「いや、でもー……」
スタッフ「大丈夫、撮影の件を言い忘れた謝礼だから」
あずさ「うーん……困ったわ……」
スタッフ「じゃあ、プレゼントじゃなくても、少しだけ試し飲みしてみたら?」
スタッフ「大丈夫だよー、スーパーとかの試飲みたいな感じで、本当に少しだけだから」
あずさ「うーん……」
スタッフ「滅多にこんな機会ないんだしさ……ま、飲みたくないなら、こっちで処理しちゃうからいいんだけど」
あずさ「あっ、す、少しだけなら……」
スタッフ「うんうん、チャンスは逃しちゃダメ出しねー……」ニヤ
スタッフ「はい、どうぞ」
あずさ「んっ……」
スタッフ「あー、色っぽいねー、すごい似合ってるー」
あずさ「はぁ……美味しいですねー……」ポカポカ
スタッフ「よかったー、さあさあどうぞどうぞ」トクトク
あずさ「え、でも……」
スタッフ「あっ、ごめんねー試飲だけだったよね、でももう注いじゃったからさ、せっかくだし……ね?」ニヤニヤ
スタッフ「そうだよー。あずさちゃんは、テキーラならどれくらい飲めるの?」
あずさ「うーん5杯くらいは……? んっ……」
スタッフ「えー! 強いねー!」
あずさ「でも、私、割って飲むことが多いのでそのままは……そんなに……」ポカポカ
スタッフ「じゃあもう一杯はイケるでしょー」
あずさ「えっ……! でも、さすがに……」
スタッフ「大丈夫大丈夫、あずさちゃんならいけるからー」トクトク
スタッフ「飲めるよー、強いんだからさ~、こんなコップの量じゃ1杯のうちに入んないよ、まだ0.3カップほどだって」
あずさ「そうなんですかねー」ポカポカ
スタッフ「あずさちゃん、ちょっと楽しくなってきた?」
あずさ「うーん、そうですねー……ふふ、少しだけ……」
スタッフ「なんかより一層、色っぽくなってるしさー、本当に美人さんだよねー、モデルみたいだしー」
あずさ「うふふ、そんなこと無いですよー、んっ……」ゴクッ
あずさ「でも、そろそろ酔ってきちゃうかもです……」ウットリ
スタッフ「本当? 全然変わってないよ?」
あずさ「そうですかねー……?」
スタッフ「大丈夫だよ、もし辛くなったらここで少し休んでもいいし、お水もあるから……ね?」トクトク
あずさ「はいー……」
あずさ「えー、一気ですかー?」
スタッフ「うん、チビチビ飲むのもいいけどー、やっぱりテキーラは一気でしょ?」
あずさ「どうですかねー?」
スタッフ「あずさちゃん美人さんだからイけるよ」
あずさ「そうですかねー……」
スタッフ「さ、一気! 一気! 一気!」
スタッフ「おーすごい!」パチパチ
あずさ「ふぅ……なんとか、イケましたねー……ふふっ」
スタッフ「すごいねー!」
あずさ「ちょっと、頭がふらーっとしてますがー」ウットリ
スタッフ「いやー、やっぱり、すごいねあずさちゃんはー」トクトク
スタッフ「あったかくなってきたー? 脱いでもいいんだよ?」
あずさ「いや、でもー……」
スタッフ「大丈夫大丈夫、暑いでしょー? 上だけでも脱いじゃお! ね?」
あずさ「でも、みんな見てますしー……」
スタッフ「大丈夫大丈夫、マジックミラーだから、ね?」
あずさ「そうですねー……」スルリ
あずさ「いえいえ、そんなことないですよー」
スタッフ「ちょっと触ってみてもいい?」
あずさ「えっ……でもぉ……」
スタッフ「ほんとに少しだけ、ね?」
あずさ「まあ、少しだけなら……」
あずさ「んっ……」///
スタッフ「あれ、色っぽい声出してるねーなんで……?」ニヤニヤ
あずさ「いや……そのっ……んっ……」///
スタッフ「まあまあ、あずさちゃんは飲んで飲んで」ペトペト
あずさ「んっ……そうですね……」///
あずさ「えっと……胸は……Fですかね……」///
スタッフ「はー、F……すごいねー……」ペタペタ
あずさ「んっ……」///
スタッフ「ねえねえ、もっとお金欲しくないかな?」
あずさ「えー……?」
あずさ「いや、でも、私何もしてませんよー……?」
スタッフ「いやいや、これからしてもらおっかなーって思ってて」
あずさ「何をですかー……?」
スタッフ「おっぱい見せてほしいーなーって」
あずさ「えっ……!」
あずさ「え、で、でも……」
スタッフ「嫌だー? じゃあ50万はどう!?」
あずさ「えぇ!!?」
スタッフ「これだけあれば、もういっぱいお酒飲めちゃうよー」
あずさ「いや、お金とかじゃ……なくて……」
スタッフ「……」
あずさ「やっぱり……私……」
スタッフ「じゃあ、100万円」
あずさ「!」
あずさ「……」
スタッフ「どうかなー?」
あずさ「私はその、それはできなくて……お金じゃなくて……」
スタッフ「わかった、もうこれしかないか……500万、これならどうかな?」
あずさ「……」
あずさ「わ、わたし……」
スタッフ「?」
あずさ「……やっぱり、できません!」
スタッフ「えー」
あずさ「あの……も、もう帰らせてもらえませんか……私、用事があるので……!」
スタッフ「それはできないかなー」
スタッフ「あずさちゃんさ、さんざん高いお酒飲んでさ、何も無いってさ……それは無いんじゃないかなー!?」
あずさ「で、でもそれは……」
スタッフ「でも、あずさちゃんが飲むって言ったんだからね? ビデオにも残ってるし」
あずさ「でも……」
スタッフ「これ、100万もするんだよねー……それ、あずさちゃんタダで飲んじゃったもんね」
あずさ「……」
スタッフ「ね? あずさちゃんだけ、得してさ、俺らなんも見返りないって……それ不公平じゃね? 」
スタッフ「謝ることは誰でもできるんだよね、あずさちゃんが誠意を見せてくれるならねー」
あずさ「誠意……」
スタッフ「そう、脱ぐだけでいいんだよ? ね? しかも、お金も入る……ね? 嘘じゃないよ、カメラにも残ってるし」
あずさ「うぅ……プロデューサーさん……」ウルウル
スタッフ「ねえ、どうする?」
あずさ「うっ……うぅ……」ポタポタ
スタッフ「そうそう、ね、ちゃんとそうやって言ってくれたら、こっちも何も言わなかったのにさ」
スタッフ「ほら、涙拭いてさ、ね」
あずさ「うっ……うぅ……」
あずさ「ごめんなさい……やっぱり、私、できません……! お金なら払いますからっ!」ポタポタ
スタッフ「……」
あずさ「……」
スタッフ「あずさちゃん……顔上げて……」
あずさ「うっ……」
あずさ「えっ……」
P「いやー、あずささん、良かったですよー」
あずさ「あの、これは……一体……」オロオロ
P「ごめんなさい、あずささん、これ実はアイドルのドッキリ特番で『断れない選手権』って企画で……」
あずさ「え、ドッキリ……?」
P「あ、あずささん?」
あずさ「なんでこんなことを……」ポロポロ
P「ご、ごめんなさい……まさかここまで……」
あずさ「プロデューサーさんなんて……大嫌い!」
P「えっ」ガーン
P「あずささん……!」
スタッフ「え、えっと、どうしましょう……」
P「とりあえず、追いかけます!」
P(くそっ……オレはなんてことを……! あずささんを泣かせるなんて……!)
P(最低だ!)
P「あずささんどこに……!」
あずさ「プロデューサーさん……!」
P「ごめんなさいあずささん! まさか、あずささんを泣かせてしまうなんて……本当にごめんなさい!」
あずさ「……」
P「でも、今回の企画はあずささんのことを思って……!」
あずさ「プロデューサーさん……私、あのとき本当に怖かったんです……」
あずさ「近くにプロデューサーさんがいなくて、不安で……もうどうしようも無く怖くて……」
P「ごめんなさい! もうこんなことはしません!」
あずさ「私、あの時、ずっとプロデューサーさんのことを考えてて……プロデューサーさんが好きだから……!」
P「えっ……」
P「あずささん……」
あずさ「プロデューサーさんは、私のことをなんとも思ってないのかなって……どうでもいいと……」
P「それは違います!」
あずさ「なぜそう言えるのですか……?」
P「そ、それは……」
あずさ「……」
P「ほんとに、僕も……ただ、あずささんに……迷惑を……」
P「! もちろんです!」
あずさ「守ってくれますか?」
P「はい!」
あずさ「ずっと、一生……そばにいてくれますか?」
P「……はい!」
あずさ「プロデューサーさん……」
P「……」
P「え」
P「ぎゃ、逆ドッキリ!? いつから!?」
あずさ「ふふっ、いつからでしょう?」
P「え、ま、まさか……最初から……」
あずさ「ふふっ、どうでしょうか~?」
P「そ、そんなぁ~」ヘナヘナ
P「はい、あまりにもリアルでした……」
あずさ「ふふっ、プロデューサーさんの本音も聞けて、楽しかったですよー」
P「あ、あれはその……」///
あずさ「ずっと守ってくださいね?」ニコッ
P「うっ……」///
P「だ、大丈夫ですか!?」サッ
あずさ「すみませんちょっと、酔いがまわってきたようです……」
P「え、あれって、本物のお酒を飲んでたんですか?」
あずさ「さぁ、どっちでしょうか……?」
P「あの、これって、本当に逆ドッキリなんですか……?」
あずさ「ふふっ……」ニコッ
おなに
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コメント一覧 (27)
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- 2018年08月20日 00:14
- 心臓止まるかとおもったわ
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- 2018年08月20日 00:34
- テキーラ呑むのは中の人の方だろ!
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- 2018年08月20日 00:36
- そんな※1さんに
P「仕掛けたドッキリが悪趣味すぎてアイドルに嫌われた」
こんなSSを。
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- 2018年08月20日 00:43
- スタッフが実はPでそういうプレイかと思って見てたわw
-
- 2018年08月20日 00:50
- 関智一かよ
-
- 2018年08月20日 00:55
- ※3
あれは酷い
いや誉め言葉じゃなくて本当に酷い
-
- 2018年08月20日 01:15
- 帰ってきた1です。
これ悲しくなってノンストップでスクロールして読みきった記憶ある
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- 2018年08月20日 01:32
- あずささんはなんやかんやでのらりくらりと回避しそう
やっぱピヨちゃんが1番心配
-
- 2018年08月20日 01:52
- 音無さんはナンパなんかされないから安心してね
-
- 2018年08月20日 01:53
- 微妙
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- 2018年08月20日 02:21
- この外道Pが…!天が、あずささんが許してもこの俺が許さん!
-
- 2018年08月20日 03:16
- ゴミ。
-
- 2018年08月20日 03:18
- 出来れば本当にマジックミラー号泣き寝入りセクースして欲しかった^-^;
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- 2018年08月20日 04:31
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- 2018年08月20日 06:40
- おっ、ありゃマジックミラー号じゃねーか?あれに乗せてもらって
テレビ局まで帰るか。
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- 2018年08月20日 12:51
- あずささんらこういう性的ないたずら大嫌いやぞ。多分一生口聞いてもらえない。
-
- 2018年08月21日 00:17
- うーん
一番最後が良かったです・・・
-
- 2018年08月21日 00:32
- >>P(くそっ……オレはなんてことを……! あずささんを泣かせるなんて……!)
>>P(最低だ!)
気づくの遅すぎませんかね…
-
- 2018年08月21日 18:46
- むらむらします
良かったよ
「「とろけて、ジューシー!」」
-
- 2018年08月21日 19:40
- そもそも二十歳越えててマジックミラー号知らないとかありえねぇから
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- 2018年08月21日 20:35
- ※20
後方タラップから普通に入ってくと案外気づかないもんだわよ
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- 2018年08月21日 21:41
- アイマスぺーなんて社会不適合者しか居ないからwそんなキレんなよw
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- 2018年08月22日 10:31
- SS読むのが仕事()の人が必死に☆1クリックしてる姿想像すると悲しくなってくるな
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- 2018年08月23日 04:21
- 視聴者「は?誰この男…」
この後Pは炎上して無事女Pがきましたとさ
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- 2018年08月25日 13:02
- 神SS
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- 2018年08月30日 15:46
- キモオタの事なんてどうでもいいから、ちゃんとやれや
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- 2018年09月25日 01:37
- たかはし智秋さんは関係無いだろ!