ガキの頃俺「あち~ただいま母ちゃん!アイスあるー?」バタバタ母ちゃん「来ちゃダメ!!」俺「!?」
俺「うん……」
襖の向こう「パンパン あっあっ」
そうだった……
今日は村の風習で母ちゃんは村の男と……
http://i.imgur.com/rNHU6fs.jpg
元スレ
ガキの頃俺「あち~ただいま母ちゃん!アイスあるー?」バタバタ母ちゃん「来ちゃダメ!!」俺「!?」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1532798984/
ガキの頃俺「あち~ただいま母ちゃん!アイスあるー?」バタバタ母ちゃん「来ちゃダメ!!」俺「!?」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1532798984/
「SS」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (68)
-
- 2018年07月31日 07:45
- 村では元服の歳になると、未亡人や妙齢の女性が筆おろしをする風習がある
しかしちょうどいい頃合いの女性がおらず、僕の相手をするのは父だった
申し訳ないと眉根を寄せる父に僕は劣情を抑えきれず・・・
-
- 2018年07月31日 07:51
- 村では元服の歳になると、未亡人や妙齢の女性が筆おろしをする風習がある
しかしちょうどいい頃合いの女性がおらず、僕の相手をするのは母だった
申し訳ないと眉根を寄せる美しい犬に僕は劣情を抑えきれず・・・
-
- 2018年07月31日 08:08
- どこ叩いたらパンパン鳴るんだよ
-
- 2018年07月31日 08:12
- 口で言ってんだろ言わせんな恥ずかしい
-
- 2018年07月31日 08:12
- そりゃあおでこだろ
-
- 2018年07月31日 09:00
- びっくりするほどユートピア!
-
- 2018年07月31日 10:33
- パタパタママ
-
- 2018年07月31日 11:05
- 母!父!犬!ジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!
-
- 2018年07月31日 11:25
- 村村してきた
-
- 2018年07月31日 12:12
- なんだ、俺ぁてっきり村の男達とFPSしてんのかと思ったよ
パンパン アッアッ、右から敵、アッ戦車来たよヤバイ的な
-
- 2018年07月31日 12:32
- 万引き家族定期
-
- 2018年07月31日 14:49
- バタバタ母ちゃんってなんだよ、バタ子さんか?
-
- 2018年07月31日 15:01
- パン作ってたんだよ。
-
- 2018年07月31日 15:04
- こういう閉鎖的な村の狂った風習モノ大好物っすわー
-
- 2018年07月31日 15:44
- そんな村、二次元にしかないぞ
-
- 2018年07月31日 15:54
- 騙されたぜ
-
- 2018年07月31日 16:38
- なんでこれをまとめた
-
- 2018年07月31日 17:32
- こんなんでフフッてなっちまった~
-
- 2018年07月31日 19:27
- そうだった……
今日は村の風習で俺は村の男と……
-
- 2018年07月31日 19:46
- 襖の向こうさん!?まずいですよ!
-
- 2018年07月31日 21:24
- 村では元服の歳になると、未亡人や妙齢の女性が筆おろしをする風習がある
しかしちょうどいい頃合いの女性がおらず、僕の相手をするのは母だった
申し訳ないと眉根を寄せる美しい母に僕は劣情を抑えきれぬ疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまう。
後輩をかばいすべての責任を負った三浦に対し、車の主、暴力団員谷岡に言い渡された示談の条件とは…。
-
- 2018年07月31日 22:27
- 嘘松
スレタイ主の妄想ンゴよねえ
完全究極アルティメットウルトラ論破ンゴよねえ
-
- 2018年07月31日 23:42
- 泥の河の読みすぎだろ
-
- 2018年07月31日 23:44
- 画像見てないやついそう
-
- 2018年07月31日 23:59
- 画像ひどすぎ
-
- 2018年08月01日 00:35
- ひぐま屋の同人誌思い出しちゃった
-
- 2018年08月01日 00:37
- いいじゃん
-
- 2018年08月01日 00:39
- ボクの村では元服の歳になると、未亡人やむくつけき山男に筆おろしをしてもらうという風習がある。
しかしちょうどいい頃合いの女性と山男がおらず、ボクの前に連れられてきたのはまだ小学生のNちゃんだった。
Nちゃんは透けるほど薄い襦袢をいちまい身に着けただけの恰好で、そのほっそりとした肢体は、暗闇の中で浮かび上がるほどに生白い。
ボクが思わずの生唾をのみこむと、まるではかったかのようなタイミングで、大柄な男が部屋に入ってきた。見知った顔だ。村いちばんの金持ちで知られるDだった。
Dはボクの顔をみて、何かを察したようににやりと笑ってこう言い放った。
「おまえは見てるだけだからな」
-
- 2018年08月01日 00:46
- Dはそういうと、その太くごつごつとした指をNちゃんの首筋にゆっくりと這わせた。
Nちゃんは硬い表情でDの不躾な表情に耐えている。その白肌は震えていた。
そしてボクの背後には、いつのまにかむくつけき山男が全裸で仁王立ちしていたのだった。
「だめじゃあないか」
山男はねっとりとした声で、ボクの耳に息を吹きかけた。
「こんなにえっちなおしりをしてちゃあ」
-
- 2018年08月01日 00:52
- 山男は、素早く全裸になると、ケモノのように毛深い筋肉質な裸体を、ボクの眼前に晒した。
「ああ」山男はうめくように呟いた「すごくEぞ、きみのおしりを見ていると・・・興奮が真冬の剣岳だ」
剛毛に覆われた裸体が、ゆっくりと、なまめかしく、くねくねとうねり始める。
「ちゃんと見なきゃあ、ダメだよ・・・これは山男ダンシン・・・厳冬の夜を生きて越えるための、サバイバビリティ」
山男はゆっくりと踊る。奇妙なダンス。まるでオランウータンののベリーダンスだ。
「ルックミー、モア! 視線で俺のアスホールをペネトレイトするパッションで!」
-
- 2018年08月01日 01:05
- バスッ! バスッ! バスッ!
低くくぐもった音が三度、暗闇にひびいた。それだけだった。
たったそれだけで、山男は突然倒れ伏し、それきり二度と動かなかった。末期の悲鳴すらなかった。
彼が銃で胸の真ん中を撃たれたのだ、ということを理解したのは、これよりずっと後になってからのことだ。
花火のあとの匂いがする。ボクがそのとき思ったのは、本当にそれひとつきりだった。
「やれやれ、これで未来が変わったことになるのか? ミッションは終了か? あン? あっけねぇなあ。いつだってそうだがよ・・・革命も裏切りも戦争も、歴史に残るデカい事件も・・・本質ってのはよォ、ひとがひとりこの世を去るるっていう、自然でフツーの他愛ない、日常の、フラットな出来事なんだよなぁー! さみしーよなぁ、俺ぁよ・・・いつだってデカい花火を期待してんだぜ・・・人を消すっていう極大に悪い事の結果によォ」
-
- 2018年08月01日 01:12
- 奇妙な男だった、背が高く、銀色の派手な服を着ているのに、なんだか存在が希薄な印象を受ける。
手には銃のようなもの(銃なのだろう、実際)を持っていた。
奇妙な男は、僕のほうに視線を向けない不自然な姿勢のまま、僕に向かって話しかけてきた。
「最初によォ~、謝っとくぜ・・・俺は、他人と視線を合わせないって決めてんだよ・・・決してそれがニガテってワケじゃあないぜ、そんな臆病な理由じゃねぇ・・・「臆病」で「行動」を決めちまうのは「弱さ」だ、わかるか? だが逆に「信念」で「行動」を決めるのは「勇気」だ・・・俺には勇気がある。そこで質問だぜ・・・答えろよ・・・オメーにはあんのか「信念」、それで決めてやる、お前の未来を!」
-
- 2018年08月01日 01:19
- 勇気、信念、友情、努力、勝利・・・奇妙な男の奇妙な言葉は、なぜだか僕の心を激しく打ちのめした。
この村には風習がある。筆おろしの風習。風習は権利! ボクの権利だ! ボクの権利がないがしろにされている!
「ボクは・・・」思っていたよりもずっと力強い声が出た「したい」
奇妙な男は視線を合わせないまま、にやりと笑い「何を?」と問う。決まっている。
「Nちゃん! ボクと超ド級マシーン合体だ!」
-
- 2018年08月01日 01:27
- こんなくだらねーことも村の掟でまとめなきゃいけない管理人も大変だな
-
- 2018年08月01日 01:34
- Nちゃんはは、待ってましたとばかりに僕の声に応えた!
「スパークマシーンスクランブル1,2、3! スカイマシーン! ランドマシーン! マリンマシーン! フィニッシュクロスフォーメーション!」
激しい閃光がNちゃんのマシーンブラスターから放たれ「ぐわぁ!」いやらしい行為に及ぼうとしていたDが弾き飛ばされる!
そして現れる、陸海空を統べる三つの最強マシーン! そして三つの最強が重なるとき最強は最強を超えて神となる!
「「超ド級マシーン合体! 完成! グレートガシンガッシンガー!!!」」
-
- 2018年08月01日 01:48
- グレートガシンガッシンガー! それは、三つの最強マシーン、空の王者スカイマシーン、陸の英雄ランドマシーン、海の覇者マリンマシーンが、ボクとNちゃんの絆シンフォニーに導かれ、超ド級マシーン合体することにより誕生する、最強を超えた最強のマシーンロボット!
無敵、勝利、笑顔を、因果を超えて実現するボクらのヒーロー!
「「虫の歌の小さきを、花の想いのはかなさを、人の祈りのかなしさを、げにあさましきと笑うなら! 最強無敵のガッシンガーが、その嘲笑を受けて立つ! 凶星、羅睺のなにするものぞ! 我に天あり悪滅必定! ここに降臨! グレェェェェェェェェェトッ ガシン! ガッッシンッガァァァァァァァッ!!!」」
-
- 2018年08月01日 02:01
- ↑書いてて虚しくならんの?
-
- 2018年08月01日 02:11
- つづく
-
- 2018年08月01日 02:14
- ※38
別に?
-
- 2018年08月01日 06:24
- 顔梨定期
-
- 2018年08月01日 08:06
- オレにも風習!
-
- 2018年08月01日 13:29
- ガッシンガーの人、文才あるな。すき
-
- 2018年08月02日 03:40
- 読ませるなぁ。
-
- 2018年08月02日 04:54
- 普通は勝手に冷蔵庫あさって
アイスないのー?て言う
-
- 2018年08月02日 20:15
- ※9
お前も含めて全員誰だよ
-
- 2018年08月03日 22:51
- 町役場職員Z(46)の証言
「・・・まぁ、驚きましたよ、そりゃあね」Zはそこでようやく、くわえていたタバコを灰皿に押し付け言った「爆音と、閃光と・・・まぁガス爆発かと思いましたよ、最初は・・・でも違うんだなぁ、あたしゃすぐに理解った」
「え? どうしてすぐに理解できたのかって? ハハ・・・やっぱりアンタぁ、この町の人じゃない」
Zは目を見開いてこちらをじっと見つめたあと、再びタバコに火をつけた。紫煙がくゆる。
「この町の人間ならね・・・イヤでも理解っちまう。あの音、あの光・・・そして胸が熱くなっちまうんだ・・・ありゃあ」
グレートガシンガッシンガーの必殺技、 絶対勝利剣 超豪傑スラッシュッッ!!!!
-
- 2018年08月03日 23:08
- 一条の閃光が、夥しい頭足類の触手と蛍光緑のおぞましい粘液に覆われた名状しがたき冒涜的な悪獣を両断すると、すぐに地獄から千万の亡者が悶え苦しんでいるかのような呪詛の声が厳冬の山麓に吹きすさぶ真夜中の大風の如くごうごうと響き渡った。
ボクはあの巨大で邪悪に満ちた得体の知れない脅威に対する勝利を確信していたが。同時にたいへん疲れきっていたため、考えることも喋ることもできず、ただ呆然とした気持ちのままNちゃんの手を握ったり肩を触ったりした。そうしなければどうにかなりそうだったし理路整然とした思考を取り戻すためにはどうしても必要な儀式のようなものなのだった。
Nちゃんもまた疲れ切った表情であったがボクとは違い、ゆるゆるとまるで風に吹き散らされる霞のようにはかない笑顔を浮かべて何も言おうとはせずボクのぎこちない手の動きを黙って受け入れているかのようだった。
グレートガシンガッシンガーは勝利とともにたたずんでいる。いつもどおりに。
ボクはあの広大な宇宙の暗黒の底から到来したとおぼしき奇妙で驚異的な存在を永遠に遠ざけることができたのだと信じたい。だが同時に懐疑的な気持ちもあるのだった。倒せたのだろうか?本当に?この星がいつか暗黒に還るそのときに、あの邪悪な存在は悪意に満ちて朽ち果てた帝国のいびつな尖塔に君臨するのではないだろうか・・・
-
- 2018年08月03日 23:19
- 「ヒーッ! 助けてくれ!」山中にDの悲鳴が響き渡る。Dは失禁していた。
でっぷりと太った醜い裸体ではあるが、バイオスモトリではない。
「イヤーッ!」Dの尻にスリケン!「アイエーッ!」Dの悲鳴!実際ブザマ!
「イヤーッ!」Dの尻にスリケン!「アイエーッ!」Dの悲鳴!実際ブザマ!
「イヤーッ!」Dの尻にスリケン!「アイエーッ!」Dの悲鳴!実際ブザマ!
Dは何者かの襲撃を受けている! 投擲されるスリケン! 色のついた風の如き追走者のスピード! そしてスシだ! ニンジャ筆おろし風習に明るい賢明なる読者諸氏であれば既にご理解いただけている事だろう! 襲撃者の正体が、あろうことがニンジャであるということを!
-
- 2018年08月03日 23:35
- 「ドーモ、セクシーハンサムです」背の高い銀色の奇妙なニンジャがようやくアイサツした。タイヘンシツレイ!
「アイエェェ・・・ド、ドーモ、Dですハジメマシテ」Dは悲鳴と同時に放屁した「タスケテ!」
「それはできぬ相談だ」謎のニンジャ、セクシーハンサムは地獄めいた声で「オヌシは今宵オタッシャ重点」とDの命乞いを突っぱねた。
「ナンデ!?」
「わたしが断罪者だからだ! イヤーッ!」高速バク転! 次いで素早く連続側転! 流れるようなムーブから一撃絶命の威力をもったとび膝蹴りが放たれた! ゴ・・・ゴウランガ! 並みのカラテではない!だが!
「イヤーッ!」ありえない事が! 「ヌゥ!?」Dがブリッジ回避だ!
-
- 2018年08月04日 00:00
- セクシーハンサムの放った砲弾の如きとび膝蹴りを、あろうことかブリッジ回避したDはすばやくカラテを構えた。
「はぁ~~っ、参っちまうよなぁ! 地元の美少女小学生によぉ、ちょーっとエッチなイタズラしようとしただけなんだぜー、俺はさー! それがナンだよ、巨大ロボットが出てくるわ、視線を合わせねぇオカシーやつが出てきたと思ったらさ、そいつがニンジャなんだぜ、信じられるかよ! 俺ぁもうわけわからんね!」
Dは愚痴をこぼしつつも、カラテ警戒を重点。まったくスキを見せない! これはセンニチテだ!
「でもよ・・・俺ぁ思うんだ。やべー時、ビビっちまって逃げたくて仕方ないときとかよ・・・そういうとき自分にデカい芯が通ってりゃあヘーキなんじゃねぇか、ってな。そうすりゃきっと勇気りんりんで戦えるんじゃないかって。でも違うよなぁー、へへっ、やっとわかったぜ・・・きっとウソでもいいのさ」
「それがハイクか」
「ちぇっ、チョーシくるうぜ! つまんねーやつだな! けど!」Dが跳躍ぶ!「逃げるが勝ちで・・・俺の勝ちだぜ!」
-
- 2018年08月04日 00:13
- 跳躍したD、そこには町役場職員Z(46)の乗るハイエースがあった。
「ごめんよ!」Dは驚きに目を丸くするZを軽々と引きずり降ろして言った「このお礼は、いずれ精神的に!」
まるで入念に練習を積んだかのような早業であったが、無論その筈はない。ただの遁走ではあるが、それは的確な状況判断と柔軟なフーリンカザンの心得があればこその、まさに達人技と言えた。
さしものセクシーハンサムも臍を噛む思いであろうかと思われたが・・・違う。セクシーハンサムは、視線を合わせようとしない独特な姿勢のまま、Dに向かって静かに言い放った。
「逃げるんじゃあないぜ・・・善意から忠告するがよォ、オメーは今、ここからトンズラするべきじゃあないぜ」
「悪いねニンジャさんよ」Dは下卑た笑みを浮かべて言う「逃げるに決まってんだろォがよぉ~~!!! オメーみてぇなアブねえヤツなんかもうゴメンだぜェ~~! じゃあな、二度と会わねぇぜっ!!!」
-
- 2018年08月04日 00:25
- Z(46)は状況まったく理解できなかったが、それでもなんとなく、とんでもない「悪」が今「自分の車」に乗って「逃亡した」ということを感じていた。そして思った。この世が善と悪にキレイに分かれるのならば、あの逃げた男は「悪」だ。
そして、自分の傍らに静かに立っているこの奇妙な男は、もしかしたら、いや、きっと「善」なのではないか、と。
「あ・・・あんた、いいのか、や、ヤツが逃げちまう! あいつのことは知ってる、Dだ。金持ちだがクズのゲロ野郎だぜっ!逃がしていいのか!?」
「逃がす?」奇妙な男は視線を明後日のほうに向けたまま、独り言のように続けた「それは違う。俺はヤツを逃がしてはいない。俺には「信念」があり、「勇気」にたどり着く行動を心掛けている。ブレてねぇぜ・・・だが、ヤツは逃げた、それは「臆病」を理由にした「行動」!!ヤツは「弱さ」にたどり着く「行動」を選択した!!」
「俺の能力「セクシーランジェリー」は既に発動している」
-
- 2018年08月04日 01:40
- 「!?」Dは思わず息をのんだ。
山の夜道とはいえ、地元の慣れ親しんだ道だ。Dはスピードを落とすことなく、ニンジャからの逃走を継続しており、そしてそれはうまく行っているように思われた。
だが、そのときDはバックミラーに奇妙な影を見たのだ。それは後部座席にいた! それは人間ではない!
「MIRIRIRIRIRIRIRIIIII! いま、おまえ、後ろ、見たよなぁぁぁぁぁ! ビビッたからだっ! 臆病からの行動っ! MIRIRIRIRIRIRI! だよなぁぁぁ!? 減点だぁぁぁぁぁ!」
「う」Dは一瞬で恐慌状態に陥り、冷静さを欠いた。あまりに異様な状況、背後にいる、まるでランジェリーの妖精のような不気味な存在に「うわあああぁぁぁぁ!? な、なんだコイツはぁぁぁぁ!? バケモノっ!?」
「MIRIRIRIRIRIRIRIIIII!!! 俺はセクシーランジェリーっ! 以上、自己紹介終わりィ! そしていま、悲鳴だ! 「臆病」だろソレはよぉ! その「行動」は減点するっ!MIRIRIRIRIRIRIRIIIII! 減点っ! 減点だぁぁぁぁ!!」
-
- 2018年08月04日 01:54
- 「あっ!?」 Dは気づいた。ハンドルが「な、なんだぁぁぁ!? 滑るっ! ハンドルがっ!!」滑る。とても握ってはいられない。そして、
「そ、そんな・・・ああ、まさか」ブレーキもまた滑る。つるつると「まるで油を塗ったようにつるつる滑るじゃねぇかあああああああぁぁぁ!?」
異様な状況であった。どれほど強く握ろうとハンドルは手からつるつると逃げ、ブレーキも踏み込むよりも先に、足が滑ってしまう。車の操作が一切不可能! そして背後には不気味な存在がいた。
「MIRIRIRIRIRIRIRII ブレーキは踏むべきじゃあなかったなぁぁぁ! それは「臆病」だぁ! 減点だぁ! そして! いま! 残念ながら! この車の”摩擦”はゼロになった! それが俺ぇぇぇ! 「セクシーランジェリー」の能力! ビビった数だけ”摩擦”を減らす! 「臆病」からの「行動」がっ! 「弱さ」を生むぅ! MIRIRIRIRIRIRIRIIIII!!!!」
「ああああああああああ!!!!」
タイヤの摩擦も失い、空気抵抗からも解き放たれたハイエースは無制限に加速し、やがて高い崖からつるりと飛び出したのだった。
-
- 2018年08月04日 22:25
- ちくわ大明神
-
- 2018年08月05日 00:30
- まさにちくわ大明神であった。
-
- 2018年08月05日 15:05
- 「ねぇやっぱり筆おろししてほしいな、ボクはNちゃんにしてほしいんだよ、ねぇ頼むよ、頼むよ」
邪神との激しいバトルの直後、放心状態であったボクとNちゃんだったけど、疲労が回復するにつれボクのなかで「Nちゃんに筆おろししてもらって、立派な大人の男」になりたいって気持ちがむくむく湧いてきたんだ。だってNちゃんときたらハダカどうぜんの恰好なんだもの。
Nちゃんは色白で痩せっぽちの女の子だけど、柔らかいところもけっこうあって、それはほっぺたとかふくらはぎとかお腹とか、それから、あとはぜんぶえっちなところなんだ。でも筆おろしなら、そういう秘密の場所も触ってもいいんだよ。
「いや」とNちゃんはにべもなく言った「だって恥ずかしいもん」
「ぼくだって恥ずかしいけど」でもぼくのちくわ大明神は、すっかりむくむくしてしまっていた。痛いくらいだ。
こうなったら、ちょっと強引にいった方がいいのかかなぁ?
-
- 2018年08月05日 15:18
- 「ねぇNちゃん、提案なんだけど」
ボクはそっぽを向いてしまったNちゃんに近づいた。そっとちくわ大明神をズボンの中から取り出しながらだよ。そーっとそーっとね。
「Nちゃんは目をつぶったままでいいんだよ、全部ボクがやるからね、そりゃあ時々手を動かしたり口を動かしたりしてもらうけれど、それだけだよ。ちょっぴりくすぐったいかもしれないね。でも大丈夫だよ。ねぇたの―ぐえー!!」
Nちゃんの華奢な背中に、ボクのちくわ大明神でいたずらしちゃおうとしたそのとき、なんだか大きくて柔らかくてあたたかい塊が飛び込んできて、ボクに覆いかぶさってきたんだ。なんだなんだ。息ができないぞ
「おやびん! おやびんおやびん! おやびんじゃないスか! うわあああああああ怖かったでやんすー!!」
飛び込んできた謎の正体は、ボクの子分のUちゃんだった。
-
- 2018年08月05日 15:27
- Uちゃんはボクの子分だ。
年上の女の子で、体のあちこちがNちゃんよりももっとずっとえっちでアダルトなんだけど、頭のほうがちょっぴり・・・ううん、かなりバカだから、ボクの子分にしてあげたってわけ。飴をあげるとなんでも言う事を聞くんだよ。
「ひんひん! 大人になるための儀式だって連れてこられたんすけど、部屋は暗いし、服は薄くて寒いし、なぜか草野球のコーチがすっぽんぽんで現れて「今夜は大人になるためのトレーニングをしてやる」とか言い出して、手錠をもってせまってくるし、かと思ったら爆発してガッシンガーが戦って、もーわけわかんないっスよ! おやびんおやびん! 怖かったっすよおおおおおおおん!!! おんおん!」
Uちゃんは声が大きくてバカだけど、ボクは気にせず抱きしめてよしよししてあげた。だってUちゃんときたら体はすごくえっちだからね。ボクのちくわ大明神も大満足さ。そりゃあね。
-
- 2018年08月05日 15:41
- ボクがUちゃんを抱っこしてふくふくとしたいい気持ちでいると、Nちゃんと目が合った。背筋がぞわぞわしちゃったよ。だって般若みたいな顔をしていたからね。
「ふーん」Nちゃんは低い声で言った「ボクくんは、Uちゃんとずいぶん仲がいいんだね。ホントはわたしじゃなくてUちゃんに筆おろししてほしいんじゃない? わたしはたまたま近くにいたからでしょ、そうなんでしょ」
このときのNちゃんときたら、ものすごく怖いんだ。本音はどうあれ、ここはキッパリ否定しないと、ボクはNちゃんになんらかの方法で真っ二つに引き裂かれてしまうかもしれない。ボクは言い訳を口にしようとした、でも
「筆おろしってなんスかおやびん? んー・・・あっ、わかった! えっちな事っすねおやびん! やだなーおやびんやだなー、もー、おやびんときたらホントにえっち大好き丸の乗組員すね! 仕方ないっすねぇ! ホントはやだけど、飴ちゃんくれたら、またおっぱい揉んでもいいっすよ!」
Uときたら、本当によくできた子分だよ! 本当にね! 女の子じゃなかったら何度もたたいているところ!
「また?」Nちゃんは冷たい声でいった「また、って? ひょっとして何度もUちゃんの体にいたずらしてるのボクくん・・・」
-
- 2018年08月05日 16:01
- その後のことは、ちょっと筆舌に尽くしがたい。
怒りに身を任せたNちゃんは、痩せっぽちなのにものすごい力を発揮してでボクのことを殴った。しかも一発じゃないんだ。ティムティム人形の舞、ってご存じだろうか、ご存じならばまさにそんな感じさ。さらに酷い事には、Uちゃんが「おやびんをいじめないで! おやびんを満足させられないからって!」なんて余計なことを言ってボクのことを庇ったからね。
Nちゃんは怒りを通り越してわんわん泣き出し、なぜだかUもつられて泣き始めてしまってね、参ったよ。本当に。
やがて、夜明けとともに山に登ってきた大人たちと一緒にボクたちは下山した。みんなボクたちの惨状をみて困惑してたっけ。
そのあとも、Nちゃんと仲直りするためにすったもんだあったり、あんなにバカだったUちゃんが突然ボクのことを意識しはじめてしまったり、不思議な転校生が現れたりで、本当に大変でメチャクチャで・・・でも、すごく愉快な日々が続いた。
結局ボクたちは筆おろしできなかったけど、今思うと、ボクもNちゃんも、それからUも、あの夏、あの日、あの時、あの経験を境にして、大人への階段を上り始めたんだって思う・・・そう、このどこまでも続く、大人への階段を、ね。
-
- 2018年08月06日 00:44
- 深海にでも沈んでいるかのような夜の森だった。あたりまえだが昼がないわけではない。もちろん。しかしその様をみて昼の日中の光景を思い描くというのは、何人であっても難しかろう。そういう場所だ。なにもかも夜に沈んでいる。
そんな森の奥に、また暗い、黒い、神殿があった。打ち捨てられたような場所だというのに、厳かさをひとつも損なわず、どこまでも厳粛で、そして、とても忌まわしい忌まわしい、怖気の凝ったような神殿だった。
だが神殿の奥に、神殿であるというのに、神の座はなかった。祀るべきモノは、とうに失われ。そこに人ならぬ人がある。故に玉座があった。
夜の凝ったような玉座が。そしてそこに坐すものが。あった。
ひとの気配がある。大勢の。しんと静まった呼吸の気配すらない玉座とその主をおろがむ、全裸のむくつけき男たちの群れである。なまめかしい肌色が、暗い神殿の内部で巨大な生き物のようにうごめいていた。
-
- 2018年08月06日 01:03
- 全裸の男たちは、みな一様にM字開脚をし、会陰を玉座に向けていた。
みずからのもっとも弱く、もっとも誇らしく、もっとも美しくも醜い部分を、これでもかと掲げて見せる行為。
全裸の男たちにとっては、これこそが、畏怖と尊崇を表現する最大の礼儀、その所作であった。
やがて、全裸の男の中の一人がM字開脚のままひょこひょこと前に出ると、さらに大きく腰をあげて会陰を夜気にあて、大音声をあげた。腹式呼吸がきいている。
「我が王にご報告いたします! われらが異界より召喚せし邪神プエル・トリコは、突如現れたガッシンガーにより存在根源を破壊され、消滅いたしました! また現地で活動を行っていたエージェントDも、異能を操るニンジャによって排除され、これにより我々は筆おろしの村での活動拠点を失った事になります・・・!」
この恐るべき報告に、全裸の男たちはおおいにどよめいた「なんということだ!」「王よ!」「なんたる損害!」「ちょっとキミ会陰が高すぎない?」「これはかなりの痛手ではないか」「服を着なさいよ、小さい子もいるんですよ!」と、口々に憤懣をあらわにした。
-
- 2018年08月06日 01:21
- 「静まれ!」よく通る声で、うごめく裸体の男たちを黙らせたのは、もっとも玉座に近い位置でM字開脚をキメていた男であった。角刈りの美男子である。
「この度の作戦は失敗などではない。すべて王の思惑の内である! 邪神を召喚したるはガッシンガーをおびき出すため! またエージェントDは横領に手を染めていた虫である、ゆえにニンジャへの餌としたのだ! 王の御前である! 無様に騒ぎ立て、玉座の静謐を乱すべからず!!」
男の言葉に、裸の男たちは水をうったように静まり返る。その沈黙をまって、ゆるゆると彼らの王が口を開いた。
「・・・邪神の生みし波動により・・・筆おろしの村のご神体・・・ヂモトクリスタルの所在が割れた・・・フデノオロシガミ・・・ガッシンガーなる鉄像がそれよ・・・守護者そのものが祭器・・・ご神体を祀りし神殿とは・・・裏をかかれたわ・・・」
「王よ。Dを排除したニンジャも、今しがた確認がとれました・・・あれこそが時空風習管理局の最強の男」
「で、あろうな・・・だが、計画に変更はない・・・すべては、二村併合計画のため・・・この世にある、ありとあらゆるえっちな風習を、すべからく併せ持つ・・・究極にえっちな村落をつくるためである」
-
- 2018年08月06日 01:27
- 「えっちな村を!」「えっちな掟を!」「筆おろしの風習を!」「わが村に!」「王!」「王!」「王!」
全裸の男たちが会陰を掲げて王をたたえる。
角刈りの美男子もまた、誰よりも高く会陰を掲げ、うっとりとした表情で王を称えた。
「王! 王よ! 必ずや筆おろしの風習をわが村に! 我ら村民一同が二村併合を実現してご覧にいれます! 我が忠誠! 我が命にかえても! 王よ! 町役場職員Z(46)よ・・・・いや――」
「偉大なる夜這い村の村長 Z よ・・・!!!」
-
- 2018年08月06日 01:37
- 次回予告
「村の婦人会の旅行に同行することになったボクとNちゃんとUちゃん! 夏のビーチにすっかり浮かれ気分だったけど、ここにも夜這い村の魔の手が迫っていたんだ! えっ! Uちゃんとボクが洞窟に閉じ込められちゃった!? ええっ、ガッシンガー出撃不可能!? えっ、レンタル水着がぜんぶ水に溶けるやつに・・・へぇ ひょっとして大ピンチ?」
次回! 限界集落ガッシンガー!
「海と花火と男女の営み」
来週もフィニッシュクロスフォーメーション!!!
-
- 2018年08月06日 01:48
- お わ り
来週のこの時間は「ニュースエキセントリック」をお送りいたします
しかしちょうどいい頃合いの女性がおらず、僕の相手をするのは母だった
申し訳ないと眉根を寄せる美しい母に僕は劣情を抑えきれず・・・