伊織「わ、私そんなつもりじゃ……!」
やよい「! プロデューサー! おはようございまーす!」
P「おっ、やよいおはよう。今日も元気が良いな!」
やよい「えへへ……そ、そうですか? えへへへ……」
P「うん……? どうした、なにか様子がいつもと違わないか?
妙にそわそわしてるというか……」
P「あ、ああ。なんだ?」
やよい「これ! 受け取ってください!」
P「えっ? これは……」
やよい「プレゼントです!」
P「プレゼント? えっと、今日って何かあったっけ……?」
やよい「何もないですけど、その、私いつもお世話になってるプロデューサーに
お礼がしたいなーって思って、だから、えっと……」
やよい「ご……ごめんなさい。やっぱり、迷惑だったかも……。
いきなりこんなの渡されても……」
P「……いや、そんなことはないよ。ものすごく嬉しいぞ!」
やよい「! ほ、本当ですか?」
P「ああ、もちろん本当だとも!」
やよい「あ……ありがとうございます、プロデューサー!」
やよい「はい、もちろんです!」
P「どれどれ……。おっ、これは……!」
やよい「ネクタイです! 自分では上手にできたかなーって思うんですけど……」
P「ってことは、やよいの手作りか!
なるほど、確かによく見れば店で買ったのとは違う手作り感があるな!」
やよい「ど、どうですか? 変じゃないですか?」
もし何か変なとこがあったら言ってください! 直しますから!
あっ、私が作ったのなんかよりちゃんとお店で作ったやつが良くても言ってください!
その時は私、お店で選び直して……」
P「いや、その必要はないぞ。
やよいの手作り以上のネクタイなんて、そんじょそこらの店に置いてあるはずはないからな!」
やよい「っ! それじゃあ……」
P「手作りのネクタイ、ありがたく頂くよ。ありがとうな、やよい!」
やよい「うっうー! 良かったですー!」
それから、いつも私達のために頑張ってくれてありがとうございまーす!」
P「こちらこそありがとう、やよい。
こんな素敵なプレゼントをもらったら、ますます頑張らなきゃいけないな!
よし、それじゃあ今日は早速このネクタイを着けて仕事するか!」
やよい「本当ですか! えへへ……。
あっ、でも無理はしないでくださいね!
プロデューサーは今のままでも十分頑張ってるかなーって!」
P「大丈夫、無理なんかしないよ。心配してくれてありがとうな!」
・
・
事務所ドア前
伊織「……ふー……」
伊織(あいつ、喜んでくれるわよね? あんなに時間かけて選んだんだし……。
って、なんで私がこんなに緊張しなきゃいけないのよ!)
伊織「そ、そうよ、これはただのご褒美。
私のために頑張ってる下僕をたまには労ってやろうっていう、ご褒美なんだから!
それに、この伊織ちゃんからのご褒美を喜ばないはずがないもの!」
やよい「あっ、伊織ちゃん! おはよう!」
伊織「あ、あら、やよい。それに……」
P「あぁ、おはよう伊織」
伊織「え、えぇ、おはよう……。
って、あんたこんなところで何してるの?」
伊織「そ、そのくらい分かるわよ。
ネクタイくらい、ちゃんと出勤する前に着けて来なさいってこと!」
P「あはは、悪い悪い。でも実はな、このネクタイは……」
伊織「それに何なの、そのしょぼいネクタイは!
この伊織ちゃんのプロデュースも担当してるっていうのに、
そーんな安物のネクタイをしようなんて自覚が足りないんじゃない!?」
P「なっ……!」
やよい「……え?」
そんなしょぼネクタイなんかしちゃってるセンスのないあんたのために、
今日はこの伊織ちゃんが特別に……」
P「お、おい! 何言ってるんだ伊織!? 全然しょぼくないだろ!?」
伊織「きゃっ!? な、何よ急に大声出して……」
P「いいから訂正しろ! よく見ろホラ! しょぼくないよな!? な!?」
伊織「は、はぁ? なんでそんな必死に……」
やよい「あ、あの! いいですプロデューサー! 訂正なんかしなくても!」
やよい「伊織ちゃんの言う通りです!
安い布だし、全然上手にできてないし、
プロデューサーはこんなの……こんなの着けちゃダメです!」
P「あっ!? や、やよい!」
やよい「私、これ捨ててきますね! それで、そのままレッスンに行ってきます!」
P「ま、待てやよい! 待つんだ、おい!」
伊織「……な、何? どういうこと……?」
伊織「……」
P「……ただいま」
伊織「! お、おかえりなさい……」
P「あぁ……」
伊織「えっと……や、やよいは? 追いつけたの?」
伊織「っ……!」
P「その様子だと……伊織。お前もなんとなく事情は察したみたいだな」
伊織「……それは、その……。
絶対当たって欲しくない最悪な想像はしてるけど……」
P「多分あってるよ、それで」
伊織「じゃ、じゃあ、そのネクタイって、もしかして、やよいが……?」
P「あぁ……。俺へのプレゼントに、手作りしたんだそうだ」
P「正直に言って……最悪という他ないな。タイミングといい、言葉といい……」
伊織「私、やよいが一生懸命作ったものを、あんな……。
わ、私そんなつもりじゃ……!」
P「分かってる。悪気はなかったんだよな。
きっとやよいも分かってるよ。ただ……すごく、ショックだったんだろう。
あとで俺からもフォローしておくけど……。
やっぱり伊織が自分自身で、やよいとしっかり話をしないといけないと思う」
伊織「っ……そう、ね。ちゃんと私の口から、まずは謝らなきゃ」
P「ああ、そうした方がいい。
ただ、今日のスケジュールは二人が一緒になる予定はないから……」
伊織「ええ……。こっちで、連絡を取るわ。それじゃ……」
・
・
伊織「……はぁ……」
電話の液晶を見て、ため息をつく。
もう何回か分からない。
あの後すぐにやよいに電話してみた。
もちろん、仕事が入ってないことを確認して。
でも、やよいは出てくれなかった。
『さっきはごめんなさい。直接謝りたいから、時間の空いた時に連絡をもらえると嬉しいわ』
そうやって留守番電話にメッセージを残してから、もう何時間経ったか分からない。
家に帰って、ベッドに横になって、ずっと考えてる。
なんて言って謝ろう。
どうやって謝ったら、やよいは許してくれるだろう。
あの子は、そういう子だもの。
伊織「そうよね、うさちゃん……。きっと、元通りになれるわよね……」
と、呟いたその時だった。
伊織「っ!」
着信音が鳴った。
電話じゃない、メールだ。
だから慌てて取る必要もなかったけど、私はベッドから跳ね起きて、画面を確認した。
『ごめんなさい。今日はちょっと忙しいです。明日にならないと会えないです。
でも、大丈夫だよ。私、気にしてないから。伊織ちゃんも気にしないで。
それじゃ、また明日!』
そんな内容だった。
・
・
やよい「あっ、おはよう伊織ちゃん!」
翌朝、事務所に行くといつもどおりにやよいは掃除をしていた。
いつもどおりに挨拶してくれた。
伊織「え、ええ。おはよう、やよい……」
やよいの笑顔に一瞬だけ目を逸らしてしまう。
でも、なんとかすぐに視線を戻した。
伊織「あの、やよい。昨日は……」
やよい「ごめんなさい、伊織ちゃん!」
伊織「え……?」
その行動と言葉に意表を突かれているうちに、やよいは頭を上げて、
やよい「昨日はいきなり事務所を出て行っちゃって……。びっくりさせちゃったよね?
でも、私大丈夫だから! えへへっ! だから伊織ちゃんも、気にしないで!」
伊織「やよい……」
やよい「えっと、今日は一緒のお仕事があるよね? よろしくね、伊織ちゃん!」
そう言って、またにっこりと笑う。
そんなやよいに、私はどう返事をすればいいか分からなかった。
だから、
伊織「ええ……。よろしくね、やよい」
私も薄く笑って、当たり障りのない返事をすることしかできなかった。
ファッション誌に載るみたいで、夏向きのいろいろな服を着られるらしい。
行きの車の中でやよいは、「楽しみだね」といつものように明るく話していた。
私も出来るだけいつもどおりに会話するように努めた。
でも、どうしても違和感は拭いきれなかった。
やよいは本当に気にしていないの?
自分が一生懸命、心を込めて作ったプレゼントを貶されて。
事務所を飛び出すくらいにショックを受けて。
それなのに、一日経てばいつもの自分に戻れるの?
そして、そんな私の違和感は……やっぱり、間違ってなかった。
カメラマン「うーん……? やよいちゃん、今日はちょっと調子悪い? 休憩取ろうか?」
やよい「えっ? い、いえ、大丈夫です! 私、元気ですから!」
カメラマン「そう? それじゃあ、もうちょっと頑張ってみよっか。
はい、伊織ちゃんとくっ付いてー。もっとぴったり。はい、笑って――」
やよいの笑顔がぎこちない、そう何度も言われて。
そう……やよいは私とは違う。
私みたいに心にもない笑顔を作れるほど器用じゃない。
つまり、やよいはやっぱり……。
もう、なんでこんな時にあいつは居ないのよ!
あいつが居れば、撮影だってきっと上手く行ったし、やよいとだって……。
なんて、一瞬でも思ってしまった自分が情けない。
これは私の問題なんだ。
プロデューサーに頼るんじゃない。
私がちゃんと、一対一でやよいと向き合わなくちゃダメなんだ……。
着替え終わった頃に、やよいは呟くように言った。
小さな声だったけど、私たちの他に誰もいない控え室の中ではよく聞こえた。
やよい「私のせいで、迷惑かけちゃって……。伊織ちゃんにも、スタッフさん達にも……」
立ったまま、俯き気味に言うやよい。
そんなやよいの様子に、私は体の内側がきゅっと締め付けられる思いがした。
でもその痛みが、私の口を動かしてくれた。
伊織「……謝ることなんてないわ。だって、全部私のせいでしょ?」
やよい「えっ……?」
やよいの顔が上がる。
意表を突かれたような、困惑したような、
そんな表情を浮かべるやよいに、私は向かい合った。
やよい「ち……違うよ、そんなことないよ! 私、もう気にしてなんか……」
伊織「やよい、お願い、隠さないで。ちゃんと、話して欲しいの……」
いつの間にか、今度は私の顔が下がっていた。
すごく、怖い。
やよいの目を見ることが……今のやよいの、本当の気持ちを聞くことが、すごく怖い。
やよいは、答えない。
どんな顔をしてるかも分からない。
もう何秒経つだろう。
もしかしたらもう一分以上……
やよい「伊織ちゃん……やっぱり、すごく優しいね」
目線の先に居たやよい。
その表情は……多分、笑ってた。
やよい「でも、無理しないで。伊織ちゃんに無理させちゃうのは、私もイヤだから……」
伊織「無理、って……。どういう意味、私、無理なんて……」
やよい「昨日伊織ちゃんに言われたこと、私、すごくびっくりしたけど……。
でもね、全部、本当のことかなーって」
伊織「え……?」
やよいは、笑ったまま。
笑ったまま、表情を変えずに続ける。
やよい「伊織ちゃんのお洋服も、アクセサリーも、私が持ってるのとは全然違うから。
あのネクタイ、布はすごく安い布だし、
私なんかが作ったから、あんまり上手に出来てなかったし……」
ネクタイだけじゃなくて、他のいろんなものも。
でも伊織ちゃん、優しいから、今まで言わないようにしてくれたんだよね?
私が持ってるものとか、全然ダメだーって思っても、言わないように……」
伊織「ち……違うわ! 私、そんなの思ったことない!」
私は必死に、半分怒ってるみたいに、やよいの言葉を否定した。
だけどやよいは、やっぱり、笑ったままで、
やよい「えへへっ……ありがとう。でも、無理しないで?
伊織ちゃんは私と違ってお金持ちなんだから、私のことなんて……」
『私と違ってお金持ちなんだから』
その瞬間、私はやっと、自分がどれだけやよいの心を傷付けていたか知った。
そしてそれは多分、昨日のことだけじゃない。
やよいの前で、自分の裕福さを鼻にかけるような言動をしたことがなかったか。
価値観の隔たりを意識させるようなことがなかったか。
きっと、何度だってあった。
そうやって重ねられた目に見えない壁の存在が、
昨日の私の言葉で、やよいの心に深く、深く、刻まれて……。
やよい「!? い、伊織ちゃん!?」
自分の胸に付いてたブローチ。
私は、それを掴んで地面に思い切り叩きつけた。
首に掛けてたペンダントを両手で思い切り引きちぎって、これも地面に投げた。
カチューシャも掴んで、地面に……
やよい「伊織ちゃん、待って……!」
伊織「離して!! こんなのッ……こんなの、全部捨ててやるんだから!!」
やよい「だ、ダメだよ! 伊織ちゃん、どうして……」
伊織「こんなの要らない!!
私がお金持ちなせいで、やよいと友達になれないんなら……!
こんなの全部捨ててやるわよ!!」
やよい「……!」
やよいに掴まれた腕が、ゆっくりと下がる。
伊織「……嫌よ……私、そんなの、いや……」
やよい「え……?」
伊織「お金なんて関係ない……!
やよいと、友達になれないなんて……そんなの、絶対嫌……!
私、やよいと、友達にっ……」
そこから先は言葉にならなかった。
ただ喉をしゃくり上げる音だけが、そのまましばらく続いた。
何か言わなきゃ。
私が何か、言わなきゃ。
でもそうやって気持ちばかり焦る私の耳に、小さな、本当に小さな声が、ぽつりと聞こえた。
ほとんど吐息みたいなその声に、私は涙でいっぱいの目を向ける。
やよいは……もう、笑ってなかった。
唇をきゅっと噛んで視線をおろす。
私の腕を掴んでた手が、ゆっくりと離れた。
やよい「……昨日、ね。私、あのあと、ずっと考えてたの……。
伊織ちゃんのこと……伊織ちゃんに、あんなふうに、言われちゃったこと……」
そこまで言って、やよいは再び押し黙る。
でもそれは、話すことを迷っているだとか、どう話すか悩んでいるだとか、そんな理由からじゃない。
薄く開かれたやよいの唇が、震え始めた。
やよい「それで、ね、私……。ちょっとだけ……ほんの、ちょっとだけ……思っちゃったの……。
伊織ちゃんの、こと……きらい、って……」
伊織「……!」
私、わ、わかってたのに、なのに、でも、私、わたしっ……」
伊織「やよい……っ」
やよい「きらい、って、思っちゃって……だけど、それが、すごく嫌で……!
わたしっ、伊織ちゃんのこと、き、きらいになんて、なりたくないっ……。
わたしも、私もっ……! 伊織ちゃんと、お友達でいたい……!
でも、わ、私どうしたらいいか、わからなくて……!」
そこでやよいの言葉は止まった。
あとは、さっきの私と同じようにただ泣き続けるだけ。
……やよいは、話してくれた。
私以上に大粒の涙を流しながら、喘ぎ喘ぎ、自分の想いを伝えてくれた。
でも、まだだ。
まだ全部じゃ……!
伊織「そんなの……話せばいいじゃない」
きっと私も同じような顔で、やよいの顔を見返す。
伊織「私のこと、きらいって思った気持ち、全部……全部、話して……!」
やよい「ぅ……い、伊織ちゃん、で、でもっ、わたし……」
伊織「お願い、やよい……話して……話しなさいっ……。
私と、友達で居たいって、思ってくれてるなら……!
お願いっ……話しなさい、やよい!」
やよい「……私……」
伊織「っ……」
やよい「わ、わたしっ……あんなこと、言って欲しく、なかった……!
すごく、嫌で、悲しくて……!」
ひどいよ、伊織ちゃんっ……ひどいよぉ……!」
伊織「やよい……! ごめんなさい、本当に、ごめんなさい……!
私、やよいと、仲直りしたいの……だから……!
ごめんなさい、やよい……本当にごめんなさい……!」
やよい「わっ……わたしも、ごめんなさい……!
きらいなんて、言っちゃって、ごめんなさい……!
伊織ちゃん、ごめんなさい、ごめんなさい……!」
それからは私もやよいも、ただただ、謝り続けた。
本当は、やよいが謝る必要なんて全然ない。
でも私は止めなかった。
私のことを嫌いになった気持ちも、謝りたいって気持ちも、やよいの本当の気持ちだって知ってたから。
だから私たちは、ただ謝った。
お互いの体を強く抱きしめて、何度も、何度も……。
・
・
翌日、事務所
やよい「おはようございまーす!」
伊織「お、おはよう……」
P「! おはよう二人とも。その様子だと……ちゃんと仲直りできたみたいだな」
やよい「えへへっ、はい! なんだか、前よりも伊織ちゃんと仲良くなれたかなーって!」
伊織「そ、そうね。そうかも……」
P「それは何よりだ。よし、それじゃあ、もうこのネクタイを着けてもいいかな」
やよい「! それ、本当に拾ってくれてたんですね……えへへ。
ありがとうございます、プロデューサー!」
と、まぁそれは置いといて……伊織はさっきからどうしたんだ?
なんだかモジモジしてるし、顔が赤いようにも見えるけど」
伊織「えっ!? あ、えっと、その……。や、やよい、本当に渡さなきゃダメなの?」
やよい「うん! がんばって、伊織ちゃん!」
伊織「うぅ……ぷ、プロデューサー!」
P「あ、あぁ、なんだ?」
伊織「こ、これ、受け取りなさいよ!」
P「えっ? これは、もしかして……ネクタイか? 伊織から、俺に?」
いつもよく働いてる下僕のために、この伊織ちゃんが特別に……」
やよい「もー、伊織ちゃん、言ったでしょ? ちゃんと正直に言わなきゃ、めっ! だよ!」
伊織「ぅ……。そ、その、えっと……。
い、いつもあんたのおかげで、色々、助かることも多いから……。
た、たまには感謝を込めてプレゼントしようって思ったの! 悪い!?」
P「伊織……。いや、全然悪くなんてないよ。ありがとうな!」
伊織「……! え、えっと……やよいみたいに、手作りじゃないけど……」
P「ああ、そうだな。でも、伊織が俺のために選んでくれたんだろ?
だから、やよいにもらった時と同じくらい嬉しいよ」
伊織「プロデューサー……」
プロデューサーならぜーったい、喜んでくれるって!」
伊織「そうね……。ふふっ、ありがとう、やよい」
P「しかしこんないいプレゼントを二つも貰ったら、毎日どっちを着けるか悩んでしまうな。
いっそのこと、二枚重ねて使うか?
やよいと伊織のプレゼントを二つ同時に使えるなんて、すごく贅沢だぞ!」
やよい「わーっ! 二枚重ねだって、伊織ちゃん!
なんだか、いつも伊織ちゃんとプロデューサーと一緒に居るみたいで嬉しいかも!」
伊織「き、気持ちは嬉しいけど、二枚重ねは流石に苦しいでしょ……。
日替わりとかで着けるようにしなさいよ」
P「あはは、それもそうか。じゃあ日替わりで使わせてもらうよ。
改めて、素敵なプレゼントをありがとうな、二人とも!」
伊織「せ、せっかくプレゼントを贈ってあげたんだから、今まで以上にキリキリ働きなさいよね!」
P「ああ、もちろんだ! っと……そう言えば、そろそろ時間だよな?
昨日と同じで俺は付き添えないけど、大丈夫そうか?
……なんて、聞くまでもなかったかな」
やよい「はい! 今日はばっちりです! 昨日の分まで、がんばろーっ!」
伊織「ええ。昨日の遅れなんか、あっという間に取り返して見せるんだから。にひひっ♪」
おしまい
「アイドルマスター」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (25)
-
- 2018年07月28日 22:58
- なんか懐かしい気持ちになった
-
- 2018年07月28日 23:01
- 百年たっても
-
- 2018年07月28日 23:03
- いおりん、優しさを失わないでくれ。
傷ついた友達を思いやり、互いに助け合い、どんな時でも友達を大切にしようとするその優しい気持ちを失わないでくれ。
例え、その友達と幾度も喧嘩をして涙を流そうとも――
――それが私の、変わらぬ願いだ。
-
- 2018年07月28日 23:03
- あり得るくだりやな。
けどこういうのって大人になっても忘れへんよな。
-
- 2018年07月28日 23:04
- こういう系の話って何故か時々無性に読みたくなる
-
- 2018年07月28日 23:09
- こういうのもっとちょうだい
-
- 2018年07月28日 23:15
- 尊い。カップリングとか百合が〜じゃなくて、純心が尊い
-
- 2018年07月28日 23:19
- 短い名文
-
- 2018年07月28日 23:26
- 序盤の愉悦案件からの安定のやおいおり
-
- 2018年07月28日 23:31
- 胃がキリキリして伊織が事務所に来てからやよいが飛び出すとこまで読んでいられなかった…そのあとはキッチリ読んだけど
紙メンタルな俺を笑えよベジータ
-
- 2018年07月28日 23:58
- 短くコンパクトな中に二人の良さがぎゅっと詰まってる
-
- 2018年07月29日 00:21
- よかった。
-
- 2018年07月29日 00:40
- ああああああああああ!!!(絶望)
からの
ああああああああああ!!!(昇天)
だった
-
- 2018年07月29日 01:33
- 普通に泣いたわ
-
- 2018年07月29日 02:19
- 好き
-
- 2018年07月29日 06:12
- 手作りのタイに突っ込み多数かと思いきや…
ループタイとか変なフォロー入れようと思ったのに
-
- 2018年07月29日 07:23
- 尊み~!(IKKO風に)
-
- 2018年07月29日 09:34
- イイハナシダナー(;∀;)
-
- 2018年07月29日 12:34
- ウルトラマンA兄貴がいますね…
-
- 2018年07月29日 13:33
- ※17
穴が空いてるネクタイとかも売ってるくらいだし…
-
- 2018年07月29日 20:23
- 人見て言うこと変わるやつって嫌われるよね
-
- 2018年07月29日 21:06
- 100年経ってもやよいおり
-
- 2018年07月29日 22:37
- ※22
だからお前って嫌われてるの?
-
- 2018年08月07日 10:02
- スレタイから展開予想できるだけに読むの辛かったが仲直りしてよかった
心が痛い