【GBD】ユッキー「僕の最高の友達」
リク「よーし! 今日はどんなミッションやろうか?」
ユッキー「最近この連戦ミッションがなかなか流行ってるらしいよ、やってみない?」
モモ「あ、私これやりたい! 宇宙のお花の撮影だって!」
サラ「キレイ…」キラキラ
ユッキー「それただのELSだよ…っていうか、こないだ花なら採集でやったじゃん」
モモ「違うの! あれも確かにキレイな花だったけど、こっちはこっちでいいっていうかさー」
サラ「うんうん」フンス
ユッキー「女の子だなぁ……」
ユッキー「うーん、まぁりっくんがそう言うならいいけどさ」
モモ「ありがとりっくん! よーし、パパっと終わらそう!」
サラ「がんばって、モモちー!」
リク「よし、じゃあがんばろう、皆!」
ユッキー「うん、がんばろう! りっくん!」
リク「あ、マギーさん!」
タイガーウルフ「よう、ちゃんと修行してるか、リク? 機体がよくなっても、お前もよくならなきゃ意味がないんだからな」
リク「あ、タイガーさんも!」
シャフリヤール「この脳筋の言うことは無視していいよ、それよりももっとダブルオースカイを愛で磨くといい、リクくん」
タイガーウルフ「んだとこの野郎!」ウガー!
シャフリヤール「何だ?」フン
リク「ま、まぁまぁ。シャフリさんもタイガーさんも落ち着いて……」
マギー「まったくしょうがないわねぇ……」フー
ユッキー「……」
モモ「相変わらず、皆りっくんのところによく来るねー」
サラ「リク、人気者?」
ユッキー「そうだね…りっくん、すごいや……」
ユッキー(僕の友達のりっくんは、すごい子だ。同じタイミングでこのGBNを一緒に始めたのに、りっくんはどんどんゲームが上達して。ガンプラのビルド能力に関していえば、まだまだ僕の方が上だとは思うけど、でも、いい先生がついて、それも並ばれそうだ)
ユッキー(おまけに、上位のランカーの人たちからは目をかけられて、チャンピオンとも仲良くなって…まぁ、僕だって一応はフレンド登録してもらったけれど、正直、りっくんのついでみたいなものだと思うし)
ユッキー(自分なりに活躍もしてるし、りっくんと遊ぶのは楽しいから、別に今に不満があるわけじゃないんだ。でも、ちょっとだけ、りっくんが羨ましいと思う。……真っ直ぐにどんどんと成長していくりっくんみたいに、僕もなりたいなぁ。これからも、一緒に仲良く遊びたいから)
お台場 ガンダムベース
ユキオ「」カリカリ…
リク「あ、ユッキー! 何してるの?」
ユキオ「あ、りっくん。ちょっと装備の調整と見直し」
リク「ふぅん。それってこないだのロータスチャレンジで使ったMIRV?」
ユキオ「うん。また使う機会があるかもしれないでしょ? せっかくだし、ね」
リク「そっか」ガサゴソ
ユキオ「りっくん?」
リク「いやさ、俺もダブルオーの整備しようと思って。隣、いい?」
ユキオ「もちろんだよ!」ニコリ
ユキオ「」カリカリ…
ユキオ「……りっくんさ」
リク「ん?」
ユキオ「最近、すごいよね。前から、上達が早いって思ってたけど、近頃はメキメキと操縦技術が上がってるっていうか。製作技術だって、ダブルオースカイ、よくできてるしさ」
リク「え? そう?」
ユキオ「そうだよ。僕、驚いてるんだ。りっくんにはセンスがあるって思ってたけど、ここまでだなんて、思ってなかったから」
リク「……へへ、ありがとう、ユッキー。ユッキーに褒めてもらえると、俺、嬉しいよ」
リク「へ?」
ユキオ「だって、りっくん、どんどんGBNですごい人たちに目をかけられてるじゃないか。タイガーさん、シャフリさん、マギーさん…それにロンメル大佐に、チャンピオンまで」
リク「注目してもらってるのは、俺たちビルドダイバーズの皆だろ?」
ユキオ「そんなことないよ。皆、りっくんが気に入ってるんだ。…僕には分かるよ。だって、僕もりっくんのことが大好きだしさ」
リク「ユッキー……」
ユキオ「……僕さ、もっと強くなりたい。すごい人たちに見守ってもらってるりっくんと並んで遊ぶためにも、もっと強くなりたいんだ」
ユキオ「何?」
リク「俺、ユッキーのこと、すごいやつだって思う」
ユキオ「え?」
リク「ガンプラ愛もそうだし、ガンプラを作る技術だって、ほら、このMIRV一つ取っても、こんなにクオリティが高いの、俺には絶対作れないからさ」
ユキオ「……」
ユキオ「覚えてるよ。あんまり興味なさそうだったりっくんが、どんどん目を輝かせてさ」
リク「俺、生まれて初めてだったんだ。あんなに大興奮したの。ガンプラバトル、かっこよくて、すごく楽しそうで」
リク「あの日、ユッキーが誘ってくれたから、今の俺があるんだと思う。いろんな人たちと繋がって、ガンプラバトルが楽しめてると思う」
ユキオ「りっくん……」
リク「それにさ、ユッキー。こうやって一緒にガンプラ作れる友達は、ユッキーしかいないんだよ? 確かに、チャンプとかロンメル大佐とか、タイガーさんにシャフリさん、マギーさんだって、すごい人たちかもしれない」
リク「――でも、俺が一緒に遊びたい、一番の友達はユッキーだけなんだ。だから、大丈夫とか、そんなの気にしなくていいよ」
リク「っていうかさ、むしろ、俺と一緒に遊んでて、ユッキーは大丈夫だった?」
ユキオ「な、何言ってるのさ! 大丈夫に決まってるよ! 僕、りっくんがいるから、ここまでGBNが楽しめてるんだから!」
リク「そっか。よかった。俺もそうだよ。ユッキーと、もっと一緒にGBNを、ガンプラバトルを楽しみたい。だから、これからもよろしくな、ユッキー」
ユキオ「……うん。ありがとう、りっくん。僕こそ、よろしくね」
リク「」ニコリ
ユキオ「」ニコリ
リク「あ、そうだ! 今度、こういうのダブルオーに付けようと思うんだけどさ…」
ユキオ「え、どれどれ?」
ユキオ(――りっくんは、優しい。僕にとって、やっぱり最高の友達だ。りっくんがいてくれて、よかったと思う)
ユキオ(……気にするな、ってりっくんは言った。けれど、僕はなおさらに強くなりたいと思った。最高の友達の気持ちに、応えるためにも)
ユキオ(――待っててね、りっくん。僕、強くなる。強くなって、りっくんともっとGBNを楽しめるようになるんだ。それが、友達として僕にできることだと、そう思うから)
GBN ビルドダイバーズ フォースネスト
モル「きゅきゅー」フワフワ
サラ「ふふっ」ナデナデ
アヤメ「……」ジー
コーイチ「……気になるなら、触らせてもらえばいいと思うよ?」コソッ
アヤメ「! い、いえ。別に…」チラッチラッ
コーイチ「…ロールプレイする上でキャラを貫くのは大事だけど、フェスのときにそういうの好きなのはもう皆にはバレてるし、変に意地にならなくても……」
アヤメ「い、意地なんか張ってないわ。ええ、まったく」
モル「きゅっきゅー」クルクル
サラ「いい子、いい子」ナデナデ
アヤメ「くっ……」ジー
アヤメ「!」
サラ「うん、もちろん」ニコリ
モル「きゅー?」
モモ「あー! かーわーいーいー!」モフモフモフモフ
モル「きゅー」
アヤメ「! くうっ……」ウズウズウズウズ
コーイチ「あ、あはは…ほら、あんな感じで頼めばいいと思うよ?」
アヤメ「…………検討、しておくわ」ウズウズ
コーイチ(頼むんだろうなぁ…)
次回はサンライズ島的なサムシングをユッキーが経験すると聞いたので実に楽しみ
ジェガンはともかくジムⅢなんてメインに選ぶ辺りユッキーはなかなか中学生らしくない子だと思いました(小並感)
読んでくれる人がいればありがとう 二週間が遠い…
「SS」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (7)
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- 2018年07月20日 02:24
- ユキリク尊い
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- 2018年07月20日 02:25
- マギーさんはマギー一門にしとくにはもったいない出来た人
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- 2018年07月20日 03:51
- ユッキー「もっと強くなりたい!」⇒足の裏までゴリゴリのビーム機体
いいぞもっとビーム筋になるんだユッキー
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- 2018年07月20日 07:15
- しれっと大好きと言うユッキーのあざとさよ
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- 2018年07月20日 12:07
- ※3
正直、中近のガトリング、狙撃のスナイパー、複数同時と面制圧のミサイルを使い分けるジムⅢは美学があった。
けど歴代の高火力ビームゴテゴテのジェガンは美学がないな。
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- 2018年07月20日 12:31
- ユッキーいいこだからなあ……
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- 2018年08月05日 10:32
- アニメでもゆっきー主人公回あって良かった。ドウジとの友情も芽生えたし