物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「〇、〇は、私のこと、放っておきませんよね? ね?」
お嬢ちゃま「幼少からずっと一緒だったものね? 私が我儘言っても嫌な顔しないで付き合ってくれて……」
お嬢ちゃま「ひ、酷いんですよ!? み、みんな、あなた以外の、みんな、態度が豹変して、みんな、私を、馬鹿にしてきて……」
お嬢ちゃま「あ、あなたはそんなことしませんよね? ね? だって、私、あなたのこと、一番信頼してて、あなたなら、大丈夫だって、私」
お嬢ちゃま「私、あなた、あなたまで、私を、見捨てたら、私、だ、誰を信じたら、私……」
お嬢ちゃま「……ふぅ」
お嬢ちゃま「……」
お嬢ちゃま「……あ、○○ですか? 私です、あの、酷いんですよ? バイト先の店長、また私に無理言って」
お嬢ちゃま「ええ、ええ。私、あんな重いもの持てないって言ってるのに、無理やり持たそうとしてきて!」
お嬢ちゃま「……私、疎まれているんですわ。きっと。私にはわかります。私のこと好きな人なんて○○以外にいませんもの」
お嬢ちゃま「○○、今会えますか? あ、会えますよね? なら会いましょう? 私、バイト中ずっと○○に会いたくて」
お嬢ちゃま「……あ、そ、そうなんですか。い、いえ! いいんですよ。考えてみれば、いきなり無茶な話ですもの」
お嬢ちゃま「そんなことあります。私は誰にも好かれていませんから。私、身に染みて理解しましたから」
お嬢ちゃま「はい、はい……ええ、また今度、ありがとうございます。はい、私、○○だけが本当に頼りで、はい、ええ、ではまた」
お嬢ちゃま「……ふう」
お嬢ちゃま「……あ、そういえば、○○の作ってくれたカレーがもう尽きてました」
お嬢ちゃま「……帰りにスーパー寄って、晩御飯を買わないと」
お嬢ちゃま「……ふう」
お嬢ちゃま「いえ、あれでうざいのなら、もうずっとうざがってますよね」
お嬢ちゃま「バイト先でもうざがられるし、私、心底うざいのかもしれません……」
お嬢ちゃま「思えば小さいころから私は人に命令してばかりで……」
お嬢ちゃま「ああ不安になってきました。○○……○○……」
お嬢ちゃま「メッセージ送るのならいいですよね、もう今日で145通くらい送ってますが……」
お嬢ちゃま「いやもううざいですね。私本当にうざい。なんですか145通って。普通キレますわよ」
お嬢ちゃま「こんなうざくて面倒で何もない人間の世話なんかして何か得られるものでもあるのでしょうか」
お嬢ちゃま「○○は優しいですから、私のことを鬱陶しがっていてもきっと顔に出しませんよね」
お嬢ちゃま「○○だけが私を裏切らなかったから私は今を生きていけています……」
お嬢ちゃま「……でも私、○○に見捨てられたらどうなるのでしょう」
お嬢ちゃま「……○○……○○……メッセージを送らずにいられません。うぅ……はぁ……」
お嬢ちゃま「ああ……落ち着く……○○にメッセージを送っていると気分が晴れてきますわ」
お嬢ちゃま「○○……○○……うう……いけないのに……これ以上は犯罪レベルですわよ」
お嬢ちゃま「ああ……電話にしましょう。そうしましょう。私もう我慢できません。このままだと衝動的に自殺してしまいそう」
お嬢ちゃま「○○! ……え? 何もありませんわ。はい? メッセージ? 30通? 闇を感じた? そんな大げさな」
お嬢ちゃま「……いえ、大袈裟なんかじゃありません。○○だけは私のことをわかってくれます。私もう自殺してしまいそうで」
お嬢ちゃま「まあそれは言いすぎですけども。え? 今から? 会ってくれるんですか?」
お嬢ちゃま「でも○○用事があるのでは……キャンセル? それは悪いですわよ。会ってくれるのは嬉しいのですけども」
お嬢ちゃま「大した用事じゃない? あら、いえ、大変うれしいです。これ以上嬉しいことは落ちぶれてからそうないですわよ」
お嬢ちゃま「でもやっぱり悪いですわよ。え? まあウソではありませんけども。ああ、はい。なら、お願いします」
お嬢ちゃま「……はい、はい。ありがとうございます。いつも○○だけが頼りですわ。ええ、では、はい……」
お嬢ちゃま「やったあ! ○○が会ってくれますわ!!」
お嬢ちゃま「じゃねえですわ!! 私クソうぜえですわ!! なんなの私!!」
お嬢ちゃま「○○、きっと私のこと負担に思ってますわ。私徘徊してますの?ってレベルで○○を呼び出してしまってますもの」
お嬢ちゃま「どうしたらいいの……○○、教えて○○……○○!」
お嬢ちゃま「○○ー!!」
お嬢ちゃま「よっこらせ、あらいけない、庶民じみた言葉を」
お嬢ちゃま「まあもう庶民でしかないのですけども」
お嬢ちゃま「庶民の中でも貧乏人の域に達しているわけですけども」
お嬢ちゃま「そのくせ生活能力が皆無でお先真っ暗なのが手に負えませんけども」
お嬢ちゃま「○○にもう着きましたと連絡しましょう」
お嬢ちゃま「メッセージ? いえ電話ですわ。○○の声を聞かないと心が耐えられません」
お嬢ちゃま「すみません、電話なんかしてしまって、というか電車使わせてまで呼び出してしまってもう何と言ってよいのやら」
お嬢ちゃま「はい、はい、ありがとうございます。私○○だけが頼りですわ。ええ、それでは」
お嬢ちゃま「やっちまいましたわ」
お嬢ちゃま「やっちまいましたわー……」
お嬢ちゃま「……はぁ」
お嬢ちゃま「へこみますわー……」
お嬢ちゃま「体が勝手に動いちゃいますのぉ! 送信、送信、送信、送信……」
お嬢ちゃま「うう、このぉ、えい! はぁ……はぁ……思わず投げましたが壊れてませんわよね?」
お嬢ちゃま「……ああ、よかった、壊れてませんわ。私、どうしてこうなのでしょうか……」
お嬢ちゃま「パチンカスの気持ちが今なら理解できますわ。○○がいないと心が死んでしまいますの」
お嬢ちゃま「○○……○○……あら、○○から返信が、うふふ。○○ったら、うふふ」
お嬢ちゃま「ものっそい心配されてますわ。やべえですわ。違いますの、○○、これは違いますの!」
お嬢ちゃま「違い、ます、のっと、送信」
お嬢ちゃま「送信、送信、送信、送信、送信ってバカですの?! つい癖で連打してしまいましたの!!」
お嬢ちゃま「こんなのガチで嫌われます。○○じゃなかったら通報もんですわ」
お嬢ちゃま「ああ、うう、ああ……」
お嬢ちゃま「うああああああああああ!!」
お嬢ちゃま「……なら、どうすればいいのでしょうか?」
お嬢ちゃま「どうしたら○○に迷惑をかけずに生きられるのでしょうか?」
お嬢ちゃま「料理も洗濯も掃除も身の回りのことすべてを○○に任せてしまっている私にいったい何が……」
お嬢ちゃま「別にやらせているのではありませんが、○○がやらないと私含めて誰もやらないものですから」
お嬢ちゃま「お使いならできますが……使いに出すことをできませんのでぇ……子供の役しかできませんのでぇ!」
お嬢ちゃま「あら? 私もう死んだ方がいいのではないのでしょうか」
お嬢ちゃま「私には○○しか残されていません」
お嬢ちゃま「唯一残された○○を不幸にしてまで、私に生きる意味などあるのでしょうか?」
お嬢ちゃま「○○が幸せになることが、今の私に残された唯一の生きる意味ではないのでしょうか?」
お嬢ちゃま「○○が私を見捨てなかったあの日で、私は十分幸せになれたのではないのでしょうか?」
お嬢ちゃま「……でも、私が死ぬと、きっと○○は気に病むのでしょうね」
お嬢ちゃま「……あ、○○」
お嬢ちゃま「そんなに急いで、全力疾走は心臓に悪いですわよ……私なんて走ってないのに最近動悸がやばくて」
お嬢ちゃま「待ってなんかいません、今ちょうど来ました。いえ、さっき電話したの忘れてました。結構前に来てましたわよ私」
お嬢ちゃま「……○○」
お嬢ちゃま「私のことを殴ってくれません?」
お嬢ちゃま「私にイラっと来たらその度に殴ってくれたら色々ちょうどいいと思いますの、あ、駄目?」
お嬢ちゃま「そんなことないって、そんなことありますわ。客観的に言ってそんなことあります」
お嬢ちゃま「そんなことを自覚しているのに、でも私は○○のために何もできませんの」
お嬢ちゃま「バイトだって、紹介してくれた○○の顔を現在進行形で泥塗ってますわ」
お嬢ちゃま「もういいんですのよ。私、生きるのに疲れました。自分がこんなにポンコツだと思っていませんでしたわ」
お嬢ちゃま「だから、○○、私のことはもう……」
お嬢ちゃま「……なんて、○○はそういってもききませんものね。どうしたらいいのでしょう?」
お嬢ちゃま「いやもう決まってますわ。うだうだ言っているうちに決意してしまいました」
お嬢ちゃま「掃除も家事も何もかもプロ級になってみせますわ」
お嬢ちゃま「私の○○を想う気持ちがそれをきっと可能にしてくれると思うのです」
お嬢ちゃま「だから○○、私を家政婦として雇ってくれませんか?」
お嬢ちゃま「今度は私があなたに仕えたいのです。私があなたの生活を支えます」
お嬢ちゃま「あなたが私にしてくれたように、私があなたを幸せにしてみたいのです」
お嬢ちゃま「今までバイトしてましたが、ぶっちゃけ全然身が入らないのです」
お嬢ちゃま「何で私が○○以外の見ず知らずの他人のために働かなきゃいけないのですか? くそくらえですの」
お嬢ちゃま「私は、まだ全然ダメなのですけども!」
お嬢ちゃま「でも私! ○○のためなら世界一にもなれますのおおおおおおお!」
お嬢ちゃま「はぁ……はぁ……」
お嬢ちゃま「……3年で、なりますの……」
お嬢ちゃま「……○○」
お嬢ちゃま「でも家政婦はだめだと。正直いらないと」
お嬢ちゃま「……そうですか、はは……」
お嬢ちゃま「……でも嫁ならいいと。へえ、そうなんですの……え? マジで言ってますの?」
お嬢ちゃま「……結婚を前提にしたお付き合い」
お嬢ちゃま「え、でも、あれ?」
お嬢ちゃま「私ってDNAを残していい存在なんですの?」
お嬢ちゃま「まあ自分で言うのもなんですが、顔は良いですから、血統もいいですし、地頭もこれで教育されてきましたし、あれ?」
お嬢ちゃま「私メンヘラですよ?」
お嬢ちゃま「いいの? 本当に?」
お嬢ちゃま「……いや、私も、好きですけど」
お嬢ちゃま「は、はい……はい……」
お嬢ちゃま「……」
お嬢ちゃま「……」
お嬢ちゃま「よ、よろしく、お願いしま、す……」
お嬢ちゃま「わ、私、頑張り、ます」
お嬢ちゃま「私、私、私……頑張って……」
お嬢ちゃま「……」
お嬢ちゃま「……○○を、幸せにして、みせます」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「〇、〇は、私のこと、放っておきませんよね? ね?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「幼少からずっと一緒だったものね? 私が我儘言っても嫌な顔しないで付き合ってくれて……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「ひ、酷いんですよ!? み、みんな、あなた以外の、みんな、態度が豹変して、みんな、私を、馬鹿にしてきて……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「あ、あなたはそんなことしませんよね? ね? だって、私、あなたのこと、一番信頼してて、あなたなら、大丈夫だって、私」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「私、あなた、あなたまで、私を、見捨てたら、私、だ、誰を信じたら、私……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……ふぅ」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……あ、○○ですか? 私です、あの、酷いんですよ? バイト先の店長、また私に無理言って」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「ええ、ええ。私、あんな重いもの持てないって言ってるのに、無理やり持たそうとしてきて!」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……私、疎まれているんですわ。きっと。私にはわかります。私のこと好きな人なんて○○以外にいませんもの」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「○○、今会えますか? あ、会えますよね? なら会いましょう? 私、バイト中ずっと○○に会いたくて」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……あ、そ、そうなんですか。い、いえ! いいんですよ。考えてみれば、いきなり無茶な話ですもの」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「そんなことあります。私は誰にも好かれていませんから。私、身に染みて理解しましたから」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「はい、はい……ええ、また今度、ありがとうございます。はい、私、○○だけが本当に頼りで、はい、ええ、ではまた」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……ふう」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……あ、そういえば、○○の作ってくれたカレーがもう尽きてました」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……帰りにスーパー寄って、晩御飯を買わないと」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……ふう」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「いえ、あれでうざいのなら、もうずっとうざがってますよね」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「バイト先でもうざがられるし、私、心底うざいのかもしれません……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「思えば小さいころから私は人に命令してばかりで……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「ああ不安になってきました。○○……○○……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「メッセージ送るのならいいですよね、もう今日で145通くらい送ってますが……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「いやもううざいですね。私本当にうざい。なんですか145通って。普通キレますわよ」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「こんなうざくて面倒で何もない人間の世話なんかして何か得られるものでもあるのでしょうか」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「○○は優しいですから、私のことを鬱陶しがっていてもきっと顔に出しませんよね」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「○○だけが私を裏切らなかったから私は今を生きていけています……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……でも私、○○に見捨てられたらどうなるのでしょう」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……○○……○○……メッセージを送らずにいられません。うぅ……はぁ……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「ああ……落ち着く……○○にメッセージを送っていると気分が晴れてきますわ」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「○○……○○……うう……いけないのに……これ以上は犯罪レベルですわよ」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「ああ……電話にしましょう。そうしましょう。私もう我慢できません。このままだと衝動的に自殺してしまいそう」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「○○! ……え? 何もありませんわ。はい? メッセージ? 30通? 闇を感じた? そんな大げさな」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……いえ、大袈裟なんかじゃありません。○○だけは私のことをわかってくれます。私もう自殺してしまいそうで」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「まあそれは言いすぎですけども。え? 今から? 会ってくれるんですか?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「でも○○用事があるのでは……キャンセル? それは悪いですわよ。会ってくれるのは嬉しいのですけども」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「大した用事じゃない? あら、いえ、大変うれしいです。これ以上嬉しいことは落ちぶれてからそうないですわよ」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「でもやっぱり悪いですわよ。え? まあウソではありませんけども。ああ、はい。なら、お願いします」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……はい、はい。ありがとうございます。いつも○○だけが頼りですわ。ええ、では、はい……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「やったあ! ○○が会ってくれますわ!!」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「じゃねえですわ!! 私クソうぜえですわ!! なんなの私!!」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「○○、きっと私のこと負担に思ってますわ。私徘徊してますの?ってレベルで○○を呼び出してしまってますもの」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「どうしたらいいの……○○、教えて○○……○○!」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「○○ー!!」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「よっこらせ、あらいけない、庶民じみた言葉を」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「まあもう庶民でしかないのですけども」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「庶民の中でも貧乏人の域に達しているわけですけども」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「そのくせ生活能力が皆無でお先真っ暗なのが手に負えませんけども」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「○○にもう着きましたと連絡しましょう」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「メッセージ? いえ電話ですわ。○○の声を聞かないと心が耐えられません」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「すみません、電話なんかしてしまって、というか電車使わせてまで呼び出してしまってもう何と言ってよいのやら」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「はい、はい、ありがとうございます。私○○だけが頼りですわ。ええ、それでは」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「やっちまいましたわ」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「やっちまいましたわー……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……はぁ」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「へこみますわー……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「体が勝手に動いちゃいますのぉ! 送信、送信、送信、送信……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「うう、このぉ、えい! はぁ……はぁ……思わず投げましたが壊れてませんわよね?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……ああ、よかった、壊れてませんわ。私、どうしてこうなのでしょうか……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「パチンカスの気持ちが今なら理解できますわ。○○がいないと心が死んでしまいますの」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「○○……○○……あら、○○から返信が、うふふ。○○ったら、うふふ」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「ものっそい心配されてますわ。やべえですわ。違いますの、○○、これは違いますの!」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「違い、ます、のっと、送信」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「送信、送信、送信、送信、送信ってバカですの?! つい癖で連打してしまいましたの!!」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「こんなのガチで嫌われます。○○じゃなかったら通報もんですわ」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「ああ、うう、ああ……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「うああああああああああ!!」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……なら、どうすればいいのでしょうか?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「どうしたら○○に迷惑をかけずに生きられるのでしょうか?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「料理も洗濯も掃除も身の回りのことすべてを○○に任せてしまっている私にいったい何が……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「別にやらせているのではありませんが、○○がやらないと私含めて誰もやらないものですから」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「お使いならできますが……使いに出すことをできませんのでぇ……子供の役しかできませんのでぇ!」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「あら? 私もう死んだ方がいいのではないのでしょうか」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「私には○○しか残されていません」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「唯一残された○○を不幸にしてまで、私に生きる意味などあるのでしょうか?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「○○が幸せになることが、今の私に残された唯一の生きる意味ではないのでしょうか?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「○○が私を見捨てなかったあの日で、私は十分幸せになれたのではないのでしょうか?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……でも、私が死ぬと、きっと○○は気に病むのでしょうね」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……あ、○○」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「そんなに急いで、全力疾走は心臓に悪いですわよ……私なんて走ってないのに最近動悸がやばくて」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「待ってなんかいません、今ちょうど来ました。いえ、さっき電話したの忘れてました。結構前に来てましたわよ私」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……○○」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「私のことを殴ってくれません?」
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物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「そんなことないって、そんなことありますわ。客観的に言ってそんなことあります」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「そんなことを自覚しているのに、でも私は○○のために何もできませんの」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「バイトだって、紹介してくれた○○の顔を現在進行形で泥塗ってますわ」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「もういいんですのよ。私、生きるのに疲れました。自分がこんなにポンコツだと思っていませんでしたわ」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「だから、○○、私のことはもう……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……なんて、○○はそういってもききませんものね。どうしたらいいのでしょう?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「いやもう決まってますわ。うだうだ言っているうちに決意してしまいました」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「掃除も家事も何もかもプロ級になってみせますわ」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「私の○○を想う気持ちがそれをきっと可能にしてくれると思うのです」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「だから○○、私を家政婦として雇ってくれませんか?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「今度は私があなたに仕えたいのです。私があなたの生活を支えます」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「あなたが私にしてくれたように、私があなたを幸せにしてみたいのです」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「今までバイトしてましたが、ぶっちゃけ全然身が入らないのです」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「何で私が○○以外の見ず知らずの他人のために働かなきゃいけないのですか? くそくらえですの」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「私は、まだ全然ダメなのですけども!」
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物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「はぁ……はぁ……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……3年で、なりますの……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……○○」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「でも家政婦はだめだと。正直いらないと」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……そうですか、はは……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……でも嫁ならいいと。へえ、そうなんですの……え? マジで言ってますの?」
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物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「え、でも、あれ?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「私ってDNAを残していい存在なんですの?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「まあ自分で言うのもなんですが、顔は良いですから、血統もいいですし、地頭もこれで教育されてきましたし、あれ?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「私メンヘラですよ?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「いいの? 本当に?」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……いや、私も、好きですけど」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「は、はい……はい……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「よ、よろしく、お願いしま、す……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「わ、私、頑張り、ます」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「私、私、私……頑張って……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……」
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「……○○を、幸せにして、みせます」
今週が始まるぅ
元スレ
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「〇、〇は、私のこと、放っておきませんよね? ね?」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1530452263/
物凄い勢いで家が没落した元高貴なお嬢ちゃま「〇、〇は、私のこと、放っておきませんよね? ね?」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1530452263/
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コメント一覧 (31)
-
- 2018年07月02日 06:25
- 名前短いと読みやすいわー
-
- 2018年07月02日 06:29
- 大事な話だから2回載せました
-
- 2018年07月02日 06:33
- 自覚ある系メンヘラが意外すぎるほどクソかわで負けた
-
- 2018年07月02日 06:44
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-
- 2018年07月02日 08:17
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-
- 2018年07月02日 08:20
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-
- 2018年07月02日 08:31
- 可愛かった
やっちまいましたわー、ってセリフどっかで聞いたというか、そんな感じのキャラいたような気がするけど思い出せん…
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- 2018年07月02日 09:07
- 自覚ある系メンヘラ、これツイッターとか漫画描かれたらめっちゃ流行りそうやなってぐらい可愛い
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- 2018年07月02日 10:17
- いつの間にか前半に差分と隔離タグの改良されてておハーブ生えますわ
ところどころ言葉の気品が下がるのが悲しい
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- 2018年07月02日 10:21
- 所々なんJのお嬢様部みたいな口の悪さ
-
- 2018年07月02日 10:48
- 思い出した
アラクニドとキャタピラーのゴキだ
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- 2018年07月02日 11:38
- あぁやっとおじさんの願いが通じたんだね…
よかったよかった
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- 2018年07月02日 12:36
- いつの間にか名前が長いでカテゴリ化されてて草
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- 2018年07月02日 12:41
- いいじゃない
初めてこのカテゴリーでいいと思ったわ
-
- 2018年07月02日 12:58
- 名前が短くなった途端にこの手のひら返しよ。
-
- 2018年07月02日 13:11
- どこらへんが手の平返し?
名前長いのが改善されてかなり読みやすくなったから、みんな話に注目してるだけだよ
-
- 2018年07月02日 13:33
- 名前が長いというカテゴリを生み出し、読みやすく名前を短くした管理人さんのファインプレー
この人の話、内容は好きだったから本当に名前長いのだけが引っかかるポイントだった
-
- 2018年07月02日 13:33
- スマホぶん投げるとこ好き
-
- 2018年07月02日 13:49
- ※16
手のひら返しではあるだろ
-
- 2018年07月02日 15:06
- なまえながいのなまえながくなくなってはじめてよみましたまる
-
- 2018年07月02日 15:17
- もうどうよの時代は終わったな
-
- 2018年07月02日 16:28
- ※19
頭悪そう…
-
- 2018年07月02日 16:59
- 人の書いたもん勝手に変えていいのか?
-
- 2018年07月02日 18:14
- うるせぇ!
でもこういうの好き
-
- 2018年07月02日 19:17
- くっそかわいい
-
- 2018年07月02日 20:39
- 物凄い勢いで没落した人は終戦後に多くいましてよ。
わたくしのおばあさまも兄弟姉妹全てに姉やが居て婆やが居て、学校への送り迎えも運転手が居て、別荘も有って海外留学も当たり前で・・・・戦争で全てが失われました。
-
- 2018年07月02日 22:38
- 面白いけどどうよとは別にまとめて欲しい
-
- 2018年07月03日 00:23
- あっちのどうよの人はドMだからそんなすこじゃないけどこっちはすこ
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- 2018年07月04日 13:46
- なぜか櫻井桃華の声で再生された
自覚ある系メンヘラ流行れ
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- 2018年07月05日 17:51
- ※29 理解るわ
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- 2018年09月03日 09:20
- この人の最高傑作だろ