【ダリフラ】ヒロ「そういえば、イチゴとも乗れた」
- 2018年05月28日 19:10
- SS、ダーリン・イン・ザ・フランキス
- 15 コメント
- Tweet
ヒロ「いや、グランクレバスの時にさ」
ゼロツー「うん」
ヒロ「イチゴと、デルフィニウムに乗って駆けつけただろ?」
ゼロツー「ダーリン、待って」
ヒロ「うん?」
ゼロツー「浮気?」
ヒロ「……」
ヒロ「えっ?」
ゼロツー「ボクね、すっごく感動したんだよ」
ヒロ「あ、うん」
ゼロツー「ダーリンが駆けつけてくれたー! ってさ」
ヒロ「……うん」
ゼロツー「なのに、浮気してたんだ?」
ヒロ「……」
ヒロ「ま、待って待ってゼロツー! どうしてそうなるんだ!?」
ヒロ「……」
ゼロツー「イチゴとゴローの二人が、ダーリンを連れてきたと思ってた」
ヒロ「う、うん」
ゼロツー「こう、手に乗せるとかしてね?」
ヒロ「あ、あの……ゼロツー?」
ゼロツー「でも本当は、浮気してたんだ?」
ヒロ「だから! 浮気じゃないって!?」
ヒロ「落ち着くのはそっちだろ、ゼロツー!」
ゼロツー「いいから落ち着けっつってんだろ」
ヒロ「っ!? は、はいっ!」
ゼロツー「……ゴホンッ!」
ヒロ「……」
ゼロツー「ねえ、デルフィニウムの乗り心地はどうだった?」
ヒロ「っ……!?」
ゼロツー「ダーリン、答えて」
ヒロ「え、えっと……」
ゼロツー「正直に言わないと、怒るよ」
ヒロ「もう既に怒ってるだろ!?」
ゼロツー「ねえ、ボクをもっと怒らせたいの?」
…ググッ!
ヒロ「ゼロツー! ツノが! ツノが伸びてるから!」
ヒロ「お、俺は部屋に戻るからさ! ツノの手入れしなよ、うん!」
ゼロツー「ううん、明日やるよ」
ヒロ「い、いやでも、ホラ! 長いと寝にくくない!?」
ゼロツー「そうだね、だから早く答えてってば」
ヒロ「だから! 早く手入れしなきゃ――」
ゼロツー「……あのさぁ、ボクを寝かさない気?」
…ググッ!
ヒロ「……!?」
ヒロ「そ、それは……えっと……」
ゼロツー「イチゴと乗って、どうだったのさ?」
ヒロ「だから……その……」
ゼロツー「ウソついたらどうなるか……ダーリンならわかるよね♪」
ヒロ「……正直……えっと、中々快適だった」
ゼロツー「……ふーん」
ゼロツー「そうなんだ♪」
ニョキニョキッ!
ヒロ「伸びてる伸びてる! ゼロツー、ツノめっちゃ伸びてるから!」
ヒロ「ぜ、ゼロツー……? その、頭……重くないの?」
ゼロツー「何がー?」ニコッ
ヒロ「ひっ!? な、何がって……何でもないです」
ゼロツー「本当に? 思ってる事は全部言うって、約束したよね?」
ヒロ「それは……した、けど」
ゼロツー「……ねえ、ダーリン」
ゼロツー「他に、イチゴと何かあったりした?」
ヒロ「……」
ヒロ「えっ?」
ゼロツー「なんとなく」
ヒロ「な、なんとなく?」
ゼロツー「勘ってやつだね!――そう、ボクの勘が言ってるんだ!」
ヒロ「……何て?」
ゼロツー「ダーリンが、浮気したって」
ヒロ「し、してないって! そんな事、するはずないだろ!?」
ヒロ「イチゴと他に何かなんて――……あっ」
ゼロツー「……あっ?」
…ググッ!
ヒロ「……」
ヒロ「……ゼロツー、キミに聞いて欲しい事があるんだ」
ゼロツー「うん、聞くよ」
ヒロ「ゼロツー……好きだ!」
ヒロ「小さい時に約束したからじゃない!」
ヒロ「俺は、今のキミが好きなんだ!」
ゼロツー「……ダーリン、ボクも好きだよ」ニコッ
ヒロ「ゼロツー……!」
ゼロツー「で? 何があったの?」
ニョキニョキッ!
ヒロ「いい感じだと思ったのに! いい感じだと思ったのに!」
ヒロ「その……ちょっと、ね……うん、ちょっと」
ゼロツー「ちょっと、何?」
ヒロ「ちょっと……ちょっとチュッと」
ゼロツー「チュッとって……キスしたの?」
ヒロ「その……」
ヒロ「っ!」ギュッ!
ヒロ「ゴメン!」
ゼロツー「……」
ニョキニョキッ!
ヒロ「に、二回した!」
ゼロツー「……」
ニョキニョキニョキ…ドスッ!
ヒロ「? 何の音、って……ゼロツー、ツノが!」
ヒロ「伸びたツノが天井に突き刺さってるよ、ゼロツー!」
ヒロ「怒ってるって事だよね!?」
ゼロツー「やだなぁ、もう! ダーリンってば!」ケラケラ!
ヒロ「えっ? お、怒ってないの?」
ゼロツー「――ふんぬ!」クイッ!
バキィンッ!
ヒロ「首の動きだけで、強引にツノを折った……!?」
ゼロツー「怒ってるんじゃなくて、ブチキレてるんだよ♪」ニコッ
ヒロ「……!?」
ヒロ「もっと!?」
ゼロツー「最初にイチゴとキスしたのは、いつ?」
ヒロ「そ、それは……その」
ゼロツー「うん」
ヒロ「ゼロツー以外のパートナーでも動かせるか、その」
ヒロ「実験で、デルフィニウムに乗った時に……だよ」
ゼロツー「へー? あの時、キスしてたんだ?」
…ググッ!
ヒロ「正直に言ったのに! 隠さず言ったのに!」
ヒロ「い、言ってなかったっけ? はは」
ゼロツー「ダーリン? 何かおかしいことでもあった?」
ヒロ「……無いです」
ゼロツー「それで? イチゴとのキスの感想は?」
ヒロ「あっ、あの時は何も感じなかった!」
ヒロ「本当だよ!? 信じてくれ、ゼロツー!」
ゼロツー「あの時は?」
…ググッ!
ヒロ「誰か助けて!」
ヒロ「なっ、なんで笑ってるのさ、ゼロツー……!?」
ゼロツー「んー?」ニコニコ
ヒロ「と、とりあえずさ! もう良くないか!?」
ゼロツー「何が?」ニコニコ
ヒロ「もう終わったことだし! なっ、そうだろ!?」
ゼロツー「まさかとは思うけどさ?」ニコニコ
ゼロツー「ボクが出てってる間にキスしたのかな?」ニコニコ
ヒロ「……」
ヒロ「…………シテナイヨ」
ゼロツー「……」ニコニコ
ニョキニョキニョキニョキッ!
ヒロ「ゴメン! ホントゴメンってば!!」
ヒロ「ゴメンって、ゼロツー!」
ゼロツー「去り際にさ? 追いかけてきてくれるかな、って」
ヒロ「お、俺だってそうしようとしたよ!?」
ゼロツー「なら、何で?」
ヒロ「……」
ヒロ「ゼロツーの髪の色って、桜と同じ色でとってもキレイだ」
ゼロツー「……へへへ、ありがと」ニコッ
ゼロツー「……うん」
ゼロツー「何で?」
ヒロ「……」
ゼロツー「うん」
ヒロ「イチゴに、こう……顔を挟まれて……」
ゼロツー「うん」
ヒロ「……キス、されて」
ゼロツー「はーい! ここで質問!」
ゼロツー「その時の、正直な感想を3秒以内に、どうぞ!」
ゼロツー「答えられない場合、浮気と判断しまーす!」
ヒロ「えっ!? えっ!?」
ゼロツー「3……2……」
ヒロ「ま、待って!? 急にそんな事言われても!?」
ゼロツー「1……」
ヒロ「っ!? あっ、い、イチゴの唇ってやっぱり柔らかいなー、って!」
ゼロツー「……ゼロ」
ニョキニョキニョキニョキッ!
ヒロ「……どうして」
ゼロツー「ダーリンの感想は、浮気と判断するべきだと思ったから」
ヒロ「それは……はい、すみませんでした」
ゼロツー「言い訳しないんだ?」
ヒロ「……したら怒るだろ?」
ゼロツー「さっすがダーリン、わかってるじゃないか」
ヒロ「……」
ヒロ「……俺、もうゼロツー以外とは乗らない」
ゼロツー「……」
ゼロツー「ふーん?」
ヒロ「ゼロツーが嫌がる事は、したくないからさ」
ゼロツー「嫌だとは、言ってないよ?」
ヒロ「いや、言ってはいないけど、その……ツノが」
ゼロツー「ツノが?」
ヒロ「ツノが伸びて……その……手入れとか、ほら」
ゼロツー「うん、これだけ伸びると大変かも」
ヒロ「……俺、ツノの手入れ、手伝おうか?」
ゼロツー「……」
ゼロツー「ダーリンのエッチ」ニンマリ
ヒロ「……ゼロツー……!」ホッ
ゼロツー「でも、次やったら、本当に怒るからね?」
ヒロ「わ、わかったよ」
ゼロツー「ダーリンは、ボクのダーリンだ」
ゼロツー「だから、ダーリンと乗って良いピスティルはボクだけ」
ゼロツー「ダーリンが乗って良いフランクスは、ストレリチアだけ」
ゼロツー「わかった? 浮気は駄目だからね?」
ヒロ「わかった! わかったから!」
ゼロツー「よろしい!」ムフー!
ゼロツー「……全く、エッチなパートナーを持つと困っちゃうね」
ゼロツー「あ、浮気の言い訳だ」
ヒロ「……」
ゼロツー「アハハ、拗ねてる!」
ヒロ「……」
ゼロツー「ねえ、ダーリン? キスしよっか」ニンマリ
ヒロ「……このタイミングで?」
ゼロツー「このタイミングだからさ! 仲直りのキス!」
ヒロ「……仲直り、ねぇ。俺が一方的に怒られてただけな気がする」
ゼロツー「気のせいじゃないよ? あと、まだ言うことがあるんじゃない?」
ヒロ「……はぁ」
ヒロ「キスも、ゼロツー以外の女子とはしないって約束するよ」
ゼロツー「うんっ♪ だって、ダーリンは、ボクのダーリンだからね♪」ニコッ
ゼロツー「……」
ゼロツー「ん?」
ゼロツー「女子とは……?」
おわり
HTML化依頼出しときます
「SS」カテゴリのおすすめ
- 遊馬「シャークがラブライブ!にドハマリした」
- (´;ω;`)「ボクのおとうさんは、やきう民というやつに殺されました。」
- 十時愛梨「半殺しにしましょう♪」
- セイバー「問おう、アタタが私のマスターか」
- 【Fate/Grand Order】カルデアミートウォーズ
- 李衣菜「突き指で全治二週間なんて……ロックじゃないなあ」
- ニート「よし、働いてやろう」
- ディオ「古畑さん。僕は話したくないと言っているんだ」
- 晴「頼むから静かにしてろよ梨沙」梨沙「ンンーッ!ンー!」
- 佐々木「・・・。ペラッ」長門「・・・。ペラッ」キョン「・・・。」
- 魔王「良く考えたら、勇者たちと戦う理由ないじゃん?」
- 提督「養子になってほしいんだ」
- 浦飯幽助「ハンター試験だぁ~?」
- ヤンキーP「夜露死苦ぅ!」
- 千早「秘密特訓・・・・・・ですか?」
「ランダム」カテゴリのおすすめ
- 少女「おにぎり食べる?」勇者の剣「食えん」
- 卯月「身体は正直ですね」
- 島村卯月「漁夫。いっぱい」
- 星奈「ね、ねぇ小鷹……あ、あたしをあんたの彼女に」小鷹「断る」
- クロヴィス「やめろ!腹違いとはいえ実の兄だぞ!」ルルーシュ「…」
- 亜美「ピヨちゃんのてるてる坊主」
- ジャギ「今日が何の日か言ってみろ」ケンシロウ「あ、俺の誕生日!」
- ギルガメッシュ「桃太郎電鉄で勝負だ、セイバー」
- 唯「今日ってあずにゃんの誕生日だよね?」
- わくわくさん「今日はね、いっしょに世界を創りなおそう」
- 瑞樹「特番で、笑ってはいけないアイドル24時2017」
- 俺「あー妹をデートに誘いたいなぁ」 妹「ん?」
- ヒトラー「人類補完計画だと!?……なんと愚かなっ!」
- イエスとブッダ「進撃の巨人?」
- P母「この子、アンタのとこの子ちゃうん?」P「それがなんやねん」
コメント一覧 (15)
-
- 2018年05月28日 19:25
- ホモォ
-
- 2018年05月28日 19:35
- はぁ!?
ゼロツーだってストレリチアにヒロ以外の男を乗せているだろ!
最低でも1話の男やミツルや博士が用意して使い潰した男たち10人いじょ…うわなにをするやめ
-
- 2018年05月28日 19:39
- またフトシかよ! ・・・あれ?
-
- 2018年05月28日 19:48
- ※2
つまりゼロツーはアバズ……………────。
-
- 2018年05月28日 19:53
- コメ欄で暴れているのはゼロツーか叫竜の姫かな?
くぎゅうう姫のほうならワシの目の前にも来てくれ!
-
- 2018年05月28日 20:55
- 止まるんじゃねえぞ・・・
-
- 2018年05月28日 21:01
- なんならこのまま僕がパートナーになっても良いですよ
-
- 2018年05月28日 21:05
- ビッチがデブの子供を孕むSSはよ
-
- 2018年05月28日 21:13
- ※6
博士はさっさと嫁の研究引き継いでコドモ達の寿命を回復させるんだよオルァン!
-
- 2018年05月28日 21:57
- ※5
ダリフラといいアップライジングといい異形に魅せられたマッドは始末に追えない。
-
- 2018年05月28日 23:11
- ※2
違う食い潰したんだ。つまり腹上qあwせdrftgyふじこlp。
-
- 2018年05月29日 00:16
- ※7
殺されかけた方と忘れられてた方、どちらをご希望ですか?(すっとぼけ)
-
- 2018年05月29日 00:23
- ※7
ようやくノンケになったと一安心していたら記憶消去されて元に戻っているやん!
オラァ、パパと博士は責任とれやぁ!
-
- 2018年05月29日 09:26
- ※8
最終的にはデブ×ビッチエンドだろうから…
-
- 2018年05月30日 19:40
- このゼロツー、頭撫でたら首伸びそうだな
スポンサードリンク
デイリーランキング
ウィークリーランキング
マンスリーランキング
アンテナサイト
新着コメント
最新記事
スポンサードリンク