【シュタゲ】紅莉栖「ちょっとラボのトイレを借りるわよ」岡部「ダメだ」
- 2018年05月24日 01:40
- SS、シュタインズ・ゲート
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岡部「紙は持って来ているのか?」
紅莉栖「は? 紙ってなんのこと?」
岡部「尻を拭く紙に決まっているだろう!」
紅莉栖「トイレットペーパーがあるでしょ!?」
岡部「生憎、我がラボは慢性的な財政難に陥っており、助手風情に使わせる紙はない」
岡部「黙れ。俺がケチ臭いのであれば、貴様はさしずめ小便臭い女ということになるな」
紅莉栖「く、臭くないし!」
岡部「おやぁ? つまり、大の方だと?」
紅莉栖「そ、そんなわけないでしょっ!?」
岡部「フハッ! 全てお見通しだぞ、脱糞少女よ!」
紅莉栖「脱糞少女言うなっ!!」
紅莉栖「誰が漏らすか! もういい! わかったわよ! 近くのコンビニでしてくるからっ!!」
岡部「待て」ガシッ
紅莉栖「ひゃんっ!? いきなり触らないで! もう、肩のところがおかしくなったじゃない!」
岡部「ラボの活動中に私用での外出は禁止だ」
紅莉栖「な、何よそれっ!? そんなルールいつ決めたのよ!?」
岡部「フハハッ! つい、今しがただ」
紅莉栖「ふざけんなっ!!」
紅莉栖「へ? ま、まゆり、あなた何言ってるの?」
まゆり「たぶん、オカリンは紅莉栖ちゃんがお漏らししてるところが見たいんだよ」
ダル「右に同じく禿同!」
紅莉栖「はあっ!?」
岡部「フハハッ! 助手の排泄の管理も、このマッドサイエンティストの務めだからな」
岡部「断固、ではなく、今貴様がしたいのは、う○こ、だろうが」
ダル「オカリン座布団一枚!」
まゆり「鮮やか~!」パチパチパチパチ
紅莉栖「誰が上手いこと言えと言った!? というか、そもそも上手くもなんともないし!!」
まゆり「美味くない? え~? 紅莉栖ちゃんはうんちさんをオカリンに食べて欲しいってことかな?」
紅莉栖「ま、まゆり!? 何てことを……!」
ダル「あーまゆ氏。紅莉栖ちゃんはうんちさんをから、ワンモアプリーズ」
紅莉栖「やめんかっ!!」
紅莉栖「元はと言えばあんたのせいでしょうが!」
岡部「ほう? 口ごたえをするつもりか?」
紅莉栖「な、なによ……?」
岡部「俺としては別に、このまま徹夜でラボの活動を続けてもいいのだぞ?」
紅莉栖「そんなっ!?」
岡部「フハハッ! 貴様がどこまで便意を堪えられるか、見ものだなぁ?」
ダル「これは胸熱」
紅莉栖「ね、ねぇ、まゆり。今日はどうしちゃったのよ? あなた、少し変よ?」
まゆり「え~? まゆしぃはいつも通りなのです。別におかしくなんてないよ~?」
紅莉栖「この状況でいつも通りっていうのがそもそもおかしい! なんで平然としてるの!?」
まゆり「えへへ~! 実はまゆしぃ、こんなことには慣れっこなのです!」
紅莉栖「なにそれっ! どういう意味!?」
紅莉栖「え、ええ。その設定は聞いたけど……」
まゆり「だから、その人体実験の一環として、まゆしぃの排泄はオカリンに管理されてしまっているのです!」
紅莉栖「そ、そんな……通報しなくちゃ」ガサゴソ
ダル「AUTOじゃなくて、OUT的な?」
紅莉栖「当たり前でしょ! 完全にOUTよ! Do you anderstand!?」
岡部「スペルを間違っているぞ、帰国子女」
紅莉栖「言ってる場合か!? これは完全に犯罪だって言ってんのよ!!」
紅莉栖「犯罪者は決まってそう言うのよ!」
岡部「うるさい奴め。そもそも、まゆり本人が了承しているのだから問題あるまい」
紅莉栖「へ? ま、まゆり、岡部の言ってること、本当なの?」
まゆり「うん! そうだよー!」
紅莉栖「そんな……」
岡部「ちなみに、まゆりだけでなく、ルカ子も萌郁もフェイリスも、この俺が排泄を管理しているぞ。知らなかったのか?」
紅莉栖「し、知るわけないでしょ!? 何なのよこのラボは!! 変態の集まりなの!?」
ダル「僕はただの変態ではなく、変態紳士だお!」
紅莉栖「誰も褒めてないし、どうでもいい!」
岡部「助手よ、無駄話はそのくらいにしておけ。騒がしいったらありゃしない」
紅莉栖「これが騒がずにいられるかっ!!」
岡部「いいか、よく聞け。状況を整理すると、ラボメンで俺に排泄を管理されていないのは助手と、あとは近い将来産まれるダルの娘だけだ」
紅莉栖「橋田の娘っ!?」
ダル「ちょっ! 僕の娘ってなんぞ!?」
岡部「ダル、俺はお前の子供のオムツを替えてやるだけだ。ならば、何も問題あるまい?」
ダル「あ、なるほど。そういうことなら……って、ねーよ」
紅莉栖「避けるに決まってるでしょ!?」
岡部「では、貴様は一生このまま、真のラボメンにはなれないが、それでもいいのか?」
紅莉栖「当たり前でしょ!? こんなド変態ラボの一員になんか、誰がなるもんですかっ!!」
まゆり「紅莉栖ちゃん……」ショボン
紅莉栖「だ、大丈夫よ。たとえ趣味が合わなくたって、まゆりとは友達だから」
まゆり「でも、まゆしぃは正式に紅莉栖ちゃんにラボメンになって欲しいのです!」
ダル「禿同!」
岡部「さあ、助手よ。決断の刻だ」
紅莉栖「うぅ……やっぱり無理!」
岡部「仕方ない奴め……ダル、例の物を」
ダル「ほい! 未来ガジェット0号機!」ドンッ
紅莉栖「未来ガジェットって……オマルじゃない!?」
岡部「フハハッ! その通り! だからこそ、0号機! アルファベットのOと、丸をかけている!」
ダル「オーマル。なんつって」
紅莉栖「だから誰が上手いこと言えと!!」
紅莉栖「えっ? つまり、これに……?」ゴクリ
岡部「当たり前だ。お前が渋るからわざわざ出してやったんだぞ。さっさとやれ」
紅莉栖「よ、余計なお世話よ! ていうか、何なのよ、このオマルは!?」
岡部「どこか問題でも?」
紅莉栖「ス、スケスケじゃないの!? こんなスケルトンなオマルじゃ、丸見えでしょ!?」
ダル「あー牧瀬氏。何が丸見えになるのかkwsk」
紅莉栖「言えるかっ!!」
紅莉栖「無・理! 断固拒否する!!」
岡部「だから、お前がするのはう○こだと、いったい何度言わせるのだ!!」
紅莉栖「何度も言わんでいい!!」
ダル「あーなんかう○この話をしてたら、僕もしたくなってきたお」
岡部「早く行ってこい」
ダル「うい」
紅莉栖「ちょっと!?」
岡部「なんだ、藪から棒に」
岡部「なんだ、お前はダルの排便を見たいのか?」
まゆり「わぁ~! 紅莉栖ちゃん大胆!」
紅莉栖「んなわけないでしょっ!?」
ガチャッ
ミスターブラウン「おい岡部! 騒がしいぞ! いったい何を騒いでやがるって……これは!?」
岡部「ミ、ミスターブラウン!? こ、これは、いや、その、今はちょっと取り込み中で……!」
ミスターブラウン「てめぇ! ブラウン管工房の真上でいったい何をするつもりだ!? もし溢れでもして、天井から垂れてきたらどうする気だ!!」
岡部「くわばらくわばら!」ダダッ
ミスターブラウン「あっ! こら岡部! 待ちやがれ! 家賃の代わりに身体で払って貰うぞ!?」ダダッ
まゆり「オカリンはいま、ミスターブラウンさんに身体で家賃を払ってるよ~!」
ダル「ウホッ!」
紅莉栖「た、助かった……今のうちに逃げよう」
まゆり「紅莉栖ちゃん……帰っちゃうの?」
紅莉栖「ごめんね、まゆり。今度は岡部が居ない時にお邪魔するわ」
紅莉栖「ん? どうかしたの?」
まゆり「オカリンのこと、誤解しないでね?」
紅莉栖「ご、誤解も何も、あいつはただの変態よ? それ以上でも以下でもない」
ダル「まあ、つっても、あれでもこのラボの設立者なわけですしおすし」
紅莉栖「たとえそうだとしても、あんな横暴が許されるわけない。もう少しまともな奴だと思ってたけど……期待して損したわ」
紅莉栖「そうね……まあ、しばらくすればあいつも頭が冷えるでしょうから、その時に考えとやらを聞いてみるわ。どうせロクでもないことだろうけど」
ダル「さすが牧瀬氏。ツンデレ乙」
紅莉栖「ツンもデレもしとらんわ!」
まゆり「紅莉栖ちゃん、また来てね?」
紅莉栖「うん。それじゃあ、またね」
紅莉栖「なんとか、ラボから出れたわね……さっさとホテルに帰ってトイレを済ませなきゃ」
紅莉栖「まゆりにはああ言ったものの、正直もう二度とあんなラボには行きたくないのだが……」
紅莉栖「あの子は岡部に何か考えがあるって言ってたわね……」
紅莉栖「そう言われても、あいつの考えてることなんて普段からさっぱりわからないし……」
紅莉栖「あーもう! なんで私があんな奴の為に悩まなきゃならないのよ!!」
紅莉栖「1人で考えてても埒があかない。とはいえ、誰かに相談するにしても、岡部曰くラボメンは既にあいつの毒牙にかかっているらしいし……」
紅莉栖「そうだ! 真帆先輩に電話してみよう!」ピッ
紅莉栖「あ、先輩! 実はちょっと相談がありまして……お時間よろしいですか?」
比屋定『ええ、構わないけど、紅莉栖が私に相談なんて珍しいわね。たしか、今は日本に帰っているんでしょう?』
紅莉栖「はい、そうなんです。日本でちょっと知り合いと揉めてしまいまして……実は、かくかくしかじかで……」
比屋定『ふむふむ……なるほどね』
紅莉栖「先輩は率直にどう思われました?」
比屋定『率直にと言われると意味がわからない状況だけど、背景を加味すれば、わからなくもないと言ったところかしら』
紅莉栖「はい?」
紅莉栖「ど、どうしてですか!? だって、オマルですよ!? しかも、スケスケの!!」
比屋定『ええ、重々理解しているわ。それについては、私も経験済みだもの』
紅莉栖「はあっ!? どういうことですか!?」
比屋定『この前日本に行った時に、ちょっとね』
紅莉栖「ま、まさか、真帆先輩まで岡部の毒牙にかかっているなんて……!」
比屋定『はあ? 毒牙? なんのことかわからないけど、人聞きの悪いことは言わないでよ』
比屋定『それはもちろん、やむを得ない事情があったからよ』
紅莉栖「やむを得ない、事情……?」
比屋定『その様子だと、紅莉栖は彼から何も聞かされていないようね』
紅莉栖「な、なんのことですか……?」
比屋定『彼が話していない以上、私の口からは言えない。知りたければ、本人から直接聞きなさい』
紅莉栖「そ、そんな……」
紅莉栖「なんですか?」
比屋定『ちゃんと相手と向き合って話し合うこともせずに、自分の中だけで結論を出そうとするのはあなたの悪い癖よ。この機会に直しておきなさい』
紅莉栖「そ、そんなことを言われても……」
比屋定『私の見立てによると、彼、岡部くんは信頼に足る男よ。少しは信じてあげなさい』
紅莉栖「……先輩に、あいつの何がわかるんですか?」
紅莉栖「よ、余計なお世話です!」
比屋定『ふふっ。頑張りなさい、紅莉栖』
紅莉栖「か、勝手なことばかり言わないで下さい! 突然連絡して大変申し訳ありませんでした! それでは、失礼しますっ!!」ピッ
紅莉栖「はぁ……向き合う、か」
紅莉栖「……ただいま」
岡部「ん? なんだ、助手か」
紅莉栖「なんだとは、なによ」
岡部「いや、ミスターブラウンがまたやって来たのかと思ってな」
紅莉栖「家賃の支払いは終わったの?」
岡部「俺はまだバージンだ」
岡部「ダルとまゆりはミスターブラウンにとばっちりを受けることを恐れて、退散したようだ」
紅莉栖「賢明な判断ね。……ねえ、岡部」
岡部「まだ何かあるのか?」
紅莉栖「さっきのことだけど……」
岡部「ん? なんのことだ?」
紅莉栖「とぼけないで。オマルのことよ」
紅莉栖「何か、理由があるの?」
岡部「それを聞いてどうする?」
紅莉栖「話してくれないと、わからない」
岡部「ふっ……天才少女の癖にか?」
紅莉栖「茶化さないで。何があった?」
岡部「ふむ……やはり、忘れているのだな」
岡部「負荷領域のデジャヴでの出来事だ」
紅莉栖「は?」
岡部「本当に覚えていないのか?」
紅莉栖「だから、何のこと? 前に話してくれた、別の世界線の話?」
岡部「であるならば、仕方ない。少しばかり説明するが、この出来事は俺の主観で起こったことではないので、概要だけを話そう」
紅莉栖「あんたの主観じゃないって、他に誰が世界線を跨げるのよ?」
岡部「お前だ」
紅莉栖「はい?」
岡部「これは紅莉栖、お前の主観で起こった出来事の話だ」
岡部「そうだ。世界線の変動によって記憶を失う前に、お前本人から聞いた話だ。要は、又聞きのようなものだな」
紅莉栖「私の覚えていない出来事を私からの又聞きと言われても……なんだか、変な感じ」
岡部「とにかく、聞いてくれ」
紅莉栖「わかった。聞かせて」
紅莉栖「しょ、消滅……?」
岡部「そう、文字通り、消えたんだよ」
紅莉栖「で、でも、あんたはここにいる」
岡部「ああ、お前と鈴羽が協力して救ってくれたからな」
紅莉栖「鈴羽、さん……? なんだか、覚えがあるような……?」
紅莉栖「ぼんやりだけど、私はその人を知っているような……そんな気がする」
岡部「ちなみに、先程話したダルの娘が、鈴羽だったりするのだが……」
紅莉栖「えっ!? それって本当だったの!?」
岡部「もちろん、本当だとも。いずれにせよ、未来の話だから今は関係ない。重要なのは、いま俺がここに存在しているということだ」
紅莉栖「要するに、その鈴羽さんって人は未来人で、消滅寸前の岡部を助ける為に未来からやって来たってわけね?」
岡部「流石に理解が早いな。概ねその通りだが、俺を助けてくれたのは紅莉栖、お前だ」
紅莉栖「私が……?」
岡部「そう、お前が、俺のファーストキスを奪ったのだ」
岡部「鈴羽のタイムマシンに乗って時を遡り、過去の俺にお前はキスをした」
紅莉栖「な、なんでまたそんなことを!?」
岡部「そのキスの記憶によって、俺をこの世界線に繫ぎ留める為だ」
紅莉栖「な、なるほど……ファーストキスのような強烈な印象は記憶に残りやすいってことね。い、言われてみれば、たしかにした……かも」
岡部「もっとも、それほどロマンチックなものではなかったがな」
紅莉栖「うっさい! 贅沢言うなっ!!」
紅莉栖「ラ、ラボメンとして当然のことをしたまでよ! それ以上でも以下でもないから!!」
岡部「俺は1人の男として、嬉しかったがな」
紅莉栖「ふぇっ!? と、申しますと!?」
岡部「それはひとまずいい。差し当たって問題なのは、いつまた同じようなことが起こるとも限らないということだ」
岡部「人の記憶は普遍的なものではない。時には薄れてしまうこともあるかも知れない」
紅莉栖「私とのキスを忘れるつもり!?」
岡部「俺にそんなつもりはなくとも、忘れてしまう可能性があるということだ。半導体に半永久的に記憶されたデータですら、消えてしまうこともあるのだから」
紅莉栖「悔しいけど、一理あるわね」
岡部「だから、バックアップを取ることにした」
岡部「そう、ファーストキスに匹敵するような、強烈な記憶だ」
紅莉栖「それに匹敵するとなると、肉親や近しい人の死くらいしか思いつかないけど……」
岡部「人の死は、もう……見たくない。俺は別の世界線で何度も何度も何度もまゆりの死を見てきた。そして紅莉栖、お前の死も、だ」
紅莉栖「じゃあ、どうやって……?」
岡部「だから俺は、排便を観測することにした」
岡部「呆れられるのは承知の上だ。しかし、視覚的なインパクトと、嗅覚を刺激する便の香りはファーストキスと同じくらい記憶に残る」
紅莉栖「それと一緒にされても困るんだが?」
岡部「だが、これしか方法はないんだ」
紅莉栖「はあ……なるほどね、わかったわ」
岡部「わかって、くれるのか……?」
岡部「な、なんだその行為とやらは!? 頼むから教えてくれっ!!」
紅莉栖「うるさい! まだ早い! そういうことは、もっと親密になってから……それに、家族計画もちゃんと立てないといけないし……」ブツブツ
岡部「は? 家族、計画……?」
紅莉栖「今は考んでいい!!」
岡部「な、何を怒っているのだ。俺としても、またお前に苦労をかけないように必死だということを忘れるな!」
紅莉栖「その結果、余計に苦労させられているような気がするんだが、気のせいかしら?」
岡部「す、すまない……外堀を埋めればなんとかなると思い、つい強引になってしまった」
岡部「はい、その通りです……」
紅莉栖「いかにもあんたの考えそうなことね」
岡部「う、うるさい! そもそもお前が強情な捻くれ者でなければ、委細問題なかったのだ!!」
紅莉栖「誰だって断るだろ、普通」
岡部「他のラボメンは皆、協力的だったぞ!」
紅莉栖「完全に変態の集まりです。本当にありがとうございました」
紅莉栖「はいはい。あといくつか疑問が残っているんだけど、聞いてもいい?」
岡部「む? なんだ?」
紅莉栖「どうして橋田の排便は見逃したの?」
岡部「馬鹿かお前は」
紅莉栖「馬鹿とは何よ。だって、あいつも一応ラボメンでしょ? 近しい人には変わりないと思うんだけど……」
岡部「あのな、ダルの排便なんぞ見たら、その瞬間にこの世界線に留まる気が失せてしまうに決まっているだろうが」
紅莉栖「これには納得せざるを得ない」
紅莉栖「本日のお前が言うなスレはここですか?」
岡部「ふん。それで、他に質問は?」
紅莉栖「じゃあ、最後の質問」
岡部「言ってみろ」
紅莉栖「既に私以外のラボメンの排便を全て観測したわけだから、もう充分に記憶は蓄積された筈よ。それでも私の排便に固執したのは、何故?」
岡部「そんなことは簡単だ」
紅莉栖「言ってみなさいよ」
岡部「俺がお前のことを好きだからだ」
岡部「ラボメンは皆好きに決まっている。つまり、お前への好意は無論、異性として、だ」
紅莉栖「……そう、でしゅか……」///////
岡部「ああ、だから、紅莉栖」
紅莉栖「は、はひっ!?」
岡部「俺に、お前のう○こを見せてくれ」
岡部「ああ」
紅莉栖「ただの仲間としてじゃなく、助手としてでもなく、異性として……1人の女の子として、私のことが好きだから?」
岡部「ああ、大好きだ」
紅莉栖「ッ……わ、わかった。そういうことなら、仕方ないわね……うん」
岡部「ありがとう、紅莉栖」
岡部「は? なぜだ?」
紅莉栖「顔に直接、かけるから」
岡部「お、おい、それはいくらなんでも……」
紅莉栖「嫌なのっ!?」
岡部「い、嫌というわけでは……」
紅莉栖「じゃあ、どっちなのよ!? アインシュタインと同じIQ170の灰色の脳細胞を持つ鳳凰院凶真は、顔面に大好きな私のゲル便をぶちまけられたいのかどうかって聞いてんの!!」
紅莉栖「なら、そこにネンネして♡」
岡部「こ、これでいいか?」
紅莉栖「ええ。じゃあ、目を瞑って」
岡部「目を瞑れって! そ、それじゃあ、映像として記憶に残せないではないか!?」
紅莉栖「うるさい。あとで私のうんち塗れの自分の顔を鏡で見ればいいでしょ?」ヌギヌギ
岡部「くっ……や、やむを得ん。それがシュタインズゲートの選択というのならば!」
岡部「ああ……いつでもこい!」
紅莉栖「ふふっ」
岡部「何がおかしい?」
紅莉栖「不思議なものね。うんちを我慢している時はあんなに時間が長く感じられるのに、今はそれがとても愛おしく感じられる」
岡部「時間とは……相対的なものだからな」
岡部「科学者は皆、ロマンチストなのだ」
紅莉栖「ん……そろそろ、出そう」
岡部「特異点を、越えるのか……?」
紅莉栖「これが、事象の地平面……!」
岡部「一見、静止しているように見えるが……」
紅莉栖「終わりは突然、前触れなく、やってくる!」
紅莉栖「目を、閉じろっ!!」
岡部「飛べよぉぉおおおおおおおッ!!!!」
ぶりゅっ!
岡部「フハッ!」
ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅっ!!!!
岡部「フゥーッハハハハハハァッッ!!!!」
【臨界突破のカタスカトロフ】
FIN
負荷領域のデジャヴでの記憶を紅莉栖が覚えていない点につきましては、私個人としては物語の後も継続して忘れずにいると思っていますが、本作では劇場版の解説も兼ねて、忘却している設定としました。
もしも興味を持たれた方は、是非ともご覧下さい!
最後までお読み頂き、本当にありがとうございました!
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コメント一覧 (27)
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- 2018年05月24日 01:45
- スカ/トロフに見えた
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- 2018年05月24日 02:15
- α世界線来たわね
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- 2018年05月24日 02:15
- シタインズ*ゲート
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- 2018年05月24日 02:20
- 正直クッソ面白かった。カタスカ/トロフだけに! キリッ
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- 2018年05月24日 02:20
- クソスレ
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- 2018年05月24日 02:32
- 脱糞少女の語感のよさよ
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- 2018年05月24日 02:42
- これギアスのss書いてた人だろwwwww
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- 2018年05月24日 02:50
- 頭おかしいSSかと思ったけど割とまともなSSなのかと思いかけたけどやっぱり頭おかしいSSだった
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- 2018年05月24日 02:58
- まさにクソスレ
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- 2018年05月24日 03:37
- 元が変わっても作風は変わらない安心感。
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- 2018年05月24日 03:38
- フハッ の人だ!
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- 2018年05月24日 04:03
- これは勝利へのアーチ
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- 2018年05月24日 07:18
- これは酷い
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- 2018年05月24日 07:29
- やっぱりギアスの人か(笑)
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- 2018年05月24日 07:44
- この世界線はなかったことにしよう…
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- 2018年05月24日 08:11
- フハッ!
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- 2018年05月24日 08:31
- クソスレだわ
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- 2018年05月24日 12:19
- クソSSダァッ!!
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- 2018年05月24日 12:29
- これはひどい
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- 2018年05月24日 12:33
- まとめる基準が分からん
汚い下ネタ系はまとめないんじゃなかったのか?
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- 2018年05月24日 15:56
- 助手って変なもん食ってそうだからう○この色が緑や紫の色してそう
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- 2018年05月24日 19:08
- アスタリスク✢ゲート
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- 2018年05月24日 19:12
- 汚いんだよとーま!
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- 2018年05月25日 09:24
- アマデウスを全国中継させて逃げられないようにプログラム組んで全世界見てる中お漏らしさせたいんですけど可能ですか?
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- 2018年05月26日 15:14
- 木谷さいがアップを始めました
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- 2018年06月01日 18:28
- スカインズゲート?
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- 2019年05月15日 08:53
- 糞SS