女「大臣にセクハラされました!」大臣「やってねえよ!?」
大臣「やってねえよ!?」
大臣「ちょっと体のあちこちさわって、卑猥な言葉や女性差別的な言葉を浴びせただけじゃねえか!」
女「そういうのを世間ではセクハラっていうんです!」
大臣「ぐぬぬ……正論だ!」
大臣「だが、人を訴えるってんなら、それだけの覚悟があるってことだよな!?」
大臣「どうしても俺を訴えたいなら、名乗り出てこいやァ!」
女「いいわ! 名乗り出てやるわよ!」
大臣「ハッタリだ……この衆人環視の中、名乗り出られるわけがない!」
女「……いくわよ!」
女「私の名は、○田×子!」
大臣「えぇ~!? 今時、“子”がつく名前なの!? ダッセーッ!」
女「ちょっとちょっと! 今のも立派なセクハラ!」
大臣「あ、やっちまった」テヘペロッ
大臣「いわゆるアラサーってやつか……」
大臣「君の気の強さじゃ、絶対結婚できないよね。なんなら俺の愛人になるかい?」
女「だーかーらー! 人が名乗ってる最中にセクハラ重ねないでよ!」
女「ったく、どんだけセクハラ好きなの!?」
大臣「すまねえ……」
大臣「今の君からじゃ想像もつかんねえ」
大臣「きっと子供の頃から、男子に色目を使う女の子だと思っていたよ」
女「だけど、高校の時、新聞部に所属して……すっかり報道の世界にのめり込んじゃって」
女「将来は記者になろう、って決めたんです!」
大臣「ほぉ~、大したもんだ!」
大臣「女のくせに名門大学に入るなんて、やるじゃねえか」
ブーブー… ブーブー…
大臣「な、なんだ? なんでブーイング?」
女「残念だけど、今のもセクハラよ」
女「“女のくせに”って言葉が、女性蔑視にあたるの」
大臣「判定が厳しすぎる……」
ブーブー… ブーブー…
女「そうね、せめて“女の分際で”くらいに抑えとくべきだったわね」
大臣「なるほど~、女の分際でいいアドバイスだ!」
大臣「君とベッドを共にしたら、いいピロートークをしてくれるに違いない!」
ブーブー… ブーブー…
マタセクハラダー! ジニンシロー! ヤメチマエー!
大臣「ううっ……みんなして……」
女「シャラップ!!!」
女「まだ私の名乗りが終わってないのよ」
女「外野は黙りなさいな!」
ハイ… スミマセンデシタ… ゴメンナサイ…
女「分かればよろしい」
大臣「へぇ~、今のあんた……かっこよかったぜ」
女「やだ、褒めても何も出ないんだからっ!」
大臣「テニス? あ、絶対ヤリサーだったでしょ? そうに決まってる!」
女「そうよ!」
大臣「え」
女「ヤリまくって何が悪い! 三大欲求の一つに忠実だったまでだわ!」
オオー… キャーキャー! イイゾー!
大臣(この女……俺と戦うためなら、自分にどんな風評が立ってもいいというのか……!)
大臣(なんという……戦乙女よ!!!)
女「人事部長に枕でお願いして、政治部の記者にしてもらったってわけ!」
大臣「まったく大したビッチだよ、君は」
大臣「そして、この国でもかなり偉い人である俺からスクープを掴むため、近づいたわけだな!」
女「その通りよ! スクープのためなら何でもするわ!」
女「これが○田×子のジャーナリズムよ!」
女「ちなみに勝負パンツは……黒!」ヌギッ
ヒューヒュー! ピーピー!
大臣「見事な……名乗りっぷりだァ!!!」
女「ふふっ……一週間ぶりのお通じを出した時よりスッキリしたわ」
大臣「ならば、礼には礼で返さねばなるまい」
女「!」
大臣「今度は俺が名乗り出る番だ!」キッ
女(大臣の目つきが変わった!)
大臣「生まれた時から政治家になることを約束された、名家の長男だ」
女「“院”がつく名字なんて、いかにもお金持ちって感じだもんね~」
大臣「まぁな……」
大臣「小学校3年くらいまで、硬貨の存在を知らないくらいの金持ちだった」
女「わぁお!」
大臣「はっきりいって、俺は生まれながらのエリートだ。お前らとは住む世界が違う」
大臣「お前ら一般庶民なんて、ムシケラとしか見てねえんだよ!」
ブーブー… ブーブー…
女「まーた失言かまして……」
女「?」
大臣「俺はそんなムシケラが……大好きだ!」
ワァァッ!!!
イイゾー! ダイジンー! カッコイイー!
女「ふうん……大臣もなかなかやるじゃない」クスッ
大臣「約束された通り、政治家になった」
女「ふむふむ」
大臣「しかし、ここまで真面目一徹だった俺だが、はじめて女というものを知ってしまう」
大臣「性というものを知ってしまう!」
大臣「一度知ってしまうと、俺の暴走はもう止められなかった! 歯止めがきかなかった!」
大臣「まさにダムの決壊……セクシャルバブルが崩壊してしまったんだ!」
女「セクシャルバブル崩壊……ッ!」
大臣「呼吸するようにセクハラし、趣味特技がセクハラといっても過言ではないレベルになってしまった」
大臣「いや、もはや存在そのものがセクハラといってもよかろう!」
大臣「人間の七割は水分で出来ているというが、俺は十割セクハラだ!」
大臣「俺はセクハラモンスター、△△院□三なのだ!!!」
シーン…
大臣「みんな、ドン引きだろ? 知ってたさ、こうなること……」
大臣「俺はいさぎよく辞任するよ……。アディオス……」
女「……」
女「待ちなさいよ!」
女「まだ、あんたの名乗り……終わってないじゃない」
女「あんたの勝負パンツを教えてよ」
大臣「フッ、そうだったな。最後に教えておこう」
大臣「俺の勝負パンツは……」ヌギッ
大臣「ふんどしだ」
女「……!」
女「笑わないわ!」
大臣「!」
女「私の好みのタイプを教えてあげる」
女「私の好みは……ふんどしが似合う男!」
大臣「なんと!」
女「お願い、大臣! 私と付き合ってちょうだい!」
ザワッ…
女「いいえ……正妻として!」
大臣「……」
女「……」
大臣「ちょっと待って。妻に聞いてみる。今、観客席にいるから」
大臣妻「いいわよー!」
大臣「じゃ、俺たち離婚ってことで!」
大臣妻「はーい!」
大臣「慰謝料代わりに、ふんどしにいつも隠しておいた球状の金塊を受け取れ!」ポイッ
大臣妻「ありがとー!」
大臣「大臣のきんのたまだからね!」
大臣「結婚しよう」
女「……はい!」
ワァッ!!!
こうして大臣は辞任を免れた。
だって、愛する妻へのセクハラは、セクハラじゃないんだから……!
END
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コメント一覧 (21)
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- 2018年04月20日 07:22
- m(゚- ゚ ) カミサマ イチノ クソヤロウガ クルシミマスヨウニ
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- 2018年04月20日 07:33
- 公然わいせつの方の罪は消えないのでは?
セクシャルバブル崩壊と突然のきんのたまは腹筋に来たよ
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- 2018年04月20日 09:05
- ◯田 ×子
和田アキ子
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- 2018年04月20日 09:15
- 面白くなかった
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- 2018年04月20日 09:35
- そもそも問題になってるのは大臣じゃないんだよなあ
風刺聞かせたいならもうちょっとこだわってどうぞ
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- 2018年04月20日 11:39
- 大臣がセクハラ、性的関係迫ってたら、それを訴え出てるのに一年半も二人きりで会食、取材させてた某新聞社は何なのかなと。
後、複数そういった事された女性がいたって言ってるけど、すべて某新聞社の記者なの?
他社の記者もいるなら、普段から女性の権利を声高に叫んでたマスコミ全体が何だったんですかね?って事だよな。
セクハラは駄目なのは当たり前です。
けど、法廷ではなくマスコミを使った以上は音声変更でも良いんで全文は出して検証すべきだよな。切り張り音声とマスコミ自体が証明しちゃったし。
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- 2018年04月20日 12:32
- 磨けば光る金の玉~♪
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- 2018年04月20日 13:17
- なげーよ!よんでほしかったら用件まとめろ!つまらねーことだらだらかかずに!
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- 2018年04月20日 13:18
- つまらねーから途中で読むのやめた。
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- 2018年04月20日 14:53
- なんか今ひとつ
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- 2018年04月20日 17:32
- セクハラしてるのは事実なのにいい話風に終わらせててイマイチしっくりこない終わり方
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- 2018年04月20日 19:59
- 馬鹿の分際で問題提起か?
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- 2018年04月20日 21:47
- まぁパヨチンにはこれが限界でしょう。
馬鹿って言ってやるなよ。これでもパヨの中では能力高い方なんだから。これでもパヨの中ではエリートだよ。
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- 2018年04月20日 23:57
- 相手が高級官僚とはいえ、疑わしきは罰せずという法律の基本を逸脱したバッシング騒動
日本が法治国家なのか問われている。
まあ民主党系は母国が民主主義じゃないので関係なさそうですがね
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- 2018年04月21日 02:01
- タイムリーなSS
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- 2018年04月21日 03:16
- セクハラかどうかは相手の声を聞かないと断定できない
相手が同意か誘う素振りがあるならセクハラではない
記者と官僚でもプライベートで男女の関係になるのはセクハラではないだろ
逆にそれが会社から強制されたハニトラならば朝日がセクハラ
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- 2018年04月21日 10:00
- やっぱ朝日ってクソだな
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- 2018年04月21日 22:45
- 中学生か在日が書いてそうな文章
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- 2018年04月23日 23:47
- ノリは好き
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- 2018年05月10日 01:51
- ( ´∀`) なごんだ
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- 2018年05月12日 08:55
- セクハラ問題はこのぐらい軽いノリで収めてさっさと重要法案の審議に入れ