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【ポケモン】レッド「一人に飽きた」【前半】

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:23:33.75 ID:jwzzpYZY0

シロガネ山

レッド「……」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「…暇だ」



3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:24:15.77 ID:jwzzpYZY0

レッド「山に籠ってもう何年たっただろ」

レッド「全然人と会わないし、退屈だ」

レッド「ゴールドって言ったっけ、あの子もここ数年来てないし」

レッド「まあでもそうだよな、苦労して山頂まで来ても全滅で金とられるだけだもんな」

レッド「そういや毎月食料届けてくれるグリーンも今月来てねえな…」

レッド「もうすぐ食うもんがなくなっちゃうぞ」

レッド「あいつ結婚しちゃってるし、やっぱこれ以上は迷惑かな」

レッド「……」

レッド「よし決めた、山をおりよう」

レッド「今日、今すぐだ」

レッド「何年ぶりだろ…あれ?」

レッド「俺今何歳だっけ?」



4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:25:06.17 ID:jwzzpYZY0

トキワジム

グリーン「それでは今月のジムリーダー会議を終わります」

グリーン「解散」

エリカ「グリーンさん♪」

グリーン「おう、どうした」

エリカ「今日の晩御飯は何がいいですか?」

グリーン「ハンバーグ!」

エリカ「はい、わかりました」

エリカ「私スーパー寄って帰りますね」

グリーン「おいおい、俺も一緒に行くよ」

エリカ「今日はナツメさんと約束してるので」

グリーン「お、おう…そうか」



5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:25:49.85 ID:jwzzpYZY0

エリカ「そんな顔しなくても今日はジムもお休みですし、早めに帰りますから」

グリーン「いやいいよ、せっかくの休みなんだしゆっくりしてきな」

グリーン「子どもたちは俺がちゃんと見とくから」

エリカ「大丈夫ですか…?」

グリーン「そんな心配しなくてもいいよ」

グリーン「大丈夫だ!…お手伝いさんもいるし」

エリカ「それもそうですね、ではお言葉に甘えて」

プルルルル

グリーン「あ、電話だ、悪い」



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:26:44.81 ID:jwzzpYZY0

グリーン「はい、もしもし」

レッド「もしもし、レッドだけど」

グリーン「お前からなんて珍しいなレッ…あっ!」

グリーン「す、すまん!忘れてた!」

グリーン「今から持って行くから待ってろ!」

レッド「ああ、それならいいよ、俺山おりることにした」

グリーン「ええっ!?」

レッド「いつまでも山にいられないし、ちょうどいいと思ってさ」

グリーン「そうか…」

レッド「でさ、今からお前ん家行っていい?」

グリーン「今から!?」



7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:27:29.46 ID:jwzzpYZY0

グリーン「そもそもなんで俺の家なんだよ、まず自分の家帰れよ」

レッド「前に家買ったって言ってたし見たいなーと思って」

レッド「それに…ここ数年お前としか話してないんだよ」

グリーン「そうなんだ」

レッド「家帰ってもうまくしゃべれないかもしれない」

グリーン「親だろ!?上手く喋れないってどういうことだ、別に喧嘩してたわけでもないのに」

レッド「そうなんだけどさ…」

レッド「気まずさってのはやっぱあるんだよ」

グリーン「まあわからんでもないが」

グリーン「…わかった、今どこだ?迎えに行ってやる」

レッド「チャンピオンロードの手前あたりだけど…えっ泊めてくれるのか」

グリーン「そんな話全くしてなかっただろ!てか泊まる気だったのか!?」



8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:28:33.30 ID:jwzzpYZY0

エリカ「誰からだったんです?」

グリーン「ああ…友達だよ」

エリカ「泊まるとかなんとか言ってたようですけど」

グリーン「冗談だろ」

グリーン「そんなことにはならないから気にしなくていい」

グリーン「遊ぶ約束してたの忘れてたんだ、俺もそんな遅くならないから」

グリーン「じゃあ行ってくる」



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:31:07.09 ID:jwzzpYZY0

チャンピオンロード付近

グリーン「この辺にいると思うんだけど…詳しい場所聞いてなかったな」

プルルルル

グリーン「お、ちょうどレッドからだ」

グリーン「はい、もしもし、お前どこにいるんだ?」

レッド「後ろ」

グリーン「後ろ?」くるっ

レッド「いきすぎ、もうちょっと左」

グリーン「左」

レッド「その正面の岩の裏」

グリーン「あ、なんか赤いの見える、あれか」



10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:31:58.22 ID:jwzzpYZY0

グリーン「なんで隠れてんだ」

レッド「誰かに見つかったら恥ずかしい…」

グリーン「お前よく山からここまでこれたな」

レッド「ああ、苦労した」

グリーン「……」

レッド「……」

グリーン「ま、まあこんなとこで話てもあれだし…俺の家も見るぐらいなら別にいいから…とりあえず行こうか」

レッド「うん」



11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:33:09.42 ID:jwzzpYZY0

タマムシシティ

レッド「へー、タマムシに家あるんだ」

グリーン「ああ、エリカのジムもここだしカントーの中じゃ大きい街だからな」

レッド「この街もけっこう変わったな」

グリーン「お前が最後に見てから何年たったと思ってんだ」

レッド「…わかんない」

グリーン「…まあ何年もたってんだ、街も変わるし、人も変わる」

レッド「人もねぇ…まさかお前が結婚するとは思わなかったもんな」

グリーン「俺はお前がずっと山にこもりっぱなしとは思わなかったけどな」

レッド「人妻のエリカかぁ…」

グリーン「……」

レッド「なんだよその顔」

グリーン「別に」



12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:35:06.53 ID:jwzzpYZY0

レッド「ところでお前の家どこ?」

レッド「元チャンピオンで現ジムリーダーなんだし、あれぐらいの豪邸なんだろうな」

グリーン「よくわかったな、あれだよ」

レッド「え…あ…うん、すごいね…」

グリーン「なんだよその反応」

レッド「思ったよりでかいなと思って…」

レッド「あんなの漫画でしかみたことないような家だから」

レッド「金あるんだな…」

レッド「俺なんかこれから住むとことか仕事も探さないといけねえのに」

グリーン「21まで山にこもるからってるからだ」

レッド「あ、俺21なの?」

グリーン「なんで自分の年もわかんねえんだよ」



13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:37:00.93 ID:jwzzpYZY0

メイド「お帰りなさいませ」

グリーン「おう」

レッド「……」

レッド「メイドさんまでいるのかよ…それも一人や二人じゃねえし…」

グリーン「二人ともジムリーダーで家あけてることが多いけど子どもいるから」

グリーン「あと広いし、掃除とかも大変だからな」

グリーン「本当は俺たちでやりたいんだけど、ちょっと難しいんだよな…」

レッド「普通にジムリーダーの代理を用意するとかじゃダメなのか?」

グリーン「俺もそう思ってたけど、いろいろあるらしくて…」

レッド「ふーん…ジムリーダーも大変なんだな」



14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:38:34.69 ID:jwzzpYZY0

グリーン「今日はジムリーダーの会議だからカントーのどこのジムも休みだったんだよ」

グリーン「そんな日にお前が来るとは」

レッド「休み潰したのは悪いと思ってるよ」

グリーン「ああ、俺と子どもたちの時間を潰した罪は重い」

レッド「お前子ども何人いたっけ?5人?」

グリーン「まだ二人だよ」

レッド「二人か、お前合わせると3人…」

レッド「……」

レッド「まあそんなことはどうでもいいや」

グリーン「なにがどうでもいいんだよ、めちゃくちゃじゃねえか」



15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:40:28.09 ID:jwzzpYZY0

レッド「これは俺にとって重要なことなんだ…」

グリーン「なんだよ」

レッド「山からおりたはいいが、これからどうすればいいんだ…」

グリーン「…知らん」

レッド「知らんはないだろ!親友のピンチだぞ」

グリーン「だから言ったじゃん、まず自分の家帰れって」

レッド「それは…だから…うん」

グリーン「…わかった、じゃあ俺ついて行ってやるから一回お前の家行こう」

レッド「余計恥ずかしいわ」

グリーン「じゃあどうすんの」

レッド「……」



16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:42:54.20 ID:jwzzpYZY0

レッド「博士のとことか…」

グリーン「じいさんのとこ~?」

レッド「ギリ話せそうな気がする」

グリーン「でも残念なお知らせだ、じいさんは今老人ホームだ」

レッド「なんでそんな大事なこと教えてくれなかったんだよ」

グリーン「なんでって言われてもな…」

エリカ「ただいま帰りましたー」

グリーン「うわっもう帰ってきたのか!?」

グリーン「と、とりあえず隠れろレッド」

レッド「え、なんで?」

グリーン「いいからこっち来い」



17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:45:33.99 ID:jwzzpYZY0

エリカ「さ、どうぞナツメさん」

ナツメ「おじゃましまーす」

エリカ「すみませんナツメさん、ジムもポケウッドも休みだというのにわざわざ来ていただいて」

ナツメ「もう、だからいいって言ってるでしょ、あなたに頼まれたらいつだって来るわよ」

ナツメ「で、相談ってなんなの?」

エリカ「はい、グリーンさんが私に何か隠し事してるようで…」

ナツメ「隠し事?」

エリカ「そうなんです、今日も会議の後誰かと電話していて、その時は友達と言ってたんですが…」

エリカ「それに今までは気にしないようにしていたのですが毎月私に何も言わず出ていく日があったんです」

ナツメ「私の超能力で見てほしいってわけ?」

エリカ「はい…」



18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:47:17.62 ID:jwzzpYZY0

ナツメ「うーん…まあ…見れないことはないと思う…」

ナツメ「でも…私が言うのもあれだけどあんまり疑ったりしない方がいいんじゃない?」

エリカ「それはそうですが…」

ガチャ

グリーン「エリカ、ずいぶん帰るの早いな、ナツメも来てるし」

エリカ「グ、グリーンさん!」

グリーン「!?…な、なんだ?」

エリカ「い、いえ、何も」



19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:49:31.31 ID:jwzzpYZY0

ナツメ「もう直接聞いてみようか?」

エリカ「ちょ…直接ですか!?それはさすがに…」

ナツメ「エリカは最悪の場合のこと考えてるでしょ?それはないから大丈夫よ」

ナツメ「グリーンの頭の中はエリカのことでいっぱいだもん」

グリーン「なんの話してんだ?」

ナツメ「それはエリカが言ってくれるわ」

エリカ「ナ、ナツメさん!私はまだ言うとは…」

ナツメ「私はちょっとお手洗いに」

エリカ「待ってくださいよ!私一人じゃ」

ナツメ「大丈夫大丈夫、そうよねグリーン?」

グリーン「?」



20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:50:39.21 ID:jwzzpYZY0

ナツメ「相変わらずこの家広いわね」

ナツメ「人の家で迷うなんて…」

ナツメ「こんなときに誰かに会えば教えてもらえるだろうけど会わないし…」

ナツメ「……」

ナツメ「一回戻ってちゃんと場所聞いた方がいいかな」



21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:52:00.87 ID:jwzzpYZY0

レッド「……」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「トイレ行きたくなってきた」

レッド「呼ぶまで出るなってグリーンに言われてたけどもらすよりはいいだろ」ガチャ

ドンッ

ナツメ「いたっ」

レッド「!」

レッド「ご、ごめんなさ…っ」

ナツメ「いえ…私がちゃんと前見てなかっただけで…」

ナツメ「あ…レ…レッド…?」



22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:53:29.31 ID:jwzzpYZY0

レッド「え…あの…」

レッド「……」

バタンッ カチャッ

ナツメ「ちょっ、レッド!レッドよね!?」

レッド「……」

レッド(だめだ…グリーン以外と話そうとするとなんか詰まるな…)

レッド(俺のこと知ってるみたいだけど知り合いかな…)

レッド(一瞬しか見えなかったけど美人だったな…)

レッド(あんな人一回見たら忘れないと思うんだけどな)



23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:55:08.61 ID:jwzzpYZY0

エリカ「そういえばお友達と会うと言ってたのにグリーンさんの方が帰るの早かったんですね」

グリーン「ま…まあ、結構急いだからな」

エリカ「たまにはゆっくり自分の時間を楽しんでもいいんですよ」

グリーン「いや、俺にとっては」

ナツメ「エリカ、グリーン!!」

エリカ「まあどうしたんですか、そんなに慌てて」

ナツメ「今…人が…人がいて…!」

グリーン「人なら何人もいるよ、お手伝いさんとかいるんだし」

ナツメ「そうじゃなくて、その…」

エリカ「一度落ち着いてください」

ナツメ「う、うん…」



24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:56:17.64 ID:jwzzpYZY0

ナツメ「さっき歩いてたら急に前の部屋のドアが開いてレッドが出てきたの」

エリカ「レッドとはあのレッドさんのことですか?」

ナツメ「そう!あのレッド!」

エリカ「レッドさんが…?」

エリカ「どういう思いますか?」

グリーン「俺ちょっと見て来る!」ダダッ

エリカ「グリーンさん!?」

ナツメ「あ、場所わかんないでしょ、私も行くわよ」

エリカ「では私も」

グリーン「い、いや、いいよ俺一人で…俺すごいからどこかわかるよ」

ナツメ「あなたはそんな超能力使えないでしょ、ほらこっちこっち」



25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 00:58:30.88 ID:jwzzpYZY0

ナツメ「この部屋」

エリカ「グリーンさんの部屋ですね」

エリカ「では開けてください」

グリーン「え…あ、開けなきゃだめ?」

エリカ「開けないと確かめられないじゃないですか」

ナツメ「もしかしてエリカに見せられないようなものでもあるの?」

グリーン「そういうわけではないけど…」

グリーン「じゃあ…開けるぞ」

ガチャ



26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 01:00:48.87 ID:jwzzpYZY0

グリーン「……」キョロキョロ

エリカ「誰もいませんね」

グリーン(レッドのやつうまくどこかに隠れたか、それでいい)

グリーン「ああ、そうだな、ナツメの見間違いだろ」

ナツメ「……」

エリカ「ナツメさん?」

ナツメ「人の気配がする」

グリーン「えっ」

ナツメ「超能力ってのはこういう時に使うものよね」

ナツメ「……」

ナツメ「グリーン、そこのクローゼット開けて」

グリーン「いや、しかし…」

エリカ「開けてください」

グリーン「はい…」



27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 01:02:10.43 ID:jwzzpYZY0

カチャ

レッド「よ…よお…」

グリーン「やあ…」

エリカ「最後に見たときからだいぶ成長なさってますけどたしかにレッドさんですね」

レッド「……」

グリーン「とりあえずそこから出ようか」

レッド「わかった…」

レッド「……」



28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 01:04:03.14 ID:jwzzpYZY0

エリカ「どうしてレッドさんがこんなところにいるのですか?」

レッド「……」

グリーン「これはその…深いわけがあってだな」

エリカ「?」

エリカ「どういうことですか?」

グリーン「どうするレッド…言っていいのか?」

レッド「……」こく

グリーン「実は…」



29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 01:05:10.42 ID:jwzzpYZY0

エリカ「そういうことだったんですか」

エリカ「グリーンさんはレッドさんがいる場所を知ってたのでしたら教えてくれてもよかったじゃないですか」

グリーン「レッドが自分のことは誰にも知られたくないから話さないようにって言ってたからな」

レッド「……」つんつん

グリーン「ん?」

レッド「俺そんなこと言ったっけ?」

グリーン「言ってたからわざわざ隠したんだよ」

レッド「そうか…いや、もう山おりたからいいよ」

グリーン「言われなくてもバレてるだろ」



30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 01:07:02.20 ID:jwzzpYZY0

グリーン「こいつがそんなこと言ったせいで月に一回大量の食糧を運ぶのにも苦労したよ」

エリカ「あ、それで月に一度何も言わず出かけてたんですか」

グリーン「エリカに心配かけたのはすまないと思ってる」

エリカ「いえいえ、理由がわかればもういいんですよ」

エリカ「それにしてもお久しぶりですねレッドさん」

エリカ「私のこと覚えてますか?タマムシジムリーダーのエリカです」

レッド「……」こく

エリカ「まあ、うれしいですわ」



31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 01:08:39.61 ID:jwzzpYZY0

エリカ「ナツメさんもレッドさんと会うのは久しぶりじゃないんですか?」

ナツメ「ええ…」

エリカ「どうしたんですか?先ほどからあまりしゃべりませんけど」

ナツメ「そう?そ、そんなつもりはないんだけど」

レッド「……」つんつん

グリーン「なんだよ、そのつんつんやめろ」

レッド「あれナツメなのか?なんか全然違うような…」

グリーン「間違いなくお前の知ってるナツメだよ」

レッド「……」



32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 01:10:29.37 ID:jwzzpYZY0

エリカ「レッドさんはもう修行終わったんですか?」

レッド「……」つんつん

グリーン「だからやめろって」

レッド「グリーンが今月来なかったし、ちょうどいい機会だと思っておりてきたって伝えて」

グリーン「俺を通すなよ」

レッド「……」

グリーン「わかったよ」

グリーン「俺が今月食料持って行くの忘れててな、こいつもいつまでも山に籠ってるわけにはいかないと思ってたんだろうな」

グリーン「それがちょうどいいと思っておりてきたそうだ」



33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 01:12:42.52 ID:jwzzpYZY0

エリカ「レッドさんはこれからどうするんですか?」

レッド「……」つんつん

グリーン「なんていうの?」

レッド「とりあえず住むところと仕事探す」

グリーン「住むところと仕事探すんだってさ」

グリーン「こいつ実家にも帰らない気みたいだからな」

エリカ「お母様には会われないのですか?」

グリーン「親とでもこうなるらしいから帰れねえんだと」



35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 01:15:23.46 ID:jwzzpYZY0

エリカ「ナツメさんは話すことはないんですか?久しぶりのレッドさんじゃないんですか?」

ナツメ「うん…」

ナツメ「でも、レッドが私のこと覚えてくれてるとは限らないし…」

エリカ「大丈夫ですよ、私のことも覚えてくださってたんですし」

エリカ「レッドさんはナツメさんのこと覚えてますよね?」

ナツメ「エリカッ!?」

レッド「……」こく

エリカ「ほら」

レッド「当然覚えてるって言って」

グリーン「お前らで直接話せよ」

レッド「…緊張する」

グリーン「……」



36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 01:17:38.16 ID:jwzzpYZY0

グリーン「当然だってさ」

レッド「すごく大人っぽい美人になったって言って」

グリーン「そんなこと言ったらエリカの方が美人だ!」

レッド「そんなでかい声で言うなよ」

グリーン「ナツメには悪いけど世界で一番の美人はエリカだもん」

エリカ「まあ、そういうことを言うのなら世界で一番かっこいいのはグリーンさんですよ」

グリーン「じゃあさらに加えてエリカは世界一かわいい」

エリカ「それならこちらも加えてグリーンさんは世界一素敵な方です」

グリーン「エリカは~…」

エリカ「グリーンさんは~…」

レッド「……」

ナツメ「……」



37:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 01:18:51.50 ID:jwzzpYZY0

レッド(なんか全然終わりそうにねえな…)

ナツメ「ね、ねえレッド…」

レッド「……」びくっ

ナツメ「あ、ごっごめん」

レッド「…ナツメ」

ナツメ「ほんとに久しぶりね」

レッド「……」こく

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「さっき仕事探すって言ってたけど何かあてはあるの?」

レッド「……」ぶんぶん



38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 01:20:17.05 ID:jwzzpYZY0

ナツメ「じゃああなたさえよければなんだけどジムトレーナーやってみない?」

ナツメ「今ちょうど募集してたの」

レッド「……」

ナツメ「あ…でもそれは嫌よね…チャンピオンだったのにただのジムトレーナーになるなんて…」

レッド「…やりたい」

ナツメ「え?い、いいの?」

レッド「……」こく

ナツメ「ありがとう」

レッド「?」

レッド「なんでナツメが礼を言うんだ…」

レッド「礼を言うのは俺なのに…」



39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/04(火) 01:21:35.91 ID:jwzzpYZY0

ナツメ「レッドは今から時間あるの?」

レッド「……」こく

ナツメ「じゃあ今から一緒にジムに来てもらっていい?」

レッド「……」こく

ナツメ「エリカ、私そろそろ帰るね」

エリカ「もう帰るんですか?」

ナツメ「うん、今からやることができたし」

エリカ「そうですか、ではまた」

ナツメ「レッド手を出して」

レッド「?」スッ

ナツメ「テレポート」シュン

グリーン「あれ?レッド連れてかれちゃったよ」



45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:03:53.24 ID:diAfPQTd0

ヤマブキジム

レッド「このジムもだいぶ変わったな…」ぼそっ

ナツメ「え?何か言った?」

レッド「……」ぶんぶん

ナツメ「まあいいや、早速だけど本題に入るわね」

ナツメ「一応このジムはエスパー専門だからレッドにもエスパーポケモンを使ってもらうから」

レッド「……」こく



46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:04:45.75 ID:diAfPQTd0

ナツメ「ジムトレーナーはリーダーと違って基本的に自分のポケモン使うんだけど、持ってる?」

レッド「……」こく

ナツメ「じゃあ見せてもらえる?」

レッド「……」

ナツメ「どうしたの?」

レッド「ボックス…」

ナツメ「あ、そっか…今のうちに見ておきたいから今から取りに行こうか」

レッド「……」こく



47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:06:06.67 ID:diAfPQTd0

ポケモンセンター

レッド「何匹いるの…」

ナツメ「そうね…3匹でいいかな」

レッド「2匹しかいない…」

ナツメ「じゃあ2匹でも」

レッド「引き出せた」

ナツメ「おっけ戻ろうか」

レッド「……」

ナツメ「どうしたの?」

レッド「回復…させてもいい?」

ナツメ「もちろん、そんなことならすぐ言ってくれればいいのに」



48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:06:44.60 ID:diAfPQTd0

ナツメ「すいませーん」

ジョーイ「はーい、あっナツメさん、回復ですか?」

ナツメ「はいお願いします」

ジョーイ「それではポケモンをお預かりします」

ナツメ「あ、私じゃなくてこっちの」

ナツメ「ほら、ポケモン回復させるんでしょ」

レッド「……」こく

ジョーイ「あら、ナツメさんの彼氏ですか?」

ナツメ「か…彼氏とかそんなんじゃなくて…!//」ぶんぶん

ナツメ「その…あれ…あれです!と、友達!」



49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:08:37.66 ID:diAfPQTd0

レッド「……」スッ

ジョーイ「はーい、お預かりしますね」

ジョーイ「…!」

ジョーイ「このポケモンたちは…」

ナツメ「どうかしたんですか?」

ジョーイ「いろいろと疲労やダメージがかなりたまってますね」

ジョーイ「私はこんなレベルの高いポケモンは見たことないですが、ここまで育てるのにちゃんと休養をとったりしましたか?」

レッド「……」

ジョーイ「傷薬や木の実だけじゃだめですよ」

ジョーイ「ポケモンセンターはトレーナーの方なら無料で使えるんだから、ちゃんと利用してくださいね」



50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:09:41.36 ID:diAfPQTd0

ナツメ「ポケモンセンター全然使わなかったの?」

レッド「……」こく

ジョーイ「完全に回復するには丸一日ほどかかりますね」

ナツメ「それじゃあお願いします」

レッド「!」

ナツメ「ずっと戦ってばっかじゃだめだって、一日ぐらいゆっくり休めないと」

レッド「……」こく

ナツメ「明日また来ますね」

レッド「……」つんつん

ナツメ「どうしたの?」

レッド「トイレ行ってくる…」

ナツメ「わかった、ここで待ってるね」



51:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:11:48.81 ID:diAfPQTd0

ジョーイ「本当にただの友達なんですか?」

ナツメ「だから彼氏とかじゃないですよ、友達です」

ジョーイ「あ、そうじゃなくてもしかしてですけど…あの人って元チャンピオンのレッドさんですか?」

ナツメ「そうですよ」

ジョーイ「やっぱりそうだったんですね、どこかで見たことあるような気がして、このポケモンたちでまさかと思って」

ジョーイ「突然消えたって噂ありましたけど」

ナツメ「まあ…いろいろあって」

ジョーイ「もしかしてナツメさんのところにいたとか」

ナツメ「そ、そんなわけないじゃないですか」

ナツメ「もしそうだとしたらポケモンセンターを使ってるはずですよ」



52:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:12:48.31 ID:diAfPQTd0

ナツメ「今まであんまり人が寄り付かない場所にいたんですよ」

ジョーイ「へえー、そうだったんですか」

ジョーイ「でもよかったですね、帰ってきてくれて」

ナツメ「まあ…」

ジョーイ「ナツメさん前に好きな人は元チャンピオンのレッドさんって言ってましたもんね」

ナツメ「!!/////////」

ナツメ「そそそそそそそそそんなこと言いましたっけ…!?」

ジョーイ「言ってましたよ、ナツメさんちょっと酔ってましたけど」

ジョーイ「他にもいろいろ二人で食事に行った話とか…よく考えるとあの時8割以上レッドさんの話だったかも」

ナツメ「そ…そ…そ…それは…そのなんていうか…」もにょもにょ



53:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:13:15.61 ID:diAfPQTd0

レッド「……」

ジョーイ「あ、戻ってきましたよ」

ナツメ「さ、さあ!ジムに戻りましょうか!」

レッド「?」

レッド「顔赤い…」

ナツメ「なんでもない!」



54:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:14:49.30 ID:diAfPQTd0

ヤマブキジム

ナツメ「それじゃあ見せてもらえる?」

レッド「出てこい…」ポンッ

ヤドラン「ヤーン」

ユンゲラー「ゲラー」

ナツメ「…さすがレッドのポケモンね、かなり育ってる」

ナツメ「けどちょっと育ちすぎかな、これじゃバッジ7個のトレーナーでも勝てないかも」

ナツメ「ジムってのはトレーナーをボコボコにするところじゃないのトレーナーを育てるところだから、あんまり強すぎてもね…」

レッド「……」



55:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:16:10.92 ID:diAfPQTd0

ナツメ「でもジムトレーナーのトレーニングだったら役立ってくれるかも」

ナツメ「それでたまに挑戦者と戦うってのがいいかな」

ナツメ「このヤドランと…ユンゲラー」

ナツメ「ユンゲラー…」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」しゅん

ナツメ「ご、ごめ…そんなつもりじゃなくて…」

ナツメ「そうだ、今進化させよっか、私が交換相手になるから」

レッド「……」ぱあっ



56:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:17:34.23 ID:diAfPQTd0

フーディン「フォッフォッフォ」

レッド「……」なでなで

ナツメ「あ…」

ナツメ「進化したらますますジムで使えなくなっちゃった…」

レッド「…!」

ナツメ「元に戻すことはできないし…」

ナツメ「フーディンはトレーニング専門になっちゃうけどいい?」

レッド「……」こく

ナツメ「ごめんね」

レッド「謝らなくていい…」



57:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:18:21.20 ID:diAfPQTd0

ナツメ「バッジが7個以外の挑戦者にはジムのポケモン貸すから、それでお願いね」

レッド「……」こく

ナツメ「他のジムトレーナーには明日あなたのこと紹介するから」

ナツメ「今日やることはもうないかな…」

ナツメ「うん、終わりね」

レッド「……」

ナツメ「ねえレッド…ジムトレーナーに続けてこれもあなたがよかったらの話なんだけど…」

ナツメ「その…住むところ…家…なんだけど…わ、わ、私の家に来ない…?」もじもじ

ナツメ「……」ちらっ

レッド「…いいの?」

ナツメ「うん…」

レッド「……」

レッド「お願いします…」



58:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:19:08.94 ID:diAfPQTd0

ナツメの家

レッド「……」キョロキョロ

ナツメ「エリカとグリーンの家行った後だからあっちと比べるとなんだか恥ずかしいな」

レッド「……」ぶんぶん

レッド「そんなことない…」

ナツメ「ありがと」

レッド「……」

ナツメ「お風呂入るでしょ?今沸かしてくるから」

レッド「……」



59:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:19:59.52 ID:diAfPQTd0

レッド「女の子の部屋に来てしまった、それもナツメの」

レッド「いい匂いがする」

レッド「山小屋とは大違いだ」

レッド「どこ見てもきれいだし」

レッド「あれ、この写真…俺とナツメの写真だ、ナツメもずっと持っててくれてたんだな」

ナツメ「あなたがポケモンリーグに挑戦する前に撮ったのよね」

レッド「!!」びくっ

ナツメ「ふふっ…お風呂後20分ぐらいしたら入れるから」

レッド「う、うん…」



60:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:21:03.57 ID:diAfPQTd0

ナツメ「一人の時はちゃんと喋ってるじゃない」

レッド「まあ…」

ナツメ「エリカの家の時から思ってたけどレッドって全然話さなくなったよね

ナツメ「その写真のときも普通に話してたのに、どうしたの?」

レッド「……」

レッド「緊張する…」

ナツメ「え?」

レッド「山にこもってた数年間にグリーンとしか話してなかったからあいつ以外と話そうとするとどうも…」

レッド「でももう山じゃないし…そのうち普通に話せると思う…」

レッド「一人でいるのが飽きたからおりてきたのに話せないと意味がないからがんばる…」



61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:23:06.90 ID:diAfPQTd0

2時間後

レッド「ごちそうさま…」

レッド「おいしかった」

ナツメ「よかった」

レッド「……」

レッド「……」

ナツメ「レッド?」

レッド「……」ぐー

ナツメ「あれ、寝てる?」

ナツメ「レッド、レッド」ゆさゆさ

レッド「ん…あ?どしたの…」

ナツメ「寝る前には歯を磨かなきゃだめでしょ」



62:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 01:24:29.66 ID:diAfPQTd0

レッド「あれ、寝ちゃってたのか…」

レッド「なんだか変な話だけど久しぶりに誰かの料理を食べたからか安心しちゃって、急に眠気が…」

ナツメ「ずっと山にいたらそうなるものなの?」

レッド「わからない…」

ナツメ「寝るにしてもちゃんとしたとこで寝ないと」

ナツメ「あとさっきも言ったけど歯磨きも」

レッド「……」こく



72:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/06(木) 01:34:15.07 ID:GZkBoHgM0

翌朝

ナツメ「……」

ナツメ「全然寝れなかった…」

ナツメ「レッドがいるとこんなに緊張して寝れないと思わな…」

ナツメ「レッドがいない!」

ナツメ「そんなはず」コテッ ゴツン

ナツメ「いった~…」

トントントン

ナツメ「あれ…何か音がする…」



73:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/06(木) 01:35:15.16 ID:GZkBoHgM0

レッド「……」ジュ~

ナツメ「な、何やってんの…?」

レッド「朝食…ナツメが起きる前に作っとこと思って…」

レッド「泊めてもらったんだから何かしないと悪いから…」

ナツメ「そうだったの…起きたらいなかったからびっくりしたじゃない」

レッド「ごめん…」

ナツメ「いいのいいの、こんなことで謝らなくて」

レッド「いや、そうじゃなくて失敗した…」

ナツメ「……」



74:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/06(木) 01:35:49.79 ID:GZkBoHgM0

ナツメ「はいどうぞ」

レッド「ほんとごめん…食材を…」

ナツメ「いいのいいの、でも今度からは丸焦げになる前に気づいてね」

レッド「火の調節って難しい…」

レッド「いつもリザードンにやってもらってたから…」

レッド「今度はリザードンで」

ナツメ「でもそれだと家でできないじゃない」

レッド「……」

レッド「……」しゅん

ナツメ「キャンプとかでやってもらおうかな!今度一緒に行きましょうよ!」

レッド「……」こく



75:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/06(木) 01:36:15.11 ID:GZkBoHgM0

ナツメ「準備できた?」

レッド「……」

ナツメ「よし、ジムに行きましょうか」

レッド「……」こく

ナツメ「ポケモンセンターには帰りでいいよね」

レッド「うん…」



76:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/06(木) 01:36:52.87 ID:GZkBoHgM0

ヤマブキジム

ジムトレ1「ナツメさんおはようございます」

ナツメ「おはよ」

ジムトレ2「おはよーございまーす」

ナツメ「うん、おはよ」

ジムトレ7「一緒にいる男の人って新しいジムトレーナーですか?」

ナツメ「そうよ」

ナツメ「みんな紹介するね、今日から新しく入ったレッドよ」

ナツメ「ほら挨拶して」

レッド「……」ぺこ

ナツメ「…ちょ、ちょっとシャイだけどいい人だから」



77:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/06(木) 01:37:41.83 ID:GZkBoHgM0

ナツメ「じゃあレッドこっち来て」

レッド「……」こく

ジムトレ1「ねえねえあのレッドって人どこかで見たことない?」

ジムトレ2「近所のお兄さんに似てる」

ジムトレ1「そういうことじゃなくて、もっとこう…どこだったかな…」

ジムトレ2「そんなことよくあるじゃないの」

ジムトレ2「それより気になったのがあの人今日入った新人なのになんで奥の方が持ち場なのさ」

ジムトレ2「新人は普通手前ですぐ挑戦者にやられちゃうものでしょ」

ジムトレ1「それだけナツメさんが期待してるとか…?」



78:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/06(木) 01:38:22.62 ID:GZkBoHgM0

ナツメ「ここがあなたの持ち場ね」

レッド「……」

ナツメ「ん?どうかしたの?」

レッド「ジムリーダーと同じ部屋なの…?」

ナツメ「そうよ」

ナツメ「い、嫌…なの?」

レッド「……」ぶんぶん

レッド「そんなことない…」



79:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/06(木) 01:46:28.64 ID:GZkBoHgM0

3時間後

ナツメ「……」すやすや

ナツメ「!」ぱちっ

ナツメ「ね、寝ちゃってた!ジム戦…」

レッド「まだ誰もナツメのとこまで来てないから心配しなくていいよ…」

ナツメ「えっ、ほんと?」

レッド「うん…」

ナツメ「私どれぐらい寝てた?」

レッド「3時間ぐらいかな…」

ナツメ「それまで本当に誰も来てないの?」

レッド「うん…ナツメ寝てたから戦わせないために全部倒した…」

ナツメ「ここに来たの全員倒しちゃったの?」

レッド「……」こく



80:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/06(木) 01:52:30.97 ID:GZkBoHgM0

ナツメ「ごめんね、余計にがんばらせちゃって…」

ナツメ「でも一応確認するけど使ったポケモンは?」

レッド「ちゃんと相手のバッジの数に合わせて戦った」

ナツメ「相手に合わせたのに全勝?」

レッド「……」こく

ナツメ「すごい…自分のポケモンでもないのにそんな使いこなすなんて…」



82:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 01:51:47.34 ID:9p75qrQf0

ナツメ「何人ここに来たの?」

レッド「10人ぐらい…」

ナツメ「まあ誰もジムリーダーのとこまで来れない日があってもいいかな」

レッド「いいの…?」

ナツメ「うん、ここじゃ私がルールだし、私がいいって言えばなんでもOKなの」

レッド「ジムリーダーってけっこう自由なんだね…」

ナツメ「でも大変なときはほんとに大変なのよ」

レッド「どんな時?」

ナツメ「……」

ナツメ「まあ…パッとは出てこないけど…」



83:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 01:52:34.38 ID:9p75qrQf0

レッド「嫌になることはないの…?」

ナツメ「ちょっとはあったかな」

ナツメ「でもこれからはあなたがそばにいてくれるから嫌になることなんて」

ジムトレ1「ナツメさーん」

ナツメ「!…な、何!?」

ジムトレ1「あれ、お取込み中でした?」

ナツメ「いや、ただ話してただけよ、それよりどうしたの?」

ジムトレ1「マネージャーさん来てますけど通していいですか?」

ナツメ「うん、お願い」



84:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 01:54:04.45 ID:9p75qrQf0

レッド「マネージャー?」

レッド「何かやってるの?」

ナツメ「一応…女優…」

レッド「女優!?」

ナツメ「!」びくっ

レッド「思ったより声出た…ごめん…」

ジムトレ1「ナツメさん、連れてきましたよー」

コトネ「ナッツメさ~ん」ぴょーんぴょーん

ナツメ「コトネは今日も元気ね」



85:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 01:55:57.90 ID:9p75qrQf0

ナツメ「紹介するねレッド、私のマネージャーやってもらってるコトネよ」

コトネ「初めまして!ナツメさんのマネージャー兼彼女のコトネです」

レッド「彼女…?」

ナツメ「ち、違う!それはコトネが勝手に言ってるだけ!」

コトネ「何でですか、私ナツメさんのこと大好きですし、何度も食事したり遊びに行ったりしたじゃないですか」

ナツメ「そんなこと普通によくあるでしょ…そんなのだったら私もレッドと何度も行ったわよ」

レッド「……」こく

コトネ「……」

コトネ「レッド?それは誰なんですか?」

ナツメ「ここにいる新しく入ってくれたジムトレーナーよ」



86:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 01:58:09.27 ID:9p75qrQf0

コトネ「新しく入ったジムトレーナーさんと何度も食事や遊んだりしたんですか?」

ナツメ「っ…いいじゃない別に」

コトネ「レッドさんと言いましたよね、私のナツメさんに何もしてないですよね!」

ナツメ「別にあなたのじゃないけど…」

レッド「…?」

ナツメ「ほらレッド困ってるじゃない、もうやめときなさい」

コトネ「むー…エッチしてないでしょうね?」

ナツメ「!!!!!!!!!!???????????」

ナツメ「そんなこと…!/////」

レッド「……」



87:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 02:01:08.50 ID:9p75qrQf0

数時間後・ジム終了

ナツメ「今日はレッド大活躍だったね、ほんとに一度も私が戦わなかったもん」

レッド「……」

コトネ「あれぐらい私でもできますよ」

ナツメ「そんなこと言わないの、レッドは本当にすごいもん」

コトネ「レッドさんってこういうと失礼ですけどただのジムトレーナーですよね」

コトネ「なんでそんな評価してるんですか?」

ナツメ「本人の目の前でそんな言い方ないでしょ」

コトネ「そうだ、今からごはん行きましょうよ、そこでゆっくり話しましょう」

ナツメ「あれだけ時間あったのにここで話せば…まあいいけど」



88:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 02:03:30.37 ID:9p75qrQf0

ナツメ「どうするレッド?」

レッド「……」こく

ナツメ「うん、じゃあ行きましょ」

コトネ「えっレッドさんも来るんですか?」

ナツメ「言っとくけどレッドが行かないなら私も行かないから」

コトネ「やっぱり二人はどういう関係なんですか」

ナツメ「あなたが興味を持つような関係じゃないわよ」

コトネ「レッドさんはナツメさんのことどう思ってるんですか!」

レッド「……」こく

コトネ「うんじゃわかんないです…」



89:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 02:04:34.04 ID:9p75qrQf0

ポケモンセンター

ナツメ「すいませーん」

ジョーイ「はーい、ナツメさんにレッドさんお待ちしてましたよ」

ナツメ「レッドのポケモンはどうですか?」

ジョーイ「バッチリですよ、みんな元気いっぱいです」

ナツメ「だって、よかったねレッド」

レッド「うん」

ジョーイ「はいどうぞ」

レッド「……」ぺこ

レッド「ちょっと外で様子見てくる…」

ナツメ「うん、わかった」



90:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 02:07:07.14 ID:9p75qrQf0

ジョーイ「ジムはもう終わったんですか?」

ナツメ「はい、それで今からごはんを食べに行こうと思ってるんです」

ジョーイ「まあ、ついにデートに誘うことに成功したんですね」

ナツメ「だ、だから私たちはそういう関係じゃないですって」

ジョーイ「ナツメさんがレッドさんのこと大好きだなんてことみんな知ってるんですから、思いきって告白しちゃえばいいじゃないですか」

コトネ「……」ぴくっ

コトネ「その話本当ですか!?」

ジョーイ「え、ええ…ナツメさん本人が言ってたんですから」

ナツメ「それはその…何回も言ってしつこいようだけど…」



91:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 02:08:15.44 ID:9p75qrQf0

レッド「みんな元気になってた…」

コトネ「レッドさん!」

レッド「……!」びく

コトネ「ナツメさんはあなたのことが好きなようですね…」

レッド「?」

コトネ「……」

レッド「……」

コトネ「…フ」

レッド「……」

コトネ「フフフ」

レッド「……」

コトネ「ハーッハハハハハハハハハ!」

コトネ「何が可笑しい!!」

レッド「…?」

ナツメ「笑ってたのコトネだけじゃないの…」



92:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 02:10:32.06 ID:9p75qrQf0

コトネ「レッドさん、やはりあなたとは決着をつけなければならないようです」

レッド「……」

ナツメ「レッドは嫌ならこの時点で断っていいのよ」

コトネ「いいえ!この勝負からは逃がしません!」

コトネ「もちろん何にもなしというわけではありません」

コトネ「勝った方が今日一晩ナツメさんを好きにできる権利を得るというのはどうです?」

ナツメ「いや、そういうの私の許可なしでやらないで」

レッド「……」こく

ナツメ「レッドも了承しないの!」



93:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 02:11:19.36 ID:9p75qrQf0



ジョーイ「わあ、いよいよですね」

ナツメ「仕事中じゃないんですか?」

ジョーイ「ラッキーたちがなんとかしますよ、それよりこの勝負が見たいですから」

ジョーイ「どっちに勝ってほしいんですか?」

ナツメ「…どっちもがんばってくれればいいです」



94:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 02:13:42.61 ID:9p75qrQf0

レッド「……」パカッ

リザードン「グオオオオオオ!」

コトネ「リザードンですか…ならこっちはマリルリ!」

マリルリ「ルリィ!」

レッド「……」ビッ

リザードン「ドラゴンクロー!!」

スカッ

リザードン「!?」

レッド「???????」

マリルリ「テツノイシモハガネノツヨサモカンジラレナイ」



95:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 02:14:50.81 ID:9p75qrQf0

ナツメ「レッド、マリルリはフェアリータイプ」

ナツメ「ドラゴンタイプの技は効果ないわよ!」

レッド「ふぇありー…?????」

コトネ「タイプ相性どころかタイプすらご存じないようですね!」

コトネ「でも容赦しません!一気に行きます!」

コトネ「マリルリ、はらだいこ!」

コトネ「オボンむしゃむしゃ」

コトネ「そしてアクアジェット!!」

マリルリ「ルリィィィィィィィィィィィ!!!」

コトネ「強靭!無敵!最強!」

ドーン

コトネ「粉砕!玉砕!大喝采!」

コトネ「ワハハハハハハハ!」



96:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 02:15:43.12 ID:9p75qrQf0

リザードン「プフゥ…」

コトネ「……」

コトネ「…何…」

コトネ「…だと…」

レッド「……」ビッ

リザードン「フレアドライブ」

マリルリ「イワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーク!!」バタッ

コトネ「そ、そんな…」

レッド「……」

コトネ「……」

コトネ「レベルが違いすぎる…!」



97:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 02:16:29.73 ID:9p75qrQf0

コトネ「これ以上やっても私のポケモンが傷つくだけ…」

コトネ「時間の無駄です、これはもう私の負けです…」

レッド「……」

ジョーイ「よかったですね、レッドさん勝ちましたよ」

ナツメ「そうみたいですね」

コトネ「レッドさん…お願いがあるんですけど」

レッド「?」

コトネ「惚れました!結婚してください!」

ナツメ「!!!???」



98:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 02:17:15.28 ID:9p75qrQf0

ナツメ「コ、コトネ!何言ってんのよ!そんなこと…」

コトネ「ナツメさんは別にレッドさんと付き合ってるわけじゃないんでしょ」

ナツメ「それはそうだけど…」

コトネ「だったらナツメさんとレッドさんの関係は友達、もしくはジムリーダーとジムトレーナーという程度じゃないですか」

ナツメ「……」

コトネ「レッドさんは今彼女はいらっしゃるんですか?」

レッド「……」ぶんぶん

コトネ「一目惚れ…とはちょっと違うかもしれませんが、私レッドさんのことが好きになっちゃったんです!」

レッド「……」



99:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 02:18:06.85 ID:9p75qrQf0

コトネ「ど、どうなんですか…?」

レッド「……」ぶんぶん

レッド「ごめん…」

コトネ「わ、私の何がダメなんですか!?」

レッド「ダメなとこはない…」

コトネ「じゃあどうしてです」

レッド「……」

レッド「俺がしゃべれない…」



105:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/08(土) 01:49:13.18 ID:vkkmptWb0



コトネ(しゃべれないって…確かに食事中も全然話してなかったけど…)

ナツメ「コトネ?」

コトネ「は、はい!どうしました?」

ナツメ「元気ないけど…あんまりおいしくなかったの?」

コトネ「いえいえ!そんなことありませんよ!」

ナツメ「それならいいけど…」

ナツメ「一人で帰れる?」

コトネ「もちろんですよ!」



106:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/08(土) 01:50:04.37 ID:vkkmptWb0

ナツメ「そう、じゃあおやすみ、気をつけてね」

コトネ「はーい、おやすみなさーい」

レッド「……」

ナツメ「あ、コトネ待って」

コトネ「はいはい、ナツメさんの頼みならいつまでも待ちます!」

ナツメ「レッドが何か言いたいみたい」

ナツメ「言える?私が言おうか?」

レッド「自分で言う…」

コトネ「な、なんでしょうか…」どきどき



107:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/08(土) 01:50:46.89 ID:vkkmptWb0

レッド「マリルリ…」

コトネ「え?」

レッド「マリルリって今までドラゴンクロー当たってたよね…」

コトネ「えっと…そうでしたっけ?」

コトネ「ここ最近ずっと効果なしってなってたからずっとそんなものだと…」

ナツメ「当たってた」

レッド「やっぱり…」

ナツメ「でもレッド、昔はコイルが毒針受けてたじゃない」

レッド「そうだっけ…?」

ナツメ「そうだった、ポケモンは私たちにはどうすることもできない力で変化してるのよ」

レッド「……」



108:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/08(土) 01:51:34.17 ID:vkkmptWb0

翌日・ヤマブキジム

コトネ「今日も来ましたよー!」

ナツメ「どうせ来ると思った…」

コトネ「ナツメさん冷たいですよー」

コトネ「レッドさんもそう思いますよね?」

レッド「マリルリ…」

コトネ「まだ言ってるんですか!?」

ナツメ「さっきまでは言ってなかったんだけど、コトネ見て思い出したんでしょうね」



109:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/08(土) 01:52:21.52 ID:vkkmptWb0

コトネ「つまりレッドさんは…」

コトネ「あっと…また忘れるとこでした」

ナツメ「レッドがなんなの?」

コトネ「いえ、今はそのことは置いといてください」

コトネ「これほんとは昨日言うつもりだったんですけど、決まりましたよ」

ナツメ「何が?」

コトネ「魔法の国と不思議な扉11ですよ」

ナツメ「…あれまだやるの?10のときにあんな終わり方だったからまさかとは思ったけど」

ナツメ「続きすぎでしょ…ドラ〇エじゃないんだから…」



110:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/08(土) 01:54:53.89 ID:vkkmptWb0

コトネ「なんだかんだ言って毎回出てるじゃないですか、今回はどうするんです?」

ナツメ「出る…」

コトネ「そういうと思って勝手にOK出しときました」

ナツメ「私が本当に無理ならどうするつもりだったのよ…」

ナツメ「で、いつからなの?」

コトネ「明後日です、監督さんがすぐ撮りたいって言ってたみたいですから」

ナツメ「はやっ」

コトネ「あ、これほんとは昨日言うつもりだったんで明日ですね」

ナツメ「……」

ナツメ「むちゃくちゃね…」



111:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/09(日) 03:14:00.00 ID:IIH7Osdt0

レッド「ナツメ明日どこか行っちゃうの…?」

ナツメ「そうね…ポケウッドに…何日ぐらいかかるのかな、あの監督適当だし」

レッド「ポケウッドってどこなの」

ナツメ「イッシュ地方よ」

ナツメ「レッドは行ったこと…ないよね?」

レッド「うん…」

コトネ「そうだ、レッドさんも行きましょうよ」

レッド「……」こく

ナツメ「…なんでコトネが言うのよ」

コトネ「いいじゃないですか、レッドさんに伝わればいいんですから」



112:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/09(日) 03:14:49.23 ID:IIH7Osdt0



ナツメ「あー明日イッシュ行かないといけないのよね…」

コトネ「そうですよ」

ナツメ「明日朝一の船でイッシュに行くしかないわね」

ナツメ「コトネ、明日早いからうちに泊まる?」

コトネ「いいんですか?やったー」

コトネ「じゃあレッドさんもナツメさんの家に泊まりますよね」

レッド「俺は元々ナツメのところに居候させてもらってる…」

コトネ「えっ?ナツ…え?それって…え?」

ナツメ「えが多い」



113:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/09(日) 03:16:19.91 ID:IIH7Osdt0

コトネ「…整理するとナツメさんはナツメさんの家に住んでるんですよね」

ナツメ「当たり前じゃない」

コトネ「レッドさんはどこに住んでるんでしたっけ」

レッド「ナツメの家…」

コトネ「ということは二人とも同じナツメさんの家ということですよね」

ナツメ「そうよ」

コトネ「えっとつまり…」

コトネ「同棲!?」

ナツメ「同棲だなんて、そんな大げさな」



114:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/09(日) 03:16:55.67 ID:IIH7Osdt0

ナツメの家

ナツメ「じゃあおやすみ、なるべくすぐ寝なさいよ」

コトネ「はーい」

コトネ「あれ?」

ナツメ「どうしたの?何か問題あった?」

コトネ「ナツメさん一緒に寝てくれないんですか?」

ナツメ「私は自分の寝室で寝るわよ」

コトネ「そうですかー…」

ナツメ「そんなこと言ってないで早く寝なさいって」

コトネ「はーい、おやすみなさーい」



115:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/09(日) 03:18:02.26 ID:IIH7Osdt0

2時間後

コトネ「……」むくっ

コトネ「時は満ちた…!」

コトネ「睡眠なんてイッシュまでの船の移動時間にとればいいだけ」

コトネ「それより今は同じ屋根の下にレッドさんとナツメさんが寝ているこのチャンスを逃すわけにはいかない!」

コトネ「ふっふっふ…寝ている二人にあんなことやこんなこと…」

コトネ「興奮してきた」

コトネ「まずはレッドさんだ」



116:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/09(日) 03:20:00.62 ID:IIH7Osdt0

コトネ「あれー?レッドさんどこにもいないぞ」

コトネ「どこで寝てるか聞いとけばよかったな…」

コトネ「仕方ない、ナツメさんの方を先にするか」

コトネ「……」カササササササ

コトネ「ふっふっふ」ガチャ

ゴチンッ

コトネ「ぎゃっ」

コトネ「な、なんだなんだ?」

コトネ「っ!これは見えない壁がある、まさかナツメさんが」

コトネ「前にナツメさんに夜這いをかけたせいか対策されてるのかな」



117:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/09(日) 03:21:09.06 ID:IIH7Osdt0

コトネ「だがしかし!私の夜這いとは、常に相手の一歩先を行くもの!」

コトネ「壁ぐらい計算済みですとも!」

コトネ「マリルリ、かわらわり!」

ガシャーン

コトネ「ちょっと音大きいよ」

コトネ「起きてなけりゃまあいいや、さーて今週のナツメさんの寝顔は」

コトネ「?」

コトネ「ベッドと布団が一つずつ…」

レッド「ん…誰…?」

コトネ「!!」



118:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/09(日) 03:22:44.66 ID:IIH7Osdt0

レッド「コトネちゃん?」

コトネ「ど、どうしてレッドさんがこの部屋で寝てるんですか!?」

レッド「ここが寝室だから…」

コトネ「ナ、ナツメさんと一緒に寝てるんですか」

レッド「?」

レッド「別々だよ…」

コトネ「お、同じ部屋ですよ!」

レッド「そーだね…」

コトネ「そうだねって…!」



119:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/09(日) 03:24:43.22 ID:IIH7Osdt0

レッド「コトネちゃん…あんまり大きい声出すとナツメ起きちゃうよ…」

コトネ「あ、すいません…」

レッド「明日早いみたいだし、早く寝た方がいいよ…」

レッド「それとも何かナツメに用があったの…?」

レッド「俺ができることならなんとかするけど…」

コトネ「えっと…ひ、一人じゃ寂しーな…なんて」

レッド「……」

レッド「俺のところでいいなら、ここ来なよ」

コトネ「!!」



120:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/09(日) 03:27:30.16 ID:IIH7Osdt0

翌朝

ピピピッピピピッ ポチッ

ナツメ「んんーっ、よく寝た」

ナツメ「レッドとコトネが起きる前に朝食の用意しとかないと」

レッド「……」ぐー

ナツメ「普段はかっこいいけど、こういうときの顔は可愛いわね」

ナツメ「あれ?背中がやけに膨らんでる、なんだろ?」ぺらっ

コトネ「……」すーすー

コトネ「むにゃむにゃ…れっどしゃん…」

ナツメ「……」



121:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/09(日) 03:28:19.45 ID:IIH7Osdt0

ぎにゅいっ

コトネ「にゃぎゃっ!」

ナツメ「おはよう、コトネ」

コトネ「お、おひゃようございまひゅ」

ナツメ「どうしてあなたがレッドのお布団で寝てるのかしら?」

コトネ「と、とりあえず離してくだひゃい」

ナツメ「……」ぱっ

コトネ「いたたたた」

ナツメ「……」



122:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/09(日) 03:30:10.86 ID:IIH7Osdt0

コトネ「レッドさんがおいでって言うから」

ナツメ「ほんとに?」

コトネ「ほんとですよ」

ナツメ「レッドに何もしてないでしょうね?」

コトネ「…ナツメさん、もういいんじゃないですか?」

ナツメ「何が?」

コトネ「ナツメさんがレッドさんのこと大好きだってのはよくわかります」

コトネ「同棲して同じ部屋で寝て一日中一緒に過ごしてるのに付き合ってないなんて逆におかしいです」

コトネ「もう思い切って大好きって言っちゃえばいいじゃないですか、二人とも大人なんですし」

コトネ「そうじゃないと私が今怒られてる理由がないですからね」

ナツメ「……」



123:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/09(日) 03:32:43.74 ID:IIH7Osdt0

ナツメ「そんなの言われなくても…」

コトネ「わかってるんだったら早い方がいいじゃないですか」

コトネ「こんなの知り合って何年もたってるナツメさんの方がわかってると思いますけど、レッドさんからはどれだけ待っても言ってくれませんよきっと」

ナツメ「……」

コトネ「言わないんだったら私が言いますよ」

ナツメ「あなた断られたじゃない」

コトネ「一度や二度断られたぐらいでへこむコトネちゃんじゃありません!」

ナツメ「……」

ナツメ「わ…わかった…きょ、今日言うから…」



126:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:21:25.00 ID:rXsl/u6X0

1時間後

レッド「今日のナツメどうしたの…?」

コトネ「どうしたって何がです?」

レッド「なんかそわそわしてる…」

コトネ「あ、ああ、それは撮影があるからじゃないですかね」

レッド「映画の前はいつもああなの…?」

コトネ「そ、そう…ですね」

レッド「……」



127:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:23:04.43 ID:rXsl/u6X0

レッド「ナツメ、イッシュってここからどれぐらいかかるの?」

ナツメ「どれぐらいかかったかな…」

ナツメ「飛行機でも10時間ぐらいだったかな?」

レッド「ちょっと遠いな…」

ナツメ「大丈夫、フーディンのテレポートで一瞬よ」

レッド「いや、そうじゃなくて…」

ナツメ「?」



128:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:23:59.44 ID:rXsl/u6X0

コトネ「ナツメさん、そろそろいい時間ですよ」

ナツメ「そう、じゃあ行きましょうか」

ナツメ「フーディン、出て来て」

フーディン「ハイヨー」

ナツメ「レッド、コトネ、フーディンに手をあてて」

レッド「……」スッ

ナツメ「フーディン、お願いね」

フーディン「リョーカイ」



129:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:24:46.87 ID:rXsl/u6X0

ポケウッド

ナツメ「到着」

フーディン「ゼエゼエ…」

ナツメ「お疲れ様フーディン、戻って」

ナツメ「コトネ、ポケモンセンターに連れて行ってあげて」

コトネ「はーい」

レッド「テレポートしただけじゃないの…?」

ナツメ「さすがにこれだけの距離のテレポートは体力をかなり使うのよ」

ナツメ「早く休ませてあげたいけど撮影あるからコトネに行ってもらってるの」



130:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:26:01.14 ID:rXsl/u6X0

監督「あ、ナツメちゃん、連絡が急ですまなかったね、大変だったろー」

ナツメ「いえ、テレポートで一瞬ですから…」

監督「そうだったな、ナハハハハハ」

監督「あれ、ナツメちゃんマネージャー変わった?」

監督「前は可愛らしい女の子だったじゃないか」

ナツメ「彼はマネージャーじゃないです…」

監督「ふーん、そうなんだ」

監督「まあいいや、それよりナツメちゃん、せっかく来てもらって悪いけど撮影ちょっと遅らせるね」

ナツメ「何かあったんですか?」

監督「実はキョウヘイ君が数時間遅れるそうなんだ」

ナツメ「そうですか、じゃあ来たらまた連絡ください」



131:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:28:20.24 ID:rXsl/u6X0

ナツメ「まだまだ時間あるみたいだし、どこか観光でも行こっか」

レッド「うん…」

ナツメ「うーん、どこがいいかなー」

レッド「ナツメ…」

ナツメ「どこか行きたいところあった?」

レッド「俺ナツメの出た映画見たい」

ナツメ「わ、私の映画を…?」

レッド「どこか見れるところはないの?」

ナツメ「映画自体ならあそこが映画館になってるからそこで見れるけど…私の出たのは今はやってないわよ」



132:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:28:50.65 ID:rXsl/u6X0

レッド「……」

レッド「映画館行きたい」

レッド「いい…?」

ナツメ「もちろんいいわよ」

レッド「……」にこ

ナツメ「レッドってそんなに映画好きだった?」

レッド「うん…」



133:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:32:46.00 ID:rXsl/u6X0

ナツメ「どれか見たい映画ある?」

レッド「あれ…」

ナツメ(れ、恋愛映画…!レッドってこういうの見るんだ…覚えとこ)

レッド「嫌…?」

ナツメ「そ、そんなことないよ、時間もちょうどいいし見ようか」

レッド「うん…」

ナツメ「ジュースとか食べる物いる?」

レッド「うん」



134:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:33:49.94 ID:rXsl/u6X0

鑑賞中

レッド「……」

ナツメ「……」

ナツメ(よく考えたらレッドと二人で来てるのよね…)

ナツメ(これってまるでデ…デ…)

ナツメ「……」

ナツメ(あ…キスした…ほんとにそういうものならこういうときに手を)プルプル

ナツメ「!」

ナツメ(て…手汗が!)



135:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:34:47.53 ID:rXsl/u6X0

悪魔ナツメ『そんなのかまうことはねえ、当然のように手を握れ』

天使ナツメ『焦ってはいけません、まず一度落ち着くのです、深呼吸ですよ』

悪魔ナツメ『うるせえ!お前のそういうとこのせいでチャンス逃してレッドは山に行っちゃったんだろうが!』

天使ナツメ『ひいっ…』

悪魔ナツメ『手を握るなんて今しかねえんだ、やれっ!』

天使ナツメ『そ、そうですね…一度…とりあえず握ってみましょう』

ナツメ(天使が悪魔に折れちゃった…)



136:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:35:53.94 ID:rXsl/u6X0

パシッ

ナツメ「ひゃっ!//」

レッド「ナツメ…?」

レッド「大丈夫?さっきから手が震えてたよ」

レッド「汗もこんなに…」

レッド「気分悪いの?」

ナツメ「だ…だ…大丈夫…」

レッド「顔も赤いよ、一回外に出よう」

ナツメ「でも…」

レッド「でもじゃない、ナツメにもしものことがあったら…」



137:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:38:07.54 ID:rXsl/u6X0

悪魔ナツメ『おいおい、上映中に話すなんてよくねえな』

悪魔ナツメ『こりゃレッドの口をふさぐしかねえ』

悪魔ナツメ『自分自身の口でよお』

天使ナツメ『口を口でふさぐなんてまるでキスではないですか!』

天使ナツメ『そんなこと今は』

悪魔ナツメ『あぁん!?』

悪魔ナツメ『手はレッドに先やられたんだから口ぐらいこっちから行け!』

天使ナツメ『ナツメ…レッドにキスをするのです』

悪魔ナツメ『ケケケ』

ナツメ(天使弱っ!)

悪魔・天使『それキース!キース!キース!』

ナツメ(頭の中で天使と悪魔が結託して暴走しだした…!)



138:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:39:09.74 ID:rXsl/u6X0

神官ナツメ『ザ〇キ』

悪魔・天使『うぎゃ~!』

ナツメ(とりあえず頭の中からは変なのがいなくなった…)

レッド「ナツメ…?」

ナツメ「ごめんね…私のせいで途中で出ちゃって…」

レッド「いいっていいって」

レッド「もう気分はだいぶよくなった?」

ナツメ「うん…」

レッド「よかった」



139:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/10(月) 03:39:58.77 ID:rXsl/u6X0

レッド「俺はナツメが元気でいてくれればそれだけで十分だよ」

レッド「デ…映画はまた今度二人で見に行けばいいだけだからね」

ナツメ「うん…」

プルルルル

ナツメ「あ、電話切るの忘れてた…」

ナツメ「ごめん、レッド、電話出るね」

ナツメ「もしもし」

コトネ「もしもし、あと30分ぐらいでキョウヘイ君着くらしいですけど、今どこですか?」

ナツメ「今映画館のとこ、後30分ぐらいね、わかった」



144:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/15(土) 01:02:53.58 ID:mhb9XWWf0

30分後

キョウヘイ「いやーごめんなさいねー」

キョウヘイ「バトルサブウェイ制覇してたんですよ」

キョウヘイ「もし負けたらやめようと思ったんですけど」

キョウヘイ「僕が強すぎて全勝しちゃって遅くなりました」

キョウヘイ「強すぎるのも考えものですねー」

ナツメ「そ、そう…」

キョウヘイ「やあコトネさん、今日もかわいいー」

コトネ「黙れ、ぶち〇〇ぞ」にこっ



145:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/15(土) 01:03:22.99 ID:mhb9XWWf0

ナツメ「コトネ、失礼でしょ」

コトネ「でもー…」

ナツメ「ごめんねキョウヘイ君」

キョウヘイ「いえいえ、もう慣れました」

ナツメ「これに慣れるのってあまりよくないと思うけど…」

ナツメ「コトネも相手が慣れるまで言わないの」

コトネ「だってこいつ」

ナツメ「こいつじゃないでしょ」

コトネ「……」



146:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/15(土) 01:03:54.80 ID:mhb9XWWf0

ナツメ「そんなムッとした顔しないの」

ナツメ「ほらよしよし」なでなで

コトネ「……」

コトネ「へへっ」

コトネ「レッドさんもなでなでしてください」

レッド「……」なでなで

コトネ「うへへ」

キョウヘイ(…誰?)



147:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/15(土) 01:07:53.20 ID:mhb9XWWf0

撮影終了

コトネ「~♪」スリスリ

レッド「……」

ナツメ「……」タッタッタ

ナツメ「離れなさい」ぐいっ

コトネ「ふぇぇ…」

ナツメ「ねえレッド、どうだった?」

レッド「うん、よかったと思う」

コトネ「ナツメさんばかりずるいですよ!」

ナツメ「撮影中ずっとコトネがレッドにくっついてたの見てたんだけど」

コトネ「それはあれですよ…レッドさんが寒そうだなと思って」

ナツメ「それなら心配ないわ、レッドは寒いの慣れてるから」

レッド「ナツメ、あんまりコトネちゃんいじめちゃだめだよ…」

ナツメ「いじめてるわけじゃないけど…」



148:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/15(土) 01:08:28.11 ID:mhb9XWWf0

キョウヘイ「……」

キョウヘイ「監督さん」

監督「ああキョウヘイ君、お疲れ様、どうしたんだい?」

キョウヘイ「最初から気になってたんですけどあの人誰ですか?」

監督「ああ、あのナツメちゃんといる人だろ」

監督「僕もよく知らないんだよね」

監督「でもナツメちゃんの顔見る限り、もしかして彼氏かな」

監督「演技以外であんな笑顔見たことないし」

キョウヘイ「ナツメさんの…」

キョウヘイ「ちょっと気になるな」



149:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/15(土) 01:10:17.12 ID:mhb9XWWf0

レッド「俺トイレ行ってくる」

コトネ「またですか?レッドさんよくトイレ行きますね」

レッド「……」

ナツメ「じゃあ私その間に着替えてくるから」

ナツメ「コトネは一応ついて行ってあげて」

ナツメ「知らない人と会っちゃうとレッド固まっちゃうことあるから」

コトネ「まさかさっき行ったとき帰ってくるのが遅かったのって…」

コトネ「そんなことなら言ってくれれば私どこまでもついていきますよ」



150:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/15(土) 01:11:39.90 ID:mhb9XWWf0

トイレ

レッド「……」

レッド「……」スッ

レッド「……」じょろろろろ

レッド「……」ちょろちょろ

レッド「……」

キョウヘイ「あの、すいません」

レッド「!」びくっ

レッド「……」ちら

キョウヘイ「さっきナツメさんといた人ですよね」

レッド「……」



151:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/15(土) 01:13:21.62 ID:mhb9XWWf0

レッド「……」

キョウヘイ「あの…できたら返事ぐらい…」

レッド「……」こく

キョウヘイ「ふーむ…」じー

レッド「……」

キョウヘイ「気になるんで聞きますけど、ナツメさんとどういう関係ですか?」

レッド「……」

キョウヘイ「……」

レッド「……」

キョウヘイ「……」



152:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/15(土) 01:15:43.33 ID:mhb9XWWf0

コトネ「レッドさ~ん」

レッド「?」

コトネ「あ、何やってるんですか?終わってるのなら早く出て来てくださいよ」

キョウヘイ「コ、コトネさんここ男子トイレ!」

コトネ「それが何よ、あんただって男だか女だかはっきりしないくせに」

キョウヘイ「今の僕はどう見ても男でしょ!」

キョウヘイ「それよりコトネさん、いくら胸がないからって」

ドゴッ どさっ

コトネ「さあ、行きましょうレッドさん」



154:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/17(月) 03:41:23.45 ID:Moye/WXi0

キョウヘイ「うっ…」ぱちっ

キョウヘイ「あれ…?」

レッド「気分はどうだ…?」

キョウヘイ「うわっ!」

レッド「!」びくっ

キョウヘイ「あ、あんたは!」

コトネ「あんたじゃないでしょ、ちゃんとレッドさんって言いなさい」

キョウヘイ「コトネさん…」

キョウヘイ「あっ!思い出した!僕コトネさんにやられて…」



155:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/17(月) 03:42:05.40 ID:Moye/WXi0

ナツメ「何かと思ったらやっぱりコトネが…」

コトネ「でもあれは仕方なく…」

ナツメ「理由は何かしらないし仕方がなかったとしても謝っときなさい」

ナツメ「気絶させるなんてそうとうなことしたんでしょ」

コトネ「いや…その…腹パン…」

ナツメ「……」

ナツメ「この子はほんとに…」



156:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/17(月) 03:43:26.62 ID:Moye/WXi0

レッド「……」

キョウヘイ「……」

レッド「?」

キョウヘイ「……」じー

レッド「なに…?」

キョウヘイ「あなたってトレーナーですか?」

レッド「……」こく

キョウヘイ「僕もトレーナーだからわかります、あなた相当強いでしょ」

レッド「……」

キョウヘイ「ちょっと相手してもらっていいですか?」



157:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/17(月) 03:44:18.85 ID:Moye/WXi0

レッド「……」

キョウヘイ「……」

レッド「……」

キョウヘイ「だからできたら返事ぐらい…」

ナツメ「レッド、帰るわよ」

ナツメ「そろそろ帰らないと見たいテレビ始まっちゃうよ」

レッド「わかった…」

キョウヘイ「あの…」

レッド「今は無理みたい…帰らなきゃ…」

レッド「ナツメのジムでジムトレーナーやってる…」

レッド「そこでならいつでも相手になれる…」



158:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/17(月) 03:45:44.82 ID:Moye/WXi0

一週間後・ヤマブキジム

レッド「ナツメ…」

ナツメ「なあに?」

レッド「最近強いトレーナーが来ない」

ナツメ「…まあレッドはジムトレーナーにしちゃ強すぎるからね」

ナツメ「ハンデつけてみたらどうかな?」

ナツメ「例えばバッジ3つのトレーナーにバッジ2つ用のポケモン使ったり」

レッド「それはもうやった」

レッド「あんまりにも低いレベルで倒しちゃうのはかわいそうだから2,3個下までしか使ってないけど」



159:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/17(月) 03:47:34.28 ID:Moye/WXi0

ジムトレ1『バッジ0個の挑戦者が来ましたよー』

ナツメ「0個か…初心者かな」

ナツメ「レッドは今回パスでいい?」

ナツメ「ボコボコにしちゃうのはちょっと…」

レッド「わかった…」

ナツメ「あ、きた」

ナツメ「ようこそヤマブキジムへ、私がジムリーダーのナツメです」

ナツメ「あなたの名前は?」

メイ「メイです」



160:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/17(月) 03:48:20.71 ID:Moye/WXi0

ナツメ「そう、メイちゃんね」

ナツメ「それじゃあ…」

ナツメ「……」

メイ「?」

ナツメ「キョウヘイ君…?」

メイ「……」

メイ「へへっバレちゃいました?」

ナツメ「どこかで見たことがあると思ったから」



161:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/17(月) 03:50:03.55 ID:Moye/WXi0

メイ「よくわかりましたね」

ナツメ「魔法の国と不思議な扉の7と8だっけ?主人公が性転換してたの」

メイ「そうですね」

レッド「?」

ナツメ「その時のによく似てたから」

メイ「ああ、なるほど」

ナツメ「で、何か用があるから来たのよね?」

ナツメ「まさか本当にジムに挑戦に来たわけじゃないでしょ」



162:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/17(月) 03:51:47.55 ID:Moye/WXi0

メイ「今日はレッドさんと戦いに」

ナツメ「レッドと?」

メイ「いつでも相手になってくれるって言ってたんで」

レッド「たしかに言ったけど…」

レッド「今は一応仕事中…」

ナツメ「全然いいわよ」

レッド「じゃあOK…」

ナツメ「おもしろそうだし私が審判するわ」

ナツメ「がんばってレッド」

メイ「審判は中立な立場でお願いします」



163:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/17(月) 03:52:57.88 ID:Moye/WXi0

メイ「こうして本当に強い相手と対峙した時の緊張感…」

メイ「なんど味わっても気持ちが高ぶる」

メイ「今まで戦ってきたトレーナー中でもレッドさん…あなたはとてもいいです…」

ナツメ「…そろそろ始めてもらっていいかな?」

メイ「はい、よろしくお願いします」

レッド「……」こく

メイ「ふふ…」

レッド「……」

メイ(そんな目で見つめないでくださいよ)

メイ(興奮しちゃうじゃないですか…)ズギュウウン



169:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/18(火) 03:32:24.20 ID:DkDd2RFV0

コトネ「レッドさーん、ナッツメさーん」

コトネ「あなたたちのコトネちゃんが来ましたよー」

コトネ「あれ?」

レッド「……」

ピカチュウ「ボルテッカー!」

ドギャン

チラチーノ「グヘエ」

メイ「お疲れ様チラチーノ」

メイ「……」



170:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/18(火) 03:32:59.42 ID:DkDd2RFV0

レッド「……」

メイ「ふふふ」

メイ(ああ…いいよ…)

メイ(いいよレッドさん…)

メイ(こんなに楽しく、気持ちがいいのは本当に久しぶりだ)

メイ(今すぐにでも絶頂に達しそう…)ビンビン



171:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/18(火) 03:33:35.83 ID:DkDd2RFV0

コトネ「ナツメさん」

ナツメ「あら、いつの間に来てたの?」

コトネ「さっきですよ」

ナツメ「気づかなかった」

コトネ「ガーン…」

ナツメ「冗談よ」

ナツメ「今これの審判してるの、ちょっと待っててね」

コトネ「レッドさんと…可愛らしい女の子の挑戦者か」

コトネ「あれってレッドさんのポケモンじゃないんですか?」

ナツメ「そうよ」



172:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/18(火) 03:34:26.69 ID:DkDd2RFV0

コトネ「ジムの挑戦者じゃないんですか?」

コトネ「ここエスパー専門なのに」

ナツメ「ジムへの挑戦者じゃなくてレッドへの挑戦者だからいいの」

コトネ「レッドさんと戦いたいって人がいないわけじゃないでしょうけどこんなとこでやらせていいんですか?」

ナツメ「今暇だから別に構わないわ」

ナツメ「もし本当の挑戦者が来たら止めるつもりだったけど、もうその必要もなさそうだし」

ナツメ「レッドはまだ一匹目だけどキョウヘイ君は次が最後の一匹だからね」

コトネ「へー…」

コトネ「えっ!?キョウヘイ?…え?」



173:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/18(火) 03:35:05.20 ID:DkDd2RFV0

ナツメ「あ、今はメイちゃんか」

コトネ「メイちゃん?キョウヘイじゃないんですか?」

ナツメ「だからあれキョウヘイ君よ」

コトネ「???」

コトネ「あの女の子が…キョウヘイってことですか…?」

ナツメ「だからそうだって」

コトネ「……」

コトネ「巨乳…」



174:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/18(火) 03:35:39.92 ID:DkDd2RFV0

ピカチュウ「セイヤァ!」

ダイケンキ「ギャース」

レッド「……」

メイ「あはは…負けちゃった…」

メイ「あー…楽しかったのに…もう終わりか…」

メイ「こんなに強いトレーナーとポケモンがいるなんて私全然知らなかったなぁ」

レッド「俺も楽しかった…」

レッド「またいつでも相手になってあげる…」

メイ「ほんとですか!うれしいなぁ…ふふ」

レッド(ずっと思ってたけどこの子男の子なんだよな…)



175:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/18(火) 03:37:22.38 ID:DkDd2RFV0

メイ「あれ、コトネさん」

コトネ「……」

コトネ「キョウヘイ…?」

メイ「今はメイちゃんですよー」

コトネ「……」ガシッ

コトネ「なんじゃああああこの乳はぁぁぁ!!」

メイ「そ、そんな怒ることですか?」

ナツメ「コトネうるさい」



176:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/18(火) 03:37:53.75 ID:DkDd2RFV0

メイ「そうだコトネさんちょっと付き合ってくださいよ」

メイ「僕まだこの街に来たばかりでポケモンセンターの場所もわからないんです」

メイ「連れてってくださいよ」

コトネ「いや」

メイ「そう言わずに」

ナツメ「連れてってあげたら?」

ナツメ「今日も遊びに来ただけなんでしょ」

コトネ「うう…そうですけど…」

コトネ「ほら行くよキョウヘイ」

メイ「ああ、ちょっと待ってください」

クルッ

キョウヘイ「どうせならデートらしく男女で」

コトネ「誰があんたとデートなんかするか」



177:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/18(火) 03:39:04.03 ID:DkDd2RFV0

キョウヘイ「じゃあレッドさんまたいつかやりましょう」

キョウヘイ「僕もっともっと強くなっておきますから」

レッド「……」こく

キョウヘイ「ナツメさんも次共演することあったらよろしくお願いします」

ナツメ「うん、またね」

コトネ「もういい?行くよ」

キョウヘイ「今日はえらく積極的」

コトネ「行くなら行くで早く行って戻ってきたいだけ」



179:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 02:10:09.57 ID:5Kmkap/s0

翌月・ジムリーダー会議

グリーン「タマムシジムはジムリーダーがかわいい、以上」

エリカ「まあグリーンさんたら」

グリーン「次はセキチクジム」

グリーン「えーと…壁に頭をぶつけたって苦情が6件きてるな」

アンズ「それはジムの仕掛けですからその人たちがドジとしか言いようがないです」

グリーン「あと毒にするのやめろ」

アンズ「毒タイプのジムに来といてそれはないでしょ」

グリーン「そうだな…これは無視と」

グリーン「じゃあセキチクジムは特になし」



180:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 02:12:30.64 ID:5Kmkap/s0

グリーン「えー…問題なのがヤマブキジム」

ナツメ「問題?」

グリーン「先月バッジ渡した?」

ナツメ「…渡したような渡してないような」

グリーン「そもそもジム戦をしてないんじゃないのか」

ナツメ「そういえばしてないかも…」

グリーン「やっぱりな」

グリーン「ジムリーダーの前のトレーナーが強すぎるってのが100件以上きてる」

グリーン「そいつらの修行不足っていえばそれまでだが、多すぎる」

グリーン「あとそのトレーナーについてだが何もしゃべらず常無言で怖いってのが同じぐらいきてる」

ナツメ「そうかしら、私はいい人だと思うけど…」

グリーン「それにそのトレーナーが勝つとジムリーダーが喜びすぎ」

ナツメ「新人だから私もうれしいくて喜んでるのかな…」



181:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 02:13:41.92 ID:5Kmkap/s0

グリーン「さすがにほぼ一月バッジを渡さないというのはな」

グリーン「それもジムリーダーじゃなくてジムトレーナーでみんな止まるって…」

グリーン「何よりそいつ常無言ってジムトレーナーとしてどうなんだよ」

グリーン「ジムなんだから挑戦しに来たトレーナーを育てなきゃなんねえのに」

グリーン「話さねえと相手に何も伝わらねえよ」

ナツメ「けっこう人見知りみたいだしそれはちょっとどうしようもないかな…」

グリーン「いやでもなあ…ん?」

グリーン「無口で強くて人見知り…」

グリーン「そういえばナツメってさ…レッドどうしたの?」



182:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 02:14:30.30 ID:5Kmkap/s0

ナツメ「えっとレッドは…」

グリーン「前家に来たときレッド連れて行ってたじゃん」

ナツメ「そ、そうだったけ…?」

グリーン「そうだよなエリカ」

エリカ「そうでしたよ」

ナツメ「ああー…そういえばそうだったかも」

ナツメ「でもその後別れちゃったから今どうしてるかはわかんないなぁ」

グリーン「ふーん…」



183:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 02:15:43.35 ID:5Kmkap/s0

カスミ「ねえねえちょっといい?」

グリーン「なんだ?」

カスミ「レッドってもしかしてレッドのこと?」

グリーン「そうだぞ、このレッドはお前の知ってるレッド以外の何者でもないレッドだぞ」

ナツメ「レッドレッドうるさい」

カスミ「行方不明って聞いてたけど戻ってきてたのね」

カスミ「戻ってきたのなら一番に私のところ来てくれてもよかったのに」

カスミ「ほっといたらまたフラフラとどっか行っちゃいそうだし私が養ってあげるのに」

ナツメ「心配しなくても私がどこにも行かせないから」



184:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 02:16:57.80 ID:5Kmkap/s0

カスミ「なんでナツメがそんなこと言うのよ」

カスミ「どこで何してるかも知らないんでしょ」

ナツメ「レッドならうちのジムで真面目に働いてくれてるし今だって家に帰れば」

ナツメ「あ…」

ナツメ「……」

ナツメ「つ、次はグレンジムよね」

ナツメ「うちのジムのことは大丈夫だから進めていいわよ」

カスミ「いやいやいや!レッドがヤマブキジムで働いてるってどういうこと!しかも家に帰ればって何よ!」

ナツメ「なんのこと?」

カスミ「とぼけんな!」



185:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 02:18:20.39 ID:5Kmkap/s0

グリーン「やっぱりこの苦情のトレーナーはレッドだったんだな」

グリーン「あいつがジムトレーナーやってたらほとんどの挑戦者は突破できねえだろうな」

ナツメ「でも使うポケモンは基本レッドのじゃないし、ハンデだってつけてるのよ」

グリーン「それでも誰も突破できないんだろ」

グリーン「あいつは俺ほどじゃないが天才だ」

グリーン「どんなポケモンを使おうがバッジ集めの途中のトレーナーじゃほぼ勝ち目はない」

グリーン「しかもハンデをつけたところで絶対手加減しないだろ」

ナツメ「それはそうだけど…」

カスミ「じゃあナツメのジムじゃなくて明日からうちのジムで」

グリーン「いやレッドがジムトレーナーとして働くことを禁止とする」



199:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 01:59:55.95 ID:sxIwdGAI0

ナツメ「そんなのレッドがかわいそうじゃないの!」

ナツメ「レッドだって一生懸命やってるのよ」

グリーン「それはわかるけどさ…」

ナツメ「レッドの友達でしょ、せっかくレッドが働いてるのにとりあげるなんて」

グリーン「それでも俺たちはジムリーダーなんだからレッド一人のことよりこれからのトレーナーたちのことを考えなきゃいけない」

ナツメ「……」

ナツメ「じゃ…じゃあレッドが実際に戦ってるところ見たら気が変わるかも」

グリーン「今見れるの?」

ナツメ「うん」



200:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 02:01:03.49 ID:sxIwdGAI0

ナツメ『レッドがんばってー』

レッド『……』ブイッ

グリーン「なにジムリーダーがジムトレーナー応援してんだ」

ナツメ「うるさい、黙って見てなさい」

グリーン「うるさいって言われた…」

エリカ「よしよし、いい子ですから静かに見ましょうね」

レッド『……』

ケーシィ『……』

挑戦者『いっけーっ!ゴース!』

挑戦者『ナイトヘッド!』

レッド『……』

ケーシィ『テレポート…』シュン

シュシュシュン

挑戦者『め、めちゃくちゃ速ええ!』

ケーシィ『……』ドンッ

ゴース『ウギャー』



201:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 02:01:37.88 ID:sxIwdGAI0

ナツメ「ってのがこの前あったやつなんだけど…」

グリーン「なんでテレポートだけで倒してんだ」

ナツメ「いくらエスパーに有利なゴーストタイプとはいえ、弱点である毒タイプも入ってるからね」

グリーン「そういう問題じゃねえよ」

グリーン「こいつはゼル●か!」

ナツメ「何よゼ●ダって」

グリーン「今のどう見ても●ルダのB上だろ上必殺技じゃねえか」

グリーン「そんなのジムトレーナーが使うんじゃねえよ」

ナツメ「???」



202:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 02:02:35.26 ID:sxIwdGAI0

グリーン「こんなの見せられたらますますダメだ」

ナツメ「全部こんなのじゃないから、こういうのもあるし…」

ナツメ「再生」

レッド『……』

バネブー『ブーブー』ぴょんぴょん

挑戦者『やっちまえニューラ!』

ニューラ『ニャッ!』シャッ

バネブー『ブー』ぴょん

ひょい

ニューラ『ニャニャニャニャニャ!!』

バネブー『ブッ』ぴょーんぴょーん

ひょいひょい

ニューラ『……』イラッ

レッド『……』

バネブー『ブーブー』ぴょんぴょんぴょん

ニューラ『ニャッ!?』



203:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 02:03:36.91 ID:sxIwdGAI0

グリーン「もういいわ、はねるしか使ってないのになんでレッドが押してんだよ」

ナツメ「これはあれよ…相手が有利な悪タイプを使ってるからって油断してるのがいけないのよ」

グリーン「それは少しはあるだろうけど、関係ねえよ」

グリーン「しかもぜんっぜん話さないし」

グリーン「もう決まり、はい決定!」

グリーン「レッドがジムトレーナーをやってるといつまでたっても挑戦者にバッジが渡らん」

グリーン「よってレッドがジムトレーナーをすることはこれからずっと禁止だ」

グリーン「このことは俺から言っとく」

ナツメ「いや…いい、私が言う」

グリーン「そうか、わかった」



204:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 02:04:44.24 ID:sxIwdGAI0

ナツメの家

ナツメ「ただいま…」

レッド「おかえり、遅かったね」

ナツメ「うん、思ったより長引いて」

レッド「もうちょっとで晩御飯できるから待っててね」

ナツメ「うん…」

レッド「どうしたの?元気ないね、会議で何かあったの?」

ナツメ「その…実は会議でレッドがジムトレーナーやっちゃだめってなっちゃって…」

レッド「…ああ…そう」



205:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 02:05:54.17 ID:sxIwdGAI0

ナツメ「ごめんね…なんとか認めてもらえるようにがんばったんだけど…」

レッド「いいよいいよ、きっといつかはこうなってたよ…」

レッド「だって一回も負けなかったもんな」

レッド「ジムとしてはよくないと思ったけど…なんていうか負けたくなかったっていうか…」

レッド「向いてなかったんだよ」

ナツメ「そ、そんなことないって…」

レッド「……」

ナツメ「レッ…あ…」

ナツメ「……」



206:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 02:06:30.90 ID:sxIwdGAI0

翌日

ナツメ「うん…ごめんね、今日はお休みで」

ジムトレ1『はーい、わかりましたー』

レッド「いいの?ジム休んで」

ナツメ「いいのよ、ジムなんてジムリーダーの権限である程度自由できるし」

レッド「……」

レッド「ちょっとお金かしてもらっていいかな…3000ぐらい」

ナツメ「いいけど、どうするの?」

レッド「またちょっと旅に出ようかなーって」



207:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 02:08:47.55 ID:sxIwdGAI0

ナツメ「えっ…旅にって…」

レッド「うん…」

レッド「ジムトレーナーでもなくなっちゃったのにここにいたら邪魔になるだろうし」

レッド「ただでさえナツメに迷惑かけてるのに」

ナツメ「そんな…迷惑だなんて思ってないわよ」

レッド「もうしナツメが本当にそう思っててくれたとしても俺がさ…」

レッド「やっぱ何もしないってのが嫌なんだろうな」

ナツメ「……」



208:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 02:10:33.12 ID:sxIwdGAI0

ナツメ「旅ってどこにいくつもりなの」

レッド「それはまだ決めてないな」

ナツメ「いつからいつぐらいまでの期間?」

レッド「いつからってのは準備ができ次第だな」

レッド「いつごろ帰ってくるってのはないな、そのままもうずっと帰ってこないかもしれないしな」

レッド「あ、でも借りたお金は絶対返すから」

ナツメ「……」

ナツメ「…そう」

ナツメ「わかった…」



209:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 02:11:21.59 ID:sxIwdGAI0

トキワジム

グリーン「ふーん…で、なんで俺のとこ来たの?」

レッド「だから話したじゃん、また旅に出るまでちょっと時間あるからって」

グリーン「ナツメのところにいたんだろ、それまでそこにいりゃいいじゃんか」

レッド「それはその…決心が鈍るというかなんというか…」

グリーン「……」

レッド「……」

グリーン「お前さぁ…ナツメのこと好きだろ」

レッド「うん、よくわかったな」

グリーン「あ、認めるんだ」



210:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 02:12:50.17 ID:sxIwdGAI0

グリーン「じゃあなんで旅に出るなんていうんだよ」

グリーン「一緒にいりゃいいじゃん」

グリーン「ナツメもたぶんそうしたいと思うよ」

レッド「……」

レッド「俺だって本当は旅に出ず今まで通りいたいよ」

レッド「でも俺はよくてもナツメはよくないんだよ」

レッド「もしこのままいくと俺は完全ニートのヒモだ、そのうちナツメにとって害になる」

レッド「そんなことになるぐらいだったらナツメにはもっといいやつがいる」

レッド「俺のことなんか忘れるか悪く思ってもらってた方がいいんだよ」

グリーン「3000円借りるぐらいじゃ悪く思ってもらうには弱いだろ」



211:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 02:13:25.12 ID:sxIwdGAI0

グリーン「てかお前がお前にあったところで働けばいいだけじゃねえのか」

レッド「俺に合った仕事がない以上、仕方あるまい」

グリーン「……」

グリーン「はぁ…ちょっと待ってろ」

レッド「……」

グリーン「まあ今回のは俺も悪いとは思ってるからな」

グリーン「これなんかどうだ?バトルフロンティアってとこなんだが」

レッド「なあ…どうせ働くならできればナツメといられるようなとこがいい」

グリーン「……」むすっ



212:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 02:18:46.38 ID:sxIwdGAI0

グリーン「あのなぁ、そんなのが通るんだったら俺だってずっとエリカといたいよ」

グリーン「でもそれは無理だ」

レッド「いや俺の場合、お前の言うような理由もあるっちゃあるけどさ」

レッド「ナツメとかがいないと他のやつと話せないし…」

グリーン「……」

レッド「……」

グリーン「俺が悪かったな、お前にあった条件で探すか」



218:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/22(土) 01:42:54.06 ID:YaL6G1UA0

グリーン「あー…これは…だめだな」カタカタ

グリーン「これもダメ」

グリーン(よく考えたらレッドに合う仕事なんてこの世に存在するのか…?)

レッド「なあグリーン」

グリーン「なんだ」

レッド「そもそも俺に合う仕事って何?」

グリーン「それを今考えてるんだろ」

レッド「やっぱ俺なんて旅人やってた方がいいんじゃないかな」



219:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/22(土) 01:43:34.26 ID:YaL6G1UA0

グリーン「せめて知らないやつと少しぐらいは話せるようになるといろいろ候補があるんだけどな」

レッド「そんなの無理」

グリーン「そういうと思った」

グリーン「それができたら今こんな苦労してねえか…」

グリーン「もうお前の就職先ナツメの家しかないと思うんだけどな」

レッド「……」

ビーッビーッ

グリーン「あ、悪い、挑戦者来たみたいだ」

グリーン「ちょっと行ってくるからその間いろいろ見てろよ」

レッド「わかった」



220:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/22(土) 01:44:05.25 ID:YaL6G1UA0

レッド「……」

レッド「……」

レッド「ない…」

レッド「どうしよう…俺ができそうなのが一つもないぞ」

グリーン「なんかいいのあったか?」

レッド「世間とはこんなに厳しいものなのか?」

グリーン「お前が極端に話せないせいだ」

レッド「でももうそんなのどうしようもないんだけど」



221:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/22(土) 01:45:32.86 ID:YaL6G1UA0

プルルルル

グリーン「ああ、今度はなんだ」

グリーン「はいもしもし」

エリカ「もしもしグリーンさん」

グリーン「あの、エリカ、一応わかってると思うけどお互い仕事中のときはあんまり…」

グリーン「俺だってずっと電話してたいよ」

エリカ「急ぎのことです」

グリーン「な、なんだ何かあったのか!?」

エリカ「そちらにレッドさんがいらしてませんか?」

グリーン「ああ、いるけど」



222:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/22(土) 01:46:19.93 ID:YaL6G1UA0

エリカ「そうですか…」

エリカ「少しジムを空けることは可能ですか?」

グリーン「いけるっちゃいける…」

エリカ「少し協力してほしいんです」

グリーン「レッドのことなの?」

エリカ「はい」

グリーン「うん、いいよ」

グリーン「何すればいいの?」

エリカ「その前に聞いておきたいのですが、グリーンさんはナツメさんとレッドさんのどちらの味方ですか?」

グリーン「え、何それ?状況によるけど…」



223:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/22(土) 01:47:38.54 ID:YaL6G1UA0

エリカ「レッドさんから聞いてるかもしれませんが、旅に出るそうです」

グリーン「ああ、言ってた」

グリーン「あいつナツメのことが好きだけど、ナツメにとっては無職の自分といることはよくないだろうってことで旅出るってさ」

グリーン「そんなことだったらナツメにはもっといいやつがいるだろうから自分は消えるんだと」

エリカ「なるほど…そうですか…」

エリカ「ちょっと待ってくださいね」

グリーン「……」

エリカ「お待たせしました」

エリカ「グリーンさんには強制的に協力していただきます」

エリカ「失敗すれば今日のご飯抜き、そして今夜は寝かせません」



224:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/22(土) 01:48:57.38 ID:YaL6G1UA0

レッド「これもダメ…」

レッド「これも…」

レッド「これもだ…」

グリーン「なあレッド」

レッド「電話終わったのか、ずいぶん長かったな」

グリーン「ああ、ちょっとな」

グリーン「そんな無理に探さなくても専業主夫ってのも選択肢の一つとしてあるんだぜ」

レッド「それは家事がちゃんとできる人の場合だろ」

レッド「俺は普通に人並なの」

レッド「てかそれだと結婚してんだろ!俺とナツメはまだ付き合うとかそういうのでもないの」

グリーン「ナツメなんて言ってねえのにどんだけナツメのこと好きなんだ」

レッド「だ…だって…ナツメの…いや…うん…」



225:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/22(土) 01:50:28.07 ID:YaL6G1UA0

レッド「ああ、そうだよナツメのこと大好きだよ」

グリーン「…本当にナツメのこと思うんだったら旅になんか出ねえでいてやった方がいいに決まってるよ」

レッド「俺がこの先ずっとナツメといて幸せになる自信はある」

レッド「でも俺はナツメを幸せにする自信はない」

グリーン「一緒にいてくれるだけで幸せってこともあるんだよ」

レッド「そんなのまだ若いからだよ」

グリーン「まだ若くてもその生きてきた半分近くナツメはお前を待ってたんだ」

グリーン「それなのにまたどっかに行っちゃうってなったらどうだろうな」

グリーン「少なくともその時はナツメは不幸だと思うな」

グリーン「幸せになってほしいって言ってるやつを不幸にしちゃ何の意味もねえよ」

レッド「……」



226:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/22(土) 01:52:08.82 ID:YaL6G1UA0

レッド「そうかなぁ…」

グリーン「そうだよ」

レッド「そうか…」

レッド「でも一つ確認しときたい」

グリーン「なんだ?」

レッド「ちゃんとナツメの気持ちを本人から聞かねえと」

レッド「その後俺の考えを伝える」

グリーン「そっか、ちょうどいいや」

グリーン「ついてきな、エリカがナツメを家につれてきてる」



228:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 01:40:37.09 ID:+xxPhWNG0

グリーン「エリカ~」

エリカ「グリ~ンさん」

レッド「……」

ナツメ「……」

グリーン「…と、仕事に戻んないとな」

エリカ「そうですね」

レッド「え!?」

ナツメ「ちょっとエリカ…!?」

エリカ「ふふふ、がんばってくださいねナツメさん」



229:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 01:41:07.84 ID:+xxPhWNG0

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「結局これじゃあ家と変わらねえな…」

ナツメ「うちこんなに広くないわよ」

レッド「そ、そうだな」

ナツメ「…本当に旅に出るの?」

レッド「……」

レッド「ナツメはどうしてほしい?」

ナツメ「できれば行かないでほしい…」

レッド「……」



230:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 01:41:50.22 ID:+xxPhWNG0

翌日

レッド「…ってことでまたナツメにお世話になることになった」

グリーン「お前の決意って俺の思ってたよりユルユルなんだな」

レッド「ナツメにあんなこと言われちゃったから…」

グリーン「そこは何があったか知らないけど」

レッド「でもそうなったからにはちゃんと働こうと思うんだよ」

レッド「また探すの手伝ってほしい」

グリーン「それはいいんだけど…」

グリーン「なんでここに来るの?」

レッド「だってナツメ仕事中だから」

グリーン「俺も一応今仕事中なんだけど」



231:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 01:42:27.52 ID:+xxPhWNG0

グリーン「一応俺も探したんだけど…」

グリーン「結論から言ってお前に合う仕事はない」

レッド「そこをなんとか」

グリーン「まあ聞けよ」

グリーン「なければ作ればいいんだよ」

レッド「作る?」

グリーン「そう、お前ができそうなことで、しかも金がもらえるようなやつ」

レッド「なんかあるの?」

グリーン「なきゃ言わねえ」



232:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 01:43:33.67 ID:+xxPhWNG0

グリーン「お前といえばポケモントレーナーだ」

グリーン「俺ほどじゃないがかなり強い」

レッド「まだ俺の方が強い自信はある」

グリーン「いやエリカも俺が一番強いって言ってくれるし」

レッド「エリカに聞くなよ、お前贔屓に決まってんだろ」

レッド「って話がズレてる」

グリーン「おっと悪い悪い」



233:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 01:44:27.87 ID:+xxPhWNG0

グリーン「最近のトレーナーはさ、昔に比べてあんまり強くないわけよ」

グリーン「正直なところ」

グリーン「しかもジムバッジ取得率、リーグ挑戦者数、その他いろいろな大会の参加者などなど…」

グリーン「こういうのが年々少しずつだが減ってきてるんだよ」

グリーン「そこでポケモンスクールとは違って本気でチャンピオンを目指せるようなトレーナーをたくさん育てようってことになったんだ」

グリーン「簡単に言うと弟子をとるってことだな」

グリーン「ジムリーダー5人以上またはチャンピオン以上の役職一人の承認を得たトレーナーがその資格を得る」

グリーン「一応扱いは俺たちジムリーダーと同じ公務員扱いだ」

グリーン「リーグから金もらってトレーナーを育てる」

グリーン「どうだ?これならお前でもできそうだろ?」

レッド「……」



234:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 01:45:04.16 ID:+xxPhWNG0

レッド「そんな仕事あったんだ」

グリーン「昨日できたばっかだ」

レッド「え?」

グリーン「お前のことだからどうせ旅に出ず、なんか仕事ねえかって言うと思ってた」

グリーン「だからあの後リーグに行って、いろいろやって、できたってわけだ」

グリーン「だからお前が第一号の予定だ」

レッド「でも…弟子育てるってさ…最初は知らねえやつだろ?」

グリーン「別に同時に何十、何百人と育てるわけじゃねえんだ」

グリーン「俺やナツメとは普通に話せるんだしよ、もう一人や二人ぐらいいけるだろ」

レッド「うーん…」



235:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 01:45:44.48 ID:+xxPhWNG0

レッド「そうだな…やってみる」

グリーン「よし、この話をしたときにもう承認はされてるからお前がこれの第一号だな」

レッド「…じゃあ誰を育てたらいいの?」

グリーン「……」

レッド「……」

グリーン「そー…れはー…考えてなかったな」

レッド「えっ」

グリーン「そのうちなにかしらあると思うからさ」

グリーン「他のジムリーダーとかにも誰かいないか聞いとくよ、最終的に決めるのはお前だけど」

グリーン「それまでは今まで通り過ごしてくれてていいから」

レッド「…無職じゃん」



237:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/25(火) 02:41:51.32 ID:ikNbxflQ0



ナツメ「すごいわレッド、働くなんて偉い」

レッド「でもまだ何もすることないよ…」

ナツメ「それでもそういう職を持ってるなんてすごいことよ」

ナツメ「しかも世界にあなたただ一人だし」

レッド「いや…各地方でもこういうのをやっていくってグリーン言ってたし俺以外もそのうちでてくるよ」

ナツメ「それは後々でしょ」

ナツメ「私は今のことを言ってるの、ほめてるんだから素直に喜びなさいよ」

レッド「うん…」



238:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/25(火) 02:42:23.66 ID:ikNbxflQ0

レッド「でも俺にできるのかってのはあるんだよな」

レッド「これからのトレーナーを育てるっていうけど、俺今まで誰かに何かを教えるなんてことしたことないんだよ」

レッド「どうやったらいいのかな?」

ナツメ「どうやったらって言われても…」

レッド「ジムリーダーってアドバイスとかよくするじゃん」

レッド「そうだ、明日からジムに」

ナツメ「いいわよ」

レッド「まだ言ってないんだけど」

ナツメ「レッドの頼みならなんでもOKよ」



239:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/25(火) 02:43:30.22 ID:ikNbxflQ0

翌日・ヤマブキジム

挑戦者「やったぁ!」

ナツメ「おめでとう、これが私に勝った証のゴールドバッジよ」

挑戦者「ありがとうございます!」

――――――――――

挑戦者「うう…負けちゃった…」

ナツメ「惜しかったわね」

ナツメ「いくらタイプでは有利なポケモンを使ったとしても技をちゃんと選ばないとだめよ」

挑戦者「はい…」

レッド「……」



240:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/25(火) 02:44:14.17 ID:ikNbxflQ0

レッド「……」

ナツメ「ねえレッド」

レッド「なに?」

ナツメ「改めて意識してみると私ってそんなアドバイスしてなくない?」

レッド「さっき負けた子に言ってたじゃん」

ナツメ「あれってさよくよく考えたら当たりまえのことじゃない」

ナツメ「勝った子には何も言ってなかったと思うし…」



241:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/25(火) 02:46:06.99 ID:ikNbxflQ0

コトネ「ナーツーメーさん」

レッド「コトネちゃんってよくここ来るよね」

コトネ「わお!今日はレッドさんいるんですね」

ナツメ「コトネもけっこう暇なんだと思う」

コトネ「そうでもないですよ、毎日ナツメさんやレッドさんのこと考えて妄想していそがしいですよ」

レッド「それって暇っていうんじゃ…」

ナツメ「一応私のマネージャーなのにほとんど何もしないのよね…」



242:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/25(火) 02:48:58.39 ID:ikNbxflQ0

コトネ「ナツメさん、それじゃあまるで私がほとんど働いてないような言い方じゃないですか」

コトネ「これでもウツギ博士のお手伝いをしたり、そうじゃないときはおじいちゃんとおばあちゃんがやってる育て屋の方に行ったりしてるんですよ」

ナツメ「そうだったの、知らなかった」

コトネ「それでもこうしてここに来てるのはもちろんレッドさんとナツメさんのお嫁さんになるためなんですから」

ナツメ「もちろんの意味がわからない…とりあえずそれだと私男になっちゃうじゃない」

コトネ「いえいえ私は女同士もアリだと思いますよ」

ナツメ「それは別に考え方の一つだから否定も何もしないけど、レッドと私のお嫁さんって二人と結婚してるじゃない」

コトネ「はい」



243:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/25(火) 02:50:01.60 ID:ikNbxflQ0

コトネ「と言ってももちろんその前にレッドさんとナツメさんが結婚してからですよ」

ナツメ「!」

ナツメ「レッ…レレ…レッドとけ…けっ…こ…//」

ナツメ「は、話飛びすぎじゃ…」

コトネ「そして次に」

ナツメ「そこ無視しないでよ」

コトネ「私がレッドさんかナツメさんのどちらかと」

コトネ「最後にもう一方と私」

コトネ「こうすれば3人とも幸せです」

キョウヘイ「ちょっと待ったー!」



244:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/25(火) 02:50:48.11 ID:ikNbxflQ0

コトネ「何奴!?」

キョウヘイ「ある時はポケウッドのトップ俳優」

キョウヘイ「ある時はとある街の町長」

メイ「またある時はテレビに引っ張りだこの人気女優」

メイ「またある時は未来のレッドさんのお嫁さん」

メイ「しかしてその実体は、正義と真実の使徒、メイ!」

コトネ「なんだキョウヘイか」

メイ「今はメイちゃんです!ちゃんと目の前で変身して名前まで名乗ったでしょ」

ナツメ「…今日はどうしたのメイちゃん?一応今ジムやってるんだけど」



245:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/25(火) 02:52:27.80 ID:ikNbxflQ0

メイ「今日もレッドさんに挑戦しようと来たんですけど」

メイ「そしたら私以外のレッドさんのお嫁さんだとかふざけたことが聞こえてきたので」

コトネ「ふざけてんのはてめーだろ」

メイ「ふざけてません」

メイ「この姿の時にこんなにメイちゃんのキョウヘイ部分が反応した男性は今までいませんから」

コトネ「何言ってんだこいつ」

コトネ「ナツメさんからも言ってくださいよ」

ナツメ「え…そのー…」

ナツメ「こ、こういうの決めるのは最終的にはレッドが決めることだし私たちがどうこう言っても…」



246:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/26(水) 01:41:29.68 ID:r3JxAxNw0

メイ「じゃあレッドさんは」

レッド「ナツメ」

メイ「早いです」

レッド「だって俺ナツメのこと大好きだから…」

メイ「むぅ…」

コトネ「そういうことだから帰りなさい」

メイ「帰りませんよ、元々はこういうこと言いに来たんじゃないんですから」

メイ「レッドさん、私と再戦お願いします!」

レッド「まあ…それならいいけど…」

メイ「いきますよ!先輩に鍛えなおしてもらったんです、今日こそ勝ちますよ!」



247:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/26(水) 01:42:17.29 ID:r3JxAxNw0

メイ「うう…強いです…」

メイ「ピカチュウの完璧な攻略法を考えてきたのにまさかラプラスが来るとは…」

レッド「俺の手持ちピカチュウだけじゃないからね…」

メイ「それもそうか…毎回毎回ピカチュウが最初とは限らないわけだし…」

メイ「でもレッドさんの一匹にこっちは六匹使って対策するわけだから…」

メイ「6×6の36匹…」

メイ「うーん…」ぶつぶつ

レッド「……」



248:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/26(水) 01:43:07.92 ID:r3JxAxNw0

レッド「今のどう思った?」

ナツメ「どうって…バトルのことよね」

レッド「そう」

ナツメ「さすがレッドだなとは思ったけど」

レッド「今のを俺が育てるであろうトレーナーにあれが伝わるのかな」

レッド「どうやっても教えられるとは思えないだよ…」

ナツメ「私はそんなことを今は考えなくていいと思う」

ナツメ「相手のレベルにあわせて少しずつあげていくべきよ」

ナツメ「だからあなたが今考えてるようなことはまだまだ先の話なんだから」

レッド「そうか…相手にあわせてか…」



249:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/26(水) 01:43:56.14 ID:r3JxAxNw0

グリーン「やっぱりここにいた…」

グリーン「おいレッド、電話ぐらい出ろよ」

レッド「電話…?」

レッド「ああ、ほんとだ電話きてた悪い」

レッド「だからといって直接来るとは…」

レッド「今一応いそがしいんだが」

グリーン「……」

グリーン「そうは見えん」



250:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/26(水) 01:44:23.27 ID:r3JxAxNw0

グリーン「そんなことはいいや」

グリーン「レッド決まったぞ」

レッド「何が?」

グリーン「お前が育てる子だよ、弟子が決まったんだ、ちゃんとやれよ」

コトネ・メイ「弟子!?」

コトネ「レッドさん聞いてませんよ!弟弟子ができるなんて」

コトネ「一番弟子の私には教えてくれてもよかったじゃないですか」

メイ「そうですよ真の一番弟子の私も何も聞いてなかったですよ」

グリーン「なんだ、もうお前には弟子がいたのか?」

レッド「いや、いないけど…」



251:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/26(水) 01:46:19.15 ID:r3JxAxNw0

グリーン「まあいいや、とりあえず会いに行くか?」

レッド「そうだな」

ナツメ「それじゃあジムを」

グリーン「おっとお前は仕事中だろ、ジムに残れ」

レッド「ええー、ナツメ来ないの」

グリーン「ジムリーダーが挑戦者が来てないからってフラッと出かけるわけにもいかんだろ」

レッド「……」

ナツメ「……」

グリーン「なんだよ」

グリーン「俺はいいんだよ、別に」



252:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/26(水) 01:47:01.36 ID:r3JxAxNw0

レッド「ナツメは仕方ないか…じゃあ行ってくるわ」

ナツメ「うん、気をつけてね」

コトネ「ナツメさん安心してください、代わりに私がついて行きますから」

ナツメ「ちょっと不安だけどいないよりはマシかな…」

メイ「じゃあ私も」

メイ「コトネさんだとナツメさんの言う通り不安ですからね」

ナツメ「ん…なら…お願いね」



253:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/26(水) 01:50:50.90 ID:r3JxAxNw0

25番道路

レッド「なんかこの辺見たことあるような気がする…」

グリーン「気がするじゃなくてあるだろ」

グリーン「ほらあの家見てみろ」

レッド「んー…誰の家だっけ…」

グリーン「マサキの家だろ」

レッド「まさき…?」

グリーン「…会えばピンとくるかも」



254:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/26(水) 02:03:12.22 ID:r3JxAxNw0

ピンポーン

マサキ「あーい」

ガチャ

グリーン「きたよー」

マサキ「おっ待っとったでグリーン」

マサキ「それにレッド、久しぶりやな~、でも全然変わってへんな!」

レッド「……」

レッド(どっかで見たことある気はするな…)

マサキ「なんや?女の子つれとんか、レッドは知らんけどグリーンは結婚しとったやろ、愛人か?」

グリーン「冗談はよせ、俺はエリカ以外興味ない」



256:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/29(土) 01:35:16.09 ID:kGp0Mreq0

マサキ「ここで立ち話もなんや、まあ入り」

グリーン「おじゃましまーす」

グリーン「あれ、お前の家こんなのだっけ?」

マサキ「あちこちリフォームしたり増築したりしたからな」

グリーン「ふーん」

マサキ「あんま興味なさそうやな」

グリーン「いや、別に…そんなことないよ」



257:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/29(土) 01:35:48.50 ID:kGp0Mreq0

マサキ「ほな呼んでくるわ待っとき」

レッド「……」

グリーン「思い出しただろレッド?」

グリーン「知ってるやつなんだから普通に話せるだろ」

レッド「いや…まったく…」

レッド「あれは誰なんだ」

グリーン「マサキだって言ってだろ」

レッド「わからん…」

グリーン「じゃあ覚えろ」



258:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/29(土) 01:36:29.41 ID:kGp0Mreq0

レッド「あれ?マサキって男だっけ女だっけ?」

グリーン「それぐらいわかんだろ!」

レッド「だって女の人でできたから、あれマサキ?」

グリーン「女の人って…」

ルザミーネ「初めまして」

グリーン「……」

レッド「……」

グリーン「あれは誰かわかんない」ひそひそ

レッド「初めましてって言ってるし初対面だろ、バカ」

グリーン「何度も会ってるやつの顔忘れるくせによくバカとか言えるな」



259:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/29(土) 01:37:20.91 ID:kGp0Mreq0

ルザミーネ「あなたがレッドさんですか?」

グリーン「いや、俺はグリーンって言ってレッドはこっち」

レッド「……」

ルザミーネ「わたくしルザミーネといいます、よろしくお願いします」

レッド「……」

ルザミーネ「?」

グリーン「ああ、こいつ緊張してんすよ、お姉さん美人だから」

ルザミーネ「まあ…ふふ」



260:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/29(土) 01:37:56.60 ID:kGp0Mreq0

マサキ「ちょちょちょ!!ルザミーネさん!」

マサキ「勝手に起きたらあかんやろ!」

ルザミーネ「大丈夫ですよ、今は気分がいいですし」

ルザミーネ「それに一日のうち3時間ぐらいならいいって言われたじゃないですか」

マサキ「まあそうやけど…」

マサキ「あ、そや、レッド、グリーンこの人はルザミーネさんいうて」

グリーン「さっき聞いた」

グリーン「それよりリーリエ…ちゃん?だっけ?」

グリーン「その子は?」



261:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/29(土) 01:39:43.78 ID:kGp0Mreq0

マサキ「今ちょうど買いもん行ってもらっとるんや、もうすぐ帰ってくる」

ガチャ

リーリエ「ただいま帰りました」

グリーン「教科書のようなタイミングだな」

ルザミーネ「リーリエこっちいらっしゃい」

ルザミーネ「話したでしょ、この方がレッドさん」

リーリエ「リーリエです、これからよろしくお願いします」ぺこ

レッド「……」こく

グリーン「こういうときぐらい普通に挨拶しろよ」



262:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/29(土) 01:40:35.72 ID:kGp0Mreq0

グリーン「一応こんなやつでもトレーナーとしての腕はたしかなんで」

グリーン「ちゃんと妹さんを育ててくれますよ」

リーリエ「妹…?」

ルザミーネ「あら、わたくしたちは姉妹ではなく親子ですよ」

グリーン「え」

レッド「……」

ルザミーネ「わたくしもう40半ばですからね」

グリーン「……」

レッド「……」



263:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/29(土) 01:41:15.07 ID:kGp0Mreq0

グリーン「失礼ですが…年齢がですか…?」

ルザミーネ「はい」

グリーン「……」

レッド「……」

グリーン「とりあえず、もう今日からで大丈夫ですかね?」

ルザミーネ「いいわよねリーリエ?」

リーリエ「はい」

グリーン「お前もいいな?」

レッド「……」こく



266:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/30(日) 00:18:57.31 ID:SPS850ZJ0



グリーン「よし…俺戻るから後はそっちで頼むな」

レッド「ああ」

グリーン「バイビー」

レッド「……」

コトネ「ルザミーネさんって人綺麗な人でしたね」

レッド「うん…」

メイ「でもおっぱい全然なかったですね」

レッド「うん…」

レッド「え?」



267:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/30(日) 00:20:09.81 ID:SPS850ZJ0

リーリエ「お待たせしました」

レッド「……」

リーリエ「?」

レッド「……」

リーリエ「あの…レッドさん?」

メイ「何固まってるんですか?」

コトネ「キョウヘイはレッドさんのこと何もわかってないからね」

メイ「だから今はメイちゃんです!」

コトネ「ここはこの私に任せなさい」

コトネ「レッドさん」つんつん

レッド「……」ぴく



268:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/30(日) 00:20:55.85 ID:SPS850ZJ0

コトネ「どうしました?お仕事ですよ」

レッド「うん…」

レッド「一回ヤマブキに戻ろうかと思う」

コトネ「まさかジムにですか?」

レッド「うん」

コトネ「何か教えるんじゃないんですか?」

レッド「ちゃんとやるよ…」

レッド「あそこならトレーニング用のフィールドとかもあるし…」

コトネ「なるほどさすがレッドさんです」

メイ「ただナツメさんに会いたいだけじゃ…」

コトネ「しっ!」



269:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/30(日) 00:22:59.71 ID:SPS850ZJ0

コトネ「今からヤマブキジムに行くわよ」

リーリエ「えっ…いきなりジムですか?」

コトネ「うん、レッドさんが言うことに間違いはたまにしかないから大丈夫」

リーリエ「で、ですが…」

リーリエ「私はまだポケモンすら持ってないんです…」

コトネ「って言ってますけどどうします?」

レッド「別にジム戦をしに行くわけじゃないから…」

コトネ「ジム戦をするわけじゃないから黙って俺について来いって」

レッド「……」

リーリエ「わ…わかりました」



270:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/30(日) 00:26:07.88 ID:SPS850ZJ0

メイ「なんかコトネさんが女の子に優しいなんてめずらしいですね」

コトネ「なんでよ、普通じゃない」

メイ「え~、私には全然やさしくないじゃないですか」

コトネ「私より年下で私より大きいおっぱい持ってる人にやさしくする必要なんてあるの?」

メイ「そんなのって幼稚園児より上でいるんですか」

コトネ「……」ぴく

コトネ「目の前にいるでしょ!見なさい!このクレベースの背中のような胸!」

リーリエ「!?」

メイ「そんなこと言ったらコトネさんのはマッギョみたいですね」

コトネ「それむしろへこんでるじゃねえか!」



271:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/30(日) 00:26:45.77 ID:SPS850ZJ0

レッド「……」スッ

レッド「けんかはよくない…」

コトネ「む…」

メイ「はーい…」

レッド「……」

レッド「ごめんね…」

リーリエ「いえ…ほ…ほんとのことですし…」

レッド「…二人ともほんとはいい子たちだから」



272:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/30(日) 00:27:36.63 ID:SPS850ZJ0

ヤマブキジム

リーリエ「私ジムに入るのは初めてです…」

リーリエ「少し緊張します」

コトネ「あ、そっちじゃない」

リーリエ「え?」

コトネ「そっちは普通の挑戦者だったり客が入る方の入り口だから」

コトネ「今回はこっち、裏口から」

リーリエ「あ…はい」



274:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:37:39.85 ID:ZOAed9bJ0

ナツメ「おかえり」

レッド「うん、ただいま」

リーリエ「あの方がジムリーダーですか?」

コトネ「そう、ナツメさんって言ってエスパータイプの使い手よ」

リーリエ「なるほど…ジムにはそれぞれ専門のタイプがあると聞きました、ここはエスパーなんですね」

コトネ「そう、そのジムのタイプを知って、有利なタイプのポケモン、技で攻めるのが一番いい」

コトネ「…って言っても私一度もジム戦したことないんだけどね」



275:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:38:25.03 ID:ZOAed9bJ0

リーリエ「ところでなぜこのジムに?」

コトネ「たぶん…レッドさんが一番落ち着く場所だからじゃないかな…」

リーリエ「ジムが…」

リーリエ「あっそうか、ポケモンジムはバトルをする場所」

リーリエ「レッドさんのような強い方はそういう場所を好むからですね」

コトネ「…そういうことでいいかな」

リーリエ「やっぱり…強い人はそう場所が好みなんですね…」メモメモ

コトネ「そんなのメモしてどうすんの」

リーリエ「またアローラに行ったときに役立てようと思いまして」



276:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:42:31.19 ID:ZOAed9bJ0

リーリエ「それでここでは何を教えていただけるんですか?」

コトネ「……」

コトネ「レッドさーん」

コトネ「この子に何教えるんですか、まさかナツメさんに会うだけとかじゃないですよね」

レッド「それだけじゃないよ…ちゃんと教える…」

コトネ「それならいいですけど…」

コトネ「じゃあお願いしますね、ナツメさんには代わりに私がついておきますから」



277:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:46:07.68 ID:ZOAed9bJ0

レッド「ナツメ、お金ちょうだい」

ナツメ「いいわよ、はい」

レッド「ありがとう」

レッド「……」

レッド「……」ちょいちょい

リーリエ「?」

コトネ「ついて来いって言ってるのよ」

リーリエ「はい…」

ナツメ「やっぱレッドだけだと心配ね、ついて行ってあげて」

コトネ「はーい」



278:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:49:08.56 ID:ZOAed9bJ0

7番道路

メイ「レッドさん何するつもりなんですかねー」

メイ「強さの秘密を探ろうと思ったのに何するか全然わかんないなー」

コトネ「さっきボール買ってたでしょ」

コトネ「この子がまだポケモン持ってないってことは何するかわかるじゃない」

メイ「やっぱり初心者用のことするのか…」

リーリエ「じゃ、じゃあ私のポケモンを捕まえるんですか」

コトネ「レッドさんがやるのはお手本を見せるぐらいで、たぶん自分のポケモンは自分で捕まえると思う」



279:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:57:24.99 ID:ZOAed9bJ0

リーリエ「えっと、ポケモンを捕まえるにはまずバトルをして弱らせてからボールを投げるんですよね」

コトネ「うん、よく知ってるじゃない」

リーリエ「勉強はいっぱいしましたから」

レッド「……」

コトネ「あ、ほらレッドさん見て、今からやってくれるみたいよ」

レッド「……」

レッド「!」

ウォーグル「グオオオオ!」

メイ「あれ…」

リーリエ「あれは勇猛ポケモンのウォーグルですね」

コトネ「な、なんでこんなとこにウォーグルが!?」



280:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 02:04:24.76 ID:ZOAed9bJ0

レッド「フシギバナ」

フシギバナ「シャアッ」ピシャッ

ギュルギュル バシンッ

ウォーグル「ウギャー」

リーリエ「す…すごいです…飛行タイプのポケモンを草タイプのポケモンで圧倒するなんて…」

コトネ「レッドさんのポケモンにはタイプ相性なんてあってないようなもんだからね…」

コトネ「まあこれで相手のポケモンを弱らせたから」

レッド「……」

メイ「ちょ、ちょっと待ってください!」

レッド「?」



281:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 02:05:42.21 ID:ZOAed9bJ0

メイ「まちがいない…」

メイ「これ先輩のウォーグルだ」

レッド「先輩?」

メイ「トウヤ先輩のウォーグルですよ」

レッド「そのトウヤ先輩がわかんないんだけど…」

メイ「こんなとこにこのウォーグルがいるなんて…」

リーリエ「あの…一体何が?」

コトネ「わかんない」



282:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 02:06:45.24 ID:ZOAed9bJ0

トウヤ「おーいウォーグルー!」

トウヤ「うーん…まだ帰ってこないなんておかしいな…」

メイ「あ、やっぱり」

メイ「せんぱーい」ぶんぶん

トウヤ「あー!メイちゃん!見つけたー!」

トウヤ「僕カントーに来るの初めてだから置いてかないでって言ったのに一人でピューンって行っちゃって」

トウヤ「ヤマブキシティとか言ってたからなんとかここまでこれたけど…」

メイ「あ…ごめんなさい、カントーについたらつい興奮しちゃって」

メイ「一緒に来てたってこと忘れてました」



283:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 02:11:24.12 ID:ZOAed9bJ0

トウヤ「ほんとひどいよ…まあ会えたからいいけど」

トウヤ「でもメイちゃんを探してもらってたウォーグルが帰ってこないんだよ」

メイ「それなら…」ちらっ

トウヤ「ん?」

ウォーグル「……」ぴくぴく

トウヤ「ウォ…ウォーグル!」

トウヤ「うええええええっ!?」

メイ「レッドさんが野生のポケモンと間違えちゃって…」

メイ「でも大丈夫です、ボール投げる前に止めましたから」

トウヤ「と、とめたって言ってもやられちゃってんじゃないか!」



284:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 02:16:05.54 ID:ZOAed9bJ0

トウヤ「まさか僕のウォーグルがやられちゃうとは思わなかったし…」

レッド「……」

コトネ「レッドさんも反省してるんで許してあげて」

トウヤ「見てなかった僕も悪いからもういいけど…」

トウヤ「……」

コトネ「…?」

トウヤ「……」スッ

メイ「どうしました先輩?」

メイ「そんな帽子深くかぶってちゃ前見えないんじゃないですか」

トウヤ「なんでもない、大丈夫…」

メイ「?」



285:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 02:17:14.27 ID:ZOAed9bJ0

トウヤ「そ…そ、それよりメイちゃん」

トウヤ「せっかくカントーに来たんだし、どこか遊びに行こうよ」

メイ「え~…まあいいですけど」

トウヤ「ありがとう」

メイ「じゃあレッドさん、コトネさん、リーリエ、バイバーイ」

コトネ「行っちゃいましたね」

レッド「うん」

コトネ「あの先輩って言われてた人ちょっとレッドさんに似てましたね」

レッド「そう?」



286:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 02:20:45.75 ID:ZOAed9bJ0

コトネ「って、リーリエぽかんとしてますよ」

コトネ「ちゃんと教えてあげないと」

レッド「……」こく

レッド「じゃああんな感じでやってみて」

コトネ「じゃああんな感じでやって…ってレッドさん…」

コトネ「この子がポケモン持ってないの忘れてませんか?」

レッド「……」

レッド「忘れてた…」

コトネ「なんのために捕まえようとしてたんだか…」

コトネ「大丈夫ですか?」

レッド「うん」

レッド「ちょっと待ってて…」



287:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 02:25:24.57 ID:ZOAed9bJ0

プルルルル

グリーン『あーい』

レッド「もしもし」

レッド「博士のとこに行きたいんだけど」

グリーン『行きゃあいいじゃねえか』

レッド「なんていうか…その…」

グリーン『ああ、前に言ったことあると思うけど今もう老人ホームにいるからな』

レッド「そういえば言ってたような言ってなかったような…」

レッド「あれ、じゃあ今研究所は?」

グリーン『今は姉ちゃんがやってる、ちゃんした博士になってるよ』

レッド「お前なんでそれ最初に言ってくれなかったんだよ」

グリーン『別にいいじゃん』



288:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 02:29:08.15 ID:ZOAed9bJ0

グリーン『なんかあったのかよ』

レッド「さっきのリーリエちゃんポケモンまだ持ってないわけよ」

グリーン『あーはいはいはいはい』

グリーン『研究所でもらおうってことか』

グリーン『わかったわかった、俺から姉ちゃんに連絡しとくから』

レッド「サンキュー」

レッド「…今からオーキド研究所に行くけど外では素早く行動してね」

コトネ「どうしてですか?」

レッド「いいから」



289:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 02:30:51.64 ID:ZOAed9bJ0

オーキド研究所

ナナミ「久しぶりーレッド君ー!」

レッド「……」こく

ナナミ「この子がリーリエちゃんね、はじめまして」

リーリエ「は、はじめまして」

ナナミ「この子はー…」

コトネ「……」

レッド「……」

ナナミ「レッド君もついに彼女つれてくるようになったかー」

コトネ「えへへ、見えます?そう見えます?」

ナナミ「あれ?違ったの?」

コトネ「あってますよ~レッドさんの彼女です」

ナナミ「やっぱり~」

レッド「違うよ…」

ナナミ「え?」



290:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 02:34:37.39 ID:ZOAed9bJ0

レッド「そんなことよりリーリエちゃんにポケモンを」

コトネ「あ、はい」

コトネ「あのグリーンさんから連絡があったと思うんですけど」

ナナミ「ああ、ポケモンをあげるんだったわね」

ナナミ「といっても今はそういう時期じゃないから初心者用のポケモンがいないのよね」

リーリエ「そんな…」

ナナミ「心配しなくても初心者用がいないだけだから」

ナナミ「ポケモンたちはいっぱいいるからきっとあなたに合ったポケモンもいるわよ」

リーリエ「よかった…」



291:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/03(水) 02:38:35.58 ID:ZOAed9bJ0

ナナミ「本来はこういうのは一匹だけってきまりがあるんだけど」

ナナミ「レッド君が来てくれたことだし、特別に2匹あげるわ」

ナナミ「えーと…」

ナナミ「この子たちなんてどうかな」

ナナミ「カラカラとイシツブテ」

ナナミ「ロコンとサンド」

ナナミ「ディグダとタマタマ」

ナナミ「さ、好きなの選んで」



294:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 02:37:12.03 ID:djc3CkXR0

リーリエ「うーん…」

ナナミ「あなたのパートナーになる子たちなんだからよく考えた方がいいわよ」

リーリエ「では一匹ずつ見てみます」

リーリエ「まずカラカラさんは…」

カラカラ「……」ぷいっ

リーリエ「ああ…」

ナナミ「あらめずらしい、この子けっこう人懐こいのに」

リーリエ「……」しゅん

ナナミ「気にしなくていいわよ、すべてのポケモンに懐かれる人なんていないわ」



295:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 02:37:49.06 ID:djc3CkXR0

リーリエ「じゃ、じゃあイシツブテさん」

リーリエ「…ん…お、重い」

イシツブテ「……」ガシッ

リーリエ「え?」

イシツブテ「ラッシャイ」ゴッ

リーリエ「!」

リーリエ「……」どさっ

コトネ「リーリエ!?」

ナナミ「まさかヘッドバットされるとは…」



296:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 02:39:11.14 ID:djc3CkXR0

リーリエ「私ってポケモンに嫌われるタイプなんでしょうか」うるうる

コトネ「そ、そんなことないよ」

ナナミ「そうそうこの子たちまだ赤ちゃんだから、いいことと悪いことの区別がつかないのよ」

コトネ「誰がやっても一緒なんだって」

コトネ「だから私が同じようにやっても」ひょい

イシツブテ「……」ガシッ

コトネ「ふんっ!」ゴッ

イシツブテ「!?」どすっ

ナナミ「ちょちょちょ!何やってんの!」

コトネ「あ、つい」

コトネ「頭捕まれた瞬間にやられる前にやってやれって気持ちがでちゃって」

ナナミ「でちゃってじゃないでしょ!」



297:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 02:39:54.17 ID:djc3CkXR0

レッド「大丈夫…?」

リーリエ「な、なんとか…」よろよろ

コトネ「すごいコブできてるよ」

リーリエ「すぐ治りますよ…」

リーリエ「次はサンドさんですね」

サンド「!」びくっ

サンド「ピギャー!」

リーリエ「ああっ」おろおろ

ナナミ「コブに驚いて泣いちゃったわね…」



298:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 02:40:29.64 ID:djc3CkXR0

リーリエ「えっと…こんなときは…えーと…」

ロコン「コーン」ボウッ

リーリエ「あぢゃぢゃ!」

リーリエ「……」ぷすぷす

サンド「キャッキャッキャッ」

ロコン「コーン」すりすり

ナナミ「この子はあなたに好意的みたいね」

リーリエ「そ…それはよかったです…」



299:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 02:41:26.48 ID:djc3CkXR0

リーリエ「ディグダさんは」

リーリエ「まだ赤ちゃんですし、やっぱり小さくてかわいいですね」

ディグダ「ディグー!」ぷくー

リーリエ「わっ大きくなった」

ナナミ「ちょっと見栄っ張りな子ね、少しでも大きく見せようとしてるみたい」

ナナミ「小さいって言われたからかな?」

ディグダ「ハックチュン」

ビシャ

リーリエ「……」



300:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 02:42:02.33 ID:djc3CkXR0

リーリエ「最後にタマタマさんですね」

リーリエ「ちょっとなでてみましょう」

リーリエ「思ったより表面はけっこう固いんですね」なでなで

パキッ

リーリエ「!」

リーリエ(ひ…ひびが入ってしまった…!)

ナナミ「ん?どうしたの?」

リーリエ「い、いえ!なんでもないです!」



302:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/06(土) 01:28:08.70 ID:ucQqQCv80

ナナミ「どう?仲良くなれそうな子はいた?」

リーリエ「えっ…あっ…その…」

ロコン「コーン」すりすり

サンド「ゴロゴロ」

ナナミ「あら、だいぶ懐かれてるわね」

ナナミ「その子たちをパートナーにする?」

リーリエ「……」

レッド「……」

コトネ「決めるのはあんたなんだからこっち見ないの」



303:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/06(土) 01:28:53.09 ID:ucQqQCv80

リーリエ「…はい!決めました!」

リーリエ「よろしくお願いしますねロコン、サンド!」

ロコン「コーン」

サンド「ワーイ」

リーリエ「ありがとうございます博士!」

ナナミ「いいのよ、私あなたにがんばってほしいから」

ナナミ「レッド君って実はけっこう子どもっぽいからちょっと大変かもしれないけどね」



304:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/06(土) 01:30:26.32 ID:ucQqQCv80

コトネ「レッドさん、リーリエもこれでトレーナーですよ」

コトネ「何するか言ってあげないと」

レッド「……」

レッド「今日は何もしない…」

コトネ「えっ」

レッド「今日は何もすることはない、まずはポケモンと仲良くなってもらわないと」

コトネ「ああ、なるほど」

コトネ「今日はその子たちと仲良くなることから始めて」

リーリエ「はい、わかりました」

コトネ「じゃあまた明日ね」



305:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/06(土) 01:31:17.60 ID:ucQqQCv80

ヤマブキジム

ナツメ「くちゅん…!ズズッ…」

コトネ「ナーツーメーさーん、ただいまでーす」

ナツメ「あれ、早いわね、おかえり」

レッド「ただいま」

ナツメ「おかえりなさい」

ナツメ「ちゃんと仕事らしいことした?」

レッド「う…うん…」

ナツメ「えらいわレッド、さすがね」

コトネ(レッドさんほとんど何もしてないけど黙っとこ…)



306:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/06(土) 01:32:27.76 ID:ucQqQCv80

翌日

レッド「……」むくっ

レッド「ふわーあ…」

ナツメ「ごほっごほっ…」

レッド「ナツメ?」

ナツメ「あ…レッド…ごほっ…おはよ…くしゅん!」

レッド「だ、大丈夫…じゃなさそうだね…ど、どうしよう…」おろおろ

ナツメ「気にしないで…大丈夫よ…ごほ」

ナツメ「ただ頭と喉が痛いだけだから」

レッド「風邪じゃん!大問題だよ!」



307:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/06(土) 01:33:22.78 ID:ucQqQCv80

ナツメ「大げさよ、このぐらいなんともないって」むくっ

レッド「だめだよ!寝てなきゃ!」

レッド「そんなのでジム行ったら…」

ナツメ「あの…トイレ…」

レッド「それなら俺も一緒に!」

ナツメ「え?」

レッド「ん…?」

レッド「!」

レッド「い、いやっ!違う!そういうつもりじゃなくて…」



308:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/06(土) 01:37:41.87 ID:ucQqQCv80

ナツメ「とにかく私のことは大丈夫だから、あなたはあの子育てなきゃいけないでしょ」

ナツメ「そっち行っていいわよ」

レッド「でも…」

ナツメ「これでも大人なのよ、一人で大丈夫」

レッド「うん…」

レッド「あ、そうだコトネちゃん呼ぶわ」

ナツメ「でもそれだとあなたがあの子と…」

レッド「もしもし、コトネちゃん?」

ナツメ「…まあいいかな」



310:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 00:04:22.26 ID:El4p1VrS0

コトネ「うえええええーんナツメさんしなないで~!」

ナツメ「……」

ナツメ「いや…ただの風邪だって」

コトネ「でも…でも…ぐすっ」

ナツメ「どういう伝え方したの」

レッド「緊急でナツメが危ないって」

ナツメ「そんな言い方したらコトネに悪いでしょ」

ナツメ「こんな朝早いのにわざわざ来てもらって」

レッド「うん…ごめん…」



311:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 00:05:09.27 ID:El4p1VrS0

コトネ「まあまあナツメさん、レッドさんは心配して…」

ナツメ「…私のことを心配してくれるのはうれしいんだけどね」

ナツメ「コトネのことも考えてあげないと」

コトネ「ナツメさんに何かあればいつでも、世界中のどこにいても駆けつけるつもりなんですから」

ナツメ「…頼もしいわね」

コトネ「当然じゃないですか~」

コトネ「まだこんな時間ですし病院行ってないですよね、行きましょう」



312:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 00:05:52.90 ID:El4p1VrS0

レッド「じゃあ俺も行くよ」

ナツメ「あなたはあの子のところ行かないと」

ナツメ「せっかくの仕事ができたんだし」

レッド「うん…」

コトネ「ナツメさんは私にまかせてください」

レッド「うん…」



313:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 00:07:07.86 ID:El4p1VrS0

2時間後

ナツメ「ごほっごほっ…」

コトネ「まだただの風邪でよかったですね」

ナツメ「まあそうね」

ナツメ「もう私のことはいいから、時間あるならレッドの方行ってあげて」

コトネ「いいですけど、ちゃんと帰れます?」

ナツメ「私何歳だと思ってんのよ…」

コトネ「じゃあ真っすぐ帰ってちゃんと寝ててくださいよ」

ナツメ「はいはい」



314:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 00:08:18.91 ID:El4p1VrS0

ナツメ「レッド大丈夫かな…」

ナツメ「行ってきなさいって言ったけどコトネが行くまであの子と一対一なのよね」

ナツメ「レッドには悪いことしたなぁ…」

ナツメ「あの子にもレッドが何言いたいか伝わりにくいだろうし」

ナツメ「ごほっ…くしゅん」

ナツメ「ズズッ…」

ナツメ「……」

ナツメ「あれ?鍵が…」

ナツメ「あっ…私の分コトネに持たせたままだった…」

ナツメ「戻ってきてもらうのもあれだし…ジムに予備とりに行くしかないか…」



315:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 00:09:10.28 ID:El4p1VrS0

ヤマブキジム

ナツメ「ごほっ…ん?」

キョウヘイ「んー…どう見てもジム閉まってるな…どうしよう」

ナツメ「キョウヘイ君?」

キョウヘイ「ナツメさん、ちょうどよかった」

キョウヘイ「来てみたらジム閉まってて、今から電話しようと思ったとこなんです」

ナツメ「ちょっと風邪ひいちゃって、レッドとコトネが大げさに言って今日は休みなの」

キョウヘイ「ああ、それでマスクしてるんですね」



316:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 00:10:10.77 ID:El4p1VrS0

ナツメ「悪いけど今レッドいないのよ、ごめんね」

キョウヘイ「いえ、今日はレッドさんと勝負がしたいんじゃなくてコトネさんに」

ナツメ「コトネとバトルがしたいの?」

キョウヘイ「僕そんなバトル脳じゃないです」

ナツメ「メイちゃんのときはけっこうバトルバトルって言ってるイメージあるけど」

キョウヘイ「彼女はそうかもしれませんが僕は違いますよ」

ナツメ「変わった言い方するのね、まるで他人のことみたいに」

キョウヘイ「……」



317:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 00:13:17.63 ID:El4p1VrS0

ナツメ「……」

キョウヘイ「……」

ナツメ「ごほごほっ…ごほっ」

キョウヘイ「大丈夫ですか?」

ナツメ「ええ…」

ナツメ「君の正体は今は置いといて、コトネに用があったのよね」

ナツメ「常にこのジムにいるわけじゃないんだけどね…」

ナツメ「後で帰ってくるから伝えとくわ」

キョウヘイ「いやこれは直接…いないならまた…」



318:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 00:13:58.25 ID:El4p1VrS0

ナツメ「あ、夕方ぐらいには帰ってくると思う、その時はどう?」

キョウヘイ「そうですか」

キョウヘイ「じゃあ7時ぐらいにコトネさんに来てもらっていいですかね」

ナツメ「伝えとくわ、じゃあね」

キョウヘイ「はい、風邪早く治してくださいね」

ナツメ「明日には治ってるから心配しなくていいわよ」

キョウヘイ「何があるかわかんないじゃないですか」

ナツメ「わかるわよ、未来予知でね」



319:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 00:15:12.28 ID:El4p1VrS0

キョウヘイ「未来予知だなんて、そんな超能力みたいな」

ナツメ「だって私超能力者だもの」

キョウヘイ「え…」

ナツメ「未来予知だけじゃないわ、透視、浮遊、瞬間移動…」

ナツメ「読心だってできる…」

ナツメ「そうね…君がどうしてメイちゃんのことを他人のような言い方をしたのか見てみようか?」

キョウヘイ「た、他人じゃないですよ~」

ナツメ「……」

キョウヘイ「……」

ナツメ「ふふっ冗談よ、そんなことできる人間なんているわけないじゃない」

ナツメ「またね」

メイ「…怖い人だね」

キョウヘイ「うん…」



320:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 02:36:25.49 ID:IUUeUIqQ0

カントーのどっか

たんぱんこぞう「キャタピー、いとをはく!」

リーリエ「ロコン、火の粉です!」

ロコン「コン!」ボッ

キャタピー「ギャプー」

たんぞう「ああっキャタピー!!」

リーリエ「やりましたねロコン!」

ロコン「コーン(*^▽^*)」ボフウッ

リーリエ「……」ぷすぷす

リーリエ「お…お疲れ様です…交代です…」



321:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 02:37:02.99 ID:IUUeUIqQ0

たんぞう「いでよ!我が手持ちにて最強かつ美しきしもべ!ポッポ!」

リーリエ「サンド!お願いします!」

サンド「サーン(*^▽^*)」ピョーン どすっ

リーリエ「ぐふっ」

リーリエ「私じゃなくてあっちです…」

サンド「クゥーン(´・ω・`)」

リーリエ「がんばったらちゃんとご褒美がありますよ」

サンド「サンッ(`・ω・´)」



322:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 02:37:52.27 ID:IUUeUIqQ0

リーリエ「丸くなってころがるです!」

サンド「テーイ」コロコロ ドーン

ポッポ「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアア」

たんぞう「ば…ばかな…」

リーリエ「やったぁ」

サンド「ワーイ(*´▽`*)」ぴょーん どすっ

リーリエ「がは…っ」どさっ

リーリエ「が…がんばりましたね…サンド…」なでなで

サンド「サンサン(^^♪」すりすり



323:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 02:38:25.99 ID:IUUeUIqQ0

コトネ「すごいすごーい」

コトネ「初めてなのに勝っちゃったじゃない!」

リーリエ「この子たちががんばってくれたおかげです」

コトネ「今のどうでした?」

レッド「よかった…」

コトネ「ほらレッドさんもすごくよかったって言ってるよ」

リーリエ「ありがとうございます!」

レッド「……」



324:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 02:38:53.44 ID:IUUeUIqQ0

レッド「じゃあ今日は終わり…」

コトネ「えっもう終わりですか!?」

レッド「うん」

コトネ「…こんな早く終わってたらナツメさんに怒られるんじゃないですか」

レッド「怒られはしないでしょ…」

コトネ「あの子を一人前のトレーナーにすることがレッドさんの仕事なんですからちゃんとやらないと」

レッド「それはわかってるけどさ…」

レッド「さっきの見てたらもうあれじゃないのかな」

コトネ「あれじゃないです、まだまだです」



325:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 02:39:32.18 ID:IUUeUIqQ0

夕方・マサキの家

リーリエ「今日もありがとうございました」

レッド「……」こく

コトネ「また明日ね~」

レッド「…さて、帰ろうか」

コトネ「はい」

マサキ「おーい、レッドちょっと待ってくれ」

レッド「……」

マサキ「相変わらず無反応やな…」

マサキ「まあええわ…ルザミーネさんから話があるんや、ちょっと来てくれや」

レッド「……」



326:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 02:40:41.87 ID:IUUeUIqQ0

リーリエ「お母様、起きていて大丈夫なのですか…?」

ルザミーネ「ええ…問題ありません」

ルザミーネ「レッドさん、リーリエのこと…ありがとうございます」

レッド「……」

ルザミーネ「リーリエは自分のポケモンを持つことができ、私から見てもとてもうれしそうです」

ルザミーネ「それまでは私のことばかり心配させてしまって悪いと思ってました…」

ルザミーネ「今のこの子には私がいない方が良いと考えています」

リーリエ「お、お母様!?言っている意味がわかりません…!どういうことですか」

ルザミーネ「そのままです、もうウツロイドの毒はなくなりました、あとは体力を回復させるだけ」

ルザミーネ「これ以上マサキさんに迷惑はかけられません、回復だけならエーテルで十分です」



327:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 02:41:58.26 ID:IUUeUIqQ0

リーリエ「では…エーテルに帰るのですか…?」

ルザミーネ「あなたはまだここに残りたいでしょ」

ルザミーネ「これまでいろいろあったけれど、それでも私はあなたの母親…」

ルザミーネ「あなたがどうしたいかぐらいわかるつもりよ」

ルザミーネ「レッドさん…そこであなたにお願いです」

ルザミーネ「リーリエを預かっていただけませんか」

ルザミーネ「もちろんただでとは言いません、ちゃんとお礼もさせていただきます」

レッド「……」

コトネ「どうするんですか?返事しないとだめですよ」

レッド「ナツメがどういうか…」



328:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 02:46:45.81 ID:IUUeUIqQ0

マサキ「別にこのままわいのところでリーリエちゃん預かっとてもええねんけど」

ルザミーネ「いえ、これいじょうマサキさんに迷惑はかけれません」

マサキ「いや、迷惑やなんて…」

ルザミーネ「……」

リーリエ「マ、マサキさん、ちょっとすいません」

マサキ「ん?どないしたん?」

リーリエ「あの状態のお母様は絶対意見は変えません…」

リーリエ「これはビッケさんから聞いた話ですが、お母様は昔切れたナイフの異名を持っていたそうです」

リーリエ「マサキさんのおかげで毒は消えましたが、まだ完全ではないとおっしゃってたじゃないですか」

リーリエ「何かの拍子に再発してしまってはどうしようもありません…」

リーリエ「素でも切れたナイフが出てきますからね…」

リーリエ「なのであまりお母様に真逆の意見を言うのは…」

マサキ「あ…ああ…うん…そう…やな」



333:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 01:43:03.69 ID:P6O7/WKJ0

レッド「とりあえず明日…」

コトネ「レッドさんも相談したいみたいなので、このことはまた明日でお願いします」

ルザミーネ「わかりました、お願いしますね」

コトネ「では私たちはこれで」

ルザミーネ「……」

リーリエ「あの…お母様?」

リーリエ「もしレッドさんに断られてしまった場合はどうするのですか」

ルザミーネ「その時は…」

マサキ「そん時は引き続きわいの家で」

ルザミーネ「……」

マサキ「なんでもないです…」



334:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 01:43:40.89 ID:P6O7/WKJ0

マサキ(わいそんな嫌われとんか…)

マサキ(確かに変な妄想はしたことあったよ…)

マサキ(でもしゃあないやん)

マサキ(こんな美人の親子やもん…妄想ぐらいするよ…)

マサキ(親子丼とか…)

マサキ(いや…!頭ん中だけやでそんなもん)

マサキ(表には出してないはずやのに)

マサキ(むしろ何年も同じ屋根の下で過ごしとんのに何もせんかった精神力は褒められるもんやのに)

マサキ「……」

マサキ「あれ…最初からあんな感じで見られとったかな…」



335:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 01:44:13.19 ID:P6O7/WKJ0

ナツメの家

レッド「ただいまー」

コトネ「相変わらず家と外でのテンションの差がすごい…」

ナツメ「おっかえりー」

コトネ「あーナツメさん!寝てなきゃだめって言ったじゃないですか!」

ナツメ「もう全然平気よ、お薬も飲んだし」

コトネ「そんな簡単に治らないでしょ」

ナツメ「治そうという気持ちでどうとでもなるのよ」

コトネ「…ならいいですけど」

コトネ「そうだ、あのことナツメさんに聞くんでしょ」

レッド「え、もう?」

コトネ「何事もはやめに言っておく方がいいじゃないですか」

レッド「うん…」

レッド「ナツメ、相談があるんだけど」



336:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 01:53:12.38 ID:P6O7/WKJ0

ナツメ「ふーん…あの子をねぇ」

レッド「どうかな」

ナツメ「あなたはどうしたいの?」

レッド「俺?俺は…まあ、預かっても」

ナツメ「そう、じゃあOK」

レッド「そんなあっさり…いいの?」

ナツメ「もちろん」

レッド「あ…ありがとう」



337:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 01:53:38.70 ID:P6O7/WKJ0

ナツメ「あ、もうこんな時間、忘れるとこだった」

ナツメ「コトネ、キョウヘイ君が7時にジムに来てくれって」

コトネ「え~嫌です…」

ナツメ「別にいいじゃない、そんな嫌がらなくても」

コトネ「だってあともう5分ちょっとしかないじゃないですか」

ナツメ「ここからジムまで1分ぐらいで行けるでしょ」

コトネ「あいつ私に何の用があるんですか?」

ナツメ「あー…それは聞いてなかったなぁ」

レッド「行くだけ行ってあげたら?」

コトネ「レッドさんまで…わかりました」

コトネ「行って今日はもうそのまま帰ります」



338:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 01:54:10.49 ID:P6O7/WKJ0

ヤマブキジム

コトネ「……」

コトネ「あいつ来ないじゃん…」

コトネ「もうあと1分もないし…」

コトネ「……」

コトネ「……」

コトネ「……」

コトネ「はい時間切れ、自分から来いって言っておいて時間守らないとか…」

コトネ「……」

コトネ「何かあったのかな…」



339:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 01:55:12.60 ID:P6O7/WKJ0

5分後

コトネ「……」

コトネ「やっぱ遅いな…何か…事故とかにまきこまれたりして…」

コトネ「!」ぴくっ

トウヤ「あ、ここか、やっと見つけた」

トウヤ「キョウヘイ君ジムに来てくれって一体何」

コトネ「遅い!」ゴッ

トウヤ「がっ!?」

トウヤ「……」どさっ

コトネ「!?」

コトネ「あ、あれ!?キョウヘイじゃない!」



340:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 01:56:13.08 ID:P6O7/WKJ0

コトネ「ど、どうしよう…」

コトネ「キョウヘイだと思ってリングマを倒した時のような真空飛び膝蹴りいれちゃった…」

トウヤ「……」

コトネ「白目むいてる…」

コトネ「まさか…」

コトネ「……」

コトネ「よかった…生きてはいるみたい」

コトネ「でも全然起きそうにないな…」

コトネ「とりあえずこんなところ見られるわけにはいかないし、ジムの中へ…」



341:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 01:58:31.27 ID:P6O7/WKJ0

30分後

トウヤ「うう…んんー…」

トウヤ「あれ?どこここ…」

トウヤ「すいませーん、誰かいませんかー」

コトネ「よかったー、目が覚めたのね…」

コトネ「あのまま起きなかったらどうしようかと思った…」

トウヤ「あの…一体何があったんですか?」

トウヤ「それにここは…何も覚えてなくて…」

トウヤ「あっ、あなたは前にメイちゃんと一緒にいた人ですよね」

コトネ「混乱してるだろうけど一気に言わないで」



342:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 01:59:57.71 ID:P6O7/WKJ0

コトネ(どうやら私がやったことは覚えてないみたいね…)

コトネ「そうね…何から言おうかな」

コトネ「まずここはヤマブキジムの中よ」

コトネ「私にもあなたに何があったかはよくわからないけど、ジムの前で倒れてたの」

トウヤ「ジムの前で…」

コトネ「そうジムの前で」

コトネ「それでそのままにしとくのはいけないと思って、とりあえずジムに運んだの」

トウヤ「そうだったんですか…」

トウヤ「ありがとうございます、あなたはとてもやさしい方なんですね」

コトネ「うっ」

コトネ(心が痛む…!)



343:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 02:01:05.25 ID:P6O7/WKJ0

トウヤ「あれ、どうしました?」

コトネ「い、いや…何も…」

コトネ「そうだ、あなたは覚えてることないの?」

トウヤ「えー…ヤマブキジムの前でキョウヘイ君と待ち合わせしてて…」

トウヤ「それで行こうとしたはいいけど、道に迷っちゃって…」

トウヤ「やっと見つけたと思ったら…」

トウヤ「そうだ、なんかすごい衝撃を受けて…」

トウヤ「気がついたらここに」

コトネ「そ、そう…」



344:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 02:01:41.91 ID:P6O7/WKJ0

コトネ「ま…まあ原因はよくわかんないけど、無事でよかったじゃない」

トウヤ「……」

トウヤ「そうですね、助けてくれてありがとうございます」

コトネ「お、お礼なんていらないわよ…」

トウヤ「いや、何かしないと…」

トウヤ「あ、キョウヘイ君ってきました?」

コトネ「あー…そういえば私もあいつに呼ばれてたんだった…」

コトネ「来てないわね」

トウヤ「何かあったのかな、ちょっと電話してみます」



345:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 02:02:46.96 ID:P6O7/WKJ0

プルルルルル

メイ『はい、もしもーし』

トウヤ「キョウヘイ君…じゃないな、メイちゃんか」

トウヤ「今どこ?ジムじゃないよね…?」

メイ『はい』

トウヤ「はいって…」

メイ『コトネさんは来てます?』

トウヤ「コトネさん?ちょっと待って」

トウヤ「あの…コトネさんですか?」

コトネ「うん、そうだけど」

トウヤ「うんいるよ、だとしたらずっと待っててくれてたんだよ」



346:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 02:03:42.97 ID:P6O7/WKJ0

メイ『いやーごめんなさい、ちょっと急用が入っちゃって』

トウヤ「だとしたらもっと早く言ってよ」

メイ『すいません』

トウヤ「はぁー…わかったもう来ないんだね」

トウヤ「今度から気をつけてよ、じゃあね」

メイ『はーい』

トウヤ「どうやら来ないみたいです」

コトネ「そう、今度会ったらボコボコにしないと」

トウヤ「暴力はよくないですよ」

コトネ「じゃあ暴力と言わない程度でボコボコに」



347:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 02:04:18.17 ID:P6O7/WKJ0

トウヤ「あの…」

コトネ「ん?」

トウヤ「今から時間空いてます?」

コトネ「別に空いてるっちゃ空いてるけど」

トウヤ「助けてくれたお礼がしたいので食事でもどうです?」

コトネ「だ、だからお礼なんて」

トウヤ「お願いします」

コトネ「……」

コトネ「わかった…」

トウヤ「何か食べたいものあります?」

コトネ「……」

コトネ「じゃああそこのマグドカルゴで」



348:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 02:04:59.49 ID:P6O7/WKJ0

コトネ「……」もぐもぐ

トウヤ「……」じーっ

コトネ「どしたの?」

トウヤ「い、いや…なんでも…//」

コトネ「……」

トウヤ「ほんとありがとうございました」

コトネ「まだ言ってんの?もういいって」

トウヤ「倒れてるからって介抱してくれるなんて、いい人ですね」

コトネ「そ、そりゃそんなの見捨てられないでしょ」

コトネ(病院につれてってもし私がやったのがバレたら嫌だったからなんだけど…)



349:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 02:05:31.84 ID:P6O7/WKJ0

コトネ「でも私は君が思ってるようないい人じゃないよ」

トウヤ「でも悪い人じゃないでしょ」

コトネ「……」

コトネ「君もね」

トウヤ「そう言われるとうれしいね」

コトネ「…さて、ありがとね、私そろそろ帰るわ」

トウヤ「送ろうか?」

コトネ「大丈夫、家ジョウトだからちょっと離れてるの、そんなとこまで来てもらうのは悪いわ」

コトネ「むしろ私が君を送ろうか?」

トウヤ「え?どうして」

コトネ「坊やだからさ」

トウヤ「……」

トウヤ「いや、大丈夫」



350:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 03:15:51.69 ID:EEnQ4u9U0

翌日 ナツメの家

レッド「え?ナツメもついてくるの?」

ナツメ「うん」

レッド「ジムは?」

ナツメ「いいのいいの気にしなくて」

レッド「そうなの…?」

ナツメ「あなた一人だと心配だってのもあるしね」

レッド「そんな子どもみたないな扱いしないでよ」



351:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 03:16:25.83 ID:EEnQ4u9U0

レッド「俺だってもう立派な大人なんだよ」

ナツメ「わかってるわよ、それぐらい」

ナツメ「ばかにしてるわけじゃないの」

ナツメ「その…えっと…」

レッド「かわいい…」ぼそっ

ナツメ「え?何か言った?」

レッド「何も」



352:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 03:17:42.83 ID:EEnQ4u9U0

ナツメ「私に隠し事できると思ってるの?」

レッド「思ってないよ」

ナツメ「じゃあ言ってくれてもいいじゃない」

レッド「いやー…別に大したことじゃないし…」

ナツメ「やっぱり言ったんじゃない、気になるでしょ、言ってよ」

レッド「あ、もうこんな時間だ、リーリエ迎えに行かなきゃー」

レッド「行ってきまーす」

ナツメ「あっ待ちなさい!私から逃げられると思ってるの!」



353:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 03:18:27.64 ID:EEnQ4u9U0

マサキの家

レッド「ぜえ…ぜえ…」

ナツメ「はぁ…はぁ…」

レッド「ぜえ…ぜえ…」

ナツメ「はぁ…はぁ…」

レッド「なあ…」

ナツメ「なに…?」

レッド「ごほっ…なんでこんな疲れてるんだろ…」

ナツメ「…なんでだったかな」



354:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 03:19:19.13 ID:EEnQ4u9U0

マサキ「家の前に誰かおると思ったらレッドかいな」

マサキ「なんでそんな疲れとんや」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「わかんない…」

マサキ「……」

マサキ「まあ…それはええわ」

マサキ「リーリエちゃんのことやろ?」

レッド「……」こく



355:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 03:20:46.49 ID:EEnQ4u9U0

レッド「引き取りに来た…」

マサキ「おっ…ってことは」

レッド「……」こく

マサキ「おお、よかったわ」

マサキ「ルザミーネさん、お前の返事聞かんと迎えが来たからって帰ってもたからな」

マサキ「もしお前に断られたらどうしようと思っとったわ」

マサキ「かなり無責任やで」

レッド「……」

マサキ「おーいリーリエちゃーん、レッド来たでー」



356:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 03:22:21.41 ID:EEnQ4u9U0

リーリエ「おはようございますレッドさん」

リーリエ「それとたしかヤマブキジムのジムリーダーさんですよね」

ナツメ「あら、覚えててくれたの」

ナツメ「私はナツメ、よろしくね」

リーリエ「よろしくお願いします」

ナツメ「レッドはまじめに教えてくれてる?」

リーリエ「はい、とてもわかりやすいです」

ナツメ「意外…」

レッド「教えてるに決まってるじゃん」

レッド「じゃあとりあえず帰ろうか」

ナツメ「このままどこか行って教えてあげたら?」

レッド「うーん…」

レッド「今日はナツメもいるしいいか」



357:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 03:24:51.47 ID:EEnQ4u9U0

レッド「じゃあ今日はポケモンを捕まえる」

レッド「…って伝えてほしいんだけど」

レッド「まだ慣れてなくて…」

ナツメ「うん…そうだと思ってた…」

ナツメ「今日はポケモンを捕まえるんだって」

ナツメ「ほらレッド、やり方教えてあげないと」

リーリエ「捕まえ方は前に教えていただいて、自分でもそれから勉強しました」

ナツメ「あ、ほんとに教えてるんだ」

レッド「だから真面目にやってるって」



358:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 03:25:44.65 ID:EEnQ4u9U0

5番道路

VSナゾノクサ

リーリエ「レッドさん、見ててくださいね」

リーリエ「お願いしますロコン!」

ロコン「コーン(*^▽^*)」ボウッ

リーリエ「……」ぷすぷす

リーリエ「あの…何度も言いますけど私じゃなくてあっちです…」

ロコン「コフゥ(´・ω・`)」



359:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 03:27:40.21 ID:EEnQ4u9U0

リーリエ「火の粉です!」

ロコン「コンッ」ボッ

ナゾノクサ「ナジョ~」

リーリエ「レッドさん、これぐらいダメージを与えていればいいのでしょうか?」

レッド「今日のご飯なに?」

ナツメ「そうねー…リーリエちゃんが来るし、ちょっと豪華なものにしようかな」

リーリエ「レッドさん?あの…」

ロコン「コンコン」つんつん

リーリエ「どうしましたロコン?」

リーリエ「ってあれ!?ナゾノクサがいない…」



360:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 03:29:17.30 ID:EEnQ4u9U0

ナツメ「見てなかったのは悪かったわ、ごめんね」

レッド「ごめん…」

リーリエ「ちゃんと見ててくださいよ」

リーリエ「逃げられたなんてどんな顔すればいいかわからないじゃないですか」

レッド「笑えばいいと思うよ…」

リーリエ「笑えません」

ナツメ「つ、次からレッドも私もしっかり見てるから」

リーリエ「お願いしますよ…」



361:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 02:21:10.37 ID:4av9Z4ov0

VSプリン

リーリエ「サンド!みだれひっかきです!」

サンド「サンサンサンサンサンサン!」

プリン「プリプリプリプリプリ」

サンド「サンサンサンサンサンサン!」

プリン「プリプリプリプリプリ」

サンド「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

プリン「ムダムダムダムダムダムダムダムダムダ」



362:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 02:21:52.10 ID:4av9Z4ov0

リーリエ「負けないでくださいサンド!」

サンド「サンッ」ザシュ

プリン「プリッ!?」

リーリエ「今です!毒針!」

サンド「プッ」

リーリエ「サンドとどめです!」

テレッテー

サンド「アタタタタタタタタタタタ」

リーリエ「えっ…や、やりすぎじゃ…」

サンド「オワッタア!」K.O.



363:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 02:22:27.16 ID:4av9Z4ov0

プリン「プリ~…」

リーリエ「今KOってどこからか…」

レッド「何してるの、ボール投げないと…」

リーリエ「あ…はい!」

リーリエ「モンスターボール!えいっ」ぽわーん

リーリエ「あ、あれ?」

リーリエ「それっ!ほいっ!うりゃっ!」ぷーん ぽへーん ぽろっ

リーリエ「全然当たらない…」

ナツメ「もう直接手で当てたら?」

リーリエ「そうします…」カチッ



364:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 02:25:20.42 ID:4av9Z4ov0

リーリエ「……」

レッド「……」

ナツメ「あなたの言いたいことはわかるわ、まかせて」

ナツメ「どうしたの、もっと喜ばないの?初めてのゲットなんでしょ」

リーリエ「うれしいですけど…ゲットの方法が…」

ナツメ「コントロールはそのうちよくなるわよ…きっと」

ナツメ「今大事なのは過程より結果よ」

ナツメ「あなたは無事ポケモンをゲットできた、それでいいじゃない」

リーリエ「…そうですね」

リーリエ「うん、私やりました!」

リーリエ「プリンゲットです!」

サンド「ピッピカチュウ」



365:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 02:26:23.94 ID:4av9Z4ov0

テンテンテレテン

リーリエ「回復もさせましたし…」

リーリエ「出て来てくださいプリン」

プリン「プリプリ~」

リーリエ「これからよろしくお願いしますね」

プリン「プリ」

リーリエ「レッドさん、これでどうですか?」

レッド「うん、オッケー…」

ナツメ「オッケーだってさ、がんばったわね」



366:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 02:27:37.37 ID:4av9Z4ov0

レッド「これで手持ちは3匹…」

レッド「明日はジムに挑戦させてみようかな」

ナツメ「いいんじゃない」

レッド「じゃあそれ…」

ナツメ「…やっぱりだけど、少しぐらい話せるようにしといた方がいいわよ」

ナツメ「さっき声かけれてたじゃない」

レッド「うん…」

レッド「どうすれば話せるようになるかな…」

ナツメ「やってみたら意外と…」

ナツメ「グリーンも一人となら話せると思って用意してくれた仕事なんだし、あなたならできるわよ」



367:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 02:28:22.19 ID:4av9Z4ov0

ナツメ「リーリエちゃん」

リーリエ「はい」

レッド「……」

リーリエ「?」

レッド「……」

ナツメ「黙ってちゃだめでしょ、言わなきゃ」

レッド「えと…ぽ…ポケモン…」

レッド「……」

リーリエ「??」

レッド「……」

リーリエ「???」



368:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 02:29:10.22 ID:4av9Z4ov0

ナツメ「一言だけ言えただけマシかな…ほんとにポケモンってしか言ってないけど…」

ナツメ「ポケモンが3匹になったから明日はジムに挑戦してみようかって言いたかったの」

リーリエ「ジ…ジムですか…」

リーリエ「……」

ナツメ「あれ?嫌だった?」

リーリエ「いえ、やります」

リーリエ「あの人に少しでも近づくために」

リーリエ「がんばリーリエです!」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「うん、がんばって」



371:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:15:32.10 ID:Fk0loUoz0

ナツメの家

リーリエ「ここがお二人のお家ですか」

ナツメ「うん、そんなに広くはないけど、今日から自分の家だとおもって遠慮しなくていいからね」

ナツメ「あなたの部屋も用意してあるから自由に使ってね」

リーリエ「ありがとうございます」

ナツメ「ごはんできるまでここでもあなたの部屋ででも自由にしてていいからね」

リーリエ「あ、私も手伝います」

リーリエ「こう見えても料理は得意なんですよ」



372:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:16:05.20 ID:Fk0loUoz0

リーリエ「そういえばお家についてからレッドさんを見ませんけど、どうしたんですか?」

ナツメ「レッドならトレーニングに行ったと思う」

ナツメ「いつも帰ってきたと思ったらまたすぐ行っちゃうの」

ナツメ「ごはんができるころには帰ってくるから気にしなくていいわよ」

リーリエ「いつもって毎日やってるんですか?」

ナツメ「そう、もう習慣なんだろうね」

リーリエ「でもレッドさんって相当強いんですよね、なのにトレーニングですか」

ナツメ「強いからトレーニングを続けてるんだと思う…」

ナツメ「それとレッドは相当強いんじゃなくて世界一強いの」



373:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:17:05.22 ID:Fk0loUoz0

リーリエ「…やっぱりナツメさんとレッドさんって仲がいいんですね」

ナツメ「悪くはないわね、そう思われるのはうれしいけど」

リーリエ「悪くはないどころじゃないでしょう」

リーリエ「だってレッドさんの話をするときのナツメさんすごくうれしそうですから」

リーリエ「ククイ博士とバーネット博士みたいだなと思いまして」

リーリエ「あ、ククイ博士とバーネット博士というのは私がアローラにいた時にお世話になっていた方たちです」

リーリエ「二人ともお互いのことが大好きで、ナツメさんとレッドさんもそうじゃないですか」

ナツメ「そそそそんなこと…」

リーリエ「どうしたらそんな仲のいいご夫婦になれるんですか」

ナツメ「いやその…私たちそういうのじゃなくて…」



374:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:18:18.70 ID:Fk0loUoz0

リーリエ「そういうのじゃないとはどういうことですか?」

ナツメ「普通にそのまま…私たちまだ夫婦じゃない…」

リーリエ「あっそうだったんですか、てっきりそうかと…」

リーリエ「でも仲のいいってことには変わりないじゃないですか」

リーリエ「私もそういう恋人同士になりたいですよ」

ナツメ「えっと…そういうのでもー…ない」

リーリエ「えっ!?でも…えッ!?」

リーリエ「さっきまだ夫婦じゃないっておっしゃったじゃないですか、それってもうちょっとで結婚って意味なんじゃないんですか」

ナツメ「!」

ナツメ「そ、そんなこと言ってたっけ?まだとかそういうのよくわかんないなー」



375:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:18:52.05 ID:Fk0loUoz0

リーリエ「ではお二人はどういうご関係なんですか?」

ナツメ「と、友達ー…かな、うんただの友達」

リーリエ「友だち…本当ですか?」

ナツメ「嘘ついてどうすんのよ」

リーリエ「ですがとてもそうは思えません…」

リーリエ「もしお二人で歩いていれば誰が見てもご夫婦、もしくはカップルですよ」

ナツメ「そんなの男女で歩いてたらそう思われることもあるでしょ」

リーリエ「私にはわかります、ナツメさんがレッドさんを、レッドさんがナツメさんを大好きなことぐらい」

ナツメ「…コトネと同じようなこと言うのね」



376:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:19:43.24 ID:Fk0loUoz0

ナツメ「そんな簡単な話じゃないのよ、これは…」

リーリエ「すいません…つい…」

ナツメ「いいのよ、無理やりなコトネに比べたら全然マシ」

ナツメ「それにレッドの方はわからないけど、私の方は間違ってないし…」

リーリエ「何が間違ってないんですか?」

ナツメ「……」

ナツメ「……//」

ナツメ「そんなことはいいの…」

リーリエ「すいません…でも気になっちゃって…」



377:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:20:21.24 ID:Fk0loUoz0

リーリエ「ナツメさんとレッドさんの出会いって何だったんですか?」

ナツメ「それは私がジムリーダーをしてて、レッドが挑戦者で来たの」

リーリエ「もっと詳しくお願いします」

ナツメ「詳しくって…」

ナツメ「そんなこと聞いてどうするのよ」

リーリエ「参考のために」

ナツメ「参考…なんの参考にもならないと思うけど…」

リーリエ「お願いします」

ナツメ「……」

ナツメ「わかった…」



378:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:21:07.42 ID:Fk0loUoz0

ナツメ「その前に私のこと教えとかないとね」

ナツメ「そこのスプーンとってもらえる」

リーリエ「はい」

ナツメ「ありがと」

ナツメ「……」グニュイ

リーリエ「!」

リーリエ(スプーンが曲がった!?一体どういう…)

ナツメ「スプーンが曲がった!?一体どういう…」

リーリエ「えっ…」

ナツメ「……」



379:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:22:02.90 ID:Fk0loUoz0

ナツメ「次、あそこのコップ見て」

ふわふわ

リーリエ「う、浮いてる…」

リーリエ「ナツメさん、これは…あれ」

ナツメ「こっちよ」

リーリエ「!…いつの間に」

ナツメ「こんな風に私は普通の人とはちょっと違うの、超能力者だから…」

リーリエ「超能力…」

ナツメ「タネも仕掛けもないわよ…世の中にはこういうことができる人が何人かいるの、私もその一人…」

ナツメ「でも人ってのは自分と違うものに対しては冷たい…私もこの力のせいで恐れられ避けられてた…」

ナツメ「こんな私の過去だけど、まだ聞きたい?」

リーリエ「はい」

ナツメ「怖くないの?」

リーリエ「まだ少ししか話してませんがナツメさんはお優しい方だってよくわかります」

リーリエ「超能力も驚きはしましたし、すごいとは思いますが、怖いとは思いません」

ナツメ「…じゃあ、ちょっと長いけど」



380:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:23:04.61 ID:Fk0loUoz0

約10年前・ヤマブキシティ

棗父「ほー、ロケット団がシルフカンパニーから撤退か」

棗父「しかも少年がやったのか、すごいな」

棗父「ほらテレビ見てみろ」

ナツメ「……」

ナツメ「興味ない…」

棗父「あ、おいどこ行くんだ」

ナツメ「ジム…」

棗父「お、おう…そうか」



381:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:24:04.16 ID:Fk0loUoz0

棗父「あの子から感情というものが全く感じられん…」

棗父「我が子ながら気味が悪い…」

棗母「そういうこと言うもんじゃありませんよ」

棗父「しかしな…」

棗父「いや、すまん…」

ナツメ(……)

ナツメ(感情を見せたら見せたで気味悪がるくせに…)

ナツメ(二人とも私のことをよく思ってないことなんてもう何年も前からわかってる…)

ナツメ(誰も信用できない…)



382:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:24:54.83 ID:Fk0loUoz0



ナツメ(まだジムなら…ポケモンたちといる空間なら…)

ナツメ「……」ぴくっ

男(うわっ、あれはジムの…無視したら何されるか…)

男「おはようございます」

ナツメ「……」ぺこ

ナツメ(別に何もしないって…無理やりあいさつされても…)

ナツメ(そもそも他人に興味がないんだから何かするわけないのに…)

ナツメ(あの人も、あの人も、あんな小さな子まで…)

ナツメ(みんな私のこと…何にもしてないのに…)

ナツメ(まだ親は子どもってことで少しは情があるだろうけど、外の人にはそんなものはない…)

ナツメ(この移動時間はつらい…)



383:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:25:55.32 ID:Fk0loUoz0

ヤマブキジム

ナツメ「おめでとう…これが私に勝った証のゴールドバッジ」

挑戦者「ありがとうございます!」

ナツメ「……」

ナツメ(私のことをよく知らない挑戦者と戦うことだけが唯一の楽しみ…)

ナツメ(純粋に私に勝ちたいということだけ考えてる…)

ナツメ(そのせいで作戦は筒抜けだけど…まあそれは無視して…)

ジムトレ(当時)「ナツメ、また挑戦者だ」

ナツメ「わかった…」



384:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:27:07.17 ID:Fk0loUoz0

ナツメ「ようこそ…」

レッド「……」

ナツメ(あれ、この子たしか…)

ナツメ(そうだ、今朝ニュースでやってた…)

ナツメ(こんな子がロケット団を…?)

ナツメ(そもそもなんでそんなことを?ロケット団と戦って何か得があるの?)

レッド「……」

ナツメ(見れば見るほど不思議な子…)

ナツメ(私が他人に興味を持つなんて…)



385:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/20(土) 02:28:02.84 ID:Fk0loUoz0

ナツメ(ちょっと何を考えてるか見てみよ)

ナツメ「……」

レッド(ジム戦ポケモン図鑑グリーンエスパータイプジムポケモンリーグヤマブキシティグルメエヴァまだロケット団おこづかい格闘道場エスパー対策チャンピオンマサラタウン悪即斬マスターボールきずぐすりシルフカンパニー自転車…」

ナツメ「…っ」

ナツメ(いろいろ考えすぎ)

ナツメ(私の頭がパンクするところだった…)

ナツメ(もっと頭の中スッキリさせればいいのに…)



389:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 02:26:44.98 ID:WaMn064N0

ナツメ(あの子の頭の中見ながらだと集中しにくいな)

ナツメ(でもまだ上手く超能力をコントロールできないし、一度見ちゃったから勝手に…)

レッド「あの、大丈夫ですか…」

ナツメ「あっ…うん」

ナツメ(やっぱり変に思われるよね…)

ナツメ(私が普通じゃないって気づかれる前に終わらそう)

ナツメ「!?」

ナツメ(汗がこんなに…)

ナツメ(なんで…超能力の使い過ぎ…?)

ナツメ(頭が痛い…あの子の頭の中を見たから?)

ナツメ(ってあれ…前が…きゅう…に…)



390:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 02:27:29.23 ID:WaMn064N0

―――――――――

ナツメ「……」ぱちっ

レッド「……」

ナツメ「!」びくっ

レッド「…!」びくっ

レッド「びっくりした…」

ナツメ「それ私のセリフ…」

ナツメ「…ここどこ?ジムじゃないみたいだけど」

レッド「病院…」

ナツメ「病院?どうして…?」

レッド「急に倒れたから…」

ナツメ「……」



391:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 02:29:22.87 ID:WaMn064N0

ナツメ(そうだ思い出した…)

ナツメ(この子の考えを読もうとしたら…)

ナツメ「……」キョロキョロ

ナツメ(期待はしてなかったけど親はどっちも来てないか…)

ナツメ(子どもが倒れたってのに…)

ナツメ(あれ…)

ナツメ(今思ったけどどうしてこの子がいるの?)

ナツメ「……」

ナツメ(超能力が使えない…?)



392:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 02:31:47.40 ID:WaMn064N0

レッド「どうかしました…?」

レッド「どこか痛みます?」

ナツメ「いや、もう平気」

ナツメ「ごめんなさいね、心配かけて」

ナツメ「ジム戦の途中だったよね、戻ってやりましょうか」

レッド「いや今日はやめた方がいい…」

ナツメ「どうして?」

レッド「今日は安静にしてなきゃ…」

レッド「心配だし」

ナツメ「心配…?私のことが…?」



393:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 02:32:46.85 ID:WaMn064N0

ナツメ「……」

ナツメ(この子の考えてることがわからない…)

ナツメ(一時的ではあるだろうけど超能力が使えなくなっているためではない…)

ナツメ(今まで私のことを心配した人間なんていなかった)

ナツメ(もちろん親でさえ…)

ナツメ(なのに今日初めて会ったこんな子に心配されるなんて)

ナツメ(いや、私のことをちゃんと人として考えてくれるなんて…)

ナツメ「……」

ナツメ(ああそうか…この子は私が人と違うってことをまだ知らないんだ…)

ナツメ(それでやさしいだけなんだ)

ナツメ(超能力者だって知られたら…)



394:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 03:31:43.25 ID:WaMn064N0

レッド「ねえ…」

レッド「あのー…」

レッド「おーい…」

ナツメ「あっ…な、なに?」

レッド「飲み物買ってくるけど、何か飲みたいものある?」

ナツメ「ああ、私はいいわよ」

レッド「飲んだ方がいいよ、元気出るし」

レッド「いろいろ考えてるみたいだけど、そういうときこそリラックスした方がいいよ」

レッド「じゃあ買ってくるね」



395:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 03:32:25.87 ID:WaMn064N0

レッド「ミックスオレでいいかな…」

ポチッ ガコンッ ポチッ ガコンッ

レッド「よし…」

看護師A「ねえ聞いた、あのジムリーダー」

看護師B「知ってる知ってる、あんな超能力者、いや化け物を病院に連れてきたりして、暴れられたらどう責任とってくれるんだか」

看護師A「なんでもジムの挑戦者の子が連れてきたんだって」

看護師A「いくらあのジムリーダーのこと知らないからって、ほんと困ったことしてくれたもんね」

看護師B「もう無事なんだったらとっとと出て行ってくれないかしら」

レッド「……」



396:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 03:33:20.44 ID:WaMn064N0

レッド「買ってきた…」

ナツメ「あ、ありがとう…」

レッド「もう平気なの?」

ナツメ「うん、大丈夫」

レッド「じゃあここから出ましょう、送るから」

ナツメ「あ…うん…」



397:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 03:34:12.62 ID:WaMn064N0



ナツメ「……」

ナツメ(やっぱりまだ超能力が使えない…)

ナツメ(でも、そのおかげで聞きたくもない他人の声を聞かなくて済む…)

ナツメ(聞こえないことがこんなにも快適だなんて…)

レッド「ねえジムリーダーさん…」

ナツメ「なに?」

レッド「ジムリーダーさんって超能力者なの?」

ナツメ「えっ」ドキッ

ナツメ「ど、どうしてそれを…」

レッド「さっき看護師さんたちが話してた…」



398:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 03:35:24.56 ID:WaMn064N0

レッド「どうなの?」

ナツメ「……」

ナツメ「そうよ」

ナツメ「私は超能力者、あなたやここにいる人たちの誰とも違う化け物よ…」

レッド「化け物…?」

ナツメ「そう…いるだけで嫌われる存在よ」

ナツメ「少しでも認めてもらおうと思って、この街のジムリーダーになったの…」

ナツメ「でもその逆…」

レッド「そんないるだけで嫌われるって誰かに何かしたの?」

ナツメ「何もしてない…」



399:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 03:36:09.43 ID:WaMn064N0

レッド「何もしてないんだったらおかしいじゃん」

レッド「それに特におかしなことはされてなかったし…」

ナツメ「……」

ナツメ「普通だったらそんな人間排除しようってなるでしょうけど」

ナツメ「超能力者に何かしたら、自分たちがどうなるかわからないってことで何もされない」

ナツメ「超能力を使えることでこんな扱いを受けるけど超能力を使えることで守られてるの」

ナツメ「こんなんだから私と関わったってろくなことはないわ」

ナツメ「それなのにあなたは優しかった…」

ナツメ「ありがとう…」

ナツメ「これはお礼よ」

ナツメ「ヤマブキジムのジムバッジ、ゴールドバッジよ」



400:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 03:36:50.21 ID:WaMn064N0

レッド「それは受け取れない…」

ナツメ「えっどうして?」

レッド「だってまだ俺勝ってないから」

ナツメ「ジムバッジってのはジムリーダーが認めさえすればどんな条件であろうと渡していいのよ」

ナツメ「ジムバトルはその認める方法の一つってだけ」

ナツメ「だからリーダーが認めなかったら勝ったのにもらえなかったり、逆に負けたのにもらえることもある」

ナツメ「それは稀だけど」

ナツメ「わかった?ほら受け取って」

レッド「嫌です…」



401:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 03:37:24.25 ID:WaMn064N0

ナツメ「えっ?え…ええ?」

ナツメ「ど、どうして?」

ナツメ「ここでもらっておけばもう私に会わなくて済むのよ」

レッド「……」

レッド「ジムリーダーさんはどうしてそんなに自分のことを悪く言うの?」

ナツメ「だって私は超能力者で人とは違うから…」

レッド「でも超能力使ってないじゃん」

ナツメ「それは今どういうわけか使えないからで…」

レッド「……」

ナツメ「な、なによ…」

レッド「やっぱりジムリーダーさんはどこにでもいる女の子だよ、どこもおかしいとこなんてない」

レッド「また明日改めてジム戦お願いします、それじゃあ」

ナツメ「ちょっと待って…行っちゃった…」



404:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:20:46.37 ID:qh6jpwiO0

翌日

ナツメ「……」

ふわふわ

ナツメ「……」スプーン

ぐにゅ

ナツメ(超能力が使えるようになってる…)

ナツメ(なんで昨日は使えなくなってたんだろ…)

ナツメ「……」

ナツメ(あの子また明日って言ってたから今日も来るのよね…)



405:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:21:47.85 ID:qh6jpwiO0

棗父「朝から部屋でガタガタと…何をやってるんだ」

棗母「ほんと、昨日は急に帰ってきたと思ったらごはんも食べなかったくせに」

棗母「あの子の考えてることは誰もわからないわ」

棗母「わかりたくもないけど」

棗父「おい、そんな言い方をするな」

棗父「ナツメに聞かれたりしたらどうするんだ」

棗母「あの子なら口に出しても出さなくても思った時点でわかってしまうのだから同じです」

棗父「それはそうだが…」

ガタンッ

棗両親「!」

棗父「やっぱり聞かれてたんじゃ…」



406:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:22:16.64 ID:qh6jpwiO0



男(うわっエスパー女…)

女(目合わせたら催眠術かけられる…)

ナツメ(やっぱり外は嫌…)

ナツメ(聞こえないときは快適だったのに、また聞こえるようになるとこんなに嫌なものなのね)

ナツメ(もっと超能力をコントロールできるようになれば聞きたくないものも聞かずに済むのかな)

ナツメ「……」

ナツメ(早くジムに行こ…)



407:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:23:27.80 ID:qh6jpwiO0

ヤマブキジム

ナツメ「……」

ナツメ(あの子来ないな…)

ナツメ「……」

ナツメ(やっぱりあの子も…)

挑戦者「あのー…」

ナツメ「はいっ!」

ナツメ「あっ…」

ナツメ「……」

ナツメ「ようこそ…」しゅん



408:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:24:37.23 ID:qh6jpwiO0

ナツメ「ユンゲラー、サイケ光線」

ユンゲラー「ゲラー」

ゴースト「フニュー…」ばたっ

挑戦者「ああっゴースト…」

ナツメ「惜しかったわね、またいらっしゃい…」

挑戦者「はい…」

ナツメ(対戦相手でも考えてることは普通に読める…)

ナツメ(もういつも通りね)

ナツメ(これならあの子の考えてることも…)

ナツメ「……」

ナツメ(なんかあの子のことばかり考えてる…)



409:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:26:34.50 ID:qh6jpwiO0

レッド「ジムリーダーさーん」

ナツメ「!」

ナツメ「き、来たわね…ま…待ってたわよ」

レッド「うん、ちゃんと勝ってバッジもらいたいから」

ナツメ「そう…でも簡単に勝てると思わないことね」

レッド「うん」

ナツメ「……」

ナツメ(今は頭の中はスッキリしてるみたい…そうかレッド君っていうんだ)

ナツメ「そういえば、まだ名前言ってなかったわね」

ナツメ「私はヤマブキジムジムリーダーのナツメ」

ナツメ「よろしくねレッド君」

レッド「えっ」

ナツメ「なんで俺の名前を知ってるかって?言ったはずよ私は超能力者だって」

ナツメ「君の考えてることを」

レッド「すげえ」

ナツメ「え…」



410:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:27:37.17 ID:qh6jpwiO0

ナツメ「……」

ナツメ(本当にそう思ってる…どうして?)

ナツメ「レッド君…どうして君は超能力をすごいって思うの?」

レッド「んー…俺は超能力にすごいって言ったんじゃなくて、ナツメさんのことをすごいって言ったんだよ」

ナツメ「私?」

レッド「そう」

レッド「超能力がすごいんじゃなくて超能力を使えるナツメさんがすごいの」

ナツメ「……」

ナツメ(ほんとに不思議…私の超能力でもこの子の考えてることを全て読むなんて不可能ね)



411:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:28:39.24 ID:qh6jpwiO0

レッド「ねえそろそろやろうよ」

ナツメ「そうね」

ナツメ「じゃあ…」

ナツメ「……」

ナツメ「ようこそ挑戦者、まずはあなたのジムバッジの数を確認します」

レッド「5つ」

ナツメ「わかりました」

ナツメ「それでは…」

ブンッ

レッド「!?」

ナツメ「え…停電!?」



412:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:29:20.47 ID:qh6jpwiO0

ナツメ「ええ…どうして…」

ナツメ(あ、こういうときこそしっかりしなきゃ…)

ナツメ「ちょっと待ってて…」

ナツメ「1つ目用のポケモンにフラッシュを使えるケーシィが…いた」

ピカッ

ナツメ「これで明るくなった」

ナツメ「ジムリーダーの部屋は窓がないから電気がないと昼でも真っ暗なのよ」

レッド「ブレーカーが落ちたんですかね」

ナツメ「それだったらすぐつくだろうけど…」



413:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:30:00.43 ID:qh6jpwiO0

10分後

レッド「なんか…長くないですか?」

ナツメ「うん…」

ナツメ「完全に電気が使えなくなったみたいね…」

ナツメ「電気が使えないとワープパネルも使えないのよね…」

ナツメ「外の様子も気になるし…」

ナツメ「……」

ナツメ「あ、テレポートがあった」

レッド「テレポート?」

ナツメ「瞬間移動よ」

ナツメ「ここにいるよりは外の方がいいでしょ」

ナツメ「私につかまって」

シュン



414:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:31:16.07 ID:qh6jpwiO0

ナツメ「外は何事もないみたいね…」

ナツメ「じゃあうちのジムだけか…」

ナツメ「レッド君ごめんね、今日も問題が起こって…」

ナツメ「まあでも電気ぐらいならそのうちなんとかなるし、今日は中止になることなんて」

ゴッ

ナツメ「あだっ…!」

ナツメ「電気が使えないから自動ドアも開かないんだった…」ボタボタ

レッド「鼻血出てますよ…」

レッド「ティッシュどうぞ」

ナツメ「あ…ありがとう…」

ナツメ(ど、どうしよう…いつもなら血ぐらい超能力で止められるのに全然止まらない…)

レッド「とりあえず陰の方いきましょう、ここじゃ人通りが多いですし」

ナツメ「うん…」



415:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:32:18.43 ID:qh6jpwiO0

ナツメ「止まった…」

レッド「あ、よかった」

ナツメ「……」

レッド「鼻血ぐらい誰でも出ることありますよ、気にしなくていいですよ」

レッド(と言ってもなぁ…)

レッド(こんなときに女の子になんて言ったらいいのかな…)

レッド(どうしよう…)

ナツメ(私の心配かけちゃってる…)

ナツメ(何言えばいいのかな…)

ナツメ(心配するなって言っても気使わせちゃいそうだし…)

レッドナツメ(難しい…)

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「ジム戻りましょうか…」

レッド「うん…」



416:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:33:56.37 ID:qh6jpwiO0

ナツメ「まだ電気使えないみたいね…」

ナツメ「やっぱり無理かな…」

ナツメ「テレポートで中入って原因を探ってみることにするわ」

ナツメ「今日もごめんね、明日にはちゃんとジム再開してると思うから」

レッド「……」

ナツメ「ほんとごめんなさいね…」

レッド「ナツメさんが悪いわけじゃ…」

レッド「ん?」

ナツメ「どうしたの?」

レッド「今中に人が」

ナツメ「ああ、ジムトレーナーじゃないの?」

レッド「いや…さっきのあの服…ロケット団だ」



417:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:34:47.72 ID:qh6jpwiO0

ナツメ「ロケット団ってあの?」

レッド「うん」

レッド「ナツメさん、俺も行くよ」

ナツメ「え…危ないわよ」

レッド「大丈夫だよ」

レッド「それよりナツメさんみたいな女の子一人の方が危ないですよ」

ナツメ「一応私君より年上だしジムリーダーなんだけどな…」

レッド「小さいころ知らないおっさんにだけど、女の子にはやさしくしろって教えられたから」

ナツメ「知らないおっさんって…」

レッド「知らないおっさんは今はどうでもいいよ」



418:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:36:14.42 ID:qh6jpwiO0

ナツメ「おーい、誰かー」

シーン

レッド「返事がないね…」

ナツメ「でも人の気配はする」

ナツメ「それに誰も返事しないってのはおかしいわ、ジムトレーナーがいるはずだもの」

レッド「それもそうか」ふみっ

ジムトレ(当時)「ぐあっ」

レッド「うおっ!?」

レッド「って人!?」

ナツメ「ど、どうしたの!?何があったの!」

ジムトレ(当時)「ロ…ロケット…団…」がくっ

ナツメ「……」

レッド「やっぱりロケット団か…」



419:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:36:45.66 ID:qh6jpwiO0

ナツメ「……」

ナツメ「あっちからロケット団と思われる声が聞こえる…」

ナツメ「行きましょう」

レッド「この人は…」

ナツメ「そのまま放っておいていい…」

レッド「えっ…」

ナツメ「……」

ナツメ「全部終わらしてからの方がやりやすいから…」



420:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:37:59.16 ID:qh6jpwiO0

レッド「ここも真っ暗だね」

ナツメ「レッド君危ないっ」ドンッ

ヒューン

レッド「おわっ!な、なんだ…」

ナツメ「気をつけてロケット団が3人、それにポケモンが1匹ずついる」

レッド「そんなこともわかるの!?」

ナツメ「ええ…それでそのポケモンは…」

ナツメ「今攻撃してきたのはゴルバット、それにズバット

ナツメ「あ、そうか…」

レッド「えっなに?なにかあったの?」

ナツメ「マルマインよ」

ナツメ「マルマインがこのジムの電気を全部食べてたから電気が使えなかったのよ」

ナツメ「マルマインを倒せば電気が元に戻るわ」



421:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:39:17.23 ID:qh6jpwiO0

レッド「ナツメさん、マルマインの場所わかります?」

ナツメ「レッド君から見て左斜め前に7m…」

レッド「おっけー」

ナツメ「えっ危ないわよ!」

ナツメ「今のマルマインはジムの電気を大量に吸収してるのよ」

ナツメ「その電撃を受けたら…」

レッド「ご心配なく!」

レッド「俺にはガラガラがいるから」



422:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:40:14.53 ID:qh6jpwiO0

5分後

レッド「よしっ3人ともやっつけた」

ナツメ「やるじゃないレッド君」

レッド「ナツメさんこそ」

ナツメ「これでもジムリーダーだって」

ナツメ(持ってるのが自分のじゃなくてジム用のポケモンってわかった時はちょっと焦ったけど…)

ナツメ「さてロケット団…どうしてこんなことをしたのかしら」

レッド「俺目当てじゃないの?シルフカンパニーやタマムシシティでロケット団相手にいろいろやったし…」

ナツメ「……」

ナツメ「そうみたいね」



423:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:42:35.38 ID:qh6jpwiO0

ナツメ「天下のロケット団がこんな子どもにやられっぱなしでいるわけにはいかないってさ」

ナツメ「いくらレッド君がここに入るの見たからって、ジムを襲撃場所にするなんて馬鹿ね」

レッド「ごめんなさいナツメさん、俺が来たせいで…」

ナツメ「わ、悪いのはこいつらなんだし、レッド君は何も謝ることなんかないよ」

ナツメ「それに今まで気づかなかった私も悪いから…」

ナツメ「ユンゲラー、金縛り!」

レッド「!?」

ジムトレ(当時)「があっ」ビタッ

レッド「えっ…さっきの…!」

レッド「どういうこと!?」

ナツメ「こいつもロケット団よ」

レッド「ええ!?」



424:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:43:30.96 ID:qh6jpwiO0

ナツメ「ジムに入ったときからおかしいと思ってたのよ」

ナツメ「レッド君は入り口でロケット団の影を見たのに最初の部屋にはこいつしかいなかった」

ナツメ「電気が止まったのならワープパネルも使えない」

ナツメ「私みたいにテレポートが使えれば自由に移動できるけど、ロケット団のポケモンにそんな気配はしなかった」

ナツメ「じゃあテレポートを使うポケモンを持ったトレーナーがもう一人いると思ったの…」

ナツメ「今まではジムトレーナーたちの考えてることは見ないようにしてたんだけどね」

ナツメ「ジムの中を探るため読んでみたら、考えてることはロケット団のことばかり」

ナツメ「私が目の前にいるのに作戦のこと考えてて丸見えだったわ」

ナツメ「でもレッド君を甘く見すぎね」

ナツメ「そんな作戦到底上手くいくとは思えなかったもの」

ジムトレ(当時)「くっ…」

ナツメ「言いたいことがあるなら後は警察で言ってね」



425:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:44:06.27 ID:qh6jpwiO0

レッド「ありがとねナツメさん」

ナツメ「私は何もしてないわよ」

レッド「いや…ナツメさんの超能力がなかったら無理だったよ」

レッド「ナツメさんってすごいなって改めて思った」

ナツメ「…!」

ナツメ「私があなたの役に立てたのなら…その…うれしい…」

レッド「あ、今笑った、すごいかわいいですよ」

ナツメ「かっ…!?」

レッド「もっと自分に自信もってください、ナツメさんの笑った顔、俺すごい好きです」



426:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 04:46:59.42 ID:qh6jpwiO0

現在

ナツメ「ってとこかな…」

リーリエ「もうちょっと話してくださいよ」

ナツメ「まだ足りないの…!?」

レッド「結局あの後いろいろあって、5日目でやっとナツメと戦えたんだよ…」

リーリエ「あ、レッドさん」

ナツメ「レ、レッド!?一体いつから…」

レッド「ナツメを病院に運んだぐらいからかな」

ナツメ「結構最初の方じゃない…」



427:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:00:21.47 ID:QSdJ5klz0

一か月後 ハナダジム

カスミ「はい、ブルーバッジ、おめでと」

リーリエ「ありがとうございます!」

リーリエ「やりましたレッドさん、二個目のバッジゲットです」

レッド「うん、やったね」

カスミ「……」

カスミ「ちょっとレッド」

レッド「?」

カスミ「まさかと思うけどもう帰るんじゃないでしょうね?」

レッド「……」こく

カスミ「せっかく私のとこ来たんだからちょっと付き合いなさいよ」

レッド「……」



428:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:01:46.28 ID:QSdJ5klz0

カスミ「コーヒー飲む?」

レッド「……」

カスミ「…YesかNoかぐらい答えなさいよ」

リーリエ「イエスと言ってます」

カスミ「その子とは話すのね」

リーリエ「話していただくようになるまで時間はかかりましたけど…」

カスミ「ふーん…たしかにレッドはだいぶ人見知りの方だけど…」

リーリエ「ナツメさんとはとても仲良く話してます」

カスミ「……」



429:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:03:18.93 ID:QSdJ5klz0

カスミ「だいたいね、なんであんたは戻ってきたんだったら私に会いに来ないの」

レッド「……」

カスミ「あんた、私に何したか忘れたとは言わせないわよ」

レッド「…?」

リーリエ「レッドさん何したんですか」

レッド「わかんない…」

カスミ「わ、わかんない~~~!?」

レッド「!」びくっ

カスミ「私にあんなことさせておいて…」うるっ

レッド「え…」

リーリエ「レッドさん…女性の方を泣かせるようなことしたんですか…」

レッド「……!」ぶんぶんぶん



430:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:05:34.01 ID:QSdJ5klz0

リーリエ「レッドさん、とりあえずでも謝った方がよろしいのでは…」

レッド「……」こく

レッド「あの…ごめんなさい…」

カスミ「…ほんとにそう思ってる?」

レッド「……」こく

カスミ「じゃあ…結婚してくれる?」

レッド「!?」

レッド「な…な…な…」

リーリエ「なんでそんなことになるのか…とおっしゃってます」



431:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:06:49.76 ID:QSdJ5klz0

カスミ「…本当に覚えてないようね」

レッド「……」

リーリエ「何をしたんでしょうか…とおっしゃってます」

カスミ「いいわ…教えてあげる…」

男「おーいカスミちゃ~ん」

カスミ「!」

カスミ(あ、もうこんな時間…デートの約束してたんだった…)

レッド「……」

リーリエ「あ、そうなんですか…わかりました…」

リーリエ「カスミは常に最低でも3人彼氏がいるじゃないか…とおっしゃってますが…」

カスミ「……」



432:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:10:19.65 ID:QSdJ5klz0

ヤマブキジム

ナツメ「久しぶりに来たと思ったら…それどういうこと?」

赤ちゃん「おぎゃーおぎゃー」

コトネ「そのー…なんて言いましょうか…」

ナツメ「もしかして最近来なかったのって…」

コトネ「そんなわけないでしょ!来なかったと言っても一か月程度じゃないですか」

コトネ「一か月じゃ子どもはできないでしょ」

コトネ「親戚の子どもですよ」

ナツメ「ふーん…で、どうしたの?」

コトネ「ちょっとヘルプを…」



433:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:12:44.90 ID:QSdJ5klz0

コトネ「親戚が仕事で一週間ちょっと家を空けるからってことで預かるように頼まれたんです」

コトネ「それだけならよかったんですけど、お母さんが町内会の温泉旅行に行っちゃって…」

ナツメ「…でも私のところに来られても手伝えることなんて」

ナツメ「私だって何したらいいかよくわからないのよ」

コトネ「と、とりあえず抱っこしてみてください、私の抱っこが正しいのかどうか調べなおします」

ナツメ「え?抱っこにも正しいとかあるの?」

コトネ「そうみたいなんです、お母さんが言ってたはずなんですけど忘れちゃって…」

ナツメ「こういうのは絶対私よりエリカの方がいいわよ」

ナツメ「子ども二人いるんだし」

ナツメ「経験者の方が間違いなく正しいんだから」

コトネ「そうか、確かにそうですね」

コトネ「じゃあエリカさんのところ行ってきます!」ぴゅーん

ナツメ「あっこら!赤ちゃんおいてかないの!」



434:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:13:41.27 ID:QSdJ5klz0

ナツメ「……」

赤ちゃん「だあ」

ナツメ「かわいい…」

ナツメ「うーんと…そうだ」

ナツメ「それ」

ふわふわ

ナツメ「たかいたかーい」

赤ちゃん「きゃっきゃっきゃっ」

ナツメ「たかいたかーい」

赤ちゃん「きゃっきゃっきゃっ」



435:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:15:17.67 ID:QSdJ5klz0

リーリエ「ほんとに何だったのかわからないんですか?」

レッド「うん…」

レッド「自分でも気になる…」

レッド「ナツメに見てもらおうかな」

リーリエ「それはやめておいた方がよろしいのでは…」

レッド「でも気になる」

カチャ

レッド「ナツメ~」

ナツメ「よしよしよし」

赤ちゃん「ばぶ」



436:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:18:16.26 ID:QSdJ5klz0

レッド「え…」

ナツメ「あ、おかえりレッド、リーリエちゃん」

レッド「……」

リーリエ「…えっと、そのー…おめでとうございます」ちらっ

レッド「いやっ!俺はまだ何もしてない!」

レッド「そりゃ…まあ…その…」

ナツメ「何の話してるの…」

ナツメ「さっきコトネが来て置いて行ったの」

ナツメ「コトネが親戚から預かってる子だって」

ナツメ「今エリカのところに聞きに行ってる」

レッド「なんだ…そうだったのか…」



437:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:19:49.09 ID:QSdJ5klz0

リーリエ「とてもかわいいですね」

レッド「ああ」

ナツメ「でも今一応仕事中なのよね、誰も来なかったからよかったけど…」

ナツメ「もし来たら、バトルもやりにくいし、レッド預かっててくれない?」

レッド「うん」

赤ちゃん「だあ」ぐいっ

ポロリッ

ナツメ「!!!!!!!//////////////////////////」

レッド「!!」

リーリエ「!?」

ナツメ「あ、あわわわ…」

レッド「ぶばっ」ドビューッ ゴチン

バタンッ ドクドク

リーリエ「レッドさん!?」



438:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:22:17.50 ID:QSdJ5klz0

―――――――――――

レッド「うっ…」

レッド「っつ~~…」むくっ

リーリエ「よかった、起きましたね」

リーリエ「びっくりしましたよ、気分はどうですか?」

レッド「……」ぱちぱち

レッド「ここは…?」

リーリエ「レッドさんとナツメさんの家ですよ」

レッド「……」

リーリエ「その…鼻血がブーッてなって勢いよく頭をぶつけてそのまま…」

リーリエ「赤いハイドロカノンかと思いました…」

リーリエ「覚えてますか?」

レッド「……」



439:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:26:48.26 ID:QSdJ5klz0

リーリエ「ナツメさんがとても心配してましたよ」

リーリエ「何度も私がついてますと言ったのですが、起きるまで離れないと…」

リーリエ「ジムリーダーさんが不在ではジムは成立しませんからなんとか戻っていただきましたが…」

レッド「……」

リーリエ「ぽかーんとしてどうしましたか?」

レッド「君…誰…?」

リーリエ「へ…?」

リーリエ「あの…か、からかってるんですか?」

レッド「いや…そんなつもりじゃ…」

リーリエ「じゃあどういうことなんですか」

レッド「えっと…なんていうか…何もわからない…」

レッド「君が誰なのか…ここがどこなのかはっきりしないし…そして自分のこともわからない…」



440:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:28:39.82 ID:QSdJ5klz0

リーリエ「それはつまり…記憶喪失ということですか…?」

レッド「たぶん…」

リーリエ「……」

リーリエ「ご自分のお名前は…?」

レッド「……」

リーリエ「……」

レッド「……」

リーリエ「……」

レッド「……」

リーリエ「……」

レッド「わかんない…」



441:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:31:48.92 ID:QSdJ5klz0

ヤマブキジム

コトネ「ごめんなさーい、赤ちゃん忘れ…うわっなんですかこの血の海は」

ナツメ「ちょっと…ね…」

ナツメ「それより赤ちゃんおいていくってどういうことよ」

コトネ「すいません…私の戻ってくるときに気づいて」

ナツメ「遅すぎるでしょ、気づくにしても」

ナツメ「このことは」

リーリエ「ナツメさん!!大変です!!」

リーリエ「あ、コトネさん…」

リーリエ「じゃない…レッドさんが…レッドさんが…」

ナツメ「落ち着いて、レッドがどうかしたの?」

リーリエ「レッドさんの記憶が…」



442:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:32:49.33 ID:QSdJ5klz0



ナツメ「レッド!」

レッド「!」

リーリエ「この方がさっき言ってたナツメさんです」

レッド「あ…ああ…」

ナツメ「レ、レッド…私のことわかる…?」

レッド「……」

レッド「すいません…」

ナツメ「そ…そんな…」

コトネ「レッドさんレッドさん!私のことはどうですか?」

レッド「…ごめんなさい」

コトネ「がーん」



443:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:34:41.82 ID:QSdJ5klz0

コトネ「しくしく…」

レッド「ご、ごめんなさい…!」

レッド「あの、絶対にあなたのことを思いだしますから、あなたのこと教えてもらってよろしいですか」

コトネ「ふっふっふ…そういうことなら…」

コトネ「私の名前はコトネ、18歳、ナツメさんのマネージャー兼ウツギ博士の助手」

コトネ「そしてレッドさんのお嫁さんです」

レッド「お嫁さん?じゃあ俺とあなたは結婚してると」

コトネ「いえ~す!そしてこの子がレッドさんと私の」

ナツメ「嘘つくんじゃない!」

レッド「嘘?」

コトネ「嘘じゃないです、いずれそうなります」

レッド「いずれ?」

レッド「あの…どっちなの?」



444:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:36:21.14 ID:QSdJ5klz0

ナツメ「コトネがいるとレッドが嘘を信じちゃうわ」

ナツメ「リーリエちゃん、悪いけどコトネとあっちの部屋行ってコトネを監視してて」

リーリエ「はい、わかりました」

コトネ「レッドさんと二人だからって変なことしないでくださいよ」

ナツメ「しないわよ!」

ナツメ「……」

ナツメ「はぁ…」

ナツメ「えっと、一応改めて言っておいた方がいいかな」

ナツメ「私はナツメよ、よろしく…ってのも変よね…今まで一緒にいたんだし…」

レッド「ナツメさん…」

ナツメ「ナツメでいいよ、いつもそう呼んでたし」



445:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/28(日) 01:37:40.96 ID:QSdJ5klz0

ナツメ「何かわからないことはある?と言ってもわからないことだらけだろうけど」

ナツメ「気になったことからでいいわよ」

レッド「俺はここで住んでるんだよね」

ナツメ「ええ」

レッド「ここはナツメの家」

ナツメ「うん」

レッド「俺とナツメの関係は?」

ナツメ「えっと…そのー…つま…りー…」

ナツメ(ここでもし、恋人と答えれば…)

ナツメ(いやいや、さっきコトネに嘘をつくなっていったのに)

レッド「えっ妻?」



452:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 02:47:10.62 ID:YNtU1hew0

レッド(そうか…さっきのコトネって子とは違ってナツメとは一緒に住んでんだよな…)

レッド(別に変なことはない)

レッド(むしろ血縁関係があるわけじゃないのに、なんとなく同居してますってのはおかしいよな)

ナツメ(記憶喪失といっても一時的なはず…)

ナツメ(すぐに治るだろうし、今嘘をついてそういう関係になったところで元に戻ればすぐばれる…)

ナツメ(嘘ついてもやっぱり意味ないか…)

ナツメ(でも一時的にでもレッドとそういう…いやいや)

ナツメ(そうなると早く治した方がいいよね…)

ナツメ(催眠術とかで無理やりやるのもアリかもしれないけど、私記憶とかそういうのは素人だし、下手にやると…)



453:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 02:47:53.74 ID:YNtU1hew0

コトネ「二人とも固まって何やってるんだろ」

リーリエ「やっぱりやめましょうよ覗きなんて…」

リーリエ「ナツメさんに見つかったら…」

コトネ「覗きに命をかけれないようじゃ最初から覗きなんかやらないんだよ!」

コトネ「覗きなめんな!!」

リーリエ「こ、声が大きいです…!バレちゃいますよ」

コトネ「…そう言いながらリーリエだって見てるじゃん」

リーリエ「私はナツメさんからコトネさんを監視するように言われてますから」

コトネ「じゃあ見てる方向違うじゃないの」

リーリエ「ま、窓からぶら下がってると正面以外は見にくいですから…」

リーリエ「別に私はナツメさんとレッドさんが何をしようとしているかとかは興味ないんですよ」

コトネ「あーはいはい…そういうことにしとく」



454:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 02:48:42.32 ID:YNtU1hew0

ナツメ「……」ぴく

コトネ「やばっ」サッ

リーリエ「あっずるっ…」サッ

ナツメ「……」じーっ

ナツメ「気のせいか…」

リーリエ「……」

コトネ「……」

リーリエ「自分だけ見つからないように隠れるなんて…教えてくれたってよかったじゃないですか」

コトネ「見つかってないからいいでしょ、それに私は口より行動で示すタイプだから」



455:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 02:49:26.79 ID:YNtU1hew0

レッド「どうしたの?」

ナツメ「いや、なんでも…」

ナツメ「そうだレッド、何か食べたい物とか飲みたい物ない?」

レッド「んー…お茶」

ナツメ「わかった、待ってて」

コトネ「……」

リーリエ「いいんですか?ナツメさん向こうの部屋行きましたよ」

リーリエ「部屋にコトネさんがいないってなると」

コトネ「たしかに私がいないとおかしいけど、リーリエも監視ができてないってことであんたも」

リーリエ「コトネさんってそういうとこありますよね…」

リーリエ「っていない!?また自分だけ」



456:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 02:50:14.70 ID:YNtU1hew0

ナツメ「お茶お茶♪」

コトネ「……」

リーリエ「……」

ナツメ「二人ともどうしたの?そんな汗かいて」

コトネ「Wiiスポーツ…」

ナツメ「そんなものないわよ」

コトネ「ある体でやってたんです」

ナツメ「なんか悲しい、それぐらいなら買ってあげるから」



457:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 02:50:51.09 ID:YNtU1hew0

翌日

レッド「……」

ナツメ「おはよう、よく眠れ…てなさそうだけど大丈夫?」

レッド「うん、大丈夫…」

レッド(俺ほんとにちゃんと同じ部屋で寝れてたのか…?)

レッド(全然眠れねえし、何度理性が飛びそうになったことか…)

ナツメ「レッド?」

レッド「ん?」

ナツメ「記憶は…どう?」

レッド「ああ…まだみたい…」



458:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 02:52:04.07 ID:YNtU1hew0

レッド「どうやったら戻るのかな」

ナツメ「んー…やっぱりそういうのは一度専門家に聞いた方がいいよ」

レッド「そうか…」

レッド「……」

レッド「記憶喪失って何科なんだ?」

ナツメ「記憶だから脳…脳外科?あ、でも…精神なのかな?心療内科とかも…どれだろ」

レッド「受付行ったら教えてくれるかな」



459:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 02:52:50.20 ID:YNtU1hew0

ナツメ「そうと決まったら早速」

コトネ「レッドさんの付き添いはこの私に任せてください!」ぴょーん

ナツメ「コトネ!?一体どこから…」

コトネ「秘密です」

コトネ「ナツメさんはジムがあるんですから、レッドさんの付き添いは暇な私とリーリエで行きますよ」

コトネ「ね、リーリエ、入ってきなさい」

リーリエ「コトネさんはまた勝手に話を進めて…」

コトネ「いいじゃない、レッドさんがこんな状態じゃどうせ暇でしょ」

リーリエ「たしかにそうですけど…」

コトネ「ってことなんで、いつも通りナツメさんはジムでがんばってください」

ナツメ「…いいけど、終わったらすぐ教えてよね」



460:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 02:53:30.40 ID:YNtU1hew0



コトネ「……」

リーリエ「……」

レッド「……」

コトネ「何か話しなさいよ」

リーリエ「私がですか?」

コトネ「あんた以外誰がいんのよ」

リーリエ「いつもならコトネさんがよく話てるじゃないですか」

コトネ「今から病院行くのに何話せばいいか思い浮かばないもん」

リーリエ「コトネさんが思い浮かばないなら私だって思い浮かびませんよ」



461:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 02:54:09.73 ID:YNtU1hew0

レッド「なあ…」

コトネ「はい、なんでしょう?」

レッド「どうしてナツメは…」

レッド「いや、ナツメだけじゃない、君たちもだ」

レッド「どうしてそんなに俺にやさしいんだ?」

レッド「俺は今記憶がないってのに…」

コトネ「……」

リーリエ「……」

コトネ「記憶があろうとなかろうと関係ありませんよ」

コトネ「私はレッドさんのことが好きでいろんなことやってるんです」

コトネ「ナツメさんもきっとそうですよ」



462:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 02:54:45.53 ID:YNtU1hew0

レッド「そう…なのか…?」

コトネ「そうですよ」

レッド「……」

レッド「俺は」

女「あの、すみません」

レッド「?」

女「レッドさん、ですよね?」

レッド「そうですけど」

コトネ「!?」

コトネ(レッドさんが初対面の人と話した!?)

女「なるほど…」

レッド「あの…なんなんですか?」

女「ああ、失礼しました」

女「本日はお願いがありあなたにお願いがあり参りました」

レッド「なんですか?」

女「今後一切ナツメお姉さまに関わらないでいただきたいのです」

レッド「え?」



463:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 03:03:27.93 ID:YNtU1hew0


あ、翌日ってなる前少し話が飛んでる…
別に大した内容じゃないんでちょっとおかしいけど気にしないでください。



464:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/01(木) 02:28:42.51 ID:MDuhxwZlo

おけ



465:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/02(金) 03:24:25.31 ID:DLP92eCY0

コトネ「あなた一体何なんですか!」

コトネ「名乗りもせずいきなりレッドさんにナツメさんと関わるなって」

女「それは失礼しました、ですが事情によりアタクシは名乗るわけにはいかないのです」

コトネ「じゃあそんな名乗れもしないような人の言うことなんて聞くわけないでしょ!」

レッド「まあまあコトネちゃん」

コトネ「まあまあじゃないですよ」

コトネ「このアマがふざけたことぬかしてるんですよ」

レッド「一応どういうことか聞いてみないと」

レッド「お姉さまとか言ってるような関係みたいだし」

コトネ「ナツメさんって妹さんいましたっけ?」



466:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/02(金) 03:25:18.76 ID:DLP92eCY0

女「どういうことか…ということでしたね」

女「当然の疑問です」

女「何の説明もなしにあのようなことを言って失礼でしたね」

女「一言で言うとあなたがナツメお姉さまに関わるとナツメお姉さまが不幸になるからです」

レッド「ナツメが不幸に?」

女「はい」

女「実はアタクシもナツメお姉さまほどではありませんが超能力が使えます」

女「アタクシの未来予知の結果、ナツメお姉さまが不幸になることがわかったのです」

女「原因を探ったところレッドさん、全てあなたにあります」

レッド「俺が原因?」

女「はい」



467:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/02(金) 03:26:22.18 ID:DLP92eCY0

コトネ「だから勝手なこと言ってんじゃねえって」

コトネ「ナツメさんがレッドさんといると不幸になるなんて、そんなことありえない!」

女「未来は不確定なもの、石ころ一つで大きく変わってしまうことがあるほどに」

女「しかもアタクシの超能力はまだまだ未熟…超能力自体完璧なものではありませんしね…」

女「ですがアタクシの見た未来はナツメお姉さまの近くにあなたがいるだけで起こってしまうこと」

女「今回のアタクシの見た通りになる確率は99.5%以上…」

女「ナツメお姉さまを不幸にしないようにするにはあなたが二度とナツメお姉さまに近づかないということしかありません」

女「未来を変えるためにも」

レッド「……」

女「もしあなたにバチュルの涙ほどでもナツメお姉さまを思う気持ちがあるのであれば関わらないようにしていただきたいのです」



468:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/02(金) 03:28:50.92 ID:DLP92eCY0

レッド「そうだな…あんたの言うことももっともだ…」

レッド「わかった、もうナツメに関わらないようにしよう」

コトネ「レッドさん!?」

女「ありがとうございます」

コトネ「ちょ、ちょっ…レッドさん、何言ってるんですか」

コトネ「こんなわけのわからない女の言う通りにするなんて」

レッド「わけはわからないけど、けっこうお嬢様って見た目じゃん、悪い人じゃなさそうだし」

コトネ「何の根拠もありませんよそれ」

コトネ「それにレッドさんとナツメさんの仲を裂こうとしてるんだから十分悪人です、ギルティです」

レッド「そうかなぁ…」

コトネ「そうです!」



469:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/02(金) 03:29:30.22 ID:DLP92eCY0

レッド「でもさ、考えてみてよ」

レッド「俺みたいにろくに仕事してないのが家にいたら邪魔だろ?」

レッド「そのうえ記憶がないんだ」

レッド「迷惑以外の何物でもないだろ」

コトネ「そんなこと…」

レッド「記憶がないのもちょうどいい…」

レッド「もし記憶があったら未練もあっただろうけど、素直にあきらめられる」

レッド「二人ともごめんな、ついてきてもらってたのに」

レッド「記憶戻さなくていいや」



470:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/02(金) 03:30:11.56 ID:DLP92eCY0

コトネ「本気で言ってるんですか…?」

レッド「うん」

レッド「そりゃ好きな人には幸せでいてほしいじゃん」

レッド「自分といることで不幸になるぐらいならナツメが何と言おうと俺は一緒にいるべきじゃないんだよ」

レッド「しかも二度と関わるなとまで言われてるぐらいだしな」

コトネ「でもこんな女の言うこと聞くなんて…」

コトネ「あっ、超能力者って…もしかしてレッドさんに何か術でも」

女「かけてません」

女「アタクシは先ほども言いましたとおり、まだまだ未熟なため人に術をかけることはできません」



471:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/02(金) 03:31:26.43 ID:DLP92eCY0

女「そのため、それは間違いなくレッドさんの本心です」

女「アタクシもレッドさんもナツメお姉さまには笑顔でいてもらいたいというのは同じです」

女「そのためには何でもします」

コトネ「レッドさん…」

レッド「もう決めたの、ナツメのためならそれでいい」

レッド「俺も今からどこか遠くへ行くよ」

女「……」

女「コクラン、行きますわよ」



472:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/02(金) 03:32:05.36 ID:DLP92eCY0

コトネ「ナツメさんになんて言えば…」

レッド「何も言わなくていいよ」

レッド「……」

レッド「その代わり、コトネちゃん、ナツメをよろしくな」

レッド「何にも覚えてないけど、君はいい子だから頼むよ」

レッド「それとリーリエ」

レッド「俺の弟子だったみたいだけど、最後まで面倒見れなくてごめんな」

リーリエ「……」

レッド「明日からはコトネちゃんが見てくれるから」

コトネ「えっ!?」



474:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/06(火) 01:49:17.32 ID:CiDKZ0uD0

ヤマブキジム

ナツメ「おかえりー、待ってたわよ」

ナツメ「レッドは?」

コトネ「それがそのー…」

コトネ「ねえ」

リーリエ「こっちにふらないでください」

ナツメ「なによ、レッドはどうしたのって聞いてるだけなのに」

コトネ「実は…」



475:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/06(火) 01:51:11.64 ID:CiDKZ0uD0

ナツメ「え…レッドが…」

ナツメ「……」

ナツメ「誰?そんなこと言ったの」ギロッ

コトネ「ナツメさんの妹さん…ですかね?」

ナツメ「妹?」

ナツメ「私一人っ子だけど」

ナツメ「どうして妹だって思ったの?」

リーリエ「その女性の方がナツメさんのことをお姉さまと言っいたので、姉妹かと…」

ナツメ「お姉さま…あ、もしかして」

コトネ「心あたりがあるんですか?」

ナツメ「うん、一人…私のことそういう呼び方してるのがいる」



476:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/06(火) 01:52:41.90 ID:CiDKZ0uD0

コトネ「それは誰なんですか?」

コトネ「ボコボコにしてやりますよ」

ナツメ「ボコボコにはしないで、ほんとはいい子だから」

ナツメ「でも会って直接聞く必要があるわね」

ナツメ「この街というかカントーに来たってことはたぶん私に会いに来るはず」

ナツメ「……」

ナツメ「今日はもう家に帰って待つことにしましょう」

ナツメ「来るのは夜になると思うけど」



477:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/06(火) 01:58:05.14 ID:CiDKZ0uD0

タマムシシティ

レッド「うーん…」

レッド「うーん…」

レッド「うーん…」

レッド「どうしよう…金とポケモンがない」

レッド「隣街に来るのがやっとだ」

レッド「野生のポケモンや野生のトレーナーから逃げるだけで体力かなり使っちゃったし…」

レッド「疲れた…」

レッド「お腹すいた…」



478:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/06(火) 01:58:43.53 ID:CiDKZ0uD0

グリーン「おっレッドじゃねえか」

グリーン「何やってんだ?買い物か?」

レッド「……」

レッド「どうも…」

グリーン「なんだよテンション低いなー」

グリーン「ま、それはいつものことか」

レッド「う、うん…」

グリーン「あん?なんかおかしいぞ、お前」

レッド「そうですかね、普段通りだと思うんですけど」

グリーン「お前に敬語使われると気持ち悪い、普通に話せ」



479:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/06(火) 02:08:56.64 ID:CiDKZ0uD0

レッド「いや、ほんといつも通り、うん」

グリーン「……」

グリーン「俺にそんなウソが通用すると思ってんのか」

グリーン「俺たちこんな小さいときからの親友だろ、何かあったら言えよ」

レッド「親友…」

レッド「……」

レッド(嘘…じゃなさそうだな…)

レッド「わかった、じゃあ聞いてくれ」

グリーン「おう、最初っからそう言ってりゃいいんだよ」にこっ



480:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/06(火) 02:10:29.10 ID:CiDKZ0uD0

レッド「実は俺…記憶喪失になっちゃったんだ…」

グリーン「え、マジで」

レッド「そう、だから悪いけど君のこと覚えてないんだ」

グリーン「なんだと、このグリーンのことを覚えてないと」

レッド「すまん…」

グリーン「まあいいや、そのうち思い出してくれりゃ」

グリーン「記憶がなくなって困ってたのか」

グリーン「俺の友達の知り合いがたしかそういうの詳しかったはずだ」

グリーン「記憶がねえといろいろ不便だろ、そいつに今時間があるか聞いてやるから行こうぜ」

レッド「ああいや…それはいい…」



481:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/06(火) 02:14:28.59 ID:CiDKZ0uD0

グリーン「え?なんでだよ」

グリーン「そんなのはできるだけ早く戻った方がいいじゃねえか」

レッド「それがもう一つ問題があって…」

グリーン「お前はいつも問題ばっかだな」

グリーン「言ってみろ」

レッド「あのー…ヤマブキジムのナツメって知ってる?」

グリーン「俺は別に記憶なくしてねえから、知ってるけど」

グリーン「俺が知ってそうなことは省いていいから」

レッド「わかった」

レッド「ナツメに関わらないようにしたんだ」

グリーン「省きすぎだろ、何があった!?」



482:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/06(火) 02:16:00.85 ID:CiDKZ0uD0

レッド「省けだの省きすぎだの、ちょうどいいとこがわからんな、ややこしいやつだ」

グリーン「お前は極端すぎんだよ」

グリーン「省けって言ったのは俺だけど…」

グリーン「最初から順番に話せ」

レッド「わかった」

レッド「ヤマブキジムってところにそれはそれは美しいジムリーダーのナツメっていう女がいるんだ」

グリーン「やっぱそこからじゃないとだめなのか」

レッド「一番やりやすいかな…」

グリーン「まあいいわ…」

グリーン「てか、美しいってどれだけ言っても一番はエリカだからな、それを踏まえて話せよ」

レッド「エリカ…?」



483:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/06(火) 02:20:43.71 ID:CiDKZ0uD0

―――――――――

グリーン「ほーん…で、お前はそのわけのわからん女の子の言うこと聞いたんだ」

レッド「うん…」

グリーン「なんでだよ、わけわからん」

レッド「俺聞いたところによるとろくに仕事してないそうじゃん」

レッド「しかも記憶がない」

レッド「それなのにナツメは何にも言わず俺の身の回りのことまで全部やってくれる」

レッド「なんて言うか申し訳なくてな…」

レッド「ナツメは若くて綺麗なんだし俺にそんなことするより…」

グリーン「お前らはそういう関係だってことじゃねえの」



484:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/06(火) 02:23:49.89 ID:CiDKZ0uD0

レッド「ん?どういうこと?」

グリーン「ナツメからした別にお前の世話をすることを苦に思ってねえんだろ」

レッド「うー…ん?」

グリーン「なんでわかんねえんだよ」

グリーン「えーそうだな…ナツメはお前とはどういう関係って言ってたんだ」

レッド「妻」

グリーン「えっあれ!?そ、そうだっけ…俺聞いてないけど…」

レッド「いや、これはたぶん違う…」

グリーン「あ、そうなんだ」



485:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/06(火) 02:27:41.99 ID:CiDKZ0uD0

レッド「元々できたのか、記憶がなくなってからなのか相手の言ってることが本当かそうじゃないかわかるんだ」

グリーン「あん?なんだそれ」

レッド「一番俺の信用のあるナツメが言ったことはなぜか違うと思った」

レッド「なのに初対面のお前の言うことは本当だと思った」

グリーン「当たり前だろ、俺は本当のこと言ってんだから、てか初対面じゃねえ」

レッド「そうだよな…今言った女の子が俺に言ったことも全部本当だと思った」

グリーン「だからナツメに関わらないようにするってか」

レッド「うん」

グリーン「……」

グリーン「おい行くぞ」

レッド「行くってどこに」

グリーン「お前の記憶を戻しに行くんだよ」



486:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/06(火) 02:33:18.35 ID:CiDKZ0uD0

レッド「おぉい、聞いてなかったの?」

レッド「ナツメに関わらないようにするためにもう記憶はこのままでって言ったじゃん」

グリーン「今までのお前ならどれだけ確率が低くてもあきらめないはずだ」

グリーン「お前ナツメのことが好きだって何回も言ってただろ」

グリーン「だったら俺が何とかしてやるよ」

レッド「いや、でも…」

グリーン「99.5%以上でそうなるっていっても残りの0.5%があるじゃねえか」

レッド「いや、違うぞ、それだと0.5%以下だ、だから0.5%ぴったりとは限らねえ」

グリーン「そこはどうでもいいよ」

グリーン「俺が言いてえのはだな、お前の望まねえ未来に縛られるなってことだ」

グリーン「無理やりにでも変えりゃいいんだよ」



488:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/07(水) 02:59:53.74 ID:OmCvNYQJ0

夜 ナツメの家

女「……」

ピンポーン

ガチャ

ナツメ「やっぱり来たわねカトレア」

カトレア「はい、お久しぶりです、ナツメお姉さま」

ナツメ「あれ、コクランさんは?」

カトレア「今日はアタクシ一人です」

ナツメ「ふーん…」

ナツメ「ま、入んなさい」



489:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/07(水) 03:00:33.24 ID:OmCvNYQJ0

カトレア「……」

カトレア「ナツメさんおひとりですか?」

ナツメ「ええそうよ」

カトレア「あの二人もいるかと思ったのですが」

ナツメ「とりあえず、あなたと二人で話したかったからコトネの家に行ってもらったの」

ナツメ「……」

カトレア「レッドさんのことですか」

ナツメ「そう」

ナツメ「どうしてレッドにあんなこと言ったのか、直接聞かないと」

ナツメ「レッドはどういうわけかあなたの言うことを信じたみたいだけど、レッドに何かしたのかも聞かないとね」



490:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/07(水) 03:01:15.54 ID:OmCvNYQJ0

ナツメ「私に嘘をついても無駄だってことはわかってるはず」

ナツメ「正直に答えてほしい」

カトレア「わかりました」

カトレア「まずアタクシはレッドさんに何もしていません」

カトレア「アタクシが視たこのままだと起こるであろうナツメお姉さまの未来をそのまま伝えただけです」

ナツメ「……」

ナツメ「それだけ?」

カトレア「はい」

ナツメ「……」



491:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/07(水) 03:01:54.28 ID:OmCvNYQJ0

ナツメ「わかった、じゃあ次」

ナツメ「私に起こるであろう未来とは何?」

カトレア「いいのですか…?」

ナツメ「聞かないままだとレッドをどうすることもできないから…」

カトレア「アタクシの見た限りではどうしてナツメお姉さまがあのような方を…」

カトレア「わかりません…」

ナツメ「たしかにレッドの良さはちょっと見たぐらいじゃわかんないかもね…」

ナツメ「でもあの人は私にとっては…」

ナツメ「ってこのことは私の質問とズレてるわね」

ナツメ「質問にちゃんと答えてもらわないと」



492:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/07(水) 03:02:47.40 ID:OmCvNYQJ0

カトレア「…わかりました」

カトレア「といっても見えたのは断片的で途切れ途切れですが」

ナツメ「かまわないわ」

カトレア「一つ屋根の下にナツメお姉さまとレッドさんの二人がいます…」

カトレア「ナツメお姉さまが掃除、洗濯、料理…いろいろな家事をしています…」

カトレア「毎日…毎日…」

カトレア「暗い部屋…場面が変わってますね…」

カトレア「ここにもナツメお姉さまとレッドさんのお二人」

カトレア「痛みの表情のナツメお姉さま…そして血…」

カトレア「刺されたのでしょうか…犯人はおそらく、そこにいるレッドさん…」



493:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/07(水) 03:03:50.23 ID:OmCvNYQJ0

カトレア「……」

ナツメ「……」

カトレア「どうですか…もうわかったはずです…」

カトレア「レッドさんはナツメお姉さまに不幸を」

ナツメ「私の未来はそこで終わってるの?」

カトレア「…いえ、まだ終わっていません」

ナツメ「続けて」

カトレア「ですがもうわかったじゃないですか」

ナツメ「いいから」

カトレア「……」

カトレア「はい…ここから先はまだ視ていないので今から視ます…」



494:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/07(水) 03:04:41.00 ID:OmCvNYQJ0

カトレア「……」

カトレア「どうやら数か月たっているようです…」

カトレア「病院のベッド…」

カトレア「ナツメお姉さまはそこで横になっています…」

カトレア「ナツメお姉さまの横に何か小さな…」

カトレア「あ、あれ?…あっ」

カトレア「……」

カトレア「申し訳ありません…アタクシの超能力ではこれ以上先を視ることは出来ないでようで…

ナツメ「……」



500:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 02:11:21.98 ID:371FsIwQ0

ナツメ「全部本当のことみたいね…」

ナツメ「嘘をついてるような目じゃないし…」

ナツメ「……」

カトレア「すみません…ナツメお姉さま…」

ナツメ「あなたは何も悪くないわ、謝ることなんてない…」

ナツメ「……」

ナツメ「ねえあなたが視たものを私にも見せてもらっていいかな」

ナツメ「私が刺される…そのタイミングをわかれば…」

ナツメ「もしくはその原因がわかったら回避できるかも…」



501:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 02:12:07.47 ID:371FsIwQ0

カトレア「ナツメお姉さま!?」

カトレア「回避できるからといって何なのですか」

カトレア「そこを乗り越えたとしてもまた同じように…いえ、それより酷いことが起こるかもしれないんですよ」

カトレア「…あなたが今何を考えていらっしゃるか超能力を使わなくてもわかります」

カトレア「どうしてそんなにレッドさんのことを…」

ナツメ「……」

ナツメ「好きだから…」

カトレア「え…?」

カトレア「でも…それでそんな…」

ナツメ「私はレッドがいなかったら今ジムリーダーすらやっていなかった…」

ナツメ「いや、生きてすらいなかったかもしれない…」

ナツメ「レッドは私にいろんな希望をくれた人…」

ナツメ「なのにレッドにそんなことさせるなんて私の言動が悪いに違いない…」



502:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 02:12:49.11 ID:371FsIwQ0

カトレア「それは考えすぎです」

カトレア「ナツメお姉さまは何も悪いことをしていません」

ナツメ「これからするのかも…だからレッドが…」

カトレア「お姉さましっかりしてください!」

ナツメ「私は何やっちゃうんだろ…」

カトレア「……」

カトレア「わかりました」

カトレア「アタクシが視たものをナツメお姉さまにも見せます」

カトレア「それでもう一度考え直しましょう」



503:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 02:14:07.43 ID:371FsIwQ0

カトレア「ではまず最初の問題の場面から…」

カトレア「……」

カトレア「ナツメお姉さまがいろんな家事をしてます」

ナツメ「……」

ナツメ「これのどこが問題なの?」

カトレア「どうしてナツメお姉さまが家事をしているのですか」

ナツメ「え?どうしてって…」

カトレア「家事などは使用人の仕事ですよ」

カトレア「それをナツメお姉さまがしているということはレッドさんがナツメお姉さまを使用人扱いしているということです」

ナツメ「……」

ナツメ「あの…カトレア、普通の家には使用人さんとかいないのよ」

ナツメ「だから自分たちでやるの」

カトレア「えっ!?な、なんでですか…?」



504:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 02:15:23.17 ID:371FsIwQ0

ナツメ「なんでって言われても…普通はいないし…いるほうがめずらしいと思うんだけど…」

カトレア「そ、そうなのですか…?」

カトレア「……」

カトレア「四天王…いやバトルキャッスルにいたときから付き人がいない人には疑問を感じていましたが…」

ナツメ「けっこう昔から私と会ってるけどそんな人いなかったでしょ」

カトレア「はい…」

ナツメ「それにレッドも家事は手伝ってくれるっていうか、むしろレッドの方が量多いぐらいだし」

カトレア「い、今はそうでもこの時はそうとは限らないですよ」

ナツメ「あなたが視てるところからちょっとズラしてみてよ、レッド食器洗いしてるじゃない」



505:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 02:16:45.74 ID:371FsIwQ0

カトレア「ですが次の場面は間違いないですよ」

ナツメ「私刺されちゃうのよね…」

ナツメ「原因がわからないとどうしようもないけど…」

ナツメ「とりあえず見せて」

カトレア「いいのですか…?」

カトレア「自分の刺されてしまう瞬間を見るのですよ」

ナツメ「いいわよ、自分じゃ私自身のことを見ることはできないし」

カトレア「……」

ナツメ「何度もあなたに言ったことあったでしょ」

ナツメ「超能力は決して完璧じゃない」

ナツメ「未来を見たとしても必ずそうなるとは限らない」

ナツメ「私だって刺されるのは嫌よ」

ナツメ「だからそうならないためにきっちり見とかないとね」

カトレア「わかりました…」



506:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 03:13:13.65 ID:371FsIwQ0

―――――――――――――――

カトレア「どうですかナツメお姉さま?」

ナツメ「……////////////」

カトレア「お姉さま…?顔が赤いですけど…」

ナツメ「こ…」

ナツメ「このことは今すぐ忘れなさい!!」

カトレア「い、一体どうしたというのですか?」

ナツメ「いいから!」バンッ

カトレア「は、はい…」



507:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 03:15:30.68 ID:371FsIwQ0

ナツメ「あ…ご、ごめん…大きい声出して…」

ナツメ「……」

カトレア「お姉さま…何か回避する考えがあるのですか…?」

ナツメ「や…回避はしなくていい…」

カトレア「どうしてですか!?刺されてしまうんですよ!」

ナツメ「さ…刺されるっていうか…その…挿される…だし…その…えっと…//」

ナツメ「血っていうから…まああれも血だけど…」

ナツメ「病院にいたってのはもしかして…」

ナツメ「…いろいろ言いたいけど、まずあれ見て刺されるとか普通言わないでしょ!」

カトレア「ではあれは一体…?」

ナツメ「……」

ナツメ「それは…うん…その…ごにょごにょ…」



508:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 03:16:01.13 ID:371FsIwQ0

カトレア「……」

カトレア「あの、よく聞き取れなかったんですが…」

ナツメ「聞き取れなくていい…」

ナツメ「……」

ナツメ「ふぅ…カトレアの勘違いだったのね…まあよかった…」

カトレア「申し訳ありません…」

ナツメ「いや、いいのよ、勘違いは誰でもある…」

ナツメ「でもレッドにはちゃんと謝ってよね」

カトレア「はい…」

ナツメ「さてレッドを探さなきゃ」

ナツメ「記憶を戻す方法も考えないと」

カトレア「ナツメお姉さま、それはアタクシにお任せください」

カトレア「この命をかけて何とかしてみせます」

ナツメ「そんな大げさな…」

カトレア「いえ、アタクシのしてしまったことはきっちりと責任をとります」



509:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 03:16:38.74 ID:371FsIwQ0

タマムシシティ

グリーン「いろいろやったけど無理だったな…」

レッド「すまん…」

グリーン「何謝ってんだ、いつものお前なら絶対謝んねえよ」

レッド「だからいつもの俺じゃねえっての」

グリーン「そうだったな…」

グリーン「とりあえず今日は俺の家に泊まれ」

グリーン「明日からのことはまた明日考えようや」

レッド「ああ…」

レッド「ん?おい、どこ行くんだ?」

グリーン「何言ってんだ、俺の家って言っただろ」

レッド「でもその先にあるのって…」

グリーン「ああ、あれだよ」

レッド「…でかすぎねえ?」



510:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 03:17:18.70 ID:371FsIwQ0

レッド「なんだこりゃ…中もえらい豪華だな…」

子ども「パパおかえりー」

グリーン「おおー、いい子にしてたかー?」

子ども「うん!」

グリーン「そうかそうか、えらいぞー」

グリーン「ママとおにいちゃんはどうした?」

子ども「おふろー」

グリーン「ん?どうして一緒に入ってないんだ?」

子ども「パパとはいるー」

グリーン「おおそうかそうかーパパと入るかー」

レッド「……」



511:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 03:18:04.72 ID:371FsIwQ0

グリーン「あ、そういえば見るの初めてだっけ?」

グリーン「俺の子だ、カワイイだろー」

レッド「お、おう…」

グリーン「どうした?変な顔して」

レッド「子どもいるんだって思って…」

エリカ「グリーンさん帰っていらしてたんですね」

エリカ「レッドさんもようこそ」

レッド「ど、どうも…はじめまして…」

エリカ「?」

グリーン「違う違う、何回も会ってるからはじめましてじゃない」

レッド「そうなのか?」



514:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/10(土) 02:41:08.16 ID:srmN4Qlq0

翌日

レッド「……」

レッド「朝か…」

レッド「……」キョロキョロ

レッド「ああ、そうか、そういえばグリーンってやつの家に泊まってたんだった」

コンコン

レッド「はい」

メイド「おはようございますレッド様、朝食の用意ができましたのでどうぞ一階へ」

レッド「はーい…」



515:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/10(土) 02:50:58.90 ID:srmN4Qlq0

レッド「ごちそうさま…」

グリーン「なんだ?元気ねえな」

グリーン「朝はパンだったか?」

レッド「いや…」

エリカ「で、では私の料理が…」

レッド「ああいえ、そうじゃないです、おいしかったです」

グリーン「じゃあなんだ?気分悪いのか?」

レッド「そうじゃなくて…飯までもらって悪いなと思って…」

レッド「俺返せるものとかも何もないのに…」

グリーン「なんだ、そんなことか」

グリーン「別に礼がほしくてやってるわけじゃねえよ」



516:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/10(土) 02:54:17.50 ID:srmN4Qlq0

レッド「でも…何かしねえと俺が…」

グリーン「じゃあ俺とエリカはもうちょっとしたらジムに行くから、その間子どもたちの面倒見ててくれ」

レッド「わかった」

コンコン

メイド「失礼します」

メイド「レッド様にお客様がお見えです」

レッド「俺に…?」

グリーン「誰かにここにいること教えたのか?」

レッド「いや、誰にも教えていない」

グリーン「エリカは誰かに教えた?」

エリカ「いいえ」

グリーン「ほんとにレッドに会いに来たのか?こんな朝早くに」

メイド「はい、レッド様を出してほしいとのことで」



517:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/10(土) 02:54:49.46 ID:srmN4Qlq0

グリーン「じゃあ誰なんだ…?」

エリカ「ナツメさんではないのですか?」

レッド「いや…ナツメは…」

グリーン「あーナツメはたぶん違うよ」

グリーン「ナツメだったらナツメが来たってちゃんと教えてくれるでしょ」

エリカ「それもそうですね」

グリーン「どんなやつが来たんだ?」

メイド「はい、エリカ様より少し若い女性のようです」

レッド「……」

レッド「とりあえず出てみる…」



518:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/10(土) 02:55:32.19 ID:srmN4Qlq0

レッド「あれ…君は…」

カトレア「……」ぺこ

カトレア「朝早くすみません」

グリーン「なんだ?知り合いだったのか?」

レッド「……」

レッド「いや…知らない…戻ろう」

カトレア「ま、待ってください!」

レッド「…数日中にカントーからも出ていく、それでいいだろ」

カトレア「違います!そ、そうではないのです!」

カトレア「全て…アタクシの勘違いなのです…」



519:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/10(土) 02:56:28.99 ID:srmN4Qlq0

レッド「勘違いってどういうことだよ…」

カトレア「申し訳ありません…あのようなことアタクシは知らなかったもので…」

レッド「あのようなこと…?それはなんなんだ」

カトレア「それは…ナツメお姉さまには忘れるように言われていたので言ってしまうと忘れていないとなってしまうので…」

カトレア「ですが間違いなくアタクシの勘違いなので100%アタクシが悪いです」

カトレア「アタクシのことを煮るなり焼くなりしていただいてけっこうです」

レッド「……」

グリーン「でもよかったじゃん勘違いで」

グリーン「またナツメに会えるな」

レッド「いや…会わない…」



520:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/10(土) 02:57:30.64 ID:srmN4Qlq0

グリーン「なんでだよ」

レッド「…みんな優しすぎる」

レッド「はっきり言って俺には何も価値はない」

レッド「今回のことはきっかけだ」

レッド「迷惑をかけてまで誰かの世話にはなろうとは思わねえ」

レッド「遅かれ早かれこういう考えを出してたよ」

グリーン「……」デコピン

レッド「いてっ」

グリーン「あのな俺は…いやナツメも嫌々やってんじゃねえ、やりたくてやってんだ」

グリーン「ナツメとは理由は違うだろうけど、俺の場合は親友が困ってたら助ける」

グリーン「友達なら当たり前」

グリーン「記憶戻せばわかる、お前はそれだけ価値があんだよ」



521:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/10(土) 02:58:25.74 ID:srmN4Qlq0

レッド「でももしかしたらこのまま一生記憶が戻らないなんてこともあるかもしれないんだぞ」

グリーン「そん時は…」

カトレア「その時はこの命レッドさんにさしあげます」

レッド「いやいや、何考えてるの!?」

カトレア「ナツメお姉さまとの約束はレッドさんを見つけ、記憶を戻すこと」

カトレア「アタクシはその約束に命をかけました」

カトレア「なのでもしそれができなければ…」

レッド「なんて約束してんだよ…」

グリーン「あらら、こんな女の子の命がかかってちゃバッチリ記憶戻さねえとな」



522:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/10(土) 02:59:28.18 ID:srmN4Qlq0

レッド「…わかったよ」

レッド「ないよりはあった方がいいもんな」

カトレア「コクランが専門家の方を探してくれています、行きましょう」

レッド「ああ」

グリーン「ま、がんばれよ」

レッド「何をがんばるかは知らんがやれるだけやるよ」

ツルッ 

レッド「うおっ!?」ゴチンッ

カトレア「レッドさん!?」

グリーン「おいおい何やってんだ?」

グリーン「ああ、ナナの実の皮か」

グリーン「庭の野生のポケモンが食って捨てたんだろ」

グリーン「今時こんなので転ぶやつがいるとはな…」

グリーン「おいレッド、起きろ」

レッド「……」

グリーン「レッド?おいレッド!」



525:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/11(日) 01:52:28.22 ID:cSeRNyEL0

3日後

レッド「……」ぱちっ

コトネ「あっ起きた、わかりますか~?あなたのコトネちゃんですよ~」

リーリエ「そんなことではわかるものもわかりませんよ…」

コトネ「なんだとー」

レッド「コトネちゃん…リーリエ…ここは…?」

ナツメ「私の家よ」

レッド「ナツメ…そうか、見たことある天井だと思った…」

ナツメ「ほんと、あなたはいつも心配…ばか…り…」ふらっ

レッド「ナツメッ!?」



526:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/11(日) 01:53:12.16 ID:cSeRNyEL0

コトネ「やっぱりこうなっちゃった…」

リーリエ「疲労ですかね」

リーリエ「倒れてから3日間一睡もしないで介抱してたんですよ」

リーリエ「レッドさんが起きて安心したのでしょうね」

レッド「……」

コトネ「そうそう、寝たらまた元気になります」

コトネ「ほら、もうちょっとそっちに寄ってください」

レッド「えっ、ここに寝かせる気?」

コトネ「そうですよ」

コトネ「大丈夫ですって、このベッドけっこう大きいですし」

レッド「いや、そういう問題じゃなくて…」



527:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/11(日) 01:54:12.06 ID:cSeRNyEL0

レッド「じゃ、じゃあ俺どくよ」

レッド「ナツメが広く使った方が…」

メガニウム「ドスコイ」

レッド「うっ」

コトネ「だめですよ、レッドさんも寝てないと」

レッド「お、重いー…」

リーリエ「なにやってるんですかコトネさん!」

レッド「そうそうリーリエも言って」

リーリエ「ベッドが壊れてしまいますよ!」

レッド「そうじゃねえだろ」



528:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/11(日) 01:59:42.02 ID:cSeRNyEL0

ナツメ「すー…すー…」

レッド「……」

レッド「ふぅ…」むくっ

マリルリ「ルリィ!」ゲシッ

レッド「ぶっ」

コトネ「だから寝てないとだめですって」

コトネ「起きようとしたらこうやってマリルリでおさえつけますからね」

レッド「いやト…トイレに…」

コトネ「なんだ、それならそうと言ってくださいよ」

レッド「もう大人なんだしそんな一々言う必要あるの?」

コトネ「どうぞ」

レッド「ペットボトル…?ってまさか」



529:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/11(日) 02:00:27.81 ID:cSeRNyEL0

レッド「いや…これはちょっと…」

レッド「ここではできないよ」

コトネ「全然気にしませんよ」

レッド「俺が気にするんだよ」

コトネ「じゃあもう普通に見せてください」

レッド「ごめん、意味わかんない」

レッド「てか何回も言うけど俺はもう大丈夫だってば」

ぐ~

レッド「あ、ほら、お腹すいた、飯食わないと」

コトネ「はい、任せてください」

コトネ「リーリエ、レッドさんにご飯持ってきて」

リーリエ「はい」

レッド「持ってこなくていいよ、ちゃんとしたところで食べるから」



530:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/11(日) 02:01:04.22 ID:cSeRNyEL0

―――――――――――――――――

レッド「げぷっ…」

コトネ「お腹いっぱいになりましたね」

コトネ「これじゃあ動けないでしょ、ここでゆっくりしててください」

レッド「動けなくなるまで無理やり食わせるかね、普通…」

コトネ「リーリエがいっぱい作っちゃったので」

リーリエ「すいません、お米を炊いたら量が増えるって知らなくて…」

レッド「あんだけの量だと炊飯器何個使ったんだよ…」

レッド「そもそもあれ全部食わせる必要もあったのか…」



531:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/11(日) 02:01:56.30 ID:cSeRNyEL0

レッド「なあお腹はもういっぱいになったからさ次はポケモンたちのトレーニングしなきゃ」

コトネ「えっ…レッドさん、自分のポケモンがわかるんですか…?」

レッド「ああ…全部思い出したよ」

コトネ「レッドさん…」

リーリエ「よかったですね、記憶が戻って」

コトネ「戻ってるんだったらもっと早く教えてくださいよ…」うるっ

レッド「こ、こんなことで泣くことないじゃんか」むくっ

マリルリ「ハルトォォォォォォォォ!」ゲシッ

レッド「ぶ…っ」



532:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/11(日) 02:02:40.65 ID:cSeRNyEL0

レッド「あのさ、俺ほんとに何にもないって」

レッド「そもそもなんで俺は寝かされてるの!?逆に聞くけどどこが悪いの?」

コトネ「……」

リーリエ「……」

レッド「いやー…黙らないで答えてくれない?」

コトネ「わかりました、そこまで言うのなら、もう起きてもいいですよ」

レッド「よし」むくっ

レッド「んんーーっ」

レッド「…やっぱ何ともないじゃん」

コトネ「でもグリーンさんが言うには後頭部をぶつけて血も出てたって言ってましたよ」

レッド「ふーん…ま、そんぐらいじゃ俺は何ともないよ」

コトネ「それが原因で三日間目をさまさなかったんじゃないですか」



元スレ
レッド「一人に飽きた」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491233013/
【ポケモン】レッド「一人に飽きた」【後半】
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