ベジータ「トーエイックだと！？」
悟空「そうなんだ。トーエイックの勉強で忙しいから組手はできねぇんだ。わりぃな」
ベジータ「貴様ぁ！危険物だの消防設備士だのやっておいてまだ勉強しやがるのか！！」
悟空「そうはいってもチチがうるせぇからよぉ」
ベジータ「くそったれが！貴様はもはや戦闘民族ではない！勉強民族に改めろ！！」
悟空「そう怒るなって。おめーもまた受けてみたらいいだろ？」
ベジータ「ふざけるな！俺は誇り高きサイヤ人だ！勉強などもう二度とせんぞ！！！」
ベジータ「甲種消防設備士四類だと！？」
ブルマ「おかえり、早かったのね。ＴＯＥＩＣ受けるの？」
ベジータ「もう知ってるのか！」
ブルマ「手続きは私がやってるからね。あんたの分も応募しておいたわよ」
ベジータ「いらんことをするな！サイヤ人の王子である俺がそんなコロコロ勉強してたまるか！！」
ブルマ「あれ？いいの？ＴＯＥＩＣなら孫君と決着つけれるじゃない」
ベジータ「なに？どういうことだ！？資格なんだから合格か不合格か、だろ？」
ブルマ「馬鹿ね！ＴＯＥＩＣは９９０点満点で点数がいくらかってでるだけで合格・不合格はないのよ！」
ベジータ「なんだと！？ということはカカロットの野郎とはっきりと点数で白黒がつくのか！？」
ブルマ「そうよ！あんた、ＴＯＥＩＣで孫君に勝たないでどうするのよ！」
ベジータ「うおおおおおお！！俺は勉強をやるぞおおおおお！！！」
ベジータ（トーエイック、トーエイック・・・ん？見当たらんな・・・）
・・・
ベジータ「おい、トーエイックの参考書や過去問集が見つからんぞ」
ブルマ「そんなわけないじゃない。ＴＯＥＩＣなんていわば資格の代名詞みたいなものなんだから」
ベジータ「だが、なかったんだ！くそったれな本屋め！品揃えぐらいきちんとしやがれ！」
ブルマ「もしかしてだけど・・・」
ベジータ「なんだ？」
ブルマ「あんた、アルファベットってわかる？」
ベジータ「あるふぁ、・・・なんだと？」
ブルマ「はぁー、ちょっと待ってて。出かけてくるわ」
ブルマ「ただいま」
ベジータ「どこに行ってやがった！トーエイックの本は買ってきたのか！」
ブルマ「ドラゴンボールにあんたが最低限の英語をわかるようにお願いしてきたのよ」
ベジータ「ふざけるな！だからそんなことにドラゴンボールを使うなと言ってるだろ！！」
ブルマ「だって今からアルファベットとかthis is a penとか教えてたらＴＯＥＩＣに間に合わないわよ」
ベジータ「くそったれが！俺でもthis is a penぐらいわかる！」
ブルマ「それはドラゴンボールのおかげよ！アルファベットがわかるようになったんだからもう一度本屋に行ってらっしゃい！！」
ベジータ「馬鹿にしやがってえ・・・」
ブルマ「ほんっとうに人にものを頼む態度を知らないのね」
ベジータ「さっさと始めやがれ！！」
ブルマ「ＴＯＥＩＣはリスニングパートとリーディングパートで合計９９０点の全部で２００問あるの」
ベジータ「２、２００問、だと！？」
ブルマ「危険物乙種が３５問、甲種消防が４５問と実技７問だから桁違いね」
ベジータ「う、うわあああ！！もうおしまいだあああああ！！」
ブルマ「落ち着いて！ベジータ！いくら２００問あるといっても全部英語よ！危険物や消防設備士みたいにあれやこれや覚えなくていいの！英語だけなのよ！！」
ベジータ「全て、英語、だと？」
ブルマ「そうよ！計算問題も化学問題もないわ！実技試験もないの！」
ベジータ「そ、そうか！つまり単純な試験なんだな！！それならやれそうだぞ！！！」
ベジータ「フンッ！横文字でお高くとまってるくせに中身はカラだな！！」
ブルマ「よく言ったわ！ベジータ！英語に苦手意識を持っちゃだめ！」
ベジータ「このベジータ様がじっくり料理してやるぜ！」
ブルマ「ＴＯＥＩＣ攻略の一番重要なのは単語よ。まずは単語を３０００個覚えてもらうわ」
ベジータ「な！なんだと！！！」
ブルマ「単語、つまり、vocabularyがなきゃ何もできないわよ」
ベジータ「そこじゃない！単語を何個覚えろと言ったんだ！？」
ブルマ「３０００よ！three thousand！！！」
ベジータ「ばっかやろう！正気か！！」
ベジータ「ほ、ほんとうに、３０００個覚えろと、言いやがる、のか・・・」
ブルマ「はい、これ、単語帳」
ﾍﾟﾗｯ
ベジータ「・・・（汗）」
ﾍﾟﾗｯ ﾍﾟﾗｯ
ベジータ「あ、あ、ああ・・・」
ﾍﾟﾗｯ
ベジータ「う、うわあああ！！もうおしまいだあああああ！！」
ブルマ「そうね。ＴＯＥＩＣの登竜門であるvocabularyでそうなるなら、ＴＯＥＩＣは孫君の勝ちね」
ベジータ「！！」
ベジータ「お、おのれぇ・・・」
ブルマ「孫君まじめにコツコツやるタイプだからしっかり覚えてるんでしょうねー」
ベジータ「くそったれええええ！！！何が単語３０００個だああああ！！カカロットが覚えてるんならこの俺はその倍は覚えてやる！！！」
ブルマ「それでこそベジータよ！よく言ったわね！！」
ベジータ「この単語帳を全部覚えてやるからな！俺の集中力を乱さないように静かにしてろ！！」
ブルマ「はいはい、じゃ、私はリビングにいるから、頑張ってね」
ベジータ「ashame・・・恥をかかせる、ashame・・・恥をかかせる・・・」
ベジータ「おい！ブルマアア！！」
ドタドタバタバタ！！
ブルマ「な、なによ！？どうしたのよ！？」
ベジータ「この単語を見ろ！！」
ブルマ「vegetable・・・野菜ね」
ベジータ「ハッハッハッハ！！まるで俺の名前のようだぞ！！！」
ブルマ「あんた、そんなこと言いに来たの？」
ベジータ「これだけじゃない！ついでにこいつを見ろ！！」
ブルマ「carrot・・・ニンジンね」
ベジータ「カカロットと似ているぞ！！あいつは所詮はニンジンなんだ！！こいつは愉快だぜ！！！ガッハッハッハ！！！」
ブルマ「ベジータ、あんたのツボがよくわからないわ・・・」
ブルマ「なによ！？まだあるの！？」
ベジータ「見ろ！！superって単語だ！！すごい、とか、偉大なって意味だぞ！つまりスーパーサイヤ人ってのは偉大なサイヤ人ってことだ！！！」
ブルマ「あんた意味わからずにスーパーサイヤ人とか言ってたの！？」
ベジータ「ガッハッハッハ！！英語ってのはよくできてやがるぜ！まるで俺達を表現するために生まれたような言葉だあ！！！」
ブルマ「だったらいいこと教えてあげるわ」
ベジータ「ん？まださらに面白くなるのか？」
ブルマ「冷蔵庫は英語でfreezerよ」
ベジータ「な！！なんだと！！！フリーザの野郎、冷蔵庫なのか！！」
ベジータ「アーハッハッハッハ！！ゴールデンフリーザだと？黄金冷蔵庫ってなんのことだ！腹がよじれるぞ！ガハハハハ！！！」
ブルマ「まぁ、楽しく勉強できてるなら何よりだわ・・・」
ベジータ「３０００単語よ覚えたぞ！！」
ブルマ「やるじゃない！単語を覚えたなら次は文法問題よ！」
ベジータ「文法だと！俺達サイヤ人は戦闘力こそ文法だあ！！！」
ブルマ「それはわかったから早速いくわよ」
I didn't go out ( ) the rain.
１、because of
２、because
３、in order to
４、in spite of
ベジータ「『私は出掛けなかった。雨』・・・わかったぞ！答えはbecauseだ！『私は出掛けなかった。なぜなら雨だったから』だ！！」
ブルマ「惜しいわ！ベジータ、正解はbecause ofよ」
ベジータ「な、なんだと！？なぜだ、becauseは『なぜなら』って意味だろ！？」
ブルマ「その通りよ。でも、becauseの後には『完全文』がこなきゃいけないの」
ベジータ「なに！？セルの野郎がくるのか！？」
ブルマ「『完全文』よ！！『完全体』じゃないわ！！」
ベジータ「よくわからんがつまり『the rain』だけでも問題ないということか」
ブルマ「そういうことよ！これがbecauseとbecause ofの違いなの！」
ベジータ「くそったれめ！めんどくせえ野郎共だぜ！！」
ブルマ「because ofがあんたでbecauseがギニュー特戦隊ってわけよ」
ベジータ「どういうことだ？」
ブルマ「あんたはあのツルッパゲを一人だけ伴ってきてチームワークが不完全だったけど、ギニュー特戦隊は団結力もあったし仲良しで人数多いしチームワーク完全だったでしょ？」
ベジータ「黙れえ！！！ナッパはあれでも気がきくんだぞ！！」
She is a girl （ ） father is a doctor.
１、hers
２、who
３、whose
４、her
ベジータ「『彼女は女のガキだ。父親は医者だ』だと？何かが間に入るのか？」
ブルマ「そうよ。ヒントを言うと『彼女は父親が医者の女の子です』という文になるの」
ベジータ「だったらhersだろ？」
ブルマ「ここで関係代名詞のwhoseが入るのよ！」
ベジータ「なんだと！？whoseは『誰の？』って意味じゃないのか！？」
ブルマ「このwhoseが女の子が『持っているもの』を説明してくれるのよ、つまり」
she is a girl. her father is doctor.
ブルマ「この文を一つにしてくれるわけ」
ブルマ「元々２つの文だったのを１つにするわけだから慣れないと訳しにくいし、慣れていても理解しづらい文もあるわ」
ベジータ「２つの文を１つにか・・・あの忌ま忌ましいヒュージョンとかいうのを思い出すぜ！！」
ブルマ「イメージとしてはそうよ！関係代名詞は理屈を覚えるより、あんた達がセルをボコボコにして人造人間を吐かせたみたいに分離させて考えると理解しやすいわよ」
ベジータ「分離、だと？」
ブルマ「例えば」
Interest in portable audio started to take off in the 1980s with development of personal music players that allowed listeners to enjyoy music through headphones while walking outside.
ブルマ「これを、２つの文に分離させると」
ベジータ「う、うわあああ！！もうおしまいだあああああ！！」
ブルマ「落ち着いて！あんた単語を身につけたんだからゆっくりでも訳せるでしょ！」
ブルマ「いいわ！その調子よ！そこまでが一文なの！thatは関係代名詞よ！今、セルが１８号を吐き出したわ！！」
ベジータ「許した、聞く人が、楽しむ、音楽、通して、ヘッドフォンを、だが一方で、外で歩きながら」
ブルマ「やればできるじゃない！この２つの文を一つにしただけなのが関係代名詞よ！」
ベジータ「ぐっ！だが、どういう意味なんだ！単語の意味はわかってもこれでは意味がわからんぞ！」
ブルマ「まずtake offはここでは『始まった』と訳すべきね。あとwhileはここでは『しながら』と訳すといいわよ！」
ベジータ「つまり『野郎共が興味を持ちやがった音楽プレーヤーの開発が始まりやがった』という文と『外で音楽を聞きやがりながら歩けるようになりやがる開発』を一文にしてやがるんだな？」
ブルマ「なんだか不自然な言葉遣いがあるけどそういうことよ！」
ベジータ「フンッ！まったくめんどくせえ野郎だぜ！！だが、分離させていけばこのベジータ様の敵ではないな！！」
ベジータ「チッ！細かいルールがあってめんどくさいぞ！！どこのくそったれがこんな文法を考えやがったんだ！！」
ブルマ「さ、次はいよいよリスニングね！リスニングは苦手な人がとっても多い科目なの」
ベジータ「フンッ！リスニングってただ聞くだけだろ？何が難しいんだ？」
ブルマ「あら？大した自信ね。でも、あんたが自信ある時っていつもすぐ『もうおしまいだあああああ！！』ってなるのよね」
ベジータ「黙れえ！！！さっさと始めろ！！」
ブルマ「じゃ、ひとまず練習問題をやってみるわよ」
練習問題を流す。
ベジータ「だ、だめだあああ！もうおしまいだあああああ！！」
ベジータ「コツ、だと！？」
ブルマ「そうよ！！頻出表現を覚えることがコツよ！」
ベジータ「頻出表現だと？頻出問題とは違うのか？」
ブルマ「リスニングには頻繁に出てくる表現があって、それを理解するのよ。例えばi want to go.のwant toよ」
ベジータ「want to？したいって意味だろ？」
ブルマ「そう、かなり簡単な部類に入る英語よ。でも、実際にi want to go.が問題ででた時には『アィワンゴゥ』ぐらいにしか聞こえないのよ！」
ベジータ「なんだと！？トゥーはどうして！？なぜ言わんのだ！？」
ブルマ「よく使われる表現は音が結び付いて発声者も無意識のうちにほとんど発音しないことが多いのよ！」
ベジータ「くそったれめ！きちんと発音せずにどうやって聞けって言うんだ！！」
ベジータ「なんだと！？」
ブルマ「例えば朝起きたら『おはよう』って言うでしょ？」
ベジータ「俺はそんな軟弱なことはしないぞ！！」
ブルマ「実際には『お は よ う』とは発音してなくて『お は よ ぉ』といった感じになるわけよ。英語でこれと同じことが起こってtoなんかはほとんど発音されなくなるの」
ベジータ「くそったれめ！横着しやがって！だったらどうやって聞き取ればいいんだ！？」
ブルマ「慣れよ」
ベジータ「な、慣れ、だと！？」
ブルマ「だいたい２、３人からのi want to go.を聞けば実際に音声としてどんな感じになってるかわかるようになるわ」
ベジータ「くそったれめ！手間かけさせやがってえ！！」
ブルマ「リスニングにも慣れて発音されない部分があっても理解できるようになったわね」
ベジータ「ああ、なんとかな。こういう表現はそこまで多くないのが救いだったぜ！」
ブルマ「あとは最後の仕上げよ」
ベジータ「最後の仕上げだと？」
ブルマ「ＴＯＥＩＣは試験時間が２時間もあるのよ」
ベジータ「フンッ！危険物や消防設備士も似たようなものだったろ！」
ブルマ「ベジータ、思い出して・・・」
ベジータ「な、何をだ・・・？」
ブルマ「ＴＯＥＩＣの問題数はいくつ？」
ベジータ「２００問だ・・・２００問だと！！ば、馬鹿な！？２時間で２００問解くのか！？」
ベジータ「２時間で２００問だから、１時間で１００問、つまり、１問を４６秒で解かないといけないと言いやがるのか！？」
ブルマ「３６秒よ！！！本当に馬鹿ね！！」
ベジータ「黙れえ！！！そもそも問題数が多すぎだろうが！！」
ブルマ「厳密に言うとリスニング１００問を４５分、リーディング１００問を７５分で解くのよ」
ベジータ「１００問を７５分、ということは、つまり、１問をだな、つまり、あれだ！４８００秒÷１００で」
ブルマ「４５００秒÷１００で４５秒よ！！！ただでさえ少ない脳細胞を計算に割かないの！！」
ベジータ「馬鹿にしやがって！！４８秒も４５秒も大して変わらんだろうが！！」
ベジータ「くそったれぇ！そんなことしてなんの得があるといいやがるんだ！！」
ブルマ「しかも、その前にリスニング１００問を解いて休憩なしよ。そのままリーディング１００問に入るのよ」
ベジータ「フンッ！要するに集中力を保つのが難しいと言いたいのか！！」
ブルマ「そういうことよ！ＴＯＥＩＣはマーク式のテストだからマークするのに５秒かかるとして１問４０秒よ！！」
ベジータ「ふざけやがってえ！！正々堂々と短期決戦にしやがれ！！」
ブルマ「ＴＯＥＩＣの英語は決して難しくないわ。ただ、この緊張状態の中で２時間も試験が続くことにより集中力が切れてサービス問題でさえ落としてしまうのがザラなのよ！」
ベジータ「俺もカカロットも集中力を維持する術には長けている！！スーパーサイヤ人のまま寝れるぐらいだ！！そこら辺は大丈夫だ！！」
ブルマ「それなら安心だわ！！」
ブルマ（安心、なのかしら・・・？）
ベジータ「２時間だと！？」
ブルマ「そうよ。毎日やらないと本番で頭が痛くなってきちゃうわよ」
ベジータ「このベジータ様をなめるな！頭痛になどなるかぁ！！」
そして、試験当日。
ブルマ「行ってらっしゃい、ベジータ、頑張ってね」
ベジータ「フンッ！行ってくるぞ」
ブルマ「ベジータ、最後のアドバイスよ」
ベジータ「ん？」
ブルマ「リーディングは時間との勝負よ。時間が足りなさそうな時はわからなくてもだいたいの文章の意味だけ読み取って答えをマークするといいわ」
悟空「オッス、ベジータ」
ベジータ「フンッ！貴様か」
悟空「いやぁー、めぇったなー、オラ、リスニングまったくできねぇぞー」
ベジータ「そうか、貴様、リスニングの教材が手に入らないんじゃないのか？」
悟空「そうなんだよー、悟飯がやってくれんだけど、やっぱネエチブとは違うだろうしよー」
ベジータ「ネエチブ？nativeのことか？」
悟空「そうだ、ネエチブだ」
ベジータ「俺に話しかけるな！！リスニングの点が下がる！！」
ベジータ（まずはリスニングからか・・・）
ベジータ（くそったれめ！directionの英語すら難しいぞ！！）
＊direction･･･リスニングテスト開始前に英語でどんなテストかの説明があります。
ベジータ（とにかく１つでも多くの単語を聞き取るんだ！！）
・・・
ベジータ（くっ！part3にきて、疲労が・・・とにかく今は英語を聞きたくない！！）
ベジータ（英語をやめろおおお！！！）
ベジータ（ハッ！）
悟空「・・・」
ベジータ（カカロットの野郎・・・集中していやがる！！負けてられるかあ！！！）
ベジータ（リーディングは時間との戦いだ！まずはgrammar（文法）！読まなくても答えが出せるから息抜きになるぞ！）
・・・
ベジータ（くそったれめ！あっという間にgrammarが終わってしまった・・・）
ベジータ（頭がグラグラする・・・あ、甘いものが食べたい・・・）
ベジータ（まだ、こんなに、たくさんの、問題、が・・・）
ブルマ「リーディングは時間との勝負よ。時間が足りなさそうな時はわからなくてもだいたいの文章の意味だけ読み取って答えをマークするといいわ」
ベジータ（！！）
ベジータ（そうだ！俺は何をやっていやがるんだ！問題文全てを読む必要はない！答えに関係するところだけを読んでいけばいいんだ！）
ベジータ（先に何が聞かれているのかを読んで、本文から答えを探してやる！！）
試験官「それではペンを置いて下さい」
悟空「いやー、ＴＯＥＩＣは時間がたんねぇなぁー」
ベジータ「フンッ！あれしきで時間が足りないだと？貴様、読解力も下級のようだな！」
悟空「じゃあ、おめー、最後までいけたのかよ？」
ベジータ「ああ、さすがに駆け足だったがな」
悟空「ひゃー！すげえなぁー！もうオラ、ＴＯＥＩＣはこりごりだぞぉ！」
・・・
ブルマ「ＴＯＥＩＣの結果が届いたわよ」
ベジータ「フンッ！よこせぇ！！」
ブルマ「どうだった？」
ベジータ「６５０だ」
ブルマ「やるじゃない！６５０なら初めてならいい方よ！」
ベジータ「そんなことよりカカロットの点数を聞きやがれえ！！」
ブルマ「わかったわ！じゃあね、孫君」
ベジータ「カカロットの野郎はいくらだったんだ？」
ブルマ「６４０よ」
ベジータ「フ、ハハハ、ハーッハッハッハッハ！！やったぞ！カカロットに勝ったんだ！！」
ブルマ「ベジータ、そうはならないのよ・・・」
ベジータ「な、なんだと！？どういうことだ！？」
ブルマ「ベジータ、あんたはリスニング３００、リーディング３５０、合計で６５０よ。孫君はリスニング３２０、リーディングも３２０で合計６４０なの」
ベジータ「俺の勝ちじゃないのか！？」
ブルマ「合計では勝っていてのあんたはリスニングで孫君に負けているのよ！」
ブルマ「そうね、総合力ではあんたの勝ちよ。でも、あんたそれで孫君に勝って満足なの？」
ベジータ「な、なんだと・・・」
ブルマ「部分的には負けている、それでいいの？」
ベジータ「くそったれめええ！！俺はそんな勝利は望んでないぞ！！」
ブルマ「そうよ！それでこそベジータよ！！」
ベジータ「次は！次こそは必ずカカロットを全ての面で叩き潰す！！」
ブルマ「頑張って！ベジータ！ＴＯＥＩＣはまだまだあと３００点以上あるんだから！」
ベジータ（それにしてもブルマのアドバイス・・・あのアドバイスがなければリーディングでもカカロットに負けていたかもしれん・・・）
ベジータ「お、おい、その、貴様のおかげで、い、いい点がとれた、ように思うぞ！」
ブルマ「まぁ！明日は槍が降るんじゃないかしら！！」
ベジータ「黙れえ！！！」
ひゃあー、ＴＯＥＩＣは手強かったぞぉ！オラも頑張ったけど、ベジータの奴さすがだなぁー！
そんなオラ達に新たにすげえ資格が現れたんだ！でも、オラ、もうしばらくは勉強は嫌だぞぉ！えっ？勉強じゃねーんか？だったら、オラ、すっげーワクワクすっぞお！
次回、ドラゴンボールＱ
ベジータ「普通自動２輪免許だと！？」
ぜってぇ見てくれよな！！
fin
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コメント一覧 (22)
-
- 2018年02月28日 00:12
- こいついつも資格勉強してるな
-
- 2018年02月28日 00:21
- 人生って才能がなければ負け確定だよね
だから面倒な事からは目をそらして適当に流した方が、世の中生きていくの楽でしょ
……こんな田舎町にトばされてさ、やってらんないよ
こんな人生、無い方が良いかもね……
ラクに生きようよ、楽しく生きようよ、辛いのは止めようよ………
-
- 2018年02月28日 00:26
- ※2
バカなこと言ってねぇで働け！
-
- 2018年02月28日 00:33
- 漢検の人がこの人じゃないのを今知った
-
- 2018年02月28日 00:39
- 地球どころか宇宙で言語が統一されてる世界なのに英語があるのか…ｗ
-
- 2018年02月28日 01:08
- このスレホントすこ
-
- 2018年02月28日 01:12
- 悟空はネエチブで英語を聞いたり読んだりはできるけど喋るのは無理だとわかった。
-
- 2018年02月28日 01:41
- ネエチブほんとすこ
-
- 2018年02月28日 07:04
- ちょっと勉強しただけのベジータと同じスコアでなんか悔しい
-
- 2018年02月28日 08:48
- 必死こいて勉強してベジータと同じスコアなのはちょっとショックだわ
-
- 2018年02月28日 09:14
- TOEICって知らない？
英語ですけど？
俺は最高で942点を取りましたけど？
よくわからないなら口挟むなよ恥かくだけだぞ
-
- 2018年02月28日 11:21
- ※11
TOEICは5点刻みだボケ
-
- 2018年02月28日 12:01
-
このシリーズ好き
次作待ってるよ
-
- 2018年02月28日 13:25
- ちょうどTOEICの勉強始めようと思ってたから参考になったし面白かったゾ
-
- 2018年02月28日 16:12
- TOEFLと間違えたんだよ
-
- 2018年02月28日 18:30
- 悟空とベジータは最終的に不動産、ゼネコンあたりの業界に就活でもする気なんだろうか
-
- 2018年02月28日 20:08
- ナッパフォローしてて草。なんで爆発させたんですかね…？
-
- 2018年03月01日 01:50
- 最近はこれトーエイックって読むんか
おじさん世代はトーイックって読んでたが
-
- 2018年03月01日 02:09
- 次回予告がCVアイデンティティで脳内再生された
-
- 2018年03月01日 11:23
- なんだよ、トーエイックって…(呆れ)
トーイック、だろ
公式にもそう書いてあるし
-
- 2018年03月02日 10:47
- 俺より点数高いじゃねぇk！
さすがZ戦士、やればできる子
-
- 2018年03月04日 09:53
- ネエチブだからトーエイックになるんだろ
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