ガヴリール「サターニャからチョコもらった」
- 2018年02月15日 06:10
- SS、ガヴリールドロップアウト
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ガヴリール(ガヴリールです)
ガヴリール(実はいま、大変な事が起こっています)
ガヴリール(悪魔に押し倒されました)
サターニャ「はぁーー……はぁーー……」
ガヴリール「ちょおおおおおお!? なんだよこの状況!! やめっ、サターニャ目ぇやばっ!! 何してんだお前!?」
サターニャ「がゔりーるー♪ がゔりーるー♪」スリスリ
サターニャ「すきすきぃー」ぎゅううう
ガヴリール「お前なんか変なものでも食ったの!?」
ガヴリール「なにそれ」
サターニャ「媚薬入りチョコレート」
サターニャ「ふふふ、この『サキュバス・ポーション』を入れたチョコをガヴリールが食べれば、まずは第1関門突破ね」
サターニャ「私のいう事を聞くようになった後は、さらにあれやこれや…………」
サターニャ「んっふっふっふ、んなーっはっはっは!楽しみで仕方ないわ! 早くガヴリールに食べさせてやりましょう!」
サターニャ「……ん、そう言えばこのチョコ美味しいのかしら? 一応ヴィネットに教えてもらいながら作ったけど」
サターニャ「美味しくなかったらガヴリール食べてくれないわよね。味見味見っと」パク
サターニャ「なによぅ! この天才サタニキア様が考えた作戦は完璧なんだから!」
サターニャ「んふふふふ、でもなんかどうでも良くなっちゃった。ガヴリールすきすきー」スリスリ
ガヴリール「やめろ、こら!」
サターニャ「いつもは素直になれないけど今日は言える気がするわ!」
サターニャ「愛してる。結婚しましょうガヴリール」
ガヴリール「は!?」
サターニャ「子供は何人ほしい? 私、頑張るから!」
ガヴリール「どっちが産むの!?」
サターニャ「ふー……ふー……ねえガヴリール、めちゃくちゃにしてもいい?」
ガヴリール「め、めちゃくちゃ!? ダメに決まってるだろ!! おいこら離せ! くっ、この……こいつちから強ええ!!」
サターニャ「あんたを見てるとなんかどんどんムラムラしてきちゃって」
ガヴリール「ムラムラ!?」
サターニャ「そろそろ我慢できそうにない」
ガヴリール「我慢して!!」
ガヴリール「なにっ、何すんの!? 具体的に何すんの!? 怖いんだけど!!」
サターニャ「ガヴリールの怯えた顔、可愛い」ナデ
ガヴリール「ひっ……」
サターニャ「ほっぺもすべすべ」プニプニ
サターニャ「首すじもきれい……」サワサワ
サターニャ「ここから血を吸ったらどんなに美味しいのかしら」ペロ
ガヴリール「あ、あぁぁ……」
サターニャ「心臓も、すっごくドキドキしてるし」
サターニャ「震えた唇もとっても柔らかそう」ムニ
ガヴリール(父さん、母さん、先立つ不孝をお許しください)
サターニャ「決めた。口づけからが良いわね」
ガヴリール(私、もうだめだわ)
サターニャ「んっふっふ……さあ、大人しく悪魔の贄となりなさい……」クイ
ドゴッ!!
サターニャ「ふぐぉぁっ!!?」
ガヴリール「よっしゃ、なんとか脱出できた……!」
サターニャ「う、うぐぐ……ガヴリール、よくもぉ」
ポロ
ガヴリール「ん、サターニャからなんか落ちたぞ」
サターニャ「あれ、私なにしてたんだっけ……」
ガヴリール「なんだこれ、チョコレート?」
サターニャ「って、あーー!! なんであんた私のチョコを持ってんのよ!?」
サターニャ「ぐ……いやっ、ぜんっぜんそんな事ないわよ」
サターニャ「いたって普通のチョコなんだから。さあ食べなさいガヴリール!」
ガヴリール「誰が食うか」
サターニャ「それは、あんたを素直に言うこと聞くようにさせて、もう一つのチョコを……」
サターニャ「…………あれ、あれっ、あれ?」
サターニャ「ない、ないない! 私のチョコレート!」
ガヴリール「ん? これじゃないの?」
サターニャ「そっちじゃなくて!」
ガヴリール「……ん」
ガヴリール「もしかして、これか?」ヒョイ
サターニャ「そ、それそれ!」
サターニャ「………………」
サターニャ「ガヴリール、いい? 大人しく返しなさい。 絶対に開けちゃだめよ」
ガヴリール「え?」
サターニャ「い、いいからさっさと返しなさいってば!」
ガヴリール「なんで焦ってんだお前……この箱やけに綺麗にラッピングされてるな」
『ガヴリールへ』
ガヴリール「私宛じゃん」パカッ
『すき』
ガヴリール「…………」
サターニャ「…………あ、あぁぁ」カァァ
ガヴリール「サターニャ、これ誰宛て?」
サターニャ「あんたよ!!!!」
ガヴリール「……今どきハート形のチョコは無くない?」
サターニャ「うるさいわね、もう……!」カァァァ
ガヴリール「なに床に突っ伏して唸ってんだよ」
ガヴリール「というか、どういう事なのこれ」
サターニャ「……私が、普通にチョコレートを渡しても、あんた絶対に食べてくれないでしょ……」
サターニャ「だからまず媚薬入りの方を食べさせて、言うこと聞かせてから渡そうと思ったの」
サターニャ「私の虜にしておけば、からかわれないし、恥ずかしくないから……」
ガヴリール「お前からのチョコを私が食べない時点でその作戦は破綻してるんだけど」
サターニャ「きー! むかつく!」
ガヴリール「その頑張りに免じて、このチョコ、受け取ってやるよ」
サターニャ「あ……」
ガヴリール「んむ」モグモグ
ガヴリール「ま、チョコだな」
サターニャ「むぅぅ……」
ガヴリール「美味しいよ」
サターニャ「ん……」
サターニャ「いいでしょ別にっ!」
サターニャ「それよりも、受け取ったんだから……なんか言いなさいよ……」
ガヴリール「なんか、言わないとダメなの?」
サターニャ「だめ……」ぎゅ
ガヴリール「……んぐ」
サターニャ「……言ってよ、ガヴリール」
サターニャ「え? うん」
ガヴリール「ぺろ」
サターニャ「あっ、ちょっと」
ガヴリール「なるほど。これは媚薬だな。確かに効いてくる」
サターニャ「いや、表面舐めただけでなに言って───」
ガヴリール「私も好き。サターニャ」ぎゅ
サターニャ「へぁ……っ」
サターニャ「な、な……、」
ガヴリール「勘違いすんなよ。媚薬のせい媚薬のせい」
サターニャ「そんなので納得できるかぁ!」
サターニャ「ほんっと素直じゃないんだから! 好きなら正直に好きって言いなさいよ!!」
ガヴリール「お前だって薬に頼ったくせに自分を棚に上げてそういうこと言うのかよ」
サターニャ「じゃあ私は素直に言うわよ! 好き好き好き好き!」
ガヴリール「ばっ、こらやめろ! 誰かに聞かれたら恥ずかしいだろ!」
サターニャ「あんたにバレた時点で恥ずかしさのピークは越えてんのよ!! 人間共の目なんて大悪魔様には気にならないわ!」
サターニャ「ガヴリール好きぃーーー!!!!」
ガヴリール「私が恥ずかしいからやめろっていってんだよ!!」
ガヴリール「はぁ? なに言ってんだお前。そもそも私今日バイトだし」
サターニャ「それならバイト先まで付いてってやるわよ!!」
ガヴリール「バイト終わったらどうすんだよ」
サターニャ「あんたの家に泊まる!」
ガヴリール「寝るとこないぞ」
サターニャ「一緒に寝る!」
ガヴリール「お前それじゃ……!」
サターニャ「一緒に住む!」
ガヴリール「はぁ!?」
ガヴリール「じゃあ仮に私が好きって言ったらどうなんの?」
サターニャ「一緒に住む!」
ガヴリール「さっきと変わらねえ!」
サターニャ「そうよ!あんたに選択肢なんてないんだから!好き好き好き!」ぎゅうう
ガヴリール「お前開き直ったら媚薬チョコ食った時と一緒じゃねーか!!」
サターニャ「ほんとっ?」
ガヴリール「うむ。人間達の習わしにならって……」
ガヴリール「一ヶ月後な」
サターニャ「そんなに待てるかぁ!!」
完
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コメント一覧 (15)
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- 2018年02月15日 06:17
- いっぱいちゅきぃ
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- 2018年02月15日 06:18
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神はここに居た。
最高ですありがとう
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- 2018年02月15日 06:40
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イイネ
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- 2018年02月15日 07:39
- かわいい
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- 2018年02月15日 07:47
- あ…あ^〜
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- 2018年02月15日 13:58
- 善きかな
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- 2018年02月15日 14:32
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甘い
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- 2018年02月15日 14:52
- 素晴らしい
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- 2018年02月15日 15:02
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ガヴサタなんだよなあ
ガヴサタ流行れ
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- 2018年02月15日 16:34
- がゔさた好き…
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- 2018年02月16日 05:18
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やっぱガヴサタはガヴのツンが最高に輝くなぁ
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- 2018年02月16日 05:51
- ぁぁぁぁぁぁぁ…(尊さで浄化)
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- 2018年02月16日 15:28
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すごい(小並感)
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- 2018年03月13日 00:13
- ガヴ「どっちが産むの!?」
↑ 最高にかわいい
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- 2018年03月15日 13:33
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そんな…先輩…私のとっておきのチョコは…要らなくなったのですか…?(涙目)
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