【艦これ】提督「執務室が静かすぎる」【安価】
提督「執務室が、静かすぎる」
提督「今まで艦娘達とはビジネスライクな関係でやってきて、それで問題が無いと思っていたが……」
提督「先日、他の鎮守府を視察した際に聞いた話では、提督と艦娘はもっと親密な関係なのが普通なのだとか」
提督「中には恋仲、夫婦になっている提督もいるとの事だ」
提督「ここも、そうしていった方がいいのだろう……」
提督「いくら何でも秘書艦すらいないというのは問題だ」
提督「とはいえ、今までそういった触れ合いをしてこなかった私だ……」
提督「……一人ずつ、少しずつ、コミュニケーションを取って行こう」
提督「……まずは、↓2と↓4をしてコミュニケーションを取ろう」
提督「……コミュニケーションか? これは」
廊下
初霜(今日は待機命令ですから、装備の整備をして過ごしましょう!)
提督「初霜、ここにいたか」
初霜「提督! お疲れ様です!」
提督「お疲れ、初霜。ところで……」
初霜「はい!」
提督「初霜は可愛いな」
初霜「はい! はいっ!?」
提督「その背筋を正して少し強張った敬礼姿がもう可愛いぞ」
初霜「えっ、えっ……? 提督、どうしたんですか?」
提督「日々、どんな事にも真面目に取り組む姿も可愛い。くせっけな長い髪も可愛い」
初霜「えーっと……。酔っている、とかですか……?」
提督「いいや。私は酒に強くないので進んでは飲まん。いやもう初霜は存在が可愛いな」
初霜「えっと……あの……! あぅ……//」
提督「初霜可愛い! 可愛いぞ!」
初霜「~~~~~//」
執務室
提督「走って逃げられてしまった」
提督「まあ、コミュニケーションの基本は会話だ」
提督「そして、初霜と会話は成立していた。これでいいはずだ」
提督「さて、次は↓2と↓4をしよう」
提督「陸上型の深海棲艦という未知の敵を倒したのだ。褒賞があるべきだな」
提督「早速皐月を呼ぼう」
十数分後
皐月「何? どうしたの司令官。僕に何か用?」
提督「うむ。皐月、先日の陸上型深海棲艦との戦闘、見事だった」
提督「突然の、しかも未知なる敵との戦闘を、見事に撃破という形で終わらせた。その褒美として、これを渡そう」
皐月「んっ、何これ? 軍刀?」
提督「ああ。私がかつて使っていた軍刀だ。使い古しで悪いが……」
皐月「ううん! 凄いかっこいい! ありがとう司令官!」
提督「ああ……。あまり振り回すなよ?」
皐月「はーい! 早速みんなに自慢してくるよ!」
提督「……本当に分かってるのか?」
皐月「大丈夫だって! そんなに心配して、可愛いね! 司令官!」
提督「……元が儀礼用の物とはいえ、刃物だからな。気を付けるように」
皐月「もう、分かったって! じゃあ、ありがとう司令官!」
提督「行ったか……。喜んでもらえたようで何よりだ」
提督「そうだ。普通、こういうのだよな……。さっきの初霜のはちょっと違った気が……」
提督「いや、自分を信じるんだ。↓1に↓2をするか」
やられてる側の認識によってはセクハラとみなされない場合もある・・・のか?
提督「……コミュニケーション、か?」
数十分後
野分「司令、演習の報告書をお持ちしました」
提督「ああ。お疲れ」
提督(まあボディタッチも立派なコミュニケーションに当たるだろう)
提督「ほう。MVPは野分か。流石だな」
野分「いえ……。私なんてまだまだです」
提督「いやいや。野分はよくやってくれているよ。そうだ。マッサージをしてやろう」
野分「そんな、司令にそのような事……」
提督「気にすることはない。ほら、ここに座るんだ:
野分「はあ……」
提督「ふむ……。さすがに肩は凝ってないようだな」
野分「ですから大丈夫ですと……」
提督「だが、腕の辺りはどうだ?」
野分「えっ、司令、ちょっと、ひゃん!?」
野分「……司令?」
提督(二の腕を揉んだのだが、やり過ぎたか……?)
野分は怒った? それとも照れ隠し? ↓2
提督「えっ。ああ、そうか? では、二の腕から手のひらまでゆっくり……」
野分「んっ……! んんっ! 気持ちいいですぅ……」
提督「足のマッサージもしよう」
野分「はぁい……」
提督(うーむ……。ただのマッサージなんだが……)
野分「んっ、ふぅ……! あっ、ん……!」
提督(エ口イ)
野分「しれぃ……こし、もっとぉ……」
提督(エ口イ)
三十分後
提督「結局全身マッサージしてしまった」
提督「で、当の野分は……」
野分「zzzzz……」
提督「よほど気持ち良かったのか寝てしまった。私にはマッサージの才能があるのかもしれん。覚えておこう」
提督「しかし、あれだけ身体を触らせてくれるという事は、野分の私への好感度は案外高いのかもしれないな」
提督「さて……。野分はいるが、次は↓1と↓2をしてみるか」
提督「共同作業は人と人を打ち解けさせるのに良いと聞いた事がある」
提督「倉庫の掃除をしよう」
倉庫
しおい「提督、突然掃除しようなんてどうしたの?」
提督「しおいと何か共同で作業をしようと考えた時、そういえばここの掃除を疎かにしていた事を思い出してな」
しおい「えっ……? それってどういう……」
提督「なら、いっそしおいと掃除でもするかと思ったんだが、嫌だったか?」
しおい「いえ! 全然全然! さっ、頑張って掃除しましょう!」
提督「そうだな。この魚雷は……。魚雷? 何故こんな所に魚雷が……」
しおい「あっ、提督、艤装の整理は私に任せてくださいね!」
掃除中、何かハプニングはあった? 恙無く進行した? ↓2
提督「ああ、それは……」
しおい「むー……。何か可愛い女の子の絵が……」
しおい「…………」
しおい「…………!?」
しおい「えっ、何これは……」
提督「なかなかユニークだろう? 私も北斗の拳は世代だからな。思わず買ってしまった」
しおい「へー……」
しおい「……ぷっ!」
提督「良ければ持って行っていいぞ。もう読まんからな」
しおい「いいんですか!? それじゃあ、貰っちゃいまーす!」
提督「だが、読むのは掃除を終わらせてからだぞ?」
しおい「はーい! じゃあ、ぱぱっと終わらせちゃいましょう!」
執務室
提督「掃除は問題なく終わって良かった」
提督「しかし……。そうか……。あんなところに置いてたか……」
提督「……まあ、処分は後日で良いだろう」
野分「zzzzzz……」
提督「さて、次は↓1と↓2をするとしようか」
提督「時季は過ぎたが、当日出来なかったからちょうどいいだろう」
廊下
木曾「それで、こんなに大量の豆を持ってきたのか」
提督「ああ。どうだ木曾。私と豆まき……。してくれるか?」
木曾「いいぜ! 俺とお前の仲じゃないか!」
提督「それでは始めるか。鬼はー外ー!」
木曾「福はー内ー!」
提督「鬼はー外ー!!」
木曾「福はー内ー!!」
木曾「なかなか楽しいな! 鬼はー外ー!!!」
提督「そうだな! 福はー内ー!!!」
何事も無く豆まきは終了した? ↓2
木曾「なかなか良い肩をしているな! 福はぁぁぁぁ内ぃぃいいいいいい!!」
提督「木曾も流石だな! 鬼はぁぁぁあああ……!!」
木曾「鬼はぁぁぁあああああ……!!」
大井「提督、木曾? こんな所で何を……」
提曾「外ぉぉぉぉおおおおおおおおお!!!」
大井「へっ?」
私はその光景を、生涯忘れることはないだろう。
私と木曾の放った全力の豆が、散弾銃のように大井に当たり、大井は後方に飛んだ。
この時私の胸中にあったのは、大井の安否だった。
いくらただの豆と言えど、全力で投擲されれば怪我の一つは免れない。そう思ったのだ。
だが、私は艦娘という存在をまだ理解しきれていなかった。
豆に当たり後方に飛んだ大井は、空中で体勢を戻して着地し、その勢いを足で殺し。
大井「……提督、木曾? 少しお話があるんですが?」
提曾「…………(ガタガタガタガタガタ)」
背に鬼神を背負った笑顔で、私達の胸倉を掴み上げて来たのだ。
提督「殺されるかと思った」
提督「艦娘が本気を出すと、骨の一本や二本、容易く折られるという事が分かった」
提督「明石と夕張がいなければ、今こうしてここに居られなかっただろう」
提督「ちなみに木曾は入渠中だ。まさか大破までさせられるとは……」
提督「大井の評価は下がっただろうが……。続けるとしよう」
提督「次は↓1と↓2をするとしよう」
提督「やはり、物を投げるとかそういうのはダメだ。怪我人が出る。主に私が怪我をする」
提督「平和的なもので行こう」
鎮守府内 庭
羽黒「司令官さん、お誘いいただきありがとうございます……。ですが、どうして急にお誘いを……? 嫌な訳じゃないですが! 急だったので……」
提督「ああ、思えば羽黒とは、着任時に少し話したくらいであまり話したことが無かったのを思い出してな」
提督「少し、話をしてみようかと思ったのだ」
羽黒「そう、ですね……。お話した事、無かったですね……」
提督「ああ、そうだな……」
羽黒「…………」
提督「…………」
提黒(話が続かない……)
何か話の話題を提供してあげてください。↓2
羽黒「はい。何でしょうか?」
提督「私は、他の艦娘達からどう思われているのだろうか」
羽黒「どう、とは……?」
提督「正直な話、私は艦娘達とそれほど交流をしてこなかった」
羽黒「…………」
提督「だからという訳ではないが……。皆からの私への評価がどうなっているのか気になっているのだ」
羽黒「それは……。↓2」
提督「……本当か?」
羽黒「はい。もっと司令官さんとお話したりしてみたいと思っていますけど、駆逐艦の子達なんかは委縮しちゃっているみたいで……」
提督「そうか……。もう少し、雰囲気を軟化させた方がいいのだろうか」
羽黒「はい。ですけど、ふふっ!」
提督「んっ?」
羽黒「今の司令官さんなら、きっとみんな話しかけてくれると思いますよ?」
提督「そうか?」
羽黒「はい! みんなに歩み寄ろうとする今の司令官さんは、とってもお話しやすいです」
提督「そうか……。ありがとう羽黒。散歩に誘ったというのに、悩み相談のようになってしまって」
羽黒「いえ、私で良ければ、またいつでもご相談してください!」
提督「ふふっ……。本当に、ありがとう。羽黒」
提督「そうか……。皆、私の事を嫌っている訳ではないのだな。それが知れただけでも大きな収穫だ」
提督「ならば、もっと色んな艦娘達とコミュニケーションを取るとしよう」
提督「早速↓1と↓2をしよう」
提督「……これは、コミュニケーションの範疇なのだろうか」
食堂
赤城「モグモグ」
提督「赤城、やはりここに居たか」
赤城「ムグッ! 提督、やはりとはどういう事ですか!」
提督「いや、他意は特には……」
赤城「まったく……。ところで、提督は何故ここに?」
提督「私も飯を食べに来たのだ。ほら、日替わり定食」
赤城「ああ。まあ、食堂に来たのですからそうですよね」
赤城「……美味しそうですね」
提督「一口食べてみるか?」
赤城「いいんですか? では、ひとくt……」
提督「ほら、あーん」
赤城「……ふぇ?」
提督「どうした? 食べないのか?」
赤城へのあーんは無事終了した? ↓2
加賀「あーん」
赤城「あー……?」
提督「かっ、加賀?」
加賀「ゴクンッ。大変美味な煮物でした」
赤城「かっ、かかかか加賀さん!? 何をして……!」
加賀「提督も赤城さんもいらないようでしたので、頂きました」
赤城「↓2」
加賀「ここは譲れません」
提督「待てお前達! こんな所で艤装を展開させるな! ちょっと待っ……!」
赤城「第一次攻撃隊、発艦してください!」
加賀「鎧袖一触よ。心配いらないわ」
提督「心配だらけだ……! お前達ー!」
執務室
提督「……さて、お前達。何故正座させられているか分かるな?」
赤賀「はい……」
提督「お前達の艦載機によって、食堂が半分吹っ飛んだのだ。分かっているな?」
赤城「申し訳ありません……」
加賀「すみません……」
提督「処罰を与えるのは当然として、加賀。何故赤城に渡そうとした煮物を盗った? 赤城も、何故周りが見えなくなるほど怒った。いつも冷静な二人らしくもない」
加賀「……↓2」
赤城「↓4」
赤城「あーんして欲しかったからです! それなのに加賀さんが!」
提督「まっ、待て赤城! 詰め寄るな! それと加賀、今何と言った!?」
赤城「やっと提督と親密になるチャンスだったのに……!」
加賀「抜け駆けはさせませんよ。赤城さん(ボソッ」
提督「わっ、分かった赤城! あーんはまた今度してやるから!」
赤城「本当ですか!?」
加賀「(ガタッ!」
赤城「では、今度良いレストランを見つけたので、一緒に行きましょう!」
提督「わっ、分かった。今度行こう。だから、少し距離を取ろう。なっ?」
赤城「やった! 楽しみにしてますね!」
加賀「……ズルイです」
提督「へっ?」
加賀「私達は叱責されていたはずなのに、赤城さんばかりご褒美をもらうのはズルイです」
提督「ご褒美……? むっ、そんな、ものか?」
加賀「はい。私にもご褒美をください(ズイッ」
提督「わっ、分かった。では加賀。何か望みの物はあるか? 私の叶えられる範囲で叶えよう」
加賀「では、↓2を」
赤城「えっ」
提督「指輪、か?」
加賀「はい。安物でも何でも構いません。提督が自身の手で選んだ指輪を頂きたいです」
提督「分かった……。では、少し待ってもらえるか? 今度買って来よう」
加賀「分かりました。流石に気分が高揚します」
赤城「ちょっ、ちょっと加賀さん!」
赤城「さっき抜け駆けがどうとか自分で言ってたじゃないですか……!(小声」
加賀「デートの約束を取り付けた赤城さんに言われたくはありません(小声」
赤城「ぐっ……! ともかく、プロポーズは、分かってますね……!(小声」
加賀「そちらこそ、分かってますね(小声」
提督「二人共、どうした?」
赤城「いえ何でも」
加賀「ありません」
提督「そっ、そうか……。二人共、今日はもう下がって良いぞ。処罰は追って知らせる」
赤賀「あっ(処罰の事忘れてた……)」
提督「という訳で、二人は帰った」
提督「今度、赤城と食事して加賀の指輪を買って来なくてはな……」
提督「もしかして、こんな事しなくても私は皆から好かれているのかもしれないな……」
提督「まあ、それを確かめるためにも、引き続きやっていくか」
提督「↓1と↓2をしよう」
提督「元陸軍のあきつ丸なら、我々の思い付かない作戦を思い付くかもしれないし」
提督「そういう名目で会話も出来る。一石二鳥だな」
提督「早速あきつ丸を呼ぼう」
数分後
あきつ丸「失礼するであります!」
提督「来てくれたか。あきつ丸」
あきつ丸「ハッ! 次回作戦の立案とお聞きしましたが!」
提督「まあ、そう硬くなるな。委縮しては良い意見も出ないだろう」
あきつ丸「はあ……。では、失礼するであります」
提督「それで、次回の作戦なんだが、この海域に出撃しようと思っていてな……(バサッ」
あきつ丸「ふむ……。少し海図を失礼するであります」
作戦立案は問題なく進行した? ↓2
提督「なるほど……。確かにこれなら……」
提督「よし! では次の作戦はこれで行こう!」
後日
提督「……まさかあの作戦がここまで成功するとは」
あきつ丸「立案した自分もビックリであります」
提督「こちらの被害無しで海域にいた艦隊を全て壊滅させられるとは……。提督業をやっていて初めてかもしれん。あきつ丸。ありがとう」
あきつ丸「いえ、提督殿の指揮があってこそであります」
提督「いいや。あきつ丸の作戦が無ければ指揮の執り用も無かったさ。何か褒美を取らせたいのだが、希望はあるか?」
あきつ丸「……では、せっかくなので。↓2を」
提督「んっ?」
あきつ丸「接吻を」
提督「クッソ聞き間違えじゃなかったか」
提督「いいのかあきつ丸。接吻だぞ? そんな気軽にしていい物ではないぞ? 意味わかって言ってるのか?」
あきつ丸「勿論であります。さあ、お願いするであります」
提督(あきつ丸が目を閉じた……。いっ、いや、していいのか本当に!)
提督(私はそこまで気にするタイプでもないが、キスというのは女性にとって大切ものだろう!?)
提督(そうだ、ここは……!)
あきつ丸「……あっ、ここでおでことか頬とか、ヘタレた真似したら一生軽蔑するであります」
提督(読まれてる! くぅぅ! どうする!?)
提督(あきつ丸からの好意は嬉しいが、赤城や、もしかしたら加賀からの好意を知っていながらするのは……!)
提督(ここは……!)
提督はどうすればいいのか! ↓2
あきつ丸「……んっ!」
提督「……ふぅ。これで、いいか?」
あきつ丸「ふふふっ。ありがとうございます。提督殿」
提督「あきつ丸、私は……」
あきつ丸「何も言わなくていいであります」
提督「えっ……?」
あきつ丸「今回は褒美として、自分の我が儘で接吻をしてもらいました」
提督「…………」
あきつ丸「ですが今度は、褒美でも何でもなく。提督殿に進んでしてもらいたいであります」
あきつ丸「今回のこれで、自分が提督殿に憎からず思われている事が分かったので、それで十分であります」
提督「あきつ丸……」
あきつ丸「ともかく! これで自分の気持ちは提督殿にお伝えしたであります」
あきつ丸「今度は提督殿の気持ちを聞かせて欲しい……。と、言いたいところでありますが」
あきつ丸「提督殿とは今までそれほど深く交流した事がないであります」
あきつ丸「そしてそれは他の艦娘達も一緒。そこで、提督殿にはもっとみんなとお話をして、熟考した上で、返事を聞かせてもらいたいのであります」
あきつ丸「その上で、自分を選んで貰えれば、嬉しいであります……」
あきつ丸「では、自分はこれで」
提督「…………」
提督「しかし、これはまさか……」
提督「こんな仮説が成り立つのではないだろうか」
提督「今まで誰もこの執務室に誰も寄り付かなかったのは、皆、互いが互いを牽制しあっていたからなのでは……」
提督「そして私自身が積極的に外へ出る事も無かったため、それを知らなかった……」
提督「つまり、私は一線を引いて仕事上の仲と思って付き合っていたと思っていたが」
提督「それは皆が互いにそうなるよう、牽制していたからなのでは……」
提督「……たっ、確かめねば。↓1と↓2をしよう!」
提督「皆の目がない外でなら、本音も言いやすいだろう!」
提督「そうなれば早速準備を……!」
後日
古鷹「提督っ! お出掛けのお誘い、ありがとうございます!」
提督「いや、私が古鷹と出掛けたかったから誘ったのだ。礼はいらんさ」
古鷹「それでも嬉しいんです!」
提督「そうか……。なら、誘った甲斐もあるというものだ」
古鷹「はいっ! あっ、でもどうして古鷹とお出掛けしたかったんですか?」
提督「ああ……。実はな……」
何と言って切り出しましょう。↓2
古鷹「確かにそうですね……。古鷹も提督とお話してみたかったです」
提督「それでは、歩きながら話すとするか」
古鷹「はい!」
しばらくして
古鷹「……あっ、提督。少しあそこに寄ってもいいですか?」
提督「服屋か……。私はあまり流行に詳しくなくてな。碌なアドバイスは出来ないぞ?」
古鷹「見るだけでも楽しいですよ? さっ、行きましょう!」
提督「分かった分かった。だから引っ張らないでくれ」
古鷹「わー……! 可愛い服ですねー!」
提督「そう、なのか? 私にはそう言ったセンスがなくてな……」
古鷹「はい! 可愛いです! あっ……」
古鷹「えっと、こっちの服も可愛いですね!」
提督(どうしたんだ? 古鷹。さっきの服……。ああ、なるほど。他の服と値段の桁が違うのか)
提督(…………)
数時間後
古鷹「もう日が暮れてきましたね……」
提督「そうだな……。早いものだ」
古鷹「提督、今日はありがとうございました! とても楽しかったです!」
提督「それは良かった……。古鷹」
古鷹「はい? 何でしょうか?」
提督「実は、古鷹にプレゼントがあるんだ」
古鷹「えっ、何ですか……? わあ……! この服……!」
提督「私からのプレゼントだ。きっと、古鷹に似合うと思ってな」
古鷹「とっても嬉しいです! ありがとうございます!」
提督「喜んでもらえて何よりだ。それでは、鎮守府に帰るとするか」
古鷹「……あの! 提督!」
提督「んっ?」
古鷹「↓2」
提督「…………」
古鷹「提督……?」
提督「ああ。いや、何だ……。あー……。それを知って、古鷹はどうするつもりだ?」
古鷹「それは……。↓3」
いえ、なんでもないです
提督「……古鷹?」
古鷹「いえっ、何でもないです! みんなが仲良くしているなら、私も仲良くなりたいなあって思ったんです!」
提督「そうか。そうだな、最近では初霜や皐月と話したり、野分とも仲が深まったと思う。それに赤城や加賀、あきつ丸とも仲良くなったな」
古鷹「ふぅん……。そうですか……」
古鷹「あれだけ話し合ったのにそういう事するんですか……。へえ……。そっちがそういう事するなら……」
提督「古鷹? 大丈夫か?」
古鷹「えっ、はい! 大丈夫です! すみません提督。私、ちょっと用事を思い出しちゃいました!」
提督「そっ、そうか……。悪かったな。遅くまで」
古鷹「いえいえ! では、申し訳ありませんけどこれで……」
提督「ああ。また、鎮守府でな」
古鷹「はい! また!」
提督「……行ったか」
提督「用があるのに遅くまで引き留めて、悪い事してしまったな」
提督「ああそうだ。せっかく外に来たんだし、加賀と約束した指輪を買って帰るか」
こうして夜が明けました。翌日、無事に朝を迎えられたのか? ↓1
提督「今日もいい朝だ」
提督「さて、今日はまず加賀に指輪を渡しに行くとするか」
加賀の部屋
提督「加賀、いるか?」
加賀「提督? どうかしましたか?」
提督「以前約束した指輪だ。こんなもので良かったか?」
加賀「はい……。提督が選んでくれた。それが重要なんです」
提督「そうか……。喜んでもらえて良かったよ」
加賀「提督? せっかくだから嵌めていただけますか?」
提督「分かった。では……」
加賀は無事指輪を受け取れた? ↓2
提督「古鷹!?」
加賀「指輪が!?」
空に舞った指輪の行方とは! ↓3
加賀「くっ……!」
古鷹「待って!!」
提督「まっ、お前達待て!」
ガシャーン!!
提督「二人共窓から外に!? まっ、待て!」
提督「サイゴノガラスブチヤーブレー!♪」
鎮守府 庭
加賀「指輪は私の!」
古鷹「させません! そんな事!」
提督「ぐっ……! おっ、お前達いい加減にしろ!」
突如発生した指輪争奪戦。勝者は? ↓2
加賀「そんな……!」
古鷹「ふふふ……。加賀さん、そんな抜け駆けなんて許しませんよ」
加賀「返して! それは私が提督から貰った大切な……!」
古鷹「だから、そんな事許しません。これは私が……。いたっ!?」
提督「古鷹……。いい加減にしろ」
古鷹「えっ……。今、提督、私を……」
提督「加賀、大丈夫か? ほら、指輪だ」
加賀「提督……! ありがとうございます……!」
提督「安物ですまないな……。こんな物だが……」
加賀「いえ、大切にします……! 一生、大切に……!」
提督「そこまで言ってもらえると嬉しいな。送った甲斐がある」
提督「それで、古鷹よ」
古鷹「…………」
提督「あれは私が加賀に送ったものだ。それを奪えば当然、窃盗に当たる」
提督「分かっているな」
古鷹「違う……私は……そんな……」
提督「追って沙汰は渡す。それまでは自室で待機していろ。いいな」
古鷹「……↓1」
提督「ふっ、古鷹……?」
古鷹「何で私が……こんなの違う……こんな……こんな……!」
提督「古鷹! しっかりしろ!」
古鷹「触らないで!(バシッ」
提督「っ!」
古鷹「あっ……。うっ、わああああああああああああああああああ!!(ダッ!」
提督「古鷹! 待て!」
加賀「待ってください提督!(ガシッ!」
提督「加賀! だが……」
加賀「今は、そっとしておいてあげましょう。錯乱しているようですから……」
提督「……そうか。分かった」
執務室
提督「何だか、コミュニケーションがどうとか言ってられなくなって来たな……」
提督「さて……。どうしたものか……」
提督は次にどうすればいいでしょう。↓2
提督「それよりも、予定通り艦隊運営をしなくては……。今日の予定は……」
提督「夕雲の健康診断か」
提督「……健康診断?」
工廠
提督「明石、いるか?」
明石「おっ、来ましたね提督」
提督「何か、夕雲の健康診断と聞いたのだが」
明石「はい。その通りです」
提督「そうか……。で、その夕雲は?」
夕雲「明石さん、提督、いらしたんですか?」
明石「はーい来ましたよー! 夕雲ちゃんは今、向こうで着替え中です」
提督「そうだったか」
夕雲「うふふっ! 提督、夕雲の着替え、覗きたいんですか?」
提督「……覗かんよ」
夕雲「冗談ですよっ♪ はい、終わりました」
健康診断のため着替えた夕雲。その格好は? ↓2
提督「ぶっ!(クルッ」
明石「提督、フィギュアスケートもビックリのスピードで後ろ向きましたね」
夕雲「どうしたんですか? 提督」
提督「一応訊くが、夕雲。その格好は、水着か?」
夕雲「いいえ? これは下着、ですよ……? うっふふ♪」
明石「健康診断なんだから当たり前じゃないですかー」
提督「……なら、そっちを見る訳にはいかんだろう
夕雲「もしかして提督、私の下着姿で興奮しちゃいました?」
提督「いいから早く終わらせてくれ……」
明石「はーい。じゃあ夕雲ちゃん。こちらへどうぞ」
夕雲「はーい♪」
提督(……これ、何で私がいる必要なくないか?)
夕雲の健康診断。まず最初に何をする? ↓1
夕雲「はい。よろしくお願いしますね?」
提督「…………(指で耳栓中)」
明石「あら、夕雲ちゃんちょっと胸大きくなった?」
提督(おかしくないか? そもそも何で艦娘一人だけ健康診断なんだ?)」
夕雲「そうなんですよぉ。ブラがちょっとキツくなっちゃって……」
提督(そもそもそんな予定、昨日見た時入っていたか?)
明石「本当? どれちょっと確かめて……」
提督(大体、今まで私が健康診断に立ち会ったことなんて……)
夕雲「やぁん♡ 明石さんダメですよ♪」
提督(うるさいな考えがまとまらない!)
疑惑あり気な健康診断。不審な点はある? ↓1
夕雲「…………(ガシッ!」
明石「…………?」
夕雲「?(ニコッ」
明石「いや、手を離してくれないとウェストが測れないんだけど……」
夕雲「……別に良いんじゃないですか? 測らなくても」
明石「そういう訳にはいかないの。測らせて?」
夕雲「……嫌です」
明石「ダメです」
夕雲「いやあああああああ! それならせめて提督のいないところで測って!」
明石「やっぱり太ったのね夕雲ちゃん! 貴女が提督が同席しないと健康診断しないって言ったから連れてきたんでしょ!」
提督(ああ……。なるほど。私はダシに使われた訳か)
夕雲「嫌な検査は飛ばしても構わないって言ったじゃないですか!」
明石「検査はね! 体重なんかの管理は検査以前の問題よ!」
夕雲「いやああああああ!! お腹周りだけはやめてえええええ!!」
提督(……そろそろ助けてやるか)
提督「あー……。夕雲。何だ。少し体重が気になるのか?」
夕雲「クスン……。ちょっとだけ……制服がきつくなったような気がしないでもないでも……」
明石「サイズ一つあげるくらいですね……」
夕雲「明石さん!」
提督「夕雲……。出撃、増やすか?」
夕雲「……はい」
明石「はあ……。すみません提督。こんな事に付き合わせて……」
提督「いや、気にするな。明石は夕雲の健康面を気遣ったんだろう?」
明石「はい……。急に制服のサイズを一つ上げるなんて言うから気になって……。太っただけならいいですけど、別の病気だったら問題ですから」
夕雲「明石さん……」
明石「ダイエット、頑張ってね?」
夕雲「はい……!」
提督「しかし、また何で急にそんな事になったんだ?」
夕雲「それは……。↓2
バレンタイン近いし
提督「…………」
明石「…………」
夕雲「やめて! そんな目で見ないで!」
提督「まあ、美味いからな。スイーツ」
明石「最近のスイーツは気合入ってますからねー。近々バレンタインがあるおかげで」
提督「そういえば、間宮もチョコに挑戦すると言っていたぞ」
明石「マジですか。今度食べに行かなくちゃ……」
夕雲「何で今そんな話するんですか!」
提督「ああ。すまんな……。まあ、何だ。運動していればそのうち戻るさ」
明石「無理なダイエットは絶対だめですよ? 何かあったらまず私に相談する事」
夕雲「分かりました……」
提督「では、私はこれで行く。ああそうだ明石」
明石「はい? 何ですか?」
提督「秋雲にも抜き打ち検査してやれ。今の話だと、怪しいぞ」
明石「了解しました。何か適当に理由付けて調べておきます」
提督「ではな。夕雲、調整した出撃の日程は、後ほど渡す」
夕雲「はい……。うう……。もうお嫁にいけない……」
執務室
提督「夕雲に何事も無くてよかった……」
提督「おかげで少し気分も晴れた。次は↓1と↓2をするか」
提督「夕雲は駆逐艦の中でも真面目な子だ。そんな子があの様子だと……」
提督「艦娘の健康状態が急に心配になって来た。すぐに検査しよう」
再び工廠
明石「あのー提督。何で私は再び呼ばれたんでしょう」
提督「いや、夕雲のあれを見て急にみんなが心配になってな……。是非検査してもらいたい子がいるんだ」
明石「はあ……。それって……?」
春風「失礼致します、提督」
メタボ検診の対象にされた春風。とりあえず外からの見た目は? ↓1
提督「…………」
明石「…………」
春風「あっ、あの。司令官様……? 明石さん……?(ボヨーン」
明石「いや、提督。これ調べるまでもないですよこれ。やべーですよ。健康不健康の領域超えてますよ。ハート様かなんかですか」
提督「……最後に見た時は、少しふっくらしたかなあ、程度だったんだがなあ……」
春風「…………?」
提督「あー、何だ春風。あれだ。最近、自分の事について思う事は無いか?」
春風「はあ……。↓1」
提督「あー……。なるほど。確かに最近美味しいな。なっ、明石」
明石「うぇっ!? あっ、はい! とっても美味しいですよねえ! 私もついつい食べ過ぎちゃってお腹m……!」
提督「ハッハッハッ! 明石もそうか! 私もつい食べ過ぎてしまってな!」
提督「馬鹿者! ストレートに言って傷ついたらどうする!(小声」
明石「でも、言って自覚してもらわなきゃどうにもなりませんよ!(小声」
提督「ぐっ! それはそうだが……!(小声」
突然激太りしてハート様のようになった春風。どうやって傷つけずに痩せさせる? ↓2
明石「バカ! このウルトラバカ! ていうか何ですか体脂肪座薬って! 更に太らせるつもりですか!?」
提督「もうこの大本営から送られてきた謎の薬に頼るしかないだろう!?」
明石「何を意味分からんトチ狂い方してるんですか!!」
春風「あの……。司令官様? 今凄い勢いで明石さんにボディブローされてましたが大丈夫ですか……?」
提督「ああ。大丈夫だ……。もう少し待ってくれ」
座薬に関して明石は大反対のようです。どうする? ↓1
提督「そっ、そうだな……。だが、どうやってさせる?」
明石「それに関しては手を考えてあります。だから問題ありません」
運動場
提督「ゼエ……! ぜえ……!」
春風「ハッ……! ハッ……!」
明石「はーい後五周ですよー。頑張ってー気合入れてー」
提督「クソッ……! 明石め……! 何故私まで……!」
明石「提督の運動に春風が付き合う、という形なら伝えずに運動させられるでしょう。最近提督も本当に運動不足みたいですし、その解消ですよ。お腹周り、怪しいですよー?」
提督「私はもう前線に出る事そうそう無いし(震え声」
明石「はい文句を言わなーい! 走ってー!」
提督「おのれ……!」
春風「わっ、私も運動不足だったようですね……! 身体が重いです……!」
提督「くっ! こうなったら春風! 全盛期と同じ体力を取り戻すまで、やるぞ!」
春風「はい! お付き合い致します!」
執務室
提督「ひっ、久々にこんな運動したな……」
提督「まあ、春風の健康を思えばこれくらいどうという事も……」
提督「…………」
提督「まっ、まあいい。さて次は↓2と↓4するか
廊下
提督「おーい」
鬼怒「おっ? 何だ何だ提督」
提督「行くぞ」
提督「┗(提督)┛」
鬼怒「…………」
提督「┗(提督)┛」
鬼怒「……あのさ」
提督「┗(提督)┛」
鬼怒「私、改二になってもうそのポーズしてないんだけど」
提督「」
執務室
提督「冷たい視線で見つめられた」
提督「これはコミュニケーションとは言えないな……」
提督「まあ、気を取り直して行こう。次は↓1と↓3をしよう」
提督「望遠鏡、観測……?」
執務室 夜
大凰「失礼します。提督」
提督「来てくれたか。大凰」
大凰「はい。私にどんな御用……。って、その望遠鏡を見れば分かりますね」
提督「分かってくれるか。大凰。では早速始めようか」
大凰「はい。天体観s……」
提督「望遠鏡観測を」
大凰「んっ、えっ、はい……?」
三十分後
大凰「……あの、提督」
提督「どうした大凰。望遠鏡に何か変化があったか?」
大凰「あっ、いえ、それは無いんですけど……」
提督「そうか……。私も目を離さず見ているが、今のところ変化は見られない。引き続き観測を続けるぞ」
大凰「えっ……。はい……」
提督「もし小腹が空いたらパンやインスタントの麺類。他にもスープやカレー、米もある。いつでも言ってくれ」
大凰「…………」
提督「長い夜になりそうだな……」
大凰「……ええ。まったく」
執務室 翌日
提督「大凰とシュールな一夜を過ごしてしまった」
提督「おかげであまり大凰と話も出来なかった……」
提督「だが、同じ時間を共有したという事で少しはコミュニケーションになっただろう」
提督「次は↓2と↓3をしよう」
提督「前に雪を見た時、狼狽しているようだったからな。寒い中でも乾布摩擦をすれば暖かくなって雪に対する恐怖もなくなるだろう」
提督「よし。早速実行だ」
鎮守府 庭
提督「という訳で、山風。乾布摩擦をするぞ」
山風「さっ……! さむっ……! 寒い……!」
提督「大丈夫だ。これをすれば寒さなんて吹き飛ぶぞ」
山風「本当……?」
提督「勿論だ。という訳で……(バサッ!」
山風「!?!??!?? なっ、何で上半身……裸になるの……!?」
提督「乾布摩擦は上半身裸になってやるものだからだ! さあ、山風も脱ぐんだ!」
山風「へっ、変態……! はっ……裸なんて……!」
提督「女性の場合、胸の部分はサラシを巻くんだ。さあ、後ろを向いているから服を脱いでこのサラシを巻くんだ(クルッ」
山風「…………」
寒いの嫌いな山風ちゃん。サラシを渡された彼女の行動は? ↓2
山風「海風…助けて!! 嫌……だ……!!」
提督「えっ、山風、まさか泣いて……」
半泣きで海風に助けを求める山風。そこに現れたのは? ↓1
山風「海風……来てくれt……!」
海風「呼びましたか? 山風」←パンツ一丁
山風「……ふぇ……」
海風「えっ?」
山風「うえええええん! 海風もおがじぐなっだああああああああああ!!」
海風「ええええっ!? ちょっ、ちょっと山風! 何があったんですか!?」
提督「山風! どうした! って海風何だその格好は!?」
海風「提督? いたんですか! って何で上半身裸なんですか!?」
提督「いや、私は乾布摩擦をしようと……。そういうお前はどうしたんだ!」
海風「わっ、私は↓2!」
提督「パンツ一枚でか!?」
海風「はい! 何か問題ですか!?」
提督「問題だらけだろう! 露出狂かお前は!」
海風「そっ、そういう訳では……!」
提督「では何故服を着ていない!」
海風「それは、↓3!」
提督「……完全に騙されてるぞ。ウサギに」
海風「ええっ!? そんなはずは……!」
提督「何故世の中にサウナスーツなんてものがあるのか考えてみろ。むしろ厚着して汗をかいた方が痩せられる」
海風「あっ……」
提督「それよりも、私の上着で良いから服を着ろ。その、目のやり場に困る……」
海風「えっ、あっ!//」顔真っ赤
提督「まったくあのイタズラウサギめ……。あっ。そういえば山風は?」
海風「てっ、提督に裸見られた……//」
あまりのインパクトに忘れ去られていた山風。彼女の様子は? ↓2
海風「山風なら、泣きながら鎮守府の中に入って行きましたよ」
提督「ああ……。寒くて帰ったか……」
提督「しまったな。当初の目的が達成できなかった」
海風「当初の目的?」
提督「山風と乾布摩擦をしようと思ったんだがな」
海風「あの寒がりな山風それは酷ですよ……。やめてあげてください……」
提督「むっ……。それもそうだな。嫌がる事を強要するのは良くないか」
海風「そうですよ。人には向き不向きがあるんですから」
提督「そうだな……。次に会った時、謝っておこう。では、私は戻る。海風も、風邪などひかないようにな」
海風「…………(ガシッ!」
提督「ぐえっ! なっ、何だ海風」
海風「……私の」
提督「うん?」
海風「私の裸を見ておいて、何も無しで帰るつもりですか!?」
提督「いや、どう考えても騙されたお前が……」
海風「裸を見たのは事実ですよね!?」
提督「いや、まあ……。はい……」
海風「謝罪を要求します!」
裸を見られた海風。彼女が提示した提督の謝罪方法とは? ↓2
海風「では、私のダイエットに協力してください」
提督「またか……」
海風「また?」
提督「実は、今春風のダイエットにも付き合っているんだ……。そうだ。海風もそれに参加するといい。明石の監視の下、かなりキツめのメニューをこなすぞ」
海風「うっ……。きついんですか……。ですけど、それくらいしないとダイエットになりませんよね……。分かりました」
提督「では、明日のダイエット前に呼びに行く」
海風「分かりました。お待ちしてますね」
執務室
提督「山風とコミュニケーションを取ろうとしたら海風とコミュニケーションを取っていた」
提督「まあ、いいだろう。さて、次は↓2と↓4をするか」
提督「前に秋刀魚漁に使えないかと購入したクルーザーがあったな。あれで釣りに行こう」
海上
瑞鶴「提督さーん。釣れたー?」
提督「まだ来て十分程度だろう……。そんな早くは釣れんよ」
瑞鶴「それもそっか。それにしても、提督さんから釣りの誘いなんて珍しいね」
提督「思えば、瑞鶴とゆっくり話した事が無いと思ってな。これを機会に親睦を深めようと思ったんだ」
瑞鶴「ふーん……」
提督「そうだ瑞鶴。何か悩みなんて無いか? 相談に乗るぞ?」
瑞鶴「悩みねえ……。↓2」
提督「それは何よりだ。いや、ちょっと前に人の闇を見て心配になってな」
瑞鶴「提督さんは大変そうだねー」
提督「ああ。色々と大変なんだ」
瑞鶴「ふーん……。んっ、おっ?」
提督「どうした?」
瑞鶴「提督さん見て! 引いてる引いてる!」
瑞鶴の竿に魚が掛かった! 無事釣り上げられた? ↓2
提督「大丈夫か瑞鶴!」
瑞鶴「こんの……! 五航戦ナメんなあああああ!!」
提督「ぎっ、艤装を展開した……」
瑞鶴「ぜえ……。ぜえ……。どうよ……!」
提督「さすが五航戦」
瑞鶴「ありがと……。で、これ何?」
提督「……いや、提督に魚の種類を訊かれても……」
瑞鶴「えっー!? 図鑑とかないの!?」
提督「ああ。そういえばクルーザーに積んであった気が……」
瑞鶴「まったく……。それにしても、随分デカいわね」
提督「あったぞ。えー……。これじゃないか? マハタ」
瑞鶴「でも、その隣にマハタモドキなんて魚もいるけど」
提督「…………」
瑞鶴「…………」
提督「まあ、どっちでもいいだろう……」
瑞鶴「どっちにしろ間宮さん行きだしね……。って、提督さんの竿も引いてる!」
提督「何!? うおっと!」
提督の竿にも魚が! どうなった? ↓3
そのまま戦闘へ
提督「くっ……! いよっし! 釣れt……」
<(゜∀。)
提督「…………」
瑞鶴「…………」
<(゜∀。)ノイヨウッ!
瑞鶴「攻撃隊、全機発艦!」
提督「鎮守府聞こえるか! 提督だ! 現在地を送るのですぐに第一艦隊を派遣されたし! 鎮守府聞こえるか!」
突然の提督を巻き込んだレ級エリート戦! どうなった? ↓1
瑞鶴「そんな事いいから提督さん! こっちに早く!」
<(゜∀。) 「ホウゲキモカンサイキモアルンダヨ!」
瑞鶴「こんの! 第二次攻撃隊……!」
提督「瑞鶴、上だ!」
瑞鶴「えっ……!?」
瑞鶴(回避……! ダメ、間に合わない……!)
提督「瑞鶴ううううううう!!」
瑞鶴「……えっ?」
提督「瑞鶴……。無事か……?」
瑞鶴「わっ、私は大丈夫……! だけど、提督さんが……!」
提督「何……。この程度なら……。つっ!」
瑞鶴「このっ……! よくも提督さんをおおおおおおおお!!」
鎮守府 医務室
ガチャ
明石「ふう……」
瑞鶴「明石さん! 提督さんは!?」
明石「瑞鶴さん……。提督ですが……」
瑞鶴を、身を呈して守った提督。その容態は? ↓2
瑞鶴「良かった……! でも、一命はって……?」
明石「その、言いにくいのですが……」
瑞鶴「いいからもう提督さんに会わせてよ!」
明石「まっ、待ってください! では、一つだけ約束してください」
瑞鶴「何よ!」
明石「何を見ても、出来るだけ平静を保ってください。難しいとは思いますが……」
瑞鶴「どっ、どういう事……?」
明石「ともかく! 約束してください! そうじゃないと会わせる事は出来ません!」
瑞鶴「……分かった。なるべく頑張る」
明石「分かりました……。では、どうぞ」
瑞鶴「提督さん……?」
提督「おお瑞鶴……。無事そうで何よりだ」
瑞鶴「……てっ、提督……さん……その、脚……」
明石「手は尽くしましたが……。損傷が激しすぎました。もう、切断するしか……」
提督の痛ましい姿をみた瑞鶴。その様子は? ↓3
提督「酷い顔をしてるぞ。そんな顔をするn……(ギュウッ!」
瑞鶴「ごめ……なさい……!(ギュウウウウウッ!」
提督「瑞鶴……?」
瑞鶴「ごめんなさい……! ごめんなさい……! 許して……!」
提督「瑞鶴、私は……」
瑞鶴「私に出来る事なら何でもするから……! 許して……ください……!」
泣きながら謝罪をする瑞鶴。何でもするという彼女に提督は? ↓2
瑞鶴「グスッ……! えっ……?(クルッ」
明石「ドッキリ大成功~!」E:プラカード
提督「ふー……。ずっと足を曲げておくというのも大変だな」
明石「ほら、瑞鶴さん。見てください。ちゃんと提督の脚、ありますよー」
瑞鶴「…………」
提督「んっ? 瑞鶴?」
瑞鶴「……ぅ……」
明石「えっ、瑞鶴さんどうしました?」
瑞鶴「……ぅぇ……」
提督「瑞鶴? 大丈夫か?」
瑞鶴「うぇぇぇぇええええぇぇぇえええん!!!」大号泣
提石「瑞鶴ううううううううう!?」
提督「あー……何だ瑞鶴。本当にすまなかった」
明石「いやあ……。悪ふざけが過ぎました。申し訳ありません!」
瑞鶴「…………(ぷいっ」
提督「すまない。さすがに悪趣味だったな……」
瑞鶴「……本当に」
提督「んっ?」
瑞鶴「本当に、身体は大丈夫なの?」
提督「ああ。二、三日休めばもう問題はない」
明石「まあ、民間の病院ならどうかは知りませんが、この明石にかかれば何の問題もありません! 明石の医療技術は世界一イイイイイイ!! なんて……」
瑞鶴「…………」
明石「あはは……。ごめんなさい……」
提督「まあ、何だ。和ますための冗談のつもりだったんだ。許してくれ」
瑞鶴「……↓1」
責任(意味深)とって
翔鶴「そこまでよ!」
提督「うおおお! 待て待て! 今そんなことされたら本当にシャレにならなくなる!」
瑞鶴「……されたくなかったら、責任(意味深)とって……//」
翔鶴「そこまでよ!」
瑞鶴「へえっ!?」
提督「翔鶴!? 何故ここに!?」
翔鶴「提督が怪我をしたと聞いて来てみれば……。告白なんてお姉ちゃん許しません!」
瑞鶴「なっ!? いくら翔鶴ねえでもそんな権利ないじゃん!」
翔鶴「いいえ! 断固として許可しません!」
提督「おっ、落ち着け二人共……。翔鶴、私が言うのも何だが、どうして瑞鶴を止めるんだ?」
翔鶴「それは……。↓3」
瑞鶴「うっ……!」
提督「何だ? 今凄い不吉なワードが聞こえたんだが?」
翔鶴「提督は空母全体の共有財産とし、何人も独占しない……。それを破るつもり!?」
瑞鶴「うううううううっ! でも! 先に破ったのは一航戦の二人じゃない!」
提督「待って。何か私の人権無視されてないか?」
翔鶴「それは、一航戦とも、二航戦とも、そして私とも! たった一人で戦うという宣戦布告と受け取っていいのね?」
瑞鶴「……ええ! 構わないわ!」
提督「当人無視して話進めないで?」
瑞鶴「という訳で提督さん!」
提督「えっ、はい」
瑞鶴「これからはガンガンアピールしていくから! そのつもりでいてね!」
提督「ええ……。はあ……」
翔鶴「ふふっ、成長したわね……。瑞鶴……」
提督「お前はそんな事で成長を感じていいのか?
提督「瑞鶴にドッキリを仕掛けたらエライ事になった……」
提督「だが、まあ……当初の目的は達成してる、か?」
提督「……まあ、あまり考えず次は↓1と↓2するか」
提督「コンロ持って行かなきゃ」
鎮守府近郊
提督「という訳で、ニム行こうか」
ニム「いや、いきなりタニシを食べに行こうとか意味分からないんだけど」
提督「意味も何も。そのままだ」
ニム「タニシって、水辺にいるやつだよね……」
提督「その通りだ」
ニム「食べれるの……? あんなの……」
提督「当たり前だ。あんなでも貝類だぞ」
ニム「…………」
提督「その不審そうな目を止めろ」
ニム「そう言ってもさあ……」
提督「ほら、そこの水路からタニシを取るぞ」
ニム「うえー……。はーい」
数十分後
提督「そんな訳で完成したのがこのタニシのつぼ焼きだ」
ニム「うーん……」
提督「まあ、食べてみろ」
ニム「……↓2」
地面君に食べさせてあげよう(地べたにぶちまける)
提督「タニシいいいいい!!」
ニム「無理! キモイ! 絶対! 無理!」
提督「だからと言って地面にぶちまけるか!?」
ニム「ぶちまけるよ! キモイもん!」
提督「くっ! これだから現代っ子は!」
ニム「絶対そんなの関係なくイヤだよ普通!」
提督「食わず嫌いはいけません!」
ニム「やだ!」
提督「仕方の無い奴だ……。今日の昼飯これの予定だったのに……」
ニム「あっ、じゃあ罰として何か食べに行こうよ! 提督の奢りで!」
提督「ええ……。まあ昼飯抜きは何だからな……。何が食べたい?」
ニム「じゃあ……。↓1!」
提督「マムシ!?」
ニム「マムシ!」
提督「……お、沖縄料理店に行けばあるか……?」
ニム「さっ、食べに行こー!」
執務室
提督「ニムと沖縄料理を堪能した」
提督「しかし、タニシがダメでマムシが食べられるのは何故だ……」
提督「うーむ……。分からん……。ともかく、次は↓2と↓4しよう」
提督「と、言っても二人で出来るのはキャッチボールくらいか……」
提督「誰か誘って本格的なものをやるか? それともキャッチボールくらいに収めておくか。↓2にしよう」
提督「……まあ、あんまり上手くないが」
提督「さて、皐月を呼ぶか」
鎮守府 提督の部屋
提督「やめろ皐月! この局面で岩隈とか逆転できる気がしない!」
皐月「ふふーん! 僕に勝とうなんて、可愛いね!」
提督「まだ二回残っている! 逆転は可能だが……!」
提督「変化球の切れ良すぎないか!?」
皐月「ほら、どんどん行くよ!」
白熱するパワプロ合戦。どちらが勝った? ↓2
33-4 チーン
提督「バカな……。こんな事が……!」
皐月「いくら何でも司令官弱すぎ……」
提督「得意ではないとは思っていたが、ここまで徹底的に負けるとは……」
皐月「いやあ、僕もそんなに強くないけど、それにしたって……」
提督「おのれ……!」
皐月「それじゃあ負けた司令官は罰ゲーム!」
提督「何!?」
皐月「そっちから売ってきた勝負で負けたんだから、当然だよねー♪」
提督「ぐぬぬっ」
皐月「うーん……。それじゃあ罰ゲームは、↓1!」
提督「何!?」
皐月「決定事項だからねー♪ 絶対やってもらうからね!」
提督「……仕方あるまい」
提督(駆逐艦なら変な事にもならないだろう)
提督の部屋 夜
皐月「ほら、提督! もっと寄って!」
提督「はいはい……。こんなものでいいか?」
皐月「うーん……。後、↓2もして!」
提督「はいは……。はい?」
皐月「ちゅーだよちゅー。僕の唇にちゅって!」
提督「……寝るのにそれは必要なのか?」
皐月「勿論だよ! だって↓1だから!」
提督「……それ、誰が言ってたんだ?」
皐月「↓3!」
提督「……それ、誰が言ってたんだ?」
皐月「長門さん!」
提督「長門おおおおおおおおおお!!」
皐月「ふぇ!?」
提督「いや、すまん……。ちょっと激昂してしまって……」
皐月「だっ、大丈夫?」
提督「もう大丈夫だ。それで、皐月は将来私のお嫁さんになりたいのか?」
皐月「うん! 司令官が旦那さんで、私がお嫁さん! きっと毎日楽しくて、幸せだよ!」
提督「皐月……」
皐月「ねえ、司令官! 僕の旦那さんになってよ!」
皐月の真っ直ぐな告白。提督はどう返す? ↓3
いや皐月が本妻でもいいけど
皐月「うん……。司令官に、貰ってほしい!」
提督「分かった……。いいんだな」
皐月「うん、来て、司令官……。んっ!」
皐月「んっ!? んっ、ふぅ……んむっ……じゅる! んんぅ!」
皐月「ぷはっ……! 司令官……」
提督「皐月……」
皐月「んっ、もう一回、したいな……」
執務室 朝
提督「やっちまった……」
提督「皐月はウキウキで帰って行った。恐らく今頃色んな子達に話しているだろう」
提督「これあきつ丸や赤城や加賀や瑞鶴になんて言えばいいんだ……」
提督「やべえよやべえよ……」
色々やらかした提督。そんな提督の下にやってきたのは? ↓2
瑞鶴「ちょっと提督さん!」
大鳳「皐月ちゃんに手を出したって本当ですか!?」
提督「いや、それはその……」
瑞鶴「結婚の約束したって聞いたんだけど!?」
大鳳「相手は駆逐艦ですよ!? 正気ですか!?」
提督「それは、その……」
瑞鶴「提督さんってロリコンだったの!? だからみんなからのアプローチを避けてたって訳!?」
大鳳「犯罪ですよ!? 何してんですか!?」
提督「あの………。それは……」
それぞれ別々のところにキレてる二人。どう言い訳する? ↓3
瑞鳳「…………」
瑞鶴「↓2」
大鳳「↓3」
大鳳「新婚旅行はタウイタウイでお願いします」
提督「やったぜ」
提督「じゃない! お前達……!」
瑞鶴「早速みんなに報告してこないと!(ダッシュ」
大鳳「そうですね。こういう事は早くしないと!(ダッシュ」
提督「…………」
提督「これ、どんどん私が追い詰められていってないか……?」
提督「マズいマズいマズい! どうすれば……!」
どんどん墓穴を掘る提督。そんな彼の下にやってきた次の艦娘は? ↓1
便乗するヅホに草
提督「たっ、龍田? どうした?こんな朝早くに」
龍田「実はねぇ……。↓2」
提督「天龍? 何故天龍と? しかも結婚だと?」
龍田「そうよぉ。是非おねがいするわ~」
提督「何故だ? 理由を教えてくれ」
龍田が提督に天龍との結婚を迫る理由は? ↓3
提督「ああ。そうだな……」
龍田「そして、提督の事も大好きでしょう?」
提督「ああ……。んっ?」
龍田「だからぁ、大好きな天龍ちゃんと提督の間に生まれた可愛い子供を、養子として貰いたいなあって」
提督「何だその歪んだ理由は!?」
龍田「大好きな二人の間に生まれた子ならぁ、心の底から愛せると思うの~」
提督「お前……。仮に天龍と私が結婚して、子供が生まれたとして、天龍がその子を養子に出すと思うか?」
龍田「天龍ちゃんなら私のお願いを絶対聞いてくれると思うわ~」
提督(どうしたんだ龍田は? こんな訳の分からん事を言い出すような奴ではなかったと思うが……)
提督「何かあったのか……? 悩みがあるなら聞くぞ?」
突然闇の深いことを言い出した龍田。何かあったのか? ↓2
提督「…………っ!」
提督(なっ、何だ? 今のは……。凄まじい殺気にも似た何か……。これ以上深入りすると、マズそうだな……)
提督「そっ、そうか……。まあ、天龍の事についてはすこし考えさせてもらえるか?」
龍田「どうして~?」
提督「言っても結婚だからな。そう易々と決めることは難しい物なんだ」
龍田「ふうん……」
提督の引き延ばし作戦。龍田に通じた? ↓3
提督「いたっ……! たつ、た……?」
龍田「あんまりそういう煮え切らない態度を取られると、我慢できなくなっちゃうの~」
提督「どういう事だ……?」
龍田「もう天龍ちゃんとの子じゃなくてもいいかな~」
提督「龍田! ともかく上から退い……(ガキンッ!」
龍田「動かないでくださいね~、下手に動くと首無くなっちゃうから~」
提督(槍が顔の横に……!?)
提督「……たつ……」
龍田「それじゃあ、頂きま~す♡」
龍田「それじゃあねえ。提督。この子は私が責任を持って育てるからね~」
ガチャ バタンッ
提督「……まったく抵抗できなかった……」
提督「男性に襲われる女性というのは、あんな気持ちなのだろうか……」
提督「龍田……。お前は本当にそれでいいのか……?」
襲われた提督。そんな彼に、更に何が起こった? ↓2
提督「誰か、そこにいるな?」
青葉「うえっ!? 何でバレ……」
提督「青葉……。いつからそこにいた?」
青葉「えっ、ええっと……」
パパラッチ青葉。彼女は提督の身に起きたことをどこまで知っている? ↓2
さらに皐月や龍田が空母戦艦にこれから八つ裂きにされることも
提督「全部?」
青葉「司令官がみんなと仲良くなりたくて交流を始めた所から、今までの全部です」
提督「……お前な」
青葉「そして、皐月ちゃんや龍田さんが危険な事も、知ってます」
提督「なっ、どういう事だ!?」
青葉「司令官は空母達の提督共有私財法については聞いていましたよね」
提督「ああ……。あの妙ちきりんな話か」
青葉「実は似たようなものが全艦娘の間で取り決められていまして……。それを破った者は……」
提督「どうなるというんだ?」
青葉「私刑に遭います……。だから、皐月ちゃんや龍田さんも……」
提督「チッ……!」
青葉「司令官! 行くんですか? 皐月ちゃんはともかく、龍田さんは司令官を襲った人ですよ?」
提督「当然だ。嫁と、私の子を宿しているかもしれない女性の身が危険なんだ。行くに決まっている」
青葉「司令官も、危険な目に遭うかもしれませんよ……?」
提督「構わん。嫁達の身を守れるなら、この命くらいくれてやる!」
青葉「……分かりました。では、争いを止められるかもしれない、たった一つの方法をお伝えしておきます」
青葉の言う、たった一つの冴えたやり方とは? ↓3
提督「……全艦娘……何だって……?」
青葉「全艦娘を孕ませる宣言を……」
提督「よりストレートに言ってどうする! 大体そんな事出来るか!」
青葉「ですが、事の発端は、言ってしまえば全て提督への好意です! だからこそ、全艦娘を平等に愛すると宣言すれば争いは治まります!」
提督「出来るかっ! 新たな争いの火種を生むだけだぞ!」
青葉「では、何か司令官に考えがあるんですか!?」
提督「そっ、それは……」
提督の考える、たった一つの冴えたやり方とは? ↓2
提督「だが、私が愛していると心から言えるのは皐月だけだ」
提督「皆にはキチンとそう説明する。そうする事が、私の見せられる精一杯の誠意のはずだ」
青葉「……世の中そんな綺麗事で何とかなるものじゃないですよ?」
提督「それでも、やるしかないさ……」
青葉「そうですか……。まあ、青葉の言った方法も覚えておいてくださいね」
提督「分かった。最終手段として、どうにもならなくなったら使わせてもらおう」
鎮守府 廊下
戦艦&空母達「…………」
皐月「いっ、一体何なのさ! 僕に何か用!?」
龍田「あらぁ、雁首揃えてどうしたのかしら~」
赤城「貴方達二人は、全艦娘が共通の決まり事を破りました」
加賀「ルールを破った者がどうなるか。知ってるわね?」
皐月「うっ……。でも、僕は司令官にちゃんと選んで貰ったんだ! 誰からも文句を言われる筋合いはないよ!」
龍田「あなた達がどれだけ喚いても、もうこのお腹には提督の子供がいるんだからぁ。手遅れよ~」
瑞鶴「何言ってんのよ! それ言ったら私だって提督さんに結婚しようって言われたし!」
大鳳「私だって言われました! 新婚旅行先も決めましたしね!」
加賀「私は提督に指輪を頂きました。これが証拠です」
あきつ丸「自分は提督殿と接吻まで済ませているであります!」
皐月「うううう……! うるさいうるさーい!! 誰が何と言おうと司令官は僕の旦那さんになって、僕が司令官のお嫁さんになるんだ!」
全員「ハッ?」
皐月「うぅ……!」
提督「その通りだ皐月!」
皐月「司令官!」
提督「皆が知っての通り、私は皐月と婚約すると宣言した。私が愛していると心から言えるのは皐月だけだ!」
提督「それでも私の嫁に手を上げようというなら、お前達は全員私の敵だ! その覚悟があるのなら掛かってくるがいい!」
提督の皐月は俺の嫁宣言! みんなはどんな反応をした ↓2
こうして提督争奪戦争が勃発したのだった。
鎮守府に所属する艦娘全員が参戦したその戦争は、長きに渡り多くの犠牲を出しながら進行していった。
既に愛する提督の意思すら無視した戦いの末、最後に残った勝者は……。↓3
提督「ああ……そうですか……」
瑞鳳「えへへっ。これで私が提督のお嫁さんですね!」
提督「はい……もう、何でもいいです……」
瑞鳳「えっと、とりあえず、瑞鳳の卵焼き、食べりゅ?」
崩壊し廃墟のようになった鎮守府で、艦娘達が倒れる中、提督に向けて卵焼きを差し出す瑞鳳の姿は、それはそれは狂気的であったと言われている。
瑞鳳END
感想としましては、どうしてこうなったの一言です。最初のちょっとほのぼのしていたムードは何だったのでしょうか。
では、ここまでお付き合い頂きありがとうございました!
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コメント一覧 (34)
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- 2018年02月09日 07:16
- おのれ…安価め…っ!
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- 2018年02月09日 08:00
- 結末はアレになってしまったが安価を上手く捌いたスレだと僕は思いました573
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- 2018年02月09日 08:11
- あまあま夫婦生活を過ごすその裏では、諦めきれず執念を燃やす艦娘たちがじっくり牙を研いでるんだろ?
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- 2018年02月09日 08:45
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途中までは優しみに溢れてたのに
最後は憎しみに溢れまくってるなんて……
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- 2018年02月09日 09:10
- 愛が愛を 「重すぎる」って理解を拒み
憎しみに 変わっていく前に…
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- 2018年02月09日 09:57
- 大丈夫だよぉ
提督ならばこの絶望を乗り越えてもっと大きな希望を輝かせてくれると僕は信じてるよ(ネットリ)
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- 2018年02月09日 12:01
- 安価は糞
はっきりわかんだね
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- 2018年02月09日 12:04
- 途中からすげーおかしな方向に、、、
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- 2018年02月09日 12:14
- 逆襲の堕天使フルタカエル編はまだですかー?
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- 2018年02月09日 12:19
- 愛ゆえに人は苦しまねばならぬ
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- 2018年02月09日 12:25
- 唐突のヅホと思ったら
瑞鶴と大鳳にプロポーズした時から
提督を監視してたのか
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- 2018年02月09日 13:18
- 今までビジネスライクな対応をしていたとは思えんほどの好感度
ビジネスライクでいいじゃない。せんそうだもの
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- 2018年02月09日 14:14
- 前に見た指輪争奪戦を思い出した
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- 2018年02月09日 16:25
- どうしてこうなった・・・
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- 2018年02月09日 17:01
- ハーレムも1歩間違えれば大惨事に発展するってことだな
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- 2018年02月09日 17:18
- しれっと登場したづほは伏線だったのか…
なんて恐ろしい安価SSなんだ
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- 2018年02月09日 17:56
- 古鷹に救いなし
なんだこれ
途中までよかったのになぁ
なんだこれ
なんだこれ
なんだこれ
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- 2018年02月09日 17:56
- ああ~あきつ丸~(ごろごろごろごろ)
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- 2018年02月09日 18:27
- どうあがいても絶望
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- 2018年02月09日 18:47
- アズールレーン版まだー?
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- 2018年02月09日 18:55
- 艦これなんか目じゃない覇権ゲー()なんだから自分らで書けば?
もちろん艦これと絡ませるだなんてプライドの欠片もない、情けないのは無しでな
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- 2018年02月09日 19:57
- ※6
大本営「何もかもそうだろ? バツの悪い事情にはいつも 蓋して 食わせ物のリアル~♪」
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- 2018年02月09日 20:20
- 結果は残念だったけど、安価ssとしての出来は中々だと思いました
ドッキリの辺りまでは良かったのになー
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- 2018年02月09日 21:27
- 恋愛云々より執務用の秘書艦すらいなかったのかこの鎮守府
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- 2018年02月09日 21:52
- ※22
この余裕の無さw
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- 2018年02月09日 22:19
- ※26
SS乞食くっさw
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- 2018年02月10日 00:13
- 死屍累々の廃墟でニコニコしながら卵焼きを給仕する瑞鳳、という絵は面白いなあ
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- 2018年02月10日 02:33
- 安価が悪いよ安価が~
書いてる人はなかなかいいと思いました(こなみ
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- 2018年02月10日 10:03
- ロリコンの何が悪い!?
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- 2018年02月10日 22:43
- 途中までは面白いな、と読んでたけど中盤過ぎからのクソ安価によって
いつものgdgdになりましたとさ。
同じgdgdになるにしても、安価先の書き込み内容で無く
書き込み時間のコンマ以下とかにすると良かったかもね。
書き込み内容が無い分、作者さんが文章を考えなきゃならないけど。
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- 2018年02月11日 01:02
- 概ね他の人と同意見
安価が変な方向性に傾いてから急速に面白くなくなった。それまではよかった
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- 2018年02月13日 01:08
- やっぱ安価スレは難しいよなぁ
クソみたいなやつが展開壊そうとするし
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- 2018年02月14日 01:53
- まぁ後半の安価がって感じだな
安価が普通の時は面白かったからまたかいてほしいな
途中までは面白かったのにさぁ! もう!!