J(; 'ー`)し「たかし!たかしぃ!!」(°A°)「アガッ…ゴッ……!」
J(; 'ー`)し「え!い、一ヶ月!?」
( ´-ω-`)「生活の乱れからですね…こちらも手の尽くしようがなく、残念です」
J(; 'ー`)し「そんな、待ってください!お金ならいくらでも…!」
(`・ω・´)「お金の問題じゃないんですよ、奥さん。まぁ、息子さんは働いてないようですし、しょうがないのでは?」
J(; 'ー`)し「先生!あ……」
J(; 'ー`)し「……」
('A`)「あ、カーチャン!ポテチ買ってきてくれた?」
J( 'ー`)し「たかし、聞いて。あのね、」
('A`)「俺うす塩派だからね?覚えてる?あ、コーラも飲みたくなってきたwww」
J( 'ー`)し「たかし、お医者様がね?たか」
('A`)「はー、早くかえってアニメみたいんだけどww帰っちゃだめなの?w」
J( 'ー`)し「たかし!!!」
J( ;ー;)し「お願い聞いて……余命一ヶ月だって…たかし」
('ー`)「……………プルプル」
('A`)医者に管に繋がれて延命するか、家に帰って残りの命を謳歌するかといわれ、俺は後者を選んだ
('A`)隣で嗚咽をこぼしながらハンドルを握るカーチャンの顔を見れはしなかった
('A`)(俺が倒れたときに落とした花瓶がそのままだ…)
J( 'ー`)し「おかえりたかし…なにか、食べる?」
('A`)「じゃ、じゃあ、オムライス!!」
('A`)カーチャンの作るオムライスは俺の大好物だ
('A`)子供のときは出てくるとバカみたいに喜んだし、いっぱいおかわりした
('A`)ここ一年はずっとカップラーメンばっか食って…電子レンジに入ってるオムライスも無視して……
('A`)死ぬんだったら、もっと食っときゃよかったなぁ…
J( 'ー`)し「たかし出来たわよ、カーチャン特製大盛りオムライス!」
('A`)「わぁ、ありがとうカーチャン!いただきます!」
('A`)「ウプ…ごめんカーチャン、もう無理…」
J( ;'ー`)し「え?まだ半分も…ハッ!そ、そうよね…片付けるわ……」
('A`)「ごめんカーチャン………」
('A`)一日一食で寝てばっかの生活に慣れたせいで、自分の不調に気づかなかった…
('A`)カーチャン…ごめんカーチャン……こんな年になってもニートで…しかも余命一ヶ月だとか…
('A`)カーチャンパートから疲れて帰ってきたときも惰眠をむさぼって…
('A`)こんな自分、大っ嫌いだ…!
J( 'ー`)し「大丈夫なの?」
('A`)「うん……大丈夫だから……」
('A`)青色のベットに横たわる。ちなみにこのベットは、ガキの頃の俺がねだって買ってもらったものだ
('A`)何をするでもなく、ただ天井を見つめながら自分自答する
('A`)俺は…俺はこのウン十年間、人に甘えて生きてきた
('A`)やましいことならいくらでもあるが、胸を張って自慢できることは極端に少ない
('A`)このまま、何もやれてないまま終わるのか?
('A`)確かにやろうと思いながら何もやらなかった俺の悪いが、それは酷すぎじゃないか。俺は取り返しのつかない臭いおっさんと違って、まだ取り返せる
('A`)なんでそう、神様はいつも不公平なんだ!!
('A`)やり場のない怒りを枕にぶつける。数発で息が上がった。それが俺の怒りをさらに掻き立て、すねた俺はふて寝することにした
('A`)一生懸命生きる俺を上から見ていた
('A`)「そういや、幼馴染みの洋子、離婚したんだってな…」
('A`)「しょうがないか、デキ婚だったし」
('A`)「…そういや俺、小学生の頃洋子のこと好きだったな…」
('A`)「今でもチャンス、あるかな…いや、ないか……」
('A`)「あ、カーチャン?」
J( 'ー`)し「あ、ああ…たかし、どうしたの?」
('A`)「飲み物を取りに来て…」
('A`)無事喉を潤した俺は、カーチャンに謝るために近づく
('A`)「カ、カーチャン…あの…あっ!!」
ガッシャーン!!!
('A`)フローリングを滑った俺は、見事机にぶち当たり、のかっていたコップを落とした。衝撃で割れた食器は、カーチャンの足に傷を作った
('A`)「ごごごごめんカーチャン!!ああ、どうしよう、あああ……」
J( 'ー`)し「いい…カーチャンが拾うわ…」
('A`)「いや、俺が責任とって拾うから!よっと…あっ!痛っ!!」
J( 'ー`)し「……っ……ゃ…」
('A`)「え?ご、ごめん、聞こえなかった」
J( 'ー`)し「もう嫌っていってんの!!!」
J( 'ー`)し「このまま大学に進学すると思ったら、ゆーちゅーばぁになるとか言って!!」
J( 'ー`)し「ニートになったのはお前のせいだとか、お義母さんからグチグチ言われて!離婚になって!!」
J( 'ー`)し「私はただのパートなのよ!?お金ないのに病気になんかなって!!」
J( 'ー`)し「なんであなたは生きてるの!?働いてないの!?私に恩を返してくれないの!!!?」
('A`)上から見てはじめてわかった、カーチャンの白髪がいっぱいでボサボサの髪
('A`)俺は働かずにいただけだ。でもそれって、もしかするととんでもない事だったのか?
('A`)「カーチャン…離婚の原因俺だったんだね…」
('A`)「………………」
('A`)「ごめん、カーチャン」
('A`)俺は、自室という名の自分の殻に逃げ込んだ
('A`)下から聞こえる泣き声を消すため、音楽を大音量にしながら毛布の中に潜り込んだ
J( 'ー`)し「たかしー。おりてきなさーい」
('A`)「!?は、はーい」
('A`)なぜ呼ぶのかわからないが、一応降りることにした。が、もし刺されることになった時用に、腹にジャンプをいれておいた
J( 'ー`)し「おはよう」
('A`)「お、おはよう…」
J( 'ー`)し「昨日はごめんなさいね。カーチャン、ちょっと色々ありすぎて…」
('A`)「べ、別に。全てにおいて俺が悪いし。…ごめん」
('A`)カーチャンの目は赤く腫れていたが、顔にはいつものカーチャンスマイルが浮かんでいた
('A`)「カーチャン、足大丈夫?」
J( 'ー`)し「ああ、包帯巻いてるけどあんたに比べりゃ大したものじゃないわよ」
J( 'ー`)し「それよりたかし」
('A`)「え?な、なんで!?それだけが唯一の収入源なのに…」
J( 'ー`)し「一ヶ月暮らせるくらいのお金ならあるわよ」
('A`)「だ、だからって…!俺が氏んだら…」
J( 'ー`)し「私ね、パートってスッゴい嫌だったの。人の顔色疑わなきゃなんないし、スーパーとか好きでも嫌いでもないところ」
J( 'ー`)し「カーチャンね、お花屋さんで働きたかったの。けど、好きなものより、今すぐ就職できるものを選ぶしかなかった」
J( 'ー`)し「カーチャン、やりたくない事ばっかやってたんだ」
J( 'ー`)し「たかしも、もうニートなのを気にしないでいい。私みたいにやりたいことやって」
J( 'ー`)し「やりたいこと出来なくてしなれるより、やりたいことやる方がいいでしょ?」
J( 'ー`)し「だってカーチャン、たかしのカーチャンだもん。幸せになってほしいよ…」
('A`)「か、カーチャン……!」
('A`)「ご、ごめん…ごめんよカーチャン…ありがとう……」
J( 'ー`)し「いいの…いいのよたかし…カーチャンこそ、叱れなくてごめんね……こんあカーチャンでごめんね……」
('A`)ごめんねとありがとうを連呼しあいながら、カーチャンを抱き締めた
('A`)久しぶりに、カーチャンと家族に戻れたような気がした
('A`)カーチャンとなきあったあの日、確かに何かが変わったはずだ。真っ当に生きようと思った
('A`)なのに、何故だらだらと生きている?
('A`)「やりたいことやっていいとか…いきなり言われてもわかんねぇよな…」
('A`)「そうだ!VIPに聞いてみるか!!」
('A`)やりたいことやっていいと言われたら何する?とスレをたてる。少しすると、レスがひとつついた
('A`)「えっと何々…?セクロスする…?」
('A`)「確かに俺もセクロスしたい。けど、風俗いってもセクロスする体力がないんだよなぁ…」
('A`)「じゃあペッティング…いやいや、フェラ……いや、うーん…」
('A`)「もうこうなったらキスでもいい!!死ぬ前にきすしたい!!」
('A`)「よぉし、こりゃ天才だな俺!それじゃ、カーチャンに知ってるか聞いてみるか!!」
~三時間後~
ξ゚⊿゚)ξ「ちょ、もう小学生でしょ?よだれ垂らしちゃだめよ」
ξ゚⊿゚)ξ「って、ん?あんた…たかくん?」
('A`)「ああ…久しぶりだな、洋子」
('A`)洋子…髪なんか巻いちゃって…ちょっと老けたな……昔は(*бωб)こんなに可愛かったのに……
ξ゚⊿゚)ξ「ちょ、マジひさしぶりじゃーん!げんきー?」
('A`)「ああ、まぁ」
ξ゚⊿゚)ξ「え、ホント嬉しい!公園じゃなんだし家くる?」
('A`)「え、いいのか!?」
ξ゚⊿゚)ξ「あったり前でしょ?幼馴染みなんだから!」
(^q^)「あうあうあー」
ξ゚⊿゚)ξ「はいたかくん、粗茶ですが~」
('A`)「ああ、ありがとう」
ξ゚⊿゚)ξ「それでさ、単刀直入に聞くけど、なんで来たの?」
('A`)「ゴブッ!けほっえほっ……え?」
ξ゚⊿゚)ξ「なにか用あったんでしょ?じゃなきゃこんなバツイチおばさんの所になんかこないもん」
('A`)さすが幼馴染みだな…
('A`)「ああ、あのさ!あのー、お前ってさ、せ、性欲とか、どうなの?」
ξ゚⊿゚)ξ「は?」
ξ゚⊿゚)ξ「た、たかくん?」
('A`)「よくネットとかでももっとしたいって言ってるしさ?」
('A`)「お、俺はお前がバツイチのこととか気にしねーよ?つーか好きだし。色気あるし?」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょ、こ、こないで!キモいんですけど!!」
('A`)「ーーッッ!」
('A`)「ッセーなー!昔からヤリマンだったろ!俺にはヤらせなかったくせに!!いいからやらせろよクソビッチ!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「!!」
(^q^)「あうあうー…あ?」
ξ゚⊿゚)ξ「…………」プルプル
('A`)「あ、ああの、洋子ちゃん?俺別にヤりたいとかじゃなくて、ただチョコーっと」
ξ゚⊿゚)ξ「うるさい…私、たかくんがそんな人だとは思わなかった……」
('A`;)「いやーーーーあのーーーですねぇー」
ξ゚⊿゚)ξ「出てって!!!早くここから出てって!!もう金輪際関わらないでよ!!!」
('A`;)「まままま待ってよ洋子、俺」
(^q^)「言い訳はいい、ぺニスを切り落とされたくなかったら出ていくんだ」
('A`;)「ちょ……」
バタン
('A`)「………やっちまった…」
('A`)「はぁ…つくづく何やってもうまくいかねぇ…いつも大事なとこで暴走しちまう……」
('A`)「何やりたかったんだろな、俺」
('A`)「はぁぁぁああーーーーー」
??「おいおい、そんなにため息ついたら幸せが逃げちまうぞ」
('A`)「ん?この声は……」
彡(゚)(゚)「ようたかし!」ザッ
('A`)「やきう!!」
('A`)「お、おう、そうだな…」
彡(゚)(゚)「生きとってよかったわ!」
('A`)「生きてって…つーかそれより」
('A`)「何だよ、その高そうな靴にスーツ!!」
彡(^)(^)「ああ、たかしは知らんかったな。ワイ、あの○△社の社長なったんよ」
('A`;)「しゃ、しゃちょお???お、お前が?」
彡(^)(^)「大したことじゃないけど、まぁ!」
('A`;)高校の時はあんな野暮ったかったのに、今では爽やかな雰囲気イケメンに…
('A`)だめだ、昔はこいつが下だったのに、波に取り残されてる…!嫉妬が押さえきれない…!
('A`)「ここんな可愛い嫁さんが…」
彡(゚)(゚)「原住民ゆうねん。飯まずだけどかわええから許してまう」
('A`)クソ…コイツ、幸せそうだ…
('A`)「そ、そうか。よかったな、じゃあ、俺はこれで…」
彡(^)(^)「あ、そうだ!たかしはどんな仕事しとるん?」
('A`;)「!!!???」
('A`;)し、仕事してる前提だと…!!?
('A`;)「………………」
彡(^)(^)「…………?」ニコニコ
('A`;)「!!いや、じ、実はさ、余命一ヶ月なんだよね!」
('A`)「だから、会社もやめちゃって!!」
彡(゚)(゚)「え!?よ、余命一ヶ月やて!?」
('A`)「そ、そうなんだよねー」
('A`)な、なんで嘘ついちゃったんだ!取り消せ、今なら間に合う!
彡(;)(;)「そんなん、急すぎるわアホ…なんていう病気なん?」
('A`;)「え、え~と癌?的な?」
彡(゚)(゚)「なんやて!?勝ち目ないやん!!!」
('A`;)なんだこいつ…俺のために泣いてんのか?俺なんかのために?
('A`;)「あの、やきう…」
彡(;)(;)「お前早く帰れや!!少しでも安静してろ!!今度落ち着いたらお見舞いいくけん!」
彡(;)(;)「あ、ワイが送った方がエエんかな…」
('A`;)「い、いや、帰るわ!じゃ!」
('A`)「仕事中か……」
('A`)「……………」
('A`)「お茶のも……」
('A`)カーチャンは花屋で一生懸命働いてる。洋子は立派に子供育ててた。やきうは夫婦円満で金持ち
('A`)俺は?
('A`)俺はただニートしてただけ…洋子にキスを迫っただけ…嘘をついたけ………
('A`)俺だけ何も残せてない
('A`)この世界に、俺の生きた爪痕を残せてない
('A`)俺だけ………
('A`)俺だけが…………………
('A`)俺だけが、何も………………
('A`)「クソ…どうすれば……」
('A`)「…お帰りカーチャン…」
J( 'ー`)し「あんた、電気くらいつけなさいよ」
('A`)「うん…」
J( 'ー`)し「今日は何が食べたいの?」
('A`)「…カーチャンの食いたいもの…」
('A`)カーチャン…疲れてるなぁ。けど、昔より格段に生き生きしてるなぁ
J( 'ー`)し「はい、出来たよ。あら、あんた泣いてたの?」
('A`)「…いただきます」
J( 'ー`)し「どうしたのよ。聞かせてごらん」
('A`)「やだ」
J( 'ー`)し「少し位母親させなさい」
('A`)「…カーチャンは俺に何してもいいって言ったけど、俺は何したいかわかんないんだ」
('A`)「洋子には絶対嫌われたし」
('A`)「犬の糞踏むし」
('A`)「カーチャンには迷惑かけっぱなしで」
('A`)「俺もう…どうすればいいか分かんない……助けて母さん…」
J( 'ー`)し「そう。まずはやきうくんに嘘ついたことを謝んなさい」
('A`)「え”」
J( 'ー`)し「次は洋子ちゃんの所へ、菓子おりを持って土下座しに行きなさい」
('A`)「は」
J( 'ー`)し「そしたらどうにかなるでしょ」
('A`)「え、いやいや、そうじゃなくて、もっとデリケートな問題で、俺のメンタルというか」
J( 'ー`)し「何すればいいかわからないなら、とりあえず謝れば?あなたが悪いことしたのに代わりはないんだから」
('A`)「………」
('A`)「そうだねカーチャン!!」
('A`)「ほー」
J( 'ー`)し「あのあんたが昔かいてた黒い日記帳に、何かヒントが書いてあるでしょ。過去は嘘をつかないよ」
('A`)「うん」
J( 'ー`)し「それと、私はやりたいことやって人生謳歌してるから、構わないで」
('A`)「わかった!やっぱりカーチャンは頭いいね!」
J( 'ー`)し「これが経験の差よ。あんたがニートだから知らないだけ」
('A`)カーチャン…決して俺を贔屓せず、あくまで客観的に教えてくれる…
('A`)ありがとうカーチャン、死後の世界で「過去は嘘つかない」っての使うよ…
('A`)見たくなくて引き出しの底に閉まってたけど、やっぱ見ないとやりたいことわかんねぇよな……
('A`)「“ポテチを腹一杯食べたい”?今は食べたくないからいいや」
('A`)「えー、“魔剣グラ”……やりたくないですはい」
('A`)「うーんと?“カーチャンを泣かせてやりたい?”もう泣かしたよ、そんなこと考えるな自分」
('A`)「なかなか当たりが来ないなー…ん?」
('A`)そこに綴られていた願いは、俺の心に小さく炎をともした
('A`)「漫画家…そんなことも考えてたな……」
('A`)「けど、無理だってわかったから、簡単に稼げそうなユーチューバーに……」
('A`)「……………」
('A`)「うっ」
('A`)「ううぅ…そうだなぁ…漫画家なぁ……なりたかった…なりたいんだよぉ…うう……」
('A`)俺は決めた、漫画を描こうと
('A`)時間的に漫画家にはなれなくても、漫画くらいは描いてWEBに投稿できるだろう
('A`)残りの人生の生き方が、今決まった
('A`)「やった!描けた!」
J( 'ー`)し「たかし、完成したの?」
('A`)「うん!」
J( 'ー`)し「見せて」
('A`)「ダメだよカーチャン、恥ずかしいから。俺が死んでから読んでよ。それに…」
('A`)「俺が死ぬの、あと数日だしさ」
??「たかし…」
('A`)「!?」
彡(゚)(゚)ξ゚⊿゚)ξ「………」
('A`)「ふ、二人とも!?なんでここに…!」
J( 'ー`)し「ごめんねたかし、あんた全然謝りにいかないから、呼んできちゃったのよ」
('A`)「そんな…このまま逃げきれたら恥ずかしくなかったのに…」
彡(゚)(゚)「たかし…体、大丈夫か?」
('A`)「あちこち痛いよ。でもな、不思議と嫌じゃないんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「たかくん、あの…たかくんってほんとに…」
('A`)「ああ、死ぬよ」
ξ゚⊿゚)ξ彡(゚)(゚)J( 'ー`)し「!!」
('A`)「俺も自分がしんじまうなんて、今も信じられないよ」
('A`)「これも夢なんじゃないかって、ちょっと期待してる」
('A`)「でもな、これは現実なんだ」
('A`)「まずやきう、ごめん。俺が働いてたっていったの、嘘なんだ。癌も嘘。本当はニートしてたら生活習慣病になった間抜けなんだ」
彡(゚)(゚)「え!!」
('A`)「カーチャンごめん。カーチャンのいうこと聞いて働いとけば、死ぬハメにも離婚することもなかった。ごめん」
J( ;ー;)し「だから謝らないでって…」
('A`)「うん、知ってる。けど、これは俺のなかでのけじめなんだ」
('A`)「次によう」
ξ゚⊿゚)ξ「いや!!」
ξ゚⊿゚)ξ「言わないで、いやぁ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「死んじゃうって、認めちゃうみたいじゃない!!」
('A`)「酷なことかもしれないけど、認めてくれ。そうしないと、みんなが前に進めなくなる」
ξ゚⊿゚)ξ「やだ…やだ……」ポロポロ
('A`)「洋子、お前のこと考えず迫ってごめん。偏見押し付けてごめん」
ξ゚⊿゚)ξ「………」ポロポロ
('A`)「俺、お前のこと別に好きじゃないんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「……!」
ξ゚⊿゚)ξ「……知ってた」
ξ゚⊿゚)ξ「昔、たかくんはどんな私にもついていってくれた。それが嬉しくなった」
ξ゚⊿゚)ξ「告白しようとしたけど、付き合ってた先輩の子妊娠しちゃって…」
('A`)「ごめん、VIPしすぎて…」
ξ゚⊿゚)ξ「私ね、たかくんの未練引きずってたの。たかくんと結婚してれば離婚しなかったのかな、とか」
ξ゚⊿゚)ξ「けど、未練引きずるのもうやめる。本当はたかくんに襲われたときに断ち切るべきだったのかも」
ξ゚⊿゚)ξ「たかくん、あなたが死ぬのは辛いです。けど私、だからって不幸な自分に酔わないようにする」
('A`)「お前ちょっとメンヘラっぽいもんな」
ξ゚⊿゚)ξ「今までありがとう」
彡(;)(;)「たかしぃ、ワイからもサンガツやで」
J( 'ー`)し「お盆になったら戻ってくんのよ」
('A`)「ありがとう…俺、一生懸命やってみたかったんだ。できてよかったよ」
('A`)「みんな、愛してる……」
………………
………………………
………………………………
??たかしのかいた漫画は、万人に知られなかったものの、何人もの心に届いた。命を懸けて描いた漫画は、確かにたかしが生きていたことを証明させていた。
??洋子は強いシングルマザーとして、周りから崇められるようになった。
??やきうは、社長の椅子を息子に渡し、原住民との愛を紡いだ。
??カーチャンは花屋を定年でやめ、花屋のみんなに見守られながら逝った。
??さてさて、たかしはというと……
J( 'ー`)し「こら!たかし!ちゃんと働きなさい!」
('A`)「現世で漫画描いたしチャラだよ~!食べなくてもしなないし、天国さいっこ~!」
…おしまい!
「SS」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (9)
-
- 2018年02月01日 07:02
- ('A`)「あれから30年…」
彡(゚)(゚)「ぐえー(略)」
('A`)「やきう、お前も来たんか…」
-
- 2018年02月01日 08:34
- やきうホモだったのか…
-
- 2018年02月01日 09:22
- 回りが優しすぎる
-
- 2018年02月01日 15:52
- なんか大昔のスレかと思ったよ・・・
-
- 2018年02月01日 18:01
- 死んでも人は変わらない
-
- 2018年02月01日 20:39
- infinityforceかとおもったよ
-
- 2018年02月02日 18:53
- セックスしたい→カーチャンとすればいいんだ!にならなくて本当に良かった…
-
- 2018年03月14日 20:51
- よみ終えてわかる感動がこっちまできたぁ!
鬼灯「皆さんはこの世の行いに気をつけてください」