モバP「クールな事務所です」
読まなくても問題ない前々作
モバP「クールな事務所」
モバP「クールな事務所にて」
ありす「奏さん」
奏「どうかしたの?」
ありす「今日、学校で踏み絵というものを習ったんですけどあれって意味あるんでしょうか?」
奏「ああ、嘘ついて踏んでしまえばいいと思ってるのね」
ありす「はい、いくら信仰しているといっても人の目を誤魔化すためならできるはずです」
奏「じゃあやってみる?」
ありす「え?」
奏「ありす、これ踏める?」
ありす「文香さんには申し訳ないですができます」
奏「じゃあやってみるといいわ」
ありす「わ、わかりました」
ありす「とりあえず靴を脱ぎましょうか。汚したら悪いですもんね」ヌギヌギ
奏「……そうね」
ありす「では踏みます」
奏「どうぞ」
奏「どうかした?」
ありす「……」プルプル
奏「踏めるんでしょ?」
ありす「やっぱり無理です!」
ありす「いくら雑誌といっても文香さんを踏むことなんてできません!」
奏「……ね?」
ありす「あっ!」
ありす「こういうことだったんですね……」
奏「昔の人も上手いこと考えたものね」
ありす「さすが、教科書に載るだけはあります……」
乃々「おつかれさまです……」
乃々「……」キョロキョロ
乃々「誰もいないんですか……」
乃々「?このノートは……」
蒼のノート
乃々「これ絶対凛さんのノートなんですけど……」
乃々「このノートにポエムを書き始めたって言ってましたし」
乃々「見たい……でも勝手に見るのは……」
乃々「……」
乃々「凛さんごめんなさい。森久保は悪久保です……」ペラッ
乃々「カッコいいんですけど……」ペラッ
「静かなる蒼の息吹よ……我が剣に宿りて敵を穿て!ラズール・レオ!」
乃々「でもこれポエムではないような……」
乃々「ん?ここに体の動きが書いてあります……」
乃々「輝ける菫青よ……我が手に集い浄化の力を成せ!蒼の剣を受けよ!アイオライト・ブルー!!」 ビシィィ!!
乃々「決まったんですけど……!」
乃々「次は……」ペラッ
乃々「静かなる蒼の息吹よ……我が剣に宿りて敵を穿て!ラズール・レオ!」 ビシィィ!
乃々「カッコ良すぎるんですけど……!」
乃々「次は……」
乃々「蒼穹の果て、私はここにいる!ヴォルト・オブ・ヘヴン!」 ビシィィ!
凛「乃々?」
乃々「ひぃぃぃ!!」
乃々「……見てましたか?」
凛「うん、バッチリ」
乃々「あぁ……恥ずかしすぎるんですけど……魂が消滅します……」
凛「何言ってんの乃々。バッチリ決まってたよ」
乃々「え……?」
乃々「凛さんがそういうなら……」
凛「いくよ……!」
凛乃々「蒼穹の果て、私はここにいる!ヴォルト・オブ・ヘヴン!」 ビシィィィ!!!
奈緒「何やってんだ?」
凛「奈緒!?」
乃々「あぁ……今度こそ終わったんですけど……」
凛「誰にも言っちゃダメだよ」
奈緒「ああ。けど、私はいいと思うぜこういうの」
奈緒「私も家でアニメのキメポーズとか真似してるしな」
奈緒「でもよかったなーこんなところ加蓮に見られたら凄いことになってたぞ」
奈緒「加蓮!?」
加蓮「ま、今は奈緒のことはいいや。それより凛と乃々。見たよ~?」ウシシ
凛「乃々、逃げるよ!」
乃々「はぃぃ!」
加蓮「あっ、ちょっと!」
加蓮「仮眠室なんて行き止まりに逃げるなんて凛も相当動揺してるね」ガチャ
加蓮「りーん♪」
奈緒「布団に包まって何やってんだ?」
乃々「ミノ久保ですけど……」
凛「それじゃあ私はかたつむりんってとこかな」
加蓮「……」カシャ
凛乃々「あ」
加蓮「それじゃあねー♪」トタタタタッ
凛「ちょ、加蓮消して!」タタタタッ
奈緒「……大丈夫か、乃々」
乃々「だめです……もう森久保は灰久保になりましたけど……」
奈緒「だめだこりゃ」
加蓮「とりあえずプロデューサーにでも送ろっかなー」タタタタッ
凛「かーれーんー!」タタタタッ
正月
周子「ありすちゃん、あけましておめでとー!」
ありす「あけましておめでとうございます」
周子「おせちとかお雑煮とかある?」
ありす「はい、プロデューサーさんが用意してくれました」
周子「さっすがプロデューサーさん、わかってるー♪」
周子「去年から何も食べてないんだよねー♪」
周子「そうだよー♪まあ正月の朝だから当たり前だけどね~」
ありす「あっ!!」
ありす「もうっ!周子さんはすぐそういうこと言うんですから……」
周子「えっへへー♪」
トレーナー「よし、一旦ここまで。10分休憩だ」
凛「おつかれ、ありす」
ありす「橘です!まだ渋谷さんとは名前で呼びあうほど知り合っていません」
凛「そっか……」
凛「ねえ、橘」ギロッ
ありす「は、はぃ!」ビクッ
ありす(なんか急に怖く……!)
凛「さっきのダンスの振りワンテンポ遅れてたから意識したほうがいいよ」
ありす「わかりました。ありがとうございます」
ありす「あの……し、しぶ、いや、凛さん」
凛「何」
ありす(こわい)
ありす「名前、ありすでいいです」
凛「そう?じゃ、ありすって呼ぶね」
ありす「はい……」
ありす(怖かったからなんて口が裂けても言えません……!)
映画館
奏「さて……遂に来てしまったわね……」
奏(先週公開された映画版プリキュア……)
奏(普段は見ないんだけど噂によると百年に一度の名作らしいわね)
奏(そこまで言われたらみるしかないけど……)
奏「……」キョロキョロ
奏(こんなところ周子にでも見られたら大変だわ……)
奏「おっと、そろそろ始まるわ早く行かないと」
ハッハッハ-!チキュウハオレノモノダ-!クラエ-!
奏(これ……めちゃくちゃおもしろいわね……)
キャ-!
奏(まだ終わってないけど、正直想像以上だわ……)
プリキュア『このままじゃ負けちゃう……みんなの力を貸して!』
マスコット『みんなの声でプリキュアたちにパワーを与えるも!』
奏(しまったわ……こういうパターン……)
奏(まあ、黙ってればいいわね)
マスコット『せーの!』
ガンバエプリキュア-!
奏(よし、声を出してるのは子どもばかり)
奏(名作と言われてるだけあっていろんな人が見に来てるけどさすがに声は出さないみたいね)
マスコット『もっともっと!』
ガンバエプリキュア-!!
マスコット『まだまだー!』
ガンバレプリキュア-!!!
奏(余りにもしつこいから大人たちも声を出し始めたわ……!)
奏(この映画は面白かったしちょっとくらい声出してもいいわね)
奏「……」スウッ
奏「がんばれプリキュアー!!!」
周囲「!」ジ-
奏「っ……///」
奏(思ったより大きな声が出てしまったわ……恥ずかしい……)
奏「なかなかよかったわね……」テクテク
奏(レンタルが始まったら借りてまた見ようかしら……)テクテク
周子「あっ、奏ちゃんじゃーん!」
奏「周子!?」
周子「今映画見終わったとこ?今終わった映画は……あっ」
周子「へー、奏ちゃんこんなん見るんだー?」
奏「帰るわ」スタスタ
周子「えっー!待ってよー!ちょっとー!」
周子「って耳あっかい!」
ご覧下さった方ありがとうございました
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コメント一覧 (14)
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- 2018年01月20日 10:37
- この時期にプリキュアの映画なんてやらないんだよなぁ
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- 2018年01月20日 11:54
- 日常感あってすき
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- 2018年01月20日 12:23
- 別にこの時期とは言ってないよね
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- 2018年01月20日 12:54
- Co縛りの小話形式ならもーちょい登場キャラにレパートリーをくれ
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- 2018年01月20日 13:21
- 元日なのにナスさんがおらん…
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- 2018年01月20日 13:25
- いつもの定番の代わり映えのしないメンツで3話とも同じってちょっとガッカリだな
色んなCoが見れると思ったのは買いかぶりだったようだ
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- 2018年01月20日 14:00
- ※1はテレビドラマとか全部生だと思っちゃう子だったのか……
かわいいな
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- 2018年01月20日 14:02
- プリキュアおじさんはプリキュア以外の矛盾には容赦しないんだよね。
それ一番いわれてるから
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- 2018年01月20日 17:52
- ※5
逆に考えるんだ。元旦以外でも会えると考えるだ!
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- 2018年01月20日 20:22
- 冬の話してるオムニバスならこの時期って言ってもいいんじゃね
プリキュアがいつやってるか知らんけど
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- 2018年01月21日 00:48
- ぷりきゅあのえいががいつやってるのかにめくじらをたてるおとなにはなりたくないなあとおもいました
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- 2018年01月21日 04:24
- 期待してたものはまるで無かったな
面子も少ないし
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- 2018年01月21日 11:12
- 奈緒「がんばえぷいきゅあー!!!」
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- 2018年01月21日 15:06
- >>凛「それじゃあ私はかたつむりんってとこかな」
運営はよ用意しろや