【デレマスss】渋谷凛「恵比寿凛」
【デレマスSS】一ノ瀬志希「駆け落ち」
ちひろが唐揚げにレモンをかけたり、安部菜々さんが海外ロケに行ったり、志希にゃんが駆け落ちしたりするssを書いてます
ゆっくり投稿します
内回り編、外回り編の二部構成です
何がとは言いませんが
凛「どうして」
モバP「・・・」
凛「どうして」
モバP「・・・」
凛「どうして起こしてくれなかったの」
モバP「いやあ・・・」
凛「ねえ」
モバP「・・・寝てました」
凛「馬鹿なのかな」
モバP「そういう渋谷さんこそ寝てたじゃないですか」
凛「うるさいよ」
モバP「・・・原宿から渋谷まで何分か知ってますか」
凛「知らないよ」
モバP「二分です」
凛「へー・・・」
モバP「その2分の間に二人とも寝たってことです」
凛「うわ馬鹿だ」
凛「そういうの、つまんないよ」
モバP「すいません」
凛「次の駅で降りればそこまでのロスじゃないでしょ、山手線なんて数分に一本来るわけだし」
モバP「その件なんですけど」
凛「ん」
モバP「降りるのやめませんか」
凛「ちょっと何言ってるかわからないんだけど」
モバP「言葉通りですけど」
凛「そんなことしたらいつまで経っても渋谷つかないじゃん」
モバp「・・・」
凛「・・・?」
凛「あっ着くわ」
凛「うん、まあ確かにそうなんだけどね」
凛「どれだけタイムロスすれば気が済むのさ」
凛「ほら、恵比寿着いたよ、降りるよ」
モバP「待って!」
凛「・・・急に腕つかまないでもらえる」
モバP「・・・すいません」
モバP「あ、痴漢じゃないです痴漢じゃないです痴漢じゃないです」
凛「恥ずかしいからやめてよ、周りのお客さんそれくらいは見てわかるから」
凛「あーあ、閉まっちゃったよ」
モバP「・・・よし」
凛「何がよし、だよ」
モバP「いや、すいません」
凛「一体あんたは何なのさ」
モバP「・・・渋谷さん、疲れてますよね」
凛「・・・別に、そんなことないけど」
凛「新人のね」
モバP「まあ・・・そうなんですけど」
凛「信用に値しないよね」
モバP「でも、疲れてることは確かですよね」
モバP「疲れてない人は原宿~渋谷間で寝落ちしません」
凛「・・・」
凛「・・・その理論で行くとさ」
凛「プロデューサーも疲れてるよね」
モバP「・・・疲れてないです」
凛「はい矛盾乙」
モバP「疲れてます」
凛「だろうね」
モバP「・・・でも、渋谷さんの方が疲れてるはずです。・・・今日の原宿の初仕事、良かったですよ」
凛「・・・そうありがと」
モバP「なんか泣きそうになりました」
凛「なんかうざったらしいなあ」
モバP「だから少し休みましょう」
凛「・・・いやでも、事務所戻らなきゃ、渋谷の」
モバP「渋谷凛in the 渋谷、ふふふ」
凛「すごいイライラするなあ」
モバP「その必要は無いですよ」
凛「何でさ」
モバP「このスケジュール帳を見てください」
凛「・・・真っ白」
モバP「事務所帰ってもドがつく暇ですよ」
凛「・・・うわあ」
モバP「当たり前ですよ、俺たち新人コンビなんですから」
モバP「少し充電の期間が必要です・・・だから一時間休みましょう」
凛「一時間もあるの?」
モバP「一周64分が正確な時間ですけどね」
凛「ふーん・・・鉄道好きなの?」
モバP「別にそういう訳でもないんですけれど」
凛「にしては詳しいじゃん」
モバP「ああ・・・訂正します。山手線だけ、好きです」
凛「・・・は?」
モバP「うーん・・・山手線でぐるぐるするのが好き、にさらに訂正しときますかね」
凛「さらに意味わかんないんだけど」
凛「唐突な一人語りやめたほうがいいよ、てか知らないし」
モバP「まあ、かなり貧乏だったほうなんですよね、一人暮らしのボロアパート」
凛「続けるんだ」
モバP「そんな僕にとって、ここは64分間のオアシスだったんです」
モバP「夏でも冬でも空調完備、今みたいな昼だとそこそこに空いててすぐ座れる」
モバP「家の光熱費浮かせながら、ここで読書してぐるぐるするんです」
モバP「たまに外の景色を眺めたり、それぞれの駅の乗り降りする客層を観察したり」
モバP「あれは楽しかったなあ・・・」
凛「ふーん・・・」
モバP「あ、今の渋谷さんをプロデュースしてるほうが全然楽しいですよ
凛「別にフォロー求めてなかったけどね」
凛「何周でもぐるぐるしてればいいじゃん」
モバP「何周もすると、数時間ずっと改札から出てないことになって、改札で止められちゃうんです」
モバP「一回痛い目にあったことがあります」
凛「なるほどね」
凛「駅それぞれの客層観察して何かわかったことあるの」
モバP「鶯谷から乗ってくる若者は大抵馬鹿です」
凛「急に毒が強くなったね」
モバP「あくまで結果論です」
モバP「まあ、そんな感じで少しゆっくりしたかったんですよ」
凛「私と?」
モバP「はい」
凛「・・・ふーん」
モバP「・・・あともう一つ、僕が山手線が好きな理由がありまして」
凛「何?」
モバP「山手線って、終点が無いじゃないですか」
凛「・・・うん」
モバP「で、僕は渋谷さんの担当プロデューサーとして一緒にやっていくわけです、これから」
凛「・・・まあ、そうなるね」
凛「待って急にどうしたの」
モバP「分かりませんかね」
凛「ううん、たとえが壮大で飲み込めてないだけ」
モバP「で、僕の敷いたレールの上を渋谷さんが走るんです」
モバP「でもそれに終点を作りたくないんです」
凛「・・・」
モバP「ずっとずっと、走り続けていきたいなって・・・」
モバP「あ・・・なんか説教臭いし、ださいですよね」
凛「・・・ううん、悪くないかな」
モバP「・・・そうですか、良かったです」
モバP「・・・次は寝ないので、渋谷まで寝てていいですよ」
凛「あー・・・いいよ、プロデューサーともう少し話してたいし」
モバP「・・・」
凛「・・・不満?」
モバP「なんかうれしくて泣きそうです」
凛「やっぱなんかイライラするなあそれ」
モバP「・・・これからよろしくお願いします」
凛「・・・よろしくお願いします」
凛「あと、・・・鶯谷に着いたらいろいろレクチャーして」
モバP「興味はあったんですね」
凛「うん」
凛「あと、私は色だったら京浜東北線が好きかな」
モバP「・・・何でです?」
凛「・・・蒼いから」
モバP「?}
凛「・・・蒼いからだよ」
モバP「蒼いって何ですか」
凛「うるさいやい」
一応ですが、
原宿→渋谷→恵比寿が内回り
原宿←渋谷←恵比寿が外回りです
凛「どうして」
モバP「・・・」
凛「どうして」
モバP「・・・」
凛「どうして山手線って一周64分しか無いの」
モバP「それが山手線だからだよ、あと64分しかって贅沢すぎでしょ」
凛「もっとおーそく、おーそく、あのばーしょへー、はーしーりーだーせよー」
モバP「やめなさい」
凛「だって~・・・」
モバP「人前で歌うのはやめといたほうがいいよ、どこで誰が見てるかわからないんだから」
凛「えへへ」
モバP「・・・デビュー1周年記念ライブ、お疲れさまでした」
凛「うん、お疲れさまでした」
モバP「というわけで、僕たちは渋谷の事務所に帰らなきゃいけません」
凛「そですね」
モバP「でもこれ外回りなんだけど」
凛「・・・何か問題ある?」
モバP「原宿から渋谷まで64分もかかるっけ」
凛「時と場合によってはかかるんだよ、知らないの?」
モバP「・・・知ってるよ、俺が教えたんだから」
凛「えへへ」
モバP「まさか凛から逆向きの山手線に乗ろうって提案されるとは」
凛「一年たてば少女は変わるものだよ」
モバP「どころかシンデレラにもなっちゃったよ」
凛「うん」
モバP「・・・変わったね、俺たちの環境も」
凛「・・・そうだね」
凛「全く。プロデューサーが引いてくれた終わらないレールの途中を走ってるだけなんだから」
モバP「・・・そっか、ありがと」
凛「プロデューサーも変わったよ、前より堂々としてるし、一人称が僕から俺になったし、・・・ちょっとカッコよくなった」
モバP「自分、うれし泣きいいっすか」
凛「勝手にすれば?(笑)」
モバP「(笑)」
凛「そういえばさ、プロデューサー言ってたじゃん、一年前」
モバP「なんか言ったっけ俺」
凛「これは64分間のバカンスだ、・・・って」
モバP「・・・ああ」
凛「・・・本当その通りだと思うよ、プロデューサーと一緒なら」
モバP「・・・ありがとう」
凛「ううん、こちらこそありがとう」
凛「それと、これからもよろしく」
モバP「ああ。蒼い電車さん」
凛「うるさいやい」
モバP「あはは」
モバP「何?」
凛「プロデューサーってもともと鉄道好きだったでしょ」
モバP「・・・わあ、スケジュール真っ黒だあ、こいつはすげえや」
凛「無視かい」
モバP「・・・なんか恥ずかしかったの、一年前は」
凛「でも、今は隠し事とかなしだからね」
モバP「はーい」
凛「よろしい」
凛「あと、一応言っておくけど」
モバP「ん?」
凛「私たちの終点は、結婚ってことでいいかな?蛭子プロデューサー♪」
凛「・・・そしたら、蛭子凛だもんね♪」
蛭子「・・・あ!鶯谷だ!馬鹿ばっかだなあ!」
凛「・・・顔真っ赤だなあ♪」
デレデレのしぶりんが書きたくて、鉄道ssにしてみました。内回りと外回りで、提案者と時空が違うっていう感じで。
蛭子って苗字、某漫画家が浮かぶからよくないかもですね
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コメント一覧 (34)
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- 2018年01月14日 03:46
- 素直に感心した
俺にもいるよ
一緒に鶯谷に行きたいアイドルが
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- 2018年01月14日 03:54
- 菜々さんと鶯谷行ってくるわ
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- 2018年01月14日 03:56
- ワシがひいたレールはここまでだ!後は、お前達自身の力で切り開いて行くのだ!
さらばだ!!
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- 2018年01月14日 03:58
- 志希にゃんといいこの人のssの構成力神がかってるでしょ
ツイッターは@poyariripppっぽいな
落ちの蛭子と鶯谷は反則
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- 2018年01月14日 04:04
- 早苗さんと鶯谷なう
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- 2018年01月14日 04:10
- なんでこんな出オチなタイトルからここまで発展できるんだ
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- 2018年01月14日 04:18
- 独特なSSを書くねオリジナリティがあるというのか…もっと見たいね
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- 2018年01月14日 04:34
- このままだとこの人マジでこの人の独自ジャンル作り上げそう
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- 2018年01月14日 07:15
- 鶯谷の駅に住んでるけど俺馬鹿じゃないからな!!
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- 2018年01月14日 07:41
- 風俗店のイメージしかないわあ
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- 2018年01月14日 09:21
- ??「鶯谷って言えば鶴光の『うぐいすだにミュージックホール』ですよね、キャハッ」
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- 2018年01月14日 09:32
- 菜々さんのは載せないのかね
こじれた未央Pがここにまとめさせるなっていってたやつ
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- 2018年01月14日 09:33
- ※11
読解力・・・
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- 2018年01月14日 09:45
- 鶯谷の意味がわからないとオチの面白さ半減するよな
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- 2018年01月14日 10:56
- マジレスすると一周以上乗り続けるのは犯罪
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- 2018年01月14日 11:20
- 地方民の俺ネタが理解できず
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- 2018年01月14日 12:16
- 晶葉「」
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- 2018年01月14日 13:07
- 良いじゃん
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- 2018年01月14日 13:22
- 蒼、YESだね!
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- 2018年01月14日 13:51
- 作風独特すぎていい意味で記憶にのこるな
アイマスまとめ456でこの人の全作読めるな
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- 2018年01月14日 15:40
- 妙なリアリティ
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- 2018年01月14日 16:28
- アイドルと同じ名前の駅があるかもと路線図を見たんだけど…無事目的地まで辿り着けるのかな。
ほとんどの駅で乗り換え出来るように見えた。
話が面白かっただけに、かえってすごい不安になる。
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- 2018年01月14日 16:33
- ※まーたこの作者は人を不安にさせる裏設定を・・・?
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- 2018年01月14日 16:35
- よくよく考えてみたら渋谷に降りれてないっていう・・・
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- 2018年01月14日 17:21
- >モバP「山手線って、終点が無いじゃないですか」
あるけどな
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- 2018年01月14日 17:29
- 終点が無いというよりかは切れ目がない、のほうがいいよな
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- 2018年01月14日 20:02
- 井荻凛ちゃん!
いい歌詞書きそう
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- 2018年01月14日 20:17
- ゲス不凛
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- 2018年01月15日 00:20
- すげえすき
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- 2018年01月15日 00:56
- この人のss、すごい好み分かれそう
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- 2018年01月16日 22:58
- うるさいやい
かわいい
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- 2018年01月17日 18:16
- 独特P、の出世作…?
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- 2018年01月20日 06:04
- 地方民の俺に鶯谷の解説頼む
逆回りから物語作るとか猛者すぎる