「ものすごいショタコンで、ありえないほど美人」
女「何やってんの?」少年「家のカギなくしちゃって…」
少年「大丈夫?」
女「飲みすぎた…」
少年「お酒弱いのに。無理するからだよ」
女「先輩が無理矢理さぁ。アルハラだよ」
少年「先輩ってサークルの?」
女「うん…」
少年「ひどい!大学に言おうよ」
女「あ、いや、私もふざけてたし」
女「ありがとー。ふぃ~」
少年「…先輩って男の人?」
女「んー何でー?」ゴクゴク
少年「別に…」
女「おっ!ヤキモチやいてくれるのかにゃ~?」
少年「ちがうよっ!」
少年「そう…」
女「Zzz...」スピ-
少年「ちょっ!ダメだよ廊下で寝ちゃ」
女「うーん。ベッドまで運んでぇ」
少年「もう!」グイグイ
女「やーん。もっと優しくしてぇ」
女「お・ね・が・い☆」
少年「…」
女「うおおお!?」
少年「~ッ!!」プルプル
女「あはっ!すごいすごいっ!」
少年「~~ッ!!」プルプルプル
女「お姫様抱っこ!やるじゃーんぼくぅ」
少年「ぼく、って、言うな、ッ!!」
少年「ぐはぁ!!」ズテ-ン
女「きゃっ!」
少年「」ゼ-ハ-
女「下になってくれたんだね…」
少年「女さん、落としちゃ、大変だから…」
女「ん、ありがとねーぼく」
少年「ぼくって言わないで…」
少年「あと重いからどいてくれる?」
女「なんだとう!?」
少年「…」
女「ごめんね。痛かったでしょ?」
少年「平気だよ…」
女「よしよし」ナデナデ
少年「あの、女さん」
女「んー?」
少年「ッ!」ガバッ
女「わっ!?」
女「な、なになに?」
少年「うやむやになってて、ちゃんと言えてなかったから…」
女「え?え?」ハッ
女(まっまさか!別れ話とか…)ガ-ン
少年「その…」
女(やだ!やだ!私間違えた!?)
女(選択肢ミスった!?)
女「…」ポカ-ン
・・・
女「えっ!私達付き合ってなかったの!?」ガガ-ン
少年「やっ、その、お付き合いさせていた、いただいてたと思うだけど、ちゃんと言ってなかったからっ!!」アセアセ
少年「こっこういうの、ちゃんとした方がいいと思ったしっ!なあなあで付き合ってて、女さんに捨てられてもやだしっ」アセアセ
女「やだっ!捨てないわよ!」
少年「えっあっほんとっ!?ありがとうございます!」
女「…」
少年「…」
女「プッ」クスクス
少年「あ、あはは」
少年「だって…女さん綺麗だし、優しいし…」
少年「本当に僕みたいな子供と付き合ってくれてるのか、不安になって…」
女「」キュ-ン
女「えいっ」ギュ
少年「わっ」
少年「あ、あの///」
女「これでもまだ不安?」
少年「…」
女「あのね、さっき『好きです』って言ってくれてね」
女「私は今すっっっごい幸せな気持ちだよ?」
少年「ほんとう…?」
女「うん。だからね、私からも言うね?」スッ
少年「…///」
女「あなたよりもずっと年上だけど…彼女にしてくれますか?」
少年「…ハイ」
女「声が小さーい」
少年「はっはいっ!」
女「…」ニマニマ
少年「~~~ッ///」カァァ
女「お…」
女「…」
女(いやああああああん!!何々!?何そのリアクション!!)
女(あかん!可愛すぎるっ)
女(このままだと襲ってしまう!)
女「私の方が好きだも~ん♪」スッ
少年「えっ」
女(離脱!!)
少年「どっどこ行くの?女さん!」
女「さあーどこでしょー?」
少年「待ってよっ」タッ
女(うそぉ!?追ってきた!)
女(あかん!あかんて!今の私はケダモノやでぇ!?)
女(フィールドを変えるっ!)
ガチャッ
女「捕まえてごらんなさ~い♪」
女(やめて!そんな涙目で追ってこんといて!食べちゃいたくなるからっ!)
少年「鬼ごっこなら負けないよ!」ダッ
女「うそっ!早っ!?」
少年「捕まえたっ!」ギュ
女「やん♪」
女(ああ^~)
女「…」
女(あかん。あかんで、女。ここは外やで)
女(とりあえず部屋に戻りなさい)
女(まず、そのくっついてる可愛い生き物を剥がしなさい)
女(体温が名残惜しいです、先生)
女(いけませんよ!女さん!ポリスメンに見つかったらあらぬ誤解を受けましてよ!メガネクイッ!)
女(ミッションスタートゥ!!)
女「えっと、ぼく?とりあえずお部屋にもどろ?」
女「え」
少年「離さないよ、女」
女「」
女(よびすてぇ~~~!!!)
女(よよよよびすてええええええ!!!)
女(ボイスメモ録っときゃよかったあああああ!!!!!)
女(女さん!気を確かにもちなさい!)
女(うるせぇロッテンマイヤー!)
女(私はこのままゴールインするでぇえええ!!)
女(彦摩呂!彦摩呂!)
女(ブラマヨ小杉!フット岩尾!)
女(効きませんなぁ~フォフォフォ!!)
女「」ハァハァ
少年「女さん、ふかふか…」
女「」ピク
女「ほう。私がデブだと?」
少年「ちがっ!違います!」アセ
女「白いワンピースからのぞかせる太ももがむちむち過ぎて見てられんと?」
少年「言ってない!そんな事言ってない!」
女「ふんっ」プイ
女(ひょ~。なんとか正気を取り戻した…)
少年「あわわ…」
女「なあに?」
少年「女さんは、もうちょっと、太った方がいいと思います…」
女「あん?さっきふかふかや言うたやろが」
少年「」ビクッ
女(おっといけない)
少年「ふ、ふかふかなのは、む、胸で…///」
女「…」
少年「やわらかかったです///」
女「…すけべっ♪」ツン
女(こんのエ口ガキぃ~♪)
女(ええんやで!?もっとふかふかしても、ええんやでええええ!!)
女「ん?そうしよっかー」
女(ふぅ。クールダウンクールダウン)
テクテクテク...
少年「…」テクテク
女「…」テクテク
少年「女さん。あのね」
女「ん?なあに?」
少年「急にこんな事言ったら変に思われるかもしれないけど」
女「あ、あら」
女(え!?なになに!?改まって)
少年「僕、いい男になるから」
少年「この先いっぱい勉強して、いっぱい賢くなって、女さんと釣り合うような男になるから」
女(こ、これってまさか、まさか)
少年「牛乳いっぱい飲んで、スポーツもやって背も伸ばすから」
女(まさか、まさか、まさか)
少年「将来、僕と結婚してくれますか…?」
女「」
少年「」ビクッ
女(ふふ、いきなりどうしたの?ぼくったら)
少年「え、えっと。ありがと…?」
女「男女同権が叫ばれとる昨今…妙にナヨナヨしちゅう男子が増えていかん!」
女(急にそんな事言ってっ。お姉さん、ビックリしちゃったゾ☆)
少年「はあ…」
女(でもね?ぼくくんが大人になる頃…私、もうおばさんだよ…?)
少年「うん、僕もそう思うよ!」
女「行くでぇ興毅!!あの夕日に向かって走るんや!!」ダッ
女(こんな、おばさんでいいの…?)
少年「わかったよ女さんっ!」ダッ
女「世界のジャブや!!ピンポンラッシュや!!」
女(嬉しい…!大好きっ!!)
少年「一生ついて行くよ!女さん!」ニコッ
女「ああ^~」
女(ああ^~)
チュンチュン...チュンチュン...
女「…」ムク
女「何かあったと思うだろう?」
女「何も、何もなかったのさ」
興毅「あーせやな。親父のボクシングの100のうち1も出してへんで。別に特別な事はせえへんな。お?ランダエタには寝とっても勝てるわ!ごちゃごちゃ言うてるヤツぁ一生言っとけや!!」
女「ぼくくんが、亀田興毅になった以外は」
興毅「んー?まーせやな、大したことないで。親父のピンポン球の方がヤバいで」
女「私のせいなの…?」
興毅「アメーバーピグ、おもろいで」
女「ごめんね…ぼくくん…ごめん…」ポロポロ
興毅「亀田とK.O.はセットや」
女「いや。美しくない。嫌い」
興毅「亀田とK.O.はセットや」
女「さっき聞いた」
興毅「ワイは浪速の闘犬や」シュッシュッ
女「いやあ!私のかわいいぼくくんはどこに行ったのお~」シクシク
興毅「このスイーツ最強やで」モグモグ
女「うっせ!!」
女「…」
興毅「で、一転してバッシングされるようなって」
女「…」
興毅「でもな。終わってから、全部終わってから、幸せやったなって思えんねんなぁ」
女「…苦労したのね」ホロリ
興毅「まあカマキリホストは正味う○こやったな。あいつはないわ」
女「こら!」
汗臭くて、正直一秒も一緒にいるの嫌だけど
私の大好きな彼の成れの果て
私のせいで変貌した彼
罪を背負って、私は今日も彼のスパーの相手をする
女「っしゃこいや!興毅!」バッ
興毅「っしゃあ!りゃりゃりゃりゃ!!」シュシュシュ
女「行くでぇ!世界のジャブや!!」
興毅「どんなもんじゃいいいい!!!!」ババババ
女「八百長がないのがボクシングや!!!!」
~ 亀田 end ~
チュンチュン...チュンチュン...
女「…」
少年「Zzz...」スヤスヤ
女「ゆ、夢…!」
少年「おはよう、女さん…」
女「お゛ばよ゛」ダ---
少年「!?どうしたの!?」ビク
女「別に…グジュ」シクシク
少年「なっ何かあったの!?」
女「ヒン...ヒック」ポロポロ
女「カメダ...カメダガ...」
少年「???」
女「!」
少年「よしよし」ナデナデ
女「ふぇ…」
女(今度は夢じゃありませんよーに…)
少年「女さん、ご飯食べよう」
女「ヤ」ギュ
少年「え」
女「もうちょっとギューしてたい」
女(ふぉっ!?)
少年「…」グイ
女「…!」
女「キタキタキタキタでぇ~~!!」
女(やん♪ぼくったら、何するつもり?)
少年「!?」ビク
女「ちゅーーーーですか!?もしかして、ちゅちゅちゅちゅーーーーでっかああああッッ!?」
女(ふふっ♪ぼくくんに上手にできるかなっ?)
少年「!?!?!?」
女(おいでっ♪お姉さん手伝わないから、一人でやってごらん?)
少年「…」チュ
女「イエス!!アハン!!シーハー!!」
女(…ふふっ♪どんな味がした?)
少年「…」
女「ソーーウグッド!!アイムカミーーン!!」
女(上手だったわよ♪…もう一回、する?)
少年「………」
少年「………プッ」
女「!?」
少年「おっおもしろい!女さんっておもしろいなあー!」ケラケラ
女「!?!?!?」
女(まっまさかっ)
女(私、今逆になってた!?)
少年「もしかして、女さんっていつも本当はそんな感じ?」
女「えっ!あっ!?」ビク
少年「フフ...」
女「あ、あ…私…っ!」
女(ああーーー下手こいたーーー!!)
女(デデデンデデデンデデデンデデデン)
女(ウィ~wwwヒッwwwwウィ~wwwwウィ~www)
女(オヒョwwwアヨヨヨwwwwグヒヒwwww)
少年「まあ、どっちが本当でもいいや!」
女「え?」
女「…」
少年「僕が女さんのこと好きなのは変わらない」ギュ
女「…ほんと?」
少年「女さん!」
女「えっあっはいっ!」ビク
少年「これからもよろしくねっ!!」
おわり
「男女」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (9)
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- 2017年12月13日 05:35
- あ^〜たまらねえぜ
-
- 2017年12月13日 06:01
- 途中の亀田は本当に何だったんだよ(笑)
-
- 2017年12月13日 08:10
- 「プッ」クスクスがブックスに見えたから絶対に許さねえ、ドン・サウザンド!
-
- 2017年12月13日 12:26
- _人人人人人人人_
> 突然の亀田 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
-
- 2017年12月13日 14:31
- 亀田endはいい話だと思います。
-
- 2017年12月13日 15:56
- 亀田ぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎‼︎
-
- 2017年12月13日 17:35
- やり込み要素ありそうなノベルゲーですね
-
- 2017年12月13日 21:07
- ものすごいショタコンで、ありえないほど美人な彼氏が欲しいです
-
- 2017年12月13日 23:18
- メドベージェワさんの新しい芸風かと思ったらとんだ三文小説だった
読んでないけど