主人「おのれこのクソ奴隷がぁ!」奴隷少女「ああ、お許し下さいご主人様!」
- 2017年11月30日 19:10
- SS、神話・民話・不思議な話
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主人「お前の寝煙草のせいで屋敷が全焼したんだぞ!あれほどやめろといっただろ!」
奴隷少女「申し訳ありせん!もう二度といたしません!」
主人「許さん!罰を与えてやる!」
主人「しっぺー」ペコッ
奴隷少女「いたっ」
主人「デコピン」ポコッ
奴隷少女「あたっ」
主人「馬場チョップー」ポンッ
奴隷少女「うぅ…」
主人「やはりバカには痛みで躾るのが一番だな!明日には薬をぬってやるから今日はそのまま寝ろ!」
主人「俺の戸籍を勝手に売りやがったな!知らない外国人と結婚させられてたぞ!」
奴隷少女「お許し下さいご主人様!」
主人「許さん!罰を与えてやる!このクソ奴隷が!」
奴隷少女「うぅ」
主人公「そうら目の舌にわさびぬってやるう!」
奴隷少女「あああ!」
主人公「やはりお前のような役立たずは痛みで躾るのが一番だな、あと二時間耐えたら介抱してやるからそれまで反省しろ!」
主人「よくも俺の寝室の前に対人地雷をしかけてくれたな!愛用の鉄フライパンで防がねば穴だらけになるところだったぞ!
見ろ!育てたやつがボコボコだ!」
奴隷少女「お許し下さいご主人様!」
主人「許さん!罰を与えてやるぞこのクソ奴隷め!」
フライパン育ててんのか……
鉄製なんやろ
奴隷少女「この音いやぁ!」
主人「高周波マッサージ機!」カチッ
奴隷少女「いたたた!」
主人「青汁飲め!」
奴隷少女「まずい!」
主人「これにこりたら二度とやるなよこのゴミ奴隷が!」
主人「よく俺が寝ている間に地雷原のど真ん中に放置してくれたな!拾った枝で必死に解除して脱出してきたんだぞ!」
奴隷少女「お許し下さいご主人様!」
主人「いいや許さん!体で思い知らせてやるこのクソ奴隷が!」
奴隷少女「はい」
主人「よしコロッケ揚げろ」
奴隷少女「熱! 熱い!油が!跳ねた油が!」
主人「あと20個揚げるまで許さんぞ!あとで軟膏塗ってやるから最後まで揚げろこのゴミ奴隷が!」
主人「それがどうした。奴隷の一人や二人俺ほどの富豪なら持って当然だ」
青年「非人間的な扱いで虐待していると聴きましたが」
主人「ふん、俺の奴隷をどうしようと俺の勝手だ」
青年「…あなたには人間の心がない」
主人「好きなように言え。ただこの業界で俺を敵に回して生きて残れると思っているのか」
青年「あなたの奴隷になるよりはマシですよ」
主人「…ふん。若造め」
トゥルル
主人「ああ、俺だ」
主人「件の若造が来たぞ。なかなか度胸がある。ああいうのは有望だ。お前の方で援助してやれ」
主人「俺の名?出さんでいい。俺は嫌われているようだからな」
主人「ひさしぶりに若い頃を思い出したよ」
奴隷少女「あ、あのぉ」
主人「なんだ?」
奴隷少女「ご主人様に刃向かう愚か者と思い先ほどのお客様の車にうっかり爆弾をしかけてしまい…」
主人「いますぐ連絡して止めろ!」
主人「よくも俺の車にまで爆弾をしかけてくれたな!それもご丁寧に時速六十キロ以下で爆発するやつを!
とっさに飛び降りなければ死んでいたわ!」
奴隷少女「お許し下さいご主人様!」
主人「やはりお前は痛みで躾てやろうゴミ奴隷め!」
野宿やんけ
え…これ書いてくれたの?
ありがとう
奴隷少女「わぁい!」
主人「しかしお前は罰として白米ではなく炊き込み御飯で食え」
奴隷少女「ええ…」
主人「はっはっは!魚沼産コシヒカリで食べる焼き肉は最高だぞこのクソ奴隷が!」
可愛い
地味だけどメッチャ嫌なやつw
主人「ですがなぁ…あの奴隷は売ってもとても使い道がないゴミみたいなやつで。まあ顔はいいかもしれませんが」
奴隷商人「いえそれでいいのですよ」
主人「はあ」
あかん(確信
主人「……」
奴隷商人「あの見た目の良さなら良い値がつきますよ。さしあたってはこれくらい」
主人「帰れ。帰ってくれ!」
奴隷商人「は」
それとも商人をかばっているのか?
奴隷商人「う、うわ!わかりました帰らせて頂きます」
主人「ふぅ、…何を見ているこのゴミ奴隷が!」
奴隷少女「も、申し訳ありませんご主人様!」
主人「もたもたしてないで掃除でもしろこのゴミ奴隷が!」
主人「ふん、甘やかしてばかりも…奴隷め、なにか手帳を落としたな?」
主人「『ご主人様にしてあげたいことリスト』?」ペラッ
主人「肩たたき、恩返し…あいつ、こんなものを」ペラッ
主人「…逆さ吊り、バットで袋叩き…?針責め…?」
主人「あのクソ奴隷があああ!」
主人「よくも寝ている俺の額に油性マジックで肉と書いてくれたな!しかも丁寧に水性ペンを近くに置いて俺を安心させやがって!
拭いても落ちないこの絶望を味あわせてやりたい!」
奴隷少女「申し訳ありせん!二度とやりませんから!」
主人「今日という今日は許さんぞこのクソ奴隷が!」
奴隷少女「はい」
主人「罰として月二回にして並にします」
奴隷少女「申し訳ありせん!二度とやりませんからお許し下さいどうかお慈悲を!」
主人「今まで一番イヤそうだなお前…」
主人「よくも俺の写真でコラを作ってホモ雑誌の読者投稿に送ってくれたな!」
奴隷少女「でもほらこんなにファンが!」
主人「うるせーよこの野郎!しかも携帯番号まで乗せやがってよおおお!ケダモノフレンズからひっきりなしだよおおお!」
主人「今日という今日は許さんぞゴミ奴隷が!」
奴隷少女「申し訳ありません電話番号の持ち主は先週死にました」
???「あーそぅ、冥福をお祈りします」ガチャッ
奴隷少女「うぅ…ホモの相手辛いよぉ」
主人「まだかかってくるからな!止むまでお前が出ろよこのクソ奴隷が!」
主人「よくも寝てる間に中国河南省少林寺に勝手に弟子入りさせてくれたな!一人前になるまで寺を出れないと言われたんだぞ!」
奴隷少女「3ヶ月で老師を倒して帰ってくるなんてさすがご主人様!」
主人「功夫を重ねたんだよ!あと拳児を全巻読んでるしな!」
主人「今日こそお前をしつけし直してくれるこのゴミ奴隷が!」
主人「しもつかれ」
奴隷少女「え」
主人「栃木県の伝統的な料理だ。ゲロみたいだがゲロじゃない。さあ食え」
奴隷少女「え」
主人「おら食ええ!」
奴隷少女「い、いやああ!」
主人「これで少しはこりただろうこのクソ奴隷が!心を入れ替えるがいい!」
酢を入れるやつは死ゾ
う~ん、これはゲロ!w
Wikipediaとか見るなよ絶対にだぞ
主人「よくも俺が風呂に入ってる時に電源付いたドライヤー投げ込んでくれたな!とっさに受け身を取らねば感電で死んでいたわ!」
奴隷少女「感電は受け身では防げません…」
主人「うるさいわそんなこと知ったことか!もう今回は許さんぞこのゴミ奴隷が!」
奴隷少女「うぅ…」サクサク
子供「お姉さん何の種植えてるの?」
奴隷少女「これは…ちくわよ」
奴隷少女「芽がでてちくわが実るの。春には沢山ちくわが取れる」
子供「…」ママーヘンナヒトイルー
奴隷少女「視線が…頭がおかしいと思われてる」
主人「あと10人くらいの前でやるからな!明日からお前はちくわ農家だゴミ奴隷が!」
主人「よくも俺が寝てる間に富士樹海山中へ放置してくれたな!パジャマ一貫から必死にサバイバルして生還してきたぞ!」
奴隷少女「申し訳ありませんご主人様!もう二度といたしませんから!」
主人「やかましい!シカやイノシシ、野生のパンダと戦ってきたんだ!お前にも地獄を見せてやる!こっちに来いゴミ奴隷め!」
奴隷少女「そ、そんな!お許し下さい!」
主人「お前はベアグリルスさんと動向して番組作りだ!ベアグリルスさんのサバイバル術も一緒にやってもらう!
これは食べてはいけません、それでは食べてみましょう
これは貴重なタンパク質です
を実践してこいこのクソ奴隷め!」
主人「よくも俺のパラシュートを作動不能にしてくれたな!
五点着地方が出来なかったら全身打撲で死んでいたぞ!」
奴隷少女「お許し下さいご主人様!もう二度といたしませんから!あとご主人様はほんとに人間ですか…?」
主人「お前にはやはり痛みでわからせてやらんといかんな!こっちにこいこのクズ奴隷め!」
奴隷少女「……」
主人「肉無し青椒肉絲。カウボーイビーバップでも有名」
奴隷少女「……」
主人「まるごとピーマン。かじれ」
奴隷少女「も、もう二度といたしませんお許し下さい…」
主人「一週間はピーマンだ!この機会だから好き嫌いを直してやるゴミ奴隷め!」
主人「あぁ?俺の物をどうしようと俺の勝手だ」
富豪「いくら奴隷とはいえ扱いには限度というものがあるだろう…君の扱いは常識的なものでは」
主人「やかましい俺の奴隷をどう扱おうと誰の迷惑になる」
主人公「寿司は週二回食わしている。半年に一回は健康診断。有給は一年に三週間ある」
主人公「カレーは周一。俺の手作りだ」
ワイより休みあるやんけ・・・
これほどの待遇を受けておきながら定期的に主人を殺しにかかる奴隷がいるらしい
富豪「うちの奴隷共がそっちの条件が良いからこっちも上げてくれとうるさい…」
主人「知るかそんなこと!」
そらそうよ
富豪「あと君の奴隷がこぼしていたがな」
主人「なんだ」
富豪「手間かけて作るわりにカレーがまずいって」
主人「あのクソ奴隷があああ!」
奴隷の癖に図々しいww
主人「よくも俺を米国大統領暗殺計画犯と冤罪をかけてくれたな!デルタフォースやCIAに殺されかけたぞ!」
奴隷少女「あと五分遅かったら爆撃されてましたね…」
主人「全部のお前のせいだ!ヒラリーからファンレターが来たぞ!
今日こそは根性叩き直してやるクソ奴隷め!」
これは有給はあっても消化させてもらえないか
年間休日は少ないタイプと見た
主人「ああん?有給はあっても消化させてもらえない?」
主人「バカか貴様は!有給は使うためにあるんだろうが!」
主人「そんなこともわからんとはお前は学校で何を学んできたんだ!」
奴隷少女「はい」ハムッ
主人「そしてこれを目一杯伸ばす!伸ばす!伸ばす!いいか!離すんじゃないぞ!絶対離すなよ!」
奴隷少女「はい」パシッバッチイイイイン
主人「いったあああい!手がぁ!離すなって言ったじゃん!」
奴隷少女「ごめんなさい」
主人「勝手に俺のフェイスブック作りやがって!
見ろ!世界各国からのゲイがメッセージ送ってくるぞ!なに書きやがった!」
奴隷少女「申し訳ありませんご主人様!ご主人様にお友達ができればいいかなと思ってつい…」
主人「これはお友達じゃなくておホモ達だよバカやろう!今日こそはお前を躾し直してやるゴミ奴隷め!」
ヒゲダルマ「へっへっへ!こいつぁ上玉だ!壊れるまで遊んでいいんですね旦那!」
老紳士「おやおや孫と変わらないじゃないか。可哀想だが楽しませてくれよ」
奴隷少女「ひ、ひいぃ」
主人「今夜一晩可愛がってやるからな!」
ヒゲダルマ「あばばばばばば」
奴隷少女「はい国士無双ね」
老紳士「あべし!」
奴隷少女「はい夜明けまでまだ五時間あるからねー遊びましょうねー」
主人「こんな…まさかイカサマ!」
奴隷少女「御主人様ぁバレなきゃサマはサマと呼べないんですよぉ」
主人「よくも俺が寝てる間に南米のコカインマフィアの勢力圏ど真ん中に放置してくれたな!しかも俺が米国工作員だとマフィアに嘘を流しやがって!」
奴隷少女「マフィアを壊滅させて帰ってくるなんてさすがご主人様です!」
主人「うるせぇ老師の教えが無ければ死んでいたわ!もう容赦せんぞこのクソ奴隷が!」
覆面マッチョ「はいよろしくお願いします」
主人「怪我をさせることなく腹パンの苦しさを味わわせるプロフェッショナルだ」
奴隷少女「ひ、ひいい、そんな」
奴隷少女「ひ、ひいいお許し下さいご主人様!」
主人「うるさい俺の怒りを思い知れ!先生お願いします!」
覆面マッチョ「はい。それでは、オラァッッ!!」ドゴォ
主人「うぶおおおおお!!」
奴隷少女「」
主人「う、うぶええ」ビチャビチャ
主人「な、なんで、俺に…?」
覆面マッチョ「依頼書には『腹パンマニアの主人にしてください』と書いてあったぞ?」
主人「え、バカな…まさか依頼のメールが何者かに書き換えられて…」
主人「誰が…」
奴隷少女「…」ニヤッ
主人「お前かあ!このクソ奴隷があ!」
奴隷少女策士すぎだろw何もんだww
奴隷少女「めっそうもありません…私は頭の悪いただの卑しい奴隷です…」
奴隷少女「だから、余計な詮索はするな。いいな?」
自分を弱い立場に見せる立ち回り
強い(確信)
主人「いや知りませんな」
刑事「せめて見てからいってくださいよ…」
刑事「この対戦車ロケットを担いだ少女…我々は彼女を探している。数年前に彼女はとあるテロ組織にいた」
主人「無辜の市民が知らんといっているんだよ刑事さん」
刑事「あなたはこの少女を奴隷として」
主人「知らん。あれは無能なクズ奴隷だ。テロどころか晩飯の支度さえろくにできん。あれにRPGなど持たせたら自爆するだけだ」
刑事「どこでその奴隷と出会ったんですか」
刑事「あなた、嘘だとわかって」
主人「知るか。あれは無能なゴミ奴隷だ。そのテ口リストだかの小娘はどこぞで野垂れ死にしてるだろ。話は終わりだ帰ってくれ」
何であそこまでされて庇えるんや…
奴隷少女「…はい、あの私は」
主人「知らん。お前の前歴など知るか。お前は俺のものだ。死ぬまでここでこき使って」
アナウンサー「ニュースをお知らせします」
主人「……え」
奴隷少女「いやだからそれ私じゃないと言おうと思って」
主人「なんだこのオチは!あの刑事がクソ無能なだけかよ!」
奴隷少女「写真ちゃんと見ないからですよ」
主人「うるせぇこのクズ奴隷が!」
奴隷少女「私が元テ口リストだなんてめっそうもありません…」
奴隷少女「ボランティアで働くほど安い技術ではないんですよ…」
主人「よくもエベレスト登頂直後に後ろから突き落としてくれたな!
受け身を取らなければ回収不能の遺体になって永久に登山者の足場になる所だったぞ!」
奴隷少女「普通に生きてるからシェルパの人もドン引きしてましたよ…」
主人「やかましい!もう容赦せんぞこのクソ奴隷が!」
奴隷少女「いたた」ガシガシ
主人「目にレモン汁」
奴隷少女「いたた染みる染みる!」
主人「鼻にワックス詰めて引っこ抜く!」ブチブチ
奴隷少女「いったああああ!!」
主人「ふはは!ほおら鼻毛がいっぱいだあ!Twitterに画像つけてアップしてやるクソ奴隷め!」
奴隷少女「やめてえええ!」
奴隷少女「えっと、花火が見たくて…」
主人「うん」
奴隷少女「それで…花火を買ってきてやりました」
主人「うん。打ち上げ花火?」
奴隷少女「はい。打ち上げ花火です」
主人「なぜ家の中でやった?」
奴隷少女「外は寒くて」
主人「全焼して全部外になっちまったよ!今日こそは許さんぞクソ奴隷が!」
奴隷少女「はい」
主人「安楽亭に変更です」
奴隷少女「もう二度といたしませんから!お許し下さい!ご主人様!どうかお慈悲を!」
主人「お前ほんと食い物系効くなぁ…」
主人「早朝寝起きバズーカなんぞやってきやがるとはなあ…しかも本物のバズーカをぶっ放しおって!部屋に大穴が空いたぞどうしてくれる!」
奴隷少女「申し訳ありませんご主人様!でもご主人様は前々から本物嗜好の方でしたので…」
主人「言い訳になってねーよ!痛みと後悔で学習させてやるこのクソ奴隷が!」
奴隷少女「はい、そして私は椅子に縛り付けられてます…」
主人「まずは玉子からだぁ!」ギュウウ
奴隷少女「熱い熱い!」
主人「さらに厚めの大根!」ギュウウ
奴隷少女「あっつう!」
主人「おっと手が滑って辛子が鼻に!」ベタッ
奴隷少女「あああ!!」
主人「これにこりたら二度とやるなこの無能奴隷が!」
奴隷少女「い、いいんです、これは私がバカで無能だから罰を受けて…」
青年「あの男は僕の車に爆弾をつけて脅迫してくるような卑劣な男だ。そんなやつのいうことを鵜呑みにしてはいけない」
奴隷少女「は、はい…」
奴隷少女「いいんです私なんかのためにそんなご苦労をなさっては…」
青年「君のような不幸な人を無くすことが目標なんだ。辛いだろう、僕を信じてまっていてくれ」
主人「おい!呼んでるんだから早く来い無能奴隷が!」
主人「ゴミ奴隷が!来いといったら黙ってこっちにこいまた罰を与えられたいのか!」
奴隷少女「は、はい今参ります!」
主人「今日は新鮮なブリが手には入ったからな!刺身にブリ大根を作ったぞ!」
奴隷少女「わぁい!」
青年「今頃彼女はどんな酷い目に…」
今日はうちのアホ奴隷にブリ大根食わせてやった
いい気味だぜ
青年「ブリ大根…なにか拷問の隠語か…?」
奴隷少女「なんか変な勘違いしてたんでテキトーに話あわせときました。あとお刺身おかわり」
主人「はいはいあとピーマン残すなよ」
主人「よくも俺のズボン全部の股間の所だけに穴を空けてくれたな!外にもいけない!職質されて終わりだこんな恰好!」
奴隷少女「申し訳ありませんご主人様!けして怪しい方ではないとアピールするために写真取ってTwitterに載せましょう!」
主人「やるわけねーだろクソボケがあ!もう今日こそは本当に許さんぞクソ奴隷が!」
奴隷少女「これなんですか…?」
主人「これ?」
主人「鼻フック」
奴隷少女「あああああ!!」ムギュウウウ
主人「さあこれもTwitterにアップだ!」
奴隷少女「やめへええええ!!」
青年「やはりこんなことに…一刻も早くこの卑劣な男を止めなくては!」
富豪「え、何の話?」
青年「とぼけないでもらいたい!あなたの友人のあの男ですよ!少女の奴隷を虐待している!」
富豪「ごめんちょっとなにいってるかわからない」
富豪「うーん虐待っていうのかなあれは」
青年「年端もいかない女の子がそんな目にあっていてあなたはなにも思わないんですか!」
富豪「まあまずいカレー食わされるのは虐待といえば虐待かなあ」
富豪「いやそのままカレーがまずいって意味で」
青年「とにかく、あの男をなんとかして少女を助け出すべきですよ!」
富豪「ええ…」
主人「くっくっく、なにを言いに来たと思えばそんなことか。くどいな俺の物をどうしようと俺の勝手だと言ったはずだ」
青年「その腐った認識もそこまでだ。お前の悪行の数々…全て記録しているぞ。エベレスト山頂から人を突き落とすなんて許されるわけがない」
主人「え」
主人「え、ちょ、なにいって」
青年「さらにあのまずいカレーとかあれは一体」
主人「俺のカレーはまずくねぇよバカやろう!」
青年「え、だからカレーって」
主人「スパイスも全部1から調合してるんだぞ!そのスパイスも厳選して買ってるの!俺のカレーが一番旨いの!誰だよまずいっていったの!つれてこい食わせてやるから!」
青年「錯乱してる…」
レトルトのが美味く感じる舌なんやろ
主人「待てよ俺のカレー食って…クソいっちまった」
奴隷少女「ご主人様…」
主人「よし今日はカレーだ。待ってろ前より旨いやつができたから今度こそ」
奴隷少女「すいませんココイチのカレーのほうが遥かにマシなので私は結構です」
主人「なあああああああ!!!」(発狂)
奴隷少女「そんなことよりご主人様は一度インドに公式の謝罪をしてみては。国際法廷に呼び出される前に」
主人「外交問題か。俺がカレー作ると外交問題になるのか」
主人「ぶち殺すぞゴミ奴隷…カレーウドンやらカレーパンやらある意味国辱級魔改造カレーは色々先駆者がいるからなあ…」
奴隷少女「日本はインド人にごめんなさいしないといけない」
奴隷商人「そこでお話があるんですよお若い人」
青年「あんたは…やめろ、お前みたいなやつと話す気はない」
奴隷商人「あの奴隷の娘を助けたいんでしょう?いっしょにそれを考えましょうよ」
青年「ほう」
奴隷商人「それには私も協力しましょう。あなたにはその材料を使い主人に圧力を与える側になってもらいたい」
青年「それは」
奴隷商人「まあまずはあの主人の動向ですね。叩けば埃もでるでしょう」
奴隷少女「はい」
主人「家の前に変な焦げ痕あるけどアレなんだ?」
奴隷少女「なんか怪しいやつが家の中見てたんで手榴弾ぶち込んどきました」
主人「えー怖いなぁとづまりすとこ」
青年「もう諦めたのか…」
奴隷商人(焦げ)「いえ身辺調査もいくらかやったんですが、あの主人全くのシロなんですわ」
青年「え」
???「はっはっは、子供は何人いても可愛らしいものですな。この子達の笑顔のためなら幾ら積んでも惜しくはない」
???「子供は未来なのです。大人が子供を守り育てなければ未来は無くなってしまう」
???「やめなさい。どさくさまぎれにそういうことするのはだめだよ。だめ…」
???「だから抱きつくふりしてナイフ刺そうとすんじゃねーよボケ奴隷が!ガキが見てんだろが!悪い影響与えんだろ!」
青年「そんな…」
奴隷商人「なにかないかと家の前を見張ればどこからか飛んできた手榴弾にやられてこの様です…」
青年「いつからこの街は北九州になっちまったんだ…」
主人「よくも俺が寝ている間に勝手に相撲部屋に入門させてくれたな!もう四股名まで用意されてたぞ!」
奴隷少女「申し訳ありませんご主人様!でも私はモンゴル派が幅をきかす角界の未来を憂いてご主人様に託すしかないと思い…」
主人「稀勢の里がいるから大丈夫だよバカ!もう我慢ならん体で思い知らせてやるこのゴミ奴隷が!」
奴隷少女「…全然痛くないです」
主人「えこれ本当に痛いの?ちょっとやってあだだひぎいい!!」
奴隷少女「先生ここはどこが悪いツボなんですか?」
主人「あばオーホッホウオーホッホウ!」
奴隷少女「生殖機能?ああ、衰えてるんですねぇ」
主人「このクソ奴隷がああ!!」
奴隷少女「もうお気づきですね」カタカタ
奴隷少女「あの谷間の写真は26才巨乳OLのものではなく、頑張ってお肉を集めて自分のを撮ってみましたほめてください」カタカタ
奴隷少女「ぜひ盛り上がっているコメントを照覧下さい」カタカタ
奴隷少女「あなたの奴隷より」カタカタ
奴隷少女「ふぅ」
廊下<キエエエエエエエエエエ!!
廊下<コノクソドレイガアア!!
奴隷少女「あ、やっべ逃げよ」
奴隷少女「申し訳ありません!もう二度といたしません!」
主人「許さねぇ…絶対許さねぇぞこのクソ奴隷があ!」
主人「今までは風呂上がりにハーゲンダッツをやったが」
奴隷少女「はい」
主人「罰としてガリガリ君リッチに変更」
奴隷少女「お許し下さいご主人様!」
主人「うるせえこのゴミ奴隷が!」
奴隷少女「申し訳ありませんご主人様!」
主人「よふもきんひかんざひをうっひぇくれひゃな!ろれちゅがまわりゃなくてりぇんりぇんしゃれないいい!!」
奴隷少女「筋弛緩剤を多めに打ったせいでしょうか。舌が動かなくてろれつがまわってません。面白いですご主人様ww」
主人「ひょのくひょどりぇいがあああ!!」
主人「ここに激辛ペヤングがある。お前に食わせてやる!」
奴隷少女「ひ、ひいい!」
主人「ちなみにどのくらい辛いかというと」チョビ
主人「…」
主人「…」ミズグビクビグビー
主人「…辛すぎるから少しマヨネーズいれてやる待ってろアホ奴隷」
主人「よくも俺愛用の椅子に爆弾を仕掛けてくれたな!
早く解除しろ!」
奴隷少女「ええっと、これ青だったかな赤だったかな…」
主人「作ったくせに構造覚えてねーのか!」
奴隷少女「ご主人様の今日のラッキーカラーは?」
主人「青」
奴隷少女「よし赤だ」プチ
主人「あああああああ!!このクソ奴隷があああ!」
奴隷少女「あの、これは一体…虫みたいな」
主人「長野県高級食材のスズメバチの幼虫の炒めたやつ」
奴隷少女「ちょ、これはきつ…」
主人「いいから食うんだよ!長野県人はタンパク質を昆虫から摂取してるんだからな!基調なタンパク質を味わえええクソ奴隷が!!」
奴隷少女「いやあああ!!」
主人「…いきなりなんの用だ」
青年「あなたは人間の心を持たない悪党だと思っていた。しかし実際のあなたは児童施設へ多大な寄付をする篤志家だった」
主人「ふん、寄付をしろとうるさいから恵んだだけだ」
主人「適当な作家に原稿を書かせたからな。払った分の価値はあったようだ」
青年「銅像を建てる話もあったのにその建築資金も寄付に回した」
主人「あんなものイタズラされるだけだ」
主人「ふん、金持ちになって唯一得をすることはな」
主人「そういうつまらん世間の声など無視できることだ」
青年「しかし、あんな少女を虐待するなど」
主人「くどいな。いい加減にしてくれ。無理やりにでも帰らせるぞ」
ド ン ッ
青年「と、止めていた私の車が!爆発した…!」
主人「あ、あのクソ奴隷がああ!」
青年「え」
奴隷少女「申し訳ありません!ご主人様が嫌がっているようなのでこうしたら帰ってくれるんじゃないかと!」
主人「ぶぶ漬け感覚で爆弾をしかけるな!」
主人「もう許せん!今日こそはきつく仕置きしてやる!」
奴隷少女「わぁい!」
主人「しかし罰としてお前はタルタルソース抜きな!嘆き悲しめ!」
奴隷少女「え、それ唐揚げに必要ですか…?」
主人「え」
奴隷少女「ていうか…タルタルソースかけるとか…ご主人様はなにか重篤な脳のご病気なのですか?」
主人「え」
主人「よくも俺が寝てる間に南極に置き去りにしてくれたな!
命からがら昭和南極基地にたどり着いたからいいものの、下手すれば死んでたわ!」
奴隷少女「オーロラ見られましたか!」
主人「めっちゃ綺麗だったけど寒すぎてそれどころじゃねーよ!もう今度という今度は許さんぞこのゴミ奴隷め!」
奴隷少女「これ…シュールストレミング」
主人「いいか、俺から遠く離れたそこで合図をしたら開けて」
奴隷少女「……」ダダッ
主人「わ、バカ缶持ってこっちくんな近づくなアホ!やめろおお!」ダダッ
プシュ
アアアアアア!!クサイイイイイ!!
コノクソドレイガアアア!!!
主人「よくも俺がシャトルの船外作業中にアームで突き飛ばして大気圏突入させるハメにしてくれたな!
危うく燃え尽きて流れ星になるところだったわ!
とっさにデブリを盾にして助かったからいいものの、どうしてくれようか!」
奴隷少女「お許し下さいご主人様!」
主人「許さん!罰で躾てやるこのゴミ奴隷め!」
奴隷少女「はい」パクッ
主人「そしてそこにコーラを飲む」
奴隷少女「はい」ゴクゴク
主人「するとメントスがコーラと混じり急激な発砲を!」
奴隷少女「はい」ガシッ
主人「え、なぜ俺の頭を掴んで顔の前に引き寄せるのって待」
ブウウウウ
ギャアアアア!!!コノゴミドレイガアアアア!!
主人「よくも俺が十年投稿続けてやっと採用されてもらった空耳アワーの景品のTシャツをヤフオクで売ってくれたなああ!マジで許さん!」
奴隷少女「お許し下さいメガトロン様!」
主人「セリフ間違えてんぞクソボケ奴隷がああ!!」
奴隷少女「えぇ…」
主人「事前にたっぷり持ちネタを説明してあるからな!」
奴隷少女「そ、それは」
主人「徹子さんが持ちネタを散々説明したあとに『じゃ、やってくださる?』をやられるぞ!覚悟しろこのクソ奴隷が!」
奴隷少女「ひ、ひいい!」
奴隷少女「はい」
主人「…なにやった?」
奴隷少女「ご、ご主人様が寝ているのを見て寒そうだったので」
主人「うん」
奴隷少女「上から速乾性コンクリートをかけました」
主人「見事に首だけだして固まっちまったじゃねーかバカヤロウ!」
奴隷少女「低発熱性なのでじんわり温かいかなと」
主人「うるさい黙れこのクソ奴隷があああ!」
主人「ふんんっ!」バゴォ
主人「ふぅーやっとコンクリートから自由になったわい…」
奴隷少女「筋肉の膨張で内部から割るとは…化け物め」
主人「うるさいサイコパスが!これこらお前をたっぷり仕置きしてやるからなくそが!」
主人「ここに釣りで餌に使うミルワームが一匹」ウネウネ
奴隷少女「え…」
主人「ピンセットで摘まんで背中に落とす!」
奴隷少女「ああ!取ってえ!」ジタバタ
主人「一時間はそのままだ!映像はTwitterに晒してやるこのクソ奴隷が!」
青年「く…こんな酷い目に…とりあえず動画は保存して…」
奴隷少女「そんな…旦那様は優しい方なんです」
青年「優しい人間が人をもの扱いしない。ましてゴミやクズ呼ばわりするなんて」
奴隷少女「仕方ないんです私が無能で使えない奴隷だから…」
奴隷少女「だ、旦那様は怒らせると恐ろしい方ですから…お客様もどうかこれ以上は」
青年「君を見捨てることはできない、一緒に逃げよう」
奴隷少女「ああ、そんな無能な奴隷の私ごときにはもったいないお言葉です…」
奴隷少女「ご主人様はお仕事で遠くに出かけておりまして…しかし帰ったら家の中のことをやっていないとまた罰を受けてしまいます…」
青年「そんな奴からは逃げてしまえばいい」
奴隷少女「ご主人様には、ご恩があります…」
青年「…きっとだ。きっと君をあの男から自由にしてみせる。それまで待っててくれ」
青年「クソ…完全に虐待で洗脳されてる…かわいそうに」
ザッパァ ザッパァ
漁師「な、なんだべあれは…」
漁師「イルカ…?いやなんか太ったフォルム…海面を跳ね上げて進んでるべ…」
漁師「一体なんだべかあれは!?」
主人「このクソ奴隷がぁ!」ザッパァ
主人「沖合に釣りに行ったら船から叩き落として逃げるとはな!俺がバタフライの達人だから助かったが、帰ったらどう仕置きしてやろうゴミ奴隷め!」ザッパァ
奴隷少女「あの…これがお仕置きなんですか?」
主人「お前をネットアイドルとしてデビューさせる」
奴隷少女「私がアイドルに!」
主人「ただし男の娘としてだ」
奴隷少女「」
主人「ふはは!外にでると『女装してる男』扱いだ!ついでにファンが出来たら交流もしてもらうこのクソ奴隷があ!」
奴隷少女「く、むぐ!」
奴隷商人「縛られては動けまい…今からお前を得意先に引き渡す」
ついでに身の代金もとってやるか!無論返さないがな!」
奴隷少女「むぐ!」
奴隷商人「さあお前みたいな少女をズタズタにしてやるのが好きな方がお待ちだ!せいぜい良い悲鳴を上げるんだな!」
主人「ん?お前どこいってたんだ?」
奴隷少女「ちょっとゴミ掃除に」
主人「…なぜ頬に血しぶきが」
主人「……」
主人「今日はハンバーグでいいか」
奴隷少女「わぁい!」
主人「またか」
富豪「いい加減にしてくれんかね。あの扱いは常識を逸脱している」
主人「俺の奴隷をどう扱おうと俺の勝手だ」
主人「思ったより人気が出たな。まあいい小銭稼ぎだ」
富豪「ツアーまでやったろ」
主人「男の娘のキワモノ系としてデビューさせたのになぜあんな人気でたのか…」
主人「色々心配でつい。案の定変なことやる奴もいたしな」
富豪「素人にCQCなんてやるなかわいそうだろ」
富豪「それからうちの奴隷がデビューしたいからプロデュースしてくれとうるさい」
主人「知るかそんなこと!」
主人「まったく…ん?なにをやってる奴隷が!暇なら掃除でもしろ!」
奴隷少女「は、はい!」タタッ
主人「アイドル気取りになって…ん?なんだこのメモ帳は?」
主人「あいつめ…こんなオヤジをアイドルデビューなど何を考えて」
主人「『デビュー計画その1、ゲイビデオ会社に履歴書を送る』」
主人「『デビュー計画その2、裸で縛って夜の新宿二丁目に放置』」
主人「あのクソ奴隷がああ!!」
主人「よくも俺が寝ている間に富士演習場に放置してくれたな!
10式戦車に轢かれて死ぬかと思ったわ!」
奴隷少女「お許し下さいご主人様!やはり橋を渡れるよう軽量化された戦車では足りなかったか…」
主人「とっさに消力(シャオリー)を使えたから助かったものの!どう仕置きしてやろうかゴミ奴隷め!」
奴隷少女「ひいいい!」ジタバタ
主人「はっはっは!泣け!喚け!公開しろ!まぁそれはただのおもちゃなんだがな…」
奴隷少女「ひいいい!」ピンッ
主人「おいバカ手榴弾のピン抜くな戻せバカ奴隷いいい!!」
ド ガ ン ッ
主人「よくも俺が寝ている間に油性マジックで『犬』と書いてくれたな!全然落ちんぞ!」
奴隷少女「申し訳ありません!二度といたしません!あの、ご主人様…それマジックじゃなくて入れ墨です」
主人「こおおおのおクソ奴隷があああ!」
奴隷少女「はい」
主人「今月から五千円までです」
奴隷少女「お許し下さいご主人様もう二度とこのようなことはいたしません」ドゲザー
主人「許さん!たっぷり反省しろこの廃人奴隷が!」
主人「よくもぉ…よくもトイレのウォシュレットをウォーターカッターに交換してくれたなぁ!
俺の…俺のア○ルが傷だらけの天使だぁあ!」
奴隷少女「ご主人様のお尻が血まみれ…かわいそう…」
主人「お前のせいだああ!今度という今度は許さんぞこのゴミ奴隷が!」
奴隷少女「はい」
主人「お前は留守番にします」
奴隷少女「ご主人様ぁ!この愚かな奴隷にお慈悲をおお!お許しくださいいい!」
主人「やかましい!お土産も無しだ!たっぷり悔いろカス奴隷め!」
奴隷少女「申し訳ありませんご主人様!間違ってご主人様に感度三千倍になる媚薬を飲ませてしまいました!」
主人「あひゅひゅひぃやああ!」
奴隷少女「しかもうっかり近くに箪笥を置いて足の小指をぶつけさせてしまいました!」
主人「おひゅいい!」
奴隷少女「お許し下さるんですね!ありがとうございます対魔忍様!」
主人「やっと薬が抜けたわ…」
主人「おらクソ奴隷!おめえもこの薬飲むんだよぉ!はい水!」
奴隷少女「う、うぅ」ゴクン
奴隷少女「はぁ、はぁ」ドクンドクン
奴隷少女「こ、このまま私は…御主人様の慰みものに…」
奴隷少女「一生性奴隷にされて」
主人「…」
主人「ごめんこれやずやの黒酢カプセルな」
奴隷少女「」
主人「脅かそうと思ってこっち飲ませたの」
奴隷少女「…このゴミ主人があ!」
主人「えぇ…」
奴隷少女「はい」
主人「空が青いなぁ」
奴隷少女「そうですねぇ」
主人「…なぜ家の中で火吹き芸の練習なんかした?」
奴隷少女「年末の隠し芸の練習で」
主人「また家燃やしやがった!もう許さん!死ぬほど後悔させてやるクソ奴隷があああ!」
奴隷少女「え、あ、はい…」ゴクゴク
主人「モノマネします。難産に苦しむ野々村竜太郎!」
アヒイイイイヒッヒッフーオンナジオンナジヤッテエエエ
奴隷少女「っ!ブウウウウゲッホゲホゴホ」
主人「鼻から牛乳を垂らしたいい顔だ!写真に取ってTwitterにさらしてやるぞこのゴミ奴隷が!」パシャパシャッ
主人「よく俺が寝ている間に勝手に死亡届出してくれたなぁ!ご丁寧に医師の死亡確認まで偽造しやがってええ!」
主人「今日という今日は許さんぞゴミ奴隷が!どこだぁ!」
主人「…どこだ?隠れてるのか?」
主人「おーい、今日は好物のすき焼きしてやるぞ!」
主人「…ほんとにいないのか」
鉄の箱<ガタガタ
メカ奴隷商人「こっちも相当被害はだしたがやっとあの悪魔を捕獲できた!やはり準備は大事だな!」
鉄の箱<ガタガタ
メカ奴隷商人「今度こそお前を得意先に売り払ってやるからな!」
鉄の箱<ギュイイイイイイン!
メカ奴隷商人「」
奴隷少女「携帯式のダイヤモンドカッターを使用しています」ギュイイイイイイン
メカ奴隷商人「見りゃわかるわ!」
奴隷少女「そろそろ夕飯の時間ですので戻らないと御主人様に怒られるんです」ギュイイイイイイン
奴隷少女「よっと」ガンッ
メカ奴隷商人「こ、ここは高速道路で」
奴隷少女「それは好都合」
奴隷少女「今度こそ永久にさようなら」ポイッ
ド ガ ン ッ
ドサッゴロゴロゴロ
奴隷少女「ふぅ、メイド服に耐衝撃素材を使用したのは正解でしたね」
青年「き、みは…一体…?」
奴隷少女「おや、お客様ではないですか」
奴隷少女「それはそれはご足労をおかけしました…ですがこの程度はお助け頂くほどのことではございません」
青年「あの車の爆発や、主人のやったことと思っていた犯罪行為は…全て君がやったことなのか…?」
奴隷少女「……」
奴隷少女「あれはただの…じゃれあいのようなものですわお客様」
青年「家を何度も燃やしたり…」
奴隷少女「誰にでもミスはありますので」
青年「あとまずいカレー作ったり」
奴隷少女「それは違います」
奴隷少女「サイン会には来ていただきありがとうございました…あとちくわの件は忘れて」
青年「大統領暗殺計画の冤罪事件も!」
奴隷少女「ドナルドはわりとチョロい方で楽でしたよ」
奴隷少女「お客様…これは私が自らの意志でやったこと…御主人様に関係はありません。車を吹き飛ばしたのも全ては私の行いです」
青年「ちくわも!」
奴隷少女「ちくわの話はするな」
奴隷少女「だからあのまずいカレーは違うって言ってるでしょ!」
青年「実は男の娘なのも!」
奴隷少女「それも忘れて!」
青年「なぜだ…なぜ君がそんなことをしなければならない!」
奴隷少女「大した理由なんてございませんよ。よくある話です」
青年「あ、あぁ」
奴隷少女「しかし、もし食事をしなくてもいい体になったとしたら、お客様は食事を止めますか?」
青年「いや、それは…食べ続けると思う」
奴隷少女「私もそう思います」
青年「君は…あの主人を殺したいのか」
奴隷少女「自分でもよくわからないんですよ。おかしいですよね。でも、殺したらわかると思うんですよ」
奴隷少女「御主人様を憎かったのか、それとも違うのか」
奴隷少女「殺した後にどう感じるかで、わかる」
奴隷少女「おかしいですよね。でも、御主人様はそれでいいと言ってくれたんです。あの人しか私を受け止めてられない」
青年「殺して…死ぬほど後悔するとしたら…君はどうするんだ!取り返しなんかつかないんだぞ!」
奴隷少女「そのときは、私も死ぬから大丈夫ですよ」
計り知れない狂気を含む笑みは、僕が今までみた中で一番美しい笑顔だった。
彼女はきっと、幸福の中にいるのだろう。無限の幸せを飲み干す人間だけが、あんなふうに笑える。
主人「おい、無能奴隷!ここにいたのか!」
車から降りる人影。叫びながら肥満体の中年が来る。
奴隷少女「御主人様!」
少女は走り出す。己がかき消すと決めた幸福の元へ。
かき消したその瞬間に、それが幸福だったのか、それを理解できる。そのために、彼女は生きている。
ならば、あの主人はなぜ彼女をそばに置いているのか
少女の伸ばした手が、中年に伸びる。膨れた腹に触れようと瞬間、手首を掴まれた。
主人「だからどさくさ紛れに隠しナイフで刺そうとするのやめろバカ奴隷が!」
カランと音を立て、凶器がアスファルトを叩く。
主人「あ?あぁ若造か。うちのバカ奴隷を助けにきたのか?すまんな」
「なぜ、あなたは彼女に殺されかけても側に置くのですか…?」
回答に、一瞬の間があった。
主人「このくらいはじゃれあいだ。いちいち騒ぐまでもない。この程度で俺が死ぬわけがなかろう」
悪党顔が、笑う。
奴隷少女「先生!今です!よろしくお願いします!」
少女の声と同時に、主人の車のトランクが空に跳ね上がった。
飛び出すは、覆面に筋骨隆々の肉体。上半身裸の男。弾丸の様に主人のすぐ前へ
主人「ひ」
腹パン職人「おらっしゃああ!!」
くの字に折れ曲がった主人が、赤き空を舞った。
殺した後に自分がどう思うかでしか、自分の心がわからない少女。
主人は、少女を受け入れると言っていたらしい。
少女の殺意を受け止めて、なお死なないことがあの男の愛なのだろうか。
少女を死なせないために。
歪んでいる。狂っているといっていい。
あの二人は、二人だけでどうにも完結してしまっている。
今もどこかで、あの屋敷で、二人はまだ二人とも生きているのだろうか。
きっとまた、あの男は少女に怒鳴っているに違いない。
いつものように
「おのれこのクソ奴隷がぁ!」
終わり
いくらでも続けられそうな気もしましたがとりあえずこの辺で…
あと完走したら張るという約束でしたので
https://ncode.syosetu.com/n8383dv/
ということで読んでくれた方々ありがとうございました
元スレ
主人「おのれこのクソ奴隷がぁ!」奴隷少女「ああ、お許し下さいご主人様!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1511595662/
主人「おのれこのクソ奴隷がぁ!」奴隷少女「ああ、お許し下さいご主人様!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1511595662/
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コメント一覧 (52)
-
- 2017年11月30日 19:31
- 太った悪党のおっさんは正義の味方以外に殺されないから何もおかしいことはない
-
- 2017年11月30日 19:42
- 金のモールパンツってまさか蒲腐…
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- 2017年11月30日 19:59
- 奴隷少女「…このゴミ主人があ!」
で腹抱えてワロタ
-
- 2017年11月30日 20:37
- 心なしか切ない感じで終わってて草
-
- 2017年11月30日 20:41
- おまけのビンタ ブルドッグ
-
- 2017年11月30日 20:42
- こんな人外カップルもちくわを植える作業だけはトラウマなんだな…
-
- 2017年11月30日 20:55
- 最後まで面白かった。乙
-
- 2017年11月30日 20:58
- ぶぶ漬の行で吹いた
-
- 2017年11月30日 21:33
- 良かったよ!
これは相手を想う物語!
-
- 2017年11月30日 21:37
- さいごちょっとしんみりで草
-
- 2017年11月30日 21:53
- これ女騎士と山賊のやつと同じ作者か
-
- 2017年11月30日 22:08
- いいですね
-
- 2017年11月30日 22:13
- なんかスタスクと初代メガトロンの声で再現される
-
- 2017年11月30日 22:35
- 腹抱えて笑ったの久しぶりw
最後きっちり〆たのも良い
-
- 2017年11月30日 23:20
- 素晴らしかった
-
- 2017年11月30日 23:35
- ひさびさに元気のいいssを見れた。
すばら
-
- 2017年11月30日 23:47
- 最後イイ話風に締めてて草
-
- 2017年12月01日 00:10
- ※11
だよなw
食い物に極度に弱いあたりにクセっぽいのが見える
ただ今までで一番勢いあるわwww
-
- 2017年12月01日 00:32
- いやあ面白かった。
レビュー書いてこよっと。
-
- 2017年12月01日 01:23
- なかなかおもしろかった
-
- 2017年12月01日 02:52
- 面白かった(小並感)
-
- 2017年12月01日 12:31
- 食べ物に定評のある作者すこ
-
- 2017年12月01日 13:45
- いい話風に終わるなあああ!
-
- 2017年12月01日 19:43
- 面白かったー
-
- 2017年12月01日 20:23
- 名作やんけ・・
-
- 2017年12月01日 21:54
- 余裕のスタンディングオベーション
-
- 2017年12月01日 23:34
- この主人、空挺徽章持ちの元Sか何かか?
-
- 2017年12月01日 23:39
- この奴隷少女ヤニカスかよ
-
- 2017年12月01日 23:58
- 作者IDトトロ
-
- 2017年12月02日 01:04
- こういう共依存みたいな感じほんとすき
いつまでも見ていたい
-
- 2017年12月02日 06:53
- ブラボー!おお・・・ブラボー!!
-
- 2017年12月03日 00:54
- 面白かったw
ちくわとダイヤモンドカッター所持が本当に最高だったし、他のネタも腹抱えて笑ったわw
-
- 2017年12月03日 03:08
- 話も面白いし勢いもあって見やすくて最後にいい感じに締めるとか良作かよ
-
- 2017年12月03日 08:12
-
何気に富豪の奴隷も図々しいよねw
-
- 2017年12月03日 14:45
- ありがとうございます対魔忍様!で草生え散らかしたわ。
-
- 2017年12月03日 23:30
- ※34
多分主人のとこほど優遇されてはいないけど奴隷としては相当緩い待遇受けてるんだろうな
でなきゃ文句なんて言えないもん
-
- 2017年12月04日 01:49
- 対魔人はアサギよりユキカゼ派のぼきゅ
-
- 2017年12月04日 01:53
- 感度3000倍や!
-
- 2017年12月04日 19:15
- ゲルマンやアラブモンゴルの中央アジア出身系がガイジなだけで、
奴隷ってのは本来雇われ労働者って意味でしか無いからな。
しかし、最後のいい話風の〆、やっぱり
>421 なんか変な勘違いしてたんでテキトーに話あわせときました。
なんだろうなw
-
- 2017年12月09日 16:17
- 今の若い子はゆーとぴあなんて知らないと思うんだ。
-
- 2017年12月10日 18:07
- あかんラグーンのロベルタおもいだした。
-
- 2017年12月11日 03:47
- ロベルタさんめっちゃ忠誠心あるいい人やろ!
こんだけの事されてるのに主人 奴隷にだだ甘すぎぃ
-
- 2017年12月18日 15:45
- 面白かった
-
- 2017年12月29日 04:55
- この主人に深刻なダメージを与えられる腹パン職人さんって実は物凄いのでは?
-
- 2017年12月31日 14:06
- 奴隷の嫌がらせのパターンが全部似たり寄ったりで冗長。お仕置きも。
この4分の1の量でいい。
-
- 2018年01月05日 23:43
- 4コマ漫画化してほしい
-
- 2018年01月08日 16:17
- 面白かった。特にくそ主人が!のとこ。
-
- 2018年01月10日 00:26
- この二人凄過ぎです!笑いました~!
-
- 2018年01月11日 21:46
- おもしろかった(こなみかん)
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- 2018年03月18日 20:18
- 面白かった
エルフとゴブリンの絵を思い出したわww
-
- 2018年04月20日 01:15
- タブレットに鼻水ついたじゃねえかバカヤロウwwwwwwwwwww
-
- 2018年07月15日 18:56
- 次は、霊体奴隷商人かな