勇者「はぁ、はぁ‥これで終わりだ‥‥」

1:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:25:23.221 ID:VPCkdHbD0

勇者「はぁ、はぁ‥これで終わりだ‥‥」

魔王幹部「それはこっちの台詞だよ‥‥」

勇者「うおおおお!!」

幹部「おおおおおお!!」

ガキイイン

ピカアアア

勇者「な!これは!?」

幹部「魔力干渉爆発か‥‥!!」

ズドォォォォオン!!

~~

男「うう‥‥」

シスター「目が覚めましたか?」

男「ここは?‥‥うっ」

シスター「まだ動いてはいけません、大怪我をおって意識不明だったのです‥‥」

男「‥‥!」

男「俺は‥‥記憶が‥‥」

シスター「そうですか、神父様に話してみましょうか‥‥」

男「あぁ‥‥」



2:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:26:18.323 ID:VPCkdHbD0

神父「おや、目が覚めましたか‥‥?ここは外れの教会‥‥ゆっくりしていきなさい」

シスター「あの、ご相談が」

神父「?」

シスター「彼は記憶がないようで‥‥」

男「‥‥」

神父「そうですか‥‥しかしその生命力‥‥並の冒険者ではないですね‥‥」

神父「近くで魔王幹部と勇者の戦いがあったようですので、もしかしたら勇者一向かもしれませんね」

シスター「すごいもしかして勇者さまですか?!!」

男「勇者‥‥」

男(すごく懐かしいような‥‥運命か宿命かなにかを感じる言葉だ)

シスター「そういえばあなたの腕にこれが」

男「赤い‥‥?スカーフ‥いや布か‥?」

神父「ほう、王家の紋章‥‥やはりあなたは‥‥」

神父「いやはや、記憶が戻るまでしばし休息をとられてください」

男「有難うございます‥このご恩‥」

神父「はは‥礼には及びません‥」

シスター「食事にしましょうか!」

~~



3:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:26:53.367 ID:VPCkdHbD0

男「俺は勇者‥‥実感が湧いてこない‥‥」

男「勇者とは世界を救う者らしいが‥‥」

男「俺にそんな力があるとも思えない‥‥」

シスター「どうされました?こんな夜更けに?」

男「いえ、なにも‥‥」

シスター「体に障りますよ」

男「体はどうも頑丈みたいで」

シスター「そういうことじゃありません!」

男「す、すいません‥‥」

シスター「なにかあったらご相談ください‥‥」

男「‥‥!」

シスター「これでも神に使える者ですからね」

男「‥‥助かります」

~~



4:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:27:23.982 ID:VPCkdHbD0

~~

神父「ふっ」

パカーン

男「薪割りですか?神父様ご自身が?」

神父「あぁ、男さん‥‥そうですね、男手がいくぶん老骨の私しかいませんから」

男「だったら私に任せてください、せめてものお返しです」

神父「そうですか、でしたらお言葉に」

男「ほっ」

スパンッッ

神父「さすがのお手前ですな」

男「記憶はないんですがね‥‥体が覚えてるみたいで」

ズパパパッッ

神父「なるほど、技は体が記憶しているのですね」

神父「差し支えなければたのみを聞いてもらえますかな?」

男「ええ、なんでも」

神父「昨日から熱を出した修道女がいまして」

神父「この歳では山の上の薬草をとりに行くのも‥‥在庫も切らしていましてね」

男「もちろんいいですよ」

神父「山には魔物も出ますので、倉庫の剣をお使いください」

男「ええ、わかりました」

ズパパパッッ



5:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:27:51.951 ID:VPCkdHbD0

男「この剣か‥‥」

男(にしては‥‥なかなか手入れされているな‥‥)

「そこにいるのはだれ!?」

男「まっ、まってくれ!俺だ!」

シスター「あぁ、男さん‥‥どうされました?」

男「神父に頼まれましてね、剣をとりに!」

シスター「普段使わない倉庫から物音がしたので何事かと思いましたよ‥‥!」

男「す、すいません!」

シスター「いえ、ですが頼まれ事とは?」

男「解熱草を取りに行きます」

シスター「でしたら一緒にいきましょう」

男「いや、しかしあぶな‥‥」

シスター「記憶喪失の方がとってきた薬草の方がよっぽど危険ですよ」

シスター「解熱草と毒草はにてるんですから!」

男「そ、そうなんですか?」

シスター(そんなことはないんですけどね)

男「ですが魔物が‥‥」

シスター「勇者様はお強いんでしょう?」

男「まいったなぁ‥‥じゃあ行きましょうか」

シスター「ええ!」



7:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:28:56.551 ID:VPCkdHbD0

~~
男「気持ちのいい森ですね」

シスター「ええ、この辺りは魔物も出ませんし」

男「え?魔物出ないんですか?」

シスター「‥‥?」

男「剣要らないですね」

シスター「まぁ、あって困ることもないんじゃないですか?」

男「そうですね‥‥」

男「なぜ剣を‥‥」

~~

男「これ薬草ですかね‥‥」

シスター「そう、それですよ」

シスター「どうせですからハーブも採って行きましょう」

男「いいですよ」

シスター「この先入ったところです」

ガサッ

男「まってくれ!シスター!」

シスター「!?」

ローブの男「」シュバ

シスター「きゃあ!!」

ガシッ

男「誰だお前は!!金ならないぞ!」

シスター「ひっ」

ローブの男「‥‥」

ローブの男「本当に記憶がないのか?」

男「‥‥!?」

男「誰なんだ!?俺を知ってるのか!?」

シスター「男さん!!」

男「シスターから手を離さないのなら‥‥相手になる」

ジャキンッ

男「かかってこい」



8:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:29:37.306 ID:VPCkdHbD0

ローブの男「」ブン

シスター「きゃあ!」

男「シスター!!」

ローブの男「は!!」シュバ

男「!!」キン

ギリリリリ

男「なぜ俺たちを狙う!」

ローブの男「‥‥」

男「おらぁ」

ジャキン

ローブの男「ッッ!?」

男「かすっただけか‥‥!」

ローブの男「その剣スジ‥‥」

ローブの男「どうやら‥‥」

男「どういうことだ!」

ローブの男「また会おう‥‥」

シュバ

男「くそ‥‥、シスター!」

シスター「私は大丈夫です‥‥」

男「帰ろう‥‥」



9:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:30:13.431 ID:VPCkdHbD0

~~教会 夜

神父「そのような事が‥‥」

男「ええ‥‥」

神父「しかし怪我がなくてよかった‥‥」

男「この剣のお陰です‥‥」

神父「手入れはしていましたから」

男「もしや、神父さん」

神父「昔の話です‥‥」

神父「私は多くの命を奪ってきたのです、魔王はいない世の中でしたが」

神父「人は魔王よりも命を奪っていた‥‥」

神父「そんな時代でしたが‥‥どうにかこうにか生き延びましてね」

神父「今はこうして少しでも人の為に生きようと思いましてね、全ての罪を償えるとは思っていませんが」

神父「おっとすいません、神父が懺悔とは‥‥」

男「それでも、私は命を救われましたよ‥‥」

男「神父さん‥‥」

神父「そう言っていただけるとありがたい‥‥くれぐれもシスターたちには‥‥」

男「ええ、また明日‥‥お休みなさい」



10:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:30:44.884 ID:VPCkdHbD0

~~

修道女「男さん、解熱草有難うございます!」

男「え?いいですよそれくらい」

パカーン

男「薪割りくらいしか脳がないので」

男「私にできることがあれば‥‥なんでも言って下さい」ニコッ

修道女「‥‥///」ズキューン

「「「ザワザワ」」」

男「やけに修道女が集まってるな?」

シスター「あなたのせいですよ」

男「え?どういう?」

シスター「来て下さい!」ガシッ

男「あ、あぁ、ちょっとどこに!?」ぐいぐい

「あ、抜け駆け!?」

神父「はぁ、神に身を捧げたはずの者達が‥‥」

~~



11:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:31:19.358 ID:VPCkdHbD0

シスター「ここ数日修道女に優しくしすぎです!」

男「そんなことを言われても‥‥」

シスター「とにかく!普通にしておいてください!」

男「あ、あぁ‥‥」

男「その事なんだけど」

シスター「‥‥?」

男「そろそろここを発とうと思う」

シスター「‥‥え?」

男「この布‥‥王家の紋章‥‥」

男「少なくとも勇者の一向に関係があると思う」

男「仲間がどこかにいるはずだからさ‥‥」

シスター「そんな‥‥勝手すぎますよ‥‥」

男「え?」

シスター「いきなり来ていきなり出ていくなんて」

男「‥‥」

男「みんなには感謝してるよ」

シスター「そんな話してないです!」ダッ

男「お、おい!!」

男「‥‥」



12:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:31:43.611 ID:VPCkdHbD0

~~教会 夜

ザーザー‥‥ゴロゴロ

神父「そうですか‥‥そろそろとは思っていましたが‥‥」

神父「寂しいですね」

男「同じ気持ちですよ‥‥」

神父「いいですか、あなたは記憶を無くしたのです」

男「?」

神父「昔のあなたは死んだのですよ」

男「は、はぁ?」

神父「いかなることがあっても、今日と言う日を忘れないでください‥‥強き者よ、神の加護があらんことを‥‥」

男「有難うございます‥‥」

バァン

男「ッッ!?」

修道女「神父様!シスターがいません!!」

神父「なんですって?!」

男「どこに!?」

修道女「どうやら森のほうに足跡が!」

男「この嵐だぞ!」

神父「男さん‥‥」

男「わかってますよ‥‥また剣をお借りします‥‥」



13:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:32:11.664 ID:VPCkdHbD0

~~

ザーザー‥‥

ビカッ

ドゴォォォォオン

男「はぁ、はぁ、シスター!!どこだぁ!!!」

男「松明も消えるし‥‥森じゃ視界が悪すぎて‥‥」

ピカッ

「ウウウウウ!」

男「な!魔物!?」

「ウワァウッッ」

男「くそ」

ズバァッ

男「魔犬か!!」

「「「「バウバウッッ」」」」

男「くそ、きりがないな‥‥こんな時に」

ズバババババァン

男「なっ!?」

ローブの男「‥‥いけ」

男「な?お前はあのときの!?」

男「よくわからないが助かった!」

ダダダダダダ

~~



14:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:32:43.838 ID:VPCkdHbD0

~~

シスター「」

男「い、いた!シスター!!」

男「どうしてこんな所に‥‥」

???「探しましたよ?」

男「あ?」

魔王軍「急に居なくなるとは‥‥」

男「だれだお前は?」

魔王軍「誰だとは悲しいですね‥‥」

魔王軍「同じ魔王軍幹部じゃないですか?」

男「‥‥どういうことだ?」

魔王軍「認めたくないのは分かりますが‥‥魔犬の鼻は絶対です」

魔王軍「鎧を脱いだ姿でも分かりますよ」

男「そんな‥‥」

魔王軍「この女もあなたの匂いがついていたようですが、スカでしたね‥‥」

魔王軍「始末しときましょうか」

魔王軍「はぁっ!」

ギンッッツ

男「‥‥ッッ!」

魔王軍「なぜあなたが助けるのですか?」



15:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:33:14.848 ID:VPCkdHbD0

男「‥‥‥‥」

魔王軍「あなたは魔王軍の幹部‥」

魔王軍「一緒に世界を統一しようと誓った仲ではないですか?」

男「ぐう‥‥頭が‥‥」ピキピキ

魔王軍「忘れてるなら思い出してください」

魔王軍「魔王軍1に冷血非道だったあなたを!!」

~~回想

男「この国も落ちたか‥‥」

子供「ぅえええんッッぅえええんッッ」

男「弱気者よ‥‥来世では強くなることを祈るんだな」

グシャァ

男「ふん‥‥」

「まてよ‥‥」

男「ん?」

「俺たち民が何をしたって言うんだ!兵士でもないのに!女子供まで!」

「殺すこと無いだろう!!」

魔物「どうします?」

男「例外はない‥‥殺せ‥‥全てだ」

「うわぁぁぁぁぁ!!」



16:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:33:49.490 ID:VPCkdHbD0

~~

ザァザァアアアアア

ゴロゴロ

男「はっ!!」

魔王軍「思い出しましたか?本当のあなたを」

男「あぁ、思い出したよ‥‥すべてな‥‥」

ピカッ

ドオオオオオン

魔王軍「おおよかった!あなたが居ないと捗らないですからねぇ‥‥ふふ‥‥」

魔王軍「それでは帰りましょうか‥‥」

男「あぁ‥‥」

魔王軍「あ、待ってください」

男「‥‥」

魔王軍「最後にその女を殺してください」

男「‥‥」

魔王軍「記憶を取り戻したのならできますよね」

男「」スッ

シスター「」

男「‥‥」

魔王軍「どうしました?はやく‥‥まさか情が移ったんじゃ無いでしょうねぇ?」

魔王軍「あなたもみたところ人のようですから‥‥」

男「‥‥黙ってろ」

シスター「」

男「‥‥ッッ」

シスター「いいですよ‥‥」

男「!?」



17:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:34:20.878 ID:VPCkdHbD0

男「!?」

シスター「殺してください‥‥」

男「いつから目が‥‥」

シスター「‥‥すいません‥‥あなたを理解してあげれなくて‥‥」

シスター「ですが‥私を殺すことで全てが帳消しに出来るのでしたら‥‥」

シスター「喜んであなたに全てを捧げます‥‥」

男「なんで‥‥なんでそこまで‥‥」

男「あったばかりの俺になんでそこまで出来るんだよ‥‥」

シスター「愛しているからですよ‥‥あなたの全てを‥‥」

魔王軍「どうしました‥‥?時間は有限ですよ?」

男「悪いな‥‥‥‥」

シスター「いいですよ‥‥覚悟はできてます‥‥」

男「悪いな!魔王軍!!」

シスター「!?」

魔王軍「どうしました!?」

男「悪いが今日で魔王軍は辞めさせてもらうぜ」

魔王軍「気は確かですか?生きて辞められるとでも?」



18:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:34:52.659 ID:VPCkdHbD0

男「試してみようか‥‥」

魔王軍「ふざけるんじゃない!!」

ギュオオオン

男「魔法か!?」

シスター「!!」

魔王軍「その女を殺して目を冷まさせてあげる!!」

ドゴォォォォオン

パラパラ‥‥

魔王軍「これで目が覚めたかい?」

男「あぁ‥‥覚めたぜ‥‥」ガクッ

魔王軍「なにしてんだお前はッッ!?」

魔王軍「人間ごときの盾になるなんてぇぇえ!!!」

シスター「男さん!!」

男「どうにかしてたのは今までだ‥‥‥」

男「今はもう違うんだよ‥‥昔の俺は死んだんだよ‥‥」

男「俺の大事な思い出は‥‥シスターや神父と過ごした今なんだよ!!」

男「お前なんかに壊されてたまるかくそやろお!!」

シスター「男‥‥さん‥‥」ギュッ

魔王軍「ならもういいよ、鎧も着ずに何発も魔法を受けれると思うなよ」

男「‥‥!」

ドゴォォォォオン

‥‥



19:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:35:31.342 ID:VPCkdHbD0

ザーザー

男「かはっ‥‥」

シスター「やめてぇ!!もう許して!!お願いします!!」

シスター「この人だけでいいから!!」

ドン

シスター「いっ!?」

男「離れてろよ‥‥どっか行け‥‥」

男「そして、もう来るなよ‥‥」

シスター「男さん!!死んじゃうよ!本当に!死んじゃうよぉっっ!!」

男「ヒュー‥‥ヒュー‥‥」グググ

魔王軍「よくわからないねぇ‥‥そんな人間一匹にそこまで命を張ることかな?」

男(人に助けられた命くらい‥‥人に使いたいんだ‥‥)

男「俺が死んだところで今までの罪が消えるなんて甘い考えはない!!」

男「死んだあとに地獄の炎に焼かれ続けてもいい!!」

男「ただ、ただこいつだけは‥‥せめてシスターだけは守りたいんだ‥‥!」

魔王軍「それが、遺言でいいのね」

ギュオオオン

男「うおおおおおおおおッッ!!!」

ダダッッ

魔王軍「遅すぎる‥‥」

男(俺は初めて神に祈る‥‥頼む‥‥神ってのがいるのなら‥‥)

男「せめて!この一撃だけ届いてくれええええ!!!」

シスター「男さぁぁぁぁぁん!!!」

魔王軍「終わりだ!!!」

ズドォォォォオン

シスター「そんな‥‥うう‥‥うぅ‥‥」



20:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:35:57.884 ID:VPCkdHbD0

ローブの男「お前の思いは伝わった‥‥」

シスター「!?」

ローブの男「こいつはお前に預ける」

男「‥‥」

シスター「男さん!!」

シスター「あ、あなたは!?」

ローブの男「俺か‥‥?」

ローブの男「俺は‥‥」

「 勇 者 だ ! 」

魔王軍「なんだ貴様!?なぜこんなところに!?」

勇者「一人の魔王軍幹部を追っていたんだが‥‥」

勇者「同時に二人も始末できるのはラッキーだよ‥‥」

魔王軍「ぬぅう!!ならよい!ここで始末してくれる!!」

ギュオオオン

勇者「遅い‥‥」

ズパァァァァァァンッッ

勇者「あいつの強さはこんなものじゃなかったぞ」

魔王軍「く‥‥そ‥‥ったれ‥‥」

バタン

勇者「さてと‥‥」

シスター「!!」

シスター「あぁ‥‥お願いです!!この人だけは!!」

シスター「もう悪いことはさせません!罪も一緒に償って行きます!!」

シスター「だから!!命だけはぁ!!」

勇者「?」

勇者「幹部は二人とももう死んでるさ」

勇者「一人を殺したのはあんただけどな‥‥」

シスター「!?」



21:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:36:32.832 ID:VPCkdHbD0

~~数日後

「うう‥‥ここは‥‥」

「あら?起きましたか?」

「何度も何度も大怪我するんですね?」

「‥‥」

「記憶は‥‥ありますよね」

コクッ

「じゃあここは知ってますよね、あなたの家‥‥教会です‥‥」

「‥‥ッッ」

「どうしたんですか!?まだ調子が悪いんですか!?」

「何度でも治しますよ!!」

「いや‥‥ちがうんだ‥‥」

「じゃあ、笑ってくださいよ‥‥また、一緒に暮らせるんですから‥‥!」

「だって‥‥私は‥‥あなたを‥‥」

「こんなにも愛しているんですから‥‥」

嵐は去り‥‥一筋の光と共に風が吹き抜ける‥‥

~~fin×



22:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/10/21(土) 22:36:45.167 ID:VPCkdHbD0

おしまい



元スレ
勇者「はぁ、はぁ‥これで終わりだ‥‥」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1508592323/
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         コメント一覧 (12)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年10月21日 23:57
          • 残念だったなぁ…トリックだよ
            第2の人生をポンッとくれたぜ
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年10月22日 00:04
          • やっぱりな♂
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年10月22日 00:20
          • ※1イレイザーとコマンドーが混ざってるぞ、よくもまぁ口だけは達者なトーシロばかり集めたものだ
            ハスタラビスタ、ベイビー
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年10月22日 00:53
          • 今週のヤンガンの新連載で勇者っぽいのが現代に転生したと思ったら敵の屍術師でしたっての読んだからタイムリーだった
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年10月22日 01:00
          • レス2の時点で「あ、こいつ幹部の方だ」って判る構成どうにかしてくれ
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年10月22日 07:34
          • 魔王軍「国へ帰るぞ…死刑にしてやる」
            男「クソくらえだホモ野郎…!」
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年10月22日 08:33
          • 実に安直なSSだ。
            王道を通り越して陳腐なファンタジー世界観に、使い古された叙述トリックを混ぜ合わせただけ…
            言ったでしょう。今日は良い事が有ったと…そんな特別な日に、こんな単純な物を出していいのですか?
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年10月22日 09:23
          • >>5
            まぁ既に何番煎じだよってくらいあるからなこの手の物はw
            奇を狙ってるのがバレバレだから先も終わりも目に見えて予想通りで草も生えん・・・
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年10月22日 10:29
          • 奇は狙うものじゃなく衒うものだヒョウロンカキドリ
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年10月22日 10:43
          • せめて宇宙エゾシカがルート認証局をクラックして太平洋と大泉洋のヘソが入れ替わるぐらいの展開は見せて欲しかった
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年10月22日 11:08
          • ※7
            君はSS作者の一枚上手をいってみせることによって、作者の顔を潰しました
            知識をひけらかすことがコメントでしょうか?
            作者はおそらくSS初心者です
            その人のメンツを考えなかったのですか?
            …若いSS読者が陥りがちなエゴイズムだ
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年10月22日 13:06
          • ※11
            ソクラテスはこう言いました

            女子トイレだから覗いたのではない、覗いた先がたまたま女子トイレだったのだ

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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