女騎士「くっ……殺せっ!」悟空「なに言ってんだおめぇ。」
女騎士「(人間だと!?)助けっ……」
女騎士「……。(いやしかしこの砦は魔の森の霧深き場所だ。王国の強者でも容易に来れないハズ…だから私は人質のように連れ去られたのだった……つまりこやつは)」
悟空「なぁーって。」
女騎士「(醜きオーク共め。人間の姿を真似る魔術で私を追い詰めるつもりか!そうはさせるか)」
女騎士「私はお前らなんぞに…屈指はしないぞっ!」
悟空「??なんでもいいけどよぉ。おめぇそんな格好で寒くねぇのか?」
女騎士「だ、黙れ!貴様らがひん剥いたのではないかっ!」
女騎士「(そうだ……国王様より賜った鎧を盗られ魔王に献上するといって持って行かれた。)」
オーク「ぐへへ。この鎧は魔王様に相応しい。」
女騎士「や、やめろおおお!貴様らが触れていい物ではないわっ!」
オーク「ぐへへ。繋がれてまだ生意気な口をきくか。」
ガシャガシャ
女騎士「っ……」
オーク「人間の女は裸になると黙るって本当なのな。ぐへへ」
女騎士「わ、私はお前らなんかに……」
オーク「ぐへへ。これを届けたらお楽しみだなぁ」
女騎士「(なんという下卑た笑いだ……うぅぅ…父上私はもう…)」
~~
悟空「よくわかんねぇけど、とりあえずこれ着とけよ?チチが女は寒さに弱いって言ってたからな。」
イソイソ
女騎士「チチ!?私の体は私のものだっ……貴様らなんぞに」
スッ
女騎士山吹色「……」
悟空「しっかし、めえーたっぞ。飛んでたら変な穴に吸い込まれちまってよ。早くしねーとタイムバーゲンが終わって怒られちまう。」
女騎士山吹色「(なんなんだこのオークは……)」
悟空「で。そろそろここどこか教えてくれねぁか」
女騎士山吹色「(敵ではない……?いやしかし……)」
悟空「へえ?おーくのとりで?」
女騎士山吹色「貴様。オークでは無いのか?」
悟空「オラか?オラ孫悟空ってんだ。」
女騎士山吹色「ソンゴクウ。」
女騎士山吹色「……」ジー
女騎士山吹色「(なんと屈強な戦士だろうか。鍛え上げられた肉体は鋼のようだ)」
女騎士山吹色「(だが気を許してはいけない。奴らこうやって何人もの…くっ!)」
悟空「オラそのおーくのとりでっちゅーのは良くわかんねえからなぁ。」
悟空「さっきも占いババの所にいたアックマンみたいなのに聞いたらいきなり攻撃してきやがったし…さっぱりだ」
女騎士「(アックマン?どういうことだ?つまり悪魔族とは敵対しているのか?)」
女騎士「ソンゴクウ。貴様人間か?」
悟空「変な事聞くなぁ。オラサイヤ人だけどちゃんと地球育ちだぞ」
女騎士山吹色「ちきゅう?サイヤ人?」
女騎士山吹色「……ハハハハッ!正体を現したな!危うく騙されるところだった」
バサッ
女騎士「こんなものっ!」
女騎士「恐らくは魔力の篭った服であろう!」
女騎士「さぁ殺せっ!!慰みのもになるくらいなら殺せえええ」
悟空「ど、どうしたんだよ。落ち着けよ。ブルマよりヒステリックじゃねーか!?」
カツンカツン
オーク「騒がしいやつはどーこだ。ぐへへ。」
悟空「お?」
女騎士「(やつが戻ってきたか……)」
オーク「おっまったせっ。」
ゾロゾロ
女騎士「(4匹も引き連れてきたか……フフフ。死にゆく私をにはもはやどうでもいい)」
悟空「ところで。そんな死に方すると閻魔のおっちゃん手続き面倒って嘆いてたからやめた方がいいぞ」
女騎士「お前が我々の言葉を介さぬのはもはや周知。貴様ら近づいた瞬間に噛み切ってくれるわっ!」
オーク共「威勢がいいこと。この魔力の杖で……ぐへへ。楽しみだなぁ
ジー
オークリーダー「まぁまて。のこのこ待っててくれたんだ。男は半殺しの後で見世物にしてやろう。」
女騎士「どういうこだ。お前も仲間だろう!」
オークリーダー「仲間だぁ?俺達が貧弱な人間を仲間にするって?」
ギャハハ
オークリーダー「お前の人生最後のギャグは最高にわらえたぞ」
女騎士「……」
悟空「なぁおめぇこいつらの知り合いか?」
チラッ
女騎士「馬鹿なことを…この状況でそんなハズはなかろう。私は連れ去らてきたのだ。」
悟空「わりぃやつらってことか」
女騎士「ソンゴクウとやら。すまなかった」
オークリーダー「お別れはすんだかぁ?げひげひ。やっちまぇ!!」
女騎士「(せめてソンゴクウだけでも逃げれるようにせねば)」
女騎士「うおおっ!逃げろソンゴ……クウ?」
悟空「……」
シュンッ!!
オークの群「」
女騎士「……」
オークリーダー「ば、ばばばかな!?人間如きに!!岩より硬い俺達の身体だぞ!わけがわからねぇ!」
悟空「悪いことは言わねえ。こいつを開放してやれ」
オークリーダー「っ!?そ、そんなのさせるわけねぇーだろっ!!」
ダッ
悟空「そうか。」
シュン!バシュ
オークリーダー「」
女騎士「(な、なにが起こった?オーク共が急に倒れた?)」
女騎士「(助かったのか?……グレートなご飯?謝礼の要求だろうか)」
女騎士「(いやしかし)ソンゴクウ。」
悟空「ん?」
女騎士「お前は何者だ」
悟空「変なやつだなぁ。オラ名乗ったばかりじゃねぇーか」
女騎士「いやそうじゃなくて……」
悟空「まぁいっか。とりあえず外に出てーぞ。こいつら風呂へーってんのか。くせぇからよ」
スンスン
女騎士「嗅ぐな!」
女騎士「(そうなる急に恥ずかしくなってきた……私裸じゃないか)」
イソイソ
女騎士山吹色「……」
悟空「ハハ。やっぱりさみーんじゃねーか」
女騎士山吹色「恩に着る…」
悟空「んでよぉ。どこ行けば良いんだ?」
女騎士山吹色「お前が来た道を戻ればいいんじゃないか?私はご覧の通り人質だ。内部構造も知らぬ」
悟空「オラは場所聞きに来ただけだからなぁ。まぁ上に行きゃいいんか」
女騎士山吹色「そういうことだ。」
地下→一階
ヒソヒソ
女騎士山吹色「くっ!まだあんなに魔物どもが!ソンゴクウ見つからないように進むぞ」
悟空「おっ?そうか。厄介なことには慣れっこだけど流石に腹減るからな」
女騎士山吹色「腹って……」
女騎士山吹色「フフフ。ここから出られたら腹一杯の礼をしよう」
悟空「おっ?ほんとか!?オラ西の都でたらふく食うつもりだったからよぉ」
女騎士「西の都か…商業都市で盛んな街な。私も昔は父上に連れられて行ったものだ」
女騎士山吹色「それが今じゃ占領下に……」
悟空「おめぇもいく予定だったんか?」
女騎士「あぁ。我が騎士隊は都市開放の任で向かうところだった」
悟空「んじゃ西の都までオラが連れてってやるよ。人助けしてたっていやぁチチも納得すんべ」
一階→出口
女騎士山吹色「ここまで来ればもう…私は生きて帰れるのだな」
悟空「おーげさなだなぁ」
女騎士山吹色「おおげさって現に」
グオオオオン
女騎士山吹色「!?」
悟空「なんだぁ?」
ズシンズシン
女騎士山吹色「っっ!あ、あんな奴がいたとは……」
ズシンズシン
オークキング「オマエらを生きて返すわけにはいかねえ!!」
悟空「うひゃーー!でっけぇーー!」
オークキング「俺様が魔王様より賜った城から人間を逃したなどど、あってはならぬ!」
女騎士山吹色「ここまできたのに。畜生!」
ズキャン
悟空「あぶねぇ!」
ドンッ
女騎士山吹色「!?」
ドサッ
女騎士山吹色「ソンゴクウううう!」
オークキング「グヘヘへ。一匹は逃したが一匹は俺様の足の下でぺちゃんこだ」
女騎士山吹色「そ、そんな……そんな……」
ズオオオン
女騎士山吹色「!?ひっくり返った?」
土煙モクモク
悟空「ふぅー。急に来るんだもんなぁ。」
女騎士山吹色「ソンゴクウ!」
悟空「よぉ。でーじょぶか?」
女騎士山吹色「あ、あぁ私はおかげで無事だが…そのお前は…」
悟空「オラは平気だ。ちーっとびっくりしちまだたけどなンハハハ」
女騎士山吹色「そ、そうか。それは何より?」
グワン
オークキング「なんで生きてる!?なんでだあぁ!もう許さん!俺様の本気を見せてやる」
ウオオオオオオオ
女騎士山吹色「っ!」
悟空「いーっ!?」
女騎士山吹色「(こ、こんな化物相手に我々は戦いを挑もうとしていたのか)」
女騎士山吹色「(桁外れの魔力、桁外れの肉体、人間には到底勝てない!)」
オークキング真魔「フキドバジデヤル」
スウウウウウーーー
女騎士山吹色「あれは魔力の咆哮!もうだめだぁお終いだ……逃げられない……」
ワクワク
女騎士山吹色「ソンゴクウも恐怖でおかしくなってしまうか……」
女騎士山吹色「フフフ」
悟空「めー」
女騎士山吹色「出陣前に教会で祈っても所詮我々は抗えぬのだ」
悟空「はー」
女騎士山吹色「神の…」
悟空「めー」
キュイイイイン
女騎士山吹色「慈悲はない!!」
オークキング真魔「ズアアアアアアアアアアアア」
悟空「波アアア!!!!」
カッ
オークキングは砦城ごと吹き飛んでいた
悟空「ふぅ。人造人間みたいに力を吸い取られてたけどな」
イエーイVサイン
女騎士山吹色「……」
悟空「流石に今ので疲れちまったぞ」
女騎士山吹色「ソウカ。ソレはタイヘンだな。うん。タイヘンだ……」
バタッ
悟空「お、おめえでーじょぶか!?なぁおい!?」
女騎士山吹色「……」失神
ナレーション「はてさて異世界にやってきた悟空と女騎士の出会い。これから先一体どうなることやら」
また見てくれよな!
おしまい。
女騎士「くっ……殺せっ!」悟空「なに言ってんだおめぇ。」
元スレ
女騎士「くっ……殺せっ!」悟空「なに言ってんだおめぇ。」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1507862432/
女騎士「くっ……殺せっ!」悟空「なに言ってんだおめぇ。」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1507862432/
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コメント一覧 (33)
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- 2017年10月13日 13:30
- なかなかよかったぞ
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- 2017年10月13日 13:37
- 魔王もワンパンだろうな
-
- 2017年10月13日 13:42
- はよ、ハメハメ波とヤリツク砲を
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- 2017年10月13日 13:47
- もしかして魔王既に倒されてね?
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- 2017年10月13日 13:51
- タイムバーゲンワロタ
冷静に考えたらチチって悟空に勝てる唯一の地球人なんだよな
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- 2017年10月13日 13:58
- なんだかんだごく潰しのゴクウさに泣かされてる状況で勝ててると言えるのかどうか
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- 2017年10月13日 14:15
- ペェズリな展開にならなくて良かった
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- 2017年10月13日 14:23
- 異世界転生のなかでも一等引いたな
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- 2017年10月13日 14:32
- 悟空が魔王を倒すのが先か、悟空によって女騎士の国の食料が無くなるのが先かどっちが速いんだろうね?
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- 2017年10月13日 14:36
- 同人誌出せばいいのに 買わないけど
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- 2017年10月13日 14:50
- 女騎士は下半身は丸出し状態なのか
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- 2017年10月13日 15:04
- 女騎士「くっころ!!」
悟空「へっ? ピッコロ? おめぇ、ピッコロのこと知ってるんか?!」
が無い。やり直し
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- 2017年10月13日 15:53
- 続きで「ぺぇずり」だろうな
ていうかいつ出るか楽しみにしてたのにぃ…
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- 2017年10月13日 16:13
- 悟空が(牛)魔王と義父関係にあるって知ったらどうなるんだろうな
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- 2017年10月13日 16:29
- これはなんやかんやでべジータがいて二人でバトって周りが置いてきぼりになるパターン
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- 2017年10月13日 18:23
- 「アックマンみたいなのに聞いたらいきなり攻撃してきやがったし…」
これもう魔王倒されてるだろ
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- 2017年10月13日 18:32
- この始末☆
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- 2017年10月13日 19:02
- 魔王がピラフ まで読んだ
-
- 2017年10月13日 19:27
- 魔王が例えゾーマでもドレアムでも一瞬で倒してまうやんけw
ステータスとか人間はMAX255だろうが悟空は1000兆くらいだろうからなー
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- 2017年10月13日 20:23
- ※14
(ピッコロ)大魔王の息子が、自分の息子の師匠&養父だし、
(ミスター)サタンが息子の義父だし、
自身は破壊神に稽古つけてもらってるし。
一度は神になりかけた男とは思えない交流関係だな。
-
- 2017年10月13日 20:55
- なんか途中からオークのイメージが変身ウーロンになってしまった
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- 2017年10月13日 21:30
- ピッコロ大魔王という「魔王」を既に倒してるから、悟空は魔王っていったらそっちのほう思い浮かべてそうw
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- 2017年10月13日 23:15
- ところで誰も突っ込んで無いけど、女騎士山吹色ってなんだよ
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- 2017年10月14日 00:02
- ※23
悟空の道着を着た女騎士のことだろ。
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- 2017年10月14日 00:31
- 異世界版ワンパンマンじゃねーか
悟空より周りの弱い現地人の闘いのが面白くなるんだろうなぁ
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- 2017年10月14日 00:47
- ※25
舐めプ癖のある悟空ならなんだかんだで苦戦するんじゃねえの。
DB超でも、体力の消耗を抑えるためとかいって舐めプして結局ダメージくらいまくってるし。
最初から全力で一瞬でケリつけてたほうが温存できるんじゃねえかと思わなくもない。
-
- 2017年10月14日 07:39
- 悟空さも子供作ってるんだし性欲はあるよね
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- 2017年10月14日 10:04
- ペェズリしねぇのか?
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- 2017年10月14日 13:15
- 面白かったw続き読みたいわ
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- 2017年10月14日 15:29
- ソングオーク
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- 2017年10月14日 17:22
- 脳内再生の絵柄が途中でエロゲからベルセルクになっちゃったじゃないか…
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- 2017年10月14日 20:55
- これ元のスレに続きが来てるぞ
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- 2017年10月14日 23:03
- 俺最後の失神が、矢吹神に見えたよ