男「奴隷買っちゃったよ」奴隷少女「・・・」
奴隷少女(以下少女)「ご主人様のご命令とあらばどんなご命令でも」
男「まあそんな顔すんなよ別に何もしないし」
少女「・・・」
男「とりあえず昼飯食べよっか」
少女「・・・私と一緒にですか?」
男「そうさ歓迎パーティーだ」
少女「・・・必要な物をメモ書きしていただいたら買ってきます」
男「いやいやそんなパシリみたいな真似させないよ」
少女(奴隷なのに)
男「一緒に買い物行こうよ」
少女「は、はい」
少女「なんでご主人様は私を買ったのですか?」
男「いや・・・友達が欲しくて」
少女「・・・友達いないんですね」
男「そんな顔するなよ俺が惨めになっちゃうじゃん」
少女「まあ私は奴隷なので」
男「俺は君に奴隷じゃなくて友達になって欲しいのさ」
少女「そんなことでいいのですか?」
男「・・・命令じゃないんだけどな」
少女「さて何を買いましょうか」
男「とりあえず肉だろ?それから」
~
少女「たくさん買われましたね」
男「いやー2人で食べきれるかな」
少女「すみません私のために」
男「いいんだそんなこと気にするな」
男「ん?」
少女「普通は女性の場合は貴族の方達に買われ性奴隷として生きていくのが普通ですし男性の場合は肉体労働を強いられます」
男「そうなんだ」
少女「・・・男さんはそのようなことは?」
男「たしかに君は美少女だけど別に俺はそんなことしたくて買ったわけじゃないさ」
男「いやまあ少しは邪な気持ちがあったことは認めるよ」
少女「・・・そうですか」
少女「・・・ありがとうございます」ボソッ
少女「本当にご主人様と一緒に食べてもよろしいのでしょうか」
男「当たり前さ」
少女「・・・それでは遠慮なく・・・いただきます!!」
男「いただきます」
少女「お、おいしかったです」
男「お粗末様です」
少女「ご主人様料理もお上手とか完璧人間ですね」
男「・・・俺は完璧でもなんでもない」
少女「?」
男「あぁごめんなんでもないよ」
男「・・・これはちょっと特別なんだ」
少女「・・・そうなんですか」
ガチャッ
「いたぞあいつだ!」「悪魔の生まれ変わりだ!」「殺せ!」「女もいるぞ」「なかなか上玉だな」「持って帰ってみんなで輪姦そうぜ」
男「少女その剣をよこせ!」
少女「・・・へ?へ?」
男「・・・はやく!!」
少女「・・・は、はい!」
男「少女ここを出るぞ走れ」
少女「・・・は、はい!」
タッタッタ
~
男「ここまで来れば大丈夫だろう」
少女「・・・あの今のは一体・・・」
少女「・・・どうしてですか!ご主人様が命を狙われるような方だとは思いません」
男「・・・ありがとう」
男「・・・俺さ実は勇者なんだよ」
少女「へ?」
男「魔王を倒してこの世界を救ったはずだった」
男「けれど世界は魔王を倒すほどの化け物を生かしておくべきではないと思ったんだろうな後はわかるだろ?」
少女「・・・じゃあこの剣は」
男「・・・ぁぁロトの聖剣だ」
男「なぜだかわかるか?」
少女「・・・いえ」
男「みんな人間に殺されたのさ」
少女「・・・」
男「・・・どうなんだろうな」
男「俺は人間に命を狙われてから沢山の人を殺してきた」
男「俺には生きる価値もないかもしれないけど俺はなにか意味があると思うんだ」
男「おれが生きてることも俺が勇者として魔王を倒したことも」
男「だから俺は生きるたとえどんなに命を犠牲にしてもな」
少女「・・・」
少女「え?」
男「・・・君、固有魔法が使えるだろう」
少女「!?なぜそのことを!」
男「調べればわかる君が賢者の村出身だということもね」
少女「・・・」
男「なかでも固有魔法は生まれつき持っているもので人それぞれちがう」
男「まあ俺は君がどんな固有魔法を持っているのか想像はつかないけどね」
少女「・・・私は未来に絶望してましたこの世界に絶望していました」
少女「ですがご主人様は私を救って来れました」
少女「ご主人様のためなら私はどこまでもついていきます」
男「・・・ありがとう」
少女「・・・ほら涙を拭いてください」つハンカチ
男「でも全然そんなことはなかった」
男「強大な敵がいなくなったらこんどは人間同士で戦争」
男「戦争戦争戦争」
男「もう頭おかしいよな」
少女「・・・」
男「世界を一つにしたら戦はなくなる」
男「そのためには戦争しか取り柄のない人間は邪魔だから皆殺しだ」
少女「・・・それは」
男「世界を一つにすると戦はなくなる」
男「これは所詮戯言に過ぎない」
少女「・・・」
男「いっそこの世界をぶっ壊してしまえばいいんじゃないかと思ったこともある」
少女「!?」
男「でもそれじゃあ魔王よりも醜い」
男「俺は何をすればいい?俺は生きていいのか?」
少女「・・・ご主人様は寂しい人間です」
少女「ですからご主人様には救いが欲しかった」
少女「ですから私を買ったんですよね?友達として仲間として一緒に生きて欲しかったから」
少女「私はご主人様に出会う前から死んでいたと言っても過言ではありません」
少女「全てに絶望し人を恨み魔封じの鎖がなかったら全ての人間を殺してやりたいと思った」
少女「でもご主人様にあって変わりました」
少女「ですので次は私がご主人様を救います」
少女「・・・ご主人様のご命令とあらばどんな命令でも実行しましょう」
男「・・・ありがとうでも君には命令なんてしないさ」
男「だって友達だからね」
少女「・・・はぁ」
戦争は無くならない問題
侵略者に人間たちも動物を殺していると指摘されると反論できない問題
だれかこれに答えを出してくれ
ただ力がある人間なんだ
だから生存本能で驚異を排除しようとするんだよ
同じ人間であり感情を想像できるからこそ危険
少女「そうですね居場所がバレてしまったわけですし」
男「とりあえずあの馬車を借りようか」
少女「何から何まですみません」
男「いいさ気にするな」
男「次の街はここから国境を渡らないといけない」
少女「兵士の目が気になりますね」
男「そうだな変装してうまくごまかせたらいいんだが」
少女「私はあまり顔バレしてないでしょうしフードかぶるだけでよさそうですけど」
男「俺は厳しいな」
男「俺は雷魔法と転移魔法しか使えないんだ」
少女「むむむ」
少女「魔法書みたいなのがあれば覚えられますが」
男「そんなものを買う暇はないな」
男「しかしすごいな魔法書を読むだけで魔法を覚えられるのか?」
少女「そうですね基本的に呪文を見たり聞いたりするだけでその魔法を使えます」
男「さすが賢者の村だな」
少女「誤魔化しきれますかね」
男「いざというときは・・・ね?」
少女「・・・はい」
兵士a「この先通るのであれば身分証明をしてください」
男「はっはっは私は奴隷商人でねこの奴隷を売りに行くのだよ」
兵士a「はいはいわかりましたから身分証明をどうぞ」
男(身分証明ってなんだよ)
兵士a「はいこの台に手を置いてくださいそうするとあなたが登録した魔力で身分証明となります」
男「なるほど」
少女「・・・」
男「あ、ドラゴン!」
兵士a「なに!?」
男「高等雷撃魔法」
ズシャーン
男の放った雷撃が兵士aに直撃
兵士aは倒れた
少女「・・・高等炎撃連帯魔法」
グオオオオオオォ
少女の放った炎撃魔法が兵士達を燃やし尽くす
勇者「・・・すごいな」
少女「急ぎましょう」
男「・・・うまくまいたか」
少女「流石です」
男「そちらこそ」
少女「さてとりあえずどうしましょう」
男「もうすぐ街に着く」
少女「どんな街なんでしょう」
男「港町だそうだ」
少女「お魚!」
男「ははっ」
男「まあとりあえずは兵士達から逃れて都合よく自分達の味方を増やせればいいんだけど」
少女「そんな上手くいきませんよね」
男「ま、とりあえずは人助けやら小さいことの積み重ねだ」
少女「はい!」
男「さてギルドに寄ろうか」
少女「はい!」
受付「こんにちは!」
受付「初めての方ですねそれでは登録をお願いします」
男「えっと名前は男で職業は・・・戦士で年齢は19と」
少女(やっぱり若いですね私とあまり変わらない)
少女「私は・・・と名前は少女で職業は・・・魔法使い年齢は14と」
男「さて登録も終わったしクエストでも受けよう」
少女「はい!」
少女「ていうかご主人様いつから魔王を倒す旅に出たんですか?」
男「16の誕生日」
少女「うわー私とあまり変わらない!」
男「まあ歴代の勇者だって16から旅に出る者も多いからね」
少女「たしかにそうですね~」
少女「ということは3年で魔王を倒したんですか?」
男「そういうことになるな」
少女「えっと・・・未確認生物の確認・・・できたら討伐・・・ですか」
男「そうだな魔物だと思うんだけどな」
少女「でも未確認生物ですからねこれまで発見されてない魔物なんかいるのでしょうか」
男「・・・どうだろうね魔物の上位種魔族とかだと未確認でもおかしくない」
少女「まあたしかにあなたが倒してきた魔族はほとんどが未確認生物でしたからね」
男「ああ」
少女「まあ魔王を倒したご主人様なら余裕ですよ」
男「いいかい?魔物達は3種類の種に大まかに分類されているってことは知っているよね?」
少女「はい」
男「一つは魔物」
男「まあスライムとかいっかくうさぎとかその辺の雑魚だ」
男「次に魔族」
男「これは主に魔王軍の幹部とかの魔物とかとは比べものにならないほどの力を持っている者達だ」
男「これは俺が倒した魔王だけだと思っていたが実は他にもいるらしい」
少女「そ、そうなんですか?」
男「あぁそうだ俺が倒した魔王が言ってた」
少女「とんでもないことをほざきますね」
男「そういうこと」
少女「恐ろしい話ですね」
男「まああくまで仮定だ」
男「他の魔王族が俺が倒したやつみたいに軍を率いていないという可能性もある」
男「まあとりあえずはその依頼をこなしてみよう」
またスレ残ってたら書いてく
元スレ
男「奴隷買っちゃったよ」奴隷少女「・・・」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1507162498/
男「奴隷買っちゃったよ」奴隷少女「・・・」
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コメント一覧 (11)
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- 2017年10月06日 00:21
- 飽きても仕方がない
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- 2017年10月06日 00:41
- なんで奴隷が逃げないのか謎定期
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- 2017年10月06日 01:17
- ただの人間が徒党を組んだところで、魔王を倒せるような勇者をころせるか?
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- 2017年10月06日 02:04
- 破壊神を破壊した男定期
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- 2017年10月06日 02:44
- ※2
逃げる理由がないからだろ。
全てに絶望してる者が、逃げてどこに行こうというのだね?
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- 2017年10月06日 03:21
- このssの作者ですがまさか途中でdat落ちしたのが転載されるとは思いませんでした
今後ss書くときの参考にしたいので意見批評質問等あればいただけると嬉しいです
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- 2017年10月06日 03:23
- ちなみに魔王倒したってssも俺が立てた奴だからそっちも込みで意見くれると嬉しい
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- 2017年10月06日 03:32
- 嘘ですテヘペロ
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- 2017年10月06日 08:31
- ※8
このお茶目さんめ
万死に値するぞっ☆
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- 2017年10月06日 09:51
- 兵士aにギガデインはやり過ぎじゃねww
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- 2017年10月06日 10:58
- やっぱ魔王と手を組む勇者が正しいんやな
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