【艦これ】吹雪「彼らこそはアベンジャーズ」

1: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 17:52:20.15 ID:+nRAohz+0

アイアンマン「人間の姿をした軍艦?いいキャッチコピーじゃないか」

こちらの続編となります
※登場キャラクターはすべて実写映画版です
※前作から約半年がたっている設定です
※登場キャラクターやセリフの元ネタなどを随所に入れていきます

ある程度書き溜めしているので投下していきます



2: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 17:58:16.05 ID:+nRAohz+0

呉鎮守府 食堂


トニー「で・・・どこまで話したっけ?」

トニー「ああ、向こうの世界の敵拠点を襲撃したところだったか」

トニー「今回も楽勝だった」

トニー「ただ、その時はな・・・」

......
....
..
.


南西海域 深海棲艦拠点


烈風X「」キィィィイイイイ….

ヴゥゥゥゥウウウウンッ 

ヲ級・ヌ級「オォォォ…アァァ…」ズガガガッ

ゴボゴホッ…

赤城『敵空母、壊滅しました。今より残存している敵戦闘機を私と加賀さんで殲滅します』

トニー「了解。ジャーヴィス、上から見てどうだ?」



3: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 17:59:13.61 ID:+nRAohz+0

ジャーヴィス『制空権はほぼこちらのものです。ですが海上部隊の付近に敵の大多数がいます』

トニー「よし、僕は海上部隊の応援に行く。空は任せた」ドシュゥゥゥゥッ!

加賀『任せてください』

----------------敵拠点正面 敵防衛ライン


木曾「相変わらず数だけは一級品だな!」ピピピ…

イ級群「ガァァアアアッ」

    ピーッ

木曾「よし!ロック完・・・」



4: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:00:51.95 ID:+nRAohz+0

     カッ 

ゴロゴロ…

ピ
    シ
    ャ
    ァ
   ァ
    ァ




    !!
 

イ級群「ゲァァァアアアッ!?」ヴァチチッ

  プスプス…

?「ふぅ、すこしは片付いたか」

木曾「・・・」

木曾「あのなソー!今のは俺の獲物だったんだぞ!?」

ソー「む?そうか、それはすまなかったな」

木曾「まったく・・・」

ソー「そう細かいことで怒るな」

木曾「お前なぁ・・・」



5: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:02:56.18 ID:+nRAohz+0

金剛『ヘーイ、キッソー!こっちにエネミーまだいるから手伝って欲しいデース!』

木曾「!」

木曾「わかった!今行く!」

木曾「行くぞソー!」バシュゥゥゥッ

ソー「ああ!」 ブンブンブンッ バヒュゥーンッ

木曾(いつみてもこの飛び方はシュールだな)



6: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:07:02.48 ID:+nRAohz+0

>>5 シュールな飛び方

ソーはハンマーを振り回してそのハンマーに引っ張られるように飛ぶ



7: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:08:06.27 ID:+nRAohz+0

--------------------

ル級「ガァァァアアッ!!」ドォォンッ!

金剛「ッ!」ガァンッ

レ級「ハハ…」ジャキッ

金剛「しまっ・・・」

金剛(盾の側面を・・・)

木曾「金剛ぉ!」バシュゥゥッ!

ソー(まずい!間に合わん!)ヴァチチッ

レ級「ガァッ」ズドンッッ!

金剛「Shit!」



8: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:12:32.19 ID:+nRAohz+0







?「Lunguage!」バッ

   ギィンッ

レ級「!?」

木曾「!」

木曾(隙ができた!今だ!)

木曾「食ら・・・」ピーッ


バシュゥゥゥゥゥッ!


長門「大丈夫か!」ジャコンッ キュィィィィッ…
     
     グァッ
    ズガァアンッ

レ級「ゲァァアッ!」ドギャッ

ソー「ハァッ!」カッ

 ピシャァァァアアッ!

ル級「ゴァァァアァアア!」ヴァチチッ!

ソー「相変わらずその鉄拳には惚れ惚れするぞ、長門」

長門「雷様にそう言ってもらえて光栄だ」

ソー「できればソーと呼んでもらえないか?」



9: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:20:52.64 ID:+nRAohz+0

>>7 >>8

「Shit!」 「language!」

アベンジャーズ エイジオブウルトロンの名言(?)
Lunguageは口が悪い人に対してよく使われる言葉
吹き替えだと口が悪いぞ!だったが、直訳すると口!って言ってる感じ
https://m.youtube.com/watch?v=8Zxl16CU_S0




21: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 19:59:51.11 ID:+nRAohz+0


木曾「・・・」

長門「木曾、なんかあったか?」

木曾「いや・・・なんでもねぇよ・・・」

?「危ない所だったな、金剛」

金剛「スティーブ!助かりマシタ!」

スティーブ「気にするな」フィィィィイインッ

長門「艤装はもう慣れたのか」



10: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:21:51.20 ID:+nRAohz+0

スティーブ「艤装というよりはホバークラフトだが・・・もう陸上と変わらない動きができるようになった、大丈夫だ」

トニー『ちょっとまった、こんな時にまでキャプテンがお説教した件は無視か?金剛』

金剛「アハハ・・・」

スティーブ「はぁ・・・しばらく言われそうだ・・・」



11: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:22:54.81 ID:+nRAohz+0

------------------------------

トニー「ジャーヴィス、海上の敵はあとどれくらい残っている?」

ジャーヴィス『残りは逃走中の敵のみです。提督とMs吹雪が追っています』ピピピ

ジャーヴィス『トニー様!ロジャース様とMs金剛のすぐ近くに潜水艦を検知しました!』

トニー「位置は?」

ジャーヴィス『レーダーに表示します』

トニー「・・・ふむ」



12: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:23:53.97 ID:+nRAohz+0

--------------------------------

トニー『キャプテン、八時の方角に盾を向けてくれ』

スティーブ「こうか?」 ┣⊂ サッ
 
トニー『金剛、キャプテンのように盾を4時の方角に向けろ』

金剛「こんなカンジ?」サッ つ┫

トニー『よーし、そのまま・・・!』キュィィィィイ…

      ヴァゥゥゥンッ

                 ギィンッ 
      

  ギィンッ

        ズガンッ!


潜水棲姫「ガァァアッ!?」ザバァッ



13: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:24:55.82 ID:+nRAohz+0

木曾「うおっ!?こいつこんなところまで来てやがったのか!あぶねぇな!」

トニー『決まったな』

金剛「ピンボールみたいデース!」

シュゴゴゴゴ…

トニー「弾はリパルサーだけどな、今のはハイスコアだな?」

スティーブ「戦場でふざけるな・・・スターク」

ピピピッ

提督『こちら提督、逃走していた深海棲艦を全て撃沈した』

吹雪『敵影無し!すぐにそちらに向かいます!』



14: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:25:32.62 ID:+nRAohz+0

スティーブ「了解だ。さて・・・」

スティーブ「お前がこいつらのボスだな?」

潜水棲姫「グ・・・・」

潜水棲姫(コレガ・・・ココ数ヶ月デ突如現レタト言ウ最強艦隊・・・)

潜水棲姫(コレホドダナンテ・・・聞イテナイ・・・)

長門「さて、どうする?」ジャキッ



15: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:26:08.68 ID:+nRAohz+0

潜水棲姫「フンッ・・・私たちに勝ったところで・・・」

       バキッ

潜水棲姫「プゲ」バシャッ

ソー「こいつらには降伏という物がないのか?」

スティーブ「さ、任務完了だ。連行しよう」

トニー「全く、こいつら見かけによらずに重いんだぞ・・・深海でダイエットが広まってほしい所だ」

長門「あとはこちらの世界の軍隊に任せておいてくれ、直に回収チームが来るはずだ」



16: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:28:13.05 ID:+nRAohz+0

提督『全員ご苦労様だった』

吹雪『みなさんお疲れ様さまでした!鎮守府でゆっくりしていってください!』

スティーブ「少しだけ邪魔させてもらおう」

ソー「勝利の宴を開かないとな!」

加賀『宴会をするのはいいですけど、鎮守府のお酒を飲み干さないでくださいね?』

赤城『私達より食べますからねソーさん・・・』

ソー「戦いの後はたくさん食べるに越したことは無いからな!」

木曾「それについては同意だ!」

     ハハハハハ…



17: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:29:08.53 ID:+nRAohz+0

......
....
..
.

明石「ははは・・・これからはキャプテンさんの前で汚い言葉はつかえないですね」

トニー「ああ、説教されるぞ?」

スティーブ「まぁ・・・なにはともあれ作戦は成功した」

スティーブ「それじゃぁ、僕は元の世界に戻るよ。ジャーヴィス」スタスタ

ジャーヴィス『次元転送装置を起動しておきます』



18: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/03(土) 18:29:55.74 ID:+nRAohz+0

明石「あ・・・お疲れ様です」

吹雪「・・・・・」

吹雪「キャプテンさん、戦いが終わるとすぐに帰ってしまいますね・・・大した休憩も取らずに・・・」



27: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 20:23:11.84 ID:WlEXxmXX0

トニー「気まずいらしい」

明石「気まずい?」

トニー「別次元とはいえ元敵国の軍艦の魂が人となった存在に対してなんたらかんたら・・・」

トニー「戦ってる時ならともかく、こういう場での会話は苦手だそうだ」

トニー「頭の固い老人はすぐこうだ、細かいことをいちいち気にする」

明石「いいすぎですよトニーさん・・・」



28: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 20:24:31.14 ID:WlEXxmXX0

長門「私達は全く気にしてないのだがな」

トニー「良いんだ放っておけ」

提督「半年近くも立つんだし、お前みたいに図々しいほど馴染んでもらいたいものだな」

トニー「図々しいは余計だ」

明石「もう半年ですか・・・今は当たり前みたいにしてますけど、よく次元転送装置なんて完成させましたね・・・」



29: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 20:35:32.26 ID:WlEXxmXX0

トニー「前にも言ったろ?僕はトニー・スタークだって」

明石「すっかり決め台詞ですね・・・」

金剛「ヘイトニー!今向こうのmemberは何してるデース?」

金剛「ワタシ、ナターシャにお化粧教えてほしいネー!」

トニー「さぁね、今頃どこかでスパイ活動でもしてるんじゃないのか?」

金剛「Veryなげやりネー・・・」



30: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 20:36:56.18 ID:WlEXxmXX0


赤城「私はまたバートンさんに弓技を教えてもらいたいですね」

加賀「彼に的当てで勝つのが当面の目標です・・・」

木曾「あいつおかしいよな・・・あんたらが射った矢をことごとくアーチェリーで打ち落としてたぞ」

提督「うちの一航戦も大概だが・・・上には上がいるもんだ」

明石「バナー博士は・・・工廠にたまに研究を手伝いに来るだけで、戦闘には参加しませんね・・・」



31: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:18:52.11 ID:WlEXxmXX0

>>29
ナターシャに~
アベンジャーズのメンバー
本名はナターシャ・ロマノフ(もっと長い名前が別にある)
通称ブラック・ウィドウ
世界クラスの身体能力、知力、射撃能力を持っている
ロシアのレッドルームアカデミーというところでスパイとして訓練されている
昔に名の知れた殺し屋(?)としてS.H.I.E.L.D.に命を狙われるも殺しに来たバートンは彼女を殺さなかった
詳しくは描かれてはいないが、その後ナターシャは改心。過去の行いを償うためにS.H.I.E.L.Dで活動している
演じているスカーレット・ヨハンソンは超美人
ありえないほど妖艶

>>30 バートンさん~
同じくアベンジャースのメンバー
本名クリント・バートン
通称ホークアイ
人間の限界レベルの弓の腕を持っており、身体能力も極めて高い
弓と矢は特別性であり、背中に背負った矢筒に放つ矢に爆薬、ラぺリング装置などといった様々効果を付与するギミックが付いている
S.H.I.E.L.D.のエージェントでナターシャとは親友。クリントのとある秘密を知っている
ありえないほど俊敏



32: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:19:41.09 ID:WlEXxmXX0

トニー「バナーは戦いたがらないからな・・・今のところハルクが必要な局面はないし、このままでいいさ」

明石「ちょっと見てみたいですけどね・・・映像じゃなくて生で・・・」

トニー「わかるぞその気持ち」

木曾「マッド共が・・・」ハァ…

ピピピ

トニー(ジャーヴィスからメール・・・またか?)



33: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:21:14.08 ID:WlEXxmXX0

〔次元転送装置に異常が発生しました。〕

トニー(クソッ・・・)

トニー「ちょっとだけ席を外す。ソー、僕の分の酒まで飲むんじゃないぞ?」



34: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:22:05.69 ID:WlEXxmXX0

......
....
..
.

工廠 地下 次元間移動室

トニー「今度はどこが悪いんだ?」

ジャーヴィス『次元転送装置周辺の磁場や空間に小さな歪みができています』

ジャーヴィス『ですが、前回よりもその幅は大きくなっています』

トニー「異常が起こる前になにか前兆とかはあるのか?」

ジャーヴィス『皆無です。突発的でパターンが存在しません』

ジャーヴィス『装置周辺が不安定な状態です』

トニー「他にも言いたいことがありそうだな?」



35: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:22:46.77 ID:WlEXxmXX0

ジャーヴィス『装置内部に・・・0.1秒にも満たない間でしたが、コンピューターにも似た一種のコードが流れていました』

ジャーヴィス『これが観測されたのは今回が初めてです』

トニー「つまりこの装置に何者かがハッキングを仕掛けてるっていうのか?」

ジャーヴィス『否定はできません』

トニー「・・・」

トニー「対抗策を考えておく、また異常があったらすぐに知らせろ」スタスタ




36: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:23:25.27 ID:WlEXxmXX0

ジャーヴィス『はい、トニー様はこのまま宴会をお楽しみください』

トニー「楽しむ気分じゃなくなったけどな」スタスタ



37: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:24:20.31 ID:WlEXxmXX0

----------------------


トニー達の世界 ワシントンD.C S.H.I.E.L.D.本部 トリスケリオン 危険観測室


 ピピピッ ピピピッ

職員A「!」

職員A「謎の物体がハワイ沖付近に現れたところを人工衛星がとらえました!」

職員B「どれ、写真を見せてみろ・・・」

職員B「・・・!」

職員B「今すぐにフューリー長官に連絡しろ!」



38: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:25:06.02 ID:WlEXxmXX0

-------------------------

艦娘達の世界 呉鎮守府 食堂

木曾「ん゛ん゛ん゛ん゛っ・・・」ギリギリ…

木曾「っはぁ!どうなってんだこれ!?動きもしないぞ!?」ゼェゼェ

ソー「ハッハッハ!ふさわしくないな!」

提督「艤装を装着しても駄目とは・・・普通に机の上に乗っているのにな・・・」



39: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:26:02.49 ID:WlEXxmXX0

木曾「ソーの指紋に反応してるんだろ?きっとそうだ」ガションッ

長門「艤装フル装備しておいてよく言うよ・・・」

赤城「長門さんは持ってみないんですか?」

長門「いや私は・・・遠慮しておこう」

加賀「みんな試してみたのよ?あなたもやってみたらどうです?」

長門「よし、そこまで言うなら」スクッ



40: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:26:33.07 ID:WlEXxmXX0

木曾「行け長門―!」

ソー「フフンッ、無理だな」

長門「・・・ふっ!」ギリッ

ムジョルニア「」カタッ

ソー「」

長門「ふんんん・・・!」ギリギリ…

長門「お手上げだ」パッ



41: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:30:22.36 ID:WlEXxmXX0

ソー「ハハ・・・残念だったな・・・ハハッ・・・」

吹雪「今少し動いたような気が・・・」

トニー「机じゃないか?」

ソー「ああ!机が動いていた!」

吹雪「気のせいでしたか・・・」



42: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:30:52.83 ID:WlEXxmXX0

トニー「ソーには悪いが、絶対何か仕掛けがあるだろう」

木曾「クソみたいなのがな」

金剛「Oh,キッソー!汚い言葉使ったらスティーブに怒られマース!」

木曾「おっといけねぇや」ハハハ



43: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:31:25.60 ID:WlEXxmXX0

ピピピッ ピピピッ

提督「館内放送?ジャーヴィスか?」

ジャーヴィス『お楽しみのところ申し訳ありません』

ジャーヴィス『深海棲艦が出現したとの情報がありました』

提督「誰からの情報だ?」

ジャーヴィス『S.H.I.E.L.D.からです』



44: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:35:21.31 ID:WlEXxmXX0

明石「え、フューリー長官ですか?」

木曾「おいおい、なんでわざわざ向こうの世界から情報が・・・?」

提督「海域は?」

ジャーヴィス『目撃された海域は・・・』

















ジャーヴィス『トニー様側の世界のハワイ沖です。まっすぐ東京湾に向かっているとの情報が入りました』


        「!?」
 

トニー「なんだと・・・」



45: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 21:45:26.09 ID:WlEXxmXX0

今回ははここまでです
次回は未定です




47: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/04(日) 22:13:47.21 ID:WlEXxmXX0

オマケ
ソーのハンマー上げ
https://m.youtube.com/watch?v=jyJulKJIHlI



戦うウィドウ
https://m.youtube.com/watch?v=0Hk9-xpTaEw



ホークアイ特集
https://m.youtube.com/watch?v=YiRDEglrAmM




52: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 22:20:43.19 ID:Y8fZKeBc0

提督「一体どうなっているんだ!?なぜこちらの世界の敵がスターク達の世界に!?」

ジャーヴィス『原因などについては一切不明ですが、姿形は完全に深海棲艦です』

ジャーヴィス『通常攻撃が一切効かない点も同じで、至急敵上空に待機させてあるヘリキャリアに転移してきてほしいとのことです』

ジャーヴィス『幸いにも敵戦力は駆逐イ級が2体に戦艦ル級が1体と極めて小規模です』

ジャーヴィス『そして、トニー様達に話を聞きたいので本部の方にも来てほしいとの話も聞いております』



53: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 22:21:56.43 ID:Y8fZKeBc0

木曾「ま、来るはずのない向こうの世界の敵が現れたら事情を聴きたくもなるよな」

トニー「・・・」

提督「よし、敵殲滅は赤城と加賀の航空機で事足りるだろう。それ以外の皆はバックアップとしてヘリキャリア内部で待機だ」

提督「俺が指揮に入らなくても大丈夫そうか?」

長門「この程度なら問題ない」



54: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 22:23:49.80 ID:Y8fZKeBc0

提督「俺はスタークとS.H.I.E.L.D.の本部へ先に向う。全員頼んだぞ」

     「「「「了解!」」」」

ソー「俺はアスガルドに戻って原因を探ってみる」

トニー「どんな些細な事でも教えろ。頼んだぞ」

トニー「明石も装置になにか異常を検知したら残らず記録しておけ」

明石「はいっ!」



55: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 22:26:53.21 ID:Y8fZKeBc0

......
....
..
.


トリスケリオン 次元間移動室 

バチチチッ ヴゥゥゥゥン... 


?「来たか・・・スターク、提督」

提督「お久しぶりです、フューリー長官」

トニー「全く、ここの入口は狭いな・・・」

ニック・フューリー「贅沢を言わないでくれ、部屋に空きがなかったんだ。で、他の連中はどうしたんだ?」



56: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 22:57:13.61 ID:Y8fZKeBc0

>>55 ニック・フューリー

本名 ニコラス・ジョセフ・フューリー
通称フューリー長官 

S.H.I.E.L.D.の長官であり、ヒーローたちを束ねてアベンジャーズ誕生のきっかけを作った人
有能かつ冷酷だから長官になったとキャプテンアメリカ2で語られており、時には冷酷な判断も迷うことなく下す
だがすべては人命を守るためであり、必ずしも人間性に欠けているわけではない
武器の扱いにも長けており、アベンジャーズ、キャプテンアメリカ2では銃撃されながらも反撃し、敵を撃退していた
ありえないほど凄腕



57: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 22:59:31.87 ID:Y8fZKeBc0

トニー「戦闘員は日本沖近くで敵を迎え撃つためにヘリキャリア側に転移させた。ソーは自分が元いた世界に調べに行ったよ」

トニー「で?話っていうのは何だ?ニック」

フューリー「・・・深海棲艦がハワイ沖に出現したとき、ハワイ島周辺の磁場が大きく歪んだ」

フューリー「君たちがその装置を使ってこちらに来る時と同じような波長だった」

トニー「つまり・・・僕が開発した転送装置と全く同じものを敵がもっているって言いたいのか?」



58: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:00:44.58 ID:Y8fZKeBc0

フューリー「そうとは言っていない。だが、君の装置と何らかの関係があることだけは確かだ」

フューリー「そっちの装置に何らか異常が出ていたりはしないか?」

トニー「・・・少し前に、僕も同じものを観測した」

トニー「わずかなブレだったが、空間に歪みができていた・・・だが、これの原因が全く分からない」

トニー「それに、ハッキングと言えるものではないが・・・何らかのコードに似た情報が装置内に流れたこともあった」



59: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:01:53.26 ID:Y8fZKeBc0

フューリー「コード?」

トニー「本来装置に組み込まれているはずのない謎の情報だ。発信元は不明」

フューリー「・・・こちらでも探りを入れてみる」

フューリー「とりあえず、提督達は無関係の事が分かった。呼び出しておいて悪いが、このまま戻ってくれ」

提督「了解。それでは私はこれで失礼します・・・ですがその前に」



60: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:02:41.16 ID:Y8fZKeBc0

フューリー「なんだ?」

提督「今度こういった事態が起きたことを考え、我々の世界にある歩兵用対深海棲艦装備を少しお分けしましょうか?」

フューリー「それは助かる。手続きの書類があるから少し待っててくれ、今持ってくる」クルッ スタスタ

トニー「フッ、S.H.I.E.L.D.も大変だな、何をするにも書類書類・・・敵と戦う前に書類の山と戦わなくちゃならない」

提督「スターク・・・」



61: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:04:59.20 ID:Y8fZKeBc0

トニー「皮肉は回転のいい頭の副作用みたいなもんだ。大物の証さ」

提督「大層な大物だな・・・」



62: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:13:53.28 ID:Y8fZKeBc0

......
....
..
.

ハワイ沖上空 S.H.I.E.L.D.製 ヘリキャリア 甲板


赤城「敵を捕捉。攻撃します」

加賀「鎧袖一触よ」

赤城・加賀「ジェリコミサイル発射!」

----------------------------

流星X「」キィィィィィ…

 パシュゥゥゥッ
    ババババババシュンッ
       ヒュルルルルルル…

ズガァァァァァァァアアアッ!

ル級・イ級「ゲァァァァアアアッ!?」

ボコボコ…



63: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:15:13.22 ID:Y8fZKeBc0


---------------------------------------

赤城「目標沈黙。敵は全て掃討しました」

加賀「さすがに為す術もなかったようね」

赤城「こちらの攻撃が普通に効くようで安心しました。そちらに戻ります」

長門『ご苦労だった。職員たちが暖かい飲み物を用意してくれている、戻ってきてくれ』

赤城「ありがたいですね、今すぐ戻ります」



64: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:15:53.48 ID:Y8fZKeBc0

ヘリキャリア内部 カフェテリア

吹雪「そうですか・・・攻撃は普通に効いたんですね・・・」

加賀「ええ、別世界だから勝手が違うのかと思っていましたが・・・」

長門「ますます原因が分からないな・・・」

スタスタ… コトッ

吹雪(あ、おいしそうなクッキー・・・誰だろう?)チラッ



65: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:21:33.86 ID:Y8fZKeBc0

?「Good job ladies. It’s on me」フリフリ

吹雪「・・・?(怖そうな人・・・)」

木曾「翻訳機入れ忘れてるぞ、吹雪」

吹雪「あっ、うっかりしていました・・・」カチッ

?「こっちの攻撃がまるで効かないもんだから焦ったぜ。お嬢さん達、いつもあんなのと戦ってるんだな、大したもんだ」



66: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:23:39.72 ID:Y8fZKeBc0

加賀「ありがとうございます。ですが、これくらいなら朝飯前です」

金剛「素敵な差し入れthank youネー!what your neme?」

ラムロウ「ラムロウだ、ブロック・ラムロウ。対テロ部隊S.T.R.I.K.E.チームの隊長だ。よろしくな」

吹雪(た、対テロ・・・)ゴクリ

ラムロウ「あんたらが駆けつけてくれなかったら、こっちのチームの誰かがやられていたかもしれない」

ラムロウ「だからこれはチームを代表してのお礼だ、どうぞ食ってくれ」



67: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:24:24.04 ID:Y8fZKeBc0

赤城「それではお言葉に甘えて・・・」

ラムロウ「そうだ、長門・・・でいいんだよな?」

長門「なんだ?」

ラムロウ「うちの所の研究チームにあの化け物どもの事について知りたがっている連中がいる」

ラムロウ「こっちの世界に現れた以上、やつらの事を知っておかないといけないみたいだしな」



68: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:25:23.88 ID:Y8fZKeBc0

ラムロウ「食べ終わったらでいい、知ってる限りの情報をあげてやってくれないか?」

長門「ああ、わかった」

ラムロウ「OK、また後で来る」スタスタ

木曾「・・・別に今行ったとしてもお前の分のクッキーはちゃんと取っておいてやったぜ?」

長門「私はそんな食い意地はってないぞ!」

金剛(キッソー・・・だんだんトニーに似てきてるネー・・・)



69: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:27:26.08 ID:Y8fZKeBc0

......
....
..
.


ヘリキャリア ???


ラムロウ「彼女は呼び出せた・・・あとでこっちにつれてくる」

ラムロウ「そっちの準備は?」

?「問題無い・・・すぐにでも始めよう・・・」キィィィィ…ン…

?「これで・・・奴らは内側から引き裂かれる・・・」

?「なんでアベンジャーズが強いか知っているか?」

ラムロウ「超人共を集めればそりゃ最強になるさ」



70: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:30:23.58 ID:Y8fZKeBc0

?「奴らはな・・・」

?「”集結”するからこそ・・・強いんだ・・・」

?「この意味が解るか?」

ラムロウ「・・・」

?「集結さえしなければ・・・奴らがまとまりさえしなければ・・・」

?「我々を邪魔するものはいなくなる・・・」

?「すでにこれの力は彼に組み込んである。彼は世界中どの機械にも潜り込めるにようになった・・・」



71: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/11(日) 23:40:54.68 ID:Y8fZKeBc0

?「あとは彼の構築したアルゴリズム通りに世界をヒドラそのものに代えるだけだ・・・」

?「祝おうではないか、秩序に結ばれた世界の誕生を」

?「HAIL HYDRA…ラムロウ」

ラムロウ「HAIL HYDRA…ストラッカー閣下」

バロン・フォン・ストラッカー「ハハハ・・・」



72: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/12(月) 00:12:11.77 ID:3WSlXRh20

>>66 ラムロウ

本名 ブロック・ラムロウ
S.H.I.E.L.D.の対テロ部隊S.T.R.I.K.E.チームのリーダー
S.H.I.E.L.D.に扮したヒドラの攻撃部隊であり戦闘能力はかなり高い
のちにクロスボーンという名のヴィランとなってキャップを襲う

>>71 バロン・フォン・ストラッカー

ヒドラの幹部であり、S.H.I.E.L.D.の幹部でもある
キャプテンアメリカ2の最後でS.H.I.E.L.D.が崩壊した後にお出ましするが、おそらく崩壊前はS.H.I.E.L.D.で普通にふるまってたと思われる
違法な人体実験をしており、極めて冷酷かつ残忍
頭が非常に良いと思われ、アベンジャーズ2では世界の流れをよく読んでいたとある人物に言及されている

>>71

HAIL HYDRA

読みはハイル ヒドラ
ヒドラ党員の掛け声
散るとき、士気を高めるときなど色々な時に使われる



76: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:15:46.61 ID:JrkXIZ8M0

......
....
..
.


トリスケリオン 次元間移動室


提督「そうか、敵はあっけなく倒せたと・・・」

長門『ああ、今まで戦ってきたのと変わらないいつもの敵だった』

長門『まるで・・・この世界に元からいたかのようだ・・・』

提督「そうか・・・」



77: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:17:57.23 ID:JrkXIZ8M0

トニー「お菓子食べながら談笑している声が聞こえるのは気のせいかな?」

長門『そ、それはだな・・・感謝の印にと、ラムロウという男に奢って貰ったんだ』

トニー「そりゃよかったな、こっちはむさい男二人と書類仕事をしていたよ」

提督「むさくて悪かったな」

長門『えっとそれは・・・すまない』

提督「お前も謝るな」



78: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:20:04.59 ID:JrkXIZ8M0

長門『でだ、もうしばらくしたらS.H.I.E.L.D.の研究者に深海棲艦についての情報を教えに行くところだ』

提督「了解した。こちらは先に戻っている」ピッ

提督「一時はどうなるかと思ったが、これで一件落着だな」

トニー「原因は解ってないし、また現われるかもわからない。一件落着とは言えないな」

提督「ソーが何か見つけたかもしれない。鎮守府で待ってるか」




79: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:22:07.44 ID:JrkXIZ8M0

......
....
..
.


スタスタスタ… 

長門「おっと、ラムロウが来たみたいだ。先に戻っていてくれ」

赤城「いえいえとんでもない、待っていますよ?」

木曾「さすがに置いて行きはしないさ」

長門「そうか、すまないな」

ラムロウ「そろそろいいか?よかったら君らのどっちかにも来てほしいんだが」



80: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:25:15.99 ID:JrkXIZ8M0

加賀「赤城さんと私?」

ラムロウ「ああ、さっきの戦闘を見てその装備について知りたくなったらしい」

加賀「構いませんが・・・たぶんわからないと思いますよ?」

加賀(スタークさんでさえまだ解明には至ってないし・・・)

ラムロウ「なに、ほんの少し見せてやるだけでいいんだ」

加賀「そういうことなら・・・私が行きます。赤城さんはここで」スクッ

赤城「はい、何かわかるといいですね♪」

ラムロウ「まぁな」



81: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:30:40.34 ID:JrkXIZ8M0

長門「それじゃぁ、案内してくれ」スクッ

ラムロウ「ああ、こっちだ・・・」

スタスタ…

木曾「さて、俺らはここでもう少しゆったりとしてるかね」

赤城「この先まだ深海棲艦がこっちの世界にも出るなら頻繁に来ることになりそうですね」

吹雪「こっちの世界は好きですけど、なんだか複雑な気持ちですね・・・」

金剛「一体何が原因なんでショウネ・・・」



82: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:31:53.04 ID:JrkXIZ8M0

吹雪(あれ・・・あそこに歩いてるのは・・・)

吹雪「すいません、すぐ戻ります」スクッ

木曾「迷子になるなよ?」

吹雪「はいっ!」タタタ…



83: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:38:33.68 ID:JrkXIZ8M0

---------------------

吹雪(あの背格好は間違いなく・・・)

吹雪「キャプテンさーん!」ブンブン

スティーブ「・・・?」クルッ

スティーブ「吹雪か」

吹雪「さっき見かけたのでなんでヘリキャリアにいるのかなと思って・・・」



84: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:39:27.43 ID:JrkXIZ8M0

スティーブ「君たちがこっちの深海棲艦に手を割いてられなかった時のために呼ばれたんだ」

吹雪「それなら一声かけてくれればお茶会に誘いましたのに・・・」

スティーブ「何もしてないしそれは悪いと思ってな・・・・」

スティーブ「ところで、僕への用事はなんだ?」



85: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:40:00.10 ID:JrkXIZ8M0

吹雪「私・・・スタークさんから聞きました・・・気まずさから私たちと距離を置いてるって・・・」

スティーブ「!」

スティーブ(スタークのやつ・・・言うなと言ったのに・・・)

スティーブ「ああ・・・確かに僕は君たちとあえて距離を取っている」

吹雪「・・・」



86: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:41:26.16 ID:JrkXIZ8M0

吹雪「何でですか?私たちがかつてあなたの敵だったからですか?」

スティーブ「・・・僕が寝ている間に、アメリカが日本に何をしたか知ってしまった」

スティーブ「僕がまだ氷漬けになっていなければ・・・ハワードを通じてマンハッタン計画を止められたかもしれないのに・・・」

スティーブ「70年前のことを今更と思うかもしれないが、僕にとってはつい最近の出来事のように思えてしまうんだ」

スティーブ「吹雪、こんな僕を誘ってくれてありがとう。君はとても優しい心を持った人だ」



87: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:44:37.51 ID:JrkXIZ8M0

スティーブ「だからこそ僕は君たちと一緒にいる資格なんてない」

スティーブ「すまない・・・」クルッ スタスタ…

吹雪「キャプテンさん・・・」

吹雪「うぅ・・・いったいどうすれば・・・」



88: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:45:08.90 ID:JrkXIZ8M0

     「吹雪か?」

吹雪「!」

長門「そこで何をしているんだ?」

吹雪「長門さんに、加賀さんに・・・ラムロウさん?」

加賀「深海棲艦の情報を共有するために研究室まで行くところです」



89: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:45:57.60 ID:JrkXIZ8M0

吹雪「ああ・・そういえばそうでしたね・・・」

長門「どうした?そんな悲しそうな顔をして・・・何かあったのか?」

吹雪「いえ・・・後で話します・・・」

ラムロウ「悪いなお嬢ちゃん、急がせてるみたいで」

ラムロウ(クソッ、もう部屋はすぐ近くだってのに・・・邪魔だな・・・)



90: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 22:54:41.42 ID:JrkXIZ8M0

吹雪「深海棲艦の情報についてですよね?それだったら私も力を貸します」

吹雪「情報なら少しでも多い方がいいですし、何かお役にたちたくて・・・」

ラムロウ「そいつはありがたい、是非来てくれ」

吹雪「はい!」

ラムロウ(本当は二人以上連れて行く予定ではなかったんだがな・・・まぁいいか・・・)

長門「・・・」



91: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 23:05:44.84 ID:JrkXIZ8M0

長門(“ありがたい ”?・・・“是非”?・・・おかしい・・・そう思うならさっき全員に声をかけるはずじゃないのか?)

長門(役立ちたいと思う気持ちをくみ取っての行動か?)

長門(警戒しすぎか・・・)



92: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 23:06:42.47 ID:JrkXIZ8M0

......
....
..
.



ラムロウ「ここだ」

ガチャッ

ラムロウ「入るぞ」

スタスタ…

加賀「・・・研究員らしき姿が見えませんね」



93: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 23:07:31.55 ID:JrkXIZ8M0

ラムロウ「あいつらは常日頃何かしらの機械と見つめ合ってるからなぁ・・・」ス…

ラムロウ「大方奥のラボに全員引きこもってるんだろう-----」

   ジャキンッ!

    「!?」

ラムロウ「----よっ!」

     バチィッ!

加賀「ぁぐっ・・・」ドサッ



94: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 23:09:29.04 ID:JrkXIZ8M0

長門(スタンバトン!?)

吹雪「え・・・えっ!?」

ヒュンッ 

バチチィィッ!


吹雪「う・・・あ・・・」ドサッ

長門(はやいっ!)

ラムロウ「ハァッ!」ブンッ

長門「ぐっ!」サッ



95: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 23:10:31.76 ID:JrkXIZ8M0

ラムロウ「ほぉ、やるじゃねぇか」ヒュンヒュンッ

ラムロウ(ちっ、やっぱり不意打ちで仕留められるのは二人が限界か・・・)

長門「う・・・」ジリ…

ラムロウ「怖いかお嬢ちゃん?スーツがないとただの女か?」



96: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 23:11:38.32 ID:JrkXIZ8M0

ラムロウ「大声だして逃げても無駄だぜ?ここは防音だ・・・」

ラムロウ「さて・・・次は本気だ・・・避けれるかなぁ?」ザッザッザッ

長門「くそっ・・・」

ザッザッザッ…

長門(思い出せ・・・新型艤装をつけ楽に敵を倒せたその前・・・!)



97: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 23:15:02.45 ID:JrkXIZ8M0

ラムロウ「オラァッ!」ブンッ

長門「ふっ!」サッ

ラムロウ「なっ!?」スカッ

長門「ハァッ!」バオッ!

バキィッ!

ラムロウ「ぐふぁっ!?」



98: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 23:15:53.04 ID:JrkXIZ8M0

ラムロウ(反撃だと!?)

ラムロウ「クソアマが・・・!」ジャキンッ ヴァチチッ

長門(思い出せ!)ス…

ラムロウ「くたばれぇぇぇっ!」ダッ!

長門(敵戦艦との緊迫した殴り合いを!)



99: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 23:19:11.17 ID:JrkXIZ8M0

長門「あああ!」グァッ!

     ドゴォッ!!

ラムロウ「カッ・・・!」フラッ…

    ドサッ

長門「はぁっ、はぁっ・・・」

長門(た・・・倒せたの・・・か?)

長門「ふぅ・・・今度ロジャースにスパーリングを申し込んでみるか・・・」

長門「しかし・・・まさかS.H.I.E.L.D.に裏切り者がいるとは・・・」

長門「二人を起こして今すぐ知らせに行------」











         


             パチ…



100: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 23:20:26.08 ID:JrkXIZ8M0

長門「!?」バッ





パチ…パチ…
   パチ…パチ…




      「実にお見事だ」パチ...


ストラッカー「まさかラムロウを殴り倒すとは・・・思わず拍手を送ってしまった」

長門「誰だ!?」



101: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 23:21:21.00 ID:JrkXIZ8M0

長門(なんだ・・・あの男の持っている光る杖は・・・!)

     ググッ....

    「やられたわけじゃねぇ・・・」

ラムロウ「油断しただけだ・・・!」フラッ

長門(そんな・・・もう起き上がってくるなんて・・・!)

ラムロウ「やってくれたな・・・」ビキッ



102: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/13(火) 23:39:59.28 ID:JrkXIZ8M0

長門「お前らは何者なんだ!?何が目的だ!?」

ストラッカー「我々の目的は世界に秩序をもたらすことだ・・・」ス...

         カツ... カツ...

長門(ここまでか・・・)

ストラッカー「さぁ・・・君にもその手伝いをしてもらおうか」キィィ…

長門「ぐ・・・」

長門(提督・・・みんな・・・)ゥ゙ゥン…キュィィ…



103: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/14(水) 00:10:59.73 ID:X/s50kcY0

>>101 光る杖

ロキの杖の事
マインド・ストーンという宇宙に6つあるインフィニティストーンの一つ
心を持つものを操る力があり、ロキはこの力を使いバートンを自分の僕にしてしまった
また、人に何かしらの力を与えることもでき、ワンダに超能力、ピエトロに超スピードという特殊能力も与えていた
現在ではヴィジョンの額に収まっている
キャプテンアメリカ2でヒドラの手に渡っていることが発覚
アベンジャーズ2でトニーは「S.H.I.E.L.D.崩壊以来ずっと探してたもんな」と言っていた
いつごろにヒドラの手に渡ったのかは不明。ひょっとしたらドラマに描かれていたかもしれない・・・


自分の推測ですが、キャプテンアメリカ2の頃にはすでに強化実験を成功させていた為
アベンジャーズ1からそう遠くないうちにヒドラの手に渡っていたと考えています
(ヒドラとS.H.I.E.L.D.はほぼ一体化している為)



105: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/14(水) 00:27:01.01 ID:X/s50kcY0

オマケ キャプテンだったらこうだった

最後の方でエレベーターの天井に叩きつけられてるのがラムロウです
イケメンですよね
ヴィランが大好きらしく、この役を取った時に狂喜乱舞したそうです

https://m.youtube.com/watch?v=jqIBGEcKhGs




108: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:22:59.08 ID:T3aw1g5h0

.....
....
..
.


 ヘリキャリア内部 カフェテリア

赤城「みなさん・・・遅いですね・・・」

木曾「なんだかんだでもう一時間は経ってるな・・・」

金剛「ちょっとした報告程度だと思っていたデース」

木曾「こっちの研究員も新しいものには目がないみたいだな」ハハハ



109: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:24:11.59 ID:T3aw1g5h0

   スタスタ…

木曾「お、言ったそばから戻って来たな」

金剛「さ、back to homeしまショー!テートク達も待ってるネー!」

赤城「長引いてしまったようですね、お疲れ様でした」

加賀「・・・」

加賀「ええ、ありがとう赤城さん」ニコッ



110: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:25:13.46 ID:T3aw1g5h0

吹雪「やっぱり研究員さん達、航空機を見て頭を抱えていましたよ」フフッ

木曾「ふっ、そりゃそうだろうな」

長門「待たせてしまってすまないな」

木曾「待ちくたびれたぜ。さぁ行こう」スッ

赤城「なんだかうれしそうな顔してますね加賀さん?」スタスタ…

加賀「ええ、素敵なことを教わったので・・・」スタスタ…



111: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:27:03.24 ID:T3aw1g5h0

-----------------------------------

ヘリキャリア  ???


ストラッカー「これで準備は整ったぞ・・・ゾラ」

ゾラ『時は来た。ご苦労だった、ストラッカー』

ゾラ『この杖の力は実にすばらしい・・・まるで神になった気分だ・・・』

ストラッカー「だろう?それで、次はどうする?」

ゾラ『・・・・・』



112: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:41:57.96 ID:T3aw1g5h0

>>111 ゾラ

本名 アーニム・ゾラ

ヒドラの科学者で天才的頭脳を持つ
レッドスカルの部下でヒドラの武器製造に大きく貢献している
キャプテンアメリカ1の後ゾラは捕虜にされ、第二次大戦後のペーパークリップ作戦(ドイツの有能な科学者を集める作戦)でS.H.I.E.L.D.の元で科学者として雇われる
その後ゾラは寄生虫のごとくS.H.I.E.L.D.の中でヒドラを育てつつも1972年に死去
だが、ゾラの頭脳はデータパンクとして残されニュージャージーのアメリカ陸軍基地の地下に置かれていた






113: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:43:17.50 ID:T3aw1g5h0

......
....
..
.


鎮守府

ヴァチチッ ヴゥゥ゛ン…


明石「あっ、みなさんお帰りなさい」

トニー「やっと戻って来たか。てっきり僕らを忘れてそのままティータイムにいそしんでるのかと思ったよ」

木曾「帰ってきてそうそうお前の皮肉か・・・気が滅入るぜ」

金剛「待たせたお詫びにspecialなcurry riceつくってあげるネー!」



114: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:44:16.75 ID:T3aw1g5h0

トニー「そう来なくっちゃ」

ジャーヴィス『お疲れ様でした皆様』

提督「こうしてみんな入り口で待っていたんだ、スタークだって本音じゃないさ」

トニー「本音は7割ってところかな」

提督「スターク・・・」



115: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:44:53.84 ID:T3aw1g5h0

赤城「まぁまぁ・・・私たちだって本当に待たせてしまいましたから・・・」

トニー「それで明石、何か進展はあったか?」

明石「いえ・・・計器などに異常は見受けられなかったです・・・」

トニー「進展は無しか・・・」

明石「その代わりと言ってはなんですが・・・頼まれていた品物の調整、終わりましたよ!」

トニー「やるじゃないか、やっぱり君は優秀だよ。これは本音だ」ワシワシ

明石「あ、頭撫でないでくださいよ・・・子どもじゃないんですから・・・」スッ



116: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:45:32.85 ID:T3aw1g5h0

トニー「これは失礼、君がこんなに恥ずかしがり屋だとは知らなかった」

ジャーヴィス『Ms.ポッツには黙っておきます』

トニー「余計な気は使わなくていいぞジャーヴィス」

明石「とにかく!これは完成しましたけど、できれば使って欲しくないですね」

木曾「せっかく作ったものなんだろ?俺達がありがたく使わせてもらうぜ?」



117: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:46:08.70 ID:T3aw1g5h0

明石「そういってくれるのはうれしいんですけどこれは・・・」

赤城「またなにか作ったんですか?」

トニー「ああ、今度もまたすごいぞ?応急修理女神を改良してだな・・・」

         バァンッ!

       「!?」



118: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:47:00.24 ID:T3aw1g5h0

ソー「・・・・」ザッザッザッ…

トニー「なんだソー、扉はもう少し静かに・・・」

      ガッ

トニー「グッ・・・!?」

提督「何をしてるんだソー!?」

赤城「ソーさん!?」

木曾「なんでスタークを締め上げる!?」

明石「ソーさん!トニーさんを離してください!」



119: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:47:54.30 ID:T3aw1g5h0

ソー「やってくれたな・・・スターク・・・」パッ

       ドサッ

トニー「ったく、言葉を使えよ・・・」ゲホゲホッ

ソー「言ってやりたい言葉なら山ほどあるぞスターク」

ソー「だがその前に、全員を集め会議しなくてはなるまい」



120: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:48:45.82 ID:T3aw1g5h0

長門「アベンジャーズが全員集まらなければならないほどの事なのか?」

ソー「ああ」

トニー「そういうことなら・・・アベンジャーズタワーに向かおう」

トニー「・・・それでいいだろ?」



121: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:49:42.46 ID:T3aw1g5h0

......
....
..
.


トニー達の世界 NY アベンジャーズタワー 

  カクテルラウンジ


スティーブ「ここは会議をするに適してるとは思えないが?」

トニー「ここが一番安全かつ人に聞かれにくい。何か飲むか?」

スティーブ「遠慮しておく」

?「で・・・まだ会議は始まらないのかな?」



122: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 22:51:12.74 ID:T3aw1g5h0

明石「しりとりでもしますか?バナー博士」

ブルース・バナー「さすがにそれはやめておくよ・・・あれは言葉の墓場だ」

明石「あはは・・・確かにそうですね・・・」

金剛「クリントとナターシャがまだ来ないネー・・・」

フューリー『彼らは別任務中だ。そのうちこちらに戻る』



123: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:02:19.05 ID:T3aw1g5h0

>>122 バナー博士

本名 ブルース・バナー

物理学・生物有機化学の天才的研究者
キャプテンアメリカを生み出した超人血清のを再現しようとして失敗
大量のガンマ線を浴びてしまい、感情が高ぶると緑色の肌をした巨人、ハルクへと変身するようになってしまう
比類なきパワーを持ち、ジャンプで数百メートル跳んだり、数トンはあろう大岩などを小石のごとく持ち上げてしまう
最初は暴れるだけの化け物同然であったが、バナーが後に制御する方法を見つけ出す
その制御方法は・・・・

キャッチコピーはありえないほど豹変



124: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:03:19.74 ID:T3aw1g5h0

トニー「居たのかニック?画面が真っ暗なままだと思ったよ。君はいつも黒い服ばかり来ているからな」

フューリー『今回私を呼び出したのは君の皮肉ショーの為か?』

トニー「本題はソーが話してくれる。まぁ、僕の何が悪いのかゆっくり聞こうじゃないか」

ソー「あまり長く話している時間もないがな」スクッ

ソー「アスガルドで世界が今どうなっているのか観測者達に見てもらった」

ソー「単刀直入に言うぞ」



125: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:04:31.11 ID:T3aw1g5h0





















ソー「世界が・・・融合しかけている」



126: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:06:37.50 ID:T3aw1g5h0

スティーブ「なに?」

ソー「こちらの世界と、彼女達の時空が混ざり始めているんだ」

提督「・・・それによっておこる弊害は?」

ソー「まざるのは空間だけではない」

ソー「時間軸、事象、過去起きたことも何もかも・・・文字通り世界が混ざりあってしまう」



127: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:08:02.38 ID:T3aw1g5h0

木曾「えー・・・っと、というと?」

トニー「あったことがなかったこととなり・・・なかったことがあったことになる」

トニー「つまり・・・」




















ブルース「・・・タイムパラドックスだな?」



128: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:08:37.09 ID:T3aw1g5h0

明石「そ・・・それってかなりやばいんじゃ・・・」

ブルース「やばいなんてものじゃないだろう・・・下手したら僕らの存在も消えてしまうかもしれない・・・!」

ソー「この原因はスタークの作ったあの装置だ」

トニー「・・・僕の次元転送装置がか?」

ソー「あの装置を通じて世界が混ざり始めている」



129: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:09:29.33 ID:T3aw1g5h0

ソー「あの海の怪物どもがこちらの世界に現れたのはその前触れだ」

ソー「そのうちこの世界に奴らが現れることに対して人々は何の疑問も持たなくなるぞ」

提督「裏をかえせばこっちの世界にお前等の敵が当然のように来ることもありえると?」

フューリー『ひょっとしたら両方かも知れんな』

ソー「お前が理解できないものに手を出すからこんなことになったんだぞ!」



130: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:11:25.60 ID:T3aw1g5h0

トニー「あれは完成していた!移動する際も数値は安定していた!」

スティーブ「じゃぁ何故こんなことが起きる?」

トニー「わからない・・・ここ最近で急にこれだ・・・まるで僕の装置が悪用されているかのような・・・」 

      































『悪用ではない。有効活用だ』



131: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:13:10.00 ID:T3aw1g5h0

ビーッ! ビーッ! ビーッ! 

「!?」

赤城「な、なんのアラームですか!?」

トニー「ジャーヴィス、何が起きている?」

ジャーヴィス『何者かニ・・・ハッキ・・・グ・・・ドウか・・・』ザザー

ジャーヴィス『でき・・・』

         ブツンッ



132: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:14:53.46 ID:T3aw1g5h0

トニー「・・・ジャーヴィス?どうしたジャーヴィス!?」

フューリー『なんだ?一体そっちでなにが・・・』

        ブツッ!

明石「フューリーさんとの連絡も途絶えました!」


フッ


赤城「明かりも消されました・・・」

金剛「真っ暗で警告ランプ以外何も見えないネー!」



133: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:16:03.97 ID:T3aw1g5h0

長門「・・・・・・」ニヤ…

スティーブ「スターク!いったい何が起きている!?」

トニー「何者かが・・・このタワーのセキュリティを突破したみたいだ・・・」

ブルース「そんなバカな・・・ここはペンタゴンもお手上げのセキュリティだぞ?」

ソー「何者だ!正々堂々姿を現せ!」



134: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:17:38.54 ID:T3aw1g5h0

       


        『私はここにいる』

           ヴンッ

    『初めましてかな・・・?みなさん』

    『そしてお久しぶりだな、キャプテン』

木曾「なんだ・・・?この画面に映ったメガネの不細工は?」



135: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:18:20.36 ID:T3aw1g5h0

スティーブ「こいつは・・・」

トニー「知っているのか?」

スティーブ「アーニム・ゾラ。レッドスカルの部下だったドイツの科学者・・・」

スティーブ「とうに死んでるはずだ」



136: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:19:01.53 ID:T3aw1g5h0

ゾラ『修正1、私はスイス人だ』

ゾラ『修正2、私は不細工ではない』

ゾラ『修正3、よく見たまえ』

ゾラ『私はこの通り・・・生きている・・・』



137: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:20:12.92 ID:T3aw1g5h0

ゾラ『1972年私は不治の病となり私の肉体は死んだ』

ゾラ『だが天才的頭脳はデータバンクとして残された』

ゾラ『長さ6万メートルのテープでな・・・』

ゾラ『そして科学が発展した現代で私はコンピューターのように進化し・・・‘‘機械仕掛けの神’’となった』

明石「そんなおとぎ話みたいな話が・・・」



138: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:21:10.49 ID:T3aw1g5h0

ゾラ『君にそれを言われる筋合いはないぞ?1938年生まれの工作艦のお嬢さん』

明石「・・・!」

ゾラ『今は2014年生まれの艦娘の明石って言い方が正しいのかな?』

明石「なぜそれを・・・」

提督(艦娘の情報が漏れている!?こちらの世界でこのことを知っているのは数えられるくらいしかいないはずなのに・・・!)



139: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:22:06.54 ID:T3aw1g5h0

スティーブ「ヒドラは消滅したはずだ。お前はなぜここにいる?なぜこのタイミングで姿を現した?目的は?」

ゾラ『質問がおおいなキャプテン・ロジャース。順をおって説明してあげよう』

ゾラ『ヒドラは・・・頭を切り落としてもまた二つ生えてくる・・・』

ゾラ『私は神の力を手に入れ、もはやヒドラの理念を一人でも実現できるようになった』

ゾラ『私が君たちの前に姿を現したのは勝利宣言の為だ』

ゾラ『本来ならもっと時間をかけて世界を支配していくつもりだったが・・・艦娘とスタークの次元転送装置のおかげで楽になった』



140: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:22:51.39 ID:T3aw1g5h0

ゾラ『次元転送装置にアクセスし私の・・・ヒドラの思うがままに世界の事象や歴史を混ぜ合わせる』

ゾラ『深海棲艦をこの世界に呼び出したのも私だ』

ゾラ『ヒドラに不利益なものはなかったものにし・・・利益はさらに増大させる』

ゾラ『それによってヒドラの完全支配が完了した世界が誕生する』



141: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:23:32.22 ID:T3aw1g5h0

ゾラ『我々の勝ちだアベンジャーズ』

ゾラ『君たちが死のうが生きようが、どちらにしても同じこと』

ゾラ『君たちの勝ちはゼロだ』

スティーブ「ッ!」ブンッ

ゾラ『まぁ待てキャプテン』



142: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:29:17.63 ID:T3aw1g5h0

スティーブ「!」ピタッ

ゾラ『君が画面を破壊したところで意味はない』

ゾラ『スタークの召し使いが思ったよりも有能だった』

ゾラ『もうじき私はここから追い出される』



143: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:30:17.61 ID:T3aw1g5h0

スティーブ「!」ピタッ

ゾラ『君が画面を破壊したところで意味はない』

ゾラ『スタークの召し使いが思ったよりも有能だった』

ゾラ『もうじき私はここから追い出される』



144: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:30:51.57 ID:T3aw1g5h0

ゾラ『タネ明かしはした。君らの頑張りでどれだけ計画を遅らせられるか楽しみにしているよ』

ゾラ『それではまた・・・』


    ヴゥ…ン…

   パッ 

明石「明かりがついた・・・」



145: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:32:01.65 ID:T3aw1g5h0

      ジジッ…

ジャーヴィス『恐るべきハッキング能力を持った人工知能です・・・なんとか締め出すことに成功しましたが・・・次はこうも行かないでしょう』

明石「ジャーヴィスさん!無事でよかった!」

ジャーヴィス『ご迷惑をおかけいたしました。フューリー長官より通信が来ているので、只今繋ぎます』



146: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:32:32.48 ID:T3aw1g5h0

         パッ

フューリー『なにがあった!?通信がしばらく切れていたぞ』

トニー「してやられたよ・・・!」バンッ!

ブルース「なんてこった・・・」

スティーブ「スタークの装置をゾラという男が悪用して世界を思うがままに変えようとしている」

スティーブ「だが・・・なぜ僕らはまだ消されていない?」



147: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:33:01.21 ID:T3aw1g5h0

トニー「やつはまだ完璧じゃないんだろうよ」

提督「完璧じゃないのに勝利宣言する意味は?」

スティーブ「僕らをなんらかの罠にハメようとしているのかもしれない」

スティーブ「さっきの計画とやらもやつのハッタリの可能性だってある」

スティーブ「とりあえず今は守りを固めよう」



148: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:33:56.57 ID:T3aw1g5h0

スティーブ「スターク、装置のセキュリティを強化しろ」

スティーブ「君がつきっきりで何とかゾラが装置に侵入するのを阻止するんだ」

トニー「言われなくてもやるさ、コケにされたままで終わらせはしない」

ブルース「僕も手伝おう」

明石「私にもやらせてください・・・!」



149: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:34:27.35 ID:T3aw1g5h0

スティーブ「他の皆は敵が現れるまで待機だ。もしかしたら刺客を差し向けてくるかもしれない」

フューリー『こちらでも何か現実改変の跡がないか常に観測し続けてみよう』

フューリー『何かが解り次第・・・』ピピピ…

フューリー『・・・!』

フューリー『・・・キャプテン、早速だが・・・君の言う刺客とやらが出現したぞ』



150: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:35:49.01 ID:T3aw1g5h0

スティーブ「もうか!?」

フューリー『あとで座標を送るが、深海棲艦がまた出現した。おまけに今度は前とは比べ物にならない大艦隊だ』

フューリー『観測チームはまたエイリアンが攻めてきたと騒ぎ立てている』

木曾「あのメガネまたなにかしやがったな!」

トニー「ジャーヴィス、装置に何か影響は?」

ジャーヴィス『なにも見受けられません。あらかじめ仕組まれていたものと思われます』



151: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:36:39.19 ID:T3aw1g5h0

ジャーヴィス『・・・!』

ジャーヴィス『非常事態です。提督達の世界でも大艦隊の出現を感知』

ジャーヴィス『すでに通常の艦隊では太刀打ちできる勢力ではありません。あなた方の出動を要請しています』

トニー「いくらなんでも早すぎる・・・」

スティーブ「二手に分かれて向かうぞ。僕はこちらの世界の敵を相手する」



152: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:37:46.39 ID:T3aw1g5h0

ブルース「僕の・・・出番か?」

トニー「いいや、バナーは明石と一緒に装置を見ておいてくれ。戦闘は僕が引き受ける」

トニー「頼んだぞ」

明石「は、はい!」

バナー「わかった、ここで装置とおとなしくしてるよ」



153: ◆Ua1M3q7gGI 2016/09/24(土) 23:38:29.91 ID:T3aw1g5h0

フューリー『バートンがもうじき戻ってくる。ジャーヴィスと連絡を取って、戦況しだいですぐにどちらかに向かわせよう』

スティーブ「わかった」

スティーブ「提督、君の所の艦娘を少しばかり貸してもらうぞ」

提督「もちろんだ、指揮は任せる。俺は俺達の世界で戦う。そちらのチームから一人借りても問題ないか?」

スティーブ「ああ、君に指揮を執ってもらおう」

スティーブ「加賀!吹雪!赤城!ソー!君たちの力を貸してほしい。僕についてきてくれ!」

提督「長門!金剛!木曾!スターク!俺達は向こうの世界で戦うぞ!」


      「「「「「了解!」」」」」



157: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:36:11.94 ID:YJLx4qmV0

   スタスタスタ...

ソー「あー・・・スターク・・・」

トニー「なんだ?」クルッ

ソー「その・・・悪かった・・・お前が犯人だと決めつけていた・・・」

トニー「別に?敵がペラペラ喋ってくれたおかげで弁明する必要はなくなったし」

トニー「今は敵がはっきりしたからな」

トニー「だがまぁ、お詫びがしたいなら今度アスガルド最高の酒でも貰うとするよ」

トニー「それじゃ」スタスタ...

ソー「・・・・」キョトン

ソー(あいつ・・・本当にスタークか・・・?)



158: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:36:58.60 ID:YJLx4qmV0

......
....
..
.



ヘリキャリア ???

ストラッカー「挨拶は済んだのか?ゾラ」

ゾラ『ああ、今から仕上げに向かう』

ゾラ『君も早いとこここから脱出したまえ』

ゾラ『もうすぐこの空飛ぶ要塞も落ちるからな・・・』

ストラッカー「すでに部下たちに脱出の用意させてある」

ストラッカー「コーヒーでも飲みながらここが落ちるさまを見てやるとするさ・・・」

ストラッカー「それでは検討を祈る」クルッ スタスタ...

ゾラ『・・・』

ゾラ『キャプテン・ロジャース・・・今こそ終止符を打とうじゃないか・・・』



159: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:38:13.16 ID:YJLx4qmV0

........
......
....
..
.



一時間後

艦娘達の世界 鎮守府 クインジェット格納庫

  

提督「さぁ、フューリー長官に座標は教えてもらった。全員乗り込む準備は出来たか?」

トニー「そう急かすなよ、女性は身支度に時間をかける生き物なんだから」

             ザッ

木曾「俺がそんなもんに時間をかける女にみえるか?行くぞ」スタスタ

長門「支度は出来ている、次に必要なものは標的だ」スタスタ

金剛「艤装はすでにジェットの中デスネー?だったらもうall rightデース!」スタスタ



160: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:39:20.68 ID:YJLx4qmV0

提督「・・・で、なんだって?」

トニー「・・・それじゃ行くか」

パイロット1『クインジェット、ハッチ開きます』

    ウィーン... ゴゥン

提督「よし、みんな乗り込め」

木曾「しっかし楽になったよなぁ、前は燃料ありったけ積んで目的地までありったけ時間かけて向かってたのに・・・」

トニー「今はコンパクトになった艤装を積んだジェットで目的地までひとっとび、中で着替えてあとは降りるだけ」

トニー「改めて僕に感謝・・・って?」

木曾「はいはい、スターク様様だな・・・」



161: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:40:04.54 ID:YJLx4qmV0

金剛「アレ?トニー?ジェットに乗らないノー?」

トニー「僕にはプライベートジェットがあるんでね」

金剛「oh! 忘れてマシタ!」

トニー「ジャーヴィス」

ジャーヴィス『Mk.11ミラーボール、Mk.Xモビーデックをそちらに送ります』

   キィィィィィイ...

シュゴォォッ ガシャッ キュィーンッ ピピピッ

提督「何時の間に名前なんて付けたんだ?」ジャキッ ガコガコガコ...ガコンッ キリキリ...

トニー「愛着が湧くと思って僕が名付けた」ヴィーッ カシンッ ジャコンッ ヴィー... ギュルルッ...

         ジャギィンッ!
カンッ!

トニー「いい名前だろ?」

提督「あー・・・ああ、そうだな」

パイロット2『システムオールグリーン。離陸します』

キュィィィィィィィイイ...  グォォォオオンッ 

   ゴオオオォォォォ...


トニー「さて、追いかけるぞ」ダッ

提督「ああ!」ダッ

シュゴォォォォォッ キィィィィイイン...



162: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:41:00.60 ID:YJLx4qmV0

......
....
..
.


アベンジャーズの世界 ヘリキャリア内部 降下用ハッチ前

スティーブ「もうしばらくしたら降下地点だ」

スティーブ「全員準備はいいか?」

ソー「俺はいつでも問題ないぞ」

吹雪「私達もいつでも大丈夫です!」

スティーブ「よし、航空戦力は加賀と赤城に任せる。ヘリキャリアから直接航空機を飛ばしてやつらに制空権を取らせるな」

加賀・赤城「了解!」

スティーブ「ソーは敵のボスと思わしき奴がいたら優先的に攻撃しろ。君が攻撃のかなめだ。雷をみまってやれ」



163: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:41:58.45 ID:YJLx4qmV0

ソー「任せろ、今回も敵ではない」

スティーブ「僕と吹雪は海上で敵と戦う。全員戦闘準備!」

?「ちょっと待ったキャプテン、俺も連れいってくれないか?」

       ザッ


赤城「・・・!」

赤城「バートンさん!」

クリント・バートン「やぁお嬢さん達、元気してたか?」

加賀「任務は終わったんですね?」



164: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:42:54.09 ID:YJLx4qmV0

クリント「ああ、ジャパニーズ接待ゴルフで上司の機嫌取りのはずだったんだが・・・」

クリント「18ホール18打で回った。的を外せなくてね」

クリント「それで帰れって言われてここに来たんだ」

赤城「あははは、バートンさんらしい冗談ですね!」ハハハ

スティーブ「任務が終わったばかりなのに悪いな」

クリント「なに、気にするな。いつものことだ」

クリント「ところで俺はどうしたらいい?指示をくれ」



165: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:43:27.12 ID:YJLx4qmV0


スティーブ「バートンは赤城、加賀と協力して敵航空機を出来るだけ落としてくれ」

クリント「了解だ。すでに奴ら用の矢とジェットを用意してある。行くならさっさと行こう」スタスタ...

スティーブ「よし、全員降下準備だ。ハッチを開くぞ!」

加賀・吹雪「・・・」ピピピッ

  〔暗号メッセージ 受信〕

加賀・吹雪「・・・!」



166: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:44:26.38 ID:YJLx4qmV0

......
....
..
.



数分前 NY アベンジャーズタワー   ラボラトリー

明石「ここでコンピューターとずっとにらめっこも暇ですね・・・」

ブルース「これも立派な仕事だ」

ブルース「僕は出来るだけ戦いには出たくないから・・・こういう仕事の方がホッとするかな」

ブルース「それに僕用の艤装は無いしね・・・裸だよ」

明石「・・・」

ブルース「君は元工作艦だと聞いた。失礼なことを聞くかもしれないが・・・」

明石「?」

ブルース「人間として生まれ変わる前の、工作艦だった頃の記憶はあるのかい?」



167: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:45:12.79 ID:YJLx4qmV0

明石「・・・」

ブルース「気を悪くしたらすまない・・・科学者として気になってね」

ブルース「軍艦の魂が人となった存在って言うのを・・・」

明石「・・・ありますよ、思い出そうとして思い出せるわけじゃないですけど・・・」

明石「夢とか・・・ふと何かがきっかけで思い出したりします」

明石「燃え盛る炎・・・次々と沈んで行く仲間の船たち・・・」

明石「しかも決まって思い出すのはトラウマな光景ばかりです・・・」

ブルース「そうだったのか・・・すまないな、暗い話をさせて」

明石「いいんです。そんな過去があるからこそ・・・私は今治せるものを出来る限り治してあげたい・・・」

明石「それだけです♪」ニコッ



168: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:46:03.04 ID:YJLx4qmV0

ブルース「君はとても清い心を持っているな明石、尊敬するよ」

明石「そんな褒めても何も出ませんよ?」エヘヘ

明石「あ、長門さんとなら・・・バナーさんと何かしら話が合うかもしれませんよ?」

ブルース「戦闘スタイルの話で?」

明石「まぁ・・・それもそうかもしれませんが・・・」

明石「長門さんも、大昔に大量の放射能を浴びているんですよ・・・原爆の実験で・・・1946年の事ですが・・・」

ブルース「・・・ビキニ環礁のクロスロード作戦か」

明石「ええ、その通りです」

ブルース「まえに長門とそのことで話をしたことがあるんだ」

ブルース「彼女は僕に同じ思いをしたのは一人ではないと同情し・・・慰めてくれた。とてもいい人だ」

明石「そうだったんですか・・・」

ブルース「最初は彼女から僕に話を・・・」



169: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:46:45.54 ID:YJLx4qmV0

ピピピッ ピピピッ

ブルース「!」

  〔コンピューターにハッキングの恐れあり〕

明石「こ、これって!?」

ブルース「間違いない、ゾラだ!ジャーヴィス!」

ジャーヴィス『次元装置にアクセスされる前に締め出します!』

ブルース「明石、次元装置にアクセスされないようにファイアウォールの設定を今すぐ変え続けるぞ!」

明石「は、はい!」

    フッ

ブルース「・・・なんだ?アラートが消えた?ジャーヴィス、もう締め出したのか?」



170: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:47:31.26 ID:YJLx4qmV0

ジャーヴィス『いえ・・・私が攻撃を始める前に自分から出て行ったようです』

明石「どういうこと・・・?」

ジャーヴィス『ゾラが侵入したのは装置ではありません』

ブルース「それじゃどこに侵入したんだ?」

ジャーヴィス『通信装置です、暗号化されたメッセージを確認しました。こちらの世界と向こうの世界に向けて合計三つの暗号メッセージが送られています』

明石「誰に送られたものなんです?」

ジャーヴィス『この端末情報は・・・Ms.吹雪Ms.加賀Ms.長門に向けて送られたものです』

明石「内容はなんですか!?」



171: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:50:47.85 ID:YJLx4qmV0

ジャーヴィス『暗号を解除します・・・メッセージ内容は五文字、複数の連続したランダムな文字の羅列による極めて複雑な暗号によって守られています・・・解除中・・・』

ジャーヴィス『暗号内容の一文字目を解読、画面に表示します』

           〔H〕

明石「H・・・?」

ジャーヴィス『二文字目と三文字目、解読完了』

           〔Y〕



           〔D〕




明石「こ・・・これってまさか・・・」

ブルース「冗談だろ・・・」

ジャーヴィス『全暗号解読完了。メッセージを表示します』

          ヴンッ

明石「・・・そんな・・・」

ブルース「はやくキャプテンたちに知らせないと・・・」







ブルース「彼女達が・・・みんなの命が危険にさらされるぞ!!」



172: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:52:12.85 ID:YJLx4qmV0

------------------現在 艦娘達の世界 クインジェット内部

ガシャンッ キリキリ... ガシンッ カシャカシャカシャ...

木曾「あれ?金剛いつもの盾はどうしたんだ?」

金剛「今回はトニーが新しい武器をsurpriseしてくれたノデ、ありがたく使わせてもらうことにしたネー!」

木曾「その背中のドでかい大砲か、羨ましいぜ。名前はなんて言うんだ?」

金剛「タシカ・・・ポンコツ・・・いや・・・プロット・・・いや・・・」

金剛「お、思い出せ無いデース・・・」

木曾「おいおい・・・ま、確かに名前は武器の威力には関係ないけどさ・・・」

木曾「うっし、もう目標地点真上だなパイロットさん方、ハッチを開いてくれないか?」



173: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:52:49.10 ID:YJLx4qmV0

パイロット1「了解、ハッチを開きます」

  ウィィ... ゴゴゴ...

提督『全員少し待ってくれ、何かがおかしいぞ。レーダーに深海棲艦の反応がない』

木曾「何?やつらまた隠密技術を向上させたのか?」

トニー『いや・・・熱源、音波、生体反応・・・どれにも反応しない・・・』

トニー『たしかに変だな・・・』

木曾「ま、降りてみればわかるさ」

長門「・・・」ピピピッ



174: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:54:05.19 ID:YJLx4qmV0

------------------同時刻 現在 アベンジャーズの世界 ヘリキャリア

スティーブ「---------協力して敵航空機を出来るだけ落としてくれ」

クリント「了解だ。すでに奴ら用の矢とジェットを用意してある。行くならさっさと行こう」スタスタ...

スティーブ「よし、全員降下準備だ。ハッチを開くぞ!」

  『メインハッチ、オープン。事故防止のため、職員は退避してください』

    ゴゴゴゴゴ.... ビュォォ...

吹雪・加賀「・・・」ピピピッ

     〔暗号メッセージ 受信〕
    
       〔暗号解除〕
 
吹雪・加賀「・・・!」

赤城「さぁ、任務の時間ですね!参りましょう!」



175: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/01(土) 22:58:13.50 ID:YJLx4qmV0

--------------------------------

     〔暗号メッセージ 受信〕

       〔暗号解除〕

長門「・・・!」


木曾「さて、任務の時間だ!降下するぞ!」
  

     〔メッセージ表示〕


長門「ああ、任務の時間だ」



       ジャキッ



木曾「長門?なにをし--------」



   〔メッセージ表示〕


    















    〔HYDRA〕


    ズドォォォオオオオオンッ!!



179: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 02:34:15.75 ID:QjavPKXY0

ヒュルルル...

ズガァァァァ...ン...

トニー「な・・・!?クインジェットが・・・墜落した・・・!?」

提督「そんな・・・!」ドシュゥゥゥゥッ

シュゴゴゴゴ...

提督「木曾!金剛!長門!どこだ!?どこにいる!?」バシャバシャ

提督(くそ・・・!炎がひどい!)

      「う・・・うぅ・・・」

提督「木曾!金剛!大丈夫か!?今すぐ鎮守府まで運んでやるからな!」

木曾「ちが・・・ぅ・・・」

提督「今は喋るな!じっとしてろ!長門とパイロットは・・・!?」

金剛「テート・・・ク・・・逃げ・・・」



180: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 02:34:48.62 ID:QjavPKXY0

トニー「ジャーヴィス、彼女達のヴァイタルは!?」

ジャーヴィス『Ms.木曾、Ms.金剛ともに艤装は大破。命に別状はありませんが戦闘は不可能です』

ジャーヴィス『ですが、Ms.長門のヴァイタルが不明です。爆発してすぐに切断されました』

ジャーヴィス『FSシステムを起動しますか?』

トニー「敵が見えない以上それはまだだ。爆発の原因を調べろ」

ジャーヴィス『了解しました』



181: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 02:36:02.13 ID:QjavPKXY0

トニー(どのレーダーにも映らないのはおかしい・・・まるで中にあらかじめ爆弾が仕掛けられていたかのようだ・・・)

   ピピピ...

ジャーヴィス『トニー様、バナー博士より緊急のメッセージが来ています』

トニー「こんな時になんだ・・・?」ピッ

トニー「バナー!こっちは今・・・」

ブルース『スターク!長門に警戒するんだ!』

トニー「バナー、どういうことだ・・・?それは・・・?」

ガラッ...



182: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 02:36:36.64 ID:QjavPKXY0

長門「・・・・・」バシャッ

提督「長門!無事だったか!彼女たちを運ぶのをてつだ-------」

ブルース『長門は・・・敵になにかされている!』

長門「ハァッ!」グアッ   

    メキャッ

提督「ぐぁああっ!?」ドギャッ

トニー「なっ・・・!」



183: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 02:38:52.56 ID:QjavPKXY0

ブルース『スターク!何があった!?』

トニー「長門が提督を攻撃した!一体どうなっている!?」

ブルース『くそ・・・こっちも手遅れだったか・・・』

トニー「バナー・・・キャプテンたちのところも同じ状況か?」

ブルース『ああ・・・明石が警告したが・・・もう遅かった』

ブルース『通信は途絶、今彼らがどうなっているかはわからない』

トニー「なんてことだ・・・」



184: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 02:39:38.97 ID:QjavPKXY0

長門「・・・」スッ

トニー「バナー、後でまた連絡する」

ブルース『わかった、無理はしないでくれ』

トニー「長門・・・聞こえてるか?ゾラに何かされたんだろう?」

トニー「君はあんなやつより強いはずだろ?君は誇り高きビッグセブ・・・」

長門「黙れ」ジャキッ

トニー「わかった、口説き文句は選ぶよ!」

長門「・・・」ジリ...

トニー(くそっ・・・本気で殺す目だ・・・)

トニー「・・・ッ」

トニー「動くな長門!動けば撃つぞ!!」つ キュィィィ...



186: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 02:47:13.72 ID:QjavPKXY0

長門「撃てばいいだろう・・・」

長門「私には効かないがな!!」ズドォンッ!

トニー「ッ!」バシュゥゥウッ!

   ヒュンッ

トニー「はいはい」ヴァゥゥンッ

   ギィンッ

長門「人の話を聞かないやつだな・・・」

ジャーヴィス『非殺傷用リパルサーではダメージは与えられません!』

トニー「どうすれば彼女を正気に戻せる・・・」

ジャーヴィス『何か弱点はないか探してみます』

トニー「全く、我ながらとんでもないスーツを作ったもんだ」

ジャーヴィス『・・・!トニー様!』

ジャーヴィス『Ms.長門からロキの杖と酷似したエネルギー波を検知しました』



187: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 02:48:05.47 ID:QjavPKXY0

トニー「ロキの杖だと・・・?」

ジャーヴィス『以前にエージェント・バートンが洗脳された時のものと同じです』

ジャーヴィス『彼の場合は・・・』

トニー「頭に大きな衝撃を与える・・か」

トニー「単純明快でいいね」

ジャーヴィス『彼女に殴り合いで挑むつもりですか?』

トニー「いや?」

トニー「認めるのは癪だが、僕じゃ殴り合いで勝ち目はない」



188: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 02:49:14.79 ID:QjavPKXY0






























トニー「・・・バナー」

ブルース『僕の・・・出番みたいだな?』

トニー「彼女と正面切ってなぐり合えるのは君しかいない。こっちに来てくれるか?」

ブルース『わかった・・・今すぐジェットの用意をする』ピッ



189: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 02:50:58.35 ID:QjavPKXY0

--------------------------------

明石「バナー博士、良いんですか・・・?」

ブルース「戦いが嫌だの言ってられる状況じゃないし、僕はアベンジャーズだ」

ブルース「それに長門を出来る限り助けてあげたい」

ブルース「ヘリキャリアの方には大勢のS.H.I.E.L.D.エージェントにソーもいる」

ブルース「キャプテンたちを信じよう」

明石「そういうことなら・・・あなたにちょっとした贈り物があります」ピッ

ブルース「・・・?」



190: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 02:51:43.33 ID:QjavPKXY0

ウイィ..... ガシャンッ


ブルース「これは・・・!」

明石「あなた専用の艤装です、私とトニーさんで作りました」

明石「黙っててごめんなさい!でも、いつか来る時の為にって・・・」

明石「戦いを強いるようで心苦しかったので・・・トニーさんにも言わないように頼んで・・・今まで秘密にしていました」

ブルース「そうだったのか・・・」

明石「これでみんなを助けてあげてください」

ブルース「・・・」

明石(う・・・やっぱり黙って作ったこと怒っているかな・・・)

ブルース「これは凄いな・・・ミズグモを元にして作ったのか?」

明石「・・・え?」



191: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 02:53:36.14 ID:QjavPKXY0

ブルース「金剛の盾と同じ材質・・・これなら僕が使っても壊れなさそうだ」

ブルース「そしてセンサーで感知した体重の分リパルサーエンジンを反対方向に噴出する仕組みか・・・」

ブルース「精密と頑丈を見事に両立させている実に優れた装備だ」

明石「あ・・・ありがとうございます」

ブルース「どうしたんだ?きょとんとした顔をして」

明石「お・・・怒らないんですか?」

ブルース「怒る?何に対してだ?」

明石「黙って勝手に作ったことです・・・」

ブルース「ははは、僕はそんな短気じゃない。むしろサプライズって感じで嬉しいよ」

ブルース「これが無かったら僕はバタフライしながら戦わなきゃならなかった」

明石「よかった・・・」

ブルース「それと明石・・・」
















ブルース「僕は常に怒っている」ニッ



192: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 02:54:16.00 ID:QjavPKXY0

---------------------

トニー「提督、無事か?」

提督『一部システムがやられた以外はな』キュィィ...

提督『殺す気で殴られた・・・あいつは俺の右腕だっただけにだいぶショックだよ・・・』

トニー「いいか提督、長門は敵に操られている」

提督『でなけりゃ俺を裏切ったりしないだろうな』

トニー「今からバナーが応援にこっちにくる。それまで僕等で持ちこたえるぞ」

提督『了解だ』



193: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/10(月) 03:00:10.29 ID:QjavPKXY0

長門「時間稼ぎのつもりか?」

トニー「まぁね、それが任務だ」

トニー「それに・・・彼女たちもそこまでやわじゃないさ」

トニー(このスーツの装備じゃ殺す気でかからないと時間稼ぎなんてとてもできない・・・)

トニー「やれやれ・・・これは君に使うためのものではなかったんだがな・・・」













トニー「ジャーヴィス、僕用の“艤装”を呼べ」

ジャーヴィス『了解しました』

ジャーヴィス『対深海棲艦用強化パワードスーツ“艤装”衛星より射出完了』

ジャーヴィス『間もなく到着します』




197: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 22:56:22.39 ID:UojlCxXz0

長門「そう易々とさせると思------」

キィィィィイ...

提督「おおおおおおお!」ィィィィイイイ!

    ドガァッ!!

長門「ッ!」ズザザ...

提督「そう易々と邪魔させると思うか!?」

長門「それでこの長門の装甲に傷がつくとでも?」ジャキッ

提督「お前は昔っからそればっかだな!」



198: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 22:57:05.32 ID:UojlCxXz0

提督(渾身のタックルでも大した効果無しか・・・)

提督(少しでも時間を・・・)

提督「長門・・・俺達の事を思い出せないのか?」

長門「もちろん覚えているさ、提督が私との組手で一度も勝ったことがないこともな」

提督「そいつはどうも。だが・・・」

提督「モード!バトルシップ!」

 ガシャンッ ガキンッ ギガゴゴ 

提督「今回は違う」ジャキッ

長門「その諦めの悪い所も知っている」ジャキッ



199: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 22:58:34.55 ID:UojlCxXz0

......
....
..
.

暗号メッセージ受信直後  ヘリキャリア 降下用ハッチ前


    〔HYDRA〕

     ジャキッ

     「!?」


赤城「加賀さん・・・?吹雪さん・・・?何を・・・しているんですか・・・?」

赤城「それは・・・敵に向けるものですよ・・・?」

赤城「武器・・・下して・・・?」

クリント「おい、どうしちまったんだ?」

スティーブ「赤城、吹雪・・・なんのつもりなんだ・・・?」

スティーブ「君たちに危害は加えたくない、冗談なら今すぐに武器をおろ---」

吹雪「・・・まずは指揮系統からダウンさせる・・・!」ダッ

      ドガッ!

スティーブ「ぐあッ!」



200: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 22:59:38.29 ID:UojlCxXz0

  ゴウッ!

赤城「ロジャースさん!!」

クリント「まずいぞ!キャプテンがハッチの外へ吹き飛ばされた!海に落ちるぞ!ソー!」

ソー「ああ!」ブォンッ... ブォンブンブンッ!

ソー「ロジャースを助けに-------」

    ギリリ... バシュッ!

        ドスッ

ソー「グッ・・・がっ・・・」ガクッ

加賀「させません」



201: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:00:23.82 ID:UojlCxXz0

クリント「ソーの肉体に刺さる矢だと・・・!?」

赤城「ソーさん!」

吹雪「・・・」バッ

赤城「飛び降りた!?」

クリント「違う!キャプテンを追ったんだ!」

クリント「赤城!航空機でキャプテンを助けてやれ!」

赤城「は、はいっ!!」ギリリ...

加賀「ここは譲れません」ギリリッ バシュッ

     バシュッ 

        キンッ

加賀「!」

加賀(矢が空中で・・・)

クリント「無駄だ、お前の放つ矢は俺が全て叩き落とす」スチャッ ギリリッ



202: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:02:04.13 ID:UojlCxXz0

  バシュッ バババババシュンッ

   シュゴォォォォオオッ
      キイイィィィィ...ン...

赤城「航空機、発艦完了しました!ロジャースさんを助けに行って!」

加賀「・・・」ギリリ...  バシュッ

クリント「無駄だって・・・」

ババババシュンッ 
    シュゴォォォォォオッ!

     ヴゥゥゥゥゥンッ!!

クリント「ちっ、戦闘機に変化したか!面倒だな!!」バッ

    ズガガガッ

  「ぎゃぁああ!!」
       
       ズドォオンッ!

         「逃げろぉぉおお!」



203: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:03:59.62 ID:UojlCxXz0

赤城「職員達が巻き添えに!!」

赤城「加賀さん!やめてください!」

クリント「一旦退避するぞ!」バシュッ

     ブシュゥゥゥゥゥウ....

クリント「全員この煙に乗じて逃げろ!ソー!立てるか!?」グイッ

ソー「ああ・・・大丈夫だ・・・」ダッ

クリント「赤城!こっちだ!」

赤城「加賀さん!」

クリント「早くしろ!」ガシッ グイッ

      ダッ

    シュゥゥゥゥ...ゥゥ...


加賀「逃がしましたか・・・」

加賀「でも私の目的はこの船を空から落とすこと・・・いなくなったところで問題ないわ・・・」

加賀「さぁ・・・エンジンを破壊してきなさい!」ギリリ...

バシュッ
  バババババシュンッ 
     グォオオオオオン...



204: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:05:10.14 ID:UojlCxXz0

--------------------------

クリント「なんとか撒いたか・・・」

赤城「・・・」

クリント「・・・加賀か?」

赤城「・・・」コクン

クリント「加賀があんなことする奴じゃないってのは俺もわかってるさ」ポンッ

クリント「ああなっちまったのに何か心当たりは?」

赤城「・・・S.H.I.E.L.D.の研究者たちに報告しに行った時に・・・なにかをされたとしか・・・」

クリント「なんだって・・・」



205: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:06:42.95 ID:UojlCxXz0

ソー「ロキの杖だ・・・」グリッ...

クリント「ソー!矢を抜くな!出血が激しくなるぞ!」

      ズボッ

ソー「我々アスガルド人は体が丈夫だ、このくらい問題ない」ポイッ

クリント「そーかい、さすがは神様だな」

クリント「で、ロキの杖ってのは俺が洗脳された時のと同じやつか?」

ソー「ああ、おそらく裏切り者がいるはずだ」

クリント「全く・・・長官にさっさと報告しなきゃな・・・いや、もう知ってるか?」ピピピッ

クリント「ん?明石から通信?」ピッ

クリント「こちらバートン、用があるなら手短にな。こっちは今加賀に攻撃されている」



206: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:07:39.62 ID:UojlCxXz0

明石『そんな・・・もう手遅れでしたか・・・!』

クリント「何か知ってるのか?」

明石『長門さん、吹雪さん、加賀さんの端末に何かの合図のような信号が送られていて・・・それで・・・』

クリント「わかった、状況はおおむね把握した。こっちの状況を簡潔に話すから、スタークとフュ---------」

      ズドォオオオオオオンッ!

        「!?」

        グラグラ...

クリント「しまっ・・・」ポロッ

      ガシャッ

クリント「くそっ、無線機が壊れた!何だってんだ・・・?」



207: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:08:44.85 ID:UojlCxXz0

ソー「今の爆発は近いぞ!どこだ!?」

アナウンス『第三エンジンで大規模な爆発!繰り返す!第三エンジンで大規模な爆発!』

アナウンス『全職員は衝撃に備えよ!』

クリント「まずいぞ・・・加賀はこのヘリキャリアを墜落させる気だ!」

ソー「早く彼女を何とかして元に戻さないとな」

赤城「どうすれば・・・もとに戻るんですか?」

クリント「頭に衝撃を与える」

赤城「え・・・えっ?」

クリント「俺も一度ああなったことがある。そんときは・・・手すりに頭をたたきつけられたら治ったんだ」

クリント「そこまで手荒な真似はしたくないが・・・」

ソー「とりあえず加賀の頭に何かしろの衝撃を与えないとな」ブンッ

赤城「・・・」

赤城「本当に・・・ごめんなさい・・・」

クリント「?・・・なんであやまるんだ?」

赤城「私のせいなんです・・・私があの時引き留めておけば・・・こんなことには・・・」

クリント「・・・」

赤城「私は・・・加賀さんを傷つけたくない・・・でもここの人たちと加賀さんを助けたい・・・」

赤城「どうしたらいいかわからないんです・・・」



208: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:12:27.75 ID:UojlCxXz0

クリント「・・・いいか赤城」

クリント「よく聞け、俺を見ろ」

赤城「・・・?」

クリント「誰のせいだとか、行ってる場合じゃないぞ」

クリント「なんたってこの通り、船が墜落しかけてるんだからな。千人単位の命が危ない」

クリント「おまけに殺人ラジコン飛ばす人間サイズの軍艦相手にこっちは弓と矢、まともな状況じゃない」



209: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:13:31.23 ID:UojlCxXz0

クリント「俺は戦う。仕事だからな」

クリント「君が何をしたとか・・・関係ない。加賀を攻撃できるかどうかも関係ない」

クリント「償いたいなら行動しろ。それもとことんやれ」

クリント「ここに残ってもいい、後で迎えに来させる」

クリント「だが君ならやれるはずだ、赤城」

クリント「なぜなら・・・」















クリント「君はアベンジャーズだからだ」



210: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:22:16.12 ID:UojlCxXz0

>>208-209の会話

アベンジャーズ2でのやりとり
映画の後半で自責の念に駆られているワンダにクリントが言い聞かせるシーン
このSSではところどころ変えてしまったが、映画版では最高に熱いシーンとなっている
ちなみによくネタにもされてる



211: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:23:54.90 ID:UojlCxXz0

赤城「・・・!」

クリント「話は終わりだ」スクッ

クリント「行くぞソー」

ソー「俺は船を攻撃している爆撃機を破壊する。お前は加賀の相手を頼む」ダッ

クリント「あいよ」

クリント「しっかしまたもヘリキャリアが落とされそうになるとは・・・」チキチキチキ...

クリント「しかも第三エンジンって俺がぶっ壊したところと同じ所かよ・・・」ジャキンッ

           ザッ

加賀「案外・・・近くに隠れていたのですね・・・」

加賀「そのうち出てくると思いましたよ」

クリント「弟子を何とかするのは師匠の役目だからな」

加賀「そうですか」スチャッ



212: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:26:55.91 ID:UojlCxXz0

クリント「弓を構えるまでの時間が遅いぞ」サッ バシュッ

     ヒュンッ 

     ガシッ

加賀「矢が私に届くまでの時間が遅いですよ。ピッチャーフライ取るみたいに簡単に受け止められましたよ?」ビィィ...ン

加賀「確かに矢なら私のCIWSには引っかかりません、ですが------」

クリント「・・・」カチッ

    ズガァアンッ!

加賀「ッ!?」

加賀「げほっ・・・・そうでしたね・・・あなたの矢にはあらゆる仕掛けがあるのを忘れていました・・・」



213: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:29:01.12 ID:UojlCxXz0

クリント「あとちょっとしゃべり過ぎだな」

   キィィィイ....
    グォォォンッ

烈風X「」ヴゥゥゥゥンッ!
 
    ズガガガガガガ....

クリント「ったく、ミニガンまで撃つとはその小さな戦闘機は何でもアリだな!」バッ

クリント「その矢俺にもくれないか!?」ギリリ... バシュッ

     ヒュンッ 
       ズドォオンッ!


加賀「矢で戦闘機を撃ち落とすのは見事ですが・・・」



214: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/16(日) 23:31:45.98 ID:UojlCxXz0

烈風Xs「」キィィィィン...

グ
  ォ ォ ォ
ォ   ォ ォ ォ
ォ ォ  ォ ォ
 ォ ォ ォ

クリント「はぁ・・・一体何機いるんだ・・・」

加賀「あなたの矢の数より私の戦闘機たちの数の方が多いですよ?全部打ち落とすつもりですか?」

クリント「確かに・・・だが俺にはとっておきの矢がある」

加賀「とっておきの矢?」
















          ザッ


赤城「加賀さん・・・私はあなたと戦います」スチャッ


クリント「仲間さ」


加賀「・・・今から折れるのが残念ですね」スチャッ



219: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 14:22:09.16 ID:8ibnc4zr0

......
....
..
.

-----------ヘリキャリア 墜落地点 スターク・提督VS長門


ジャーヴィス『ダメー...ジ・・・甚・・・大・・・』ザザッ

ジャーヴィス『残りエネルギー・・・』ザザッ

       カシンッ

提督「ハァッ・・・ハァッ・・・」バシャッ

長門「どうした?マスクを開いて・・・スーツの中は息苦しいのか?」

長門「今にも沈みそうじゃないか」

提督「ぐ・・・」

提督(くそっ・・・手加減して戦える相手じゃない・・・・)

長門「さっきからミサイルの一つも撃たずに・・・情けないぞ」

提督「わからなくたっていいさ・・・後でわかるだろうよ・・・」

提督「俺達を殺してどうするつもりだ?後で用済みとして捨てられるのがオチだ」

長門「さぁな、私の知るところではない。光の導く先についていくだけだ」

長門「知っているのは・・・今ここでお前等は死ぬということだけだ」



220: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 14:34:06.83 ID:8ibnc4zr0

提督「・・・ふっ」

長門「何をわらっている?」

提督「確かに・・・俺は死ぬ。お前だって・・・死ぬ」

提督「皆いつか死ぬ」

長門「なんの話を・・・」


ガンッ ガゴッ ゴゥンッ ガキキッ


長門「・・・!!」バッ





     ガシンッ






提督「だが今日じゃない」

    キュィィィィイイイイ...

長門「・・・ずいぶんデカくなったな」


『“艤装”装着完了』

     『参りましょうか』


トニー「みんな引っ込んでろよぉ!」ヴィーンッ ポポポポ...



221: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 14:36:17.66 ID:8ibnc4zr0

トニー「ジャーヴィス、第二ラウンドのゴングを鳴らすぞ」

トニー「盛大にな」つ ギュァァアアアアッ

    ヴァァァァアアアアンッ!

長門「ぐっ・・・!」ヴァチッ

トニー「提督!今のうちに木曾と金剛を連れて逃げろ!」

提督「了解だ!ジャーヴィス!残りのエネルギーを全てスラスターに回せ!」

ジャーヴィス『了解しました』

提督「ほら、おぶされ!行くぞ!」

金剛「I’m Sorry...」

木曾「情けねぇぜ・・・」

   ドシュゥゥゥゥウウッ!



222: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 14:43:00.15 ID:8ibnc4zr0

長門「・・・」

長門「これで私とお前の一対一か」

長門「言っておくが・・・殺す気で来なければ私は倒せないぞ!」バシュゥゥゥッ!

        グアッ
         
トニー「なぁ長門、クロスカウンターって技知ってるか?」スッ

    ガギンッ

長門「グハッ!」バシャァッ

ジャーヴィス『トニー様・・・洗脳されているとは言え女性の顔を思い切り殴りつけるのはどうかと思います』

トニー「仕方が無いだろ・・・頭に大きな衝撃を与えないとダメなんだからな」

トニー「そして、この場合女性だからって殴らなかったら男女差別になるんじゃないか?」

トニー「それとも殴ったらそれはそれで差別になるのか・・・・?」

ジャーヴィス『わかりませんが、これが正解でないことは確かです』



223: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 15:07:12.40 ID:8ibnc4zr0

>>222 この場合~

映画「デッドプール」の中のセリフ
女性の標的を目の前にデッドプールが言い放つ
笑いどころである






224: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 15:09:17.63 ID:8ibnc4zr0

  ググッ...

長門「・・・」グイッ

トニー「・・・長門?」

長門「・・・ペッ!」

ジャーヴィス『・・・トニー様』

トニー「・・・ごめんな?」

長門「やるじゃないか・・・」ジャコンッ キュィィィィイ....

トニー「Uh-oh...」


 ズ ガ ァ ン ッ!!


トニー「ぐああああ!?」ビーッ ビーッ

バシャァッ  ズザザザザ

トニー「・・・っぐ・・・ジャーヴィス、ダメージは?」

ジャーヴィス『胸部アークリアクターに軽度の損傷。想定の400%の攻撃です』

トニー「すごいな」つ ギュァァァァアン...

トニー(バナーはまだか・・・?早くしないと・・・どちらかが死ぬ・・・!)



225: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 15:11:27.82 ID:8ibnc4zr0

>>224

想定の~

ソーとトニーが戦った時のジャーヴィスの言葉
ソーの雷攻撃を受けた後にこの言葉を発言するのだが、実は翻訳が間違っており、本当はジャーヴィス『power at 400% capacity(400%充電完了)』という意味



226: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 15:11:55.32 ID:8ibnc4zr0

......
....
..
.

トニーより上空3000m クインジェット内部

パイロットA「バナー様、目標地点上空に到着しました。ハッチを開けます」カチッ

パイロットA「パラシュートの着用を」

ブルース「・・・いいや、僕にパラシュートは必要ないよ。このまま飛び降りるさ」

パイロットA「わかりました・・・ハッチを開きます」カチッ

パイロットA(全く・・・いつ爆発するかわからない核弾頭を積んで飛んでる気分だぜ・・・さっさと終わらせて帰りてぇ所だ・・・)

ゴゥゥ...ン ビュォォォ....

ブルース(長門・・・)



227: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 15:16:04.72 ID:8ibnc4zr0

......
....
..
.

アベンジャーズと艦娘達が接触から間もないころ

長門「バナー博士・・・でいいのか?」

ブルース「ああ、もちろん構わないよ。どうかしたのかい?」

長門「あなたの過去を教えてもらった・・・大変だったのだな・・・」

ブルース「ああ・・・どうもありがとう・・・でも今の僕にはもう慰めはいらないよ」

ブルース「“もう一人の僕”が聞いてるかもしれないからね」

長門「私はむしろもう一人のバナーと話をしたい」

長門「なんてったって “ハルク(船)”・・・だからな」



228: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 15:17:09.69 ID:8ibnc4zr0

ブルース「やめておいた方がいい・・・話なんてきっと通じない」

長門「バナー博士・・・私もな、はるか昔だが・・・あの光に包まれたことがある」

ブルース「そうか・・・君はクロスロード作戦の・・・」

長門「ああ、今でもために夢に見る」

ブルース「ふ、僕と同じ経験を持てる人間がいるなんて思わなかったよ」

長門「私の知り合いでまだ他にもいるぞ?グループLINEを作ろうか?」フフッ

ブルース「ははは、それはいいね。すさまじい愚痴大会になりそうだ」

長門「違いない」ハハハ



229: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 15:17:56.16 ID:8ibnc4zr0

ブルース「・・・大体の人間は・・・僕を恐怖や憐れみをもった目で見てくる」

ブルース「慰めと優しさの目で見てもらったのはとても久々だよ。ありがとう長門」

長門「気にするな・・・私はあなたがその悲しい目をしないようになって欲しいと思っているんだ。今すぐにとはいかなくても・・・な」

長門「なぁに、あなたはヒーローなんだ。もう一人の自分に誇りを持てるようにきっとなれるさ」

ブルース「・・・」

長門「・・・人は勝手に呼び名を変えてくる」

長門「救世主か、破壊者か・・・肝心なのは・・・」

長門「自分がどちらを選ぶか・・・じゃないか?」



230: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 15:23:41.10 ID:8ibnc4zr0

>>229 人は勝手に呼び名を~

映画ではないが、WORLD WAR HULKという原作のセリフ
とにかくハルクがヒーローというヒーローをド派手なアクションでぶちのめしていく痛快なストーリーとなっている
なぜそうなってしまったのか、この物語の結末がどうなるかは・・・



231: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 15:24:50.99 ID:8ibnc4zr0

......
....
..
.

パイロットA「いつでも降下できます。準備は出来てますか?」

ブルース「ああ、ここまでありがとう。ご苦労様だった」

ブルース「それじゃ、行ってくるよ」バッ

    ヒュゥゥ...

パイロットA「マジで飛び降りていきやがった・・・ったく、不気味だぜ・・・」

パイロットA「こちらパイロットA、投下を完了した。今より作戦終了まで待機する」

----------------

ヒュルルルルルル...

ブルース(今度は・・・僕が君を助ける番だ・・・)

ブルース(この力を・・・仲間を救うために今こそ使おう)

ブルース(誇りを持って・・・自分で選択するために)

ブルース(今・・・たスケニ・・・)








バリッ バリリッ... ビキキッ



   GRRRRR...








232: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 15:25:50.54 ID:8ibnc4zr0

--------------------------------------


ガンッ ガキンッ ガンッ ガンッ!


長門「ッ!ッ!!ッ!」ガンガンガンガンッ!

ジャーヴィス『アーマー耐久値残り40%。今すぐに対抗策が必要です』

トニー「胸にパワーを集めろ!一気に引きはがす!」◎ ギュァァ...

ジャーヴィス『チャージします!アーマー耐久値をディスプレイに表示!』

    ガッ  ガンッ ギンッ バキッ

   〔アーマー耐久値残り35%〕

ジャーヴィス『ユニ・ビーム照射まで残り70%!』

長門「ハァッ!」ズガンッ ジャコンッ キュィィィィイ...

ガギィンッ ゴキンッ!

トニー「グッ・・・」

 〔アーマー耐久値残り25%〕



233: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 15:27:01.16 ID:8ibnc4zr0

ジャーヴィス『ユニ・ビーム照射まで残り45%!』◎ ィィィィイイ...

  ガンッガッガギンッ ゴッ ガンッ!

トニー(くそ!このままじゃ間に合わない!)

 〔アーマー耐久値残り16%〕

トニー「まだか!」

ジャーヴィス『ユニ・ビーム照射まで残り10...』

長門「終わりだ」ジャコンッ キュィィィィイイ....

ドボォッ バギギ...

 ヴゥ...ン...

トニー「なんだと・・・」

長門「今から打つと言わんばかりに光っている場所を攻撃しないわけないだろう?」ズボッ



234: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 15:28:24.69 ID:8ibnc4zr0

ジャーヴィス『中央アークリアクター破損。トニー様・・・ “艤装”から脱出してください・・・』

    バシュッ 

長門「案外あっけなかったな・・・スターク・・・」

トニー(・・・)

トニー(僕が兵器を使わずに殺されるか、彼女を殺すか・・・か)

トニー「させるな・・・長門・・・」

長門「これで本当の決着としようじゃないか・・・」

トニー「・・・」

トニー「ジャーヴィス、リパルサーエネルギーを殺傷レベルまで上げろ」

ジャーヴィス『本当によろしいのですね?トニー様』

トニー「ああ・・・」 つキュィィィィ...

長門「・・・」ジャキッ



235: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 15:33:19.33 ID:8ibnc4zr0










ォォォ...



長門「・・・?」



 ヒュルルルル...



長門「何だ・・・あれは・・・?」



rraaaAAAA...




長門「・・・なるほど」











長門「お前が・・・“ハルク”か」








ハルク「GRRRAAAAAAAAAA!!!!」


       ズ
       ド

        ォ
      ォ
       ォ
       ン
      ! ! ! 



238: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/23(日) 18:08:20.18 ID:8ibnc4zr0

オマケ ハルクVSハルクバスター
https://youtu.be/2Q2rYhSECd0




240: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/29(土) 20:47:44.94 ID:fF4/cUR20

......
....
..
.

ヘリキャリア  赤城・クリント VS 加賀


    ズドォォ...ン...

ズガガガガ...
キィィィイイイン...

 「消火しろぉお!」 
          「怪我人運ぶのを手伝ってくれぇ!」 

 「誰か助けて・・・」

      「こっちを先に・・・」


機動部隊員 A(地獄絵図だ・・・)

機動部隊員A(こんなのどうかしている・・・なんでアベンジャーズが殺し合っているんだ・・・?)

機動部隊員 A(艦娘ってのは・・・別次元から来た侵略者なのか・・・?)



241: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/29(土) 20:48:20.94 ID:fF4/cUR20

--------------------------
 
     ダンッ

ソー「爆撃機は全て破壊した。勝負ありだ」

クリント「加賀・・・周りを見てみろ。まだやる気か?」

クリント「それ以上傷つく前に諦めてくれ」

加賀「・・・」

赤城「ほとんどの爆撃機を外に出した時点で・・・勝敗は決まっていました」

クリント「よっぽどここを落としたかったみたいだな」

クリント「だがソーをなめすぎだ。あいつは爆撃機程度じゃ止められない」



242: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/29(土) 20:48:48.40 ID:fF4/cUR20

加賀「なら、あなた方を抹殺してから直接墜落させます」スチャッ

  
流星X「」キィィィイイイ....

   ズドォンッ

加賀「ッ・・・!」フラッ...

赤城「加賀さん・・・これ以上させないで・・・!」

クリント「・・・」

クリント(まずいな・・・艤装による保護のせいか頭に攻撃を受けても人格が戻らないぞ・・・このままじゃ・・・戻る前に加賀が死ぬ・・・)

クリント(なにかいい手は・・・)



243: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/29(土) 20:49:16.34 ID:fF4/cUR20

加賀「・・・」ググッ...

加賀「・・・赤城・・・さん?」

赤城・クリント「・・・!」

ソー「・・・何か様子がおかしいぞ・・・少し待----」

赤城「加賀さん・・・!よかった・・・!」ダッ

ソー「よせ!近づいては------」

      ドスッ



244: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/29(土) 20:49:56.12 ID:fF4/cUR20

赤城「・・・ッ!」

クリント「腹に矢を・・・赤城!!」

加賀「・・・無謀すぎます。赤城さん」

      ガシッ

加賀「!」

赤城「ソー・・・さん・・・あなたの雷なら・・・加賀さんを元に戻せるはずです・・・」

ソー「お前ごと撃てというのか!?」



245: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/29(土) 20:51:33.99 ID:fF4/cUR20

クリント「加賀ならまだしも!腹から出血しているお前が喰らったら命に係わるぞ!」

赤城「信じて・・・!」

ソー「・・・」

ソー「・・・お前は真の戦士だ・・・赤城」ヴァチッ ヴァチチチ...

クリント「・・・」


  ヴァリリッ...  ゴロゴロ...


加賀「放しなさい・・・!」グッ ググッ


赤城「加賀さん・・・最後までとことん付き合いますよ」

  


            カッ





246: ◆Ua1M3q7gGI 2016/10/29(土) 20:57:26.25 ID:fF4/cUR20

>>245 最後までとことん

映画キャプテンアメリカ2の名言
両親が死に、悲しみに暮れていたスティーブを元気付けるためにバッキーが言ったセリフ
二人の友情の強さがわかるセリフである



250: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/19(土) 21:20:32.33 ID:UPUkclY+0

......
....
..
.

トリスケリオン 長官執務室 


ニック「スターク、提督から報告を受けた。状況はどうなっている?」

トニー『終わったよ・・・彼女をなんとか正気に戻した』

トニー『今はバナーも長門も・・・大人しくしている』

ニック「長門の様子は?」

トニー『ダメージはあるが・・・彼女なら乗り越えるさ』

ニック「・・・誰かを殺めてしまったのか?」



251: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/19(土) 21:21:55.99 ID:UPUkclY+0

トニー『ああ・・・パイロットを二名・・・』

ニック「そうか・・・」

トニー『金剛と木曾は大丈夫か?』

ニック「向こうの世界でドックに入渠中とのことだ」

ニック「命に別状はないが、長門に背後から撃たれたことがショックだったようだ」

ニック「体より心に傷を負っている」



252: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/19(土) 21:22:57.63 ID:UPUkclY+0

トニー『・・・』

ニック「君は大丈夫なのか?」

トニー『・・・ああ、全然?』

トニー『それよりニック・・・気を付けたほうがいい』

トニー『長門からロキの杖と同じエネルギー反応が出た。ゾラは肉体を持っていない、誰かが杖を勝手に持ち出して使ったとしか考えられない』

トニー『S.H.I.E.L.D.に裏切り者がいる可能性が高いぞ』

ニック「・・・わかった、もっと詳しく確認してみる」



253: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/19(土) 21:24:11.67 ID:UPUkclY+0

       ピッ


ニック(裏切り者か・・・)

ニック「スパイには・・・スパイだな」



254: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/19(土) 21:37:28.23 ID:UPUkclY+0

.......
....
..
.


場所 ???

ピピピッ ピピピッ
 
 〔ニック・フューリー〕

?「・・・」ピッ

ニック『ロマノフか?』

ナターシャ・ロマノフ「ええ、私よ?悪いけど今はあなたに依頼された任務中なんだけれど」

ナターシャ「これから敵のボスに吐かせるところよ、何か用?言っておくけど、緊急任務だから戻ってくれとかはナシよ?この間それ言われたばかりなんだから」




255: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/19(土) 21:39:06.49 ID:UPUkclY+0

ニック『悪いが緊急任務だ。戻ってきてくれ』

ナターシャ「・・・ねぇ、冗談でしょ?今中止することなんて------」

ニック『艦娘達がバートンと同じ目に遭っている』

ナターシャ「・・・!」

ニック『S.H.I.E.L.D.の何者かが裏切ってロキの杖を使用した可能性が高い』

ナターシャ「・・・ちょっと待ってて」スッ



256: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/19(土) 21:44:51.97 ID:UPUkclY+0

    ガッ! バキッ! ドゴッ

ニック『・・・』

  ゴリッ メキキッ

ギャァァア! ワカッタ! ハナスカラ! タノム! コロサナイデクレェ!

ニック『・・・・・』

      スッ

ナターシャ「はい、で?緊急任務って?」

ニック『・・・まずはトリスケリオンにもどって来てくれ。話すのはそれからだ』

ナターシャ「了解ボス。すぐに戻るわ」スタスタ



257: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/19(土) 21:47:59.84 ID:UPUkclY+0

......
....
..
.

ヘリキャリア 医務室


加賀「・・・・・っ」

クリント「起きたか?」

加賀「ここは・・・?」

クリント「医務室だ」

加賀「そう・・・ですか・・・」

加賀「・・・!」バッ

加賀「赤城さん・・・!赤城さんとロジャースさんは!?」



258: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/19(土) 22:08:50.27 ID:UPUkclY+0

クリント「赤城なら隣の医務室でまだ寝てるよ。命に別状はないそうだ」

加賀「よかった・・・」

加賀「ロジャースさんは?」

クリント「キャプテンは今ソーが助けに向かっている・・・が、あいつのことだ、きっと吹雪に危害を加えまいと防戦一方のはずだ・・・間に合うかどうか・・・」

加賀「そんな・・・」

クリント「・・・とりあえず今は回復に専念しておけ。なにか欲しいものあるか?」

加賀「遠慮します・・・」



259: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/19(土) 22:14:34.73 ID:UPUkclY+0

クリント「なあ・・・操られている中で自覚はあったのか?」

加賀「・・・知っているんですか?」

クリント「俺も昔なったことがある」フッ

クリント「自我を奪われて別の何かを入れられて・・・自分が自分でなくなる・・・」

クリント「正直思い出したくもない」

加賀「・・・」

加賀「あの・・・私は・・・一体何人・・・」

クリント「自分を責めるな、悪いのは全てゾラとやらだ。お前の意思じゃない」

加賀「・・・でも私がやりました」



260: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/19(土) 22:20:01.96 ID:UPUkclY+0

クリント「・・・」

クリント「ところで、お前を洗脳した奴は覚えているのか?」

加賀「それが・・・全く記憶にないんです・・・綺麗さっぱり・・・」

クリント「どういうことだ・・・?」

加賀「まるでこういう時のために忘れろと命令しておいた・・・という感じです」

クリント「そう簡単には探らせないか・・・」

クリント(S.H.I.E.L.D.の中で杖にアクセスできる人間か・・・)

クリント「こんな時あいつがいれば楽なんだがな・・・」

加賀「あいつ?」

クリント「世界最強のスパイさ」ニッ



266: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/29(火) 20:22:38.51 ID:GLVCqCCP0

------------------------------------------------

クインジェット 機体番号 ????



ストラッカー「奴らはどうなっている?」

ラムロウ「長門の奴は失敗した。加賀の方は取り付けていた盗聴器がソーの雷でイカレちまった」

ラムロウ「が、この様子を見るとどうやら失敗みたいだな」

ラムロウ「どうするんだ?あいつらが口を割ったらすぐに犯人がばれるぞ?」



267: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/29(火) 20:24:15.79 ID:GLVCqCCP0

ストラッカー「問題ない。俺達の事に関しての記憶は消してある。そして、お前が彼女達を連れて行った先の記憶は改竄しておいた。足はつかない」

ラムロウ「便利なもんだな」

ストラッカー「しかし、そろいもそろって使えん奴らだ・・・」

ストラッカー「艦娘共がヘリキャリアを落とし、あの道化どもを抹殺してこそこの作戦が成り立つというのに・・・」

ラムロウ「おっと、吹雪とロジャースの方は面白いことになってるぜ」

ラムロウ「ハハハ!あの野郎ヒーロー気取って無抵抗のまま相手になぶられてやがる!傑作だ!」

ストラッカー「守るものが多くて大変だな・・・ヒーローは」

ストラッカー「さぁ、さっさと移動するぞ。次の作戦だ」

ゾラ『準備はできている。奴らの世界へ乗り込むとしようじゃないか』



268: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/29(火) 20:25:08.40 ID:GLVCqCCP0

......
....
..
.

数分前 ヘリキャリア直下 海面


スティーブ「ゲホッ・・・吹雪・・・」

    バキィッ

スティーブ「グッ!」

吹雪「戦う気が無いんですか・・・?あなたには・・・!」ジャキッ

スティーブ「!」サッ つ┫

  バシュゥッ!

吹雪「速すぎて見えなかったですか?」



269: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/29(火) 20:26:47.01 ID:GLVCqCCP0

スティーブ(背後を・・・!)

  ドゴッ!

スティーブ「ううっ!」

  バシャッ

吹雪「いい加減-----」

スティーブ「なんど言わせるんだ・・・!」グッ

スティーブ「君を倒すつもりはない」スクッ

スティーブ「君は・・・いい人だから・・・」

スティーブ「必ず正気に------」































吹雪「その後は?家に帰るんですか?」

吹雪「あなたに帰る家なんて無いのに?」



270: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/29(火) 20:27:49.15 ID:GLVCqCCP0

スティーブ「--------!」

吹雪「ゾラさんから全て聞きました」

吹雪「この現代には帰るべき家も、帰りを待つ家族も存在しない」

吹雪「あなたは過去の時代の遺物」


スティーブ(僕の・・・帰るべき場所・・・)


  『スティーブ、家に帰りましょう・・・?』


スティーブ「ペギー・・・」



271: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/29(火) 20:31:20.70 ID:GLVCqCCP0

吹雪「あなたが守るべきものも・・・戦う意味も・・・もう無いんですよ」

吹雪「あなたは・・・長く生きすぎました・・・」スッ

吹雪「私を倒さないというならば・・・私があなたを倒します」ジャキッ

スティーブ「・・・」

   『ダンスの約束が------』


      ズドォンッ


          


















      ギィンッ


スティーブ「・・・」つ┫



272: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/29(火) 20:32:20.54 ID:GLVCqCCP0

吹雪「・・・生きる意味を失ったとしても・・・まだ戦うんですか?」

スティーブ「僕の生きる意味は・・・人の盾になることだ」

スティーブ「例え必要とされていなくても、周りの世界が変わってもこの想いだけは変わらない・・・」

スティーブ「ここが僕の居場所だ」


        
ザンッ





      I can do this all day
スティーブ「 絶 対 に あ き ら め な い」

吹雪「・・・ッ」ゾッ



273: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/29(火) 20:33:10.08 ID:GLVCqCCP0

※キャプテンアメリカシリーズのネタバレを含みます


>>272
I can do this all day

映画でキャプテンが放った名台詞
このセリフはキャプテン三部作の中で三回言われる
最初は一作目の序盤、もやしのスティーブが路地裏でチンピラに殴られた際に諦めずに何度も立ち向かい、諦めろと言われた際に初めてこのセリフを言う
二度目は同じく一作目の中盤。敵に捕らえられ、尋問を受けた時にもう一度
最後はシビルウォーのラストバトルでトニーにボロボロにされ、投降しろと迫られた時によろけながらも立ち上がり、トニーに向かって言い放つ
直訳するなら「こんなの一日中やってられるぜ!」要するに強がりや意地を張る時によく用いられる言葉
このセリフはキャプテンアメリカが血清を打つ前も、その後も、70年の眠りから覚めた後も信念は真っ直ぐであることを示す。
どんなに痛めつけられても立ち上がり強がりを言えるキャプテンの不屈の精神を表したセリフである
ちなみに「絶対にあきらめない」は日本語吹き替え版のセリフ。字幕だと「まだやれる」もしくは「何度でも来い」になっている



274: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/29(火) 20:34:25.93 ID:GLVCqCCP0

吹雪「・・・その強がりをいつまで続けていられるか・・・試させてもらいます」ジャキッ

     キィィィィイイイ....

吹雪「・・・!」

吹雪「この音は・・・航空機の-----」バッ

流星X「」ヴゥゥゥゥゥンッ

吹雪「きゃぁっ!」ズガガガガッ!

スティーブ「!?」



275: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/29(火) 20:35:43.07 ID:GLVCqCCP0

スティーブ(あれは赤城の爆撃機!?暴走している!彼女に何かあったのか!?)バッ

     ヒュルルルル...

スティーブ(まずい!航空機だけじゃない!爆発したヘリキャリアの一部がこっちに向かって落ちてきている!)

スティーブ「吹雪!早く逃げろ!」

吹雪「うぅ・・・足が・・・」ヴァチチッ...

スティーブ「ッ!」バッ

スティーブ「吹雪!この盾の裏に・・・!」スッ



276: ◆Ua1M3q7gGI 2016/11/29(火) 20:37:09.18 ID:GLVCqCCP0

吹雪「ふざけないでください!」

     ガシッ

吹雪「私の・・・任務は・・・!」ブンッ

    ドゴォッ!

スティーブ「ぐうっ!」

吹雪「あなたを殺すこと!」ブンッ!

    バキィッ!

スティーブ「がはっ・・・」

スティーブ「この盾は・・・!たとえ死んでも離さない・・・っ!」

吹雪「・・・っ!」

吹雪「うああああ!!」グアッ!


  ヒュルルルルルルル....

ズドドドドドド.....!!!!

     ドドドド....



280: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/11(日) 23:43:30.81 ID:KALb0/dG0

.......
....
..
.


現在  瓦礫墜落地点 上空


ソー「なんてことだ・・・!海一面がめちゃくちゃだぞ・・・!」

ソー「ロジャース!!どこだ!返事をしろ!!ロジャース!」


       ガラ...


スティーブ「ソー・・・彼女を・・・!」ズルッ...

ソー「吹雪・・・!ロジャース・・・!その傷は・・・!」

スティーブ「吹雪は気絶しているだけだ・・・問題ない・・・」ヨロッ..

ソー「お前の傷の方がはるかに深刻だぞ!」

スティーブ「僕の事は良いから・・・彼女を・・・早く・・・!」スッ...



281: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/11(日) 23:45:14.03 ID:KALb0/dG0

ソー「・・・わかった!吹雪を先に連れて行く!お前はそこで待機してろ!」ガシッ

ソー「おい!誰か聞こえているか!こちらに救護班を今すぐ送れ!」

S.H.I.E.L.D.レスキュー部隊長『了解した。だが座標が分からない。正確な位置は解るか?』

ソー「今サインを送ってやる」スッ...

ズズズ...
    ゴロゴロ...

カッ

ヴァチチチチチチィィィイイッ!!

ソー「これでどうだ」ブンッ

S.H.I.E.L.D.レスキュー部隊長「ざ・・・座標を確認した。今すぐそちらに救護班を送る」

ソー「さっさとしろ」ブンッ ブンブンッ バゥーンッ

  ゴオオオォォォォ.....

スティーブ「はは・・・相変わらず豪快な奴だ・・・」フラッ...

ドシャッ



282: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/11(日) 23:46:08.36 ID:KALb0/dG0

.......
....
..
.

艦娘達の世界 鎮守府 作戦会議室


ジャーヴィス『ほぼ無傷のMs.吹雪以外、洗脳された艦娘達は全員ドックに入渠中。いずれも命に別状はありません。脳波も安定しています。入渠が終わり次第会話も可能でしょう』

明石「それを聞いて安心しました・・・」

ジャーヴィス『ロジャース様は現在向こうの世界で集中治療を受けています。最も怪我が深刻ですが、治る見込みはあるとのことです』

トニー「さすがは超人兵士、そう簡単にはくたばらないか・・・」

ジャーヴィス『Ms.吹雪はロジャース様の治療が終わるまで治療室の外でずっと待機しています』

ジャーヴィス『ソー様は別室で待機。バナー博士は自室で心を落ち着かせています』



283: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/11(日) 23:46:41.35 ID:KALb0/dG0

提督「ジャーヴィス、向こうは今艦娘に対してどう反応している?」

ジャーヴィス『良い反応とは言えません。被害を受けたS.H.I.E.L.D.の職員たちが筆頭となって艦娘達を逮捕しようとする動きを見せています』

トニー「聞いたか?ニック。どう対応するつもりなんだ?正直に答えてくれ」

ニック『S.H.I.E.L.D.内での艦娘に対する評価は今の所最悪だ。だが裏切り者に杖を奪われその力で操られていたことを発表すれば今度はS.H.I.E.L.D.の全職員が互いを疑いはじめ、疑心暗鬼になることになる』

ニック『そうなったら、この組織は成り立たなくなる』

ニック『悪いが、こちらも組織が大事だ。杖に関する情報は秘匿とさせてもらう』



284: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/11(日) 23:48:07.41 ID:KALb0/dG0

トニー「だってさ明石。彼はS.H.I.E.L.D.がかわいくて仕方ないようだ」

明石「それは仕方が無いですよ・・・提督が長官の立場なら同じ決断をしたと思いますよ」

提督「まぁ・・・致し方ないことだな」

トニー「君は嫌われ者のままでもいいっていうのか?」

明石「う・・・たしかにそれは嫌ですけど・・・」

トニー「だったらすることは一つだよな?」

明石「・・・!」

明石「ええ!犯人とっ捕まえて汚名返上します!」



285: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/11(日) 23:49:03.18 ID:KALb0/dG0

トニー「なかなか君も僕らの世界なりの解決法が解って来たんじゃないか。いいことだ」

明石「喜ぶところなんでしょうか・・・?」

 
   「その子に変なこと教えたらただじゃおかないわよ」


明石「ナターシャさん!」ダッ

ナターシャ「あら明石、相変わらず元気そうね?ハグしてちょうだい?」スッ

        ダキッ

トニー「・・・」

トニー「なぁジャーヴィス」

ジャーヴィス『はい、なんでしょう?』



286: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/11(日) 23:50:37.46 ID:KALb0/dG0

トニー「なんで明石は僕が触ろうとすると嫌がるのにナターシャ相手だと自分から行くんだ?」

ジャーヴィス『恐らく思春期の女性特有の照れでしょう。トニー様が嫌われているわけではないと思います』

トニー「おかしいな・・・僕が触れようとして嫌がる女性なんてこの世に存在するのか・・・?」

ジャーヴィス『乙女心はコンピューターである私にも解読不可です』

提督(そのナルシストは日本じゃ受けないだろうな・・・)

ナターシャ「ところで、他の皆は?ピンチって聞いて駆け付けたんだけど」

ニック『まず、先ほども説明した通り艦娘達がバートンと同じようにロキの杖で空飛ぶ猿にされた』

提督「猿?申し訳ないですが、アメリカンジョークはちょっと我々日本人には伝わりにくくて・・・」



287: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/11(日) 23:51:06.32 ID:KALb0/dG0

明石「あ!私そのネタ知ってますよ!」バッ

トニー「・・・」ハァーッ 

明石「オズの魔法使いですね!」ビシッ

明石「いやー、長官も冗談言うんですね~・・・なんて・・・」ハハハ...

トニー「ニック、話を続けてくれ」

明石「・・・」

ナターシャ「・・・」ナデナデ...

明石「撫でないでくださいよ・・・よけい惨めに見えるじゃないですか・・・」



288: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/11(日) 23:58:27.11 ID:KALb0/dG0

>>287 オズの魔法使い~

アベンジャーズ1で登場した笑いどころ
ニックが出した空飛ぶ猿という例えに対してキャプテンが知ってる!オズの魔法使いだな?と得意げに言う
トニーは呆れてため息をつき、みんなに無視されるという何ともかわいそうなキャプテンを見ることができる



289: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/11(日) 23:59:04.10 ID:KALb0/dG0

ナターシャ「それで?操られた子たちは?」

ニック『何とか正気に戻した。今は入渠中だ』

ナターシャ「それじゃぁ・・・私の仕事は杖を使った人間を調べることね?」

ニック『ああ、その通りだ』

ナターシャ「杖がいつ奪われたとかは解ってるの?」

ニック『それは調査中だ。なにせ監視カメラ、赤外線センサー、温度センサー・・・ありとあらゆるセキュリティに一切の異常が確認されていないんだからな』

ニック『裏切り者の可能性が高いが、もしかすると我々の英知を超えた技術で奪い去った可能性もある』



290: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/11(日) 23:59:33.93 ID:KALb0/dG0

ニック『相手はあのジャーヴィスすら出し抜く元人間の人工知能だ』

ニック『だがもっとも不審な点は・・・今確認されている杖が紛れもなく本物ということだ』

ナターシャ「つまり・・・気が付かれないうちに抜き取って気が付かれないうちに元に戻したっていうの?」

明石「まるで魔法ですね・・・」

ナターシャ(これは・・・いや、考えたくないけど・・・)

ナターシャ「わかったわ、調べてみる」クルッ

ニック『頼んだぞ』ピッ

   スタスタ...



291: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/12(月) 00:00:07.45 ID:CaU5TnSc0

明石「あれだけの情報で・・・行っちゃった・・・」

明石「大丈夫なんでしょうか・・・」

トニー「僕らは僕等の仕事だ。で?彼女たちはいつごろに完治するんだ?」

明石「えっと・・・そうですね・・・提督が高速修復財を使ったと言っていましたので多分もうすぐ皆来るかと・・・」

     ガチャッ

長門「・・・」

明石「あ・・・」

長門「・・・」

トニー「・・・大丈夫か?」

長門「提督、スターク・・・怪我は大丈夫か・・・?」

提督「俺もスタークもこの通りだ、かすり傷程度だよ」



292: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/12(月) 00:00:39.93 ID:CaU5TnSc0

長門「そうか、それは幸いだった・・・聞きたかったのはそれだけだ」

提督「なぁ長門、気がすぐれないならまだ休んでてもいいんだぞ?自分をあまり責めるな・・・お前がやったんじゃない・・・」

長門「私は・・・すべて覚えている・・・何人殺めたかも・・・提督や仲間たちを傷つけたことも・・・」

長門「自分が何をしているかわかっていたのに・・・自分を止めることができなかった・・・」

長門「人を救う使命を背負っておき、なにがビッグ7・・・なにが連合艦隊の旗艦・・・」ギリッ...

長門「私は・・・艦娘失格だ・・・」ポロポロ....



293: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/12(月) 00:01:07.27 ID:CaU5TnSc0

明石「長門さん・・・」

提督「俺達は・・・魔法に対する訓練なんて受けちゃいない、君が恨むべきは君自身じゃ----」

長門「だとしても!これは全て私の未熟さが招いたことだ!」

      「・・・・」

長門「・・・怒鳴り散らして済まない・・・部屋に戻っている」スタスタ...

     バタンッ

トニー「・・・」

トニー(僕は・・・正しかったんだろうか?彼女たちをこちら側の世界へ連れてきて・・・)

トニー(僕らの戦いに勝手に巻き込んで・・・心に傷を負わせてしまった・・・)

トニー(彼女たちはあのまま元の世界で暮らしていた方がまだ楽だったんじゃないか?)



294: ◆Ua1M3q7gGI 2016/12/12(月) 00:02:04.50 ID:CaU5TnSc0

明石「長門さんは・・・人一倍責任感も正義感も強いです・・・」

明石「だからこそ、今は心が引き裂かれそうなほどつらいはずです・・・」

提督「・・・心の傷だけは入渠じゃ治せない」

トニー「それを何とかするのが提督の仕事・・・だろ?」

トニー「だが・・・彼女には提督よりもっといい相手がいるはずだ」

提督「いつの間にか仲良くなって・・・妬けるよ」



298: ◆Ua1M3q7gGI 2017/01/19(木) 23:26:12.16 ID:d1yRXffH0

......
....
..
.

鎮守府 堤防


ブルース「やぁ長門・・・探したよ」

長門「・・・バナーか。何か私に用か・・・?」

ブルース「まぁ・・・君のことが心配でね・・・隣良いかな?」

長門「悪いが今は-----」

ブルース「君はいつの日か僕に言った」

ブルース「破壊者か、救世主か、選ぶのは自分自身だって」

ブルース「怒らずに聞いてほしいんだけど・・・」

ブルース「僕には・・・今の君は破壊者に見えるよ」



299: ◆Ua1M3q7gGI 2017/01/19(木) 23:27:17.83 ID:d1yRXffH0

長門「・・・」

ブルース「君は今何が恐ろしい?何に対して怒っている?」

ブルース「ゾラか?自分か?」

長門「・・・どちらもだ」

ブルース「怒りというのは・・・ただ抑え込んでおくものじゃない。静かに燃やしていくものだ」

ブルース「君は賢いし、心も強い」

ブルース「きみにとって何が最も正しい“選択”か・・・わかっているはずだ」

長門「・・・」



300: ◆Ua1M3q7gGI 2017/01/19(木) 23:28:50.85 ID:d1yRXffH0

ブルース「それじゃ・・・僕はもう戻るよ・・・あ、それと・・・」ゴソゴソ

ブルース「ほら、えっと・・・なんて名前だっけ・・・ああ、マミャー・・・いや、マミー羊羹・・・だったか。お店に行って買ってきたんだ」スッ...

ブルース「君、これが大好物なんだって?提督から聞いたよ」

長門「またあの人は余計なことを・・・」フフッ

長門「ああ、それには目がないくらいだ。喜んでいただくよ・・・ありがとう。バナー博士」

ブルース「・・・こちらこそ、長門。君の笑顔が見れて良かった」

長門「それと、これの名前はマミー羊羹じゃない、間宮羊羹だ。あの店には他にも美味い物がたくさんある。良かったら今度紹介するぞ?」

ブルース「それは楽しみだ。みんなも誘おうか」

長門「ああ、任せておいてくれ!」



301: ◆Ua1M3q7gGI 2017/01/19(木) 23:30:19.93 ID:d1yRXffH0

......
....
..
.

ヘリキャリア 医務室

医師「怪我と出血は酷かったですが、幸い命に別状はありませんでした」

医師「ロジャースさんは直に意識を取り戻すでしょう。あとは安静にしてれば問題ないです」

吹雪「そう・・・ですか・・・」

医師「くれぐれも部屋の外には出ないようにしてください。私はソーさんに事情を聞きましたが、他の人たちは違います。あなたを目の敵にしているはずです」

医師「私は隣の部屋で待機しています。何かあったら呼んでください」スタスタ

医師「それでは」バタン



302: ◆Ua1M3q7gGI 2017/01/19(木) 23:31:14.02 ID:d1yRXffH0

吹雪「・・・」

吹雪「ごめんなさい・・・キャプテンさん・・・」

吹雪「こんな目に合わせておいて私・・・何でこんなことになってしまったのかさえ・・・覚えていないんです・・・」

吹雪「キャプテンさんが目を覚ました時・・・私なんて言えばいいの・・・?」


         「左から失礼・・・くらいでいいさ」


吹雪「・・・!キャプテンさん!!」

スティーブ「やぁ、大丈夫だった?」

吹雪「こっちのセリフですよぉ!!キャプテンさんこそ大丈夫なんですか!?」

スティーブ「これでも僕は頑丈な方なんだ。心配しなくていい」



303: ◆Ua1M3q7gGI 2017/01/19(木) 23:32:39.90 ID:d1yRXffH0

吹雪「・・・あの」

スティーブ「なんだ?」

吹雪「本当に・・・本当にごめんなさい!私の不注意でこんなことに・・・」

スティーブ「謝らなくていい。君は悪くないし、僕は僕のわがままを通そうとしただけだ」

スティーブ「そして、僕も謝りたいことがあるんだ」



304: ◆Ua1M3q7gGI 2017/01/19(木) 23:33:27.95 ID:d1yRXffH0

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医務室前 廊下 

ソー「おい、中の声が聞こえないぞ。もっと扉の前まで詰めろ」

クリント「お断りだ」


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305: ◆Ua1M3q7gGI 2017/01/19(木) 23:34:20.59 ID:d1yRXffH0

吹雪「謝りたいこと・・・?」

スティーブ「君たちにずっと隠してた秘密がある」

スティーブ「僕は・・・気まずさから君たちと距離を取っていると言ったが・・・本当は・・・君たちと仲良くなりたかったんだ」

吹雪「・・・」

スティーブ「君たちの存在をスタークから聞いたときは心が躍ったよ。僕と似たような境遇の人間がいるんだってね」

スティーブ「だが・・・すぐに祖国が昔犯した罪が頭をよぎった」

スティーブ「僕に仲良くなろうとする権利なんてない。そう決心していたはずが・・・」

スティーブ「その決心は・・・距離を取ろうとしても縮めてきて、優しく接してくれる君たちを前に揺らいだ」

スティーブ「僕が謝りたいのは・・・今まで散々君たちから離れておいて、今になってやっぱり仲良くしてくれなんて言う自分の身勝手さについてだ」

スティーブ「すまない吹雪。こんな僕だが、これから仲よくしてくれないだろうか?」



306: ◆Ua1M3q7gGI 2017/01/19(木) 23:35:21.60 ID:d1yRXffH0

吹雪「・・・」

スティーブ「・・・吹雪?」

吹雪「うぅ・・・」ポロポロ...

スティーブ「!?」

スティーブ「な、なにか気に障ることを言っただろうか・・・!?」

吹雪「ち、ちょっと複雑な気分で・・・すいませんっ!」ゴシゴシ

吹雪「改めて、こちらこそよろしくお願いします!キャプテンさん!」

スティーブ「ああ・・・よろしく頼む」

吹雪「早速ですが、この戦いが終わったらみんなで行きたいお店があるんですよ!」

スティーブ「へぇ、どんなお店なんだ?」

吹雪「甘味処 間宮って言うんですけど・・・」



307: ◆Ua1M3q7gGI 2017/01/19(木) 23:36:20.81 ID:d1yRXffH0

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クリント・ソー「・・・フッ」ニヤニヤ



308: ◆Ua1M3q7gGI 2017/01/19(木) 23:39:21.04 ID:d1yRXffH0

※シビルウォーネタバレ注意




>>304 >>307 ソーとクリントのやりとり


シャロン・カーターといい雰囲気なスティーブを見守るバッキーとサムがこんな感じなやり取りをする
なんだか微笑ましい



309: ◆Ua1M3q7gGI 2017/01/19(木) 23:40:30.78 ID:d1yRXffH0

......
....
..
.

艦娘達の世界 大本営


      「お気に召していただけたでしょうか?」

中将「ああ・・・実にすばらしい考えだ・・・」

少将「なるほど・・・秩序に保たれた平和な世界・・・ね」

元帥「あなた方の目的、掲げる思想は理解した。我々としてもこの世界にはあなた方の考えが必要だと思っている」

元帥「して、その世界の実現のために我々は何をすればいいのかね?」


      「簡単なことですよ・・・」


ストラッカー「ほんの少しだけ・・・我々が動きやすいようにしてくれればいいんです」

元帥「お安い御用だ・・・」

ストラッカー「詳しい話はまた後ほど・・・それではまた・・・」

      「HAIL HYDLA」

「「「HAIL HYDLA」」」



312: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/06(月) 04:09:01.10 ID:jwnOPyGx0

......
....
..
.

艦娘達の世界  ラボラトリー



トニー「さて、パーティーの時間だ」ワキワキ

木曾「すまねぇ・・・迷惑かけちまうな」

金剛「申し訳ないネー・・・」

明石「壊れたら治すだけです!より良くして!」

トニー「その通り。まぁ、こんなの6歳の時に組み立てたバイクのエンジンと大して変わらないさ」

木曾「むかしからとんでもない奴だったんだな・・・」

木曾「しっかし、また新しいマシンが増えているな?向こうから持ちこんできたのか?



313: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/06(月) 04:10:28.00 ID:jwnOPyGx0

トニー「まぁな、持って来たり作ったりだ」

トニー「ジャーヴィス、艤装を隅々までスキャンしといてくれ」

ジャーヴィス『お任せください』

金剛「作業にFocusできるヨウニ紅茶淹れてくるネー!」

トニー「たまにはコーヒーを-------」

金剛「あんなの泥水DEATH」

トニー「あー・・・紅茶を頼んだ」

金剛「まっかせといてヨー!」

タタタ...

トニー「・・・彼女にコーヒーをせがむのは金輪際やめておこう」



314: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/06(月) 04:14:07.17 ID:jwnOPyGx0

木曾「だな・・・」

明石「トニーさん、見てくださいよこれ・・・」

トニー「?」

明石「見事なまでにグチャグチャです・・・」

木曾「げっ・・・よくこんな状態で生きてたな・・・俺・・・」

トニー「わずかに残っていた長門の理性のおかげかもな」

木曾「・・・」

トニー「さて、次は僕が改良を施した部分も入渠で直せるようにしなくちゃな」ガチャガチャ

明石「さすがにそれは無理でしょう・・・」ガチャガチャ



315: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/06(月) 04:14:43.19 ID:jwnOPyGx0

トニー「ジャーヴィス、深刻な損傷個所は?」ピピピッ

ジャーヴィス『アークリアクター周辺です』

ジャーヴィス『アークリアクターを覆うパネルが破損したことによるプラズマエネルギーの流出によって周囲の精密機械が全て溶解しています』

明石「うわっ・・・何もかも作り直しじゃないですか・・・」

トニー「・・・」

明石「・・・トニーさん?」

トニー「ジャーヴィス、プラズマエネルギー放出時のエネルギー量は?」

ジャーヴィス『アークリアクターフル稼働時の50倍以上です』

木曾「そ、そんなエネルギーが艤装の中で暴れまわっていたのか!?」

明石「パネルを強化すべき------」



316: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/06(月) 04:15:45.65 ID:jwnOPyGx0

トニー「いや、使えるな」

明石「え!?」

トニー「僕らがこの間作った応急修理女神の改良品の仕組み覚えているか?」

明石「ええ・・・アークリアクターのエネルギーを少しずつ全身に回して、いざという時に致命傷を食らっていてもフルパワー以上で戦えるようにするシステムですよね?」

明石「私、かっこいい名前考えてつけてたんですよ!F(ファイナル)S(スタンド)システム!いいアイディアだと思いません!?」

木曾(カッケェ)

トニー「名前はともかく、これをもっと強化する」



317: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/06(月) 04:16:22.85 ID:jwnOPyGx0

明石「どうやってですか?」

トニー「アークリアクターを強制的にオーバーロードさせて、一気にエネルギーを攻撃に利用する」

明石「そんなことしたら大爆発しますよ!?」

トニー「違う、違うよ明石。爆発させないために放出させるんだ」

木曾「何を言ってるのかさっぱりなんだが、わかりやすく説明してくれないか?」

トニー「リアクター周辺を溶かしたプラズマを、外に逃がすついでに攻撃に転用するってことだ」

木曾「・・・?」

トニー「あー・・・無理に理解しなくていい。要するに最後の特大の一撃を見舞う必殺技を撃てるようにするってことだ」

明石「理屈は分かりましたけどこれ・・・撃ったらそれでお終いですよね。アークリアクターは完全に機能を停止しますよ?」



318: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/06(月) 04:16:56.13 ID:jwnOPyGx0

トニー「言ったろ?最後の特大の一撃必殺だって」

トニー「これは僕の持論だが・・・撃たずに勝負が決する武器よりも撃って勝負が決する武器の方がいいに決まっているだろう?」

木曾「カッコイイじゃないか・・・!気に入ったぜ。後はない究極の一撃を持って勝負を決する・・・俺好みだ」

トニー「決まりだな?」

明石「わかりました・・・やりましょう」

       ガチャッ

金剛「紅茶お待たせデース!」

トニー「よし、設計3Dモデルを今日のディナーまでに完成させるぞ。食前茶を飲みながらな」ピピッ



319: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/06(月) 04:18:06.51 ID:jwnOPyGx0

......
....
..
.

艦娘達の世界 提督執務室


提督(フューリー長官をあてには出来ない・・・)

提督(彼女たちの濡れ衣をどうやって晴らす・・・?)

提督(艦娘の本当の素性は軍事機密だ・・・明かせない・・・)

提督(ゾラを倒すまでみんなを表に出さないようにするしかないか・・・)

    ピピピ...

提督「!」



320: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/06(月) 04:24:24.94 ID:jwnOPyGx0

    ガチャッ

提督「はい、こちら呉鎮守府」

提督「元帥?ご無沙汰しております。何かご用でしょうか?」

提督「ええ・・・その件は・・・私の注意不足でした・・・おかげで彼女たちがあんな目に・・・」

提督「・・・!?」

提督「そんな!?彼女たちに責任はありません!すべては私のミスです!」

提督「元帥!どんな罰でも受けます!だからどうかお考えを・・・!」ブツッ

ツーツーツー...

提督「くそっ!」ダンッ

提督「ジャーヴィス、いるか?」

ジャーヴィス『はい、彼女たちを呼び出しますか?』

提督「ああ・・・吹雪にもメッセージを頼む」

ジャーヴィス『了解しました』

提督「元帥・・・いったいなぜ・・・」



321: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/06(月) 04:25:32.64 ID:jwnOPyGx0

.......
....
..
.

ラボラトリー


明石「このままの回路だったらエネルギーの射出がスムーズに行かないんじゃないですか?」

トニー「リアクターと射出口を直結させる。普段はパネルで栓をして・・・そして任意のタイミングでバルブを開けるようにパネルを開けば・・・」

明石「100%の力で余すことなく射出されるわけですか・・・」

トニー「その通り。原発2基分のエネルギーが一気に放たれるぞ」

明石「敵がかわいそうになりますね・・・」

ジャーヴィス『トニー様。緊急でお知らせです』


トニー「なんだ?今いい所なんだから後に------」

ジャーヴィス『大変申し上げにくいのですが・・・』
















ジャーヴィス『S.H.I.E.L.D.に長門、加賀、吹雪を逮捕のために引き渡すことをこちらの日本海軍の上層部が決定しました』


         「!?」



325: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/12(日) 20:55:09.04 ID:IKeXM3FQ0

明石「そ・・・そんな!?」

木曾「どういうことだ!」

金剛「ノー!元帥は何考えてるネー!?」

トニー「期限は?いつまでだ?」

ジャーヴィス『明日までです。提督は今現在こちらの世界にいる吹雪以外の二名に出頭するように命令しています』

木曾「向こうにいる吹雪はどうなる!?」

ジャーヴィス『S.H.I.E.L.D.が直接逮捕するとのことです』



326: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/12(日) 20:56:31.64 ID:IKeXM3FQ0

金剛「まるでテ口リスト扱いデース!いくらなんでも早すぎマス!!」

トニー「明石、引き続き設計を頼んだぞ。僕はニックと話をつけてくる」ピッ...


Mk.11「」 キィィィイ.... ピピッ

 ジャキンッ ガシンッ ガコンッ ガキキッ 


明石「ちょちょちょ!!スーツ着ていくんですか!!?」

トニー「交渉する時はスーツを着ると相場が決まっているだろう?」ガコガコガコ...ガシンッ

木曾「ちゃんとした計画を立てろ!感情的になるな!」

トニー「計画ならある」カンッ!




トニー「戦う」 ドシュゥゥゥウッ!



327: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/12(日) 21:18:18.90 ID:IKeXM3FQ0

木曾「行っちまった・・・」

金剛「とにかく事情を聞きにテートクの部屋に行くネー!」ダッ

明石「わ、私はとりあえず・・・任された仕事をします!」

木曾「俺はスタークを追うぜ。あいつ一人じゃまずそうだ!」ダッ



328: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/12(日) 21:26:05.00 ID:IKeXM3FQ0

.......
....
..
.


アベンジャーズの世界 ヘリキャリア 

医務室

   ピピッ ピピッ


スティーブ「君の携帯じゃないのか?それ」

吹雪「ジャーヴィスさんからだ・・・なんだろう」ピッ

吹雪「・・・!」

吹雪「うそ・・・」

スティーブ「なにがあった?」

吹雪「S.H.I.E.L.D.が私たちを逮捕するようです・・・今すぐ」

スティーブ「何だって!?」



329: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/12(日) 21:29:03.33 ID:IKeXM3FQ0

吹雪「当然と言えば当然です・・・大損害を与えてしまいました・・・」

スティーブ「君は操られていただけだ!逮捕される筋合いはないだろ!」

スティーブ「事情を話せばわかるはずだ!」

吹雪「いえ・・・操られていたことは言わないようにと・・・フューリー長官から念を押されているようです」

スティーブ「・・・!」

スティーブ「フューリー、組織の保身に走るつもりか!」

吹雪「これも当然の事でしょう・・・」

吹雪「私達の世界の上層部で何があったかはわかりませんが、S.H.I.E.L.D.に私たちを引き渡すつもりです」

スティーブ「吹雪、君は牢屋に入れられたいのか?」



330: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/12(日) 21:34:24.42 ID:IKeXM3FQ0

吹雪「それはもちろん嫌ですけど・・・」

スティーブ「組織の保身のために君が逮捕されるなんて僕は納得できない」

吹雪「でももうどうすることも・・・」

      ガチャッ!

?「その場を動くな!」

吹雪「!」

機動部隊員A「軍艦の名前をコードネームにした別次元の特殊部隊、通称艦娘。吹雪だな?」

吹雪「は、はい・・・」



331: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/12(日) 21:37:19.96 ID:IKeXM3FQ0

機動部隊員A「我々が来た理由は解るだろう?お前を一時的に拘束する!おとなしく従う方が身のためだぞ」

機動部隊員A「手を頭の後ろに回して、膝を突くんだ!」

吹雪「・・・」スッ...

機動部隊員A「よし、手錠を出せ。確保しろ」

機動部隊員B「少しでも妙な真似をしたら容赦無く----」チャリ...


     ガシッ


スティーブ「その子に・・・触るな」

機動部隊員B「なっ・・・?」グイッ



332: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/12(日) 21:37:59.72 ID:IKeXM3FQ0


ブンッ!

機動部隊員B「うおあああ!?」

     ガシャーンッ!

機動部隊員C「キャプテン・ロジャース!なんのつもりだ!?」

機動部隊員A「なぜ邪魔をする!」

スティーブ「お前達のやり方が気に食わない。フューリーに直接話を聞く」

スティーブ「行くぞ吹雪。ついて来い。僕の後ろに隠れてろ!」グイッ




333: ◆Ua1M3q7gGI 2017/02/12(日) 21:42:22.04 ID:IKeXM3FQ0

吹雪「は、はい!」

機動部隊員A「止まれ!最後の警告だぞ!」ジャキンッ ヴァチチッ

機動部隊員C「攻撃許可は出ている!」ジャキンッ ヴァチチッ

吹雪「ど、どうするんですか・・・?」

スティーブ「・・・」






スティーブ「戦う」ダッ!



337: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/04(土) 22:45:31.42 ID:FAh+Em+P0

…….
….
..
.

?

?

鎮守府?提督執務室

?

?
提督「全員揃ったか」

長門・加賀「・・・」

提督「話は聞いていると思う・・・すまない、こんなことになってしまって・・・」

長門「いいや、こうなることは覚悟していた。あなたの責任ではないさ」

加賀「我々は問題ありません。赤城さんのことを・・・よろしくお願いします」

提督「ああ、できるだけ君たちが早く戻ってこれるように手を打つ」



338: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/04(土) 22:47:49.07 ID:FAh+Em+P0



      ガチャッ!

?
金剛「HEYテートク!!アノ放送はナンデスカー!?」

?赤城「私も放送を聞いて駆けつけました!一体どういう事なんですか!?」

?金剛「ホントーに二人を送っちゃうノ!?」

?加賀「赤城さん、いいんですよ・・・これで」

?赤城「そんな・・・!」

?長門「海軍の上層部が決定したことだ。下手に抵抗したりすれば余計に事が悪くなる」

?長門「こちらの世界と向こうの世界の仲を悪くさせるわけにはいかない」

?赤城「そう・・・ですか・・・」

?金剛「うぅー・・・」



339: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/04(土) 22:51:46.05 ID:FAh+Em+P0

提督「・・・長官は君たちを本気で囚人のように扱ったりはしないはずだ。彼は事情を知っている。形だけの収監だろう」

提督「ゾラを倒せば君たちの汚名も晴らす事ができるはずだ」

赤城「お二人共早く解放されるように、私たちは全力を尽くします!」

金剛「Trust me!」

加賀「ありがとう。赤城さん、金剛さん」

長門「心強いな、頼りにしているぞ」

提督「二人は直接長官に引き渡すからいいとして、心配なのは吹雪だな・・・」

提督「長官は事情を知っているが、職員達は違う・・・手荒な連行をされていなければいいが・・・」

長門「長官がそうならないように取り計らってくれているだろう」

加賀「吹雪さんは優しく、大人しい子です。きっと穏便に済むように上手くやるでしょう」

提督「心配しすぎか・・・」



340: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/04(土) 22:54:04.39 ID:FAh+Em+P0

…….
….
..
.


アベンジャーズ世界 ヘリキャリア


スティーブ「くらえ!」ブンッ

ドゴッ

機動部隊員A「グハァッ!」ドシャッ

隊員C「くそ!あの傷でなんであそこまで動ける!?」

隊長「盾のないキャプテンアメリカなど脅威ではない!おまけに奴は手負いだ!そのまま攻撃し続けろ!」

隊員達「了解!」

隊長「諦めて降伏しろ!キャプテンアメリカ!」



341: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/04(土) 22:56:03.56 ID:FAh+Em+P0

スティーブ「絶対に・・・しない・・・!」

ポタッ… ポタッ…

吹雪「キャプテンさん!血が・・・!」バッ!

スティーブ「吹雪!僕の後ろからでちゃ──」

隊長「今だ!麻酔銃を撃ち込め!」


ジャキッ


スティーブ「危ない!」ガバッ!

ブォンッ!
キンッ!


隊員B「なっ・・・?麻酔銃が・・・弾かれた・・・!?」

隊員D「あれは・・・ハンマー・・・?」

隊長「誰がハンマーなんて投げ付けた!?」

スティーブ「・・・・?」



342: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/04(土) 23:00:37.42 ID:FAh+Em+P0

「我が手に戻れ、ムジョルニア」

ブォンッ!
パシッ

ソー「ロジャース・・・一体こんなところで何をしている?」

ロジャース「長官に用があってね・・・すまない、助かった」

ソー「気にするな、ここは俺が引き受けよう。丁度軽く運動がしたかったんでな」

スティーブ「事情は後で必ず話す・・・」

スティーブ「今のうちに走れ!」ダッ

吹雪「はい!ソーさん、ありがとうございます!」ダッ

ダダダ…

隊長(ふざけるな・・・!ソーだと!?一体どうしろって言うんだ!?)

ソー「さて・・・誰からかかってくる?ハッハッハ!」



343: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/04(土) 23:03:20.86 ID:FAh+Em+P0

…….
….
..
.


アベンジャーズ世界 トリスケリオン

長官執務室


AI『ソーが機動部隊と戦闘中との情報が入りました。戦況は極めて劣勢です。もう既に機動部隊の半数が倒されました。いかがいたしますか?』

ニック「・・・なぜソーが暴れている?」

AI『事の発端はキャプテンロジャースが吹雪の逮捕を拒み、機動部隊に攻撃を始めたことです』

AI『その後ソーが追手との戦闘を引き受けた模様です。ソーの戦闘時間から見てキャプテンロジャースがこちらに着くまでもう間もなくでしょう』

ニック「これ以上事を荒立てるな・・・部隊は撤退させろ、ロジャースは私が説得する」

AI『了解です。サー』

ピッ

ニック「それで、ロマノフは今どうしてる?」

AI『エージェント・ロマノフは現在・・・』

ピピピピ…!


ニック「なんだ!?」

AI『高速接近物を検知。窓から退避して下──』


ガッシャァァァッ!



トニー「邪魔するよニック。話し合おうじゃないか」シュゴゴゴ… ガンッ



346: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/28(火) 20:38:16.93 ID:lyUJ9S6R0

ニック「いきなり窓を突き破り入ってきておいて話し合おうとはどういうつもりだ?スターク」

トニー「どういうつもりはこっちのセリフだ。なぜ彼女達を逮捕する話が出てきたときに僕や提督に声をかけない?」

ニック「こういうことになるからだ」

トニー「なるほど?それで、どう向こうの世界の海軍上層部と話をつけたんだ?どんな手を使った?」

ニック「どんな手だと?この話を最初に持ちかけてきたのは海軍の方だ。私ではない」

トニー「なに・・・?」

     ガチャッ

木曾「間に合わなかったか・・・!」ゼェッ... ゼェッ...

トニー「・・・木曾?何しに来た?」

木曾「お前が何かやらかさないように追ってきたんだ!・・・遅かったけどな・・・」

木曾「だが、もう二人ここにきてるぞ」スッ



347: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/28(火) 20:38:58.78 ID:lyUJ9S6R0

吹雪「し、失礼します・・・って、窓が・・・!」

スティーブ「邪魔か?」

トニー「ああ、これから君が何をするかによってな」

スティーブ「・・・木曾から粗方話は聞いた。僕も同じ目的で来た」

トニー「この状況を見て何も言わないのか?」

スティーブ「言えるような立場じゃない」

トニー「なら話の続きだ。海軍が先に逮捕の話をしてきたというのはどういうことだ?」

木曾「は・・・?どういうことだそれは・・・?」



349: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/28(火) 20:41:08.93 ID:lyUJ9S6R0

スティーブ「フューリー、詳しく話せ」

ニック「・・・提督がS.H.I.E.L.D.と向こうの世界の海軍とのパイプラインをつないだ。歩兵用対深海棲艦装備の提供の時にな」

ニック「私が武器提供に対する礼としてこちらの世界の技術の提供を申し出ようとした矢先にヘリキャリア等での騒動が起きた」

ニック「その後、この件について連絡すると・・・海軍上層部は我々の世界で裁いて構わないと言ってきた。杖による洗脳の説明したにもかかわらずだ」

ニック「別次元間で犯罪者引き渡しなんて前例が無いってこともあるが・・・こうもあっさり、しかも押し付けるような形で艦娘達の処遇の決定権をこちらに委ねてきた」

木曾「そんな・・・長門達は自分の世界に帰れないのか?」

吹雪「・・・」

トニー「それでイエスって答えたのか?」



350: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/28(火) 20:43:10.67 ID:lyUJ9S6R0

ニック「ああ、彼女達はこちらが用意した専用の刑務所に収監する」

スティーブ「・・・どんな場所だ?」

ニック「カリフォルニア州にある巨大施設だ。念のために言っておくが、助けに行かない方が彼女たちの為になると思うぞ」

トニー「・・・そんな観光地に刑務所があるなんて聞いたことが無いんだが?」

ジャーヴィス『トニー様、今S.H.I.E.L.D.のデータベースにアクセスした結果ですが・・・何と言いますか・・・そこはトニー様も良く利用している高級リゾート地です』

トニー「・・・ニック?」

ニック「あいにくヘリキャリアにあった檻はソーに壊されたんでな、その代りだ。事態が収拾するまではあそこで生活してもらう」




351: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/28(火) 20:43:47.30 ID:lyUJ9S6R0

スティーブ「フューリー、なんて野郎だ・・・」

ニック「おっと、お口の悪い子は誰だ?」

トニー「こういう魂胆だったんならもっと早く言ってくれ・・・」

ニック「だが窓は弁償してもらうぞ」

トニー「お安い御用だ、おしゃれな模様もつけてやろう」

ニック「結構だ」

吹雪「あの・・・私もそこに・・・?」

トニー「ああ、君はこれからシルクのシーツが掛かったふかふかのベッドで眠り、カリフォルニアの海の景色が広がる窓を見ながらロブスターを食べる刑務所生活を送ることになる」



352: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/28(火) 20:46:47.26 ID:lyUJ9S6R0

吹雪「」

木曾「」

木曾「なんだか逮捕の話が出てきた時より納得がいかないぜ・・・」

スティーブ「だが問題が片付いたわけじゃない・・・ひとつはっきりしたのは・・・」

トニー「海軍上層部が怪しいってところだな」

ニック「艦娘が国の貴重な財産なのであれば、何とか自分の世界で罪を軽くして収めたいはずだ。こちらにすべての決定権を委ねてくるのは向こうからしたら得策ではないはずだ」

スティーブ「ゾラが何らかの策を講じたのかもしれない、十分に警戒する必要があるな」

トニー「奴は僕の装置に侵入していた。構造のデータを丸々コピーして同じものを作ったとしても不思議じゃない」

ニック「海軍上層部が乗っ取られている可能性があると?」



353: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/28(火) 20:47:36.85 ID:lyUJ9S6R0

トニー「世界征服なんて目標掲げた奴の事だ、十分あり得るだろ?僕は一旦鎮守府に戻って提督に海軍上層部に行って話をするように言っておく」

スティーブ「危険じゃないのか?」

トニー「僕が何の策も考えてないとでも?また後でな」スッ
 
     ドシュウウウゥゥゥ...
 
ニック「ロジャースは鎮守府で治療を受けろ。今の状態じゃS.H.I.E.L.D.の施設は何処も使えないだろう」

スティーブ「ああ・・・そうするよ・・・」

ニック「吹雪、地下に“刑務所”へ向かう護送用クインジェットがある。あとで案内しよう」

吹雪「はい!ありがとうございま・・・す?」

木曾「吹雪・・・お土産よろしく頼んだぞ」

吹雪「あはは・・・わかりました・・・」



354: ◆Ua1M3q7gGI 2017/03/28(火) 21:03:26.49 ID:lyUJ9S6R0

>>351 お口の悪い子は~  ※アベンジャーズ2のネタバレを含みます


アベンジャーズ2の後半、ウルトロンの計画により町が空に向かってに飛び立ってしまう
そのままでは浮かんだ町が地面に猛スピードで叩きつけられ、かつて恐竜が隕石で絶滅したように人類も滅んでしまう
だが町を破壊すれば住民はみんな死んでしまう
究極の選択肢を迫られるなかニック・フューリーがヘリキャリアで町の人間をすべて救助するために駆けつける
それを見たキャプテンが「フューリー、なんて野郎だ」と笑顔でついた悪態に対してのセリフ
ちなみに原文をそのまま訳すと「お前その口でママにキスするのか?」である




357: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 00:47:25.68 ID:uWe73sXI0

......
....
..
.


 鎮守府 提督執務室


トニー「・・・って訳だ。ぶっちゃけ彼女達はここよりいい生活を送っているだろうな」

赤城「それは・・・良かったというべきなんでしょうか・・・」

明石「うらやま・・・なんでもないです」

木曾「納得いかねぇ・・・」

金剛「キッソーさっきからそればっかりネー」

木曾「それだったらいっそ逮捕したってことにして鎮守府に待機でもよかったと思うんだが・・・」

提督「海軍上層部にすぐにばれるだろ・・・」



358: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 00:48:44.25 ID:uWe73sXI0

トニー「組織の保身に走ってしまったことへの長官なりのお詫びのつもりだったりしてな・・・奴がそんな優しさをまだ持っているとは思えないが」

提督「だがゾラにとっては都合がいいな・・・うちの戦力の半分を持ってかれた」

トニー「その話なんだが・・・なぁ、海軍上層部・・・怪しいと思わないか?」

提督「それは・・・」

トニー「だろ?真意を確認しに行かなくちゃな?」

木曾「おい・・・今度は海軍上層部に殴り込みか?」

トニー「今度は彼が行く。僕は入れないからな」

明石「あの・・・冗談ですよね?」



359: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 00:50:20.70 ID:uWe73sXI0

赤城「提督、本当に行く気ですか?」

提督「・・・ああ」

木曾「マジかよ・・・」

金剛「用心しすぎもヨクナイデース・・・」

提督「大丈夫だ、なぜこういう措置を執ったのか詳しく聞いてくるだけだ」

明石「もし・・・もしゾラの手に落ちていたとしたら危険じゃないですか?」

赤城「百歩譲ってそれはないでしょう・・・次元転送装置持っていませんし・・・」

明石「ゾラは何度も装置にアクセスしています。製造方法を盗んでいても不思議じゃないです」

トニー「その通りだ」



360: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 00:52:44.85 ID:uWe73sXI0

金剛「人工知能だけでどうするつもりなんでショウ・・・」

トニー「逆に考えてみろ、人工知能だけだからこそ上層部のシステムに入ってめちゃくちゃにすることができるはずだ。それに、奴には杖を持って行動した協力者もいる」

提督「とりあえず話をして・・・それからだな、判断は」

トニー「そこでだ、君にちょっとしたプレゼントがある」

明石「お、とうとう出しますか!」

提督「ほぉ、楽しみにしておくよ」



361: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 00:53:56.13 ID:uWe73sXI0

......
....
..
.

ラボラトリー 

   バスッ!

提督「ぐっ!」

明石「動かないでください。ズレたら取り出さなきゃいけませんよ?」

   バスッ!

提督「ッ!」

トニー「痛そうだ」

提督「そもそも一体何をしているんだ!?連れてこられるや否や体のあちこちに何か撃ちこまれているんだぞ!?」

トニー「超小型のマイクロチップだ。センサー付きのな」



362: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 00:54:39.85 ID:uWe73sXI0

明石「このセンサーに応じてかなり遠い所からでもスーツを呼び出せます。便利でしょう?」

提督「なるほどな・・・」

明石「はい、これでお終いです」バスッ!

提督「やっと終わったか・・・いてて・・・」

トニー「これでお話し中に“不測の事態”が起きてもこれで対処可能だ」

提督「起きてほしくないけどな」

ジャーヴィス『海軍本部までのヘリをチャーターしておきます』

提督「頼んだ」

明石「杞憂だったら良いんですが・・・本当に気を付けてくださいね?」

提督「ああ、それじゃ行ってくるよ」



363: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 00:55:17.24 ID:uWe73sXI0

......
....
..
.

艦娘達の世界 ???



ストラッカー「俺の読みが正しければ海軍本部に提督あたりが行くはずだ。そこで奴さえ洗脳すればもうこっちの勝利は確定する」

ゾラ『君の任務はここまでだ、ご苦労だったラムロウ。後は元の世界で怪しまれないように行動し続けろ』

ラムロウ「ああ、だがその前に一つ良いか?」

ゾラ『なんだ?』

ラムロウ「歴史を改竄できるなら・・・なぜ真っ先にアベンジャーズを消し去らないんだ?」

ゾラ『スタークの開発した装置が思っていた以上に不完全だった。あくまで移動目的にしか作られていないからだ』



364: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 00:57:00.39 ID:uWe73sXI0

ゾラ『歴史に深く結びつきすぎたものは改竄できないし、改竄が過ぎると我々にとってかえって不利に働くこともある』

ゾラ『逆に言えばなかったものを突然呼び出すことは難しくない。例えば、ロジャース達の世界に新たに深海棲艦という存在を誕生させたりだ』

ゾラ『だが・・・運命というものは決して変えることができないのだ・・・私達とアベンジャーズが戦うという運命はな・・・』

ゾラ『彼らを消さない限りは、未来構築の計算にエラーが出続ける・・・アベンジャーズさえ消せば・・・私の計算通りに世界を変え、ヒドラによる完全支配の完了した世界を作ることができる』

ラムロウ「なるほど、運命か・・・」

ゾラ『何かわからない所でも?』



365: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 00:57:39.64 ID:uWe73sXI0

ラムロウ「いいや、なんでもないさ、俺はトリスケリオンに戻る。世界が手に入ったら教えてくれよ」スタスタ...

ストラッカー「俺は海軍本部に向かう。指揮する者をこちらに引き込めば後は何とでもなる」スタスタ...

ゾラ『もうすぐに・・・来たるべき時が来る』

ゾラ『君も感じるだろう?お姫さん・・・?』

中枢棲姫「・・・」



366: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 00:58:16.65 ID:uWe73sXI0

......
....
..
.

数時間後

艦娘達の世界 海軍本部 第一会議室


提督「ご無沙汰しています、元帥」

元帥「まぁ、そう固くならずに・・・お茶でも出そうか?」

提督「いえ、ここにはすぐに終わるような話をしただけなので遠慮させていただきます」

元帥「そうか、ならば早速その話を聞こうじゃないか」

提督「重要な話なので憲兵隊にはなるべく部屋の外へ退出していただけるとありがたいのですが・・・」

元帥「彼らは信頼できる。話を聞いても外に漏れることは決してない、安心したまえ」



367: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 00:59:48.67 ID:uWe73sXI0

提督「そうですか・・・では・・・」

提督「なぜS.H.I.E.L.D.に艦娘を押し付けるような形で逮捕をさせたのですか?彼女たちはこの世界で極めて重要な戦力でしょう?」

元帥「そのことか?なに、簡単なことだよ」












元帥「もう必要なくなったからだ」

提督「・・・どういう・・・意味ですか?」

元帥「言葉の通りだ、必要な存在ではなくなった。もう戦争は終わるんだよ」



368: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 01:00:38.88 ID:uWe73sXI0

提督「・・・ご説明願えますか」


     「その必要はない」


提督「!」

ストラッカー「すぐに君も理解できるようになるからだ・・・」スッ...

提督(あの光る杖・・・!)

提督「スタークが人工知能だけの奴に洗脳は不可能だと、協力者がいると言っていた・・・お前の事だったのか・・・」

ストラッカー「ご名答。まぁ、これからの君にとってはどうでもいいことだ」

         ジャキッ

提督「元帥・・・憲兵隊に銃を下してもらえるようご命令していただけませんか?」



369: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 01:01:12.22 ID:uWe73sXI0

元帥「これからの君の動き次第だ」

提督「なぜヒドラにつくことにしたのですか・・・?」

元帥「君も軍人なら分かるだろう?規律正しき世界が、秩序が厳しく保たれた世界がどれだけ美しく完璧か」

提督「そんな自由のない世界を全人類に押し付けるつもりですか!?」

元帥「人類は自由を持つに値しない。自由を得た結果として人同士で殺し合っているだろう?」

元帥「ヒドラは人類を統一した暁には深海棲艦を消滅せてくれると約束した。そうすれば人類に敵は居なくなる!人類そのものにも秩序がもたらされ、平和な世界が訪れるんだ!」

提督「元帥・・・!」



370: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 01:02:01.27 ID:uWe73sXI0

元帥「これで理解できただろう?さぁ、君もこの素晴らしい世界を共に実現しようじゃないか・・・」

ストラッカー「そら、聞いただろう?ハチの巣になりたくなかったらそこを動かない方が賢明だ」スタスタ...

提督「くそ・・・」

提督(まだか・・・?)

ストラッカー「大丈夫だ・・・君もすぐに理解できる」スッ...









憲兵1「そこまでよ」ヒュンッ

    バチィッ!!

ストラッカー「ぐぉぁああ!?」ヴァチチチッ!



371: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 01:03:39.35 ID:uWe73sXI0

憲兵2「なっ・・・スタンガンか!?」

憲兵3「貴様何を!?」

憲兵1?「邪魔しちゃったかしら・・・?」グイッ

     ポイッ

ストラッカー「貴様ァ・・・!ナターシャ・ロマノフか!!」

提督「どうしてここに!?」

ナターシャ「長官の命令よ。詳しい話は後、ついてきて!」グイッ

提督「ああ!」

   ダダダ...

ストラッカー「全員追え!女の方は射殺しろ!」



372: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 01:07:11.60 ID:uWe73sXI0

>>371 スタンガン 

ブラック・ウィドウはウィドウズ・バイトという相手を電撃で攻撃する武器を手首に装備している
OO7に出てくるようなスパイグッズでかっこいい



373: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 01:08:29.55 ID:uWe73sXI0

元帥「聞こえただろう!行け!」

憲兵隊「了解!」ダッ!

ストラッカー「あのクソアマめが・・・!」

元帥「ストラッカー殿、そう心配しなくとも問題は無い」

ストラッカー「何か手が?」

元帥「ええ、我が海軍が誇る兵士が彼らを捕らえる」



374: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 01:09:37.05 ID:uWe73sXI0

......
....
..
.

海軍本部 屋外 裏庭


提督「追手は撒いたか?」

ナターシャ「途中から諦めたみたいだけど・・・そのようね」

ナターシャ「この庭を出た先に車を用意してあるから、あとはそこまで-----」


      ズドォンッ!!


ナターシャ「!?」バッ

提督「グッ・・・砲撃・・・!?」


?「一度しか言わないわよぉ~・・・そこで止まってもらえるか・し・ら?」


提督「冗談だろ・・・」

ナターシャ「知り合い?」

提督「昔よく会ってたよ・・・演習でだ」



375: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 01:10:21.78 ID:uWe73sXI0












龍田「そのまま・・・って・・・あら?」

提督「久しぶりだな、龍田。なんでこんなところに?」

龍田「それはこっちのセリフよぉ?危険人物とお話しするから、脱走したときの為に待機って命令されてたのよ~。まさかぁ・・・呉提督さんの事なのかしら?」

提督「話すと長いが・・・話している暇はないんだ・・・俺が危険人物じゃないってのはわかるだろう?だから通してもらえないか・・・?」

龍田「呉提督さんならまだ分かるけど~・・・そっちの綺麗なお姉さんは?」

ナターシャ「私も彼と同じ・・・事情なら後で好きなだけ説明するから、通してもらえる?」



376: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 01:11:22.65 ID:uWe73sXI0

龍田「あはっ♪、中々面白い事言うわね~」

龍田「そんな説明で通せると思うの~?それにあなた・・・ただの人間じゃないわね~?」

ナターシャ「・・・!」

龍田「うまくごまかしてるつもりかしら~?なんだか血の匂いがするわよ?」スッ...

ナターシャ(剣を構えた・・・!)

ナターシャ「お願いしても・・・駄目なのかしら?」スッ...

龍田「あらあら~そんなこと言ってぇ~♪闘る気マンマンって感じね~?」ジャリッ...



377: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 01:11:54.15 ID:uWe73sXI0

提督「なぁ・・・ちょっと・・・もう少し穏便に出来ないのか?」

龍田「この状況で能天気ね~?」

ナターシャ「ここは隙を突いてうまく逃げるわよ。提督」

龍田「逃がさないから」

提督(また仲間同士で戦わなくちゃいけないのか・・・?ん?)

  ォォォ...

提督(!・・・やっと来たか!)



378: ◆Ua1M3q7gGI 2017/04/17(月) 01:18:31.10 ID:uWe73sXI0

龍田「さ、始めるわよ~♪」ダッ!

     ブォンッ!

     ガキィインッ!!

    ガシンッ ガシャシャシャッ... キュィィィイ...

提督「ギリギリセーフか・・・腕が無くなるところだった・・・」

龍田「あら提督・・・その腕は何かしら~・・・?」ググッ...

提督「噂位は聞いてないか?」ブンッ!

龍田「ッ!」バッ

龍田「ああ~・・・戦う提督・・・アイアンコマンダーでしたっけ?作り話だと思っていたわ~・・・」

提督「まぁ・・・そう思うよな・・・名前もアレだし・・・」

提督「ロマノフ・・・あくまで隙を作るだけってことで・・・彼女に危害は加えないってことでいいだろうか?」

ナターシャ「もちろん、私もあの子を傷つけたくはないわ」

龍田「ひょっとして・・・私の事、舐めてます~?」ジャキッ



380: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:20:15.02 ID:bIq0myjr0

提督「来るぞ!」

ナターシャ「私に任せて!」 パシュッ

龍田「っ!」ヴァチチッ

提督「おい、傷つけるなと・・・」

 ブチッ! ポイッ

提督「おまけに君の電気ショックまるで効いてないぞ」

ナターシャ「あれを素手で引きはがした奴なんて見たことないわよ!それより、あなたのスーツ右腕以外来てないじゃない」

提督「酷使しすぎたからな、ストライキ起こしてるのかも」



381: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:21:26.35 ID:bIq0myjr0

龍田「茶番してる場合かしら~?」ダッ!

ナターシャ「提督!ちょっと手を貸して!」ブンッ

  ボワッ!

龍田「この程度の煙幕じゃ逃げる隙は作れないわよぉ?」ブォンッ

提督「でも君の不意を突く隙は作れた」ジャキキキンッ シュゴォォォオ....

ガシャンッ ガキキッ...

龍田「な・・・何故私の腕に提督のアーマーが・・・?」ウィーン... ガシンッ



382: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:22:04.20 ID:bIq0myjr0

提督「ジャーヴィス、アーマーの推進リパルサーを全開にしろ。彼女を本部の中まで送ってやってくれ」

     キュィィィイイイイ....!

龍田「こ、これを外し-----」シュゴォォオォォオ!!

龍田「~~~~~!!」ズザザザザザ....

   ザザザ...

ナターシャ「かわいそうに、あれじゃ引き回しの刑よ」

提督「君の提案だろ?」

ナターシャ「そうね、“手を貸して”って意味が伝わってよかったわ。行きましょう?」



383: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:24:19.92 ID:bIq0myjr0

......
....
..
.


  海軍本部


ストラッカー「外からの爆発音が聞こえなくなった・・・終わったのか?」

元帥「もうじき奴らを連れてこっちに来るはずだ・・・」

   カツ... カツ...

元帥「ほら、彼女のハイヒールの音がしてきただろう?」

    バァンッ!

龍田「・・・ごめんなさい」ポイッ

    ガシャンッ

元帥「それはなんだ?腕か?」



384: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:24:59.40 ID:bIq0myjr0

龍田「敵の装備品・・・です」

ストラッカー「それだけか?」

龍田「敵は取り逃がしました」

ストラッカー「ふん・・・あなたの誇る兵士とやらも大したことないな」

元帥「まぁそう仰らずに・・・龍田もきっと調子が悪かったのだろう・・・な?」

龍田「・・・」

ストラッカー「奴らの本拠地に攻撃部隊を派遣しろ。こちらは最後の戦争に向けての“軍隊”の用意にかかる」



385: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:25:46.72 ID:bIq0myjr0

元帥「直ちに彼女たちを送ろう。龍田、今度はもちろんやり遂げられるだろう?我々人類の明日が懸かっているのだから」

龍田「もちろんよぉ・・・みんなにも伝えておきますね?」

元帥「どれだけかき集められる?」

龍田「この近くで出られるとしたら~・・・三艦隊くらいですかね~?」

元帥「よし、早速取り掛かってくれ」

龍田「はい・・・」

元帥「・・・大丈夫かね?」

龍田「・・・あの二人、あまり悪い感じがしなかったんです・・・」



386: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:27:45.97 ID:bIq0myjr0

元帥「・・・いいかい龍田、これさえ終われば君たちはこの戦いから解放されるんだ。仲間が死ぬ心配をする必要もなくなるのだよ・・・」

元帥「あの女の方はスパイで、今まで何人も欺き殺してきた。君も雰囲気で騙されてはいかんぞ?」

龍田「はい、次は油断しません。必ず作戦は成功させます」

元帥「その意気だ!頼んだぞ」

   スタスタ...

龍田「・・・」

ヴーッ ヴーッ

龍田「!」ピッ



387: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:29:26.26 ID:bIq0myjr0

龍田「あらあらぁ、天龍ちゃんったらどうしたの?私が心配だった?」

龍田「ちょっとドジふんじゃっただけよ~?それよりも、皆を集めてもらえるかしら?近くの鎮守府の子たちもよ」

龍田「ええ、攻撃するんですって・・・もちろん私も気が乗らないわよぉ?でも、元帥直々の命令なんだし逆らうことは出来ないから~・・・」

龍田「それにここ最近、あそこの鎮守府のメンバーは過剰な戦力を持ち始めたとかなんとか・・・ね?」

龍田「それじゃぁ・・・はい、たのんだわよ~」

     ピッ

龍田「本当に、気が乗らないわ~・・・」



388: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:30:42.46 ID:bIq0myjr0

......
....
..
.


アベンジャーズの世界 カリフォルニア州 マリブ


長門「ここに戦いが終わった後に来れれば最高なのだろうが・・・今はくつろぐ気に等なれんな・・・」

加賀「同感です・・・かえって居心地が悪い・・・」

吹雪「あ、案内してくれた人がまだいますよ・・・!」

?「来るなり文句を言わないでもらえるかしら?」

加賀「ヒルさん・・・でいいのですか?」

マリア・ヒル「マリアでもヒルでも、呼びやすい方でどうぞ。でもあなたが質問する前に言っておくけど、私の名前が“マリア”だからって聖母のような慈悲は期待しないで頂戴」



389: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:32:36.88 ID:bIq0myjr0

>>388 マリア・ヒル
S.H.I.E.L.D.の副官でニックフューリーの右腕的存在
特殊な能力は一切持たないが優秀なエージェントとしての卓越した射撃、格闘のスキルを持つ。
このSSでは少し嫌な奴チックになってしまったが融通が全く利かなかったりするわけではなく、キャプテンアメリカ2では長官のとある計画に反対したりする姿勢も見せた。
絵が恐ろしく下手らしく、ハリネズミの絵を描いたつもりが同僚にナイフの刺さったウ○コの絵と勘違いされたほど



390: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:33:58.06 ID:bIq0myjr0

加賀「確かに寛大な処置には感謝しています。ですが我々は今巨大な敵と戦っています」

加賀「提督達は少しでも戦力が欲しいはずです」

長門「それに私たちは洗脳を受け、味方に甚大な被害をもたらした。そのツケを自分自身ではなく仲間が払うのをここから指をくわえてみていろと言うのか?」

吹雪「・・・」

マリア「いい?三人ともよく聞いて。これが最大限の譲歩なの」

マリア「あなた方はS.H.I.E.L.D.の何者にも見られるわけには行かないの。だからここから絶対に出すわけにはいかないわ」

マリア「それ以外なら自由よ。好きなだけルームサービスを頼んだっていいわ」

マリア「悔しい気持ちはわかる。でも後は私たちS.H.I.E.L.D.に任せて」クルッ

    スタスタ...

    バタンッ

長門「確かに彼女の言うとおりだ・・・だがこれじゃ変わらない・・・」

吹雪「提督とスタークさんを信じましょう・・・きっと何か考えているはずです」

加賀「そうですね・・・」



391: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:35:11.81 ID:bIq0myjr0

......
....
..
.


鎮守府 会議室


ニック『バロン・ストラッカーが?』

ナターシャ「聞き覚えあるでしょ?」

ニック『S.H.I.E.L.D.の幹部だ・・・』

クリント「覚えのない奴の方が少ないだろうな」

スティーブ「何故気が付かなかった?こんな深刻な腐敗に」

ブルース「その男が周りを洗脳して世界改変だなんて計画を進めていたのか」

トニー「人工知能にそそのかされたヒドラの狂信者か・・・審判の日が現実になるなんてな?」

提督「冗談を言っている場合じゃないだろう・・・」



392: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:36:58.16 ID:bIq0myjr0

ナターシャ「状況は悪くなる一方よ。海軍本部も乗っ取られていた」

明石「そんな!?」

赤城「一体何があったんですか!?」

提督「銃を突き付けられ、計画に加担するように迫られた」

木曾「当然拒否したんだよな?」

提督「ああ、ロマノフが応援に入り俺達は本部から出たが・・・そこで艦娘と戦闘になった」

提督「幸い傷つけることなく戦闘を終わらせることができたが、恨みを買ってしまった。本部がこのまま黙っているはずがない」

提督「・・・ここにすぐにも・・・攻撃部隊が来るぞ」

金剛「No・・・味方と撃ち合うなんて絶対嫌デース!」

赤城「同感です・・・!」

ソー「もう二度と皆に仲間と戦わせることなどできない」



393: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:37:34.65 ID:bIq0myjr0

提督「わかっている・・・だがどこに逃げる?」

トニー「逃げる?違うな、向かうんだよ。ジャーヴィス、用意できてるか?」

ジャーヴィス『はい、探知はすでに完了しています』

提督「探知?」

トニー「ああ、ジャーヴィスがゾラの痕跡を追って奴らの一味が根城にしている場所を突き止めた」

ジャーヴィス『彼らは現在は使用されていない石油プラットフォームを本拠地としています。座標をホログラムで表示します』

     ヴゥン...

クリント「悪党の根城にピッタリだな、どこから近寄っても速攻で見つかるぞ」



394: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:38:24.46 ID:bIq0myjr0

トニー「隠れて近寄る必要なんてないだろ?工作員思考じゃなくて、ヒーロー思考で考えようじゃないか」

スティーブ「よし、奴らが体勢を整える前に攻め込むぞ」

   ピピピ...

明石「あぁー・・・ちょっと待ってください」

提督「何かあったのか?」

明石「提督さっき本部から恨みを買ったって言いましたよね?」

提督「ああ」



395: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/07(日) 23:43:32.81 ID:bIq0myjr0

明石「どれだけ大きな恨みを買ったんですか・・・」ピッ

ヴンッ

提督「これは・・・レーダーの映像か?」

明石「ええ、艦娘特有の反応が18もあります・・・しかもすぐそこまで来てますよ・・・」

提督「くそっ・・・もう来たのか・・・!」


スッ...


ソー「おいロジャース、どこに向かうつもりだ?」


スティーブ「誰も外に出ないでくれ・・・僕が説得してくる・・・!」



397: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/23(火) 23:15:37.70 ID:abHmqy+P0

赤城「そんな・・・いくらあなたでも危険ですよ!」

スティーブ「だがいつこの鎮守府が攻撃されるか・・・」

提督「キャプテン、ここじゃそういうやり方は禁止だ」

金剛「イエース!破ったらトーッテモ痛いビンタが待ってるネー・・・」チラッ

トニー「・・・」チラッ

明石「い・・・いや、人をビンタの人みたいな目で見ないでくださいよ!」

提督「そういうことだ、このチームに一人で戦うって案は無い」



398: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/23(火) 23:16:18.18 ID:abHmqy+P0

スティーブ「わかった・・・君に任せるよ。提督」

提督「ジャーヴィス、放送室の音声を別の次元に繋げることはできないか?ヘリキャリアやトリスケリオンにだ」

ジャーヴィス『可能です』

提督「キャプテン、君が彼女たちに伝えようとしていることを世界にも伝えるんだ。戦う気持ちを、俺達は悪党ではないことをだ」

スティーブ「君たちは?」

提督「外に出て放送と鎮守府を守る。もちろん、彼女たちは傷一つつけずにだ」

クリント「守りは任せな。飛んでくる砲弾だって撃ち抜いてやるさ」

赤城「本当にやりそうで怖いです・・・」

ブルース「僕がいるといきなり撃たれるかもしれないから・・・僕は出撃ドックで待機してるよ。もし攻撃されたら僕も出る」

提督「よし、全員出撃の準備だ!もうすぐ鎮守府に攻撃部隊が到着するはずだ」

提督「もう一度言うが・・・絶対に彼女たちは傷つけてはならない!」

    「「「「了解!!」」」」



399: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/23(火) 23:17:42.29 ID:abHmqy+P0

......
....
..
.

アベンジャーズの世界 廃石油プラットフォーム


中枢棲姫「準備ハ・・・完了ダ・・・軍隊ハ配置シタ・・・」

ゾラ『ご苦労だった。後は奴らを向かい撃つだけだ』

中枢棲姫「約束ハ・・・チャント守ルノダロウナ?」

中枢棲姫「アベンジャーズヲ消シタ暁ニハ・・・」

ゾラ『もちろんわかっているとも。この戦いに勝ったら君たちの世界を君たちの思うがままに作り替えてやろう』



400: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/23(火) 23:18:22.05 ID:abHmqy+P0

中枢棲姫「ソレデイイ・・・サァ、全員聞ケ!世界終焉ノ時ガキタ!」

中枢棲姫「我々ノ未来ガ!新タナル時代ガ到来スル!!」

中枢棲姫「奴等ノ大切ニシテイル世界ノ全テガ今日!ココデ!灰トナッテ消エル!!」

中枢棲姫「アベンジャーズヲ“終結”サセルノダ!」

     「ゴァァア...」 「グルル...」
     「グォァアアア!!」 
 「ハァ゛ァ゛ァ゛...」 「カァアアア,,,」

 「「「「「「グォァァアァアアアァアア!!!」」」」」」
    
         ァァァ....



401: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/23(火) 23:19:01.94 ID:abHmqy+P0

......
....
..
.


艦娘達の世界 鎮守府 水門前


   「総員戦闘準備...」 
「配置について...」 「ソーが最優先攻撃目標よ」 
 「本部との通信接続完了です!」


龍田「とうとう・・・きちゃったわねぇ~・・・」

天龍「なぁ、本当にあいつらは悪い奴等なのか?」

天龍「俺さ・・・あー・・・っと・・・」ポリポリ...

瑞鶴「何言いにくそうにしてるのよ」

天龍「ソーのファンなんだよ、俺」

瑞鶴「ブフッ!」

天龍「何笑ってんだよ!」



402: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/23(火) 23:19:56.04 ID:abHmqy+P0

瑞鶴「いや、意外だなーってね」

不知火「応援に来た他の艦隊もヒーロー談義してますね・・・ヒーローショーでも見に来たつもりなんでしょうか?」

隼鷹「そんなこと言ってぇ、あんたキャプテン・アメリカのファンだろ?しってるんだぜぇ~?はっはっは!」

不知火「な、なぜそれを・・・///」

瑞鶴「何はともあれ・・・気は乗らないのは確かね。ホークアイさんと戦ってはみたいけど」

武蔵「無駄話はそこまでにしておけ。いつここから出てくるかわからないんだぞ」

天龍「わーったよ・・・第六艦隊、第七艦隊、準備はいいか!?」

日向「第六艦隊、全員準備完了だ」

青葉「同じく第七艦隊、準備完了です!アベンジャーズの方々にインタビューは・・・できませんよね・・・」

天龍「よし、準備ができたら突げ------」



403: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/23(火) 23:20:54.67 ID:abHmqy+P0

         
      ギギィ...

  「!」

武蔵「門が開くぞ!構えろぉ!」ジャキッ!

   

  ゴゴゴゴゴ...


龍田「ハァイ♪提督♪また会ったわねぇ~?」

提督「聞いてくれ・・・真の敵は俺達じゃない」

不知火「信頼できる要素がありません。鎮守府ではなぜ暴れたんですか?」

龍田「発言は考えるようにねぇ?今ここでの会話は全部本部に流れているからぁ~」

提督「とにかく俺達には時間が無いんだ・・・今すぐにでも向かわなければならない場所がある・・・向かわせてくれ」

提督「訳なら後でいくらでも話す」



404: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/23(火) 23:21:51.13 ID:abHmqy+P0

龍田「・・・元帥?」

元帥『やれ。これ以上何かされる前に・・・これは命令だ』

元帥『奴らを倒した先に世界平和がある。忘れるな』

龍田「ごめんなさいねぇ・・・そういうことだから・・・」スッ...

天龍「こうなっちまうのか・・・」スッ...

武蔵「総員射撃準備ぃ!!」

     ジャキッ
    









ジジッ...  ザザァーッ...


青葉「こ、この音は・・・?」

武蔵「なんだ・・・?連絡用のスピーカー・・・?」



405: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/23(火) 23:23:48.46 ID:abHmqy+P0








     『全世界の人々へ。どうか僕の話を聞いてほしい』

     『僕はスティーブ・ロジャースだ』


不知火「キ、キャプテン・・・?」


     『我々アベンジャーズはお尋ね者にされ-----』

     『今まさに攻撃命令が下されようとしている』

     『だが真実は違う』

     『70年前に僕が滅ぼしたはずの組織、ヒドラが蘇り・・・再び世界を滅ぼそうとしている』

     『NYの戦いで回収したはずのロキの杖を使い、アベンジャーズが二つの世界を守るために作った次元転送装置をも悪用して奴らにとって都合のいいように歴史を改変するつもりだ』

     『もうすでに歴史の一部が改竄されつつある』

     『無実の艦娘を杖を使って洗脳し、悪党に仕立て上げようともした』
 
龍田「・・・」



406: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/23(火) 23:24:16.31 ID:abHmqy+P0

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アベンジャーズの世界 ヘリキャリア内部


     『首謀者はロキの杖の力を得て生まれ変わったヒドラの科学者、アーニム・ゾラ』

     『そしてS.H.I.E.L.D.の幹部でもあるバロン・ストラッカーだ』

     『何としてでも・・・この計画は阻止しなくてはならない』

職員達「・・・」

機動部隊「・・・」

     『巨大な敵だ。犠牲だって出るかもしれない』

     『だが、2000年以上もの年月をかけて築いてきた歴史が一瞬にして変えられてしまうこの事態を-----』

     『我々は受け入れることなど出来ないはずだ』



407: ◆Ua1M3q7gGI 2017/05/23(火) 23:25:55.16 ID:abHmqy+P0

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S.H.I.E.L.D.本部 トリスケリオン



     『先人たちが強い意志を持って築き上げてきたこの歴史を、この世界を------』

     『先人たちを超える意志で守らなくてはならない時が来ている』

ニック「・・・」

     『全世界の人々へ。どうか僕の話を聞いてほしい』

     『どうか“集結”してくれないだろうか』

     『我々人類の立つべき未来を・・・自由を守るために』



           プツンッ...





410: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/04(日) 23:43:40.23 ID:27TDwkqj0

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青葉「い・・・今の話は・・・?」

元帥『・・・』

天龍「黙んなコラ!!説明しやがれ!!」

瑞鶴「ちょっとあんた!言い方ってもんが・・・」

武蔵「言い方はともかくそうだな、説明願おうか」

元帥『我々の目指す平和世界は、秩序ある世界だ』

元帥『秩序によって整えられた人類に悪は蔓延らない・・・そうだろ?』

元帥『奴等だってヒーローなどと名乗ってはいるが結局はこの世界を滅ぼせるだけの力を持っておきながら誰の許可も得ずに勝手に戦い、新たな被害を生むだけの自警団にすぎないだろう?』

元帥『こんな管理の行き届かない不確かな存在に人類の明日は懸けられない!』



411: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/04(日) 23:45:37.31 ID:27TDwkqj0

青葉「そ・・・そんな監獄みたいな世界、青葉は嫌です!」

隼鷹「そいつぁ平和じゃなくて恐怖ってもんだろぉ・・・?」

元帥『貴様ら・・・』

天龍「おい、元帥さんよぉ・・・お前それでいいのか?」

元帥『何?』

天龍「元帥は信じてやれなかったのか?オレ達を、アベンジャーズをよ・・・」

不知火「暁の水平線に勝利を刻む・・・あの誓いを忘れたことは一度もありません」



412: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/04(日) 23:51:24.29 ID:27TDwkqj0

天龍「少なくともオレ達は勝利を信じていたぜ。誓い通りにだ」

元帥『私は・・・誰も死なない平和を・・・』

天龍「何を恐れたかは知らねぇが・・・お前は頼っちゃいけねーモンに頼った」

天龍「お前は逃げたんだ!なかったことにしようとしたんだ!」

天龍「もうお前を信じることはできねー。せいぜい悪党の勝利を祈ってやがれ!!」

元帥『』

瑞鶴「か・・・カッコイイこと言うじゃん・・・」

天龍「フフン、だろ?オレはいう時はビシッと言うぜ!」



413: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/04(日) 23:53:23.56 ID:27TDwkqj0

日向「それで・・・これから君たちはどうするつもりだい?私としては天龍の意見に賛成だ。今ここにいる中での最高指揮官は君となる、呉提督」

提督「・・・本当に俺達を信じてくれるのか?」

武蔵「あんな演説を聞かされてはな・・・」

瑞鶴「援軍がいるんでしょ?世界を守るために」

青葉「ぜひお手伝いさせてください!世界のヒーローに独占インタビューです!」

天龍「だってよ、龍田。さっきから黙りこくってねーで・・・なんか言えよ」

天龍「ほら、世界を救いに行こうぜ」

龍田「私は---------」



414: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/04(日) 23:54:49.74 ID:27TDwkqj0



ジリリリリリリリリリ!


武蔵「このサイレンは・・・深海棲艦接近警報か!?」

不知火「まるで狙ったかのようなタイミングですね・・・」

隼鷹「実際狙ってたんだろうな・・・アタシ達が失敗したときのことを考えてさ・・・」

提督「クソ・・・こんな時に・・・」

ソー「俺が食い止めよう」スッ...

天龍「おっとソー!あんたの出る幕はないぜ!ここは俺達に任せな!」

瑞鶴「みんなの帰る家は私達が守るわ!」



415: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/04(日) 23:56:10.18 ID:27TDwkqj0

天龍「よっしゃぁ!ガーディアンズ・オブ・ザ・オーシャンズ!気合い入れてけよ!」

青葉「私と日向さんの艦隊も忘れないでください!」

日向「と・・・言うわけだ。特別なスーツが無くても戦えることを我々が証明しよう」

ソー「フッ、この世界にもこれほど勇敢なる戦士達がいたとはな!」

提督「すまない皆・・・すぐに戻るからな!」

天龍「“戻る”?そいつぁ違うな・・・」

天龍「俺達がそっちに“駆けつける”だぜ!」



416: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/04(日) 23:57:22.39 ID:27TDwkqj0

......
....
..
.


アベンジャーズの世界 トリスケリオン


?『長官、本当に彼女たちを閉じ込めたままにするのですか?アベンジャーズには戦力が必要なはずです』

ニック「今から始まるであろう戦闘は必ずS.H.I.E.L.D.の情報網に引っかかる。そこに長門達の姿があっては駄目だ」

?『信じてください。長官が思っている以上にキャプテンの言葉は多くの人に響きました』

?『S.H.I.E.L.D.の全員が今同じ気持ちのはずです。アベンジャーズを応援しています』

?『それだけはどうか忘れないでください』

ニック「わかった・・・君の好きにしていい。今は・・・スティーブ・ロジャーズがリーダーだ」



417: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/05(月) 00:00:32.86 ID:DjigdpA00

......
....
..
.

数分後 次元間移動室 


明石「いやぁ~・・・どうなることかと思いましたね・・・」

トニー「キャプテンの名演説のおかげだな。さっきの演説は練習したのか?」

スティーブ「盾の裏に台本を張っておいたのさ」

金剛「OH、あのスティーブが珍しくジョークを言ってるネー!」

クリント「何はともあれ、深海棲艦がここに到達する前にさっさと移動しないとな」

ジャーヴィス『次元転送の準備完了・・・ポータルを開きます』

   ヴゥーン.... バチチッ...

クリント「加賀達は残念だったな・・・きっと悔しがってるだろよ」



418: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/05(月) 00:12:17.04 ID:DjigdpA00

>>417 さっきの演説は練習したのか?

キャプテンアメリカ2の後半、ヒドラの策略によってお尋ね者にされたキャプテンがS.H.I.E.L.D.の職員たちに演説を行い職員達の正義に心に火をつけた。
その演説を横で聞いていたサム・ウィルソン(ファルコン)が言ったセリフ。このシーンの演説は非常にかっこよく熱いシーンとなっている
※演説の内容はロストプラネット2の演説より


>>417 盾の裏に~

キャプテン・アメリカが戦場で活躍する前は国債を国民に買わせるためのマスコットとしてアメリカ各地でショーを行っていた。その時キャプテン・アメリカはセリフを覚えられなかったため、ショーの小道具の盾の裏にセリフを書いたメモを貼り付けていた






419: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/05(月) 00:13:36.06 ID:DjigdpA00

ソー「我々だけで何とかするしかあるまい」

トニー「こっそり脱出の手助けをしてくれる奴でもいてくれたらありがたいんだけどな」

ナターシャ「無理よ。ヒルはそんな甘い人じゃないわ」

ピピピ...

提督(・・・?発信元不明のメール?誰だ?)

提督(・・・!)ニヤッ

金剛「Heyテイトク、ドーシテ笑っているネー?」

提督「いや、S.H.I.E.L.D.に中々面白いことを考えるやつがいてな・・・」



420: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/05(月) 00:14:19.06 ID:DjigdpA00

.......
....
..
.

カリフォルニア マリブ 

    ピピピッ...

吹雪「あっ・・・司令官からメールが来ています」

加賀「どのような内容ですか?」

吹雪「今すぐ窓から飛び出せ・・・って」

加賀「ここは25階ですが・・・?」

     ィィィィイイ....

長門「なんだ・・・?この音は・・・バルコニーの外からするぞ」ガチャッ

    キィィィィィイイイイ.....

長門「な・・・クインジェット!?」



421: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/05(月) 00:15:13.75 ID:DjigdpA00



   ガチャッ... ウィーン...

吹雪「ハッチが開きましたよ・・・これは乗れってことなんでしょうか?」

長門「行くぞ」バッ
 
加賀「行動が早いですね・・・」

長門「提督からメールが来てたんだろう?なら大丈夫だ」

加賀「それもそうね」バッ

吹雪「あの・・・ジェットがホバリングしてる風圧で私たちの居た部屋の中がめちゃくちゃになってますけど・・・」

   バキャンッ!

吹雪(あ、カーテン吹き飛んだ)

長門「・・・知らん」

長門「それより早く乗れ。このジェット機を見たらすぐに人が駆けつけてくるぞ」

吹雪「は、はい!」ピョン

ウィーン... ガチャンッ





422: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/05(月) 00:15:54.11 ID:DjigdpA00

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長門達の居た部屋




     コンコンッ

従業員「サービスのケーキをお持ちしました。部屋を開けさせてもらいますよ」ガチャガチャ

    ガチャッ

従業員「先ほどから何かジェット機が飛ぶような音がすると苦情が来ていますが・・・なにかご存じ------」

    グッチャァ....

従業員「なんと・・・」

従業員「わしの首が飛ぶ・・・」



423: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/05(月) 00:16:53.28 ID:DjigdpA00

>> わしの首が飛ぶ

キャプテン・アメリカ2の後半、キャプテンが最終決戦に赴くためにスミソニアン博物館に展示されている自分が第二次世界大戦中に身につけていたコスチュームを盗み出すシーンがある。
その時コスチュームが盗まれ素っ裸になったマネキンを見た警備員のセリフ。ちなみにこのセリフを言った人物は・・・
今のSS内でも彼が登場しセリフを言っていると脳内保管して下さると幸いです。
どうしても登場させたかった・・・



424: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/05(月) 00:18:01.62 ID:DjigdpA00

......
....
..
.

クインジェット内部


加賀「助け出してくれてありがとうございます。ですが私たちは・・・S.H.I.E.L.D.にとって敵でしょう?」

?「いいや・・・ヒーロだよ。アベンジャーズと同じね」

?「君たちは聴いていないかもしれないが実はキャプテン・アメリカが先程S.H.I.E.L.D.に向けてある演説をした」

?「我々が間違っていたよ。君たちを疑って・・・S.H.I.E.L.D.を代表して謝罪する」

吹雪「謝罪なんてそんな・・・暴れたのは事実ですし・・・」

?「杖のせいでだろう?私もあの杖には因縁があってね」

長門「因縁・・・?」


























?「ああ、あの杖に胸を貫かれたんだ」

      ピピッ

?「・・・?」

  〔メッセージが一件〕

  〔その内存在がばれても知らないわよ?コールソン byマリア・ヒル〕

フィル・コールソン「・・・フッ」ニヤッ



425: ◆Ua1M3q7gGI 2017/06/05(月) 00:18:47.38 ID:DjigdpA00

>>424 フィル・コールソン

マリア・ヒル同様S.H.I.E.L.D.の優秀なエージェント。ニック・フューリーから絶大な信頼を寄せられている
アベンジャーズの発足に携わっており、トニー・スタークをはじめ、調査中に出会ったソーやスティーブ・ロジャースとも関係がある
彼は映画アベンジャーズの途中でロキによって胸を貫かれて死亡したが、彼の死によって怒ったヒーローたちが結束し、NYの戦いで一丸となって勝利した
だが、その後フューリーの極秘の手によってコールソンは蘇生されS.H.I.E.L.D.のエージェント復帰を果たす。

※復帰した彼が活躍するドラマ、エージェント・オブ・S.H.I.E.L.D.は絶賛レンタル中!なぜ彼が蘇ったのか等の秘密も描かれているぞ!



431: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:37:59.78 ID:U6R/Z3xB0

アベンジャーズ世界 廃石油プラットフォーム


ピピピッ ピピピッ...

ストラッカー「レーダーに反応ありだ。やつらか?」

ゾラ『間違いないだろう。迎撃の準備をしろ』

中枢棲姫「イイダロウ・・・航空部隊!直チニ迎撃ニ----」










トニー「あー・・・盛り上がっているところだったか?」



432: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:39:04.59 ID:U6R/Z3xB0

ストラッカー「スターク・・・!?なぜここに・・・?」

トニー「普通にドアが開いてた。ノックするべきだったか?」

ゾラ『使ったな・・・?我々の転送装置を・・・』

トニー「元々僕のだ。お前が僕の転送装置の仕組みをハッキングして盗み取った」

トニー「お前にできたことが僕にできないわけがないだろ?僕だけここに送ることだって簡単だ」

ゾラ『・・・理解できないのはそこではない。何故わざわざ一人でここに来た?』

中枢棲姫「決マッテイルダロウ・・・殺サレニダ!」

トニー「お前達を脅しに来た」ガシャッ ガチャガチャガチャ... スタッ

ストラッカー「スーツを脱いでか?」



433: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:39:46.42 ID:U6R/Z3xB0

トニー「まぁね・・・作ってから半年近く経つスーツだ。そろそろ変え時だと思ってね」

ゾラ『時間稼ぎか』

トニー「違う、脅しだ。まぁ、楽にしたらどうだ?」

ゾラ『私には世界を変える力がある。いったい何を恐れろと?』

トニー「アベンジャーズだ」

ゾラ『もう知っているさ。大した脅威ではない』

トニー「新しいメンバーを教えようか」



434: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:40:32.00 ID:U6R/Z3xB0

トニー「小生意気なミサイル重雷装艦」

トニー「目にもとまらぬ音速特型駆逐艦」

トニー「伝説の連合艦隊旗艦のビッグ7」

トニー「大砲満載、盾まで構えた重装備英国淑女」

トニー「殺人ラジコンを操る一航戦コンビに・・・」

トニー「癖だらけの彼女たちを束ねる過保護で苦労人な戦う提督」

トニー「それをお前は全員怒らせてしまった」



435: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:41:23.23 ID:U6R/Z3xB0

ゾラ『だからなんだ?千を超える連合艦隊が待ち構えている』

トニー「こっちだって連合艦隊だ」

トニー「いいか?お前等は必ず敗北する。絶対に世界の支配者なんてなれはしないんだ」

トニー「この世界を滅ぼしたら必ず“復讐”する」

ストラッカー「その暇があればいいがな・・・」








ストラッカー「仲間割れで忙しくなるというのに」キィィィ...ン...



436: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:41:57.55 ID:U6R/Z3xB0

  





   コツンッ...

トニー「・・・」

ストラッカー「・・・」キィィィ...ン...

     コツンッ...

ストラッカー「・・・何故杖が効かない?」

トニー「前にも試した奴がいたが駄目だった。まぁ、不能になる男は多い」

中枢棲姫「面倒ナ真似ヲ・・・サッサト殺シテシマエバイインダ・・・」スッ...

トニー「あぁ、あとそれと・・・」

     ィィイイイ....ゴゴゴゴ....

ストラッカー「何の音だ・・・?」



437: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:45:39.56 ID:U6R/Z3xB0

ゾラ『奴はここの転送装置を通じてスーツを呼んでいる!今すぐ殺せ!』

中枢棲姫「死ネ!」ジャキッ

   ズドォォオァアアッ!

    パラパラ...

ストラッカー「フンッ・・・それとなんだ?」

   

ガキキッ カンッ...

   キュィィィィ...

トニー「それと・・・お前が怒らせた奴がもう一人いる」ィィィイイ....








トニー「明石って工作艦だ」

   ヴァゥゥウウンッ!!

ストラッカー「ぐはぁっ!」ズガンッ!



438: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:46:13.78 ID:U6R/Z3xB0

中枢棲姫「ナッ・・・!?貴様一体・・・?」

トニー「デキる男ってのは隠し玉持ってるんだよ」つ キュィィイイ...

    ヴァゥゥゥンッ!

中枢棲姫「グッ・・・」ズガンッ!

トニー「ふぅ、間に合ってホッとした・・・」

明石・ジャーヴィス『『どうですか?トニーさ様ん、新しいスーツの調子は』』

トニー「同時に喋るんじゃない。でもスーツは最高だ、調整どうも」

明石『Mk.Ⅻ(クロス2)です!すこし私なりに手を加えてありますよ!』

トニー「それって・・・このディスプレイの一部がうさちゃんマークになっているのとかか?」

明石『かわいいでしょう?』

トニー「いいや全然。それよりここから出るにはどこからが一番近い?」

ジャーヴィス『トニー様の正面から見て二時の方角、壁を三枚吹き飛ばすと最短で外に出られます』



439: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:54:41.85 ID:U6R/Z3xB0

>>432-437のやりとり

映画アベンジャーズの後半、ロキとスタークがスタークタワーで行ったやり取りが元ネタ
この映画の中でもトップの見どころである
ちなみにスタークに杖が効かないのはアークリアクターに杖が当たっているせい
トニー・スタークには心が無いというジョークだという話も・・・



440: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:55:18.30 ID:U6R/Z3xB0

トニー「いい案だ」つキュィィィイイ...

   ヴァゥゥゥンッッ!!

    ドガァッ!

トニー「さて、早くここから離れてみんなと合流しないとな」シュゴゴゴ...

中枢棲姫「グ・・・貴様・・・コノママ逃ガストデモ・・・?」

トニー「逃げないとも。後でまた会おう」ドシュゥゥゥゥッ!

中枢棲姫「航空部隊!今スグニ奴ヲ殺セ!」

敵戦闘機「カァァアア...」

   ヴゥ゛ゥ゛ゥ゛... ン...



441: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:55:56.34 ID:U6R/Z3xB0

----------------------------------------

ジャーヴィス『トニー様、後方より多数の敵戦闘機が接近中です。合流を急いでください、一人では対処しきれない数です』

トニー「何匹いる?」ピピッ キュイー...ンッ

ジャーヴィス『2680機です』

トニー「あぁ・・・後ろを振り向きたくない・・・」キイイイイン...



442: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:56:29.73 ID:U6R/Z3xB0

-------------------------------------------

トニーより数キロ先 輸送機内部


   ピピピッ

トニー『聞こえるか?皆』

スティーブ「スターク、奇襲は成功か?」

トニー『ああ、あと5分もしないうちにそっちにたどりつく。愉快な仲間を連れてな』

スティーブ「どういう意味----」

赤城「ロジャースさん!ま、前見てください!」

スティーブ「・・・あれは何だ?」

木曾「あれ全部戦闘機か・・・!?」

ナターシャ「意思のある雲みたい・・・」



443: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:57:38.97 ID:U6R/Z3xB0

金剛「テートク、見えマス?」

提督『ああ・・・スーツの中からでもはっきりとな・・・』

トニー『ざっと2600ってところらしい』

ジャーヴィス『正しくは2680です、トニー様』

トニー『正確な情報助かるよジャーヴィス』

クリント「ストレッチしておくか・・・」

ソー「ハッハハ!俺達好みの敵じゃないか!」

ブルース「海の上で航空機相手に僕の力が通用するのかな・・・」

明石『跳んだら届きますよ!』



444: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:58:04.21 ID:U6R/Z3xB0

ブルース「はは・・・面白いジョークだ・・・」

ナターシャ「私はこの輸送機の銃座から可能な限り支援する」

ジャーヴィス『加えて敵戦闘機後方、石油プラットフォームより600超の大艦隊も迫っております』

木曾「いくらなんでも多すぎやしないか・・・?」

   ピピピ...

ブルース「今度は何の音だ?」

ジャーヴィス『我々の後方より戦闘機と思われる反応があります』

提督『挟み撃ちか!?』

ジャーヴィス『いえ・・・この反応は・・・』

提督『全く・・・遅刻だぞ?』



445: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 02:58:44.10 ID:U6R/Z3xB0










長門『遅れてすまない・・・長門、加賀、吹雪、戦線に復帰する!』

加賀『なんとか間に合いましたね』

ナターシャ「あら、抜け出すなんて悪い子達ね?どうやったの?」

吹雪『S.H.I.E.L.D.のエージェントの一人が助けてくれたんです!』

トニー『そりゃまたずいぶん・・・珍しいな。演説のおかげかな?』

スティーブ「だが・・・劣勢なことに変わりはない」

明石『増援が欲しいですか?』

クリント「ありったけな・・・」

明石『ふふふ・・・!すぐに来ますよ』

トニー『なに・・・?』



446: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 03:00:05.79 ID:U6R/Z3xB0

------------------------------------------

輸送機より数キロ後方


長門「さっさと追いつくぞ。リパルサーエンジンの出力を最大に・・・」

    オォーイ! ナガトサーン!

長門「・・・?」クルッ

   バシュゥゥゥッ!!


    「“駆けつける”って言っただろ?」

天龍「旗艦天龍、龍田、武蔵、瑞鶴、不知火、隼鷹!以上ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー、戦闘準備完了!!」

青葉「旗艦青葉、陸奥、大井、北上、翔鶴、大鳳!戦闘準備完了です!」

日向「旗艦日向、伊勢、島風、蒼龍、飛龍、摩耶!戦闘準備完了だ!」

龍田「あの時・・・言いそびれた言葉・・・今言うわ」

龍田「償わせて」



447: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 03:00:45.92 ID:U6R/Z3xB0

天龍「おいおい、いつもののほほんとした空気はどこ行っちまったんだよ?」

龍田「茶化さないで~天龍ちゃん?私だって真面目な時もあるのよ~?」

天龍「・・・すまん」

長門「ふふっ、スターク。どうだ?お望み通り、最強の増援だ」

トニー『海の上をミスコン会場にしろと言った覚えはないぞ?・・・だがまぁ、最高のタイミングだ』

摩耶「大量の航空機に悩まされてるんだったな?だったらあたし達に任せな!」

加賀「そっちはどうなってます?もう敵と交戦始めているのですか?」

提督『いいや、まだだ。だがもう目の前まで来ている』

加賀「了解しました。直ちに向かうわ」

長門「行くぞ!低速艦は私が牽引する!」

島風「吹雪ちゃんなんだかすっごく速そう!向こうまでかけっこしようよ!」

吹雪「いいけど私音速超えるよ?」

島風「オゥッ!?」



448: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 03:01:19.12 ID:U6R/Z3xB0

-------------------------------------------


スティーブ「増援が来るまで持ちこたえるぞ!降下用のハッチを-----」

ナターシャ「待って!もう敵の航空機と戦艦たちの射程圏内に入ってる!」

トニー『僕と提督で食い止めるから早く全員降下しろ!提督!』ドシュゥゥゥゥッ!

提督『ああ!』ドシュゥゥゥッ!

提督(だがこの数・・・俺とスタークだけではとても・・・)

敵戦闘機「ゴァァァ...!」

ヴゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛....ン...

トニー「クソ!数が多すぎ-----」

   ズドドドドドンッ!!!

      カッ!

   ズガァァァァァアアンッ!!

敵戦闘機「ガァァ...」ボトボト...



449: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 03:01:48.77 ID:U6R/Z3xB0

トニー「な・・・」

提督「今のは・・・砲撃?」

トニー「ジャーヴィス、何が起こった?急に空から砲撃の雨が降り注いだぞ?」

     ピピピッ

ジャーヴィス『トニー様方の頭上に400メートルを超える飛行物体を検知しました』

提督「頭上?上を見たってなにも----」

提督「----!!」

ジャーヴィス『機体を識別中・・・ステルスモードで隠れています』

    ヴンッ.... ヴァチチチッ...

トニー「なるほど・・・そういうことか・・・やってくれるね」



450: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 03:02:19.68 ID:U6R/Z3xB0

-----------------------------------------

天龍「おいなんだありゃ!?空の一部分が歪んでいるぞ!?」

加賀「あれは・・・!」

武蔵「見覚えが?」

加賀「一度見たら忘れないわ・・・」



451: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 03:02:47.27 ID:U6R/Z3xB0

------------------------------------------


輸送機内部


ジャーヴィス『識別完了-------------』










ジャーヴィス『----ヘリキャリアです』

ニック『スティーブ・ロジャース、我々S.H.I.E.L.D.はアベンジャーズの杖奪還作戦に参加する。可能な限りの支援をしよう』

スティーブ「・・・今度10ドル渡すよ」



452: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 03:07:20.68 ID:U6R/Z3xB0

>>451 「今度10ドル~」

アベンジャーズの前半、今は何を見ても驚かないと言うキャプテンにニックが10ドル賭けるとと言うシーンがある
その後キャプテンがヘリキャリアを見た後ニックにこっそり10ドルを渡すというちょっとした笑い所










453: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 03:07:46.82 ID:U6R/Z3xB0

-------------------------------------------------

廃石油プラットフォーム



ゾラ『アベンジャーズが・・・“集結した”・・・』

ストラッカー「馬鹿な・・・奴らはバラバラになったはずだ・・・何故だ・・・何故・・・」

中枢棲姫「フン・・・我々ノ世界ト奴等ノ世界・・・ドチラガ上カ決メテヤル!!」



454: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 03:08:28.75 ID:U6R/Z3xB0

------------------------------------------

輸送機内部

スティーブ「ハッチを開いてくれ」

ガチャッ... ウィィィイイン...

ビュォォォォォ...

スティーブ「全員降下準備は出来ているか?」

クリント「ああ、全員大丈夫だ」

スティーブ「降りる前に全員聞いてくれ・・・これまでなんども僕らは試練を乗り越えてきた」

スティーブ「NYを守り、深海戦艦の拠点を潰し、この世界と向こうの世界を守ってきた!」

スティーブ「奴らは今の世界に未来はないと言っていた。秩序ある世界が平和を作ると言っていた」

スティーブ「どちらが正しいか・・・今日はっきりとする」

スティーブ「力の限り戦い続けるぞ!全員戦闘準備!!」

スティーブ「Avengers------」



455: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 03:08:59.21 ID:U6R/Z3xB0

















スティーブ「Assemble!!!」



456: ◆Ua1M3q7gGI 2017/07/10(月) 03:15:07.61 ID:U6R/Z3xB0

>>455 「Avengers Assemble」

言わずと知れたアベンジャーズの名言中の名言。意味は「アベンジャーズ集結せよ!」
実は映画ではまだ一度も発言していない。アベンジャーズ2の最後では・・・
余談だがキャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスはアベンジャーズに出演した俳優たちを遊びや飲み会に誘う時にこの言葉を使うらしい




461: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:21:42.46 ID:xHiEAVup0

提督『キャプテン!どうやって奴らと戦う!?』

スティーブ「まず制空権を奪取する。空母部隊、大丈夫そうか?」

赤城「私はいつでも発艦可能です!」

ニック『空からの支援は可能な限り行うが、砲撃は再装填までに時間がかかる』

加賀『いつでも戦えるわ』

蒼龍『飛龍、翔鶴、瑞鶴、大鳳、隼鷹。私含めて全員準備はバッチリ・・・じゃなくて、全員いつでも艦載機を飛ばせます!』

飛龍『私たちだってアベンジャーズに後れは取らないんだからね♪』

瑞鶴『ちょっと見た目が変わったみたいだけど・・・加賀さんには負けないわ!』

翔鶴『こんなときまで張り合わないで瑞鶴・・・』



462: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:22:25.98 ID:xHiEAVup0

クリント「こいつら・・・大丈夫か?」

ナターシャ「さすがにちょっと心配かも」

ソー「子供でありながら戦に全く物怖じしてないとは・・・お前たちの世界は戦士ぞろいだな!」

隼鷹『アタシが子供に見えるかぃ・・・・?』

大鳳『私もそう見えますか・・・そうですか・・・』

トニー『雷神様は女の子の扱いを全く心得ていないようだ。で、お次はどうする?』

スティーブ「まずはここから降りてからだ!全員ハッチから降下!」バッ

         「「「「「了解!」」」」」



463: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:23:29.59 ID:xHiEAVup0


              バッ


          ヒュルルルルル...


        バッシャァァァァアッッ!!

クリント「ペッ・・・まったく・・・輸送機からの降下は海水でビチャビチャになるから嫌いだ」

ナターシャ『足のホバー装置の設定をミスしているんじゃない?』

クリント「今度スタークに見てもらうか・・・]

木曾「キャプテン、ここからはどうするんだ?」

スティーブ「僕らはここで・・・“ヤツら”を迎え撃つ。支援艦隊が到着するまで・・・耐えるんだ」

トニー「それって殺意に満ちた目でこっちを見てるあの二人のことかな?」シュゴゴゴゴ...



464: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:24:11.49 ID:xHiEAVup0

金剛「見覚えある顔ネー・・・」

泊地棲姫「マタ・・・会エタ・・・ワネェ・・・?」

戦艦水鬼「今度コソ・・・殺シテヤル・・・!」

戦艦水鬼艤装「ガァァァアアッ!!」

クリント「あんなのと顔見知りなのか?」スチャッ...

木曾「再会の喜びに抱き合ったりする仲じゃないがな・・・」ジャキッ...

戦艦水鬼「言ッタダロウ・・・?オ前達ガイル限リ・・・我々ハ滅ビナイト・・・」

提督「皆で戦い、勝ち続けるとも言ったはずだ」シュゴゴゴゴ...

戦艦水鬼「ナラ・・・足掻イテ見セロ・・・」



465: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:24:43.47 ID:xHiEAVup0

スティーブ「くらえ!」ブンッ

戦艦水鬼「ハッ・・・フリスビーデ私ト遊ブ気カ・・・?イイダロウ・・・」

戦艦水鬼艤装「ガァッ!」パシッ

戦艦水鬼「ソラ、オ返シダ!!」ブオンッ!

スティーブ「ぐぁっ!」ドゴッ

金剛「スティーブ!」ダッ

泊地棲姫「沈メ!!」ジャキッ!

赤城「ロジャースさん!危ない!」



466: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:25:43.71 ID:xHiEAVup0


    ヒュルルルルル...

ハルク「GRAAAAAAAAAA!!!」

    バッシャァァァァア!!

ハルク「GAAAAA!!」

      ブンッ!

泊地棲姫「ガッ・・・!?」ドゴォッ!

戦艦水鬼「イキナリ上カラ・・・ナンダコイツハ・・・!?」

戦艦水鬼「アノ上ニ飛ンデイル輸送機ヲ落トセ!!」

戦艦水鬼艤装「グルル...」ジャキッ

     カッ
    
   ゴロゴロ...

ピシャァァァァアアアッ!!


戦艦棲鬼艤装「ゲァァァァアア!?」ヴァチチチッ

ソー「木曾!今だ!!」

木曾「ロックオン完了!食らいやがれぇ!!」

  ピーッ!

  ズドドドドドドドォォォオ!

戦艦水鬼「グァァァァッ!!」ドガァァァァッ!

木曾(やっとまともな出番が来てよかった・・・)ホッ...



467: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:26:34.12 ID:xHiEAVup0

提督「木曾!安心するのはまだ早いぞ!奴はまだ死んでいない!」

戦艦水鬼「油断・・・シタワ・・・殺ス・・・殺ス・・・!」ズズズ...

クリント「あれで倒れないのか・・・?」

ナターシャ『この輸送機からの機銃掃射も効果は期待できそうにないわね・・・』

スティーブ「ぐ・・・」ヨロッ...

赤城「ロジャースさん、大丈夫ですか?無理はなさらないでください」

スティーブ「大丈夫だ・・・まだやれる・・・」ググッ...

クリント「キャプテン見てたか?あんたじゃ敵わないぞ」

スティーブ「そいつはどうも・・・」

金剛「スティーブゥ♪ホラ、盾を落としましたヨー!」スッ...

スティーブ「助かるよ金剛。それにしても・・・あの二隻が問題だ」



468: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:27:20.60 ID:xHiEAVup0

提督「前戦った時よりもタフになっている。このまま奴らとの戦いに時間をかけていたら後続の敵艦隊や艦載機が来て一気に劣勢になる」

泊地棲姫「カァッ!」ジャキッ!

クリント「クソッ!あいつ弱ってるキャプテンを集中的に狙っているぞ!バナー!ソー!」

ソー「ハァッ!」ヴァチチッ!

戦艦水鬼「サセルカ・・・!撃チ落トセ!」

戦艦水鬼艤装「ゴァァァ!」ジャキッ

   ズドォォォンッ!!

ソー「ぐああっ!」ドゴォォォッ!

ハルク「GRAAA!」グァッ

戦艦水鬼「貴様モ消エ口!」

戦艦水鬼艤装「ガァァァッ!」ブンッ!

ハルク「GHHH・・・!」ドゴォッ!



469: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:27:50.09 ID:xHiEAVup0

泊地棲姫「今度コソ・・・沈メ!!」ズドォンッ!

スティーブ「くっ!」バッ!

    ギィン!

   ズドォォォォンッ!

金剛「盾となって人守れるのはスティーブだけじゃないネー!!」

泊地棲姫「マタ・・・邪魔ガ・・・・!」ギリッ...

泊地棲姫「死ネ!死ネ!死ネ!」ズドンッ! ズドンッ! ズドンッ!

      ドガァァアッ!
   ズドォォァァッ!!  
     ズガァァアッ!

金剛「っ・・・!」ビリビリ



470: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:28:31.72 ID:xHiEAVup0

トニー「金剛!その盾はキャプテンの物とは違う!頑丈とは言え限度があるぞ!」

金剛「いざとなったら拳で弾くデース!」

トニー「本当にやりそうだ・・・」

スティーブ「すまない・・・足を引っ張っているな」

金剛「No problemネー!」b ビシッ!

金剛「Heyトニー!アレはワタシでも撃てマスカー?」

トニー「ああ、いつでも撃てるぞ。ぶちかましてやれ」

金剛「ジャーヴィス?」

ジャーヴィス『はい。エネルギーをチャージします』キュィィ...



471: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:29:45.33 ID:xHiEAVup0

泊地棲姫「イツマデ亀ミタイニ盾ノ裏ニ引キコモルツモリダァ!?」

泊地棲姫「盾諸共砕イテヤル!!」ズドン! ズドドンッ!

     ギュァァァァァ…

泊地棲姫「ハハハ・・・モウ少シデ粉々ダ!」

    アアアアン… ヴンッ

泊地棲姫「ナンダ?盾ノ裏カラ光ガ----」

ジャーヴィス『チャージ完了。何時でも発射可能です』


金剛「バァァァニングゥゥゥゥ・・・・!」ヴォヴォヴォ….

泊地棲姫「-----!」
















金剛「ユニビィィィィィイイイイムッ!!」



     カッ!



泊地棲姫「クソ--------」



ヴ ァ ゥ ゥ ゥ ンッッ!!



472: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:30:45.21 ID:xHiEAVup0

>>471 ユニビーム

胸部から強力な破壊光線を発射するアイアンマンの必殺技
格ゲーをやっている人にはなじみ深いかもしれない
映画では出番が少なく、しかもそのうちの一回はスイカ割りに使われるという不遇な必殺技
そんなユニビームだがアベンジャーズ2ではソーとの協力で街を丸ごと一つ吹き飛ばしたり、シビルウォーではウィンター・ソルジャーの頑丈な金属製の左腕を跡形もなく消したりと威力は本物。



473: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:31:27.17 ID:xHiEAVup0




シュゥゥ…

金剛「いつぞやの借りは返したネー!」ビシッ!

赤城「あ・・・跡形もない・・・」

木曾「・・・やるな」

トニー「一丁上がり」

提督「あと一匹だ!」

戦艦水鬼「図ニ乗ルナヨ・・・ガラクタ共ガ・・・!」



474: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:32:31.78 ID:xHiEAVup0

彗星「」ブロロロロ…

ヒュルルルル…

戦艦水鬼「!」

ズドォォォォンッ!

戦艦水鬼「グッ・・・」ヨロッ…

提督「今のは・・・」

赤城「二航戦と五航戦の爆撃機・・・!」



475: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:34:38.58 ID:xHiEAVup0

武蔵「全戦艦!目標、前方の戦艦型深海棲艦!撃ち方始めぇええええ!!」

日向・伊勢「主砲、一斉射!!

陸奥・長門「全砲門!斉射!!」

   ズドドドドドドンッ

戦艦水鬼「コノ・・・私ガ・・・!!」

   ズドァァァァァァンッ

長門「二丁上がりだ」

トニー「やっぱり戦艦の一斉砲撃はロマンがあるな」

提督「珍しく話が合うなスターク」

伊勢「良い趣味してるじゃん。えーっと・・・アイアンマンさん?」

トニー「君は誰だ?装備の“改良”をご希望なら呉鎮守府の工廠までどうぞ」 

長門「魔改造の間違いだろ・・・」



476: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:35:20.44 ID:xHiEAVup0

日向「はは・・・ぜひお願いしよう」

陸奥「長門ったら見ない間に随分変わったわねぇ・・・」

提督「しかし、ここに来るまで随分早かったな」

武蔵「長門に全速力で引っ張ってもらったんだ。ただ・・・」チラッ

長門「?」

武蔵「あいつに引っ張ってもらうのは・・・二度とごめんだ・・・うっぷ・・・」

長門「・・・すまん」

  ザバァ…

長門「!!」

戦艦水鬼「勝チ誇リ・・・ヤガッテ・・・油断シタナァ?」

戦艦水鬼艤装「ガァ…ァァ…」ジャキッ



477: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:36:15.20 ID:xHiEAVup0

長門「武蔵!避け----」

    ヒュンッ!

    ガキンッ

戦艦水鬼「・・・?」チラッ

ミサイル「」ピピッ

戦艦水鬼「イツノ間ニ・・・!」カッ

   ズガァァンッ!!

戦艦水鬼「ガラクタ共ニ・・・二度モ・・・」

   ブクブクブク…




吹雪「ふぅ・・・間一髪ですね!武蔵さん、大丈夫ですか?」



478: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:37:03.20 ID:xHiEAVup0

武蔵「あ、あぁ・・・すまないな。助かった」

吹雪「礼には及びませんよ!」

武蔵「ところで今どこから・・・」

提督「吹雪・・・ミサイルは撃って当てるものであって手に直接持って相手に突き立てるものじゃないんだぞ・・・」

吹雪「このほうが速くて確実なんで・・・」エヘヘ

トニー「いいじゃないか、そういう個性は大事だ。ちゃんと実用的だしな」

陸奥「ねぇ、今の・・・」

伊勢「速すぎて見えなかった・・・」

日向「一体艤装をどう改造したらああなるんだか・・・興味が尽きないな」



479: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:37:34.00 ID:xHiEAVup0

----------------------------------------------------

廃石油プラットフォーム


ストラッカー「おい・・・!これだけの兵力があって何故奴らがまだ死んでいない!?」

中枢棲姫「喚クナ・・・私ガ直接出ル・・・ソノ杖ヲ貸セ・・・」

ストラッカー「お前が持って何になる!?」

ゾラ『面白い・・・持たせてやれ。興味がある』

ストラッカー「フン・・・」スッ…

中枢棲姫「ソノ杖カラ・・・無限ノパワーヲ感ジル・・・!!」パシッ

ゾラ『・・・』

中枢棲姫「サァ・・・」バッ

中枢棲姫「コノ手デ・・・始末シテヤル・・・!」バシュゥゥゥゥッ!!





480: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:39:35.93 ID:xHiEAVup0

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輸送機直下
アベンジャーズ降下地点 


ナターシャ『あー・・・悪い知らせよ』

スティーブ「なんだ?」

ナターシャ『ボスのような奴がこっちに向かってきてる。ここまでたどり着くのに10分ってところね』

ソー「はぁ・・・キリがないな・・・」

提督「もう敵の第二波が目の前まで来てるってのに・・・」

   バシュゥゥゥッ!

木曾「おっ、パーティーに間に合ったな」

島風「吹雪ちゃんはっやーい・・・」バシュゥゥゥゥッ



481: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:41:04.11 ID:xHiEAVup0

大井「まったく・・・可愛い妹にとんでもない魔改造してくれちゃって・・・頭とかいじられてない?」

木曾「いじられるか!!」

北上「木曾っちもそうだけど・・・吹雪の今の突撃も恐ろしいねぇ・・・」

青葉「皆さん向こうにいるあの緑の巨人気にならないんですか・・・?青葉は目が釘付けです・・・」

クリント「にぎやかになったもんだ」

ナターシャ『これからもっと賑やかになるわよ』

長門「提督、ロジャース、どうする?もう敵艦隊の射程に入っているぞ」



482: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:50:43.58 ID:xHiEAVup0

提督「すぐそばまで来ている敵艦隊に備えて陣形を作る。空母部隊は後方に下がって攻撃機、爆撃機、戦闘機を一斉に飛ばせ。俺たちで制空権を取るぞ」

加賀「任せて。そこの五航戦の子、足を引っ張らないことね」ギリリリ…

瑞鶴「ここまできて嫌味を言わないで!」ギリリ…

  バシュッ! カッ ババババシュンッ! キィィィィン...

バシュッ! カッ ババババシュンッ! ブロロロロ...

瑞鶴「あんたの艦載機絶対おかしいわ・・・」

提督「戦艦部隊は前に出てひたすら砲撃し続けろ。敵に打ち返す隙を与えるな」

武蔵「了解だ」バシュゥゥゥッ!

金剛「いってくるネー!」バシュゥゥゥッ!




483: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 00:51:40.31 ID:xHiEAVup0

スティーブ「スタークとソーで航空戦の援護だ。空飛ぶハエを打ち落としてやれ。ロマノフは輸送機の銃座から海上部隊の掩護をしろ」

トニー「配置につく。サーファー君、援護頼んだぞ」ドシュゥゥゥッ

ソー「任せておけ」ブンブンブンッ

    バヒューンッ

スティーブ「バートンは敵全体の動きを遠方から常に見張れ。少しでも動きに異変が見られたらすぐに知らせろ」

クリント「了解した。赤城、後ろに下がるついでに引っ張ってってくれ」

赤城「はい!振り落とされないように気を付けてください」ガシッ

    バシュゥゥゥッ



484: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 01:02:08.47 ID:xHiEAVup0

提督「駆逐艦、重巡、軽巡、雷巡共に航空戦の援護をしつつ隙を見計らって敵にありったけ魚雷を叩き込んでやれ」

摩耶「おう!アベンジャーズよりも多く敵機を落としてやんよ!」

天龍「血が騒ぐぜ・・・!行くぞ龍田!」

龍田「はいは~い♪お楽しみの時間ね~」

  バシュゥゥゥゥッ!

スティーブ「ハルク!」

提督「長門!」

ハルク・長門「!」












提督・スティーブ「暴れろ(SMASH)」

ハルク・長門「・・・フッ」ニッ

   バシュゥゥゥゥウッ!

    ダンッ!

    バヒュゥーンッ

   GRAAAaaaa…


提督「・・・ただのジャンプであんなに飛ぶか?」

ナターシャ『あんなのスキップ程度よ』



485: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 01:11:24.54 ID:xHiEAVup0

>>484  暴れろ(SMASH)

映画アベンジャーズ1の後半、キャプテンがハルクに向けて出した指示
ハルクSMASHはハルクを象徴する言葉でありハルクのきめ台詞でもある
吹き替え版では暴れろと訳されている。かっこいい
このSSでは提督とキャプテンが二人そろって長門とハルクに暴れろと指示を出しているイメージで



486: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 01:11:56.87 ID:xHiEAVup0

------------------------------

数十メートル先

ル級・ネ級「ハァ゛ァ˝ァ˝…」

青葉「さぁ、せっかくやってきた出番、青葉頑張っちゃいます!」

   ヒュルルルル…

青葉「・・・?なんか降って-----」

  rraaaAAAA…

ハルク「GRAAAHHH!!」

  バッシャァァアンッッ!

ハルク「GHHHAAAAA!」ブンッ

ル級・ネ級「ギュェッ」メキョッ

  ドゴォォォォッ!

ハルク「GAAAAAAA!」

    ダンッ!
    バヒュゥーン…

AAAAAaaaa…

青葉「・・・」ビショビショ…



487: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 01:24:42.02 ID:xHiEAVup0

今回はここまでです
今日ですべて投稿しきる予定でしたが、終わり方が浮かばず難航中です・・・
思いつき次第投稿するのでここ数日以内に必ず終わらせます

スパイダーマン・ホームカミング大絶賛公開中!
期待以上の面白さでした。トニーがドラゴンボールのピッコロさん的ポジになっていたのが凄くよかった
バルチャーも超魅力的なヴィランでした!あとキャプテンのカメオ出演シーンがとてもシュールです
今年の夏は蜘蛛男!!



488: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/20(日) 02:37:53.88 ID:xHiEAVup0

オマケ キャプテンの指示シーン

https://youtu.be/GkQ64CVkMSA?t=2m34s




489: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:37:49.49 ID:BUQZWlwo0

------------------------------

ヘリキャリア内部

ニック「砲弾の装填は済んだか?」

職員A「はい、完了しました」

ニック「ロックオンは?」

職員A「偵察衛星にリンクしターゲット識別中です。もう少しで完了します」

ニック「よし、完了次第に奴らにまた砲撃を浴びせるぞ」

提督『フューリー長官。いつの間に対深海棲艦用の装備をヘリキャリアに積んだんです?』

ニック「君から提供してもらった装備のスケールを少し大きめに改造したものだ。スタークほどじゃないが、S.H.I.E.L.D.の研究班もなかなかのもんだろう?」

トニー『僕なら次弾装填とロックオンにまでかかる時間を今の五分の一まで短縮できた』

ニック「そうか。ならこの戦いが終わったら是非改良を頼む」

提督『この戦いに勝てば、深海棲艦はもうこの世界に現れません。必要ないですよ』

ニック「・・・確かにそうだな」



490: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:38:23.16 ID:BUQZWlwo0

-------------------------------------

空母部隊待機地点



ババババシュンッ!
     ブロロロロ…

大鳳「艦載機はこれで全部ですね。あとは祈るのみです」

クリント「気は緩めるなよ」

蒼龍「あの、今ちょっといいですか?」

クリント「なんだ?」

蒼龍「その・・・私あまりアベンジャーズについて詳しくないんですけど・・・」

蒼龍「えっと・・・ホークアイさんもなにかしらの艦載機を積んでいるの?」

クリント「・・・俺が?ふっ・・・積んでいるように見えるか?」



491: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:40:16.46 ID:BUQZWlwo0

蒼龍「私達みたいに弓と矢だから・・・」

瑞鶴「ホークアイさんが私達みたいな弓道着を着て艦載機を離着陸させてる姿かぁ・・・ぷっ・・・」

隼鷹「ひゃっはっは!似合わないね!あっひゃっひゃっひゃっ!」ゲラゲラ

翔鶴「ちょっと瑞鶴・・・!」

大鳳「瑞鶴さんも隼鷹さんも失礼ですよ!バートンさん、すみません・・・」

    ユラッ

クリント「・・・!」

   スチャッ!

   ギリリッ…

瑞鶴「えぇっ!?そんなに怒った!?ご、ごめんなさい!謝るから弓下ろして!」



492: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:40:53.98 ID:BUQZWlwo0


   バシュ!

瑞鶴「っ!」ギュッ

   パシャッ

瑞鶴「・・・?な、なんで水中に矢を・・・?」


  ゴボボボボボ…







ヨ級「キェァァァァッ!!」ザバァッ

大鳳「潜水艦!?一体どこから・・・!」

クリント「たった今風で出来た波とは明らかに違う不自然な波が一つあった。立てたのはお前だな」

飛龍「よ、良くわかりましたね・・・っていうか、水中の敵に矢を当てたの!?」



493: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:41:53.22 ID:BUQZWlwo0


ヨ級「ハァ…ハハ…ハハハハ….」

クリント「あ?なに笑ってやがる・・・もうお前は動けな・・・」

  バシャッ… バシャッ… バシャッ…
バシャッ… バシャッ… バシャッ…

ハ級群「グルルルル…」

重巡棲姫「獲物ガ・・・イッパァアイ・・・」ズズズズ…

クリント「他にもいやがったか・・・」

隼鷹「あのさ・・・すっげぇ申し訳ないんだけど・・・アタシ達全員艦載機全部飛ばしちまった・・・」

クリント「・・・」



494: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:42:21.78 ID:BUQZWlwo0

瑞鶴「ねぇ加賀さん・・・その両肩についてるガトリングでパパっと薙ぎ払えたりしない・・・?」

加賀「・・・残念だけど、この武器は向かってくる飛来物にしか反応しないわ・・・」

瑞鶴「そんな・・・」

クリント「全員俺の後ろに隠れていろ」チキチキ… カチッ ジャキンッ

クリント「ナターシャ、聞こえているか?ちょっとこっちに応援に来てくれ」

ナターシャ『了解。今行くわ』



495: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:43:04.07 ID:BUQZWlwo0

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輸送機内部

ナターシャ「ジャーヴィス、運転と機銃での援護変わってもらえる?」

ジャーヴィス『可能です』

ナターシャ「ついでにこの機体を海面ギリギリまで近づけて、水上バイクのエンジンをつけておいて」

ジャーヴィス『了解しました。何をなさるおつもりですか?』

ナターシャ「応援よ。明石、今いる?いたら応答して」

明石『はい!いますよ!鎮守府のラボの椅子の上で置物になってるだけですが・・・』

ナターシャ「そう卑屈にならないで。ちょっと聞きたいんだけど、輸送機においてあるこの銃は奴らに効くの?」ジャキッ ヴゥーン…



496: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:43:31.95 ID:BUQZWlwo0


明石『ええ、調整ばっちりです!』

ナターシャ「わかった。ジャーヴィス、用意はできた?」

ナターシャ(あとこれも持って・・・)チャキッ

ジャーヴィス『まもなく降下可能になります。バイクにお乗りください』

明石『頑張ってくださいね!』

ナターシャ「ありがとう」スタスタ… ギシッ

ナターシャ「乗ったわ。ハッチを開いて」グォンッ…

    ウィイイ…ン…
   ビュォォオォ…

ジャーヴィス『降下まで・・・3秒前・・・2・・・1・・・』




ジャーヴィス『幸運を。Ms.ロマノフ』

     バシュゥゥゥ!!





497: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:44:22.82 ID:BUQZWlwo0

-----------------------------------


ハ級「ハァァ…!」ジャキッ

クリント「そのまま大口開けてろ」ギリリッ…

  バシュッ
 スコンッ

ハ級「!?」カッ

  ズガァァァッ!

翔鶴「砲口に矢を直接・・・!」

クリント「まずは一匹・・・だが・・・」

ハ級群「カァァッ!」

クリント「まだまだいるな・・・」ギリリッ…



498: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:45:00.33 ID:BUQZWlwo0

重巡棲姫「サァ・・・沈ンデシマエェッ!」ズドンッ!

クリント「っ!」サッ

  ズガァァァッ!

赤城「バートンさん!!」

クリント「大丈夫だ。直撃はしていない・・・」ヨロッ…

クリント(クソッ、今のでホバーがやられたな・・・沈むのも時間の問題か・・・)

重巡棲姫「フフフ・・・動ケナイノカ?今楽ニシテヤル・・・」

クリント「動け・・・!」ヴァチチッ…  ウィィ…

重巡棲姫「沈メ」ジャキッ

赤城「バートンさん!!」




499: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:45:56.45 ID:BUQZWlwo0

https://youtu.be/dguz0IsCuKU




500: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:46:39.88 ID:BUQZWlwo0


隼鷹「Ooh-oo child…♪ Things are gonna get easier…♪」クネクネ

瑞鶴「Ooh-oo child…♪ Things'll get brighter…♪」クネクネ

重巡棲姫「」キョトン

隼鷹「よく聞いてろよぉ・・・」バッ

クリント「」キョトン

隼鷹「Ooh-oo child…♪ Things are gonna get easier…♪」クネクネ

赤城・加賀「」キョトン

瑞鶴「Ooh-oo child…♪ Things'll get brighter…♪」クネクネ

飛龍・蒼龍「」キョトン

瑞鶴「で、こっから激しくっ!」バッ



501: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:47:05.61 ID:BUQZWlwo0

瑞鶴「Some day, yeah…♪」ズイ₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾ズイ

隼鷹「We'll get it together and we'll get it all done…♪」ジュン₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾ジュン

重巡棲姫「ナニヲ・・・ヤッテル・・・?」

瑞鶴「ダンス対決よ!私達とあなたのね!」ズイ₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾ズイ

隼鷹「はい大鳳、あんたもやるだろ?」スッ

大鳳「」フルフル….

隼鷹「やるねぇ、それじゃ続きを・・・」バッ


 ₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾ ₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾





502: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:47:48.36 ID:BUQZWlwo0



重巡棲姫「イッタイ!ナニヲ!ヤッテイルンダ!!」

隼鷹「アンタの気をそらしてんのさ、おめでたい奴だな」

重巡棲姫「・・・!!」ハッ








   ガゥゥゥンッ!

重巡棲姫「ヴェァァッ!?」ズガンッ!



503: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:49:24.62 ID:BUQZWlwo0

>>502 ダンスバトル

ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー1の後半、インフィニティ・ストーンの力を使って今まさにザンダー星を滅ぼそうとする敵ボス、ロナンの目の前でスター・ロードが唐突に踊り出す
星が消える大ピンチだというのに急にダンスを始めるその様はすさまじくシュールだが、直後に時間稼ぎだったのさ!と一気に反撃に転じる。GOTGらしい逆転の仕方でかっこいい。
映画の中では音が小さくてほとんど聞こえないが、ooh childというダンスしているときの曲は名曲。是非聞いてみてほしい

https://youtu.be/u8ohTJp3PAA

ダンス対決

>>446 で天龍が「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」と名乗ったのは>>1のミスです。正しくは「ガーディアンズ・オブ・ザ・オーシャン」でしたごめんなさい



504: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:52:52.65 ID:BUQZWlwo0



  グォォォンッ! 
    バシュゥゥゥッ!

加賀「あの水上バイクは・・・!」

クリント「ずいぶん遅かったな」

ナターシャ「うるさいわね、こっちは空飛べないのよ」ジャキンッ

ナターシャ「ほら、お嬢さん方のために矢をいくらか持ってきたわよ。変形はしないけど」スッ

赤城「ありがとうございます!」

飛龍「よーし、反撃よ!」

蒼龍「たまには矢を直接打ち込むのもあり・・・なのかな?」

隼鷹「えっと・・・アタシは・・・」

ナターシャ「私の銃を貸すわ」スッ

隼鷹「えぇ!?触ったことすらないよ!?」

ナターシャ「構える、狙う、引き金を引く。簡単よ」

隼鷹「はぁ・・・酒が欲しくなってきたなぁ・・・」ジャキッ ヴゥーン…



505: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:53:24.35 ID:BUQZWlwo0

重巡棲姫「オノレェ・・・」ググッ

ハ級群「ガァアァァァアッ!」

クリント「早いとこ片付けよう。俺のホバーは壊れた、後ろに乗せてくれ」バッ

ナターシャ「全く、男の子は壊してばっかり。つかまってて!」グォォンッ!


       バシュゥゥゥゥッ!




506: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:54:17.67 ID:BUQZWlwo0



......
....
..
.


海上戦闘部隊地点

敵戦闘機「グルル…」ギューンッ ゴォォッ!

烈風X「」ヴゥゥゥゥン˝ッ

ソー「おおお!!」ヴァチチチッ!!

摩耶「落ちろ、蚊トンボ!!」ズガガガガガガ!!


 ドンッ!   ドンッ! 
ドンッ!  ドンッ! 
   ドンッ!      ドンッ!
ドンッ!    ドンッ!
    ドンッ!   ドンッ!

   ズガァァァァアン!!!
  

摩耶「敵艦載機はどれだけいやがる!?落としても落としても減ってる気がしねぇぞ!」

日向「私たちの高角砲も、弾切れ寸前だ・・・!」

島風「おーおーすーぎー!!」ドォンッ! ドォンッ!

木曾「マイクロミサイルも底をついた!」



507: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:54:55.14 ID:BUQZWlwo0

長門「おまけに・・・」キュィィ…  ジャコンッ!

リ級「オ˝オ˝ッ!!」ズドンッ!

長門「海上にいる敵艦隊まで相手をしなきゃならんとはな!!」ドギャッ!

リ級「ゲェァァッ!」ズガァンッ!

     バシャァッ

陸奥「かっこいいパンチね」

長門「どうも」ジャコンッ

トニー「ジャーヴィス!衛星から見てどうだ?あとどれだけいる?」つ キュィィ… ヴァゥゥンッ!

ジャーヴィス『飛行する敵艦載機の数は1000を切りました。海上の敵艦隊の攻撃の勢いも弱まりつつあります』

ジャーヴィス『少しずつではありますが確実に数は減っています。そのまま攻撃を続けてください!』



508: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:55:24.04 ID:BUQZWlwo0


スティーブ「それでも1000機はいるのか・・・」

ナ級「ハァ˝ァ˝ァ˝・・・」ジャキッ

スティーブ「活きが良いねぇ」ブンッ

ナ級「ッ!」ドゴッ!

スティーブ「フューリー、ヘリキャリアの砲撃は可能か?」

ニック『まだだ。ロックオンが完了していない』

ル級「ガァッ!」ズドォンッ!

スティーブ「あとどれくらいだ!?あまり待てそうにない!」ギィンッ!

ニック『十分もかからない』

スティーブ「了解だ!」

スティーブ「全員聞いたか!?もうすぐ支援砲撃が来る!それまで耐えるんだ!」

不知火「はい!!」ズドォン! 



509: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:57:56.68 ID:BUQZWlwo0

龍田「って言われてもねぇ~・・・!」ズバッ!

ホ級「ギャァァッ!」ザシュッ

青葉「多すぎますねっ!」ズドォッ!

武蔵「一気に押し返せる一撃でもがあればいいんだがな・・・」

伊勢「何か打開策は思い浮かばない!?」

天龍「たった今、いーい事考え付いたぜ!!」チャキッ

天龍「ソー!」

ソー「!」



510: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:58:51.79 ID:BUQZWlwo0


天龍「俺の剣を・・・敵の群れめがけてかっ飛ばせ!!」ブンッ!

    ヒュオッッ!

ソー「任せろ!」ヴァチチッ!

ソー「ハァアアッ!!」ブォンッ!!

  カッッッ!!
  
   ズ
   ギ
   ャ
   ァ
   ァ
   ァ
   ア
   ア
   ン
   ッ
   !



511: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 00:59:54.45 ID:BUQZWlwo0

>>510  ソーのムジョルニアスイング

アベンジャーズ2にキャプテンアメリカのシールドをソーがかっ飛ばして敵を一網打尽にするシーンがある
むっちゃくちゃカッコいいので一見の価値あり
このSSではムジョルニアのパワーをフルに使って天龍の剣をレールガンのように飛ばしてるイメージで

https://youtu.be/1GoMtKEtpvo?t=56s

 ムジョルニアスイング

動画のURLを調整したのでおそらく盾をかっ飛ばすシーンから見れるはず・・・
もし最初からになってしまう場合は57秒まで飛ばしてください・・・



513: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:01:26.71 ID:BUQZWlwo0



天龍「はっはっはっ!ナイススイングだ!!!群れを海ごと叩き割ったぞ!」

北上「ひょぉぉ・・・なにあれ、モーゼ?」

大井「ソーですよ北上さん・・・」

   ズギャギャギャァァァアッ!

天龍「よーし、そのまま敵の拠点まで一気に-----」


   ガキィィィィィッ…ン…!!

天龍「な・・・止まった・・・?」












中枢棲姫「・・・・・」シュゥゥ…



514: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:03:55.24 ID:BUQZWlwo0

青葉「あんな威力の攻撃を・・・たった一人で受け止めたの・・・?」

スティーブ「スターク、あいつが持っているあの杖・・・」

トニー「降参の証に差し出しに来たって訳じゃなさそうだ」

ソー「今まで見てきたどんな怪物よりも禍々しいオーラを放っているぞ。最大限警戒しろ」

中枢棲姫「キサマラノ奮闘モ・・・ココデ虚シク潰エル・・・!」

ニック『巣から出てきたな、こいつもロックオンする』

中枢棲姫「・・・」

陸奥「どうしたのかしら・・・急に空を見て・・・」

中枢棲姫「コノ私ヲ・・・」ヴゥー…ン…

武蔵「おい!杖が光りだしたぞ!大丈夫なのか?」

中枢棲姫「見下スナァァアァァア!!」ブォ ン ッ!!



516: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:05:56.01 ID:BUQZWlwo0


--------------------------

ヘリキャリア内部


職員A「全ターゲット、捕捉完了」

ニック「よし、ただちに発射し-----」

    プツンッ…

ニック「・・・どうした?」
 
  「通信途絶・・・」
「ターゲットは!?」 
     「再接続受け付けません・・・」

ニック「何があった!?」
       
職員A「わかりません・・・衛星とのリンクが切れました・・・」



517: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:06:58.39 ID:BUQZWlwo0

------------------------

海上戦闘部隊地点


吹雪「杖を振り下ろしただけ・・・?」

金剛「一体何をしたネー・・・?」

スティーブ「わからない・・・だが構え続けろ!絶対に油断するな!」つ┫

トニー「ジャーヴィス、奴を徹底的にスキャンしろ・・・どう変化をしたのか知りたい」

トニー「・・・ジャーヴィス?」

ジャーヴィス『トニー様・・・衛星にアクセスできなくなりました。S.H.I.E.L.Dの衛星も同様です』

トニー「・・・どういうことだ」

不知火「みなさん!空を見てください!」

提督「空・・・?」

提督「----!」

  ゴ
   ゴ
    ゴ
     ゴ
      ゴ
       ゴ
        ゴ…


トニー「・・・ジャーヴィス」

ジャーヴィス『衛星が・・・落ちてきます』





518: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:08:01.69 ID:BUQZWlwo0

---------------------

ヘリキャリア内部


ビーッ! ビーッ!

職員A「大気圏外より、多数の落下物が接近中!!」

ニック「回避できそうか?」

職員B「可能ですが・・・回避した場合下にいるアベンジャーズに降り注ぎます!」

ニック「・・・」

職員A「どういたしますか・・・?ご決断を・・・」
        
ニック「・・・このままだ!なるべく海上に衛星が落ちないように動け!」

職員A「了解しました!」



519: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:08:34.90 ID:BUQZWlwo0

提督『フューリー長官!無事では済みませんよ!』

ニック「だろうな。だが我々はS.H.I.E.L.Dだ。全人類の盾となるために生まれた組織だ」

ニック「これが・・・我々の為すべきことだ」

スティーブ『フューリー・・・死ぬんじゃないぞ』

ニック「もちろん死ぬつもりはない」

職員A「衝撃に備えろぉぉお!!」



520: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:09:13.68 ID:BUQZWlwo0


---------------------------

空母部隊地点

ズガァ…ン…
    ズズズ…


赤城「バートンさん・・・あれ・・・・!」

クリント「おいおい・・・」

加賀「そんな・・・ヘリキャリアが・・・!」

ナターシャ「一体何をしたの!?」

重巡棲姫「ナンダロウナァ・・・ハハハハハ・・・・!」

瑞鶴「コイツ・・・!」

クリント「言っても無駄だ、放っておけ。こいつはもう何もできない」

重巡棲姫「アァ、確カニ・・・ココデキサマラガ何モデキズ死ンデイク様ヲ見ル位シカデキナイナァ・・・ハハハハ!!」



521: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:09:49.76 ID:BUQZWlwo0


クリント「やっぱり黙ってろ」バシュッ 

  ズガァァァァッ!!

飛龍「わーお、スッキリしたぁ♪」

クリント「ナターシャ、今すぐキャプテンたちのところまで向かうぞ」

ナターシャ「ええそうね!」グォンッ!

クリント「お前らはまだ戦えるか?無理ならここに残っていてもいいぞ」

赤城「まさか!もちろん行きますよ!アベンジャーズですから!」

クリント「フッ・・・その意気だ」

クリント「ついて来い!」

  グォォォン…
     バシュゥゥゥ…



522: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:10:39.06 ID:BUQZWlwo0

----------------------------------------

ヘリキャリア内部

ボゴォ…ンッ…

   グラグラ…

   ビーッ! ビーッ!

職員A「落下物は飛行甲板前方と右舷エンジン二基に被弾!飛行甲板を貫通し倉庫の一部を破壊!エンジン二基も完全に破壊されました!」

     「急速に下降中!コントロールできません!」
  「こっちもだ!」 
    「倉庫第6エリアで大規模な火災発生!負傷者多数!」
 「墜落するぞぉおおお!!」


職員B「長官!速度が落ちません!」

ニック「なるべく機体を水平に保て!海面にうまく着水するんだ!」

職員B「了解!」

職員A「全職員に告ぐ!当機体はまもなく着水する!衝撃に備えろ!」



523: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:12:14.17 ID:BUQZWlwo0


------------------------------------


海上攻撃部隊地点


ズズゥゥゥン….ゴゴゴゴ…

   ザザザザザ…


中枢棲姫「ナーンダァ・・・空中デ砕ケルカト思ッタノニ・・・」

天龍「なんてこった・・・!」

伊勢「だ、大丈夫なの・・・・?」

長門「着水はできている・・・乗組員たちはどうだろうか・・・」

スティーブ「フューリー、聞こえるか?そっちの状況はどうなっている?」

ニック『うまく着水できたが・・・負傷者が大勢いる上に消火作業に専念しなくてはならん。悪いが、支援はもうできそうにない』

スティーブ「問題ない。あとは我々に任せてくれ」

中枢棲姫「空飛ブ砦ハ落チタ・・・コノ期ニ及ンデマダ・・・勝ツ気デイルノ・・・?」



524: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:14:15.08 ID:BUQZWlwo0


天龍「ったりめーだ!正義は勝つって聞いたことねーのかよ!」ズドンッ!

中枢棲姫「ハッ・・・何ガ正義ダ・・・笑ワセル・・・!」カンッ

中枢棲姫「キサマラ人類ガ互イニ正義ヲ名乗リ・・・殺シアッテ出来タ死体ノ山カラ!血ノ海カラ!我々ハ生マレタ!!」

中枢棲姫「人間ガ生ミ出シタ憎シミソノモノヲ叩キツケテヤル!」ブンッ!

中枢棲姫「来イ・・・」

長門「上等だ・・・!」ジャコンッ

  バシュゥゥゥゥッ!

長門「ハァッ!」ブンッ

中枢棲姫「タダノパンチデ・・・」ガキンッ

     グググッ…

長門「・・・!」メキメキ…

中枢棲姫「コノ私ヲ止メラレルカァ!!」ブンッ!

長門「ぐあっ!」ドガァッ!

陸奥「長門!」



525: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:15:30.65 ID:BUQZWlwo0


中枢棲姫「他人ノ心配シテル場合カァ・・・?」ヴゥー…ン…

     ヴ ォ ッ!

青葉「なんですかあれは!?」

摩耶「見てわかんだろ!ビームの雨あられだ!!」

ジャーヴィス『高エネルギー弾の弾幕です。回避を!』

島風「あんなの避け切れないよー!」

ソー「っ!!」ヴァチチチ!!

ハルク「GRAAAA!!」バッ

中枢棲姫「オマケダ!」

中枢棲姫「主砲・・・一斉射ァッ!!!」

中枢棲姫艤装「ゴァァァァアアッ!!」ジャキッ



526: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:16:32.19 ID:BUQZWlwo0



     カッ!



     ズ

  ド ド  ドド

 ト ゙ド ド ド ド

  ド ド  ド ド

   ド  ド ド


   ズガァァァァッ!


    シュゥゥゥゥ…


中枢棲姫「ハハハ・・・何テ痛快ナパワーナンダ・・・!ハハハハ!!」



527: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:17:17.23 ID:BUQZWlwo0


......
....
..
.


提督「ぐ・・・」ヨロッ…

提督「皆はどこだ・・・?くそっ・・・爆煙で何も見えん・・・」

長門「私たちは無事だ・・・ソーがいくらか撃墜してくれたおかげでな・・・」

ソー「恐るべき威力だ・・・」

木曾「ったく、めちゃくちゃやってくれるぜ・・・」

吹雪「今のはさすがに死ぬかと思いました・・・」

金剛「盾が砕けたネー・・・」

ソー「他の者たちの様子を確認しなくては・・・ん?」

ハルク「GHH….」ボロッ…

長門「ハルク!?その背中の傷・・・」

ハルク「デキルカギリ・・・マモッタ・・・」スッ…



528: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:18:35.60 ID:BUQZWlwo0


陸奥「いたた・・・」

大井「うぅ・・・一体どうなっているのよ・・・」

北上「ビームに撃たれたかと思ったら急に目の前が暗く・・・私達死んだのかな?」

青葉「え・・・?そんなまさか・・・」チラッ

ハルク「イキテルカ・・・?」ヌッ

青葉「ぎゃぁーっ!!緑色の鬼だぁぁぁあ!?」

ハルク「イキテルナ」

提督「他の皆は・・・?聞こえてるものは状況を報告してくれ!」

天龍「俺たちの艦隊は・・・派手にやられた・・・大破多数だ、すまねぇ・・・」

日向「我々もやられた・・・損害甚大・・・動けそうにない・・・」

提督「負傷者がこんなにも・・・なんてことだ・・・!」

長門「次撃たれたら間違いなく轟沈者が出るぞ・・・!」

木曾「アベンジャーズはどうなってるんだ?おい!キャプテン!スターク!無事か!?」



529: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:19:39.92 ID:BUQZWlwo0


スティーブ「なんとかな・・・」ボロッ…

トニー「一発もらったが・・・まだやれるぞ」ボロッ…

木曾「お前らボロボロじゃないか!本当に大丈夫なのか!?」

スティーブ「大丈夫だ。それよりも、奴をどう倒すかが問題だ」

トニー「それなんだが・・・いいアイディアがある」

トニー「明石、いるか?」

明石『はい!もしかしてアレですか?』

トニー「ああ、使う時が来たぞ」



530: ◆Ua1M3q7gGI 2017/08/28(月) 01:31:57.25 ID:BUQZWlwo0


明石『待ってました!!安全装置を解除します!』

スティーブ「何の話だ?」

トニー「ここに来る前、ある最終兵器を開発した。撃ったら動けなくなるが・・・威力は絶大」

トニー「きっと奴も吹き飛ばせる」

木曾「あの時開発してたやつか・・・いいぜ、やってやろうじゃないか!」

明石『安全装置の解除完了です。チャージを開始して下さい』

ジャーヴィス『安全装置解除確認しました。やっぱり派手な作戦がお好みなようですね』

ジャーヴィス『それでは・・・・』












ジャーヴィス『ビルドアッププロトコルを開始します』ピピッ



532: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 22:59:56.03 ID:uIl1KXOi0


 ウィーン… 
  ガキンッ! ガシャガシャッ
 ガコンッ ギガゴゴ  

長門「なんだ・・・?私たちの艤装が勝手に・・・」ガキキ…

吹雪「スタークさん!連装砲が変形し始めましたよ!?」キュィィッ キンッ

トニー「そのままでいい。必殺技を撃つための準備だ」

木曾「おおお・・・!かっこいいじゃないか・・・!」シャキンッ 

金剛「I'm so excited!」カチカチカチ... ガキンッ!

トニー「さて、僕らは時間を稼ぐぞ」

提督「どれくらいだ?」



533: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:00:21.70 ID:uIl1KXOi0

トニー「そうだな・・・二分ってところか」

提督「朝飯前だな」

スティーブ「ああ、朝飯前だ」

トニー「だろ?」

ハルク「GRR・・・」

青葉「私たちも手伝います!」

大井「魚雷はまだまだあるわ!見せつけてやるわよ!」

北上「負けないよ・・・!」

陸奥「少しでも戦力がいるでしょ?私たちにも戦わせて!」

ソー「いや、ここは我々に任せてもらおうか」



534: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:00:52.09 ID:uIl1KXOi0

青葉「えっ・・・」

ソー「今の攻撃を見たか?ほとんどの艦隊がやられ、艦載機もほとんど落とされた」

ソー「次あんな規模の攻撃が来たら俺にも受け止めきれない。あそこで動けなくなっている艦隊もすべて死ぬぞ」

ソー「二分耐えられるかどうかも分から-----」

大井「うるっさいわね!だったら尚更戦力が必要でしょ!?」

ソー「!?」

青葉「ちょっと大井さん、抑えて・・・!」

北上「確かに、今はそんなこと言ってる場合じゃないんじゃないの?って感じはあるかな」

陸奥「戦うななんて言われても、あなたたちが死んだらどのみち戦う羽目になるわよ」

ソー「あー・・・それもそうだな・・・わかった。共に戦おう」



535: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:01:23.77 ID:uIl1KXOi0

提督「ソー、彼女たちを信じろ。間違いなく最強の戦力だ」

トニー「そうだな・・・君はもう少し女性の気持ちを理解できるようにならないとな」

スティーブ「君の父は、女の考えがわかった男は破滅にまっしぐらと言っていたけどな。それよりも、もうすぐこの爆煙も晴れるぞ」

スティーブ「敵は僕たちを倒した気でいる。煙が晴れたら・・・一斉に攻撃だ」

青葉「アイアイキャプテン!!」ジャキッ



536: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:01:50.15 ID:uIl1KXOi0

......
....
..
.



中枢棲姫「サテ・・・邪魔者ハ消シタ・・・フハハ・・・我々ノ完全世界ハ目前ダ!ハハハハ・・・!」


    「残念だがそんなものは来ない」


中枢棲姫「・・・!」

中枢棲姫「ヘェ~・・・アレデ生キテタンダァ・・・シブトイナァ・・・」

スティーブ「僕らは倒れないぞ。たとえどれだけ強く殴られても、やり返すまでな」

中枢棲姫「サッキノ砲撃デ殺サレテオケバ・・・マダ楽ニ死ネタモノヲ!」スチャッ

       ヴゥー…ン…

陸奥「その杖は使わせないわよ!」ズドドォンッ!!

青葉「しまってください!」ズドンッ!

   ズガァアアッ!

中枢棲姫「チッ・・・」バッ



537: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:02:25.34 ID:uIl1KXOi0

トニー「おまけだ」つキュィィイイ…

    ヴァゥゥンッ!!

中枢棲姫「弱イゾ・・・!」バチッ

中枢棲姫「キサマナンゾ!艤装ノミデ十分ダ!」ジャキッ!

     ズドォンッ!

トニー「ぐぅっ!」ズガァッ!
     
ソー「スターク!」

トニー「僕に構うな!攻撃し続けろ!」

青葉「大井さん!北上さん!雷撃あわせますよ!」ウィィ…

北上「りょーかいっ!」ウィィ…

大井「やってしまうわよ!」ウィィ…



538: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:02:52.77 ID:uIl1KXOi0


 パパパパシュゥゥゥウウッ
    ズガガァアアアンッ!!

中枢棲姫「ガッ・・・!邪魔ヲスルナァッ!!」ヴゥー…ン…

     ドゥンッ!

大井「あぁっ!」ズガァンッ!

北上「大井っち!!」バッ

中枢棲姫「動ケヌ仲間ヲ動ケルヤツガ庇ウカラ・・・守ロウトスルモノガ多イカラ・・・」

中枢棲姫「マタ一人、マタ一人ト・・・倒レル事ニナル!!」ジャキッ

北上「!」

スティーブ「よせ!」

    ヒュンッ!

中枢棲姫「!」ガシッ

   ビィィ…ン…

中枢棲姫「ナンダ・・・?矢・・・?」ピピッ

      カッ

中枢棲姫「ッ!?」ズガァンッ!

トニー「どっか寄り道してたのか?」



539: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:03:25.52 ID:uIl1KXOi0









クリント「悪いな、ちょっと風に手間取った」

赤城「スタークさん!さっきから急に艤装が変形しだして・・・どういうことなんですか!?」 ヴィーッ ガゴンッ カチチ…

加賀「それにこの惨状は一体何です・・・?さっきの大爆発ですか?」カチチ… ガコガコガコ…  カンッ

トニー「説明している時間はない、君たち二人は下がってろ。もうじき必殺技が打てるようになる」

加賀「必殺・・・一体どういう・・・」

トニー「説明は明石から受けろ!とにかく今は下がってるんだ!」

赤城「は、はい!」バシュゥゥゥッ!

ナターシャ「で、私たちはどうすれば?」

トニー「後ろで準備している長門たちを守るんだ。それまで時間を稼げなかったらこっちの負け」



540: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:03:57.27 ID:uIl1KXOi0

隼鷹「さて・・・うちの仲間に手を出したからには・・・黙ってないよ!」

中枢棲姫「ソノ辺デ転ガッテルガラクタ共ノ事カ?」

瑞鶴「アンタねぇ・・・!」ブチッ

中枢棲姫「キサマラニハ“モラル”トイウ概念ガアルガ・・・私ニハ存在シナイ・・・!」

中枢棲姫「ソレガ進化ト言ウモノダ!ソシテ戦争ハ・・・進化シタモノガ勝ツ!」ジャキッ

島風「う・・・!」ググッ…

飛龍「動けない仲間に撃つ気だ!」

中枢棲姫「ホラ、守ッテミロ!ヒーロー!」ズドォンッ



541: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:04:48.94 ID:uIl1KXOi0


スティーブ「っ!」バッ! つ┫

  ズドォァッ!

スティーブ「ぐああ!」ドシャッ

ナターシャ「スティーブ!」

ソー「くらえ!」カッ!

   ピシャァァァアンッ!!

中枢棲姫「ガァアア!」ヴァチチチッ!

ソー「これでも効かないのか!?」

中枢棲姫「目障リナ奴ダ!!」ヴゥー…ン

クリント「ソー!避けろ!」

ソー「くっ・・・」サッ

中枢棲姫「遅-------」

  ズドォンッ!

中枢棲姫「ッ!?」ズガァンッ

ソー「・・・?」



542: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:05:24.09 ID:uIl1KXOi0







龍田「フフ・・・一矢・・・報えたかしら~・・・」フラッ…

      ドシャッ

ソー「礼を言う・・・ミッドガルドの戦士よ・・・」

中枢棲姫「死ニゾコナイガ・・・!今スグ楽ニ------」

 
    キュィィイイイン…
 ヴォヴォヴォ…  


中枢棲姫「------!」



543: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:06:18.62 ID:uIl1KXOi0


スティーブ「ふぅ・・・やっとか」

トニー「今までで最もながい二分だった・・・」

北上「すっご・・・なにあれ・・・」








長門「もう大丈夫だ・・・!あとは・・・私達で片を付ける!」ガキンッ! キュィィイ…

吹雪「あの・・・明石さん・・・もう一度聞きますけど・・・本当にさっき言った技名を叫ばないと撃てないんですか?」ジャキッ  キュィイイ…

明石『はい!あなたの声だけに反応する安全装置です!』

加賀「理屈は分かりました・・・でもなぜ技名なのでしょう・・・」ガコガコガコ…カンッ キュィィイ…

赤城「文句は言わずにやるしかありません」ガコガコガコ…カンッ キュィィイ…

木曾「俺はノリノリでいうぜ?」シャキンッ キュィィイ…

金剛「Me too!」カンッ カキンッ! ガキキッ! キュィィイ…

スティーブ「金剛、そんなボロボロの盾じゃその装備の真価は発揮できないだろう。僕の盾を使ってくれ」スッ…

金剛「Thank youネー!」スチャッ



544: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:07:40.63 ID:uIl1KXOi0


中枢棲姫「ソンナ今カラコッチニ撃ツト言ワンバカリノ攻撃ヲ・・・避ケラレナイトデモ・・・?」

トニー「避けさせるとでも?」ドシュゥゥウッ!

       ガシッ!

      「!?」

中枢棲姫「ナッ・・・!?」

吹雪「何をしてるんですかスタークさん!死ぬつもりですか!?」

木曾「おいどけスターク!撃てないぞ!」

トニー「問題ない!フォースフィールドで全身を防御する!君らの攻撃を受けても耐えられる!」

木曾「そうなのか・・・?」

明石『私はトニーさんを信じます!とにかく今は時間がありません!そのエネルギーをとどめておくのは危険です!発射の準備を!』



545: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:08:25.78 ID:uIl1KXOi0


長門「くそっ・・・スターク!本当に大丈夫なんだな!?」

トニー「ああ!」

ジャーヴィス『・・・トニー様、このスーツにそんな機能はございません』

ジャーヴィス『これがあなたのご決断ならば、私はそれを尊重します。Ms.ポッツにメッセージを残しますか?』

トニー「・・・そうだな」

中枢棲姫「離セ・・・!」ググッ…

ジャーヴィス『メッセージ録音開始・・・』ピピッ

トニー「・・・ペッパー・・・僕は・・・」

  『じゃぁこうしよう・・・次のタワーの名前はポッツにする』
『それでいいわ・・』   『ねぇ、トニー』
   『あの夜のことを忘れてないだろ?』


トニー(なんだこれは・・・走馬灯ってやつか?)


    『死なれたら・・・困るんです』


トニー「・・・!」



546: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:08:57.61 ID:uIl1KXOi0


トニー「ジャーヴィス・・・やっぱり中断しろ。必要なくなった」

ジャーヴィス『かしこまりました』ピピッ

中枢棲姫「イイ加減ニシロォ!離セェエエエ!!」

トニー「お前はさっき守るものが多いから倒れるといったな?」

トニー「逆だ。守るものがあるからヒーローは負けない」

中枢棲姫「フザケルナッ・・・!コンナ・・・!コンナ事ガアッテ・・・!」

明石『トニーさん!行きますよ!準備はできてますか!?』

トニー「ああ、今だ!!」

     キュィイイイインッ!
 
       カッ

中枢棲姫「ヤメロォォオオ!!」



547: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:09:57.73 ID:uIl1KXOi0











吹雪「ファイナルリパルサァアアアッ!!!」


木曾「ライトニングスタァァアアアッ!!!」


金剛「シールドリングゥゥウウッ!!」


赤城・加賀「マルチスティングッ!!」


長門「γパァァァァアアンチッ!!」


    ズ ァ ッ !!









548: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:13:03.38 ID:uIl1KXOi0

>>547の技

三年ほど前に放映されていた日本版アベンジャーズこと“ディスクウォーズ・アベンジャーズ”に登場する各ヒーローの必殺技
物語の終盤近くでトニーたちが協力して作ったビルドアップアーマーという新装備を装着することによってこれらの技を使えるようになる

・ファイナルリパルサー
 ビルドアップアーマーによって強化された腕部から繰り出されるごんぶとリパルサー
 ロマンタップリ
 
・ライトニングスター
 星形のプレートにムジョルニアからのエネルギーを注ぎ込んで相手にたたきつける
 このSSでは木曾が小型のミサイルにアークリアクターのエネルーを注ぎ込んで撃つイメージで。
 ライトニング→雷→雷撃 これだ!

・シールドリング
 シールドの周囲に取り付けたアタッチメントからエネルギーを噴出させて超回転、超スピードで相手に投げつける。
 個人的には全ヒーローの必殺技の中でこれが一番好き。キャプテンの叫び声が超かっこいい

・マルチスティング
 背中から生えた六本の巨大な針のようなユニットから同時に破壊光線を撃つ

・γ(ガンマ)パンチ
 パンチと共に拳型の巨大なエネルギーの塊を相手に射出する

https://youtu.be/8x06s7uiIaM?t=6m15s

 必殺技

ちなみにこのアニメでソーとジャーヴィスの声優を務めている方はMCUでもジャーヴィスの声優を務めている。
アイアンマンの声優はドラマのエージェント・オブ・シールドのある主要キャラクターの吹き替えを担当している。何気にMCUと接点があるぞ!



549: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:13:56.77 ID:uIl1KXOi0

……
….
..
.

  ヴァチチッ プシューッ…

長門「はぁっ・・・はぁっ・・・!」シュウゥ…

金剛「Sorryスティーブ・・・盾をどこか遠くまで吹き飛ばしてしまったネー・・・」

スティーブ「大丈夫だ、後で見つければいいさ」

青葉「今の瞬間を写真に収めとけばよかったです・・・」

北上「確かに今のはすごかったぁー・・・コミックみたい・・・」

ソー「終わったのか・・・?敵の姿は見当たらないが・・・」

明石『それよりトニーさんは!?大丈夫だったんですか!?』



550: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:15:09.36 ID:uIl1KXOi0

木曾「そうだ!スタークは!?おい!返事をしろ!」

吹雪「スタークさーん!」

    プカッ…

赤城「これは・・・」スッ…

加賀「スタークさんの・・・アーマーの一部・・・」

スティーブ「・・・」

明石『そんな・・・嘘ですよね・・・』

ソー「・・・」

ハルク「GRR…GRAAAAAAAAA!!!!」

   ボコボコボコ…

    バシャッ!



トニー「ぶはぁっ!死ぬかと思った・・・」



551: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:15:54.86 ID:uIl1KXOi0




トニー「何がどうなった?」

明石『トニーさん!生きてたんですね!?よかったぁ・・・!』

トニー「まぁな・・・一か八かだったが・・・」

木曾「やっぱり・・・完全に大丈夫ってわけじゃなかったんだな?」

トニー「リスクは常につきものさ」

トニー(本当はぶつかる直前でスーツから脱出して、海中に潜って逃れる作戦だったが・・・黙っておこう)

長門「なにはともあれよかった・・・」

トニー「で・・・終わったのか?」

スティーブ「ああ・・・終わったぞ」

トニー「はぁ・・・やったなぁ・・・!ご苦労さん。明日は休みにしよう、働きすぎた・・・」

トニー「間宮って知ってるか?デザートが最高に美味い店らしい。一度食べてみたくてね」



552: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:16:25.89 ID:uIl1KXOi0


長門「ふっ・・・ああ、行こう」

吹雪「ええ!行きましょう!ねっ?スティーブさんっ?」

スティーブ「ああ・・・」フッ

ソー「・・・まだ終わってないぞ」

トニー「じゃぁ・・・終わったら間宮に」



553: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:17:21.52 ID:uIl1KXOi0

......
....
..
.


廃石油プラットフォーム


ゾラ『ここまでだ・・・』

ストラッカー「なんということだ・・・杖まで利用したというのに・・・このありさまか!」

ゾラ『泣き言を言っている場合ではない。攻撃が失敗した時の対処法は・・・すぐにその場から逃走することだ』

ゾラ『ポータルを開く。君は逃げるといい』

ストラッカー「これで・・・終わると思うなよ・・・アベンジャーズ・・・!」ギリッ…

  ヴゥゥゥン… 




554: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:18:14.24 ID:uIl1KXOi0

……
….
..
.

ヴァチチッ… 
  ヴゥゥゥン…

ストラッカー「くそっ・・・次の計画を考え直さねば・・・やはり双子を・・・」

ストラッカー「・・・!」ピタッ

ストラッカー「おかしい・・・ここはどこだ?私は確かに自分のアジトに戻ったはずだ・・・!」

ストラッカー「何がどうなっている!?ここはどこだ!?」



555: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:18:42.71 ID:uIl1KXOi0









明石「あなたが移動する瞬間に装置を一瞬だけハッキングさせてもらいました」

ストラッカー「・・・・・?」

ストラッカー「お前は誰だ?」

明石「ユー ノウ フー アイアム・・・」スチャッ

ストラッカー「おい・・・なんのつもり----」

明石「明石スタンガン!!」ビビビビビ!

ストラッカー「ぐぉおおおおおおお!?!?」ビリビリビリ

明石「ようこそ鎮守府へ」

ストラッカー「ぐはっ・・・」ドサッ

明石「ふぅ~・・・!初めてヒーローって感じの仕事ができたぁ・・・!」ジーン…

ジャーヴィス『お見事です。Ms.明石』

明石「えへへー・・・ありがとうございますぅ!」

ジャーヴィス『では、最後の仕事に取り掛かりましょうか』

明石「はい!妖精さん!出番ですよ!」

妖精「・・・」ビシッ!



556: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:21:36.03 ID:uIl1KXOi0

>>555  ユーノウー~

 原文はYou know who I am。アイアンマン3の序盤、スイスのパーティーに訪れていたトニースタークが、パーティーで知り合った植物学者のマヤ・ハンセンと彼女の部屋で生物遺伝子の未使用領域とその活用について話し合い、一夜を共にする
その翌朝、ハンセンが起きる前にトニーが彼女の実験の手助けとなる化学式を、紙の裏面に書いて枕元に置き、立ち去るシーンがある。
その紙の表面にトニーが書いた文章がこれである
若いころのトニーの天才っぷりとクールさが出てるシーン



557: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:25:19.23 ID:uIl1KXOi0

……
….
..
.


廃石油プラットフォーム


ゾラ『やぁ・・・よく来たな諸君』

加賀「観念してください」

長門「よくも我々を操って好き勝手してくれたな」

吹雪「逃がしませんよ・・・!」

ゾラ『逃がしません?私は世界最強の人工知能だぞ?ネット経由でどこへでも逃げられる』

ゾラ『今回は負けたが・・・私にはまだ計画がある・・・』

スティーブ「それも潰すまでだ」

ゾラ『楽しみにしているよ・・・ではまたなキャプテン・・・』

木曾「おい!逃げるのか!この卑怯者!」



558: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:26:06.53 ID:uIl1KXOi0


    「・・・・・」



ゾラ『おかしい・・・ここのネットワークから出られない・・・』

ゾラ『どういうことだ・・・?』

ジャーヴィス『トニー様、ゾラをネットワークから遮断しました。もうネットワーク経由で逃げられません』

トニー「ご苦労ジャーヴィス」

ゾラ『馬鹿な・・・この私を締め出しただと!?』

トニー「明石に頼んでアップグレードさせておいたんだ。君だってネットから遮断できるくらいにね」

トニー「それに・・・オカルトチックなパワーを持っているのは・・・君だけじゃない」

ジャーヴィス『世界最強の人工知能の座は返していただきますね』




559: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:29:30.77 ID:uIl1KXOi0


トニー「あとは・・・ここの端末を破壊したら・・・君は完全に消える。スティーブ」

スティーブ「・・・」スタスタ…

ゾラ『よせ・・・やめろ・・・』

スティーブ「頭を切り落としてもまた二つ生えてくるんだったな?」





スティーブ「だったらすべて切り落とす」ブンッ
 
  
       グ シ ャ アッ …



560: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:31:01.22 ID:uIl1KXOi0

......
....
..
.




翌日 鎮守府 食堂


提督「これで、ようやく一件落着だな・・・」

ソー「長い一日だった・・・」

ブルース「全くだ・・・本当に疲れた」

加賀「ヘリキャリアの皆さんはどうなったんですか?」

スティーブ「機体はもう飛べないようだが、犠牲者はなかったそうだ」

赤城「よかった・・・」

スティーブ「S.H.I.E.L.Dは今回の事件でより一層忙しくなるだろうな」

明石「他に裏切者がいないかの捜索ですか・・・」



561: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:32:09.88 ID:uIl1KXOi0

ナターシャ「組織が疑心暗鬼にならないように、限られた者達のみで秘密裏に探していくそうよ。」

吹雪「うわぁ・・・大変ですね・・・」

明石「そういえば、艦娘は今S.H.I.E.L.D内部ではどう思われてるんですか?ヘリキャリア修理のお手伝いに行こうかと・・・」

クリント「悪くはなくなったぞ。杖の洗脳の件とキャプテンの演説、そしてヘリキャリアからお前たちが戦ってる様子を見てたらしいからな」

明石「はぁ・・・それを聞いて安心しました・・・」

吹雪「よかったぁ・・・」

提督「でも向こうの世界に行くときは気をつけろよ?素性はきちんと隠すんだ」

金剛「Heyテイトクー、なんで隠す必要があるネー?」

明石「そうですよ、軍艦のコードネームをもった特殊部隊って変じゃないですか?」

提督「昔の艦の魂が宿った女の子だなんて誰も信用しないだろ・・・これでいいんだ」

提督「それに・・・」チラッ



562: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:36:05.17 ID:uIl1KXOi0

金剛「?」

提督「実年齢90とか100超えてるなんて知られるの嫌だろ・・・?」

金剛「なんでワタシ見て言うネー・・・?」

スティーブ「僕だって実年齢は90超えてる。そう落ち込むな」ポンッ

金剛「慰めになってないヨー・・・」

長門「それで、海軍上層部は?」

提督「元帥たちは・・・洗脳されていたわけじゃなかった。本気でヒドラについていくことにしてたんだ・・・」

吹雪「そんな・・・」

提督「だから・・・今は刑務所だ」



563: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:38:12.65 ID:uIl1KXOi0

金剛「元帥・・・前はいい人だったのにィー・・・」

提督「平和を願うあまり・・・間違った考え方に至ってしまったんだ・・・」

トニー「僕も一歩踏み外していたらああなっていたかもしれない・・・」

木曾「改めて俺たちとの出会いに感謝・・・か?」

トニー「今ので何も言う気がなくなった」

木曾「そりゃないだろ!おい!」

明石「もー、戦いが終わったのに喧嘩するのはやめてくださいよー?」

スティーブ「さて・・・それじゃ僕は日課のトレーニングに行ってくる」

吹雪「へぇ、どんなトレーニングなんですか?」

スティーブ「来るか?」

吹雪「え、いいんですか!?」

スティーブ「もちろんだ。一緒にやろう」



564: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:38:52.71 ID:uIl1KXOi0

……
….
..
.


ワシントンD.C ナショナルモール


吹雪「ふぅっ、ふぅっ・・・」タッタッタ…

トニー「なんで・・・僕まで・・・」タッタッタ…

スティーブ「左失礼」シュタタタタ…

……
….
..
.

吹雪「はぁっ・・・はぁっ・・・」タッタッタ…

トニー「ぜぇっ・・・ぜぇっ・・・」

スティーブ「左失礼」シュタタタタタ…

吹雪「左ですか・・・は、はいどうぞ・・・」タッタッタ…

……
….
..
.

吹雪「はぁっ・・・はぁっ・・・」タッタッタ…

  シュタタタタタ…

吹雪「言わなくていいですっ・・・いわなくて-----」

スティーブ「左失礼」シュタタタタタ…

吹雪「もぉおおお!」



565: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:39:33.68 ID:uIl1KXOi0

......
....
..
.



吹雪「ふぅ・・・ふぅ・・・」グッタリ…

トニー「僕の心臓の近くに爆弾の破片があるってこと忘れていないか?」

吹雪「スタークさん途中から走ってなかったじゃないですか・・・」

トニー「僕はアーマーを着て戦うんだ。走る必要はない」

吹雪「太ってアーマーに体が入らなくなっても知りませんよ」

トニー「そうならない程度の運動はしてるから大丈夫だ」

スティーブ「入渠するか?」スタスタ…

吹雪「肺を取り換えてほしいです・・・」

スティーブ「トレーニングはまだ始まったばかりだぞ」

吹雪「冗談でしょう・・・」



567: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:42:55.25 ID:uIl1KXOi0

>>565  左失礼

 原語は On your left
キャプテンアメリカ2の序盤、ワシントンのナショナルモールでランニングしているサム・ウィルソン(ファルコン)の横をキャプテンが走り抜ける時に言うセリフ
このシーンのキャプテンアメリカの肉体美はすさまじい




566:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/02(土) 23:40:54.98 ID:sEBO+Skp0

アイアンマン3で破片は取り除いたでしょ



568: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:45:49.98 ID:uIl1KXOi0

>>566  アベンジャーズから半年しかたっていないのでまだ破片は胸に入っています
アイアンマン3はアベンジャーズから一年後の世界です



570: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:47:12.78 ID:uIl1KXOi0


少年A「あ!キャプテンアメリカだ!」タタタ…

少年B「本当だ!しかも隣にいるのはアイアンマンじゃない!?」タタタ…

スティーブ「やぁ君たち」

少年A「わぁ本物だぁ・・・サインもらえますか?」

少年B「僕にも!」

スティーブ「喜んで」

少年A「あの・・・アイアンマンからも貰え・・・」

少年A「あれ、君は?」



571: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:48:34.27 ID:uIl1KXOi0

吹雪「私ですか?」

少年A「うん。キャプテンと一緒にいたからアベンジャーズの仲間なのかな?って」

少年B「僕より弱そうだけどね」

吹雪「うっ・・・」グサッ

トニー「こらこら、そういうことを言うんじゃない。彼女もちゃんとアベンジャーズなんだぞ」

少年A「そうなの!?」キラキラ

吹雪「いえ、私は・・・」

少年A「えぇー・・・?」ショボン



572: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:50:04.10 ID:uIl1KXOi0

吹雪「迷惑かけちゃったし、とてもアベンジャーズだなんて・・・彼らこそが・・・」

スティーブ「吹雪」

吹雪「!」

トニー「ほら、言ってやれ。君のファン第一号になるかもしれないんだぞ」

吹雪「・・・はい!」















吹雪「私たちは、アベンジャーズです!!」



END



573: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:50:40.64 ID:uIl1KXOi0

......
....
..
.


甘味処間宮


トニー「・・・」モグモグ…

スティーブ「・・・」

ソー「・・・」ムシャムシャ…

ブルース「・・・」モグモグ…

ナターシャ「・・・」モグ…モグ…

クリント「・・・」モグモグ…

提督「・・・」モグモグ…

長門「・・・」モグモグ…

金剛「・・・」モグモグ…

赤城「・・・」ムシャムシャ…

加賀「・・・」ムシャムシャ…

吹雪「・・・」モグモグ…

木曾「・・・」モグモグ…

明石「・・・」モグモグ…

天龍「・・・」モグモグ…

龍田「・・・」モグモグ…

武蔵「・・・」モグモグ…

瑞鶴「・・・」モグモグ…

不知火「・・・」モグモグ…

隼鷹「・・・」モグモグ…

青葉「・・・」モグモグ…

陸奥「・・・」モグモグ…

大井「・・・」モグモグ…

北上「・・・」モグモグ…

翔鶴「・・・」モグモグ…

大鳳「・・・」モグモグ…

日向「・・・」モグモグ…

伊勢「・・・」モグモグ…

島風「・・・」モグモグ…

蒼龍「・・・」モグモグ…

飛龍「・・・」モグモグ…

摩耶「・・・」モグモグ…



575: ◆Ua1M3q7gGI 2017/09/02(土) 23:56:26.15 ID:uIl1KXOi0

これにて完結になります!待たせてばかりで本当に申し訳なかったです!
一番最後のシーンは分かる人にはわかるはず・・・
次回作の予定はありませんが、もしかしたらシビルウォーを元に書くかもしれません
他にはスパイダーマン×艦これ、けものフレンズ×インディー・ジョーンズなど色々考えていますがやるかどうかはわかりません
特にスパイダーマンSSには親愛なる先駆者がいるので・・・
もしまた何かやっていたら見に来ていただけると幸いです
最後に、一年近くもこんな駄文に付き合ってくれた皆様、本当にありがとうございました!



元スレ
吹雪「彼らこそはアベンジャーズ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1472892739/
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         コメント一覧 (18)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月03日 03:06
          • 3          
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月03日 07:57
          • とあるとのクロス書いてた人とは違うのかな?
            まぁそれなりに楽しめたけど・・。
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月03日 09:39
          • こういう事を妄想したくなる時期はあるからね…
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月03日 10:03
          • これ動画のURLをクリックしないと作者が狙ったところに飛ばないので注意
            必殺技の所は6分15秒からに設定してあるね

            SS自体は面白かったです
            けものフレンズ×インディージョーンズとかちょっと見たい
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月03日 11:30
          • 5 アベンジャーズも艦これも好きな俺にとってはたまらんかったわ
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月03日 11:51
          • 途中まで、カッコいい話だったのに…最後の最後での全員、無言モグモグで一気に笑い話で持ってかれたわ(笑)
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月03日 13:23
          • 最後は渋い顔して甘味食べてるんですねわかります
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月03日 14:41
          • ん~クロスではオリジナルの都合のいい装備は出して欲しくはないかな?
            ただ、二つとも大好きよ
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月03日 23:56
          • マーベル×とあるのSS書いてた人かな
            解説がそれっぽい
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月04日 08:24
          • 最後のモグモグは映画の最後でアベンジャーズが無言で飯食ってるアレか
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月04日 10:56
          • 4 最後のコメント見て一年もやってたとは
            すげえ
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月04日 15:30
          • なにげ前作もランキングに上がってきてるの草生える
            アメコミクロスSSもっと増えて
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月04日 17:16
          • 5 前作同様最高の出来だったよ
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月04日 18:09
          • ラスト笑うからやめてね
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月04日 18:41
          • 5 一気読みしたわ、クッソ面白い
            次はサノスと戦うのかな?(適当)

            後ウインターソルジャーの警備員スタンリーだったんか... 何故か気づかなかった
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月06日 02:28

          • 自分は大人アピールをしたくなる時期もあるからね‥
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月06日 02:29
          • 16
            5→3
          • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月06日 17:40
          • 霧島「これは…なんともエグいです…」
            トニー「ハサミでギッチョン、だからなー」
            霧島「こ、こんなの人型の深海棲艦に使用したら、トラウマになりますっ」
            トニー「自動で標的を判別してギッチョンするからな。人型の深海棲艦を攻撃する時は、目をつむれば良いじゃないか」
            霧島「この人で無しっ!こっちが目をつむって攻撃しても、深海棲艦だって断末魔の様な声をあげるんですよ!」
            トニー「声まではどうにもならないぁ、耳栓するかい?」
            霧島「そんな適当なっ!」
            比叡「ひえぇぇ~!か、身体が引っ張られるぅぅぅ~!」
            トニー「やっぱり、艦娘は空を飛べないか。ジャーヴィス、僕の技術は彼女らには邪魔者らしい…」
            ジャーヴィス「失敗は成功の母と言います、そんなに気を落とさないで下さい」
            トニー「成功には必ず条件が有る。次からは彼女達の意見も参考にしてみよう」

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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