【クレしん×ハリポタ】しんのすけ「オラがホグワーツ代表だゾ」
【クレしん×ハリポタ】しんのすけ「ホグワーツにいくゾ」
【クレしん×ハリポタ】 しんのすけ「スリザリンのデカブツだゾ!」
【クレしん×ハリポタ】しんのすけ「オラのパトローナスだゾ」
夏休みももう半分が過ぎ去った 野原家
みさえ「しんのすけ! 風間くんが来たわよ!」
しんのすけ「母ちゃんが出迎えれば?」
げ ん
こ つ
みさえ「あんたの友達でしょうが!」
ガチャ
しんのすけ「ローンが後23年残っている家ですが、どうぞ」
風間くん「入りにくくなる様な事言うなよ・・・」
居間には、野原家が勢ぞろいしていた。
風間くん「みなさん、お揃いで」
ひろし「何たって、ウィーズリーさんには一月も息子が世話になるっていうんだし、俺の方からも一言挨拶しとかなきゃ」
風間くん「ここに迎えにくるって手紙が来たけど、どうやるんだろ?」
しんのすけ「シャカシャカパウダーじゃない?」
風間くん「それをいうならフルフル・・・じゃなくてフルパウダーだろ?」
みさえ「で、何なの?その振るパウダーって?」
風間くん「魔法使いの家の暖炉間を移動出来る、魔法の粉ですよ。」
しんのすけ「でもうちには、暖炉なんて・・・あるのはローンだけ・・・」
ひろし「悪かったな!」
そのとき、ピンポンピンポンピンポーン
しんのすけ「こんにチワワ! おひさしぶりぶり!」
みさえ「コラ! こんにちはでしょ!」
アーサー「これはこれは、初めまして。私、ロンの父親のアーサーです。」
ひろし「どうも、いつもしんのすけがお世話に・・・父親のひろしです。」
アーサー「しかし、これは凄い発明ですな! ボタンを押すだけで音が出る! これはみなさんがお作りに?」
しんのすけ「その辺のお店で売ってるゾ」
アーサー「こんな、素晴らしいものが店で買えるなんて、何て素敵なんだ!」
風間くん「どうやって、ここまで来たんですか?」
アーサー「最初は煙突飛行ネットワークを使おうと思ったんだが、その・・・」
しんのすけ「暖炉がなくてすいませんね・・・」
アーサー「いや何、姿現しの方が早い事に気づいただけで・・・」
ひろし「その姿あらわしって、一体?」
アーサー「実際に見てもらった方がいいかと、風間くん。私に掴まって・・・」
バシッ!
みさえ「消えちゃった・・・」
バシッ!
ひまわり「また、戻ってきた!」
アーサー「それじゃ、しんのすけくん、私に掴まって」
しんのすけ「オラを捕まえてみて///」
みさえ「何馬鹿な事言ってんの! すみません、こんな息子ですが宜しくお願いします。」
アーサー「ユーモアと正義感に溢れた素晴らしい息子さんですよ。」
ひろし「みさえ、俺達の心配はもういらねえよ。それじゃ、しんのすけ。元気でやれよ!」
ひまわり「私も行きたい!」
しんのすけ「ひまも来年もしかしたら・・・、じゃ、行ってくるゾ!」
バシッ!
みさえ「お別れは魔法無しの方が良いわね・・・ずっと長く見送れるんですもの・・・」
モリー「久しぶりね、しんちゃん。会いたかったわ!」
しんのすけ「オラも会いたかったゾ・・・風間くん!」
風間くん「お前とはさっき別れたばかりじゃないか・・・」
ロン「やぁ、良く来たね! 寝室に案内するから着いて来てよ!」
しんのすけ「オラ、風間くんと二人っきりで///」
風間くん「僕はそれ以外ならどこでもいい!」
???「ロン、友達を僕らに紹介してくれないと、ダメじゃないか!」
ロン「分かったよ、ビル! しんのすけ、風間くんこれが僕の一番上の兄貴ビルだ。」
しんのすけ「オラと張り合うくらいのイケメンですなぁ」
風間くん「もう、ホグワーツはご卒業されているんですよね? お仕事は何を?」
ビル「グリンゴッツで呪い破りをしてる!」
モリー「在学中は主席だったのよ、パーシーと同じで!」
しんのすけ「それは、去年本人から聞きました」
ビル「どうせ、しょっちゅう僕は主席だから通してくれとか言ってたんだろ?」
モリー「まぁ、あの子はそういう所はあるけど、優秀なのに、何であの二人は・・・」
その時、
フレッド「呼んだかい? ママ!」
ジョージ「O・W・Lの成績が芳しくないのは、認めるよ。でも、僕たちにはそんなもの必要ないね!」
モリー「そうやってあなた達は学業をバカにして!」
ロン「ああ、お袋の怒りが爆発する前に退散しよう・・・」
・・・・・・・・
ピーター「ごチュウ人様、それではあなたのご決心はお変わりないと・・・・?」
ヴォルデモート「当然だ。それといい加減その気色悪いしゃべり方をやめろ」
ピーター「ご主人様・・・野原しんのすけ以外のものでも、お出来になると思うのでチュが・・・」
ヴォルデモート「野原しんのすけなしでだと・・・? なるほど・・・」
ピーター「わが君、何もあの子の事を心配してる訳ではございません!」
ヴォルデモート「・・・なるほど、だが俺様はあの小僧を使う必要があるのだ」
ピーター「それは、あの子がご主人様をオシリでやっつけたからでチュか?」
ヴォルデモート「なんだと! 俺様は断じて尻などにはやられていない・・・・」
ピーター「申し訳ありません・・・では、どうして?」
ヴォルデモート「だが、あの小僧が俺様には得体の知れぬ力を持っているのは確かだ。以前より強大になり復活するにはあの小僧が肝要だ。」
その時、スルスルと部屋に蛇が滑り込んでくる。
ヴォルデモート「ほう、ナギニがマグルの御客人が部屋の外に居ると・・・御もてなしせねば。」
ピーターがドアを開く。
ヴォルデモート「アバダケダブラ!」
緑の閃光が走る! それっきりマグルの老人はピクリとも動かなくなった・・・
風間くん「しんのすけ、耳元で叫ぶなよ!」
しんのすけ「今、人を殺した。」
風間くん「なんだって!?」
しんのすけ「ヴォルデモートが!」
ロンもその名前を聞いて飛び起きる!
ロン「朝からなんなのさ?」
風間くん「しんのすけ、夢の事でそこまで驚くなよ。」
しんのすけ「妙に蟻アリティがあったゾ」
風間くん「それを言うなら、リアリティだろ・・・」
しんのすけ「そうとも言う。それに、オシリの傷も何だか痛いゾ」
そのとき下の階から声がかかる
ハーマイオニー「あなた達も起きて朝食食べないと遅れるわよ!」
ロン「その夢は、気になるけど・・・急がないとワールドカップに遅れちゃう!」
しんのすけ「それで、今からどこのクリニックに行くの?」
風間くん「それを言うなら、ピクニックだろ・・・」
しんのすけ「そーともゆう。蒼井優」
ハーマイオニー「それに、ピクニックじゃなくて、ワールドカップに行くのよ!」
ロン「でも、パパこんな大勢で、どうやって会場まで行くのさ?」
アーサー「移動キー(ポートキー)を使う。」
しんのすけ「それで、そのポンキッキーってなんなの?」
アーサー「ポートキーね・・・魔法使いを瞬間的に移動させる魔法がかけられたものの事さ。」
風間くん「そのキーはどんな形をしてるんですか?」
アーサー「大抵はマグルの気を引かないような、地味なものさ」
しんのすけ「ジミーみたいに?」
ジニー「だから、ジニーよ!!」
アーサー「まあ、長靴とかそんなものに魔法をかける訳さ。」
ハーマイオニー「それで、今その移動キーの場所に向かってるって訳ですね。」
アーサー「その通り。あの丘の頂上に設置してあるはずさ。」
???「こっちだ、アーサー!」
アーサー「やあ、エイモス。みんな、紹介しよう。魔法省で魔法生物規制管理部に勤めているエイモス・ディゴリーさんだ。」
しんのすけ「これはこれは、いつもハグリッドがご迷惑を・・・」
ハーマイオニー「余計な事は言わないの!」
エイモス「ハハ、愉快な子だ。アーサーみんな君の子かね?」
しんのすけ「何しろ、パパは野獣なもので・・・」
アーサー「意味が分かって言ってるのかね! うちの子は赤毛だけだよ、エイモス」
その時、一人の青年が駆け寄ってくる。
エイモス「紹介しよう、うちの一人息子のセドリックだ。」
しんのすけ「おお、オラにクリソツなイケメンだゾ!!」
風間くん「どこがソックリだよ!どこが!」
セドリック「やあ、去年はあんな形で試合が終わってしまって、申し訳ない。ディメンターが介入しなかったら・・・」
エイモス「それでも、うちのセドが勝ったさ!」
フレッド「それは、」
ジョージ「どうだろうねぇ」
セドリック「パパ、去年のあれは本当に事故で・・・」
しんのすけ「オラ、別に気にしてないゾ!」
アーサー「・・・さぁ、もう移動キーに触らないと!」
ロンの父は、くたびれたブーツを指し示す。
アーサー「さあ、みんな掴まったかな? 3・・2・・」
しんのすけ「オラまだ捕まってないゾ」
風間くん「ったく!」ガシッ
しんのすけ「あぁ、風間くんったら、強引///」
アーサー「・・0!」
風間くん「なあ、しんのすけ・・・そろそろ僕の上からどいてくれないか?」
しんのすけ「どうしてもって言うなら・・・」
風間くん「良いから退けよ!」
その時セドリックが二人に手を差し出す
セドリック「大丈夫かい?」
しんのすけ「ありがとござい鱒寿司!」
風間くん「どうも。」
エイモス「ではアーサー、私と息子はこれで」
アーサー「さ、このキャンプ場に一泊して次の夜に試合だ! 魔法使いが一杯だからはぐれるなよ!」
しんのすけ「ねえねえ、おねいさん。贔屓のチームはどこ? オラ、おねいさんと同じチーム応援したいゾ」
ハーマイオニー「ったく、言ってるそばから・・・ほんとしょうがないんだから!」
フレッド「それにしても、派手なテントばっかりだな。マグルにはバレないのか?」
アーサー「実際バレかけてる。そしてその度に忘却士が記憶をリセットする訳だ・・・」
そのあと一同は、アーサーおじさんの強い希望で魔法に頼らずテントを設営して休みを取るのだった。
風間くん「まだかな、僕もう待ちきれないや!」
しんのすけ「全く子供だね、風間くんは・・・」
風間くん「まだ子供!・・・って言える年でもないか・・・」
しんのすけ「全く老け込んじゃって」
ロン「同い年でしょ・・・」
ハーマイオニー「あれ、屋敷しもべ妖精じゃない?」
しんのすけ「お久しぶりぶり、ドビー!」
???「今、あたしの事ドビーとお呼びになりましたか?」
しんのすけ「あれ、どしたの? オカマになっちゃったの!?」
風間くん「お前には、別人だっていう考えはないのか?」
ウィンキー「あたしはウィンキーでございます。」
しんのすけ「ウィスキー?」
ハーマイオニー「ウィンキーよ!」
しんのすけ「ほうほう。」
ウィンキー「あたしはあなた様を存じております。あなた様は野原しんのすけ様にございます!」
しんのすけ「なんで、オラの個人情報を・・・」
ウィンキー「ドビーがいつも噂しております。」
しんのすけ「オラ、ドビーの鼻が心配だゾ・・・」
ウィンキー「それに関しては大丈夫だと存じておりますが、あなた様がドビーを自由にした事が、正しかったかどうかハッキリ申し上げれません」
風間くん「どうしてだよ?」
しんのすけ「資格とか足りてないの?」
ウィンキー「そういう問題では、ございません! ドビーはお給料を求めるようになってしまったのです!」
ハーマイオニー「でも、それのどこがいけないの!?」
しんのすけ「あのハグリッドでさえ貰ってるんだゾ!」
ロン「それにトレローニーも!」
風間くん「お前達、仮にも先生だぞ・・・」
ウィンキー「それじゃ、あたしはご主人様の席取りがございますので・・・」
しんのすけ「君の主人はお相撲さんなの?」
風間くん「座席を確保するって意味だよ!」
その時、ドビーの元主人達が現れる!
ドラコ「まさか、君達が居るとはね! 何を担保にしたんだい?」
風間くん「このプログラムによると、試合前に各チームの、国の魔法生物によるパフォーマンスがあるみたいだよ!」
ハーマイオニー「それは、楽しみね!」
ドラコ「毎度毎度、無視するなフォイ!」
ルシウス「これこれドラコ。彼らには楽しめる間は楽しませてやらねば、かわいそうだろう・・・」
しんのすけ「これはこれは、ルシフォイさん。こぶさたしております」ペコ
ルシウス「このジャガイモ小僧。貴様のお陰で私の鼻はスッカリ機能不全に陥ってしまった。」
しんのすけ「どいたまして」
ルシウス「一ミリも感謝などしとらん!」
バクマン「ようこそ!みなさま! 本日は第412回クィディッチワールドカップにようこそお集まり下さいました!」
ブルガリア0-アイルランド0
バクマン「では早速ブルガリアチームのマスコットから紹介しましょう!」
しんのすけ「ブルガリアヨーグルト、マスカット味!?」
ロン「そんなもの連れてきてどうするのさ・・・」
アーサー「いったい何を・・・あーっ ヴィーラだ!!」
風間くん「何ですか? そのヴィーラって・・・」
ヴィーラは女性だった。月のように輝く肌。風も無いのになびく髪・・・ 蠱惑的な音楽に乗って踊りだす。
しんのすけ「シュシュポッポ、シュッシュポッポ、シュシュポポシュシュポポ ポッポーーー!!」
風間くん「アハアハ」デレデレ
ロン「エヘエヘ」カアァァ
ハーマイオニー&ジニー「全く男ったら!」
ゴチン! ゴチン! ゴチン!
風間くん「・・・はい///」
しんのすけ「風間くんったら、アハアハとか言っちゃってだらしないゾ!」
風間くん「お前にだけは言われたくない!」
ハーマイオニー「でもブルガリアのマスコットがここまで盛り上がるなん・・・、アイルランドは何を出すのかしら?」
その時、彼らの頭上に金貨が降ってくる!
アーサー「レプラコーンだ!」
しんのすけ「これで、家のローンが返せるゾ!」
風間くん「あと23年分だろ? このスタジアム中のを集める位じゃないと返せないよ」
しんのすけ「そんな、現実突きつけなくてもいいじゃない・・・」ズーン
ロン「落ち込んでる場合じゃないよ。もう試合開始さ!」
アーサー「みんな、起きろ!! 緊急事態だ!」
ワー キャー
しんのすけ「何この叫び声? オラ抜きでパーティが始まっちゃったの?」
アーサー「そんな呑気な事態では無い! みんな直ぐに外にでるんだ!」
外に出ると、仮面をつけた魔法使いの群れが、キャンプを破壊しながら行進している。
キャンプの管理人のマグルの一家は魔法でフォイと空中に浮かされていた。
ロン「こんなのって・・・」ギュッ
アーサー「大人にまかせて、お前達は森の方へ逃げなさい!みんな、はぐれるんじゃないぞ!」
フレッド「さぁ、ここまで来れば安心だろう」
風間くん「それにしても、ブルガリアのシーカー凄かったですね!」
ジョージ「確かにクラムは凄いけど、しんのすけなら勝てるかもしれね~ぜ!」
ハーマイオニー「大した信頼関係ね! ってあれ?・・・・」
風間くん「あいつ、また勝手にどっか行きやがって・・・」
ロン「マーリンの髭!」
・・・・・
しんのすけ「オラの杖・・・オラの杖・・・あれ?みんなも居なくなってるゾ!」
しんのすけ「この年で迷子とは、困ったものですなぁ」
風間くん「お前にだよ!!」
しんのすけ「あれ、みんな居たの?」
ハーマイオニー「あなたを連れ戻しに来たのよ!」
ロン「さぁ、フレッド達は森で待ってる。急ごう!」
しんのすけ「でもオラ、杖を無くしちゃって・・・」
風間くん「何だって~~!」
その時、近くの木陰から男の声が聞こえる
『モースモ-ドル!』
すると蛇の舌を持つ、巨大な緑の髑髏が空に現れる!
しんのすけ「次は花火大会ですかな? 親方用意するの忘れたゾ!」
風間くん「それを言うなら浴衣って、あんな不気味な花火なんて誰も上げないよ!」
ハーマイオニー「そんな事言ってる場合じゃないわ! 逃げるのよ! 急いで!」
しんのすけ「何で?」
ハーマイオニー「あれは、闇の印よ!」
風間くん「それって!?」
ハーマイオニー「『例のあの人』の印よ!」
しんのすけ「ヴォルデモートの? オラ、あいつから逃げたりしないゾ!」
ロン「そんな事言っている場合じゃ・・・」
ポン ポン
次の瞬間、彼等は20人を越える魔法使いに囲まれ、杖を向けられる
風間くん「伏せろ!」
「ステューピファイ!」
赤い閃光が彼等の肩を掠める。
アーサー「やめろ! やめてくれ! それは息子と学友達だ!」
アーサー「みんな無事か?」
しんのすけ「まあ、かんとか」
風間くん「それを言うなら、なんとかだろ!」
クラウチ「誰がやった! 一体お前達のうちの誰が!」
アーサー「この子達に出来るはずが無い。バーティ」
クラウチ「では、誰が・・・」
ハーマイオニー「そういえば、誰かが近くで、何か呪文を・・・」
クラウチ「聞いたか! 探せ!」
アーサー「もうその犯人はとっくに姿くらましているはずだろう・・・」
エイモス「いいや、あれだけの失神光線だ。その犯人に意図ぜず当たった可能性もある。」
そうして、大人達が捜索を始めてしばらくすると
エイモス「こりゃまあ、クラウチさんのしもべだ! しかも、杖を持ってる!」
しんのすけ「それ、オラの杖!」
エイモス「君の? じゃあ君とこのしもべの共犯・・・」
アーサー「待ってくれエイモス。こんな子供が闇の印を作らせることが出来ると?」
しんのすけ「オラもう子供じゃないゾ!」
風間くん「黙ってろ」
ハーマイオニー
クラウチ「だとしても、ウィンキー・・・お前にはテントに居るように命じた筈だが?」
ウィンキー「申し訳、グスッ・・・申し訳ございませんです。ご主人様」
クラウチ「主人の言いつけを守れないしもべは『洋服』に値する!」
ウィンキー「それだけはどうか・・・」
ハーマイオニー「ウィンキーに罪は無いわ! きっと操られてたのよ!」
ロン「さすがパーシーの上司だけあっておっかないや。」
アーサー「君達の言い分も分かるが、クラウチ氏のしもべの事は我々にはどうしようもない・・・エイモス、しんのすけに杖を返してやってくれないか?」
エイモス「分かったよ、ほれ!」
しんのすけ「あ~、オラの杖~会いたかったゾ~」スリスリ
風間くん「そんなに大事なら、無くすなよな!」
モリー「それじゃあ、みんな元気でやるのよ!」
ビル「今年はうんと楽しくなるぞ!」
しんのすけ「便座がリニューアルするの?」
風間くん「それは大間違いだ!」
しんのすけ「大だけに?」
ゴチン!
ハーマイオニー「馬鹿な事言ってないで、席確保するわよ!」
しんのすけ「ほーい!」
ロン「でも、今年は特に楽しくなるって何でだろ?」
しんのすけ「若い美人の、ピチピチした先生が来るとか!?」
風間くん「そんな事で、あんな思わせぶりな事言わないだろ・・・」フォイ
ハーマイオニー「あれ、今・・・フォイって?」
マルフォイ「ウィーズリー、君は親も兄弟も魔法省に勤めてるのにしらないのか?」
しんのすけ「何せ、窓際族なもので・・・」
ロン「余計なお世話だよ!」
マルフォイ「それで君達は、エントリーするフォイ?」
風間くん「だから、何にだよ。分からなきゃ答え様が無いじゃないか!」
しんのすけ「多分マルフィイの彼氏候補にだよ!」
風間くん「君、そっちの趣味かよ・・・」
マルフォイ「んなっ、違うフォイ!」
ハーマイオニー「思わせぶりな事ばかり言って、さっさと本題に入らないから悪いのよ!」
ロン「さっ、出てった、出でった」
ピシャリ!
クラップとゴイルは、一歩後ずさる
マルフォイ「だから、誤解フォイ!」
ハグリッド「イッチ年生! イッチ年生はこっちにきてくれや!」
風間くん「やあハグリッド!」
しんのすけ「よ!」
ハグリッド「おお、元気そうな姿を見られて、嬉しいわい。そういえば礼がまだだったな」
ロン「お礼って?」
ハグリッド「決まっちょろうが! バックビークを助けてくれたんはお前さん達じゃろ?」
ハーマイオニー「そんなバックビークの名前を軽々しく言わない方がいいわ。誰かに盗み聞きされたら大変よ!」
しんのすけ「そうよ、変態よ!」
ハグリッド「お前さんは相変わらずだな。」
しんのすけ「オラと風間くんの愛も変わりません!」
風間くん「やめてくれ、気色悪い。」
???「今年もみなさんに会えて嬉しいですよ!」
しんのすけ「オラ、君の事なんて知らないゾ」
風間くん「殆ど首無しニックだよ・・・ゴーストの」
しんのすけ「殆ど玉無し!? どういう事? 撤去工事が失敗して・・・」
ニック「首無しです!」
ニック「それにしても皆さんがご馳走を食べられて本当に良かった。」
しんのすけ「え、オラ達の食事も用意出来ないほど、この学校の経営行き詰ってるの?」
ニック「いえいえ、さっきピーブスが厨房で大暴れしまして、しもべ妖精達はパニックに陥りまして」
ハーマイオニー「屋敷しもべ妖精がここにも居るって言うの!?」
ニック「左様でございます」
しんのすけ「でも、オラ全然見た事無いゾ。」
ハーマイオニー「それで、お給料やお休みは? ちゃんと貰っているの?」
しんのすけ「オラの父ちゃんですら貰ってるんだから、きっと大丈夫だゾ!」
風間くん「お前、父親をなんだと思ってるんだよ・・・」
ニック「お給料にお休み!? しもべ妖精はそんなもの受け取りませんよ!」
ハーマイオニー「奴隷労働だわ! このご馳走も、屋敷しもべ妖精の犠牲で出来ているんだわ!」
それっきり、ハーマイオニーはご馳走に手をつけなかった。
ロン「ハーマイオニー、ごらんよ。糖蜜パイだ! チョコレートケーキも!」
ハーマイオニー「生憎、私にも目があるから、いちいち教えて頂かなくてて結構よ。」
しんのすけ「ケッコー、ケッコー、コケコッコー!」
しんのすけ「ハーマイオニーはあんまり・・・おなか痛くなったのかな?」
ハーマイオニー「しもべ妖精の負担を減らす為よ!」
ダンブルドア「あ~、良いかの?ミスグレンジャー?」
ハーマイオニー「えっ!? あ、すみません」
風間くん「なんだろ、デジャヴを感じる・・・・」
ダンブルドア「では、お知らせじゃ。フィルチさんが持ち込み禁止品のリストを更新したので、見たい生徒がもしいれば、事務所で確認しておくれ」
ダンブルドア「そして残念なお知らせじゃ・・・今年は寮対抗のクィディッチ試合は取りやめじゃ」
しんのすけ&チームメイト「イヤッッホォォォオオォオウ!」
マクゴナガル「・・・・後で呼び出して意識改革をする必要がありそうです」
ダンブルドア「これは、10月からのイベントのためじゃ」
しんのすけ「握手会とか?」
ロン「一体だれのさ?」
バタン! そのとき、大広間の扉が開き一人の男が入ってくる
風間くん「古傷だらけだ・・・しかも片方の目が・・・」
ハーマイオニー「クルクル動いて気味が悪いわ!」
しんのすけ「魔法界のやくざって、目までとるのか・・・」ブルブル
ダンブルドア「闇の魔術に対する防衛術の新しい先生をご紹介しよう。ムーディ先生じゃ!」
ロン「パパから聞いた事ある。腕利きの闇払い(オーラー)だって・・・」
しんのすけ「オラ!?」
ロン「オラじゃなくて、オーラー。闇の魔法使いを捕まえるエリート中のエリートさ!」
ダンブルドア「では、話をイベントの事に戻すが、今年、ホグワーツで三大魔法学校対抗試合(トライウィザードトーナメント)を行う!」
フレッド「ご冗談でしょう!」
ガヤガヤ ワー ワー
しんのすけ「それって握手会より凄いイベント?」
風間くん「そりゃ、この反応からしてそうだろ・・・」
ダンブルドア「ミスター・ウィーズリー、わしは決して冗談など言っておらんよ」
ダンブルドア「さてこの、三大魔法学校対抗試合について、知らない諸君の為に簡単に説明しよう」
しんのすけ「ホントに簡単なの?」
ダンブルドア「これは思わぬプレッシャーじゃの、まあ泥舟に乗ったつもりでいなさい」
しんのすけ「それを言うなら大船に、だゾ!」
ダンブルドア「これは一本取られたの」クスクス
マクゴナガル「ゴホン・・・アルバス!」
700年前に始まった3校のヨーロッパの魔法学校
ホグワーツ、ボーバトン、そしてダームストラングによる学校の威信をかけた各校の代表選手による競技であること
過去に死者が出たため、中止されていたが100年ぶりに再開されること。優勝者には1000ガリオンが与えられること
しんのすけ「でもカッコウの代表ってどうやって決めるんだろ? 泣き声の大きさ?」
風間くん「そのカッコウじゃなくて、それぞれの学校って意味だよ・・・」
しんのすけ「ほうほう、風間くんは代表取締役になりたい?」
風間くん「取締役は余計だよ! それに4年の僕が選ばれるわけないよ・・・・(なりたい、そしてお辞儀キャラとおさらばしたい!)」
ダンブルドア「しかしここで、少し残念なお知らせじゃ。代表選手は安全面を考慮して17歳のものに限る」
ナンダッテー ブーブー
風間くん「そんなぁ!」
しんのすけ「やっぱり出たいんだ・・・」ジーッ
ハーマイオニー「正直に言えばいいのに・・・」
ロン「今日は魔法生物飼育学と闇の魔術に対する防衛術だ」
しんのすけ「どっちも新しい先生、楽しみだゾ!」
風間くん「飼育学は去年と同じでハグリッドだよ!」
しんのすけ「おお、オラこってり忘れてたゾ!」
風間くん「それを言うならうっかりだろ・・・」
ロン「ハーマイオニー、今朝は良く食べるじゃないか」
しんのすけ「お腹痛いの治ったの?」
ハーマイオニー「もともとお腹は壊してません! しもべ妖精の権利の主張にはもっと良い方法があるって分かったのよ!」モリモリ
ロン「それに、腹も減ってたしな」ニヤッ
ハグリッド「よう来た、俺が今年もみんなに教えられるとは思っとらんかった!」
マルフォイ「二年続きでこのウドの大木が教えるなんて、この学校も人手不足が深刻だフォイ!」
しんのすけ「この学校にヒトデなんて居るの!?」
風間くん「そのヒトデじゃなくて、人が足りてないって事だよ!」
ハグリッド「ええか、みんな今日は尻尾爆発スクリュートをやる!」
ハーマイオニー「何?それ?」
ロン「ハーマイオニーでも知らないなんて・・・」
しんのすけ「何だか、恋の予感がするゾ!」
風間くん「それを言うなら嫌な予感だろ・・・」
風間くん「ヌメヌメしてて気持ちわるいや・・・・」
ハグリッド「そう言わんでくれ、風間くん」
しんのすけ「イワンがだめならケビンでどう?」
ハーマイオニー「そう言う意味じゃないわよ!」
ハグリッド「今日の授業はこいつらにあった餌を見つけるっちゅうことだ! 色々用意してある。蟻、カエルの肝、オオイカの
卵 ちーっとずつ試してくれや」
そうしてみんな嫌々ながらもスクリュートに餌を与え始めた
風間くん「コイツ油断してると、尻尾の火で火傷しちゃうよ。」
ロン「去年のバックビークから何も反省してないや」
ハーマイオニー「あれ、しんのすけは何処?」
しんのすけはスクリュートを持ってマルフォイを追っかけている
マルフォイ「こっちに来るな!」
しんのすけ「待ってよ~~ スクリュートがマルフィイの指を食べるか試したいんだゾ」
ハグリッド「その発想は無かった! そりゃ試してみる価値がある」
風間くん「まずいよ、ハグリッド。スクリュートがお腹壊しちゃうかも!」
こうして、マルフォイは事なきを得たのだった。
ムーディ「そんなものは仕舞ってしまえ」
ムーディ「教科書だ。そんなものはこの授業では使わん!」
しんのすけ「なら、何で買わせたの?印税のため?」
ムーディがしんのすけをギ口リと睨みつける
風間くん「おい! いいから黙れ!」
ムーディ「良い友達をもったな・・・では、すぐ本題に取り掛かる。やるのは呪いだ。お前達がもっとも警戒すべき呪文についてだ」
ムーディ「さて、魔法法律により、最も厳しく罰せられる呪文が何か、知っている物はいるか?」
ロン「パパから聞いたのは・・・たしか『服従の呪文』とかなんとか?」
ムーディ「こいつは一時期えらく魔法省をてこずらせた。」
ムーディは机の上の瓶から、蜘蛛を取り出すと唱えた。
ムーディ『インペリオ!服従せよ!』
すると、蜘蛛は跳んだり跳ねたり、しまいにはタップダンスを始めた。
しんのすけ「オラも踊るゾ! イロハオエ~ イロハオエ~」
ハーマイオニー「やめなさい!」
ムーディ「完全な支配だ、わしはこいつを意のままに出来る。溺れさせることも、誰かの喉に飛び込ませる事も・・・」
ムーディ「この呪文のやっかいな所は、誰が自分の意思で動いているのか見分けるのが非常に困難な所だ。油断大敵!」
すると、意外な人物の手が挙がる。
ネビル「・・・・磔の呪い」
しんのすけ「針ケツの呪い?」
風間くん「・・・いい加減にしとけ」
ムーディ「では・・・」
ムーディ『クルーシオ! 苦しめ!』
すると蜘蛛は足をよじりながら、のたうち回る。誰の目からもとてつもない苦痛が与えられている事が明らかだった。
ネビル「・・・・・」
ムーディ「極限の痛み。それ以上でもそれ以下でもない。」
ムーディ「これさえあれば、他の拷問は必要ない。」
ムーディ「かつてこの呪いを受けて、幸運にも正気を保てた魔法使いはこう言っている」
ムーディ「・・・ケツからスイカを捻り出すようだったと・・・」
ゾクリ
生徒は恐ろしさに身震いした。
・・・シーン
ハーマイオニー「・・・死の呪い・・・『アバダ ケダブラ』」
しんのすけ「4の呪い? じゃあ1と2と3は?」
ムーディ「良く見ておけ・・・」
ムーディの杖が蜘蛛に向けられると、蜘蛛は危険の予兆を察知して逃げだすが・・・
『アバダ ケダブラ!』
蜘蛛には、外傷は一つも無かったが、紛れも無く・・・死んでいた。
ムーディ「よくない、気持ちのよいものではない。しかも、反対呪文は存在しない。」
しんのすけ「・・・なんで・・・なんで、こんな事したんだゾ! 蜘蛛だって必死に生きてるんだゾ!」ワナワナ
風間くん「しんのすけ・・・」
ムーディ「ふむ、お前のいう事は一理ある。」
ムーディ「だが、この呪いの現実を分からせるには、こうする他ない・・・言葉には限界がある。」
ムーディ「この蜘蛛の犠牲に報いたくば、これら『許されざる呪文』から自身の身を守りきる事だな! 油断大敵!」
ハーマイオニー「ついに完成したわ!」
しんのすけ「クッキーでも焼いたの?」
ハーマイオニー「違うわよ!」
風間くん「じゃあ、その箱の中身は何だい?」
しんのすけ「女性にそんな事聞くなんて、何て礼儀知らずなの! トオルちゃんは」
風間くん「一体何が入ってると思ってるんだよ。」
ハーマイオニー「じゃーん。一生懸命作ったのよ!」
ロン「SPEW? 反吐だなんて随分下品なバッジじゃないか!」
ハーマイオニー「S・P・E・W! スピューじゃないわ!」
風間くん「じゃあその、S・P・E・Wって何なのさ?」
しんのすけ「またトオルちゃんったら、そんな事聞いちゃって・・・・」
ハーマイオニー「しもべ妖精福祉振興協会よ!」
しんのすけ「しもべ妖精復讐新婚脅迫? ・・・・何それ?」
ハーマイオニー「しもべ妖精福祉振興協会!」
ハーマイオニー「当然よ、私が始めたばかりですもの。」
しんのすけ「って事はハーマイオニーが会長さん? すごいゾ!」
風間くん「でもメンバーはいるの?」
ハーマイオニー「あなた達と私で4人よ、今のところは」
ロン「まだ僕たち入るなんて、一言も・・・」
風間くん「ネネちゃんみたいな強引さだ・・・」
ハーマイオニー「入会費は2シックルで各種キャンペーンを行って、しもべ妖精の待遇向上を目指すわ!」
しんのすけ「オラ、クィディッチの練習があるのを思い出したゾ・・・」
ガシッ
ハーマイオニー「今年はクィディッチは中止でしょ、逃げようったってそうはいかないわ!」
ハーマイオニー「しんのすけは宣伝部長、風間くんは書記、ロンは財務担当。しっかりはたらいてね!」
3人「なるほど、しもべ妖精の気持ちが良く分かるよ」
風間くん「いよいよ、今日だね!」
しんのすけ「ついに、オラ達ゴールインしちゃうの?」
風間くん「しないよ! ボーバトンとダームストラングの代表候補の生徒達が来るんじゃないか!」
しんのすけ「ほうほう。」
ハーマイオニー「6時に来るんだったわね。」
しんのすけ「ドキがムネムネしますな」
ロン「それを言うなら、胸がドキドキさ」
そして、6時
ボーバトンは巨大な空飛ぶ馬車で現れた。
しんのすけ「おお、ツンデレラみたいだゾ!」
風間くん「それをいうならシンデレラだろ?」
ロン「なんなのさ?そのシンデレラって? しんのすけの親戚か何か?」
ハーマイオニー「マグルのおとぎ話よ、見てボーバトンの校長。」
風間くん「ハグリッド位大きいね・・・」
マダム・マクシーム「ダンブリドール!」
ダンブルドア「これはこれは、よくぞ御出でなさった! さ、中に入って温まって下され」
ロン「何か、水の音が聞こえないか?」
すると、湖から巨大な船が浮上して来た
ロン「おっどろきー!」
しんのすけ「桃の木、山椒の木ー」
校長らしき男を先頭に、船を下りてくる
カルカロフ「やあ、ダンブルドア お変わりないかね?」
ダンブルドア「元気一杯じゃよ。カルカロフ校長」
ロン「ねえ、あれ見てよ!」
しんのすけ「組長同士が握手してるけど、どうかした?」
ロン「クラムだ、あのクィディッチのクラムがいる!」
そして
ダンブルドア「時は来た! トライウィザードトーナメントはまもなく始まる!」
ダンブルドア「その前にまず、審査員を紹介しようかの。魔法省から、国際魔法協力部長、バーテミウス・クラウチ氏」
ハーマイオニー「結局ウィンキーをクビにしたのかしら、あの人・・・」
ダンブルドア「そして、魔法ゲーム・スポーツ部長、ルード・バクマン氏じゃ。そして、各校の校長が審査員となる。」
その時、フィルチが木箱を持ってくる
ダンブルドアはそれを杖で三度叩いた。すると中から木のゴブレットが出てくる。溢れんばかりの炎がゴブレットから湧き出す。
ダンブルドア「この『炎のゴブレット』が代表選手を選んでくれる。代表になりたいものは名前と所属校を紙に書き、この火の中にくべるのじゃ。」
しんのすけ「風間くん、何でメモとってるの?」
風間くん「え、嫌だな・・・僕みたいな真面目な生徒はつい習性で取っちゃうのさ・・・」
しんのすけ「フーン」
ダンブルドア「一つ忠告しておくが、代表選手になれるのは17歳以上の者だけじゃ。」
ダンブルドア「これが守られるようワシの方でも策を講じるでの」
ダンブルドア「さあ、いよいよじゃ。名前を呼ばれたものは大広間の一番前に来るのじゃ」
ゴブレットの炎が一段と強くなり、中から羊皮紙が出てくる。それをダンブルドアが捕らえると、
ダンブルドア「ダームストラング代表は、ビクトール・クラム!」
ロン「そうでなくっちゃ!」パチパチ
ダンブルドア「ボーバトンの代表選手は、フラー・デラクール!」
しんのすけ「おお! きれいなおねいさん///」
ハーマイオニー「いよいよ、ホグワーツね。」
ダンブルドア「ホグワーツ代表は、セドリック・ディゴリー!」
ハッフルパフのテーブルから、拍手が湧いた。
風間くん「まあ、あの人なら文句は無いさ!」
しんのすけ「なんか、上から目線じゃない?」
ダンブルドア「さて、これで3人の代表選手が決まった。選ばれなかった者も、各校の代表を精一杯応援してくれるとわしは・・・」
ゴブレットの火が再び燃え上がる。炎が空中に迸り4つ目の羊皮紙が出てきた・・・
ダンブルドア「・・・野原しんのすけ」
ダンブルドア「野原しんのすけ、来なさい!」
しんのすけ「なんで? オラ、名前なんて入れてないゾ・・・」
ハーマイオニー「それでも、今は行くしかないわ。」
しんのすけは立ち上がり、テーブルの間を移動する。すれ違う生徒みなに、見つめられている様な気がした。
ダンブルドア「さあ、あの扉の奥じゃ・・・」
しんのすけが部屋に入ると・・・
フラー「どうしまぁしたかー? わたーしたちに広間に戻れいうことですかー?」
しんのすけ「そんなことより、オラと将来について話し合わない?///」
クラム「君ヴぁここにいるヴェきではない、ここは代表選手達しか居てヴぁいけない。」
その時、バクマンが部屋に入ってくる
バクマン「いいや、今しがた彼の名前がゴブレットから出てきた、信じがたい事だが・・・彼が4人目の代表選手だ。」
ダンブルドア「ゴブレットに名前を入れたのかね、しんのすけ?」
しんのすけ「オラ入れてないゾ! それにオムレットがどこにおいてあったかも知らないゾ!」
カルカロフ「ふざけたことを! ゴブレットに錯乱の呪文でもかけたのだろう」
マクゴナガル「そのような事が、この子に出来る訳がありません。まだ4年生ですよ!」
しんのすけ「見くびってもらっちゃこまるゾ!」
マクゴナガル「今はふざけている場合じゃありません!」
スネイプ「確かに、野原がゴブレットに名前を入れるのは不可能でしょう。だがそれは彼一人ならの話」
スネイプ「大方、上級生の手を借りて年齢線を越えたのでしょうな。」
スネイプ「カルカロフ、野原はいつもそうなのだ、重要な事とそうでない事の区別がつかず、気ままに他人を振り回す・・・」
しんのすけ「オラそんなに力もちじゃないゾ!」
ダンブルドア「もうよい、わしはしんのすけが、自分の意思で名前を入れたとは思っておらん。」
マクシーム「ならもーう一度、選手の選抜をやりなおーすべきでーす!」
ムーディ「それは無理だ、ゴブレットの火は消えた。再び灯るのは次の試合の時だ。」
クラウチ「ゴブレットの魔法契約の拘束力からして、ほかに方法がない。」
しんのすけ「ほうほう」
クラウチ「では、第一の課題について。君達の勇気を試すものだ。武器は杖だけで我々の用意する障害に立ち向かってもらう。」
クラウチ「第一の課題の後に、第二の課題のヒントが与えられる。また選手達は課題の準備の為、期末試験が免除される。」
ダンブルドア「これで今伝えておくべきは全部かの。それじゃあ、代表の諸君は寮に戻るがよい、きっと祝ってくれるじゃろう。」
部屋を出ると、
セドリック「どうやって、名前を入れたんだい?」
しんのすけ「だから、オラ入れてないゾ・・・」
セドリック「そう、じゃあまた・・・」
しんのすけ「何でオラって、いつもトラベルに巻き込まれるんだろ・・・」
フレッド「どうやってふけ薬も飲まずにやったんだ!?」
しんのすけ「だから、オラ・・・」
アンジェリーナ「グリフィンドールから選手がでて嬉しいわ!」
ロン「みんな、騒ぐ気持ちは分かるけど、しんのすけは名前を入れたりしてないよ。」
ハーマイオニー「そうよ、トライウィザードトーナメントについて全然興味持ってなかったし」
しんのすけ「そういうことだゾ」
しんのすけ「二人ともおかげで助かったゾ!」
ロン&ハーマイオニー「どいたまして!」
しんのすけ「あれ、風間くんは?」
ロン「先に寝室で休むって。」
しんのすけ「頭痛でも痛いのかな?」
しんのすけ「頭痛は大丈夫?風間くん」
風間くん「人を勝手に頭痛にするなよ!」
しんのすけ「それはごめんなさいの国さいたま!」
風間くん「・・・それで? どうやったんだよ?」
しんのすけ「どうやってって?」
風間くん「とぼけるなよ! どうやってゴブレットに名前を入れたか聞いてるんだよ!」
しんのすけ「・・・え!? オラホントにやってないゾ・・・」
風間くん「いっつもそうだ、おいしい所は全部お前が持ってくんだ!」
しんのすけ「だから・・・」
風間くん「悪い、頭痛がするから話しかけないでくれるか?」
ハーマイオニー「いつまで風間くんと喧嘩してるの?」
しんのすけ「オラ、知らないゾ! あんな、かわらず屋・・・」
ハーマイオニー「それを言うなら分からず屋って、あなたがに非がないのは分かってるけど・・・」
しんのすけ「ならこの事は、ほっといて欲しいゾ! 男同士のバリケードな問題なんだから」
ハーマイオニー「デリケートって言いたいの? それなら、もう言わないわ。」
ハーマイオニー「でもこっちの問題は放っておくわけには行かないわ!」
しんのすけ「こっちの問題?」
ハーマイオニー「あなたの名前がゴブレットから出てきた事よ! 貴方の周りに何らかの罠が仕掛けられてるのは確かだわ!」
しんのすけ「でも、オラにはどうしようも無いゾ・・・」
ハーマイオニー「なら大人に相談するのよ! 例えば、シリウスに!」
しんのすけ「・・・どうしてわざわざ逃亡中の人に相談するの? マクゴナガル先生でも良いと思うゾ!」
ハーマイオニー「それもそうね、・・・でももう手紙だしちゃったわ!」
しんのすけ「やれやれ、オシリスおじさんも大変だゾ・・・」
風間くん「げっ、談話室で顔を合わせないように散歩に来たのに、気づかれないうちに・・・」
しんのすけとハーマイオニーを避けて、ハグリッドの小屋の方へ向かっていく
風間くん「あれ、お客さんが来てるのかな・・・賑やかな声が聞こえる」
・・・・・
ハグリッド「まさか、お前さんにこんな偶然で会えるとは、嬉しいわいチャーリー」
チャーリー「いや、ルーマニアからドラゴンを連れてくるのは一苦労だったよ・・・」
風間くん(立ち聞きは良くないって、ママに言われてるけど・・・ドラゴンなんてどうするんだろ?)
ハグリッド「それにしても第一の課題から、飛ばしよる。」
チャーリー「まったくだよ、あのハンガリー・ホーンテールの相手をする選手が気の毒でならないよ」
風間くん(そんな、大変だ・・・)
オリバンダー「ではこれから杖調べをおこなうでの・・・」
しんのすけ「そんな、恥ずかしいゾ/// それに、女の子はどうやって調べるんだゾ?」
フラー「いったいあなーたは何を言ってるのでーすか?」
オリバンダー「いやいや、わしが調べるのは下の杖ではなく、魔法の杖のほうじゃよ」
しんのすけ「いや~ それを聞いて安心しました。」
そうして、オリバンダー老は一人ずつ杖を受け取り調べていった。
はじめにフラー、次にクラム、セドリック そして・・・
オリバンダー「さて、お待たせしましたの、しんのすけ君。杖を拝借」
オリバンダー「ヒイラギ28センチ、芯は不死鳥の尾羽。そうでしたな?」
しんのすけ「そうでしたっけ?」
それから、オリバンダー老はゆっくり時間をかけてしんのすけの杖を調べた。
オリバンダー「ふむ、今も最高の状態じゃ。」
しんのすけ「なにせ、大切に扱ってますから!」
???「ちょっとよろしいかしら? しんのすけ君」
しんのすけ「おばさん、誰?」
スキーター「だれがおばさん・・・いけない、いけない、私預言者新聞の記者ですの。」
しんのすけ「うちなら新聞はもう取ってますんで、結構です!」
スキーター「いえ、そういう事じゃなくてインタビューを・・・」
しんのすけ「でもオラ、今腹ペコだし、怪しいおばさんにかまってる暇無いゾ。じゃ、そうゆうことで~」
ロン「やあ、しんのすけ 杖調べはどうだった?」
しんのすけ「28センチだって!」
ロン「それは調べる前から分かってることじゃないか・・・」
ロン「あのさ、ディーンはシェーマスから聞いて、シェーマスはフレッドから、フレッドはスネイプから聞いて・・・」
しんのすけ「フレッドがスネイプから聞いたの?」
ロン「あ~途中で話かけられて忘れちゃったよ。」
しんのすけ「ロンなんか変だゾ。」
ロン「もういいや、結論だけ言うよ。いいかい」
ロンは声を潜める
ロン「第一の課題はドラゴンだって、風m・・風のうわさで聞いたんだ。」
しんのすけ「ドラゴンを育てるの? ハグリッドみたいに?」
ロン「多分違うと思う。でもドラゴンなんてどう相手したらいいのか・・・・」
しんのすけ「オラもサッパリ分かりませんな!」
ハーマイオニー「しんのすけ、こっちに来て!」
しんのすけ「どうしたの?」
ハーマイオニー「シリウスが今、暖炉から出てくるって」
しんのすけ「泥棒生活で忙しいのに大変だね、おじさんも」
ハーマイオニー「それを言うなら、逃亡生活って泥棒も確かにしてるでしょうけど・・・」
その時
シリウス「それは聞き捨てならないワン! 泥棒は猫がするものだ」
しんのすけ「オシリス!」
シリウス「やあ、元気だったかい? オシリスって中々かっこいい響きじゃないか!」
ハーマイオニー「由来は物凄く格好悪いけどね・・・」
シリウス「何はともあれ、大変なことになっているみたいじゃないか?」
しんのすけ「そうなんだゾ、明日までにレポート羊皮紙ふた巻きだゾ!」
ハーマイオニー「ギリギリまでほっとくからよ、後で見てあげるから。」
シリウス「その、私は逃亡中だから、出来れば早く本題の方に入りたいのだが・・・」
しんのすけ「そういえば、さっきロンが第一の課題はドラゴンだって」
ハーマイオニー「何ですって!?」
シリウス「なるほど、簡単ではないが手はある。」
シリウス「君の名前をゴブレットに入れた奴だ。誰か君の近くに闇の魔法使いらしき人間はいないか?」
しんのすけ「う~ん・・・セブルス・スネイプとか?」
シリウス「ワハハハハ それは確かに、だが奴はダンブルドアの元ではたらいているし、まじめな話では違うだろう。」
ハーマイオニー「それじゃ、ほかに誰が・・・」
シリウス「イゴール・カルカロフ、奴は元デスイーター、ヴォルデモートの手先だったが、仲間を魔法省に売り渡し釈放された。」
ハーマイオニー「それで今、ダームストラングの校長やってるって訳? 法律が甘すぎるんじゃないかしら?」
シリウス「同感だよ、ハーマイオニ-。でも我々にはどうしようもない。国が野放しにした悪党だろうが、身の安全は自分で守らねば・・・」
シリウス「いいか、しんのすけ。友のそばを離れるな、ハーマイオニーやロン、そしてあのお辞儀が上手な・・・だれか来たようだ、また会おう」
風間くん「話し声が聞こえたけど、一体だれさ?」
しんのすけ「誰でしょう?櫻井翔」
風間くん「ま、良いけど・・・」
ハーマイオニー「結局、ドラゴンの対策は聞きそびれちゃったわね・・・」
しんのすけ「まったく、頼れるんだか、頼れないんだか・・・」
ムーディ「本日はこれまで。野原、少し残れ。」
しんのすけ「え~ オラ、そんなにおできが悪かった?」
ロン「それを言うなら、出来が悪いさ!」
ハーマイオニー「それに、貴方は上出来も良い方よ。ついに、服従の呪文を破ったじゃない!」
ムーディ「さ、早く来い・・・」
ムーディ「それで、課題の準備は順調か?」
しんのすけ「何の課題? 最近は一杯あって困っちゃうゾ」
ムーディ「決まってるだろう、ドラゴンだ」
しんのすけ「先生、ルールじゃ先生が手伝うのは錦糸卵だって・・・」
ムーディ「別にわしは直接手助けなどせん。それにクラムやフラーも校長達から間違いなく聞いておる。」
ムーディ「まずひとつ目のアドバイスだ。自分の強みを生かせ」
しんのすけ「オラの強み・・・?」
ムーディ「すぐに分からずとも良い、次に必要なものを簡単な呪文で手に入れろ。ワシからは以上だ。」
しんのすけ「うーん、こってり分かりませんな。じゃ、オラ呪文学があるからこれで失礼シマリス!」
しんのすけ「お、あれはセドリックだゾ。そういえばセドリックはドラゴンの事知ってるのかな?」
しんのすけがセドリックに近づくと、彼の友人がしんのすけにバッジをみせる
『真のチャンピオンセドリック・ディゴリーを応援しよう!』
彼らがバッジを押すと、文字が変化した。
『汚いゾ しんのすけ』
しんのすけ「セドちゃん、少し話せる?」
セドリック「いいけど、ああ、みんなは先に行ってて」
セドリック「ごめん、あのバッジ外せって言ってるんだけど・・・」
しんのすけ「・・・オラも一つ欲しいゾ」
セドリック「ええっ?まあスリザリンの連中がしょっちゅう配ってるけど・・・それで何か用かい?」
しんのすけ「妖怪じゃなくて、ドラゴンだゾ!」
セドリック「えっ? どういう事?」
しんのすけ「第八の課題はドラゴンだゾ!」
セドリック「第一だと、思うけど・・・わざわざそれを教えに?」
しんのすけ「いや、たまたま見つけたから」
セドリック「ありがとう、この恩は必ず返すよ。」
しんのすけ「利息はつけなくてもいいゾ!」
ハーマイオニー「ムーディ先生がそんなことをおっしゃったのね・・・」
ロン「しんのすけの強みって言えばクィディッチだよな、もちのロンで!」
しんのすけ「でも、箒は持ち込み禁止だゾ」
ロン「そっかあ」
ハーマイオニー「でも、杖は持ち込めるわ! 呼び寄せ呪文よ!」
それから第一の課題までの時間 しんのすけは呼び寄せ呪文を練習した。
しんのすけ「博多の塩!」
しんのすけ「抹茶塩!」
しんのすけ「オグシオ!」
ゴチン!
ハーマイオニー「真剣にやりなさい! 真剣に!」
しんのすけ「アクシオ!」
そして・・・・
バクマン「さあ、準備は良いかな? この中にはこれから諸君が対峙するある生き物のミニチュアが入っている。」
バクマン「では、デラクール嬢からこの袋に手を入れて一つ掴み出して・・・」
フラーは震える手でミニチュアを掴み出す
バクマン「ウェールズ・グリーン種だ。次はミスター・クラム 中国火の玉種だ」
バクマン「さ、ディゴリー君どうぞ。 スウェーデン・ショート・スナウト種だ。最後はしんのすけ君さ、」
しんのすけ「ねえ、どうして同じ種類のドラゴンで競わないの?」
バクマン「そう言われれば・・・まあいいから、 ハンガリー・ホーンテールだ!」
バクマン「これで良し、諸君は今からこのドラゴンが守る卵を奪ってもらう、これが次の課題のヒントとなる」
バクマン「ドラゴンは眠っている間に卵をすり替えられているので、わが子の様に守るだろう。では先ずディゴリー君から合図がしたら競技場に!」
ドカン!
バクマン「ディゴリー選手は岩を犬に変身させ囮に、クラム選手は結膜炎の呪いで、うまくドラゴンの弱点を突きました!」
バクマン「ミス・デラクールは生憎上手くいきませんでしたが・・・一体、最年少の選手はどうやってドラゴンに立ち向かうのでしょうか?」
風間くん「ああ、いよいよだ・・・」
マルフォイ「ドラゴンがどうやって野原を[ピーーー]か見物フォイ!」
バキッ!
風間くんがマルフォイを殴りつける!
風間くん「どうして、そんな事言えるんだ! (しんのすけが仲直りもせず死んじゃうなんて、絶対やだ!)」
ハーマイオニー「いよいよね・・・・」
ロン「アクシオだぞ。頼むよ」
ドカン!
ビュン!
突如ホーンテールはその名の由来となった凶悪な尻尾を、鞭のようにしならせ振るってくる
しんのすけ「ヒョイ!」
空中で宙返りしてそれをかわすが、ホーンテールは次々に攻撃を仕掛ける
しんのすけはたまらず岩陰に隠れる。
しんのすけ「そうだった、アクシオ 箒!」
すると、何かが物凄いスピードで風を切りこちらに向かってくる。
ロン「よし!」
しんのすけは箒に飛び乗る・・・が
しんのすけ「あれ、これ飛ばないゾ」
ハーマイオニー「掃除用の箒を呼び寄せてどうするのよ!」
ゴオッ! ホーンテールは尻尾の攻撃を諦め火を噴きだす。
しんのすけ「どうしよう、お助け、お助け・・・・!」ピコーン!
しんのすけは再び杖を構える
「救いのヒーロー、見参」
バクマン「何だ?あの守護霊は!? 見た事が無い!」
しんのすけ「ぶりぶりざえもん!」
守護霊「何かようか? あのフードの奴は居ないようだが・・・」
しんのすけ「いやぁ~、あのドラゴンからオラをお助けしてくれないかなって・・・」
守護霊「なんて人使い、いや守護霊使いの荒い。私は帰るぞ! ・・・だって怖いもん」
しんのすけ「役立たず!」
守護霊「なんだと~ 誰が役立たずだ、そんな偉そうな事は私に勝ってから言え!」
しんのすけ「でも、今のぶりぶりざえもんって火とか効くの?」
守護霊「そういわれて見れば、さっきからドラゴンの吐く火が、ケツに当たってる気がするが、熱くない」
しんのすけ「じゃ、おねが~い」
守護霊「私は救いのヒーローだ。正義のためにしか動かん。」
しんのすけ「実はあのドラゴンは卵をすりかえられて、やりたくも無いのにこんな事してるんだゾ! 正義の味方がこれを放っておいちゃダメだゾ!」
守護霊「ふむ、なら仕方ない・・・さっさとこの競技を終わらせるとしよう。」
守護霊「どうも! 往診に来ました。さっ、お母さん ちょっと私達で卵を診ますね。」
しんのすけ「あらら、これはニセモノの卵ですね・・・」
守護霊「それじゃ、しんのすけ 今度は人助けで呼んでくれ・・・」
バクマン「何という事だ! 最年少の選手が最短時間で卵を取りました。」
バクマン「しかし、卵のすり替えに気づいたドラゴンは、ドラゴン使いでも手が負えなくなっております!」
やっとの事で騒動が収まった後、しんのすけの採点結果が発表された。
バクマン「これは、クラム選手と同点で一位に躍り出ました!」
ロン「やったな、しんのすけ!」
ハーマイオニー「あなたが清掃用の箒を呼び寄せた時は、私・・もうだめかと・・・」
マクゴナガル「素晴らしかったです! あなたらしい解決法でした。」
しんのすけ「いやぁ、それほどでも・・・」
二人の目が合う
風間くん「しんのすけ、ごめん! お前が名前を入れたりする筈ないのに・・・」
風間くん「いつも、物事の中心に居るお前が羨ましくて、でも、それを素直に言えなくてお前に酷い事・・・」
ハーマイオニー「風間くん・・・」
しんのすけ「頭痛が治ったみたいで良かったゾ! オラ気にしてないゾ!」
風間くん「・・・しんのすけ!」
その時、
リーター「しんのすけ君、すごいざます! 今の気持ちについて一言くれない?」
しんのすけ「バイバイ!」
こうして4人は城に引き返すのだった。
ジョーダン「まさか、あんな守護霊の使い方をするなんて・・・」
フレッド「ぶりぶりざえもんだったっけ? しんのすけらしいよな!」
パーバティ「ねえ、しんちゃん。その卵あけて見てよ!」
しんのすけ「え? 生まれるまで待つゾ!」
風間くん「何が生まれると思ってるんだよ!」
ロン「懐かしいね、このツッコミ」
ハーマイオニー「やっぱりこうでなくっちゃ!」
ジョージ「さあ、みなさんW・W・W(ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ)の新製品カナリアクリームをお試しあれ!」
ハーマイオニー「W・W・W?」
ロン「フレッドとジョージが言うには、いたずらグッズ販売の事業をするんだって・・・」
フレッドがネビルにカナリアクリームを食べさせると、何とネビルが・・・
しんのすけ「カナリアになったゾ! オラも食べたい オラにも!」
フレッド「お前ならそう言ってくれると思ってたさ! 無料で一個進呈さ!」
しんのすけは鳥に変身するや否や、激しく羽ばたきそこらじゅうを飛び回った。
しんのすけ「オラ、飛んでるゾ!」
風間くん「しょっちゅう箒で飛んでるじゃないか・・・」
結局みんながベッドに入ったのは1時を過ぎてからで、ハーマイオニーと風間くん以外は、居眠りでこっぴどくマクゴナガル先生に叱られるのであった。
ハグリッド「お互いを傷つけないように、棘の所に縄をかけてくれ!」
ロン「こいつらが互いを傷つける事よりも、僕らを傷つける事を気にするべきじゃないのか?」
ハグリッド「何いっちょる、こいつらはちょっとじゃれとるだけだ。な~んも悪さなんてしてねえ」
そうして、スクリュートと悪戦苦闘した後
ハーマイオニー「ちょっと来て欲しいの!とくに、しんのすけに!」
風間くん「そっちは厨房じゃないか?」
しんのすけ「オラつまみ食いの共犯にはならないゾ!」
ハーマイオニー「私がそんなに食い意地が張ってると思う? 見せたい物があるのよ!」
そうして厨房の戸を開けると
しんのすけ「ドビー!」
ロン「これが、しんのすけの言ってた、しもべ妖精かい?」
ドビー「ドビーの方から挨拶に参ろうと思っていたのですが、まさか、しんのすけ様の方から訪ねて下さるとは!」オイオイオイ
風間くん「感激して嬉し泣きしてるや」
しんのすけ「お鼻は大丈夫?」
ドビー「治るまでに時間はかかりましたが、今はすっかり!」
ドビー「さぁ、お友達のみなさまも中にはって紅茶でも召し上がりください!」
しんのすけ「オラしぶ~いおちゃちゃがいいんだけど・・・」
ドビー「勿論ご用意できます。さあ、どうぞ中へ!」
しんのすけ「やっぱりこれに限りますなぁ」
ハーマイオニー「日本のお茶って初めて飲んだけど、心地いい苦味があるわね!」
ロン「それにこのライスで出来たクラッカーも最高さ!」バリッ ボリッ
風間くん「それで君はここで働いてるの?」
ドビー「左様でございます!」
ハーマイオニー「ちゃんとお給料は頂いてるの?」
ドビー「週に1ガリオン頂いております!」
ロン「それって大分少なくないかい?」
しんのすけ「やっぱり学校の経営が行き詰ってるんだゾ!」
ドビー「いいえ、ダンブルドア先生は週に10ガリオン払ってもいいと仰いました。でもそれはドビーには多すぎるのです!」
風間くん「ウィンキー以外の妖精もかわってるんだね・・・」
ドビー「ウィンキーも今はここで働いております、ワールドカップでクラウチ氏にクビにされたものですから・・・」
ドビー「しんのすけ様、今度はドビーの方からお訪ねしても構いませんでしょうか?」
しんのすけ「いつでもウェルコムだゾ!」
風間くん「それを言うならウェルカム!」
マクゴナガル「今年のクリスマスはみなさんにとっては特別な日となります。」
しんのすけ「ついに、サンタさんに会えるの?」
クスクス
マクゴナガル「貴方にももう少し上級生としての自覚を持って欲しい所です。」
マクゴナガル「今年はクリスマスに三大魔法学校対抗試合の伝統として、クリスマスにダンスパーティを行います!」
しんのすけ「ダンスパンティー?」
風間くん「ダンスパーティ!」
マクゴナガル「特に代表選手のミスター野原にはパーティの最初にパートナーと踊ってもらいます。」
しんのすけ「いやぁ、みんなの前でやるのは流石に恥ずかしいゾ///」
風間くん「別にぞーさん踊りをしろとは言われてないからな! 寧ろ絶対にするな!」
ロン「でも、どうしよう。クリスマスまでにパートナーを見つけなきゃ・・・」
風間くん「しんのすけ、お前だれを誘うんだ?」
しんのすけ「オラもう決めたゾ!」
ロン「一体誰さ!?」
しんのすけ「まあ、見てろって千葉ロッテ!」
しんのすけは近くに居た女性に声をかける
しんのすけ「ねえねえフラー、オラと一緒にダンスパーティに行かない?」
フラー「あなーたとわたーしではとても滑稽にみえまーす。」
しんのすけ「コッケイ? それってオッケイって事?」
風間くん「前にも行ったろ、滑稽つまり馬鹿馬鹿しいってことさ・・・」
フラー「わたーしはもう相手がいまーす、ほか当たってくださーい。」
ロン「まあ、こうなることは分かってたさ!」
風間くん「それにしても、女の子を誘うなんて・・・」
しんのすけ「初心な風間くんにはバーベルが高いゾ」
風間くん「それを言うならハードルだろ! それに余計なお世話さ!」
ロン「でも、このままじゃ、僕達相手が居なくてダンスパーティ行けないよ。」
ロン「こうなったら最後の手段だ!」
しんのすけ「男同士で行くの?」 女子生徒「あの、もし良かったら私と・・・」
風間くん「僕は絶対お断りだ!」
女子生徒「そんな! 酷いわ!」ダッ
しんのすけ「あーあ、風間くん 折角申し込まれたのに・・・」
風間くん「お前が変なこというせいだろ!」
風間くん「それでロンのいう最後の手段って何なのさ?」
ロン「ハーマイオニーを誘うんだ!それとジニーも!」
しんのすけ「ほうほう!」
しんのすけ「ハーマイオニー、オラとダンスパーティいかない?」
ハーマイオニー「もっと早くに言ってくれたら、良かったのに・・・私もう他の人と約束してしまったわ・・・」
ロン「一体、誰とだい? そんな事って・・・」
ハーマイオニー「失礼しちゃうわ! ごめんなさいね、しんのすけ」
しんのすけ「いえいえ、お構いなく~」
風間くん「そんな余裕こいてる場合じゃないぞ、お前はみんなの前で踊らなきゃいけないんだから」
そのとき、
アシリア「ねえ、しんちゃん、私とパーティ行かない?」
しんのすけ「行くゾ!」
アシリア「決まりね!」
風間くん「さっき断られたばかりなのに、あいつの決断の早さは一体何なんだ・・・」
ロン「こうなったら、僕らもやるしかない。」
風間くん「やあ、パーバティ。僕ダンパティいたい?」カアァァ
パーバティ「何?風間くん?(やだ、かわいい)」クスクス
風間くん「あの、僕とダンスパーティに行かない?///」
パーバティ「いいわよ」クスクス
ロン「ラベンダー、僕と一緒にダンスパーティに行ってくれない?」
ラベンダー「オーケーよ」クスクス
こうして何とか3人はパートナーを確保したのだった。
アシリア「ドレスローブ、決まってるじゃない、しんちゃん!」
しんのすけ「馬子にも衣装って奴ですな!」
アシリア「それは違うと思うわ」クスクス
アシリア「しんちゃんと一緒だと楽しくなりそうだわ!」
しんのすけ「オラもケイティと一緒で嬉しいゾ」
アシリア「私はアシリアよ!」
しんのすけ「・・・ほんのジョークだゾ!(汗)」
そして代表選手とそのパートナーが集まる。
セドリックはチョウと、フラーはロジャー・デイビースと、そしてクラムは・・・
アシリア「あの子、誰かしら?」
しんのすけ「ふむ、まだ少し幼い気もしますが、中々美人ですな・・・」
その時、クラムのパートナーから声がかかる
ハーマイオニー「ハァイ、しんのすけ! ケイティ!」
アシリア「だから、アシリアよ!」
アシリア「しんちゃん上手ね!」
しんのすけ「いやぁ、それほどでも~~」
ハーマイオニー「ダンスがこんなに体力を使うなんて・・・」
そして、他の生徒も加わり始める
パーバティ「風間くん、・・そこ腰じゃなくておしりよ//」
風間くん「はわわ、ごめん///」
ラベンダー「そのドレスローブどうしたの?」
ロン「そこは、触れないでくれ・・・」
ダンブルドアはマクゴナガル先生と、ハグリッドはマダムマクシームと踊っている。
しんのすけ「フィルチさんは猫と踊ってるゾ・・・」
アシリア「本人が楽しければそれでいいのよ!」
セドリック「しんのすけ、ちょっと話せるか?」
しんのすけ「良いけど・・・」
セドリック「しんのすけ、卵の調子はどうだ?」
しんのすけ「オラ、今ベッドで暖めてるけど・・・」
セドリック「良いかい? あれは孵すために与えられたんじゃない」
しんのすけ「じゃあ、食べるため? オラ何にしようかな・・・目玉焼きかな?」
セドリック「あの中には食べられるものなんて、入ってない!」
セドリック「良いかい? 卵を水の中で開けてみるんだ。風呂場なんかがいい。」
しんのすけ「温泉卵にでもするの?」
セドリック「だから違うって、5階の監督生の風呂場を使ってみるといい。それじゃ、おやすみ」
風間くん「それじゃ、行こうか!」
しんのすけ「なんで風間くんとロンまでついて来るの?」
ロン「そりゃ、監督生の風呂場なんて気になるじゃないか!」
しんのすけ「ま、監督生なんて縁がなさそうですからな」
ロン「余計なお世話さ!」
ハーマイオニー「でも、貴方達だけずるいわ・・・」
しんのすけ「じゃあ、ハーマイオニーも来る?」
ハーマイオニー「行きません!//」
三人は透明マントに隠れ廊下を移動する
そして風呂場に着くと、
しんのすけ「あ、卵忘れたゾ!」
風間くん「とって来い!」
風間くん「この蛇口のお湯まるでシルクみたいだよ!」
ロン「こっちの泡はまるで羽毛だ!」
はしゃぐ2人を余所に、しんのすけは卵を水に入れる。
しんのすけ「それで、ここをひねるのかな・・・」
すると、卵から音が聞こえてくる。
しんのすけ「何かの歌かな?」
その時、
マートル「やあ、しんちゃん!」
しんのすけ「おお、ロートル!」
マートル「マートルよ! 貴方も水に顔をつけてみたら? セドリックはそうしてたわよ!」
しんのすけ「ほうほう、なら物はたましいで・・・」
マートル「酷いわ! ゴーストの前で魂なんて! 私にはもうあるのか定かじゃないのに!」
しんのすけ「なら物はためしで・・・」
すると、歌の歌詞がはっきり聞こえる
『さがしにおいで こえをたよりに
地上じゃ歌は 歌えない
探しながらも 考えよう
我等が捕らえし 大切なもの
探す時間は 一時間
取り返すべし 大切なもの
一時間のその後は もはや望みはありえない』
ハーマイオニー「今、分かってるのは制限時間が一時間で、」
風間くん「水中人(マーピープル)もしくはそれに類するものから、」
ロン「何か大事なものを取り返さないといけないって事だよね!」
しんのすけ「でも、オラ泳ぎの特訓しかしてないゾ!」
ハーマイオニー「貴方が自分で何とか出来るって言ったのを、信じたのが馬鹿だったわ!」
しんのすけ「全くですな!」
風間くん「威張ってる場合か!」
ロン「・・・どうしたんだいネビル? 今取り込んでて・・・」
ネビル「風間くんと、ハーマイオニーを呼び出して来いってマクゴナガル先生が・・・」
ハーマイオニー「よりによってこんな時に!」
風間くん「何のようかな?」
ロン「ま、すぐ戻ってくるだろ・・・」
しかし、ロンの楽観的な読みは外れ、二人はその日寮に戻ってこなかった・・・
ロン「起きろ! もう30分前だ!」
???「起きてください、しんのすけ様!」
しんのすけ「・・・何?」
ロン「何じゃないよ! あと30分で試合開始だ!」
ドビー「これを、湖に入る前に食べるのです!」スッ
しんのすけ「ヌメヌメして、気持ち悪いゾ・・・」
ドビー「ギリウィード、鰓昆布でございます。これで水中でも呼吸が出来ます。」
ロン「しんのすけ、第二の課題で君が取り戻さなきゃいけないのは、トオルなんだ!」
しんのすけ「風間くんが!? 変態だ・・・オラが、お助けしなきゃ!」
しんのすけ「湖に入る前に、食べればいいなら・・・今の内に食べとくゾ!」
しんのすけは鰓昆布を口に入れるが・・・・
しんのすけ「ウエッ、これ物凄く生臭いゾ!」
余りの不味さに思わず吐き出してしまう!
しんのすけ「どうしよう・・・」
途方に暮れるしんのすけの目にあるものが目に入る。
???「試合観戦のお供に如何ですか~?」
しんのすけ「オラに頂戴!」
フレッド「しんのすけ、試合はどうした? もう急がないと・・・」
しんのすけ「試合にそのカナリア・クリームが必要なんだゾ!」
ジョージ「良く分かんないけど、それなら必要なだけもってけよ!」
しんのすけ「流石、太もも~~!」
フレッド「その代わり、最高の宣伝をしてくれよ!」
しんのすけはカナリア・クリームを持てるだけ持って湖に急いだ
バクマン「さて、野原選手はまだでしょうか? おーっとビスケットサンドのようなものを大量に持って現れました!」
バクマン「さて、これから4人の代表選手は一時間のうちに奪われたものを取り戻します。では合図と共にスタートです。」
ピーーッ
ホイッスルの音と共に選手達が一斉に水中に飛び込む・・・しんのすけを除いて
バクマン「なんという事だ、しんのすけ君。持ってきたビスケットサンドを物凄い勢いで食べております。お腹が空いているのか?」
ロン「しんのすけ、鰓昆布はどうしたんだよ・・・」
マクゴナガル「ああ、アルバス・・・私は恥ずかしくて見てられません・・・」
マルフォイ「愚かしさもここに極まったフォイ!」
しかし、しんのすけの体に変化が起き始める
バクマン「ああーっと何という事だ! なんと巨大なカナリアに変身してしまった!」
しんのすけは嘴で杖を咥えると、飛び立った
しんのすけ「風間くん、今行くゾ!」
ロン「マーリンの髭!」
しんのすけ「見つけたゾ!」
風間くんの他に、ハーマイオニー、チョウチャン、そしてフラーを一回り小さくした様な銀髪の少女が縄で拘束されている。
ちょうどその時、カナリアクリームの効果が切れる
しんのすけは、口に咥えていた杖を、手に持ち替え水に飛び込む
しんのすけ「カンチョー水泳を思い出すゾ!」
しんのすけ「オラが一番乗りみたいだゾ」
しんのすけは杖を風間くんに向ける。
しんのすけ「アッパレ!」ボコッ
しかし、何も起こらない。
しんのすけ「違ったゾ・・・エマンシパレ!(解け)」ボコッ
風間くんは縄から解放される。
しんのすけ「水の中で呪文を唱えるのは大変だゾ!」
しんのすけは息継ぎのため湖面に浮上すると、大きく息を吸い今度はハーマイオニーに杖を向ける。
その時、静観していた水中人の一人がしんのすけに槍を向ける。
水中人「自分の人質だけ連れて行け!」
しんのすけ「その子もオラの友達だゾ!」モガモガ
しんのすけ「頭に金魚鉢被ったり、上だけ鮫になったり変なの・・・」
しんのすけ「そうだ、オラの防水時計で時間を確かめるゾ!」
しんのすけは油性マジックで書いた腕時計を確認する。
しんのすけ「あと、20分なんて・・・フラーは間に合わないゾ!」
しんのすけ「多分あの子は、フラーの妹だゾ・・・ここでお助けしなきゃ!」
しんのすけは水中人の槍も気にせず、少女の拘束を解き放つ。
そして、風間くんと少女の二人を抱えて泳ぎだす。
しんのすけ「バタ足だけじゃツライゾ・・・風間くんが目を覚ましてくれたら・・・」
しんのすけは風間くんに目覚めのキスをする。
風間くん「・・・! しんのすけ、お前何してんだよ!」
しんのすけ「人工呼吸だゾ!」
風間くん「それでこの子は?」
しんのすけ「多分、フラーの妹だゾ」
風間くん「どうしてこの子まで連れてきたのさ・・・」
しんのすけ「何?二人きりが良かった?」
風間くん「そういう事じゃない! 兎に角、今は岸に急ごう」
風間くん「水魔だ! こっちに来る」
しんのすけ「風間くんはその子と岸に行って! 杖のあるオラが食い止めるゾ!」
しんのすけは杖を構える
しんのすけ「黒潮!」
しかし、何も起こらない。その隙に水魔はしんのすけの足に絡みつき、湖底に引きずりこむ。
しんのすけ「ガポッ・・・」
酸素を断たれ、薄れ行く意識の中に正しい呪文が浮かび上がる。
しんのすけ「レラシオ!(放せ!)」
水魔の手は解かれた。そして・・・
バクマン「ついに、最後の代表選手が戻って参りました!」
ハーマイオニー「ああ、無事でよかった。泳ぎの練習しかしてなかったからどうなるかと・・・」
ムーディ「いや、お前には冷や冷やさせられる、なにせ鰓k」
しんのすけ「えら?」
ムーディ「・・・えらく時間がかかったからな」
風間くん「今、審査員の方で協議されてる。お前僕達の所には一番でついたらしいじゃないか!」
フレッド・ジョージ「おかげでカナリアクリームは売り切れさ!」
ロン「人質を二人も助けたから、順位が繰り上がるかも!」
そこに、フラーと妹がやってくる
フラー「あなーたは一位になるべきです、ダンスの誘い断ったわたーしの妹を助けてくれました・・・」
しんのすけ「オラ過去は振り返らない主義なんで!」
フラー「どうもありがとう!」チュッ!
しんのすけ「ポッポー!///」
風間くん「僕も、手助けしたんだけど・・・」チラッ
しんのすけ「じゃ、オラから・・・///」
風間くん「うわぁ、やめろおぉおぉ!」
バクマン「一位はセドリック・ディゴリー 見事な泡頭の呪文で一番に人質を連れ帰りました!」
ハッフルパフ生が歓喜にわく
バクマン「そして、制限時間をオーバーした、野原しんのすけの使ったカナリア・クリームの効果は非常に大きい!」
バクマン「水中人の話では一番に人質の下に辿り着いた、しかしこうして帰りが遅れたのは自分以外の選手を助けようとしたからだと。」
バクマン「この行為に審査員の殆どが一位に成ってしかるべしと考えました。・・・が一人の反対にあい2位という事になりました!」
バクマン「実に道徳的な行いです!」
風間くん「しんのすけ、やったじゃないか!」
ロン「一位に反対した一人は間違いなくカルカロフさ。所持金全部かけてもいい!」
ハーマイオニー「あなた、この間ホグズミードで一文無しになったばかりじゃない!」
しんのすけ「ま、オラは順位なんてどうでもいいゾ! みんな無事ならそれで」
ハーマイオニー「さ、第三の課題に向けて練習するわよ。」
ロン「危険に対処するちょっと危険な呪文集・・・物騒な本だね・・・」
しんのすけ「ほうほう、飴には飴をハムにはハムをっていう奴ですな!」
風間くん「それを言うなら、目には目を歯には歯をだよ」
ハーマイオニー「この中から役立ちそうな呪文をピックアップしてみたわ! まずは『ステューピファイ!(麻痺せよ)』」
ロン「ワールドカップで僕らが使われた奴じゃないか」
しんのすけ「ほうほう、じゃ、みんな練習がんばって!」
3人「お前が練習するんだよ!」
しんのすけ「ステューピフォイ!」
ハーマイオニー「違うわ、ステュ-ピファイよ!」
風間くん「ただでさえ実験台は怖いのに、しんのすけがは鱈目な呪文唱えるなよ。」
そして、
しんのすけ「ステューピファイ!」
バタン
しんのすけ「あー! 風間くん!」
ハーマイオニー「大丈夫よ、エネルベート!」
風間くん「イテテ、そろそろ、実験台交代しようよ・・・」
ハーマイオニー&ロン「いや、しんのすけはもう十分上手くなったわ(よ)!」
風間くん「どうだか・・・」
しんのすけ「まだ、やるの?」
ハーマイオニー「当たり前よ!」
しんのすけ「オラ、もう限界だゾ! インペディメンタ!妨害せよ!」
しんのすけは3人に妨害呪文をかける
しんのすけ「じゃ、そういうことで~」
3人「待たんかーーい!」ノロノロ
自由を得たしんのすけは校庭に飛び出す
しんのすけ「やっぱり、新鮮な空気はたまりませんなぁ。お、あれは・・・」
クラウチ「ダンブルドアに伝えなきゃナキャナキャ、息子スコスコ生きてると」
しんのすけ「おじさん、ラップでもしてるの?」
クラウチ「ダンブルドアを連れて来て、ワシのもとに連れて来て。一刻も早く連れて来て」
しんのすけ「ほうほう、仕方ない。一肌だけ脱いでやりますか!」
しんのすけ「あれ、さっきのクラウチさんもう校長室にいるゾ!」
とりあえず、校長室に行くと、
ムーディ「どうした、野原。何かダンブルドアに用か?」
しんのすけ「いや、クラウチさんに校長先生に会いたいってお願いされて・・・でも、クラウチさんはもう居るみたいだけど、一応・・・」
ムーディ「! まことか! ほう、その地図・・・ワシに貸してくれんか?」
しんのすけ「何に使うの?」
ムーディ「正義の為だ、これがあれば悪い魔法使いを見つけやすいからな。」
しんのすけ「ま、そ~ゆう事なら・・・」
ムーディ「恩に着る、そうだ、校長室の合言葉は、ゴキブリゴソゴソ豆板!」
ガーゴイルの像が動き出す。
ダンブルドア「わしに何か用かね?」
しんのすけ「オラじゃなくて、クラウチさんが森の近くでせんせ~をつれて来いって」
ダンブルドア「ふむ、すぐに行くとしよう。」
ダンブルドアは去り際に言った。
ダンブルドア「折角ここに来たんじゃ、わしのお気に入り噛み付きキャンデーでも食べていったらどうかね?」
しんのすけ「せんせ~ふともも~!」
しんのすけ「神憑きキャンデーなんて楽しみですなぁ」
しんのすけがキャンディーを一つ取ると、
しんのすけ「イテッ、この飴オラの指を噛んだゾ! 全然ツイてないゾ!」
飴に興味を失ったしんのすけは大きな部屋を見渡す。
しんのすけ「いろんな道具が一杯だゾ! ・・・この水盆はおたまじゃくしでも飼ってるのかな?」
しんのすけは水盆を覗き込む
しんのすけ「オラ、白いおたまじゃくしなんて、初めて見たゾ! 何色のカエルになるんだろ?」
しんのすけは更に顔を近づける。すると、水盆の中の液体は眩く光り、しんのすけを飲み込んでしまった!
なにやら大勢の魔法使いが会議の様なものを開いている
しんのすけ「困ったゾ・・・オラ、また魔法の世界に来ちゃったゾ!」
しんのすけ「それに、目つきの悪い大人バッカリだゾ。もっとデラックスしないと・・・」
ダンブルドア「もう少し、リラックスしてはどうかね、アラスター」
ムーディ「そう呑気に構えてられるか! 奴等にワシの部下が何人やられたか・・・」
ダンブルドア「・・・そうじゃな、哀れなロングボトム夫妻よ」
しんのすけ「ロングボトム負債!? 一体、どんな借金なんだろ・・・」
そうこうしてる内に一人の男が連れてこられる
クラウチ「イゴール・カルカロフ お前は魔法省に情報提供するため、アズカバンからここに連れて来られた。そうだな?」
カルカロフ「はい、その通りでございます閣下」
クラウチ「では、聞こうか。仲間のデスイーターの名前を」
カルカロフ「一つご理解いただきたいのは、すべてのメンバーを知っているのはあの人だけでした!」
ムーディ「それは賢い手だ、お前のような奴が全員を売り渡す事を防げるからな!」
しんのすけ「あの人? ヴォルデモートの事?」
しんのすけ「誰も驚いて無いゾ。みんな肝が体育座りしてますなぁ!」
カルカロフ「ロジエール、ルックウッド、トラバース。」
クラウチ「ふむ、これで全部なら、アズカバンにまたしばらく居てもらうが・・・」
カルカロフ「もう一つだけとっておきの名前が・・・セブルス・スネイプ」
ダンブルドア「セブルス・スネイプはヴォルデモート失脚より前にこちら側に戻った。そして危険なスパイ任務を敢行した!」
カルカロフ「違う! 奴はこちら側のスパイだ!」
しんのすけ「俗に言う、うな重スパイという奴ですな!」
クラウチ「もう良い、アズカバンで我々の決定を待つが良い。」
そして、場面は移り変わり・・・・
カルカロフ「ロジエール、ルックウッド、トラバース。」
クラウチ「ふむ、これで全部なら、アズカバンにまたしばらく居てもらうが・・・」
カルカロフ「もう一つだけとっておきの名前が・・・セブルス・スネイプ」
ダンブルドア「セブルス・スネイプはヴォルデモート失脚より前にこちら側に戻った。そして危険なスパイ任務を敢行した!」
カルカロフ「違う! 奴はこちら側のスパイだ!」
しんのすけ「俗に言う、うな重スパイという奴ですな!」
クラウチ「もう良い、アズカバンで我々の決定を待つが良い。」
そして、場面は移り変わり・・・・
4人の魔法使い、魔女が議場の中央で拘束されている
男「父さん、僕はやってない、知らなかったんだ!」
クラウチ「お前のような息子など、私には居ない!」
泣き叫ぶ若者とは対照的に、魔女は堂々と言い放つ
魔女「いずれあの方は甦る! その時最高の栄誉を受けるのは、最も忠実な従者である我々なのだ!」
しんのすけ「これがカルタ信者という奴ですか」ほうほう
???「それを言うなら、カルトじゃろうて」
そのとき、しんのすけは誰かに腕を引っ張られる
しんのすけは水盆の中から引っ張りあげられる
しんのすけ「おお、せんせ~ちょっと老けた?」
ダンブルドア「むしろ、さっきまでの君が若返ったわしを見ておったのじゃ。」
ダンブルドア「あれはわしの記憶でな、これは憂いの篩と言って記憶を追体験できる装置なのじゃ」
ダンブルドア「それと、ネビルの両親が拷問を受けた事は誰にも言うでないぞ・・・ネビル本人が事実を受け入れ、打ち明けるまでは・・・」
しんのすけ「負債じゃなくて、夫妻だったのか・・・オラ股が裂けても言わないゾ!」
ダンブルドア「それを言うなら口が裂けてもじゃ」クスクス
ダンブルドア「今日はもうお帰り・・・・しかしバーティは一体どこに行ってしもうたのかのう・・・」
フラーやセドリック、クラムの両親が応援に来ている。
風間くん「僕達は親が日本だから、来るのは難しいね」
ロン「それは、魔法無しならの話さ!」
控え室にロンの父アーサーと母モリー、そして長兄ビルが入ってくる。その後ろに・・・
アーサー「やあ、セドリックと同率一位なんて凄いじゃないか!」
モリー「私達の後ろに居るのは誰でしょう?」
しんのすけ「・・・貧乏神とか?」
みさえ「誰が貧乏神だ! 誰が!」
しんのすけ「うわぁ! 貧乏神じゃなくて鬼婆だったゾ!」
ひろし「しんのすけ、お前学校の代表になったなんて、流石、本マグロのひーちゃんと言われた父ちゃんの子だ!」
しんのすけ「・・・そんなのと比べないで欲しいゾ!」
ひまわり「流石、私のお兄ちゃん!」
しんのすけ「それほどでもあるゾ!」
ダンブルドア「先程、ムーディ先生が優勝杯を迷路の中心に設置して下さった。これに一番先に触れたものが優勝じゃ。」
ダンブルドア「迷路に入るのは、これまでの課題の順位が高いものから。」
ダンブルドア「一位は共にホグワーツ、セドリック・ディゴリーと野原しんのすけ!」
パチパチ 会場から惜しみない拍手が沸く
ダンブルドア「三位はダームストラングからビクトール・クラム、そして最後にボーバトン代表フラー・デラクール!」
ダンブルドア「では合図と共に二人は迷路に入りなさい」
風間くん「あと、もう一頑張りだぞ、しんのすけ!」
ハーマイオニー「信じてるわ、貴方なら大丈夫!」
ロン「もちのロンでね」
ひろし「どうした、みさえ? 一位だからって泣くほど嬉しいのか?」
みさえ「そういう事じゃないの・・・こんなに一生懸命応援してくれる友達が居る事が嬉しいの」
ひろし「そうだな・・・」
ドカン!
セドリック「君はどっちに行く?」
しんのすけ「ウーン・・・右の反対」
セドリック「左か・・・じゃあ、僕は右を行こう!」
しんのすけ「・・・オラの事嫌いなの?」
セドリック「まさか! ただこれは競技だから同じ方に行ってちゃ仕方ないだろ?」
しんのすけ「そう言えばそうでしたな。」
セドリック「じゃあ、幸運を」
しんのすけ「そっちこそ良いウンを!」
セドリックと分かれてから、しばらくすると・・・急に景色がひっくり返る、否しんのすけの周囲だけ天地が逆転していた
しんのすけ「こうもりごっこみたいだゾ!」
常日頃、何かに逆さまにぶら下がることに慣れていたしんのすけは躊躇なく進む、すると
しんのすけ「あらら、終わっちゃった・・・もう一回!」
こうしてしばらく時間を浪費していると・・・
あたりに誰かの絶叫が響き渡る
『クルーシオ!』
「ぬおぉぉぉぉぉおおおおぉ」
しんのすけ「・・・セドリック?」
しんのすけ「ステュピフォイ!」
クラムがしんのすけの方を振り返る
セドリック「それを・・・言うなら、ステューピファイだ」
息も絶え絶えにセドリックが指摘する
しんのすけ「おお、そうでしたな、ステューピファイ!」
赤い失神光線がクラムの胸を打つ。
しんのすけ「大丈夫?」
セドリック「信じられないよ、クラムが・・・」
一息ついていた二人の所に、3メートルはありそうな巨大な蠍が降って来る
二人は間一髪、シーカーの反射神経で押しつぶされるのを避ける
セドリック「ハグリッドのスクリュートだ!」
二人はスクリュートから必死に逃げる!
逃げながらさまざまな呪文を放つが全て厚い甲殻に跳ね返されてしまう。
セドリック「僕がこいつを引き付ける!」
セドリック「君は先に行け!二度も僕を救ってくれた! 利息つきでその恩を返す!」
しんのすけ「そんなカッコイイ事は、オラがやるゾ!」
「ステューピファイ!」
同時に唱えた呪文がスクリュートの殻の隙間に当たり、ついに怪物は失神した。
二人がスクリュートから目を離すと・・・
セドリック「優勝杯だ・・・君が取れよ」
しんのすけ「オラ、いらないゾ」
セドリック「折角、遠くから来た君の家族の為にも・・・」
しんのすけ「こんなカップがなくても、オラの家族は、オラが頑張ったって喜んでくれるゾ!」
セドリック「・・・なら、一緒に取ろう!」
しんのすけ「それは良いアイディアだゾ!」
「じゃあ、3、2、1!」
二人が優勝杯に触れると、迷路の景色は遠ざかり・・・
その時しんのすけの尻が激しく痛む!
しんのすけ「い、痛いゾ オラの尻が・・・」
セドリック「大丈夫か?・・・それにしても一体」
『余計な奴は殺せ!』
ワームテール『アバダケダブラ!』
緑の閃光が迸る!
しんのすけ「セドリック!」
ワームテールが杖から縄を出し、しんのすけを拘束する。
ワームテール「準備出来ました、ご主人様・・・」
『急げ!』
しんのすけ「お前、何を・・・」
ワームテールは抱えていた、赤剥けのどす黒い皮膚をしている赤子の様な生き物を、大鍋に入れる。
墓石がパックリ割れ、中の骨が大鍋に吸い込まれる
それから、ワームテールは躊躇しながらも、ナイフを取り出す
ワームテール『しもべの―――肉―――よ、喜んで差し出されん、―――しもべは、ご主人様を―――甦らせん!』
左手にしっかりナイフを握り、右手を大鍋の中に切り落とす。
痛みに悲鳴を上げるワームテールが、しんのすけの方にふらふらと近づく
ワームテール「敵の血、力ずくで・・・奪われん。汝は敵を・・・甦らせん!」
ナイフがしんのすけの左腕を抉る。しんのすけは痛みに必死に耐える。
薬瓶で血を受けると、ワームテールはそれを大鍋に入れる。
煙が勢い良く鍋から噴出す。蒸気が晴れると・・・現れたのは
骸骨より白い顔、真っ赤な目、蛇のように平らな鼻
『ローブを着せろ』
ヴォルデモート卿は復活した。
ヴォルデモート「勇敢な小僧、お前の相手は後でしてやる。その前に、腕を出せ。ワームテール」
ワームテール「おぉ・・・ありがとうございます、ご主人様」
切り落とした右手を出す
ヴォルデモート「別の方の腕だ・・・闇の印は戻っているな、では死喰い人は戻ってくるか、試すとしよう」
その長い指を闇の印に押し付ける。ワームテールは痛みに呻いた
すると・・・
ヴォルデモート「よく来た、デスイーターたちよ。俺様の期待通りだ・・・だがお前達は俺様の期待も裏切った、違うか?」
デスイーター達は怯えたように震えるが、何も答えない
ヴォルデモート「お前達全員が、至って健康で魔力も損なわれていない。なのに何故この十三年もの間、俺様を探そうとしなかった!?」
ヴォルデモート「俺様は失望した・・・失望させられたと告白する。」
死喰い人の一人がヴォルデモートの足元に平伏す
「お許し下さい、ご主人様!」
ヴォルデモート『クルーシオ!』
「ヌアアアアアァオオオ」
死喰い人はのたうち回った後、その場に嘔吐した。その様をみて笑みを浮かべると、
ヴォルデモート「俺様は決して許さぬ、貴様らには13年分のツケをしっかり払ってもらう。だがワームテールはすでに借りの一部を返した」
ワームテール「私はこの一年、貴方様に尽くして参りました・・・」
ヴォルデモート「忠誠心からでは無く、恐怖心からであろうが、俺様を助ける者には褒美を与える」
杖の一振りで、ワームテールに銀色の右手が与えられる
ワームテール「わが君・・・感謝いたします」
ヴォルデモート「ルシウス、長い話だ。俺様が力を失った原因は知っているな?」
ヴォルデモート「ポッター一家だ、俺様は父親を難なく屠り、その息子を手にかけようとした。」
ヴォルデモート「だがその時、母親が身を挺して子を庇ったのだ。古い魔法、強力な反対呪文だ・・・」
ヴォルデモート「ダンブルドアお気に入りの、愛という奴だ。それは子を呪った俺様に俺様自身の呪いの一部を跳ね返した・・・」
ヴォルデモート「痛みを超えた、痛み・・・俺様の肉体は滅びた。」
ヴォルデモート「だが、俺様が誰よりも深く、不死の道を探求していたのは知っておろう。」
ヴォルデモート「その一つが功を奏し、俺様はゴーストより微弱な魂の欠片として存在する事を許された・・・」
ヴォルデモート「そんな俺様に残された最後の力が、誰かに取り付く事だ。俺様はその力で、賢者の石を奪おうとした・・・だが、」
ヴォルデモート「そこに居る若い客人、野原しんのすけに阻まれた。いや、またしても不覚を取ったのだ。下らぬ愛とやらに・・・」
ヴォルデモート「そして、一年前にこのワームテールが戻ると、俺様は殊更慎重に計画を練った。」
ヴォルデモート「気づいたのだ。俺様を甦らせるのは古くからある魔法であろうと・・・そして復活するなら以前より強力に成らねばならん」
ヴォルデモート「そこで思いついたのだ。3年前に俺様を挫いたその愛とやらの加護を取り込もうと・・・その小僧からな」
ヴォルデモート「小僧の拘束を解いてやれ、ワームテール・・・小僧に俺様の復活の余興をやらせてやろうではないか」
しんのすけ「お前みたいな悪党に下げる頭は持ってないゾ!」
ヴォルデモート「俺様に逆らう事は許さん! お辞儀をするのだ!」
しかし見えない手がしんのすけの頭を無理やり下げさせる。周りのデスイーターが嘲笑する。
ヴォルデモート「よろしい―――さぁ、決闘だ」
しんのすけが杖をあげる間もなく、呪いが襲う
『クルーシオ!』
「ぬわああああああああああぁぁぁあああぁ」
ケツからスイカを捻り出すような激痛がしんのすけを襲う。ケツを押えて地面を転がる。叫び声と共に気力まで激しく消耗する・・・
ヴォルデモート「さぁ、一休みだ。しんのすけ、痛かろう。もうやめて欲しいだろう?」
しんのすけは、それには答えず、ヴォルデモートを睨み付ける。
ヴォルデモート「反抗的だな・・・従順さは得と親に習わなかったのか?」
『インペリオ!』
すると、しんのすけの体から痛みが消え去った。フワフワとした幸福感。
『いやだ、と言え やめて欲しいと言うのだ・・・』
しんのすけが口を開きかけた時、あるものが目に入る・・・・セドリックの亡骸
しんのすけ「オラは言わないゾ!」
デスイーターとヴォルデモートの表情が凍りつく
ヴォルデモート「言わないだと? もう一度体に教え込むとしようか」
ヴォルデモート「かくれんぼじゃないんだぞ、しんのすけ。出てきて遊ぼうじゃないか・・・」
ヴォルデモートの声には、しんのすけを弄ぶ事を楽しむ響きがあった。しんのすけは決意した
戦っても、逃げても待っている運命は同じかも知れない。でも、背は向けない、運命に立ち向かおうと。
しんのすけは墓石の陰から飛び出す。
「エクスペリアームス!」
『アバダ ケダブラ!』
激突する赤と緑の光線。それは一本の眩い金色の糸となり、二つの杖を結んだ。
杖が激しく振動する。
ヴォルデモート「手を出すな! 俺様の指示を待て!」
玉は見る見るしんのすけの方に近づいてくる。しんのすけは玉を必死に見つめ、押し返そうと念じる。
すると、玉の動きが遅くなり、ついに向きが変わる。さらにしんのすけは気力を振り絞る
しんのすけ「ファイヤーーーー!」
ヴォルデモートの杖と玉が触れる。すると・・・杖から・・・ゴーストより更に濃い、だが人間未満の影が出てくる
しんのすけ「セドリック!」
セドリック「頑張れ! 糸を切るな!」
更に、老人、魔女・・・そして赤ん坊
ハリー「オギャー!」
ヴォルデモート「何故だ・・・貴様らは俺様がころした筈!」
ヴォルデモートの声が恐怖をはらんでいる。
しんのすけ「・・・お前、こんな赤ちゃんまで・・・許さないゾ!!」
しんのすけ「・・・凄い美人だゾ」
リリー「何て、勇敢な子・・・」
ジェームズ「少年よ・・・君はホグワーツに帰らなければならない。私達で時間を稼ぐ。その隙にポートキーを」
セドリック「しんのすけ、僕の体を両親に届けてくれないかい?」
しんのすけ「ブ・ラジャー!」
ジェームズ「さあ、糸を切って!」
しんのすけは杖を思いっきり引っ張り、繋がりを断ち切るとセドリックの亡骸に向かって全力疾走する。
ヴォルデモート「クソ、赤子の分際で俺様の顔に張り付きおって」
しんのすけがセドリックだったものを掴む。だが、優勝杯に手が届かない。
後ろを振り返るとデスイーターが迫ってくる。
ヴォルデモート「そこまでだ、小僧!」
しんのすけ「アクシオ!」
優勝杯が引き寄せられる。そして、景色が捩れ・・・
バクマン「優勝杯を手に戻ってきたのは、野原しんのすけだ!!」
ロン「信じてたけど、信じられないや!」
ハーマイオニー「ふふっ、何なのそれ・・・でも分かるわ、私も・・・」
キャーー
そこで会場から悲鳴があがる
ダンブルドア「しんのすけや、何があったのじゃ・・・?」
しんのすけ「あいつが、ヴォルデモートが戻ってきて・・・セドリックを・・・」
ダンブルドア「もう良い、しんのすけ・・・手を離しなさい」
セドリックの両親が駆け寄ってくるのが見える、するとしんのすけは誰かにグイッと引っ張られる
ムーディ「さぁ、お前さんはこっちに来い・・・」
訳が分からず、見守って居た野原一家・・・
ひろし「しんのすけを何処に連れて行く気だよ・・・」
みさえ「あの人、とっても不気味な顔してたわ・・・」
ひまわり「お兄ちゃんがフランケンシュタインにされちゃう!」
ムーディ「どうだった?しんのすけ? 何が起きた?」
しんのすけ「優勝杯がポンキッキーで・・・」
ムーディ「それを言うなら、ポートキーだろう。」
しんのすけ「それで、オラとセドリックを連れてった・・・ヴォルデモートのとこに・・・」
ムーディ「それで、・・・復活したのか?闇の帝王は?」
しんのすけ「闇の帝王? オラ、Vシネマの帝王しか知らないゾ」
ムーディ「良いから答えろ! あの方の復活は、上手くいったのか?」
しんのすけ「失敗したゾ・・・」
ムーディ「何だと・・・」
しんのすけ「オラ、止められなかったゾ・・・」
ムーディ「・・・そういう事か、紛らわしい」
しんのすけ「・・・さっきから先生、ヴォルデモートが復活した事を喜んでいるみたいだゾ!」
ムーディ「当然だろう、これ以上喜ばしい事があるか!? あの方が復活した今、俺は最も忠実でありつづけた従者としてお傍に御使えするのだ!」
しんのすけ「お蕎麦に御使え? 何言ってるんだゾ!」
ムーディ「俺はお前にあらゆるヒントを与え、手助けをした。箒の呼び寄せ、鰓昆布、クラムに服従の呪文をかけ他の選手を迷路で襲わせた。」
ムーディ「だがお前の愚かさときたら、それら全てを台無しにしかねん所だった。」
しんのすけ「オラを墓場に連れて行くだけなら、そこらへんの物をポートキーにすれば良かったんだゾ! セドリックまで巻き込んで!」
ムーディ「そう言われれば・・・まあ、お前はそんな事考え無くていい。何せ、今からこの俺がお前を・・・」
ムーディが杖を抜く その時扉ガ勢い良く開く
バタン!
3人「しんのすけ(お兄ちゃん)!」
ムーディ「なっ・・・」
しんのすけ「ステューピファイヤー!」
一瞬の隙を突き、しんのすけの失神光線がムーディに炸裂する。
みさえ「しんちゃん、無事だったのね?」
しんのすけ「お陰で助かったゾ、でもどうしてここに?」
ひろし「あとを追っかけて来たのさ、途中見失ったけど、声が聞こえて」
しんのすけ「大切なものは見失わないでよね!」
ひまわり「お兄ちゃん! 間に合って良かった!」
しんのすけ「オラの先生何だけど、悪い奴だったみたい」
ひろし「お前、あちこちボロボロじゃないか・・・」
ひまわり「痛いの痛いの、飛んでけ~」
しんのすけ「おまたの毛~、ありがと、ひま」
みさえ「医務室とか無いの? 早く手当てして貰いましょう!」
その時、更にムーディの部屋に三人の大人が入ってくる。スネイプ、マクゴナガル、そして
ダンブルドア「じゃが、その前に今日起きた出来事を確認せねば」
ひろし「そんな! しんのすけはもう限界だ、休ませてやってくれよ!」
ダンブルドア「真の休息は事実を受け入れてこそ訪れる、それにこの子は、一人前の男ですら凌ぐ勇気を見せて来た。」
しんのすけ「いやぁ~ それほどでも~///」
みさえ「・・・褒められてるわね・・・」
ダンブルドア「ご家族が、彼を労わり心配する気持ちは最もじゃ。だが、この子の強さを信じて、ワシとしんのすけに話をさせて欲しい。」
ひろし達にも分かる用に、ダンブルドアが補足をする。
途中、何度か言葉につまりるが、肩に添えられた両親の手がしんのすけに話し切る力を与えた。
ひろし「それじゃ、例のなんとかって言う奴の被害者が生き返ったのか?」
ダンブルドア「如何なる呪文を持ってしても、死者を呼び戻す事は出来ん。」
しんのすけ「そんな事出来るわけないゾ! これだから素人は困るゾ・・・」
ダンブルドア「しんのすけ、良く話してくれたの。今度こそ医務室に行こうぞ。きっと友達も心配してまっとる。」
みさえ「ホントに良く頑張ったわ、でもこんな危険な学校だったなんて・・・貴方、来年は・・・」
ひろし「それは、俺達じゃなくて、しんのすけが決める事だ。」
しんのすけ「オラ、来年もホグワーツで遊びたいゾ!」
マクゴナガル先生とダンブルドア先生の顔が綻ぶ
マクゴナガル「遊びにじゃなくて、勉強しに来て欲しいものです。」
みさえ「・・・なら、ママとのお約束条項に一つ追加よ、何があっても無事でいる事!」
しんのすけ「男と男のお約束だゾ!」
みさえ「あたしは女だ!」
しんのすけ「おお、コッテリ忘れてたゾ・・・」
ハーマイオニー「一体何があったの? とっても心配したんだから!」ギュッ
ダンブルドア「みんな、気になるじゃろうが・・・今日は質問してはいかん。」
ダンブルドア「ミス・グレンジャー そろそろ放さんと、しんのすけが窒息寸前じゃ」
ひろし「やっぱり俺に似てモテるなぁ! しんのすけは」
ひまわり「お義姉さんって呼べば良い?」
ハーマイオニー「いや、だから違うって///・・・って人の話を聞きなさい!」
ひまわり「クロ! お手!」
しんのすけ「違うゾ、その犬はオシリスって言うんだゾ!」
シリウス「いや、だからシリウスだワン!」
ひまわり「犬が人に変身した!」
シリウス「いや、寧ろ人が犬に変身していたのだがね・・・だが最近は、私も犬が本当の姿のように・・・」
モリー「脱獄囚のシリウス・ブラック!」
ロン「ママ、本当は無罪だったのさ!」
スネイプ「どういう事ですかな? 校長?」
ダンブルドア「さて、仲間に対する疑念が晴れたようじゃし、すぐに我々は行動せねばならん」
ダンブルドア「シリウス、君は昔の仲間に連絡を取ってくれるかね?」
シリウス「かしこまりましたワン!」
シリウスは犬に変身すると出口に向かう
ひまわり「バイバイ、クロ!」
シリウスはそれに尻尾で応え医務室を出て行った。
ダンブルドア「アーサー、モリー、お二人を頼りにしてもいいかの?」
モリー「もちのロンですわ!」
ダンブルドア「そして、セブルス・・・君に何を頼まねばならんか、もしやってくれるのなら・・・」
スネイプ「大丈夫です」
スネイプがさっと立ち去ると入れ違いに大臣が入ってくる。青ざめたマクゴナガル先生も・・・
マクゴナガル「大臣が、クラウチに・・・ディメンターのキスを執行しました!」
ファッジ「あの人が復活したとか、戯言しか言わない罪人だ。別にかまわないだろう!」
しんのすけ「ただ事じゃないゾ! ヴォルデモートは復活したんだゾ!」
ファッジ「ここにも法螺吹きが一人・・・」
みさえ「なんですって!」
ダンブルドア「しんのすけは嘘をついておらんよ。」
ファッジ「まさか、ダンブルドア、貴方もあの人の復活を信じると? 馬鹿馬鹿しい」
ファッジは踵を返すが、思い出したように、しんのすけのベッドに近づく。
ファッジ「ほれ、君の優勝賞金だ。これで幻覚と妄想障害の治療でもすると良い!」
ファッジはしんのすけのベッドに乱暴に賞金を置くと、今度こそ帰っていった
しんのすけ「まったく失礼しちゃうゾ!」
しんのすけ「オラ、この賞金、セドリックのご両親に渡すゾ」
ひろし(それがあればローンが・・・いや、俺が昇進して返してみせるさ!)
ひろし「しんのすけ、お前のしたいようにすればいいさ。」
みさえ「・・・本当に立派に成ったわね・・・しんのすけ・・・」
しんのすけ「いや、父ちゃんと比べるとマダマダだゾ」
みさえ「何の話をしとるんじゃ!」
みさえ「それじゃ、私達はウィーズリーさん達と帰るわね・・・」
しんのすけ「ディーゴリさん!」
エイモス「君は・・・息子から話は聞いてるよ・・・」
しんのすけ「・・・これ、受け取って欲しいゾ!」つ賞金
ディゴリー夫人「いいえ、それは貴方のものです。受け取れません。」
エイモス「実は、私達の方から君を探そうと思っておったんだよ・・・」
しんのすけ「え? なんでオラを?」
夫人「貴方はセドと随分仲良くしてくれてたって、昨日試合の前にセドに聞いてね。」
エイモス「生真面目な息子が、凄く楽しそうに君の事を話してくれたよ・・・しんのすけ君、ありがとう。」
しんのすけ「・・・オラ、急用を思い出したゾ!」
昨日の夜から、ずっと堪えて来た涙がこみ上げるのを感じ、しんのすけは、その場から走り去った
セドリックの追悼集会、ボーバトン、ダームストラング両校の生徒達との別れ・・・
汽車
風間くん「これから、どうなっちゃうのかな・・・魔法界」
フレッド「もう少し、俺達に事業資金があれば、魔法界をウンと言わせる商品を発明できるのになぁ」
しんのすけ「チキンがあれば発明が出来るの?」
風間くん「チキンじゃなくて、資金だよ お金」
ハーマイオニー「どうだか・・・お二人さんは、くだらない発明以外の事に頭を使ったら?」
ジョージ「くだらないとは、お言葉だな。ハーマイオニー」
フレッド「断言する、君達は来年度O・W・Lだ、我々にずる休みスナックボックスを恵んでくれと泣きつくであろう!」
ロン「それって?」
ジョージ「食うと気分が悪くなるお菓子と、それを治すお菓子のセットさ!」
フレッド「熱をワザと出して、医務室行きになった所で、即回復って所さ!」
しんのすけ「ほうほう。それは良いですな! じゃ、これで作って!」
ハーマイオニー「それって、賞金・・・?」
フレッド「気は確かか? ファッジが気が狂ってるって言ったのは本当だったのか?」
しんのすけ「オラは正気だゾ! これ、カナリア・クリームのお代!」
ジョージ「俺達はそんなボッタクリじゃないぞ! それに君のお陰でカナリア・クリームはバカ売れ、それで十分さ!」
風間くん「どんな呪いだよ・・・」
しんのすけ「どうしてもお金を受け取りたくなる呪いだゾ!」
ロン「それ、呪いっていうのかなぁ・・・」
頑として譲らないしんのすけに、ついに双子が折れる。
フレッド「分かったよ、ありがとう。しんのすけ!」
ジョージ「また、お前の役に立つような物を作るからな!」
汽車を降りると、3人が待っていた
魔法が使えない筈の、その3人の姿は、どんな魔法よりもしんのすけを勇気付けるのだった
完
不死鳥の騎士団については、最初の方だけ書いてしばらく間あいちゃうかも知れません。
元スレ
しんのすけ「オラがホグワーツ代表だゾ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499948191/
しんのすけ「オラがホグワーツ代表だゾ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499948191/
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コメント一覧 (19)
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- 2017年07月24日 08:33
- ヴォルデモート「風間くん、お辞儀をするのだ!」
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- 2017年07月24日 09:11
- だらだら長いしネタも寒い
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- 2017年07月24日 12:57
- おもしろかった
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- 2017年07月24日 16:58
- 投稿されないかなと思ってたら投稿されてた
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- 2017年07月25日 00:02
- 面白い
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- 2017年07月25日 01:20
- このシリーズ好きだわ
続き楽しみ
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- 2017年07月25日 09:34
- マジレスすると1000ガリオン程度じゃ20年以上もあるローンを返すのは不可能。
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- 2017年07月31日 08:35
- 面白い
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- 2017年08月12日 02:36
- この作品好き!
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- 2017年08月21日 10:35
- 728: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]
>>720-721
作者です
私がそのSSを書いたのはあくまで「クレヨンしんちゃん」と「ハリーポッター」が好きで書いたので
まとめられたくて書いたというわけではありません
しかし、ゴールデ◯タイムズさんにまとめられると大勢に読んでもらえるという認識はあるので
そういう意味では光栄です
続編も掲載されればいいなぁとは思っています
今は私生活が忙しくて更新出来ませんが、これからも応援よろしくお願いします
2017/08/20(日) 17:05:43.04ID: B8kcZu7Fo
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- 2017年09月16日 13:01
- おもしろい。
正義感あふれるしんちゃん好きだ
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- 2017年09月18日 11:26
- 10 は成りすましです
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- 2017年09月19日 14:59
- しんちゃんはハーマイオニーとトオルどちらを選ぶのか…
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- 2017年10月27日 12:44
- ※10は成り済ましっぽいけど文章自体は作者本人のものっぽいな
あの作者ならいいそう
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- 2018年10月27日 17:19
- 早く続きみたいなぁ〜。
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- 2020年07月02日 10:39
- 5作目以降はないままなのかな?
この人のシリーズ最近になって読んだけど面白いからもったいないのう
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- 2020年09月03日 16:43
- この作者で最後まで読みたかったな
突然途絶えたようだし、当時に何かあったのかね
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- 2021年09月09日 15:51
- 不死鳥の騎士団は途中までは投稿してたけど、
だんだん間隔が数か月、投稿も数レスとかになってそのまま消えた感じだった
内容も散らかっちゃって4作目までのクオリティとは言えない感じだったんが惜しいわね
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- 2021年11月27日 21:52
- 作者さん、面白かったありがとう!
また気が向いたら続編書いてほしいな。