【ミリマス】琴葉「優等生の魅力」
琴葉「プロデューサー? あ! またこんな所で寝て……」
P「……zzz」
琴葉「起きないと、耳に息をふぅーってしますよ」
P「……zzz」
琴葉「ふぅー」
P「ほふん」
琴葉「起きました?」
P「……んん? ああ、琴葉か」
琴葉「おはようございます。こんな所で寝てたら風邪ひきますよ?」
P「なんとかは風邪引かないって言うだろ」
琴葉「そんな自分のことを馬鹿だなんて言わないでくださいよ」
P「俺は馬鹿は、とは言ってないぞ。琴葉、君はまさか俺のことを馬鹿だと思ってるのか?」
琴葉「はい」
P「即答!? 否定はしないのね」
琴葉「私プロデューサーには素直なんですよ」
P「そうなのね」
琴葉「じゃあプロデューサーは何は風邪引かない、と思ってたんですか」
P「そうだな。琴葉を甘やかす者は風邪を引かない」
琴葉「わあ! 私、世界中からちやほやされますね」
P「アイドルだからね!」
琴葉「あ、そうそうプロデューサー。ちょっとエアコン寒くないですか?」
P「そうか?俺は全然……まあ琴葉にお熱だからね」
琴葉「ああ、そうですか。何かかけるものないですか」
P「無視ですかい。えっと、そうだな。コブドレッシングなら」
琴葉「そうそう、このサラダには
やっぱりコブドレッシングが合いますよねー!って違います!」
P「違ったか」
琴葉「違います。何やらせるんですか」
P「ノリノリだった癖に。じゃあこの習字道具セットで」
琴葉「そうそう、この習字道具セットを使えば
年末の書き初めの宿題も怖くなーい!って違います!」
P「じゃあなんだって言うんだよ」
琴葉「ひざ掛けみたいなものですよ」
P「じゃあ俺の膝の上に座って俺のひざ掛けになっててくれよ」
琴葉「嫌ですよ」
P「じゃあこの空調で俺が冷えてもいいって、そういうことなんだな!?」
琴葉「まあ、強いて言うなら”はい”」
P「ひぇー!琴葉が冷たいや」
琴葉「私はいつだって温かい心の持ち主ですよ。
こんなに慈悲に満ちた女性は他にいないくらいですよ」
P「いや本当にそれはそう思うよ。琴葉の優しさは五臓六腑に染み渡る」
琴葉「そうでしょう?」
P「お嫁にしたいアイドルナンバー1だ。不動のナンバー1だ」
琴葉「4月にもそんなこと言ってましたね」
P「言ってた。あの時は新橋で不動のアイドルだった」
琴葉「サラリーマンに人気なんでしょうか……?」
P「そうみたいだな。新橋から微動だにしない女!」
琴葉「それその駅に住み着いてないですか?」
P「住み着いてたって可愛いんだよなぁ、これが不思議と」
琴葉「ほ、ほんとうですか? ほんとに可愛いですか?」
P「本当に琴葉は可愛いよ。世界一だ。世界一の琴葉だ可愛い」
琴葉「可愛いが語尾になってますよ」
P「琴葉の前じゃ仕方のないことさ」
琴葉「そうなんですか可愛い」
P「あ、感染した!?可愛い」
琴葉「うつっちゃいました可愛い」
P「可愛い」
琴葉「可愛い」
P「……」
琴葉「……」
P「なんだよぉ~」
琴葉「なんですかー、プロデューサーが私のこと見てきたんじゃないですかー」
P「可愛いからつい」
琴葉「もう、そんなに褒めても何も出ないですよ」
P「何も出なくても可愛い琴葉がそこに居れば何もいらない。
琴葉ほんとうにお嫁さんに欲しい娘だ。5人くらい欲しい」
琴葉「欲張りましたねえ」
P「欲張っちゃいましたねえ」
琴葉「私そんなに要りますか?」
P「いるよ~いるいる」
琴葉「そんなダメよダメダメみたいに言われましても」
P「全国代表だからね、田中ジャパン代表だからね」
琴葉「それ田中しかいませんよね」
P「じゃあ琴葉ジャパン代表だ」
琴葉「あっ、でもそれはなんか全国の琴葉さんに申し訳なくなりますね」
P「いやいや、君こそが琴葉の中の琴葉であり、
全世界の琴葉代表なんだから別にいいんだよ可愛い」
琴葉「また可愛いって言った!? プロデューサーはすぐ可愛いって言います」
P「言った。ホントウノコトハ、可愛い」
琴葉「可愛いは関係ないです」
P「自分が可愛いことをとうとう認めたな?」
琴葉「認めていません。私は普通です」
P「ほんとは?」
琴葉「ほんとは?って……ほんともなにも」
P「本当は自分が可愛いと思って~……?」
琴葉「その手にはノリません」
P「残念」
琴葉「可愛いは聞き飽きました」
P「贅沢ものめ」
琴葉「たまにはこういう贅沢も必要です。お婆ちゃんが言ってました」
P「あ、じゃあ必要だわ。琴葉が言っても信憑性高いのに
そのお婆ちゃんが言うんだもん。そりゃほんとだ」
琴葉「すぐ可愛いって言うけど、プロデューサーは私のこと好きとは言ってくれません」
P「ほう」
琴葉「好きって言って欲しいです」
P「好き」
琴葉「ああ!すぐ言った!もう! んもう!」
P「ええ、言えって言ったのは琴葉じゃん」
琴葉「そうですけど、そうじゃないです。わかりますか?」
P「ちっとも分かりません」
琴葉「こう、夜景をバックに2人きりで、とかが良かったです」
P「えー、俺そんな所知らないよ」
琴葉「ふふ、調べてください」
P「なんで?琴葉のために?」
琴葉「はい。た、たまには私のためだけに動いてくれてもいいんじゃないですか?」
P「なるほど?」
琴葉「そうしたら私やっと自信がつきそうです」
P「俺はいつの日かことが自信に満ちあふれてくれると信じていたが……
まさかそんな条件解放のスキルだったとは、こりゃ大変だ。頑張ろう」
琴葉「まだまだ私は自分に不満なことだらけです」
P「なんだ、まだあるのか?例えばどんなところが?」
琴葉「えーっと」
P「よっ、この完璧に人間!PERFECT琴葉!」
琴葉「ダンスが~……」
P「TA・NA・KA!TANAKA!
TA・NA・KA!TANAKA!
YOU ARE PERFECT琴葉!」
琴葉「もう、マジメに聞いてください」
P「はい」
P「出来ない所あったっけ?」
琴葉「いえ、みんなの分も出来ないと完璧とは言えません」
P「なんで全部できる必要があるの」
琴葉「もし本番前にみんなが倒れてしまったりしたら私が
代わりに踊れるようにしておくんです」
P「ありゃあ……すごいこと言い出したよこの子」
琴葉「だめですか?」
P「まあ自分に自信がないのは今でも変わらないと……」
琴葉「……はい」
P「中々自分の容姿にも自信がもてないと」
琴葉「……はい」
P「でもなあ、琴葉。その辺って結構慣れていかないと仕方のないところも……
琴葉「……まあ全部ウソですけど」
P「あああああああああああああああああああああああ」
琴葉「本当は私可愛いですし」
P「ああああああああああああああああああああああ」
琴葉「みんなのダンスも全部できますけど」
P「すげえええええええええええええええええええ」
琴葉「スズメバチだって自分で駆除できますし」
P「TOKIOーーーーーーーーーーー」
琴葉「もう産まれて2000年は経ちます」
P「西暦いいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
琴葉「ハンドボール投げは1メートル未満の飛距離ですけど、深さは200メートルです」
P「人間ドリルうううううううううううううう」
琴葉「プロデューサーのことが好きです」
P「俺も好きいいいいいいいいいいいいい」
琴葉「両思いですか?」
P「いや俺は俺のこと好き」
琴葉「ナルシストじゃないですか」
P「よし、これで来週のバラエティの仕事は完璧だな」
琴葉「ええ、まったく。あーあー、とても心配です」
P「今日、実は琴葉に頑張るためのプレゼントがあるんだよ」
琴葉「わぁ!なんですか?」
P「このハンドクリームなんだけどね、握手会とかするようになったでしょ?」
琴葉「お、おお??!」
P「だから、まあ持ってるだろうけど。
何かたまたま通りかかった店に琴葉っぽいのがあって」
琴葉「……うぅ、ぐすん。ありがとうございましゅ」
P「マシュ……」
琴葉「私てっきり角の全部丸くなったカドケシとか貰うのかと思ってたんで」
P「それはゴミだね。渡さないよそんなもの」
琴葉「少しワガママを言うのであれば、
出来れば婚姻届とかマンションとかくれるのかとも思ったんですけど」
P「んー、だいぶワガママだった」
琴葉「でもまともで良かったです。……ぐすん。
私、こんなプレゼント貰ったの生まれて初めてで」
P「あ、ダウト。何か色々恵美から貰ってるの見たことあるよ」
琴葉「……」
琴葉「私、嘘ついたのも初めてで……ぐすん」
P「ん?それもダウトだな。この前、
俺に"修学旅行でアルカトラズに行った嘘の話"ずっとしてくれたよ?」
琴葉「プロデューサーありがとうございます!大事にとっておきますね!」
P「出来れば使って欲しいなぁー……」
琴葉「いざと言う時に使います!」
P「どれぐらいいざと言う時?」
琴葉「ラストエリクサーくらいです」
P「それ絶対使わないで最後までとっておいちゃうよ!」
琴葉「ふふ、だってほんとに嬉しくて」
P「ほら、貸してつけてあげるよ」
琴葉「あっ……あぁ……」
P「なんだよ」
琴葉「いえ、べつに……。大事なプロデューサーからの贈り物……」
琴葉「私が開けたかったなぁ、なんて。別にいいですけど」
P「何めんどくさいこと言ってんだ。ほら、手出して」
ぬりぬりぬり
琴葉「……おお」
P「……」
琴葉「……ふふ、恥ずかしいですね」
P「ちょっと思ったけど言うの辞めたのに」
琴葉「す、すみません」
P「いいよ。琴葉、手ぇちっちゃいね」
琴葉「えっ、子供っぽいですか?」
P「いや?綺麗な手してるよ」
琴葉「そ、そんなにジロジロ見ちゃだめです! 恥ずかしいです!」
P「あ、待てほら」
もぎゅむぎゅ
琴葉「あっ、へえ、プロデューサー、ハンドマッサージも出来るんですか?」
P「こんなこともあろうかと」
琴葉「どんなこと想定してたんですか。あ、気持ちいいかも」
P「だろう?ほら、反対の手」
琴葉「はふぅ……」
P「どう?」
琴葉「ずっとこうしてたいです。ライブ中も」
P「ファンの人びっくりしちゃうよ」
琴葉「あぁ?、すごい。すごいですプロデューサー」
P「ほほほほ、もっと褒めなさい。はい、おしまい」
琴葉「ああ、名残惜しいほど手の感触がありますね」
P「いつでも言ってね。でも手、綺麗だからあんまり必要なかったかな?」
琴葉「そんなことないです!」
琴葉「あ!ほら、プロデューサー!私の手いい匂いにします!ね?」
P「嬉しそうで良かったよ」
琴葉「はぁ?。手がぽかぽかします」
P「そっかそっか。良かったよ。それつけたら今度のライブも大丈夫だな」
琴葉「ハンドマッサージしながらであれば私は無敵です」
P「おお」
琴葉「無敵琴葉です」
P「おお!」
琴葉「スターのマリオも上回る無敵さです」
P「おお!?」
琴葉「だからハンドマッサージは?」
P「無しです」
琴葉「ですよねえ……言ってみただけです」
P「ライブ後なら」
琴葉「あ!じゃあ、ステージ脇で両腕広げて待っててください」
P「要求がだいぶ変わったよ。いつから?」
琴葉「曲の最初からです」
P「腕疲れちゃうよ」
琴葉「私そこに飛び込みたいんです」
P「えー、じゃあ来たら腕を広げるようにするよ」
琴葉「ちゃんと私がきたらぎゅってするんですよ?」
P「あ、それは追加オーダーだな。トッピングですか」
琴葉「トッピングです。ぎゅーってしたら、なでなでもしてください」
P「お~、ハグハグぎゅー撫でマシマシですか」
琴葉「マシマシ、マシです」
P「分かった。その代わりわかってるな?」
琴葉「はい、私いまものすごくやる気ですよ!
ビシバシ、レッスンしましょう!」
P「よしよし、その意気だな」
琴葉「私のやる気で梅雨もあけました」
P「そりゃすごいパワーだ」
琴葉「じゃあ私先行ってきますんで、あとから絶対来てくださいよ」
P「絶対とか言わなくても行くから大丈夫だって」
琴葉「いつ来てくれますか?」
P「10分後くらい」
琴葉「私、プロデューサーのことなら1万年でも待てますから」
P「そんなに待たせるものか。3分でいく」
ガチャ……バタン。
P「早く行かなくちゃな~っと」
恵美「……」
エレナ「……」
恵美「……」パクパクパクパク
P「お前今口パクで爆発しろって言ったな!?」
エレナ「……」パクパクパクパク
P「わかったわかった早く行きますよーっと」
おわり
終わります。
お疲れ様でした。
以下同じような琴葉とのやり取り↓
【ミリマス】琴葉「優等生の休息」
【ミリマス】琴葉「優等生の応援」
【ミリマス】琴葉「優等生の癒やし」
>>2
田中琴葉(18)Vo/Pr
>>44
所恵美(16)Vi/Fa
島原エレナ(17)Da/An
元スレ
【ミリマス】琴葉「優等生の魅力」
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コメント一覧 (10)
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- 2017年07月21日 23:54
- 求む!田中琴葉役、新声優!!
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- 2017年07月22日 00:02
- はーい可哀想な人の相手はしないようにねー
可哀想なのが移るよー
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- 2017年07月22日 00:30
- 可哀想っつうか脳無しなんだろ。
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- 2017年07月22日 00:55
- あまり琴葉っぽくない気がする
実は中には奈緒か茜ちゃんがいたりしない?
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- 2017年07月22日 01:16
- なんでうちの担当だけ、と腐る気持ちはぐう分かるんだよなあ
-
- 2017年07月22日 01:51
- 新アイドルの方ですか?
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- 2017年07月22日 02:11
- 琴葉可愛いすぎて俺に効く
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- 2017年07月22日 03:12
- ミリシタで声無しポポポポにすらなれずファン数も稼げないとは思わんかったわ…
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- 2017年07月22日 09:37
- 合流の目処がたったからこそスタートしたんじゃないですかね?そこまで運営ちゃが何も考えてないとは思えない……そう信じたい、うん(曲が増えない現状には目を瞑る)
はぁ、こんな好感度オーバードライブな琴葉マジことりゅんキャラ崩壊だがそれがいい!
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- 2017年07月22日 13:36
- 確か、ガミPが「琴葉は訳あって合流が遅れているが待っててくれ」という内容のコメント出してましたな。