姉「マジカル☆ガール!参☆上♪」弟「」
姉「おはよう」
弟「ふあ~…眠い…」
姉「朝からだらしないな。シャキッとしろ」
弟「だって…」
姉「飯はできてるぞ。私は朝練に行く」
弟「いってらっしゃい」
姉「お前も遅刻するなよ」
弟(背も高く、普通の女子に比べてガタイもいい)
弟(僕にとってはゴリラみたいな姉だけど…)
弟(県大会を優勝する程の圧倒的実力、堂々とした振る舞い、おまけに成績優秀…)
弟(男女共に誰もが認める憧れの的、らしい)
弟(家では僕に勉強しろってうるさいだけだから苦手だ)
姉『こら、弟。なんだこの成績は』
弟『ごめんなさい…』
姉『最近たるんでるんじゃないか?』
姉『遊ぶのもいいが、勉学を疎かにするなと何度もいっているだろう。母さんとも約束したのを忘れたのか?』
弟『ごめんなさい…』
姉『謝るくらいなら勉強したらどうだ。だいたいお前は……』クドクドクド
弟『…』グスッ
◆
姉『弟、ちょっと姉ちゃんと腕相撲してみようか』
弟『ええ…やだよ絶対負けるもん』
姉『お前も来年は中学生だろう?ちょっとは強くなったんじゃないか?』
弟『そうかなあ』
姉『私に勝ったらコンビニでなんでも買ってやるぞ』
弟『ほんと!?やる!!』
バキャッ!!
弟『あぎゃあああああ!!!』
姉『なんだ、だらしない』
弟『本気出すことないじゃん!この暴力女!!』
姉『何を言うか。お前が男のくせに弱すぎるんだ』
姉『だいたいお前は部屋でゲームばかりやって…私がお前ぐらいの時は……』クドクドクド
弟『…』グスッ
姉『プロテイン飲むか?』
弟『いらないよっ!』
ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーー
弟(むかつく!絶対彼氏なんてできないよ)
弟(…)
弟(でもこの前試合見に行ったらファンがいっぱい応援してたもんなあ)
弟(女の人も多かったけど)
弟(人生は不公平だ)
弟「やばい!帰るの遅くなっちゃった!」タッタッ
弟「放課後友達の家でスマブラ大会してたらこんな時間に…」
弟「姉ちゃん絶対怒ってるよ…覇王翔吼拳とか使ってくるよ…」
弟「どうしよう…」タッタッ
ガチャ
弟「ただいま~…」ソッ
弟「…」ソロソロ
弟「…あれ?」
弟「姉ちゃんがいない」キョロ
弟「母さんは仕事だし…」
弟「部屋かな?」
弟(なんか姉ちゃんの部屋からきこえる)
弟(なんだろう)
弟(まさか僕をしばく為のリハーサル中とか…ひいい)ブルブル
< --!! --!!
ドタンバタン
弟(あわわわわわわ)
弟「…」コソッ
姉「マジマジ☆マジカル☆きらりんりん♪♪」
姉「マジカル☆ガール!参☆上♪」
姉「ダークサタンはマジカル☆ステッキでおしおき!なのっ☆」
弟「」
弟(日曜の朝にやっている女児向けアニメのキャラクターのコスプレをした高校生の姉が)
弟(もうなんか見てらんない)
弟(むちむちバインバインだし)
弟(普段は声とか超低いのに無理して高い声だして咳き込んでるし)
弟(なんかツインテールだし…)
弟(…)
弟「あのー…」
姉「ダークサタン!!今日こそ逃がさないわ☆」
弟「姉ちゃん…」
姉「魔法の力で何でもできちゃう~♪♪」クルッ
弟「…」
姉「…」
弟「…ただいま」
姉「…」
弟「わあああああああああ!!!???」
弟「おま?」
姉「…いつから、いた」
弟「えーと…」
姉「…」
弟「マジマジ☆マジカル☆きらりんりん♪♪」
弟「の、時くらいから…」
姉「ひゃあああ~…///」ヘナヘナ
弟「…」
姉「シニタイ...」
弟「す、すごい格好だね、あはは」
姉「…」
弟「…」
姉「(´;ω;`)」ブワッ
弟(どうしよう)
弟(泣かせてしまった)
弟(あの、無敵の姉さんを…)
姉「たのむ…みんなには内緒にしててくれ」グスグス
弟「え…」
姉「こんなのがバレたら私は生きていけない」グス
弟「…」
姉「ねっ?お願い…っ」ウルウル
姉「なんでもするからっ!」
姉「!」
弟「今『なんでもする』って言った?」
姉「あ、ああ…」
弟「ほんとーに、なんでもしてくれるの?」
姉「ッ!」ハッ
姉「えっえっちぃのはダメだぞっ!///」
姉「姉弟なんだからなっ!///」アワアワ
弟「…」
弟「」キュン
弟(なんか無性に、姉ちゃんがかわいく見えて…)
姉「~ッ///」ソワソワ...
弟「えーっと、じゃあ…」
姉「えっちぃのはダメだからなっ!!///」
弟「わ、わかってるよっ!!」
姉「お、おう」
姉(なんだ、それくらい…)ホッ
弟「その格好で」
姉「」
弟「ちゃんとキャラの口調で教えてね」
姉「」
弟「なんでもしてくれるんだよね?」
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
弟「ん?」
姉「面積の求め方は…」
弟「ん?ん?」
姉「円周率は3.14だから…」
弟「ん?ん?ん?」
姉「~~~~ッ!/////」プルプル
姉「半径×半径×3.14~♪♪」
姉「このおうぎ形はぁ☆直角だからぁ360分の90で計算しちゃ~うゾ☆」
姉「マジマジ☆☆」
弟「あっはっはっはっは!!」ゲラゲラ
弟「わあああああ!!」ヒョイ
姉「チッ」
弟「暴力反対!暴力反対!」
姉「調子にのるなよ!このっ…」
弟「母さんに言うぞ!姉ちゃんの友達にもバラしちゃうぞ!」
姉「ぐっ…!」
弟「みんななんていうかなー!あの真面目な姉ちゃんが家では魔法少女のコスプレしてるって知ったら!」
姉「…」プルプル
姉「(´;ω;`)」ブワッ
弟「えっ」
姉「しょ、しょうがないじゃん!」
姉「好きなものは好きなんだからぁ~!」ビ-
弟「…」
弟(どうしよう。また泣かせちゃった…)
弟(ていうか弱虫すぎない?)
弟(コスプレのせいなのかな…)
姉「びゃあああああああああ!!」
姉「ウッ...ヒック...」グスグス
弟「もう無茶なこと言わないから」ナデナデ
姉「ほんとう?」
弟「うん」
姉「!」パァァ
姉「ならばしねゾ☆」ブン
弟「ひいい!!」ヒョイ
姉「チィ!」
弟「ヒキョーだー!!」
姉「うるさい!この愚弟が!!」
弟「なんだよ!なんでもするっていっただろ!?」
姉「女の子には優しくしろっ!!」
弟「女の子?どこに?どこにいるの?」キョロキョロ
姉「」プッチ-ン
姉「貴様あああああ!!!」
< タダイマ-
姉「!」
弟「!」
弟「あ、いや、ちょっと具合悪くて」
母「なんで姉のベッドで寝てるの?」
弟「え!いやぁ~!僕姉ちゃん大好きだからさぁ~!あはははは!!」
母「あっそ…」
弟「…」ドキドキ
母「姉は?」
弟「さ、さあ!?トイレじゃない?」
姉(しまった…思わず弟と一緒にベッドに潜り込んでしまった)
姉(私だけ隠れたらよかったのに!何をやってるんだ私は…)モゾ
弟「アッヒョ!!?」ビク
母「!?」
弟「な、なんでもっ…」
弟「エ゛ンッ!!」ビクン
母「!?!?!?」
弟(姉ちゃん!!何やって…)
姉(あつい…)モゾモゾ
弟(当たってる!当たってるって!)
姉(は?)
弟(当たってるんだよぉ!!)
弟(姉ちゃんの割れた腹筋が!!!)
母「ん?今…」
弟(痛い痛い痛い!!)
prrrr...
母「あ、電話電話!」タタ
弟「…」
姉「…」
弟「もう大丈夫みたいだよ」
ゴソゴソ
バサッ
姉「…///」
姉「…」
弟「母さん気づいてないよね?」
姉「…」
弟「姉ちゃん?」
姉「…えっち」
弟「は?」
姉「弟の、えっちっ///」
弟(何いってんだこの人)
姉「きょ、今日はもうおわりだ!」
姉「宿題はちゃんとやるんだぞ!私は風呂に入って寝る!!」
ガチャ バタン!
弟「」ポカ-ン
弟「…」
弟「『今日は』?」
弟「おはよー」
姉「おはよう。早く朝飯食べろ」
姉「みそ汁が冷めるぞ」
弟「はーい…」
姉「今日は真っ直ぐ帰るんだぞ」
姉「いいな?」
弟「わかったよ」
姉「ああ」
弟「試合終わったばっかなのに…大変だね」
姉「試合だけが部活じゃない」
姉「日々の鍛錬こそが頂への一歩となる」キリッ
弟「そうですか…」
弟(いつもの姉ちゃんだなぁ)
ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
弟「はぁ…今日も宿題いっぱい出されたなー」
ガチャ
弟「ただいまー」
姉「おかえりっ♪弟クンっ☆」キャルン
姉「お腹すいてるでしょ♪」
姉「マジカル☆ガールがクッキー焼いてあげたゾ☆」
弟「」
姉「今日はオフだゾ☆」
弟「そう…」
姉「クッキー、食べるでしょ☆」
弟「うん」
弟(あ、おいしそ)
姉「手を洗いなさい」
弟「…はい」
姉「あ!待ってゾ☆」
弟「え」
姉「はいっ♪あーん☆」スッ
弟「えぇ…」
姉「あーんっ☆」
弟「い、いいよ自分で」
姉「あーんっ!」
弟「自分で…」
姉「口を開けろ」
弟「…はい」
姉「…うまいか?」
弟「うん、おいしい!」
姉「!」
姉「よかったぁ」フニャ
弟「…」モグモグ
姉「!」ハッ
姉「弟キュン☆クッキーまだまだあるんだゾ☆☆ジュースも入れてあげるにゃあ♪」
弟「なんかキャラがブレブレっすね」モグモグ
弟(大体オフの日か日曜に母さんがいない日だ)
弟(いつもは厳しいけどコスプレした時は優しい。たまに素が出るのはやめてほしいけど)
弟(最近始めたお菓子作りが楽しいらしく、僕はおやつに事欠かない)
弟(最初は気味が悪かったけど、今は慣れちゃった)
弟「なに?」
姉「中学で何の部活に入るか決めたのか?」
弟「いーよ帰宅部で」
姉「空手部は…ないんだったな確か」
弟「ナチュラルに空手やらせようとしないでよ…」
姉「昔はお前もやっていたのに」
弟「痛いの嫌いなんだ」
弟「そうだなー」
姉「男なら身体を使ってだな」
弟「あー差別だー」
姉「またそんな屁理屈を…」
弟「でも運動部の方が女の子にモテるかなぁ」
姉「不真面目な奴だな。そんな理由で始めても続くものか」
弟「姉ちゃんも空手やってて女の子にモテモテだもんね~」ニヤニヤ
姉「!」ムカッ
弟「そうなの?」
姉「そうだ!」
弟「魔法少女でも?」
姉「…」プルプル
弟(あ、やべ)
姉「…その通りだっ!///」バン
姉「マジカル☆ガールは女児だけでなく大きなお友達にも大人気だからな!!///」
姉「モテモテで大変態だッ!!」
弟(何言ってんだこの人)
姉「ん?」
弟「姉ちゃんコスプレ姿を自撮りしてツイッターとかにのせてるとか…」
姉「しっしてないしてない!!」アセ
姉「私はあくまで一人で楽しみたい派なんだっ!!」
弟「ほんと~?」
姉「しゃっ写真はとったりするが…それをインターネットにアップする勇気は私にはないんだ…」
弟(あ、やっぱり自撮りはしてるんだ)
姉「え゛っ」
弟「見たいなぁ~」
姉「…ムリ」ボソ
弟「姉ちゃんのマジカル☆ガールが見たいなぁ~」
姉「たったまに、見せてやってるだろう…」
弟「実物とはまた違う良さがあると思うんだよな~」
姉「…///」ソワソワ
弟「見たいなぁ~」
弟「おぉ…これは」
姉「…///」ソワソワ
弟(めっちゃ加工してる)
姉「……///」チラチラ
弟(ダレダコレ…あ、カラコンまでしてるんだ)
姉「………///」ドキドキ
弟(バインバイン過ぎでしょ。別キャラじゃないの?)
弟(でも…まぁ)
姉「どっどうだ…?」
弟「かわいいと思う」
姉「!」パァッ
姉「どの画像が、かっかわいいと思う!?」
弟「えっと、これ」スッ
姉「あーそれ!?それはな!結構頑張って撮ったんだ!ライトの角度とかにも気を付けて…」ペラペラ
弟(めっちゃイキイキしてる…)
姉「他には!?他には!?」
弟「これとか…」
姉「あ、これー!?これはちょっと世界観崩し過ぎちゃったかなーって思うんだけどぉ!でもでも!これはこれでアリかなーって!!」
姉「てか谷間強調し過ぎちゃったかなーって!!」
姉「この画像が好きなのぉ!?もう☆弟キュンのお・ま・せ・さんっ!」ウリウリ
弟「…」
弟(腹筋が)
姉「!」ハッ
姉「やっやらしいなっ///」パッ
姉「何なんだ!お前は!」
弟「何だって…」
弟(かわいい)
姉「ふん!」プイ
弟(あれ、僕は今何を思ったんだ)
弟「…」
姉「ネットに上げてみるかな!私も!」
弟「!」
弟「だっダメだよ!」アセ
姉「え?」
弟「その、もっとかわいいのが撮れてからの方が人気が出ると思う…」
姉「そうか?」
姉「別に人気者にならなくてもいいんだが…」
弟「だから、その、もっとかわいいの撮ってから出した方がいいと思う」
弟(何言ってんだ僕は)
姉「…」ポカ-ン
弟「…」
姉「そ、そうか…?」
弟「…」コク
弟(恥ずかしいとかじゃなくて)
弟(そうじゃなくて…)
弟(魔法少女の姉ちゃんを、他の誰にも見せたくないような)
弟(独り占めしたいような)
弟(そんな気がした)
弟(僕は頭がおかしいのか…?)
弟(…)モヤモヤ
< キリ-ツ! キョ-ツケ! レ-イ!
弟(だるいなぁ。早く帰ってゲームしたい)
先生「はい。おはようございます」
< オハヨ-ゴザイマ-ス!
先生「今日はみんなに気を付けてほしい連絡事項があります」
先生「最近〇〇駅付近で変質者が出没しているそうです」
< エ-!! コワ-!!
< ヘンタイダ-
ザワザワ...
先生「静かに!実際に女性が絡まれたりしているのは夜間ですが…」
先生「生徒の皆さんは遅い時間に一人で外を出歩いたりしないように。特に女子は注意して下さい」
先生「いいですね?」
< ハ-イ!
弟「…」
ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーー
弟「…」ソワソワ
弟(もう部活は終わってるよな)
弟「!姉ちゃ…」
姉友「それでねー…」
姉「ふふ…」
弟(あれ、誰かと一緒だ)
弟「…おかえり」
姉友「えっ!弟くん!?」
姉「ああ」
弟「は、はじめまして」ペコ
姉友「こんばんは!」
姉「何してるんだ、こんなとこで」
弟「別に…」
姉友「そうそう!変質者がいるんだって~」
弟「…知ってるよ」
姉「じゃあ家に帰ってなさい。姉ちゃんは夕飯の買い物してから帰るから」
弟「うん…」
姉友「!」ピ-ン
姉友「もしかして弟くん、お姉ちゃんを迎えに来てくれたの?」
姉「えっ」
弟「!」
弟「!ちっ違うよ!」アセ
姉「違うと言ってるぞ?」
姉友「えぇ~ウソだぁ。お姉ちゃんの事待ってたんでしょ?」
姉「そうなのか?」
弟「ぅ…///」
姉友「弟くんやっさしーい!」
姉「なんで私なんか迎えに来るんだ?」キョトン
姉友(マジかこいつ)
弟(マジかこいつ)
姉「え」
姉友「最近この辺物騒やろ!?女の子に痴漢しよーとする変態が出るって先生が学校でも言っとったやろ!?」
姉「あ、ああ」
姉友「弟くんかて知っとるんやろ?」
弟「う、うん」
姉友「姉!あんたが心配やから弟くんが迎えに来てくれとんねん!!」
姉「へ?」
弟「…」
姉友「めっっっちゃ良い子やん!優しい子やん!お姉ちゃんの事好きなんやなぁ。うちの兄貴とはえらい違いやでほんまに」ナデナデ
弟「…///」カァァ
姉「友、口調が…」
姉友「!あらやだわ!アタシったら!おほほほほほほほほほ!!」
姉「弟、心配しなくて大丈夫だ」
弟「ソウデスカ...」
姉友「はぁ…せっかく弟くん来てくれたのに。ごめんね?お姉ちゃんがこんなんで」ナデナデ
弟「いえ、別に、気にしてません…」
姉友「ああ~かわいい~。優しいし良い子だし気遣いまで…」ナデナデナデナデ
姉友「なぁ~弟くん、うちにこーへん?」
弟「え」
姉友「姉、この子うちのバカ兄貴とトレードしようやぁ」ギュウ
弟「ぐえ」
姉「!こっこら!離れろ!」
姉友「え~」
姉「ああ、また明日な」
姉友「送ってくれてありがとね!弟くんもまったね~!」バイバ-イ
弟「さようなら…」
姉「…」
弟「な、なんか面白い人だったね」
姉「そうだな」
テクテクテク...
弟「ん?」
姉「今日は、すまなかったな。わざわざ迎えに来てくれて」
弟「い、いいよ別に…」
姉「…」
弟「…」
テクテク...
姉「その」
弟「?」
姉「お前が、私のことを心配してくれるなんて思いもしなかったんだ」
弟「あぁ…」
弟(そりゃそうだろうなぁ)
弟「…」
姉「ありがとうな」ニコ
弟「…っ///」カァ
弟「別にっ。迎えくらいいつだって行ってあげるよっ」プイ
姉「ほんとうか?」
弟「…うん」
姉「じゃあしばらく頼もうかな」クスクス
弟「ええ、やだよ恥ずかしい」
姉「手!」
弟「…はい」
ギュ
姉「♪」
弟「…」
テクテクテク...
弟(姉ちゃんと手をつないで帰るなんて、いつぶりだろう)
ブンブン
弟(何か超機嫌いい)
弟(恥ずかしいからつないだ手を振り回さないでほしい)
姉「スーパー寄ってから帰るからなっ」
弟「うん」
姉「何が食べたい?」
弟「え、ハンバーグ…」
姉「よしっまかせろ」
姉「マジカル☆ガールが作ってやるからなっ」
弟(あ、今日コスプレするんだ)
ーーーーーー
ーーーー
ーー
弟「そのキュンっていうのやめて…」
姉「うまいかどうかきいている」
弟「はい、おいしいです」
姉「ほんとー?よかったぁ♪」
姉「デザートに抹茶ういろうがあるからネッ☆楽しみにしてるんだゾ☆☆」
弟「またシブいチョイスを…」
姉「ん?なあに?弟キュン☆」キャピ
弟「…もうすぐ母さん帰ってくる時間だよ」
姉「…」
弟「…」
・・・
姉「あああーーーっ!!!」
弟「!」ビク
姉「わ、忘れていたっ!」
弟「落ち着いて…」
姉「母さんのことすっかり忘れてたにゃあ!!」
弟(ひどい)
姉「ぬっ脱がなきゃ!脱がなきゃだぞ☆」
姉「弟ー!手伝え!」
弟「はいはい」
< タダイマ-!
姉「!」
弟「!」
弟「もーいいじゃん」
姉「よくないっ!」
弟「母さんくらいバレたって…」
姉「イヤだっ!そんなの舌をかみきってしぬぅ!!」
弟「大げさな」
姉「あーん!チャックが下ろせないー」バタバタ
姉「やって!弟キュンやってー!」
弟「はいはい…」
姉「やばいやばい!母さん来るって!」
姉「早くしろ!」
弟「無理だって!ていうか服のサイズ絶対合ってないだろ!」
姉「しょうがないだろ!これしかなかったんだから!」
弟「むちむち過ぎて脱ぐのも着るのも大変だろ!これ!」
姉「なんだとう!?私がデブだといいたいのかっ!?」
弟「そうじゃなくて、その、胸が…」
姉「やん☆弟キュンのスケベッ♪」クネッ
弟「手伝わないぞ!もう!」
母「ただいまー…」
弟「あ」
姉「あ」
母「…」
・・・
母「どちら様?」
姉「はじめまして」
姉「マジカル☆ガールと申します」キリッ
弟「ブッ!」ビチャ
弟(舌をかんであの世にいこうとする姉ちゃんを止めるのに必死だった)
弟(母さんに写真撮りまくられてる姉ちゃんは死んだ魚の目をしていた)
弟(『かわいいから大丈夫だよ』とよくわからないフォローをしておいたけど…)
弟(ものすっごい落ち込んでたからしばらくはコスプレはしないかも)
弟(ちょっと残念…かな)
弟(よくわからないや)
弟「おはよー」
姉「おはよう」
弟「今日も部活?」
姉「ああ…」
弟(何か元気ないな)
弟「姉ちゃん、今日も迎えに行くよ」
姉「え。いや、そんな。悪いし」
弟「一緒に帰ろう?」
姉「…うん」
弟(そうだ。今日の夕飯は僕が作ってあげよう)
弟(カレーくらいなら作れるだろ)
弟(たぶん…)
弟(…)
弟(最近姉ちゃんの事考えてばっかだな)
弟(遅いなぁ姉ちゃん)
弟(練習長引いてるのかな?たまに自主練して帰るからな)
弟(こういう時ケータイがないと不便だ)
弟「ふわぁ…ねむ…」
弟「…」
弟「トイレ…」テテッ
ーーーーー
ーーー
ー
弟「ふー…」
「りんご」
弟「へ?」
「りんご。りんご。りんご」
弟(うわ、なんだこのオッサン…)
「りんご、いる?」
弟「…いりません」
弟(くさっ。逃げよ)
「…」
ガバアッ!!
弟「わあああああああああ!!?」
姉(弟が迎えに来てくれる事をすっかり忘れて稽古に打ち込むなんて)
姉(姉失格だな、私は)ハァ
姉(お詫びにアイツの好きなものを今日も作ってやろう)
姉(マジカルガールは…)
姉(しばらくいいか)
姉(母さん、ツイッターにアップとかしてないだろうな)ムカムカ
姉(弟がいない)
姉(帰ってしまったか…まぁこんな遅い時間になってしまったからな)
姉(飯は一人で食べているだろうか)
姉(私も何か買って帰るか…)
< ワアアアアアアアアア!!?
姉「!?」
姉「なんだっ!?」タッ
齢は三十半ばだろうか。
垢だらけのつぎはぎだらけの作業服を着ている。
その男が、閑散とした駅の便所で、弟を羽交い締めにしていた。
「帰命頂礼地蔵尊
此れはこの世のことならず
死出の山路の裾野なる」
男が地蔵和讃を唱えはじめた。
「西の河原の物語
聞くにつけても哀れなり
数も限りの荒砂の」
太い声が空気を搏っている。
足がすくむような恐怖の感情が姉を襲った。
助けを求めている。
「数も限りの荒砂の
上に集まる幼児が」
大男が経文を唱え続けている。
どうする。
助けを呼ぶか。
ここは駅員も不在の人っ子ひとりいない駅構内。
恐らく誰も来ない。
近隣の住宅地まで駆けて人を呼んでいる間に、弟が何をされるかわかったものではない。
戦うか。
大男は2m近くの身長である。
腕は丸太のように太い。
肩幅が異様に広く、胸が分厚い。
姉との体格差を考えると、勝算はまるでない。
その目を見た時、姉の口は意思とは関係なく言葉を発していた。
「私の弟を離せ、このクソ野郎」
大男の貌が赤くなり、徐々に浮腫み始めた。
瞬間、姉の身体は吹っ飛ばされていた。
便所の個室の扉を突き破り、洋式便器の角でしたたかに頭部を打ち付けた。
姉は唸りながら血と唾を吐いた。
万力で締め上げるような力だった。
締められた瞬間に呼吸が止まった。
頸骨をへし折られてしまう。
姉は足をとばした。足は相手の股間に入った。
大男は呻き声を上げ、姉の首から手を離した。
姉は腰を落としたまま喘いだ。
首が曲がっている感じがする。頸骨にひびが入ったかもしれない。喉が痛い。うなじも痛い。
痛みは肩にまで拡がっていた。
一秒の何分の一かで反撃が遅れていたら、完全に骨をへし折られていたかもしれない。
もし、いま闘わなければ、私の弟は助からない。
この変質者に襲われ、心に傷を負い、最悪の生涯を送ることになろう。
そんな事は、決して許されない。
負けられない、という意志が、かつてない切実さで姉の意識の最前線におどりでた。
姉は頭をふり、呻き声をあげ、ゆっくりと立ち上がった。
姉は両腕をだらりとたれ、顎をつきだし、夜店の殴られ人形のように呆然とした様子を装って立った。
大男はゆっくりと狙いをつけ、野球の投手がモーションをおこすよう片足を高く上げて上体をのけぞり、腕をいっぱいに後ろへひき、そして襲いかかってきた。
姉は頭をさげ腰をひくと、大男に向かって牛のように猛然と飛び込んだ。
襲いかかった大男の喉に、姉は正拳突きを叩き込んだ。
大男は、沈黙して崩れ落ちた。
弟「姉ちゃん!」タッ
姉「来るなっ!!」
弟「!」
姉「まだだ…まだ死んでないっ!!」
弟「!?」
「コヒュ-...コヒュ-...」
姉「かすかに息をしている」
弟「こ、ころすの!?」
姉「ああ、こいつはころす」
弟「何もころさなくても…」
姉「うるさいっ!!」
弟「!」ビク
姉「しんでもいい奴なんてこの世には腐るほどいるんだ…ころさなくちゃころさなくちゃころさなくちゃ…私がやらなくちゃ…」ブツブツ
弟「姉ちゃん!」
姉「そうだこんなやつ生きてる価値なんてない私の大切な最も大切なものを奪おうとしたこいつに生きてる価値なんかない私が今ここでやらなければ今後同じことをし続けるだろう私にはこいつの命を奪う権利がある大丈夫だ正当防衛だ私は弟を守らなくちゃいけないんだ」ブツブツ
弟「姉ちゃんっ!」
姉「折ればっ!折ればっ!おれれれれれ」ハァッハァッ
弟「マジカル☆ガールはそんな事しないよっ!!」
姉「!!!」
弟「そうだよ」
姉「…」
弟「…」
姉「はやぁ」ポテ
弟「姉ちゃん!」
姉「けいさつ…きゅうきゅうしゃ…」
弟「うん!うん!ケータイ借りるね!」
姉「こわかったあ…」
ーーーー
ーー
弟(首の骨にヒビが入ってるらしい)
弟(歯も一本抜けちゃった…)
弟(自分の帰りが遅かったことをとても後悔していた)
弟(僕の方こそ姉ちゃんに謝りたかったのに、お前は謝るなと逆に怒られてしまった)
弟(いつもは気丈な姉ちゃんが、怖い思いをさせてごめんね、と目に涙を溜めて僕に頭を下げた時は心臓が止まるかと思った)
弟(身を呈して僕を救ってくれた姉ちゃんに、何かできることはないかな…)
弟(僕にできることなら何でもしてあげたい)
弟(僕に何が…)
弟(…)
姉「ヒマだ」ズ-ン
姉友「まーたそんな事言ってー。私が来てあげてるじゃん?」
姉「体を動かしたいんだ」
姉友「ダーメ!」
姉「もう何日も稽古をしていない。このままでは…」
姉友「このままでは?」
姉「また何かあった時弟を守れない…」
姉友「…」
姉「あああ…今あいつ、どこにいるんだろう?学校は終わってるよな…真っ直ぐ帰ってるのか…?」
姉友「随分心配性になっちゃったわねー」
姉友(まぁ無理もないか…)
姉「あいつの身に何かあれば私は、私は…」
姉友「あんたはとりあえず体を治しなさいな!弟くんだって今頃あんたの事心配して…」
< トントン!
姉友「おや、誰かな?」
姉「…弟か?」
弟「マジマジ☆マジカル☆きらりんりん♪♪」
弟「マジカル☆ガール!参☆上♪」キャルンッ
姉友「」
姉「」
弟「なんで友さんもいるのっ?///」
姉「なんでって…」
姉友「お見舞いに…」
弟「あああ…」ヘタヘタ
弟「もうダメだ、しのう…」
姉「待て待て。写真を撮ってからだ」スッ
姉友「弟くん。なんでそんなコスプレ…」
姉友「!」ピ-ン
姉友「姉!!あんた実はマジカル☆ガール(日曜朝8:30からテレビ朝日で放送中の女児と大きなお友達に大人気のアニメーション番組)の大ファンやな!!」ビシ
姉「ななな何をバカなっ」ギクッ
姉友「日頃からテレビの前でマジカル☆ガールがんばえ~!とかやっとるんやろ!!」
姉「っ!!」ギクギクッ
姉友「それを見た心優しい弟くんが、入院中ヒマしてるあんたを元気づけるために身体をはってレッツコスプレ!!」
姉友「そーいうわけやな!?」ビシッ
弟「あ、いやまぁ、概ねその通りっす」
姉「違う!私はマジカル☆ガール(現在放映中のシリーズで14作目)なんて…」
姉友「ウチの目はごまかせへんでぇ!!工藤!!」
姉「あああああああああ!!!」
姉友「まま、ええわ。そんなんどうでも」
姉「…」
姉友「問題は…」クルッ
弟「?」
姉友「あーん!!かわいいーーっ!!」ギュッ
弟「!?!?!?」
姉「なっ!?」
姉友「弟くんかわええなぁ~ほんまええ子やしこんな女の子のコスプレが似合うなんて反則やでぇ~」スリスリ
姉「やめろっ!マジカル☆ガール弟から離れろ!!」
姉友「ガールなのに弟とは…反則や!最高!!」スリスリスリ
姉「ああああああああ!!!!」
姉「私もっ!私もスリスリしたい!!」パタパタ
姉友「あんたは大人しくしときっ!」
姉友「なあ!弟くんさっきの!さっきのもっかいやってーや!!」
弟「え…」
姉友「決め台詞やって!!」
姉友「…」ワクワク
弟「まじ…まじ…」
姉友「…」ワクワクドキドキ
弟「…」
姉「…」
姉友「…」
弟「マジカル☆ガール!参☆上♪」キャルル-ン
姉友「エクセレエエエエントォ!!!!」
ガバァッ!!
姉友「ファンタスティーーック!!」チュッチュッ
姉「あああああああああああ!!!!」
姉「私も!!私もチュッチュするぅ!!」バタバタ
弟「(死んだ魚の目)」
おわり
元スレ
姉「マジカル☆ガール!参☆上♪」弟「」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499434156/
姉「マジカル☆ガール!参☆上♪」弟「」
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コメント一覧 (30)
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- 2017年07月18日 09:39
- 素晴らしい。最高だ。芳名をお伺いしたい。
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- 2017年07月18日 09:51
- 面白可愛い
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- 2017年07月18日 12:30
- 最高かよ
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- 2017年07月18日 12:33
- むちむち魔法少女とか……うっ
なんだこのSS
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- 2017年07月18日 13:00
- ほんみょんぼ
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- 2017年07月18日 13:07
- メイドラゴンのショタで想像した
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- 2017年07月18日 14:03
- 大男こっっっわ
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- 2017年07月18日 15:35
- 続けたまえ。
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- 2017年07月18日 17:56
- タイトルで片腕マシンガールを思い出した
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- 2017年07月18日 18:08
- 久々に最高に良いssを読めた
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- 2017年07月18日 20:57
- なんかおねショタSS増えたな。作者は一緒なんか?
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- 2017年07月18日 21:26
- どうした?
続けなさい
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- 2017年07月18日 22:25
- ギリギリだよ!ギリギリOKだよ!
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- 2017年07月18日 22:51
- ひぐま屋かな?
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- 2017年07月18日 22:59
- 地蔵和讚を唱える巨漢変質者とは中々良いセンスだな
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- 2017年07月18日 23:13
- 俺は弟が最原みたいな顔で想像されたわ
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- 2017年07月19日 04:17
- 待てゾ☆ほんとすき
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- 2017年07月19日 05:03
- 姉友可愛すぎ
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- 2017年07月19日 12:07
- 道産子ラーメンパワー!
メークアーップ!
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- 2017年07月19日 15:17
- 姉=吉田沙保里でお楽しみ下さい
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- 2017年07月19日 17:10
- 「怖い」と設定されてるキャラを神の視点の俺らにすらちゃんと何コイツ怖ぇやべぇって思わせられるって凄いよね
いいセンスだ
題材はどうあれ料理の仕方と出し方よ問題は
粗探しの達人はどこにでもいるしいつだって暇だよな、その暇に面白い話でも書いてろってんだよ
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- 2017年07月19日 17:35
- 姉がお嬢の浴室で想像されたのでギャグSSに
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- 2017年07月19日 19:19
- 秘密のマジカル姉ちゃん 池下真上
ttp://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/BJ108115.html
作品内容
柔道部で背も高く、クールな振る舞いが男女ともに人気の的の姉・楓を持つ桐斗。
そんな姉の部屋からキラキラ少女アニメ声が聞こえてきて…!?
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- 2017年07月22日 12:44
- コナンにだいぶ近いな
事件が起こるところまで似てる
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- 2018年01月11日 23:53
- コメントにももうあるけど同人誌のパクりじゃん恥ずかしくないの?
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- 2018年01月12日 01:38
- 23の作者が反応してイラスト描いてたぞ
よかったな
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- 2018年01月12日 03:01
- 面白かった
あと作者のコメ完全にここのまとめ見てたっぽいな
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- 2018年03月28日 23:49
- フン‥
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- 2019年01月07日 15:21
- 弟君すき
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- 2019年10月18日 23:01
- 神