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【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】

1: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 17:46:08.54 ID:DWtugLYV0


≪このSSはクリア後のネタバレが潜んでいます。ご了承の方のみお読みください≫



ジュスティーヌ「2月(【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく【安価SS】)を終えて、あなたの刑務も佳境に入ってきました」

カ口リーヌ「だが、今から入ってきた新人もいるだろう」

カ口リーヌ「その為に我々がが軽くおさらいをしてやろう」

ジュスティーヌ「ゲーム本編の日付では私たちは既にあなた方には見えないはずですが、そこはお気になさらずに」

カ口リーヌ「貴様の罪状は、9股という大罪だ!」

カ口リーヌ「だが慈悲深い我らはお前がきちんと一人を選べばこの罪を許してやることにした」

カ口リーヌ「ありがたく思え!」

ジュスティーヌ「ですが女心というものほどうつろいやすいものはありません」

ジュスティーヌ「2月に何があったかをきちんとあなた自身で把握し、正しい選択をしていけば」

ジュスティーヌ「おのずと道は開くのですが」

カ口リーヌ「貴様のせいで色々と迷っている女も現れている」

カ口リーヌ「懺悔の意味も込めて、今からおさらいしていくぞ!」

ジュスティーヌ「現在の信頼度はこのようになっています」


高巻杏
★★☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★☆☆☆☆☆

御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★★☆☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



2: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 17:47:21.98ID:DWtugLYV0

『一日の過ごし方と爆弾・デートスポットについて』


ジュスティーヌ「まずは自分が取れる行動は何かということを確認しましょう」

カ口リーヌ「いちいちこんな初歩的なことも教えてやらんとわからんのか!」

ジュスティーヌ「愚か者の知性に合わせるにも我々の仕事ですよ、カ口リーヌ」

カ口リーヌ「ふん! まあいい」

カ口リーヌ「お前は基本的には1日に2回行動できる」

ジュスティーヌ「昼と夜のターンと考えればわかりやすいかと」

カ口リーヌ「1ターン相手と過ごせば★が1つ上がる、これが基本だ」

ジュスティーヌ「丸一日を相手に費やすこともできます」

ジュスティーヌ「その場合、3つ★が上がります」

カ口リーヌ「何事もなければな、くくっ!」

ジュスティーヌ「丸一日を過ごすと誰かの乱入の可能性が非常に高くなります」

カ口リーヌ「場合によっては恋敵と鉢合わせ、なんてこともあるわけだ!」

ジュスティーヌ「そう言った小さなイベントをここでは『爆弾』と呼んでいます」

ジュスティーヌ「爆弾が落ちた場合、★が減る可能性もあるわけです」

カ口リーヌ「敢えて修羅場を見たいというのならば止めはしないがな!」

ジュスティーヌ「丸一日を相手に費やす場合、デートの場所はこちらである程度指定できます」

ジュスティーヌ「鉢合わせたくない相手が好そうな場所を避ける、という手が使えるという訳です」

カ口リーヌ「そして逆もまたしかりってことだ!」

カ口リーヌ「ちなみに爆弾の確率は作者の気分しだいだが、基本的には★の数が多いほどということだ」

ジュスティーヌ「そして1ターンのみだけであっても、爆弾がないとは言い切れません」

ジュスティーヌ「ですが確率としては格段に低いでしょう、堅実に行くこともまたあなたの選択です」




『プレゼントと所持金』


カ口リーヌ「丸一日を相手に費やす場合、プレゼントを用意することもできる」

カ口リーヌ「プレゼントが心に響けば★が1つ上がるぞ」

カ口リーヌ「無論、相応の代金は必要だ。それは現世でもどこでも同じだ」

ジュスティーヌ「突発的な予想外の出費というのも時折発生します」

ジュスティーヌ「それに対し手持ちがなければ、信頼は下がるでしょう」

カ口リーヌ「無様な姿を晒すのだから当然だな!」

ジュスティーヌ「プレゼントは自由安価です」

ジュスティーヌ「ですのでご自身でお考えください。相手の喜びそうなものと所持金を兼ね合わせて」

カ口リーヌ「無論、相手が喜ばなければそのプレゼント代はムダ金に終わるがな!」



3: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 17:48:35.00ID:DWtugLYV0

『相談コマンド』


ジュスティーヌ「プレゼントについて何がいいかわからないという愚か者もいるでしょう」

カ口リーヌ「そういう時は相談を選ぶといい」

カ口リーヌ「といっても、★が5以上ある女にのみでるコマンドだがな」

カ口リーヌ「1ターン使って相手がヒントをくれる」

ジュスティーヌ「ですが当然、相手がその方の事を知らない場合、何もアドバイスのしようがないので」

ジュスティーヌ「それは選択肢に出てきません」

カ口リーヌ「あと、相談した相手には何も★が上下しない。そういうことになった」

ジュスティーヌ「途中から湧いて出たアイデアなので作者の無計画性がここで露呈していますね」

ジュスティーヌ「ですが★が上がらないからといって何もないという訳ではありません」

ジュスティーヌ「その方が相手の事をどう思っているのかを知ることができるわけですから」

カ口リーヌ「後々の選択肢に生かされる可能性が出るわけだ」



『★の数で……?』


カ口リーヌ「★の数で相手の返答が変わるということがある」

カ口リーヌ「お前がどれだけ信頼を得ているかということだ!」

ジュスティーヌ「信頼を得ていない状態で行動を起こしても、結果は見えています」

カ口リーヌ「★の数についてはどのような選択になるかということにもよるが」

カ口リーヌ「作者が必ず事前に決めた数に従って行動するとのことだ」

ジュスティーヌ「その事前に決めた数というのは、あなたには知らされません」

ジュスティーヌ「ですが我々がその点はしっかり見張っておくのでご安心を」



『エンディングは……?』


ジュスティーヌ「全てを乗り越え、ホワイトデーを迎えた時、★がMAXの女性を伴侶にすることができます」

カ口リーヌ「いない場合はゲームオーバーだ、くくっ!」

カ口リーヌ「複数いた場合は安価を複数取って最も多い者が伴侶となるぞ」

ジュスティーヌ「あなたの中のあなたが一人で頑張っても無駄ということです」

カ口リーヌ「連投や明らかな不正行為は見逃さないからな! すれば刑に直接反映されるぞ!」

ジュスティーヌ「真面目にやってこそ、ゲームは楽しいもの……そういうことです」



4: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 17:49:49.37ID:DWtugLYV0

カ口リーヌ「だいたいこんなところだ。わかったか!?」

ジュスティーヌ「作者が安価を投下するのは大体20~21時の間を予定している、とのことです」

ジュスティーヌ「あなたが更生し、一人の女性をきちんと選択できるよう、私達は見守りましょう」

カ口リーヌ「そしてひとつ言っておく」

ジュスティーヌ「選択はあなたの意思でするものであって、させられるものではありません」

カ口リーヌ「我々からの忠告は以上だ」

カ口リーヌ「せいぜい足掻けよ、囚人!」

ジュスティーヌ「それでは。できれば私達の出番がない事を祈りましょう」


 …………

 ………

 ……

 



5: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 20:03:12.49ID:DWtugLYV0

 3月1日(水) 放課後


杏「あ、うん。よかった」

杏「誰にも聞かれない場所がいい、かな。いつものファミレスでいい?」


《ファミレス》


杏「…………」

(いつもの快活さとは打って変わって、今日は言葉が少ない……)

杏「あのさ」

杏「最近の私達、どう思う?」


1、旅行は楽しかった
2、どう思うって?


>>7



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 20:13:05.80 ID:hZegGniVo




7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 20:16:29.63 ID:u44mB1tDO

1



8: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 20:21:52.04ID:DWtugLYV0

杏「うん。楽しかった。私も、楽しかったよ。だけど」

杏「…………」

杏「わかって、ないんだ」

杏「……いや、うん……」

杏「本当はさ、君に言うのは違うって思う」

杏「なんかズルいじゃん。陰口みたいでさ」

杏「だから、何も言いたくは……なかったけど……」

杏「…………」

杏「怖いんだよね」

杏「私さ、モデルとかやってて、君も見たけど……ミカみたいな子っているんだよ、女子って」

杏「女子ってさ、表情と感情を切り分けられるんだよね」

杏「そういうのが上手い子っていうのは、やっぱりいる」

杏「そういう子は怖い。何考えてるかわからなくて」

杏「私がそういうの、苦手だっていうのもあるけど」

杏「表情と感情を分けることができるってのは、それ自体は……悪くないんだけど」

杏「うん。悪いことではない……んだと思う」

杏「それでバランス保ってるとこあるし」

杏「ただ、本音を言えなくなってて」

杏「……訊ねるのも怖くて」

杏「もしかしたら、だけど」

杏「…………」

杏「なんだろう、見ててすごく、危ういっていうの?」

杏「普通にしてたら全然平気そうな顔してるのに、ふとした瞬間に簡単に壊れそうで」

杏「……私じゃ、何もできないのかもしれないなって……」


1、それは誰の事?
2、話せば何とかなる?

>>10



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 21:02:01.05 ID:7l0qVaN1O

難しい
1



10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 21:02:32.32 ID:tq5Rj2y80

1



11: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 21:07:32.70ID:DWtugLYV0

杏「……言えない」

杏「さっきも言ったけど、今こうしているだけでも陰口みたいで気分はよくないから」

杏「名前まで出したら、フェアじゃないと思う」

杏「ごめん、曖昧なことばっかり言ってて」

杏「私も何が問題なのか、よくわかってなくて」

杏「単純に不安なだけなのかもだし」

杏「気のせいならいいのに、マジで」

杏「けどさ。……不安でさ」

杏「志帆にね、ちょっとだけ相談したんだ」

杏「そうしたら、一回話した方がいいって」

杏「でもその前に、ワンクッション置く意味でも君と話した方がいいかもねって言われてさ」

杏「ごめんね、君を混乱させるようなこと言って」

杏「もっとはっきり言いたいんだけど……」

杏「……あー、もう!」

杏「よし! 決めた! 話す! 多分!」

杏「このまま悩んでたって何も事態は変わらないんだしね」

杏「やっぱり直接話さないとね!」

杏「…………」

杏「でももし、それで君にとって良くない事になったら……」


1、自分でまいた種だ
2、杏が気にすることじゃない
3、大丈夫

>>13



12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 21:12:28.49 ID:Nom3bvpko




13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 21:12:44.74 ID:ZPeJ2jaKO

1



14: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 21:16:47.23ID:DWtugLYV0

杏「いや本当そうだからね!? よくよく考えたら!」

杏「…………」

杏「うん。話してみる」

杏「なんか、曖昧な話ばっかりになって君にはよくわかんないかもしれないけど」

杏「私は、話して少し、楽になったかな」

杏「誰にも話せなかったからさ」

(杏は苦笑いを浮かべている)

 杏+★2つ



《ルブラン》


 カランコロン

惣治郎「いらっしゃい」

春「こんにちは、おじ様。コーヒーお願いします」

惣治郎「あいよ」

双葉「春! あのコレクション譲ってくれ!」

春「双葉ちゃんがそんなに食いつくとは思わなかったな」

春「いいよ。お父様の遺品になるけど私の趣味じゃないし、双葉ちゃんなら一緒に見られそうだしね」

春「よかったらあのシアターセットも譲ろうか?」

双葉「マジでか!?」

惣治郎「嬢ちゃん、あんまり双葉を甘やかさないでやってくれ。はい、コーヒー」

春「すみません。ですけどSFは私の趣味じゃないので」

春「やっぱり、好きな人に譲るのが父も喜ぶと思うんです」

惣治郎「いや、そっちはともかく、シアターセットとやらの方なんだが……」

惣治郎「話聞く限り、何百万もするんだろう……?」

春「引き取り手、探してるんですけどね。その方面は私詳しくなくて」

双葉「状態も良かったし、なんなら私が代わりにネットオークションで売ってやろうか?」

双葉「中古買取よりも高く売れると思うぞ」

春「うーん。考えておくね」



15: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 21:17:21.60ID:DWtugLYV0

惣治郎「……あいつ、帰ってこねえな」

双葉「どっかで遊んでるんだろ」

春「今日は彼がいないことを知っていましたから、大丈夫ですよ」

春「おじ様のコーヒーが飲みたくなったんです」

惣治郎「嬉しいこと言ってくれるねえ」

春「あと双葉ちゃんにも会いに来たんだけどね」

春「時間が空いちゃったから。そうだ、お洋服一緒に買いに行かない?」

双葉「へ? ふ、服?」

春「双葉ちゃんのいつものファッションも双葉ちゃんらしくて素敵だけど」

春「お出かけ用のお洒落な服を何着か持っていていいと思うの」

双葉「け、けど……」

春「そうと決まったらマコちゃんも誘うね」

双葉「いや私まだ何も言ってないぞ!?」

春「…………」

春「マコちゃんから返事来ないな」

双葉「この時間で返事来ないのか? 学校は終わってるだろ?」

春「…………」

春「学校でも様子がなんとなくおかしかったし、昨日何かあったのかもね」

双葉「何かって、大丈夫なのか?」

春「多分大丈夫だよ」

春「本当に駄目な時はきっと話してくれるだろうし」

春「しばらく様子見ればいいと思うな」

双葉「そうだな。真ならきっと大丈夫だな」

春「…………」

春「何かあったにしても」

春「これからの方がもっと大変だろうしね」

双葉「そうだなー、春も真も大学行っちゃうしな」

春「そうだね」

春「…………」

春「双葉ちゃんは、いい子だね」

双葉「へ?」

春「そのままでいてほしいな」

双葉「?」

春「じゃあ、二人で行こうか」

双葉「え、春みたいなゆるふわな服着るのか!?」

春「試着だけでもしてみようよ。おじ様、双葉ちゃんお借りしますね」

惣治郎「あいよー、頼むわ。けど嬢ちゃんみたいにあんまり高い奴は勘弁してくれな」

春「今日は見るだけにしとくので大丈夫ですよ、双葉ちゃん行こ?」

双葉「そ、惣治郎! 裏切り者!」



16: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 21:18:34.37ID:DWtugLYV0

 …………

 ………

 ……



モルガナ「まだ半日空いてるな」

モルガナ「御主人の話では双葉と春はどっかにショッピングに行ったようだから、誘うのは難しいだろうな」

モルガナ「あと、真が調子悪そうだとも言ってたな」

モルガナ「…………」

モルガナ「誘うなら、怪盗団以外のメンバーになるが、どうする?」


 どうしようか……

1、誘う
2、今日はもう休む


>>18



17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 21:20:34.57 ID:tq5Rj2y80

1



18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 21:21:30.88ID:DWtugLYV0

1



19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 21:22:35.49ID:DWtugLYV0

違う!安価下!
誤爆した……



20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 21:28:53.46 ID:vX3+TEIDO

1にしとくか
爆弾処理はチームを組んでやるものだ。巻き添えは多い方が気が楽だし



21: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 21:32:09.46ID:DWtugLYV0

モルガナ「誰を誘うんだ?」


1、御船千早
2、武見妙
3、川上貞代
4、大宅一子
5、東郷一二三

>>23



22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 21:43:10.05 ID:vX3+TEIDO

3



23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 21:44:23.28 ID:tq5Rj2y80

2



25: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 21:49:34.12ID:DWtugLYV0

モルガナ「武見を誘うのか」

武見妙
★★★★★★★☆☆☆


モルガナ「武見には相談できるぞ」

モルガナ「武見が面識あるのは千早だけだな」

モルガナ「どうする?」


1、普通に誘う
2、千早について相談する

>>27



26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 21:55:57.55 ID:vX3+TEIDO

千早は爆弾じゃないと思うが、2



27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 21:59:33.26 ID:6de2C7mY0

1



29: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 22:20:57.92ID:DWtugLYV0

《武見医院》


武見「助かったよ、手が足りなくてね」

(何故か書類の整理を手伝わされている……)

武見「患者がいきなり増えたからね。前は楽だったんだけど」

武見「新薬の報告書も出さないといけないし、書類だけは本当に面倒」

武見「…………」

(武見は仕事に集中し始めた)

(黙々と作業を続ける)

子供の声「せんせー! こほこほ」

武見「まずは手を洗いなさい。喉の調子はだいぶ良くなったようですね」

母親「はい、ありがとうございます」

武見「君、256番のカルテとって」

(武見は子供と一緒に診察室に入っていった)

母親「ここ受付雇ったんですね」

母親「先生、一人で忙しそうでしたし、これで楽になりますね、きっと」

母親「最初は若いし近寄りがたくてどうかなと思ったんですけど」

母親「あ、今のは先生に内緒にしてくださいね」

母親「にしても最近の先生は本当に忙しそうですね」

母親「目も充血してるし、クマもできてますし」

母親「上手くメイクで隠してますけど、まだインフルエンザも流行っていますし」

母親「武見先生が倒れたら困りますね」

(かなりおしゃべり好きのようだ)

武見「お母さん。診察室へどうぞ」

母親「あ、はい」

 …………、

武見「ふう」


1、お疲れ様
2、コーヒー飲む?

>>31



30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 22:37:47.39 ID:6de2C7mY0

ksk



31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 22:41:54.73 ID:tq5Rj2y80

2



32: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 22:48:01.24ID:DWtugLYV0

武見「ん、ありがと」

 武見+★1つ

武見「…………」

(また仕事に集中し始めた)

モルガナ(言われてみると確かに無理しているように見えるな)

モルガナ(医者にとって忙しい時期だと言ったらそれまでなんだが)


 …………、


(数人の患者が来て診察の時間が終了した)

武見「ちょっと」

(武見が財布からお金をこちらに差し出した)

武見「これ。今日のバイト代」

武見「3千円あったらいいでしょ」

武見「労働に対する対価なんだからきちんと受け取っておいて」

(半ば無理矢理に渡された)

  +3000円

  所持金
 ¥83994


武見「…………」

(今日の武見は不可解だ……)




33: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 22:48:43.19ID:DWtugLYV0

『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「杏殿の懸念は気になるな」

モルガナ「杏殿は勘が鋭いところがあるからな」

モルガナ「話をしてみる、か」

モルガナ「…………」

モルガナ「武見も今日は妙といえば妙だったな」

モルガナ「無理矢理に手伝わせたり、かと思えばバイト代渡したり」

モルガナ「らしいといえばらしいんだが、行動が一貫してない気がするんだよな」

モルガナ「真と鉢合わせた件で、お前とどう接していいのかわからなくなってるのかもな」

モルガナ「信頼も揺らいでいるみたいだ。このままじゃ武見の方から三行半突きつけられるかもな」

モルガナ「三行半の使い方あってるか?」

モルガナ「とにかく、誰か相談できる相手がいるといいんだが……」

モルガナ「疲れただろ。今日はもう寝ようぜ」



高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★☆☆☆☆☆

御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★★★☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



34: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 22:49:39.54ID:DWtugLYV0

 3月2日(木) 放課後


モルガナ「今日はどうするんだ?」

 どうしようか……



1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>36



35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 22:50:11.47 ID:Nom3bvpko




36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 22:51:22.88 ID:8g9LmRzIO

ksk



37:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 22:52:07.34 ID:tq5Rj2y80

5



40: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 22:54:25.26ID:DWtugLYV0

(千早で行きます)


モルガナ「まだスケジュールは入れられるが、どうする?」

1、1日過ごす
2、他にも誘う

>>42



41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 22:55:22.70 ID:8g9LmRzIO

kskst



42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 22:59:13.03 ID:tq5Rj2y80

2



43: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 23:00:23.73ID:DWtugLYV0

モルガナ「誰を誘うんだ?」


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春

6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>45



44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 23:01:27.26 ID:tq5Rj2y80

6



45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 23:02:16.99 ID:Ed7eOfduO

4
春先輩のご機嫌伺いたいです



46: ◆86inwKqtElvs 2017/02/03(金) 23:08:12.51ID:DWtugLYV0

御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆


モルガナ「今なら相談できそうだな」

モルガナ「けどうーん、千早は特殊な能力持ってるからな」

モルガナ「そのあたりは一回話聞いておこうぜ」



奥村春
★★★★★☆☆☆☆☆


モルガナ「今なら相談できそうだな」

モルガナ「春なら杏殿、真、双葉、川上について相談できるな」

モルガナ「どうする?」



1、普通に過ごす

2、相談する(杏)
3、 〃  (真)
4、 〃  (双葉)
5、 〃  (川上)


>>48



47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 23:09:49.97 ID:tq5Rj2y80

3



48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 23:30:45.56 ID:Nom3bvpko




54: ◆86inwKqtElvs 2017/02/04(土) 20:01:02.11ID:fcsIcEJF0

《新宿・路上》


千早「あ、こんにちは」

(相談の件について話した)

千早「えっと」

千早「それはつまり、私に占ってほしいということでしょうか?」

千早「……すみません、難しいです」

千早「以前みたいに、あなたの想いを相手に届けるってことができなくなりました」

千早「多分、私があなたに……特別な感情を抱いたから」

千早「その思念が邪魔をしてるんだと思います」

千早「キーワードを見つけるぐらいならできると思うんですが……」

千早「ただ、以前と同じく代金はいただきます」

千早「あ、あのですね? これはつまり、貸し借りは0にしないといけないのです」

千早「無償で占うと、あなたは私に借りができるでしょう?」

千早「その借りは悪縁となって、あなたの心を縛ります」

千早「悪用しようと思えば、いくらでもできる力なんです」

千早「だから私みたいな力を持つ人間は、必ず報酬をとります」

千早「そうやって対価が払われることによって、縁が消えます」

千早「そうやって、自分の力が他者に及ぶことを防いでいるんです」

千早「対価は人それぞれですが、やっぱり金銭が一番わかりやすいんです」

千早「というわけで、代金は必要なんです」

モルガナ(わかるようなわからないような理屈だな)

モルガナ(まあ、千早もそれで食ってるわけだしな)

モルガナ(普通に相談はできるのか訊いてみろよ)

(占いなしに相談できるか訊いてみた)

千早「あ、それは大丈夫です! 私の知ってる範囲でしか無理ですけど」

千早「それはもう、目一杯力になります!」

(相談は他の人間と同じようにできるようだ)

千早「占料は以前と同じく5000円です。心に思い浮かべた人の事を占います」

千早「相談ならいくらでも乗りますよ」

 どうしようか

 所持金
 ¥83994

1、占ってもらう
2、相談に乗ってもらう


>>56



55:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/04(土) 20:12:35.86 ID:lOwLgNxN0

1



56:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/04(土) 20:19:36.79 ID:5ULHAXvDO

1



57: ◆86inwKqtElvs 2017/02/04(土) 20:36:35.65ID:fcsIcEJF0

千早「誰の事を占いますか?」


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>60



58:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/04(土) 20:40:57.95 ID:5ULHAXvDO

1



59:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/04(土) 20:55:26.26 ID:lOwLgNxN0

4



60:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/04(土) 21:19:32.59 ID:r5BB5f/cO

4



61: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 01:13:36.51ID:kyE835q/0

千早「では、その人を思い浮かべてください」

(千早がカードを引いた)

千早「――――」

千早「…………」

千早「『狭量』『自覚』『破滅の覚悟』」

千早「…………」

千早「説明していきますね」

千早「本来は、穏やかな時間を好む母性と包容が本質の方です」

千早「ですが一方で自分とその周りを害するものに対しては、酷く冷徹になれる」

千早「そういう相反する性質を持っている方です」

千早「そして今、その方の自分と周りというのが、酷く狭くなっている」

千早「そしてそれをその方は自覚しているはずです」

千早「自分自身と、あなただけになっていることを」

千早「自覚しているからこそ安易に表には出さないでしょう」

千早「それだけの自戒は持っている方です」

千早「ですが破滅の覚悟と出ている以上、いずれ行動を起こします」

千早「えっと……質問は……」

千早「どうやって助けるかですよね、わかっています」

千早「ですけどその、言いにくいんですけど」

千早「非常に難しいと言わざるを得ないです」

千早「以前の私だったらすぐに諦めるように言っていたと思います」

千早「自分自身で破滅を覚悟している人間を助けられるわけがないからです」

千早「…………」

千早「ただ、自覚がある分、不条理な行動は起こさないでしょう。言動には必ず理由が存在するはずです」

千早「なので対話や駆け引きが可能な相手ではありますし、基本は誠実な方なので誰の言葉も真剣に聞くと思います」

千早「真剣に聞いて尚、破滅の覚悟を決めてしまっているのが問題なんですけど……」

千早「えっと、以上です」

千早「事態が変わったらまた違う結果になるかもしれませんけど、今はこれが限界ですね」

  -5000円

  所持金
 ¥78994


モルガナ「……千早じゃなかったらそんな馬鹿なって思うような結果だな」

モルガナ「春のやつ、本当にそこまで思い詰めてるのか……?」

モルガナ「……旅行ではあんなに楽しそうに笑っていたじゃないか……」



65: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 20:08:15.58ID:kyE835q/0

《ビッグバン・バーガー》


春「なんだかここに来るのも久しぶりな気がするな」

春「私にとって一番身近な場所の筈なんだけどね」

春「それで、相談って?」

(切りだし方が難しい……)


1、最近変わったことはなかった?
2、旅行の時はありがとう
3、杏の事で相談がある

>>67



66:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 20:18:30.29 ID:PTbYSDi7O

2



67:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 21:12:43.03 ID:aICWUWPX0

2



68: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 21:21:24.60ID:kyE835q/0

春「ふふっ、楽しかったね」

春「うん。楽しかった。こっちこそありがとね」

春「うーん」

春「そういえば別荘でね、杏ちゃんが、お肌で悩んでるって言ってたんだ」

春「私から見たら十分綺麗だと思うんだけどな」

春「モデルって撮影の時期と実際の季節、相当ずれるみたいで」

春「今からもう夏物を撮影してたりするんだって」

春「だからね、外でも今の時期に露出多い恰好するから寒い以上に身体全体が乾燥しちゃうんだって」

春「モデルも大変だなって思うよ。杏ちゃんもすごいよね」

春「みんな、すごいよね」

(プレゼントのヒントは得られたかもしれない……)

春「…………」

(春は遠くを見つめている……)

春「……最近、この言葉が思い浮かぶんだ」

春「『配られたカードで勝負するしかない、それがどういう意味であっても』」

春「君に配られたカードはジョーカーだった」

春「君はたくさん助けてくれる人を作る事ができて、ジョーカーはやっと機能した」

春「ジョーカーって、力を発揮できなければどんなゲームでも無意味なカードなんだよね」

春「その力を発揮するのに必要だったのが、君を助けてくれる人だったんだと思う」

春「それを絆っていうのかな」


1、どういう意味?
2、何が言いたい?

>>70



69:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 21:37:01.67 ID:aICWUWPX0

2



70:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 21:39:21.26 ID:K8sR83G9O

1



71: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 21:45:55.23ID:kyE835q/0


春「あはは、そんなに真面目に考えなくていいよ」

春「特に深い意味なんてないし」

春「女の子の言葉を真に受ける必要なんてないんだよ?」

(本当にそうなのだろうか……?)

春「こんなふうにね、他愛もないおしゃべりが楽しいの」

春「それじゃ、駄目かな?」

(春はいつも通りのにこやかな笑顔を浮かべている……)




『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「うーん」

モルガナ「正直、混乱する情報ばかりだな」

モルガナ「千早の能力を疑ってるわけじゃないが、今日の春を見る限りとてもそんなふうには思えん」

モルガナ「杏殿の話が出ても普通だったしな」

モルガナ「…………」

モルガナ「千早の言葉を信じるなら、明日何かが起こるはずだ」

モルガナ「今日はもう寝ようぜ」



高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★☆☆☆☆☆

御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★★★☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



72: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 21:46:44.20ID:kyE835q/0

 3月3日(金) 放課後

《教室》


杏「…………」

モルガナ「……さて、どうするか」

モルガナ「とりあえず杏殿に話しかけてみ」

??「杏ちゃん!」

(春が教室の扉の前にいる……!)

杏「春……!」

春「ちょっと屋上でお話ししない?」

春「マコちゃんもいるんだけど」

春「あ、君はついてきちゃダメだよ? 女の子同士の秘密のお話なんだから、ね?」

杏「……わかった」

(杏は春についていった)

モルガナ「…………」

モルガナ「ワガハイ、ちょっと三人の様子を見てくる」

モルガナ「お前は駅のあたりででも待ってろ。見つかったら絶対ややこしくなるからな」

モルガナ「心配すんな。きっと大丈夫さ」



73: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 21:48:21.38ID:kyE835q/0

《屋上》


杏「…………」

真「話って?」

春「うん。単刀直入に訊くね」

春「彼の事、好き?」

真「……唐突ね」

春「そうかな。いずれ来ることだと杏ちゃんは気付いてたみたいだけど」

杏「まあ、避けられないよね。どうしても」

春「うん。そうだね、もうちょっと突っ込んだ話を訊くとね」

春「『怪盗団の居場所と彼の隣ならどっちをとる?』かってこと」

真「……意味が分からないんだけど」

春「分からない振りをするのはよそうよ、マコちゃん」

真「…………」

春「ねえ、二人は、例えば彼が私でもいいし他の女性でもいいけど、自分以外の誰かを選んだとして」

春「それを純粋に祝福できる?」

杏・真「……っ!」

春「私はね、できない」

春「そんなふうに諦めるには、私の中で彼の存在は大きすぎるから」

春「だからね、私は――怪盗団を捨てる事に決めたよ」

杏「……春、アンタマジで言ってるの?」

春「冗談に見えるのかな」

春「彼が私達の中から誰かを選んだら、私達は以前のようにはならないよ」

春「もう怪盗団自体の役目は終わってる。単なる仲良しごっこになるだけ」

真「……春。私は彼のことも大切だけど、あなたも含めて仲間の事も大切に思ってる」

真「あなたもそうだと思ってた」

春「大切だよ。怪盗団は、あのアジトは、とても大切な居場所」

春「でも、それを壊してでも、私は彼の隣にいたい」

春「壊さないと一緒にいられないというなら、私は怪盗団を壊すことを選ぶよ」

杏「……そこまで考えてるんだ」

春「ああ、でもね。両方を手に入れることができるなら、それが何よりも幸せだと思う」

春「だからね、二人にお願いに来たの」

春「彼のこと、諦めてくれないかな?」



74: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 21:49:16.48ID:kyE835q/0

杏・真「…………」

杏「何言ってんの?」

真「正気?」

春「真面目だよ。二人が自主的に諦めてくれれば、怪盗団を選んでくれれば」

春「私だってわざわざ怪盗団を壊すような真似、しなくて済むから」

杏「都合がよすぎるとは思わない?」

春「じゃあ、もう一度訊くね」

春「二人は私よりも彼を愛してるって言える?」

春「今のぬるま湯のような居心地のいい居場所を壊してでも、彼の隣にいたいって、思える?」

春「彼の隣に立つ為に、どこまで犠牲を払える?」

春「私は居場所も仲間も、犠牲にする覚悟はできてるよ」

真「……本気、なんだ」

杏「けど、させない、って言ったら?」

杏「怪盗団を壊すなんて言われて、黙ってられるわけないよね」

春「つまり二人は」

春「答えられないんだ。私の問いに」

春「…………」

春「中途半端」

真「……っ!」

春「その程度の気持ちなら、配慮する必要もなかったかな」

杏「!」

杏「春、撤回して」

杏「その程度とか勝手に決めつけないで」

杏「ちょっとマジでキレそうだから」

春「いいよキレて。その程度のことなんかどうとでもできるよ」

春「覚悟のない子に負ける道理はないから。違う?」

杏「アンタ、いい加減に……!」

真「無駄よ、杏」

真「今の春を怒鳴ろうが殴ろうが、意味がない」

真「これだけ決めてしまってる人間に言えることなんて、私には……ない」

春「…………」

真「ねえ、春。どうしてそこまでできるの?」

真「口だけじゃないよね。春はそんな言葉だけ並べる子じゃない」

真「どうして……?」



75: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 21:50:13.76ID:kyE835q/0

春「彼を愛しているから」

春「それ以上の理由が、必要なのかな」

春「逆に……それ以外に躊躇う理由って、あるのかな?」

真「…………」

春「時間はあげる」

春「私の覚悟よりも自分の覚悟が上だと思うなら私と同じ舞台に上がればいいし」

春「勝てない、と思うなら諦めればいいだけ」

春「諦めたら少なくとも、仲間の一人としての居場所は守れるよ」

真「…………」

真「……そうね。春の言いたいことはわかった」

真「さほど間違ってもいないと思う。いずれ考えないといけない問題ではあった」

真「あったよ、確かに……」

杏「…………」

杏「春。一つ、言っていい?」

春「うん。何かな」

杏「私、怪盗団を、あの場所を駆け引きの材料にしたこと、本気で怒ってる」

春「……そう」

春「それでどうするの?」

杏「どうもしない。今はね」

杏「ただ絶対に、心から謝らせる」

杏「越えちゃいけないラインを、春は越えた」

杏「そこだけは絶対に許さない。仲間だからこそ許しちゃいけない」

春「そう」

春「杏ちゃんはまだ私のこと、仲間だと思ってくれてるんだ」

春「甘いね。もうそんな話じゃないのに」

杏「させないって言ってるでしょ!?」

春「まだわからないのかな。できるかできないじゃなくて、するかしないかなんだよ」

春「私は“する”って決めたの」

杏「春!」

真「杏。黙って」

真「これ以上、話しても今は……意味がないから」

春「そうだね。もう言うべきことは言ったから」

春「もう私たちは仲間じゃなく、彼を巡っての敵同士だね」



76: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 21:51:27.45ID:kyE835q/0

春「…………」

春「ああ、でも、一ついいかな」

真「……まだ何か?」

春「このこと、双葉ちゃんには内緒にしない?」

春「双葉ちゃんの感情を考えると、いずれは知る事ではあるけど」

春「でもね。双葉ちゃんにとって、あそこは帰る家でもあるから」

真「…………」

真「それは、最後の良心ってやつなの? 春」

春「どう考えるかは自由だよ」

杏「…………」

杏「わかった。今の話は、三人だけの秘密にする」

春「そう。ありがとう」

(春は去っていった……)

杏「……真、どうす――?」

真「…………」

杏「真?」

真「どうして」

真「どうしてかな」

真「どうして私は何も言えなかったのかな」

真「中途半端だ、本当に……!」

杏「真、」

真「杏にはわからないよ!!」

杏「!」

真「春みたいに大切なものを犠牲にしてでも好きな人を選ぶこともできない!」

真「杏みたいに許せないと怒ることもできなかった!」

真「私が彼の隣に立っている姿が、どうしても浮かばない!」

真「わかってた! 私なんかよりずっと相応しい人がいるんだってことぐらい!」

真「私みたいな恋愛オンチなんかより、他の人の方がずっと――!」

真「…………」

真「なんでかなあ……」

真「あ、これだけ覚悟決めた春には負けるなって……悔しさすらなかった」

真「当然だとすら思った。あまりに簡単に納得できた」

真「杏みたいにその覚悟に怯まず、許せないと怒る事が、どうしてもできなかった」

真「それなら諦めて……春の言葉通り、仲間の一人として傍にいる方が、ずっとマシ……」

杏「真……!」

真「…………ごめん」

真「考える時間が……欲しい」



77: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 21:52:00.44ID:kyE835q/0

杏「……真」

杏「春の覚悟は、確かにとても強いのかもしれない」

杏「でも、それでも春の言ったことを許すわけにはいかない」

杏「許したら、私自身を許せなくなる」

杏「怪盗団は、たとえ役目を終えたとしても、私たちの大事な居場所だから」

杏「それを壊すなんて、絶対にさせちゃいけない」

杏「春は敵同士だって言ったけど」

杏「私はまだ、春を仲間だと思ってるから」

真「…………」

真「双葉には、どうする?」

杏「双葉には……確かにきついとは思う」

杏「私達も混乱してるし、今は話せない……」

真「うん……そうだね……」

真「私……どうすればいいのかな……?」

杏「真は、休んでていいよ」

杏「私が考える。真は十分、考えてきたと思うから」

杏「今の真じゃ……春の覚悟に呑まれるだけだと思うから」

モルガナ(…………)



《屋上前・下の階段》


モルガナ「春!」

春「モナちゃん」

モルガナ「悪いな、さっきの三人での会話、聞かせてもらった」

モルガナ「本気なのか、ってのは愚問だな。野暮なことしてるってのも自覚はあるさ」

モルガナ「けどな。それでも今の春をほっとくなら、ワガハイはお前の師匠じゃなくなっちまう」

春「…………」

モルガナ「言ったよな? お前に何かあったら、ワガハイはいの一番に駆けつけてやるってさ」

モルガナ「今はその時だろ?」

春「…………」

春「モナちゃん。私の話、聞いてくれる?」

モルガナ「ああ」

春「…………」



78: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 21:52:52.13ID:kyE835q/0

《駅前》


(モルガナはまだ来ない……)

春「あ、よかった。帰ってなかったんだね」

(春が息を切らせてこちらに走ってきた……)

春「モナちゃん、杏ちゃんやマコちゃんとも話すから先に帰っててくれって」

春「……ねえ、大事な話があるの」

春「ルブランに……君の部屋に寄っても、いいかな?」

(春の目は、真剣だ……)

(頷いて、ルブランに向かった)



《ルブラン》


春「こんにちは、おじ様」

惣治郎「おう、いらっしゃい」

春「おじ様。少し、上をお借りします」

惣治郎「…………」

惣治郎「今の時間なら、客も少ねえしな」

惣治郎「一時間ぐらい買い物してくるわ。看板もcloseedにしとく」

春「……お気遣い、ありがとうございます」

惣治郎「…………」



79: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 21:53:35.24ID:kyE835q/0

《自室》


春「…………」

春「うん。いろいろ考えたんだけどね。決めたよ」

春「私、君たちの仲間を辞める」

 !?

春「杏ちゃんにもマコちゃんにも、モナちゃんにも話したよ」

春「勿論、みんな納得はしてない。でも私は決めたから」

春「…………」

春「どうしてそんなことをするのかって顔をしてるね」

春「そうだね、あえて言葉にするなら」

春「君を手に入れるのに、怪盗団が邪魔になった」

春「そういうことかな」

(春の表情はいつもと変わらず穏やかに笑っている)

春「結局ね、こうなるんだろうとは思ってた」

春「私のペルソナ、知ってるよね?」

春「私のペルソナ、ミラディはね」

春「『裏切り』の象徴だから」

春「私は自由を手に入れるために、お父様を裏切った」

春「なら愛の為に、仲間を裏切っても、何もおかしくはないよね?」

春「…………」

春「君のこと、愛してる」

春「誰にも渡したくない。君の隣にいたい」

春「その為なら、仲間も裏切る。必要なら、君のことも裏切る」

春「そして君を奪ってみせる」

春「…………」

春「ねえ」

(春がこちらの手を握って、春の頬に手を持っていく)

春「君は男の子で、私は女の子だよね」

春「そして今は私たち以外には誰もいなくて、二人きり」

春「この意味、分かるよね……」

(春の手はひどく冷たく、微かに震えている)

春「……怖くない、って言ったら嘘だよ」

春「だけどそれ以上に、君が欲しい」

春「君が私の傍にいてくれるなら、君の望むことはなんだってする」

春「身体が欲しいなら、いくらでもあげるよ……」

(声も震えて、今にも壊れそうだ)

 …………、

 このまま、春と結ばれていいのだろうか?


1、春を傷付けたくない
2、手を握り返す



80: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 21:55:15.45ID:kyE835q/0

↓3レスで多い方を選びます。
今日はこれまで。すごいところで切った気はしますがお疲れ様でした。

なんか色々一気に進みましたけど、なんか言い訳するべき気はしますけど、3日を書き終えてからにします、はい。



81:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 21:59:16.93 ID:wbsua2vXo

2や



82:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 22:04:38.06 ID:h8R9zEEAO

2を選べば楽なんだろうが1



83:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 22:17:46.34 ID:aICWUWPX0

1



84: ◆86inwKqtElvs 2017/02/05(日) 22:32:16.72ID:kyE835q/0

ふう、2が選ばれたらR-18(グロテスクな方ではない)場面に加えてバッドエンド書かないといけないとこだった……

このSSは健全なSSです。
時間をあげると言って相手の待ちの時間の隙を突いてジョーカーに仕掛けるなんて発想は春にしか無理だなと思った
杏と春、役目逆も考えたのですが、杏には絶対こういう卑劣と取れる真似は無理だと思ったのです
えっと、えっと、
修羅場製造機を買って出てくれた春先輩のご活躍をこれからもご期待ください。



85:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 22:39:21.57 ID:yOT0xt2PO

更新来たと思ったらすごいことになってた
べっきぃの時もどっちを選ぶか聞いてたあたり、その頃からずっと考えてたのかね
そう考えるとべっきぃには失望してるかもなあ、春先輩



86:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/06(月) 00:29:57.04 ID:p2MvavmF0

おおぅ
さすがにここで2はバッドエンドだろうなと思って1にしたけど良かった
待ってこの後もこんなヒヤヒヤするやり取りをしなきゃいけないのか?



87:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/06(月) 00:53:21.86 ID:51YUn3MK0

春か千早と結ばれさえすれば、バットでもいいやと思ってたり。そして地元に帰ってラヴェンツァと余生を過ごせばいいよ



88:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/06(月) 05:14:33.93 ID:YOfGr5hDO

元々修羅場を楽しむのが目的だろ? あれ?
バッドは展開と安価の出し方でなんとなくわかったけど、バッドも見てみたかったな



89: ◆86inwKqtElvs 2017/02/06(月) 07:37:01.06ID:MQCWmm8e0

BADEND読みたい方いるんですか?
まあ、春ちゃんはジョーカーと一緒にはなれるけど、幸せにはなれない感じです
希望あったら考えますが、どうしようかな……



90:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/06(月) 07:55:37.42 ID:x2D7UWAc0

「あの時この選択肢を選んでいたら?」はギャルゲーのお楽しみだしな
クリア後のオマケとしての春エンド(BADEND)公開はアリだと思う



91:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/06(月) 08:16:24.43 ID:gQLcFHS0O

>>89
俺は別に読みたくないかな。まあ地雷選択肢なのは分かりやすかったし、単発安価で荒らされないための配慮もあったし、いい判断だと思う。



92:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/06(月) 08:49:39.04 ID:Iaf2RgQXO

1から考えるなら無理しなくていい、春に限らず不幸を見たいわけではないし
多分>>1なら春だけバッド用意って特別扱いしないだろうし
そうなら作業量が多くなって負担になりそうだし、修羅場は今で十分楽しんでるからいい

今の感じだと春に隠れてるけど真もかなりヤバそうだな、行動にはうつさないだろうけど



93:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/06(月) 09:52:45.93 ID:p2MvavmF0

俺は修羅場もバッドエンドも目的では無い
まぁ修羅場は盛り上がるのわかるから良いがメインはイチャイチャしてるのが読みたくて来てるぞ

一応確認なんだが、バッドエンドになった場合はどうなるんだ?そこで終了?
途中からやり直せるのかまた始めからなのか知りたい



94: ◆86inwKqtElvs 2017/02/06(月) 10:23:29.02ID:MQCWmm8e0

ジュスティーヌ「あなたが更生し、一人の女性をきちんと選択できるよう、私達は見守りましょう」

カ口リーヌ「そしてひとつ言っておく」

ジュスティーヌ「選択はあなたの意思でするものであって、させられるものではありません」

カ口リーヌ「我々からの忠告は以上だ」

カ口リーヌ「せいぜい足掻けよ、囚人!」

ジュスティーヌ「それでは。できれば私達の出番がない事を祈りましょう」



ベルベットルームの出番があるということは、すなわち……?

ただペナルティは考えています。選ぶ人がいるとは思ってなかったのであまり詳しくは考えていないのですが、
例えば今回の場合だと春の★が上がりにくくなるとか、爆弾落ちやすくなるとか、そんな感じの事を考えています。



95: ◆86inwKqtElvs 2017/02/06(月) 10:26:41.94ID:MQCWmm8e0

ああ、戻る場所は直前の選択肢です。最初からは主に作者の負担がきついので。
バッドエンド集は、9人分考えるのはしんどいので多分ありません。ただ、どのバッドエンドでもジョーカーと一緒になる代わりに
相応の代償を払うことになるだろうと思います。大人勢だったら生きがいの筈の仕事を失ったりとかそんな感じですね。



97: ◆86inwKqtElvs 2017/02/06(月) 20:09:56.72ID:8BxcyvzX0


春「……そっか。結構本当に覚悟してたんだけどな」

(春が離れた)

春「でもこれで、君は奪われる側で、私は奪う側になった」

春「予告状はもう、君の心に届いてる」

春「君はもう、私の言葉を、仕草を、無視できない」

(もう春の震えは止まって、いつも通りの春だ)

春「できるだけ早く、私の事を選んでほしいな」

春「犠牲は少ないに越したことはないからね」

(いつも通りの、穏やかな春の笑顔だ)

春「ああ、モナちゃんなら学校にいるよ。ある場所に鍵をかけて閉じ込めてる」

春「君に予告状を出すのを邪魔されたくなかったからね。そこはウソついちゃった」

春「竜司くんに学校に残ってもらうように頼んでおいたんだ。だから竜司くんに頼めばいいよ」

春「鍵はすぐそばにあるから、竜司くんがモナちゃんを助けてくれる」

春「竜司くんや祐介くんにどこまで話してるのかは知らないけど」

春「話したいなら話せばいいよ。君の好きなようにすればいいと思う」

春「私も好きにするから。どんなことをされても、私は止まるつもりはないから」

春「それじゃあ、またね」

(春はモルガナを閉じ込めた場所を教えると、去っていった)

(竜司に連絡しなければ……)



98: ◆86inwKqtElvs 2017/02/06(月) 20:11:02.45ID:8BxcyvzX0

《ルブラン》


(竜司と祐介に連絡を取った)

(モルガナは竜司が無事見つけてくれた)

(惣治郎も含めて相談してみる)

モルガナ「だー! 春のやつ! いきなりワガハイをキャリーケースに閉じ込めて扉に針金巻いて南京錠3つ掛けやがった!」

竜司「連絡来た時は何事かと思ったぜ。モルガナが本当にいた時はもっとびっくりしたけどな」

竜司「お前も春にまんまと捕まるなよ」

モルガナ「うるっせえ! 春がいきなりそこまでやるとは思わなかったんだよ!」

祐介「大体の話は聞かせてもらったが」

祐介「モルガナにそこまでするということは、春は本当に本気なのだろうな」

竜司「っつうかリーダー、それは……マジで酷いぜ」

竜司「9股って……はあ」

祐介「何も言う気になれん」

竜司「いや逆だろむしろ言いたいことがありすぎるわ!」

竜司「なんだよそのハーレム!? 分けろよ少し!!」

モルガナ「今のこの状態を聞いてその言葉を言えるのはもはや凄いな」

祐介「しかし、言ってはなんだが、女同士の揉め事に俺たちが何かできるのか?」

竜司「しかも話聞くと相当深刻だしな」

モルガナ「あの春の様子は普通じゃない」

モルガナ「本人が言っていたように、“決めてしまった”んだろう」

惣治郎「だろうな。いつもならコーヒーの一杯は頼むのに今日は頼まなかった」

惣治郎「そのあたりでなんかあるんだろうなとはピンときたが、そこまでとはな」

祐介「それもここを離れるという意思表示なんだろうか……」

惣治郎「まあお前らの関係は完全に壊す気でいるな、嬢ちゃんは」

竜司「しっかしわっかんねえな」

竜司「そんなんやってリーダーと恋人とかなれると思うか普通?」

竜司「俺だったらそんなことされたらブチ切れて縁切るわってなるけどな」

モルガナ「ワガハイもわからん。けどそこまでしといて、ただ壊すだけっていうことはないだろう」

惣治郎「嬢ちゃんは大人を一番見てきてるからな」

惣治郎「嬢ちゃんなりの考え、勝算はあるはずだ」

祐介「モルガナの話だと、双葉に話さないようにと言っているが」

祐介「それは春の良心と見ていいのか?」

竜司「他に何があるんだよ?」



99: ◆86inwKqtElvs 2017/02/06(月) 20:11:47.97ID:8BxcyvzX0

祐介「いや、なんというのか」

祐介「どんな犠牲も覚悟している人間が、双葉だけ特別扱いはいささか妙だなと思っただけだ」

モルガナ「確かに妙だな。双葉に変にやさしいというか」

惣治郎「俺の考えになるが」

惣治郎「普通に考えるなら、嬢ちゃんは双葉を敵に回したくないんじゃない。俺を敵に回したくないんだよ」

惣治郎「お前と俺の関係は簡単には切れないからな。法律の関係上、これからも続くもんだ」

惣治郎「双葉を傷付けて俺ともギクシャクしたら、影響は大きいからな」

竜司「……春のやつ、そこまで考えてるんすか……?」

惣治郎「わからん。これは俺の考えだ。ただ良心に縋るのはやめておいた方がいい」

惣治郎「覚悟を決めた女ほど怖えもんはないからな」

惣治郎「嬢ちゃんなりに意味はあると考えて行動した方がいいだろうな」

竜司「うーん……」

竜司「旅行、楽しそうにしてたと思ってたんだけどな」

祐介「最後の思い出作り」

祐介「本当にそのままの意味だったのかもしれんな」

モルガナ「とにかくだ」

モルガナ「発端は全てこいつの優柔不断さだ。こいつが悪い。どうしようもない」

モルガナ「だが今の春を放っておくと、杏殿も真も双葉も、多分まともじゃいられない」

竜司「モルガナが見てた限りだと、真がすでに限界っぽいしな……」

祐介「女心はよくわからんが、真にも何かしらのコンプレックスがあったのだろうか」

竜司「双葉にはどうする?」

竜司「俺は双葉に言うのはありだと思うぜ」

惣治郎「お、おい!」

竜司「そりゃマスターからすれば娘さんだろうけど、俺らにとっちゃ立派な仲間なんすよ」

竜司「双葉に話すなっていうのも春の提案だろ? 春の思い通りに黙っておくのがいいのかよ?」

祐介「だが双葉には刺激が強すぎるという意見には同意する」

祐介「杏と真も話さない方がいいと言ったんだろう?」

モルガナ「それも今思うと、完全に春のペースで話が進んでいたからな……」

モルガナ「ワガハイは、竜司の言葉にも一理あると思う」

モルガナ「ただ、双葉の心は普通より脆い面があるのも確かだ」

モルガナ「お前はどう思う?」



佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆


(今の信頼度で話しても大丈夫だろうか……)


1、話す
2、止めておく

>>101



100:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/06(月) 20:20:57.40 ID:sEiMI/alO

1
んー、微妙だけど
双葉が利用されたりしたら嫌だなぁ



101:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/06(月) 20:26:03.41 ID:wCh041FYO

2



119: ◆86inwKqtElvs 2017/02/07(火) 20:14:38.14ID:WR1vRr8B0

竜司「そっか。まあお前がそう思うならそっちの方がいいんだろうな」

祐介「しかし、さっき竜司の言っていた『怪盗団を壊して一緒になれるのか』というのには、確かに疑問が残る」

竜司「あれか、壊してほしくなかったら一緒になれってことか?」

モルガナ「他の女を排除したい、ならわからんでもないんだが」

モルガナ「そういう部分って普通見せるもんなのか?」

モルガナ「ルートが確保されるまでターゲットに対して余計な警戒は抱かせない」

モルガナ「怪盗の基本だ、お前らも覚えてるだろ?」

祐介「予告状という言葉を出しているあたり、春はそのあたり意識していると思う」

祐介「春にとっても、この場所は重要なはずだ」

竜司「あたりめえだ、そうじゃないなんて言ったら春だろうとぶんなぐるわ」

竜司「男とか女関係ねえよ、俺らの仲間がそんな軽い気持ちなわけねえだろ」

モルガナ「…………」

(行き詰ってしまった……)

 ブーブー、ブーブー、

 !

(春からだ……!)

竜司「はあ!? あいつ何考えてんの!?」

モルガナ「なんて来た!?」


春『ねえ、明日デートしない?』


祐介「……それだけか?」

竜司「だけみたいだな」

モルガナ「とりあえず探りをいれてみろ」


1、断ったらどうする?
2、いきなりだな


>>121



120:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/07(火) 20:21:09.29 ID:xUQS7//KO

1



121:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/07(火) 21:01:47.38 ID:82UkNpNa0

1



122: ◆86inwKqtElvs 2017/02/07(火) 21:08:00.77ID:WR1vRr8B0

春『どうもしないよ、残念だなとは思うけど』

春『でも君に必要なのは時間と情報』

春『後者の部分に関しては利害は一致していると思うんだけど』

春『もう他の子に遠慮するつもりはないし』

春『私が何を考えているか、知りたいよね?』



竜司「やべえ、こういう駆け引きマジで無理……」

モルガナ「すぐに返事を入れることはない」

モルガナ「向こうが駆け引きを望むなら、こっちだって願ったり叶ったりだ」

モルガナ「駆け引きが可能なら、交渉が可能ってことだからな」

モルガナ「春のやつも、それを見越してる」

モルガナ「……多分、昔からできたんだろうな。自分の為に使わなかっただけで」

モルガナ「…………」

竜司「なあ、双葉がダメならとりあえず杏あたりには話入れとかねえ?」

竜司「俺らが知ってること、知らないだろ?」

竜司「杏には俺らが知ってること言っておこうぜ」

祐介「そうだな。力になれるかはともかく、一緒に考える仲間がいることを改めて伝えた方がいい」

竜司「それにぶっちゃけ俺らだけで考えてもわかんねえし」

竜司「じゃあ、伝えるぜ?」

(頷くと竜司は杏に電話をかけた)

 ――――

竜司「ん、そういうことだから。俺らも春が抜けるとかありえねえし」

竜司「わかった。お前も無茶すんなよ」

モルガナ「どの口が言うか、このパツ金鉄砲玉」

(通話を切ったようだ)

竜司「真には言わないでほしいだとよ」

竜司「杏のやつも結構ダメージ来てるみたいなのに、な」

祐介「それで、春の誘いにはどうするんだ?」

モルガナ「…………」

モルガナ「もう少し時間はある」

モルガナ「ジョーカー。お前が信用できる女にこの事態を話してみないか?」

モルガナ「女性の意見を聞いた方がいい。けど相手は慎重に選べ」

モルガナ「春の行動にキレて話がややこしくなる可能性があるからな」

モルガナ「……ワガハイたちだけじゃ、限界があると思う」


 どうしようか……

1、御船千早
2、武見妙
3、川上貞代
4、大宅一子
5、東郷一二三

6、誰にも話さない



123: ◆86inwKqtElvs 2017/02/07(火) 21:08:28.35ID:WR1vRr8B0

↓5レスで一番多い番号で行きます。選択肢多くて時間かかると思うので今日は短いですがここまで。
7レスにしたかったけど時間かかりそうだし5レスで。

6つ選択肢がありますがルートが違うだけで行きつく先は同じなのですが
かなり激しくストーリー展開が異なってくるとは思います。
信頼度・千早の占いの能力とか関係なく選んでください。
同数票の場合はその選択肢のみで再安価します。
春先輩はだいぶ鬱憤が溜まっていたのでしょうか、積極的ですね(棒読み



124:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/07(火) 21:12:54.69 ID:82UkNpNa0

なんか冷静な意見が貰えそうなので
2
ずっと春のターンだな



125:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/07(火) 21:22:23.94 ID:WXVMP2ClO

3
べっきぃが一番真剣に考えそう、春の怖さ知ってるし



126:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/07(火) 21:34:51.93 ID:gWagaq/5O

まあ3かなあ。



127:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/07(火) 22:34:32.89 ID:mntAPbtfO

2



128:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/07(火) 22:38:28.09 ID:oqNkh4VgO

2



134: ◆86inwKqtElvs 2017/02/08(水) 20:05:13.61ID:+2ga/Imh0

モルガナ「武見か。……最近大変そうだが」

モルガナ「確かに大人の女の意見は聞けるかもな」

竜司「確か、美人女医さんだっけ?」

惣治郎「双葉も診てくれた。ファッションセンスと無愛想なとこを無視すればいい医者だ」

祐介「あの時はそれどころじゃ無かったが、あの女性か」

(チャットで時間取れないか訊いてみた)


武見『まだ病院にいるよ』

武見『診察時間が終わった後で良ければ』


惣治郎「診察時間ってもう終わるんじゃねえか?」

竜司「なら行って待った方が早くね?」

祐介「ご主人、今日は時間をとらせてもらってもよろしいか?」

惣治郎「厄介な事態に付き合うな、お前らも」

惣治郎「若いうちの火傷ならまあいいだろ。けど真面目にしないと人生無茶苦茶になるからな」

惣治郎「女は本当に怖えぞ」

モルガナ「御主人の過去に何があったんだ……」

(惣治郎は火を落として帰っていった)

(竜司と祐介は自室に待たせて、武見医院に向かった)



135: ◆86inwKqtElvs 2017/02/08(水) 20:06:06.61ID:+2ga/Imh0

《武見医院》


(事情を説明した)

武見「それで?」

(武見の反応はそっけない)

武見「その子の事詳しく知らないけど、全然大したことないよ」

武見「友達に忠告送って君にも釘刺してる」

武見「本当に厄介な女ならお酒に睡眠薬入れて既成事実作ったりするからね」

武見「ちなみにこれでまだマシなレベルの女だから」

モルガナ(うーん)

モルガナ(春と面識がないせいか、武見からは危機感感じないな)

モルガナ(もっと酷い中傷とか受けてきてるだろうしな。春なんか小娘程度にしか思ってないのかもしれん)

武見「とりあえずさ、君を巡ってグループでもめ事がいずれ訪れるのはわかってたことなんじゃないの?」

武見「だからその子は行動に移したんでしょ、止められないのがわかってるから」

武見「ずるずる余命を引き延ばすぐらいなら自分の手でとどめを刺したい」

武見「賛成するつもりはないけど、いたってまともな思考だと思うけどね」

武見「そんなまともな子なら私は心配することないと思うけど」


1、怪盗団を壊されたくない
2、今の状態がまともだとは思えない


>>137



136:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/08(水) 20:09:48.78 ID:qIGkh29r0

2



137:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/08(水) 20:10:38.95 ID:786VotrhO

2



138: ◆86inwKqtElvs 2017/02/08(水) 20:15:33.49ID:+2ga/Imh0

武見「まともじゃない、ね。じゃあ昨日までの君たちは、お互い本音も言えない状態でまともだったって言えるの?」

武見「無意味に延命したって、生きる意味がないなら患者は生きられない」

武見「尊厳死を望む患者や家族もいる。私はその考えは賛成できなくても尊重はされるべきだと思う」

武見「なにより、全てが君の自業自得としか思えない」

(武見の言葉は冷たい)

武見「怪盗団には助けてもらったし、君にも助けてもらった」

武見「怪盗団が解散するのは確かに辛い、私にとってもね」

武見「けど、その原因は私じゃない。君にある」

武見「その春って子は確かにトリガーを引いたかもしれないけど、その火種はずっと燻っていたんでしょう?」

武見「私は私に関わってこない限り、君たちの問題に口出しするつもりはない」

武見「私は医者なの。医者の役目は病気を治療したいと願う患者の助けになる事」

武見「健康でまともな人間にメスを入れるような真似をするつもりはない」

(武見の口調は静かだが厳しい)

モルガナ(……武見は一匹狼貫いてたからな)

モルガナ(むしろ一人で立ち回ろうとする春の方に共感しちまってるのかもしれない)

モルガナ(……明日の誘いだけどうすればいいか訊いてみようぜ)

(明日の誘いについてどうした方がいいか訊いてみた)

武見「…………」

武見「その子は話が通じるんでしょ?」

武見「その子の考えが知りたいなら誘いに乗ってもいいんじゃない?」

武見「実際その子もそれを餌にしているなら、何も得られないってことはないでしょう」

武見「誘いに乗らなかったら、多分別の行動をその子取るよ」

武見「多分、君にとって都合の悪いベクトルの行動をね」

武見「それが何かまでは知らないけど。駆け引きってそういうものでしょ」

(武見はここで話を打ち切った)

モルガナ(……帰ろうぜ。武見の意見も参考にしてあいつらにも相談してみるしかねえな)

武見「…………」



139: ◆86inwKqtElvs 2017/02/08(水) 20:16:54.98ID:+2ga/Imh0

《自室》


竜司「まとも、ねえ……?」

祐介「普段の春を知らないとそう言えるのかもしれないが」

モルガナ「ちょっとワガハイたちも春の予想外の行動に浮き足立ってるのかもしれん」

モルガナ「少し冷静になる必要はあるのかもな」

祐介「その女医は誘いには乗った方がいいと言ったんだな?」

モルガナ「断った場合の行動が読めないのと、あとこちらの情報不足を向こうが餌にしているところが理由だな」

モルガナ「春はわかってやってるんだ。こっちの心理や行動を読んで、全部を敵に回すつもりでいる」

モルガナ「…………」

竜司「俺は明日の誘いについては女医さんの言葉に賛成だぜ」

祐介「同意見だ」

祐介「下手に刺激しない方がいい」

竜司「いざって時の為に俺らもついて見張っとくってのは?」

モルガナ「尾行か。それもありだが、見つかった場合がな」

祐介「すまないが、いざという時の場面というのはどういう場面になるんだ?」

モルガナ「鉢合わせだな」

竜司「他に8人いるからな……」

祐介「なら竜司は真についていたらどうだ?」

祐介「杏は知っているから伝えておけば上手く避けられるだろう」

祐介「俺は双葉についておく」

竜司「なんで俺が真でお前が双葉なんだ?」

祐介「勉強教えてもらえ」

モルガナ「なるほど!」

竜司「なるほどじゃねえよ!」

祐介「いや、真面目だ。口実としてはそれが一番自然だろう」

モルガナ「双葉は御主人と一緒にルブランにいるだろうな」

竜司「……まあしゃあねえ。真との勉強って肩こるんだよな、休めなくて」

竜司「とりあえずそれでうちのメンバーがお前と春と鉢合わせる可能性は消えたか」

モルガナ「うーん、全員に予定訊くわけにはいかないしな」

モルガナ「運頼りだな。鉢合わせない事を願うしかない、か」

祐介「行く場所をこちらから指定することはできるんじゃないか?」

竜司「それで確率下げれるかぁ?」

モルガナ「向こうのペースに全部付き合うことはない。場所ぐらいは指定していいだろう」


 どうしようか……

1、井の頭公園
2、美術館
3、神保町
4、デスティニーランド
5、プラネタリウム
6、元町中華街



140: ◆86inwKqtElvs 2017/02/08(水) 20:18:26.93ID:+2ga/Imh0

>>142で

怪盗団以外のメンバー5人で修羅場5パターン&修羅場がないで6パターンです

確率は1/6です。



141:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/08(水) 20:52:59.41 ID:/445tUIoO

ksk
安価なら3



142:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/08(水) 22:36:34.58 ID:uuwe0h62O

1
ぶっちゃけ全然わからん



143: ◆86inwKqtElvs 2017/02/08(水) 22:45:06.08ID:+2ga/Imh0

モルガナ「大体決まったな。春に返信してやれ」

(チャットを送った……)

 ブー、ブー、



春『嬉しいな。結構断られるんじゃってひやひやしてたけど』

春『君と行くならどこでも嬉しいよ。ホントだよ?』

春『明日が楽しみだね。君はきっと違うんだろうけど』

春『じゃあ、また明日ね』



竜司「しっかし春のやつ、わっけわかんねえなあ……」

竜司「俺は現場見てないってのもあるけど、でもモルガナ閉じ込めてたのは確かだしな」

祐介「だが春が悪い方向に向かっているのは確かだろう」

モルガナ「それでも春はワガハイたちの仲間だ」

モルガナ「勝手に抜けることなど許さない!」

モルガナ「異論はないな?」

竜司「ああ!」

祐介「杏の言うように、一回謝ってもらう必要はあるがな」

モルガナ「そうだな。高級なお肉でもおごってもらおうぜ」

竜司「フォアグラまた食べてえしな!」

モルガナ「…………」


 …………

 ………

 ……



144: ◆86inwKqtElvs 2017/02/08(水) 22:46:05.25ID:+2ga/Imh0

『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「春に振り回された一日だったな」

モルガナ「…………」

モルガナ「……正直言うとな、迷ってる」

モルガナ「ワガハイたちのやろうとしていることは、ただの現実逃避かもしれん」

モルガナ「武見が言っただろう、春はまともだと」

モルガナ「春はただ現実を把握して、自分でちゃんと選んだのだとしたら」

モルガナ「むしろワガハイたちの方が、現実を見てないのだとしたら……」

モルガナ「…………」

モルガナ「お前が誰か一人を選んだとして、残りの8人はどうなる?」

モルガナ「杏殿と真は、お前が他のやつを選んで祝福できるかという問いに答えられなかった」

モルガナ「答えられなかったことが、答えなんじゃないのか?」

モルガナ「……お前は罪深いな」

モルガナ「けど、それでも……春が自分から、仲間を、絆を壊していこうとする姿は」

モルガナ「ワガハイは、見たくない……」

モルガナ「けどそれを止めようとすることは、春の覚悟を侮辱しているんじゃないかって……」

モルガナ「ぐるぐる回るんだ」

モルガナ「お前はどう答えを出すんだ……?」

モルガナ「…………」

モルガナ「お前がこの街を離れるまでまだもう少しだけ時間はある」

モルガナ「明日に備えて、もう寝ようぜ」



高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
※※※※※※※※※※

御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★★★☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



145: ◆86inwKqtElvs 2017/02/08(水) 22:54:16.18ID:+2ga/Imh0

修羅場の犠牲者が決まってしまった……
誰がどの場所にいるのかは明日終わったら発表します。
みんなシリアスダメなのかなあ、これからもっと胃がキリキリしますけどね……
武見の反応に関しては、自分のイメージでは武見はリアリストで自分から突っ込みはしないと思いました。
春に対しては肯定的というより、曖昧な状況を引き寄せたジョーカーへの怒りの方が勝った感じですかね。
武見は多分ですけど、自分から死を望むような破滅的な行動をとってる春自体には賛同してないと思います。
春の扱いに関しては賛否両論ありそうですけど、現実を突きつける役目は春にしかできないと思いました。
春が本当に現実を見ているかについてはまた別の話なんですが。



146:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/08(水) 23:29:23.95 ID:PhIabqXiO

武見先生きついな…自分から首突っ込むタイプではないわな
色々心痛いわ、けど幸せなエンドあると信じてついていく



147:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 00:56:00.02 ID:wc1S2V1g0

武見スナイパーはまず千早に武見の事相談しようぜ!
このままだと捨てられちゃう!



148:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 07:20:39.97 ID:vD2z4wKUO

星関係ないって言ってたから、今までのサブストーリーは関係ないんじゃない?
9人全員不安や悩み抱えてる
何があってもなくても、武見は春の行動に対して普通にこういう反応とったんじゃない?



149:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 12:10:55.68 ID:VMjfvtT1O

武見の感覚がまともじゃない気がする、これ
ここまでやったなら春は中途半端なことせず暴れてもらいたい



150: ◆86inwKqtElvs 2017/02/09(木) 14:09:08.72ID:lU3n1otw0

若干スランプなので皆さんの力をお借りしようかと思います

春に何を訊きたい(言いたい)です? 作者は春の考えを知っているのでそれが浮かばないのです。
一応、「こんなことして自分の隣に立てると思うのか」みたいなことは訊くつもりなんですが、
多分わからない人はもっといろいろ訊きたいことあると思うので。
それに春がまともに答えるかはわかりませんが、後々その疑問にも作中に反映していこうと思います。

何というのか、普通に書いていたらこんなこと直接聞けませんが、安価だと読者の意見反映できるのでそれが出来て面白いです。
作中はとんでもないことになってますけど。



151:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 14:23:55.25 ID:M3bG4liDO

あえて聞くなら父親関連の遺産を駆け足でジャンジャン処分してる事かな?
今はいらない=これから一生見向きもしないもの、ではないだろうに



152:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 14:44:29.95 ID:Sh3plSB/O

双葉をどうするのかは聞くべきだよな、作者も当然そこは書くだろうけど
あと、むしろ嫌われようとしているように見える、露悪的というか
そこらへんちぐはぐだとは思ったな
まあこんなことしてどうやって一緒にいられると思うんだになるわな



153: ◆86inwKqtElvs 2017/02/09(木) 20:24:41.02ID:lU3n1otw0

 3月4日(土)

《井の頭公園》


(待ち合わせの時間より若干早く着いてしまった)

モルガナ「普通なら単なるデートなのにな」

モルガナ「…………」

春「お待たせ!」

(いつもの私服よりもお洒落を意識している服装だ)

(薄くメイクもしている)

春「どう、かな? 頑張ってみたんだけど」

春「お洋服選ぶのに時間かかっちゃった」


1、大人っぽいな
2、行こうか
3、…………。

>>155



154:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 20:37:04.44 ID:YhWBjz4U0




155:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 20:41:46.88 ID:wc1S2V1g0

3



156: ◆86inwKqtElvs 2017/02/09(木) 20:55:27.71ID:lU3n1otw0

春「安易に答えてくれない、か」

春「反応しないっていうのは正しいんだろうけど、ね」

春「うん、行こう」

春「ちょっと歩こうか。今日は暖かいね」

(うきうきと楽しそうな様子は、嘘には見えない……)

モルガナ「…………」

モルガナ「ワガハイは席を外す」

春「……いいの? モナちゃんも私に訊きたいこと、たくさんあるでしょ?」

モルガナ「全部こいつに任せるさ」

モルガナ「ただ、ワガハイは春が抜けるなんてことを許すつもりはないとだけ言っておく」

春「モナちゃんに許してもらおうなんて最初から思ってないよ」

モルガナ「……春にとっては、ワガハイも敵なんだな」

モルガナ「お前がワガハイと話すつもりがないのは、ワガハイを騙して閉じ込めた時から知っていたさ」

モルガナ「じゃあな」

(モルガナはどこかへと消えていった……)

春「…………」

春「行こう? あ、ボートに乗りたいな。どう?」

(春の表情に変化はない……)



157: ◆86inwKqtElvs 2017/02/09(木) 20:58:53.45ID:lU3n1otw0

《湖の上》

(二人でボートに乗った)

(湖の上は若干暖かくなってきたためか、以前よりボートの数が多く感じる)

春「なんだか、不思議だね。景色は開いているのに、私たち二人しかいない感じ」

春「…………」

春「相変わらず無口だね。そういうところも好きだよ」

春「この時間がずっと続けばいいのにな」

春「その為に私は色々頑張るんだけどね」

春「どう頑張るのか、知りたいんだよね?」

春「デート1回のお礼に、答えてあげるよ」

春「嘘はつかないよ。都合が悪かったらね、内緒にしておくけど」

春「ある意味、そういう取引だもんね。そこは信用してほしいかな」

春「そうだね。2つ、疑問に答えてあげる」

(訊きたいことは色々ある……)


1、怪盗団を壊すというのはどういう意味だ?
2、怪盗団を壊して春を選ぶと思うのか?
3、いつから仲間を抜けることを考えてた?
4、双葉をどうする気だ?


↓2つで、重なったらさらに下で



158:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 21:07:31.34 ID:zngxY7DX0

2



159:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 21:14:22.41 ID:geXVSNFSO

4



160: ◆86inwKqtElvs 2017/02/09(木) 21:37:30.05ID:lU3n1otw0

(自分が怪盗団を壊す相手を選ぶとは思えない)

(率直にそれを訊いてみた)

春「ふふっ」

春「思うよ」

春「君は私を選ぶ」

(視線はシャドウと相対したかのように鋭い)

春「言ったでしょ? 君を奪うって」

春「予告状を出したってことは、もうルートは確保したんだよ」

春「それがどういうルートなのかまでは教えてあげない」

春「まあいずれわかるよ」

春「もうとっくに手遅れなんだってこと」

(妙に自信ありげだ……)

(単なる自棄っぱちではなく、春なりの勝算があっての行動らしいが……)

(質問はもう一つできる)

(双葉について聞いてみた)



161: ◆86inwKqtElvs 2017/02/09(木) 21:43:18.07ID:lU3n1otw0

春「双葉ちゃん?」

(きょとんとされてしまった)

春「うーん。結構そのままの意味だよ」

春「君が早く私を選んでくれたら傷は深くならなくて済むし」

春「双葉ちゃんならね、まだなんとか言いくるめることができると思うから」

春「別にね、私はみんなが憎いわけじゃない」

春「傷は浅く済むならそれに越したことはないと思ってるよ」

春「杏ちゃんやマコちゃんにわざわざ先に言ってあげたのもそういう理由」

春「…………」

春「ただまあ」

春「利用することがあるなら」

春「双葉ちゃんは繊細な分、簡単に傷付けることができるよね?」

春「決定的に傷付ければ、もう君たちは私を仲間には見れなくなるよね?」

春「双葉ちゃんが一番、怪盗団を壊すのには手っ取り早いかもね……?」

(昨日よりもぞっとするほど声の温度が低い)

(本気で言っている……!)

春「……わかるかな」

春「私がそういうことが思いつくことのできる人間だってこと」

春「敵に対して容赦するつもりはないから」

春「まあでも、そういうことにならないうちに君が私に決めてくれれば楽なんだけどな」

春「うん、とりあえず双葉ちゃんについては一番最後にしようと思ってる」

春「手っ取り早いのは確かだけど、双葉ちゃんを苛めるのはさすがに後味悪いし」

春「おじ様の印象もあまり悪くはしたくないしね」

春「やっぱり最初は、杏ちゃんかな」

春「マコちゃんは正直、予想よりも反応が鈍かったというか」

春「マコちゃん、女の子としての自分にはあまり自信がないのかな」

春「愛してるならそれ以上の理由はいらないのに、頭がいいと逆にいろいろ考え過ぎちゃうのかな」

春「まあそういう意味でもすぐに行動に動ける杏ちゃんの方だね」

春「とりあえず心を徹底的に折らないとね」

(……止められる気がしないほど、春は軽くかつての仲間に対してそんなことを言う……)

春「もう十分だよね?」

春「ねえ、これからは普通のデートしよ?」

春「疑問にはちゃんと答えたんだし、ね?」

春「ボートもっとスピード出ない? 頑張って!」

(春は自分の知っている柔らかい笑みに戻って、はしゃいでいる……)



162: ◆86inwKqtElvs 2017/02/09(木) 21:51:55.90ID:lU3n1otw0

《井の頭公園》


春「ボート楽しかった。でも腕痛くはない?」

春「でも男の子なんだから、大丈夫だよね」

春「私? 私はほら、斧より重たいものは持てないから」

春「…………」

春「実はさっきのボートでのやり取りも、結構楽しかったりしてた」

春「意外とね、駆け引きって楽しいな」

春「君にはいっつも主導権握られてたもん。私の方が年上なのに」

春「でもそれ以上に、君が私の事で頭がいっぱいになってると思うとそれが嬉しいっていうか」

春「だから駆け引きが楽しいと思えるのは君だけに対してだよ。きっとね」

(いい感情を抱いていないのには気付いているはずだが、春はそれでも嬉しそうだ)

春「……ねえ、手を繋いでもいいかな?」

 …………、

(答えられない……)

春「そっか。でも」

(袖を小さく摘まんだ)

春「……これくらいは、いいよね?」

(頬が赤くなっている……)

??「こうしてみると、幸せそうなカップルなのに……」

(突然、後ろから声がかけられた)

春「……あなたは?」

(春の声が一気に冷え込む)

??「…………」

??「意味を理解していないのかと、その望みを捨て切れてはいなかったんです」

??「ですが、あなたは」

??「自ら居場所を捨てる意味を、絆を壊す意味を、わかっていて」

??「それでも破滅を選んだんですね」

春「バレンタインの時にいましたね。……確か」

??「御船千早。占いで生計を立てています」

千早「…………」

千早「……意味を分かっていて、尚且つ破滅を選ぶ人の運命を変える事なんて、できるんでしょうか……」

千早「……あなたのお名前は?」

春「奥村春と申します」



163: ◆86inwKqtElvs 2017/02/09(木) 21:54:34.54ID:lU3n1otw0

千早「春さん。あなたは……」

千早「言葉では無意味だとわかっています。私には視えますから」

千早「あなたの決意と覚悟はわかっています。ですがそれでもお願いします」

千早「彼から、離れてください」

春「そこまでわかっているなら、返答は必要ありませんよね?」

千早「…………」

千早「今朝、起きた時」

千早「ここに来なければならないと、強く感じました」

千早「……刺し違える覚悟を持ってでも」

千早「私は、私を変えてくれた人を守りたいんです」

千早「運命は変えられるって教えてくれた人の運命を、守りたい」

千早「お願いします。……もう彼と関わらないでください」

千早「あなたの決意と覚悟は、あなた自身だけでなく、周囲を、何より彼も巻き込んで破滅します」

千早「視えるんです。……彼の運命が」

千早「愚者の逆位置が」

千早「『可能性を見失う』」

春「…………」

春「止まるつもりはありません」

千早「…………」

千早「やっぱり、こうなるんですね」

(千早の様子がおかしい)

(千早がバッグに手を入れた)

千早「ここに来なければならないと感じた時、もう一つ感じたことがあります」

千早「『武器を持ちなさい』と」

春「……!」

千早「もう一度、お願いします」

千早「彼から、離れてください」

春「…………」

春「嫌です」

春「むしろ、私は」

春「あなたの武器を、覚悟の方を見てみたいですね。御船さん」

春「私は受け止めてみせます」

千早「――――」


 ――刺し違える覚悟と千早は言った……!


1、いい加減にしろ、春
2、千早、止めてくれ


↓3レスで多い方



164:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 21:57:05.71 ID:7st+l3SH0

1



165: ◆86inwKqtElvs 2017/02/09(木) 21:57:09.34ID:lU3n1otw0

今日はここまで

1、井の頭公園
2、美術館
3、神保町
4、デスティニーランド
5、プラネタリウム
6、元町中華街

これはいつもの並び順で


1、御船千早
2、武見妙
3、川上貞代
4、大宅一子
5、東郷一二三
6、誰にも会わない

これが答えでした。次からはシャッフルしようと思います。安価下で
思いつめさせたらダメな人と遭遇しちゃいましたね(棒読み)



166:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 22:11:36.72 ID:6EtW8hAuO

2



167:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 22:21:38.33 ID:l6haYrCD0

1



168: ◆86inwKqtElvs 2017/02/09(木) 22:32:11.07ID:lU3n1otw0


BADEND(千早ver.)です

わかりにくかったかなあ? えっと。
鮮血が舞います。そんないらない予告しておきます。
>>150の質問にはいつでも答えるので。答えは作中で盛り込みます。
ネタバレになるのでどう盛り込むのかは言えませんが。

そう言えば一週目で唯一恋人にできたのが千早さんだったな……最初のBADENDも千早さんか……運命感じます



169:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 22:35:27.63 ID:7st+l3SH0

え?え?え?え?え?え?え
鮮血?怪我人出ちゃうの?
うわあ・・・2選んでりゃ良かった



170:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 22:49:15.06 ID:geXVSNFSO

んー、2だとは思うけど、少し分かりにくいねえ。BADEND上等ならこんな感じでいいけど、そうじゃないならもう少し匂わせておきたい。



171:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 22:50:00.78 ID:l4a4HsNPO

傷だけならまだいいけど、殺されたりとか……
春が止まるはずないんだよな、よく考えると
前振りはあったな……確かに



172:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 22:53:33.40 ID:9iwJjSVDO

複数安価の時点で察するべきだった……
春修羅場慣れすぎだろ、手をつないでいいかなとか絶対計算してるだろ



174:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 01:10:37.91 ID:w06i1OeYO

怖すぎだろ



175: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 03:21:35.09ID:Gke7huEw0

BADEND選択肢があることは皆さん知っていた筈で、どんな安価の出し方かも知ったはずなので
選択肢はこんな感じで行こうと思います。これからもそこは変えません。
BADEND見た後は双子看守の元に戻されて罰を食らった後に直前の選択肢に戻ります。



177: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 10:37:54.77ID:Gke7huEw0

春「いい加減にしろ? 何を言ってるの?」

春「言ったよね? 止まるつもりはないって」

春「君でも私の邪魔をするなら、許さない」

(声が完全に冷え切っている……!)

春「さあ、御船さん」

春「あなたの覚悟を、見せてください」


 ―――――――



178: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 10:38:43.76ID:Gke7huEw0

 もう駄目だ、と思った。
 この人は、私が何をしようかまで分かっててそんなことを言っている。
 この人の破滅の中には、自分も含まれている。
 自分の命もきっと、例外じゃなく。
 それでも、私は――

 バッグの中から、“武器”を取り出した。

「それがあなたの武器ですか」

 呆れも感心も、声からはわからなかった。
 死に対する恐怖も、私には視えるのに。
 だけど声や表情は、あくまで平然としている。
 この子はあくまで貫き通す。それがどれだけ破滅を呼び込もうとも。
 だから、私は――

 腰に構えて、突進する。
 春さんは避けるそぶりを見せなかった。
 ただ彼が、春さんを引っ張って無理矢理に避けさせて、
 手足の白い黒猫が、私の腕に纏わりついた。
 それでも突進は止まらなかった。
 予定していた位置とはずれたけど、それでも武器は――
 ナイフは春さんの腹部に吸い込まれた。

「春!!」
「にゃあ! にゃあ!」

 彼と黒猫が叫んでいる。
 私は茫然とへたり込んだ。

「にゃにゃにゃあ! にゃあ!」

 黒猫が叫ぶと我に返ったように彼がどこかに通話する。多分救急車を呼んだんだろう。
 思ったより、血だまりというのはできなかった。ただ、お洒落な服を、赤色に染めていく。

「御船、さん」
 息も絶え絶えに、倒れ込んだ春さんは重傷の筈なのに、私の名を呼んだ。
「何か、紙と……ペンを……貸して、くれませんか?」
 いつも持っているものしかないけど、それでもいいと言われたので黙って貸した。
 何かを書いている。遺言を書いているのだろうか。
 もう私は、自分のやったことに耐え切れなくて、目も耳も塞ぐしかなかった。

 耳を塞いでも、サイレンの音だけは聞こえてきた。



 懲役1年9か月、執行猶予3年。
 私に課せられた刑だった。
 本当はもっと重罪を望んだのに、むしろそれが反省していると言われてしまって、皮肉にも刑が軽くなってしまった。
 3年の歳月をこそこそと隠れ住まないといけなくなるけど、正直それは故郷のあの村での扱いよりはマシだろうと思えた。
 ――隣に彼がいるから。
「大丈夫? 千早」
 顔色が悪いよと、コーヒーを差し出してきた。彼の淹れるコーヒーは確かに、心を落ち着ける何かがある。
「もう、占い師じゃ、ないんですよ……なんで……」
 人生を視るあの力が、彼女を刺した時から消えてなくなった。
 春さんは急所を外して生きていた。未だに思う。
 彼の為に春さんを排除しようとしたのか、嫉妬で消えてほしかったのか。
 刑罰は、よくわからないけど殺人未遂としては比較的軽いと聞いた。
 それにはなんと、被害者の嘆願もあったという。
 彼女が最後に書いたノートの切れ端には、こうあったと、コピーを見せられた。

『加害者の減刑を望みます 奥村春』

 丁寧にも自分の血で拇印を押していた。他にも、私の今までのお客さんが署名とかしてくれたらしい。
 それでも罪は消えない。こうなるとは分かっていたけど、辛い。
 今私は、心理学の勉強をしている。
 相談の経験が豊富だから、第二の人生はカウンセラーがいいんじゃないかと彼が勧めてくれた。
 そんなお金はないと言った。占いで稼いだお金は今まで騙していた人たちへの返済に充てていたから。
 そうしたら、彼が驚くようなことを言ってきた。



179: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 10:39:13.04ID:Gke7huEw0

「春が、それを望んでる。それに、千早のお客さんも、千早の言葉をもう一度聞きたいって」

 被害者が加害者のスポンサーになるなんて考えもしなかった。
 弁護士もつては別の人だけど、費用はお客さんたちが出してくれたと。

「春は千早の覚悟に負けたから、潔く諦めるって言ってたよ」

 どう表現していいかわからない、彼の苦笑いに、私はどう反応していいかわからない。
 彼が18になった。
「千早、結婚しよう」
 …………?
「え?」
「俺が千早の人生をめちゃめちゃにしたから、俺も一緒に償っていきたい」
 ああ。
 罪悪感からなんだ。
「千早じゃなかったら、結婚しようとは思ってないよ」
 そうなのだろうか。もう視えない私には、人の心はわからない。
 怪盗団がどうなったのかは訊けなかった。
 ただ、崩壊は免れなかったんだろうと思う。彼の話に春さん以外の仲間の名前が出なくなったから。
 その春さんの名前も、あくまで事件の被害者としての名前でしか出なくなった。
 彼の可能性を閉じたのは、私だ。
 それも、私の罪。
 いや、それが一番の罪なんだと思う。
 なあーお、と黒猫が鳴いた。
 これからの人生は、全て償いに費やされる。
 ある意味では、

 きっと彼が隣にいることも、罰の一つなんだと思う。



180: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 10:46:09.58ID:Gke7huEw0

《????????》


カ口リーヌ「愚か者が!」

カ口リーヌ「誰も幸せになってないではないか!」

ジュスティーヌ「愚かだとは思っていましたが、ここまでだとは思っていませんでした」

ジュスティーヌ「我々もこのような結果を望んでいません」

ジュスティーヌ「もう一度、更生の機会を与えましょう」

カ口リーヌ「ただし罰はいただくぞ!」


御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆

  ↓

御船千早
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆


カ口リーヌ「信頼度から★4つ分をいただく」

カ口リーヌ「これがバッドエンドになった場合の罰だ!」

ジュスティーヌ「適切なプレゼントをし、丸一日を何事もなく過ごせば取り戻せる数字です」

ジュスティーヌ「罰としてはむしろ生温いかと」

カ口リーヌ「同感だが、それではこいつは逃げてしまいそうだ」

カ口リーヌ「囚人は生かさず殺さずが鉄則だからな」

ジュスティーヌ「あなたに拒否権はありません」

ジュスティーヌ「さあ、過ちを正しなさい」

カ口リーヌ「二度と会いたくないな、女の敵め!」


 …………

 ………

 ……



181: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 10:49:37.95ID:Gke7huEw0

BADEND(千早ver.)をお送りいたしました。

いつも通りの時間に、>>163の正しい選択肢を選んだ場合のストーリー展開に戻ります。



182: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 20:04:30.42ID:Gke7huEw0

千早「……っ!」

千早「止めてって言ったって」

千早「他にどうしようがあるんですか!?」

千早「このまま黙って皆さんの破滅を見てろって言うんですか!?」

(破滅するつもりはさらさらない)

(千早にも春にも向けて、そう言った)

春「…………」

千早「…………」

(千早がバッグから何かを取り出す――!)

春「……!」

千早「……これ、私の名刺です」

(千早は名刺を春に差し出した)

春「…………」

(春は黙って受け取る)

千早「私は……占い師」

千早「運命を視ることしかできません」

千早「それが、私の唯一の武器です」

千早「……このままではあなたは、あなた方は破滅します」

千早「春さん。あなたは今、女帝の逆位置が出ています」

千早「『精神的に満たされない』と」

春「…………」

千早「もしそれを避けたくなったら、運命を変えたくなったら」

千早「一占い師として、私は全力で運命を視て、どう変わればいいのか」

千早「一緒に考えていきたいと思います」

春「その必要はありません」

春「ですがあなたの武器は、覚悟は」

春「受け取っておきたいと思います」

千早「…………」

千早「失礼します」

(千早は去っていった……)

春「…………」

春「ふう。怖かった」

春「あの人……御船さんも」

春「私と同じように破滅するつもりではいたみたいだけど」

春「私と違って、君を助けるために破滅を選ぼうとしてたね」

春「負けるつもりなんてないけど」

春「みんな、手強いなあ……」

(春は名刺を財布にしまった)

(しばらく井の頭公園を歩き回った……)



183: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 20:05:49.92ID:Gke7huEw0

(春と別れた……)

モルガナ「千早と出くわした時はひやひやどころか心臓が喉から吐きそうになっちまったぜ……」

モルガナ「当然近くで見てたさ。何があってもおかしくないからな」

モルガナ「まだ時間はあるぜ。誰かと会わないのか?」

モルガナ「さすがに今日は千早は無理だろうけどな」

 どうしようか……


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉


6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>185



184:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 20:15:49.49 ID:6B+hPicS0

3
早目に双葉にも話しておこうよ



185:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 20:16:41.32 ID:pX7I3C7+O

7
7
べっきぃは春知ってるから意見聞きたい



186: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 20:19:56.97ID:Gke7huEw0

おお、ここでべっきぃは予想してなかった……双葉か武見スナイパーが現れるとばかり……
千早のBADENDで心が結構イカれたので今日はすみませんがここまで。
春は怖かったって言ってるけど「そんなに広くないよ」「この映画は怖くないよ」並みに信用できないです。作者ですらそうです。



187:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 20:32:55.03 ID:8qLAslW2O

火サスみたいなバッドエンドだ……
愚者や女帝の意味調べたんだけど、現状が対応アルカナの逆位置に本当にあっていてびっくりした
双葉は最後の言葉は信じるか難しいな
双葉知らせても割とどうしようもない気がしてきた



189: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 20:45:03.36ID:Gke7huEw0

あ、すみません、安価出します。
それで今日は終わります。

あと、春は取引と言っている以上その部分は嘘ついていません。そのあたりは信用して大丈夫です。



190: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 20:46:45.07ID:Gke7huEw0

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆


モルガナ「川上には相談できるな」

モルガナ「どうする? 相談といったら今の現状を話すしかないが」


1、現状を話す
2、普通に過ごす

>>192



191:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 20:49:38.98 ID:0YV68MPE0

1



192:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 20:55:15.91 ID:nmS2XiZXO

1しかないな



193: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 21:03:47.61ID:Gke7huEw0

了解しました。
でも信頼度アップはなんか違うな……相談コマンドなので。

バッドエンド選択肢が訪れた場合、今まで選択肢は2つでしたけど、べっきぃの場合は3つに変えます。
これで単純にバッドを選ぶ確率が1/3になります。
プレゼントのヒントが無くなる代わりに他のキャラでもこうしていこうかと思います。

あと、もう春と千早に関してはバッドエンドはありません。バッドエンドは一回だけです。
あとべっきぃへの相談が終われば、明日から通常の通りに戻ります。しばらくは。大丈夫。多分。



194: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 22:08:12.14ID:Gke7huEw0

バッドエンドについて少しまとめます。

怪盗団の現状を知っているとバッドエンドの選択肢が2つから3つに増え、確率が減ります。

怪盗団の現状について知らせたい時は相談コマンドです。

バッドエンド選択肢は一回のみです。

春・千早は既に出ました。というか春は相談コマンドが出ない状態です。

武見、あと次の更新で川上も選択肢が3つになります。

バッドエンドを迎えると、★が4つ減ります。4つ以下の場合は0になります。どのキャラでも変わりません。

双葉のみ★の数に変化があった場合のみ知らせるかどうか選択できます。
双葉の場合は星が一定以上ではない場合で知らせると、あまり良くはないことが起こります。★の数に関しては皆さんでお考えください。
怪盗団メンバーに関してはバッドエンド選択肢は2つと決まっています。メンバー特典です。


バッドエンドとは少しずれますが、いつものパターンの日常に戻った場合、春も誘えます。

この大事件を解くにはある条件が必要です。これが解けないと14日を迎えることができません。

多分春が何かやらかします。

条件が整ったら自動でイベントが発動します。

条件がわからない場合は春を誘ってカマをかけてみるのもありという意味で春を誘えます。春にも一応弱点があるのです。


だいぶ難しい条件かもしれませんが、全部を手に入れるのはすごく難しいのです。なんとか真(新島の方ではない)エンド目指して頑張ってください。

そして一人を選んでください。屋根ゴミにはならないように。

質問があれば受け付けます。どうぞどうぞ。多分色々このギャルゲーはデバッグができていませんので。



195:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 22:10:38.33 ID:Lb7OochuO

星の数で結果変わる選択肢は双葉だけ?



196: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 22:12:25.75ID:Gke7huEw0

>>195
他のキャラでも出す予定です。春だけは出ないですけど。
双葉のみというのは、現状を知らせる条件が双葉だけ特殊という意味でした。すみません。



201:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 23:52:33.25 ID:HNz/ht0S0

条件は怪盗団メンバーだけで達成出来るものなのかな?
それとも全員が対象?
答えられたらで良いです



202: ◆86inwKqtElvs 2017/02/10(金) 23:58:16.29ID:Gke7huEw0

条件は三つです。

まず怪盗団メンバー内で一つ。
次に怪盗団に助けられた人たちで一つ。
その二つは順不同ですが、両方を達成したらフラグが出てきます。
それを乗り越えられたら自動的にイベントが発生します



203:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/11(土) 00:20:58.98 ID:tFkIt5F3O

大人側の条件は全員に怪盗団を相談することかな?
怪盗団側は双葉がキーなんだろうか



204:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/11(土) 01:44:07.01 ID:vuBi80be0

あと一週間ちょいだが、日数足りるかこれ・・・?
怪盗団は双葉とアタリをつけるとしても、大人組のキーについての手がかりがまだ少ないし
双葉の方もなんか星が足りなさそうで怖いし・・・・



205:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/11(土) 08:46:55.26 ID:QAaHzwnfO

双葉自体が条件て事は無いんじゃないか?
誰かの★MAXにする、とかかなって思ったけどそんな単純でもない?怪盗団メンバーにMAX1人、大人組にMAX1人



206:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/11(土) 08:51:23.15 ID:9DJdkRafO

旅行の時、真がMAXにならんかった気が
怪盗団は全員リーチが限界だった気がする



207:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/11(土) 08:54:49.81 ID:dZg+RRXqO

前スレの>>442に書いてある、怪盗団メンバーはMAXにならないってさ



208:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/11(土) 12:03:04.54 ID:QAaHzwnfO

あそっか、MAXならないんだったありがとう
何か春ちゃんに効果的な質問をしたい弱点はなんだ?
これ杏殿が次のターゲットだと言うのはこの後ルブラン帰ったら報告するイベント起きる?それとも会わなきゃダメなの?



209:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/11(土) 14:15:16.69 ID:y8HKnh3i0

作中じゃなくて>>1の言葉になってしまうけど
>>145で現実を突きつけるのは春にしか無理だろうけど春が現実を本当に見てるかは別の話ってのが気になるかな
多分メメントスがあったらオタカラ生まれてる気がする



210:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/11(土) 14:24:08.82 ID:y8HKnh3i0

春に聞きたいことがあるかって質問がまだ有効なのかな
弱点って核熱、そうじゃないか
ぱっと思い浮かばないから誰か代わりに聞いてくれ
でもあんまり先の展開聞いても答えられないとは思うが



212:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/11(土) 22:09:08.80 ID:QAaHzwnfO

答えられたら
条件を満たすのは1人に絞っていても満たせる?
前述されたように大人組全員に対して行動が必要か否か知りたい



213: ◆86inwKqtElvs 2017/02/11(土) 22:56:59.00ID:MuuDqL2rO

全員に声をかける必要があります



215: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 00:11:28.38ID:XZChaJdx0

(どうしても相談したいとチャットで連絡を入れた……)

川上『んー、なんかいつもと様子が違ってたりする?』

川上『君がそんなこと言うなんてよっぽどなんだろうし』

川上『どこに行けばいい?』

(カラオケなら突然誰かが乱入する可能性はまずないだろう)

川上『そんなに聞かれたくない話なの?』

川上『なんかサボりたくなってきた。いや行くけどね?』

川上『できるだけ早く行くから待ってて』


モルガナ「川上は教師だから、一番お前らの年代に触れてきたはずだ」

モルガナ「何かいい考えが浮かぶといいんだがな……」

モルガナ「まあそうでなくても、現状を知らせとかないと、春が何するかわからない」

モルガナ「説明はしておくべきだろうな」



《カラオケ》


(今まであったことをできるだけ詳しく説明した)

川上「…………」

川上「…………」

川上「……えっと、」

川上「うわマジかー……奥村さんそこまでやらかしたか……」

川上「ごめん私無理奥村さん怖いし苦手……」

モルガナ(春と一回やり合ってるからか、川上はかなり苦手意識持っちまってるな)

川上「ぶっちゃけ無理じゃないかって思うわ、あの子決めたらとことんやる子だろうし」

川上「正直私じゃ無理、私明確に弱み握られてるし」

川上「って言ったところで、君が諦めるわけないよね」

川上「とりあえず、落ち着きましょうか。いや私は凄いパニクりたいんだけど」

川上「『困難は分割せよ』ってデカルトの言葉にもあるし」

川上「まず整理することから始めましょう」

(授業の解説のように口調が真面目になった)

川上「まずは奥村さんの言う怪盗団を壊すという言葉」

川上「双葉さんへの言葉からすると、他のメンバーが奥村さんを仲間じゃないと見限った時がそうなんだと思う」

川上「そしてそれは成功していっていると思った方がいい」

川上「君さ、今の奥村さんの言葉全部信用できる?」

 …………、

(答えられなかった……)

川上「何かしら裏があるように、疑惑の目で見てしまうでしょ」

川上「それ友達や仲間に対しての態度じゃないよね、もう」

川上「それでもまだ希望は持ってるんだろうけど、奥村さんはきっとエスカレートしていくと思う」

川上「もっと酷いことやっていくと思う。想像すると怖いからしたくないのでそれは君で考えてああ逃げたい……」


 …………、

(春がエスカレートしていくのは確かに想像が簡単にできてしまう……)



216: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 00:12:13.85ID:XZChaJdx0

川上「……えーっと、あとそうね」

川上「それがどうして君を奪うことになるのかって話だよね」

川上「君の居場所を奪えば……ううん、そんなわけないか」

川上「…………」

川上「二月にさ、君に課題渡す時に奥村さんとちょっと話したんだよ」

川上「『教師としての立場と君への想い、二つに一つしか取れないならどっちをとるのか』」

川上「そう訊かれたんだよね」

川上「多分、その前からずっと、奥村さんは」

川上「『怪盗団としての居場所と君への想い、どっちをとるのか』」

川上「ずっと悩んでたんだと思う」

川上「あの子、ある意味ですごく現実見てるんだよ」

川上「それが理想の居場所手に入れたわけじゃない」

川上「普通なら絶対に手に入るワケのないものが手に入った」

川上「それを壊すって、奥村さんにとって自分を傷付けるより辛いことなんじゃないかって思う」

川上「実は奥村さんの内申見させてもらったの。担任の評価とかも聞いたりしてね」

川上「まあ、私には予習の期間があったわけだし……ここまでやらかすとは思ってなかったけど、一応、対策としてね」

川上「奥村さんがオクムラフーズのご令嬢であることは、あの事件まで仲のいいグループの子たちでも知らなかったみたい」

川上「クラスでは争いを上手く回避したり或いは仲裁したりとか、とにかく穏やかな子って言うイメージだった」

川上「それだけでも立ち回りが上手い子ではあったのがわかるけど、でも誰にも心を開かない……」

川上「まあ、それをベースにして考えると、やっぱり奥村さんの取ってる行動はおかしいよね」

川上「ここまで話をこじらせる必要があったのかっていうのか。うーん」

川上「ただ君の心を射止めたいだけなら、もっとうまく立ち回れるはずだと思うんだよね」

川上「ここまで極端な壊し方をする必要が、ちょっと私にはわからないな」

川上「意味なんてなくて、感情的に壊しにいってるのかもしれないけど。それはそれで厄介だけど……」

川上「もう少し別の理由があるのかもしれないね。怪盗団とはまた別の話で、もっと根本的なところで」

川上「まあちょっと、ごめん。怪盗団壊すことと君を奪うという言葉の繋がりは、今のところ分からないかな」


 …………、

(自分や怪盗団以外の事で、春は何か悩んでいるのだろうか……?)



217: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 00:13:11.36ID:XZChaJdx0

川上「あと、今一番対処しないといけないのは、やっぱり高巻さんかな」

川上「意見が対立しているわけでしょ? でも現実を見てるのは正直、奥村さんの方だと思う」

川上「高巻さんの言ってることって理想論なんだよね、そりゃそうなったらいいけどってやつ」

川上「それが悪いって言ってるんじゃなくて、それを実現させるための案が実際にあるのかってこと」

川上「新島さんも多分、『ない』って思ったから、今諦めかけてるんでしょ」

川上「恋愛と友情どっちをとるかって、女同士ではよくあるもめ事の一つだし」

川上「それで実際、友情が崩れるなんて山ほどあるし」

川上「今思うと、私やらかしちゃったかな……両方取らないと意味がないみたいな事言っちゃったし」

川上「鬱すぎる……あのね、本当に奥村さんって怖いんだよ、とにかく笑顔で一番の急所をチクチクついてくるって言うか」


 …………、

(『君は私を選ぶ』と言い切った時のあの冷徹な笑みはできれば二度と見たくない……)

(なんとかしないといけない)



218: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 00:14:43.39ID:XZChaJdx0

川上「まあとにかく。あとそれ以外にも、この事態を知らない人っていない?」

川上「君に対して好意を持っている人は奥村さんにとっては敵認定だからさ」

川上「君への信頼が下がろうと、知らせるべきだと思う」

川上「更に最悪なことに、奥村さんって色々人脈があってお金もあるから社会的に潰すのが割とできたりすると思うんだよね」

川上「仕事とかやってる人だと、人生に関わってくるかもしれないし」

川上「あんまり考えたくないけど、そこまで考えないとヤバい事態になってると思う」

川上「ってか私も教師辞めさせられそうだし、このままだと」


 …………、

(努めて軽く言ってるが、川上の表情は重い……)



川上「あと、うーん。双葉さんか」

川上「私は保護者である佐倉さんの考えは少し外れてると思う」

川上「怪盗団を壊すと言い切ったなら、佐倉さんの心情なんて考えないと思うんだよね、表向きはともかくとして」

川上「後味が悪いから後回し、って言うのはなんとなくわからなくはないんだけど」

川上「簡単に料理できるから後からで全然構わないってことかもしれないし」

川上「もう少し理由があるのかもしれないし」

川上「ただ、私は知らせるのは、とにかく慎重にやった方がいいと思う」

川上「双葉さん、かなり育った環境が特殊だったから……」

川上「後回しにするって言ってる以上、すぐには手を出さないと思うし」

川上「君が奥村さんを、騙して不意打ちするような子だと思うなら別だけど……」

川上「何というのか、一応奥村さんにも一定のルールはあるように思うから」


 …………、

(双葉に告げるタイミングは慎重に考えた方がいいと川上は言う)

(だが春の真意がわからない以上、後手に回るのは危険だとも感じる)

(タイミングはシビアに考えるべきだろう……)



219: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 00:15:54.58ID:XZChaJdx0

川上「こんなところかな」

川上「現状の確認するだけに終わっちゃったけど……」

川上「はああー、」

川上「多分、奥村さんは私のこと良く思ってないと思うんだよね」

川上「もうヤダ怖い。二人っきりとかで笑顔で牽制しあいとかもう二度とやりたくない……」

川上「こう言ったら君は怒るかもしれないけど、さすが辣腕経営者だったオクムラフーズ社長の娘だなって思うよ」

川上「私も一応、これからのこと考えておくけど」

川上「ぶっちゃけ、ここまでやらかしてる奥村さんに太刀打ちできる気がしない……はあ」

川上「…………」

川上「……あのね」

川上「君が1人を選んだら、残った8人はどうなるのかな」

川上「私は……教師という立場もある。だから元々諦めるべきものだと言い訳はできるけど」

川上「やっていることはともかく、奥村さんの動機については、多分みんなが直視しないといけない問題」

川上「選ばれなかった側が、嫉妬とか負の思いに囚われて」

川上「納得できないのは、当然だと思う」

川上「奥村さんを仲間に連れ戻すというなら、それについて答えを出さないと無理」

川上「君が誰か一人を選んで、選ばれなかった側もそれに納得して新しい道を歩んでく」

川上「そんな都合のいい、夢のような話は……私も信じるのは難しいな」

川上「私も、物分かりのいい大人を演じてるけど」

川上「本当は……選ばれないなんて嫌だし」

川上「…………」

川上「それでも私は教師だから」

川上「うん。大丈夫。君たちのこと、生徒として、きちんと考えるから」

川上「私のことより、自分が刺されないかを気にしなさい。ね?」

川上「あー、にしても面倒でヤバい生徒に引っかかった……奥村さんと話すの怖いな……」

川上「まあそれでも、明後日の月曜日に話してみる」

川上「あんまり期待しないでね? もうさ、一番嫌なんだよあの子のキレ方……はあ」

(やる気があるのかないのかわからない表現は、川上なりの誤魔化し方なのだろう……)

モルガナ(いや多分本音だと思うぞ)

 …………、



220: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 00:17:52.01ID:XZChaJdx0

『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「春が何を考えているか、疑ってみている時点で既に仲間と見ていない、か」

モルガナ「きっと、その通りだな……」

モルガナ「それでもとにかく、後手に回ろうともやらないといけないことは」

モルガナ「この事態を知らない女へ知らせること。双葉に告げるタイミング。杏殿に春が何をするのか」

モルガナ「この3つをとりあえず優先的に考えるべきだな」

モルガナ「今知らないのは、大宅と一二三か」


大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆


モルガナ「信頼を取り戻してない状態で話すと、多分また信頼されなくなるな」

モルガナ「あと双葉か」


佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆


モルガナ「お前に対して信頼が足りていなければ、双葉の混乱は大きくなるだろう」

モルガナ「タイミングは慎重に考えた方がいい」

モルガナ「あと杏殿に対しては……一応チャットで注意はしとくように言ったんだよな?」

モルガナ「返信が返ってきてないのが気になるな……」

モルガナ「…………」



221: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 00:18:36.58ID:XZChaJdx0

モルガナ「春と取引しかけてみないか?」

モルガナ「取引に関しては春は信用していいと思う」

モルガナ「春にまだ訊きたいことはあるしな」

モルガナ「取引の内容は、そうだな。デートする代わりに仕掛けるのを待ってもらうってのはどうだ?」

モルガナ「他の女に時間が割けなくなるが、春を牽制することはできると思う」

モルガナ「春に訊きたいことがある場合は、この取引も持ちかけてみるといい」

モルガナ「ただ上手く駆け引きしないと無駄に終わる可能性もあるからな」

モルガナ「まだやりようはあるさ。春は自分の中でルール決めたら遵守するタイプだ」

モルガナ「設定作り込むからな、あいつ」

モルガナ「…………」

モルガナ「設定か……」

モルガナ「まあ、今日はもう寝ようぜ。疲れてたら何も動けないぞ」



高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★☆☆☆☆☆

御船千早
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★★★☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



222: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 00:21:50.31ID:XZChaJdx0

次の更新で3月5日です。

相談コマンドが出ていない状態で現状を話すと、信頼度が下がります。
上げてから相談コマンドを使うというのもありかと。

何を優先していくかは皆さんで決めてください。

明日からいつも通りの時間に安価落としていきます。

質問はありませんか? あまり攻略に関しては教えたら面白くなくなるかな、と思っています。
春に訊きたいこととかないですかね?

あと、地味に読者が増えてきたのが嬉しいです。頑張ります。



223:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 01:26:23.30 ID:Pts06jodO

べっきぃへっぽこなのかやる気あるのかよくわからんけど、よっぽど春怖いんだな…



224:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 02:38:04.31 ID:e+SncNeQo

乙、こういう時なんだかんだでべっきい頼りになるわぁ
これ劇中だとあと一週間ちょいでどうこう出来る話なのか……?



225: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 07:06:20.70ID:XZChaJdx0

気になる方がいるのでもうばらしちゃうと、残りは5日含めて13日まであと9日です。
ターン数は×2ですから18ターンあります。
取るべき行動に必要なのは6ターンです。6回取るべき行動をとらないといけません。逆に言うとあとは結構自由です。
パレスだって予告状含めて2日あればクリアできるんですから大丈夫です。その前にイベントで帰らされたりしますけど。

ただ時間経過で発生する強制イベント(つまり春がよからぬことをする)もあるので。それがいつ来るかわからないというのはあります。
それ見ないと取るべき行動の選択肢が出ない、あるいはそこまで放っておいたら選択肢がなくなったりということがあります。
春とデートすればヒントと、よからぬことを仕掛けることが上手くいけば後にずらせるかもしれないという。
取るべき行動はモルガナがまとめてくれます。とりあえずそれやるのもよし、★あげるのもよし

ちなみにこれクリアすれば、もう爆弾が存在しなくなります。つまりみんなイチャイチャできるので頑張ってください
スマートにいったら10日でクリアできるようにはしてあります。多分……


ただ、選択肢を立てる条件が難しくてできなかった場合に備えて、

5日でセーブしておきましょう。真エンド迎えられなかったら5日に戻ります。★の数もその状態に戻ります。


春もね、こんな覚悟決めたくて決めたわけじゃないんですよ……誰のせいかというと主に>>1のせいです。



227: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 20:01:52.02ID:XZChaJdx0

 3月5日(日)



モルガナ「今の状態は……」


高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
※※※※※※※※※※

御船千早
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★★★☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆


モルガナ「ちょっと事態がややこしいな」

モルガナ「日記にでも書いてまとめた方がいいんじゃないのか?」


 !!セーブポイント!!

 ※もし条件が満たせなくなった場合でもここに戻れます。
  ただし、これ以降のイベントも繰り返し見ることになると思います。




228: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 20:02:35.76ID:XZChaJdx0

モルガナ「多分、今日はもう春は動かないと思うぜ」

モルガナ「まあ、正直今の春のことはよくわからないんだが……」

モルガナ「元々あいつはこんなことが簡単にできるやつじゃない」

モルガナ「お前だって、その気になれば人を殺せる力はあっても、人を殺せないだろ?」

モルガナ「その気になればできるって言ったって、簡単に一線を越えられるわけじゃない」

モルガナ「一昨日と昨日とで、かなり畳み掛けてきたからな」

モルガナ「今日も仕掛けるってのは春の負担的に考えにくいと思う」

モルガナ「ちょっと、楽観的すぎるかもしれないが……」

モルガナ「なんにしても、できることなんて限られてる」

モルガナ「どうしてもワガハイたちじゃ限度がある。お前やワガハイだけじゃ、春を止められない」

モルガナ「止められなかったら怪盗団の女性陣は分裂して、築き上げてきたものがなくなっちまう」

モルガナ「それを避けるにも、まずは信頼を取り戻して、協力を得ていかないとな」

モルガナ「今日は誰と会う?」


 どうしようか……


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>230



229:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 20:11:15.61 ID:An/pkzL10

ksk



230:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 20:12:09.60 ID:s84wcMTn0

5



231: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 20:15:41.15ID:XZChaJdx0

モルガナ「千早と会うのか」

モルガナ「千早は事情知ってるし、千早の気晴らしにもなるだろうな」

モルガナ「まだスケジュールは入れられるが、どうする?」


1、1日付き合う
2、他に予定を入れる

>>233



232:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 20:20:39.18 ID:s84wcMTn0

2



233:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 20:33:21.12 ID:juS07yNGO

1



234: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 20:37:25.59ID:XZChaJdx0

モルガナ「どこに誘うんだ?」


1、プラネタリウム
2、美術館
3、ラーメン屋
4、竹ノ子通り
5、秋葉原

>>235、直下で



235:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 20:40:50.67 ID:s84wcMTn0

1



236: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 20:43:30.28ID:XZChaJdx0

モルガナ「何かプレゼントするのはどうだ?」


  所持金
 ¥78994

(以前武見が何か言っていた気がする……)

>>238,千早の好きそうなものプレゼントしちゃってください



237:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 20:51:12.52 ID:s84wcMTn0

ネックウォーマー



238:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 21:18:29.08 ID:Ol3XAiAUO

毛糸のマフラー



240: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 21:30:27.17ID:XZChaJdx0

千早『え、お誘いいただけるんですか?』

千早『ありがとうございます。正直、自信失くしてて』

千早『嬉しいです、本当に』



《渋谷地下モール》


店員「今、冬物大決算でお安くなっていますよ」

 -2980円

  所持金
 ¥76014




《プラネタリウム》


千早「すみません、お待たせしましたか?」

(毛糸のマフラーをプレゼントした)

千早「え、いいんですか!?」

千早「ありがとうございます、まだいきなり寒さが戻ったりして外にいると辛い時もあって」

千早「首は温めた方がいいって言いますもんね。えへへ」

 ★+1つ



(昼間見る夜はどこか幻想的だ)

千早「綺麗ですね……」

千早「……なんだか故郷を思い出します」

千早「東京の空は明るくて狭いです。それは人の営みで大事なんですけど」

千早「暗くないと、見えないものもあるんですよね」

千早「故郷にいい思い出はないですけど、でも星空を見るのは好きでした」

千早「何もなかったからですかね。空は広くて、鮮やかでした」

千早「…………」

千早「……、ありがとうございます。誘っていただいて」

千早「でも、あの人の覚悟の前では何もできなかった」

千早「私じゃ足りないんです」

千早「やっぱり、『塔』が見えてしまう……」

千早「運命は変えられると、あなたは証明してくれました」

千早「『崩壊』も変えることができる……そう信じたいです」

千早「ただそれには、彼女の覚悟を否定し、それを証明しなければならない」

千早「正直、私にはその未来が視えません……今のところは」


1、『今のところは』なら希望はあるな
2、変えるためには千早の力が必要だ


>>242



241:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 21:41:42.57 ID:s84wcMTn0

2



242:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 21:43:17.88 ID:kIeVe23yO

2



243: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 21:48:13.16ID:XZChaJdx0

千早「……!」

千早「私の、力……」

千早「私にできること……覚悟……」

千早「……はい!」

千早「このまま、あなたが築き上げてきたものを壊されるわけには、いきませんよね」

千早「今度も乗り越えましょう!」

千早「何せ、『死』の運命すら乗り越えたあなたです」

千早「『崩壊』が乗り越えられないなんて、そんなことはありませんよね!」

千早「……少し、春さんの覚悟に心を引き摺られ過ぎていたようです」

千早「でも黙っているわけにはいきません」

千早「拒絶されようと占い師らしく、口出ししちゃいます!」

千早「きっと、それが、私にできる唯一のことで」

千早「私の覚悟です」


(千早の目に光が戻ってきた……)

 ★+3



244: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 21:49:10.70ID:XZChaJdx0

『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「千早が元気になってよかったな」

モルガナ「千早の運命が視える力ってのは、きっと辛いだろう」

モルガナ「分からないからこそ動ける時はきっとある」

モルガナ「でも滅茶苦茶な方向に行っちまったら元も子もない」

モルガナ「千早はきっと、ワガハイたちのコンパスになるはずだ」

モルガナ「……そう言えば明日、川上が春と話をするって言ってたな」

モルガナ「川上はかなり春に苦手意識持っているみたいだが……」

モルガナ「まあ今の春は相手にしたくないよな、誰でも」

モルガナ「明日の放課後は川上も春も時間取れないと思うぜ」

モルガナ「川上を信用して、お前は他の行動をとった方がいいだろうな」

モルガナ「今日はもう寝ようぜ」




高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
※※※※※※※※※※

御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★★★☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



245: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 21:49:50.96ID:XZChaJdx0

 3月6日(月) 放課後


(川上は春と話してくると告げて教室を出て行った)

(二人とも、夜まで会えないだろう)


モルガナ「これからどうする?」



1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉

5、御船千早
6、武見妙

8、大宅一子
9、東郷一二三


>>247



246:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 21:51:12.19 ID:s84wcMTn0

8



247:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 21:52:06.27 ID:Ol3XAiAUO

5



248: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 21:56:08.78ID:XZChaJdx0

モルガナ「千早と会うのか」


御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆


モルガナ「今なら相談できそうだな」

モルガナ「千早ならお金を払えば占ってもくれる」

モルガナ「どうする?」


1、遊びに行く
2、相談する(春)
3、相談する(武見)
4、占ってもらう

>>250



249:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 22:04:48.30 ID:s84wcMTn0

1



250:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 22:05:46.63 ID:Ol3XAiAUO

3



251: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 22:07:53.90ID:XZChaJdx0

モルガナ「まだスケジュールが入れられるな」

モルガナ「その頃には川上と春も話は終わってると思うぜ」

モルガナ「どうする?」


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>253



252:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 22:13:19.64 ID:s84wcMTn0

8



253:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 22:14:36.59 ID:CMMub2xJ0

8



254: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 22:18:05.04ID:XZChaJdx0

モルガナ「大宅にはまだワガハイたちのこと知らせてないよな?」


大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆


モルガナ「信頼されてない状態でこんな話聞かされるとさらに信頼が下がるぞ」

モルガナ「どうするんだ?」


1、怪盗団の現状を話す
2、普通に過ごす

>>256



255:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 22:19:32.26 ID:CMMub2xJ0

2



256:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 22:25:57.24 ID:Ol3XAiAUO

2



257: ◆86inwKqtElvs 2017/02/12(日) 22:52:48.15ID:XZChaJdx0

お疲れ様でした。
久しぶりに修羅場のないデート書けてこっちは気がだいぶ楽です。
明日はべっきぃvs春の第二ラウンド(もっと胃が痛いと思われる)がありますけどね!

みんな星をあげることに集中してるのでしょうか? それもまた選択の一つです

あと、春が何を考えているのかは惣治郎だったりべっきぃがいろいろ推察してますが、当たっているとは限りません。
後から出た推理が正しいとは限らないのです。攻略には直接関係ありませんが、ピースを当てはめるのも面白いかもしれませんね。

にしても千早スナイパーが現れたことに驚いた……バッドエンドが尾を引いているのでしょうか?

ではまた次回の更新でお会いしましょう!



258: ◆86inwKqtElvs 2017/02/13(月) 20:05:47.64ID:xXTusmpD0

千早『え、あ、相談ですか?』

千早『大丈夫ですよ。いつもの場所にいますから』


大宅『おお、久しぶり』

大宅『久しぶりに一杯やる? って冗談冗談!』

大宅『ララちゃんとこで待ってるよ』



《新宿・路上》


千早「武見さんですか?」

千早「はい、チャットで話聞いてもらったりしてます」

千早「そう言えば、診察室でかける音楽に悩んでるって言ってました」

千早「以前は無音だったみたいなんですけど、患者さんにお子さんが増えて」

千早「雰囲気柔らかくしたいけど、武見さん、音楽の趣味がちょっと偏っているからって自分で言ってました」

千早「普段何聴くんでしょう? 私、ロックとパンクとメタルの違いがわからないです……」

(武見はいい音楽を探しているらしい……)

千早「…………」

千早「武見さんと何かありました?」

千早「うーん。いや、表立ってという感じじゃないですね」

千早「武見さん、そう簡単に心さらけ出す人じゃありませんし」

千早「…………」

千早「タロットで視てないので漠然としてますけど」

千早「断ち切った方が楽……と考えてるのかも」

千早「……あまり人付き合いを好む人ではないので」

千早「媚びるぐらいだったら一人でいたいと感じている」

千早「でもやっぱり、一人にはなりたくないんですよ」

千早「……プライドが邪魔してる感じなのでしょうか」

千早「これは、はい。相談されたら答えますけど」

千早「多分、武見さんは相談しないでしょうね……」

千早「弱み見せたら負けと考える方ですから」

千早「とは言っても、武見さんは強い人ですから」

千早「答えは出せると思います。多少時間はかかるかもしれませんけど、きっと大丈夫」

(千早はある種の信頼を武見に感じているようだ)

モルガナ(ワガハイたちの方が今は問題だろうな)

モルガナ(武見に時間が必要なら、こっちもその間やるべきことをやっちまおうぜ)



259: ◆86inwKqtElvs 2017/02/13(月) 20:06:47.32ID:xXTusmpD0

《バー・にゅぅカマー 》


大宅「よ! あれ、なんかやつれた?」

大宅「もうすぐ実家帰るんでしょ? 大丈夫それで」

大宅「あー、ネタ元が消えるかあ」

大宅「まあこっちは問題ない、多分だけど」

大宅「なんとかなるって、大体のことは」


1、なんとかしないといけないことが?
2、多分っていうのは?

>>261



260:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/13(月) 20:42:02.71 ID:uYLSlusQ0

2



261:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/13(月) 21:26:32.24 ID:7ulKUHopO

1



262: ◆86inwKqtElvs 2017/02/13(月) 21:30:23.41ID:xXTusmpD0

大宅「なんとか……」

大宅「いや、何とかじゃなく、絶対にやってやりたいこと」

大宅「相棒の医療費がね」

大宅「廃人化の被害者であるとの認定がすごく難しいんだよ」

大宅「なんとか力にならなきゃって思ってさ、獅童の立件ができたことだし相棒の廃人化の件も加えたいんだけど」

大宅「そしたら医療費も請求できるようになる」

大宅「でも立件自体を結構邪魔してくる奴がいてね」

大宅「少しでも暗部をさらけ出したくない奴らがいるんだよ、獅童の取り巻き連中の中にはさ」

大宅「ま、今更負けるつもりはないけどね」

大宅「よし、景気づけに一杯やるか!」

大宅「ララちゃーん、一杯……」

ララ「…………」

大宅「未成年にはお酒出しちゃダメ、やっぱり?」

(大宅の目はまだ諦めてはいない……)

 大宅+★1つ



263: ◆86inwKqtElvs 2017/02/13(月) 21:32:37.75ID:xXTusmpD0

『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「千早の相談も大宅の様子も悪くはなかったな」

モルガナ「ただ、川上と春は結局どうなったんだろうな……」

 プルルルルル……

 !

(川上から着信だ……!)

川上『あー、もしもし?』

川上『うーん、やっぱり私奥村さん苦手だわ……ってか修羅場が無理なんだわ……』

川上『もう精神的に疲れてさ、家帰って少し寝ようと思ったらこの時間になったワケ』

川上『文章じゃ長くなるしさ、今大丈夫だよね?』


 ……

 ………

 …………


《放課後・空き教室》


川上「はあ。憂鬱すぎる……」

春「私は構いませんけど」

川上「こっちが構うの」

川上「だいぶ派手にやらかしてるって聞いてさ、ちょっと話聞こうかななんて思ったりしたわけ」

春「話を聞いているならそれ以上のことは説明しようがないですよ」

川上「あのさ、奥村さんの動機自体はわからなくはないんだけど」

川上「やってることはちょっと過激すぎない?」

春「そうですか?」

春「敵に対しては徹底的に」

春「基本だと思いますけど」

川上「そんな白黒はっきり分けられるものじゃないでしょ、人間関係って」

川上「みんなのこと、嫌いになったわけじゃないんでしょ?」

春「まあそうですね」

春「でもそれとこれとは別ですし」

春「先生のことも嫌いじゃないです、私」

春「かつての生徒の為に副業して、お金を払い続けて」

春「教師としての責任感がなければ、簡単にできることじゃないと思います」



264: ◆86inwKqtElvs 2017/02/13(月) 21:34:54.37ID:xXTusmpD0

川上「……私、副業してたなんて言った?」

春「教師のお給料だけでお金渡せるとは思えませんから」

春「副業も、まあ大体予想はつきます」

川上「…………」

川上「あー、もしかして脅迫する気でいる?」

春「以前は質問でしたね」

春「もう一度同じ問いをします」

春「彼への想いと教師としての立場、二つに一つしか選べないならどっちをとりますか?」

川上「…………」

川上「……あー、来たその問い」

川上「もうこれ明らかに脅迫だよね」

春「ふふっ」

春「教師と生徒の恋って物語としてはロマンティックだなって思いますよ」

春「でも現実は、違いますよね」

川上「で、奥村さんは恋の方をとるわけだよね」

川上「全てを敵に回す覚悟は素直に凄いと思うよ」

春「だって両方を手に入れるなんて都合がよすぎると思いません?」

川上「まあ難しいのは確かだね」

川上「だからと言って簡単に脅迫に屈するわけにもいかないんだけど」

春「へえ……」

春「教師の立場を失うつもりということですか?」

川上「前も言ったでしょ、私は教師を辞めるつもりはないよ」

川上「確かにメンバー自体は知らなかったけど」

川上「怪盗団が奪い返してくれた志を、私はまた捨てる訳にはいかないから」

春「…………」

春「先生の考えを聞かせてくれますか?」

春「何も考えなしで呼び出したわけじゃないですよね」

川上「うーん。一応ね」

川上「まずさ、私の場合はその二択は脅迫として成立してない」

春「……どういう意味ですか?」

川上「金銭とかが目的なら継続的に弱みを握り続ける必要はあるわけだけど」

川上「奥村さんはそんなものが欲しいわけじゃないでしょう?」

川上「私が教師の立場を失ったら、彼への想いを邪魔するものは何もなくなるわけで」

川上「確かに強力ではあるけど、一発しか撃てない銃みたいなもの」

川上「むしろ撃てば失うものが何もなくなって、なりふり構わずに彼へアタックできるわけだから」

川上「奥村さんが欲しいモノが彼である以上は、その脅迫は無意味だよ」

春「…………」



265: ◆86inwKqtElvs 2017/02/13(月) 21:35:20.09ID:xXTusmpD0

春「考えましたね」

川上「どうも。まあ予習の期間は長かったからね」

川上「この答えは奥村さんの採点ではどう?」

春「うーん」

春「60点ぐらいですかね」

川上「どうしよう、思ったより低かった……」

春「一回しか撃てないという点に気付いたのは素直に凄いなって思いました」

春「でも私だって、考える時間はありましたしね」

春「ねえ、先生……?」

春「先生は、自分の大切なものをいつ壊されるかわからない状態で」

春「どれくらい耐えられますか?」

川上「…………」

春「引き金は私がいつでも引けるわけです」

春「常に銃口をこめかみに突き付けられている状態を、何か月、何年?」

春「その状態で平然と過ごせますか?」

春「私が折れるのが先か、先生が折れるのが先か」

春「根競べになりますね。どうなるかはわかりませんけど」

春「先生の大事な教師としての立場は、私の気まぐれでいつでも壊せるんですよ」

川上「…………」

川上「あー、もう胃が痛くなってきた。奥村さん、私に胃潰瘍できたら医療費出してくれない?」

春「それで彼の事を諦めてくれるならいくらでも」

川上「それは安すぎるかな」

春「ですね」

川上「ま、でも非現実的な方の答えから言ったよね」

春「あれ? もしかして気付いてたんですか?」

川上「あんまり気付きたくはなかったけどね……」

春「一応1対1を意識しました。でも私と先生だけならそんなまどろっこしいことはする必要はないんですよね」

川上「……ま、彼がそんな脅迫を許すはずがないよね」

川上「でも奥村さんは絶対に引かない」

川上「唯一引くことがあるなら、彼が奥村さんを選ぶことだけ、か」

春「そこまで考えてたなら100点ですよ」

川上「私勝ち目ないじゃん、これ。あー……」

川上「わかったわかった。私の負けだよ」



266: ◆86inwKqtElvs 2017/02/13(月) 21:37:04.16ID:xXTusmpD0

春「……本当にそう言ってますか?」

川上「彼の心の動きまで利用するつもりなら適いっこないよ」

川上「私はそこまでできない」

川上「そこまで徹底的には、できたとしてもやれないよ」

春「…………」

川上「はあ、これでも結構考えたつもりだったんだけどな」

川上「言っとくけど私こういうの本当にダメなんだからね?」

川上「いきなり言われたら絶対パニクるから」

春「けど正直、先生は手強かったです」

川上「いやもう、奥村さんに言われても説得力ない……」

川上「はあ……」

川上「どうやったって彼は私を選べないのがわかったし」

川上「だからここからは、女同士じゃなくて、教師として話すから」

川上「あなたも生徒として聞きなさい」

春「…………」

川上「あのさ、こういうやり方で彼を手に入れたとしてもさ」

川上「彼はあなたのこと好きになってくれると思う?」

春「嫌いには絶対になれないですよ」

春「彼だって、自分が原因なのはわかっているでしょうし」

春「嫌いになれないなら、一緒にいればいくらでも心は変わります」

川上「…………」

川上「私はそうは思えないけどね」

春「…………」

春「彼が私を嫌うとしても」

川上「違う、後者の方」

川上「一緒にいれば心は変えられるって方ね」

春「…………」

川上「奥村さんが彼のこと本気で好きなのはわかる」

川上「その為ならたとえ卑劣と言われる手であっても、他の全てを失っても、躊躇う気がない覚悟もわかる」

川上「でもそれで、奥村さんが本当に全てを失ったら」

川上「彼は一生、悲しみ続けると思うよ」

川上「たとえ一緒になれたとしても、彼から罪悪感が消えることは絶対にない」

川上「更に言うなら、奥村さんも幸せにはなれない」

川上「犠牲の果て、そんなやり方で幸せになるなんて、絶対にないよ」

春「それが何か?」

川上「あー、即答しちゃうのか、ここで……」

川上「なんでこんなやり方を選んだの?」

春「なんで、とはなんですか?」



267: ◆86inwKqtElvs 2017/02/13(月) 21:37:32.91ID:xXTusmpD0

川上「怪盗団のメンバーだった以上は、奥村さんは正義感も強い人のはず」

川上「芯の通った強さを持っているはず」

川上「そうじゃないと、世直しなんてやらないよ」

春「…………」

川上「なにかあるんでしょ?」

川上「奥村さんはこういうことができる子じゃない」

春「実際にできているじゃないですか」

川上「考えることはできるかもしれない。実際考え付いてるわけだしね」

川上「でもさ、実際に行動を起こせるかは別の話」

川上「私は奥村さんの直接の担任じゃないけど、それでも今の奥村さんが普通の状態じゃないのはわかるよ」

川上「自分でその理由はわかってる?」

川上「こんな破滅的なやり方を選んでる奥村さんが、歪んでること」

川上「その原因は、自覚してる?」

春「…………」

春「わかりません」

川上「……そっか」

川上「認めたくない、か」

川上「あなたみたいに賢い子が、自分で気付いてないとは思ってないよ」

春「……話はそれで終わりですか?」

川上「私の方はね」

川上「奥村さんが話したくなったらまたいつでもおいで」

川上「もう女同士の話する必要はなくなったわけだから」

川上「耐え切れなくなったら、いつでも来ていいよ」

川上「誰にも言えなくて一人で抱え込む辛さは、私にもわかるから」

春「…………」

春「必要ないです」

川上「必要あるなしを決めるのはあなたじゃない」

川上「私は先生であなたは生徒」

川上「このまま壊れていく生徒を黙ってみているつもりはないから」

川上「嫌でも話は聞かせてもらうからね」

春「…………」

春「私には彼しか必要ないので」

春「その為に私は全てを差し出すんです」

春「失礼します」



268: ◆86inwKqtElvs 2017/02/13(月) 21:38:26.37ID:xXTusmpD0

 …………

 ………

 ……



川上『分かる!? この胃のキリキリ感!?』

川上『私基本安定重視なんだよね、もう無理だからこんな駆け引き!』

川上『副業の話出た時の心臓のバクバク具合は本気で死ぬかと思ったわ!!』

川上『あんなことやってたなんて知られてたらと思ったら、もう……!!』

川上『怪盗団は君を筆頭に問題児しかいないわけ!? ちょっと!?』

モルガナ「春との会話がよっぽど堪えたんだな……申し訳ない」

モルガナ「メイドの話は春は知らないんだけどな」

(しばらく怒鳴られ続けた……)

川上『はあ……』

川上『うーん、なんというのか』

川上『このやり方をしないといけないっていう思い込みを奥村さんから感じたかな』

川上『君を手に入れるためには全てを差し出さなければならないって言ってたし』

川上『それがなんでまでかはわからないけど』

川上『まあでも、奥村さんかなりヤバいとこまでキテるよね』

川上『これ、単なる恋愛と友情どっちをとるかだけの話なのかな……』

川上『やっぱり別に何かを抱えてる気がする、単なる視野狭窄ってだけじゃなくて』

川上『まあ、教師の勘?』

川上『注意して見てみるけど……』

川上『あの子、簡単に表に出すタイプではないしね』

川上『とりあえず、一筋縄ではいかないことだけはまあ、言わなくてもわかってるだろうけど改めて伝えとくね』

川上『あと胃潰瘍になったら君が医療費払ってね。じゃあ』

(通話が切れた……)



269: ◆86inwKqtElvs 2017/02/13(月) 21:39:28.50ID:xXTusmpD0

モルガナ「思い込み、か」

モルガナ「確かに何か思い込まないとここまで極端な行動は出ないだろうな」

モルガナ「ただそれが何かがわからないな……」

 !

モルガナ「どうした?」

(春からチャットが来ている……!)



春『明日の夜、デートしない?』

春『そうだね、あまり断ってほしくはないかな』

春『断られたらちょっと過激な行動しちゃうかもね?』



モルガナ「…………」

モルガナ「送られた時間を見る限り、川上との話の直後だろうな」

モルガナ「川上とのやり取りが刺激になっちまったんだろう」

モルガナ「文章もかなり攻撃的だ」

モルガナ「どうする?」


1、断る
2、OKする


↓3レスで多い方



270:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/13(月) 21:40:28.14 ID:SWl/l6D80

2



271:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/13(月) 21:55:13.61 ID:0TBz0yL20





272: ◆86inwKqtElvs 2017/02/13(月) 22:11:50.68ID:xXTusmpD0

(いい予感はしないが、明確に脅しと取れる言葉を使っているのを放置するのは危険だろう……)

(了承の返信をした)


春『楽しみだな』

春『じゃあ、明日ね』


モルガナ「…………」

モルガナ「杏殿や真、最近チャットの連絡がつかないことが多いよな」

モルガナ「心労が溜まっているんだと思う。今の状態は知らせない方がいい」

モルガナ「知らせてどうにかなるなら知らせるが、どうにもならないからな……」

モルガナ「明日は放課後すぐなら空いてるだろう」

モルガナ「今日はもう寝ようぜ。明日の春の様子はちゃんと見とかないとな」



高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
※※※※※※※※※※

御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★★★☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★★☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



277: ◆86inwKqtElvs 2017/02/14(火) 20:06:56.73ID:nMwhxFK30

 3月7日 昼休み


(竜司に昨日の経緯を話してみた……)

竜司「あのさ」

竜司「川上お前に甘すぎね?」

竜司「まあ俺らのこと考えてくれるのは助かるんだけどよ」

モルガナ「川上は春以外にも、杏殿や真、双葉も4月からここに入るし」

モルガナ「恋敵としてよりは生徒として見てるんだろう、きっと」

竜司「やる気なさそうなイメージしかねえから、ぶっちゃけ意外」

竜司「で、杏や真には言ったのか?」

モルガナ「杏殿も真もどうも不安定だからな……」

モルガナ「今日のことは言っていない。言ってどうなるものかとも思うしな」

竜司「むっずかしいな……」

竜司「ん?」

竜司「あれ、真じゃね?」

(窓から見える景色の下に真がいる)

モルガナ「……春もいるな」

(ここから見る限りでは、どうやら真の方から春に話しかけているようだ)

竜司「何話してんだ、あいつら……?」

モルガナ「ワガハイたちが聞いていない以上、特にジョーカーに聞かれたくない話だろうな」

竜司「杏は大丈夫か?」

モルガナ「教室では普段通りに見せていたが……」

モルガナ「どこかやっぱり、ジョーカーのこと避けてる気がするな」

竜司「うーん」

竜司「杏が折れるなんて全然想像つかねえんだけどな」

モルガナ「同感だが」

モルガナ「今の春は本当に何をしても不思議じゃない」

モルガナ「……真も不安だな」

竜司「春に何言ってるんだろうな」

(春と真が分かれていく様子が見えた)

モルガナ「……嫌な予感しかしないな」

竜司「春もそうだし、杏も真も意見違うみたいだし、双葉にいたってはまだ話してないんだろ?」

竜司「こんだけバラバラで、本当に大丈夫か?」

竜司「収拾つくのかよ、これ」

モルガナ「……つけないと、いけない」

モルガナ「お前がまいた種だ、ジョーカー」

モルガナ「きっちり答えは出すんだ」



278: ◆86inwKqtElvs 2017/02/14(火) 20:07:37.76ID:nMwhxFK30

 放課後


モルガナ「春の約束の時間までまだ間があるな」

モルガナ「誰かと会ってみないか?」

モルガナ「まだ現状を知らせてない女もいるし、双葉にも話してないだろう?」


 どうしようか……



1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉

5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三


>>280



279:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/14(火) 20:12:44.61 ID:m8fRKlQv0

3



280:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/14(火) 20:16:48.79 ID:ich13nM0O

3



281: ◆86inwKqtElvs 2017/02/14(火) 20:46:04.19ID:nMwhxFK30

《ルブラン》


双葉「おー、今日は早いな」

双葉「惣治郎、コーヒー」

惣治郎「はいはい」

(久しぶりにゆったりした時間を過ごした気がした……)

双葉「そうそう、カナちゃんから手紙来た!」

双葉「カナちゃんはPCもスマホも持ってないらしいからな」

双葉「でも高校行けば親が買ってくれるって言ってた!」

双葉「通信料払うためにバイトもするって言ってた」

双葉「だから今な、いいスマホ探してるとこなんだ」

双葉「格安SIMとかも今は揃ってきてるからな」

双葉「高ければいいってもんじゃないしな、スペックは必要な分だけでいいんだ」

双葉「カナちゃんがスマホ買ったら、毎日チャットしようなって」

双葉「今それが一番楽しみなんだ!」

双葉「お前も実家帰るし、みんなも卒業したりして会う回数は減っても」

双葉「繋がりは消えない。ネットでおしゃべりできるっていうのもあるけど、それだけじゃなくて」

双葉「怪盗団は役目を終えても、永久に不滅ってことだ」

双葉「うん、だから寂しくない。大丈夫」

双葉「強がりじゃない。本当にそう思ってる」

双葉「私はみんながいつ来てもいいように、ここを守っていくんだ!」

(双葉の声からは、怪盗団が崩壊するという事態は一切想像してないのがわかる……)

 双葉+★1つ


佐倉双葉
★★★★★★★☆☆☆


モルガナ(どうする?)

モルガナ(双葉に春のことを話すか?)


1、話す
2、今はまだ止めておく

>>283



282:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/14(火) 20:59:01.71 ID:OarRzMScO

2



283:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/14(火) 21:16:24.57 ID:PRC5mbKP0

2



284: ◆86inwKqtElvs 2017/02/14(火) 21:25:27.91ID:nMwhxFK30

(まだ早いと感じる)

(避けられはしないが、もう少し時機を見る必要があるだろう……)

双葉「どうした?」

双葉「ははーん、お前は寂しいんだな?」

双葉「ふふん、いつでも戻ってきていいからな!」

(…………)

(早く何とかしなければ……)



285: ◆86inwKqtElvs 2017/02/14(火) 21:26:39.05ID:nMwhxFK30

《お台場海浜公園》


(春の指定した場所と時間通りに着いた……)

春「時間通りだね」

(以前と同じく、普段の私服よりも意識したコーディネートだ)

春「一回ね、夜のデートってしてみたかったの」

春「大人っぽいよね、こういうの」

春「憧れてたんだ」

春「ちょっと歩こう?」

(モルガナは以前と同じく姿を隠している)

(春はこちらの袖をわずかに摘まんで後ろから歩いている)

春「夜景、きれいだね……」

春「あれ全部が人の営みなんだね」

春「だからかな、光って暖かいよね」

春「暗闇も嫌いじゃないよ。想像力とか、そういうのは暗闇の中で生まれると私は思ってる」

春「それがカタチになったのが、あの光なんだよ」

春「私も、君と一緒に」

春「あの光の一つになりたいな」

春「…………」

(言葉が途切れた……)

春「…………」

春「そろそろかな」

春「ねえ」

(突然、袖を引っ張られた)

(身体の向きを強引に変えられる――)


 !?


春「――――」


(春が背伸びして、唇と唇を重ねてきた――)

(あまりに唐突過ぎて、反応ができなくなる……)

春「んっ……」

 がしゃん

 !?

春「……気分はどうかな、杏ちゃん」

杏「…………!!」



286: ◆86inwKqtElvs 2017/02/14(火) 21:28:36.05ID:nMwhxFK30

春「ふう。今でもドキドキしてる……」

春「……ファーストキスが君で、本当に嬉しい……」

杏「……春、なんで……?」

(状況がわからない……!)

春「彼の意思が関係ないのは、一応言っておくよ」

春「私がしたいから、したんだよ」

杏「春!!」

杏「わざわざ呼び出して、なんで!?」

春「現実を教えてあげようと思って」

春「杏ちゃん、今どんな気分?」

春「好きな人が別の女性とキスしている姿を見るのって」

春「言ったよね、私たちは彼を巡っての敵同士になってる」

春「杏ちゃんはそれを否定しようとしてる、私を仲間に連れ戻すことで」

春「それ、今でも同じこと思える?」

杏「…………」

杏「春……?」

杏「それだけ?」

杏「見せつける為だけに、こんな真似したの?」

春「そうだよ」

春「ねえ、これでもまだ」

春「彼が杏ちゃん以外の人を選んでも、祝福できるのかな」

春「もう想像できるよね」

春「彼が、他の女性と――こういうことをする姿が」

春「自分が選ばれなかった時が」

杏「春……!」

春「ねえ、今でもまだ」


 パシン!


(杏が春の頬を叩いた……!)

杏「そんなことの為に、こんなことしたの!?」

杏「なんで、意味わかんない……!?」

春「…………」

春「今叩いたのは、仲間の為に怒ったんじゃないよね?」

杏「…………!!」



287: ◆86inwKqtElvs 2017/02/14(火) 21:29:48.53ID:nMwhxFK30

春「気付いてるでしょ? 自分の中の暗い感情に」

春「嫉妬とかそういう気持ち」

春「今、杏ちゃんは仲間に対して怒ったんじゃない」

春「女の子として、私に暗い感情を抱いてる」

春「わかるよ」

杏「違、違……」

春「認めていいんだよ」

春「杏ちゃんは私を敵として見てるんだよ」

春「何もおかしいことじゃない。自然な感情だよ」

杏「違う!!」

春「うーん」

春「まあこれ以上言う必要はなさそうかな」

春「これだけ動揺してるんだもん。もう完全に自分でわかってるよね」

杏「――――!!」

(杏が走り去った――!)

(反射的に追いかけようと身体が動く)

春「駄目」

(春が思いのほか腕を強く掴んで止めた――)

春「追いかけて追いついて、君は杏ちゃんに何を言うのかな?」

春「今ね、杏ちゃんが何を一番許せてないと思う?」

春「私に対してじゃない。私のことを許せなかった自分自身に対して」

春「醜い感情に溺れそうな自分自身が許せないんだよ」

春「そんな杏ちゃんに、同情で追いかけたって、惨めさが増すだけだよ」

 …………、

(春の目は、仲間を気遣うものになっている気がする……)

(春が手を離した)

春「まあこれも私の作戦かもしれないけどね」

春「追いかけられたら困るからこんなことを言ってるのかもしれないよ?」

春「私は私の好きにした」

春「だから君も、好きにすればいいよ」


 …………、

 自分がするべき行動は――


1、追いかける
2、ここに留まる



288: ◆86inwKqtElvs 2017/02/14(火) 21:30:19.70ID:nMwhxFK30

↓3レスで多い方

今日はここまで
なんで自分はバレンタインにこんな修羅場を書いているんでしょうか……?



289:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/14(火) 21:32:24.43 ID:m8fRKlQv0

2



290:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/14(火) 21:45:09.38 ID:OarRzMScO

2



291:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/14(火) 21:55:57.64 ID:h6CMOdRxO

2



292: ◆86inwKqtElvs 2017/02/14(火) 22:00:59.15ID:nMwhxFK30

BADEND回避しました。まあこれは分かりやすいですよね。
今まで言葉での応酬ばっかりだったので、もっとわかりやすい修羅場……となったらこうなりました。
何故バレンタインにこんなことを考えて書いているのでしょうか。

ジョーカーサイドから見ると状況がわからないと思いますが、次回春が説明してくれます。
エンジン暖まってきたようです。多分このまま暴走していきます。止めることができるのでしょうか。
それは皆さんの選択次第です。あと春ファンは本当にすみません。



293:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/14(火) 22:06:38.40 ID:YxKhTecU0

きつい……春もこんなやり方選ばざるをえないといけないくらい追い詰められてるのか
割り切れる性格じゃないだろうになぁ、杏殿は立ち直れるかな



294:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 01:14:42.95 ID:cVTkPvLa0

バッドエンドは回避したが、だからハッピーエンドまっしぐらって訳にはいかないよな
ここのバッド回避は「何とか人死にが出ませんでした」レベルだし



295:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 04:51:24.89 ID:ZOJYI4uL0

けど杏の気持ち考えてる辺り、春も壊す気ではあっても未練はあると思う
なんか無意識に止めてしまったのを、なんてね、って感じするし



296:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 12:11:04.09 ID:3wDCVL4OO

大宅とひふみんに相談する事で春の止め方がわかるのかな?
春ちゃんスナイパーがいるとしたら、一度春ちゃん止めて崩壊を防いだのちならまた春ちゃん落とせるの?



297: ◆86inwKqtElvs 2017/02/15(水) 20:22:41.36ID:CJeW+BSK0


(確かに杏にかけるべき言葉が、少なくとも今の自分にあるとは思えない……)

春「行かないんだ」

(春がバッグからハンカチを取り出した)

春「リップが付いてる。拭いた方がいいよ」


1、大胆にやってくれたな
2、これで本当に嬉しいのか?

>>299



298:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 20:36:06.05 ID:RI0ggNOH0

1



299:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 20:53:48.24 ID:Pv4EJhgFo

1



301: ◆86inwKqtElvs 2017/02/15(水) 21:04:09.67ID:XWfFmDUG0

春「……そうだね」

春「私が私の本質に気付くまで、きっとできなかった」

春「もし出会わなければ一生無理だったかもしれない」

春「元々、恋愛なんて諦めてた」

春「会社の為の政略結婚、一度は受け入れてたから」

春「だから初めてが君で嬉しいのは、本当だよ」

春「勿論、もっと理想のシチュエーションとか、考えたことがないわけじゃないけど……」

春「理想を求めすぎて、失敗したら意味がないから」

春「……まだ訊きたいことがありそうだね。座らない?」

(ベンチに座って話を聞くことにした)

春「もう説明する必要もないと思うんだけど」

春「今日のデートは杏ちゃんの心を折る為だったんだ」

春「もし誘いに乗らなかったらね。別のやり方を試してみたと思うけど」

春「時間はずらして杏ちゃんを誘っておいたの」

春「杏ちゃんの容姿って目立つからね。カーブミラーもあるし、タイミングを計るのは難しくなかった」

春「……さすがにドキドキしてる。今もまだ」

春「それが君とキスできた嬉しさなのか、杏ちゃんに対する罪悪感なのか」

春「或いは杏ちゃんに言ったような、暗い感情からの優越感や悦びなのか……」

春「本当を言うと、自分でもわかってないの」

春「どういう感情だったとしても、関係ないんだけどね」



302: ◆86inwKqtElvs 2017/02/15(水) 21:04:57.09ID:XWfFmDUG0

春「…………」

春「『何故かつての仲間に対してここまでするのか?』」

春「そう訊きたそうだね」

春「川上先生にも言われたな。なんでそんな破滅的なやり方をするのかって」

春「そうだね。今日は付き合ってくれたし、私の方は上手くいってるし」

春「ヒントは教えてあげる」

春「怪盗団を、かつての居場所を壊すのはね」

春「君に私を選ばせるのに、絶対に必要なことなんだよ」

(…………)

(以前も感じたが、春は確実に自分が春を選ぶと信じて疑っていないように感じる)

(ただそれが怪盗団を壊すこととどう繋がるのか……)

(何らかの思い込みがあると川上やモルガナは言っていたが、ただ無根拠に思い込んでるだけとも思えない……)

春「君を利用したことを謝るつもりはないよ」

春「私は君を奪う。何を差し出してでも、何を犠牲にしてでも」

春「君を裏切ってでも、私は君を手に入れる」

春「そう言ったよね」

(口調は普段と変わらないのが、逆に覚悟を表している……)

春「さて、と」

春「次は双葉ちゃんだね。双葉ちゃんはどうしようかな」


1、真はどうした?
2、双葉は後回しじゃなかったのか?

>>304



303:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 21:13:06.87 ID:HGImPMT+0

2



304:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 21:21:41.66 ID:l9do17cR0

2



305: ◆86inwKqtElvs 2017/02/15(水) 21:24:50.74ID:XWfFmDUG0

春「そのつもりだったんだけど」

春「マコちゃんはね」

春「君のこと諦めるって」

 !?

春「だから排除する必要が無くなったの」

春「だから次は双葉ちゃんになる」

春「嘘だと思うなら、マコちゃんに直接確かめればいいよ」

春「言っておくけど、私はマコちゃんに対してはまだ何もしてなかったよ」

春「何かする前にマコちゃんの方から言ってきたから」

春「私としては気楽でよかった」

春「…………」

春「どういう感情であっても、君が私のことを考えてくれると嬉しい……」

春「もうそんなところまで来ちゃった」

春「ねえ、もうちょっとだけ歩きたいな」

春「もう少し、もう少しだけ、ね」

春「憧れのシチュエーションを、感じさせてほしいから……」


 …………

 ………

 ……



306: ◆86inwKqtElvs 2017/02/15(水) 21:25:54.79ID:XWfFmDUG0

 同時刻


杏「…………」

モルガナ「杏殿」

杏「……モルガナ」

杏「…………」

杏「どうしよう……」

杏「わかんない」

杏「胸の中のグチャグチャ、消えない」

杏「春に対してどう接するのか、わかんない」

杏「カッコ悪い……!」

杏「まんまと春の思い通りになってることも」

杏「それなのに何もできない自分も」

杏「リーダーに対しても」

杏「悔しい……!!」

杏「悔しいよ……!!」

モルガナ「杏殿……」

杏「私、このまま春のこと許せないまま終わっちゃうのかな……っ!」

杏「そんなカッコ悪いのなんて、大嫌いなのに」

杏「モルガナ、どうすればいい?」

杏「誰か、教えて……!」

モルガナ「…………」

杏「…………」

杏「…………」

杏「…………」

杏「……もう、大丈夫」

杏「大丈夫じゃないけど、春に対してどうすればいいかなんてわかんないけど」

杏「それでも、座り込んで……泣き叫んでなんとかなるとは、思えない」

杏「……リーダーにこんな顔見られてたら、本当に終わってるとこだった」

杏「絶対立ち上がれなくなってた」

杏「……志帆は立てなくても立ち上がろうとしてる」

杏「だったら私も、立てなくても立ち上がらないと」

杏「今は意地でも無理でも何でも、立ち上がって……必ず決着つける」

杏「モルガナ、力を貸して……!」

モルガナ「ああ」

モルガナ「それでこそ杏殿だ」

モルガナ「明日会議をしよう」



307: ◆86inwKqtElvs 2017/02/15(水) 21:26:37.46ID:XWfFmDUG0

『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「ってはあ!?」

モルガナ「真が諦めた!?」

モルガナ「春がそう言ったのか?」

モルガナ「…………」

モルガナ「メンバーを集めて会議をしようと思ったが」

モルガナ「お前はいない方がいいかもな」

モルガナ「杏殿と真、竜司と祐介とワガハイ」

モルガナ「とりあえずこの5人で集まって話を聞くことにする」

モルガナ「真の話を聞くにも、お前がいると話しにくいだろうしな」

モルガナ「お前は別の方向から動いてみろ」

モルガナ「まだできてないことが残ってるだろ?」

モルガナ「そうチャットを回せ」

(まずは杏に、真が諦めたという話を伝えた)

(それから自分抜きで話を聞くようにチャットを回すよう頼んだ)

杏『わかった』

杏『話聞いてみる』

モルガナ「真……そもそも自信がなさそうだったしな」

モルガナ「……状況は順調に悪い方に進んでるな」

モルガナ「春が双葉をどうするつもりなのか……」

モルガナ「もう寝ようぜ。体力は回復しておかないとな……」



高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★☆☆

佐倉双葉
★★★★★★★☆☆☆

奥村春
※※※※※※※※※※

御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★★★☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★★☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



308: ◆86inwKqtElvs 2017/02/15(水) 21:29:21.78ID:XWfFmDUG0

 3月8日(水) 放課後


(杏と真は竜司や祐介、モルガナと一緒に話し合っているだろう)

(自分がやれることは……)



3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三


>>310



今日はここまで。お疲れ様でした。
眼鏡が割れました。何か呪いでもかけられているのでしょうか
春が確実にジョーカーを奪う方法、わかった人いたらちょっと作者は哀しくなります。頑張って考えたのに……と
でも考察見る方が嬉しいので、是非書いてほしいです。



309:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 21:45:15.18 ID:RI0ggNOH0

3
とりあえず双葉の★あげて伝えなきゃ

春、序盤で自分には何もないって、自信なくしてたしな
ジョーカーは絶対自分を選ばないと思って、だったらいっそのことって感じなのかな



310: ◆86inwKqtElvs 2017/02/15(水) 21:49:27.52ID:XWfFmDUG0

スケジュール半日か一日かとか細かいこと訊くの忘れてました。
安価下でもう少し安価細かくとっていきます



311:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 21:58:31.88 ID:2U+9YDQB0

3
一番最初の安価で春は「自分一人でできたことがなにもない」みたいなこと言ってるな
伏線なら素直に凄いな、一人でもやれるって思いたいのか
でも怪盗団壊す意味は正直わからん



312: ◆86inwKqtElvs 2017/02/15(水) 22:05:08.22ID:XWfFmDUG0

(双葉と一日過ごすか、他のスケジュールも入れるべきか……)

1、一日過ごす
2、他のスケジュール入れる(奥村春)
3、他のスケジュール入れる(御船千早)
4、他のスケジュール入れる(武見妙)
5、他のスケジュール入れる(川上貞代)
6、他のスケジュール入れる(大宅一子)
7、他のスケジュール入れる(東郷一二三)


>>315


攻略に関しては、モルガナが割とまとめてくれてるのでそんなに難しくはないと思います。
何か質問あったら受け付けます。基本はアドリブですのであんまり深くは考えていませんが



313:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 22:32:10.49 ID:RI0ggNOH0

6か7じゃん?



314:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 22:37:38.00 ID:5/4ykFzPo

敢えて2を入れて牽制もあるかも



315:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 22:56:32.11 ID:3wDCVL4OO

7
プレゼント付きで過ごしたら★2個上がってひふみんに話できるよね



316: ◆86inwKqtElvs 2017/02/15(水) 23:05:58.21ID:XWfFmDUG0

7ですが、半日過ごす場合はプレゼント無理なのです。
プレゼントは一日だけなのです。

放課後は双葉と、夜はひふみんと過ごして帰ったら自宅で会議の報告を聞いて、それでおしまいになるかと

春がどうやってジョーカーを奪うのか、みんなの推理聞いてみたいです。よければ考えてみてください。



317:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/16(木) 03:46:10.90 ID:A3tmh+Gu0

人は配られたカードで生きていくしかないとかもあったな、スヌーピーの言葉だけど意味ありげな発言だと
思い込みってある意味パレスだよな
今春の心でどんな認知世界が広がってるんだろ
真は話聞くしかないな、何となくわかるけど



319: ◆86inwKqtElvs 2017/02/16(木) 20:02:41.62ID:aEqgDLZ60

《秋葉原》


双葉「うう、人混みが、ごみのようだ……」

(双葉のお願いでPCのパーツを見に来た)

(人混みに辟易しているが、テンションは高い)

双葉「お、お?! あそこのジャンク品すごい!!」

双葉「うーん、何度見ても、コスプレって実際に目の前で見ると不思議だな……」

双葉「あ、有名な牛丼のお店がある!」

双葉「なあなあ、一回食べてみたい!」


1、入るか
2、アキバ名物だな
3、ヘッドフォンは取っておけ

>>321



320:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/16(木) 20:36:21.87 ID:vWleLGT70

1



321:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/16(木) 20:49:04.77 ID:/Cr5f4j80

1



322: ◆86inwKqtElvs 2017/02/16(木) 21:02:57.41ID:aEqgDLZ60

店員「らっしゃーせー」

(牛丼並みと大盛りを注文した)


  -1040

  所持金
 ¥74974


双葉「おお、量多い……」

双葉「お前はやっぱりよく食べるんだな」

双葉「うーん」

双葉「やっぱり食べないと、杏みたいに胸おっきくはなれないのか……」

(…………)

(昨日のことが胸に痛い……)

双葉「……?」

双葉「どうした? 気分悪いのか?」

双葉「なんか最近、お前おかしいぞ」

双葉「まあもうすぐ帰るし、不安はわかるけどな」

双葉「お前ならどこでだって大丈夫だって」

双葉「どんなことがあっても、きっと道ってあると思うんだ」

双葉「お前が教えてくれたことだ」

双葉「な? お前にはみんながいる」

双葉「だから、大丈夫」

(双葉は純粋に応援している……)


 双葉+★1つ


佐倉双葉
★★★★★★★★☆☆


(双葉に春のこと、怪盗団の現状を伝えるべきだろうか?)

1、伝える
2、まだ止めておく


>>324



323:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/16(木) 21:11:48.65 ID:/icKI0XWo

8あるし1



324:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/16(木) 21:18:54.43 ID:vWleLGT70

1



325: ◆86inwKqtElvs 2017/02/16(木) 21:25:02.22ID:aEqgDLZ60

《カラオケ》


(モルガナ、杏、真、竜司、祐介で相談する――)

杏「真、諦めるって……ホント?」

真「…………」

真「何だろ、どう考えても無理だなって思って……」

真「なんかさ、世界を敵に回してもとか、そういうのって春好きそうだなって納得しちゃったし」

真「…………」

真「なんで乗っかれないのか考えてた」

真「私、負けるのも怖いけど」

真「勝つのも怖い」

真「……お姉ちゃんのこと考えちゃうんだよね」

真「一回勝ったら、勝って手に入れたものを守るために勝ち続けないといけない」

真「一回負ければ全部失ってしまう」

真「同じ次元で話していいことだとは思ってないけど……」

真「私、勝ち続ける為に、その為だけに、春みたいに覚悟決めれない」

真「お姉ちゃんみたいに、手段と目的が入れ替わってしまって」

真「歪んでしまうと思う」

真「春はね、きっとずっと考えてた」

真「自分が歪んでしまうこともわかってたと思う」

真「でも、それを覚悟してたなら、わかっていてもそれを選んだなら」

真「少しでも、歪みを少なくしたかった」

真「私は……できないと思ったから」

真「そこまで自分の心、賭けること……どうしてもできなかった」

杏「…………」

杏「……モルガナ、ごめん」

杏「昨日のこと、説明してくれない?」

杏「……見てたんだよね」

モルガナ「……わかった」

(昨夜の春の振る舞いについて説明していく……)


全員「…………」


杏「…………」

竜司「……え、それマジで春?」

祐介「そういうことには羞恥を覚えるタイプだと思っていたが……」



326: ◆86inwKqtElvs 2017/02/16(木) 21:25:50.98ID:aEqgDLZ60

モルガナ「今の春なら、邪魔なら自分の感情も無視する。それができると思う」

モルガナ「真、お前の決断はお前の自由でいいと思う」

モルガナ「ただ、春は今、どう考えても歪んでる」

モルガナ「本人が覚悟していたとしても知ったこっちゃない」

モルガナ「ワガハイは春が歪んでいくのを見たくはない」

真「…………」

竜司「真は頭良すぎるから考えすぎちまうんだよ」

竜司「真は今の春をほっとけるのか?」

真「それは……」

杏「バカ竜司と同じなのはシャクだけど」

竜司「おい」

杏「今の春を放っておいたら、春がどうこうじゃなくて」

杏「私たちの方がおかしくなると思う」

祐介「こうやって集まっていること自体が異常事態だしな」

モルガナ「…………」

モルガナ「『破滅を覚悟している人間の破滅を止めることなんてできるのか』、か」

モルガナ「春は怪盗団を壊すことに意味があると思っているようだったが」

祐介「意味なんてあるのか?」

モルガナ「ワガハイが知るか!」

竜司「ってかさ、もう春呼んで話聞いた方が早くね、これ?」

祐介「俺もそう思う」

祐介「痴情のもつれだと静観するつもりではあったが」

祐介「そうもいかないぐらい事が大きくなってきた」

杏「……難しいと思う」

竜司「なんで?」

杏「春の考えがわからないから」

竜司「だから呼び出して話聞くんじゃねえか」

真「……竜司や祐介はこうなってから春と直接話してないでしょう?」

真「今の春、本当に怖い」

真「メンバー全員で集まって、建設的な話し合いができるかというと」

真「そうは思えない」

杏「……正直、今春を目の前にして冷静でいられるかって言ったら、私……自信ない」

竜司「んじゃあずっと黙ってろってのかよ?」

祐介「臆病になる気持ちはわからなくもないが、いずれ話し合いは必要だろう」

真「そうだけど……」

モルガナ「…………」



327: ◆86inwKqtElvs 2017/02/16(木) 21:27:24.36ID:aEqgDLZ60

モルガナ「問題の中心である女性陣がここまで自信のない状態だと、そこを春はつけこむと思う」

モルガナ「オマケに竜司なんか簡単に挑発に乗っちまいそうだしな」

竜司「いちいち俺を引き合いに出すんじゃねえよ!」

祐介「で、今リーダーは何をしている?」

モルガナ「双葉と会っているはずだ」

竜司「双葉が知らない状態ってのも、俺はどうかと思うんだけどな」

祐介「いや、杏や真でもこれだけ動揺しているんだ」

祐介「慎重になるのは自然な発想だと思う」

竜司「けどそれ、春が言いだしたことなんだろ?」

竜司「今のとこ、全部春のペースじゃね?」

竜司「双葉のこと、信用しなさすぎじゃねえの?」

杏「…………」

真「…………」


 ブー、ブー

 !!


『今夜、双葉に話そうと思う』

『みんな同席してくれないか?』


竜司「……リーダーは話すことにしたみたいだな」

モルガナ「不安はわかる」

モルガナ「春の真意もわかっていない状態だしな」

モルガナ「けど状況を動かさないといけない時ではあると思う」

モルガナ「杏殿、真」

杏「……私は、わかった」

真「……私たちがいないと、双葉に伝わらないでしょ?」

モルガナ「…………」


 …………
 
 ………

 ……



335: ◆86inwKqtElvs 2017/02/17(金) 19:49:12.79ID:AaGhjJDo0

《神田・教会》


一二三「こんばんは」


東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆


(多少信頼を損ねてでも、怪盗団の現状を話すべきだろうか?)

1、話す
2、普通に過ごす

>>337



336:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/17(金) 20:36:13.57 ID:EfVyMp580

1



337:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/17(金) 21:31:59.07 ID:emftXb8t0

2



338: ◆86inwKqtElvs 2017/02/17(金) 21:40:59.94ID:AaGhjJDo0

一二三「では、新手研究の相手をお願いします」

(しばらく将棋を打って過ごした……)

 一二三+★1つ

一二三「…………」

一二三「音が鈍いですね」

一二三「筋に迷いが見られます」

一二三「分かりますよ、それぐらい」

一二三「…………」


1、相手の筋道が見えない場合はどうする?
2、自分がどう打てばいいのかわからない時ってないか?

>>340



339:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/17(金) 21:43:04.61 ID:38pXvGL40

2



340:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/17(金) 22:02:40.23 ID:ume51lKuO

1



342: ◆86inwKqtElvs 2017/02/17(金) 22:09:06.38ID:AaGhjJDo0

一二三「ふむ……自分の次の一手ですか」

一二三「…………」

一二三「基本的には、大局を見るという戦略眼が必要になってきますが……」

一二三「それを抜きにしても、勝負というのは相手のペースに乗らないことが肝要になってきます」

一二三「今、あなたが戦っている相手……がいるとすればですが」

一二三「私の経験上、その方は決して勝負に慣れている方ではないと思います」

一二三「慣れているならば、まず自分のペースに乗っていることを相手に知らせないからです」

一二三「自分の有利を悟らせず、相手に調子に乗らせ、背後から叩く」

一二三「本当に強い戦術家というのはそれができるんです」

一二三「筋道というのは隠すものではなく、誤認させるもの……」

一二三「ですから、その問いが出ている以上、あなたは思っているより不利な状況ではない」

一二三「そう考えて大丈夫だと思います」

一二三「相手にペースを知らせてしまっているということは、その方も余裕がない、あるいは勝負に弱い証拠です」

一二三「……状況がわからない以上、これ以上のことは言えませんが……」

一二三「あなたが相手のペースを知っているなら、崩すこともまた可能なはず」

一二三「そしてそこから次の一手を見出すこともまた可能なのです」

一二三「勝負は王手か投了宣言が出るまで分からないもの……」

一二三「最後まで、諦めないでください」

(一二三が微笑んで、そう励ましてくれた……)



343: ◆86inwKqtElvs 2017/02/17(金) 22:11:24.60ID:AaGhjJDo0

(ルブランの中では、春と自分以外が既に待っているという)

(惣治郎も一緒にいてくれるらしい)

(双葉にきちんと伝えなければならない……)



《ルブラン》


双葉「お、おう。お帰りー」

双葉以外「…………」

双葉「ん、な、何かあったのか? さっきからみんなこの調子で、お前が帰ってからとしか言ってくれないんだ」

双葉「あれ、春は? 一緒じゃないのか?」

(春はここには来ないことを告げた)

双葉「……?」

双葉「春に何かあったのか?」

杏「…………」

真「…………」

(双葉に、春の言葉や行動を、できる限り包み隠さず説明した)

(怪盗団を抜け、怪盗団を壊すつもりであること)

(実際にそういった言動を繰り返していること)

(説明には長くかかった……)

双葉「…………」

双葉「は?」

双葉「え、ちょっと待て、エイプリルフールにはまだ早いぞ?」

双葉「だって、春だぞ? あの春だぞ?」

双葉「な、なあ、嘘だよな?」

杏「……ホント」

真「……正直、今は春に会いたくない。私も、杏も」

双葉「え、いや、え? ちょっと待って」

惣治郎「双葉、事実だ」

惣治郎「嬢ちゃんは覚悟決めてやってる」

双葉「……っ!!」

双葉「惣治郎まで、なんでそんなこと言うんだ!!」

双葉「春がそんなことするわけない!!」

双葉「もういい、春に直接聞く!!」

竜司「ちょ、おい!」

モルガナ「双葉、待てって!」

(だがスマホを取り上げるより双葉の入力スピードの方が早かった……)

 ブーブー、

 ピ口リ口リン

 ブブ、ブブ、

(惣治郎を除いた全員のスマホにコールが鳴る)



344: ◆86inwKqtElvs 2017/02/17(金) 22:12:27.90ID:AaGhjJDo0

(怪盗団専用グループチャットのコールだ)


双葉『春、みんなおかしなこと言う』

双葉『抜けるなんて嘘だyな』


 …………、

(双葉にスマホを返した)

双葉「な、なあ? みんなで私をからかってんだろ?」

双葉「冗談にしては下手すぎるぞ?」

双葉「きっと春は『どうしたの』『そんなことあるわけないじゃない』とか、そういう――」


 ブーブー、

 ピ口リ口リン

 ブブ、ブブ、


春『知っちゃったんだね』

春『うん、私はもうメンバーじゃないよ』


双葉「……っ!?」


双葉『何言ってる?』

春『わからないなら教えてもらった人に訊けばいいんじゃないかな』

春『それともただ認めたくないの?』

双葉『春の口から直接聞くまで納得できない』

春『それもそうだね』

春『ルブランにいるのかな?』

双葉『春以外みんないる』

春『そう』

春『なら全部話聞いてるね』

春『その通りなんだけど、わかった』

春『しばらく待ってて。できるだけ早く行くから』


(チャットの着信音が止まった……)


双葉「…………」

双葉「ほ、本当に?」

双葉「なんで? どうして……?」

(双葉は身体を抱えて今にも泣きそうだ……)

モルガナ「双葉……」

(誰も言葉を発せない……)



345: ◆86inwKqtElvs 2017/02/17(金) 22:13:28.77ID:AaGhjJDo0

 …………、


 カランコロン

全員「!」

春「…………」

春「お化けを見るような顔されても困るな」

春「にしても、本当に喋ったんだね」

春「話さない方がいいって言ったんだけどな」

杏「春……っ!」

真「杏」

双葉「…………」

春「みんなから聞いたんだよね?」

春「その通りだよ」

春「喋ったなら隠す必要もないかな」

春「彼を手に入れる為に、怪盗団が邪魔になった」

春「だから私は、切り捨てた」

春「それでも邪魔をしてくるから、今は現実を見せてる最中」

双葉「み」

双葉「みんなのこと、きらいになったのか?」

春「それとこれとは関係ないかな」

春「双葉ちゃんに話したらショックが大きいだろうなって思ったから、私は話さない方がいいって言ったし」

春「やっぱり、ルブランは落ち着くなって思ってる」

春「こんな針のむしろ状態でも」

春「私にとって、ここは間違いなくかけがいのない居場所だったよ」

双葉「……じゃ、じゃあなんで?」

双葉「なんでそれを自分から、壊すようなことを?」

春「…………」

春「差し出すものが大きければ大きいほど、手に入れるモノの価値は高まると思うの」

春「犠牲が大きければ大きいほど」

春「裏切ったモノが大きければ大きいほど」

春「私の中で、彼はより大事なものになっていく」

双葉「…………」

双葉「それだけ……?」



346: ◆86inwKqtElvs 2017/02/17(金) 22:14:28.14ID:AaGhjJDo0

春「……うーん」

春「まあこれは私の中の、心の中の理由かな」

春「双葉ちゃんも知ったことだし、そろそろ話してあげる」

春「ルートを」

春「彼が私を選ばざるを得ない理由を」

(春の声が、急に冷たくなった)

(双葉が以前と違う春の様子に、もう言葉が見つからないのがわかる)

春「私ね、何もないんだ」

春「杏ちゃんみたいにモデルやれるような容姿があって、度胸とかがあるわけでもないし」

春「マコちゃんみたいに文武両道なわけでもない」

春「双葉ちゃんだって、すごい才能持ってるよね。言う必要もないくらい」

全員「…………」

春「私にはそんなの何もない」

春「私が持ってるのはせいぜいお父様から受け継いだ遺産と人脈」

春「それも私が作ったモノじゃない」

春「私自身にあるのは」

春「少しだけ色んな人を見てきて、少しだけ人を見る目があるぐらい」

春「だからいつ誰を『裏切る』と、何が手に入るのかがわかる」

春「たった、それだけ」

春「そして他の人が、何を裏切れないのかもわかる――」

春「ねえ、彼は、私が大好きでみんなを助けてくれた彼は」



春「居場所を失って全部を失っていく私を、見捨てることができるかな?」



全員「…………」

モルガナ「……なんだと?」

春「私が今壊していってるものは、怪盗団とそれにまつわる人たち」

春「私の大切なもの。それは間違いなくそう」

春「だからこそ壊す意味がある」

春「だって彼は、居場所のない人間を見捨てるなんて絶対にできない」

春「だよね?」

 …………、

(想像してしまった)

(春が全てを失った時、自分がどうするのか……)

祐介「……春のやっていることは、いわば自業自得だ」

祐介「自業自得の行為でも同じだとは限らないはずでは?」



347: ◆86inwKqtElvs 2017/02/17(金) 22:15:27.65ID:AaGhjJDo0

春「そんなことないよ」

春「だってみんな、私の気持ちわかってくれるでしょ?」

杏「……は?」

春「だって双葉ちゃんに喋ったじゃない」

春「いつ崩れるかわからない曖昧な状況に耐え切れなくて」

春「双葉ちゃんが傷付くってわかってても、喋ったじゃない」

全員「……っ!!」

春「先月の私たちってそんな感じだったんだよ」

春「いつバランスが崩れてもおかしくない状態」

春「だから傷付こうと、どうなるかわからなくなってしまってでも、状況を動かしたくなった気持ち」

春「動かざるを得なくなった気持ち」

春「みんなわかってくれたはずだよ。双葉ちゃんに話すかどうか、ずっと悩んでたんだよね?」

春「私は本当に双葉ちゃんに話す気も深く傷つける気もなかったのに」

春「どうなるのか不安で、それならいっそ双葉ちゃんが傷付いても話すことに決めた」

春「そんな決断をしたみんなが、私のことを自業自得なんて言えるのかな?」

春「いや、みんながどう思うかはどうでもいいかな」

春「ねえ君は言える?」

(春がこちらに冷たい視線を向けてくる)

(目を逸らさないことしかできなかった)

春「ねえ、そろそろいいかな?」


春「私に決めてくれれば、これ以上何もしないって誓うよ」


春「言ったよね。早く決めてくれれば被害は少なくて済むって」

春「君が決めないなら、決めるまで私は続けていくよ」

竜司「……脅しかよ」

竜司「そんなんで嬉しいのかよ……!?」

春「脅しのつもりはないよ、本当にするから」

春「嬉しいのかって言ったらそうだね」

春「結婚相手が既に決められていたあのころと比べたら、私自身が本気で好きな人が傍にいてくれる幸せ」

春「それを考えたら、彼が私のことをどう考えてるなんて関係ない」

春「嬉しいに決まってるじゃない」

竜司「……俺にはわかんねえよ、春……!」

竜司「ずっと話でしか知らなくて、春が変わったって言ってもピンとこなかったけどよ」

竜司「どう考えてもこんなのおかしいだろ!!」

春「竜司くんがおかしいと思っても関係ないよ」

春「どうでもいいからね、そんなの」

竜司「春、てめえ!」

双葉「止めて!!」



348: ◆86inwKqtElvs 2017/02/17(金) 22:16:56.46ID:AaGhjJDo0

双葉「……~~っ!」

双葉「は、春……! わ、たしが?」

双葉「私が、悪い?」

春「……?」

双葉「私が、知らなければ」

双葉「こうならなかった?」

モルガナ「双葉、それは違う!」

モルガナ「双葉に知らせようと決めたのはワガハイたちだ」

双葉「で、でもそれで、それでこんな、こんなことに――!」

 ガタン!

(双葉が倒れた――!)

杏「双葉!!」

祐介「大丈夫か!?」

(双葉の顔色が明らかに青い――!)

双葉「げほ、ぐ、、あ……!」

惣治郎「大丈夫だ、落ち着け……大丈夫だ……」

竜司「双葉、水だ、ほら!」

春「…………」

(春は黙って双葉の様子を眺めているだけだ……)

杏「……こんな双葉を見ても、春は動かないの……!?」

春「知った以上は双葉ちゃんも対象にするつもりだからね」

杏「!!」

真「春、出てって」

真「双葉の症状が悪化するだけだから」

春「…………」

春「うん、わかった」

(春が出て行こうとする――)

双葉「ま、って、はる」

双葉「おいて、いかな、いで」

双葉「いかないで……!」

春「…………」

春「双葉ちゃんはこう言ってるけど、どうしようか?」

(春がこちらに振ってきた)

(春の目はひたすらに冷たい)


 ――――

 双葉が求めているのは……

 今の春を残してもいいのか――?


1、残ってもらう
2、帰ってもらう


↓3レスで多い方



349:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/17(金) 22:17:51.72 ID:av84GH9VO

1かな。



350:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/17(金) 22:20:38.28 ID:38pXvGL40

1・・・?かなあ

絶対間違えちゃあかんやつやコレ



351:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/17(金) 22:21:46.86 ID:emftXb8t0

どっちだろ
2



352: ◆86inwKqtElvs 2017/02/17(金) 22:28:28.06 ID:xI4zy4hR0

あ、

双葉BADENDです。更新頑張ります。
春のルートは皆さん納得できました? 双葉に話さなかった理由とか。結構頑張って考えたところでした。
あと>>338の選択肢見間違えて1の方の選択肢選んだパターンで一二三話してるんですけど、ここはすみません
あと★8以上は正解です。7以下だった場合は次の更新で多分わかります。



353:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/17(金) 22:31:07.00 ID:emftXb8t0

あ、やっぱひふみん相談乗ってくれてるVer.だったんだね
春ちゃん病んでるなぁ



354:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/17(金) 22:42:52.79 ID:TBBOPvN80

双葉バッドか……それもきついし春のルートもマトモな発想じゃないな…
ルートに関しては、予想以上に病んでたわ……



355:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/18(土) 10:27:22.75 ID:CX+zKXXV0

昨日参加できなかったら双葉バッドになってた件、恨むぞ
春の思い込みが、屋根ゴミが居場所ない人間を見捨てるわけがないってとこなら、
実際そうだと思うんだが



360: ◆86inwKqtElvs 2017/02/19(日) 19:33:38.45ID:IK4G7aOF0

春「わかった」

(春がカウンター席にまた座った)

(やはり動こうとしない)

(ただ見下ろしている――)

双葉「い、」

双葉「いやだ、はる」

双葉「なにか、しゃべって、はる」

春「…………」




 他のみんなが私を助けようと動いてくれる中、春だけはただその様子を眺めていた。

 やめて。
 その目はやめて。
 そんな、モノを見るような、
 惣治郎の前にいたあの家のやつらみたいな、そんな目を、
 春は、仲間にだけは、――!

「楽だね」
 他の仲間の怒号や慰めの声より、ぽつりとつぶやいたその一言の方が耳に付いた。
「苦しむ双葉ちゃんを眺めるだけで壊れてくんだから」
 最初からそうしておけばよかったかな。
 いつも通りのふわっとした声で、いつもじゃありえない冷たい言葉が吐かれる。
「は、る……! は、は、…っ」
 それでもまだ、信じたかった。
「春、選ぶ。お前を選ぶ」
 だからこれ以上はやめてくれ――

 なんでだろう。
 さっきより、胸が苦しい。

「双葉ちゃん」
 涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった私を、春は抱いて、あやすように背中を叩いた。
 春がポケットから出したハンカチで私の顔を優しく拭う。
「……春……?」
「お別れだね」
 今だけ、私の知ってる春に戻ってた。
 さっきまでとは違う、優しい言葉。なのに。
「悪いな、双葉」
 竜司の声が、冷たくて鋭い。
「仲間にこんなことするやつは、もう仲間として見れねえよ」
 しん、とルブランが凍った。
 全員が竜司の言葉を肯定していた。
 私以外が。
「さよなら」
 もう、行かないでとすら、声に出なかった。


 …………

 ………

 ……


「……夢か」
 今日は真と冴と、あとモナに春も来る。だからこんな、あの日の再現みたいな夢を見たんだろう。
 怪盗団が崩壊してから12年が経っていた。
 私以外はみんな自分の道を進んでる。
 私は高校には辛うじて通ったけど、それからが決まらなかった。
 怪盗団に入る以前の、人との関わりを拒絶する情けない自分に戻ってしまった
 高校を卒業してからは引きこもりに戻ってしまった。
 約束ノートは果たせてない。カナちゃんにも会えていない。
 あの日、春が残していったハンカチと一緒に、未練がましく枕元に置いてある。
 起きてからの癖で、PCに向かってネットサーフィンで辛うじて人との繋がりを求める。
 しばらくして、扉のノックの音。
「双葉、大丈夫か?」
「……うん」
 少しだけ迷ったけど、ハンカチを持って、私は居間に、
 今でも仲間として心配してくれる人と、かつての仲間に会いに行く。



361: ◆86inwKqtElvs 2017/02/19(日) 19:34:38.75ID:IK4G7aOF0

「……春」
「久しぶりだね、双葉ちゃん」
 怪盗団が崩壊してから直接会うのはこれが初めてだ。
 春からは何のつもりなのか、お金だけ毎月のように振り込まれていることは知っている。ただ、手を付けていない。
 でもこのままでは、仕事をできない自分は、いずれそのお金に手を付けないといけなくなるだろうとは思っていた。
 今日はそれについての話し合いと聞いている。
「双葉ちゃんは詳しい話を聞いてないんだよね?」
 聞く余裕がなかった。
 今でも心臓がバクバクと、胸が苦しいのに。
 あいつと結婚したと聞いた。
 その後押しをしたのは、あいつに無理矢理選ばせたのは、私だ。
「ここからの説明は私がさせていただきます」
 検事から弁護士へと転身した冴が、ビジネスライクに話し始めた。
「簡単に言うと、個人事業……会社を設立してみないかということです」
「?」
「双葉のプログラミングの腕はそのままにしておくのは惜しいでしょ」
 真も感情を込めない、事務的な口調で話が進んでいく。
 要はセキュリティのソフト開発をしてみないかということらしい。
 真がいるのは、まず警察でそれを実験的に使用すれば、それ自体が宣伝になるからとのこと。
 セキュリティだけでなく、各国を経由して発信者を特定されないようなプログラムに対抗するソフトも開発してほしいということ。
 警察官になるには自分は資格がないから、民間として事業を立ち上げて、警察がそれを依頼する形になるとのこと――
「そんなことができるのか? お役所仕事だろ、警察って」
 モナが代わりに私の訊きたいことを訊いてくれた。
「私が押し通すから」
 真は変わらないなと思わず苦笑した。
「じゃあ春は、私のスポンサーになるのか?」
「そういうこと。やっぱり双葉ちゃんは頭いいね」
 仲間だった頃と変わらないように見える、優しい微笑み。
 けど、本当の春の微笑みを知っている私は、違うとわかる。
 相手を騙すため、駆け引きのための、仮面の微笑みだ。
 こうなったのは、私のせいだ。
 私があの時、春が変わりつつあることを認めていたら。
 私は認められなかった。
 だから真実を捻じ曲げて、見たい部分しか見ようとしなかった。
 春は今、経営の世界で、オクムラフーズをさらに拡大させている。
 労働環境の改善や思い切った事業展開などで、経済界では一目置かれる存在になった。
 表向きは非常にクリーンで、父親のコネだけでは済まされない、本人の実力。
 だけど、少し深めに潜ってみると、そのイメージとは正反対の、限りなくブラックに近いグレーな駆け引きが行われていることがわかる。
 会社の拡大の裏で、どれだけの人間が春の裏切りで傷付いているのか。
「……春」
 私はハンカチを、春に返した。
「? これ、何?」
「……覚えて、無いのか?」
 本当に春は覚えてないようだった。
 ずっとこっちは大事にしていたものが、覚えられていない。
 頭がぐるぐると回りそうなほど、強い怒りを感じた。
「…………」
 多分きっと。
 あの時のさよならの言葉は、かつて仲間だった頃の優しい春とも別れたんだ。
「そのハンカチは春が失くしたものだから、春に返すんだ」
 春はよくわかっていないようだった。
 とりあえず、といった様子で鞄にしまう。かまわない。意味は私だけ知っていればいい。
 事務的な話がその後も続いた。
「どうする、双葉?」
 モナは気遣ってくれる。
 けど答えは決まっていた。
「やる」
「……本当に?」
 真の方が驚いていた。
「それをしたら、助けられる人がいるんだろ?」
 詐欺や脅迫で真実を捻じ曲げるやつら。
 かつての自分みたいな、見たいものだけを見るやつ。
 最後に、モナにこっそりと、あいつはどうしているのか訊いた。
「ずっと、お前のことを気にしてる」
「…………」
 そっか。
 そうなのか。
「じゃあ、こう伝えてくれ。……もう、真実を捻じ曲げないって」
 私はまだ、理不尽さに怒りを感じることができる。
 なら、動ける。怪盗団が目覚めさせてくれた、私の本質が変わらないなら。
「わかった」
 モナが言って、そして全員が帰っていった。
 涙がこぼれそうになった目をぐしぐしと袖で拭って、私はPCの前に戻った。



362: ◆86inwKqtElvs 2017/02/19(日) 19:35:48.88ID:IK4G7aOF0

《????????》


カ口リーヌ「大馬鹿者!!」

ジュスティーヌ「まともな状態じゃない人間がまともな判断ができるわけがないでしょう」

カ口リーヌ「ペナルティだ、この程度で済んだことをありがたく思え!」



佐倉双葉
★★★★★★★★☆☆

  ↓

佐倉双葉
★★★★☆☆☆☆☆☆



カ口リーヌ「本当に更生するのか、こいつは?」

ジュスティーヌ「疑わしいのは同意ですが、これも我らの役目」

カ口リーヌ「さあ、さっさと>>348の正しい選択に戻ってやり直せ!」



 …………

 ………

 ……



363: ◆86inwKqtElvs 2017/02/19(日) 19:40:54.60ID:IK4G7aOF0

BADEND(双葉ver.)をお送りいたしました。
次回から正しい選択肢の方に戻ります。
眼鏡が修理から戻ってきました。だいぶ楽になりました。気管支炎はまだ真っ最中です。みなさんお気を付けて



364:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/19(日) 20:26:07.16 ID:smLApDDu0

なんだかなぁ



365:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/19(日) 20:36:26.95 ID:N3wnbjXw0

バッドエンドだしな
この春は家ではどんな風にジョーカーと生活してるんだろ



366: ◆86inwKqtElvs 2017/02/19(日) 23:21:15.20ID:IK4G7aOF0

このエンドだと春は裏切りに愉しみ感じてる状態が加速してるので、

ジョーカーは普通に大事にしようとしてるけど春自身がそれを否定してジョーカーを弄んでる状態
会社経営は春はジョーカー以外はどうでもいいけどそれだとジョーカーが逃げるかもだから経営での駆け引きでストレス解消してる
真は春のグレーな取引を知っているけど情報源でもあるから繋がりがある
それ利用して春は都合の悪くなった相手を真にリークして相手を潰したりしてる、
真はわかっているけど縁切られたら情報源失うから見逃している、仲間だったからではない

と色々考えてたのですが、蛇足なので止めました。
少なくとも暖かい家庭とは無縁ですね
ちなみにモルガナはジョーカーと春の家にいて、春の変わりように心痛めつつ春がやり過ぎないように見張っています。



367:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/19(日) 23:25:16.04 ID:FyN8SbPV0

うーむ・・・げんなりするな・・・春ヤバすぎ



368:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/19(日) 23:40:02.59 ID:hPVBezKF0

ジョーカーに言葉責めする春と言い換えるとあまり違和感がなくなる不思議
思い込みってのは裏切りが大きいと手に入るものの価値が高まる、みたいなこと言ってる部分かな
この春は病んでるくせに頭回るから厄介過ぎるな



369: ◆86inwKqtElvs 2017/02/20(月) 20:28:07.79ID:hb75s6aK0

春「わかった。じゃあ帰るね」

双葉「ま、って、ま……!」

春「今日のところは、だから」

春「双葉ちゃんが落ち着いて話せるようになったらまたいつでも来るよ」

春「周りが許してくれればだけどね」

真「……春」

春「じゃあ」

(春は帰っていった……)

双葉「――! ……っ!!」

惣治郎「おい、双葉……大丈夫だ、息をゆっくりと吐け」

祐介「以前呼んだ女医のところに電話を掛けた。すぐ来てくれるそうだ」

杏「双葉、大丈夫だから! 大丈夫!」


 …………

 ………

 ……


(双葉は鎮静剤の作用で眠らせたそうだ)

(自室でベッドに寝かせた)

(下に降りて武見の診断を全員で聞く……)

武見「以前にも同様の症状がありましたか?」

惣治郎「……親戚の家にいた頃に」

惣治郎「本当は過呼吸になるのが、うるさいと怒鳴られるので」

惣治郎「口を無理矢理塞いで呼吸を止めるように……」

杏「双葉……」



370: ◆86inwKqtElvs 2017/02/20(月) 20:28:46.65ID:hb75s6aK0

武見「三日分、安定剤を出しておきます」

武見「今回のことが突発的なことならともかく、長引くようでしたら心療内科の方を受診してください」

武見「それと、同様の症状が出た場合は、タオルなど布で口を塞ぐようにしてください」

武見「タオルなら隙間から呼吸ができますので。過呼吸の抑制と過剰な呼吸への恐怖心の緩和に繋がるかと」

武見「勿論、可能な限り息をゆっくり吐くことを意識させて、自力で呼吸を戻す訓練を」

惣治郎「わかりました。ありがとうございます」

武見「いえ」

武見「…………」

武見「お大事に……」

(武見は何か言いたそうだったが、何も言わずに帰っていった)

竜司「……双葉、あんなにパニクるって思わなくて、すみません」

竜司「俺が言え言えって言ったから……」

惣治郎「いずれ嬢ちゃんから聞いただろうよ」

真「リーダーがいなくなった時でもここまでひどくはなかったのに……」

杏「メンバーが抜けるのとはまた違うでしょ」

杏「多分、双葉はお母さんがいなくなった時のことと重ねてるんだと思う」

祐介「豹変して急に消えた……状況は似ていると言えば似ているのか……」

モルガナ「…………」

モルガナ「双葉が起きるまでみんな待つか?」

杏「私は全然待つよ」

竜司「俺も待つ」

惣治郎「全員学校があるだろ」

惣治郎「俺とこのバカと猫で見とくから大丈夫だ」

祐介「……わかりました」

真「うん。……みんな、一旦帰ろう」

(みんな引き上げていった……)



371: ◆86inwKqtElvs 2017/02/20(月) 20:29:37.07ID:hb75s6aK0

《自室》


(双葉はベッドで眠っている……)

惣治郎「…………」

惣治郎「俺も偉そうに言えねえけどな」

惣治郎「お前、どうする気だ?」

惣治郎「……わからねえか。まあわかってたらこんなことにはなってねえよな」

惣治郎「嬢ちゃんの様子、普通じゃなかったしな」

惣治郎「厄介だよなあ……わかりやすい悪役がいないってのは」

モルガナ「…………」

双葉「う……」

モルガナ「双葉……」

惣治郎「具合はどうだ?」

双葉「……わたし……」

双葉「はるは? みんな、は」

惣治郎「今日は一旦帰ってもらった」

惣治郎「春の嬢ちゃんとは、……落ち着いたら会えるとさ」

双葉「本、とう?」

双葉「……ここ……アジト……」

惣治郎「ああ、そうだな」

惣治郎「家に帰るか? 立てるか?」

双葉「うん……」

(よろめきながらも何とか立てた……)

双葉「…………」

惣治郎「ほら、おんぶしてやるよ」

双葉「……いい、惣治郎、重いだろ……?」

惣治郎「年寄り扱いすんなよ、いいから」

双葉「…………」

双葉「うん……」

惣治郎「じゃあ、お前も」

惣治郎「ちゃんと、考えろよ。いいな?」

(双葉は惣治郎におぶられて帰っていった……)



372: ◆86inwKqtElvs 2017/02/20(月) 20:32:54.10ID:hb75s6aK0

『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「…………」

モルガナ「お前、春を見捨てることができるか?」

モルガナ「無理だろ? 嫌でもそうなる」

モルガナ「春のルートは正しい、善悪を別にしたらな」

モルガナ「こいつのそういう部分に付け込んでまで、春は……」

モルガナ「双葉も……予想以上にショック大きかったな」

モルガナ「春が本当に黙っておくつもりだったのか、今となってはわからない」

モルガナ「ただワガハイたちが話したことが、春の思う方向に進んだのは確かだ」

モルガナ「……全員が春の破滅的な覚悟に呑まれてきてるな」

モルガナ「…………」


 ブブ、ブブ、


(チャットが入ってきた……)


千早『差し出がましくてすみません』

千早『状況が大きく動いたのを感じたので、心配になって』


モルガナ「本当に千早には隠し事できないな……」


千早『一番激しく動揺してるのが、女教皇のアルカナと出ています』

千早『心当たりは?』


(確か女教皇は真が司るアルカナのはずだ)

モルガナ「? どういうことだ?」

モルガナ「むしろ比較的落ち着いて見えていたんだが……」

モルガナ「いや、落ち着いて見せていたのか……?」

(双葉が司っている隠者のアルカナについて何か分からないか訊いてみた)


千早『それは』

千早『占いになるので、5000円いただきます』

千早『あの、すみません。本当に』

千早『破ってはいけないルールというのがあってですね』

千早『ああ、その、お金の亡者みたいで本当にその申し訳ないのですけど』


モルガナ「そのあたりは千早のルールだからな。仕方がない」

モルガナ「お前がやるべきことをわかっているなら必要ないとも言えるが、どうする?」

モルガナ「占い頼んでみるか?」


  所持金
 ¥76014

1、頼む
2、止めておく

>>374



373:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/20(月) 21:02:08.60 ID:frJPfwZC0

1



374:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/20(月) 21:04:07.44 ID:MnjbUKBpo

じゃあ1



375: ◆86inwKqtElvs 2017/02/20(月) 21:22:24.69ID:hb75s6aK0

千早『いいんですか? すみません』

  -5000

  所持金
 ¥71014


モルガナ「どんな結果になる……?」


 …………、


千早『隠者についてはしばらく大丈夫と出ています』

千早『恋愛と隠者は女教皇が守る』

千早『そういう暗示になっています』

千早『隠者はその間、自由がいいと出ました』

千早『ただ、しばらくというのがどの程度の期間かはわからないです』

千早『女教皇自体がいい位置に来ていないので、あまり長い時間と思わない方がいいかと』


モルガナ「うーん?」

モルガナ「……今考えると、さっきも真が春を微妙に止めていた気がするな」

モルガナ「帰ってと言ったのも真だし、春も素直に帰ろうとしてた」

モルガナ「春の帰り際の言葉を止めたのも真だった」

モルガナ「あの時は双葉に気をとられてわからなかったが……」

モルガナ「…………」

モルガナ「というか、千早に春を直接占ってもらうことはできないのか?」

モルガナ「こんだけ遠くにいてもわかるんだから、面識あるならわかるんじゃないのか?」

(そう送ってみた)


千早『えっと』

千早『結果が出ない可能性が高いです』

千早『春さんが心を閉ざしてしまっているので』

千早『閉ざされた心は視れません』

千早『心のどこかで救いを求めているなら、可能性はないこともないんですけど』

千早『結果が出ても出なくても、その』

千早『すみません、お金はいただくことになります』

千早『あの、本当にすみません』



モルガナ「どうする? 頼んでみるか?」


  所持金
 ¥71014

1、頼む
2、止めておく

>>377



376:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/20(月) 21:54:09.91 ID:blhoRYop0

1



377:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/20(月) 21:59:31.65 ID:MnjbUKBpo

素直に12



378:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/20(月) 22:00:12.79 ID:MnjbUKBpo

>>377
ごめん1なのに2も一緒に押してもうた
1でおねがいします



379: ◆86inwKqtElvs 2017/02/20(月) 23:03:03.46ID:hb75s6aK0

千早『わかりました。やってみます』


  -5000

  所持金
 ¥64974



モルガナ「なんか出るか……?」


 …………、


モルガナ「…………」


 …………、


モルガナ「…………」


 …………、


モルガナ「長いな……大丈夫か?」


 ブブ、ブブ、


千早『あの』

千早『全速力で走り抜けようとしたら壁にぶつかった感じです』

千早『もう思いっきり跳ね返されました』


モルガナ「げ」

モルガナ「占えなかったってことか?」


千早『ちょっと反発のショックが強くてしばらく返信できなくて、すみません』

千早『少しだけですが視えました』


モルガナ「おお!」


千早『とりあえず、春さんは救いを求めていません』

千早『むしろ露悪的に、自ら救いのない闇に墜ちていく』

千早『ってこれは占わなくても身近にいればわかりますよね』

千早『むしろここからが大事で』

千早『以前会った時は本来は心の機微に敏い、優しい方だとわかったんですけど』

千早『それをあえて悪い方向に使ってるんですね』

千早『その為に、春さんは仮面をかぶってます』

千早『演じているというか、その仮面に合わせた言動をしているというか』

千早『それをしなければならない、という強迫観念を強く感じました』

千早『かなり根強い感情です。私の解釈になりますが、これだけ根強いなら』

千早『何か過去に現在と似たような経験があったのかもしれません』

千早『現実に似ているというのではなく、あくまでも春さんにとってです』




380: ◆86inwKqtElvs 2017/02/20(月) 23:03:50.17ID:hb75s6aK0

モルガナ「…………」

モルガナ「仮面に合わせた言動……?」

モルガナ「今の状況と似たような経験?」


千早『あと、視えたものですが』

千早『その仮面はこのままだといずれ、固定化されます』

千早『簡単に言うと、今の破滅的な振舞いをしている春さんが、本当になってしまうということです』

千早『利き手を矯正するようなものです。そちらに慣れてしまえば』

千早『いえ、きっと矯正できたと思えば、春さんはかつての利き腕を切り落とすでしょう』

千早『逆に言えば、まだ矯正できていないということではあるんですが』

千早『あなたが春さんの思い通りになってしまえば、終わります』

千早『そこにいたる時間はそれほど残されていないでしょう』

千早『ただ、少し先ほどの占いに戻りますが』

千早『女教皇が恋愛と隠者を守っていますから』

千早『それが少し、時間を延ばしています』


モルガナ「…………」

モルガナ「真が何かやってくれているのか……?」


千早『すみません、かなり深く潜ったつもりだったんですけど』

千早『おでこが痛いです、本当にものすごい勢いでぶつかったので』


モルガナ「え、肉体的に痛いのかそれって」


千早『あと、これは何を意味しているのかは分かりませんけど』

千早『春さんだけでなく、あなたの周り全てに視えたものなんですが』

千早『『問いは問いのままでは解けない』』

千早『心当たりありませんか?』

千早『というか、多分ですけどこれ、私も含まれていると思うんですよね』

千早『私も考えてみます』

千早『以上です』

千早『力になれるといいんですけど』


(礼を言ってチャットを切った)



381: ◆86inwKqtElvs 2017/02/20(月) 23:04:35.57ID:hb75s6aK0

モルガナ「んー、気になるのは仮面ってとこだな」

モルガナ「仮面ってペルソナのことを言ってるよな?」

モルガナ「いや、思い込みは危険だな。千早の言う仮面とワガハイたちの言うペルソナは違う可能性もある」

モルガナ「ただ、遠くはないとは思う」

モルガナ「あと、今の状況と似たような経験っていうのがワガハイにはよくわからないんだが」

モルガナ「……春の認知とワガハイたちの認知がずれている可能性が高いな」

モルガナ「あと、真がなんかやってくれているみたいだが」

モルガナ「最初の方に、一番動揺が激しいのが真だって言ってなかったか?」

モルガナ「それも気になるし」

モルガナ「一番は『問いは問いのままでは解けない』なんてなぞなぞみたいな言葉だ」

モルガナ「これ、春だけじゃなく全員に出てるって言ったよな?」

モルガナ「うーん」

モルガナ「ただ、少し方向が見つかったな」

モルガナ「春の認知がずれている可能性、これは確かに高い」

モルガナ「それが過去の経験によるものから来ているのだとすれば」

モルガナ「そこから突破口を見いだせるかもしれない」

モルガナ「とりあえず、今日はもう寝ようぜ」

モルガナ「まだこの状況話せてないやつもいるだろ? 早めに知らせないとまずいぞ」



高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★☆☆

佐倉双葉
★★★★☆☆☆☆☆☆

奥村春
※※※※※※※※※※

御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★★★☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★★☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



382: ◆86inwKqtElvs 2017/02/20(月) 23:09:33.43ID:hb75s6aK0

 3月9日(木)放課後


モルガナ「真のやってる時間稼ぎが何かも気になるんだが」

モルガナ「それ、杏殿と双葉に限定して言っていたよな」

モルガナ「となると、春はそれ以外を狙う可能性が高いと思う」

モルガナ「今は状況を告げることを優先した方がいい」

モルガナ「後、双葉は今は何とか大丈夫みたいだ。喋る分には問題ない」

モルガナ「まだショックは大きいみたいだけどな……」


 どうしようか……



1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>384



383:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/20(月) 23:17:08.71 ID:NcHnKwDq0

9



384:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/20(月) 23:29:42.31 ID:MnjbUKBpo

2



385: ◆86inwKqtElvs 2017/02/20(月) 23:37:17.24ID:hb75s6aK0

モルガナ「まあ確かに真も気になるんだが……」

モルガナ「…………」

モルガナ「他に予定を入れるか?」


 どうしようか……


1、高巻杏

3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

0、入れない

>>387


※★の数でミス


東郷一二三
★★★★☆☆☆☆☆☆



386:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/20(月) 23:38:22.65 ID:ZtOrpWVB0

イッチ体調大丈夫なんか?
あんまり無理しなさんな?



387:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/20(月) 23:45:36.22 ID:NcHnKwDq0

9



396: ◆86inwKqtElvs 2017/02/22(水) 20:13:00.77ID:xx6zby5x0

《ファミレス》


真「…………」

真「えっと、大丈夫……」

真「じゃないだろうけど……」

真「とりあえず、双葉は落ち着いたみたいね」

真「今日はルブラン臨時休業って」

真「知った以上は、双葉ともきちんと相談しないと」

真「竜司は凹んでたけど、双葉を仲間として見てるならやっぱり話さないとダメだったんだろうし」

真「…………」

真「リーダーは、春をどうしたいの……?」

真「春の言葉じゃ、リーダーは春を、誰かを見捨てることはできないってことを前提にした話だったけど」

真「それを、……私たちも前提にして、いいの?」


1、誰も見捨てるつもりはない
2、当たり前だ
3、何を怖がっているんだ?


>>398



397:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/22(水) 20:58:40.72 ID:nBpUZKtv0

2



398:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/22(水) 21:10:34.33 ID:w4PeP5XVO

1



399: ◆86inwKqtElvs 2017/02/22(水) 21:15:29.85ID:xx6zby5x0

真「……だよね」

真「だからこそ、私たちのリーダーなんだしね」

真「でも、春は……」

真「…………」

真「私、春と取引したの」

真「私は諦めるから、これ以上杏と双葉には何もしないでって」

 !

真「……私ね、多分」

真「最初から、心折られてたんだと思う」

真「春は私の中途半端さに気付いてた」

真「だからそこに逃げ道作ってた」

真「諦めたら、春と敵対しないなら」

真「春の友達として、君の傍にいられる」

真「凄く……甘い言葉だった」

真「私は勝つのも負けるのも怖かった」

真「勝っても負けても、失うものが大きすぎるから」

真「だから、次善の策として……」

真「せめて、取引という形に持っていってはみたけど」

真「……昨日は確かに春からは何もアクション起こしたわけじゃないんだよね」

真「双葉が呼び出して、双葉が訊いたわけだから」

真「でも」

真「……もう春は無理なんじゃないかな」



400: ◆86inwKqtElvs 2017/02/22(水) 21:16:38.38ID:xx6zby5x0

真「双葉があんなことになっても、ただ眺めるだけなんて、前の春だったら絶対できなかった」

真「私だったら敵であったとしてもできないと思う」

真「何もしないでって言葉を、本当に忠実に守ってた」

真「多分、あれは、私に対してのあてつけでもあったと思う」

真「……私の中途半端さ、一番許せないみたいだったから」

真「私ね、あんなことができるようになった春が怖い」

真「もうこれ以上何も壊されたくない」

真「だから……リーダー……」

真「春を、選ぶのって、無理かな……」

 !?

モルガナ「ずっと黙って聞いてはいたが」

モルガナ「真らしくないな……」

真「どうすれば春は止まってくれるのかわかんない」

真「無理だよ、他に止められる方法なんてない」

真「もっともっと、壊されていくだけ……」

真「だから、ここで止めようよ」

真「じゃないと……」


 …………、

 確実に言えるのは、真の心はほぼ折れているということだろう

 具体的な希望が見えないのに、安易な言葉はかけられない

 何か引っかかる言葉があったような気がするが……



1、止めるだけでは意味がない
2、許せないなら希望があるはずだ


↓3レスで多い方



401:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/22(水) 21:43:00.89 ID:4YvfRrxR0

1



402:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/22(水) 22:12:06.37 ID:XjrMC3co0

1



403: ◆86inwKqtElvs 2017/02/22(水) 22:24:59.56ID:xx6zby5x0

あれ?

真BADENDです。なんででしょう?? わかりやすいヒントのつもりだったのですが。
同人ゲー……イラストと音楽が無理ゲーなのでした……お言葉はありがたいです。

真BADはなると思ってなくて今は書いてはないので、明日投下します。

あと今ファミレスで話しているこの時も春は動いていたので、BADの前に変則的ですがそれ投下します。



404: ◆86inwKqtElvs 2017/02/22(水) 22:28:02.51ID:xx6zby5x0

《新宿・路上》


千早「…………」

春「折角来たのに、いらっしゃいませぐらいの一言は欲しいですね」

春「今日は私、お客として来たんですから」

千早「…………」

千早「どうぞ、お座りください」

千早「破滅の運命を変える気になったんですか?」

春「まさか。とても順調に行っているのに」

春「とりあえず内部の子はすぐにできることがなくなったので」

春「今度はかつての協力者に目を向けてみようかなって考えてるんです」

千早「…………」

春「誰から狙うのがいいですかね?」

春「川上先生に、御船さんに、武見先生に、大宅さんに、東郷さん」

春「迷ってると言えば迷ってるんですよね。誰からでも構わないからこそ決め手がないというか」

春「だから占ってくれませんか?」

千早「…………」

千早「できません」

春「へえ……」

春「それは私の依頼だからですか?」

千早「いえ。対象に私が含まれているからです」

千早「こういったことに限らず、占い師は自分を占いません」

千早「邪念が入りますから」

春「……なるほど」

春「なら御船さんを外せば占えますか?」

千早「…………」

千早「可能ではあります」

春「ならそれでお願いします」

千早「…………」

千早「わかりました」


 ――――、


 出たアルカナは――、

1、節制
2、死神
3、悪魔
4、星

コンマ00~24が1
   25~49が2
   50~74が3
   75~99が4

>>405



405:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/22(水) 22:30:45.10 ID:UKlXf3m40

真BADか…
ナチュラルに千早外れたな



406: ◆86inwKqtElvs 2017/02/22(水) 22:47:03.44ID:xx6zby5x0

千早「『節制』……」

春「……誰なんですか?」

千早「川上先生でしたか、彼の担任の……」

春「…………」

春「あの人ですか。弱みは握ったはずだったんですけどね」

千早「…………」

千早「何故、わざわざ私に?」

春「誰からでも構わないといえば構わなかったので」

春「私に仕事とはいえ、協力したとなったら、ちょっとは嫌がらせぐらいにはなるかなって」

千早「…………」

春「とはいえ、私も川上先生はのらりくらりとはぐらかされるので」

春「得意な相手ではないんですよね。正直」

春「御船さんは川上先生ご存知ですか?」

千早「少し言葉を交わしたことがある程度です」

千早「ですが、教師としての情熱は、彼への愛情にも負けないと思います」

春「だから、面倒なんですけどね」

春「ありがとうございました。これ、お代です」

千早「…………」

千早「できれば次は、破滅の運命から逃れるための占いをしてほしいと願っています」

春「お気遣い、感謝します。では、また」

千早「…………」

千早「本当に、視えなくなってきてる……」

千早「このまま、運命は閉じてしまうんでしょうか……」



407: ◆86inwKqtElvs 2017/02/22(水) 22:52:22.18ID:xx6zby5x0

べっきぃ……

川上「私の胃に穴空くよ? これどうすればいいの?」

千早「すみませんごめんなさい出たカードはきちんと告げないといけないんです」


真BAD→双子看守から罰を受けてからの通常√→ひふみんに会いに行く、といった感じになります。

ではまた次の更新で。しかし春とべっきぃはなんか巡りあわせがあるんでしょうか?



408:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/22(水) 22:57:55.05 ID:XjrMC3co0

ごめん、、、ごめんよみんな、、、



409:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/22(水) 23:05:19.77 ID:UKlXf3m40

べっきぃは二回春の攻撃かわしてるんだぜ
春もべっきぃ苦手に思ってたのか、べっきぃは最強の節制だからなぁ
今は親身になられるのが一番辛いのかも?
武見スナイパーがいないからべっきぃに当たってしまって申し訳ありません先生!



420: ◆86inwKqtElvs 2017/02/23(木) 21:53:27.94ID:2XFDeyll0


真「意味がない、って」

真「止めることすらできないのに、何言ってるの?」

真「ねえ、それとも他に方法があるの?」

真「なら教えて」

真「ねえ」

真「ねえったら!」



 …………

 ………

 ……



「マコちゃん?」
「あ、春。何でもない」
 春とリーダーが付き合いだしてから、二年が経った。
 それは怪盗団が崩壊してから二年が経ったということでもある。春は他のメンバーと交流が無くなった。
 私だけが、春の友達でいる。
「電車来るよ。行こう?」
 行き先は、春と彼の家。
 彼と、久しぶりに会う――かつての仲間として。
 彼女の友達として、一定の距離を保って。
 そのことに春がどう思っているのか、春の微笑みからは全く読み取れない。
 ただ、一度だけ、付き合いだしたと聞いてから。
 あの冷たい目を隠そうとせず、笑いながら、こう言われたことがある。
「後押し、ありがとね。助かったよ」



「モナちゃん、彼は?」
「買い出し行った。すれ違ったみたいだな」
「だから昨日のうちに用意しておくように言ったのに」
 そんな何気ない会話があまりに自然で、仲間だった頃の春と変わらなく思える。
「モルガナ、久しぶり」
「大学は大変そうだな。真は心配いらないだろうけどな」
「勉強をメインにするとね」
 勉強をメインにしないとやってられない、が本音だったけど、それを言ってはいけないのはさすがにわかってた。
「ワガハイは散歩に行ってくる」
「いってらっしゃい」
 モルガナ用に作られた窓から、よく手入れされた庭に降りてモルガナはどこかに行ってしまった。
 今彼は春の実家に転がり込んでる。というと人聞きが悪く聞こえるけど、実際春の家は一人で済むには広すぎるし、この家を空けることは難しいし、という理由から彼が大学に合格したのをキッカケに一緒に住み始めた。そういった話は全部聞いている。
「春はどう? 最近」
「大体順調かな。仕事と大学両方しないとだから大変だけどね。でもマコちゃんの方が勉強は大変でしょ?」
「まあ、得意だし問題ないかな」
 この先は訊くかどうかを迷った。けど、結局は知りたいという気持ちに負けてしまう。
「彼とはうまくいってるの?」
 傷付くことは、わかっているのに。
「…………」
 傷付けられることが、わかっているのに。
 いつもの微笑みなのに、瞳だけが氷のように冷たい。



421: ◆86inwKqtElvs 2017/02/23(木) 21:54:34.20ID:2XFDeyll0

「楽しいよ。彼はね、絶対諦めない。仲間だった頃の私が生きてるって、まだ信じてる」
 だから優しくして、期待させて、その気持ちを裏切って。
「そのたびに彼は傷付くよ。その時の彼の辛そうな表情が、本当に好きなの。もう何度か繰り返してるけど、何度でも見たくなっちゃう」
「そう。春は変わらないね」
「そうだよ。彼もいつか諦める時が来るのかな。でもそれはそれで楽しみだなって思うの。あれだけ強い心を持った人の心を折るって、それってある意味すごく特別だよね?」
「そうかもね」

 春のこういう露悪的な言葉を流す方法は覚えた。自分が傷付くことも春がこっちの暗い感情を刺激したくて言っているのもわかっているけど、それでも話を聞いて少しでもガス抜きになって、彼の負担が少しでも楽になればいい。
 彼に春を押し付けたのは、私なんだから。
「マコちゃんさ」
 急に春のトーンが変わった。春は敵ではない人間には優しい。昔は敵味方なんて関係なかったけど。
「杏ちゃんあたりから言われない? 忘れた方がいいって」
「なんで知ってるの? ……あと、春から言われることじゃないと思うけど」
「元凶だもんね。あと、やっぱり杏ちゃんは優しいね。マコちゃんっていつもこんな中途半端な位置にいて、私から見てもよく我慢できるなっていつも思ってるもの」
「……うるさい」
 恋人の友達として傍にいたいのか。
 安易な選択で彼に押し付けた贖罪がしたいのか、自分でもよくわからない。
「忘れないなら、マコちゃんは私から彼を奪おうとは考えないの?」
「できると思うの?」
 犠牲を躊躇せずあれだけ立ち回った春に対して、私みたいな恋愛オンチがそんな真似をできるとは到底思えない。
「わかってないな。できるかできないかで考えちゃうからダメなんだよ? するか、しないかだよ」
 した結果、春は優しさを手段に、裏切りを目的に――そんなふうに変わってしまったのに。
「春、実は最近退屈してるでしょ? 状況掻き乱したいからって私を使うのは止めて」
「私自身がたくさん裏切ってきたのに、彼が裏切らないなんて信じてないだけだよ。そしてマコちゃんは、今彼が幸せだなんて考えてないんでしょ?」
 春がどこまで本気で言っているのか、よくわからない。
 ただその言葉は、的を射ていた。
 彼を救いたいなら、春から奪わないといけないのではないか――
「バカバカしい。春、あまり私でからかわないで」
「ふふ、ごめんなさい。マコちゃんがいじらしくて、つい」
 ようやくいつもの微笑みに戻ると、紅茶を淹れるのを忘れてたと、キッチンに入っていく。
 たったこれだけのやり取りで、背中には冷や汗が流れている。
 冷たい微笑を浮かべている時の春とは、絶対に敵に回したくない。




422: ◆86inwKqtElvs 2017/02/23(木) 21:55:22.47ID:2XFDeyll0

「真、いらっしゃい」
「リーダー……」
「お帰り。何か作る?」
 彼が買ってきたのはスナック菓子の類だった。
「これじゃ栄養偏るでしょ? 簡単に何か作ってくるね」
 春が席を外した。モルガナも戻ってきた。
 今なら彼の本音が聞ける。

「ねえ、今、幸せ?」

「…………」
 沈黙が答えの全てだった。
「春、戻らないでしょ? 期待させて裏切った時に辛い顔をしてる君を見るのが大好きなんだって言ってたよ。春はもう、無理なんだよ」
 あの時、彼に決断させた時も。
 自分は春を、見限っていた。もう無理だと。

(彼を救いたいなら、春から奪わないといけないのではないか――)

「もう、諦めないかな」
「……!? それ、は……春を裏切ることに」
「春は笑いながら喜ぶよ。そして君を連れ戻すためにたくさん裏切りを重ねていく。春はもう、裏切りを伴う駆け引きの快感なしに生きていけない」
「…………」
「君は破滅する。心を裏切りでズタズタにされちゃう。……だから、春から、逃げない?」
 答えはわかりきっていた。

「逃げない」

 ……うん。そうだよね。
「俺のせいだから。真も、ずっと自分が後押ししたって思ってるけど、どこかのタイミングできっとそうなっていたと思う」
 違う。
 君の傍にいる理由は、それだけじゃなくて。
 罪悪感だけじゃない。
 私は――まだ、彼のことが――


『マコちゃんは私から彼を奪おうとは考えないの?』
『できると思うの?』


「――――」
 無理、なんだ。私には。
 できるかできないかで考えてしまう自分では、犠牲を躊躇せず微笑みながら裏切れる春から、逃れられない。
「……あの」
「うん」
「どうしても辛くなったら、いくらでも話聞くから。それしか、できないけど……」
 本当は別の道を選んでほしいけど、春がそれを許さないだろうから。
 自分は多分、春がやりすぎないように、ずっとお目付け役として、春の友達として人生を送っていくと思う。
 せめてそれが、彼の負担を少しでも減らすことになったら。
 それが生産性のない、寂しい自己満足でしかなくても、少しでも支えになれば。
 友達とその彼氏が、少しでも本当の意味での幸せになってほしいというのは、間違いなく本音なのだから。



423: ◆86inwKqtElvs 2017/02/23(木) 21:59:45.79ID:2XFDeyll0

《????????》


ジュスティーヌ「…………」

カ口リーヌ「もはやわざとやっているのか貴様?」

ジュスティーヌ「とりあえず、罰ですね」


新島真
★★★★★★★★☆☆

 ↓

新島真
★★★★☆☆☆☆☆☆


ジュスティーヌ「正直なところ、時間に余裕があるようには見えませんが?」

カ口リーヌ「早く>>400の正しい選択からやり直せ! 囚人!」



433: ◆86inwKqtElvs 2017/02/25(土) 20:03:26.68ID:MCyE1yIQ0

>>400より




真「許せないなら希望がある……?」

真「どういうこと……?」

(春の言動には矛盾がある)

(そう伝えた)

真「……?」

モルガナ「……なるほどな」

モルガナ「春にとっては中途半端な方がいいはずなんだよ」

モルガナ「敵対するよりかは取り込んだ方が楽だもんな。実際、そう言ったんだろ?」

モルガナ「でもそれでも、中途半端さに許せないってことは」

モルガナ「春はまだそこまで割り切れてないんだよ。心の奥底では、まだ」

真「…………」

モルガナ「まだ春は終わってない」

モルガナ「ワガハイは終わらせたくもない」

モルガナ「でも作戦参謀がそんなんじゃ、本当に春は終わっちまう」

モルガナ「色んな話を総合すると、春のやり方でこいつが春を選んだら」

モルガナ「心の中に残ってる葛藤も、全部壊れる」

モルガナ「真」

真「……でも……都合よすぎる解釈じゃ……」


1、中途半端なままでいいのか?
2、言われっぱなしで悔しくないのか


>>435



434:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/25(土) 21:26:58.18 ID:HIbUVB6e0

1



435:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/25(土) 21:37:19.08 ID:0ansDTGA0

1



436: ◆86inwKqtElvs 2017/02/25(土) 21:52:56.99ID:MCyE1yIQ0

真「……っ!」

真「いや……!」

真「こんな宙ぶらりんの気持ちなんて、絶対、だけど……!」

モルガナ「けど、なんだ?」

真「何が、私に……でき……」

真「…………」

真「『できるかできないじゃなくて、するかしないか』……」

真「……春が、敵同士になるって宣言した日」

真「そう言ってた」

モルガナ「…………」

真「……本当に」

真「まだ、間に合うかな」

(頷いた)

真「…………」

真「わかった」

真「このまま春を失くすのも、このまま怪盗団が壊されるのも」

真「このまま君のことを諦めるのも、嫌」

真「……また、次善の策に逃げるとこだった」

真「それこそ春の思惑通りなんだって、わかっていたのに」

真「ごめん、もう少しだけ時間が欲しい」

真「大丈夫。必ず切り替える」

真「君も、まだできること、あるんじゃない?」

真「やるべきことが残ってるんだったら、そっちを優先して」

真「私はその間、時間稼ぎしてみる」

真「どのくらい効果があるかはわからないけど、今の春だって話が通じないわけじゃない」

真「なら交渉ぐらいはできると思う。今の私でも」

モルガナ「ああ」

モルガナ「頼んだ。真なら任せられるさ」

モルガナ「うちの作戦参謀だからな」

(真は何とか持ちこたえた……)

(真が時間稼ぎしてくれる間に、できることを考えなくては……)



437: ◆86inwKqtElvs 2017/02/25(土) 21:55:06.72ID:MCyE1yIQ0

《神田・教会》


一二三「こんばんは」

一二三「……どうしました?」

一二三「表情が、硬いです……」


東郷一二三
★★★★☆☆☆☆☆☆


モルガナ(どうする?)

モルガナ(一二三に春のこと、話すか?)


1、話す
2、今は止めておく

>>439



438:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/25(土) 22:05:59.82 ID:0ansDTGA0

1



439:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/25(土) 22:34:38.38 ID:ToMbhcWEO

1



440: ◆86inwKqtElvs 2017/02/25(土) 23:17:36.85ID:MCyE1yIQ0

(春のことは伝えなければ……)

一二三「…………」

一二三「そうですか」

一二三「もっと、早く相談してくれてもよかったのに……」


 一二三-★1つ


一二三「奥村春さん……」

一二三「私はバレンタイン翌日から、話したことはありませんが」

一二三「思い詰めていらしたんですね……」

一二三「背水の陣とは言ってしまうのは簡単ですが」

一二三「自らそこに飛び込むとは……」

一二三「…………」

(一二三は考え込んでいる……)

一二三「負けを認めさせるのは難しいでしょうね」

一二三「将棋は、王が取られる前に自ら投了を宣言するものです」

一二三「王の恥を見せない、せめてものの心意気としての慣習だと言われています」

一二三「ですが自ら汚れることを選択した人間は、それは通用せず」

一二三「たとえどれだけ追い込まれようと、足掻くでしょう」

一二三「御本人にとっても大事なものであるはずのものを、自ら壊そうとしているんです」

一二三「大事でなければ意味がないですから。その作戦では」

一二三「ですがそれは御本人の都合」

一二三「私から言わせれば、いきなり盤面をひっくり返されて駒を無理矢理に壊されるようなもの」

一二三「明らかに逸脱した行為です」

一二三「勝負師として、許すわけにはいきません」

(一二三の口調は静かだが、目には明確な怒りがある……)

一二三「場合によっては私自身、春さんと対話することも考えてみます」

一二三「無論、あなたに訊ねてからにします。勝手に動いて状況が混乱するのは望ましくありませんので」

一二三「ですが、私としては春さんから直接言葉を聞きたいと思っています」

一二三「相手のこともわからず、作戦は立てられませんので」

一二三「……大丈夫です。簡単に相手の挑発には乗りませんよ」

一二三「勝負の場数で負けるつもりはありませんから」



441: ◆86inwKqtElvs 2017/02/25(土) 23:18:33.83ID:MCyE1yIQ0

『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「真は何とか持ちこたえたな」

モルガナ「しかし、思った以上に一二三がかなりはっきり怒っていたな」

モルガナ「一度会わせろ、か。まあ当然の要求ではあるが……」

モルガナ「…………」

モルガナ「一二三は春に対して接点がない、春も同じくだ」

モルガナ「若干距離があるからこそ、わかることもあるかもしれない」

モルガナ「逆に春の方がさらに遠慮が無くなる可能性も勿論ある」

モルガナ「正直、次に春がどういう手を打ってくるかわからない以上、」

モルガナ「こっちで場面を作るのも考えていいと思う」

モルガナ「一二三がどれだけ話せるかがわからないのが難点というか、正直あまりわざわざ場面を作るのがいいとは思えないんだが」

モルガナ「わざわざセッティングする必要ないって意見はもっともだしな……」

モルガナ「どうする? 引きあわせるか?」


 どうしようか……

1、やってみる
2、止めておく

>>443



442:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/25(土) 23:21:52.50 ID:V3VqMesE0

1



443:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/25(土) 23:25:31.50 ID:ToMbhcWEO

2



444: ◆86inwKqtElvs 2017/02/25(土) 23:33:56.29ID:MCyE1yIQ0

モルガナ「確かに自分から作る必要はないか」

モルガナ「一二三も自分からは動かないだろうし、動くならお前に連絡するだろう」

モルガナ「その辺はわきまえてる感じだったし、大丈夫だろう」

モルガナ「今日はもう寝ようぜ。早く何とかしないとな……」



高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★☆☆☆☆☆☆

佐倉双葉
★★★★☆☆☆☆☆☆

奥村春
※※※※※※※※※※

御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★★★☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★★☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



451: ◆86inwKqtElvs 2017/02/26(日) 20:50:37.07ID:BQ2CPdzl0

 3月10日(金) 昼休み

《教室》


川上「じゃ、また来週ー」

(川上は職員室に戻っていった)

杏「…………」

杏「リーダー、川上の様子、おかしくない?」

モルガナ「最近色々あったからな」

モルガナ「ちょっと様子見に行くか?」



《廊下》


(昼休みの廊下は人で溢れている)

(川上は上への階段を上がっていく)

杏「……こっからって、屋上だよね?」

モルガナ「嫌な予感しかしないな……」

モルガナ「趣味は悪いが、覗かせてもらうか」

杏「…………」

モルガナ「杏殿。できれば介入しないのが一番だ」

モルガナ「二人の間で成立する話なら、杏殿が首を突っ込むとややこしくなる」

杏「わかってる……けど……」

モルガナ「できれば、さ」

モルガナ「成立しない話なら首を突っ込んでもいいってこと、だろ?」

杏「……うんっ」

杏「そうだね」

杏「春……」



452: ◆86inwKqtElvs 2017/02/26(日) 20:52:01.00ID:BQ2CPdzl0

《屋上》


(ジャージ姿の春が菜園の手入れをしている……)

春「来ていただいて、ありがとうございます」

川上「3年は午前で終わりだったっけ」

春「はい。殆どの子は学校にも来なくなりました」

川上「ま、今の時期だと、あとは卒業式ぐらいだよね」

川上「それ、全部奥村さんが作ったの?」

春「一応。ブロックとかは並べるの手伝ってもらいましたけど」

川上「勿体ないね。奥村さんがいなくなったらここどうするの?」

春「後輩への引き継ぎはできています。担任の先生にも随分わがまま言いました」

川上「そうなんだ。確かにこれだけ基礎ができてるのに崩すのは勿体ないよね。今は何作ってるの?」

春「イチゴですね」

川上「え、イチゴってビニールハウスじゃないとできないんじゃないの?」



杏(……普通の会話だね)

モルガナ(それが逆に不穏だけどな)



春「食べてみます? まだちょっと早いですけど、この子なら多分大丈夫かな」

川上「いいの?」

(水道で軽く洗ったのを渡され、川上は一つイチゴを食べた)

川上「ん、すっぱい。でもちゃんとイチゴだね」

春「やっぱり難しいですね、家庭菜園レベルで甘くするのって」

川上「すっぱいのならジャムにすると美味しいよ。果実から甘いやつでジャム作ると美味しくないの」

春「そうなんですか?」

春「先生は家庭科の先生と時々間違えそうです」

川上「いや本業は国語だから。現代文と古文だから」

川上「ま、もうじきそれも無理になるのか」

春「…………」



453: ◆86inwKqtElvs 2017/02/26(日) 20:52:38.81ID:BQ2CPdzl0

春「説得とか、そういった選択肢は考えてないんですか?」

川上「いや、奥村さん説得は無理だわ」

川上「私は彼への想い否定したくないし」

川上「だからといって、職業倫理からは確かに外れてるわけだから」

川上「学校にチクられたら、まずクビ」

川上「むしろチクる前にここに呼んでくれてよかったよ」

川上「辞表書く暇ができるしね」



 !?

モルガナ(おい、春のやつ!?)

杏(……っ!)

モルガナ(杏殿、待て!)

杏(でも!)

モルガナ(もう少し様子見るんだ!)



春「本当に書くとは思わなかったです」

川上「いや、書かざるを得ないでしょ。どうあってもバラされる気でいられたんじゃ」

川上「依願退職なら後から復職も可能だしね」

川上「ま、この業界って狭いからね。噂広まったらこの近くでは難しいだろうけど」

川上「逆にさ、どうしてバラす気になったのか教えてくれる?」

春「気になります?」

川上「そりゃね」

川上「奥村さんにとっては意味がないはずだったよね?」

春「ということは、意味ができたってことですよ」

春「先生の気持ちに関係なく、彼は私を選びます」

川上「強気に出たねー……」

春「事実、そうなりますから」

春「ただ、それには邪魔なものがあるのも確かなんです」

川上「…………」

春「迷い、躊躇、……痛みや恐怖」

春「それらがまだ私の中に残っているのは確かです」

春「先生の、教師としての立場」

春「それを実際に壊して、私は……さらに一歩、踏み出します」



454: ◆86inwKqtElvs 2017/02/26(日) 20:53:08.96ID:BQ2CPdzl0

川上「……後戻りできなくするため、か」

川上「たったそれだけ、なんだね。私の教師としての価値って……」

春「先生は、立派な先生です」

春「だからこそ、生贄にする価値があるんですよ」

川上「……酷い生徒だね、君って」

春「ふふっ……」

(春はスマホを取り出した)

春「このメールを送信すれば、学校に事情が伝わる」

春「確実に事情を聞かれます。そこで想いを否定すれば」

川上「しない」

春「そうですか。まあそのあたりはご自由に――」


杏「春!!」


春「! 杏ちゃん……」

川上「あちゃー……聞かれてたか……」

春「…………」

杏「させない、春……っ! それだけは……!」

春「以前とは逆のことやってるね」

杏「だから止める! 絶対、それだけはさせるわけにはいかない!」

川上「高巻さん……」


モルガナ(お前、時間稼いでろ!)


(自分も飛び出した)

川上「ちょ、君も!?」

春「…………」

(実際に春が手を下せば、川上は勿論、春も後戻りできなくなってしまう……!)

(モルガナは時間を稼げと言ったが、何か策があるのだろうか?)

(とりあえずそれを信じて、時間を稼がなければ……!)


1、イチゴ、綺麗に成ったな
2、本当に戻れなくなるぞ
3、どうしてここに呼びだしたんだ?



455: ◆86inwKqtElvs 2017/02/26(日) 20:54:30.60ID:BQ2CPdzl0

↓4レスで多いもの

事前に相談していたので選択肢が3つに分かれて単純に1/3の確率になりました。
今日はここまでです。



456:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/26(日) 21:30:41.75 ID:0wewKKX6O

1



457:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/26(日) 21:54:24.62 ID:4eWJOCM+0

3



458:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/26(日) 21:59:52.24 ID:a09u+cm20

2



459:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/26(日) 22:07:18.18 ID:SrCDPVMq0

1



460: ◆86inwKqtElvs 2017/02/26(日) 22:14:52.67ID:BQ2CPdzl0

BAD回避~!
ちなみにBADになるのは2でした。直球はダメですね。
べっきぃとうとう辞表用意させられました。べっきぃに何の恨みがあるのかと聞かれたら。安価に当たったから……
ではなく、多分べっきぃが春を生徒として心配するのが鬱陶しかったんじゃないかと思います。いい先生だからこそ、なのです。
早く春を元に戻してあげたいですね。というか>>1が風邪で病んでる間に春の闇も進んでしまったのでしょうか。
ごめん春。ここまで引っ張るつもりはなかった。

春が元に戻ったら、★の数に関しては何とか考慮しますので。誰でもチャンスがあるように。そのように調整します。
爆弾もなくなる予定です。このイベント越えたら星が減ることはなくなるのです。皆さん頑張りましょう。



461:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/26(日) 22:23:50.21 ID:SrCDPVMq0

むしろ春が予告状出してから今までの流れが好きなんだけどな、少数派?
ヤバい手段は使ってるけど、媚びてこないからこの春はむしろカッコいいなってなる。



462:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/26(日) 22:24:52.91 ID:0wewKKX6O

え、、、そこ調整しちゃうのはマズくない?
今までのは何だったの?



463: ◆86inwKqtElvs 2017/02/26(日) 22:45:06.34ID:BQ2CPdzl0

調整についてはまだ考えてる段階なので。誰か特別に星あげるとかはしないです。
全員に同じ数あげるとか、そんな感じになるかと。まだ考え中です。



464:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/26(日) 22:59:47.17 ID:K8R7OA2b0

このSSの目的は期日までに★10個集める事だろ?
そのスパイスとして爆弾やBADの罰を作ったのなら、こうなる事も想定内だ
誰もMAXになりそうにないのなら調整も致し方ないが、ここで全員に底上げはゲームとしてはどうだろうか?
気力があるなら今回はこのままやってみて、再度もう一人分をセーブポイントからやり直して決めてはどうだろう?



465: ◆86inwKqtElvs 2017/02/26(日) 23:10:04.97ID:BQ2CPdzl0

春が戻ったら全員に信頼の星あげるのは最初から決めてるんですよね。その数は調整しますけど多分2つずつ
春はイベント始まってから★に変化なくなったので、チャンスがなかったから3つ。
あまりイベント中は自由がなくなったので。
こう考えてます。



466:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/26(日) 23:14:15.81 ID:SrCDPVMq0

時間考えたらそれでも推しキャラ狙うの難しそう。
イベントクリアのご褒美ぐらいで考えていいんじゃないか?



472: ◆86inwKqtElvs 2017/02/28(火) 20:22:06.89ID:vNLhMSh40

春「……?」

杏「何言って……」

杏「…………」

(杏もなんとなく察してくれたようだ)

杏「……なんだっけ、これ。なんか特別な品種なんだっけ?」

春「……うん。太陽のトマトや月光ニンジンと同じところが開発したやつをもらってきたの」

川上「えっと、毒じゃないよね?」

春「普通のイチゴは一年がかりなんですけど、栽培期間を短縮した品種なんです」

春「味の課題はあるみたいですけどね」

春「それでも育てるのは大変です」

春「でも狩り取るのは一瞬」

春「なんだってそうです。壊れるものは簡単に壊れます」

杏「……春」

春「何かな、杏ちゃん」

杏「春ならもっと……こんな、全部を敵に回すようなことしなくたって」

杏「もっとうまくできたでしょ。リーダーも傷付けるようなことしなくたって」

杏「どうして、こんなやり方選んだの?」

杏「ずっと、訊きたかった……」

春「…………」

春「目の前で、少しずつ崩れていくの」

春「それは小さな綻びかもしれないけど、確実にあって」

春「それが心を蝕んでいくの」

春「だったらいっそ、自分の手で思うがままに全部を壊してしまいたい」

春「それってそんなに、おかしな気持ちかな?」

杏「…………」

川上「…………」

春「私ずっと、暗い気持ちがあった。みんなもきっと持ってると思う」

春「不安や嫉妬、劣等感や恐怖、不信や――痛み」

春「どうも、私の本質――ペルソナは」

春「そういう感情と、相性がいいみたい。だってわかっちゃうんだ」

春「どういう風に振舞えば、その暗い感情を刺激できて、壊れていくのを加速させるのか」

春「そして上手く刺激して加速させて、『裏切り』を演出できたら」

春「ゾクゾクするの。自分でも怖くなるくらい」



473: ◆86inwKqtElvs 2017/02/28(火) 20:23:10.90ID:vNLhMSh40

杏「……春……」

春「こっちが私の本質なんだよ、杏ちゃん」

春「結局、それだけの話」

杏「違う! 春はそんなんじゃない!」

春「今はそうかもしれない。躊躇や恐怖があるのも本当だから」

春「それを消すための、先生という生贄なんだから」

川上「……そう」

川上「私は奥村さんを深く知ってるわけじゃない。ぶっちゃけ、こういう場面でしか話したことないしね」

川上「でも……悔しいなあ」

川上「どうしてこう私の周りの問題児は、自分で抱え込んじゃうんだろうね」

春「…………」

春「じゃあ。さよなら、先生」

(春の指がスマホをタッチする――!)

杏「春――!」

川上「…………」

春「…………」

春「?」

春「画面が、変わらない……?」

??「っぶねー、ギリ間に合ったっぽい?」

杏「竜司!?」

竜司「下ではモルガナが走り回ったのを見たやつらで結構騒ぎになってるぞ」

真「その騒ぎのおかげで竜司がモルガナ見つけたんだけどね」

モルガナ「ワガハイが竜司を見つけたんだ!」

川上「!? ……??」

春「……双葉ちゃんか」

竜司「なんかよくわかんねえけど、春が学校にメールや電話しようとしても無駄だって伝えろってよ」

春「双葉ちゃんが見張ってるんじゃ無理だろうね。でも2、3日延ばしただけだよ?」

春「あまりしたい方法ではないけど、メールや電話じゃなくても人を使えばいいだけだから」

真「かもね。でも、効率が下がったのは確かでしょ」

春「…………」

春「マコちゃん、雰囲気変わったね。舞台に上がる気になったのかな?」

真「……何も変わってないけど」

春「そう? ならいいけど」

春「私のルートは変わらない」

春「効率が悪くなったなら、他のところに手を付けるだけだから」

春「じゃあね、みんな。先生も、また」

(春が屋上から去っていった……)



474: ◆86inwKqtElvs 2017/02/28(火) 20:23:53.66ID:vNLhMSh40

竜司「…………」

 ゴン!

竜司「うぇ!? 川上、大丈夫か?」

(川上が給水塔の壁にもたれかかった際に頭を打ったようだ)

川上「ちょ、ちょっと、緊張が……途切れて……」

川上「きょ、今日で教師生命終わると思ってたから……」

真「ちょっとは延びると思います。先生に手間をかけるよりやらないといけないことも多いはずなので……」

杏「モルガナが考えてくれたの?」

モルガナ「メール送られてからじゃさすがにヤバいって思ってな」

モルガナ「その、杏殿は突っ走りそうになっていたし、ワガハイじゃスマホは打てん」

モルガナ「竜司か真を探していたら少し手間取った」

モルガナ「ワガハイが探す時間より双葉のハッキングの方が早かった。流石だな」

川上「聞いてはいたけど、本当にこの猫喋ってるんだ?」

川上「にゃあにゃあとしか聞こえない。ありがとうって言いたいんだけど」

杏「伝わっています。大丈夫です」

川上「なんか高巻さんに敬語使われると不思議な気分」

竜司「確かに」

杏「竜司!」

竜司「俺だけかよ!」

真「でも、春の言うとおり、数日延びただけ」

竜司「その数日の間に何とかすりゃいいんだろ?」

竜司「春も限界っぽいしな」

真「え?」

杏「えっと」

竜司「多分春、殆ど何も食ってねえし寝てねえと思うぜ」

竜司「お前らの前じゃ澄ましてるけどよ、今の階段下りる時にちらっと春の顔見たら」

竜司「むしろ今よく立ってられんなってレベルのふらふらさだったぞ」

竜司「……あれ見たら何も言えねえわ……」

竜司「昼飯なし水補給なしのトレーニングとか昔やらされてたからな、わかんだよ」

竜司「あれ逆に食えなくなるんだよな」

真「……竜司にもわかるぐらい憔悴してるのに」

竜司「おい」

杏「私、全然気づかなかった……」

川上「まあ、私達には一番見せたくないんだろうしね」

川上「とりあえず、今はありがとね」

川上「高巻さんが庇ってくれた時、嬉しかった」

杏「あ、いえ……」

杏「……春、引き戻さないと何にもならないし」

川上「だね。あれは……ダメ」

モルガナ「…………」



475: ◆86inwKqtElvs 2017/02/28(火) 20:26:16.28ID:vNLhMSh40

 放課後


モルガナ「さて、と」

モルガナ「これからどうする? まだこのこと話してない奴もいるよな?」

 どうしようか……


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三


>>477



476:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/28(火) 20:31:51.05 ID:gS0TINAE0

8



477:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/28(火) 20:36:17.63 ID:HiQAvC+g0

8



478: ◆86inwKqtElvs 2017/02/28(火) 20:38:46.34ID:vNLhMSh40

モルガナ「大宅か……確かまだ話してなかったな」


大宅一子
★★☆☆☆☆☆☆☆☆


モルガナ「大宅に春のことを話すか?」

1、話す
2、止めておく

>>480



479:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/28(火) 20:38:52.37 ID:EOuR0NCg0





480:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/28(火) 20:40:10.79 ID:EOuR0NCg0





482: ◆86inwKqtElvs 2017/02/28(火) 21:02:23.49ID:vNLhMSh40

モルガナ「まだスケジュールは入れられるんだが」

モルガナ「確か、大宅で最後だったな?」

モルガナ「スケジュールは空けておいた方がいいだろう」

モルガナ「いろいろとありそうだしな」



《新宿・バーにゅぅカマー》


大宅「おおっす」

大宅「なーんか深刻そうな顔して。どした?」

(春のこと、一連の流れを話した……)

大宅「…………」

大宅「前さ、一回釘刺したじゃん?」

大宅「全然効果なかったわけ?」


 大宅-★1つ


大宅「うーん、まあ今それ言っても仕方ないか」

大宅「状況切羽詰ってるみたいだし」

大宅「よし、ここはちょっとジャーナリストのフットワークの軽さ見せますか!」

大宅「とは言っても明日以降になるかも……ちょっとそこらへんうろちょろしてていいよ」

ララ「してらっしゃい。若い子が昼間っからこんなとこに出歩くんじゃないの」

(半ば強引に追い出された……)



《新宿・路上》


モルガナ「大宅、何する気だろうな?」

モルガナ「大宅に考えがあるなら、まあ待つしかないか」

モルガナ「今日は千早いないな……ん?」

春「あ」

 …………、

(気まずいが、春は気にしてないようだ)

(気にしてない振りなのかもしれないが、自分にはわからない)

春「ねえ、よかったら一緒にお話ししない?」

春「お互いここまで来ちゃったのに空振りしちゃったみたいだしね。どう?」

モルガナ(……どうする?)


1、誘いに乗る
2、断る

>>484



483:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/28(火) 21:04:17.42 ID:gS0TINAE0

1



484:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/28(火) 21:12:49.58 ID:f5ePDMmSO

1



485: ◆86inwKqtElvs 2017/02/28(火) 21:19:07.06ID:vNLhMSh40

今日はここまでにします。べっきぃ首の皮ギリギリ一枚で繋がりました。

春ちゃんに質問タイムができたので、訊きたいことがあればどうぞどうぞ(隙間ができてしまったともいう)
この屋上の場面を想像すると、ずっと春の目にハイライトがないんです。大丈夫でしょうか。



486:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/28(火) 21:39:59.93 ID:HiQAvC+g0

乙です。春が順調に病んでますね。
ジョーカーのこと本気で好きなのかって聞いたら血を見るかな?



487: ◆86inwKqtElvs 2017/02/28(火) 21:51:09.91ID:vNLhMSh40

質問はあればあるほど嬉しいです。出来る限り拾うつもりです。
ジョーカーになって春ちゃんとお話してみよう!
ちょっと2、3日来れないかもなので。暇潰しに考えていただければ嬉しいです。



488: ◆86inwKqtElvs 2017/03/01(水) 18:04:58.45 ID:9mD/nxMe0

|ω・)チラッ ないならこちらで考えるのですが、できれば意見があった方が助かります



489:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/02(木) 01:00:30.63 ID:uq/+ffv+o

おっぱいは何カップなのか聞いてほしいですね



490:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/02(木) 01:30:43.51 ID:SFRqunek0

乙です
昨日の晩御飯は何だった?とか
自分と勝負するなら(チェスとか囲碁とか将棋とかマリカとかの健全なゲームで)何で勝負したい?とか
ジョーカーのどこが好き?とか
好きな"大人"っている?とか…?



491:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/02(木) 22:27:25.42 ID:LMKsw0mD0

乙です
オクムラフーズの近況と、フィアンセ(名前あったっけ?)との婚約破棄が無事決着したか聞きたいです。



495: ◆86inwKqtElvs 2017/03/05(日) 12:08:06.72ID:28xaxXRk0

(春の誘いに乗ることにした)

(色々話したいことはたくさんある……)

春「新宿ってあまり詳しくないんだ。どこのお店がいいとか知ってる?」

モルガナ「まあ適当に入ろうぜ。お互いに空振りってことは、千早に用があったのか?」

春「うん。占ってもらおうかって思ったんだけどね。今日はいなかったな」

モルガナ「何を占ってもらうつもりだったんだ?」

春「お昼、川上先生を呼んだのは、御船さんの占いがあったからだよ」

モルガナ「……キツイ事するな」

春「そうだね。でも、結果は上手くいかなかったな」

春「評判ほどの人じゃないってこと?」

モルガナ「それはない。千早は何か言ったのか?」

春「出てきたとおりのことを言ってる、みたいな感じだった」

春「内容を偽ってる感じじゃなかったかな」

モルガナ「じゃあ解釈が違うんだろう」

モルガナ「千早は出たカードの意味をちゃんと考えてくれる」

モルガナ「それを考えなかったのは」

春「私に対するせめてものあてつけってことかな」

春「……なるほどね」

(春が何を考えているのか、どう感じているのかは傍目からではわからない)

(竜司は今にも倒れそうだといっていたが、自分の前ではそんな素振りは全く見せない)

モルガナ「とりあえず入ろうぜ」



《ファミレス》


(結局何の変哲もないファミレスに入った)

春「新宿って渋谷とはまた雰囲気ちがうね。もっと怖いのかなって漠然と思ってたけど」

春「ま、今更かな。世界の危機を救ったんだもんね」

(どこか他人事のように聞こえるのは気のせいだろうか)

春「お話ししよ。といっても、何がいいかな」



496: ◆86inwKqtElvs 2017/03/05(日) 12:09:38.30ID:28xaxXRk0

 ――昨日の晩御飯何だった?

春「昨日? ……そういえば食べてないかも」

春「君のこと考えるとそれだけで幸せになるから、かな」

 ――……何か食べたら?

春「……急に食べたらお腹がびっくりしちゃうと思う」

 ――じゃあスープバーでも頼むか?

春「……うん。ありがとう」

春「本当はダイエットしたいな、って考えてるんだけどね」

 ――そういうの、気にしてるのか?

春「やっぱり、可愛くなりたいもん」

春「胸、大きすぎても嫌だなって思うし」

 ――春って何カップ?

春「…………」

春「君が私の隣にいてくれるって言ったって、それは教えてあげないよ」

春「女の子の秘密はね、教えないものなんだよ」

 ――そういうものか?

春「じゃないと知りたいって思ってくれないでしょ?」

 ――…………、

 ――会社の方はどう?

春「会社? 高倉さんや信頼できる人に全部任せてるから」

春「私が言わないといけないことは全部言ったよ。君のおかげ」

 ――婚約者は大丈夫なのか?

春「それも大丈夫」

春「あの人は玩具に執着しないと思うし」

春「手に入れるのが面倒だと思ったら、簡単な方に切り替えるよ」

春「……下らないね」

春「あの人も、あの程度の男に振り回されていた半年前の私も」

春「…………」



497: ◆86inwKqtElvs 2017/03/05(日) 12:10:17.60ID:28xaxXRk0

 ――でも好きな大人も、いるだろ?

春「好きな大人……難しい訊くね」

春「どうなんだろ。おじ様や冴さんみたいな人はカッコいいなと思うけど」

春「そう、“それだけ”じゃない人もいるって、君たちと出会って知ったけど」

春「上辺だけ取り繕う人も、やっぱり多いから」

春「そういうのは、やっぱり嫌い」

春「そっちのほうが、摩擦は少ないってわかっていてもね」

 ――…………、

春「何か、思い当たることでもあるの?」

 ――分かっていて聞き返すな

春「ごめんね、意地悪だったね」

春「でもこうやって私が君を困らせるのも、結構楽しいな、なんて」

 ――弄ぶのが楽しいとかか?

春「弄ぶって言ったら、言葉が悪いよ」

春「えっとね…………」

春「……そうかもしれない」

 ――…………、

 ――俺の事、本気で好きなのか?

春「――じゃないとこんなことはしない」

春「君であっても、私の気持ちを侮辱することは許さない」

 ――……、変な話しだけど、どこが好きなんだ?

春「どこ、うーん、具体的にどうこうじゃなくて」

春「……気付いたら、君のことを考えてる」

春「一目惚れ、なのかな……」



498: ◆86inwKqtElvs 2017/03/05(日) 12:10:48.57ID:28xaxXRk0

 ――……、一段落したら何か遊ばないか?

春「今ここで一段落という訳にはいかないの?」

 ――それはまだできない

春「そう。早くした方がいいよ」

春「遊ぶ……」

 ――好きなゲームとかは?

春「ゲーム、私よくわからないな」

春「あ、でも」

春「スマホアプリとかである、脱出ゲームが好き」

春「結構解くの好きなんだよ」

春「一回ね、リアル脱出ゲームってやってみたいな」

春「もし、本当に君と一緒に閉じ込められた時は、大丈夫、安心して!」

春「制限時間とかあるやつもあるけど」

春「大丈夫、モナちゃんが三味線にされちゃう前に助けてあげる!」

モルガナ「ちょっと待てそれはどういう設定のゲームだ!?」


 ブブ、ブブ、


大宅『よー、思ったよりスムーズにいったわー』

大宅『という訳で、今すぐララちゃんのとこに戻ってきて』


春「……まだ私を受け入れてくれないんだね」

春「まだ、足りないのかな?」

(先ほどと比べて明らかに春の目が冷たい)

(誰からの連絡かは見ていないはずだが、女の勘というものだろうか)

モルガナ「近いうちにわかるさ」

春「そう。近いうち、だね」

(春が席を立った)

(春がタクシーを拾って帰っていくのを確認して、バーに戻る)



503: ◆86inwKqtElvs 2017/03/07(火) 19:36:54.21ID:xeQ1FaFu0

《新宿・バーにゅぅカマー》


(中に入るが、カウンターに大宅の姿はない……)

ララ「奥の部屋よ。あ、悪いけどこれ持っていって」

(ウイスキーと氷を渡された)

モルガナ(大宅が飲むのか? 1人がボトル飲むのって普通なのか?)

(よくわからないまま奥の部屋に入る)

??「らあ! よく来たな問題児! 正座! 反省の姿を見せろ!」

 !?

??「あの、落ち着いてください……」

??「放っておきなさい。目を合わせない方がいい」

??「寂しいこと言ったらめー、ですよー。寂しいと死んじゃうんですよ?」

??「ウサギも人も死なないんだけどね」

モルガナ(何だこのカオスは……!?)

大宅「おー」

大宅「とりあえず呼びかけたらみんな来てくれた。ま、こういうのは情報共有した方がいいと思ってさ」

(大宅の他に川上、一二三、武見、千早がいる……!)

大宅「連絡先はさ、一応全員知ってたの。ま、ジャーナリストって人脈命なとこあるしさ」

武見「ジャーナリスト、ねえ」

大宅「何?」

武見「別に。他人のことに良くそんな興味持てるなって感心してるだけ」

大宅「カッコつけて。孤高気取ってる自分カッコいいとか今時流行んないって」

武見「は?」

川上「お前らもか! お前らも問題児なのか!」

大宅「いやアンタの生徒じゃないし」

川上「いいや問題児ばっかだ、喧嘩するやつみんな問題児!」

(持ってきたウイスキーをひったくってロックで飲み干してしまった)

千早「そうだー! 喧嘩は、ダメなんです!」

千早「えっと、えっと、ダメだからダメなんです!」

川上「大体私は普通の人生がよかったのに……」

川上「お前が転校してきてから破天荒すぎる人生になっただろうがぁ!」

モルガナ(来る前からメイドやってなかったか?)

川上「問題児、正座! 謝れ! 主にここにいる全員!」

(逆らうのが怖くて正座した)

千早「そうだそうだ! 運命がみんな、変わった人ばっかり!」

千早「面白いですねー」

川上「面白いですますなー!!」

(収拾がつかない……)



504: ◆86inwKqtElvs 2017/03/07(火) 19:37:35.43ID:xeQ1FaFu0

一二三「えっと……」

一二三「私一番最後だったんですけど、皆さんお酒入ってて、よくわからなくて」

大宅「いや、お酒つっても占い師さんはノンアルのはずなんだけどね」

武見「場酔いでしょ。雰囲気で酔っぱらってる」

武見「そっちの先生は完全に酔っぱらってるけど」

一二三「あの、この調子じゃ何も話進まないと思うんですけど」

大宅「先生がさ、だいぶ荒れちゃったんだよね」

モルガナ(春に辞表書かされてるしな……)

武見「お酒は静かに呑んでこそだと思うんだけどね」

大宅「まあやけっぱちになりたい時ってのはあるある」

川上「大体私を怪盗団専属の何かと勘違いしてるのか?」

川上「私は専属の教師でもメイドでもないの、私にも仕事や人生がちゃんとあるのわかってる?」

川上「同級生からは結婚出産のハガキ届くし親からは結婚しないのって催促されて挙句の果てにはこの間見合いまで」

武見「無視すりゃいいじゃない」

大宅「いや周りのプレッシャーってあるって実際」

千早「哀しいです、人生は結婚のためにあるんじゃないのに」

川上「でっしょ!? でしょでしょでしょ!?」

川上「ああこれ言ったら重い女って思われるのが嫌で絶対言わないでおこうって思ってそしたらこいつが問題児すぎてだあああ!!」

千早「そうだそうだそうだぞー! 問題は、イケないことなんです!」

一二三「あの……」

一二三「えっと……」

一二三「これ、どうしたらいいんでしょう」

武見「付き合いきれない、とりあえず千早だけでも何とかするから」

武見「そっちの先生にはもうアルコール飲ませないで、水飲ませてて」

千早「ぎゃあ、武見さんに誘拐されるぅー」

大宅「されといでー」

(強引に千早を連れて武見は出て行った)



505: ◆86inwKqtElvs 2017/03/07(火) 19:38:05.41ID:xeQ1FaFu0

一二三「とりあえず先生、お水飲みませんか?」

川上「もうさ、君たちと違ってさ、私の年になると結婚とか次のチャンスないなとかそういうのやっぱ考えないといけないわけで」

川上「あなたもね、絶対私のようになってはいけない、なるなら手に職持って」

一二三「一応棋士やってるんですけど、というかそちらも先生ですよね?」

川上「それも辞めるかもしんないどうしよう私泣いてもいい? ってか泣く」

川上「ひっく、ひっく……」

モルガナ(本当に泣き始めたよ……)

一二三「えっと、川上先生……」

大宅「よっぽど鬱憤溜まってるね、こりゃ」

(武見が千早を連れて戻ってきた)

大宅「うわびしょびしょじゃん!」

千早「……お手洗いで水を頭からかけられました」

千早「目は覚めました。皆さん申し訳ありません……」

一二三「あの、そのままだと風邪ひきませんか?」

川上「おいでおいでー、拭いてあげる」

武見「近付いたらダメ」

川上「過保護よくない! おいでおいで」

千早「え? えっと」

(ララが心配してタオルを持ってきてくれたのを川上が奪い取る)

川上「拭いてあげるー、よしよし」

千早「わ、わ? うわ?」

一二三「なんか頭を拭きはじめましたけど」

大宅「雨で濡れた野良猫拭いてるみたいな感じ?」

武見「千早、しばらくそうされていて」

千早「えー……」

川上「~~♪」

モルガナ(しばらく千早は川上の玩具か)

モルガナ(櫛まで取り出し始めたぞ。酔い醒めるまでほっとくか)



513: ◆86inwKqtElvs 2017/03/09(木) 20:43:56.71ID:PEyrVq6L0

大宅「で、やっと本題なんだけどさ」

大宅「こっち三人、直接はやりあったことないんだよね」

一二三「私も伝聞ですね」

武見「直接やりあった結果が辞表まで書かされてあのざまでしょ」

川上「~~♪」

千早「痛いです! 髪引っ張らないでください!」

一二三「あの占い師さんも、その奥村さんとは会ったことはあるんですか?」

(一二三の疑問に頷く)

武見「千早の場合は自分から首突っ込んだんだけどね」

千早「だって、破滅の運命が出てて、それが私たちにも波及していましたし……」

武見「千早がそう言うんならそうなんだろうけど」

一二三「……、占い、信じるんですか? あの、意外です」

一二三「リアリストだと勝手ながら思っていたので」

武見「千早以外の占いは信じる気にはならないけどね」

大宅「御船千早といったら占い界では有名だからね」

千早「いえ、まだまだ修行中の身なので」

一二三「はあ……」

(一二三はあまりピンと来てないようだ)

モルガナ(実際に占われないとわからないだろうな、あれは)

川上「占い師だったら、ひっく、なんとかできないのー?」

千早「あの、私そんなに万能じゃないので……」

千早「これでも占い師の本分を超えて、かなり動いた方なんです」

千早「ただ自らが破滅を求めているとなると、ちょっと私の経験が足りなくて……」

大宅「それで見捨てられなくなったコイツは絶対に自分を選ぶ」

大宅「で、それまで私たちの色々をぶっ壊す、と」

大宅「そういうわけにもいかないんだわ」

一二三「同感です」

一二三「盤面をひっくり返すような行為を許すわけにはいきません」

武見「私は割とどうでもいいけど」

大宅「冷めてるなー、こっちの先生は」

一二三「理由は?」

武見「世間知らずのお嬢様がヒステリー起こしたところでタカが知れてるから」

武見「放っておけばいい。自滅しようが知ったこっちゃない」



514: ◆86inwKqtElvs 2017/03/09(木) 20:45:20.00ID:PEyrVq6L0

川上「ないね、それはないね」

川上「少なくとも世間知らずのお嬢様だけではないね、絶対ない」

武見「まあ、怪盗団のメンバーなんて突拍子もないことは認めるけど」

千早「自滅で終わらないのも問題なんです」

千早「武見さんの認識は甘いです」

武見「わかってるよ」

千早「え?」

武見「…………」

武見「佐倉双葉のあの状態を見て、表情を変えなかったっていうのが本当の話なら」

武見「色々とヤバい子なのはわかる」

武見「あれを診てなかったら今私はここにいない」

モルガナ(……そっか、武見は双葉がパニくったのを診てくれてたな)

大宅「……とりあえず、全員危機意識は共有してるってことでオッケー?」

武見「千早、占いできないの?」

一二三「占い頼りでいいんですか……?」

千早「同じことを同じように占っても、同じ結果が出るだけです」

千早「なにか、とっかかりがあればいいんですけど」

一二三「川上先生は……」

川上「……zzz」

大宅「うわ、寝てるし」

千早「あの、川上先生! 起きてください!」

川上「はっ!? い、イチゴが、イチゴが潰されたと思ったら私の手だった!?」

千早「あの、川上先生が一番彼女について詳しいと思うんですけど」

川上「……うーん?」

川上「あー、無理無理無理」

川上「私あの子苦手なの、最初に脅された時からそう」

川上「二月のねー、あれいつだっけ?」

川上「まだその時は呵責があったみたいだけどねー」

川上「宣戦布告してから全部心の中に押し込めてやんの」

千早「……仮面」

千早「…………」

武見「なんか思い当たることが?」

千早「……いえ、こっちのワードは多分私たちじゃ無理かと」

千早「仲間だった皆さんで考えた方がいいと思います」

千早「分からないことが多すぎるので」



515: ◆86inwKqtElvs 2017/03/09(木) 20:47:04.56ID:PEyrVq6L0

大宅「こっち、ってことは、まだなんか占いに出たの?」

千早「彼の周囲全員に出たワードなんですが」

千早「『問いは問いのままでは解けない』」

大宅「なんじゃそりゃ?」

一二三「問いってなんですか?」

千早「うーん……考えてるんですけど」

武見「酔っ払い教師は何か心当たりないの?」

川上「…………」

川上「二択迫られた……」

一二三「二択ですか?」

川上「……えっと、まだあの子がこんな派手なことしでかす前ね」

川上「…………」

川上「吐きそう……」

千早「大丈夫ですか!?」

一二三「あの、お手洗い行きます?」

川上「…………、大丈夫、呑みこむ。勿体ないし……」

川上「そこの記者のおごりっていうから……」

大宅「……言ったっけ?」

武見「ごちそうさま」

大宅「取材費で落とすわ」

川上「……、『彼とそれと同じくらい大事なモノがあったらどっちをとる?』みたいなこと訊かれた」

川上「私の場合は教師という仕事で、怪盗団メンバーだと友情とかそういうのだと思う……」

川上「そういえば」

川上「目の前で少しずつ崩れていくのが見えるって言ってたっけ……」

川上「それが心を蝕む、って」

川上「それならいっそのこと自分の手で」

川上「そう言ってたな……」


全員「…………」


大宅「あー、少し考え方変えて、もしその子が何もしなかったらどうなってたかって考えてみる?」

大宅「どうなってただろうね?」

武見「…………」

一二三「どうあっても、わだかまりは残ったと思います」

一二三「他の人が想いを寄せていること、知ってしまったわけですし」

モルガナ(耳に痛いな)



516: ◆86inwKqtElvs 2017/03/09(木) 20:48:03.16ID:PEyrVq6L0

千早「そう、ですね」

千早「春さんは人の気持ちや流れに敏い方ですから」

千早「無視できなかったのかもしれません」

大宅「……それ解く方法探せってこと?」

(全員の目がこちらに向いた)


全員「…………」


千早「あの、すみません……」

武見「千早が謝る必要はない、全くないから」

一二三「…………」

一二三「それはあくまで奥村さんの見解であって、私たちもその考え方である必要はないんじゃないかと思います」

大宅「確かに。こんだけ暴走してる子の考えに付き合う必要はないよね」

川上「え……!?」

川上「…………」

川上「な、なるほど」

千早「確かにそういう見方は存在しますが……」

千早「……直接会ってないからこそ、そういう見方ができるのかもしれません」

千早「会ったら彼女の間違った覚悟で、問いが捻じ曲げられたでしょう」

千早「盲点でした……占い師ならいろんな角度から考えないといけないのに」

千早「解釈が間違っているからこそ、破滅の運命しかないと信じ切っているのに……」

武見「でもそんなに遠い間違いでもないでしょ」

武見「だからこそ深い関係の子たちはものすごく悩んでるんだし」

武見「一面は突いていると思う」

一二三「必要なのは、別の側面から考えること、ですか……」

一二三「……あの、申し訳ありません」

一二三「そろそろ帰らないと、家族が心配するので」

一二三「少し、一人で考えたいこともあるので……」

武見「私ももういい?」

千早「そう、ですね」

大宅「そっちの先生は大丈夫?」

川上「酔いは醒めた……ご心配なく」

大宅「まあ、今日ですぐなんとかなるとは思ってないけどね」

(これで解散となった……)



517: ◆86inwKqtElvs 2017/03/09(木) 20:50:17.60ID:PEyrVq6L0

『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「さすがに疲れたな」

モルガナ「でも、考えるとっかかりはできたはずだ」

モルガナ「確かにみんなどこかで見て見ぬふりをしてたことを、春は突きつけた。けどそれは完全じゃない」

モルガナ「明日、メンバー集合して、一緒に考えようぜ」

(相談をしたいとメンバーに集合をかけた)

(そろそろこちらのルートは見えてきたように思う)

モルガナ「だな!」

モルガナ「…………」

モルガナ「お前は大丈夫か?」

モルガナ「多分、明日みんなと話しあったら、そのまま春の説得に入ると思う」

モルガナ「もうお前が帰るまで時間がないからな」

モルガナ「ただ、ここまで来ている以上、間違っていようがもう引き返せないところまで来ているかもしれない」

モルガナ「そうであってもやるしかないさ。けどな」

モルガナ「完全に決まってしまう前に、誰かと話して落ち着くのも大事じゃないかと思うぜ」

 …………、

 誰かに電話してみようか……



1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三
0、誰とも話さない

>>519



518:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/09(木) 22:26:40.50 ID:vZ9x4xqr0

4を敢えて選んでみる
作者が好きに書いてくれていいんだけど、このどれ選ぼうかって考えるのがやっぱりいいな



519:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/09(木) 23:50:44.91 ID:dHTvdAMp0

6



521: ◆86inwKqtElvs 2017/03/10(金) 19:27:14.26ID:I60WiUAa0

(武見にかけてみよう……)

 プルルルル……プルルルル……

武見『もしもし?』

(武見の声はいつも通りに聞こえる)

武見『夜更かしは身体に悪いよ』

武見『何か用事?』

(…………)

(特に用があるわけではないのだが……)

武見『…………』

武見『厄介なモルモット君を好きになったものだよ、まったく』

武見『正直、私はあまり春って子に関して何かをすることにあまり積極的じゃない』

武見『理由はあまり自分でもわからないけど』

武見『本人が決めたことに、とやかく言いたくないのが大きいのかな』

武見『好きな子の為になんだってするってのはね』

武見『私もね、割とやっちゃうと思う』

武見『私の場合は、そんな破滅的な行動じゃないし、なんだかんだで分別ついてきちゃったけどね』

武見『私ってそういうタイプなんだよ、意外とね』

武見『じゃなきゃ、個人医院で一人で設備もないのに薬を研究なんかしないでしょ』

武見『その子きっと、君か自分の命どっちかを選べって言われたら』

武見『君を選ぶでしょ。間違いなく』

武見『話聞いてるとね』

武見『その子は君のことを手に入れたいっていうより』

武見『君の築き上げてきたものが壊れるのが耐えられない』

武見『そう感じるんだよね』

 …………、

 そうなのだろうか?

 そうかもしれない……

武見『病魔の浸食に対してどう反応するかは人それぞれだけど』

武見『私は見て見ぬふりという選択肢以外は、できるだけ肯定したい』

武見『自分の手でとどめを刺したいっていうのは、見て見ぬふりよりはましだと思う』

武見『ま、比較したら本当に少しだけってレベルね』

武見『薬がないなら、その選択も仕方ないって思う』

武見『薬がないならね……』

武見『…………』



522: ◆86inwKqtElvs 2017/03/10(金) 19:28:03.09ID:I60WiUAa0

武見『みんなそうだと思うけど』

武見『どっか不安なんだよ、君のこと』

武見『急にいなくなったり、戻ってきたと思ったらあのざまだし』

武見『掻き乱しすぎなんだよ、君は』

武見『他の女にもね、そっちに行くんじゃないかとか』

武見『そういう時、他の女に黒い感情を抱いても』

武見『まあ仕方ないでしょ?』

武見『…………』

武見『あるよやっぱり。嫉妬とかそういう感情は』

武見『そういうの、見せるのカッコ悪いから、隠したかったんだけどね』

武見『だって、君が私を助けたように、他の女も君に助けてもらってて』

武見『他の女を否定するって、君がその女を助けたことも否定することになる』

武見『だから、嫌だった』

武見『嫌なんだよ、そういう感情を持たされるのは』

武見『…………』

武見『もう夜更かしの時間はおしまいだよ、モルモット君』

武見『私より声聞く必要ある子がいる気がするけど』

武見『今は病魔を取り除くことを優先しなさい』

武見『それじゃ、お大事に』

(電話が切れた……)

モルガナ「話せたか?」

モルガナ「今日はもう寝ようぜ。明日はメンバーで相談だからな」



高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★☆☆☆☆☆☆

佐倉双葉
★★★★☆☆☆☆☆☆

奥村春
※※※※※※※※※※

御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★★★☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



526: ◆86inwKqtElvs 2017/03/11(土) 20:01:54.01ID:Wrun8Jiv0

 3月11日(土) 昼


《自室》


(メンバー全員に声をかけたのだが……)

モルガナ「祐介はどうした?」

真「ごめん、私の判断になったけど」

真「春のところに行ってもらってる」

真「鉢合わせたりしても困るから」

竜司「祐介なら大丈夫だろ、主に空気読まない的な意味で」

杏「竜司も大概だけど、竜司だと挑発乗っちゃいそうだしね」

竜司「もういい、俺を信用してないことは知ってる」

竜司「正直、今の春と話したくないしな……」

双葉「…………」

真「双葉、大丈夫?」

双葉「……うん……」

モルガナ(大丈夫そうには見えないが、そう言ってられる場合じゃない、か)

杏「それでさ」

杏「結局のところ、今の春を説得する方法なんてあるの?」

モルガナ「パレスの攻略と一緒さ。歪みには核、オタカラがある」

モルガナ「今の春がまともじゃないのはわかってるだろ?」

モルガナ「ヒントは出揃ってるはずだ」

竜司「なんでそう思うんだ」

モルガナ「ワガハイの勘だ」

竜司「勘かよ!」

真「まあミステリーだと情報が出揃ったかどうかはわかるけど」

真「実際には今ここにある情報だけで考えないといけないんだから」

真「春は二択を迫ってる」

真「私たちは別の解答を示さないといけない」

杏「春が何もしなくてもきっと壊れていた、か」

杏「そうかもね……」

双葉「…………」

双葉「春は私たちが別の解答を見せたとして」

双葉「それで納得してくれるのか?」

モルガナ「そこだ」



527: ◆86inwKqtElvs 2017/03/11(土) 20:03:03.49ID:Wrun8Jiv0

モルガナ「思い込み、仮面、いろんな言葉で言われてきたが」

モルガナ「ワガハイたちの言葉でいうと、春はパレスを作ってる」

モルガナ「それも意図的に、だ。自ら認知を歪めようとしている」

真「意図的に、自分からパレスを作ってる状態……」

真「ならこちらもルートを確保しないといけない」

モルガナ「そうだ」

モルガナ「今のワガハイたちに、異世界に行く方法はない」

モルガナ「だから今の春にこの世界がどんなふうに映っているかはわからない」

モルガナ「パレスの外郭を、ワガハイたちは何としてでも見つけないといけないんだ」

竜司「こうして考えると、異世界ナビは便利だったよな」

竜司「スマホに名前と場所とキーワードを入れればよかったんだからよ」

真「それね」

竜司「へ?」

真「結局やる事って、それなんだと思う」

杏「うん。わかりやすくなったかも」

竜司「そ、そうか?」

双葉「…………」

モルガナ「じゃあどう見つけるかだな」

真「多分、みんなも思ってたんじゃないかと思うけど」

真「春、お父さんの真似してないかな」

杏「それは思った」

竜司「んー、そうなのか?」

双葉「交換と対価」

竜司「あ? なんだ急に」

双葉「『差し出すものが大きければ大きいほど、手に入れるモノの価値は高まると思うの』」

双葉「『犠牲が大きければ大きいほど』」

双葉「『裏切ったモノが大きければ大きいほど』」

双葉「そう言ってた」

双葉「春のお父さんも似たようなこと言ってた」

双葉「正確にはシャドウだけど」

双葉「『損は裏切ってでも取り返せ』とか」

双葉「私たち連れてみせた時、春のお父さんは春が私たちを差し出したと思って喜んでた」



528: ◆86inwKqtElvs 2017/03/11(土) 20:03:50.47ID:Wrun8Jiv0

モルガナ「…………」

モルガナ「そう考えると、春は今」

モルガナ「『父親の考えていた理想の娘』を演じているのかもな」

モルガナ「奥村の娘っていうのは、春の中でずっと心の中にあったのかもしれない」

竜司「けどよ、父親のやり方はずっと否定してただろ」

真「……でも、それしかないって思ったら」

真「自分の武器がそれしかないって思ったら、記憶の中の父親のやり方に頼るのかもしれない」

真「嫌でも頼ってしまうのかも」

杏「…………」

モルガナ「杏殿はどう思う?」

杏「……何だろう、上手く言えないけど」

杏「双葉の話聞いて、なるほどって思ったんだけど」

杏「途中からずれた気がした」

杏「春が父親のやり方を演じてるのは、意識的にでしょ?」

真「意識的に歪もうとしてるんだから、そうだと思うけど」

杏「なんだろう、なんでそもそも歪もうとしてるのかなっていうとこになるんだけど」

竜司「ハッキリ言ってくれ、わけわかんねえ」

杏「いや、私もハッキリは分かってないんだけど」

モルガナ「『仮面に合わせた言動をしなければならない』」

モルガナ「まあなんだ、占いではそういう結果が出てた」

モルガナ「つまり、『歪まなければならない』って思い込んでる」

モルガナ「それもかなり根強いらしい」

真「その占いは信じていいのね?」

(ハッキリと頷くと全員その情報を信用してくれた)

真「わかった。じゃあそれでいきましょう」

真「でもそれは、自分の武器がそこにしかないと思い込んでるからじゃないの?」

真「私はそれで結構、納得できてしまうんだけど」

モルガナ「占いの情報だと、『何か過去に現在と似たような経験があった』」

モルガナ「『現実に似ているというのではなく、あくまでも春にとって』……と言ってたな」

杏「……うん、やっぱりなんかどっかでずれてる」

杏「多分、春もわかってない気がする。変だもん、なんか」

真「仮面をかぶるって言うと、怪盗団に入った時、じゃなくて、怪盗に目覚めた時かな」

真「ペルソナに目覚めた時は、あくまでちゃんと意識してなかっただけなんだったっけ」

双葉「うん。そう……」

竜司「それってつまり、父親に反抗するって決めた時だろ?」

竜司「なんかやっぱ変だな。ややこしい」

竜司「嫌っていた父親のやり方真似たりとか、わけわかんねえ」



529: ◆86inwKqtElvs 2017/03/11(土) 20:04:23.11ID:Wrun8Jiv0

杏「でもわからなかったら、私たちが答えを示しても春は撥ね退けるんでしょ?」

真「その可能性は高いと思う」

竜司「そもそも、その答えって、考えてるのか?」

杏「考えた」

真「え!?」

双葉「な。なんだ!?」

モルガナ「マジでか!?」

杏「これしかない……と思う」


 …………、


真「……確かに、それしかないとは思う」

真「けど……」

双葉「…………」

竜司「……そもそも、いいか?」

竜司「お前らは、春が戻ってきて大丈夫か?」

竜司「結構ひどいこと、言われたりされたりしたんだろ?」

竜司「お前らがそれを許せないなら、無理だろ、その案」

双葉「…………」

真「…………」

杏「…………」

杏「ごめん、女子だけにしてくれない?」

杏「いや、えっと」

杏「ごめん、真、外に出たいかも」

杏「ちょっと外の空気吸いたい」

真「いいけど……」

双葉「……私は……?」

杏「ごめん」

杏「双葉には、見せたくない」

双葉「……、わかった……」

(杏は真を連れてルブランの外に出て行った)

竜司「杏のやつ、大丈夫か……?」

モルガナ「杏殿……」

双葉「…………」

双葉「私……」

双葉「…………」



530: ◆86inwKqtElvs 2017/03/11(土) 20:05:33.41ID:Wrun8Jiv0

《ルブランの外》


杏「…………」

真「大丈夫?」

杏「……私の言ってること、すごく……都合がよすぎるとは思う」

真「けど、それしかないと思う」

真「確かに難しいけど、だからこそ諦めてしまったんだと思う」

真「春も、みんなも」

真「だから、一回本当に無理か、確かめてみないといけない」

杏「真は、大丈夫なの?」

真「…………」

真「杏が大丈夫なら、大丈夫」

真「私は特に何もされてない」

真「その価値もなかったんだろうしね」

真「でも、杏は違うでしょ」

真「春からかなり、きついこと言われたり……」

真「見せつけられたり、したんでしょ?」

杏「……っ!」



 ――春『言ったよね、私たちは彼を巡っての敵同士になってる』

 ――春『杏ちゃんはそれを否定しようとしてる、私を仲間に連れ戻すことで』

 ――春『それ、今でも同じこと思える?』


 ――春『今、杏ちゃんは仲間に対して怒ったんじゃない』

 ――春『女の子として、私に暗い感情を抱いてる』



杏「――――っ!!」



531: ◆86inwKqtElvs 2017/03/11(土) 20:07:18.63ID:Wrun8Jiv0


真「杏!? 大丈夫!?」

杏「…………」

杏「大丈夫……じゃないかも」

杏「わかんない……!」

杏「春のこと、許せないまま終わるのかな」

杏「胸の中のグチャグチャ、消えないっ……!」

杏「どうしてもっ……!!」

真「…………」

真「それでも、あんな答え出せたんだ」

真「杏は凄いね」

杏「違う……っ!」

真「そう。少し違うと思う」

真「無条件に許す必要なんて、あるの?」

真「春は間違ったことをし続けてる。今もずっと」

真「だったらどこかで正さなければならない」

真「それは無条件に許したら、できないと思う」

真「それは杏の出した答えとも、違う」

杏「真……」

真「私は杏の答えに乗る」

真「春の甘い言葉より、杏の……本当にきついけど」

真「そっちの答えに、私は賭ける」

真「一番その答えを出すのが難しいはずの杏が出した答えなんだから」

真「大丈夫」

杏「…………」

杏「ごめん」

真「謝らないで」

杏「……ありがとう」

杏「もう大丈夫。戻る」

真「うん」

真「戻ろう」



532: ◆86inwKqtElvs 2017/03/11(土) 20:09:20.05ID:Wrun8Jiv0

《自室》


(二人が戻ってきた……)

モルガナ「杏殿」

竜司「大丈夫そうだな」

杏「バカ竜司に心配されるなんてすごいショック……」

竜司「お前たまには素直になれよ!」

杏「ウソウソ。冗談」

杏「ありがと。心配かけてごめん」

竜司「へっ」

杏「できればその、さっきの答え実現する為に、動きたいんだけど」

杏「身体動かした方が気が楽になるし、あまり時間もないし」

モルガナ「けど、春のパレスの外郭はまだ全部はわかってないぞ」

杏「うん。そうだよね……」




 …………、


 ヒントはなかっただろうか?

 真が折れそうになった時、気付いたことがあったはずだ。


 ――モルガナ『春はまだそこまで割り切れてないんだよ。心の奥底では、まだ』


 ならば無意識に、言動に表れていないだろうか?

 何か妙な、曖昧で中途半端な言動がなかっただろうか?

 その理由が良心でもなく、意識しての行動でもなく、実は全く別の理由から来る無意識の言動だったとしたら――

 キーは誰にある?



1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉

5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三


↓5レスで多いキャラ



533: ◆86inwKqtElvs 2017/03/11(土) 20:13:00.97ID:Wrun8Jiv0

今日はここまでです。あ、安価は↓5レスです。エンド変わるので頑張って考えてみてください。

やっとここまで書けた。やたら伏線貼る癖は自分の悪い癖なんです。
べっきぃや武見先生は、書いてるうちにキャラ掴めたというか。書く量が多かったですから自然とそうなったのかもしれません。
べっきぃはとにかく書きやすかったです。等身大ですしね。スキルは等身大じゃないですけど。

春と祐介の二人の会話もあるのですが、春は今無理してますけど基本どっちもボケなのであんまり話が進みません。
でも一応投下します。



534:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 21:00:51.10 ID:RD47xwsS0

7、ちょっとボケてみる。
まあべっきぃは春覚醒前にやりあった唯一の人だしね
正解はまあ、違うだろうけどなー、
考えてる通りなら、>>1すげえ!って素直に褒めるな



535:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 21:03:15.84 ID:qca7IgIbO

3



536:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/12(日) 00:00:37.21 ID:Bo0atSEW0

3



537:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/12(日) 01:01:48.22 ID:Zrdf1f1BO

スレ主に忠告。この安価、考察なしのは無視した方がいいぞ。
さすがに重みがあるやつだから、これは慎重になるべきかと。

安価は下に回す。



538:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/12(日) 01:28:39.56 ID:RdDh9ZRR0





539:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/12(日) 02:06:45.18 ID:dT3uq4pM0

3
双葉だけ特別視してたから



543: ◆86inwKqtElvs 2017/03/12(日) 17:46:21.05ID:BhWQ4hlO0

(双葉が説得してみないかと提案してみた)

双葉「え……」

杏「え、それは……」

真「ちょっときついんじゃ……」

竜司「…………」

竜司「双葉はどうなんだよ?」

双葉「……、わ、私は……」

双葉「今の春は、嫌だ」

双葉「前のぽわんとした春がいい」

双葉「あんな目で見下ろすような春は、春じゃない」

双葉「嫌だ、けど」

モルガナ「怖いか?」

双葉「…………」

竜司「前の時は悪かった」

竜司「けどよ、双葉がああなるってわかっていても、やっぱり俺は早く双葉に話しておけって言ってたと思うぜ」

竜司「双葉もよ、ガキ扱いされて話から外されて、今も杏や真に任せて」

竜司「違うだろ、それ。仲間だったら春に言ってやれよ」

杏「…………」

真「…………」

双葉「……ここを」

双葉「ルブランを守るって、私は決めてる」

双葉「春は全部壊そうとしてるなら、私は許しちゃいけない」

双葉「豹変した春に怯えてる場合なんかじゃ、無かった」

双葉「ダメなんだ、それじゃ。また失くしてしまう」

双葉「杏、真。二人とも」

双葉「春の説得、私に任せてほしい」

双葉「頼む」

杏「……双葉」

真「……ごめんね」



544: ◆86inwKqtElvs 2017/03/12(日) 17:46:47.68ID:BhWQ4hlO0

真「どっかで、守らないとって思ってたのかも」

杏「立場は同じなのに。双葉の気持ち、考えてなかった」

双葉「い、いや、あんな無様な姿見せたんだし」

双葉「みんながそう思うのは、仕方ないと思う」

双葉「けど、ならきっと、春もそう思ってるなら」

双葉「意表はつけるんじゃないかと思う」

モルガナ「それだけじゃないと思うぜ」

モルガナ「だろ、ジョーカー? 何か思うところがあるから双葉を選んだんだろ?」

(モルガナの視線に頷いてみせた)

真「わかった」

真「私は段取り付ける」

真「杏の答え、実現しないとね」

杏「うん」

杏「実現できるってわかったら」

杏「あとは双葉に、任せる」

双葉「…………」

双葉「任された!」

モルガナ「よし、決まりだな」

双葉「私は二人が段取り付けている間」

双葉「もっと春のことを考えてみる」

双葉「大丈夫」

双葉「私はナビだ。真実を見つける」

双葉「見つけてみせる。必ず」

真「任せたわ」

杏「じゃあ、行ってくるね」

竜司「あー、俺も付いていこうか?」

竜司「お前ら二人だけじゃややこしくなりそうだし」

モルガナ「いないよりかはマシか、ついていってやれ」

(三人が出て行った……)



545: ◆86inwKqtElvs 2017/03/12(日) 17:50:18.92ID:BhWQ4hlO0

ここまで書いて、春と祐介のボケ同士の会話を書こうか悩んでます。

1、必要
2、早く次に行こうぜ


ところでペルソナ使いはパレス出来ないらしいですね。そういう設定があるらしいです。
なので春はあくまでも『歪みを作ろうとしている』になります。バッドエンドの春は、イメージとしては本当に歪むというよりは、歪みを演じ続けるが近いです。小ネタでした。



546:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/12(日) 18:15:14.07 ID:dT3uq4pM0

1
祐介にも出番あげて



547:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/12(日) 18:22:47.26 ID:W8tIRrTS0

子供扱いしていた双葉に反撃されると色々春も思うところありそう。春は子供扱いしてないかもだけど

>>1が辛くなければ1かな。

春「ごめん。その話、後でいいかな」

二人の絡みはこの印象しかない



548: ◆86inwKqtElvs 2017/03/12(日) 20:40:00.55ID:BhWQ4hlO0

では春と祐介の絡み書いてみたいと思います。
どっちも独特の美学あるのですっとんきょうになりそうです。
もちろん今の春は普段とは違うんですけど。
現実のホワイトデーに間に合わせたかった……



549: ◆86inwKqtElvs 2017/03/13(月) 20:12:01.98ID:fAcYjDcp0

《春の家・リビング》


春「マコちゃんも来るって聞いてたんだけどね」

祐介「俺もそう聞いていたんだが」

祐介「正直、俺だけここにいても何かあるのか?」

春「私に聞かれても……」


 ――――


モルガナ「え、祐介も騙したのか?」

真「騙したって言ったら悪いけど、見張っててって言ったら春気付きそうだしね」

竜司「祐介も真が来るって思ってるんだろ? ひでえな、それ」


 ――――


祐介「まあ用事があるんだろう」

春「用事、か」

春「……紅茶でいい? ストレート? ミルク?」

祐介「じゃあストレートで頼む」

祐介「できれば日本茶がいいのだが」

春「ごめんね、日本茶詳しくないの」

春「茶道は習ってないんだ。勉強した方がいいかな」

春「とりあえず、今ここには紅茶しかないから、ごめんね」

祐介「コーヒーはないのか?」

春「身体が受け付けなくなっちゃったんだ」

祐介「そうか……」

祐介「竜司が心配していた」

春「そう」

春「何も心配はいらないのにね。上手く壊れていっているってことだから」

祐介「春、」

春「このことについて何か言うつもりなら、祐介くんも対象にするよ」

春「できれば壊すのは彼に好意を持つ女性だけにしたいんだけど」

春「理由をこじつけられるなら八つ当たりしてもいいかなっていうぐらいには、気が立ってるから」

春「それで、何か言いたいの? 祐介くん」

祐介「……、なんでもない」

祐介「俺が言えることはないんだろう」

春「分かってくれて嬉しいな。じゃあ淹れてくるね」

祐介「ああ」



550: ◆86inwKqtElvs 2017/03/13(月) 20:13:23.15ID:fAcYjDcp0


 …………、


祐介「…………」

春「お待たせ。祐介くん、その絵興味あるの?」

祐介「珍しい絵があると思ってな」

祐介「今でこそこの画家は評価されているが、それはつい最近だ」

祐介「この絵はいつからある?」

春「いつからだろう。この家が建った時にはもうあったように思うけど」

春「10年は前になるかな」

祐介「では評価される前だな」

祐介「春の父親は、絵画に興味があったのか?」

春「私が知る限り、お父様にそういう趣味はなかったな」

春「付き合いと投機目的で買ったんだと思うよ」

春「祐介くんには面白くない話でしょ? 芸術をビジネスにするっていうのは」

祐介「そうだな」

祐介「だがビジネス目的だったにしろ、世間の評価を得る前にこの画家を評価していたということは」

祐介「春の父親は慧眼の持ち主ではあったんだな」

春「どうなんだろうね」

春「モノの性能を見る目としてはあったんじゃないかな」

祐介「そうか……」

春「良かったら別の部屋にある絵やオブジェも見る?」

春「何だったら、譲ってもいいよ」

祐介「いいのか!?」

祐介「あ、いや」

祐介「思い出の品だろう?」

春「その価値をわかる人に譲った方が絵も喜ぶよ」

春「ちゃんと愛してくれる人に」

春「他のもそう。色々とお父様の遺品はあるけど」

春「私じゃ使い道のないモノばかりだから。買い手や譲り手探してるんだ」

春「絵や彫刻とかは、祐介くんに聞いた方がいいよね、うん」

祐介「絵の価値は世間の評価だけで決まるものではない」

祐介「同じ家に何年も一緒にあったんだ」

祐介「思い入れはあるだろう?」

春「投機目的で買われた絵に思い入れ持ったって仕方ないよ」

祐介「…………」



551: ◆86inwKqtElvs 2017/03/13(月) 20:14:36.57ID:fAcYjDcp0

春「ん。何か、思い出させちゃったかな」

祐介「ちょっと、斑目のことをな」

春「……ごめん。祐介くんには辛い言葉だったね」

祐介「いや……」

祐介「お茶をいただこう」

春「召し上がれ」

祐介「ほう。美味いな」

春「ディンブラ産なんだ。私の中では一番バランスが良くて好きなの」

祐介「ディンブラ?」

春「スリランカの地方の名前。紅茶知ってたら有名な名前なんだよ」

祐介「そうなのか。春はミルクティーなのか?」

春「ううん、これはソイティー」

春「豆乳入れてるの。植物性のたんぱく質だから、食欲ない時にはいつもこれ飲んでる」

祐介「空腹は辛いな」

祐介「空腹の辛さは俺もよくわかる」

春「空腹じゃなくて食欲がないんだけど」

祐介「空腹も極限になると食欲がなくなる」

春「そうなんだ、知らなかった」

祐介「今月もきっとそうなるな」

祐介「画材やモチーフがいいのが出過ぎてな」

春「じゃあ、何か食べてく? お昼ご飯まだでしょ?」

祐介「魚がいいな。和食ならなおいい」


 ――――


真「祐介には春も強く言わないと思うんだけど」

杏「どうだろう、けどあれで祐介も図々しいところあるからね。変な気の使い方したりはするけど」

竜司「あったりまえのように要求したりな。じゃがりこいくつ食われたか」

杏「素だからかな、いつの間にかあげてるんだよね」

真「そもそも春はたかりについてはあまり怒りそうにない気もするけど」

杏「たかってる方もたかられてる方もその意識がないんじゃない?」

竜司「金銭感覚が真逆だからな」


 ――――


春「うーん、やっぱりなかった」

春「そもそも食材がなかったよ。何か出前でもとる?」

祐介「それだと春が何も食べられないだろう」

春「私はいいよ、最初から食べるつもりなかったから」

祐介「それでは意味がない」

春「そうなの?」



552: ◆86inwKqtElvs 2017/03/13(月) 20:15:49.83ID:fAcYjDcp0

祐介「買い出しに行こう」

春「そうだね、さすがに食材ないのは困るかな」

春「荷物持ってもらっていい?」

祐介「近くにスーパーがあるのか?」

祐介「というか、春はスーパー行くのか?」

春「近くに成城石井があるよ。よく行くから大丈夫」

祐介「聞いたことないスーパーだな」

春「そうなんだ。ローカルなのかな?」

祐介「試食コーナーはあるのか?」

春「あると思うけど普段は利用したことないの。せっかくだからチャレンジしてみようかな」


 …………、


春「荷物持ってくれてありがとね。助かったよ」

祐介「……、春」

春「?」

祐介「カード決済って普通なのか?」

春「デビットカードだから。計算しなくていいしね」

祐介「デビ……」

祐介「悪魔でも呼び出すのか?」

春「? 違うよ」

祐介「もしかしてプラチナカードとか持っているのか?」

春「私、クレジット持ってないよ」

祐介「え、持ってないのか?」

春「祐介くん、なんだかそのあたり色々と誤解してないかな」

春「細かいやり取りが面倒だからカードにしてるだけだよ。普通だよ」

祐介「…………」

祐介「そうか、普通か。そうだな」

春「それで、色々祐介くんのオーダーに従ったけど、何作ろうか?」

祐介「ふむ、俺が作ろう」

祐介「台所貸してもらえるか?」

春「え、でも」

祐介「一食浮かせてもらうんだ、これぐらいはやるさ」

祐介「食欲がなくても食べれる料理か」

祐介「ふむ。……うむ」

祐介「イメージができてきたぞ……!」

春「スーパーの時点でイメージ教えてくれればよかったのに」



553: ◆86inwKqtElvs 2017/03/13(月) 20:16:22.90ID:fAcYjDcp0

春「でも祐介くんの創作料理楽しみ」

春「すごい料理できそう」

祐介「任せておけ、これでも食にも美学はある」

祐介「普段は実践できないが、今日は色々と試してみよう」


 …………、


春「見た目がすごいね」

春「色彩がすごい、見たことない色してる」

祐介「やはり料理は見た目だからな」

祐介「食欲をそそるだろう?」

春「そうかな?」

春「でも面白そう。もらうね」

春「いただきます」

春「…………」

春「想像と違った味」

春「食の世界って広いね」

祐介「そうだろう、そうだろう」

祐介「俺ももらおう」

祐介「…………」

祐介「想像と違うな」

春「だよね。不思議な味」

祐介「そうだな、食の世界は広い」

祐介「そして面白いな。勉強になった」

祐介「食べれるか?」

春「柔らかいから大丈夫」

祐介「ならよかった」



554: ◆86inwKqtElvs 2017/03/13(月) 20:17:19.95ID:fAcYjDcp0

 ブーブー、ブーブー、


春「ごめんね」

春「…………」

祐介「どうした?」

春「彼から」

春「『今日で全部決める』」

春「『ルブランで待ってる』って」

春「祐介くん、エスコートお願いできる?」

祐介「俺もいていいのか?」

春「そうだね。あとで祐介くんからも訊いてみた方がいいとは思うけど」

春「祐介くんの役目はきっとそれだから」

春「……やっと終わりにできる」

祐介「…………」

祐介「今の俺に、今の春を描く力がないのが残念だ」

祐介「愛の為に狂おうとする人間というのは、モチーフとして素晴らしいはずなんだが」

祐介「仲間がそうだと、割り切れないな」

春「もう仲間じゃないっていうのは置いておいても、それは人間としては美徳じゃないかな」

春「ただ、そういうものを捨て去ってこそ得られるものって、あると思うんだ」

祐介「美徳が押し込める殻となるのか?」

祐介「俺の美学とは合わないな」

春「そっか。祐介くんの美学は尊重したかったけどね」

春「ただ、破滅の美というのもあると思うよ」

祐介「だろうな。だからこそモチーフとしては否定しない」

祐介「それでも俺の美学には合わない」

春「……これ以上は、八つ当たりになりそうだからやめとくね」

祐介「そうだな。求められない限りは当事者で話を付けてくれ」

祐介「俺には立ち会い位しかできないからな」

春「充分だと思うよ。きっと」

春「あ、さっき買った日本茶淹れようか?」

祐介「そうだな、もらおうか」



 …………

 ………

 ……



566: ◆86inwKqtElvs 2017/03/20(月) 19:58:23.35ID:zLMedtuF0

《ルブラン》


(怪盗団メンバーは祐介が春を連れて来れば揃うことになる)

双葉「…………」

竜司「双葉がパソコン弄ってないとなんか変な感じだな」

惣治郎「一回思考に集中しちまったら周りの声聞こえねえからな」

杏「春は?」

真「祐介がついてるからちゃんと来るはずよ」

双葉「――よし、これで合ってるはず」

双葉「大丈夫、これでおかしなところはない、はず」

双葉「けど……」

真「大丈夫。私は双葉に全部預けたから」

真「責任を押し付けるとか、そういうことじゃなくて」

真「この結果を、私たちは背負うよ。一緒に」

杏「うん」

杏「どのみち、私や真じゃ駄目そうだしね」

モルガナ「ただ、単に伝えればいいってもんじゃないぞ」

モルガナ「納得させないといけないし、向こうも感情逆撫でさせてくるだろうしな」

双葉「大丈夫、これでも煽り耐性はある方だ」

惣治郎「ネットの文字での攻撃と面と向かって悪意ぶつけられるのは全然違うぞ、わかってるだろうが」

惣治郎「はあ、女同士の修羅場ってのはいつ見ても胃がキリキリするねえ」

双葉「惣治郎は修羅場何度も見たのか?」

惣治郎「は、俺だって昔は――」


 カランコロン


惣治郎「……いらっしゃい」

春「こんにちは、おじ様」

春「勢ぞろいだね」

双葉「……春」

春「双葉ちゃん、思ってたより元気そうだね。よかった」

双葉「……よかった?」

春「前みたいに話にならない姿見せられたら、さすがに困るからね」

双葉「……心配してもらわなくても」

双葉「今の春みたいな三流にどうこうできるわけがないからな、この場所は」

春「…………」

春「三流?」



567: ◆86inwKqtElvs 2017/03/20(月) 20:08:56.45ID:zLMedtuF0

双葉「三下とでも言い換えてもいいぞ」

双葉「春が春のままだと思っていたら本当に脅威だっただろうけどな」

双葉「前は堕ちてることを知らなかっただけだ。今の春なら、何も怯える必要はない」

春「……へえ」

春「言ってくれるね、双葉ちゃん」

春「二人はいいの? さっきから言葉を挟まないけど」

杏「私はやることは全部やったから」

真「あとは双葉に託してる、それだけ」

春「そう」

春「じゃあその安い挑発に乗ってあげるよ、双葉ちゃん」

春「でも、一ついいかな?」

双葉「なんだ?」

春「一人の女の子として扱ってほしいならね」

春「話し合いに保護者同伴っていうのは、どうかなって思うよ」

春「それとも、おじ様やみんながいないと、やっぱり一人じゃ私と話せないのかな?」

春「子供扱いしてほしいならそれでもいいよ? でもそんな子の言葉、誰かに届くかな?」

春「話し合いのテーブルについてほしいならね、お互いに対等じゃないといけない」

春「違う?」

双葉「…………」

(双葉の目に迷いが見える……)

モルガナ(春のやつ、ワガハイたちのフォローを断ち切る気か?)

春「怖いのかな? たかが三流相手に」

双葉「…………」

双葉「みんな、春と二人にしてほしい」

モルガナ(どうする?)


 どうするべきだろうか……

1、双葉に任せる
2、ペースに巻き込まれない方がいい


>>569



568:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 20:34:43.73 ID:R2UzwzmY0

分からん・・・2?



569:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:14:54.16 ID:HoDOK/I30

1双葉に任せる



571: ◆86inwKqtElvs 2017/03/20(月) 22:40:22.53ID:zLMedtuF0

(双葉に任せると決めた以上、双葉に任せよう)

(全員に目で出るように伝えた)

モルガナ「ジョーカーも残るんだよな?」

双葉「ジョーカーは」

真「当事者よ、話し合いに参加しない理由の方がないと思う」

春「なんでもいいよ。さすがに彼抜きで話すとは思ってないから」

春「ジャッジは必要だしね」

春「そういうことにしておいてあげる」

双葉「随分余裕だな、春」

春「そう見える?」

モルガナ「……みんな、行こうぜ」

真「……少しだけ、いい?」

春「何かな、マコちゃん」

真「もし双葉を決定的に傷付けたら、私たちは絶対に春を許すことはできない」

真「私はそれを許さない」

春「そっか」

春「怖いね。でもいいことを聞いたよ」

春「今から起こる事を済ませちゃえば、全部決まるってわかったのは嬉しいな」

春「マコちゃんも中途半端を止めて、面倒なことが少なくなったしね」

真「面倒、か」

真「今の春にとっては人間関係は目的を達成するための手段に過ぎないのね」

春「それが?」

真「……行こう、みんな。マスターも、お願いします」

惣治郎「あいよ」

(全員出て行った……)



572: ◆86inwKqtElvs 2017/03/20(月) 22:49:33.92ID:QVYoSkh10


 フッザケテル ドコマデモフザケテル ハルノバカッッ!!

 ワーマコトガキレタ オチツケ ソトデワメクナ モトハトイエバリーダーガ ドンガラガッシャンダン!!


双葉「……真、大分キレてるな」

春「正直、マコちゃんはそっちの方がらしいよね」

春「中途半端な方が怖くはないけど、面倒ではあるのは確かだし」

双葉「本当に怖いのか?」

春「怖いよ」

春「怖いし、裏切るのはこっちだって痛いんだよ」

双葉「…………」

春「何を言ってるんだ、って思ってるのかな。仕方ないよ、理解してもらおうとは思わない」

春「けど間違いなく、最初は本当に辛かった」

春「でもね、最近はだんだんと愉しみ方を覚えてきたよ」

春「暗く黒い感情を刺激するのって、とっても面白いの」

春「ここを潰したらどうなるのかなって、とっても愉しみなの」

双葉「――させない」

双葉「それは間違いだって証明してやる」

双葉「私のペルソナは真実を見抜く」

双葉「春のルートが間違いで、こっちのルートこそが真実なんだって証明してやる」

双葉「完膚無きに、納得させてやる」

春「――そっちが真実なら私は裏切りだよ」

春「そっちが真実だというなら、私はそれを裏切ってみせる」

春「全部裏切って、切り捨てて、欲しいものを手に入れてみせるから」



582: ◆86inwKqtElvs 2017/03/21(火) 20:50:16.77ID:1lgU0BZh0

春「それで、何が言いたいの? 双葉ちゃんは」

双葉「…………」

双葉「なんでお前が三流なのか、教えてやる」

双葉「杏に言ったことを聞いた」

双葉「『だったらいっそ、自分の手で思うがままに全部を壊してしまいたい』」

双葉「『それってそんなに、おかしな気持ちかな?』」

双葉「おかしいに決まってるだろ、そんなの。馬鹿か」

春「…………」

双葉「私の知ってる春ならそんなレベルの低いことはしない」

双葉「壊れる前に、あらゆる手を尽くすはずだ」

双葉「けど、お前は諦めた」

双葉「だから三流に堕ちたって言ったんだ、わかったか」

春「その三流に、双葉ちゃんも含めてさんざん振り回されたんじゃないかな?」

春「じゃあみんなはなんなんだろうね?」

双葉「みんな、お前が春のままだと思っていたからだ」

双葉「『父親の考えていた理想の娘』なんだろ? 今のお前の設定は」

双葉「お前は一度決めた設定にのめり込むもんな」

春「…………」

春「……、それで?」

双葉「味方を裏切り、差し出して、敵を翻弄して、欲しいものをなりふり構わず手に入れる」

双葉「ま、適性はあった。お前のペルソナが『裏切り』を内包していることは間違いないから」

双葉「みんな大慌てだった。けどな」

双葉「私たちは一度お前の父親に勝ってるんだ」

双葉「二番煎じに負ける理由はない」

春「…………」

春「はあ」

春「ねえ、その程度なら、本当にこの場で終わらせるよ?」

春「その程度の言葉で揺らぐと思ってるのかな」

双葉「逆に訊く」

双葉「お前は気付いているのか?」

双葉「お前は一回父親のやり方を否定しているのに、なぜその“設定”を選んだのか」

春「……さあ、やっぱり血なんじゃないかな」

春「小さいころから特等席で見ていたんだもの。嫌でも心に染みつくよ」

双葉「違う、そうじゃない」

双葉「お前はそのやり方を選ばざるを得なかった」

双葉「それは私たちの知ってる春にはなかったもので、だからみんな混乱した」

双葉「ジョーカーにこう言ったんだってな」



583: ◆86inwKqtElvs 2017/03/21(火) 20:51:14.54ID:1lgU0BZh0

双葉「『自分は自由の為に、父親を裏切った』」

双葉「この言葉が既におかしいんだ」

双葉「私たちの知ってる春は、自分の自由と、父親の心のために動いてた」

春「…………」

双葉「けど……、改心自体には成功しても」

双葉「結果を見る前に、春の父親は……、」

春「――だめだね、双葉ちゃん」

春「言葉を詰まらせる双葉ちゃんを見るとね、今すぐ壊したくなってくる」

(明らかに春の雰囲気が変わった……!)

双葉「……っ!!」

春「傷付けるのが怖くなったのかな? その程度の覚悟もなかったのかな?」

春「それとも現実がわかってなかった? 覚悟をした“つもり”になってた?」

春「ねえ、なんで双葉ちゃんがみんなから外されていたかわかる?」

春「みんなね、双葉ちゃんを守ろうって思ったからだよ」

春「守らないといけないほど、弱いからだよ」

春「私が提案した時、杏ちゃんもマコちゃんも全然反対しなかった」

双葉「…………」

春「さっきから私のことを心理分析してくれてるけど」

春「私にだって今の双葉ちゃんが何を考えてるのかぐらいわかるんだよ」

春「さっきから私のことを名前で呼ぼうとしてないよね? ずっとお前って言ってる」

春「無意識に分けて考えてるからでしょ? 仲間だった頃の私と、今の私を」

春「それとも双葉ちゃんの言う私の“設定”のように、意識的にそうしてるのかな?」

春「だとすれば余計に愚かな話」

春「ねえ双葉ちゃん。今目の前にいるのはね、あなたの居場所を壊そうとする“敵”なんだよ」

春「敵相手に戸惑いを見せるの?」

春「だからみんな、双葉ちゃんは戦えないって思って、黙ってたんだよ」

春「そしてそれは間違ってなかった」

双葉「………ぁ」

春「今から双葉ちゃんを決定的に傷付けてあげる」

(春が双葉の方に手をゆっくりと延ばしていく……)

双葉「――――っ!?」


 自分はその手を、


1、止める
2、止めない



584: ◆86inwKqtElvs 2017/03/21(火) 20:53:21.94ID:1lgU0BZh0

↓3レスで多い方

これから何回か選択肢出てきますけど、間違えたら乗り越えられずどっかからやり直しになるかもしれないので気を付けてください
そのあたりは本編と同じく、はい。



585:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/21(火) 21:04:42.27 ID:4Pnq4CC30

この判断メッチャ怖いな!
2で



586:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/21(火) 21:06:51.76 ID:V+8/qJxYO

2



587:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/21(火) 21:48:47.16 ID:z7kig9NI0

2でしょ



588: ◆86inwKqtElvs 2017/03/21(火) 21:55:02.73ID:1lgU0BZh0

春「…………」

春「引っかからない、か」

春「頑張って迫力出したつもりだったんだけどな」

(春は双葉の頭を軽くポン、と叩くと手を引っ込めた)

双葉「……どういうつもりだったんだ?」

春「彼が止めたら、双葉ちゃんはただ守られるだけの存在ってことだったんだけど」

春「少なくとも彼は、この程度なら双葉ちゃんは躱せるって思ったみたい」

(春がこちらに視線を向けた)

(どこかすねているように見えるのは気のせいだろうか)

春「私もこの程度のことを躱せないようなら、敵に足らない、ただの障害物としか見ないつもりだったけど」

双葉「本当に父親に似てきたな。その上から目線で人を物扱いするところが」

春「そのつもりだった、ってことで許してくれないかな」

双葉「じゃあ、前言撤回してほしい」

双葉「私は一人でも戦える」

双葉「私たちは、対等だ」

春「…………」

春「わかった。それも認める」

春「でも次につまらない態度をとったら、その時は」

春「そうだね、私の考える愉しいことに付き合ってもらおうかな」

双葉「それも“設定”か? 春」

春「“設定”も完璧にこなしたら真実になるんだよ?」

双葉「……回り道した。話の続きさせてもらう」

春「うん。聞かせて」



609: ◆86inwKqtElvs 2017/04/23(日) 17:52:24.72ID:QuMa0ma60

双葉「結局のところ、春の中で生まれた“歪み”は」

双葉「『二兎を追う者は一兎をも得ず』ってやつだ」

双葉「だから二択になった」

双葉「“どっちも”はできないから」

春「…………」

双葉「なのに中途半端なところが嫌いなのが、やっぱり春なんだ」

双葉「怪盗に助けてもらえないなら自分が怪盗になるんだからな」

双葉「“設定”だってとことんやるし……」

双葉「…………」

春「……それで?」

双葉「みんな……」

双葉「みんなそんなに、怒ってない。春のこと」

双葉「さっきは、馬鹿かとか言ったけど」

双葉「やっぱり、わかるから。望むもの全部を手に入れるなんて無理だよな、って思う気持ち」

春「…………」

春「話は終わりなのかな」

春「もういいんじゃないかな? 答えを持ってる人たちが、外で待ってるんじゃない?」



610: ◆86inwKqtElvs 2017/04/23(日) 17:53:12.19ID:QuMa0ma60

双葉「…………」

双葉「気付いていたの……?」

春「というより、それしかないよね」

春「私を呼べるってことは、“それ”ができたってことなんでしょ?」

双葉「…………」

(双葉が素早くチャットを打ち込んだ)

 カランカラン

(モルガナと竜司と祐介、惣治郎)

(そして他に、7人の女性が入ってくる――)

春「……これを実現させるんだから、すごいね」

真「杏の提案だけどね」

春「そっか」

春「杏ちゃんはやっぱり強いね」

杏「強いとかじゃない、カッコ悪くなりたくないだけ」

杏「カッコ悪い自分に、負けたくないだけ」

真「そのカッコ悪い自分ってやつに、頭を下げることが含まれないのが杏の凄いところなんだけど」

春「うん。これを実現したのは、素直に凄いと思う」

春「けど」

春「ここから先はあるの?」

双葉「え?」

春「ごめんなさいって言えば、それでいい?」

春「それで終わりにしていいの?」

全員「…………」

春「双葉ちゃん」

春「さっきの話は、確かに近いよ」

春「でも私は、双葉ちゃんみたいに頭良くないから」

春「そこまで考えてない。もっとシンプルだよ」



611: ◆86inwKqtElvs 2017/04/23(日) 17:53:39.50ID:QuMa0ma60

春「お父様のことはね、絶対的な出来事としてあるけど」

春「私が動いても動かなくても、結局はどうにもならなかった」

春「不穏な空気は確かにあったはずなのに、その部分に気付けなかったから」

春「そしてその不穏な空気が、また流れた」

春「じゃあ、今度はどこにその空気は流れているんだろう?」

春「双葉ちゃん。みんな」

春「これが答えだ、って言うならね」

春「今日ここに来たのは、まだまだ裏切りが足りないんだなっていう再確認でしかなかった」

春「それで終わるよ」


 ――――、


 春の説得に、失敗したのか――?


竜司「あー、あー、春?」

竜司「あー、えっと。相談タイムいいっすか?」

竜司「俺らは春から見たら当事者じゃないかもしれねえけど、仲間抜けるって話でそれ通用しねえし」

春「……まあいいよ」

春「こうして当事者全員が集まるなんて最初で最後だろうしね」

春「それじゃ外の空気吸ってきていいかな」

モルガナ「ワガハイも付いていっていいか?」

春「モナちゃんが見張らなくても逃げたりしないよ」

モルガナ「そうじゃない、春が心配なんだ……!」

杏「モルガナ……」

モルガナ「……外の空気吸って頭冷やせよ、春……」

春「うん。じゃあ、少し行ってくるね」

真「……ええ」


 春はモルガナと一緒に外に出て行った――

 ルブランの空気は重い――


杏「失敗、したの? 私たち」

双葉「私、私……!」

真「双葉は間違ってない。よく頑張ったよ」

惣治郎「ただ大人の意見の一つとして言わせてもらうと、この状況で崩れないってのはな……」


 …………、

 ここで諦めざるを得ないのだろうか?


 1、諦める
 2、諦めない



612: ◆86inwKqtElvs 2017/04/23(日) 17:55:04.76ID:QuMa0ma60

 考えるまでもない。諦めるわけにはいかない

 女性陣の意見を求めよう……



1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉

5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三


 >>3
人決めます
  千早は占い能力なしです

  まず1人目

>>614



613:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 19:29:30.13 ID:WIM4dhbW0

2



614:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 19:41:38.14 ID:KKPsXNO00

1



615: ◆86inwKqtElvs 2017/04/23(日) 19:48:26.56ID:QuMa0ma60

2、新島真
3、佐倉双葉

5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三



次>>617で



616:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 19:51:11.97 ID:zkeOvJze0

7



617:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 19:53:14.37 ID:Q2NXEeHOO

6



618: ◆86inwKqtElvs 2017/04/23(日) 19:56:38.76ID:QuMa0ma60

2、新島真
3、佐倉双葉

5、御船千早

7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三



最後>>620で



619:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 20:13:10.93 ID:zkeOvJze0

7



620:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 20:14:06.09 ID:bQsgz3eF0

べっきぃで!



626: ◆86inwKqtElvs 2017/04/26(水) 20:29:20.21ID:388neZxT0

惣治郎「ま、皆さんコーヒーでも飲んでください」

惣治郎「ブレイクタイムにはコーヒーって決まってるんです」

(惣治郎の言葉に皆従う)

(杏に声をかけてみた)

杏「ん……」

杏「ちょっと、いい?」

杏「君の考え、聞きたいんだけど」

杏「できれば、上で」

(頷いて、杏を自室にあげた)



《自室》


杏「うーん」

杏「正直、春の為にみんな集まってくれてさ」

杏「これで決まる!て思ってたとこがあるんだよね」

杏「でも、うん」

杏「やっぱり何か、ずれてるんだと思う」

杏「しかも結構根本的なことなのかも」

杏「何だろう、似ているようで違うっていうのか」

杏「…………」

杏「さっき、春がまた不穏な空気が流れた、って言ってたけど」

杏「えーっと……」

杏「そのあたり、見方が違う気がするんだよね」

杏「父親の事件はさ、春にとって私たちとは感じ方が違うし。当たり前だけど」

杏「双葉の考えは近いんだけど、やっぱり話を聞いてくうちにずれていく感じがしてくる」

杏「なんだろう、一番演じやすい“設定”がアレってだけなのかも」

杏「……ごめん、なんかごちゃごちゃしてるよね」

杏「…………」

杏「春……」


1、大丈夫か?
2、傷付けてすまない
3、春を許せないか?


>>628



627:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/26(水) 22:21:44.63 ID:jZDcdGN80

2



628:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/26(水) 23:07:19.06 ID:vg/xJwMy0

3



629: ◆86inwKqtElvs 2017/04/26(水) 23:43:55.77ID:388neZxT0

杏「……少し」

杏「少し、ほっとしてる自分がいる」

杏「謝られたらさ、許さないとダメじゃん」

杏「じゃないとカッコ悪い、けど」

杏「そんな、簡単に……傷付いたこと、傷付けられたことを、無かったことにできない」

杏「けど、だからこそ。春には戻ってもらわないと」

杏「何も、戻ってこない。答えも出せない」

杏「…………」

杏「ダメだ、今泣いたらもう今日一日泣きっぱなしになっちゃう」

杏「……春は泣けないんだろけど」

杏「それってきっと、春の言う“不穏な空気”がどこからどこに流れてるか、気付いちゃった時からずっとなんじゃないかって」

杏「そんな気がする」

杏「春が言ってた通り、もっとシンプルに考えた方がいいのかも」

杏「春はもう、君の言葉以外は聞かない気がする」

杏「双葉が揺さぶらなかったら、それでも無理だったと思うけどさ」

杏「春、結構揺れてると思う。あれでも」

杏「心押し殺す必要があるってことは、心があるってことなんだって、私たちは知ってるもんね」

杏「……リーダー、考えはまとまった? 春にかける言葉は見つかった?」

杏「答えは君に任せるから。うん」

杏「大丈夫。みんないるから」



630: ◆86inwKqtElvs 2017/04/26(水) 23:45:31.38ID:388neZxT0

(武見に話を聞いてみることにした)

武見「また厄介ごとを巻き起こしてくれたね」

武見「まあ、事が大きくなるならいずれ必要だったかもしれないけど」

武見「そんな顔しないで。最後まで付き合うよ、大丈夫」

武見「にしてもあの子、落ち着いてるというか、冷静というか」

武見「厄介な患者だよ、ったく」


1、あんな風に落ち着くタイプじゃない
2、落ち着いてると厄介か?
3、武見は落ち着いてるのか?


>>632



631:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/27(木) 00:47:15.39 ID:VaFzODHn0

1



632:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/27(木) 00:49:11.05 ID:i3BLYCUD0

3



663: ◆86inwKqtElvs 2017/05/13(土) 22:40:28.52ID:enj85LIx0

武見「まあ嫌でも落ち着いて見せないとね」

武見「患者の前で医者が取り乱したらダメでしょ」

武見「いやでも冷静にならないといけない時ってのはある」

武見「どんなにいやでもね」

武見「…………」

武見「千早が言ってたじゃない。私たちにも問題はあるんだって」

武見「抱えてる問題。悩み」

武見「あの子はあの子が抱えてるもので歪めてしまったようだけど」

武見「私たちも何かきっと、抱えてる」

武見「意識しようとしてこなかったこと、なのかもしれない」

武見「『問いは問いのままでは解けない』って」

武見「まだそれは答え出てないよね」

武見「あの子も失くしたくないものの為に精一杯虚勢張ってる」

武見「それを崩すのは多分、あの子をすごく傷付けることになる」

武見「それは君にしかできないこと」

武見「あの眼鏡の子が春って子を手術台まで引きずり出したんだもの」

武見「あとは君がメスを入れるだけ」

武見「まあ私は内科医だからよくわからないけど、外科のことは」

武見「……冗談だよ。みんな君の答えを待ってる」

武見「頑張って。後ろで見てるから」



664: ◆86inwKqtElvs 2017/05/13(土) 22:41:48.80ID:enj85LIx0

(川上に話を聞いてみることにした)

川上「あー、しんどー」

川上「私もうダメだ、絶対ダメだ」

川上「はあ……」

川上「君が何とか説得するしかなさそうだよね」

川上「今ここでならまだ止めれるのに、引くに引けなくなってるから」

川上「君たちがさ、仲間の為に私たちを集めて、それは決して不可能なことじゃないって証明してみせた」

川上「あとは奥村さんの意地の話なんだけど」

川上「…………」

川上「新島さん、奥村さんから中途半端だって言われてたんだってね」

川上「私にきつく当たったのも、教師とかそういうことじゃなくて」

川上「君たちに対して大人ぶったり、一人の女として扱ってほしかったり」

川上「そういう狡さが、すごく嫌いだったのかもしれないなってさ」

川上「酷いことしてたよね、私……」


1、そんなことはない
2、必要なことだった
3、それが先生のいいところだと思う

>>669



669:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 01:15:26.51 ID:5uxvaR250

3



670: ◆86inwKqtElvs 2017/05/14(日) 19:11:32.40ID:JQ2DJl5N0

川上「先生、か」

川上「ま、そうだよね」

川上「…………」

川上「下ではさ、みんななんとなく」

川上「気付いてるっぽい。共通して、君に訊いてみたいことがあったのが」

川上「奥村さんは、お父さん亡くしたばかりだから。余計に不安定になっていたんじゃないかな」

川上「だから人より強くそれを意識しちゃったっていうか」

川上「…………」

川上「奥村さんだけじゃなくて、みんなに嫉妬とか怖さがないって言ったら、それは嘘なんだけど」

川上「やっぱり私は、ダメになっていきそうな子を黙って見ているのはできない」

川上「みんな、君に訊きたいことがあった」

川上「その問いを、教えることはできないの」

川上「学校の勉強なら答えは一つだから、教えられるけど……」

川上「見つけてくれないかな。私たちの為に」

川上「……お願い」



671: ◆86inwKqtElvs 2017/05/14(日) 19:12:49.63ID:JQ2DJl5N0

 …………

 ………

 ……



《????????》


 ドカッ!

カ口リーヌ「起きろ、囚人!」

(カ口リーヌに蹴り起こされたようだ……)

ジュスティーヌ「よくもまあ、ここまで持ちこたえたものですね」

カ口リーヌ「呆れるばかりのジゴロ素質ぶりだ!」

ジュスティーヌ「ちなみに、ジゴロの意味を知っていますか? カ口リーヌ」

カ口リーヌ「は!? いや、ジュスティーヌがコイツのことをジゴロと呼んでいたから」

ジュスティーヌ「さて、あなたの心残りを解く手伝いも、これで最後」

カ口リーヌ「おい、カ口リーヌ! 無視するな!」

カ口リーヌ「ちっ……おい、まず問題そのものが何か分かったか?」

ジュスティーヌ「一人に絞りすぎれば、本質を見失いますよ」



 …………。

 全員に共通していたというキーワードが、『問いは問いのままでは解けない』だった。

 『問いは問いのままでは解けない』は問いそのものが間違っているという暗示だったのろうか。

 考えなくてはならない。

 自分は彼女たちに、何をしたのだろうか。


1、裏切った
2、守ろうとした


↓3レスで多い方

間違っていても双子が修正してくれますので、ペナルティはないです。気楽にどうぞ。



672:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 20:07:28.21 ID:cAns9PO50

2



673:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 21:28:21.52 ID:S+fcpI+B0

1



674:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/15(月) 01:19:09.36 ID:VK3PfbM80

1



676: ◆86inwKqtElvs 2017/05/15(月) 22:59:13.35ID:eWqzVXJN0

カ口リーヌ「結果としてはそう見えるかもしれんな」

ジュスティーヌ「ですがあなたは、守る為に皆の前から消えたのでは?」

 ……消えた?

カ口リーヌ「答えは見つかったか? では最後の問いだ、答えろ」

ジュスティーヌ「あなたはいつ、皆を裏切ったのですか?」


↓2つ 自由な日付を書いてください



677:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 05:17:42.27 ID:EvXowjoc0

バレンタイン以外にあったっけ?



678:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 06:00:43.24 ID:528S4R/T0

えー、黙って自首したのが裏切りになるかな?
上の人がバレンタインだから、じゃあクリスマス12/24と2月14日で



679:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 09:35:18.33 ID:SRLIRb9/0

クリスマスか、忘れてた
読み直したら双葉の時に「大事な人が急にいなくなる」ってワード出てるな。
この中では春だけなんだな、劇中の時間軸で大事な人が死んだのって



680: ◆86inwKqtElvs 2017/05/17(水) 14:24:24.21ID:M11S9DvD0

カ口リーヌ「…………」

カ口リーヌ「ようやく」

カ口リーヌ?「ようやくここまでたどり着きましたね」

ジュスティーヌ?「言っておきます。貴方の選択は正しかった」

ジュスティーヌ?「それが貴方だから」

カ口リーヌ?「ですが、正しさは時に人を傷付けることもあります」

カ口リーヌ?「貴方の周りにいるのは、元は自らの居場所を見失った者たち」

ジュスティーヌ?「故に、居場所の根幹が揺れ動くことを最も怖がる臆病な者たち」

ジュスティーヌ?「本来、貴方はもう客人ではありませんが……」

カ口リーヌ?「世界を救った英雄の仲間を、私も守りたかった」


 ――どうして!?


カ口リーヌ?「時間です」

ジュスティーヌ?「答えにたどり着いた貴方が、今度こそ貴方自身の幸せの道を歩めるように」

カロ&ジュス?「心から、お祈りします。さようなら、世界を救ったトリックスター」


 ――――、


??「どうしてそこまでわかっていて、黙って行っちゃうの!?」

(悲鳴のような声が、意識を現実に引き戻す)



681: ◆86inwKqtElvs 2017/05/17(水) 14:25:38.29ID:M11S9DvD0

《ルブラン》


春「…………」

春「お父様も、君も」

春「私を置いていくんだね」

双葉「春……」

春「…………」

春「君がいれば、君さえいてくれれば」

春「居場所がなくなってもいいと思った」

春「君の隣が、居場所になったらって」

春「君さえいれば、居場所なんてどうにでもなるって」

春「……わかってる、君はきっと帰ってくるって」

春「信じたかった。でも出来なかった」

春「だってお父様はきっと改心するって信じてたのに……、何も言葉を聞けないまま……」

春「君だって、同じようにならないって、どうしても……」

春「怖かった……」

春「置いていかれるのは、怖いの……」

双葉「…………」

春「……私、杏ちゃんが羨ましかったのかもしれない」

杏「え?」

春「杏ちゃんは、戻ってきたよね。鈴木さん……回復してるって聞いた」

杏「…………」

春「どうしても、どうしても、ね」

春「素直に祝福できなかった……!」

杏「…………」



682: ◆86inwKqtElvs 2017/05/17(水) 14:27:48.10ID:M11S9DvD0

春「マコちゃんは、いっぱい可能性があった」

春「見守ることも引き返すことも、突き進むことも、選べた」

春「それは中途半端なんかじゃない。可能性がいっぱいで」

春「マコちゃんは可能性をたくさん見つけることができる人だった」

真「……そんなふうに、春は……」

春「私と同じで双葉ちゃんも置いていかれた側なのに」

春「でも、双葉ちゃんは私みたいに歪んでない……」

春「だから、だから……守りたかった……」

双葉「春……」

春「私、皆みたいないいところ、何もない」

春「わからない」

春「私はみんなに謝って、それからどうしたらいい?」

春「これだけのことやっといて、何もお咎めなしなんて」

春「私が、許せない。私だけは許しちゃいけないのに」

春「私は、どうしたらいい? リーダー……」



1、おかえり
2、ごめんな
3、コーヒー飲まないか?


↓3レスで多いもの



683:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 15:48:07.24 ID:phYKzpOMO

3



684:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 17:37:47.30 ID:SXe8nrgH0

3
またエライ時間に更新来たな



685:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 21:07:44.30 ID:uCr2keLy0

3



689: ◆86inwKqtElvs 2017/05/22(月) 19:35:32.90ID:lTriDmGZ0

春「え?」

惣治郎「コーヒーブレイクの時間ってことさ、皆さんもどうぞ」

(惣治郎と自分でコーヒーを淹れる)

(春のは最後に淹れることにした)

(全員の好みを身体の感覚で覚えていることに今気付いた……)

春「…………」

 コトッ

真「春。飲もう?」

春「…………」

春「いいの、かな……?」

モルガナ「冷めたコーヒーはまずいぜ。飲んじまいな」

春「…………」

(一口、舐めるように少しだけコーヒーを口に含んだ……)

春「……美味しい」

春「美味しい、ね」

春「本当に、言葉が、で、ない、くらい、……美味しい……っ!」

春「……これ、また、飲みたい、飲みたいから」

春「お願いだから、勝手に、いなく……ならないで……!!」


全員「――――」


春「ひっ、う、う、ううう……!」

春「み、みんな、ごめん、ごめんね……!」

春「いっぱい酷いことして、ごめん……!!」

杏「…………」

杏「春、あのね」

杏「春の様子がおかしいこと、こうなる前から私は気付いてた」

杏「その時に春に声をかけてたら、春はこんなことをしなかったかもしれない」

杏「いつもそう。私はいつも、何かをしたつもりになってる」

春「……?」

杏「……ごめん」

杏「春に声をかけられなくて、ごめん」

杏「その勇気がなくて、ごめん」

杏「皆さん、その……」

(みんなもう大丈夫、と言いたげにコーヒーを自由に飲んでいる)

杏「……もういいよ、春」

杏「もう、いいよ」

(ルブランの空気がホッとしたように緩んだ……)


 +全員★2つ(春★3つ)



697: ◆86inwKqtElvs 2017/05/30(火) 23:44:51.69ID:nNQuo1U+0

『!!モルガナTALK!! +α』


モルガナ「ふう、なんとかなったな」

竜司「たまには男だけの時間も必要だろ」

竜司「頼むからあんな経験は最後にさせてくれ」

モルガナ「竜司じゃ一生経験できないからな」

竜司「うるっせえよなんでコイツばっかりなんだよそれにモルガナだって経験できねえだろ!」

モルガナ「ワガハイはその気になれば淑女にモテモテだぞ?」

祐介「猫としてな」

モルガナ「うぐ」

竜司「ずりぃよどいつもこいつも!」

祐介「猫を本気で羨ましがるな」

モルガナ「……で、女性陣はどこに行くって?」

祐介「解散した後は知らないな」

竜司「まあ春の暴走治まったし、今ぐらいゆっくりしていいだろ」

竜司「ってかさ、ぶっちゃけ誰狙ってるのお前?」

祐介「俺も興味あるな」

竜司「祐介も? こういうの興味あんのかよ?」

祐介「愛という感情は芸術において最も多くモチーフにされてきた」

祐介「正直、恋愛に疎いのは認めるが、だからこそ聞いてみたい」

竜司「そんなもんか」

モルガナ「まあワガハイも気になるな。お前ももうすぐここを離れるしな」

竜司「んでんで? 誰が気になるんだ?」


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三


>>699



698:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/30(火) 23:56:25.28 ID:h5BkF/WA0

4



699:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/30(火) 23:56:54.67 ID:h5BkF/WA0

4



700:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 00:34:13.33 ID:MKtYH8ya0

ダブったみたいだから↓で



701:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 01:14:01.07 ID:LsVTAxf7o

連投での安価無効だった場合を考えて5



702: ◆86inwKqtElvs 2017/06/01(木) 18:24:08.18ID:wPUI0l/90

連投なので千早で行きます。では投下します。



703: ◆86inwKqtElvs 2017/06/01(木) 18:24:40.40ID:wPUI0l/90

竜司「ちはやって誰だっけ?」

モルガナ「占い師だ、百発百中の」

祐介「あの女性か。意外だな」

竜司「そうか? 割とジョーカーに合ってる気もするけどな」

竜司「どっちも少し浮世離れしてる感じがあるし」

モルガナ「浮世離れの方向性が違うけどな」

モルガナ「ワガハイの見立てだと」


御船千早
★★★★★★★☆☆☆


モルガナ「ホワイトデーまで三日あるし、誠心誠意話せばなんとかなるんじゃないか?」

 今日の夜は千早と話してみようか……

 ピピピピピピ

モルガナ「ん? 誰からだ」


武見『今日はお疲れ様』

武見『まあ頑張った方じゃない。モルモット君にしては』

武見『あとは決めるだけ。私は心決まってるから大丈夫』

武見『待ってるよ』


武見妙
★★★★★★★★★★


竜司「いーなー、いーなー」

竜司「あの美人女医先生にそんなこと言われてぇ!!」

祐介「あの先生は竜司のような男は歯牙にもかけなさそうだが」

モルガナ「しっ、本当のことを言うな」


 武見の信頼は取り戻したようだ……!

 あとで返事を返しておこう……


モルガナ「まあ全部ひっくるめて、今の感じだと」



704: ◆86inwKqtElvs 2017/06/01(木) 18:26:03.12ID:wPUI0l/90

高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★☆☆☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★★★★☆☆

御船千早
★★★★★★★☆☆☆

武見妙
★★★★★★★★★★

川上貞代
★★★★★★★★☆☆

大宅一子
★★★★☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★★★☆☆☆☆☆



モルガナ「こんな感じだな」

モルガナ「お前が一人に決めたって、信頼を取り戻さないと相手から拒絶されるぞ」

祐介「残りの時間も少ない。ある程度絞っていく時期だろうな」

竜司「もう鉢合わせとか気にしないでいいだろ、みんなわかってるだろうしな」

竜司「地雷や爆弾が無くなったなら周り気にする必要ないんじゃね?」

竜司「いや、俺の事は気にしろよな? 親友だよな、俺たち?」

祐介「竜司は相対的にしか愛を考えられないのか?」

竜司「祐介は何でそんな悠長にしてんだよ! なんでこいつだけとか思わないのか!?」

祐介「あれだけの騒ぎ起こしといて羨ましいとは正直思えん」

モルガナ「…………」

祐介「春が気になるか?」

モルガナ「……まあ、な」

モルガナ「気にはなるが、心配はしてないさ。春はワガハイたちをあそこまで手玉に取ってみせた女だぜ?」

祐介「そうか」

竜司「あー、もう、マジ勘弁。春キレるのもぶっちゃけ当然なんだからな、リーダー」

祐介「間違いなく怪盗団最大の修羅場だったな……」

全員「はあ……疲れた……」



705: ◆86inwKqtElvs 2017/06/01(木) 18:32:37.38ID:wPUI0l/90

この後千早と会話して11日終了です。長くなってしまって本当に申し訳ないのです。
12,13,14の昼が自由行動で、安価でデートです。もう爆弾地雷を気にする必要なくデートできます。
ただ残りが5ターンしかないので、狙う人決めないとキツイキャラもいるかと思われます。
プレゼントは5ターン毎回使えます。

  所持金
 ¥64974

なのであまり気にしなくても大丈夫かと思われます。
武見先生は選ばなくてもホワイトデーの相手として既に候補に挙がってますが、デートはできます。
それではホワイトデーまで推しキャラ選ばれるように頑張ってください。ではでは



709: ◆86inwKqtElvs 2017/06/03(土) 20:23:16.39ID:HQDy3yyH0

 竜司と祐介は帰っていった

 千早に電話をしてみた……

 プルル、ピ

千早『あ、あの。もしもし』

千早『良かったです。電話かけてきてくれること、わかってたんですけど』

モルガナ(発言だけ聞くとストーカーだな……)

千早『やっぱり、ちょっと怖かったので』

千早『…………』

千早『私、まだまだだなって思いました』

千早『どこかで、運命を視ることが自分はできると傲慢になっていたのかもしれません』

千早『人の気持ちを視ることができなくなっていました。自分のことも』

千早『私は……私たちは』

千早『あなたに居場所を見つけてもらいました。あなたも、居場所の一部』

千早『だから、クリスマス……』

千早『あなたが自首しようとしていたことを薄々気づいていて、何もできないことが、』

千早『……寂しかったんです。なんで相談してくれなかったのかって』

千早『あなたなりの、気遣いなのはわかるんですけど』

千早『……一人で抱え込まないでほしかったです』

千早『…………』

千早『あ、あんたは』



710: ◆86inwKqtElvs 2017/06/03(土) 20:24:12.66ID:HQDy3yyH0

千早『あんたは、勝手なんよ……!』

千早『あんたが、うちの居場所で一番大きく占めてるのに』

千早『急にいなくなって、戻ってきたら、同じ気持ちの人がいっぱいいて』

千早『不安なるんやけん……またいなくなるん?って』

千早『言ったらほんとにそうなりそうで、言えへんかったけど、うちも胸に閉じ込めてたけど』

千早『あんたがまたどっか行きそうな気がして、怖かったんよ!』

千早『春さんはその恐怖を、たまたま自覚しただけで』

千早『なんかの拍子に、居場所が簡単に壊れそうで……』

千早『…………』

千早『……でも、大丈夫』

千早『大丈夫。あなたはもうわかってくれたから』

千早『みんな、あなたが大事なこと』

千早『もう少しだけ、時間がありますから。選択の時まで』

千早『あなたの気持ちのままに動いてください』

千早『あなたが善き道を選べるよう、一占い師として……』

千早『あなたを好きな女として、応援してますから』

千早『運命を視る力には頼らず、あなたの気持ちを純粋に、応援してます』

千早『今日は、お疲れ様でした。――おやすみなさい』

 電話が切れた……

 千早の声は何処か吹っ切れていた気がする……


 +千早★1つ



711: ◆86inwKqtElvs 2017/06/03(土) 20:36:23.83ID:HQDy3yyH0

 3月12日(日) 昼


モルガナ「さて、どうする?」


高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★☆☆☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★★★★☆☆

御船千早
★★★★★★★★☆☆

武見妙
★★★★★★★★★★

川上貞代
★★★★★★★★☆☆

大宅一子
★★★★☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★★★☆☆☆☆☆



 誰を誘ってみようか……


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三



>>713





712:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/03(土) 21:23:41.67 ID:Q8MzQzSl0

4



713:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/03(土) 21:40:12.34 ID:WAOXqqZc0

4



715: ◆86inwKqtElvs 2017/06/03(土) 22:07:47.80ID:HQDy3yyH0

モルガナ「春か。普通に接するのは久しぶりだな」

モルガナ「お前小遣い余ってるだろ。なんかプレゼントしてやれ」

 何がいいだろう?


1、園芸に関するもの
2、お洒落に関するもの
3、食事に関するもの
4、その他(自由に答えてよい)

>>717


  所持金
 ¥64974


 いくらぐらい使おうか……

>>720



716:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/03(土) 22:13:22.64 ID:9bN78VFsO

1



717:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/03(土) 23:05:48.43 ID:lEmsqEpd0

2



718:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/03(土) 23:19:34.77 ID:3MMfdPVr0

2万ぐらい?



719:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/04(日) 04:14:28.60 ID:J3l1YDIb0

15000



720:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/04(日) 10:21:18.22 ID:mxQ4Xh4r0

3
まともに食事も摂ってなかったのならまずは体調管理
おかゆかうどんあたり?



722: ◆86inwKqtElvs 2017/06/04(日) 20:04:52.70ID:J+XofLkA0


《春の家》


 ぴんぽーんぴんぽーん

春「…………」

春「…………」

春「…………」

 こんこん

春「?」

モルガナ「良かった、いたのか」

モルガナ「淑女の寝室に忍び込むのはワガハイの流儀じゃないんだけどな」

春「モナちゃん?」

モルガナ「表でジョーカーが待ってるぞ」

春「…………」

春「え?」

モルガナ「いや、え?じゃなくてだな」

春「…………」

モルガナ「後遺症が思ったより重症っぽいな」

モルガナ「悪いけど勝手に鍵開けさせてもらうぞ」

春「あ、うん……」



723: ◆86inwKqtElvs 2017/06/04(日) 20:05:55.81ID:J+XofLkA0

《リビング》


 大丈夫かと訊いてみた……

春「うん……大丈夫……」

 大丈夫には見えない……

モルガナ「まあ、これで平然としてたらどうかしてるさ」

モルガナ「でも原因はこいつにあるし、みんなわかってる」

モルガナ「ゆっくり受け入れていけばいいさ、自分のやったことをな」

春「うん。それは絶対、そうする」

モルガナ「さて、ワガハイは眠くなった」

春「?」

モルガナ「ここの庭は昼寝に最高なんだ。ワガハイは寝る」

モルガナ「あとはお前でやれよな」

 モルガナは出て行ってしまった……

春「…………」

 贈り物を渡してみた

春「? これ……私に?」

春「わあ……素敵なペンダント」

春「これ、モチーフ……射手座だ。覚えててくれたんだね、私の星座」

春「ありがとう、嬉しい。大切にする……!」

 本当に嬉しそうだ……!

 +春★1つ

春「でも……どうして?」

春「あんなことしたのに、どうして……」

春「モナちゃんは君が原因だって言ったけど、でもそれは違うと思う」

春「だってみんなは行動に移さなかった」

春「私が、信じ切れなかったのが悪いから……」

春「嫌われて当然だって、思ってた」

春「……義務感とか、責任感とかなら、大丈夫だから……」


1、春が心配だっただけだ
2、誰も春を嫌ってない

>>725



724:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/04(日) 20:11:26.82 ID:CUdm9YLcO

1



725:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/04(日) 21:06:07.28 ID:+/fm75y80

2



726: ◆86inwKqtElvs 2017/06/04(日) 21:10:48.93ID:J+XofLkA0

春「誰も……」

春「君も……?」

春「…………」

春「あの、ね。じゃあ、その言葉に、一つだけ甘えていいかな……」

春「私、自分でも思った以上に、……黒い感情に任せたら何するかわからないみたい」

春「ずっと、我慢してたからかな……お父様のこととか、色々」

春「けど、でもね」

春「君と……キス……、した時……、黒い感情で塗りつぶされそうになったけど」

春「それでも、ファーストキスが君で良かったって気持ちは、本当にあったって」

春「……信じてほしい」


1、わかった
2、知ってた

>>727



727:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/04(日) 22:37:30.70 ID:dDf6KqXS0

2



728: ◆86inwKqtElvs 2017/06/04(日) 22:41:34.83ID:J+XofLkA0

春「…………っ!」

春「ご、ごめん、ごめんね……っ!」

春「また、泣いちゃって……な、泣いたって、泣いたって……!」

春「で、でも、でもね……嬉しい……!」

春「嬉しいよ……!」

春「す、少しだけ」

春「き、希望、も、持ってもいいっ……?」

春「私を選んでくれるんじゃないかって、」

春「それを考えてくれるんじゃないかって、希望を持ってもいい……?」

 できるだけ力強く、頷いて見せた

春「……あ、ありがと……!」

春「………す、」

春「好きだよ」

春「私、君のこと、好きだよ……!」

春「こんなに、いろんな気持ちを感じるのは、君だけだよ……!」

 春はしばらく笑顔のまま、泣き続けた……

 春+★1つ



729: ◆86inwKqtElvs 2017/06/04(日) 22:44:59.93ID:J+XofLkA0


高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★☆☆☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★★★★★★

御船千早
★★★★★★★★☆☆

武見妙
★★★★★★★★★★

川上貞代
★★★★★★★★☆☆

大宅一子
★★★★☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★★★☆☆☆☆☆



モルガナ「後悔無いようにしろよな」

モルガナ「今日はまだ時間はあるな。どうする?」

 きちんと彼女たちの気持ちに応えていきたい……


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>731



730:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/04(日) 22:52:28.83 ID:y1ajqQZNo

7



731:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/04(日) 22:53:30.48 ID:Agh3Lo6J0

4



732: ◆86inwKqtElvs 2017/06/04(日) 23:06:03.99ID:J+XofLkA0

春とこのまま過ごすという事ですかね?



733:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/04(日) 23:09:44.83 ID:mxQ4Xh4r0

おかゆ作ってあげたら?



736: ◆86inwKqtElvs 2017/06/07(水) 20:02:16.96ID:kcIeCc800

春「え、お粥作るって」

春「あ、ううん。びっくりしちゃって」

春「今日はびっくりしぱなっしだね、私」

春「うん……お願いしても、いいかな?」

春「……あ、一緒に? 作るかって?」

春「う、うん。待ってるの落ち着かないし、それに私、病人ってわけじゃないから」

春「そうしようかな」


《キッチン》


 元は二人暮らしだったとは思えないほど広いキッチンだ。

春「これってなんだか……」

春「あ、あはは、なんでもない。私、紅茶淹れるね」

春「あ、それとも緑茶の淹れ方、覚えた方がいいのかな……」

春「あ、君ならやっぱりコーヒーがいい? 君ほど美味しくは淹れられないけど」


1、気を遣わなくていい
2、コーヒーは胃に悪くないか?
3、緑茶が一番カフェインが多いらしい

>>738



737:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/07(水) 21:44:05.33 ID:A4Ik8B2t0

2



738:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/08(木) 02:03:25.96 ID:7HohWyfv0

1



739: ◆86inwKqtElvs 2017/06/08(木) 18:13:13.94ID:SLTxHfVn0

春「……難しいよね、こういうの」

春「私ね、こういう時は気を遣いたいな」

春「それが楽しいから」

春「できれば君も、私の為にお粥作ってくれるのは楽しいからって気持ちだと、嬉しいな」

春「じゃないと重荷になっちゃう」

春「あ、でも、体調を気遣ってくれるのは嬉しいし」

春「だから難しいな。難しいよね」

春「でもその難しさを楽しみたいな。難しいけど」

 春は一人で納得している……

 “簡単にできる中華粥”というレシピを参考にして作ってみた

春「わ、美味しい」

春「味しっかりしてるね。これ朝ご飯にも良さそう」

春「君は色んなことを知ってるね。私も色々覚えないと」

春「ねえ、色々……」

春「教えて、欲しいな……」

 髪を耳にかける姿が、以前と違って見える……


 …………

 ………

 ……



740: ◆86inwKqtElvs 2017/06/08(木) 19:59:58.12ID:f1cX1X1S0

『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「…………」

モルガナ「まあ春が大丈夫ならそれでいいんだが。……いいのか? こいつで」

モルガナ「ちなみにワガハイはお粥作ってた時は空気読んで散歩してたぜ」

モルガナ「紳士は空気を読まないとな」



高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★☆☆☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★★★★★★

御船千早
★★★★★★★★☆☆

武見妙
★★★★★★★★★★

川上貞代
★★★★★★★★☆☆

大宅一子
★★★★☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★★★☆☆☆☆☆


モルガナ「明日は誰を誘う?」

  所持金
 ¥48952


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>742



741:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/08(木) 20:17:00.21 ID:GNwJMvl+0

3
まだチャンスあるよね?



742:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/08(木) 21:02:45.34 ID:sqSEh595o

5



743: ◆86inwKqtElvs 2017/06/08(木) 21:34:28.28ID:f1cX1X1S0

モルガナ「千早か。占いには助けられたな」

モルガナ「何かプレゼント持っていってやれ」


1、占いに関するもの
2、お洒落に関するもの
3、食事に関するもの
4、その他(自由に答えてよい)

>>746


  所持金
 ¥48952


 いくらぐらい使おうか……

>>748



746:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 14:31:35.20 ID:XrlIYhHIO

2



748:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/09(金) 15:29:42.01 ID:1v8792Ero

9000



750: ◆86inwKqtElvs 2017/06/12(月) 16:21:59.65ID:S7WfwUMM0

さて書くぞとなって、デートする場所を安価するのを忘れてたことに気付いたのでした。


1、月島(もんじゃ焼き)
2、井の頭公園
3、上野(美術館)
4、原宿
5、市ヶ谷(釣り堀)

>>752



751:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/12(月) 22:20:02.37 ID:fPUi1Oo90

1



752:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/12(月) 23:07:55.91 ID:QHk9odBro

1



753:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/13(火) 00:33:40.01 ID:il1AYHHgO

5
半日過ごすのでもプレゼントあげられるんだっけ?
千早の後は何回デート出来るんだ?



754: ◆86inwKqtElvs 2017/06/13(火) 14:21:30.99ID:33BFdoAg0

>>753
今はできるようになりました。
千早の後はあと2回です。



755: ◆86inwKqtElvs 2017/06/13(火) 20:32:41.39ID:33BFdoAg0

《月島・もんじゃ焼きの店》


千早「そう言えば、今日はあなたに水難に注意と出たんです」

モルガナ(水難?)

モルガナ(こういうところはワガハイは入れないのが辛いところだ)

モルガナ(いい匂いがするな……そのあたりうろうろしてくるぜ)

千早「このあたり来るの初めてかもしれません」

千早「もんじゃ焼きも食べたことないです。お好み焼きの薄いやつですか?」

 千早はそもそももんじゃ焼きを見た事すらないらしい……

 説明が難しいので早速作ることにした

千早「こういう鉄板を見ると、わくわくしますね」

千早「……熱い、熱気がすごいです」

千早「あ、私も、私もやってみたいです」


1、料理できるの?
2、はねるから危ないぞ
3、とにかく豪快にやれ!



>>757



756:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/13(火) 22:32:59.25 ID:RX+GQe/DO

3



757:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/13(火) 22:33:28.96 ID:ouQ2jPDQo

2



758: ◆86inwKqtElvs 2017/06/13(火) 23:01:57.58ID:33BFdoAg0

千早「むう、私はあなたより年上ですよ? 料理ぐらいできます」

千早「生地流すだけじゃないですか、ほら……!?」

 バチバチジュワ!!

千早「うわ、きゃ!?」

 音に驚いた千早が姿勢を崩して手にあった生地を投げてしまった……!

 バシャッ!

千早「あ……か、顔に……」

千早「――すみません! 大丈夫!?」


1、水難か……
2、千早は大丈夫?
3、ある意味ミラクルだ

>>760



759:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/13(火) 23:42:22.60 ID:844Q+yaho

3



760:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/13(火) 23:42:44.66 ID:WazvwXmPO

2



761: ◆86inwKqtElvs 2017/06/17(土) 19:46:42.30ID:cdpo3C/G0

千早「私は大丈夫ですけど、あなたが……」

 千早は落ち込んでしまっている……

 店主に謝って、仕方がないので持っていた服に着替えることにした……

千早「?」

千早「それ、女物ですよね」

 本当は千早に贈る春物のカーディガンをこんな形でお披露目してしまった……

千早「あ、すみません! 私への贈り物だったんですね」

千早「どうしても私、地味目の色を選んじゃうから……なかなか自分ではパステルカラーって選べないんですよね」

 とはいえ贈り物に関しては素直に嬉しそうだ

 千早+★1つ

千早「ふ、ふっふ」

千早「な、なんか、すみません」

千早「なんか、女装してるみたい……あははっ」

千早「というか、女物でもあなたはそんなに違和感ないですね。うーん、女としては少し複雑です……」

千早「服は洗って返しますね」

千早「あの、そのカーディガンは……」

 このまま近くのコインランドリーに行ったほうが早そうだ……

 てんやわんやなお出かけになってしまった……

千早「ふふっ」

 千早は楽しそうだ……

 千早+★1つ



762: ◆86inwKqtElvs 2017/06/17(土) 19:53:40.93ID:cdpo3C/G0

モルガナ「なんでお前が千早のカーディガン着てんだ? ……いややっぱりいい、説明は」

モルガナ「今日はまだ時間はあるが、この後どうする?」



高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★☆☆☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★★★★★★

御船千早
★★★★★★★★★★

武見妙
★★★★★★★★★★

川上貞代
★★★★★★★★☆☆

大宅一子
★★★★☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★★★☆☆☆☆☆




1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>764



763:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/17(土) 19:58:56.98 ID:sVxqKcACo

もうラヴェンツァと結婚して地元に逃げよう 安価下



764:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/17(土) 20:02:22.37 ID:Mrfiao/no

7



765: ◆86inwKqtElvs 2017/06/17(土) 20:29:51.45ID:cdpo3C/G0

モルガナ「どこに行くんだ?」



1、水道橋(ドームタウン)
2、秋葉原
3、浅草(スカイツリー)
4、新宿(映画館)
5、お台場海浜公園

>>767


モルガナ「なんかプレゼントするか?」


1、仕事に関するもの
2、お洒落に関するもの
3、食べ物に関するもの
4、その他(自由に)

>>770



766:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/18(日) 00:55:37.36 ID:pJJfjrbDO

新宿



767:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/18(日) 01:10:15.77 ID:9YiLEL7Ao

4



768:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/18(日) 05:59:25.39 ID:d11LWMO7O

2



769:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/18(日) 15:30:34.93 ID:QAY6W8sZ0

1



770:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/18(日) 19:57:04.62 ID:BLQKkWCO0

2!

ベッキー推しの自分としては大変ありがたい!
ゲーム化したら真っ先にベッキーエンドを見たいと思います!



771: ◆86inwKqtElvs 2017/06/18(日) 21:00:29.34ID:FCykszzR0

《新宿・映画館》


川上「ごめん、待たせた?」

川上「待ってない? ならいいんだけど」

川上「映画か……最近見てないな」

 ぐうぅぅ

川上「……聞こえた?」

川上「えっと、残業があってね。ちゃんとご飯食べれてなくて、その」

川上「ああ、言い訳するとドツボにはまる気がする……」


1、何が見たい?
2、映画といえばポップコーンだ
3、何かお召し上がりになられますか、お嬢様?


>>773



772:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/18(日) 22:13:38.09 ID:9I5ywfUf0

3



773:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/18(日) 22:29:28.40 ID:QQ+ynDZ10

3



774: ◆86inwKqtElvs 2017/06/18(日) 23:00:48.54ID:FCykszzR0

 ぎゅう!

 耳たぶを思いっきり引っ張られた……!

川上「その手のからかいは十年早い」

川上「最低でも社会人経験してからね」

 しかし川上の耳たぶは真っ赤だ……

モルガナ(ワガハイからすればこのやり取りでおなかいっぱいなんだが)

川上「今何やってるんだろね?」

川上「君は見たいのある?」

川上「私? どうしようかな」

川上「あ、もう封切されてるんだって『モナとふしぎの海』」

川上「あー、でも男の子だしこういうのだめかな?」

 また気を使われてもいけないので、チケットを買いに行くことにした


 ワガハイハネコジャナイコノセカイハイシキノウミカラハジマッタンダトオモウンダウンタラカンタラ――――、


川上「デスティニー映画は気楽に見られるからいいよねー」

川上「デスティニー好きだけど最近見てなかったな。ホント、余裕なかったな、私」

川上「パンフレット買っていい?」

 売り場に行くといろいろとグッズが売っている

川上「こういうの転売する人がいるんだろうね」

 見ると、映画のヒロインのつけていた花を模した小さな腕時計が売ってある

 川上にプレゼントすることにした

川上「へ?」

川上「い、いいって、そんなことしなくても」

川上「最初からプレゼントする気だった? な、ならいいんだけど」

川上「でも、ちょっと若すぎないかな、これ」

川上「…………」

川上「でも、これぐらいなら」

川上「身に着けていても、目立たない……かな」

川上「男の子からのプレゼント、か……私もまだまだイケるってことだよね」

川上「うんうん、よろしい。プレゼントさせてあげましょう」

 川上+★2つ

川上「おやすみ、またね」



775: ◆86inwKqtElvs 2017/06/18(日) 23:01:32.37ID:FCykszzR0

『!!モルガナTALK!!』


 明日はいよいよホワイトデーだ……

モルガナ「泣いても笑っても明日答えを出さなきゃな」

モルガナ「ワガハイから言うことはねえよ。今日はもう寝るぞ」



高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★☆☆☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★★★★★★

御船千早
★★★★★★★★☆☆

武見妙
★★★★★★★★★★

川上貞代
★★★★★★★★★★

大宅一子
★★★★☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★★★☆☆☆☆☆



776: ◆86inwKqtElvs 2017/06/18(日) 23:03:40.00ID:FCykszzR0

3月14日(火) ホワイトデー


モルガナ「もう少しだけ時間があるな」

モルガナ「最後に誰と会う?」



1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三


>>778



777: ◆86inwKqtElvs 2017/06/18(日) 23:15:08.35ID:FCykszzR0

千早は★満点です、表記ミスです。
安価は>>779で



778:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/18(日) 23:48:35.37 ID:5p4OG4Ry0

誰選んでも変わらない?
双葉で



779:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/19(月) 08:29:59.63 ID:eD8dUNeTO

2



785: ◆86inwKqtElvs 2017/06/22(木) 20:37:00.89ID:XEBdkZCS0

どこで会う?

1、学校
2、自室
3、渋谷(真がペルソナに目覚めた場所)

>>787


何かプレゼントしようか

1、勉強関係のもの
2、かわいいキャラグッズ
3、食べ物関係で
4、その他(自由に)

>>790



786:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/22(木) 22:50:42.68 ID:GbvbGtNf0

3



787:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/22(木) 23:33:01.67 ID:ayL0g5SB0

3



788:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/23(金) 06:39:38.04 ID:xMdgnuq20

2



789:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/23(金) 07:23:22.71 ID:1zibH9yp0

1



790:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/23(金) 08:47:46.81 ID:OP55Z6ON0

2



795: ◆86inwKqtElvs 2017/06/30(金) 20:58:58.64ID:c04g2z7g0

《渋谷・スクランブル交差点》


真「ごめん、待った?」

(真が好きなゆるキャラのキーホルダーをあげた)

真「え?」

真「あ、ありがとう……」

真「……うん。バイクのカギに付けるね」

真「…………」

真「こういうの、何気ないけど、いいよね」

 真+★1つ

真「行こうか」

真「――……、」

真「君にとっては、もう転入した直後からいろんなことが始まったんだろうけど」

真「私にとっては、始まりはやっぱりここだな」

真「もう、わけわからなかったよ。銀行が空飛んでるんだよ?」

(真は懐かしげに微笑んでいる……)

真「ATMが歩いてて……そんな風に人は人を見ることができるんだって知って」

真「私は何を見てきたんだろうって思ったな」

真「…………」

真「もう、決めたの?」


1、見つめ返す
2、うなづく

>>797



796:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/30(金) 23:46:44.67 ID:b3fB58SBo

加速



797:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/30(金) 23:46:59.26 ID:6bT9HjODO

2



798: ◆86inwKqtElvs 2017/07/01(土) 19:30:24.25ID:MxF4Gdhm0

真「――……、」

真「そう、決めたんだ」

真「誰とは訊かないけど……」

真「知りたいのかな。でも知りたくない……」

真「なんか、ぐちゃぐちゃしてる」

真「でもなんか、こうなるだろうって予感はしてた」

真「私じゃないんだなって、わかってた」

真「仕方ないよ。信じ切ることができないんだから」

真「私のせい、かな」

真「君の彼女になる人、本当に大変だと思う、うん」

真「本当の意味ではきっと、君は裏切らないんだろうけど」

真「裏切ったらダメ。女は怖いんだから」

真「……これから、会いに行くんでしょ?」

真「いってらっしゃい」

 真と分かれた……

モルガナ(…………)

モルガナ「ちょっと待ってろ、すぐ戻る」



799: ◆86inwKqtElvs 2017/07/01(土) 19:31:11.26ID:MxF4Gdhm0

真「…………」

モルガナ「よ、真」

真「モルガナ」

モルガナ「やっぱりあいつのことを信じるのはもう無理か?」

真「……私、恋愛音痴だからね」

真「彼みたいに奔放な人は、今はきっと難しいんだと思う」

モルガナ「今は、か?」

真「うん」

真「もっといい女になって、選ばなかったことを後悔させてやるの」

モルガナ「真がいい女だってのは、あいつもみんなも知ってるさ」

真「……あ、ありがと」

真「じゃあ、相手が悪すぎたってことにする」

モルガナ「だな。天下の怪盗団とその協力者だもんな」

真「……誰を選ぶんだろうね、リーダーは」

モルガナ「さあな。ワガハイも聞いてないが」

モルガナ「もう答えは決まってるだろうさ」

真「…………」

真「そっか」



800: ◆86inwKqtElvs 2017/07/01(土) 19:35:27.51ID:MxF4Gdhm0

さて、運命の相手ですが、
明日の20時に合図出すので、それから5レス意見を聞きます。その中で一番多いのが運命の相手です。


1、奥村春
2、御船千早
3、武見妙
4、川上貞代


この4人の中からになります。
他のキャラ名とかは無効になりますのでご注意ください。

ではでは、明日運命の人が決まります。楽しみです。やっとここまで来れました。感謝します。



802: ◆86inwKqtElvs 2017/07/02(日) 20:02:00.40ID:CpTaaENv0

予告の時間になったので安価です。


1、奥村春
2、御船千早
3、武見妙
4、川上貞代

↓5レスで多いのが運命の女性となります。では!



803:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/02(日) 20:02:23.51 ID:1n52NZmM0




804:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/02(日) 20:10:58.91 ID:WKoa36vYO

3



805:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/02(日) 20:14:42.93 ID:Vg9uwK9F0

3



806:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/02(日) 20:15:14.41 ID:9QqxdzSro

4



807:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/02(日) 20:15:30.04 ID:1n52NZmM0

1



808:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/02(日) 20:18:54.39 ID:vRErewVwO

1



809:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/02(日) 20:20:05.96 ID:nkSXi7N5O

1



810:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/02(日) 20:24:52.37 ID:7ONQ1UsH0

3



811:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/02(日) 20:45:14.88 ID:tpK7BgWl0

1



812:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/02(日) 22:00:53.34 ID:bhi95g28O

1



813: ◆86inwKqtElvs 2017/07/02(日) 22:06:31.19ID:CpTaaENv0

↓5レスだと同数票がありますね。
ただその下を見て、春にしたいと思います。作者判断です。
みんな思いが強いと思うので。

次がラストの更新になると思います。

本当に今までありがとうございました。もう少しお付き合いください。



815: ◆86inwKqtElvs 2017/07/05(水) 10:16:32.47ID:gs3hnXCZ0

 何もかも間違っていて、間違った自分はもう何も手に入れられないと思ってた。

「――え?」

 だから、間抜けな声を出してしまっても、仕方ないでしょう?

 …………、

 本当か、彼が宛先を間違えたんじゃないか、自分でいいのか、その資格はあるのか。

 資格。あれだけ壊れてしまえばいいなんて思って、実際に壊そうとしたのに。

 コーヒーの匂いがしてきた。私にとっては彼といえばこの香り。思い出の香り。

《ルブラン》

 ホワイトデーの今日、私はここに呼ばれた。



「呼び出してごめん」

 どこか飄々とした表情は、あまり感情を読み取れない。

 そのくせに、瞳には強い光がある。私が好きな人は、そんな人だった。

 今もそれは同じで、ごめんと言っておきながら申し訳なさそうな感じは見当たらない。

 それが時々腹が立つ。私のほうが年上なのに。うまくいなされている感じがする。いつも。

「お邪魔します……今日は、おじ様は?」

 彼がカウンターに立っていてコーヒーを淹れているのだから、今日のために席を外してくれたことぐらいはわかる。そもそも看板は『Closed』だったのを確認してる。

 わざわざ訊くのは、ただの時間稼ぎだった。

「今日はいない」

 返ってきたのも、当たり前の返事。

 彼が淹れたてのコーヒーを持ってきて、隣に座った。

「…………」

「…………」

 会話が途切れた。

 前はこの沈黙の時間も、居心地がよかったはずなのに。

 前はどんな話をしていたんだっけ?

 前はどんな顔をしていたんだっけ?

 前は、前は……、


 何もかも手に入らないなら何もかも壊してしまえと、子供のような癇癪を起こす前は、どんな私だったんだっけ?


「…………」

 やっぱり、言わないといけない気がした。



816: ◆86inwKqtElvs 2017/07/05(水) 10:17:03.72ID:gs3hnXCZ0

「私は止めたほうがいいと思う」

 ずきんと心に響く。心臓が喉にせりあがってきそうで息ができなくなっていく。

 心ではそう思ってないことを言っているから。本当は、死ぬほど嬉しいくせに。

「私は自分のやったこと、許してないから」

 ――それでも、越えてはいけない線がある。

 私にとっても、彼にとっても、みんなにとっても大切なものを、私は壊そうとした。実際、壊れる一歩手前まで行ったと思う。

 みんなが頑張ってくれたから結果的に壊れなかっただけで、結果はどうあれ壊そうとして壊しかけた事実は、罪は変わらない。

 私が他の子の立場なら、みんなみたいに「大丈夫、帰ってきていいよ」と言うだろうし、それは本心からだと思う。みんなの気持ちがわからないほど、私たちの絆は浅くない。

 そこまでわかっていても、私はここにいちゃいけないと思う。だって、


「逃げるのか?」


 ――――、

 ああ、

 私、逃げてるんだ。

「……だ、だって……だって……っ!」

 止まっていた関が溢れるように決壊した。

「みんなが優しすぎて、辛い、責めてくれればいいのに、許さなければいいのに、あんな酷いことしたのに……!」

「みんな、春と同じ不安を抱えてたから」

 私の大好きな君が言う。

「ごめん」

 もっともっと言いたかった言葉を、彼が言った。

「気付かなくてごめん。一人で決めてごめん」

 彼も、抱えてたのかな。

「もう一人で勝手に、どこかに行かない」

 彼は、誓った。

「春は?」

 みんなが許してくれた。そのことに、何を返せばいい?



817: ◆86inwKqtElvs 2017/07/05(水) 10:17:33.22ID:gs3hnXCZ0

「…………」

 許しには、誓いを。

「もう、裏切る相手を、間違えない……!」

 私の心の根底には、裏切りがあるのは間違いないから。

 だからこそ、間違えてはいけないことがあるんだって。

 杏ちゃん、マコちゃん、双葉ちゃん。

 私が壊そうとして、だけどそんなことぐらいで壊れるはずもない仲間たちが、笑ってくれた気がした。

「好き、好きだよ……君が、好きだよ……!」

 声になっていたかはわからない。でも、私たちの好きな彼は、声を聞き逃したりはしないから。

 彼が頭を撫でてくれる。

 ありがとう。

 彼の囁きが、耳をくすぐって。

 涙がもっと止まらなくなって。

 息を思い切り吸い込んだら、コーヒーの香りもいっぱい胸に吸い込んでた。



818: ◆86inwKqtElvs 2017/07/05(水) 10:18:16.28ID:gs3hnXCZ0

 しばらく経って、少し落ち着いた。

 これだけいっぱい泣いたのは、いつ以来だろう。

 お父様が死んだときも、実感がわかなくて泣けなかったのに。

 ――お父様。

「春、大丈夫か?」

 胸の痛みは治まっていない。そこに別の痛みを思い出したから、それが顔に出たのだろうか。

「大丈夫」

 お父様。

 私がお父様を裏切ってから、一番好きになった人が、この人です。

 私はお父様の娘だから、根底に裏切りがあることを、私は否定したりしません。

 だからこそ、私はもう裏切る相手を間違えません。

 もしお父様が改心していたら、今の私を見て何と言いましたか?

 ――まだまだ甘いな、奥村の娘として。

 そんなことを、言うんでしょうか。

「あと三日だね、君が実家に帰るまで」

 彼が申し訳なさそうな顔をした。

 さっき一人で勝手にどこかに行かないと誓っておきながら三日後にこれなんだから、責めているように聞こえたのかな。

「レッテルって簡単に消えないから。お互い、清算が必要だよね」

 だからわかってる、と、うまくできたかはわからないけど微笑んで見せた。

「きっと簡単じゃないけど、君ならできるよ」

「うん」

 頷きは、力強い。私の好きな彼の、好きなところ。

「色々ごちゃごちゃしたことが終わったら、ここに戻ってくるんでしょ?」

 また、頷いた。

 それなら“私たち”は、大丈夫。

「……ありがとう、リーダー」

 彼に少しだけ、もたれかかる。彼は私を支える。

 彼の胸に顔を埋めながら目を閉じて、彼と仲間とこれからのことを、考えた。



 ~fin~
 



元スレ
【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486111568/
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         コメント一覧 (17)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年07月05日 16:53
          • 作者が気持ち悪いのと終盤までハルガーハルガーの繰り返しで話が進まないから最初と最後だけ読めば十分
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年07月05日 16:54
          • 5 ※1
            ありがとう
            このこめのおかげでさいしょとさいごだけよんで
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年07月05日 17:24
          • 杏を嫌ってる奴大体童貞
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年07月05日 17:29
          • もう9股のままでいいんじゃないかな

            ゲームで9股した時、バレンタインで春ちゃん先輩の笑顔が怖かった・・・
            薪割りの要領でぶった切られそう
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年07月05日 18:05
          • ※3
            童貞っていうか、学生時代恋愛してなかった奴に多い。
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年07月05日 18:06
          • ゲームのキャラの好き嫌いでなに言ってるの?
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年07月05日 18:36
          • ※3
            杏が嫌いなんじゃなくて杏の声が苦手って人も一定数いる気もする

            妙ちゃんを孕ませて産婦人科医プレイしたい

          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年07月05日 21:25
          • 安価という割には春ありきの部分が多すぎてなぁ…
            春が好きなら単純に春のSS書けばよかったじゃねぇかと
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年07月06日 00:44
          • まあ春のssと思えば普通に面白かったよ
            安価でここまで整合性とるのも大変だったろうと素直に思うわ
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年07月07日 11:27
          • 春ちゃん、パッカーンですよパッカーンっ!w
            バレンタインのチョコを握り潰す前に言い訳考えなくてはなりませんっ!!www(笑)
            でないと、薪割りの要領でメメントスでパッカーンですよっ、パッカーン!!!(恐)
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年07月08日 01:40
          • やっと完結したのか・・・。本スレで作者がゲーム作るとか言い出して追うのやめてたけど。
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年07月08日 07:35
          • 割と嫌いじゃない
            ゲームマジで作ってるみたいだな
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年07月19日 20:03
          • カタルシス半端ねーッス
            エンディングも望み通りでもう、最高やな
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2018年02月08日 03:40
          • 自演するならバレないようにやってや
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2018年02月08日 13:35
          • ※7
            春を孕ませて妊婦プレイしたいわ(錯乱)
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2018年05月01日 10:16
          • 安価スレで自演するとかアホなのか?
            自演するくらいなら安価するなや
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年02月19日 00:42
          • 是非ゲーム化して欲しい。キャラの心情とかよく練られててめちゃ面白かった。
            またp5 やろうかな…

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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