男「ちくしょう、結局眠れなかった。一睡も出来なかったし>>3(さかだち)をするしかないな」
- 2017年07月03日 18:10
- SS、神話・民話・不思議な話
- 6 コメント
- Tweet
男「確かに眠気覚ましには逆立ちがいいと聞いたことあるな。あとジャンプすればいいだの」
男「いけるか?まぁショルダープレスは体重以上上がるしいけるだろ。ふんっ…!」
男「う、うおお…バランスが、このまま…>>6に行くか!」
男「ガハハハハ!思わず、彼岸島の金剛さまみたいな笑い声出ちまった!」
男「妹はまどマギが好きだからな!ワルプルギス状態で行けば喜ぶに違いない!」
ガララー
母「ねぇ、ちょっと…あら?アンタ何してんの?」
男「サカサマのパテマしてんの!」
母「懐かしいアニメ知ってるわね。妹にお弁当届けてくれない?」
男「おう、ついでに>>8も持ってくぜ!」
母「頼むわね」
男「おう、手提げを俺の股ぐらにかけてくれ!」
母「はいはい」
テクテク…
男「ちょっと疲れてきたなぁ。休憩に>>12でも寄るか」
グググ…!
男「うぎぃ!スマホ操作するために片手逆立ち辛い…やっぱつれぇわ…!」
男「『オッケーGoogle』」ピコッ
男「近くの発展場」
スマホ《近くの発展場は…》
公園――
男「やってきました発展場!」
男「そろそろ三角筋と上腕三頭筋が切れそうだ」
ゾロゾロ…
男「おっ、賑わってるねぇ」
男「>>14でもしてみるか!」
ホモ2「な、何してんですかアンタ?」
男「ほふく前進をしてるのさ!」
ホモ3「な、なんでそんなことを?」
男「妹は『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』が大好きなんだ。だから逆立ちしてたんだが…」
男「この度、疲れましてほふく前進に移行することが決定したのだ!」
男「それにこう、なんかズリズリ擦りながら移動日するととっても気持ちいい!もう気分はアクエリオンだ!」ズリズリ…!
ホモ1~100「ゴ、ゴクリ…!!」
男「おう!気持ちいい!」
ホモ3「発展場で盛るのよりも!?」
男「おう!気持ちいい!」
ホモ4「信じらんねぇよ!」
男「考えてもみろ、俺は今まさに地球と繋がってるのだ!」
ホモs「「!」」
ざわ…ざわ…
男「生きとし生けるモノ全てと繋がって宇宙にあまねく慈悲を受けているのだ。満たされるぞ!お前らもやれ!」
ホモ1「面白いじゃないの」
ホモ2「ホモ1さん…」
ホモ1「妹さんの為に体を張るその心意気、なるほど。アンタみたいな男嫌いじゃない」
ホモs「「…」」
ホモ1「お前らもやるぞ。そして、この男の背中を追い掛けるんだ。…きっといい経験になる。きっといい気持ちだぜ!」
男「ホモ1ぃ」
ホモ1「さぁ、何やってる…妹さんの学校へ行くんだろ?」ニッ
男「…あぁ!」
男「出発だ!」ズリズリ
ホモ1~ホモ100「「…」」ズリズリ
男「気を付けろ!段差があるぞ!」
ホモ2「あぐっ…!?」ズリッ!
ホモ1「はっはっは、大丈夫か?消毒に赤チンでも塗ってやろうか」
ホモ2「ホモ1さん…いい男…」
ホモ3「いかん!どぶ板の穴に引っ掛かった」グイッグイッ
男「みんな気を付けろよ。商店街に寄るのは久々だな」
男「>>21でも買ってくか!」
ホモ1「待て、男。ゴムなら俺達がたんまり持ってるじゃないの」
「男さんはこんな素晴らしい文化を発展場に授けてくれた!」
「みんなと一緒に気持ちよくなれるなんて最高だぜ!」
男「気持ちはありがたいがそのゴムじゃねぇ」
男「妹はワンピースが大好きなんだ。だから、お土産にゴムを買うのさ!」
男「ちなみに俺の好きな漫画はワンピースじゃなくて、クジラックス大先生のわんぴいすだ!」
八百屋「僕、肉嫌いだから」
肉屋「綾波レイかお前!」
男「よう、相変わらず仲がいいなお二人さん」
肉屋「男!?何してたんだお前。最近見なかったが…あ、また鳥のむね肉業務用パック買いにきたのか?」
男「部屋でずっと筋トレしてたんだよ。それより、お前らも……」
ホモ1「やらないか」
ホモ1「男は度胸!なんでも試してみるのさ!」
肉屋「女だよ!」
寝具屋「おいおい、道でうつ伏せになって何してる…って男、また肉屋で鳥のむね肉と同人ショップでクジラックス大先生の作品と柚木N女史の作品を買いにきたのか?」
花屋「あ、男じゃん。何してんだよ」
駄菓子屋「変わってねぇな相変わらずアホ面だぜ」
男「ハッハッハ!ゾロゾロとお出ましだ!おい、皆も俺たちと一緒に気持ちよくほふく前進やろうぜ!」
ざわ…ざわ…!!
男「そして、大宇宙にあまねく愛に包まれて妹のところへ向かおうぜ!!」
八百屋「え、えぇ…?」
花屋「妹さんのところぉ?」
男「おう!」
魚屋「ハハハ、何いってんだか…と言いたいところだが、妹ちゃんのためならしょうがねぇなあ」ニヤ
肉屋「なんかよく分からないけど面白そうじゃん!あたしもやるやる!」
\俺も!/ \私も!/ \ワシも!/
ホモ1「うれしいこと言ってくれるじゃないの。それじゃとことん喜ばせてやるからな」
男「あと、お土産に>>28をくれ!……さぁ、出発だ!」ズリズリ…
ホモと商店街「「「おう!!」」」ズリズリ…
ゲーム屋「自分の保存用でいいなら差し上げるでござるよ」
男「すまねぇな!妹に見つかって捨てられたのだ!」
八百屋「ちゃんと隠しなよ」
男「よし、がいがぁかうんたぁもゲット出来たし出発だ!」ズリズリ…!
ホモと商店街「「…」」ズリズリ…
ざわ…ざわざわ…
子供1「あー!大人が地面を這いずってるー!」
子供2「変なの変なのー!」
男「ムムッ!子供たち、子供たちもやらないか!」
子供s「やるやるー!」
男「そこの道行くお姉さんも!ダイエットにいいぞ!そこの疲れた顔のサラリーマンも!嫌なことなんてズリズリして削り落としちまいな!」
ゲーム屋「大人も子供もおねーさんも!!」
\やる!/ \やる!やる!/
ホモ1「よかったのかホイホイついてきて。俺はノンケだってかまわないで食っちまう人間なんだぜ」
男「ハハハ、皆ついてこい!」
男「ガハハハハ!大通りに出たら、皆ざわついてるわ!」ズリズリ…
駄菓子屋「ビックリマンシールしやがって!」ズリズリ…
花屋「驚き桃の木山椒の木だな!ちなみに、山椒の花言葉は健康とか好意ってんだ」
男「そろそろ学校へ着く!ほら、見てる奴等も俺たちと一緒にほふく前進しようぜ!」
ホモ1「ほら、遠慮しないで混ざってみろよ」
寝具屋「大地にうつ伏せになって寝転がるのもいい気持ちだぞ!」
ざわ…ざわ…ざわ…ざわざわざわざわざわ!
ホモ2「すごく…大人数です…」
ホモ1「ああ……次は学校だ」
男「遊びも勉強もしたけど分からないことばかり!ならほふく前進で進もう!みんなで!」
先生「今日は調理実習しまーす」
\はーい!/
先生「好きなグループを作って仲良くカレーやら味噌汁やら作ってくださいねー」
妹「……」ポツーン
先生「あ…妹ちゃん」
妹「うう、私、引っ込み思案でクラスが変わってから友達いなくて…」
先生「…先生と作ろっか」
妹「はい…」
…ヒュー
…コツンッ
妹「いたっ!これは…ゴム仕掛けの飛行機?なんか嫌に手作り感が…」
『やっぱふくらみかけは最高やで!』
『ううっ!』
妹「ク、クジラックス大先生のがいがぁかうんたぁじゃない~!」ワナワナ
「あれ?妹ちゃん、その紙飛行機……あっ」
「あっ!すごい、それゴムで飛ぶやつだよね!……あっ」
妹「ち、違うからっ!窓から飛んできたのー!」
??「妹よー!!」
妹「!?」
??「兄ちゃんのプレゼントは気に入ってもらえたかッッ!!!」
……ズリズリ
ズリズリズリズリ…
ズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリ!!!!
「せ、先生…窓の外に!」
「ああっ!窓に!窓に!」
先生「!?」
男「ハハハッ!妹!兄ちゃんがお弁当と水筒入りを届けに参上仕ったぞ!!」ズリズリ…
1~300人「「「妹ちゃんッッ!」」」ズリズリ…
妹「い、いやぁー!なんで兄ちゃんが…!?それになんで後ろに大人数が!
皆なんでほふく前進してるのよー!」
男「兄ちゃんもなんでこうなったか分からんッ!
いつのまにかロッキー2みたいになってしまったんだ!!」
「あっ!危ないガスコンロが…」
ボウッ!!
「ひいいっ!」
「火が!」
先生「あわわわわ…み、皆落ち着いて!」
妹「に、兄ちゃんのせいでSAN値下がった子がパニック起こした…!」
ボウッ!メラメラメラメラ…!!
ジリリリリリン!!!!!!!!
ホモ1「火災警報がなってるじゃないの!」
男「どうせワルガキのイタズラだろ?」
メラメラメラメラ…
男「!」
ホモ2「すごく…煙いです…!」
男「妹のいる調理実習室から煙が出てる!!」
男「まずいな!古い校舎だからか火の手が早い!」
肉屋「校内中パニックだぞ!クソ、焼き肉焼いても家焼くなって近頃の子供は習わないのか」
男「妹!ちくしょう、責任の一端は俺にもあるかもしれん…いま助けにいくぞ!」
ホモ2「で、でもどうやって!」
ホモ1「アイツが行くといったんだ。止めても無駄さ」
ホモ1「それに仲間が死地に向かうなら…俺達は援護してやるのがいい男ってもんだろ?」
男「ホモ1さん…!」
ホモ1「いいぞ。お前の妹を想う気持ちが。腹の中にどんどん入ってくるのがわかるよ」
ホモ1「なぁ、そうだろ!みんな!」
「男さん!」「アンタには借りが出来た!」「一緒に妹ちゃんを救おう!」
男「ハッ…み、みんな…」
ホモ1「後ろは任せろ!さぁ、行きな!」
肉屋「慌てるな!落ち着いて避難しろ!」
「けほっけほっ!喉が…」
「煙で喉が…」
八百屋「喉を痛めたならこの梨や大根を食べるといい。梨は漢方医学では喉にいいとされていて、大根には消炎作用がある」
駄菓子屋「のど飴も腐るほどあるぞー!」
ホモ1「よしいいこと思い付いた。俺達は水道から水爆弾を投げて消火にあたるぞ」
ホモ2「う~~水道水道」
ホモ1「ゴムならたくさんあるからな。火の元に投げ込め!」
ホモs「「「はい、ホモ1さん!!」」」
男「妹!妹!おわっアチチチ…」
??「に、兄ちゃん…」
男「妹!」
妹「ごめん、あたし、足くじいて逃げ遅れて…」
男「妹!大丈夫か!?」
男「とりあえず、水をかぶれ!衣類が燃えにくくなるからな」
妹「そ、そういえば…なにその大きなタンク…背中に乗せてほふく前進してたけど…」
男「このタンクの中身は大量のお茶だ!お茶の中に水筒も入ってるぞ!」
妹「その水筒にお茶入れようよ!」
ザバァアア!!
妹「わぷっ!」
コツーン
妹「いたっ!水筒頭に当たった」
男「すまんすまん、よし、ほふく前進で進むぞ!」
妹「ほ、ほふく前進?」
男「火事の鉄則は頭を低くすること!なるべく煙を吸い込まないようにするんだ!」
男「うむ。ハンカチで口をおさえ、姿勢を低くして……逆立ちかほふく前進だ!」
妹「それはちょっと違うと思うけど…」
男「まぁいい!逃げるぞ!」
メラメラメラメラ…ボウッ!!
男「うおっ!ここは火の手に塞がれてら」
??「男!」
男「そ、その声は…」
男「花屋!」
妹「タ、タンポポで風に乗って…!三階の高さまで浮かんでる…!?」
花屋「逃げ道は塞がっちまってる!すまねぇ、俺のタンポポ空中浮遊は綿毛が便りだから、火には近づけねぇ。
だがいま、駄菓子屋がケツにメントスとコーラ入れて向かってきてる!」
ボシュウウウウウウウウ!!スタッ…
駄菓子屋「悪い…推力は一人分乗せて地面に着陸する分しか残ってない!」
男「!…そうか。なら、妹」
妹「い、いや!絶対いやだから!あたし一人で助かりたく…」
男「よっと」
トンッ
妹「」ドサッ
男「よっと、妹を任せた!駄菓子屋」
駄菓子屋「おう。アチチ…無事に帰ってこいよ!」
ボシュウウウウウウウウ!!!!
男「……ハッ!誰にもの言ってやがる。俺は男だぜ」ニイッ
ホモ1「なにィ。まだ火の勢いがおさまらない? この校舎俺達を消防車とまちがえてんじゃねえのか!?」
駄菓子屋「妹ちゃんは無事だ」ボシュウウウウウ…スタッ
ホモ2「男さんは…!」
肉屋「お、おい見てみろ!屋上だ!」
八百屋「な、なにをする気だ!?」
ゲーム屋「男殿ならきっと大丈夫でござるよ。誰かが英雄になれるなら、誰もが英雄になれるはずでござる!」
男「だが、やるしかねぇ」
男「腰に結んで、と」
ざわ…ざわ…!
肉屋「な、なんか身体に結び付けてるぞ!」
八百屋「あ、あれは…輪ゴムだ!」
ゴム屋「あれは包装で使われる大きいサイズの輪ゴムだが…短時間で何重にも重ねて結びつけるとは…!
まさか命綱にして屋上から降りるつもりか!?」
ホモ1「男は度胸!なんでも試してみるのさ!」
男「……とうっ!――」
男「おわっ!長すぎた!」
ホモ2「お、男さん!」
八百屋「男!」
\男さん!/
男「(や、やべぇ…勢いがころしきれない…この勢いのまま地面に)」
――ボフンッ!!
男「お…!?」
寝具屋「ハァ、ハァ…どうにか、間に合ったぜ」
「い、一瞬で布団を…」
「すごい…」
男「し、寝具屋…センキュ…死ぬかと思ったぜ」ニッ
男「やっと消防車がお出ましか。火の手が広がるのは最小限に防いだから、すぐ済むだろ」
ホモ2「怪我人も0…良かったです」
ホモ1「あぁ。大事にならなくてよかったよ」
妹「兄ちゃん、ほんとバカなんだから!」プンスコ
男「許せ、妹。機嫌治せって」
妹「むぅ」
「妹ちゃんのお兄さん、すごいねっ!」
「たくさんの人を連れて校舎が大火事になるの防ぐなんて中々出来ることじゃないよ」
妹「え、えー!違うよっ!アイツはただのバカで…」
男「せっかくだからバーベキューしないか、なぁ肉屋!八百屋!」
八百屋「え、えぇ?」
肉屋「いいな、それ。やるか!」
ホモ1「バーベキュー、やらないか」
\やるー!/
妹「に、兄ちゃんってば…」
「妹ちゃん、一緒に食べようよ!」
「うん、一緒たべよたべよー」
妹「!……うんっ」
男「……」ニコッ
ホモ1「ふふ、皆の熱い気持ちで腹ン中がパンパンだが…バーベキューとくれば別腹だな。
遅れるなよ。ホモ2」ズリズリ…
ホモ2「しーましェーン!」ズリズリ…
\ほふく前進するー!/
妹「まったくもう…勝手なんだから」ズリズリ…
男「よし、このまま飯食ったあとはどこまでも仲間を増やして練り歩くぞ!」
妹「それはやめてよぉ」
ホモ1「ところでコイツの背中を見てくれ。こいつをどう思う?」
\すごく…ついていきたーい!/
1~500「!」ズリズリズリズリズリズリズリズリ!
男「――出発だ!!」ズリズリ!
元スレ
男「ちくしょう、結局眠れなかった。一睡も出来なかったし>>3をするしかないな」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1499053608/
男「ちくしょう、結局眠れなかった。一睡も出来なかったし>>3をするしかないな」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1499053608/
「兄弟・姉妹」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (6)
-
- 2017年07月03日 18:22
- 感動した
-
- 2017年07月03日 21:00
- 神話定期
-
- 2017年07月03日 21:53
- 浦鉄の大鉄がごろごろする話思い出した。
-
- 2017年07月03日 21:55
- 匍匐前進しなくちゃ(使命感)
-
- 2017年07月04日 05:06
- なにげに過去作とクロスオーバーしてて胸熱
-
- 2017年07月04日 19:17
- なんかいい話風になってるけど火事の原因は男に有るんだよなあ…