【ガヴドロ】ヴィーネ「ごめんガヴ…もう私あなたの面倒見切れない…」
- 2017年06月23日 01:10
- SS、ガヴリールドロップアウト
- 20 コメント
- Tweet
ヴィーネ「だってガヴってばどれだけ手を尽くしても自堕落な生活続けるし…面倒を見る意味が見いだせなくて…もう疲れちゃったのよ…」
ヴィーネ「だから私はあなたから離れることにしたの」
ガヴ「そんな…急すぎるだろ!」
ヴィーネ「じゃあね、ガヴ…もう会うこともないでしょうね」
ガヴ「待って!これからはちゃんと自分のことは自分でするから…!!考えなおしてくれ!!」
ヴィーネ「もう…遅いわよ…」
ガヴ「い…いやだ!!こんな突然…!!」
ガヴ「…はっ!なんだ夢か…」
ガヴ「全く…なんて夢見てんだよ私…、まるで恋人に愛想つかされたみたいじゃないか…」
ガヴ「第一、あのお世話大好き悪魔が突然あんなことになるかよ」
ガヴ「まあヴィーネにお世話されなくても私は痛くもかゆくもないけどな…ハハ…」
____________________________
ヴィーネ「ごめんガヴ…もう私あなたの面倒見切れない…」
ヴィーネ「じゃあね、ガヴ…」
____________________________
ガヴ「……」ズキッ
ガヴ(なんだよ…これじゃまるで…)
ガヴ「……」チラッ
(部屋中に散らばるゴミ)
ガヴ「……」
ガヴ「あ…ああヴィーネ、いらっしゃい」
ヴィーネ「あら?てっきりまだ寝てると思ってたんだけど…」
ガヴ「私だってたまにはこういう日もあるさ」
ヴィーネ「へぇ…、ん?部屋がいつもより片付いてる…」
ガヴ「早く起きたからさ、部屋の片づけしてたんだ」
ヴィーネ「え?あのガヴが!?…まさかゼルエルさんでも来るの?」
ガヴ「いや、姉さんは関係ないよ、ただ…何となくだよ」
ヴィーネ「ガヴ…」
ガヴ「ちょっ…!ヴィーネなにすんだよ…?」
ヴィーネ「あっごめん!うふふ…ちょっと…えらいなって思っただけ」ナデナデ
ガヴ「なんだそりゃ、私は子供かよ…」
ガヴ(ただ…ヴィーネに撫でられるのは…少し心地いいな…)
ガヴ(ヴィーネ…私がもっとちゃんとしたら…もっと褒めてくれるかな…?)
ヴィーネ「ガヴ、宿題はちゃんとやった?」
ガヴ「ああ、ちゃんとやってあるぞ」
ヴィーネ「へぇ…、ガヴ最近真面目になってきたじゃない?」
ガヴ「私が本気出したらこんなもん楽勝だっての、だからもっと私を褒めるがいい」
ヴィーネ「どういう理屈よ…、まあいいわ」ナデナデ
ガヴ(えへへ…)
サタ「ヴィネットぉー、宿題見せてー(泣)」
ヴィーネ「こっちは全く変わらないわね…、ほら、教えてあげるから…」パッ
ガヴ(…あれ?もう終わり?)
ガヴ「……」
ガヴ(やっぱり宿題はやってきて当たり前だし、あんま褒められるものでもないか…)
ガヴ(もっと…ヴィーネに褒めてもらいたいな…)
ガヴ(もっと、褒められるようなことしなくちゃ…)
土曜 午前6:00
ガヴ「ふう…気持ちがいい朝ですね…」
ガヴ「さて…今日の予定は公園の草むしりと町内のゴミ拾い、それと募金活動のボランティアですね!」
ガヴ(ヴィーネに褒められたい一心で善行に励んだ結果、私は駄天前にほぼ戻りました)
ガヴ(この調子で頑張って…もっと褒めてもらって…えへへ…)
ヴィーネ「あら?ガヴじゃない」
ガヴ「ヴィーネ!!聞いてください!今日はですね…」
ヴィーネ「もう完全に駄天前に戻って、理想的な天使になってるわね…」
ガヴ「そうでしょう?だからご褒美に頭を撫でてほしいです!」
ヴィーネ(なんか自己主張が激しくなってる気がするけど…)
ヴィーネ「はいはい…」ナデナデ
ガヴ「えへへ…」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ(このガヴなら…もう問題ないかもね…)
_______________
___________
ガヴ「…え?ヴィーネ…今、なんて…?」
ヴィーネ「私、魔界に帰って修行することになったの」
ガヴ「そんな…、でもすぐに帰ってくるんですよね!?」
ヴィーネ「分かんない…」
ヴィーネ「ただ、下界での生活を見て、悪魔として問題ありと判断されちゃったから…」
ヴィーネ「下界では生活できないかもしれないわ…」
ガヴ「そんな…!!」
ヴィーネ「でも、一生会えなくなるわけじゃないし…少しだけなら降りて来れるし…」
ガヴ「でも一緒にいられる時間はほぼ無くなっちゃうじゃないですか!!」
ガヴ「私のときだってなんとかなったんです!!ヴィーネだって…」
ヴィーネ「無理よ…悪魔学校での決定事項だもの…」
ヴィーネ「大丈夫よ、今のガヴなら私のお世話も必要ないし、上手くやっていけるわよ」
ガヴ(そんな…!!それじゃ私は何のために…)
____________________________
ヴィーネ「じゃあね、ガヴ…」
____________________________
ガヴ「嫌だ…」
ガヴ「嫌だ嫌だいやだいやだイヤだ!」ダッ
ヴィーネ「あっ!待ってガヴ!……行っちゃった」
ガヴ(もっと…、いや、ずっと…)
ガヴ(ヴィーネと一緒にいたい…)
ガヴ(でも、ヴィーネが魔界に行ったら天使の私はほぼ会えなくなる…)
ガヴ「……」
ガヴ「なんだ…こんな…」
ガヴ「簡単なことだったじゃないですか」
サタ「ヴィネットと下界で過ごせなくなるのは…寂しいわね」
サタ「まあでも私は魔界に帰った時に会えるけど…」
ラフィ「私とガヴちゃんは会う機会が限られてしまいますね…」
ヴィーネ「まあ、全く会えないわけじゃないんだし、会ったときにはまたお茶でもしましょう!」
ヴィーネ「それよりガヴはやっぱり…」
ラフィ「来ませんでしたね…、別れが辛いのでしょうね…」
ラフィ「最近のガヴちゃんはヴィーネさんに熱烈なラヴコールを送ってましたし」
ヴィーネ「ラヴコールって…///もうラフィったら冗談はやめてよ」
ラフィ(冗談ではないのですが…)
ヴィーネ「じゃあ行くわね」
サタ「しっかり修行してくるのよー!」
ラフィ「ではまたいつか会いましょうね」
ヴィーネ「さよなら!2人とも!」
サタ「ねえラフィエル…ガヴリールは今何してるの?」
ラフィ「ガヴちゃんですか?確かに気になりますね?ちょっと千里眼で…」
サタ(なんか…よくわからない嫌な予感がするのよね…)
ラフィ「え…?ちょっと待ってください…」
サタ「何!?どうしたのラフィエル!?」
ラフィ「ガヴちゃんが…そんな…」
ヴィーネ「え?修行取り消し?」
悪魔「ええ、再審査の結果、月乃瀬=ヴィネット=エイプリルさんは大変優秀な悪魔と判断され、下界での生活続行及び給付金の大幅増額が決定しました。おめでとうございます」
_____________________________________
ヴィーネ(全く身に覚えがない…)
ヴィーネ(確かに悪いことはしてきたつもりだけど…)
ヴィーネ(評価がここまで覆ることなんて…)
ヴィーネ「はあ…お別れまでしたのに…」ガチャ
ヴィーネ「あれ?…家の鍵が開いてる…?」
ガヴ「おかえりなさい!ヴィーネ!」
ヴィーネ「ガヴ!?なんでここに!?」
ヴィーネ「ガヴ…どういうこと?」
ガヴ「こういうことですよ」バサッ
ヴィーネ(そこにはいつもの天使の羽と輪は無くなり…)
ヴィーネ(悪魔の証である蝙蝠のような翼と、角が生えたガヴがいた…)
ガヴ「どうです?ヴィーネとおそろいにしてみたんですよ?似合ってますか?」
ヴィーネ「ガヴ!!あなた自分が何をしたかわかってるの!?」
ガヴ「ええ、わかっていますよ。これでヴィーネはこれからも下界で生活できますし、しかも私を堕天させた功績で仕送りも大幅アップですよ!…最高でしょう?」
ガヴ「私は変わっていませんよ」
ガヴ「私は…ヴィーネ、あなたの傍にいたいんです…」
ガヴ「天使じゃなくなったので仕送りも学籍もなくなっちゃいましたけど、自分の分の生活費はバイトして稼げますから、ヴィーネは私を傍に置いてくれるだけでいいんですよ!
そうだ!ヴィーネの分の生活費も私が賄いますよ!そうしたらヴィーネは大好きなイベントにお金を使えますし、掃除とか洗濯とかも私に任せてくれればヴィーネも時間が出来て好きなことが出来ますよね!
私はヴィーネが喜んでくれればそれが一番の幸せなのでどんどん私を使ってくださいね!ヴィーネが望むなら夜伽も…」
ヴィーネ(どうして…私が離れようとしたから…?)
ガヴ「だから…ヴィーネ」
ガヴ「私と…一緒にいてくれますか?」
END
1.受け入れる
2.受け入れない
ハッピーエンドがなきゃショック死するかもしれない
えっちなシーンも
ヤンデガヴ見たい
ヴィーネ「ガヴ…どうして…?」
ガヴ「え?」
ヴィーネ「私は…こんなこと望んじゃ…」ポロポロ
ガヴ(どうして…私とずっと会えるようになったのに…なんで悲しんでるの…?)
ガヴ(私が堕天したから悲しんでるの…?)
ガヴ(私 が ヴィ ー ネ を 悲 し ま せ た の ?)
ガヴ(そんな…そんな…!)
ガヴ「あ、ああああああああああああああああああ!!!!」
ヴィーネ「ガ、ガヴ!?」
ガヴ(…ヴィーネを悲しませる私なんて…)
ガヴ( 要 ら な い !! )
シュン
ヴィーネ「ガヴ!!」
………
ヴィーネ(それ以来…私はガヴに会うことはなかった…)
ヴィーネ(ガヴが今何をしているのか…そもそも生きているのかすらわからない…)
ヴィーネ(…どこで私は間違えたのだろう)
ヴィーネ(私のために堕天した彼女のことは…私の心の蟠りとなり…今でも心に残り続けている…)
BAD END
ヴィーネ「わかったわガヴ…私、あなたと一緒にいる」
ガヴ「!!」パアァ
ガヴ「ヴィーネ!…私、嬉しいです!」ギュ
ガヴ(もう天界には戻れなくなっちゃったけど…でもいいんです)
ガヴ(ヴィーネとずっと一緒にいれれば…私は…幸せなんです)
HAPPY END?
元スレ
ヴィーネ「ごめんガヴ…もう私あなたの面倒見切れない…」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1498138597/
ヴィーネ「ごめんガヴ…もう私あなたの面倒見切れない…」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1498138597/
「SS」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (20)
-
- 2017年06月23日 01:29
- 葛藤なしに暴走する病んガヴちゃんきゃわわ
-
- 2017年06月23日 01:32
- ガヴィーネ?好き
病みガヴいいわぁ
-
- 2017年06月23日 01:33
- 病みと言えば
最近ガヴドロSSのコメント欄でヤンデレキャラ見ることがなくなって寂しい
-
- 2017年06月23日 01:55
- 聖悪魔ガヴだと……新しい!
-
- 2017年06月23日 03:14
-
病みガヴもガヴィーネもいいね!
-
- 2017年06月23日 03:24
- 病みガヴ好き
-
- 2017年06月23日 03:48
- ※3 それな
-
- 2017年06月23日 05:13
- 最近のガヴィーネ推し良いゾーー^
-
- 2017年06月23日 05:44
- どっちにしろハッピーエンドではないような…?
でも最近ガヴィーネ少しづつ増えてきて嬉しい
-
- 2017年06月23日 06:02
- 何でですか天真先輩。何故先輩ともあろうお方が堕天してしまったんですか?天真先輩に近付く為に辛くて苦しい修行や善行を頑張ってきたのに、なぜ私から離れていってしまうんですか?先輩は私の事が嫌いなんですか?そんな筈はありませんよね?あの日天真先輩が私に向けてくれたあの笑顔は嘘なんかじゃありませんよね?…そうですよ、天真先輩が私を置いて行く筈がありませんからね。これは天真先輩の『私の事を本当に想っているのならば、私と同じ様に堕天してみなさい』と言う事なんですよね?勿論です天真先輩。天真先輩と一緒にいられるのならば天使であることに未練なんてありません。今すぐ先輩のお側に参りますから、待っていてください天真先輩。月之瀬先輩のおまけでも構いません。天真先輩の為だったらなんでもします。だから私にあの日と同じ笑顔を私に向けてください天真先輩……。
※3・7 病み※秋田から書くなって言われたから… 書いて良いって言うなら書くけど
-
- 2017年06月23日 06:31
- 敬語口調で病んでるのが新鮮で良い
-
- 2017年06月23日 08:42
- あ~^ヤンデレガヴに死ぬほど愛されて夜も眠れない日々を送りたいだけの人生だったけどそれがこうも簡単に達成できるなんてあーーーー すこ
こんなことができるなんてさすが悪魔よね私!!タップリンとかいうクソコテの出る幕はいくら名前を変えたってないのよ。おとなしくサターニャとひっつき虫してなさいよね
-
- 2017年06月23日 09:29
- 一周回ってコレはコレでありだな
病み※が多けりゃ多いでウザったいしなければないで物足りないし何事もほどほどが大事ってもんだ
-
- 2017年06月23日 09:38
- だからみじけーって
もっと長いの書け
-
- 2017年06月23日 17:16
- ※3書いた奴だが
※10の病みタプいいぞ~
タプリスヤンデレは初かもしれない
飽きてないからまた書くんだ
-
- 2017年06月23日 18:09
- コメ欄のなりきり合戦好き
-
- 2017年06月23日 18:15
- ヴィーネとタプリスがお互いに罵り合いしてるの好き
-
- 2017年06月26日 10:51
- ???「愛よ!」
-
- 2017年06月27日 07:35
- ギャグとかゆるい雰囲気のSSでならいいけど、真面目な雰囲気でキャラ崩壊もしていないSSで悪速コメをされるとウザったさが勝る
つまりやるなとは言わんが空気は読んでほしい
-
- 2017年06月28日 09:45
- 病んガヴいいぞ〜