【けものフレンズ】サーバル「かばんちゃんはわたしから離れちゃダメだよ」
セルリアン「(^o^)」
かばん「こ、来ないでっ」タタタッ
かばん(どうしよう、ぼくひとりじゃ……)
セルリアン「(о´∀`о)」
かばん(お、追いつかれ……)
サーバル「かばんちゃん!」ガサッ
かばん「サーバルちゃん!」
サーバル「うみゃ!」ドゴッ
セルリアン「\(^o^)/」パッカーン
かばん「あ、ありがとうサーバルちゃん。助かったよ」
サーバル「よかった、間に合ったみたいだね」
かばん「急にセルリアンが現れたから、びっくりしたよ」
サーバル「……」
かばん「サーバルちゃん?」
サーバル「あ、ごめんなんでもないよ。帰ろっか」
かばん「うん」
サーバル(わたしだって、フレンズの中では弱い方なのに……)
サーバル(たぶんフレンズの中で、あの大きさのセルリアンを倒せないのはかばんちゃんだけだ)
サーバル(もし、間に合ってなかったら……)
サーバル「」ゾクッ
サーバル「おやすみ~」
かばん「あれ、サーバルちゃんも寝るの?」
サーバル「今日は疲れたから」
サーバル「夜行性だけどね!」
かばん「あはは」
サーバル「むにゃ……」
サーバル「ん、かばんちゃん……」ムクッ
サーバル「……あれ? かばんちゃんは?」
サーバル「かばんちゃん!」
かばん「わぁ! びっくりした」
サーバル「……何してるの」
かばん「ごめんね、起こしちゃったかな。星がきれいだから、眺めてたんだ」
サーバル「……」
かばん「ほら、いっしょに見てみない?」
サーバル「……うん」
サーバル「そうだね……」
かばん「ねぇ、サーバルちゃん」
かばん「何か悩んでる?」
サーバル「えっ」
かばん「なんか、サーバルちゃんの様子がおかしかったから」
かばん「ぼくでよかったら、話を聞くよ」
サーバル「……」
サーバル「もう、わたしから離れないで」
かばん「え?」
サーバル「お願い。これからはずっと、わたしから見えるところにいてよ」
かばん「ど、どういうこと?」
サーバル「そのまんまだよ。かばんちゃんがひとりでいるのは危ないから」
かばん「確かに、今日はちょっと危なかったかもしれないけど……」
サーバル「ちょっとじゃないよ! たまたまわたしが近くにいなかったら、かばんちゃん食べられてたかもしれないんだよ!?」
かばん「お、大袈裟だよ」
サーバル「怖いよ、不安だよ。だってかばんちゃん、あんな小さなセルリアンにも勝てないなんて……」
かばん「突然現れたから、あわてちゃって……」
かばん「ご、ごめん」
サーバル「やっぱりかばんちゃんひとりだと危ないよ。わたしがずっとそばにいて、いつでも助けてあげるから」
かばん「……ごめんね、心配かけて。ぼくが弱いから」
サーバル「ううん、違うよ! かばんちゃんはすごいよ。わたしが考えもしないようなことを思いついて、いろんなフレンズを助けてあげて……」
サーバル「わたしがセルリアンに食べられたときだって、かばんちゃんが助けてくれたし」
サーバル「そんな優しくてかっこいいかばんちゃんのこと、わたしは大好きだよ」
かばん「あ、ありがとう。ぼくも……」
サーバル「でもね」
サーバル「かばんちゃんが頑張るのは、いつも誰かのためなんだよね」
かばん「……そう、かな」
サーバル「もちろんそこがかばんちゃんのいいところでもあるんだけどね。でも、わたしは心配だよ」
サーバル「わたしを助けてくれたときもそうだったよね。かばんちゃん、わかってたんじゃない? わたしを助けたら、今度は自分が食べられちゃうって」
かばん「そんなこと……」
サーバル「ほんとに?」
かばん「う~ん……」
かばん「ぼくだって、食べられたかったわけじゃないよ。でも、あのときは必死だったから」
サーバル「じゃあ、なんでさっきは必死になれなかったの?」
かばん「必死といえば必死だったけど……」
サーバル「いつもみたいに何か思いつかなかったんでしょ?」
かばん「……」
サーバル「たぶん、他のフレンズといっしょにいたら、そうはならなかったよ」
サーバル「その子を助けるために、きっといい方法を思いついてたよ」
かばん「そう、なのかな」
サーバル(まぁあのサイズのセルリアンなら、その子が倒しちゃってただろうけど)
サーバル「ふたりを抱えてとぶのは間に合わないと思ったから、とっさにね」
かばん「ほら、サーバルちゃんだって、誰かのために体を張れるいい子じゃない?」
サーバル「そりゃ、かばんちゃんやボスのためならそのくらいのことはするよ」
かばん「あ、ごめんね、もちろん責めてるわけじゃないよ。あのときはありがとう」
サーバル「ううん、こちらこそ」
かばん「ね? 別にぼくだけが特別なわけじゃないんだよ。結局そのあとは、皆がぼくのためにがんばってくれたわけだし」
サーバル「……うーん」
かばん「違う……?」
サーバル「かばんちゃん、初めてセルリアンを見たとき、どう思った?」
かばん「サーバルちゃんと出会ってすぐのことだったよね。最初は、フレンズかと思って話しかけちゃったよ」
サーバル「ほら、やっぱりね」
かばん「だって、あのときはセルリアンがぼくたちを食べるなんて知らなかったから」
サーバル「そうじゃないよ。もし記憶がなくなってたとしても、わたしや、たぶん他のフレンズならそうはならなかったよ」
かばん「え?」
かばん「ぞわっと……?」
サーバル「う~ん、説明しにくいけど、なんとなく『こいつは危険だ!』って感じしなかった?」
かばん「……ごめん、よくわからないや」
サーバル「それに今日は、セルリアンが急に現れたからびっくりしたって言ってたけど、その前に、イヤな感じはしなかったの?」
かばん「その前にって……」
サーバル「フレンズなら……いや、動物だったころだって、たぶん皆わかってたと思う」
サーバル「かばんちゃんだけだよ。ヒトって生き物は、本当に特別なんだよ」
かばん「……」
サーバル「それが悪いわけじゃないよ。でも、かばんちゃんがわたしたちに比べてどれだけ危ないかっていうのは、わかっておいてほしいの」
かばん「サーバルちゃん……」
かばん「ぼくはヒトだから、もしセルリアンに食べられても大丈夫だよ」
かばん「サーバルちゃんや皆のこと、忘れたりしないよ」
サーバル「……そうなのかな」
かばん「そうだよ、こないだだって……」
サーバル「もし、助けるのがもう少し遅れてたら? あのセルリアンじゃなかったら? もう一度食べられたら?」
サーバル「それでも、絶対に大丈夫だって言える?」
かばん「それは、わからないけど……」
サーバル「かばんちゃん、勘違いしないで。かばんちゃんがヒトだったから記憶を失わなかったっていうのは、本当に正しいかどうかわからないんだよ」
サーバル「次はないかもしれない。でも、そもそも試そうだなんて考えないで。自分なら食べられても平気だなんて思わないで」
サーバル「どちらにしろ、かばんちゃんが食べられてるところなんて、わたしはもう見たくないよ」
かばん「サーバルちゃん……わかったよ、もうそんなこと言わない」
サーバル「だから、もう絶対わたしから離れちゃダメだからね」
かばん「……そうなっちゃうんだね」
サーバル「え?」
かばん「ぼくひとりだと危ないけど、誰かフレンズといっしょにいれば大丈夫でしょ?」
かばん「もしセルリアンに襲われたら、その子に守ってもらうから……」
サーバル「ダメ! かばんちゃんはわたしが守るの!」
かばん「……サーバルちゃん?」
サーバル「うみゃ、えっと……」
かばん「やっぱりね」
かばん「うん、ぼくのことを心配してくれる気持ちが嘘じゃないのはわかってるよ」
かばん「でも」
かばん「それだけじゃないよね?」
サーバル「う、うぅ~っ」
かばん「まぁ当分はそのつもりだけど……」
サーバル「ずっとだよ!」
かばん「それは……わからないよ」
サーバル「どうして? わたしはどこだってかばんちゃんについていくよ?」
かばん「気持ちはうれしいけど、さすがに悪いよ。ヒトがどこに住んでいるかわからないし」
サーバル「関係ないよ!」
かばん「もし、ジャパリパークの外だったら?」
サーバル「えっ」
サーバル「そ、それでも……」
かばん「本当にいいの?」
サーバル「……」
かばん「……ごめん、変なこと言っちゃったね。そんなこと考えなくていいよ」
かばん「ぼく以外のヒトに会いたいって気持ちは当然あるけど、サーバルちゃんと離れるくらいだったら、そんなのもうどうでもいいや」ニコッ
サーバル「か……」
サーバル「かばんちゃあああああん」ガバッ
かばん「サーバルちゃん、大好きだよ」
サーバル「わたしもだよ!」
サーバル「かばんちゃん」
かばん「ん?」
サーバル「もう離さないよ」
かばん「えっ」
サーバル「かばんちゃんはわたしがいないとダメなんだから」
サーバル「大丈夫。わたしがかばんちゃんを守ってあげる」
サーバル「だから、わたしのそばから離れないで」
サーバル「ずっとわたしといっしょにいてね」
かばん「……」
かばん(だめだったみたい)
かばん(でもまぁ……いいかな)
かばん「サーバルちゃん、これからもよろしくね」
サーバル「うん!」
見てくれてありがとう!
またね!
元スレ
サーバル「かばんちゃんはわたしから離れちゃダメだよ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1495888394/
サーバル「かばんちゃんはわたしから離れちゃダメだよ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1495888394/
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コメント一覧 (36)
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- 2017年05月30日 18:24
- 病みサーバル
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- 2017年05月30日 18:25
- アニバルちゃんこんなに語彙力ないから違和感ある
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- 2017年05月30日 18:28
- サーバルちゃんはもっとIQ低いだろ!
どこ見てるか分からん顔してるだけ
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- 2017年05月30日 18:32
- 漫画→アプリ→アニメとIQ下がる一方だからなぁw
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- 2017年05月30日 18:37
- あぁ^~
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- 2017年05月30日 18:49
- サーバルちゃんは悩むほど頭がよくない定期
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- 2017年05月30日 19:22
- ※欄が予想通りの流れで草
それでも病みサーバルちゃんが可愛いので問題ないな!
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- 2017年05月30日 19:23
- こんなに複雑な思考はしないけど
病むとしたら本能的で歯止めきかなそう
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- 2017年05月30日 19:25
- 支部にこんな感じの病んバルちゃんいたの思い出した
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- 2017年05月30日 19:26
- このサーバルちゃんはきっとカバお姉さんの変装だよ
別のフレンズになりすますフレンズだね
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- 2017年05月30日 19:42
- サーバルちゃんこんなにIQ高くないと思う
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- 2017年05月30日 19:57
- 無自覚病んバルかあ
動物のフレンズのサーバルは物質的な危険に,
人間のフレンズのかばんちゃんは心理的な危険?に
それぞれ敏感なのが対比になってるね
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- 2017年05月30日 20:10
- サーバルはこんなに賢くないわ!
あなたひょっとして
……ヤギね!!
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- 2017年05月30日 20:51
- i m6653749
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- 2017年05月30日 20:54
- もやもやするかもしれないけど、自家中毒には陥らないと思う
根っこの部分は野生の本能とかそういうものでまるっと理解というか飲み込む印象
だからまあ、ちょっとしたもやもやがかわいい、ぐらいで止めるのがちょうどいいサーバルちゃんなんだと思う
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- 2017年05月30日 21:15
- あら^~
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- 2017年05月30日 21:18
- フレンズは馬鹿じゃないからね、かばんちゃんと一緒にいて賢くなってきたんでしょ
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- 2017年05月30日 21:31
- かばんちゃんの新しい道具、技術取得から使いこなすまでの早さを考えると対抗出来る武器を手に入れたら無双出来そう。リロードがレボリューションなフレンズみたいに...
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- 2017年05月30日 21:56
- الل^~
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- 2017年05月30日 22:12
- 面白かった
ただ、アニメでもこういうシリアス展開はできただろうけど、あえてやらなかったんだろうなぁ
やっぱりジャパリパークの優しい空気感が好きだ
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- 2017年05月30日 22:12
- アニメのサーバルちゃんが病んだら手足切断しそうなのでセーフ
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- 2017年05月30日 22:29
- ややんやんヤンデレズ~は~♪
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- 2017年05月30日 23:42
- 違和感ありすぎてやばい
やっぱけもフレは二次創作に向いてない、一枚絵くらいならまだしもあの空気感を出せるのはたつきだけだな
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- 2017年05月31日 01:52
- ※欄ひどいよー!
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- 2017年05月31日 06:02
- 弓とかスリングとか作ればいいのに…弓はかなり力要るけど、スリングとかスリングショットはそういうの必要無いし。
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- 2017年05月31日 06:05
- 口調とかちゃんとせえや、これだから百合厨はクズなんだよ
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- 2017年05月31日 09:26
- リアル動物にもヤンデレという症状(感情?)は出るのかな。
教えて賢い博士。
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- 2017年05月31日 13:49
- ヤンデレサーバルちゃんすき
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- 2017年05月31日 19:23
- ※23
昨今の記号的なキャラいわゆる”よくある展開”に当てはめると違和感出てしまうんだよな
アニメの出来が良すぎて二次が難しいアニメとか初めて見た
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- 2017年06月01日 12:41
- 口調とか心理描写とかよりもまず第一に知能指数を指摘される猫
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- 2017年06月03日 00:28
- アプリ、いや漫画ですらこんなIQ無いわ。幼稚園児に戻って書け
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- 2017年06月03日 16:51
- للة^ 〜
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- 2017年07月02日 19:19
- アプリサーバルちゃんは比喩表現出来るくらい賢いだろ!いい加減にしろ!
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- 2017年07月27日 14:22
- 二次創作を二次創作として楽しめない狭量なセルリアンがいっぱいいますね・・・
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- 2017年07月27日 14:29
- SS書いたことがないゴミばっかりだから仕方ない
こいつら文句だけは一人前だから
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- 2017年11月09日 23:48
- 作者アニメ見てないだろ