【デレマス】美波「観葉植物って一体・・・」ありす「続くんですか……」
【モバマス】藍子「観葉植物に話しかけてあげてくださいね 喜びますから♪」
藍子ちゃんの何気ない一言によって観葉植物と対峙することになったモバPさん、またの名をデレマスPさん(面倒だから以下P)
花粉ビンタ無限ループを相手のミスのおかげでなんとか1ループで抜け出せたものの、残りのライフはあとわずか……
はたして彼は言語を解さない植物と対話することが出来るのでしょうか?
……やっぱり、観葉植物には寛容にしないといけませんね……ふふっ......
ありす「そんな話でしたっけ?」
文香「……真に受けてはいけませんよ、ありすちゃん」
美波「というか楓さん、いつの間に……」
~事務所~
P「……ひどい目に遭った」
夕美「大丈夫? でも、Pさんが暴れていたからビンタしたんじゃないかな?」
P「夕美はうえきちゃんが他の人にビンタしたところを見たことあるのか?」
夕美「ううん……人にビンタするところなんて一度も…… 飛んできたハエをはたき落としていたのは見たことあるけど……やっぱりお花は奥が深いね♪」
P「ハエと同類として見られているのか……」
藍子「あのー……」
夕美「あれ? 藍子ちゃん、おはよう!」
P「ん? おはよう、藍子 ……どうしたんだ?」
藍子「もしかして前に私が言った話を……」
P「そうだな、だからこいつに話を」
山 山
うえきちゃん(○) (○)「……」
.......ベシッ!
P「いってぇっ!!」
夕美「ダメだよ、Pさん! ちゃんと名前があるんだから呼んであげないと……」
P「こいつ絶対俺に敵意持って」
山 山
うえきちゃん(○) (○)「……」
シュッ......
.......ティンッ!!
P「……そこだっ!!」
......バシィッ!
山 山
うえきちゃん(○) (○)「……!」
美波「Pさんが……」
夕美「受け止めたっ!?」
美波「まさか……今まで避けようとしなかったのはタイミングを計っていたから......」
ありす「そ……そんなはずありません! あのPさんが学習するなんて……」
文香「ありすちゃん………人は過ちを繰り返して少しずつ……少しずつ成長するものです」
文香「Pさんだってあの対話の中で成長しているんですよ?」
ありす「そ……そう……ですね。……私は........」
文香「ありすちゃん?」
ありす「私は……私は成長出来ているでしょうか……」
文香「……どうしてそう思うんですか?」
ありす「だって……何年もアイドルをやっているのにずっと12才のままですし……それに」
文香「ありすちゃん、それ以上はいけません..........」
ありす「でも」
文香「ありすちゃん」
文香「知らないほうがいいこともたくさんあります」
文香「それにもう……記憶をリセットされたありすちゃんを見たくありません.......」グスッ
ありす「え? あ、あの文香さん?」オロオロ......
文香「またありすちゃんと他人からやり直すのは……もう..........」ポロポロ
ありす「ご、ごめんなさい! よく分かりませんが、もう聞きませんから!だから……」
文香「……」
ありす「ふ、文香さん? だからその.......」
文香「ふふっ.......」
ありす「え?」
文香「さっきのは演技ですよ……騙してしまってごめんなさい、ありすちゃん」
ありす「え、演技でしたか……それならよかったです」
ありす「(……真に迫った演技で気づけませんでした....)」
文香「話が脱線してしまいました……成長の話でしたね」
文香「さっきの表情ですが……恐らく昔の私では作れなかったでしょう……自分で言うのも何ですが、私だって少しずつ成長していると思います」
ありす「はいっ! 文香さんは日に日に素敵になって……私の目標です!」
文香「ありがとうございます……ありすちゃんだって前はレッスンが終わったら寝転んでましたが……最近はしっかり体力がついてそんなことはなくなりましたよね?」
ありす「はい........あの、恥ずかしいので皆さんの前でその話は.........」カァァ
文香「あっ、ごめんなさい.....さっきの体力のことも含めてありすちゃんは日に日に成長しています」
ありす「あ、ありがとうございます....」テレテレ
文香「(それに……ありすちゃんにはたくさんの可能性を秘めています……きっと素敵な大人になるでしょう……どんな成長をするのか楽しみです......)」
文香「まだ私は……私自身のことを成長できたと胸を張って言うことは出来ません……」
文香「もし、ありすちゃんが成長できていないと自信を持てていなかったら……」
文香「不躾なお願いですがこれから私と……メンバーの皆さんと一緒に成長していきませんか?」
ありす「文香さん……はいっ! 私も文香さんと一緒に成長していきたいです!」
文香「ありすちゃん!」ニコッ.....
ありす「……っ! 文香さん!」パァァ.....
ギュッ.........
夕美「これで一件落着だね♪」
藍子「よかったね、ありすちゃん……私も出来れば皆さんと一緒に成長していきたいです♪」
美波「そうですね………」ウンウン.......?
美波「(……あれ? 何か忘れているような……)」
美波「ってそういえばPさんは……」
藍子「そういえば……そんな話でしたね」
夕美「Pさんは……あ、まだやってる」
バシィッ!....バシィッ!...バシィッ!
P「残念だったな! お前の攻撃は見切った! 」
ガシィッ!
P「葉っぱを抑えているからこれでビンタは出来ないなっ!!」
P「ふふふ……あははは……あっはっはっはっ!!! 俺の勝ちだぁぁぁああっ!!」
山 山
うえきちゃん(○) (○)「……」
グネッ.......ドガッ!
P「ぐはっ!!」バタン.....
夕美「Pさんっ!?」
美波「だ、大丈夫ですか!?」
藍子「(ヘッドバット……あの茎? じゃなくて幹?の部分、意外と曲がるんですね……)」
藍子「ってそうじゃなくて、Pさん! 大丈夫ですか!?」
タッタッタッタ........
――数分後
P「……うえきちゃんに話かけようとしたらこのザマだよ……ははっ.......」
藍子「いきなりハードルを上げすぎですよ……Pさん」
ありす「対話(物理)だったような気がしますが........」
藍子「それに他にも観葉植物はあったような気がしますけど........そこにある観葉植物①なんてどうですか?」
観葉植物①「ヤァ」
P「いや、あれはちひろさんが育ててるやつだから……それに話かけようとしたら『この子が穢れるからやめてください』って言われたからなぁ....」
観葉植物①「モバコインクレルナラ、カイワシテヤランコトモナイデスヨ?」
P「(とっくにちひろさんのせいで穢れているような...........)」
藍子「ならPさん自身で選んで育てるとか……方法は色々あったと思いますが……」
P「それは…いつの間にか事務所にうえきちゃんが置いてあって不気味だったから……逃げたら負けかなって思って……」
ありす「そこは逃げてもいいと思いますが」
夕美「うんうん、その気持ちがあればきっとうえきちゃんも綺麗なお花を咲かせてくれるはずだよ!」
ありす「……既に咲いていますよね? そもそもこれは植物なんですか? 人の顔みたいなものがついていますし……」
......シュンッ........
美波「しっ! うえきちゃんに聞かれたらPさんみたいに……はっ!」
ありす「美波さん? どうかしましたか?」
美波「ありすちゃん、後ろっ!!」
ありす「え?」クルッ
ありす「(あ、足がすくんで……)」ガクガクガク........
シュン.....ボンッ!!
ありす「へ? へ......ヘクチッ」
P「っ! しまった! 逃げろありす!!」
ありす「あっ…ぁ...」ビクッ....
文香「っ!」
.......ダッ!
山 山
うえきちゃん(○) (○)「………」シーン.....
文香「(……? 何もしてこない?)」
文香「ありすちゃん……今のうちに…」スタッ....
ありす「は、はいっ!」スクッ..
美波「よかったぁ.....」
P「よかった……ってじゃあなんで俺だけ攻撃されるんだよ!!」
夕美「うえきちゃんは心が汚れている人に喝をいれようとビンタしているんだよ、きっと!!」
P「なるほど……それだったらちひろさんもビンタされるってことだよなっ! よし!」
藍子「(夕美さん.......今さらっとPさんの心が汚れてるって……それを認めているPさんもPさんですけど……)」
P「早速呼んで実験を……ちひろカモーンッ!!」
ちひろ「何ですか、Pさん?」ハァ.......
P「こっちを見ていきなり溜息つかないでくださいよ!……ちょっとうえきちゃんとお話してくれませんか?」
ちひろ「え? うえきちゃんと……ですか?」チラッ
山 山
うえきちゃん(○) (○) ジー
P「もしかしたらうえきちゃんは人によって違うリアクションをするんじゃないかと研究しているんですよ」
ちひろ「はぁ……Pさんはどうだったんですか?」
P「え”っ」
ちひろ「Pさんに対して違う反応したからこんな実験しているんですよね?」
P「そ、そうですね……えーっと.....」
夕美「Pさんにはビnもがっ!!」
ジタバタ.......
ちひろ「び?」
P「び、ビームライフルのSEを出したんだよな! 藍子!」
藍子「え? そ、そうですね.......」
夕美「んむーっ!」ジタバタ...
ちひろ「なんでビームライフル……わかりましたよ……行けばいいんですよね?」
スタスタ.......
P「(ふっふっふ……これで男女平等ビンタを見ることが……)」
ちひろ「お、おはようございます……うえきちゃん……?」
山 山
うえきちゃん(○) (○)「……」
シュン.....ボンッ!!
ちひろ「ハクションッ.......そ、そうそう! き、昨日の出来事なんですけど……」オドオド.....
山 山
うえきちゃん(○) (○)「……」
P「……あれ?」
夕美「うえきちゃんがビンタしないってことは……」
P「そんなはずないっ! あの人以上にどす黒い人なんていないはずだ!」
P「何か会話に秘密があるのかもしれない…こっそり行けば....」ソローリ
山 山
うえきちゃん(○) (○)「……」
ベチンッ!
P「あだっ!!」
文香「まるで成長していない………」
ありす「やっぱりPさんはPさんですね.......」
ムクリ.....
P「心が綺麗とか関係ないじゃんっ!! 俺だけにしかビンタしないじゃないか! 許せんっ!!」ダッ!
ちひろ「やっぱりさっきのは嘘だったんですね……なんとなくわかってましたけど」ハァ.....
夕美「あっ、Pさん! お花に乱暴しちゃダメだよ!!」
P「あっちが先に仕掛けてきたんだ! 文句は言わせないっ!!」
タッタッタッタッ!!
P「うぉぉぉぉぉぉっ!! 貫けぇぇぇぇっ!!」
.............ガッ!!
P「へぶっ!」ゴンッ!
ちひろ「ぷっ! 転んで自滅してるwwww」ケラケラ
P「ぎゃぁぁあぁあぁぁっ! いってぇぇぇぇっ!!」ゴロゴロッ!!
山 山
うえきちゃん(●) (●)「カジョウナアクイヲケンシュツ.........ポールンキャノン.......スタンバイ」キュインキュイン.....
P「いたいっ! 痛みが! 痛みが!」ゴロゴロッ!!
夕美「もう、大丈夫? でもお花に乱暴しようとするのは感心しないかな」プンプン!
藍子「だ、大丈夫ですか?」
美波「うえきちゃんが……喋った?」
夕美「え? そんなわけないよ、だってうえきちゃんは植物なんだよ?」
山 山
うえきちゃん(●) (●)「シャシュツカクド......チョウセイチュウ........チョウセイカンリョウ.....」キュルキュル...
キュインキュイン.....
藍子「確かに何か喋ってますけど……」
美波「(花の部分が……光っている? ………っ!)」
美波「みんな伏せてっ!!」バッ!
文香「!」バッ!
ありす「もがっ!? ふひふぁふぁん!? ほうひふぁんふぇふふぁ!?(文香さん!? どうしたんですか!?)」
藍子「え、え?」オロオロ....
夕美「藍子ちゃん! はやく!」バッ.....
藍子「え? あ、あの……」
美波「藍子ちゃんっ!!」
藍子「は、はいっ!」サッ....
P「(床ってひんやりして気持ちいいな....)」ゴロゴロ.....
ちひろ「みんな大げさ過ぎですよ? 大体うえきちゃんがしてくることなんて花粉を飛ばすだけなんですから……」
....キュインキュイン
山 山
うえきちゃん(◎) (◎)「.........ウテマス」
.....ピキーン!
ちひろ「え?」
P「へ?」
ドゴゴゴゴゴゴッ!.....モヤー.....
P「げほっげほっ、何だこれ……花粉? それより皆無事か!?」
藍子「うぅ……な、なんとか……ヘクションッ」
夕美「こっちも……ヘクチッ」
ありす「ま、また文香さんに助けられました……なんてお礼を…」
文香「いいんですよ……私が勝手にしたことですかr……ックション!!」
美波「み”ん”な無事み”たいだね! クシュンッ.....は、はな”みずが……」
P「ほらティッシュ……あれ? ちひろさんは……あっ」
ちひろ「」ピクピク.....
P「……気絶してるだけだな。 それよりも……」
山 山
うえきちゃん(○) (○)「……」
P「お前は………一体なんだんだ.....」
夕美「だから植物だって」
美波「まだ植物って言い張るんですか……」
山 山
うえきちゃん(○) (○) ジー....
うえきちゃんは喋らない……
だが……まるで人間を監視するかのように事務所に佇むのだった........
おわり
次回予告
担当アイドルとの出会いは激烈な爆死を引き起こし、戦い(ただ買い)はプロデューサー達の悲しみを生んでいった
それぞれの思いの接触が無限の力、【フレ】を呼び覚ます!
――???――
.........バキューン......バキューン.......
P「もう戦いは無意味なはずだ!何故戦う!」
P’「そこにガチャがあるからだ!! 邪魔をするな!」バンッ!......バンッ!......
.......ズドーンッ!!
P「(くっ…あいつ、ガチャに飲み込まれている……フレの力を使うしかないのか…?)」
P「P’……お前は変わってしまった……ガチャの魔力に飲み込まれているんだ! 俺がその戦いを終わらせてやる!!」スチャッ......
山 山
うえきちゃん(○) (○)「……」
――なんで……私の思いを汲み取ってくれないの……?
しかし! 人は狂気の向こうにしか真理を見ようとしない生物なのか?
夕美「うえきちゃんは私達を守ってくれる、そう信じようよ! そうでなかったらあの時Pさん、SSRなんて取れなかったから……」
ちひろ「また、私の前に現れますか!、Pさん!!」
P「分かっているはずだ!」
ちひろ「何!」
P「フレの導きだろう!!」
ありす「もうこの戦いは無駄です! それなのにどうしてプロデューサーはやめないんですか!」
ちひろ「二人でも……三人でもプロデューサーがあんたんすればいいんです……そうすれば……終わらないただ買いが……」
美波「今更そんな戦いなんていらないっ! 私はただ…みんなと……Pさんと平和に暮らしたかっただけなのに……」
ちひろ「しかしもう……プロデューサーさんは後戻りは出来ません……というか引くに引けません....」
美波「そんなことはありませんっ!!」ジャキッ!
バキューン......
伝説巨花
うえきちゃん
フレの力が発動するとき、新たなプロデュースの物語が始まる
P「まぁ嘘なんですけどね」
ありす「また茶番ですか、飽きないですね」ハァ......
ヴァルキュリアソ口リミックスとliac timeのアレンジバージョンが発売することを知ってこんなSSを作ってしまった、後悔はしていない
元スレ
【デレマス】美波「観葉植物って一体・・・」ありす「続くんですか……」
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【デレマス】美波「観葉植物って一体・・・」ありす「続くんですか……」
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コメント一覧 (4)
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- 2017年05月24日 07:34
- わかる
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- 2017年05月24日 07:49
- うえきちゃん可愛いよね
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- 2017年05月24日 10:10
- 最期はみんな裸で飛んでいくんです?
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- 2017年05月24日 18:03
- 観葉植物には寛容にしないといかんよう♪
くらいは言ってほしいものですな!!