【けものフレンズ】サーバル「かばんちゃん、温泉に行こ!」
サーバル「かばんちゃんかばんちゃん! ゆきやまちほーで最近温泉がよく見つかるんだって!」
かばん「温泉が……?」
サーバル「うん! 雪山の辺りは色んな地下水が流れているからまだまだ知らない温泉がたくさん見つかるかも、ってギンギツネが言ってたよ」
サーバル「せっかくだし、私たちも行ってみようよ! 前に行った時もとーっても気持ち良かったもん!」
かばん「そうだね。ボクも見つかった温泉がどんなのか気になるし」
サーバル「やっほー、キタキツネ、ギンギツネ!」
ギンギツネ「サーバル、かばん。わざわざこんな遠いところまでご苦労様」
ギンギツネ「あなたたちも新しくできた温泉に入りに来たの?」
かばん「はい。一体どういう感じの温泉なんですか?」
キタキツネ「体がやすらぐような感じで疲れがとれるんだ。疲れ目にも効くからいくらゲームしてても平気だよ」
ギンギツネ「もう、長時間のゲームは体を壊すって言ってるでしょ」
サーバル「それで、温泉はどこにあるの?」
ギンギツネ「ここのエリアを真っ直ぐ進んだところにあるわ。あ、そうだ。サーバル、ちょっと手伝ってほしいことがあるんだけど」
サーバル「なになに?」
ギンギツネ「先日、大きな雪の塊が装置の前に落ちてきちゃって。今後、何か支障が出ても困るから今の内に撤去しておきたいの」
サーバル「そういうことなら私に任せて!」
ギンギツネ「ありがとう、案内するわね」
かばん「じゃあボクは先に温泉に入ってるね」
サーバル「また後でねー!」
サーバル「う……。ちょっと大きいな……。でも!」
サーバル「えぇぇぇぇいっ!」ブン
キタキツネ「おぉー、すごい力だね」
ギンギツネ「助かったわ。時間をとらせてごめんなさいね」
サーバル「ううん、大丈夫! さ、私も温泉に入ろーっと!」
キタキツネ「あ、そういえば『あの温泉』の話するの忘れてた……」
ギンギツネ「いけない! あれに浸かったら……」
サーバル「?」
かばん「はぁ~、温かいな。確かにキタキツネさんの言う通り、疲れが取れてきたかも……」
かばん「なんか……だんだん……力が抜けて……」
かばん「けひきも……ゆはんで……ふらふらと……」
かばん「……………………」
ギンギツネ「向こうの温泉にもいなかったわ。となるとやっぱり間違えて『あれ』に……」
サーバル「ねえ、その『あれ』ってなんなの? 私にも教えてよー」
ギンギツネ「それはね……」
キタキツネ「大変だよー! かばんが向こうの温泉で……!」
ギンギツネ「やっぱり……。急がなきゃ!」
サーバル「あ、待ってよー!」
かばん「あれ~、サーバルひゃん……?」
ギンギツネ「すっかりこの温泉の効能に体をやられちゃったみたいね」
かばん「みんな……数が……増えて……???」
キタキツネ「この温泉は『グダグダ温泉』といって、入ったけものは酔っぱらったようにグダグダになっちゃうんだ」
サーバル「なんか安直な名前の温泉だね」
ギンギツネ「昔見つけたフレンズによってつけられた名前らしいけど……」
サーバル「それより、かばんちゃんは大丈夫なの?」
ギンギツネ「効能自体は時間がたてば治るものだから安静にしていればいいわ」
キタキツネ「ついでに頭から雪をかけてあげればもっと早く治るよ」
サーバル「じゃあ早速かばんちゃんを宿の方に運んであげないとね!」
かばん「ここは水の中~? 水ってことはボクは魚のフレンズ~?」
サーバル「二人とも、手伝ってくれてありがとね! あとは私だけで何とかするから!」
ギンギツネ「ごめんなさい、もとは私が教えるのを忘れてたばかりに……」
サーバル「いいのいいの! 私だってよく失敗するし……かばんちゃんもきっと気にしてないから」
ギンギツネ「何かあったらすぐに呼んでね。私たちにできることなら何でもするわ」
キタキツネ「ボクも頑張るから……」
サーバル「うん!」
かばん「…………サーバル、ちゃん」
かばん「えいっ!」ダキッ
サーバル「うみゃっ!?」
かばん「えへへ……。サーバルちゃんあったかぁい……」スリスリ
サーバル「わわわ、かばんちゃん!?」
かばん「しっぽもモフモフだぁ……」モフモフ
サーバル「かばんちゃん、まるで別人みたい。温泉の効能ってふしぎー」
かばん「うふ、えへへぇ……」モフモフ
サーバル「触られてると落ち着かないよ……。毛づくろいがしたいのかな?」
サーバル「あはっ、くすぐったいよー!」
かばん「サーバルちゃんはボクにないものをいっぱいもってるよね……」
サーバル「耳は大事なところだから優しく触ってね?」
かばん「いつもボクに優しくしてくれるし……」
サーバル「だって、かばんちゃんは大切なお友達だもん!」
かばん「サーバルちゃん……。ボクはそんなサーバルちゃんが……」
かばん「好き、だよ……」
サーバル「うん、私だってす……」
チュッ
サーバル「!!?」
サーバル「あっ、目が覚めた?」
かばん「サーバルちゃん? ボク、何で宿に……」
サーバル「かばんちゃん、間違えて『グダグダ温泉』に入って酔っぱらっちゃったんだよ」
かばん「そうだったんだ……。うう、記憶が全然ないや……」
サーバル「えっ、あの事も覚えてないの?」
かばん「も、もしかして、ボク、サーバルちゃんに何かしちゃった!?」
サーバル「う、ううん、なんでもないよ。ほら、今度こそちゃんとした温泉に入りに行こうよ!」
かばん「あ、待ってよサーバルちゃん!」
サーバル「ねえ、かばんちゃん」
サーバル「私、かばんちゃんのこと大好きだよ!」
かばん「え? ……ボクも、サーバルちゃんのこと、大好きだよ」
サーバル「うん! 知ってるよ!」
かばん「?」
サーバル「さ、行こ行こー!」
かばん「サーバルちゃん、やっぱりボク、何かしたの?」
サーバル「~♪」
かばん「サーバルちゃんってばー!」
終わり
フェネック「やー、アライさんと一緒に温泉に入りに来たのはいいけどさー」
アライさん「ぬへ、ぬへへ……」
フェネック「心なしかどうにも気分が変だねー。調子が悪いってわけじゃないんだけどねー」
アライさん「フェネックぅ……」ワシャワシャ
フェネック「おおぅ、アライさんがすごい洗ってくるよ。アライグマの本能ってやつかなー」
フェネック「あー、ちょっと待って。それ以上先はまずいかなー」
フェネック「何か前にもこんなことがあった気が……。おかしいなー、ここの温泉に入るのは初めてのはずなのに」
フェネック「湯当たりしたかなー? なんにせよもうアライさんを止められる気がしないやー」
フェネック「あーれー」ブクブク
アライさん「フェネックぅ、アライさんが隅々まで洗ってあげるのら~。ぬへへへ……」
おしまい
グダグダ温泉はアプリ版のネタです
暇があったらアプリ版の動画も見てあげてね
元スレ
サーバル「かばんちゃん、温泉に行こ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1495541313/
サーバル「かばんちゃん、温泉に行こ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1495541313/
「SS」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (23)
-
- 2017年05月23日 23:16
- やりますね
-
- 2017年05月23日 23:18
- やりますねぇ
-
- 2017年05月23日 23:31
- てっきりラブレターの日かと
-
- 2017年05月23日 23:32
- やりますねぇ!
-
- 2017年05月24日 00:38
- 妖精のフレンズが見つけたのかと思った
-
- 2017年05月24日 00:43
- (お風呂で酔うのは)まずいですよ先輩!
-
- 2017年05月24日 01:19
- やっぱり尻尾とか耳が好きなのか
-
- 2017年05月24日 01:34
- ノッブー!
-
- 2017年05月24日 04:29
- カピバラはどこ…ここ…?
-
- 2017年05月24日 06:51
- ※欄に別次元の生物迷いすぎだろw
-
- 2017年05月24日 07:58
- KBN「オイSBR!お前さっき僕が着替えてる時チラチラ見てただろ」
-
- 2017年05月24日 08:27
- SBR「え、何で見なくちゃいけないんですか(正論)」
-
- 2017年05月24日 09:14
- やるねェ
-
- 2017年05月24日 09:58
- あら^~
-
- 2017年05月24日 10:01
- アライ「私の気分はうきうきなのら!」
-
- 2017年05月24日 11:29
- LKBST「ソウダヨ」(便乗)
-
- 2017年05月24日 18:56
- アプリ版のギンギツネがホモコロリ持ってるんだよなぁ
-
- 2017年05月24日 19:05
- はいレズ
-
- 2017年05月24日 22:49
- 使ったらまずい温泉と聞いて呪泉郷を思い浮かべた奴はどこ……ここ……?(届かぬ思い)
-
- 2017年05月24日 23:19
- ※20
ここにいるぞ!(アードウルフちゃんに水を掛けながら)
-
- 2017年05月29日 04:52
- よかったよぉ
-
- 2017年07月26日 07:27
- やりますねぇ!
-
- 2017年08月21日 05:30
- レズもののssは最高ってはっきりわかんだね
ノンケなので語録は使いたくなかったが
なにぶん便利なのでね
ホモがレズ好きとかこれもうわかんねぇな
とか突っ込まないでね