【ガヴドロSS】ヴィーネ「サターニャが犬になっちゃった」
- 2017年05月23日 08:10
- SS、ガヴリールドロップアウト
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ラフィ「馬や鹿は風邪ひきませんって言いますのにね」
ガヴ「先生は風邪って言ってたけど、ヴィーネから『サターニャが大変なの。放課後に来て』ってメールが来たんだ」
ラフィ「放課後で良いって事は急な用事ではなさそうですが心配ですね」
タプリス「胡桃沢先輩が大変って一体どうしたんでしょうね?」
ガヴ「着いたぞ」
ピンポーン
???「わんわん!」
ガヴ「ん?」
タプリス「月乃瀬先輩って犬を飼っていましたっけ?」
ラフィ「たしかこの部屋はペット禁止だったはずです」
ガチャ
ヴィーネ「さぁ、誰も来ないうちに早く入って」
タプリス「どうしてですか?」
???「わんわん!わん!」
ヴィーネ「いいから早くっ!!」
タプリス「はいっ!」
ラフィ「お邪魔します」
ラフィ「サターニャさんが裸になって」
タプリス「首輪を付けていますっ!!」
ガヴ「ヴィーネおまえ……こんな趣味があったのか!?」
ラフィ「私と同じドSだったんですね!」
タプリス「月乃瀬先輩……信じてたのに……。この悪魔っ!!」
ヴィーネ「違うわよ!それがね……サターニャが犬になっちゃった」
ガヴ・ラフィ・タプリス「サターニャ(さん)(胡桃沢先輩)が犬になった!?」
サターニャ「わんわん! わん! ゔゔ~わん!」
ヴィーネ「サターニャがまた魔界通販で変な物買ったから、私の家に自慢しに来たのよ。それで使い方を間違えたみたいでこうなったみたい」
タプリス「いくら中身が犬になったからって裸で飼わなくたっていいじゃないですか!!」
ヴィーネ「それは違うの!サターニャが自分で服を脱いじゃうの!」
ラフィ「確かに犬って服嫌がりますよね」
タプリス「なるほど、胡桃沢先輩が裸の理由は分かりました。では首輪は! トイレシーツは! 音のなる犬のおもちゃは! ゲージは一体何なんですか!?」
ヴィーネ「それは……サターニャに人間用のトイレを覚えさせようとしたんだけど、全然覚えなかったのよ。部屋中にされて汚くなるよりましかなと思ってトイレシーツを買ったの」
ヴィーネ「それでトイレシーツを買うついでにサターニャに必要かなと思って首輪やゲージ、おもちゃを買ったのよ」
ガヴ「おもちゃやゲージはともかく首輪まで買わなくてもいいだろ」
ヴィーネ「でも食べ物はちゃんと人間のをあげているから安心してね」
ガヴ「そんな心配してねえよ」
ラフィ「犬のサターニャさんも面白いですね。ほら、こっちおいで」
サターニャ「がるる~」ガヴ
ラフィ「痛い! 手を噛まないでください!! サターニャさんっ!!」
ヴィーネ「サターニャ、お客さんを噛んじゃ駄目よ」
ラフィ「痛かったです。」ポタポタ
ヴィーネ「血が出てるわ。絆創膏持ってくるわね」
サターニャ「わん! わん! ゔゔ~わん! わん! わん!」
ガヴ「私の方に向かって死ぬほど吠えてくるな。触るのはやめておこう」
ヴィーネ「天使が苦手なのかしら?」
タプリス「え!? 胡桃沢先輩、私も先輩の事なんて全然好きなんかじゃないんですからね! 絶対に来ないで下さいね!」
サターニャ「くん?」
タプリス「やめて下さい!こっち来ないで下さいよ!」
サターニャ「……」クンクン
タプリス「匂いを嗅いでます」
サターニャ「……」ペロペロ
タプリス「舐めてる。くすぐったいですよ」キャハハ
ガヴ「天使が苦手だったんじゃなくて私達の黒い部分を感じ取ってただけみたいだな」
ラフィ「犬って人を見る目があるって言いますよね」
ガヴ「人じゃなくて天使だけどな」
ラフィ「もちろんですよ。またサターニャさんに噛まれるなんて御免ですものね」
ガヴ「天界の大図書館なら何か見つかるかもな」
ヴィーネ「ラフィ、ガヴ、ありがとうっ!」
ガヴ「ヴィーネにはいつもお世話になってるからな」
ラフィ「サターニャさんのためですから」
サターニャ「………」ムクムク チョロチョロ
タプリス「月乃瀬先輩! 胡桃沢先輩が私の上でうんちとおしっこをしました!」
ヴィーネ「サターニャごめんね。このお姉ちゃんたちと私が話してて寂しかったんだよね。抱っこしてあげるからこっちに来なさい」
サターニャ「!」
チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッ
サターニャ「わん!」ピョン
ヴィーネ「よしよし」ナデナデ
ガヴ「犬と人がやると微笑ましい光景何だろうが、ヴィーネとサターニャがやると気持ち悪いな」
ラフィ「しかも片方全裸ですしね」
タプリス「うんちとおしっこ汚いです。気持ち悪いです」
ヴィーネ「よしよし」ナデナデ
サターニャ「きゅーん」
ヴィーネ「ただいま。サターニャ、元気にしてた?」
サターニャ「くーん」コローン
ヴィーネ「いい子いい子」ナデナデ
サターニャ「へっへっへっへっ」
ヴィーネ「サターニャは甘えん坊ね」
サターニャ「………」ペロペロ
ヴィーネ「ん……」
サターニャ「………」チッチッチッチッチッ
ヴィーネ「うんちしたの? 今かたずけてあげるからね」
サターニャ「へっへっへっへっ」
ヴィーネ「お腹空いたでしょ。今、ご飯作ってあげるかね」
サターニャ「わんっ!」
サターニャ「くーん」カリカリ
ヴィーネ「どうしたの?」
サターニャ「くーん」カリカリ
ヴィーネ「外に出たいのね。サターニャが裸でカーテンも開けられてないから日光も浴びられてないし可愛そうね」
サターニャ「……」カリカリ
ヴィーネ「ちゃんと服着る?」
サターニャ「わん!」
ヴィーネ「なら外に連れて行ってあげるわ」
サターニャ「……」クネクネ
ヴィーネ「だいぶ嫌がっているわね。どう? 久しぶりのお日様気は持ちいい?」
サターニャ「くーん」クネクネ
ヴィーネ「どうにかならないかしら。二足歩行も出来ないし、このままじゃ外に出られないわ。そうだ! サターニャ、抱っこしてあげるからおいで」
サターニャ「わん!」ピョン
ヴィーネ「よしよし。抱っこしてあげたら大分落ち着いたわ。これならお散歩も出来るわね。抱っこでのお散歩になっちゃうけど」
サターニャ「わん!」
ヴィーネ「でも他人にこの姿を見られるのはまずいからお散歩は夜にしましょう。日が出ている内は家の中で一緒に日光浴しましょうね」ナデナデ
サターニャ「くーん」
ヴィーネ「どう? 久しぶりのお外は気持ちいい?」
サターニャ「わん!」
ヴィーネ「そう、それは良かったわ。また一緒にお散歩しましょうね」
サターニャ「くっくっくっ」クネクネ
ヴィーネ「こら! 暴れないの。もうお外連れてってあげないわよ!」
サターニャ「くん」
ヴィーネ「大人しくなったわ。いい子ね、さぁ誰かに見つかるといけないから、もうそろそろ帰りましょう」
ヴィーネ「サターニャ、今日も一緒に寝るわよ」
サターニャ「きゅーん」ペロペロ
ヴィーネ「サターニャくすぐったい。ん?」クンクン
サターニャ「……」ペロペロ
ヴィーネ「少し匂うわね。それもそっか。お外行ったし、ずいぶんお風呂も入ってないからね。明日一緒に入りましょう」
ヴィーネ「サターニャ、こっちおいで!一緒にお風呂に入りましょう!!」
サターニャ「わん! わん! ゔゔ~わん!」
ヴィーネ「犬ってお風呂嫌がるわよね。どうしようかしら?」
サターニャ「ゔゔ~」
ヴィーネ「そうだ!私がサターニャを抱っこして、タプちゃんに洗ってもらえばいいのよ! そうと決まればタプちゃんに電話しましょう!」
サターニャ「くーん。くーん」ジョロジョロ
タプリス「うわ! また私の上でおしっこしました!」
ヴィーネ「ごめんね、タプちゃん。でもサターニャだって悪気があったわけじゃないの。うれしょんよ」
タプリス「もういいですよ。駄洒落じゃありませんけど、この前のも含めて水に流します」
ヴィーネ「タプちゃん、ありがとう~」
サターニャ「へっへっへっへっへっ」
タプリス「それにしても裸の胡桃沢先輩が甘えて来たり、月乃瀬先輩とじゃれているのは変な感じがしますね」
ヴィーネ「大丈夫よ。3日もすれば慣れるし、本物の犬と同じくらい可愛く感じられるわ」
タプリス「いえ、私はそんな境地には入りたくありません。早く胡桃沢先輩の体を洗いましょう、私はどうすればいいですか?」
ヴィーネ「まずは私がサターニャを普通に抱っこするからその間に背中とか頭とか洗える所を洗って。その次にサターニャを仰向けに抱っこするからその時に胸とお腹を洗って。でも顔は拭くだけにするから洗わなくていいわ」
タプリス「分かりました。頑張りますっ!」
サターニャ「………」ブルブルブルブル
ブゥゥンブゥゥン ブゥゥンブゥゥン
タプリス「あ、私の携帯です。はいもしもし白羽先輩ですか? 天真先輩も一緒にいるんですか。ああ、ええ、どうして月乃瀬先輩と胡桃沢先輩と一緒にいるのを知っているんですか!? え! ええ、ええ、胡桃沢先輩先輩を元に戻す方法が見つかったんですか!」
ヴィーネ「え……」
タプリス「今すぐにでもですか!」
ヴィーネ「今すぐ……」
タプリス「月乃瀬先輩!胡桃沢先輩を元に戻せる方法が見つかったんですって! 今すぐ来てもらって戻してもらいましょうよ!」
ヴィーネ「もう一晩だけ、せめて朝まで待ってもらえないかしら」
タプリス「え?」
ヴィーネ「そんないきなりサターニャと分かれるなんて……心の準備も出来てないし……」
タプリス「月乃瀬先輩……。そうですよね……。いきなりお別れなんて寂しいですよね。すいません、心無い事を言ってしまって」
ヴィーネ「いいのよ、気にしないで」
タプリス「月乃瀬先輩がもう一晩だけ待って欲しいそうです。ええ、月乃瀬先輩、天真先輩からお話があるそうです」
ヴィーネ「もしもしガヴ?」
ガヴ『ヴィーネ、一晩だけだからな。別れの時間が長ければ長くなるほど辛くなるぞ』
ヴィーネ「分かってるわよ……」
ヴィーネ「サターニャ、あなたはね、実は犬じゃなくて悪魔なのよ」ナデナデ
サターニャ「くん?」
ヴィーネ「だからね、あなたは元に戻らなきゃならないの」ナデナデ
サターニャ「くーん?」
ヴィーネ「分からない?分からないわよね。ごめんね、ごめんねサターニャ」ポロポロ ナデナデ
サターニャ「……」ペロペロ
ヴィーネ「ん……。慰めてくれるの?ありがとう」ポロポロ ナデナデ
サターニャ「……」ペロペロ
ヴィーネ「もう寝ましょう。おやすみなさい、私の大好きなサターニャ」ポロポロ
サターニャ「ここ何日かの記憶がないのよね。いったい何があったのかしら?」
ヴィーネ「思い出せないなら無理に思い出さない方が良いんじゃない?」
サターニャ「そうかしら? なんかとても幸せな時間を過ごしていたような気がするのよね」
ヴィーネ「そう?」
サターニャ「ヴィネット、今日は久しぶりに一緒に帰らない?」
ヴィーネ「サターニャと一緒に帰るなんて久しぶりね。どうしたの?」
サターニャ「いや……特にこれと言った理由はないんだけど、なんとなく」
ヴィーネ「そう、行きましょう。置いて行っちゃうわよ!」
サターニャ「ちょっと待ってよ! ヴィネット!!」ピョン
ヴィーネ「え?」
サターニャ「あれ? どうして私ヴィネットに抱っこなんか……?」
ヴィーネ「サターニャ! このまま帰るわよ!」ナデナデ
サターニャ「ちょっと待ってよ! 恥ずかしいわっ!!」
ヴィーネ「今日ぐらいいじゃない。家まで抱っこで送っていってあげるから!」ナデナデ
サターニャ「撫でないでよ! 今日のヴィネットどうしたの?」
ヴィーネ「なんでもないっ!」ナデナデ
完
一応悪魔だから、力は人並み以上にあると思って書いた。
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【ガヴドロSS】ヴィーネ「サターニャが犬になっちゃった」
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コメント一覧 (6)
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- 2017年05月23日 12:17
- なんだこれ……
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- 2017年05月23日 21:39
- 俺もタプちゃんみたいに色々ぶっかけられたい
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- 2017年05月23日 22:07
- サターニャと犬が入れ替わったのかと
犬プレイを平然とこなすヴィーネは間違いなくドS
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- 2017年05月24日 02:08
- こんな物書く変態に限って構成とかしっかりしてるんだよなぁ
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- 2017年05月24日 03:01
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イイハナシデシメタナー
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- 2017年05月24日 18:40
- サターニャのおしっこ…