お前ら「おれくーん、朝ご飯だよ」 おれ「んみゃ…」
- 2017年04月26日 05:10
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お前ら「あはは、よだれたれてるぞ」
おれ「おれくんまだ眠いのらぁ」
お前ら「もーう、そんなこと言わないっ。ほら、起きた起きた!」
おれ「ぱうぅー…っ!」クアー(愛らしい欠伸)
お前ら「ねむねむなの?」
おれ「なの~」
お前ら「そかそか」ニコニコ
おれ「VIPのにいにいたちも…一緒におれくんとねむねむしよ?」キャルンッ
おれ「おれくん昨日徹夜でリッジレーサープレイしてたから眠いゆ…」
お前ら「朝ごはんはおれくんの好きな卵焼きだよ?」
おれ「!」パアッ
おれ「おれくん玉子焼き大好きなのらっ!巨人大鵬玉子焼き~」パタパタ
ドンガラガッシャーン!
おれ「ふみゃあっ!おれくんこけちったゆ…」
お前ら「あーあ擦りむいちゃった」
おれ「痛いなのぉ痛いなのぉ…!にいにい、ナデナデして…?」
おれ「うみゃ、うみゃみゃ」
お前ら「おれくん美味しい?」
おれ「美味しいのらぁー!海原雄山も認める腕にょ」ニコニコ
お前ら「そ、そかそか」ニヘヘ
おれ「おれくんね、んっとね、」
おれ「にいにいにアーンしてほしいなーって」
お前ら「え・えー///」
おれ「ダメかや?」
お前ら「もーう、本当甘えん坊さん!」
おれ「うゆゆ…アーンしてくれないなの…?おれくんね、んっとね、たっくさんのラブでぎゅっとしてもらわないと…にいにい欠乏症になっちゃうゆ…?」
おれ「むしゃこらむしゃこら」
お前ら「美味しい?」
おれ「次は口移しして?」
お前ら「え・えー!///」
おれ「ほちいのぉ…!」(愛らしく上目遣い
チュッ…
お前ら「んんっ」
おれ「…ぷはっ。星のカービィのスパデラ思い出すよぉ…」
お前ら「お、おれくんてば」(俺の愛らしさにお前らの心拍数とコレステロール値急上昇
お前ら「本?いいよ」
おれ「わぁーい、なのっ!」
ポスンッ
お前ら「!…おれくん、膝の上に座られると…その」
おれ「んっ?どったの?にいにい、早くベルセルク読んでほしいのらっ」
おれ「みぃ、どったの?にいにい?息遣いが彼岸島みたいなの…」
お前ら「な、なんでもないっ」
おれ「ふみぃ…あ、なんかお尻に固い棒が当たってるのら」
お前ら「!」
おれ「ほんと?」クルッ
お前ら「あ…」(おれくんと視線が交差し、至近距離なのでおれくんのお花畑の匂いがお前らくんの鼻孔を擽る
お前ら「ご、ごめん!なんでもないから!」
ドンッ!
おれ「みゃっ!?」
お前ら「シャワー浴びてくる!(冷たいシャワーで頭冷やそう…!)」
お前ら「はぁーもう自己嫌悪だよ」
お前ら「あんな愛らしくて純粋なおれくんに欲情しちゃうなんて…」
お前ら「おれくんのうなじ…白くて綺麗だったな…」
シコシコ
お前ら「ハアハアハアハア…」
おれ「にいにいーおれくんも入るのらー」
お前ら「!」
ど う し て こ う な っ
た
おれ「にいにい、大丈夫?ガッカリしてメソメソしてどうしたのかや?」
お前ら「う、うん…大丈夫だよ」
おれ「にいにいがね、元気ないとね、おれくんもハートさんがきゅーってして…切なくなるの…」
お前ら「おれくん…」
お前ら「ぷっ…もう、おれくんってば」
おれ「にはは」
おれ「にいにい、やーっと笑ってくれたのらっ♪」
お前ら「あっ」
おれ「やっぱり、太陽みたいに笑うにいにいが一番ぞ♪」
お前ら「おれくんお昼寝する?」
おれ「みぃ。おれくん、お花の妖精さんだからお昼寝しないといけないの…」クアー
おれ「にいにいも一緒に…おれくんと…ねよ?」
お前ら「う、うん!」ドキドキ
お前ら「(おれくんを拾ってから早半年…最初は部屋に居着くし、自分を妖精だと言ってるし可愛いし…ビックリしたけど)」
おれ「んみゅ…にい、にい…」
お前ら「(おれくんがいない生活なんて考えられない…)」ナデナデ
おれ「みゃあ…もうお腹いっぱいなのらぁ…」
お前ら「でも、元々寝坊助さんだったけど日に日に眠る時間もお昼寝の時間も長くなってる気がするんだよなぁ」
おれ「みゃあっ…」
お前ら「?…おれくん、大丈夫?」
おれ「…帰りたくないの…!おれくん、帰りたくないのぉ…にいにいと一生一緒にいたいのらぁ…!」
お前ら「おれくん、大丈夫だよ。俺はここにいるから」ナデナデ
お前ら「おれくんはよく寝るねっ」
おれ「ほよよ、にいにい、またなんか固い棒当たってるの」
ツンツン
お前ら「!」
おれ「これなにかや?」クビカシゲー
お前ら「な、なんでもないから!」
サワサワ
お前ら「あっあ!ダメおれくん!そ、そういうのは好き同士がやることだから!」
おれ「おれくんはにいにいのこと好きだぉ?」
お前ら「おれ、くん…」
おれ「世界中の大好きを集めても君に届けたい思いに足りないくらいなのっ」テヒヒ
お前ら「おれ、くん」
おれ「にいにい、ぎうってして?ぎうーって」
お前ら「こう?」ギュッ
おれ「なの…!壊れるほど愛して…!」
濡れ羽色の髪が寝汗で肌に張り付き、据えたお花畑の匂いがお前らの理性を奪うのに時間はかからなかった。
お前ら「おれくん……おれくん」(我知らず、お前らの口から愛しい人の名前が漏れたのは無理からぬことと言えた。
ずっと我慢させてたみたいなの――おれくんは少しばかりの申し訳無さと頬を撫でるお前らの手のこそばい感触に、小さく笑った。
言葉はいらなかった。どちらからともなく、口づけあい、合間合間に甘い声が漏れる。
お前ら「ぷは」(二人の間を名残惜しそうに銀色の糸が引いた。
お前らはおれくんの可愛らしいお口を蹂躙し終えると、覚えずその手はおれくんのシャツのなかに伸びていた。
おれ「ふみやぁっ!おれくんの大胸筋さんがぁ」
お前ら「すげ…おれくん結構いいからだ…」ゴクリ
ピンポーン
お前ら「!」
おれ「?…誰なのらー?いいところだったのに」プンスコ
ゾロゾロ
妖精さんA「王子!」
妖精さんB「こんなとこにいたんですか!」
お前ら「は…?いったいどういう…」
おれ「……」
お前ら「はぁ!ってことは…」
妖精さんA「王子は大変お優しいお方なの。王位を巡る争いや自分の周りで渦巻く政略に嫌気がさし…」
妖精さんB「なの。人間界へと降りてきたのだ」
おれ「ごめんなの。ごめんなの、にいにいっ」
お前ら「そ、そんな…!」
妖精さんA「さ、帰りますよ王子。人間界に長くいすぎたのですから、だいぶ消耗してるでしょう」
お前ら「!」
――おれくんまだ眠いのらぁ
――お昼寝したいなのお
お前ら「(俺はなんで気付いてあげられなかったんだ…!)」
妖精さんA「大気の淀んだ人間界にいたのです。このままでは背中の羽も腐り落ちてしまいますよ!」
おれ「羽根なんかいらないのっ!おれくんは…っ!おれくんは王位より…空を飛べる羽根なんかより大事なものを見付けたの!」
お前ら「おれくん…!おれくん!」
おれ「にいにいと…!にいにいと最後までいるのぉ!」
妖精さんB「!…連れて帰らないと王子がまた」
妖精さんA「逃げられないさ。もう王子の愛らしい身体は限界だ」
クラクラ…ペタン
おれ「あう…」
お前ら「大丈夫か!?」
妖精さんA「いいですか、王子。一晩だけ…最後に一晩だけの猶予を。その間に…帰る覚悟をきめてください」スタスタ…
お前ら「あぁ。良かった」
おれ「いっつもいっつも…美味しい晩御飯を作ってくれて…ありがとありがとなの~」
お前ら「……」
おれ「…ごめんなの」
お前ら「ばか。謝るなよおれくん…」
おれ「好きになって…ごめんなさい…!愛してしまって…ごめんなさい…!」
おれ「さよなら、したくないのぉ…!」ポロポロ…
お前ら「ん…」
おれ「おはようおはようなの~にいにいっ」
お前ら「ははは…なんかいつもと逆だな」
おれ「おれくん一人で早起きできたの!」エッヘン
妖精さんA「…時間です。お迎えに上がりました」
おれ「…………分かったの」
おれ「ん゙~!」バサッ
お前ら「おれくん…その…」
おれ「また、会えるの」
おれ「きっと…地球がもっと綺麗になって…人間さんたちがみんな手を取り合って世界にラブが溢れたら…またきっとおれくんたち妖精さんも来れるの!」
お前ら「おれくん!」
ダキッ
おれ「にはは。やっぱりいつもと逆なのら」ナデナデ
ヴーヴー!
妖精さんA「っ!?これは…!」
お前ら「携帯とテレビが…え!?」
おれ「どうしたのかや!?」
妖精さんA「凄まじいエネルギー反応…北からです!」
おれ「み゙っ!」
妖精さんA「こっちに向かって飛んできます!王子!早く飛び立ちましょう!」
おれ「…分かったの」
お前ら「…ははは、情けないな。妖精さんも来れるような世界にするって約束したのに…」
おれ「久々に飛ぶの…行き先は――」
バサッ!ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!!
妖精さんA「!」
お前ら「おれくん!?そっちは…まさか!」
おれ「にいにいと暮らした街の平和を守る…!」
おれ「行き先はハッピーエンドなの!」
――な、なんだお前は!
――おれくんなの!おれくんはね、えっとね、妖精さんなの!
お前ら「やめろよ…!おれ!お前がいない世界なんて…!なんの意味もないんだよ!」
――にいにい!
――ねぇ、にいにいっ!
――テヒヒ、にいにいっ!呼んでみただけなの~♪
おれ「(おれくんが見付けた…世界で一番のキラッキラ…それは…にいにいと過ごした思い出なの)」
おれ「にいにい……愛してるの」
カッ――――チュドオオオオオオオオン!!!!!!
お前ら「ただいま~。はぁー、なんて、だれもお帰りって言ってくれないけど」ハハハ
お前ら「あれからだいぶ経ったな。まさか俺が慈善活動で世界中あっちこっち飛び回る生活するとはなぁ」
お前ら「少しはお前が夢見た世界に近付けてるかな…おれくん」
タンポポ『』
お前ら「お、タンポポ。はは、お花の妖精さん、か…あいつだったりして…」
??「もーう、おれくんはもっと可愛らしいのっ」
お前ら「!」
クルッ
お前ら「あ…あ…」
??「どうしたのかや?にいにい、そんな驚いた顔して…妖精さんは不死身ぞ?あれくらいなんともないの」
お前ら「お前…!お前なぁ…!」
??「うみゃ、泣かないでにいにい…にいにいのおかけでちょっとだけ優しくなった世界に――」
お前ら「おれくんっ!」
少しだけいつもより優しい朝に、二人の影が重なった。
彼らの旅は、これからも続いていく――
VIPのにいにいたち、大好きなのら!おやすみなのっ
元スレ
お前ら「おれくーん、朝ご飯だよ」 おれ「んみゃ…」
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