ガヴリール「異世界転生?」
- 2017年04月21日 22:10
- SS、ガヴリールドロップアウト
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ごく普通の高校生だったがトラックにはねられて死んでしまった」
ゼルエル「私は女神だ。
流れ的にガヴリールにチートを与えて異世界へ送りだす」
ガヴリール「なんで普通の高校生にチートくれるんだ?」
ゼルエル「魂の質と純真なる輝きが云々……」
ガヴリール「なるほどわからん。まあいいや、もらえるならもらうよ」
ゼルエル「死んでも復活できるのと、配管工の星の如く無敵になれるの。
お前はどちらがいい?」
ガヴリール「後者に決まってんだろ」
ゼルエル「心得た。では、行ってくるがいい」
オーク「がおー」
ヴィーネ「キャー! 誰か助けてー!」
ガヴリール「えい」ポカッ
オーク「うぎゃあぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」グチャアアア!!!
ガヴリール「うわぁ……グロっ」
ヴィーネ「助けてくれてありがとう! 私の名はヴィネット=エイプリル。
この近くにあるエイプリル王国の王女よ!」
ガヴリール「なんで王女が一人で森にいるんだよ」
ヴィーネ「なんか王位継承的な試練が云々で森の奥にある洞窟へ行かなくちゃ」
ガヴリール「なるほど。よし、私も手伝うよ」
ヴィーネ「いいの? ちょっと危険よ?」
ガヴリール「行く当てもないし……。
それに、ヴィーネには宿題とか部屋の片づけとかで色々世話になってるからな。ここらで恩返ししておかないと」
ヴィーネ「も、もう。そんなの気にしないでもいいのに……///」
ガヴリール(なんで顔赤くなってんだろう)
デカい魔物「ぐははは! 王位継承のしるしが欲しければ我を倒して見せよ!」
ガヴリール「とりあえず魔法を試してみるか」ビューン
デカい魔物「頭から上が吹っ飛んで死んだーっ!」ドガァァァン!!!
ヴィーネ「すごいわガヴ! うちの国の十賢者並みの魔力よ!」
ガヴリール「すぐ消えそうな設定だね」
キラキラキラキラ……
ヴィーネ「見て! 王位継承のしるしよ!」
ガヴリール「うん」
ヴィーネ「命を助けてくれてありがとうガヴ! お礼に我が城へ招待してもてなすわ!」
ガヴリール「わーい。ネトゲある?」
ヴィーネ「あるわけないじゃない。中世ファンタジーよ?」
ガヴリール「だよねー」
いやぁ、細君がこの世を去ってから娘だけが心の支えだったんだ。
隣の帝国も攻め込んでくるし、もう我が国はどうすればいいのかわからないよ……」
ガヴリール「はい」
ヴィーネ「パパは不安とか過労とかで病床に伏しているの。
だから私は一刻もはやく王位継承の試練をこなさなければならなかったのよ」
ガヴリール「そうなんだ。
スキル使って調べたけど、これアレだわ。呪い的なアレでソレだわ」
ヴィーネ「なんですって!? なんて聡明なのガヴ素敵!
速やかに術者を排除しないといけないけど、隣国との戦争で動かせる兵はないわ……」チラッ
ガヴリール「あー……じゃあ私がやるよ」
ヴィーネ「ありがとうガヴ!」ダキッ
マルティエル「呪術師の討伐に向かわれるということで、ガヴリール様の装備もろもろ一式です」ガチャッ
ガヴリール「鎧重たいからいらない」
ヴィーネ「仲間を集めるには酒場が一番よ!」
ガヴリール「いや、装備くれるんならそこもバックアップしろよ王国」
受付のババア「だったらあそこのぼっちなんかどうです?」
サターニャ「ふふん、この私の悪魔力を恐れてか、仲間にしようという蛮勇の持ち主はいないみたいね……」ポツン
ガヴリール「いや、それ単に孤立してるだけだぞお前」
サターニャ「うわぁっ! な、なによ!」
ガヴリール「仲間が必要なんだけど……まあお前でもいいや。一緒に行こうぜ」
サターニャ「はぁ!? この私に対してなんて無礼なヤツなのかしら! 決闘よ!」
ガヴリール「ちーとぱわー」ブイイン
サターニャ「か、完敗よ……っ!
この雪辱を果たすため、あんたに同行するわ!」
ガヴリール「わーい」
サターニャ「んなぁーはっはっは! 出てきなさい不届き者!」
ラフィエル「ガヴちゃん!? サターニャさん!?」
サターニャ「なんてこと。呪術師はラフィエルだったのね」
ガヴリール「なんでこんなことしたんだ」
ラフィエル「仕方ないじゃないですか……。
住んでいた村が帝国の刺客に襲われて、家族が人質にとられているんです」
サターニャ「エインズワースの名は、エイプリル王国でも指折りの呪術の名門として知られているわ」
ガヴリール「マジかよスゲーな。よし、私が刺客をぶっ殺すからこんなことは止めよう」
ラフィエル「いいのですか、あなたまで帝国に」
ガヴリール「うん。ぐーたらしたいし」
サターニャ「くく、素直じゃないわね。私にはあんたの本質が見えてるわよ?」
ガヴリール「いや、本音だけど……」
途中でやっぱりラッキースケベなんかもあったが割愛する」
刺客A「ぐへへ、なんだぁこのガキ」
刺客B「上玉ばかりじゃねえか! しっぽりむふふと行きますかぁ!」
ガヴリール「ちーとぱわー」
サターニャ「大悪魔的な魔法!」
刺客A「やべえ! 俺たちじゃ勝てねえ!」
刺客の親玉「お前たち、この程度の奴らに手こずりやがって……」
ラフィエル「父と母を返してください!」
刺客の親玉「あぁ? とっくにぶち殺したに決まってるだろ! げはは!」
ラフィエル「そ、そんな……」ガクッ
刺客ども「とりかこめー」
サターニャ「ラフィエルのメンタルがブレイクしてピンチに陥ったわ!」
ガヴリール「ラフィ! お前の両親はここで倒れることなんか望んでいない云々!」
ラフィエル「はっ、そうでした……!
あなたたち絶対に許しません! スペシャル呪術!」
刺客ども「うわー!」
サターニャ「大勝利ね!」
ガヴリール「報告に戻ろう」
マスター国王「元気になった! ありがとう天真君!
ところで来週は月と水と木の三日出られるかなぁ……?」
ガヴリール「ネトゲのイベあるんで無理です」
ヴィーネ「きゃーガヴー!///」ダキッ
ガヴリール「わー。きゅうにだきつくなー(棒読み)」
悪徳貴族マサキ「ぐぎぎ……俺が目につけていたヴィーネちゃんをよくも……!」
マサキ側近「ノーブル権力で根回ししてやりましょう」
マサキ「は! そうだな!
よーし、悪評を流せ! ガヴリールはニート! ガヴリールはニート!」
愚民A~X「そんなん匿うなんて王室最低だな」
マスター国王「ごめんねぇ……。君の名誉挽回のため、
西の山で暴れているドラゴン討伐に行ってくれない?」
ガヴリール「めんどいけどわかりました。おいサターニャ行くぞ」
サターニャ「なんか新しい魔法覚えたわ!」
ラフィエル「助けてもらった恩として私も同行いたします!」
ガヴリール「わーい」
ヴィーネ「三人ともいってらっしゃーい」
タプリスドラゴン『ぐげぇぇぇ! 愚かな人間どもめぇぇ!』
ガヴリール「天使なんだが」
タプリスドラゴン『知るかぁぁぁ! お前たちの欲深さという罪をぉぉぉぉ!!』
ガヴリール「罪深さだって人間の一部とかいう暴論クラッシュ!」
タプリスドラゴン『論破ぁぁぁぁぁ!! それと惚れましたせんぱぁぁぁい!』ドカーン
帝国の魔法使い「ちぃっ、タプリスの洗脳が解けたか! 撤退だ!」
ガヴリール「あ、ごめん。私タプリスの治療で手離せないわ。サターニャたち頼んだ」
サターニャ「新しい魔法を発動するのに時間がかかるわ!」
ラフィエル「サターニャさんは私が助けます! 動けなくなる系の呪術!」
サターニャ「ナイスアシストよラフィエル! さあ食らいなさい!」バァァァ!
帝国の魔法使い「ぐええええ!」
ガヴリール「二人ともなんてエネルギーだ!」
サターニャ「私の手柄よ!」フフン
ラフィエル「やりましたねサターニャさん!」
サターニャ「やはり帝国の不穏な影が迫ってきているのね……」
ラフィエル「どうしましょう……このままじゃ全面戦争に」
マサキ「なんだって! くそぅ、帝国に金渡して洗脳させてたってのに!」
ヴィーネ「それは本当なの!? 許さないわ、極刑!」
マスター国王「えぇ……? 月乃瀬くん、それはいくらなんでもやりすぎじゃ……」
ヴィーネ「何言ってるのパパ! コイツがいたら私が満足にガヴをお世話出来ないじゃない!
そんな輩一匹残さず打ち首よ打ち首! レッツデストロイ!!!」
マスター国王「わ、わかったよ。はい死刑」
マサキ「うわああああ!」
マサキの側近「ぎゃああああ!」
愚民A~X「なんだ、マサキって悪い奴だったんだなぁ……」
悪徳貴族ども「クレイジーサイコレズ―!」ズシャァァァ!!
ヴィーネ「他にもいたから始末したわ。何人かが情報を持っていたのね。
……なになに、どうやら港街で違法な取引が行われている?」
サターニャ「それは大変ね。向かいましょう」
ガヴリール「えー、めんどい」
ヴィーネ「焼肉奢ってあげるから」
ガヴリール「よし行くぞお前ら!」
ラフィエル「はーい♪」
ガヴリール「ラフィエルは楽しそうだ」
ラフィエル「うふふ~♪」
グラサン「実はお前は王家の血筋の影響で、潜在的に戦える力があるんだ」
ヴィーネ「なんですって!? そうと決まれば特訓ね」
グラサン「脇が甘い」
ヴィーネ「中学の部活レベルの辛さだけど頑張るわ!」
マスター国王「月乃瀬君……立派になったねぇ……」ホロリ
ヴィーネ「やったわ! 一週間頑張ったら剣の達人を凌駕する戦闘能力を手に入れた!」
グラサン「お前は才能の塊」
モブども「ヴィーネ様すげー!」
タプリスドラゴン『人間にも綺麗な心があるんですね……。
よし、王国の守護竜になっちゃいます!』
モブども「やったー!」
ヴィーネ「悪魔だけどね」
ラフィエル「うふふ♪ 次は人差し指を剥がされたいですか?」
悪徳貴族の手先「うぎゃぁぁぁぁぁ! 爪がぁぁぁ!」
サターニャ「ちょっと! いくらなんでもやり過ぎよ!」
ラフィエル「この人たちに家族を奪われた悲しみがサターニャさんにわかるんですか!」ダッ
サターニャ「あっ、待ちなさいよラフィエル!」
ガヴリール「些細なことで喧嘩になったぞ」
ラフィエル「……どうして追って来たんですか」
サターニャ「あんたの悲しそうな瞳を見ていたら、大悪魔としての本能がうずくのよ。
コイツには、この表情は似合わないって」
ラフィエル「サターニャさん……」
サターニャ「いつもみたいに笑いなさい。あんたの笑顔は世界一だって、私が褒めてあげるから」
ラフィエル「さたぁにゃさぁぁぁん!」ウェーン!
ラフィエル「いくらでも泣きなさい。涙は足跡。流した分だけ強くなるのよ」ヨシヨシ
ステキーダネー
ガヴリール「イイハナシダナー。私は空気を呼んでクールに去るぜ」
ヴィーネ「なんですって! 帝国が斥候を森に送り込んでいるらしいのよガヴ!」
ガヴリール「え、まだ酷使されるの私」
ヴィーネ「その森は政治的に厳しい場所だから同盟国に処理させるわ!
ことが片付くまでは束の間の日常編よ」
ガヴリール「いよぉっしゃぁぁぁぁ!」
ガヴリール「ヴィーネの手料理を食べたりしたぞ」
サターニャ「ハニエルって女の子に魔法を教えたりしたわ!」
タプリス『人間化して天真先輩と騒動を起こしたりしました!』
マスター国王「天真君たちにブレンドコーヒーを振る舞ったよ。
現代知識で商品化したら大ヒットしたよ。嬉しいなぁ……」
ヴィーネ「利益は何故かガヴのものね」
ガヴリール「マジかよ」
サターニャ「装備新調しましょう」
ラフィエル「強くなりましたねみなさん」
ヴィーネ「これからは私も戦うわ」
ガヴリール「マジかよ」
タプリス『人間から戻れなくなったのでパーティに加わります』
ガヴリール「それは問題じゃないか?」
サターニャ「なんか学者的な連中が集まってるわガヴリール!」
ラフィエル「あ、あなたは最高学府の凄い人、まち子さん!」
まち子「この研究は素晴らしいわ! 私からも支援させて!」
ガヴリール「潤沢な研究費用を手に入れたぞ」
ヴィーネ「あっという間に商品化ね」
ラフィエル「凄まじい売上ですねー。これはもう領地を手に入れられるのではないでしょうか」
マスター国王「国庫が潤ったお礼に領土を与えるよー」
ラフィエル「噂をすればなんとやらですねー」
ラフィエル「突如ひらめいた方法を活かして農業を活発化させました。
お父さんとお母さんが寝る前に聞かせてくれた話が発想の原点になりましたよー♪」
サターニャ「さすがねラフィエル!」
ガヴリール「すごいぞラフィ」
ヴィーネ「やったわねラフィ!」
タプリス「白羽先輩流石です!」
マスター国王「良い話だねー」ウルウル
そういうわけで同盟国からの救援要請が届いたわ!」
ガヴリール「な、なんだってー!」
タプリス「許せません! すぐに向かいましょう!」
サターニャ「ハニエルちゃんとの訓練で新しい力を手に入れたわ!」
ラフィエル「サターニャさんと親しい仲になったので合体魔法なんかも習得しました!」
マスター国王「僕からも兵を出すよ!」
ガヴリール「行くぞお前ら!」
みんな「おおー!」
ヴィーネ「敵の軍師の計略によって分断されてしまったわ」
サターニャ「うぎゃー! ピンチよー!」
ラフィエル「拘束されましたー!」
タプリス「わ、私はなにも出来ないんですか……?」
タプリス「いいえ! 私にしか出来ないことがあるはずです!」グォォォ!!
ガヴリール「タプリスがドラゴンモードに戻ったことで、何とか難を逃れたな。
よくやったぞタプリス」
サターニャ「ついでに制御できるようになったみたいじゃない! 褒めてあげるわ!」
ヴィーネ「タプちゃんすごいじゃない!」
ラフィエル「さすタプですね~♪」
タプリス「えへえへ……///」
敵軍師「エイプリル王国の友軍やべえ!」
敵将軍「大丈夫だ! こっちにも秘蔵っ子がいる!」
聖ガヴリール「ふふ……お任せください」
サターニャ「そしたら驚きよ! なんともう一人のガヴリールが現れるじゃないの!」
聖ガヴ「ふふふ……あなたは一人の私。誰かが生み出した残留思念的な存在です」
ガヴリール「なんだと!」
聖ガヴ「あなたは知っているはず。異世界転生することになったきっかけを」
ガヴリール「うわぁぁぁ! 何かを思い出すぅぅ!」
ヴィーネ「ガヴ!」
タプリス「天真先輩のメンタルがヤバいので、みんなで協力して乗り切りましょう!」
ラフィエル「サターニャさん、今こそ合体魔法です!」
サターニャ「食らいなさい!」
聖ガヴ「予想以上の力ですね……ここは一時撤退しましょう」
同盟国の生き残りども「うわー! エイプリル王国ばんざーい!」
マスター国王「この功績が評価され、一気に国家間連合でも上位に躍り出たよ!」
ヴィーネ「だけどガヴは気絶したまま……」
ラフィエル「ガヴちゃん……」
サターニャ「私が見込んだ者よ! すぐに目を覚ますわ!」
ガヴリール「その結果、私は本来存在しないものだということを知ってしまった。
なんてこった、聖ガヴの方が本体で、私は奴の悪行を止めるために生み出されたレプリカだなんて……」
ガヴリール「うぅ、気持ちが沈んでなにもできそうにない……」
ヴィーネ「しっかりしなさいガヴ! 私が好きになったのはあなただけよ!」
ガヴリール「ヴィーネ……」
サターニャ「元気出しなさいよガヴリール! だったら実力で本物の座を奪い取ればいいのよ!」
ラフィエル「そうですよ。ガヴちゃんを導る喜びが、向こうには感じられません」
タプリス「天真先輩は天真先輩です! 私にとっての天真先輩はあなただけです!」
ガヴリール「愛と友情で元気になった! もう一人の私と戦う決心もついたぞ!」
ゼルエル「だがその前に私に呼び出されることとなる」
ガヴリール「なんの用?」
ゼルエル「お前はレプリカだから本体を倒せば機能停止するぞ」
ガヴリール「……それでも構わない。大事なものを守れるのなら」
ゼルエル「急に男前になったな」
ガヴリール「佳境だしね」
全面戦争だよ!」
愚民A~X「たすけてー」
ガヴリール「もう迷いはない! うおおお!」
帝国兵「うわーなんて力だー」
帝国将軍「ふへへ、温室育ちの御姫様に負けるはずがねえ!」
ヴィーネ「王家パワー!」
帝国将軍「ぎゃぁあぁぁ! 侮っていたぁぁぁ!」
サターニャ・ラフィエル「合体魔法!」
タプリス『ドラゴンブレス的な範囲攻撃!』
帝国軍の大部分「うぎゃぁぁぁ!」
四天王A「ふふん、悪魔であるアタイに勝てると思っているのかしら」
サターニャ「アンタが悪魔なら私は大悪魔よ! ここは私に任せて先に進んで!」
四天王B「ぐっへへ、誰かと思えば無駄死に両親の娘じゃねえか! 俺は刺客の長だ!」
ラフィエル「因縁の対決です! ここは私が、みなさんは先へ!」
四天王C「吾輩は洗脳魔術を開発していた魔導部長である!」
タプリス「今度は負けませんよ! 先輩方、私に任せてください!」
四天王D「ふふふ、私は帝国の皇女!
同じく王家の血筋を引く者として、貴女を叩き潰すわ!」
ヴィーネ「ガヴ……もしも私が帰ってこなかったら」
ガヴリール「いいや、お前はやれるさ。中学生の部活レベルの苦行を耐えたんだろ?」
ヴィーネ「ガヴ、愛してるわ」
ガヴリール「私もだ……」
四天王D「尺が足りないから唐突な告白とは舐められたものね! こちらから仕掛けるわよ!」
ヴィーネ「行って! 私たちの希望を持って!」
ガヴリール「ああ!」
ガヴリール「どうしてこんなことをしたんだ! 本物の私!」
聖ガヴ「神話を引用しつつの人間の醜さに失望してしまった云々」
聖ガヴ「偽物にはわからないでしょうけどねぇ!」
ガヴリール「偽物だろうが私は私だあたーっく!」
聖ガヴ「想いの力で負けましたー!!」チュドーン!!
ガヴリール「はっ、身体が崩れていく……」
サターニャ「追いついたわ!
私の許可なしに消えるとか許さないわよガヴリール!」
ラフィエル「消えないでくださいガヴちゃん!」
タプリス「先輩がいなくなるなんて嫌ですー!」
ヴィーネ「まって、ガヴ――っ」
ガヴリール「さよなら」
ヴィーネ「ガヴーーーーーーーーー!!!」
お前の行動を全能神はいたく評価している」
ガヴリール「……」
ゼルエル「そこで、だ。お前にこの世界の神となる権利をやろう」
ガヴリール「そんな権利、いらない」
ゼルエル「何故だ! 神になれば、お前の望む永遠の堕落だって」
ガヴリール「そんなものより大事な人がいることに気づいたんだ」
ゼルエル「なんて純真な想いだ! 感動した!
よし、もう一回行ってこい!」
ガヴリール「わーい!」
マルティエル「王女様……あまり風にあたっていては、お体に障りますよ」
ヴィーネ(……ガヴ)
ヴィーネ「……はっ」
ヴィーネ「……」ダッ
マルティエル「お、王女さま!? どちらへ行かれるのですか!?」
ヴィーネ「間違いない、この気配は……」
サターニャ「ヴぃ、ヴィネット!? どこ行くのよ!」
ラフィエル「ヴィーネさん!? もうそろそろ戴冠式じゃ」
タプリス「月乃瀬先輩!? あの、ドレスのままで走ると危ないですよ!」
ヴィーネ(もうすぐ、もうすぐ、着く)
ヴィーネ「ガヴっ!」
ガヴリール「……悪い。少し遅れた。
ただいま、ヴィーネ」
ヴィーネ「――うんっ!
おかえりっ!」
END
結局何がしたかったんだうごごご
なろう読んでたらこれもうちょっと短く出来るんじゃないかって思って書いた
別にガヴドロである必要なくね? って言われたら何も言えない
元スレ
ガヴリール「異世界転生?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1492769921/
ガヴリール「異世界転生?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1492769921/
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コメント一覧 (26)
-
- 2017年04月21日 22:30
- 全体的にやる気がなくてワロタ
-
- 2017年04月21日 22:48
- もしかしてなろうってこういう感じのがたくさんあるの?
-
- 2017年04月21日 22:57
- 別にガヴドロである必要なくね?
-
- 2017年04月21日 23:01
- マスター国王ってなんかGガンに出てきそうでかっこいい
-
- 2017年04月21日 23:05
- 正直感動した
-
- 2017年04月21日 23:23
- 四天王の説明口調やめいwww
-
- 2017年04月21日 23:34
- 開始2レスでなろう臭くて読めなかった😱
-
- 2017年04月21日 23:41
- なんか色々な物語のいいところを取ったような感じがした
-
- 2017年04月22日 00:20
- 大分前のこのすばとのクロスのやつのクオリティを見習ってほしいと言いたい
ので言った
-
- 2017年04月22日 00:25
- 小説家になろうスターターキットやめろ
-
- 2017年04月22日 00:41
- 取りあえずなんでガヴ以外の人物も異世界の記憶引き継いでるんだろうか
そしてなぜマスター国王は娘のことをそっち世界では存在してない呼び名で呼んでいるのか
他にも色々突っ込みどころあるけどまあどうせてきとーに作ったもんだろうし騒ぐだけ時間の無駄か
-
- 2017年04月22日 00:56
- ふふって
-
- 2017年04月22日 01:10
- いやーきついっす
-
- 2017年04月22日 01:25
- これなろう皮肉ってるんだろ。その視点で見ると楽しいよ。
-
- 2017年04月22日 01:28
- つまりなろうタイムアタックってだけか
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- 2017年04月22日 01:39
- 転生したらスライムだった〜だっけ?
あれマジこんな感じだったわ
-
- 2017年04月22日 06:42
- なろうタイムアタックわろた
-
- 2017年04月22日 07:11
- 小説という名の落書きRTA
はーじまーるよー
-
- 2017年04月22日 07:48
- いつものなろうあるあるじゃん
-
- 2017年04月22日 09:24
- 正直無駄に奇をてらってひねくれた作品よりは面白いから困る
王道展開って大事たよなぁ
問題は表現力よね
-
- 2017年04月22日 12:00
- なろう皮肉ってるんだろ
-
- 2017年04月22日 14:03
- テンポよくてわりと好き
-
- 2017年04月22日 21:56
- 素直に上手く要約出来てて凄いと思った
-
- 2017年04月23日 12:58
- >>2
大丈夫だ。なろうは原理はわからないけど相手の存在そのものを破壊するアタックやら、合気道で大気を振動させて敵を切り裂いたりとか。怒りのパワーで何故か人類滅亡とか普通にあるし、それらがランキング10の中にあるから。
-
- 2017年04月25日 01:14
- お前それニコニコとかで連載人気だからなんとなく叩いただけじゃね?これ見てスライムが出てくるのはなろうの闇を知らなすぎる、あれはまだ全然マシ
-
- 2017年04月25日 13:36
- アビスっぽくて好き