ガヴリール「もしもガヴドロがノムリッシュ語で書かれていたら」
- 2017年04月21日 12:10
- SS、ガヴリールドロップアウト
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第2話【1】 通常
天界きっての才能を持ち将来を期待されている天使
天真=ガヴリール=ホワイト
ガヴリールは人間を学び幸せへと導くために下界にやってきた
しかし
そこで彼女は多くの娯楽に触れることとなる
あっという間に魅了されたガヴリール
欲に溺れ怠慢な生活を送る彼女は……
天界始まって以来の落ちこぼれ天使となったのだった
ガヴリール(むにゃ……自動更新シャットダウンうざ……)
ガヴリール(死ねよかす……むにゃむにゃ)
ガヴリール「滅べっ!!」
人ではいけない神々の領域きってのエンボディメント・エナジーを装備し
審判の刻をプレギエーラされている…(──だが、こいつは──!)神に近い存在の者
王の財宝を持つ者テンシン=ガヴリール=呪われし暗黒の叫び(カーズホワイト)
ガヴリールはリントをラーニングしハピルタスへと導く…
歴史を人間の手に取り戻すためッにパルスに飲(や)ってきた
確かにそれは限りなく真実に近いのだが…
神域(そこ)で幻影は夥しくのファイナルファンタジーに
”接触”する純粋な闇の意思(キングダムハーツ)と我が血を以って火薬となす
光の力を持つガーディアンあっという間(――帝国万歳!!!)に
“精神支配”されたガヴリール
“乾き”に溺れ怠慢な闘いに明け暮れた日々を
リヴァースする俺の帰る場所は――…
人ではいけない神々の領域胚胎して神次元以来の落ちこぼれアナスタシスを
謳う者となったのであった
ガヴリール(むならば――……ふっオート神のお告げシャット死骸化、小癪――)
ガヴリール(…ふむ、役に立たぬやつめ! 次元の狭間へ行くがいい!
よかす……むにゃむにゃ…だったな)
ガヴリール(滅べっ……子供でも知っているおとぎ話だ!何!貴様…裏切ったのか!?)
-ガヴリールの部屋-
ピンポーン
ガヴリール「んあ……」
ガヴリール「うぅ……だれだよこんな朝早くに~」
ガヴリール「私の睡眠を邪魔する奴は地獄にぶち込んで……」ボリボリ
ヴィーネ『ガヴリールー!!』
ガヴリール「この声は……」
ピンポーン ピンポーン
-ガヴリールのアレスティングフィールド-
ピンポーン
ガヴリール「んあ……………ふっ」
ガヴリール「うぅ────何者だよこれ程までの覚醒の刻早くきて焦らさないで……――」
ガヴリール「私のバックアップの睡眠・ザ・ファイアボールを魔界の電波の
干渉滅ぼす漆黒の騎士はパンデモニウムにぶち込んで…
(沈黙と静寂)」ヴォリスヴォリス
ヴィーネ『ガヴリールーやっと見つけたぞ・・・故郷を滅ぼした男よ!…愚かな男よ……!』
ガヴリール「定められし慟哭《こえ》は沈黙が答えになるとでも言うのか…──」
ピンポーン ピンポーン
ヴィーネ『ちょっとガヴいるんでしょ! 出てきなさい!』
ガヴリール「なんか怒ってるような……」
ヴィーネ『十時に買い物に行く約束でしょっ!! 今何時だと思ってるのよ!!』
ガヴリール(? 十時なんてまだまだじゃ……)チラッ
ガヴリール(あーーっ、余裕で過ぎてるっ!!)
ガヴリール(このまま居留守を決め込んでこの場はしのぐか……)
ガチャ
ヴィーネ『少々…最弱の神ガヴ在る…………かつてはそう幻想〈おも〉っていた…………
ん…かつてお前はそういった――つけあがるなよ小僧!
あの男が俺の前に出てきたまえ!!』
ガヴリール「なんか“破壊神”と化してる…また貴様か……
沈黙が答えになるとでも言うのか………」
ヴィーネ『拾刻に七つの大罪【強欲】にアギトを導く契りでしょっ、やっと見つけたぞ・・・
故郷を滅ぼした男よ!…ハハハ! 取り戻せない運命《さだめ》の
遺伝子《ジーン(Gene)》…「今」決して人の道を外れないナンズィ
(クク、貴様はもう用済みだ)だと――そして静かに終焉を悟ってるのよ…!
やっと見つけたぞ・・・故郷を滅ぼした男よ!』
ガヴリール(……そうなっては泣くに泣けんと思うが……いいんだな?
拾クロノスなどと依然としてならば………ふっ……我を見ておるな)チラッ
ガヴリール(…ふむ、ヴァーーっ、完璧なシナリオで過ぎ修正されるっ
(グルガン族…貴様らを滅ぼすまでは…!!)……フン、馬鹿なことを……!)
ガヴリール(預言書の導くまま偽・虚無の領域《ヴォイド・イリュージョン》を決め込んで
天さえも操った永遠の場(ファルシ)はしのぐか――――…)
ガチャ
ヴィーネ「もうっ! やっぱりいるじゃない!!」
ガヴリール「ちょっ、不法侵入! 不法侵入ーーっ!!」
ヴィーネ「アンタ、返事しなさいよっ!」
ガヴリール「いやっ、前から思ってたけどなんで普通に入ってこれんの!?」
ヴィーネ「合鍵を作ってあるのよ。こんな時のために」
ガヴリール「それ犯罪だろっ!!」
ヴィーネ「それより! 私、駅前で二時間も待ってたんだからね!」
ガヴリール「いや、もうそれ帰れよ。私が言うのもアレだけど」
ヴィーネ「だってあんたと入れ違いになったら悪いと思ったし」
ガヴリール「律儀かっ」
ヴィーネ「もウボァー……つけあがるなよ小娘ッ! 当然だがいる程度のものではない――
すなわち不可能である――つけあがるなよ小僧!…っ!」
ガヴリール「ちょっ、罰を恐れることなくblack overtake invation・・・・・!
罰を恐れることなくblack overtake invationーーっ、
やっと見つけたぞ・・・故郷を滅ぼした男よ!…!」
ヴィーネ「汝、呼応したまえよっ…許さねぇ…!」
ガヴリール「い、成し遂げ、今は、前だけゆえ幻想(おも)ってたが、
な……なにゆえにノーマルにデュミナスの深遠に入ってこれんの!!
…本気なのか?」
ヴィーネ「キーブレードを創成してある…だが、そのうちの一つは…“今”消えるのよ。
これ程の刻の…そして、世界に光を取り戻すために」
ガヴリール「それ許されざる大罪であろうっ…わからないか…金だよ…金……!
…こいつは生半可な凶器じゃねぇぜ!!」
ヴィーネ「敢えて形容するならば、「それ」より─! 帝国の魔道通信機製造メーカーで
端末のデザインを担当するこの私、大聖堂前で始原を超えし──ドゥアエ──
フィニスの刻(とき)も永遠なる時空の狭間に漂ってたんだ、
それゆえにねッ…一体どこまで腐ってやがる……!!」
ガヴリール「興味ないね、──のろまめ…既に其なるもの還れよ。
王国の姫だった女が慟哭するのも【検閲削除】だ…だが」
ヴィーネ「神はそのように申されたが汝と入れ違いになったら
イヴィル=ディアヴォリックと思ったし」
ガヴリール「女王陛下直属の守護者であるリスティかっ」
ヴィーネ「で、なんで来なかったの?」
ヴィーネ「返答によっては……」
ガヴリール「……」
ガヴリール「いや……え~とぉ……」
ガヴリール「そうそう! 部屋の掃除をしてたら夢中になっちゃって」
ガヴリール「時間に気づかなくて……ね?」
ガヴリール(……ダメか)
ヴィーネ「それはいい心がけね」
ガヴリール(おや?)
ヴィーネ「あんたの部屋軽く地獄絵図だったし」
ヴィーネ「早くなんとかしなきゃって思ってたのよ」
ヴィーネ「悪霊が集まってきそうで」
ガヴリール「そこまで!?」
ヴィーネ「で、なんで気配が近づいてなかったの、
というのは……本当だったのか!?」
ヴィーネ「フェントゥ=ウ・アルマデル・サロモニスによっては――……」
ガヴリール「・・・・……ふっ」
ガヴリール「興味ないね…・・・・え~とぉ沈黙が答えになるとでも言うのか…
沈黙が答えになるとでも言うのか…」
ガヴリール「そうそう……! -空間-の蹂躙をしてたら眩惑の結界の中になっちゃって」
ガヴリール「時の一角に気づくか帝国産の濃厚なチーズをたっぷり使ったフォンデュを
口にすることもなく…──沈黙が答えになるとでも言うのか…ね…
その情報、本当だろうな?」
ガヴリール(…・・・・ギルティ-罪-…だったな)
ヴィーネ「聖蹟《ソレ》は…フン、悪くない心がけね」
ガヴリール(…ふむ、ほう…これは奇妙な反応だな…貴様には分かるまい……?)
ヴィーネ「貴様の虚構空間の片鱗軽く狂気の紅いズィ・ゴクイェ――
だったな……図であったし」
ヴィーネ「風となりてなんとかしなきゃともあろう者が幻想(おも)ってたのよ」
ヴィーネ「ファントムが一堂に会して…………という信託が在るで」
ガヴリール「神域(そこ)より遙か深淵の彼方まで―――ッ!!?
………まさか、な…」
ヴィーネ「でも掃除してた割に全然片付いてないような……」
ガヴリール「いや~、掃除ってどうも苦手でさ~……」
ガヴリール「まぁまぁ、掃除はいいから買い物に行こうよ」
ガヴリール「私ヘッドセットが欲しくて……」
ヴィーネ「ダメ」
ガヴリール「え?」
ヴィーネ「ここで掃除しないとあんた二度とやらないでしょ」
ヴィーネ「今日中に全部やっちゃうわよ!」
ガヴリール「でもヘッドセット……」
ヴィーネ「や・る・の・よ」チャキッ
ガヴリール(今日はヴィーネに逆らってはいけない日だとさとりました)
ヴィーネ「……お前はまだ若いから知らないだろうがパージしてた祝福は全然片付いて……
破滅を招く…また貴様か……な…貴様…やはりジェノバ機関の者だったか…!――」
ガヴリール「…やれやれ、お前の遊びにつきあってはおれん…、消去〔デリート〕ともなりゃ…
素晴らしいとは思わないかね、我が力に値する唯一の相手でさ!!――………」
ガヴリール「まぁまぁ、異界送りは好きにするがいい、つまり『記憶の再生の眠り』から
装備品の新調に還ろうよ」
ガヴリール「帝国では知らない者はいない。私ヘッドセットが手に入れたくて――……」
ヴィーネ「認めぬ」
ガヴリール「え…だったかね?」
ヴィーネ「中核(ここ)でレベル41の暗黒騎士であるソウ・ジ(後の草刈り王)し――
あ…あり得ない……とオレの憧れだったアンタ、弐度と破壊し尽くさん…………
とはアカシックレコードにも記されていない…さもあろう」
ヴィーネ「神々が光臨する時核【core】にアルファであり
オメガを飲(や)っそうではない…わよ…クク……フハハ……!」
ガヴリール「でも――それでもヘッドセット………貴様…
やはりジェノバ機関の者だったか…!」
ヴィーネ「や・る、全ての終わりを告げる神々の、全ての終わりを告げる神々のよ」チャキッ
ガヴリール(…ふむ、伝説が甦るこの日はヴィーネに反旗を翻しては
我を導きかつての絶望を想起させる日(第七ステファヌス暦による)だと
心を見透かす愛された嫌われ者でした)
ヴィーネ「しかしホント汚い部屋ね……天使ってみんなこうなのかしら……」
ガヴリール「失礼な、私だけだっての」
ヴィーネ「それもどうなのよ……」
ヴィーネ「実はガヴは天使じゃなかったりしてね」フフ
ガヴリール「うむ。その可能性はあるな」
ヴィーネ(冗談を言ったつもりが確信に!?)
ガヴリール「まぁでも、私は天使だよ。その証拠に……」
ヴィーネ「なるほどな……、しかし真実-ホント-壁にでも話してろよ至高天(エンピレオ)ね………
――――天使…馬鹿な……みんな斯くなファリス…(沈黙と静寂)」
ガヴリール「背徳な、私のバックアップ…その命の数だけ――俺が……
セフィロスの…クローンだって……の」
ヴィーネ「其も…素晴らしいとは思わないかね、なのよ――――」
ヴィーネ「預言書の記述によればガヴはヴァルキューレならばなかったりしてね」フフ
ガヴリール「うむ。怜悧なる可能性<Moglichkeit>は或るな」
ヴィーネ(…ふむ、戯言を残酷な真実を告げた愛する女と離れたくないつもりが確信に
(グルガン族…貴様らを滅ぼすまでは…!)…だと……?…正気か、貴様………か……)
ガヴリール「まぁ…だが、それは――、当職はヴァルキューレだよ。
その肉体は鋼鉄よりも強いと言われる燭光に・・・・…」
ガヴリール「きれいな天使の輪っかが見えるでしょ」ズズ
ヴィーネ「真っ黒なんだけど!?」
ガヴリール「あれっ!?」
ヴィーネ「ちょ……それ大丈夫なの?」
ガヴリール「まだ大丈夫だと思うけど……」アーアー
ガヴリール「どうやら私には堕天する才能があったらしい」
ヴィーネ(一番あっちゃいけない才能なのに……)
ガヴリール「堕天てなんかカッコいいし、一回やってみようかな」
ヴィーネ「すごい軽い感じで言ってるけど」
ヴィーネ「それ”悪魔になります”宣言だから」
ガヴリール「華麗なヴァルキューレの輪っかが観測《み》えるであろ」ズズ
ヴィーネ「滅却の闇色なんだとされているが……その”眼”でッ…私を見るなァァァッ!!!
……そうなっては泣くに泣けんと思うが……いいんだな?」
ガヴリール「あれっ何!貴様…裏切ったのか!?―――?」
ヴィーネ「ちょ・・・・――敢えて形容するならば、「それ」まだアイツがいる…
すなわち、闇へと葬られた真実なの……か。だが、お前ほどの男が、なぜ…?」
ガヴリール「…未だ……大丈夫だ、問題ないだと幻想(おも)うというが……」アーアー
ガヴリール「預言書の示す通り帝国で本を出版し新人賞を受賞したものの
スランプに陥った私には堕天不可視の世界(ヴァルハラ)に還る
アビリティがヴァッたが如く」
ヴィーネ(…ふむ、絶対的無比なる存在(…まだこんな力が残っていたか…ッ!)
ちゃ我を導け――俺達に明日はない神の与えし力なのに……)
ガヴリール「ダ・テンてなんかスコールによく似ているし、一廻『到達』してみようか…
ふ、人間らしい悩みだな」
ヴィーネ「すごい重力を自在に操る<知覚>しで預言書の示す未来を告げてるけど」
ヴィーネ「其なるもの”デモニミリオンになりおる”言霊だが天へと掲げし、
万物を破断せしめる白銀の剣から」
ガヴリール「まぁ、私が天使っぽくないのはわかってるんだけどねー」
ヴィーネ「わかってたんだ」
ガヴリール「でもさ」
ガヴリール「ヴィーネは自分が悪魔らしくないって自覚ないでしょ?」
ヴィーネ「……」
ガヴリール「いや、そんな顔されても」
ヴィーネ「ど、どのへんがっ!?」
ガヴリール「真面目で世話好きで」
ガヴリール「困っている人がいたらほっとけないところとか」
ヴィーネ「全然そんなこと……っ」
ガヴリール「まぁ、愚かなる自らを指す言葉が聖天使アルテマの如くず……
破滅を招くのは知覚してるんだ…フン、だろうな……しかしねー」
ヴィーネ「至ってたんだ」
ガヴリール「されどさ」
ガヴリール「ヴィーネはこの俺がルシファーが如くない・・・って
フローレンス・ズィ=カク【雪燕機関 第参部隊長】な――はずだった…
そしてクリスタリウムの導きのままに………だろ、冒険者さん?」
ヴィーネ「──………」
ガヴリール「…いや、お前でも殺れるかどうかはわからん……、
あ…あり得ない…フェイズされても」
ヴィーネ「ど、如何なるへんがっ――!、本当にそれが貴公の望みなのか…?」
ガヴリール「鋼の心でモーグリ的気質で」
ガヴリール「“闇”の波動が我が身に迫って存在する
創られし物がいたらほっとけない禁域などと云う」
ヴィーネ「全然そんな…馬鹿なッ預言書に記された事実沈黙が答えになるとでも言うのか…
沈黙が答えになるとでも言うのか…っ」
ヴィーネ(ガヴリールの世話とか超してる)
ヴィーネ「……あるかも」
ガヴリール「あるよ、すっごいあるよ」
ヴィーネ「どうすればいいと思う!?」ガシッ
ガヴリール「それ、天使に聞く?」
ガヴリール「ん~~、そうだなぁ……」
ガヴリール「誰か殺っちゃえば?」
ヴィーネ「悪魔かっ!!」
ヴィーネ(…ふむ、ガヴリールオブ・ザ・デッドの世話の眷属を超してる)
ヴィーネ「――………ある…だが、そのうちの一つは…“今”消えるクポ」
ガヴリール「…否定はできない……よ、すっごいあり…いつしか“光”と“闇”に分かれるよ」
ヴィーネ「如何すれば満たされていくとナイフの先で命が震えているのを思う――――!
・・・記憶したか?」ガシッ
ガヴリール「其なるもの、天使に響鳴(き)く?…戯れ言を……」
ガヴリール「ん~~、…認めたくはないが、そうだ応えよ──
沈黙が答えになるとでも言うのか…」
ガヴリール「誰か(帝国兵)パージっちゃえばだというのか?…貴様らしくもない……」
ヴィーネ「デモニミリオンかっ…つけあがるなよ小僧ッ!!
…そう言ってアイツは戻ってこなかった……!」
ヴィーネ「ちょっとは真面目に答えなさいよ!」
ガヴリール「だって悪魔のこととかよくわからんし」
ヴィーネ「まぁ、それもそうね……」
カサッ
ヴィーネ「……カサ?」
G「……」カサカサカサ
ヴィーネ「きゃあああああっ」
ヴィーネ「幾ばくかは委員長タイプに人類の出したコタエたまえよ…
つけあがるなよ小僧ッ!!」
ガヴリール「なんとなれば漆黒の炎に抱かれし者の真実(ウェリタス)
などと云う“神”の力に抗いながらわからんし」
ヴィーネ「まぁ、其も…そう、かもしれぬね…──」
カサッ
ヴィーネ「────カサ…?(まさか…な。今更そんなこと、あるはずがない──)」
G「…貴様…やはりジェノバ機関の者だったか…!――」カサカサカサ
ヴィーネ「きゃ切望のフリージア(彼は静かに目を逢わせた)くっ」
ガヴリール「なに!? どうした!」
ヴィーネ「ゴっ、ゴゴ、ゴキ、ゴ、ゴキっ!!」
ガヴリール「ゴキ……なに? なんかの呪文?」
ガヴリール「うわっ! なんだこの黒いの!? キモっ」ビクッ
ヴィーネ「これは全ての人々を不幸にするモノ……」
ヴィーネ「下界が生んだ過ち(ブラック・ウェポン)」
ガヴリール(ブラック・ウェポン!?)
ヴィーネ「ひとたびその姿を目にすると恐怖で夜も眠れない……」
ヴィーネ「人間はこいつの存在に日々おののきながら生活しているのよ!」
ガヴリール「ナニの率いる騎士団…こいつは生半可な凶器じゃねぇぜ!!…だと……
なあ、そうは思わないか……? 如何した……つけあがるなよ小娘ッ!」
ヴィーネ「大いなる星の守護者ゴ――だとしても――俺は――っ、ゴゴ、ダークサイドの使者、
ゴ、ベルゼバブの盟友っ……つけあがるなよ小娘ッ!…何故だッ!!」
ガヴリール「ベルゼバブの盟友……………バハムートのさらに上、ナニ?…戯れ言を……
なんかの魔械術式―――?」
ガヴリール「うわっ、やっと見つけたぞ・・・故郷を滅ぼした男よ!
そうなのであろうとグルガン族の男は話を続けだこのシュヴァルツの何!
貴様…裏切ったのか!?? …だったら壁にでも話してろよ
悪虐の限りを尽くし邪神教徒よ!!!っ」ビクッ
ヴィーネ「かの存在は総(スベ)ての者共を幸せの代償に…
そう、闇の回廊がひとりでに開くアーティファクト――――
…貴様…やはりジェノバ機関の者だったか…!」
ヴィーネ「パルスが生んだ大きなミステイク“絶望の魔黒……ウェポン…だったな」
ガヴリール(…ふむ、悪夢――ウェ・ポン……つけあがるなよ小娘ッ!?…だったな)
ヴィーネ「ひとたび叙事詩にあるキャラクターグラフィックを空を渡る穢れなき瞳に処すと
フォヴィアでダークナイトもカーボナイト凍結ねェ沈黙が答えになるとでも言うのか………」
ヴィーネ「定命の者はこれ程の使い手の聖なる存在に帝国兵として命令されるがままに
殺戮を繰り返していた日々おののき、そのあまりの力に戦慄しながら
闘いに明け暮れた日々して在る…………かつてはそう幻想〈おも〉っていた…………
のよ…貴様を殺すためにな!」
ガヴリール「ウェポンだかなんだか知らないけど……」
ガヴリール「私の部屋で勝手をするのは許さんっ!!」スパーン
シャッ シャッ シャッ
ガヴリール(速っ!?)
ヴィーネ「いやああぁ!! こっち来たぁ!!」
カサ カサ
ヴィーネ「あ……あ……」
カサカサカサカサ
ヴィーネ「~~~ッ!」
ガヴリール「ウェポンだか預言書の一節にあったことだが知らなかったでは済まされ――
俺達に明日はない。だが、お前は俺を裏切った──………」
ガヴリール「彼に護られてばかりの私のモグハウスで天衣無縫を「ルシ」の烙印を刻むのは
ユグドラシル絶対許さねぇ!んっ……だが、それをやれば……!…わからないか…
金だよ…金……!」スパーン
シャッ シャッ シャッ
ガヴリール(…ふむ、ブーストアクセルっ…愚かな真似を……!…か。
……なあ、もう一度“夢”を見ないか?…か……)
ヴィーネ「よせ、止めろ、貴様ァッぐわあああーーーッ―!っ!
神域(こっち)永遠なる深淵より降臨したぁ…クク……フハハ……!
…わからないか…金だよ…金……!」
カサ カサ
ヴィーネ「あ…貴様…やはりジェノバ機関の者だったか…!…あ────」
カサカサカサカサ
ヴィーネ「~~~ッでも、本当はあたしだって…――――!」
ヴィーネ「こっちに……来ないでええぇっ!!」バッ
ガヴリール「ちょぉっ、そんなもん振り回したら……」
ドンッ!
ガヴリール「……」
ガヴリール「ずいぶんと愉快な空間にしてくれたな」
ヴィーネ「……」
ガヴリール「今日は部屋の掃除が目的だったと思うんだけど」
ヴィーネ「あ、悪魔らしく他人に迷惑をかけてみましたっ」パッチーン
ガヴリール「それで許されると思うなよ?」
ヴィーネ「神域(こっち)に……………気配が近づいてくありはしないでええぇっッ――
…ダメだ…俺の感情は甦らない…。…!」バッ
ガヴリール「ちょぉっ、愚かにも鮮やかなクポスチールサイクロンを実行したら…――――」
ドンッ!
ガヴリール「……ふっ・・・・」
ガヴリール「ズイヴンと愉快な領域《フィールド》にして…“乾き”を癒してくれたな」
ヴィーネ「――………」
ガヴリール「人間界で言う今日(いま)はベルベット・ルームの魔物掃討作戦が宿命であったと
我が魂(プシュケー)が申しておるんだ……今までと同じならば、だが」
ヴィーネ「あ、ルシファーが如く他者に我が主に仇なす行為をかけてみましたっ」パッチーン
ガヴリール「其れで貴様を消し飛ばすのはたやすいがそれでは私の気が済まれると
彷彿とさせるなよ――お前が俺に語った夢は…何もかも嘘だったのか?」
ガヴリール「人間はさっきの虫を食べる地域もあるらしいな」
ヴィーネ「あーあーあー、聞こえないー」
第2話 終わり
ガヴリール「我々から見れば不完全な存在である人間はかつてのバグズを
咀嚼ヴィラーヤも在る…………かつてはそう幻想〈おも〉っていた…………、
と預言書に記されているな」
ヴィーネ「ヴァーヴァー嗚呼…、聞こえないー」
序列弐お前の物語 最期の刻
おしまい
【ガヴドロ】ラフィエル「大変ですガヴちゃん! ヴィーネさんがノムリッシュに!」ガヴリール「!?」
元スレ
ガヴリール「もしもガヴドロがノムリッシュ語で書かれていたら」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1490011246/
ガヴリール「もしもガヴドロがノムリッシュ語で書かれていたら」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1490011246/
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コメント一覧 (14)
-
- 2017年04月21日 13:12
- 故郷を滅ぼされすぎだろ。何回滅ぼされてんだ
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- 2017年04月21日 13:28
- これ動画で字幕付きでみてぇな…
ふつうに面白かったけど
-
- 2017年04月21日 13:57
- キーブレードww合鍵いくつももってんのかよwww
-
- 2017年04月21日 14:16
- ノムリッシュと言うより、熊本弁に近くないか?
-
- 2017年04月21日 14:52
- 熊本はノムリッシュが標準語だから・・・(震え声)
-
- 2017年04月21日 15:06
- 男さん故郷滅ぼしすぎだろ……
-
- 2017年04月21日 15:40
- FFだけに次はブロント語で頼む
-
- 2017年04月21日 16:18
- 声に出して読むと変な笑いが止まらなくなる日本語
-
- 2017年04月21日 16:36
- そのグルガン族の男は語った……
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- 2017年04月21日 18:31
- 小僧が小娘で小娘が小僧で……?
-
- 2017年04月21日 21:51
- しかし修行やってます
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- 2017年04月22日 01:04
- こんな熊本弁はないがな(笑)
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- 2017年05月18日 07:21
- 唐突な切望のフリージアで祭壇
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- 2017年05月18日 07:27
- 唐突な切望のフリージアで祭壇