【モバマス】みくP「ネコに!?」 みく「なったにゃ!」
・誤字脱字がありましたら申し訳ございません
・軽いエ口もありますので、苦手な方はご注意ください
みくP(以下、P)「ゴホッ、ゴホッ!」
P「う~、だりぃ・・・///」
ピピピッ、ピピピッ
P「38度5分・・・///」
P「・・・寝よ」バサッ
―――――――――――
―――――
ブーン チリンチリーン
P(ん・・・・?)ピクッ
P(なんだ? やけに騒がしいな・・・)
P(ふわぁ~)ゴシゴシ・・・・・・・フサッ
P(・・・え?)
モッサリ
P「」
P(・・・あ、あれ?)キョロキョロ
「でさ~」
「え~、マジで~?」
「その件につきましては―――」
P(なんで俺外にいるの!?)キョロキョロ
母親「あら、本当ね~」
P(塀の上にネコ?)
カーブミラー「黒ネコ『・・・』」
P(黒ネコ・・・)
黒ネコ『・・・』スクッ
P(・・・)フリフリ
黒ネコ『・・・』フリフリ
P(・・・)チラッ
肉球「」
P(・・・)
P(うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)
P(これは夢なのか!? 俺は夢を見ているのか!?)
P(でも、夢にしてはハッキリしすぎているような・・・)
P(よ、よしっ! 一旦家に帰って・・・)
P(いや、ダメだ! 家には鍵が掛かってるし、そもそもオートロックでマンション内にすら入れない!)
P(他県とかだったらシャレにならんぞ)
P(どこかに住所の分かるものは・・・ん?)
P(あ、あれは!)
みく「」テクテク
P(みく!)
P(しかも、みくに会えるなんて・・・!)
みく「ん?」
P(みく~!)テッテッテッテ
みく「にゃ~! ネコチャ~ン♪」
P(みく! 俺だよ!)ニャー、ニャー
P(こ、こらっ! なでるなって!)
みく「あ、首の方がいいかな?」ナデナデ
P(そう言うことじゃ・・・ん、んっふっ・・・きもちぃっ・・・!)
みく「この野良チャン、すごく人に慣れてるにゃ」
P(あ”ぁ”~・・・)ポワーン
P(・・・はっ!?)
P(ま、まってくれぇー!)ガシッ!
みく「ふにゃぁ!? ど、どうしたのネコチャン!?」
P(置いてかないでくれ~!)ガシッ
P(頼れるのはみくだけなんだ~!)ガッシリ!
みく「・・・」
みく「ダメだよ・・・みくのお家には連れて行けないの」ナデナデ
みく「だから、ごめんね?」
P(みく・・・)
みく「バイバイ・・・」
P(やっぱ嫌だぁー!!)ガシッ!
みく「ちょっ!? はーなーしーてーぇ!」
―――――――――――――――
――――――――――
――――――
みく「連れてきちゃった・・・」
P(スマンな)
みく「も~、一日だけだよ?」
P(さて、これからどうするか)
みく「・・・」スッ、スッ
P(みくはスマホか・・・)
P(難しい顔してるけど何かあったのか?)テクテク
みく「ん、ネコチャン? みくのお膝に来る?」
P(人の携帯を見るのは罪悪感があるが・・・)チラッ
【Pチャン、風邪の具合はどうかにゃ?
今日のお仕事だけど、大成功だったよ!
ディレクターさんにも『トーク良かった』って褒められちゃった(*´ω`*)
だから、Pチャンは安心して休んで早く元気になってね! Pチャンに早く会いたいにゃ♪】
P(俺へのお見舞いメール!?)
P(なんて良い娘なんだ)ジーン・・・
みく「」スッ、スッ
【―――――――元気になってね! | 】
みく「う~ん・・・」
P(えぇ~、さっきのが良かったなぁ)
【――――――元気になってね! 待ってるにゃー♪】
みく「よし、送信!」
みく「さてと、そろそろ晩ご飯にしようか?」
P(そういや、腹減ったな)グゥ
P(別にねこまんまとかでもいいけど・・・というか、中身は人間だからむしろそっちの方がいいな)
みく「コンビニでネコ缶買ってくるから、ちょっと待っててね!」
P(いや、別に・・・)
バタン・・・
P(・・・まぁいいか)
P(さて、これからどうしたものか・・・)
P「・・・」
P「」フワァー
P「」
―――――――――――――――
――――――――――
――――――
P(・・・はっ!?)パチッ
P「」チラッ
【AM 2:00】
P(もう夜中か・・・)
P(みくは・・・)チラッ
みく「」
P(そりゃ寝てるよな)
P(まさか本当に夢じゃないのか?)
みく「P・・・チャン・・・」ボソッ
P(ん?)
P(俺の夢でも見ているのか・・・?)
みく「Pチャン・・・」
P(ふふっ、可愛いやつめ・・・)テクテク
P(しょうがないな、Pチャンが傍にいてやる・・・よ?)
みく「!?」ビクッ
みく「ね、ネコチャン!?///」
P「・・・」
P(こ、これは・・・!)
P(う、嘘だろ・・・みくが俺を使って・・・)ドキドキ
みく「Pチャン・・・/// Pチャン・・・///」ハァ、ハァ
P(これはちょっと・・・)ドキドキ
P「!?」
みく「はぁ・・・はぁ・・・///」
みく「ネコチャン・・・起こしちゃってごめんね?」チラッ
みく「あれ、ネコチャン?」キョロキョロ
みく「あ、窓が・・・」
みく「怖がらせちゃったかな・・・」
P(くっそぉ! なんで俺逃げてんだよ!)タッタッタッタ
P(俺の意気地なしぃー――――――――――
P「ほわぁっ!」ガバッ!
P「・・・」
P「・・・俺の家?」キョロキョロ
P「やっぱり夢だった・・・のか?」
みく『Pチャンに早く会いたいにゃ♪』
みく『Pチャン・・・///』
みく『んっ/// Pチャン・・・』
P「うわぁぁぁぁ!///」
P「あれは全部俺の願望ってことなのか!? うわぁぁ! 恥ずかしぃー!///」
【みく:Pチャン風邪の具合は――――】
P「これって・・・」
P「いや、まさかな」アハハ・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~みく宅~
みく「明日はお昼からレッスン、それで夕方はPチャンと一緒に猫カフェ・・・」
みく「にゃふふ、楽しみだにゃー♪」
みく「さてと、明日に備えて早く寝なくっちゃ!」ボフッ
みく「おやすみにゃさーい」
みく「・・・すやぁ」
―――――――――――――――
――――――――――
――――――
「ってワケ~」
「ちょー、ウケる」
みく(あれ・・・?)キョロキョロ
幼児「あー、真っ白なネコさんいるよ!」
父親「本当だ、真っ白で綺麗だな」
みく(みくの事・・・?)
カーブミラー【白猫「・・・」】
みく「・・・」
みく(みくがネコチャンに・・・)
みく(またこの夢にゃ・・・)
みく(結構リアルだから最初は戸惑っちゃったけど、慣れれば本物のネコチャンになれたみたいで楽しいにゃ♪)
みく(さーて、今回はどこに行こうかにゃ?)
みく(・・・あ、そうだ!)
――――――――――――――――――
―――――――――――
――――――
~346プロ~
みく(誰か来るかな~?)ワクワク
みく「!」
みく(この声と匂いは・・・!?)
P「野良か?」
みく(Pチャン!)
P「おぉ、だいぶ人懐こい猫だな」ナデナデ
みく(ふにゃぁ~///・・・Pチャンの手おっきくて温かいにゃ~)ゴロゴロ
みく(次は抱っこ!)ガシッ
P「おわっ!・・・な、なんだ? もしかして抱っこか?」
みく(うん!)
みく(ふわぁ、あったかい・・・それにこの匂い、落ち着くにゃ~)モゾモゾ
P「お前本当に野良か? それともただの甘えん坊さんなだけか?」フフッ
みく(ネコチャンだからいいんだもん!)
「おはようございます」
みく「?」
P「あ、ちひろさん。おはようございます」
みく(ちひろさん、おはようにゃ!)ニャァー
ちひろ「わぁ、カワイイ!」
ちひろ「よしよし♪」ナデナデ
みく(ちひろさんの手は柔らかくて気持ちいいにゃあ~)
P「いえ、来たらここにいたんですよ」
ちひろ「そうでしたか・・・・あ、そろそろ時間ですよ!」
P「あ、本当だ!」
みく「?」
みく(えぇ~!)
みく(ヤダ!)ガシッ
P「お、おいっ! 離してくれよ!」
みく(夢の中なんだから大丈夫にゃ! もっと遊んでよ!)ガッチリ!
ちひろ「あらら」
みく(イヤだにゃ・・・)グギギ・・・
ちひろ「取りあえず一緒に中に入っちゃいましょう!」
P「え!? でも事務所に入れるのは・・・」
ちひろ「アイドルの皆さんもペットとか連れてきますし、少しだけなら大丈夫ですよ」
P「少しだけなら大丈夫ですよね?」
みく(え、入れるの!? やった!)
―――――――――――――――
――――――――――――
――――――――
ちひろ「いやー、ギリギリセーフでしたね」オチャ、ドウゾ
P「本当ですね」ア、ドウモ
P「呑気にあくびなんかしやがって、お前のせいなんだからな?」ツン、ツン
みく(夢だから大丈夫にゃ)
― 数時間後 ―
ちひろ「それにしても、本当にPさんに懐いてますね。Pさんの膝の上から全然動きませんし・・・」
P「下手に立てないので、困りますけどね」アハハ・・・
P「ペットでも飼おうかな・・・」
ちひろ「だったら恋人を作ったらいいんじゃないですか?」
みく「!」ピクッ
P「恋人ですかー?」アハハ・・・
みく(お、お見合い!?)
ちひろ「部長のお知り合いで、番組ディレクターの方でしたっけ? 結構美人な方だとか・・・」ニヤニヤ
P「良い方でしたよ」
みく(なにそれ!? そんなのみく聞いてない!)
P「どんなって・・・あ、でも結構話は合ったかな? お互い芸能関係ですしね」
ちひろ「なるほど、中々の好印象と・・・」フムフム
P「いや、別にそういうワケじゃ・・・」
みく(だ、ダメだよPチャン!)
みく「!」
P「しませんって~」アハハ・・・
みく(Pチャン!)パァー
ちひろ「えぇー、なんでですか?」
みく(そうそう、みくのためにもPチャンには頑張ってもらわないと困るにゃ!)ウンウン
ちひろ「もったいないですねぇ。あとで後悔しても知りませんよ~?」
P「大丈夫ですよ・・・たぶん」
みく(大丈夫だよPチャン! もし誰も貰ってくれなかったら・・・その・・みくが・・・///)
P「というか」
P「そもそも芸能関係の方とお付き合いする気はありませんから!」アハハ!
みく(・・・はい?)
P「お互い多忙で休みも変則的ですからね。会える日もかなり少ないと思うんですよ」
ちひろ「まぁ、こういう業界だと仕方ないですよね」
P「ですから芸能関係の方とはお付き合いする気はありませんね。結婚を前提とするなら尚更です」
ちひろ「なるほど」
みく(え、えぇ~!?)ガーン
P「いや、みくも芸能関係・・・というかアイドルですし」
ちひろ「冗談ですよ。 でも毎日会えますし、結婚したら専業主婦になる人もたくさんいるじゃないですか」
P「あぁ、なるほど~・・・確かにそうなるとみくが一番良いかもですね。まぁ、こんなことみくに聞かれたら引かれそうですけど」アハハ
ちひろ「みくちゃんがいなくて良かったですね!」ウフフ
みく(みくは・・・Pチャンと・・・)チーン
みく「」グッタリ
P「寝てるのか・・・?」
ガチャ・・・
ルキトレ「あの、すみません」
P「あれ、みくのレッスンをしてるはずじゃ・・・」
ルキトレ「みくちゃんが時間になってもレッスン場に来ないんですけど・・・」
P「え、みく来てないんですか!?」
みく(そんな・・・――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――
―――――――
ヴー! ヴー!
みく「・・・ふにゃ?」パチッ
みく「良かったー・・・ん? Pチャンから電話が・・・」
みく「・・・もしもし、Pチャン?」
P『コラァ!! 今どこにいるんだ!』
みく「」キーン
P『今どこにいるんだ!?』
みく「え・・・? い、家だけど・・・」
P『い、家ぇ? はぁ~・・・』
みく「ど、どうしたの?」
P『時間見てみろ・・・』
みく「時間?・・・・12時半・・ふにゃぁぁぁぁ!!??」
みく「い、今から行きますっ!」
P『今来てもほとんどレッスンできないだろ』
みく「うぅっ・・・ごめんなさい・・・」
P『・・・』
P『まぁ、ここ最近忙しかったからな・・・仕方ないと言ったら仕方ないんだが』
P『連絡がないから事故にでもあったんじゃないかって、みんな心配したんだぞ?』
みく「ごめんなさい・・・」
みく「はい・・・」
P『じゃあ、また明日な』
みく「あ、あの・・・」
P『どうした?』
P『・・・』
P『行きませんっ!』
プツッ・・・ツー、ツー
みく「あ、Pチャン!? Pチャーーーン!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
P(ん・・・?)パチッ
P(なんで外に・・・あ)チラッ
鏡「黒猫『・・・』」
P(またこの夢か・・・)
P(まぁ、せっかくだから今回は猫ライフを楽しんでみるか)
―――――――――
――――――
みく(ふにゃ?)パチッ
みく(またこの夢にゃ・・・)
みく(真っ暗・・・今回は夜なんだ)
みく(夜は初めてだにゃ・・・あ、そうだ! 夜ならネコチャンの集会とかあるかも!)
みく(一度、ネコチャンの集会に参加してみたいと思ってたにゃ♪)テクテク
みく(あれ? いつも夜に集まってるのに・・・)
みく(今日はいないのかな?)テクテク
ガサガサッ・・・
みく(ん?)
「―――!」
「――――、――」
みく(誰かいるのかな?)ソーッ・・・
「あなた、すごく良いわ!///」
「お、俺・・・もう・・・」カクカク
みく(ひゃぁ!?///)
「もう・・・限界・・・」
みく(にゃぁー!///)ピューン!
みく(はぁ、はぁ・・・ビックリしたにゃ・・・///)
みく(さっきのって・・・アレ、だよね?///)ドキドキ
「―――!」
「―――――――///」
みく(え、ここも!?)
みく(そう言えば、みくの身体もムズムズしてるような・・・///)
みく(と、とりあえず公園から出なくちゃ!)
「ねぇねぇ」
みく(え?)クルッ
猫A「キミ一人なの?」
猫B「おっ、カワイイ! 毛並みも綺麗だし!」
猫C「俺達と遊ばな~い?」
A「へぇー、みくちゃんって言うんだ」
C「ねぇねぇ、俺達と良いことしない?」
みく「わ、私は大丈夫ですので・・・それじゃあ」
D「おっと」
みく(後ろにも!?)
C「みくちゃんだってヤリたいでしょ?」
みく「!? ほ、本当に大丈夫なので・・・!」
A「チッ」ガバッ
みく「きゃぁ! お、重い! やめて!」ジタバタ!
みく「ひっ!? た、助けて! 誰か! 助けてぇーーー!」
――――――――――――――――
――――――――――
――――――
P(そこら中で交尾してる・・・)
「助けてぇー!」
P(な、なんだ!?)キョロキョロ
P(あそこの公園か!)タッタッタッタ
P「!?」
C「おい、早くしろよ」
A「こいつが暴れるからよ・・・おい、暴れんな!」
みく「いやぁー!」
P(あいつは・・・あの時の白猫!?)
A「あ?」
みく「!?・・・あ!」
みく(あの時の黒ノラちゃん!?)
C「文句あんのか?」ゾロゾロ
D「それとも仲間に入りたいとか?」ヘッヘッヘ
P(数はいても所詮は猫、全然怖くないもんだな・・・)
P「その子嫌がってんだろ! やめろよ!」
B「」ガブッ!
P「痛ッ!?」
P(そ、そうだ・・・俺、猫だった)
B「おい、こいつやっちまおうぜ」
D「おう」
P「くそっ・・・!」
D「」ガブッ!
P「ぐあぁぁ!」
みく「っ・・・」
A「ハハハ、なんだアイツ」
A「イヤだね」ニヤァ
みく「!?」
A「俺達に喧嘩を売ってきたアイツが悪いんだ」
みく「そ、そんな!」
P(や、やばい・・・もう力が・・・・・・)
P「」ドサッ
みく「ネコチャン!」
A「死んだか・・・」
みく「死なないでっ!」
P「・・・う・・・うぅ・・・」
B「まだ生きてるのか・・・」
みく「本当にもうやめて! みくの事好きにしていいからっ! お願いっ!」
みく「っ!」
「なにしてんだテメェら!」
B「」ピタッ
A「あぁ?」
P「・・・?」
トラ猫「寄ってたかって弱い物いじめか?」
A「また何か来やがったぞ」
みく(あれ、あのトラネコチャン・・・)
P(どこかで・・・)
B「お前も邪魔するなら・・・」
C「こいつもやっちまうか」
D「・・・?」
トラ猫「おう、やれるもんならやってみろ」
D「・・・あ! ま、待て!」
B「あ? なんだよ・・・」
D「どっかで見たことあると思ったら・・・コイツ、最近色々なエリアのボス猫と喧嘩してるって噂のヤツだぜ!」
C「に、人間が・・・?」
トラ猫「ご主人は関係ねぇよ・・・そもそもご主人には喧嘩を止められてるからな」
A「な、なんだ・・・それだったら」ヘヘッ・・・
A「コイツの代わりにサンドバッグにでもなりにきたってか」テクテク
A「こっちは四匹、しかも手は出さないって言ってるじゃねぇか・・・なぁ?」ズイッ
トラ猫「手は出さねぇよ」
A「ほらな?」
トラ猫「俺から『は』手を出さねぇ」
A「あ?」
A「は、はぁ!? なに言ってんだ! そんなのが通用するワケ・・・トラ猫「」ゴチーン!
A「がぁっ!?」
C「頭突き!?」
B「手は出さないって言ったじゃねぇか!」
A「ひぃっ・・・」ビクビク
トラ猫「ほら、来いよ・・・ん?」グリグリ
A「うっ、うぅ・・・」ガクガク
P(こわっ)
A「わぁぁぁぁ! 助けてぇぇぇ!」ピューン
B「お、おい!? 待てよ!」タッタッタッタ
C「うわー!」タッタッタッタ
D「置いてかないでー!」タッタッタッタ
トラ猫「ケッ、タマのちいせぇ奴らだぜ」
トラ猫「おい、大丈夫か?」
P「な、なんとか・・・どうもありがとうございました」
トラ猫「立てるか? よっと・・・」
みく「クロチャン!」
みく「良かった・・・死ななくて本当に良かったよぉ・・・!」ギューッ
P「・・・」
みく「トラチャンも本当にありがとう・・・!」
トラ猫「トラっ・・・・・まぁ、気にすんな。俺のご主人だったらきっとこうしただろうと思ってやっただけだ」
トラ猫「まぁな」ヘヘヘ
みく「・・・あ!」
P・トラ猫「?」
みく「い、いやなんでも・・・!」アハハ・・・
みく「・・・」
みく「トラチャン」
トラ猫「?」
みく「トラチャンのご主人様はきっと素敵な人なんだろうね♪」
トラ猫「おう、俺の自慢だからな!」ニカッ!
――――――――――――――――
―――――――――――
―――――――
P「・・・」
みく「クロチャン?」
P「もしかしてだけどさ・・・お前、みくか?」
みく「え!?」
P「さっき『みくの事好きにしていい』って言ってただろ?」
みく「あ、あぁー・・・そういえば言ったかも・・・」アハハ・・・
P「それに、雰囲気がなんとなく似てたからな・・・まさか、みくも猫になってたとは」
みく「え!?・・・『みくも』って・・・クロチャンも人間なの!?」
P「あぁ、分からないか?」
みく(話し方と雰囲気、それにみくのことを名前で呼ぶ人・・・)
みく「!」
みく「も、もしかしてPチャン・・・・・とか?」
P「あぁ」
みく「えぇーーー!!??」
P「まさかあの白猫がみくだったとはな・・・」
みく「・・・」
P「しかし二人して同じ夢を見るなんて・・・いや、これも俺の夢なのか?・・・ん? みく・・・?」
みく「Pチャーーン!」ダキッ!
P「うわぁ!」ドテーン!
みく「怖かったよ・・・すごく怖かった・・・」ギュッ
P「・・・」
P「」ナデナデ
みく「・・・///」
P「そろそろどいてくれないか・・・? 傷が・・・」
みく「あっ! ご、ごめんね!?」
P「い、いや・・・悪い気はしないが・・・」
みく「えへへ・・・・・あーっ!」
P「な、なんだよ・・・?」
P「あの日の夜・・・?」
P「あ・・・」
みく「や、やっぱりあの時もPチャンだったんだ!?///」
P「いや! 最後まで見てないからっ!」
みく「責任とってよ!///」ズイッ
P「責任・・・?」
P「ってまさか!?」
みく「だ、だって! 発情期だからみくの身体すごくムズムズしてて・・・もう」
みく「今はネコチャンだもんっ!///」
みく「それにPチャンだって・・・!」チラッ
P「いや、これは・・・! まぁ、発情期だし・・・?」アハハ・・・
みく「それとも・・・みくじゃダメ・・・かな?///」
P「あ・・・あぁ・・・」プルプル
P「みくぅ!」ガバッ
みく「きゃっ!」
「ふぅ・・・」
「アナタ、良かったわ///」
「俺もだよ・・・ん?」
「どうしたの?・・・・あら」
白猫「も、もうちょっと優しく・・・!///」
黒猫「ご、ごめん! 無理だ!」
「あの白黒カップル、道のど真ん中なんかでヤッちゃって」
「うわ、エッロ・・・」
「・・・」
「・・・」
「あ、あのさ・・・もう一回いいかな?///」
「そうね・・・///」
――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
P「んあ・・・?」パチッ
みく『ふにゃ・・・?』パチッ
P「夢か・・・」
みく『夢・・・』
P「またみくを汚すような都合のよすぎる夢を・・・俺って最低な男だ」ズーン・・・
みく『・・・///』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
P「―――の撮影が終わったら、今日の仕事は終わりだ」テクテク
みく「わかったにゃ!」テクテク
P「あれ、ここは・・・」ピタッ
P(あの夢に出てきた場所に似てるな・・・)
P「・・・いや、なんでも」
ガサガサッ
みく「ん?」
黒猫「ニャー」
P・みく「!?」
みく「えっ!?」
P(なんで俺がいるんだ!?)
ガサガサッ・・・
P・みく「!?」
P・みく「えぇ!?」
白猫「ゴロゴロ・・・」スリスリ
P「お、おぉ・・・」
黒猫「」スリスリ
みく「えっと・・・」ナデナデ
P「・・・」チラッ・・・
みく「・・・」チラッ・・・
みく「えっ!? あ、うん・・・まぁ・・・そう言うPチャンの方も白猫チャンに懐かれてるにゃ・・・」
P「あ、あぁ・・・まぁ、ちょっとな」アハハ・・・
P・みく「・・・」
ガサガサッ・・・
P・みく「?」
子猫×4「ミィー、ミィー」ヨチヨチ
P・みく「子猫!?」
みく(まさか・・・!?///)
P(あの時に!?)
P「野生の子猫ってこんなに人に懐くものなのかな・・・?」
みく「あまりないと思う・・・」
P「だよな・・・」
みく「うん・・・」
みく「?」
P「俺達が親みたいだな・・・なんて」チラッ…
みく「な、なに言ってるのPチャン!?///」
P「じょ、冗談だよ!」
みく「変なこと言わないでよ!///」
P「だから冗談だって!」
ワーワー!
黒猫・白猫「♪」
終り
~事務所~
拓海「お前、また喧嘩したのか?」
「ニャー」
拓海「ったく、喧嘩はしちゃダメだって言ったろ?」ナデナデ
「~♪」ゴロゴロ
ガチャ
P「あ、向井さん」
P「そのトラ猫は向井さんの・・・」チラッ
拓海「え? あぁ、コイツはアタシの猫だよ」
P「そうですか・・・」
拓海「おう」
拓海「おう、いいぜっ!」
P「」ナデナデ
「ニャアー」
P「傷が・・・」
拓海「あぁ、そこらで喧嘩ばっかりしてんだ。困ったもんだぜ」
P「あの時はありがとうございました・・・」ボソッ
拓海「ん、なんか言ったか?」
P「いえいえ! では僕はこれで・・・」
ガチャン
拓海「? ありがとなー」
「?」
ガチャ
みく「あ、たくみチャン!」
拓海「よう。今さっき、みくのプロデューサーが来てたぜ」
みく「そっか」チラッ・・・
拓海「え? あ、あぁ・・もちろん良いけど」
みく「」ナデナデ
みく「・・・トラチャン、ありがとう」ギュッ
「ニャー」
拓海「?」
拓海「お、おう・・・」
ガチャン・・・
拓海「なんだアイツら・・・」
拓海「お前、なんか知ってるのか?」
「ミャ~♪」
だいぶ長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!
元スレ
みくP「ネコに!?」 みく「なったにゃ!」
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みくP「ネコに!?」 みく「なったにゃ!」
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コメント一覧 (14)
-
- 2017年04月20日 19:30
- 野良猫ハートかな?(笑)
-
- 2017年04月20日 20:45
- 猫飼いたいけど金魚いるから無理かな
-
- 2017年04月20日 20:49
- 猫はねー、猫はねー、猫はねー……
猫……………もう1ヶ月か……
ゲべ、天国でも元気でな……
みくにゃんのファンです
-
- 2017年04月20日 21:08
- 酔ってるついでに自慢しますけど今年になって書いたやつ10作連続で全部デイリーランキング載りました!!!
褒めて!!!
-
- 2017年04月20日 21:43
- ※3
でんじゃらすじーさんかな?
ともあれ、ご冥福をお祈りします
-
- 2017年04月20日 23:48
- 野良猫ハートの姉さんとのチョメチョメの体勢は絶対おかしいと思う
-
- 2017年04月21日 00:51
- 猫のイチモツはトゲトゲだからされるほうは抜くとき激痛だとかなんとか
-
- 2017年04月21日 04:42
- ねこぱ○ちに載ってそう(こなみ
-
- 2017年04月21日 04:44
- ペロさんと入れ替わる話ではないと気付くのに若干時間がかかった
-
- 2017年04月21日 09:54
- やはりみくは最高。モバマス始めたら一度はプロデュースしておねがいしますほしい。
そこらにいるただのコスプレ猫キャラとは違うみくです内面的な意味で。
みくです出会って良かったとよろしく思い出がおねがいします。
今日も日課のみくです出なきゃ(使命感)よろしくおねがいしま
す。
みくですよろしくおねがいします。
-
- 2017年04月21日 18:03
- うちの猫は不思議な猫だったなぁ
職場の上司が旅行行くから、って言ってハムスター預けられたんだけど(うちは猫飼ってるからって断ったんだけど押し切られた)、一切ハムスターに興味示さなかった
三回くらい預かったけど一切手を出さなかった
賢かったのか変わり者だったのか…
-
- 2017年04月21日 20:14
- >>11
餌とかしっかり与えていたなら満腹だったからとかじゃないかな?水族館でサメが魚を襲わないのと同じようなかんじで
-
- 2017年04月22日 02:26
- ※12
成る程凄い納得した
-
- 2017年05月03日 06:49
- ケモナー大歓喜
みくにゃんのファンやめて白猫のファンになります!