男「はぁ、またSRマジ子かよ……解体っと」

1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:00:28.515 ID:Hz8CzAF00.net

 
 
 男は SRマジシャン♀ を手に入れた!


SRマジ子2「初めまして! これからよろしくね、男!」


男「あーっ、今日はなんかいけると思ってガチャ回したのに」

男「もうSRマジ子は上限解放済みだから、食わせても意味ないし」

男「これ以上出ても、いらないんだよなぁ」


男「なぁマジ子。悪いんだけど、こいつ解体しておいて」

Nマジ子「は、はい……」



3:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:02:16.689 ID:Hz8CzAF00.net

-解体場-


SRマジ子2「あの、ここって」

Nマジ子「……」

SRマジ子2「まさか私……」

Nマジ子「……本当にごめんなさい。男さんの命令だから」

SRマジ子2「ひっ」

 ドスッ グシャ

 SRマジシャン♀ を解体した!

 500 の資源を手に入れた!



4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:04:43.074 ID:Hz8CzAF00.net

-拠点-

男「よし、じゃあ今日も討伐行くか。マジ子ー! 行くぞー!」

Nマジ子「は、はい! 今行きます!」



-迷いの森-


男「いた、あそこだ! マジ子!」

Nマジ子「……ファイアーボール!!」

 シュン シュン シュン
 ボッ ボッ ボッ

魔物「ぐぎゃぁぁぁぁっ!」

 魔物 をやっつけた!

 100 の資源を手に入れた!



5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:06:27.698 ID:Hz8CzAF00.net

 
 メラメラメラ

男「お、おいバカ! 範囲広すぎ! 森が燃えるッ!」

Nマジ子「ご、ごめんなさい~ッ!」

Nマジ子「ア、アイスボルト! アイスボルト! アイスボルト!」

 シュゥゥゥゥ

Nマジ子「はぁ、やっと火が消えました……」

男「危ねぇ……ここら一帯、焼け野原になるところだったぞ」

Nマジ子「うぅ、ごめんなさい……」

男「相変わらずドジ子だなぁ……でもまあ、よくやったぞ、マジ子」ナデナデ

Nマジ子「……えへへ」



6:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:08:28.000 ID:Hz8CzAF00.net

男「怪我はないか?」

Nマジ子「は、はい! へーきです!」

男「そっかそっか。それなら結果オーライってやつだ」

男「さってと。資源もだいぶ溜まったし、今日はもう帰るか」

Nマジ子「は、はい!」



7:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:09:44.692 ID:Hz8CzAF00.net

-拠点 食堂-


男「はぁ。おなかすいたー、マジ子ごはんー」

Nマジ子「はーい、今すぐ作りますね。ハンバーグでいいですか?」

男「やったー! マジ子の作るハンバーグ!」

Nマジ子「ふふっ、男さんったら小さい子みたい」

男「だって本当にうまいんだから、これくらい喜んだっていいだろー」

Nマジ子「えへへ、そう言ってもらえると本当に嬉しいです」

Nマジ子「それじゃあ、少し待っててくださいね」

男「おう!」



8:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:11:04.185 ID:Hz8CzAF00.net

Nマジ子「お待たせしました、男さん!」

 ドンッ

男「お、おい、マジ子。これは?」

Nマジ子「えっ、ハンバーグですけど……」

男「いや、それはわかる。俺が聞きたいのは、この量! 何グラム使ったんだ材料!」

Nマジ子「えっと、3000グラムですけど……」



9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:12:04.767 ID:Hz8CzAF00.net

男「0が一個多いわ! こんなに食えるか!」

Nマジ子「ご、ごめんなさい……」

男「はぁ……まぁ、いいや。お前も手伝えな」

Nマジ子「は、はい」


男「それじゃあ」

男・Nマジ子「いただきます」



10:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:13:07.341 ID:Hz8CzAF00.net

男「げふっ……もう食えん」

Nマジ子「ふふっ、お粗末さまでした」

男「う、うまかった、確かにうまかったけど」

男「4分の3以上はお前が食ったな?」

Nマジ子「えっ? そ、そうですかね?」

男「その割に全然余裕そうだし、そんな細い体のどこに……」

男「ああ、なるほどなるほど」ニヤニヤ

Nマジ子「うぅ……あまりじろじろ見ないでください」カァァ



11:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:14:06.498 ID:Hz8CzAF00.net

男「でも、ほんとにうまかったぞ。ありがとな」ナデナデ

Nマジ子「……えへへ」

Nマジ子「じゃあ片付けちゃいますね」

男「おう、頼む」


男「そーいやさ。マジ子と初めて出会ってから、結構経つよな」

Nマジ子「そうですね……、一年くらいでしょうか」



12:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:15:03.399 ID:Hz8CzAF00.net

男「あー、そんなもんか」

Nマジ子「どうしました?」

男「まぁ、そのなんだ……」

Nマジ子「男さん?」

男「えっと……こ、これからもよろしくな」

Nマジ子「えっ、あ、はい! ドジばっかりなわたしですが……」

Nマジ子「こちらこそ、よろしくお願いします!」



13:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:18:30.970 ID:Hz8CzAF00.net

-拠点 待機室-


SRマジ子「ねぇねぇ、N。それで最近、男とは進展があったの?」

Nマジ子「ぶふっ、SRちゃん何言ってるの? ……し、進展って?」

SRマジ子「しらばっくれちゃって、このこのー」

Rマジ子「Nはドジだけど良い子。そして一番の古株。男にずっと尽くしてるのも知ってる」

SRマジ子「アタシらとしては、応援したいわけよ」

Nマジ子「そんな事言われても……」

Nマジ子「わたしはただ、男さんのそばに居られたらそれで……」


SRマジ子「はぁ、だめだこりゃ」



14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:21:26.066 ID:Hz8CzAF00.net

Rマジ子「押しが足りない。だけど、そんな謙虚なところもNの良いところ」

Nマジ子「Rちゃん……」

Rマジ子「でも、お○ぱいは謙虚じゃない」タプタプ

Nマジ子「~~~ッ!」カァァ


SRマジ子「まぁともかく、時間はたっぷりあるんだし」

SRマジ子「ゆっくり愛を育んでいきましょ」

Nマジ子「あ、愛だなんて……」

Rマジ子「何かあったら相談のる」


Nマジ子「えっと、あ、ありがとうね、二人とも」



15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:24:28.388 ID:Hz8CzAF00.net

-数日後 拠点-


男「うおおおおおッ!」


男「今日はガチャから出るSSRマジ子の確率が二倍だと……」

男「これは引くしかない! ここで引かなきゃ男が廃る!」

男「マジ子! ありったけのコインをここに!」

Nマジ子「えっと、本当に……ぜ、全部使うんですか?」

男「今使わずにいつ使うんだ! 絶対に当ててみせるぜ!」


Nマジ子(SSR自体が出る確率は変わらなかったはずだけど……)

Nマジ子(大丈夫かな)



16:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:27:31.377 ID:Hz8CzAF00.net

男「……玉砕」チーン


Nマジ子「お、男さん……元気だして」

男「ははっ、知ってた。知ってたよ、この結末」

男「そうだ、俺にはマジ子がいる。それでいいんだ」

Nマジ子「お、男さん……」カァァ


Nマジ子「ってあれ、ここに一枚コインが落ちて……」

男「ああ、まだ残ってたのか。ダメ元で最後に一回引くか」


 チャリーン パァァァァッ


男「ん?」

Nマジ子「えっ?」


 パンパカパーン


 男は SSRマジシャン♀ を手に入れた!!



17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:30:26.398 ID:Hz8CzAF00.net

SSRマジ子「……」ピカァァ


男「ちょ、えええええええっ!」

Nマジ子「す、すごいオーラ……」


男「いよっしゃあああああ! SSRゲットォォォ!!」

Nマジ子「お、おめでとうございます! 男さん!」

男「いやいや、マジ子のおかげだ。ほんっとうにありがとな!」

Nマジ子「そ、そんな……わたしはただ……」



18:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:33:30.624 ID:Hz8CzAF00.net

SSRマジ子「あの……お取り込み中、申し訳ないのですが」

男「あ、ごめんごめん。嬉しくてつい」

SSRマジ子「えっと、お初にお目にかかります、男さま」

SSRマジ子「不束者ではございますが、これからよろしくお願いしますね」ニコッ

男「お、おう。よろしく!」


Nマジ子「えっとわたし、Nっていいます。よ、よろしくお願いします!」

SSRマジ子「……はい、よろしくお願いしますね」ニコッ


Nマジ子(なんかすごくキラキラしてて綺麗な人だなぁ)



19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:36:16.927 ID:Hz8CzAF00.net

-数日後 拠点-


男「よし、じゃあ討伐行くぞー。SSR! 付いてこい!」

SSRマジ子「はい! ただいま参ります!」


Nマジ子「あ、あの男さん……わたしは?」

男「お前は、拠点で留守番を頼む」

Nマジ子「は、はい……わかりました」


SSRマジ子「……くすっ」

Nマジ子「……?」



20:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:39:51.281 ID:Hz8CzAF00.net

Nマジ子(SSRさんが仲間になってからというもの)

Nマジ子(わたしは拠点で留守番をすることが多くなりました)

Nマジ子(そのこと自体は別に気にしていません。拠点で出来ることも沢山あります)

Nマジ子(男さんと一緒にいられないのは寂しいけれど、それも仕方ありません)

Nマジ子(ですが……)


SSRマジ子「あらNさん、今日も探索かしら」

Nマジ子「あ、はい。少しでもコインを集めておこうと思いまして」

SSRマジ子「ふふっ、いい心がけですね。能力で劣る貴女には適任です」

Nマジ子「あはは、そうですね……」



21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:42:38.593 ID:Hz8CzAF00.net

男「おーい、SSR! そろそろ討伐に出発するぞー!」

SSRマジ子「ふふっ、男さまが、私を、呼んでいますので失礼します」

Nマジ子「あ、はい」

SSRマジ子「……そうだ。貴女が集めたコイン、私が男さまに届けてあげますね」

Nマジ子「え、あ……」


SSRマジ子「男さま、お待たせしました。これを受け取って下さい」

男「おお、結構な量のコインだな。どうしたんだこれ?」

SSRマジ子「私が集めておきました」

男「マジかよ! ほんと助かる。ありがとな、SSR」

SSRマジ子「いえいえ、当然のことをしたまでです」


SSRマジ子「……」チラッ

Nマジ子「……」

SSRマジ子「……くすっ」



23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:45:37.091 ID:Hz8CzAF00.net

-数日後 待機室-


SRマジ子「もうっ! アイツほんっとに、なんなのよ!」

Nマジ子「お、落ち着いて、SRちゃん」

Rマジ子「性悪糞女」

Nマジ子「Rちゃんもそんなこと言っちゃ……」

SRマジ子「だってあいつ。アタシらのこと、上から目線どころか」

SRマジ子「まるでゴミを見るような目で見てくるのよ!」

SRマジ子「それに、ずーっと男にベタベタして! そこはNの場所だっての!」

Nマジ子「べ、別にわたしの場所でもないから……」


Rマジ子「泥棒猫うざい」



24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:48:31.053 ID:Hz8CzAF00.net

SRマジ子「ねえ、N。ほんとに良いの? このままで」

Nマジ子「男さんが今、それで助かっているのなら、わたしからは何も……」

SRマジ子「はぁ、そんなこと言ってたらね、本当に男を取られちゃうわよ!」

Rマジ子「行動起こすしかない」

Nマジ子「や、やめよう、そういうの。二人にも迷惑かけたくないし……」

Nマジ子「それにわたし、男さんが困る姿は見たくないから……」

Rマジ子「N……マジ天使。嫁にしたい」


SRマジ子「はぁ、Nがそこまで言うなら……わかったわ」

SRマジ子「でも、本当にきつくなったら、いつでも言うのよ?」

Nマジ子「ありがとうね、二人とも」



25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:48:51.280 ID:R1jc+mNC0.net

このゲームキャラマジ子しかないの?



26:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:51:37.986 ID:Hz8CzAF00.net

-数日後 拠点 食堂-


Nマジ子「ふふっ、そろそろ男さんが討伐から帰ってくるかな」

Nマジ子「疲れてるだろうし、とびきり美味しいハンバーグ作ってあげなきゃ」


男「ただいまー。はぁ、お腹すいたー」

Nマジ子「おかえりなさい、男さん。えっと、これ作っ――」

SSRマジ子「男さま。お約束どおり、私とあちらで食事をしましょう?」

男「えっ、あぁ……」

SSRマジ子「今日は高級フレンチを用意しましたの」

SSRマジ子「さっ、先にあちらで待っててくださいね」グイッ

男「お、おう……」



27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:54:37.630 ID:Hz8CzAF00.net

SSRマジ子「あら、Nさんいましたの。……それは?」

Nマジ子「これは、その……ハンバーグを作ったので」

SSRマジ子「そうですか、そうですかぁ」

Nマジ子「もし良かったら、男さんに……」

SSRマジ子「ありがとうございます、男さまもきっと喜ぶわ」ニコッ

Nマジ子「あっ、はい! ではこれ……お願いしますね」スッ

SSRマジ子「……はい」


 スルッ ぐちゃ


Nマジ子「あっ……」

SSRマジ子「あぁ私としたことが。手を滑らせてしまいました」



28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 21:57:17.678 ID:Hz8CzAF00.net

Nマジ子「……」

SSRマジ子「あらあら、これではもう食べられませんね」

Nマジ子「……」

SSRマジ子「ごめんなさいね、Nさん」

Nマジ子「……い、いえ。落としてしまったものは仕方ないですから」

SSRマジ子「それでは、男さまが待っていますので、私はこれで」

Nマジ子「……あ、はい」



Nマジ子「……片付け、ないと」



30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:00:34.772 ID:Hz8CzAF00.net

SRマジ子「ちょっと、N! これどうしたのよ!?」

Rマジ子「大惨事」

Nマジ子「えっ、あ、これは……その……」

Nマジ子「ちょっと転んじゃって」

SRマジ子「転んだって……大丈夫? 怪我してない?」

Nマジ子「うん、大丈夫」


Rマジ子「Nは色んな物を落としてきた」

Rマジ子「でも食べ物を落としたことは一度もない」

Rマジ子「不自然」

Nマジ子「や、やだなぁRちゃん。た、たまたまだよ」


SRマジ子「……あいつにやられたの?」



31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:03:11.812 ID:Hz8CzAF00.net

Nマジ子「えっ、な、なんのこと?」

Rマジ子「さっき、性悪糞女があっち歩いてくの見た」

Nマジ子「ち、違うの! これは、わたしが勝手に転んだだけで……」

SRマジ子「バカね。どんだけアンタと付き合い長いと思ってるのよ」

Rマジ子「Nは嘘が下手っぴ」

Nマジ子「う、嘘なんかじゃ……」


SRマジ子「大丈夫、あんたはここで掃除してなさい」

SRマジ子「アタシたちが、ガツンと言ってきてあげるから」

Rマジ子「任せて」


Nマジ子「あ、ちょっと二人とも!」

Nマジ子「って、行っちゃった……」



32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:06:13.152 ID:Hz8CzAF00.net

Nマジ子(この食堂での一件以来、討伐だけではなく)

Nマジ子(今までわたしがしていた、男さんの生活のお世話なども)

Nマジ子(SSRさんがほとんど担当することになった)


Nマジ子(もうここ数日、男さんとは、お話すらしていない)

Nマジ子(男さんのことを考えると、胸が苦しくなって)

Nマジ子(夜もあまり眠れていない)

Nマジ子(……でも、男さんが幸せでいるのなら)

Nマジ子(わたしはそれだけで……嬉しい)


-待機室-


Nマジ子「お、おはようー」

Nマジ子「あれ、SRちゃん? Rちゃん?」

Nマジ子(いつもはこの時間ここにいるのに)

Nマジ子(どこ行ったんだろう)



34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:09:09.253 ID:Hz8CzAF00.net

-拠点 食堂-


Nマジ子「ここにもいない……」

Nマジ子「拠点は全部探したし、二人ともどこに行ったんだろう」

Nマジ子「まさか……森?」



-迷いの森-


Nマジ子「SRちゃーん! Rちゃーん!」

Nマジ子「やっぱり森になんて来るはずないよね……」

Nマジ子「ん、あれは……SSRさん?」



35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:12:16.694 ID:Hz8CzAF00.net

SSRマジ子「あら、Nさんじゃありませんか。貴女、拠点で待機中では?」

Nマジ子「えっと、ちょっと人を探していて……」

SSRマジ子「いけませんね。男さまの命令に逆らうなんて」

Nマジ子「ご、ごめんなさい……」

SSRマジ子「私に謝られても困ります。この件、男さまに報告させてもらいますね」

Nマジ子「わかりました……」

Nマジ子「そ、それより、SRちゃんとRちゃんを見ませんでしたか?」

SSRマジ子「……ああ、あの二人ですか」

Nマジ子「し、知ってるんですか!?」



36:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:15:16.567 ID:Hz8CzAF00.net

SSRマジ子「ええ、知っていますよ」

Nマジ子「ど、どこに?」


SSRマジ子「ふふっ、あの二人なら……ここです」

Nマジ子「えっ? ここって……」


SSRマジ子「いつぞやの晩、あろうことか私に突っかかってきましてね」

SSRマジ子「よくわからない事を、延々と繰り返していましたから」

SSRマジ子「そうそう、お肉を食べさせるとか、なんとか」

Nマジ子(……あの時のことだ)


SSRマジ子「ですからお望み通り、私が強化素材としてお二人を……」

SSRマジ子「食べてしまいました」ニッ



37:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:16:57.483 ID:KFGqk1Sc0.net

さすがSSR



38:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:18:47.263 ID:Hz8CzAF00.net

Nマジ子「そ、そんな……」


SSRマジ子「まぁ戦力にもならず、正直、邪魔でしかなかった彼女らですが」

SSRマジ子「私の中で微々たる経験値になっただけでも」

SSRマジ子「利用価値はあったというものでしょう」

Nマジ子「SRちゃんとRちゃんが……」


SSRマジ子「どうせ貴女だって、彼女らのこと」

SSRマジ子「目の上のたんこぶのように、お思いだったでしょう?」

Nマジ子「……そんなこと、ありません」

SSRマジ子「ふふっ、どうだか」

Nマジ子「これは……男さんがそう命令したんですか?」



39:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:21:42.541 ID:Hz8CzAF00.net

SSRマジ子「いいえ、私は何度も進言したんですが」

SSRマジ子「あの男は頑なに、それを拒みましてね」

SSRマジ子「私に全てを集約すれば、もっと早く計画を実行できたのに」

SSRマジ子「愚かな人間です」

Nマジ子「……えっ」


SSRマジ子「ですが……このバカげた茶番も、もう終わり」

SSRマジ子「時は、きました」

Nマジ子「あ、あなた、何を言って……」

SSRマジ子「今や、あの男は、私に全幅の信頼を寄せている」

SSRマジ子「寝首をかくのは、たやすいでしょう」

Nマジ子「なっ!?」



40:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:24:26.868 ID:Hz8CzAF00.net

SSRマジ子「そうして、この拠点を乗っ取り、ここを足場として」

SSRマジ子「ゆくゆくは世界を……私の手中に収めるのです」

Nマジ子「あ、あなたは……、一体何者なんですか?」


SSRマジ子「ふふっ、私ですか?」

Nマジ子「……」

SSRマジ子「そうですね、今まで様々な世界を渡り歩いてきましたが」

SSRマジ子「とある世界では、『魔王』と呼ばれたこともありました」

Nマジ子「ま、魔王……」


SSRマジ子「……少し口が滑りすぎてしまいましたね」

SSRマジ子「ですがまあ、これから死ぬ貴女に何を言っても」

SSRマジ子「関係のないことです」

 チャキッ

Nマジ子「……ひっ」



41:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:27:30.649 ID:Hz8CzAF00.net

SSRマジ子「これでようやく、ここでの下準備も完了です」

SSRマジ子「……最後に貴女を、食べること、でね」

Nマジ子「……ッ」

SSRマジ子「貴女は幸福ですよ」

SSRマジ子「私の血となり肉となって、永遠に生きられるのですから」

Nマジ子「や、やめて、こないで……」


SSRマジ子「ふふっ、その恐怖に怯える顔。……ゾクゾクします」

Nマジ子「いや、いやぁ……」


SSRマジ子「恨むなら、あのグズでノロマな馬鹿男を恨みなさい!」

Nマジ子「……ッ!!」


SSRマジ子「あははっ、死ねぇ!」ブンッ


 ドスッ



42:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:30:42.685 ID:Hz8CzAF00.net

 
 キィン


SSRマジ子「なっ!?」

Nマジ子「……」

SSRマジ子「どうして!? なぜ効かないの!?」ブンッブンッブンッ

 ドスッ ドスッ ドスッ
 キィン キィン キィン

Nマジ子「……男さんがわたしを守ってくれたんです」

SSRマジ子「は? 貴女、一体何を言って……」

Nマジ子「わたしにはどうやら……保護機能がかけられていたようです」

SSRマジ子「……保護機能、ですって?」

Nマジ子「保護機能をかけられた者は」

Nマジ子「いかなる場合でも、強化に使用することができません」

SSRマジ子「な、なによ、それ……」



43:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:33:32.390 ID:Hz8CzAF00.net

SSRマジ子「ふふっ、強化が受け付けられないのなら」

SSRマジ子「力尽くで貴女を殺して――」ブンッ

 パシッ

Nマジ子「……」

SSRマジ子「なっ!? 私の攻撃を素手で!? だったら――」ブンッブンッブンッ

 パシッ パシッ パシッ

Nマジ子「……無駄、です」

SSRマジ子「あ、ありえない。このSSRの私が……」ブンッブンッブンッ

 パシッ パシッ パシッ

SSRマジ子「最低ランクの貴女なんかに劣っているだなんて……」

SSRマジ子「ありえないッ!!」



44:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:36:30.923 ID:Hz8CzAF00.net

Nマジ子「……あなた、召喚されて何日目ですか?」

SSRマジ子「えっ?」

Nマジ子「最終上限突破、レベルカンスト」

SSRマジ子「は?」

Nマジ子「ステータス強化MAX。全身最高装備、強化MAX。スキルALLレベルMAX」

SSRマジ子「ちょ、ちょっと」

Nマジ子「男さんがわたしのために、全てをつぎ込んでくれたんです」

SSRマジ子「な、何を言って……」


Nマジ子「そんなわたしを」

Nマジ子「たかだかポテンシャルが高いだけの、よちよち赤ちゃんが」

Nマジ子「……殺すと?」

 グシャ

SSRマジ子「いぎゃぁあぁぁ! う、腕がぁ! 腕がぁぁぁ!!」



45:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:40:36.555 ID:Hz8CzAF00.net

Nマジ子「わたしのことは、なんて言ってもいい」ジリッ

SSRマジ子「ひっ!」

Nマジ子「どれだけ酷いことされても、それがわたしに向けられていたのなら」

Nマジ子「いくらでも、我慢することができます」ジリッ

SSRマジ子「く、来るなぁ!」


Nマジ子「ですが」

Nマジ子「男さんを悪く言うことだけは……」


Nマジ子「絶対に許さない」ギロッ


SSRマジ子「来るなぁぁぁっ!!」


Nマジ子「サヨウナラ」


 ドスッ グシャ



46:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:43:26.007 ID:Hz8CzAF00.net

 
 ポツ ポツ ポツ

 ザァァァァァ


Nマジ子「……わたし」

Nマジ子「男さんの大切な人を……手にかけてしまった」

Nマジ子「わたしにはもう……男さんのそばにいる資格なんて、ない」


Nマジ子「こんなことになるなら、もっと早く……」

Nマジ子「もっと早く、あの人の陰謀に気づいていれば……」


Nマジ子「ごめんね……ぐすっ、SRちゃん、Rちゃん……」

Nマジ子「ほんとにごめんね……」


Nマジ子「ごめんね……」



47:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:47:12.581 ID:Hz8CzAF00.net

 
 ガサッ


Nマジ子「!?」

男「……マジ子、か?」

Nマジ子「男……さん?」

男「どうしてこんな所に……お前は拠点待機だったはずだが」

Nマジ子「あの、えっと……」

男「まぁいいや。それよりもSSRを見なかったか? 一緒に討伐中だったんだけど」

Nマジ子「SSRさんは……」

男「ん?」

Nマジ子「SSRさんは……わたしが、殺しました」


男「……は?」



48:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:50:33.682 ID:Hz8CzAF00.net

男「ははっ、な、何言ってるんだマジ子。お前が冗談だなんて珍しいな」

Nマジ子「……」

男「じょ、冗談だろ?」

Nマジ子「……本当です」

男「どうして、そんなこと……」


Nマジ子(SRちゃんもRちゃんも死んでしまったのに……)

Nマジ子(わたしだけ男さんのそばにいるだなんて、絶対できない)

Nマジ子(わたしはもう、男さんのそばにいちゃいけない)

Nマジ子(だったら……)


Nマジ子「今まで本当にありがとうございました」ペコッ

男「えっ?」

Nマジ子「さよなら、男さん」タタタッ

男「お、おい! マジ子!!」



50:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:53:38.582 ID:Hz8CzAF00.net

-迷いの森 奥地-


 タッタッタッ

Nマジ子「あっ」

 バタンッ ズサァ

Nマジ子「痛い」

Nマジ子(でもみんなは……もっともっと痛かったんだ)

 ゴロンッ

Nマジ子「……ここまで来たら、もういいよね」


Nマジ子「SRちゃん、Rちゃん」

Nマジ子「口下手でうまく馴染めなかったわたしに、声をかけてくれて」

Nマジ子「ずっとずっと仲良くしてくれて」

Nマジ子「困ったときは、相談に乗ってくれて」


Nマジ子「二人と過ごした時間、とても楽しかったよ」

Nマジ子「ほんとに本当にありがとうね」



51:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 22:56:38.733 ID:Hz8CzAF00.net

Nマジ子「そして……男さん」

Nマジ子「恩を仇で返すようなことをして、本当にごめんなさい」


Nマジ子「出会ってからずっと、わたしをここまで育ててくれて」

Nマジ子「最初の頃は、ドジで何もできなかったのに」

Nマジ子「ずっと付きっきりで色々なことを教えてくれて」

Nマジ子「いくら感謝しても、しきれません」


Nマジ子「わたしは……男さんのお世話をすることができて」

Nマジ子「わたしの作ったゴハンを、いつも美味しい美味しいって食べてくれて」

Nマジ子「何かうまくいった時は、優しく頭を撫でてくれて」


Nマジ子「わたしはずっと。ずっとずっと、幸せでした」



52:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:00:35.247 ID:Hz8CzAF00.net

Nマジ子「全ての責任を取って、わたしは……いなくなることにします」

Nマジ子「先に旅立つことを、お許しください」

 チャキッ

Nマジ子「……」

Nマジ子「ああでも……」

Nマジ子「最後に……わたしの作ったハンバーグ」

Nマジ子「もう一回だけ……ぐすっ、食べてほしかったなぁ……」


Nマジ子「……」

Nマジ子「さようなら、男さん」


Nマジ子「あなたのことが……大好きでした」


 ドスッ



53:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:03:31.810 ID:Hz8CzAF00.net

 
 ポタッ ポタッ ポタッ


Nマジ子「……えっ?」

男「……なに勝手なことしてんだ」

Nマジ子「お、男……さん? って、腕から血が、血が出て!」

男「そんなこと、どうでもいいッ!!」

Nマジ子「……ッ」

男「……誰がこんなことをしろって、言った?」

Nマジ子「……」

男「誰がお前を傷つけていいって、言った?」


Nマジ子「……」

男「お前をな、傷つけるやつは……たとえお前だろうと許さねぇ」



54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:06:35.783 ID:Hz8CzAF00.net

Nマジ子「あのっ……ごめっ、ごめんなさい……」

Nマジ子「ぐすっ、ごめんなさい、男さん……」

男「……わかればいいんだ」ギュッ

Nマジ子「ぐすっ……ひっく……」

男「間に合ってよかった」ナデナデ


――


男「落ち着いたか?」

Nマジ子「あの……もう少しだけ、このまま――」ギュッ

男「い、いってぇぇ!」

Nマジ子「あ、ごめんなさいごめんなさい! すぐに手当てを!」

男「いたたた、これじゃ格好つかねぇな」

Nマジ子「そ、そんなこと……男さんは、その……いつも格好いいです」



55:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:09:35.562 ID:Hz8CzAF00.net

Nマジ子「それにしても、どうしてここが?」

男「こんな天気で走りゃ、足跡見ればすぐわかんだろ」

Nマジ子「あっ……」

男「どんだけ強くなっても、やっぱマジ子はドジ子だな」

Nマジ子「……うぅ」


Nマジ子「でもわたしは……SSRさんを」

男「ああ、それについては、こいつらから全て聞いたよ」


SRマジ子「間に合ってよかったわ」

Rマジ子「ぶいっ」


Nマジ子「SRちゃん、Rちゃん! ど、どうして!?」



57:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:12:14.339 ID:Hz8CzAF00.net

男「前にこいつらから、SSRについて相談を受けていてな」

男「SSRのこと、どうにかしようと裏でいろいろ動いていたんだ」

SRマジ子「ごめんね、N。黙ってて」

Nマジ子「じゃ、じゃあ、二人がSSRさんに食べられたってのは」

男「ああ、それは……前、大量に出たSRとRの一部だ」


Nマジ子「そ、そうだったんだ……」

Nマジ子「よかったぁ、ぐすっ、ほんとによかったぁ……」

Rマジ子「N、いいこいいこ」ナデナデ


男「本当はこの森で、SSRを捕らえる計画だったんだが」

男「まさか、お前と先に出会ってしまうとは思わなかったよ」



59:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:15:37.938 ID:Hz8CzAF00.net

Nマジ子「でもわたし、男さんの許可も取らずに勝手にSSRさんを……」

男「いいんだよ、それは。お前が無事でいてくれたら、それでいい」

Nマジ子「男さん……」


男「それとな……その、お前に渡したいものがあるんだ」

Nマジ子「渡したいもの?」

男「これを作る材料が、SSR限定クエじゃないとなかなか手に入らなくてな」

男「思った以上に時間がかかってしまった」

Nマジ子「じゃあ、最近SSRさんと討伐に行っていたのって……」

男「ああ、これを作るためだ」


Nマジ子「えっと、開けてみてもいいですか?」

男「ああ」

Nマジ子「これは……指輪?」



60:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:18:23.686 ID:Hz8CzAF00.net

男「マジ子……俺と一緒になってくれないか」

Nマジ子「えっ」

男「俺、ガチャのことになるとすぐ見境なくなっちゃうし」

男「いつもバカばっかやってるけど」

男「お前がそばに居てくれるなら、どんな困難でも乗り越えられる気がするんだ」

Nマジ子「あのっ、えっと……」

男「だめか?」

Nマジ子「い、いえっ……そのっ、ぐすっ……」

男「おいおい、泣くことないだろ」

Nマジ子「だって嬉しくて……こんなっ! そう夢っ、これはきっと夢ですっ!」


男「夢じゃねーって、ほらつねってやる」プニッ

Nマジ子「い、いたひでしゅ」

男「な? 夢じゃないだろ」



61:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:21:25.393 ID:Hz8CzAF00.net

男「それじゃあ、その……返事、もらっていいか?」

Nマジ子「は、はい」

Nマジ子「えっと、ドジで泣き虫で不束者のわたしですが……」

Nマジ子「よ、よろしくお願いします!」

 ピカァァァ

Nマジ子「えっ、なに!? わたしの体が光って――」

男「な、なんだぁ?」


 Nマジシャン♀ は SSRマジシャン♀ に進化した!


SSRマジ子「えっ、えっ? どうしてわたしSSRに……」

SSRマジ子「男さん、この指輪って……」

男「い、いや。指輪にそんな効力はないぞ」

SSRマジ子「じゃあ、どうして……」



62:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:24:20.363 ID:Hz8CzAF00.net

男「まさかお前……SSRを解体したんじゃなくて、食ったのか?」

SSRマジ子「えっ? あ、はい。あの人の中には……その」

SSRマジ子「SRちゃんとRちゃんが……眠っていると思ってましたから」

SSRマジ子「せめてと思って……」


男「ははっ、まさに結果オーライってやつだったか」

SSRマジ子「えっ? えっ?」


SRマジ子「アタシたちの計画では、SSRを捕らえた後……」

SRマジ子「Nに食べてもらおうと思ってたのよ」

Rマジ子「優しさと強さを備えた、すーぱーマジ子誕生」

Rマジ子「露出度も大幅アップ」

SSRマジ子「うぅ、なんか、すーすーします……」



63:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:27:57.856 ID:Hz8CzAF00.net

SRマジ子「まぁとにかく、おめでとっ! お二人さん!」

Rマジ子「おめでた」

SSRマジ子「お、おおおおめでたじゃ、まだないからっ!」

SRマジ子「まだ?」ニヤニヤ

SSRマジ子「あうううぅ……」カァァ


Rマジ子「男」クイクイ

男「ん?」

Rマジ子「これでN……違った、SSRのわがままお○ぱい、好き放題」

男「ちょっ! お前なに言って!?」

SSRマジ子「わ、わたしは……指輪を貰わなくても、男さんにだったら……」モジモジ

男「え?」

SRマジ子「ん?」

Rマジ子「お?」

SSRマジ子「~~~~ッ」カァァ


Rマジ子「あ、でも片方は私のだから。半分こね、男」



65:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:30:48.271 ID:Hz8CzAF00.net

SRマジ子「あー、そういえばー!」

SSRマジ子「どうしたの?」

SRマジ子「アタシたちー、まだ後片付けがあったんだったー」

Rマジ子「おー、いかないとー」

SSRマジ子「えっ、じゃあわたしも手伝いに……」

SRマジ子「いいからいいから、こっちはアタシたちに任せて」

Rマジ子「任せる」

SSRマジ子「えっ、あ、うん」

――

SSRマジ子「二人とも行っちゃった……ってあれ?」

SSRマジ子「手に力が入らない……」

男「だ、大丈夫か?」スッ


SSRマジ子「……ちゅっ」

男「ま、まままままマジ子!?」

SSRマジ子「えへへ、キス、しちゃいました」



66:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:33:47.919 ID:Hz8CzAF00.net

男「お、お前なぁ。わざわざ、そんな演技しなくても……」

SSRマジ子「ち、違うんです! 力が入らないのは本当で……」

男「あー、それたぶん、レベルが1に戻ったからだな」

SSRマジ子「えっ、そ、そうなんですか?」

SSRマジ子「それじゃあわたし、男さんの役に……」

男「なに言ってんだ」

男「これから、みっちり付きっきりで育ててやるから、覚悟しとけよ」

SSRマジ子「あっ……えへへ、よろしくお願いしますっ!」

 ぎゅっ

SSRマジ子「お、男さん?」

男「おほん。じゃあ改めて……」

男「マジ子、好きだぞ」


SSRマジ子「……わたしも、わたしも男さんのことっ」


SSRマジ子「大好きですっ!」ニコッ



67:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:37:06.275 ID:Hz8CzAF00.net

 
―――――

―――





男「っていう流れでいくから、妹よ。三千円貸してくれないか」

妹「妄想乙」
no title



69:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:38:44.207 ID:2P6lXaQP0.net

終わり方がひでえwww



72:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/01(土) 23:45:21.635 ID:Hz8CzAF00.net

読んでくれてありがとうございました



元スレ
男「はぁ、またSRマジ子かよ……解体っと」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1491048028/
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         コメント一覧 (9)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年04月02日 00:46
          • えっ、最初のくだりいる?
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年04月02日 01:02
          • これって同じ見た目で衣装だけ違う奴が話してるイメージでいいのか?
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年04月02日 01:15
          • 1 う.ん.こ
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年04月02日 01:47
          • つまんね
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年04月02日 03:01
          • ゴミだわ
            時間返せカス
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年04月02日 03:18
          • 5 ええやん
            ソシャゲのこういう解釈好き
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年04月02日 06:52
          • これはダメですねぇ
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年04月04日 06:15
          • 5 面白かったぞ
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年04月05日 19:02
          • FGOなんてSRすら中々出ねぇぞ

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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