白銀「性転換ライト2!安価もあるよ!」【ニューダンガンロンパV3】
【安価】入間「出来たぜ白銀!性転換ライトだ!」【ニューダンガンロンパV3】
の続きとなっております
一応前作のキャラのまとめを>>2から貼っていきますが、未読の方はなるべく前作を先に読んだ方がいいかもしれません
BLGLNL要素がありますのでご注意ください
分かりやすくする為、性転換済みキャラクターのみ名前表記の隣に♂♀表記を入れます
ニューダンガンロンパV3のネタバレを含みます、クリア済み推奨
ギャグにするかシリアスにするかRにするかエ口エ口悩んだけど、前回と同じようなノリにすることにしました
前置きが長いですが、白銀のターンになりましたら安価が入りますので、その時はまた宜しくお願いします
それでは前回までの、性転換されたキャラと非性転換キャラの簡易まとめを貼り終わった後、本編開始となります
【王馬♀】
身長145.08cm
前髪と横の外にハネた髪の束はそのままに、後ろ髪は腰までの長さのストレート
胸は女の時の春川くらいの存在感(白銀談)
上着のデザインは同じだけど体にピッタリフィットしていて、スリットから白いボックスプリーツのミニスカートがチラチラ見え、太もものよくわからない紐はそのままにオーバーニーソックスを履いている
この状況には唯一納得していない
【最原♀】
身長159.03cm
前髪はそのままに後ろ髪の長さは赤松くらいで黒髪ロングストレート
胸はB寄りのCカップ(赤松談)
上着は男の時の物と同じデザインで、ボタンの向きも男物のままで、ボディーラインが出るようにピッタリしたもの
下は黒のプリーツミニスカートを着用し、黒いハイソックスを履いている
外見は美少女になろうとも、女子の胸や足のガン見は欠かさない
赤松によくセクハラされているのでセクハラし返そうとすると、怒られることが納得いかない
赤松とは良き親友
【百田♀】
身長171.12cm
上に立っていた髪は重力に負けて下に落ち、女の時の東条くらいのショートヘアーになった
赤松と同じくらいの巨乳(白銀談)
いつもの変なジャケットの着方はそのままで、上半身の衣装は男の時着ていた物がそのままサイズが今の体にフィットしたくらい
膝丈スカートに素足
胸がパッツンパッツンで健康的なエ口さがある(白銀談)
春川と付き合っている
【春川♂】
身長174.96cm
前髪はそのままに、後ろは1つに結んで腰まで流している
セーラー服はシャツになり、暗い赤色のカーディガンを着用し、黒基調のチェックのズボンを着用
髪についていたフレンチクルーラーは腕につけている
性転換されたその日の晩に百田を襲って恋人になるまでこぎつけた
百田のセコム
研究教室は光の速さで物理的封印を施しており、一応、暗殺者であることは隠している
身長174.84cm
髪は男の時と変わらない
胸の大きさは白銀くらい(白銀談)
漫画にいるような美人でセクシーでドSな女教官っぽい衣装(白銀談)
スリットの入ったロングスカートを着用し、上着は男の時の物とほぼ同じだけど胸の存在感がある
姉清が表人格になり、是清人格はたまにしか出ないようになった
天海と清い交際中で、天海のネックレスをつけている
【天海♀】
身長166.47cm
前髪はそのままに、後ろ髪は赤松くらいの長さの毛量の多い巻き毛(ヘアーアイロンで巻きまくった感じ)
胸は白銀くらい(白銀談)
上半身は男の時に着ていた服をそのままレディースにした感じで、下はくるぶしまであるふんわりとした茶色い生地のアジアンなスカート
落ち着いた雰囲気で大学生のお姉さんっぽい(白銀談)
姉清にもらったロザリオを付けている
【入間♂】
身長186.84cm
前髪はそのままに、後ろは鎖骨くらいの長さのゆるくウェーブのかかった髪
元のピンク色より少し錆びた感じの色になった学ランを着用
女子の時につけていた太ももの装飾品がそのままズボンの上に付けられている
他にも色々スチームパンクっぽさが全開
男になって増した性欲を全て東条にぶつけている
みんなが元の性別に戻れるような発明品を開発しようと日々奮闘しており、生活面と性活面で東条に頼っている
【東条♂】
身長190cm
前髪はそのままに、後ろ髪は襟にわずかにかかるくらいの長さ
胸元の蜘蛛の巣柄と紫のタイはそのままに燕尾服になった
入間を優しく支える良きパートナーであり、みんなを支える執事
男になって体力が増え、力仕事も捗るようになったのでこのままでも良いと思っているが、みんなを元に戻そうと奮闘する入間が体調を壊すようになっていっているので、体を大切にしてほしいと思っている
【白銀】
コロシアイ生活の黒幕であり、性転換事件のクロである
上記8名を性転換したことを糾弾された際、「自分は本当はレズで、最原♀が好きで犯行に及んだ」と偽証してその場を乗り切った
本当はただ視聴者アンケート(安価)の結果で行動し、無差別に性転換させていっただけである
そしてレズではなくノンケだし腐女子
最近の楽しみは、マザーモノクマの部屋で入間の研究室のモノチッチの映像を見て、入間と東条の営みを観察すること
外見だけなら春川♂が最高に好みだが、別に百田と春川の間に入るつもりは毛頭ない
【赤松】
女子にセクハラするのが楽しくてよくやっているが、普通にノンケ
最原とは永遠に親友止まりとなるのであった
元々変態気味だったが、性転換事件の際白銀と長時間行動を共にしたお陰で影響されてしまって変態に磨きがかかってきた
最近、白銀にカメラを習っている
【キーボ】
あの事件以来、内なる声がおかしなことを言い始めたので、自分の体が何かおかしなことになってのではないかと心配している
入間にメンテナンスを頼みたいが、最近忙しいようでメンテナンスされていないので、早くどうにかならないかと思っている
【アンジー】
最原をお婿さんにしようとしていたのに、あの事件によって最原が女になってしまったので、他のお婿さん候補を探し中
先日、東条を口説いてみたのだが、きっぱりと断られてしまった
東条の彼氏の入間をどうにかできないか考えつつ、他の男子も観察している
最近、最原を言いくるめてイケニエにして血を抜くことに成功した
【茶柱】
性転換事件で一番得をした人物
真宮寺と天海の関係を羨ましく思っており、今日も夢野にラブアタックしている
【夢野】
最近転子のラブアタックがより激しくなってきていることを危惧している
いちいち転子をかわすのが面倒くさいので、自分も男になることを視野に入れて考え始めている
【ゴン太】
みんなが異性になっても特に変わらない対応をしている
東条を紳士だと思っているので、東条を尊敬している
【星】
特に以前と変わらない
らーぶらーぶなカップル達を見てたまに、在りし日の彼女との思い出を思い出してセンチメンタルになる
ー食堂ー
最原♀「はい、それでは今から第1回性転女子会を始めます」
王馬♀「なにこれ」
最原♀「みんな女の子になって困ったことや分からないこともあるだろうし、ここで情報交換会をもうけてみたらどうかって、東条さんと入間さんに言われたんだよね」
百田♀「つっても、オレはわかんねーことがあったらハルマキに教えてもらうからなぁ…」
最原♀「くっ、リア爆…!いや、でも今の春川さんは男子だからあんまり羨ましくないかな」
最原♀「…あと、もし今まで生活してきて何か異常とかに気づいたら報告してほしいそうなんだ」
最原♀「僕達を元に戻す発明品にそういう点も加味して組み込むとかいうことみたいで。特に無ければ別にいいみたいなんだけど、あったら僕が報告しとくね」
王馬♀「ふーん、なるほどね」
最原♀「ちなみに入間さんの研究教室の方でも性転男子会が開かれるそうだよ」
天海♀「男子会では何を話してるんすかね」
王馬♀「お互いのノロケ話とかだったりして!なーんて」
真宮寺♀「ふふ、じゃあ私達もみんなに仲の良いところを見せつけましょうか」
天海♀「は、恥ずかしいんでやめましょう…///」
王馬♀「…冗談…だったんだけど…」
百田♀「それにしても真宮寺はマジで女みたいな話し方になっちまったよな」
真宮寺♀「あら、私は女だもの。女性口調で話して何がおかしいのかしら?」
王馬♀「口調どころか人格が変わちゃったみたいな喋り方だよね!」
最原♀「確かに…。まあでも気にしてても仕方ないよね」
王馬♀「ちょっとは気にしたほうがいいんじゃない?」
百田♀「ん?何か問題あるか?真宮寺本人と彼女の天海が良ければオレらは気にしなくていいんじゃねーか?」
真宮寺♀(ただ体が完全に女になったから、是清に普段体を貸してもらってるだけなのだけれど…)
百田♀「オレが今の真宮寺みたいな話し方にか…。なんか全然想像つかねーけどな」
最原♀「真宮寺くんはすぐに女性っぽくなったけど、僕達は2週間経っても以前と変わらないし、その点は心配ないんじゃないかな?」
真宮寺♀(ええ、心配しなくて大丈夫よ)
王馬♀「うーん、本当にそうかなぁ…。だって入間ちゃんとか目に見えて態度が男っぽくなってない?大股開いて座ったりしてるし」
真宮寺♀「スカートを気にしなくて良くなったから、ただ楽にしてるだけじゃないかしら。彼は元々男っぽい喋り方もしていたわけだし、態度が男っぽくなっても不思議じゃないわ」
天海♀「何にしても、心配したからってどうにもなるわけじゃないですしね。なるときはなっちゃうっすよ」
王馬♀「でも、こうはなりたくないんだよねー…」
天海♀「……」
王馬♀「ん、なに?」
天海♀「俺の彼女のことを悪く言わないでほしいっす」キリッ
真宮寺♀「まあ…///」
天海♀「人格や口調が変わろうと、真宮寺さんが俺の彼女ってことには変わりないんで、『こうはなりたくない』だとか言わないでほしいんすよね」
真宮寺♀「別に私は気にしてなかったのだけれど、ありがとう。嬉しいわ」
王馬♀「はいはいもう好きにやってよ」
王馬♀(天海ちゃんも女子になってから思考が残念になっちゃったよね…。春川ちゃんじゃないんだからさ…)
最原♀「じゃあ次の議題を話そうか。何か体の異常があったりだとか、みんなに訊きたいことある人いる?」
全員「……」
全員(……別に話すことないな…)
最原♀「……なんでも良いよ?」
王馬♀「…じゃあ、はいオレー」挙手
王馬♀「オレは邪魔だから切ろうかなーって思ってるんだよね」
最原♀「え、切っちゃうの!?」
王馬♀「だって邪魔じゃん?」
真宮寺♀「でも、ちょっと勿体無いんじゃない?折角綺麗な髪なのに」
百田♀「髪切っちまったら、いざ入間がオレ達を元に戻す発明品を作って使った時に、お前最悪ハゲちまうんじゃねーか?」
王馬♀「それはちょっと思ったんだけどね?ハゲは嫌だよねー流石に」
王馬♀「でもこう長いとシャンプーの減り早いし、髪乾かすのとかも時間かかるし、良いことないしさー」髪いじいじ
天海♀「良いことっすか。…髪が長いと色々アレンジできてお洒落の幅が広がるっすよ」
天海♀「そうだ、邪魔っていうなら結んであげましょうか?妹によくやってたんで、こういうの結構得意なんすよ」
真宮寺♀「じゃあ結ぶものを探してくるわね。大丈夫よ、心当たりはあるから」スタスタ
天海♀「あ、俺も行きますよ」スタスタ
最原♀「でも切っちゃったらしばらくは戻せないし、1回試しで結んでみたらいいんじゃないかな?」
百田♀「長髪はいいぞ、ハルマキも長髪だしな」
最原♀「いいよね長髪。赤松さんも髪長いし」
王馬♀「…ていうかそもそも、『みんなは長くなった髪邪魔じゃない?』って話題だったのに何でオレの髪結ぶことになってんの?」
最原♀「ちなみに僕は特に邪魔に思わないかな」
百田♀「オレもだな。第一髪洗うのも乾かすのもハルマキが手伝ってくれてるし…」
最原♀「え…、毎日?……滅茶苦茶仲いいんだね…」
王馬♀「…ふーん、春川ちゃんって意外と尽くすタイプなんだね!心底どうでもいいけど」
王馬♀「うわぁ…、普通にヘアゴムで良かったんだけど」
天海♀「まあヘアゴムも頂きましたんで使いますけど、リボンで仕上げたほうが可愛いと思うんすよね。あとヘアアイロンとかも借りてきました」
王馬♀「んー、女子的な可愛さはいらないかなー…」
百田♀「まあいつかは元に戻るだろうし、今のうちに遊んどけよ」
天海♀「それじゃあ、どういう髪型にしましょうか?」
王馬♀「うーん、ポニーテールとかが邪魔にならなそうでいいかなって思うんだけど」
最原♀「ツインテールがいいと思うな!」
天海♀「それじゃあツインテールで」
王馬♀「…ツインテールもつまらなくはなさそうだけど、とりあえずオレの意見尊重しない?普通」
天海♀「折角なんでコテ使いましょうか。巻き方は強めと弱めどうします?」
王馬♀「えー!巻き髪とか絶対邪魔くさいよー!」
最原♀「強めでいってみようか」
天海♀「じゃあ強めで」
王馬♀「…なんで天海ちゃんは最原ちゃんの意見を尊重しちゃうのかな?」
最原♀「僕は一応、天海くんの通信簿MAXにしてるからね。パンツを知ってる仲だからね、意見優先されるのは仕方ないね」
王馬♀「……うん、1時間も時間かかるとは思わなくてびっくりしたよ!気合い入れ過ぎじゃないかな?」
天海♀「そうっすね、久しぶりに他人の髪弄れて楽しかったもんで、つい気合い入っちゃいました」
真宮寺♀「あら、天海さんは他人の髪を弄るのが好きなのかしら?じゃあ今度私の髪も弄ってみる?」
天海♀「真宮寺さんは黒髪ロングストレートが一番似合うと思うんすけど、たまにはそういうのも良いかもしれないっすね!」
王馬♀「お2人さんは何してても結局イチャつくんだねー」
王馬♀「あーあ、こんなカップルとノロケする奴らと いつまでも同じところに居てらんないよね!ぼっちな最原ちゃんもそう思うでしょ?」
王馬♀「…あれ、最原ちゃんは?」
百田♀「おお、なんか赤松が好きそうな感じだからって赤松を呼びに行ったみたいだぞ」
王馬♀「性転女子会とは」
最原♀「だよね!」
王馬♀「なんで当然のようにカメラ持ってきてるのかな…」
王馬♀「ていうか最原ちゃん、性転女子会じゃなかったの?なんで副主催者が部外者連れてきちゃうの」
赤松「あ、ご、ごめんね?最原くんのヘアアレンジも撮ったら出ていくから…」
最原♀「僕もやるのか…」
王馬♀「にしし、ざまあないね最原ちゃん!」
天海♀「最原君もそのまま下ろしてるのが可愛いと思いますけど…うーん、三つ編みとかも似合いそうっすよね。元々優等生オーラ出てますし」
赤松「あ、じゃあ私がやってみてもいいかな?天海くんみたいに上手くはできないと思うけど…」
最原♀「え、赤松さんがやるの?なら僕は髪弄られても構わないかな」
王馬♀「露骨だなぁ…」
王馬♀「いやー、じつに実りのない会合だったよ!」
天海♀「明日からはちゃんとポニテにしてあげるんで、髪勝手に切っちゃ駄目っすよ?」
赤松「え!王馬くん髪切っちゃうの!?勿体無いよ!」
王馬♀「もー、しょうがないなー。オレもハゲる可能性あるのは嫌だし、明日のポニテで邪魔じゃなくなったなーって思ったら髪切るのとりあえずは止めてあげるよ」
王馬♀「じゃあね!」タッタッタッ
ー入間の研究教室ー
春川♂「…で、性転男子会だっけ?何すんの?」
入間♂「難しく考える必要はねーぞ。何かあったら報告してほしいってだけだからな!」
春川♂「何かって何?」
東条♂「もしそういった点があったら、その点を加味して入間さんがみんなの性別を元に戻す発明品に組み込んでくれるそうよ」
入間♂「そういうこった!」
春川♂「そういうこと急に言われたって、思いつかないよ」
春川♂「そもそも男になったってだけで異常なんだから、他に変なところとかわかんないよね」
東条♂「以前にはありえないことが起こったとかはないかしら?」
東条♂「そうね…、例えば、胃が弱くなったとか、頭痛をよくするようになっただとか」
春川♂「以前にはありえなかったことか…」
春川♂「……まあ、あると言えばあるかな」
入間♂「おう何だ、聞かせてみやがれ!」
東条♂「……え?」
春川♂「だから、性欲が強くなったんだってば」
入間♂「それな」
東条♂「入間さんまで何を言っているの!?;」
入間♂「事実だからしかたねーだろ!?現に今もオレ様は斬美とヤりたくてたまんねーんだよ!!」
東条♂「えっ、い、入間さん…///」
春川♂「は?私がいるんだからやめてよね」
入間♂「流石にやんねーよ!」
東条♂「……コホン。えっと、2人のそれはおそらく、男性になったからじゃないかしら?十代後半の男性は、その、性欲が強くなるものだから…」
東条♂(にしても2人は異常に性欲があるみたいだけど)
東条♂「だからライトの副作用とかは関係ないと思うわ」
東条♂「女子化した人の中には恋人の居ない人も居ることだし、ライトの副作用で性欲が高まってるっていうのは無いと思うわ」
春川♂「東条、私が異常みたいな言い方するんだね。どうせあんたらだって毎晩やってるんでしょ」
東条♂「そんなことないわ」
入間♂「そうだぜ!ヤッてる時は昼間もヤッてるしな!」
東条♂「…入間さん、その話題について話しても得る情報は何もないわ。不毛なことはやめましょう」
入間♂「おう、そうだな」
入間♂「春川、他には変わった点はねーのかよ?」
春川♂「他は……そうだね、あるよ」
入間♂「よし、教えやがれ!」
春川♂「前より百田が可愛くなった」
春川♂「前から百田は可愛かったんだけど、最近ますます可愛くなってきてるんだよ」
東条♂「……それは、ライトの女性化で見た目が可愛らしくなったから、とかではなくて?」
春川♂「うん、違うよ。昔はたまに可愛い素振りを見せる程度だったんだけど、最近はやることなすこと全てが可愛く見えるんだ」
春川♂「…これっておかしいよね」
入間♂「テメーの頭がな!!」
東条♂「春川さん、それは所謂恋人補正ということじゃないかしら?恋は盲目と言うでしょう?」
春川♂「…あんたらの目には百田が可愛く映ってないって言うわけ?」
東条♂「そ、そんなつもりじゃ…」
春川♂「百田はね、この学園で一番可愛いんだよ!あんたらにはそんなことも分からないの!?」
入間♂「おう、オレ様達には百田のヤローは可愛く見えてねーぞ」
東条♂「ちょ、ちょっと入間さん…」
東条♂「い、入間さん…!///」トゥンク
春川♂「はあ、もう付き合いきれないよ」スタスタ…ドアガチャッ
入間♂「春川のヤローにノロケ勝負で勝った!第53部完!」
東条♂「い、入間さん、目的を失っては駄目よ…///」ドキドキ
入間♂「うるせえ!春川も居なくなったことだし、とりあえずヤらせやがれ!!」ガバッ
東条♂「もう…///」
春川♂「あれ、…………王馬、何してんの」
王馬♀「それは今オレがやってることがかな?それともこの頭のことかな?」
春川♂「じゃあ頭の方」
王馬♀「これは天海ちゃんにやられたんだよね!ヘアースタイルは最原ちゃんリクエストだね!」
春川♂「ふーん、最原そういう髪の子が好きなんだ」
王馬♀「自分でやればいいのにねー。それか赤松ちゃんにでも」
春川♂「今のあんたにそれが似合うと思ったから言っただけじゃないの?赤松は後ろの髪すいてるからその髪型は似合わないと思うし」
春川♂「……」
王馬♀「ん?どうしたの?」
春川♂「あんた、私らの話立ち聞きしてたんだよね?じゃあ訊くけどさ」
王馬♀「それ訊くの!?」
春川♂「どうなの?」
王馬♀「うん、上がってないけど」
春川♂「はあ、また嘘?」
王馬♀「いやほんとだけど」
春川♂「……おかしいね…」
王馬♀「春川ちゃんの頭がね!」
春川♂「は?今のあんたの頭の方がおかしいでしょ」
王馬♀「うん、髪型の方じゃなくてね?」
王馬♀(真宮寺ちゃんは知らないけど)
春川♂「ふーん、そっちも特に問題点は上がらなかったんだね」
春川♂「……」
春川♂「ねえ王馬、百田は何か言ってなかった?」
王馬♀「ん?百田ちゃんも特に何も問題ないみたいだったけど?」
春川♂「本当に?例えば私のことが『カッコよく見えるようになった』とかは言ってなかった?」
王馬♀「ああ、そういうこと」
王馬♀「うん、言ってたよ!春川ちゃんは才囚学園1のイケメンで自慢の彼ピッピだって!!」
王馬♀「春川ちゃんが居るであろう入間ちゃんの研究室のある方角に かれぴっぴしゅきしゅきビームとかもしてたよ!!」
春川♂「!も、もう、百田ったらみんなの前でそんな恥ずかしいこと…///」
王馬♀「言ってないし、してないよ?」
春川♂「…は?」
王馬♀「だってオレの嘘だからねー!!」
王馬♀「え、こんなこと信じちゃったの?あの百田ちゃんがそんなこと言うわけないじゃーん!」
春川♂「……殺されたいの?」ギロッ
白銀「それから王馬くんは暫く春川さんに追い回されたのでした」
白銀「……ツマラナイ」(CV高山みなみ)
白銀「つまんないよー!何この平和な日々!」
白銀「あれから2週間!特に何も事件は起きてません!」
白銀「わたしの楽しみと言ったらこうやって、入間さんの研究教室のモノチッチの映像を見るだけ!」
白銀「いや、最高に萌えるんだけどね?」
白銀「視聴者様にも萌えていただけてるようで、お陰様で視聴率もずっと良いようで…」
白銀「そう!視聴率がいいせいでモノクマが現状維持決めちゃってるんだよ!」
白銀「折角わたし今作の黒幕なのにこんなのつまんないよー!」
白銀「いつから紅鮭団になったんだよダンガンロンパV3はー!!」
白銀「あー、もう…こうなったら…、わたしがなんとかマンネリ打破するしかないよね!?」
白銀「ToLOVEる的展開でも可…!」
白銀「恋は!スリル!ショック!サ~スペンス!しちゃっても可…!」
白銀「いや、ここは全年齢向けだからエ口グロはソフト表現しかできないんだけどね?」
白銀「あと前回断罪された時に、わたしの愛しのお姉さま候補という設定だった最原くんに」
最原♀『もうみんなに迷惑をかけることはしないと誓ってくれるなら、僕も不問とするよ』
白銀『うん、誓うよ』
白銀「って誓っちゃったしねー…」
白銀「わたしが引き起こしたトラブルってバレちゃったら、幾ら聖人の最原くんでも怒っちゃうと思うんだよね」
白銀「だから、わたしが引き起こしたトラブルってバレないようにやりたいと思うよ!」
白銀「もしくはわたしがやっても許される程度のものを!」
白銀「よーし!久々に視聴者アンケート使っちゃおうかな!」
白銀「ねえ!視聴者様はどの展開が見たいかな!?」
①どこかに3角関係を発生させる
②誰かをそそのかして性転換ライトを使わせる
③新たなカップルを成立させる
④むしろ残りの性転換組の最原と王馬もくっつけ
⑤春川が暗殺者なことをバラして殺伐させようぜ!
⑥お前は黙ってろ白銀!平和な日々をもう少し見せろ!
白銀「さあ!安価下1~下3まで多数決で多かったものをやるよ!」
白銀「もし1票ずつに結果がバラけちゃった場合は、どれかの選択肢が2になるまで下安価だよ!」
白銀「このコロシアイ学園生活の黒幕のわたし的には、②か⑤がコロシアイを引き起こしそうでワックワクのドッキドキなんだけどね?」
白銀「まあどの結果になろうと、ちゃんとアンケート結果通りに行動するけどね!安心していいよ!」
白銀「よーし、それじゃあ結果を待つ間、ゆっくり間食でもしながらモノチッチの映像でも見ようかな」モグモグゴクゴク
上記6種類から1つを選択、安価下1~3
白銀「選ばれたのは、昼ドラでした」
白銀「☆さんも相変わらずなようで元気そうでなによりだね」
白銀「よし!じゃあどこのカップルを三角関係にしちゃおうかな?」
白銀「ひとつ選んでね!」
①入間と東条
②真宮寺と天海
③春川と百田
↓2安価
白銀「満場一致で春川くんと百田くんのとこになりました!」
白銀「さて、三角関係か…、誰を割り込ませようかな?」
白銀「うーん、わたしがいってみるかな?」
白銀「もしわたしが割り込むなら、わたしは前回レズって設定になっちゃったから、狙うなら百田くんだね」
白銀「他に割り込んでくれそうなのはアンジーさんとかかな?」
白銀「彼女、今めっちゃお婿さん探ししてるし」
白銀「アンジーさんそそのかすなら春川さんに走るだろうね」
白銀「皆さんはどっちが見たいかな?」
①白銀
②アンジー
↓1
アンジー影薄いし白銀は前回マークされてそう
白銀「よーし、夜長さんだね!」
白銀「夜長さんは今、自分の研究教室に行ってるみたい」
白銀「早速そそのかしてくるよ!」
ーアンジーの研究教室ー
白銀「夜長さん、今いいかな?」ドアコンコン
アンジー「つむぎー?うん、いいよー!今開けるねー」ドアガチャッ
アンジー「つむぎはアンジーに何かご用なのかなー?」
アンジー「えー?アンジーに恋バナー?」
アンジー「んーっとー、斬美の話でもすればいいのかなー?」
白銀「そのことなんだけど…、ほら、東条さんは入間さんとおつきあいしているでしょ?だから諦めた方が良いと思うんだよね」
アンジー「でもでもー、アンジーにもまだ美兎に勝てちゃうかもしれないよー?」
アンジー「為せば成るって神さまも言ってるよー!」
白銀(思った通りアンジーさんは面倒くさそうだし頑張ってくれそうだね!)
白銀(今東条さんに向けられてる感情を、上手く春川さんに向けられたら面白くなりそうだよ!)
アンジー「……つむぎはアンジーに説教しに来たのかなー?」
白銀「ち、違うよ!わたしは夜長さんのこと思って……」
白銀「新しいお婿さん候補をプレゼンしに来たんだよ!!」
アンジー「アンジーの新しいお婿さん候補?」
白銀「うん!ちなみにオススメは春川さんだよ」
アンジー「魔姫ー?でも魔姫って解斗とラブラブだよねー?」
アンジー「つむぎはさっきは美兎と斬美を引き剥がすなって言ったのに、魔姫と解との間に割り込めって言うんだねー?」
アンジー「あれー?おかしいなー?なんでだろうねー?」
白銀「うん、そのことなんだけどさ…」
アンジー「…んー?」
白銀「夜長さんも知ってるでしょ?春川さんが百田くんにベタついてることをさ」
白銀「あれって、やたら春川さんの一方的な行為に見えない…?」
白銀「そもそもあの性転換事件の日に春川さんは百田くんを襲ってるんだよ?」
白銀「百田くんはほら、処女だったからなんか最初にヤられちゃった男を好きになっちゃうアレだったんだよ!」
白銀「百田くんの為にも、夜長さんが春川さんを奪うのが一番だと思うんだよね」
白銀「これは百田くんと春川さん、2人の為になることなんだよ」
白銀「春川さんも夜長さんとくっつけば、晴れて本当の両思いになれるし!」
白銀「アンジーさんにとっても、春川さんは良物件だと思うんだよね!」
白銀「だって格好いいし、なんか生存能力強そうだし、あと性欲も強いよね?」
白銀「アンジーさんも満足できるんじゃないかなぁって思うんだよね」
アンジー「……んー…」
白銀「春川さんも夜長さんのことを怒ってくれると思うよ?普通に」
アンジー「うーん…じゃあ、魔姫に乗り換えるか神さまと相談してみよっかなー」
白銀(やった!ちょろい!)
白銀「絶対東条さんより春川さんの方が夜長さんにお似合いだって!」
白銀「ほら、東条さんって南国の島なイメージも全然ないし!」
白銀「春川さんが今百田くんに向けてる愛情が全部夜長さんに向けられてら、凄い幸せな気持ちになると思うよ?」
白銀「あと保育士の超高校級って地味に家庭を大切にしてくれる能力だよね!」
白銀「執事な東条さんと違ってさ!」
アンジー「うーん…、つむぎの言うとおりだって神さまも言ってるよー!」
白銀(よっし!!)
アンジー「魔姫が解斗のこと好きなのは充分わかってるけど、アンジーも頑張ってみるよー!」
ー入間の研究教室ー
東条♂「……おかしいわね」
入間♂「おう、どうした斬美」
東条♂「今日は夜長さんがまだ1回も私に話しかけてきてないのよ」
東条♂「いつもはしつこく話しかけてくるのに…」
入間♂「オレ様達のラブラブっぷりをやっと理解して手を引いただけだろ?」
東条♂「それだけならいいのだけれど…」
ー食堂ー
アンジー「ねーねー魔姫ー!アンジーとドロドロになっちゃおうよー!!」
春川♂「は?あんた、東条はどうしたの。いつもは東条に言ってたじゃん」
アンジー「主は言いました。斬美はもう諦めろと」
アンジー「魔姫にすべきだと」
春川♂「待ちなって」
アンジー「もー、魔姫はワガママだねー」
アンジー「それじゃあとりあえず今は解斗を2番目のお嫁さんってことにしておいていいよ?」
アンジー「アンジーを1番のお嫁さんにしてくれるなら、神さまもとりあえずはそれでいいって言ってるよー!」
春川♂「はぁ!!?」
春川♂「あんた、ホントに頭おかしいんじゃないの!?」
春川♂「百田が私の中で2番目になるはずないじゃない!」
春川♂「そもそも何で突然夜長が1番に躍り出てんだよ」
春川♂「私、別にあんたと絆が深まるようなエピソードなんて見に覚えが無いんだけど」
アンジー「なるなるー!魔姫はアンジーと絆が深まるものが欲しいんだねー?」
春川♂「付き合うなんて一言も言ってないよ!」
春川♂「で、なにこれ」
アンジー「アンジーの水着のパンツだよー!これで絆パワーMAXで神っちゃうねー!!」
春川♂「要らないよ!!」床にバンッ
春川♂「私を最原みたいな変態と一緒にしないで!」
春川♂「私が欲しいのは百田のパンツだけ!」
春川♂「他のパンツは要らないよ!」
最原♀(食堂でなんて話してるんだよ…。ていうか普通に春川さんに変態認識されてたし…)
最原♀「アンジーさんまで酷い…」
アンジー「じゃあ次はこれあげるよー!」
春川♂「今度は何?まさか次は水着上とか言わないよね?」
アンジー「アンジーの神ってる絵だよー!」
アンジー「魔姫の似顔絵を描いたから受け取って欲しいなー?」
春川♂「ふーん、似顔絵ね…」
春川♂(…孤児院で年下の子達が私の似顔絵描いたのを思い出すな…)
春川♂「…しょうがないから、それは受け取ってあげるよ」
春川♂「でも私はあんたと付き合う気はないから」
春川♂「とりあえずそれは勘違いしないでほしいんだけど」
春川♂「ふーん」箱カパッ
春川♂「」バターンッ
アンジー「およ?」
最原♀「は、春川さんーーー!!?」
アンジー「やっぱり魔姫はまだ駄目だったんだねー」
アンジー「でもでもー、これから終一みたいにどんどん大丈夫になってくるよねー!」
最原♀「ちょ、これどうするの!?春川さんをこのままにしとけないでしょ!?」
アンジー「じゃあアンジーが魔姫を部屋まで運んどくよー!」
アンジー「ついでに魔姫と柔軟体操しちゃおっかなー?」
最原♀「百田くん早く来てーーー!!」
最原♀「」モノパッドの地図確認
最原♀「百田くんまだ寄宿舎に居るし!!」
白銀(いやー、夜長さん中々やり手だね!)
白銀(あの暗殺者の春川さんを無力化させることができるなんて、凄いよ!)
白銀(まだ春川さんが夜長さんになびく気配は微塵もないけど、1日目でここまでやれたのは中々じゃないかな?春川さん一応プレゼント受け取ったし)
白銀(…今度わたしも何か良いアイデアが思いついたら夜長さんに教えてあげないとね!)
白銀(三角関係はとりあえず達成?したけど、ここで夜長さんが春川さんを奪えたら面白いんだけどなぁ)
白銀(これはちょっと長期戦になりそうかな?)
白銀(うーん…、わたしが関係に手を出せないのがネックだよね…)
白銀(最原くんとの約束があるから目立った行動できないのがねぇ…)
白銀(まあ、塵も積もれば山となって春川さんもいずれ夜長さんの存在を無視できなくなるよ!)
白銀(そうなったら百田くんがどうなるか見ものだね!)
白銀(絶望も前に進むんだよ!)
白銀「いつもニヤニヤV3メンバーの心に這い寄る混沌、黒幕白銀が今日もみんなの心をかき乱しちゃうよ!」
白銀「三角関係の選択肢は現在夜長さんのでやってるから除外して、『アンジーさんの春川さんアタックを観察するか』の選択肢が増えたよ」
白銀「ちなみに、こういうのはどう?ってのがあったらコメントくれたら、なんかいけそうなら次回以降選択肢に加えることも考えるよ」
①誰かをそそのかして性転換ライトを使わせる
②新たなカップルを成立させる
③むしろ残りの性転換組の最原と王馬もくっつけ
④引き続きアンジーの春川アタックの様子を観察する
⑤春川が暗殺者なことをバラして殺伐させようぜ!
⑥お前は黙ってろ白銀!平和な日々をもう少し見せろ!
白銀「前回同様、安価下1~下3まで多数決で多かったものをやるよ!」
白銀「もし1票ずつに結果がバラけちゃった場合は、どれかの選択肢が2票になるまで下安価だよ!」
白銀「今のわたしの気分的には①が見たいかな?」
白銀「まあどの結果になろうと、ちゃんとアンケート結果通りに行動するけどね!安心していいよ!」
白銀「じゃあ結果を待つ間、私は次のコスプレ何しようかなーって妄想でもしてるね、暇だし」
上記6種類から1つを選択、安価下1~3
白銀「①おっしい!おっしい!!」
白銀「まあいいや、最赤なんてなかったんだよ!残念だったね最原くん!視聴者様が望んでいるのは王馬くんとのレズだよ!」
白銀「最近、レズの言葉の意味がちょっとわかんなくなってきてるわたしです」
白銀「……見た目がレズならレズってことでいいんだよね…?」
白銀「ちなみに、『性別が既に変わったままのメンバーにもう1度当てたらどうなるのか』っていう >>65 のコメントに対する返事だけど、そこカメラに映ってなかったけど、実はわたしが断罪された日に既に実験済みで、何も変化は起こらなかったんだよね」
白銀「だから今、入間さんが頑張ってみんなを元に戻す発明品を作ろうとしてるんだよね」
白銀「みんなが元に戻ったらそれはそれで、入間さんと東条さんのカップルと真宮寺さんと天海くんのカップルが今後どうなるのか気になっちゃうね!」
白銀「特に真宮寺さんは主人格が真宮寺くんに戻るのか、姉清のままなのか気になるなー」
白銀「まあそれはともかくまずは最原くんと王馬くんだよ!」
白銀「わたしは何で2人がくっつかないのかよくわかんないから、ストレートにどう思ってるのかとか訊きに行ってみようかな?」
白銀「最原くんと王馬くん、どっちに話聞きに行こうかな」
①最原
②王馬
安価↓1
白銀「なんか上手く聞き出せる気がしないけど、頑張ってみるよ!」
ー寄宿舎王馬の部屋の前ー
白銀「王馬くーん!いるんでしょー?もしもーし!」ピンポピンポピンポーン
王馬♀「あーもう!うるさいよ白銀ちゃん!」ドアガチャッ
王馬♀「で、何?」
白銀「わたしとお話し……んっふふww髪型wwww」
王馬♀「…白銀ちゃんとお話し?…オレ今忙しいからパスね!」
白銀「わーごめんごめん!笑ったこと謝るから!」
白銀「オタサーの姫みたいで可愛いよ!!」
王馬♀「じゃあねー」ドアパタン
白銀「ごめんってば!!」ピンポピンポーン
白銀「えっとね、恋バナしに来たんだよ!」
王馬♀「は?」
白銀「まあ立ち話もなんだし、中入るね?」
王馬♀「いや、そういうのは部屋の主が言うことだよね?」
王馬♀「もー、しょうがないなー。食堂で話聞くだけ聞いてあげるよ」
白銀「え、食堂で?」
王馬♀「…白銀ちゃんは部屋に入れたくないんだよねー」
白銀「あの件以来、ストレートにわたしのこと嫌ってくるね、王馬くん…」
王馬♀「嫌ってないよ!ホントだよ!」
白銀「……」
白銀(嘘だよね?聞き出せるか不安だなぁ…)
白銀(わたし達以外には誰もいないね)
王馬♀「で、恋バナってどういうこと?」
王馬♀「白銀ちゃんが最原ちゃんのこと諦めきれてないから相談にのってほしいってことかな?」
王馬♀「なら普通に聞く相手間違ってると思うよ」
王馬♀「春川ちゃんとか百田ちゃんとかに相談してみたら?人選適当だけど!」
白銀「…わたしは最原さんのことはもう諦めたから、そのことは大丈夫だよ」
白銀(元より興味ないしね…)
王馬♀「ふーん?じゃああと何の話しするの?」
白銀「王馬くんの話しが聞きたいなって思ってるんだよね」
王馬♀「…は?」
白銀「それも嘘なんだよね?わたしにはわかるよ!」
白銀「王馬くんは最原さんのことが好きなんだよね!?」
王馬♀「ん!?」
白銀「この前の償いってわけじゃないけどさ、わたしにその恋の手伝いをさせてほしいんだよね!」
王馬♀「待って!何でオレが最原ちゃんを好きって思ってんの!?」
白銀「え?好きでしょ?」
王馬♀「いやいやいや…」
白銀「こないだ最原さんにナイフゲームを持ちかけて自分のターンでわざと怪我して最原さんに手当させて『最原ちゃんの心をオレでいっぱいにしたよ』とかピクシブや薄い本で見るような台詞言ってたし…」
王馬♀「台詞ピックアップすんのやめて。てか覗いてたんだ?いい趣味してるじゃん白銀ちゃん」
白銀「あ、怒った?ごめんね。でも王馬くん達以外にも他の人達のことも覗いてるし聞き耳立ててるから安心していいよ?」
王馬♀「……ほんといい趣味してるね」
王馬♀「…いや…」
白銀「じゃあそのシチュエーションを最原さん以外でイメージしてみて、他の人にも同じことするの?」
王馬♀「実際にそういうシチュエーションになってみないとオレもどうするかわかんないからなんとも言えないけど、別に…、最原ちゃんに恋愛感情なんて持ってないと思うんだけど…」
白銀「つかぬことを訊くけど王馬くん、今まで恋愛経験ある?」
白銀「どうせ童貞だよね?」
王馬♀「はぁ!?どうせ白銀ちゃんだって処女でしょ!?こんなこと言いたくないけどさぁ!」
白銀「今まで恋愛したことのない童貞の王馬くんにはわかんないと思うけどね、恋ってそういうものなんだよ!?」
王馬♀「童貞じゃないよ!本当だよ!!」
白銀(よしよし、わたしのペースになってきたね!)
王馬♀「悪の総統が童貞なわけないから、訂正して」
白銀(どうでもいいからスルーしとこう)
白銀「最近カップルになった人達って、みんな性転換ライトで性別を変えられた人達だよね?」
王馬♀「訂正してってば」
白銀「あんまりこだわると余計童貞っぽいよ」
王馬♀「……」
白銀「で、最近カップルになった人達って、みんな性転換ライトで性別変えられた人達じゃない?」
王馬♀「まあ、そうだね」
白銀「更に言うと、これはわたししか気づいてない(偶然かもしれない)ことだけど、性転換が確定された順番に恋人同士になっていってるよ!」
白銀「つまり、王馬くんと最原くんは付き合ってしかるべきなんだよ!」
王馬♀「いや、そんなこと急に言われても…」
王馬♀「最原ちゃんとかそれこそ赤松ちゃんばっかり見てるじゃん。どっから来てんのその自信は」
白銀「好きじゃなきゃ一緒にお風呂に入ってほしいなんて土下座して頼まないよね?」
白銀(赤松さん、百田くん、天海くん、茶柱さん、夜長さんにも頼んでたけど、王馬くんは知らないことだろうし黙っとこう…)
白銀「…そういえば結局お風呂駄目だったよね。最原さん、王馬くんのワガママに付き合う1週間の約束の5日目で完全ダウンしちゃって約束破棄ってことになっちゃったから」
白銀「でも好きじゃないとそこまで出来ないよね!あの時の王馬くんのワガママっぷり凄かったし…」
白銀「最原さんの王馬くんへの愛あってのものだよ!!」
白銀(最原くんが変態ガチ勢なだけなんだけどね…)
白銀「ねえ、最原さんはこんなに王馬くんのことが好きなのに王馬くんはどうしてデレてあげないの?」
白銀「デレてあげよ?」
白銀「告白しちゃおう?」
白銀「わたしも気合い入れて手伝うよ?」
王馬♀「えぇ…何勝手に話し進めてるんだよ…」
白銀「性別なんてちっちゃいこと気にしてるから童貞だし処女なんだよ!」
王馬♀「いや、重要なことだよね?」
白銀「天海くんと真宮寺くんとか見てみなよ!元男同士、現女同士で幸せカップルだよ!?」
白銀(真宮寺くんは今中身姉清だけど)
白銀「あと入間さんと東条さんも元女同士、現男同士のホモップルだし!」
白銀「みんな幸せそうじゃん?性別なんてものに囚われてたら損するよ?」
白銀「王馬くん的には初めての恋愛だから慎重にいきたい気持ちはわかるけどさ、うだうだしてたら最原さんなんて美人で頭のいい人、すぐ取られちゃうよ?」
白銀「あ!そういえば赤松さんが男になろっかなーとか言ってた気がする!」
王馬♀「赤松ちゃんが?」
白銀「うん!このままだと最原さんと付き合えないから、最原さんがフリーなうちにやっちゃおっかなーとか言ってた気がするよ!」
白銀(そんなこと言ってないけど)
王馬♀「…なんで白銀ちゃんは赤松ちゃんの恋を応援しないで、オレと最原ちゃんをくっつけようとしてるのかな?」
白銀「ズバリ、わたしのお姉さまにしたかった最原さんが結局ノンケのまま終わったら嫌なだからだよ!」
白銀「最原さんはレズってほしい!」
白銀「だからわたしは赤松さんじゃなくて王馬くんを応援するよ!」
王馬♀「白銀ちゃん、気迫が凄くて恐いんだけど…」
白銀「だってわたしはレズビアンだもの!自分のレズも他人のレズも大好き!」
白銀「レズップルが増える為なら全力出すよ!!」
白銀(いや、本当はホモが好きなの!!!つらい!!!)
白銀(…そろそろ入間☓東条補給しないと…つらくなってきた……)
白銀(マザーモノクマルームに戻ったら、録画してた神回見よっかな…)
白銀「それに、最原さんを恋人にすることができたら、ここから出た時に王馬くんの組織にそのまま誘いやすいんじゃない?こないだ勧誘してたよね?」
白銀(あとはー…、えっと、どうしようかな。次は最原くんのとこ行って適当に王馬くんのこと意識させに行こうかな)
白銀「まあ、まだ時間はあるんだし、よく考えてみなよ」
王馬♀「いや、どうしろってんだよ…。色んな意味で」
白銀「まあまあ、しばらく最原さんのことでも観察したらいいんじゃないかな?」
白銀「そうしたら自ずと答えは見えてくると思うよ」
白銀「最原さんを取られてから改めて最原さんを振り向かせようとしたって、最原さんにも迷惑なっちゃうんだしさ」
白銀「あ、告白したくなったら教えてね?サポートするから!」
白銀「そういえばその髪型は最原さんのリクエストだったんだっけ?告白の時にはその髪型に似合う服でも用意しちゃおうかな?」
王馬♀「なんで話どんどん進めてるの…」
白銀「まあまあ」
白銀(ということで、食堂に王馬くんを置いて出てきたよ)
白銀(これで少なからず最原くんのことを意識してくれるように成ると思うよ!)
白銀(ということで次は最原くんのとこに王馬くんを意識させに行こうかな)
白銀(最原くんは図書室に居るみたいだね)
白銀(何で図書室なんかに(ry
白銀(よーし、頑張っちゃうぞー!これ終わったらイルキル見るぞー!)
ー図書室ー
白銀「さーいはーらさん♪」
最原♀「うわっ!白銀さん!?」
最原♀「……ど、どうしたの?」
白銀(あれ以来、最原くんもわたしのことを多少警戒するようになってしまった)
白銀(わたしが最原くんを狙うレズ的な意味で)
白銀(もし将来わたしが黒幕バレした時には、ノンケだってことと腐女子だってことを伝えて誤解をときたい…)
最原♀「えっと、ここの本で何か性転換に関するものがないかな?って思って探してたんだ」
最原♀「入間さんの発明品が完成するまで何もしないで待っとくのも悪いし」
白銀「なるほどね」
白銀「ところで最原さん、そんな高いところ登ってるからパンツ丸見えだよ」ジーッ
最原♀「えっ!?あ、ご、ごめん…、降りるね」
白銀(何で謝ったんだろう。謝り癖がついてるだけかな)
最原♀「よいしょっと。それで白銀さんはどうしてここに?」
白銀「最原さんと恋バナしようと思ってきたんだよ」
最原♀「えっ…?」
白銀「あ、警戒しないで大丈夫だよ!わたし、最原さんのことはもうちゃんと諦めてるから!」
最原♀「僕の?」
白銀「もう直球で訊いちゃうけど、最原さん、王馬くんのことどう思ってる?」
最原♀「え、何で王馬くん?」
白銀「いいから」
最原♀「うーん…、外見は女の子になってから可愛くなったなーとか思うけど…」
最原♀「内面的には、以前よりちょっと余裕がなくなりがちで焦りやすくなった気がするね。所謂、情緒不安定気味になったというか。女性の方がヒステリーになりやすいというから、女性化したせいでそうなっちゃったんだと思うよ」
最原♀「…ちょっと危ういよね。まさかそこからコロシアイに発展するとは思えないけど、少し不安だね。何か心の拠り所でも見つかればいいと思うんだけど」
白銀(凄い真面目な推察された…)
白銀「…最原さんがその心の拠り所になるっていうのは どうかな?」
最原♀「え!僕!?」
白銀「実は王馬くん、最原さんのことが好きだと思うんだよね!」
最原♀「……確かに変な好かれ方はしてると思うけど、でもそれは恋愛的なものじゃなくて、キーボくんをロボット差別してからかうみたいな、おもちゃ認識されてるだけだと思うんだけど…」
白銀(最原くん…、王馬くんは流石に人間は人間扱いしてると思うの…。おもちゃて…)
白銀(……キーボくんはわからないけど…)
白銀「えっと、王馬くんのキーボくんに向けてる弄り方と、最原さんへの接し方は全然違うように見えるよ?地味にじゃなくてね?」
白銀「最原さんに嘘ついて焦らせることはあっても、傷つけてるところは見たことないし」
白銀(暴言してるのは入間さんとキーボくんだけだろうし)
最原♀「確かに、自分は傷つくことをしても他人にはしてないね」
白銀(ナイフゲームのことを言ってるのかな?)
白銀(うーん、最原くんは話は聞いてくれるけど、やり取りが面倒くさいなー…)
白銀(王馬くん相手ならあっちに喋らせてなるものかってなってこっちもベラベラ虚言言えるんだけどなぁ。これは相性の問題だね…)
白銀(話したところで大抵は冷静に分析されちゃいそうだし、どう納得させたらいいかなぁ…)
白銀(うーん…、ストレートに嘘言っちゃうかな)
白銀「最原さん、これ内緒にしといてくれるかな?内緒にしといてくれるならわたしも教えれるんだけど」
最原♀「…?う、うん。わかった、誰にも言わないよ」
白銀「王馬くん、最原さんのことが恋愛的な意味で好きだから告白したいけど、どうしたらいいのか分からないからアドバイス教えてほしいって、さっきわたしに相談してきたんだよね!」
最原♀「えぇっ!!?」
最原♀「白銀さん、それは王馬くんの嘘だと思うよ!?」
白銀「ううん、わたしには分かるんだ!あれは恋する乙女の目をしていたからガチのやつだよ!」
最原♀「どんな目なんだよ……」
白銀「ほら、2人でナイフゲームしてた時にさ…」
最原♀「あれ?何でナイフゲームしたことを知ってるの?」
白銀「……悪いとは思ったんだけどね、こっそり覗いていたんだよね」
最原♀「王馬くんは危ないことをしようとしていたのは聞こえていたよね?どうして白銀さんは止めてくれなかったの?白銀さんの性格なら止めてくれそうだと思うんだけど…」
白銀(探偵ってホントめんどくさいなぁ、もう……)
白銀「…たまたまウィッグセットしてたから手が離せなかったんだよね。たまたま近かったから、ギリギリ話し声は聞こえたから聞いてたんだ」
最原♀「屋外でウィッグのセットを…?」
白銀「……ウィッグを固める為に使うスプレーがさ、あんまり人体によろしくない感じだから、健康のために外で使ってたんだよね」
白銀「才囚学園は屋外でも風が吹かないから、最適なんだよね」
最原♀「へえ、そうなんだね」
白銀「……」
白銀「まあそのナイフゲームで王馬くん怪我しちゃって最原くんに手当てしてもらってたじゃない?」
白銀「本人に聞いたんだけど、気を引きたくてわざとしたらしいよ」
最原♀「…少しだけ、そんな気はしてたよ…。やっぱりわざとだったんだね」
最原♀「じゃんけんの勝負で延々とあいこを出してくる動体視力を持ってるくらいだしね…」
白銀「ほんと王馬くんって器用だよね~」
白銀「でも恋愛に関しては不器用みたいだね」
白銀「さあ最原さん、君はどうするのかな?」
白銀「わたしとしては王馬くんの恋愛相談にものったし、2人の関係を応援したいかなーって思うんだけど」
最原♀「…白銀さんは2週間前まで僕のことが好きだと言ってたのに、簡単にそんなこと言えるだなんて、やっぱりこの話はおかしいと思うんだけど」
最原♀「普通、もっと失恋を引きずるものじゃないかな?」
白銀(最原くんホントめんどくさいよぉ…!)
白銀「確か最原さん、数日前に赤松さんに告白してふられてたよね?」
最原♀「……どうしてそれを…」
白銀「これもたまたま聞こえちゃったんだよね。盗み聞きばっかりしてるようで申し訳ないけどさ」
白銀(見聞きしてたのは全部モノチッチの映像越しだけどね)
白銀「最原さんが女の子だからって振られちゃってたね。これからもお友達でいようねって言われちゃって」
白銀「まあ赤松さんはノンケだから女の子の体の最原さんにはそういうこと出来ないって思っちゃったんだろうね。女の良さをわからないなんて、赤松さんもまだまだだよねー」
白銀(だからこそ赤松さんが男になっちゃった時、最原くんと付き合いだすのかどうか気になってたんだけど、まあ今回はいいや)
白銀「だからさ、最原さんももう王馬くんでいいんじゃないかな?」
白銀「王馬くんは最原さんのことが好きなんだから、あとは最原さんがOKしてあげたら全てが丸く収まるんだよ?」
白銀(王馬くんはわたしがまだまだ手を回しまくらないとちょっと無理そうだけど、視聴者アンケートに従う為にわたしは頑張るよ!)
白銀「あ、最原さんから告白しちゃってもいいかもね?」
白銀「最原さんがOKしたら絶対成功する告白なんだよ?」
白銀「最原さんは念願の(見た目は)超可愛い彼女ができるし、王馬くんだって心の支えができるんだから、悪い話じゃないんじゃない?」
白銀「…最原さんにも女同士の良さを知ってほしいなあ、わたしとしては」
白銀「わたしはね、自分もレズだけど他人のレズも尊いと思う人間だからね…」
白銀「綺麗な最原さんの綺麗なレズが早く見れたらなあって思うんだ」
白銀(…ちょっと気持ち悪いかもしれないけど、これだけ言っとけばまさか嘘だと疑いはしないよね?)
白銀「…まあ、最原さんもしばらく王馬くんのこと観察しながら考えてみたらどうかな?」
白銀(まあまずはこんなもんじゃないかな?)
白銀(どっちにも相手を観察しながら考えるように伝えてるから、これで少女漫画のような、たまに視線がかち合ってはわわとかもワンチャンあるかもだし)
白銀(いやー、それにしても最原くんめんどくさかったなー)
白銀(最原くん相手だと、まくし立てても丁寧に切り返してきそうだから勢いで流さないでしっかり潰していかないといけないのがホントめんどくさい…)
白銀(さてと、とりあえず今日のノルマは達成したし、自分にご褒美やるかな!)
白銀(ぐふふ……早くトイレからマザーモノクマの部屋に行こう)
白銀(あ、こないだモノモノマシーンで出てきたお菓子と飲み物も持っていこっかな)スタスタ
……
入間♂「なあいいだろ東条?」
東条♂「駄目よ」
入間♂「あ、アタシともうヤりたくないっていうのぉ…?」
東条♂「そ、そういうことではなくて…、えっと、まだまだやらなきゃいけない仕事もあるし…」
東条♂「それに…、こんなこと、よくないわ…」
入間♂「何が良くねーんだ?体が男同士だからいけないってんのか?それとも中身が女同士だからか?」
入間♂「そんなの関係ねーだろ!オレ様はオメーと気持ちよくなりてーからヤりてーんだよ!オメーは気持ちよくなりたくねーのかよ?」
入間♂「こんなコロシアイ生活とかやらされててよお、いつ死ぬか分かったもんじゃねーだろ。ヤれる時にヤった方がぜってー後悔しないでいいだろ!」
東条♂「…男同士だとか女同士だとか、そういうことよりも、私達まだお付き合いしてないじゃない?お付き合いもしてないのに、こんなことしてはいけないと思うのよ」
入間♂「なんだ、そんなこと気にしてたのかよ」
東条♂「えぇっ!?」
入間♂「NOとは言わせねーぞ!」
東条♂「強引な人ね…」
入間♂「嫌いじゃねーだろ?」
東条♂「……」
入間♂「…斬美、好きだ」
東条♂「!」
入間♂「オレ様はもう、斬美なしじゃいられねーんだよ!」
入間♂「そ、それとも、やっぱりアタシじゃ駄目なのぉ…?」
東条♂「……いえ、私も、入間さんのことが好きよ」
入間♂「美兎って言え」
入間♂「まあそれで勘弁してやるよ。ほら早く言えよ」
東条♂「…美兎さん」
入間♂「続きも言えよ」
東条♂「……美兎さんのことが、好きよ///」
入間♂「ケケッ、まあ合格にしといてやるよ。次からは自発的に言えよ?」
東条♂「…それは、依頼として受け取るわね…///」
入間♂「よーっし!無事付き合い開始ってことで、これで遠慮なくヤれるな!?」
東条♂「そ、そうだったわね…///」
入間♂「いくぜ斬美!今晩は寝かせてやんねーからな!!」ガバッ
東条♂「出来れば優しくお願い…ああっ!///」
モノクマ「ここから先は有料会員のみ視聴できます」
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モノクマ「うぷぷ、たったの月額4696円でモザイクなしで好きなだけ美男美女の営みと修羅場を見れちゃうんだから、お得だよねぇ!!」
モノクマ「それじゃあ君達の有料会員登録、待ってるよー!」
白銀「いやー、何度見てもこの入間さんの告白と強引さ、好きだなー♪」
白銀「なによりその後の、初めての合意でのプレイの様子がまたいいね!!」
白銀「それにしてもモノチッチ達も、この頃になるとだいぶこういったものの撮り方が上手くなってきたよね」
白銀「…ブルーレイになんないかなあ、これ」
白銀「……ちょっと無理か」
白銀「よーし、そろそろ部屋に戻るかな。明日は何しよう…」
アンジー「やっはー!魔姫、元気―?隣座るね―!」
春川♂「別に、隣に座るくらい勝手にしたら?」
春川♂「はい百田、口開けて」
百田♀「1人で食えるからいらねーっての;」
アンジー「……」
アンジー「魔姫―」
春川♂「何?」クルッ
アンジー「はい、あーん♡」ヒョイッ
春川♂(…喋りながら振り返ったから口にねじ込まれてしまった…)
百田♀「ハルマキ、いつの間に夜長とそんなに仲良くなったんだ?」
春川♂「別に、夜長が勝手に私にベタベタしてくるようになっただけだよ」
アンジー「んー、それは無理だねー。だってアンジーは魔姫のことが好きになっちゃったからねー」
アンジー「魔姫がアンジーのお婿さんになってくれるまで、アンジーと神さまは頑張るよ―!」
春川♂「邪魔の度が過ぎたら流石の私も怒るからね。…警告はしといたから」
白銀(わたしが元凶って全くバレる様子は無さそうだし、アンジーさんもずっとこの様子ならワンチャンありそうだな…)
白銀(あっちはどうかな?)チラッ
王馬♀「今日こそはちゃんと普通に結んでね?」
天海♀「ポニテっすよね。でも昨日のツーサイドアップも可愛かったっすよ?一昨日のも勿論」
王馬♀「そもそも邪魔だから結んで欲しいって言ったのに、あの何の役にもたってない髪型なんなんだよ」
天海♀「まあ、お洒落ってそういうもんっすから。ね、最原くん」
最原♀「…えっ?あ、ごめん、話聞いてなかったよ。えっと、何?」
天海♀「最原くんがぼーっとしてるなんて、なんか珍しいっすね?」
王馬♀「なんか平和な日しかないけどさ、仮にもコロシアイ生活中なんだし、そんなんじゃ最原ちゃん後ろから襲われても気づかないんじゃない?」
最原♀「それは王馬くんなりに心配してくれてるのかな?」
王馬♀「え」
最原♀「ありがとう、一応気をつけるね」
王馬♀「う、うん」
王馬♀(皮肉なのになあ…)
最原♀(白銀さんの話が本当だとすると、王馬くんは僕に好意を持ってくれてるんだから、きっと心配してくれてるんだろうな)
王馬♀(仮にも超高校級の探偵の癖に腑抜けちゃってるなあ。何かあったのかな?)チラッ
最原♀(でも、あの王馬くんが他人を好きになるなんて考えられないよね…)チラッ
王馬♀「ん?何?」
最原♀「え、いや、なんでもないよ…」視線そらし~
最原♀(なんか視線が合うと気まずいな…)
天海♀「…ポニテできたっすよ」
王馬♀「ありがと天海ちゃん!」
天海♀「今日はリボンどうします?シュシュもありますよ?」
王馬♀「だからそういうのは要らないってば」
天海♀「最原くんは何が良いと思います?」
最原♀「えっ!何で僕に訊くの!?」
天海♀「?昨日も一昨日も最原くんのリクエストでやったじゃないっすか。だから訊いてみたんすけど…」
最原♀「そ、そうだったね…。えっと…じゃあこれで」
天海♀「最原くんほんとこういう可愛いの好きっすよね。…よし、できましたよ」
王馬♀(明らかに態度がおかしいな…)
最原♀「え、な、何かって…?」
王馬♀「なんか今日はいつにもましてキョドってるじゃん」
最原♀(いつもキョドってるように見えてるのか…)
王馬♀「まさかとは思うけどさあ、最原ちゃん、オレのこと…」
最原♀「違うよ!?」
王馬♀「まだ何も言ってないけど」
最原♀「あ、じゃあ続けて…」
王馬♀「殺そうと企んだりしてないよね?」
最原♀「違うってば!そんなこと考えてないよ!」
王馬♀「まあオレも最原ちゃんがそんな度胸あるようには見えないけどさ~」
春川♂「ねえ、今食事中なんだけど」
春川♂「朝から殺すとかなんとかっていうの、冗談でもやめてよ」
最原♀「ご、ごめん…」
最原♀(僕が言ったわけじゃないけど…)
春川♂「何?」
東条♂「私に出来ることなら何でも引き受けるわよ」
王馬♀「うん、デスロードに再挑戦してもらえないかなって思って」
春川♂「は?」
東条♂「…理由を聞かせてもらってもいいかしら?」
王馬♀「入間ちゃんのオレ達の性別を元に戻す発明品って全然開発が進んでるように見えないからさ、いっそ早く外に出て外の研究機関とかに任せた方が早いんじゃないかと思ってさ」
王馬♀「春川ちゃんと東条ちゃんって男になってより凄くなったと思うし、完全攻略できないにしろ、なかなか良いところまで進めるようになってるんじゃないかな?」
王馬♀「で、躓いたところはしっかり記録を取って攻略法を考えれば今後クリアできるようになると思うんだ」
王馬♀「もしそのままどっちかがクリアできたとしたら、それはそれでクリアした人が外に助けを呼びに行けるしさ」
王馬♀「どうかな?」
百田♀「というか、ハルマキにあんな危険なところ行かせられるかよ!」
春川♂「…心配してくれるんだ、百田…///」キュンッ
百田♀「あたり前だろ!!」
入間♂「それに同意だぜ!東条をあんなところにホイホイ行かせらんねーよ!怪我したらどうすんだ!」
東条♂「入間さん…///」キュンッ
王馬♀「まあ、そうなるよね…。でも、このまま入間ちゃんのいつ終わるかわからない発明品の完成を待つよりは…」
春川♂「…第一、私は別にずっとこのままでも良いと思ってるし」
春川♂「外の世界に出るより、百田と一緒なら私はずっとここに居たい」
入間♂「べ、別にコロシアイに制限時間が設けられてるとか、動機が用意されてるとかじゃないしな…」
東条♂「…みんながデスロード攻略に反対するなら、私も行かないことにするわ」
王馬♀「…へー、そう。みんな行かないんだね」
キーボ「え!ボクですか!?突然巻き込まないでくださいよ!」
王馬♀「なんだよー!ロボットの癖に人間の命令に逆らうなよ!」
キーボ「だから王馬くんはロボットを何だと思ってるんですか!訴えますよ!」
王馬♀「じゃあ星ちゃん着いてきてよー。縮地使ったらクリアできるって!」
星「悪いが…、俺は外に出ても檻の中なんでな…」
王馬♀「んー、やる気ないならしょうがないかー」
キーボ「何でボクの時と違ってすぐ引き下がってるんですか…」
王馬♀「……うん、そっか。よくわかったよ」
王馬♀「じゃあオレ部屋に帰るね~」スタスタ
最原♀「えっと、王馬くん。まさか1人で挑戦しに行かないよね?」
王馬♀「流石に1人であんなとこ行くわけないじゃーん!何か他の脱出案考えてみるだけだよ」
最原♀「だ、だよね…」
白銀(いやー、デスロードなんて久々に聞いたね)
白銀(さてと、今日は何しようかな?)
①誰かをそそのかして性転換ライトを使わせる
②新たなカップルを成立させる
③引き続きアンジーの春川アタックの様子を観察する
④最原か王馬の様子を観察する
⑤春川が暗殺者なことをバラして殺伐させようぜ!
⑥お前は黙ってろ白銀!平和な日々をもう少し見せろ!
白銀「前回同様、安価下1~下3まで多数決で多かったものをやるよ!」
白銀「もし1票ずつに結果がバラけちゃった場合は、どれかの選択肢が2票になるまで下安価だよ!」
白銀「どの結果になろうと、ちゃんとアンケート結果通りに行動するから安心していいよ!」
白銀「それじゃあGOGO!」
上記6種類から1つを選択、安価下1~3
白銀「ターゲットは誰にするか悩んじゃうね!」ソワソワ
白銀「わたし的には、夢野さんか赤松さんがいいんじゃないかと思うよ」
白銀「夢野さんはイケメン好きだから、茶柱さんを男体化させる方向にもっていくかとかどうかな」
白銀「赤松さんだと最原くん関係で、赤松さん自身に使う方向で行けそうな気がするな」
白銀「というわけで、夢野さんと赤松さん、どっちをそそのかすか視聴者アンケートだよ!」
①夢野
②赤松
↓1
白銀「ここから巻き起こるドラマは昼ドラか火サスかな?」
白銀「とりあえず赤松さんそそのかしてくるね!!」
ー赤松の研究教室ー
白銀「赤松さん」
赤松「わ!びっくりした!」
赤松「白銀さん、私の研究教室に来るなんて珍しいね?」
白銀「うん、ちょっと話したいことがあって…」
赤松「話したいこと?」
白銀「うん…。実はこないだ立ち聞きしちゃったんだけどさ、赤松さん、最原さんに告白されて振ってたよね?」
赤松「……見られちゃってたんだね」
赤松「…酷い女だと思ってるよね…」
白銀「ううん!そんなことないよ!だって赤松さんはノーマルなんだから、女の子の最原さんと交際できないことはわたしは理解できるよ」
白銀(むしろ最原くんは、自分の性別がどうであろうと女の子相手がいいだけかと)
白銀「ところで赤松さんは、自分と異性なら最原さんと交際できるのかな?」
赤松「え?…う、うん。最原くんはちょっとエッチな人だけど、私には勿体無いくらいいい人だと思うし」
白銀「なるほどね。じゃあこうすればいいんじゃないかな?」
白銀「赤松さんが性転換ライトで男になればいいと思うよ!!」
赤松「ええっ!?それってつまり、性転換ライトで私も一生男として生きるってことだよね?」
赤松「…ちょっと、流石にそれは…」
白銀「うんうん、わかるよ。不安なんだよね?」
白銀「でも大丈夫だよ!だって女子から男子になった人を思い出してみなよ!」
白銀「みんな最初こそちょっと不慣れなことがあったかもしれないけどさ、みんな揃って幸せそうじゃない?」
白銀「性転換するだけで最原さんとお付き合いできちゃうんだよ?」
白銀「きっと、春川さんと百田くんみたいにお似合いのラブラブカップルになると思うよ?」
白銀「うーん、私は最原くんじゃないから下手なことは言えないけどさ」
白銀「男の体になっても、赤松さんは赤松さんのままじゃない?」
赤松「……」
白銀(最原くんは女の子大好きだからどうなるかなー。どうなっても面白そうだからいいけどさ)
白銀(絶対当事者にはなりたくないけど、見る分には楽しいよね、こういうの)
白銀「…迷ってるんだったらさ、1回春川さんとか東条さんに話聞いてみたらどうかな?」
白銀「きっと赤松さんが答えを出す手助けになってくれると思うよ」
赤松「……うん、そうだね。春川さん達に話を聞いてみることにするよ」
赤松「白銀さん、ありがとう」
白銀「ううん、どういたしまして!希望は前に進むんだよ!頑張ってね!」ノシ
白銀「……青春ですなあ…」
ピンポーン
春川「何?しつこいってば夜n……赤松?」ガチャッ
赤松「…春川さん」
春川「私に何か用?」
赤松「うん。もし時間あったらでいいんだけど、春川さんの話が聞きたいんだよね」
春川「こんな生活してるから時間は幾らでもあるけど、何の話が聞きたいのさ」
赤松「…私今、男の子になろうか悩んでるんだよね」
春川「…ふーん。まあとりあえず入りなよ」
赤松「ありがとう。…お邪魔します」
春川♂「で、何で男になりたいのか聞いてもいい?」
赤松「実は数日前、最原くんに告白されたんだよね」
春川♂「へえ」
赤松「でも私、最原くんが女の子だからって断っちゃったんだよね」
春川♂「…まあ仕方ないんじゃない?いつ戻れるかわかったもんじゃないんだし」
赤松「うん、みんなそう言ってくれるんだけど、私酷い女って自分でも分かってるよ」
春川♂「だから、誰もそんなこと言ってないってば」
赤松「最原くん、私に気を使わせないように態度変えずに私に接してくれてるんだ」
赤松「ほんと、最原くんは優しいよね…」
春川♂「それで、何で男になることに繋がるわけ?」
赤松「さっき白銀さんが私の研究教室に来て、最原くんが同性ってことが気になるなら私も性転換ライトを使って男になったら良いんじゃないかって、アドバイスしに来てくれたんだよね」
春川♂「ふーん、白銀が…」
赤松「でも一生を男として生きるってなると、やっぱり不安で…」
春川♂「ふーん、だから私に話を聞きに来たんだね」
赤松「うん、そうだよ」
赤松「だから春川さんが男の子になってから困ったこととか良かったこととか、良かったら聞かせてもらえないかな?」
春川♂「まあ別にいいけど」
春川♂「結論から先に言うと、好きなやつがいれば後はどうとでもなるよ」
春川♂「別にロマン思想ってわけじゃないけどさ、なんか辛いことがあっても好きな人が居れば幾らでも乗り越えられるし…」
春川♂「…あと、最原は元々男だったんだし、何かあれば最原に訊けば?」
赤松「まあ…、それはそうだね」
春川♂「最原に訊きにくいってんなら私に訊いても構わないよ」
春川♂「ちょ、ちょっと!今の私は男なんだからベタベタしないでよ!」
赤松「あ、ごめんね!」パッ
春川♂「ったく…。まあとりあえず、うだうだ悩んでないで、とりあえず男らしくライト使っちゃってから考えていいと思うよ」
赤松「男らしくって…、私はまだ女だよ!」
春川♂「わかってるよ」
赤松「もう…!」
赤松「…春川さん、ありがとうね」
春川♂「別に、お礼言われるほどのことはしてないけどね」
赤松「それでも私の後押しになったんだよ」
赤松「それじゃあ、本当にありがとうね!」ドアガチャッ
春川♂「…一応、よく考えてからライト使うんだよ」
赤松「うん!」
①性転換ライトを借りに行く
②東条にも話しを訊きに行く
③入間にも話しを訊きに行く
④性転換する前に最原と話す
どれか1つ選んでください
↓1
赤松「というかライトは今は入間さんの研究室で保管されてるしね」
ー入間の研究教室ー
赤松「入間さん、今大丈夫?」ヒョコッ
入間♂「あ?なんだ、バカ松かよ」
入間♂「このイケメンすぎる天才発明家入間美兎様に何か用か?」
赤松「実は私、男になろうと思ってて…」
入間♂「はあ!?」
赤松「…それで、男になっちゃった入間さんにも話しを聞こうと思って来たんだよね。もし良かったら話してくれると嬉しいんだけど…」
入間♂「おいおい…、本気か!?」
赤松「…実はまだちょっと悩んでるんだけど、今のところ本気、だよ」
入間♂「…男になるって、アレだよな?二度当てで完全に男になる気なんだよな?」
赤松「うん、そうだよ」
赤松「そ、そういうわけじゃないけど…!///」
入間♂「ん?じゃあ別のヤツか?王馬か?茶柱か?夢野か?」
赤松「……最原くんです…///」
入間♂「ふーん、あんなド貧乳のどこが良いんだか…」
赤松「む!最原くんは確かにちょっと胸が小さいかもしれないけど、美人さんだし、何より優しい人じゃない!」
赤松「ホント、私には勿体無いくらいの…」
入間♂「…勿論ダサイ原には話したんだよな?お前が男になるって」
赤松「…話してはない、けど」
入間♂「は?マジかよ!」
入間♂「お前はアレだな、公共の場でサプライズでフラッシュモブしかけるタイプの人間だな」
赤松「な、何その例え…」
入間♂「自分が相手の立場なら喜ぶだろうからって、ロクに相手のことも考えずに行動しちまうタイプなんだろうなってことだよ!」
赤松「……最原くんが女の子だからって私、振っちゃったけど…」
赤松「でも私が男の子になったら、女の子の最原くんをちゃんと愛してあげれる気がするんだ」
赤松「だから私は、男の子になろうと思って…」
入間♂「そいつはちょっと、『今日は安全日だから中に出しても大丈夫だよ♡』っつって『妊娠しました♡』って言うやつくらいタチがわりーんじゃねーの?」
入間♂「あいつは女の時のオレ様が彼氏にしてやろうと思ってたくれーのやつだからな…」
入間♂「オメーが『最原くんと付き合うために男の子になったよ♡』とか言ったら、そりゃ付き合ってくれるだろうさ」
入間♂「だってあいつからしたら自分のせいで赤松が男になっちまったも同然なんだからな!」
入間♂「その上もし最原が振っちまったら、テメーが男になっちまった意味がホントになくなっちまうからな」
入間♂「オメーがやろうしてることは、そういう最原の優しさにつけこもうとしてる行為なんだよ!わかったかバカ松!!」
入間♂「オメーが本当に最原のことが好きだってんなら、ヤることヤる前にきちんと最原のやつに訊いてこいよ」
入間♂「それとも自信がねーのかよ?ああ?」
赤松「……」
赤松「…そうだったかもしれない」
赤松「私、無意識に最原くんの優しさにつけこもうとしてたのかもしれない…」
赤松「……私、ホント最低な女だね…」涙ぽろぽろ
赤松「…どうしたらいいんだろう……」
赤松「こんな最低な女、最原くんに似合うはずないのに、駄目って思うと余計に好きになってきちゃった…」
赤松「……」
入間♂「だー、もう!辛気くせえ!オレ様の研究教室でメソメソしてんじゃねーぞ!まだフラれたわけでもねーだろうが!」
赤松「…でも私…もう駄目なんだよ……」
赤松「私は、最原くんが思い描いてくれたようないい女じゃないから、もう告白なんてできない……」
赤松「……ありがとう、入間さん。私、もうちょっとで大変なことやらかしちゃうところだったよ」
赤松「ライト借りる前に入間さんと話せて良かったよ」
赤松「…頭冷やすね」ドアガチャッ
入間♂「あ、おい!」
赤松「……」♪サティ、 ジュ・トゥ・ヴ 演奏
赤松「……はぁ…」
赤松(私、みんなに迷惑しかかけてないな…)
赤松(その上自分勝手だったなんて気づかなかった…)
赤松「…………」
赤松(…タイムマシンがあったなら…、今なら、最原くんの告白を受けられる気がするのに…)
赤松(ピアノ弾いても気が紛れないなぁ…)
赤松(ていうか…、完全に曲選ミスだよね、これ…)演奏をやめる
茶柱「あれ、演奏止めちゃうんですか?」
赤松「うわ!びっくりした!」ビクッ
茶柱「す、すみません赤松さん!黙って研究教室に入ってしまいまして…」
茶柱「しかし演奏のお邪魔をするのも、どうかと思いまして…」
赤松「ううん、ちょっとびっくりしただけだから、大丈夫だよ」
茶柱「ああ、いえ、たまたま近くを通りかかりましたら赤松さんの演奏が聴こえてきたので、つい足を運んでしまっただけです」
赤松「へえ、そうなんだ。聴きに寄ってくれて嬉しいな!」
茶柱「赤松さんの演奏は聴いてて心が癒やされますからね!この娯楽の少ない共同生活での貴重な娯楽のひとつですから!」
茶柱「…あ。赤松さんは真剣に弾いてるのに娯楽だなんて言っては失礼ですかね…?」
赤松「ううん、全然大丈夫だよ!全く失礼だなんて思わないし、むしろ娯楽に思われて光栄だよ!それに…」
赤松「嘘だとしても、小さいことだとしても、私もみんなの役に立ってるんだなぁって思えて嬉しいよ」
茶柱「う、嘘じゃありません!転子は本当に赤松さんの演奏が大好きなんです!」
茶柱「だから、もっと自信を持ってください!」
赤松「…うん、ありがとう茶柱さん…」
茶柱(赤松さん、なんだか元気がないご様子ですね…)
赤松「エリック・サティっていう作曲家のジュ・トゥ・ヴっていう曲だよ」
赤松「Je Te Veux は、『あなたが欲しい』っていう意味なんだ」
茶柱「どっひゃー…、凄い意味ですね…///」
茶柱「というか所謂ジュテームってやつのことですかね?」
赤松「うん、そうだね」
茶柱「……」
赤松「……」
茶柱(…は、話が広がりませんね…)
茶柱(このままじゃいけませんね…、転子は元気のない女子の皆さんも元気づけて差し上げなければならないのに…)
茶柱(愚痴りたければ言ってくれると思いますし…、言わないってことは言いたくないことなのでしょう)
茶柱(ならば聞かないであげるのがヒーローとしてあるべき姿でしょう!そうでしょう!?師匠!)
茶柱(こんなことなら中学の時にもっと真面目に音楽をしておくべきでした!中学の時の転子の馬鹿!!)
茶柱(そ、そういえば以前、最原さんにピアノを教えるのが楽しいと言ってましたね…)
茶柱(こんな時に教えてくださるかはわかりませんが、やってみましょう!)
茶柱「…あの、赤松さん」
赤松「ん?何かな茶柱さん」
茶柱「もしよろしければその、転子にピアノを教えてくださらないでしょうか?」
赤松「え?茶柱さんがピアノを!?」
茶柱「はい。勿論その、赤松さんのお邪魔でなければ…ですが」
赤松「ううん、全然邪魔じゃないよ!むしろ、茶柱さんもピアノに興味を持ってくれたみたいで嬉しいなぁ!」
茶柱「演奏を教えていただくお返しに、転子はネオ合気道を教えることしかできませんが…」
赤松(ネオ合気道か…。この監禁生活で体もちょっとなまっちゃってるだろうし、体を動かすのも良いことかもしれないね)
茶柱「はい!おまかせください!!」
赤松(…うん、体を動かして、悪い私はしっかりデトックスしないとね…)
茶柱(空元気かもしれませんが、赤松さんが少し元気になったようで良かったです…!)
茶柱(よーし!転子がまた1人女の子を救ってみせますよ!)
茶柱(見ててください、師匠!)
赤松「じゃあとりあえず…、茶柱さん、ピアノ経験はある?」
茶柱「いえ、お恥ずかしながら全く…」
赤松「じゃあまずは指の基本姿勢を覚えてもらおうかな?その後楽譜の読み方を……」
茶柱(…今の赤松さん、夢野さんが転子にマジk…魔法を教えてくれている時と同じ顔をしていますね)
茶柱(さっきまでの沈んでいた顔とはうって変わってますね)
茶柱(やはり女の子は笑顔が1番です!)
白銀「…はぁ、失敗しちゃったなぁ…」
白銀「あの時入間さんと話しなきゃ最赤ならぬ赤最が多分できたのに、残念だなぁ…」
白銀「入間さん、東条さんと付き合ってちょっと影響されちゃって、他人の気遣いができるようになっちゃった系かな…?」
白銀「まあでも、私はまだ赤松さん男体化を諦めてないよ!」
白銀「男キャラが増える分は大歓迎だからね!!」
白銀「…性転換ライトのせいで女子が増えすぎてるからね…」
白銀「それにしても、赤松さんがちょっと立ち直ってきたようで安心したよ!」
白銀「うーん、赤松さんを次、男体化に追い込む為にはなんて言えばいいかなぁ…」
白銀「…わたし、地味に男赤松さんも好きなんだよね、見た目」
白銀「うん、まあ次頑張るぞー!おー!」
白銀「あ、コメントで『こう言ったら赤松さん堕ちるんじゃね?』ってのがあったら是非書き込んでね!わたし、地味にコメント見てるからさ!」
白銀「無理矢理男体化させるってのは駄目だよ?あくまで赤松さんが自らの意思で男になっちゃうってのがいいんだからさ…」
白銀「今日はこれやったら行動終了だよ!」
白銀「…『誰かをそそのかして性転換ライトを使わせる』っていうのは今日は止めといた方が良いと思うから、選択肢から外しておくね」
白銀「入間さんに警戒されるかもしれないしね…」
①新たなカップルを成立させる
②アンジーの春川アタックの様子を観察する
③最原か王馬の様子でも観察する
④赤松と茶柱の様子でも観察する
⑤春川が暗殺者なことをバラして殺伐させようぜ!
⑥お前は黙ってろ白銀!平和な日々をもう少し見せろ!
白銀「前回同様、安価下1~下3まで多数決で多かったものをやるよ!」
白銀「もし1票ずつに結果がバラけちゃった場合は、どれかの選択肢が2票になるまで下安価だよ!」
白銀「どの結果になろうと、ちゃんとアンケート結果通りに行動するから安心していいよ!」
白銀「…達成できるとは言ってないけど!できるだけ頑張るよ!」
白銀「アンケート結果出るまで暇だから、持ち込んだ薄い本でも読み返してようっと」
上記7種類から1つを選択、安価下1~3
のんびりいきます
白銀「読みふけってる内にアンケート結果も出たね!」
白銀「一瞬、とうとう殺伐になっちゃうかと思ったらそうでもなかったね」
白銀「それじゃ夜長さんの春川さんアタックの様子でも観察するよー!」
白銀「えーっと、モノパットのマップで位置を確認して…っと…」
白銀「うん、春川さんの部屋の前に夜長さんが居るみたいだね」
白銀「それじゃあ寄宿舎に居るモノチッチにチャンネルを合わせて…」カチカチ
白銀「よし、画面に表示っと」
ピンポーン
春川♂「…赤松?」ガチャッ
アンジー「アンジーだよー!」
春川♂「…今度は何の用?」
アンジー「うーんとねー、…」
アンジー「にゃははー!特に考えてなかったよー!」
アンジー「アンジーはねー、魔姫と一緒に居れたら何でもいいんだー」
アンジー「魔姫はアンジーと何したいー?柔軟体操かなー?」
魔姫「別にあんたとしたいことなんて無いよ」
アンジー「そういえば魔姫って今は解斗とお付き合いしてるよねー?」
アンジー「何で今は一緒に居ないのかなー?」
アンジー「愛が冷めちゃったのかなー?」
アンジー「代わりにアンジーと燃えるような愛しちゃうー?」
春川♂「付き合ってるからって四六時中一緒に居るわけないじゃん」
春川♂「…別に私は一緒に居てもいいんだけど、百田の時間も大切にしてあげたいと思うし」
春川♂「……そもそも私が拘束されるのが嫌いだから、百田にも自由で居てほしいんだよね」
春川♂「百田にだって友人関係色々あるんだからさ」
アンジー「でもでもー、それって浮気されても文句言えないんじゃないかなー?」
アンジー「好きならちゃんと見える所で見てた方がいいと思うって神さまも言ってるよー!」
春川♂「私、百田のこと信頼してるから」
春川♂「百田は浮気なんて男らしくない真似しないよ」
アンジー「なるほどー、魔姫は結構純情なんだねー!」
春川♂「その代わり夜はずっと一緒だけどさ」
アンジー「おー!情熱的だねー!」
春川♂「…というか一応、コロシアイ生活とか言われてるしね…」
春川♂「か、彼氏の私が百田を守ってあげないといけないし…///」髪いじいじ
アンジー「いつか魔姫はアンジーのことも守りたいって思っちゃうんだろうねー」
春川♂「は?」
春川♂「ていうか本当用事無いなら帰ってよ」
アンジー「主は言いました。今日は魔姫をスケッチすべきだと」
春川♂「スケッチ?」
アンジー「描かせてくれないかなー?」
春川♂「はぁ…、しょうがないな」
春川♂「それをまた私に見せて気絶させたりしなきゃ別に構わないよ」
アンジー「やたー!やっぱり魔姫は優しいねー!」
春川♂「別に…、部屋に居たってやることないだけだし…」髪いじいじ
春川♂「…それに百田に、もうちょっと友好関係を広げるように言われちゃったんだよね…」
春川♂「だから友達までならなってあげるよ」
春川♂「間違っても恋人なんてならないからね」
アンジー「これでアンジー達はまた1ステップ踏み出しちゃったねー!」
春川♂「…友達になっただけなんだけど…」
アンジー「それじゃあアンジーの研究教室に行っちゃおっかー!」
アンジー「目をつぶっても魔姫の顔を描けるようになるくらい、魔姫の骨格を覚えちゃうよー!」
春川♂「……なんか恐いんだけど…」
夕食時までアンジーにスケッチされて過ごした
白銀(夜長さん、春川さんの懐にズカズカ踏み込んでいってるね)
白銀(口説き始めてから3日目だっけ、それでこれはなかなか上々じゃないかな?)
白銀(シチューうまんい)モグモグ
王馬♀「白銀ちゃん、ちょっといいかな?」
白銀「ん?何?」
王馬♀「ちょっと借りたい物があるんだけどさ…」
白銀「借りたい物?……コスプレ衣装かな?」
王馬♀「ううん、違うよ。白銀ちゃんの研究教室にあるカメラと三脚を借りたいんだよね」
白銀「え?カメラと三脚?何か撮りたい物でもあるの?」
王馬♀「まあね」
白銀「…何撮るか知らないけど、わたしが撮ってあげようか?」
王馬♀「そんなの悪いからいいよー。道具だけ貸してくれたらさ」
白銀「……ちなみに何撮るの?」
王馬♀「内緒!」
白銀「……」
王馬♀「……」
王馬♀「……取説があれば大丈夫だよ!オレ結構電化製品の扱い得意なんだよねー!」
白銀「……」
王馬♀「……」
白銀「…言いたくないんだね。まあいいよ、貸してあげる」
王馬♀「ホント?さっすが白銀ちゃん!」
白銀「代わりと言ってはなんだけどさ、今度王馬くん何かコスプレして撮らせてくれないかな?」
王馬♀「いいよ、そのうちね!」
白銀「じゃあ明後日!明後日の昼時間よろしく!」
王馬♀「明後日?明後日はオレ丁度忙しいんだよねー」
白銀「じゃあ明々後日で」
王馬♀「ごっめーん!明々後日も忙しいんだよねー!」
白銀「もう!一体いつなら空いてるの?」
王馬♀「あ、そうだ!オレの代わりに最原ちゃんで遊びなよ!」
最原♀「は!?;」
白銀「勿論最原さんでも全然面白そうなんだけど、王馬くんのお願いを聞いてあげるんだから、王馬くんがやるべきじゃないかな…?」
王馬♀「じゃあオレが男に戻ったらしてあげるよ!」
白銀「やる気ないなら貸さないよ?」
白銀「別にわたしは貸さなくてもいいし…」
白銀「あ、勝手に王馬くんにカメラ持ち出されないように部屋に持って帰ろうかな…」
王馬♀「仕方ないなー。じゃあ明日の昼いいよ」
白銀「え、明日!?」
王馬♀「ん?何か不都合でもあった?」
白銀「王馬くんって小柄だから、わたしの衣装サイズだとかなりガバガバになるだろうから、明日だと衣装詰める時間が…」
白銀「……あ。入間さんに衣装チェンジライト借りようかな?あれあったら服のサイズぴったりになるし」
王馬♀「……じゃあまあ、それで」
白銀(明日の昼には返してくれるらしい)
白銀(……何撮るんだろう…)
ーマザーモノクマルームー
白銀「はい、というわけで黒幕らしくモノチッチを活用しながら王馬くんを監視しまーす」
白銀「頼むから王馬くんさっさと寝てくれないかなー」
白銀「わたしも早く寝て明日の撮影に備えたいんだよ~…」
白銀「明日の昼返すってことはそれまでに使うんだろうし、寝かせてくれないんだろうなぁ…」
白銀「…まだ部屋に居るね。夜時間の放送まで待つのかな?」
白銀「お、三脚とカメラと何か…本?持って動き出したね」
白銀「…裁きの祠の近くまで移動したね」
白銀「三脚立てて、カメラの設定弄ってるね」
白銀「……うーん、別にあんなとこ何もないよね?」
白銀「雲台つけて……あれ?なんか三脚の角度がやたら上だね?」
白銀「……空撮ろうとしてる?」
白銀「……ねえ、マザーモノクマー」
マザーモノクマ「ん?何?久々に話しかけてきたね」
白銀「あれ夜空の設定ってどうなってるの?」
マザーモノクマ「ええっと、…スタッフと通信して確認してみたところ、夜は適当にCGソフトで作成した星空を映し出してるらしいよ」
白銀「なるほどね…」
マザーモノクマ「まあ元はゴフェル計画の記憶を埋め込む予定だったから、既存の星空の画像は使えないからね」
白銀「…ちなみに星は動いてる?」
マザーモノクマ「まさか星の軌跡を撮る人なんて居ないだろうし肉眼で気づくもんじゃないからって、そんな細かいギミックつけてるわけないってさー!」
白銀「ちょっと待ってよ!まだ何もコロシアイが起きてないのにこれ、下手したら空が架空のものってバレちゃうんじゃない!?」
白銀「まさか地球外だとは思ってくれないだろうし!」
白銀「まず長時間露光で星がブレて軌跡が写ったりしなかったら変に思うだろうし!」
白銀「あと最近、王馬くんがわたしを黒幕的な意味で疑ってる気もするからついでにそれもどうにかしよう!うん!」
大和田にコスプレした白銀(以下、大和田コス)「よし、行くぜ!」
ー裁きの祠の前ー
王馬♀「あれ?おっかしーなー…」
??「何がおかしいって?」
王馬♀「!?」振り返る
最原♀「あ、ごめん、驚かせちゃったかな…」
王馬♀「…何してんの?」
最原♀「いや、夜時間なのに王馬くんが寄宿舎の外に行くのを見かけたから気になって…」
王馬♀「見られちゃったからにはしょうがないね、話すよ!見ての通り星を撮ってるんだよ!」
最原♀「へえ…。そういえば、この生活が始まってから星なんて見てなかったなぁ…」
最原♀「都会より綺麗に見えるね」
最原♀「でもどうして星なんて撮ろうと思ったの?」
王馬♀「うん、星を撮って百田ちゃん辺りに見せてさ、百田ちゃんの星情報を元にこの才囚学園が地球のどこにあるのか調べようと思ってさ」
王馬♀「多分だけど、日本じゃないんじゃないかなぁって思ってさ」
最原♀「えっ?」
王馬♀「オレ達がここに来て1月くらい経ったけどさ、温度は一定で別に暑くなった気も寒くなってきた気もしないし、雨も降らないし…。ちょっとおかしくない?」
王馬♀「もしくは、どこかの巨大な室内とかだったりしてとかも思ってるんだけど」
王馬♀「室内なら気温一定にも納得だし、雨降らなくても当たり前だし…」
王馬♀「…まあ室内だとしても、日本でこんな規模の建物作ってその中で才能ある高校生同士をコロシアイなんて考えられないし…」
最原♀「うーん…、それはちょっと発想が突拍子もなくないかな?」
王馬♀「そう?」
最原♀「もし海外だとしたら、無事脱出できた後も色々不安だね…」
最原♀「ところで、星を撮るなら寄宿舎の近くでも良かったんじゃないの?」
王馬♀「……なんか近くに光源があると、それが写真に写り込んじゃうんだって。このカメラの本に書いてたからさ」つ本
最原♀「へえ、そうなんだね」
王馬♀「…ところで最原ちゃん、まだ寝ないの?」
最原♀「そろそろ寝ようと思うけど…、王馬くんはまだ撮るの?」
王馬♀「うん。折角だし星の日周運動も撮影してみたいなって思って」
最原♀「そうなんだ。じゃあ、ちょっと冷えるから気をつけてね、おやすみ」
王馬♀「うん、おやすみー」ノシ
白銀(やっと最原くん行ったか…。2人まとめて気絶させようかと思っちゃったよ…)遠目から様子を伺い
王馬♀「…普通こんだけシャッター遅くしてれば、星が動くからブレて軌跡が写るもんなんだけどなぁ…」
ガサッ
王馬♀「最原ちゃん?まだ何か用事?」
大和田コス「いや、俺だ」CV中井和哉
王馬♀「んん!!?誰!!?」
白銀(ふっふーん!王馬くんが知らないこの大和田くんになることで、よくわかんない他人に変装してるようなものなんだよ!謎の技術で声と体型まで変えられちゃうしね!)
白銀(大和田くんらしくちょっと馬鹿っぽく喋ろーっと)
大和田「俺は黒幕だ」
王馬♀「はあ!?;」
王馬♀(ええ…、まじで?こんなのが?すっげー予想外なんだけど…)
王馬♀(でも全く見たことない人がいきなりこんなところに出てくるってことは、多分何かしら黒幕に繋がってる人なんだろうけどさ…)
王馬♀(…てっきり白銀ちゃんか夜長ちゃんかキーボ辺りだと思ってたんだけど…)
王馬♀(いや、白銀ちゃんの変装ってことも……流石にないか…。特にボイチェンついてるように見えないのに声も変わってるし、流石に体型もありえないし…)
王馬♀(……何この超展開)
大和田コス「おう。オメーに文句言いに来たんだよ」CV中井和哉
大和田コス「ていうか逃げんじゃねえ!!」首掴んで持ち上げ
王馬♀「ぐえ、死ぬ死ぬ!!黒幕が手出していいのかよ!?」
大和田コス「ガキはとっとと寝やがれってんだ!!」顔殴り
王馬♀「いや意味わかn……」
大和田コス「……気絶したか」確認&ぽいっちょ
白銀(さてさて、カメラのデータを拝見…)
白銀(あー、よく撮れてるねー…)
白銀(削除削除っと…)
白銀(そしてカメラと三脚を倒して…)そっと地面に置く
大和田コス「おいモノクマ!」CV中井和哉
モノクマ「ん?何?」
大和田コス「明日から夜の映像は星1つ見えねー曇り空にしやがれ!まだこの真実をあいつらが知るには早すぎるからな」
モノクマ「うん、伝えとくね―」
白銀(うーん…。まあ、このくらいの気温なら放置してても凍死はしないかな)
白銀(風邪は引きそうだけど、仕方ないよね)
白銀(あとは適当にこの辺の土に大和田くんの大きな足跡をつけて…っと)
白銀(周りには…うん、誰もいないね。一応モノパットもチェックしたし)
白銀(舗装した道の上に立ってコスプレオフ!)
白銀(よーし、さっさと帰って寝よう)スタスタ
赤松「それじゃあ茶柱さん、今日はよろしくね!」
茶柱「はい、こちらこそ!」
夜長「なんじゃ、お主ら随分仲が良いのう」
茶柱「今日は赤松さんにネオ合気道を教える約束をしていたんですよ!」
茶柱「あ、夢野さんもご一緒いかがですか!?」
夢野「…んあー、ウチはいい。めんどいからのう…」
茶柱「そ、そうですか…、残念です…」
東条♂「…おかしいわね」
入間♂「どうした斬美」モグモグ
東条♂「そろそろ来てもおかしくないのだけれど…、王馬くんがまだ来てないのよね」
入間♂「そういやいねーな。まあまだ寝てんじゃねーの?」
入間♂「斬美に世話かけるなんざ許せねーな。今度爆音の目覚まし時計でも発明してやろうかな」
最原♀「……」モノパッドチラッ
最原♀「あ……」
星「どうした、最原」
最原♀「あ、いや…、モノパッドのマップで王馬くんの居場所を見てみたら、その、裁きの祠の前で……」
茶柱「あのよくわからない建物の前ですか…」
天海♀「なんで裁きの祠の前なんかにいるんすかね?」
最原♀「…実は昨日の晩、そこで王馬くんに会ったんだ」
最原♀「まさかずっとあそこに居たなんて、ちょっと考えにくいけど…」
ゴン太「えっと、なんで考えにくいの?」
最原♀「王馬くん、昨晩会った時にはそこで『星を撮影してる』って言ってたんだ」
星「……」
最原♀「…夜空の」
最原♀「うん。それに、もし一晩中起きてたならきっと眠たいだろうから、他に用もないのに居るとは考えにくいんだ」
東条♂「じゃあ何か他に用があったのか、トラブルにでも巻き込まれたってことかしら?」
東条♂「…心配ね。私はちょっと様子を見てくるから、みんなはこのまま朝ご飯を食べててちょうだい」
最原♀「僕も行くよ。最後に会ったのは僕だし、なんだか気になっちゃうから…」
東条♂「じゃあ私と最原くんが様子を見てくるわね。必ず報告しに戻るから、みんなはご飯を食べててちょうだい。コーヒーのおかわりならそこにあるわ」
茶柱「ま、まあ、あんまりぞろぞろ皆さんで行っても大げさですしね…」
春川♂「…何にもないといいけど」
最原♀「なんか、寄宿舎の近くだと寄宿舎の灯りが写真に写るからとか言ってたよ」スタスタ
東条♂「確かにそうね」スタスタ
東条♂「で、あれが裁きの祠ね。王馬くんは昨日どこで撮影していたのかしら?」
最原♀「えっと、確かこっちの方で…」
最原♀「あ!王馬くん!!」
東条♂「…三脚が倒れているし、大きな靴跡が周りについているわね」
東条♂「ポニーテールで仰向けで寝れるわけないし、状況的にも眠ってしまったというわけではなさそうね…」
最原♀「…良かった、脈はあるよ」
東条♂「…王馬くん、起きてちょうだい」肩トントン
王馬♀「うう…」
東条♂「大丈夫かしら?」
王馬♀「うーん…、頭痛いかも…。嘘じゃないよ…」
東条♂「頬が腫れていて、頭部にこぶもできていて…おまけに風邪もひいてしまったようね」
王馬♀「あーもう、最悪…」
東条♂「王馬くん、歩けるかしら?それとも私が運びましょうか?」
王馬♀「うーん……あ、なんかどっかで変に足捻っちゃってるみたい」
王馬♀「東条ちゃんおぶってー」
東条♂「……どうやら本当のようね。右足首が腫れているわ」
王馬♀「疑り深いなあ、流石にこんな状況で嘘つかないってば…」
東条♂「じゃあ私は王馬くんを運ぶから、最原くんは他の物をお願いできるかしら?」
最原♀「カメラと三脚とカメラの本…だけかな?うん、わかったよ」
東条♂「それじゃあ行くわよ」お姫様抱っこスタイル
王馬♀「おんぶでいいのに…」
東条♂「こっちの方が、抱える時にも降ろす時にも王馬くんの足に負担がかからないわ」
最原♀(東条さん、格好いいから様になるなぁ…。執事だもんね、今の格好…)
東条♂「王馬くん、部屋の鍵を出して頂戴」
王馬♀「はいはいっと」つ鍵
最原♀「じゃあ僕が開けるね」ガチャッ
最原♀「はい、東条さんどうぞ」ドアおさえ
東条♂「ありがとう」
東条♂「……」
王馬♀「ん?どうしたの?」
東条♂「いえ…、今の王馬くんは泥だらけだからこのままじゃベッドを使わせられないわね。一旦シャワールームに降ろすわね」
王馬♀「はいはい…」
東条♂「えっと、とりあえずみんなに報告をして、倉庫に風邪薬と湿布薬と医療用テープと冷却シートとタオルを取りに行って、あと薬を飲む為にお粥も食べさせなければね」
東条♂「申し訳ないけれど最原くん、私は15分で戻ってくるからその間に王馬くんを着替えさせてもらえないかしら?」
最原♀「えっ」
東条♂「…同性でしょ?ついでに、髪にもドロがついてしまっているから、濡れタオルで拭いてあげてね」
最原♀「あっはい」
王馬♀「…じゃあ取り敢えず靴脱がして。右足腫れてるから注意してね」
最原♀「はい」靴脱がし
王馬♀「靴下も」
最原♀「…はい」靴下脱がし
王馬♀「…うっわー、めっちゃ腫れてんじゃんやっべー」
王馬♀「ほら最原ちゃん見て見てー」足プラプラ
最原♀「痛々しいから!;」
最原♀「…ていうか王馬くん、何であそこで倒れてたかそろそろ訊いてもいい?」
王馬♀「えー…」
①情報は共有したほうがいい、話す
②最原にも危害が及ぶかもしれない、話さない
↓1どちらか安価
最原♀「え、見知らぬ男…?」
最原♀「僕達以外の学園に居る人物っていうことは、…ひょっとして黒幕側の人間?」
王馬♀「うん、黒幕を自称していたよ」
王馬♀「なんか、見た目はザ・暴走族って感じの男でさ…。黒幕っぽいイメージはなくてびっくりしたなー」
王馬♀「声と体格的に、オレらの中の誰かが変装したってわけじゃないと思うけど……」
王馬♀「だからってオレらの中に黒幕の内通者が居ないとは限らないんだけどさ」
最原♀「…でも僕的には、ちょっと安心したな…」
最原♀「だって僕らの中に必ず裏切り者が居るってわけじゃなくなったから」
王馬♀「これで安心しちゃうのもどうかと思うけどね…」
王馬♀「別に詳しい事情を話してもいいんだけどさあ、オレをいつまでこんなとこに座らせとく気なわけ?シャワールームの床冷たいし…」
最原♀「あ、ごめん…。そうだよね、落ち着いてから話したいよね」
王馬♀「ほんと最原ちゃんって気が利かないよねー。早くクローゼットから着替え持ってきてよ」
最原♀「う、うん…」パタパタ…クローゼットガラッ
最原♀(……派手だな…)
最原♀「えっと…、下着はどうする…?」
王馬♀「最原ちゃん居るのに脱ぐわけないよね?」
最原♀「え…その言い方は酷くない…?」
王馬♀「勿論冗談だよ!最原ちゃんは変態だけど無害なヘタレ野郎ってことはよく理解してるからね!」
最原♀(結局悪口なのでは…?)
王馬♀「やっとベッドに座れたよー」
最原♀「なんか久しぶりに王馬くんが髪下ろしてるところ見た気がするな」
王馬♀「そうだっけ」
王馬♀「で、詳しく話聞きたいんだったよね」
最原♀「うん」
王馬♀「えーっと、まあさっき言ったところと重複してる箇所があるかもしれないけどさ、写真撮ってたらやって来たその自称黒幕は、身長が190くらいあるやつで、なんか胸筋もなかなか凄かったね。髪型はリーゼントで、服装は黒っぽくて……。容姿で覚えてるのはそれくらいかな?」
王馬♀「で、オレが『誰?』って訊いたら『俺は黒幕だ』と言い出してさ」
王馬♀「頭おかしいと思ったけど、まあ本当に黒幕だとしたら、こんなコロシアイさせること自体頭おかしいことだよね」
王馬♀「…ちなみにそいつが現れるまでオレの黒幕予想は、白銀ちゃんか夜長ちゃんかキーボ辺りかと思ってたんだよ」
最原♀「…?なんでそのメンバーなの?」
王馬♀「あの議論の時オレの喋ろうとすることにいちいち台詞被せてきたし…」
王馬♀「まあ他のメンバーにも台詞被されちゃったけどさー」
王馬♀「次に夜長ちゃんだけど、唯一研究教室に鍵がついてるのが普通に怪しくない?」
王馬♀「作業する時に集中できるようにってことだったけどさ、きっとあの研究教室の中には隠し扉でもあって、そこで黒幕としてなんかしてる!って思ってた」
王馬♀「あとはキー坊だけど、まあこれは普通にロボットだからだね!」
最原♀「ロボット差別でオチつけなくても…」
東条♂「戻ったわ。具合はどうかしら?」ガチャッ
王馬♀「最悪だよ!だって最原ちゃんにセクハラされたからね!」
最原♀「してない!!ほんとにしてないから!!東条さんそういう目で見ないで!!」
王馬♀「うん、嘘だよー」
東条♂「…はぁ…」
王馬♀「なんだよそれ!名誉毀損だよ!オレあんなとこで寝ないし!」
東条♂「でも、不確定な情報を言ってみんなをいたずらに混乱させてしまうよりは良いかと思って…」
東条♂「ちゃんとしたことが分かって、みんなに伝えるべきだと判断したらその時改めてみんなに真実を伝えるわ」
最原♀「うん、僕もそれがいいと思う」
東条♂「とりあえず王馬くん、おかゆを食べなさい。それ食べないと薬が飲めないから」
東条♂「その間に足の手当をしておくわね」テキパキ
王馬♀「…味うっす!東条ちゃん塩持ってきて―。あとプァンター」モグモグ
東条♂「…お昼ごはんの時にジンジャーエールを持ってきてあげるわ。生姜増量しておくわね」
王馬♀「えー…、まあいっか」
最原♀「…なんか、結構元気そうでよかったよ」
東条♂「そうね」
王馬♀「というか最原ちゃんにもまだ話途中だったし、まあ、1人に話すも2人に話すもあんまり変わらないからいいよ」
王馬♀「かいつまみながら話すと、えーっと、昨日星空を撮影してたら最原ちゃんがやってきて、ちょっと話して最原ちゃんが寄宿舎の方に帰って行ったら、暴走族の風貌をした大柄な男がやってきて『俺は黒幕だ』とか言い出して、とりあえず逃げようとしてたオレの首掴んできてその後顔殴られちゃったんだよねー」
王馬♀「オレはそれから東条ちゃんに起こされるまで気絶してたみたいだね」
最原♀「こんなこと言っても今更かもしれないけど、僕がもう少しあの場に居れば良かったよね…」
王馬♀「んー、最原ちゃんが居たところであんま変わんないと思うなー。東条ちゃんならまだしも」
最原♀「……」
東条♂「今の最原君は女性だもの、仕方ないわ」
王馬♀「いや最原ちゃんとか、ぶっちゃけ男でも大差ないよね?」
最原♀「…そうだよね…」
東条♂「…話を戻しましょう」
東条♂「その男は今までどこに居たのか、何故王馬くんを襲ったのか、何故殺さなかったのか、その男は本当に黒幕なのか、…ってとこかしらね、気になることは」
王馬♀「今までどこに居たのか、かあ…」
王馬♀「きっとどこかに外へ通じる抜け道とかあって、普段は外に居るか、隠し部屋にでも篭ってるんじゃないかな」
王馬♀「それにしても、あんな暴走族みたいなヤツが普段食堂の食材補充とかしてるとか思うと、ちょっと笑えちゃうよねー」
東条♂「何故今までその男に会うことが無かったのかしら…」
最原♀「考えられるのは、食堂に床下とかから直接外へ通じる抜け道でもあって、そこから食材の運搬をしていたから会わなかったとかかな…?」
王馬♀「それかやっぱり監視カメラでも仕掛けてて、カメラを確認しながらみんなに会わないようにしながら移動してたとか?」
東条♂「一応、食堂を調べてみる必要はありそうね」
王馬♀「まあ、食材の運搬とかモノクマにでもやらせとけば絶対オレらには見つからないし安全だから、それを調べてもあんまり意味ないかもね」
東条♂「王馬くんは黒幕に何か恨みをかわれることでもしたのかしら?殺されない程度の」
王馬♀「恨みー?多分無いと思うよ。昨日初めて会ったやつだったし、多分」
最原♀「うーん…、王馬くんの行動で何か黒幕の不都合なことでもあったんじゃないかな?」
最原♀「例えば、襲われる直前まで行っていた撮影が何か不都合なことでもあったとか…」
東条♂「…そういえば王馬くんは何故星を撮影していたのかしら?」
王馬♀「昨晩最原ちゃんにも言ったんだけど、オレはこの才囚学園は日本にあると思ってないんだよね」
王馬♀「だから星を撮って百田ちゃんに見せて、それが今の時期地球のどこからだったら見える空なのか教えてもらって、大体の位置を把握しようと思ったんだ」
王馬♀「…あと、実は室内なんじゃないかってのも疑ってたから、星の軌跡でも撮ってやろうかと思ってたんだよね」
王馬♀「星の動きなんて肉眼ではわからないから、オレみたいな撮影しだすことするヤツでも想定してないと、星の画像に動きをつけるなんて芸の細かいことするとは思えないし…」
東条♂「なるほどね。襲われたタイミング的に、星空に秘密がある可能性も充分あるわね」
最原♀「…一応撮影された画像の確認する?」
東条♂「そうね。もしそれが原因で襲われたとすれば画像は無事ではないでしょうけど、無事でないならそれはそれで星の写真が何か黒幕の不都合なことなのは確かということがわかるわね」
最原♀「どうしたの?」
東条♂「いえ、電源が入らないわね。…というか、一晩中電源がついてたようだから、電池が無くなっただけだと思うわ」
王馬♀「予備のバッテリーも借りたから、それ入れたらつくと思うよ」
王馬♀「さっき脱いだ服のポケットの中に入れっぱなしだったから、それ取ってよ。シャワールームにあるよ」
東条♂「もう…、洗濯に出す前に異物はちゃんと出しておく癖をつけなさい、王馬くん」
王馬♀「うん、覚えてたら次気をつけるよ!」
東条♂「…あったわ、バッテリーを変えるわね」ガチャッ
東条♂「良かった、電源は入ったわ。カメラは壊れてないようね」
最原♀「写真はどうかな?」
東条♂「……無いわね。SDカードはちゃんと入ってるようだけど」
最原♀「発見した時三脚についてたカメラが倒れていたけど、倒れた衝撃でデータが壊れたとか飛んだという可能性はないかな?」
東条♂「無いとは言い切れないけど、あまりそういったトラブルは聞かないわ」
王馬♀「これは今晩も検証が必要だね。白銀ちゃんにカメラ延長レンタル頼まないとねー」
東条♂「勿論1人では行かせないわよ」
王馬♀「今晩は百田ちゃんでも誘おっかなって思ってるよ」
東条♂「女性2人だけというのも心配ね…。私も時間が空いてればいいのだけれど…」
王馬♀「多分春川ちゃんもついてくると思うから大丈夫だよ!」
王馬♀「最原ちゃんも良かったらどう?」
最原♀「うん、僕も気になるし行くよ」
東条♂「最原くん、王馬くんは一応今風邪を引いているのだから無理をさせては駄目よ」
最原♀「う、うん…」
東条♂「では次の議題を話しましょう」
最原♀「仮に直接的な黒幕じゃないにしろ、状況から考えて何らかの黒幕の関係者だろうね」
王馬♀「オレらは監禁生活中だもんね。急に関係ない第三者がぽっと出で現れたらビックリだよ!」
東条♂「そうよね。……ねえ、」
東条♂「『黒幕を名乗る大男が急に現れて、1人で居る王馬くんを襲った』」
東条♂「これを他のみんなに言っても大丈夫なのかしら?」
東条♂「警戒を促すべきだとは思うのだけれど…、余計な心配をさせるのではないかとも思うのよ」
東条♂「多分、王馬くんみたいなイレギュラーな行動をしなければ大丈夫だとは思うし…」
東条♂「黙っているのも1つの優しさだと思うけど、最原くんはどう思う?」
最原♀「そうだな…」
①警戒するにこしたことはない、みんなに話そう
②みんなを不安にさせたくない、僕達だけでなんとかしよう
↓1どちらか安価
東条♂「了解したわ」
王馬♀「ということは、オレが眠りこけて風邪引いたって嘘が真実ってことになっちゃうんだね。…まあいいけど」
東条♂「それじゃあ私はこれから王馬君の服を洗濯してから通常の業務に戻らせてもらうわね」
東条♂「次はお昼ごはん時にまた来るわ。何か用事があったら……そういえばここには呼び出しが出来るものが無かったわね…」
王馬♀「何かあったら最原ちゃんをパシるから大丈夫だよ!」
最原♀「ええっ!僕ずっとここに居るの!?」
王馬♀「見知らぬ男に襲われたばっかりってのにオレを1人にしちゃうのー?えー、意外と薄情だなー最原ちゃんは」
王馬♀「…なーんてね!」
最原♀(…どうしようか…)
①1人でも大丈夫だろう
②1人にしておけない
↓1どちらか安価
最原♀「…わかったよ、ここに居るよ」
王馬♀「あれ、ほんとに良いの?暇つぶしの話し相手ができてラッキー!」
最原♀「あはは…」
東条♂「それじゃあお昼ごはんは最原くんの分も持ってくるわね」
東条♂「それと、今晩もカメラを引き続き借りることを白銀さんに許可取っておくわ。それにバッテリーの充電器も借りないとね」
東条♂「あと、百田くんと春川さんに天体観測の件を話しておくわ。時間は昨日と同じの夜時間が開始した辺りで如何かしら?」
王馬♀「うん、それでオッケーだよ!」
東条♂「お昼になる前に一度ポカリを作って持ってきておくわね。冷却シートや薬類はここに置いておくから、頭が痛くなったり熱くなったら使ってちょうだい」
東条♂「何か他に必要なものはあるかしら?」
王馬♀「うーん、多分大丈夫かな?」
東条♂「じゃあ次はお昼頃に来るわ。王馬くん、それまでにおかゆを食べて薬を飲んでおくのよ」
東条♂「最原くん、私が出ていったら部屋の鍵を閉めておいてちょうだいね」
最原♀「うん」
東条♀「じゃあ、くれぐれも安静にね」ドアパタン
入間♂「斬美」
東条♂「あら、美兎さん。私に何かご用かしら」
入間♂「ああ。ちょっと話いいか?」
東条♂「ええ。…どこか別の場所で話しましょうか?」
入間♂「いや、すぐ終わるからここでいい。お前も忙しいようだしな」
東条♂「そう?それで話って…?」
入間♂「…性転換を直す装置だが、今結構いいところまで来てるんだ」
入間♂「これからゴン太の虫を借りて実験する段階だ」
入間♂「近いうちに完成するかもわかんねーって感じだな」
東条♂「流石美兎さんね。素晴らしい成果だわ」
入間♂「それで…、斬美に訊きたいことがあるんだけどよ…」
東条♂「何かしら?」
東条♂「…どうかしらね…。前も言った通り、私は男の姿の方が力仕事が捗るから、使わないかもしれないわ」
入間♂「そうか…」
東条♂「美兎さんは使うのよね?」
入間♂「……一応、使う予定ではあるな。お前の返答次第だがよ」
東条♂「私の?」
入間♂「…斬美は、アタシが女に戻っても恋人で居てくれるのぉ…?」
入間♂「き、斬美がもし男のアタシが好きだっていうなら…、アタシは男のままでいるけどぉ…」オドオド
東条♂「…美兎さん、私はあなたの中身を好きになったのよ」
東条♂「私はあなたに添い遂げたいと思っているわ」
入間♂「!」
東条♂「…逆に意地悪な質問をしてしまうけれど、私が女に戻ってしまってもあなたは私を愛してくれるのかしら?」
入間♂「あ、当たり前だろ!最初こそ外見で惚れたが、今はお前の全部が好きなんだよ!だから女に戻ったからって関係ねー!!」
東条♂「そう。…安心したわ」
入間♂「う、疑ってたのかよ…」
東条♂「少しだけね、ごめんなさい」
入間♂「まあいいけどよ…」
王馬♀「…………冷えピタ取って…」
最原♀「あ、はい…」つ冷却シート
最原♀(さっきまでは空元気だったようで、東条さんが出ていくと急にぐったりとしてしまった)
王馬♀「…………風邪薬取って…」
最原♀「でも王馬くん、まだあんまりお粥食べてないよね?今薬飲むと胃が荒れちゃうよ…」
王馬♀「んー…そこに胃薬とか置いてないの?」
最原♀「一応あるけど…」
王馬♀「じゃあそれ飲むから平気…」
最原♀(よくわかんないけど、飲み合わせとか大丈夫なのかな…?)
王馬♀「……」
最原♀(薬を飲んで布団に潜ってしまった…)
最原♀「……」
最原♀(どうしよう、何もやることがないぞ…)
最原♀(えっと、東条さん他に何持ってきたかな?)
最原♀(あ、体温計があるな。一応測ったほうがいいかな?)
最原♀「えっと王馬くん、体温計あるし、一応体温測る…?」
王馬♀「……オレ、体温測って高熱自覚すると気分悪くなるタイプだから無理…」
最原♀「なにそれ…。いやでもここにあるってことは、測っとけってことかもしれないし、東条さんに後で聞かれた時困るから測ろうね?」
王馬♀「えーやだー…」
最原♀「もー…、体温計入れるよ?」
王馬♀「最原ちゃんのエッチー」
最原♀「脇に体温計入れただけなんだけど…」
最原♀「あ、終わったみたいだね」
最原♀「どれどれ…38.3度だね。高めだね…」
王馬♀「最悪…何で言うの…」
最原♀「ご、ごめん…」
王馬♀「オレ平熱は35度台だから…」
最原♀「平熱低いね…、まあ僕もだけど…」
最原♀「…ねえ王馬くん、夜星見る時そんな様子で大丈夫?」
王馬♀「別に昨日みたいに一晩中外に出てようとは思わないよ」
王馬♀「それに一晩中なんて百田ちゃんが…というか春川ちゃんが付き合ってくれないでしょ」
最原♀「まあ、そうだろうね」
王馬♀「ていうか寝ていい?」
最原♀「あ、うん、どうぞ」
最原♀(こんなことになるなら東、条さんに何か本でも持ってきてくれるように頼めば良かったかな…)
最原♀(…王馬くんが図書室から持ってきたと思われるカメラの本でも見ようかな)
最原♀(色んなシチュエーションや物体の撮影の仕方が載っているね)
ピンポーン
最原♀「?はい…東条さん?」
白銀『わたしだよ!王馬くんが風邪引いちゃったんだってね?お見舞いに来たよ!』ドア越し会話
最原♀「…王馬くん、白銀さんがお見舞いに来たらしいけど、どうする?」
王馬♀「えー、白銀ちゃんー…?」
①室内に入れる
②気分が悪いと追い返す
↓1安価
最原♀「わかったよ。じゃあ開けるね」ガチャッ
白銀「おじゃましまーす。王馬くん、風邪大丈夫?」
王馬♀「うん、全然へっちゃらだよ!でも東条ちゃんが寝とけって言うから仕方なく寝てるんだけどねー」
白銀「そうなんだね。…うん、咳も出てないし鼻が出てるわけでも無さそうだね。熱がちょっとあるだけかな?」
白銀「…東条さんが言ってたんだけど、最原くんは看病してるんだよね?」
白銀「でも王馬くんも元気そうだし、もう良いんじゃないかな?ほら、最原くんだってやりたいことあるだろうし…」
最原♀「…でもちょっと心配だし、もうちょっと看病しておくよ」
白銀「…ふーん」
白銀「あ、そうだ!わたしリンゴ持ってきたよ!やっぱりお見舞いと言えば果物だよね!剥いてあげるね!」ショリショリショリ…
白銀「はい、どうぞ!」つウサギりんご
白銀「前は果物でも持って来いって言われちゃったからねー…」
最原♀「…白銀さん、あんまり居ると風邪伝染っちゃうかもしれないし、そろそろ帰った方が良いんじゃないかな?」
白銀「あ、もしかしてお邪魔だったのかな?」
最原♀「いや、そういうのはないよ!?」
白銀「あはは、冗談だよ」
白銀「うん、王馬くんの元気そうな姿が見れて良かったかな」
白銀「それじゃあ私は帰るね。残りのリンゴも食べてね?」
白銀「あ、それと最原くんも看病暇でしょ?図書室から最原くんの好きそうな本持ってきたよ」つ本
最原♀「え、本当!?なんだろう、ミステリー小説かな?」ワクワク
フランス書院の本
最原♀「……えっ……ちょ…」
白銀「じゃあ看病頑張ってねー」ドアバタン
最原♀「白銀さんは僕をなんだと思ってるの!!」
王馬♀「何の本貰ったの?」
最原♀「…いいから、王馬くんは寝てて」
白銀(うーん、部屋に入れてくれたってことは、王馬くんわたしを黒幕候補リストから外してくれた感じかな?)
白銀(いやー、これでまだ疑ってるようだったら別の手段考えないとなーって思ったから良かったよ)
白銀(でも昨夜の事件はみんなに黙っちゃってるから、なんかつまんないなぁ…)
白銀(あーあ、みんなに言ってくれれば赤松さんに「男になったら最原さんのことを守れるんじゃないかな?」とか言えたのに…)
白銀(まあ折角黒幕の疑いから晴れたようだし、しばらくは大人しくしてた方がいいかな?)
白銀(くっ、男赤松さんチャンスが…)
白銀(まあまだまだこの生活は続くんだし、後々また考えようかな)スタスタ
最原♀「……」ドキドキ
ピンポーン
最原♀「はうわっ!!?」
王馬♀「最原ちゃんうるさい…」
東条♂『私よ、開けて頂戴』ドア越し会話
最原♀「はい、ただ今!」ドアガチャッ
東条♂「…どうしたの?最原くん。何だか様子がおかしいけれど…」
王馬♀「さっき白銀ちゃんがお見舞いに来たんだけど、その時最原ちゃんに渡した本がどうやら、いやらしい本みたいな?」
最原♀(バレてたのか…。カバーカモフラージュが何の意味もなかったようだ…)
東条♂「…まあ、そういうのを読むのは否定しないけれど…」
東条♂「食事を持ってきたわ。王馬くんは朝と同じお粥で良かったかしら?」
東条♂「…あら?まだ朝のお粥が残っているわね」
王馬♀「あー…、あの後すぐ寝ちゃったんだよねー…」
東条♂「あと王馬くん、あまり寝ると夜に寝られなくなってしまうから午後は横になってもかまわないけど寝てしまわないようにね?星の撮影も1時間までしか許可できないわ」
王馬♀「東条ちゃんはオレのママかよ!」
東条♂「とりあえず、夜ご飯は野菜ジュースを作って持ってくるわね」
東条♂「お昼はそのお粥…食べられるかしら?食欲は回復した?」
王馬♀「うん、バッチリだよ!」
東条♂「…とりあえず、朝食の分のお粥は持っていくわね。昼食の分はなるべく頑張って食べるように。ポカリはここに置いておくわね。あと一応ジンジャーエールも作ってきたわ。飲めなければ残しても構わないけれど…」
東条♂「お洗濯物は夜ご飯の時に一緒に持ってくるわね」
東条♂「最原くんはお昼はそれで良かったかしら?」
最原♀「うん、大丈夫だよ」
東条♂「…最原くん、王馬くんの具合はどうだったかしら?熱は測ってくれた?」
最原♀「ええっと…」
最原♀「…38.3度あったよ」
東条♂「そう…。王馬君、平熱は大体何度くらいなのかしら?」
王馬♀「36度台だよ」
最原♀(何で嘘つくかなぁ…)
東条♂「そう、分かったわ。夜ご飯の前にもう一度測ってもらうからね」
王馬♀「はーい」
東条♂「それじゃあ私はまだ仕事があるから退室するけど、ちゃんとご飯を食べるのよ」ドアパタン
王馬♀「最原ちゃん、胃薬と風邪薬とポカリ取ってー」
最原♀「食べる努力はしようよ!」
ピンポーン
最原♀「東条さん?」ガチャッ
赤松「あ…、ごめん、私」
最原♀「赤松さん!どうしたの?」
赤松(最原くんの役に立ちたいしね…)
最原♀「そうなんだ。でも特にやることないと思うよ?僕もほとんど本を読んでただけだったから」
赤松「でも私も何かみんなの役に立つことがしたいんだよ」
赤松「…駄目かな…?」
最原♀(僕的には全く構わないけど、多分王馬くんが気にしちゃうだろうなあ…)
最原♀(…赤松さんになら、伝えてもいいんじゃないかな?王馬くんが黒幕に襲われたっていうことを)
最原♀(まさか他の人に言ったりはしないだろうし…)
最原♀(僕は看病っていうか、また王馬くんが黒幕に襲われたりしないかが心配で側に居るって、伝えていいかな?)
①赤松に黒幕のことを伝える
②やっぱり黙ってる
↓1安価
最原♀(朝3人で他の人には伝えないって決めたじゃないか)
最原♀(赤松さんにだけ教えるだなんてできないよね…)
最原♀「…ねえ王馬くん、赤松さんが看病したいって言ってるんだけど、いいかな…?」
王馬♀「2人がかりで看ることなんて何もないと思うけど?オレ元気だし」
最原♀「だ、だよね…」
赤松「あ、じゃあ私トランプ持ってきたんだけど、みんなでやらない?王馬くんも最原くんもやることなくて暇でしょ?」
最原♀(王馬くんは本当は体調悪そうなのに、トランプなんてさせられないよな…)
最原♀(でも赤松さんは好意で言ってくれてることだし、ここで断るのも不自然だし…)
最原♀「えっと…、王馬くん、トランプできる…?」
王馬♀「赤松ちゃん、オレら今からお昼ごはんなんだよねー。だからトランプはちょっとできないかな?」
赤松「あ、丁度お昼時だったんだね」
赤松「よーし、それじゃあ私が王馬くんにご飯食べさせてあげるよ!」
王馬♀「えっ」
最原♀(赤松さんの世話焼きと、王馬くんの構わないでほしい感情の相性が最悪すぎてやばい…)
王馬♀「最原ちゃんが見てる前で赤松ちゃんとイチャラブなんて、ちょっと申し訳なくてできないよー!」
赤松「え…」
最原♀「……」
王馬♀(あれ?何この空気…。あれ?2人は両片思いじゃないの?)
赤松(王馬くんは私が最原くんを振っちゃったことを知らないもんね…)
赤松(駄目だな…、私のせいでなんか空気重くなっちゃった…)
最原♀(色々胃が痛くて辛い…。こっそり胃薬飲んでいいかな…)胃薬サラサラ…
王馬♀(さっきドアの前で話してた時にはケンカでもしてたようには見えなかったし…)
王馬♀(考えられるのは、例えば、どちらかが告白されたけど性転換を理由に振っちゃったとかかな?それで友人関係だけ今も続けてるとか…)
王馬♀(…どうであれ、病人のオレに気を使わせないでほしい…)
全員「……」
全員(どうしようこの空気…)
最原♀(王馬くん、風邪で頭がやられててまさかの普通に訊いてきた!?)
最原♀(いや、お粥食べたくなくて話しをそらしてるのか?)
最原♀(どのみちやめてくれ…、心の傷が抉られる…)胸を痛めてるポーズ
赤松「……」
赤松「……うん」
赤松「ねえ最原くん、王馬くんに説明してもいいかな?あと、最原くんにも伝えたい事があるから、それも聞いてほしいんだよね…」
最原♀「伝えたいこと?」
最原♀(改めてちゃんと振るとかなら止めてほしいけど…)
最原♀「…わかった、いいよ」
王馬♀(オレの部屋なのにオレが居づらくなるようなことは勘弁してほしいんだけど…)
赤松「でも私、最原くんのこと振っちゃったんだよね」
最原♀(思い出すだけで胃に来るな…)
王馬♀「…うん、事情は把握したよ。空気読めてないこと言ったみたいでごめんね?」
赤松「ううん、大丈夫だよ。それよりもうちょっと聞いててほしいんだけど…」
王馬♀(寝かせて)
赤松「振っちゃった理由が、『最原くんが女の子だから』だったんだ」
赤松「そんなことで振っちゃうなんて、今考えると酷い理由だなって自分でも思うよ」
赤松「それで…私昨日、実は男の子になっちゃおうとしてたんだ、勝手に」
王馬♀「えっ」
最原♀「!!!!????」
赤松「でも最原くんに何の相談もせずに勝手にそんなことするなんて最低だって、入間さんと話して気付かされたんだ」
赤松「だから…、まずは、そんなことを勝手にして最原くんに迷惑をかけちゃいそうになって、ごめんなさい!!」ペコッ
最原♀「え、えっと…、いや、大丈夫だよ…」
最原♀「勿論、もし赤松さんが勝手に男の子になっちゃってたら、そりゃ驚いたけど…、そうはならなかったし…」
赤松「…最原くんはやっぱり優しいね」
赤松「……じゃあ、これもちゃんと聞いてほしいな」
赤松「本当は昨日、勝手にライトを使おうとする前に言うべきだった言葉だよ」
赤松「そして、今の私の気持ちも込めた言葉だよ」
赤松「この前振っといてこんなこと言うのは図々しいかもしれないけど、ちゃんと聞いてくれたら嬉しいな」
最原♀「…わかったよ。聞かせてくれないかな?」
赤松「うん、じゃあ言うね」
赤松「だから私、最原くんのことをこのコロシアイ生活の中でも守れるように、男の子になりたいって思うんだ!」
赤松「やましい気持ちは無いよ…。お付き合いしてもらおうなんて図々しい考えはもう持ってないから…」
赤松「私、ただ最原くんのことを守りたいんだ…」
赤松「私がなりたいと思うから男の子になりたいんだ」
赤松「だから最原くん、私が男の子になっても友達で居てくれるかな…?」
赤松「それだけで私は幸せなんだよ」
最原♀「……え、えっと…」
最原♀「…赤松さん、僕は赤松さんに男の子になってほしくないな」
赤松「やっぱり、こんなのありがた迷惑だったよね…」
赤松「…うん、やっぱり昨日性転換をやらなくて良かったよ」
最原♀「…赤松さん、僕はね、赤松さんに守られたいわけじゃないんだ」
最原♀「僕が赤松さんを守りたいんだよ」
最原♀「…だって、僕は男だからね」
赤松「最原くん……」
赤松「流石……男の子だよね…」
最原♀「…いつか体も男に戻れるよ」
最原♀「だってあの天才の入間さんが発明してくれてるんだよ?」
赤松「うん、そうだよね。入間さんは大天才だもん」
最原♀「…改めて良いかな?赤松さん」
赤松「何かな」
最原♀「僕、赤松さんのことが好きなんだ」
最原♀「もし赤松さんが待ってくれるなら、でいいんだけど、僕が男に戻ったら付き合ってほしいんだ」
赤松「……むしろ、今からでもいいよ?」
最原♀「えっ…、本当…?」
赤松「うん!なんか、天海くん達を見てたら女の子同士でもいける気がしてきたんだよね」
最原♀「え、えっと、じゃあ、宜しくお願いします…!///」
赤松「うん、これからお付き合いよろしくね!」
赤松「……えへへ///」
王馬♀「…………」
王馬♀(なんで!オレが!外に出なきゃ行けねーんだよ!!クソッ!!)
王馬♀「あーもう最悪……」
王馬♀「…………」
茶柱「ややっ、そこに居るのは王馬さんではありませんか?」
茶柱「どうしたのですか、部屋の外で裸足で体育座りとは…」
王馬♀「……ちょっと今、自分の部屋で色々あって、入れなくて…」
茶柱「……えーっと、もし宜しければ転子の部屋に来られますか?」
茶柱「王馬さんは今は女子ですし、大歓迎ですよ」
王馬♀「……うん、行く」立ち上がる
茶柱「!?……って、ああ!何やら足を怪我されてるご様子!」
茶柱「痛むのですね?泣かないでも良いんですよ?」
茶柱「えっと、抱っこして運びましょうか?」オロオロ
王馬♀「茶柱ちゃんがオレに気を使うとか気持ち悪いんだけど?」
茶柱「そ、そうは言われましても…」オロオロ
赤松「って、最原くん!そういえばここ王馬くんの部屋だよ!」
最原♀(……そういえばそうだった)
赤松「ああ!王馬くんいつの間にか居なくなっちゃってる!?」
赤松「シャワールームには…居ない…」
最原♀「…寄宿舎のロビーにも居ないね」
最原♀(やばいな…、王馬くんは今体調が良くないし、足も痛めてるのに…)
最原♀「…えっと、モノパッドのマップによると、どうやら茶柱さんの部屋にお邪魔してるようだね」
赤松「迎えに行かなきゃね…。悪いことしちゃったなあ…」
最原♀「僕が迎えに行ってくるから赤松さんはここで待っててよ」
赤松「う、うん…」
ピンポーン
茶柱『はい』ドア越し会話
最原♀「あ、えっと、最原だけど、そっちに王馬くん行ってるよね?」
最原♀「ごめん、僕が看てたのに…」
茶柱『それは構わないのですが…』
茶柱『……』
最原♀「…えっと、王馬くん居るよね?」
茶柱『はい…』
茶柱『えっと、王馬さん、部屋に帰られますか?……あ、はい』
茶柱『帰らないそうです』
最原♀「でも茶柱さんに風邪が伝染ると大変だし…」
茶柱『咳もしてないようですし、多分大丈夫かと…』
茶柱『転子的には居てもらっても大丈夫です』
茶柱『むしろこれも1つの女子助けだと思っていますので!』
最原♀「えっと…?」
茶柱『…夜の星座観測にはちゃんと出席されるそうですよ』
最原♀「でも王馬くん、まだお昼ごはんも食べてないし…」
茶柱『……食欲はないそうです』
最原♀「…えっと、じゃあ、王馬くんの部屋を施錠したら鍵を持ってくるね…」
茶柱『はい、宜しくお願いします』
最原♀(……大丈夫かな?)
最原♀「…ってことで…」
最原♀「…相当怒ってるのかな…」
赤松「うう、なんかますます罪悪感が…」
最原♀「というか、夕方にまた東条さんが来ると思うんだけど、どうしよう…」
赤松「…ほとんど私のせいだし、私も謝るよ…」
最原♀「……とりあえず鍵を渡しに行こうか…」
ー茶柱の個室前ー
ピンポーン
茶柱「鍵ですね?」ガチャッ
赤松「あの、王馬くんは…」
茶柱「はい、転子が看てるので心配はご無用です!」
赤松「あっはい」
最原♀「…多分夕方になったら東条さんが来ると思うんで、宜しくお願いするね…」
茶柱「はい、おまかせください!」
最原♀「……」ドアパタン
モノクマーズ『夜時間になりましたー!以下略ー』
最原♀「…王馬くん、ちゃんと星見に来るかな…?」
ー寄宿舎屋外ー
最原♀「そういえば待ち合わせ場所とか言ってなかったけど、とりあえずここに居れば誰かには会えるよね…?」
最原♀「…まだ王馬くんも春川さんと百田くんも来てないな…」
最原♀(…ていうか今日、なんか曇ってるし…。星見えないな…)
??「……」最原の後ろから両手構え
??「だーれだ?」軽く首絞め
最原♀「うわああああ!!!?」振りほどいて振り返る
王馬♀「だーれだ?って言ってんだからちゃんと当ててよー」
最原♀「な、何やってるの!?てっきり一瞬黒幕が襲ってきたのかと思ってびっくりしたじゃないか!」
王馬♀「黒幕は男だって言ったよね?」
最原♀「まあ、そうだけど…」
王馬♀「ホントだよ!他人の部屋で急にイチャついてんじゃないよ!」
王馬♀「あと、空気読んで部屋出ていったオレに感謝してよねー」
最原♀「う、うん、ありがとう…」
王馬♀「…よかったじゃん、付き合えて」
最原♀「うん…」
最原♀「ところで風邪はどんな感じ?」おでこに手を伸ばす
王馬♀「もうへっちゃらだよ?」手をはたき落とす
最原♀「そ、そっか。良かったよ」
最原♀(……まだ何か機嫌悪そうだな…)
百田♀「よう、終一!」
春川♂「東条に言われて来たよ」
最原♀「あ、百田くん!春川さん!」
春川♂「これだけ雲が厚かったら晴れないんじゃない?」
春川♂「これ、今日は星見るのは無理だと思うけど」
王馬♀「ねえ、もうちょっと待ってみない?」
百田♀「いや、この雲の厚さは厳しいと思うぞ。まあまた明日にしようぜ」
春川♂「私もその方がいいと思うけど」
最原♀「…じゃあ、今日は解散だね」
王馬♀「…まあいいや、じゃあみんな、おやすみー」ノシ
百田♀「おう!また明日な!」
春川♂「じゃあね」
最原♀「…じゃあ僕らも帰ろうか」
王馬♀「いや、オレはもうちょっと外に居るよ」
最原♀「え、でも…」
王馬♀「オレはまだ昨日オレが殴られた現場の検証できてないからね。昼はずっと寄宿舎に缶詰だったし…」
王馬♀「え?来なくていいよ?」
最原♀「で、でも1人で居たらまた襲われるかもしれないし、危ないよ」
王馬♀「もし襲われたとして、最原ちゃんごとき居ても居なくても変わんないよね?」
王馬♀「被害者が増えるだけだから、絶対来ないほうが良いってば」
最原♀「でも、仲間が危ないかもしれないってのにそれを放置するなんて僕にはできないよ」
王馬♀「あーもう、面倒くさいなぁ…」
茶柱「あ、あの!」
最原♀「え、茶柱さん?」
茶柱「す、すみません。転子も王馬さんが心配でしたので見守っていたのですが…、立ち聞きするつもりはなかったんですけども…」
茶柱「何やら物騒な話が聞こえてきましたし、転子が王馬さんをお守りしますよ」
王馬♀「うーん…、まあ茶柱ちゃんなら最原ちゃんより役に立つよねー」
王馬♀「いいよ、茶柱ちゃんにオレを護衛させてあげる!」
王馬♀「というわけで、最原ちゃんは帰った帰った!」
茶柱「今の王馬さんは女子ですし、転子が指一本男死には触れさせませんのでご心配なく!」
最原♀「わ、わかったよ…」
最原♀「茶柱さん、王馬くんは東条さんに1時間しか外出許可もらってないから、そこのところよろしくね?」
茶柱「1時間ですね、わかりました!」
王馬♀「チッ、最原ちゃん余計なことを…」
王馬♀「時間ないし、早く行くよ」スタスタ
茶柱「はい!それでは最原さん、おやすみなさいです!」スタスタ
最原♀「お、おやすみ…」
最原♀(…なんか急にあの2人仲良くなったな…)
白銀「あーあ…、駄目だ…わたしは駄目GMだよ…」
白銀「まさか赤松さんが女の子のまま最原くんとくっつくとは…」
白銀「くぅっ…、赤松さんの男体化を望んだ視聴者の皆様、最原くんと王馬くんのレズを望んだ視聴者の皆様、本当に申し訳ありません…」
白銀「そしてそして、入間さんの性別を元に戻す発明品の開発もいよいよ大詰めって感じか…」
白銀「うーん、これを壊す……っていうのも考えたんだけど、多分わたしが犯人ってバレそうだし…それはちょっと、今後もこのコロシアイ生活を滞りなく続けていくことができなくなりそうだから無理だね…」
白銀「ていうか性別を元に戻すってなったらカップル組がどうなるのか地味に気になるし、うん、発明品の破壊は無しだね」
白銀「というか今日のお昼前にしばらくは大人しくしてた方がいいって結論出してたね…」
白銀「……茶柱さん男体化希望コメントが流れているのが見える…」
白銀「どうしよう…」
白銀「どうせ入間さんが発明品開発が終わったら戻っちゃうんだろうけど、それまでの間も茶柱さんなら充分絶望してくれると思うし…」
白銀「…ええい!ままよ!さあ今日も視聴者アンケートのお時間がやってきました!」
白銀「茶柱さんを男体化させるなら1のボタンを、しないなら2のボタンをポチッとお願いします!」
①男体化させる
②しない
安価↓1
1
大和田コス「よーし、またこれを着るぜ!」CV中井和哉
大和田コス「相手は茶柱だからな…、木刀持っていくか」
大和田コス「…あー、あと、痴漢撃退用催涙スプレーと、ネットランチャーも持っていくかー。相手は茶柱だしなー」ゴソゴソ
大和田コス「よーし、作戦はこうだ。まずは入間のやつの研究教室に忍び込んでライトを盗みだし、茶柱当てる!」
大和田コス「行くぜ!」ダッシュ
ー入間の研究教室ー
白銀(……よし、入間さんは自室で寝てて居ないし、性転換ライトは…、あった!)
白銀(衣装チェンジライトは…、いっか)
大和田コス「おいモノクマ!今のうちに茶柱の自室のクローゼットの着替えの入れ替え準備してろよ!!」
モノクマ「はいはい、スタンバイしておくねー」
大和田コス「じゃあ裁きの祠の前に行くぜ!」ダッシュ
茶柱「どうですか?王馬さん。何かわかりましたか?」
王馬♀「黒幕っぽい男の足跡はオレが倒れていたあたりの周りにやたらベタベタあるんだけど、…まあ帰りは普通に舗装された道を通ったみたいで、あんまり手がかりがないよね」
王馬♀「第一、この足跡自体もオレを発見した東条ちゃん達の足跡で結構潰されちゃってるし…」
茶柱「仕方ないですね…」
茶柱「それにしても王馬さんが黒幕とおぼしき男に襲われていたとは、驚きました…」
王馬♀「まあだから、ホントにバレたくない何かがあったんだろうね…」
白銀(よしよし、居たね。まずフェイントで1発目を当てることは簡単だろうね。問題は2発目…)物陰からコソコソ
白銀(と言っても、1秒当てればいいんだから楽勝だね!)
白銀(ふふふ、わたしは避ける春川さんにも当てたことがある実績持ちだからね、やれるね!)
白銀(いざぁ…!)茶柱に向けて性転換ライト一発目ペカーッ
王馬♀「!?」
茶柱♂「ギャー!また男体化ですか!!」
王馬♀「性転換ライト…?ちょ、茶柱ちゃんオレの後ろに隠れて!」
茶柱♂「くっ、二度当てなんて食らってられませんからね、失礼します…;」王馬の後ろで縮こまり
王馬♀「おい誰だ!出てこいよ!」
大和田コス「また会ったな!」CV中井和哉
茶柱♂「見知らぬ男死ッ!!」
王馬♀「自称黒幕さんじゃーん!昨日ぶりだね!」後ろ歩き
茶柱♂「え、あの男死が黒幕なんですか!?なんたる卑劣…!」がるる…
王馬♀「ところで今日は何の用事なの?あいにく今日は曇ってて残念ながら天体観測できなかったんだけど…」
大和田コス「今日はそこの女を男にしてやろうと思ってな…」
大和田コス「俺は黒幕だからな、男女比が偏ってるのが気になるからよぉ!」
茶柱♂「そ、そんな理由で転子を男にしようとしているのですか!?」
王馬♀「茶柱ちゃん落ち着いて!今出たらマジで男にされるから!」
茶柱♂「ですがあの男は黒幕なのでしょう!?ならばここで転子があの男を仕留めればこのコロシアイ生活は終わるのではないですか!?」
王馬♀「でも茶柱ちゃんは一生男になっちゃうよ?嫌でしょ?」
茶柱♂「そ、それはそうですが…」
大和田コス「話しは終わったか?喰らえ!ネットランチャー!」ポンッ
王馬♀「クソッ!」茶柱を突き飛ばして自分だけかかる
茶柱♂「あうっ!」ネットランチャーは避けられたけど転ぶ
大和田コス「離れたな!喰らえ!」性転換ライトペカーッ
茶柱♂「くっ、喰らってなるものですか!」転がり避け
大和田コス「もう一度だ!」ライトペカーッ
茶柱♂「あ、あぶ!あぶな!」木の影に隠れる
白銀(地味に避けるなぁ…)
王馬♀「ねえところで黒幕さん!なんでそのライトのこと知ってるの?」ネットから抜け出そうともたもたしながら
大和田コス「ああ?俺は黒幕だからな、この学園で起きてることは何でも把握してるのさ」
王馬♀「あれ?ということはやっぱり監視カメラがあるんだね?いやー、どこに仕掛けられてるのかなー」
大和田コス「チッ」王馬の腹を蹴る
王馬♀「うえ…」
茶柱♂「ちょ、ちょっとそこの男死!女子に暴力を振るうなんてありえませんよ!!」
大和田コス「文句あんなら逃げてねーでかかってこいよ!」
茶柱♂「望むところです!とうっ!」
王馬♀「あーもう馬鹿!」
茶柱♂「ぎゃあああああああ!!!!目が!!目があああああああ!!!」ジタバタゴロゴロ
王馬♀「なんで馬鹿正直に正面から挑んでんだよ!こんなコロシアイ生活仕掛けるような黒幕が何か仕掛けないはずないだろ!」
大和田コス「んじゃあ行くぜ!性転換ライト二度目をよ!」ペカーッ
茶柱♂「目が…目が……」ゴロゴロ
王馬♀「ちゃ、茶柱ちゃん…」
大和田コス「もう終わりか。まあ、なかなか楽しかったぜ」スタスタ…
白銀(……よし、念のため校舎まで戻って…っと)
白銀(モノパッドで周囲チェック!よしよし、誰もいないね!)
白銀(コスプレ☆オフ!)
白銀(あとは寄宿舎までこっそり戻って…)コソコソ
白銀(寝る!おやすみ!!)スヤァ…
ピンポーン
東条♂『どなたかしら?』ドア越し
王馬♀「あ、あの、オレだけど…」
東条♂『…まだ起きていたの?今開けるわ』ガチャッ
東条♂「……どうしたのかしら?」
王馬♀「また黒幕が出たんだよ」
東条♂「その黒幕はまだ近くに居るのかしら?」
王馬♀「いや、それがもう逃げられて…」
東条♂「そう。でも王馬くんが無事そうで良かったわ。怪我はない?」
王馬♀「オレは大丈夫なんだけど、一緒に居た茶柱ちゃんが目に催涙スプレー喰らっちゃって、…男になっちゃったんだ」
東条♂「え、茶柱さんが?」
王馬♀「とにかく裁きの祠の前まで来てくれないかな?」
東条♂「またあそこに行ったのね…」はぁ…
東条♂「まあ、とりあえず急ぎましょうか」
最原♀(東条さんは流石にこれは隠せないと思ったのか、昨日の出来事を僕ら全員に話し、夜にはあまり1人で出歩かないようにと注意をした)
最原♀(ちなみに黒幕が奪っていったという性転換ライトは校舎のロビーで発見された)
最原♀(茶柱さんは男になってしまったことがショックで部屋に閉じこもってしまい、昨日のことで責任を感じた王馬くんが茶柱さんと話そうとずっと呼びかけていた)
王馬♀「茶柱ちゃーん」ピンポーン
王馬♀「とりあえずまずは出てこいよオラ!!」ピンポピンポピンポピンポーン
最原♀(責任…感じてるのか…?)
夢野「転子よ、安心せい。今のお主はイケメンじゃ」
赤松「そういうのは多分、茶柱さんには逆効果だと思うけど…」
王馬♀「出てこいよオラ!オラ!」ドア蹴り
赤松「王馬くんの力でドアが壊れるとは思わないけど、やめようね;」
最原♀「うん、借金取りみたいになってるから…」
王馬♀「……足痛い…」
最原♀「昨日足痛めてたのにドアなんて蹴るからだよ!もう…」
赤松「うーん、夢野さんの言うとおり、時間を置いたほうがいいだろうね…」
王馬♀「うーん…。でもこのままじゃオレの気が晴れないから、出てくるまでここで待ち伏せることにするよ」ドアの横に座る
最原♀「王馬くん、風邪まだ治ってないんだから程々にね?」
赤松「私達は、茶柱さんの為にご飯の準備しとこうか…。ずっと食べてないからね、茶柱さん」
最原♀「うん、そうだね」
夢野「まあ食事を持ってくれば転子もドアを開けるじゃろうからな。特別にウチも手伝ってやるわい」
王馬♀「うわっびっくりした!普通に開けるんだ…」
茶柱♂「みなさんにこの姿を見られるのが嫌だっただけですからね…。王馬さんと東条さんには昨夜もう見られていますから…」
王馬♀「いや、あのメンバーは3週間前にも茶柱ちゃんの男体化姿見てるよね?」
茶柱♂「記憶が薄れているハズでしょう!?」
王馬♀「あの後白銀ちゃんがみんなの異性化姿のフォトブック配ってたし…」
茶柱♂「止めてください!折角フォトブックの存在を忘れていたのに…!!」
王馬♀「…えーっと、話してもいいかな?」
茶柱♂「はい、どうぞ」
王馬♀「…なんか昨日はオレのせいでこんなことになってみたいでごめんね」
茶柱♂「……それならこちらこそ、男死に指一本触れさせないと言っておきながらあのような結果になってしまい、申し訳ありませんでした…」
茶柱♂「そもそも、転子がお守りすると宣言しておきながら早々に王馬さんの背中に隠れてしまい、本当に申し訳ないです…」
王馬♀「いやアレは仕方ないでしょ。性転換なんてされたら誰でも嫌だし」
王馬♀「オレが茶柱ちゃんの立場でも勿論逃げ回るよ?」
茶柱♂「何より転子は最初に不意打ちで性転換ライトを浴びせられて…不本意ですが、男になって色々パワーアップしていたはずですから」
茶柱♂「まともに黒幕と戦えず、皆さんに申し訳が立ちません…」
王馬♀「…例え最初から立ち向かったとしても、どうせ催涙スプレーぶっかけられてたと思うよ?」
王馬♀「それが無いにしても、力はあったとしても茶柱ちゃん程度の頭で黒幕に勝てたとは思えないなー」
王馬♀「相手も策無しで来るはずないんだしさ、茶柱ちゃんのこともよく知ってるだろうし、絶対勝てないって!」
茶柱♂「…慰めてくれてるのか、転子を貶しているのか微妙なラインですね…」
王馬♀「好きに受け取っていいよ?」
茶柱♂「では慰めていると受け取っておきます!ありがとうございます!」
王馬♀「慰められて元気になった?なら早くみんなに顔を見せてあげたほうがいいんじゃないの?」
茶柱♂「そ、そうですね…」
茶柱♂「うう…、皆さんにこの姿を見せたくはないですが、一生これと言われてしまっている以上、このまま皆さんと会わずに生活とはいきませんからね…」
王馬♀「…着替えてからね!まさかその女の時の格好のまま行く気じゃないよね?」
王馬♀「多分、最初のオレらの時みたいにモノクマが制服とか下着とか用意してくれてると思うんだけど…」
茶柱♂「…ええ。クローゼットの中身がごっそり入れ替わってましたね…」
茶柱♂「で、でも転子が男死の格好をするなんて!!」
王馬♀「いや、その格好の方がやばいって。茶柱ちゃん鏡見た?今茶柱ちゃんはガタイの良い男なんだからさ…、その格好はかなーり厳しいよ?」
茶柱♂「そ、そんなにヤバイですかね…。見たくなくて鏡はまだ見てないんですよね…」
王馬♀「悪いこと言わないから1回鏡見ときなって」
茶柱♂「で、ではシャワールームの鏡を見てきます…」パタパタ…ガチャッ
茶柱♂「……くぅっ…、男死ッ…!!」
王馬♀「しかもミニスカート穿いてへそ出ししてる変態男子だからね。着替えようね」
茶柱♂「……そうですね、着替えたほうがマシかもしれませんね…」
王馬♀「じゃあオレは先に食堂行ってるねー」ドアバタン
王馬♀「ということで、説得してきたよ!」
最原♀「凄いよ王馬くん」
王馬♀「忘れられがちだけどオレって一応総統だしね?」
最原♀(説得できたことと何の関係が…?)
赤松「じゃあご飯は持って行かないでここのテーブルに置いておこうか」
夢野「んあー、転子は男になって食べる量も増えたじゃろうし、これで足りるかのう…?」
最原♀「足りなかったらまた作ればいいよ」
天海♀「それにしてもあの男子嫌いの茶柱さんの男体化っすか…。ちょっと気になりますね」
真宮寺♀「ククッ…、観察させてもらうヨ…?」マスクON
天海♀「なんかその喋り方久しぶりな感じっすね」
白銀(前スレを見てくるのが面倒な人の為に、ここで今更ながら男体化茶柱さんの外見のおさらいだよ!)
白銀(身長は178.2cm、髪の毛の長さは肩くらいまでになったね)
白銀(格闘家らしい、しっかりとした筋肉の体つきだよ)
白銀(顔はイケメンだから、ジャンプとかのスポーツ漫画に出てくる登場人物みたいな印象だね。これはモテる(確信))
白銀(そして服装は…あれ、前スレで描写し忘れてるね)
白銀(ブレザーだよ!ゲーム冒頭のモブ茶柱さんのブレザーをそのまま下をズボンにした感じね!あの制服かわいいよね!わたし好きだよ!)
天海♀「へえ、かっこいいじゃないっすか」
茶柱♂「止めてください、こんな格好嫌なんですから…!」
夢野「でもウチは今の転子の姿は好きじゃぞ?」
茶柱♂「えっ!本当ですか!?///」
茶柱♂「今の転子の姿は男死…!しかし、夢野さんが好きと言ってくださる…」
茶柱♂「て、転子は一体どうすれば…!?」
茶柱♂「大丈夫じゃありませーん!」
天海♀「男も中々いいもんっすよ?」
茶柱♂「やめてください!」
天海♀「まあ茶柱さんもそのうちわかるっすよ」
茶柱♂「だからやめてくださいってば!セクハラですか!?」
茶柱♂「転子は女子の方がいいんです!」
天海♀「まあ、女子もいいっすよね」
茶柱♂「セクハラですよね!?天海さんが男死であれば投げ飛ばしていたところです!」
夢野「まあ転子よ、とりあえずウチが作ったこの食事を食べるが良い」
茶柱♂「え!夢野さんが作ってくれたんですか!?」
赤松「…夢野さんと私と最原くんの3人でだね」
茶柱♂「はわわ…!可愛らしい女子の皆さんが3人も転子の為に…!?///」
茶柱♂「い、いただきます!!」モグモグ
真宮寺♀「なるほどネ…。茶柱さんはそういう反応をするんだネ。参考になったヨ」
キーボ「……」
入間♂「ん?どうしたキーボ」
キーボ「いえ…、性別の話題になると疎外感を抱くのが少し寂しいんですよね…」
入間♂「でもそのお陰でオメーは、この一連の性転換事件に巻き込まれないで済んだんだからいいだろ」
キーボ「確かにそうなのですが…」
入間♂「んじゃあ、オレ様がなんとかしてやろうか?」
キーボ「え!本当ですか!?」
入間♂「おう、任せとけ!オメーの股間に立派なキーボを生やしてやるよ!!」
キーボ「…どうせそんなことだろうと思っていました…。結構です…」
入間♂「な、なんでぇ…?アタシの改造じゃ満足できないっていうのぉ…?」
東条♂「そんなことはないわ。入間さんは素晴らしい技術をお持ちだもの」
入間♂「だよな!」
キーボ「…改造とかはいいんで、そろそろメンテしてもらえると助かります…」
入間♂「遠慮すんなよ!」
キーボ「いえ、改造とかはホントにいいんで」
入間♂「ん?どうした。オメーも立派なモン付けてもらいてーのか?」
キーボ「えっ、人間にできるんですか?」
入間♂「サイボーグとかと同じようなもんだろ」
ゴン太「ゴン太、よく分かんないけど…」
東条♂「獄原君はそのままでいいのよ」
ゴン太「えっと、虫さんの実験はどうなってるのかなって思って」
入間♂「おう、中々いい感じだぞ。まだ持続時間はみじけーけどな」
ゴン太「良かった、虫さんがみんなの役に立ててるようで良かったよ!」
キーボ「虫さんの実験とは…?」
東条♂「今入間さんが発明中のみんなの性別を元に戻す装置の実験に、獄原君の虫さんを借りて実験しているのよ」
東条♂「まだ人体に使えるかは不明な段階だから…」
入間♂「ほんとはマウスでもありゃ1番いいんだけどな」
入間♂「あったり前だろ!オメーはオレ様を誰だと思ってやがる!」
茶柱♂「えっ!ということは転子、近いうちに元に戻れるんですね!?やったー!!」
夢野「なんじゃ、戻ってしまうのか…」
茶柱♂「な、なんでちょっとガッカリしてるんですか!?」
茶柱♂「はっ!と、ということは、今女子になってる男死の方々もいずれは元に戻るということですよね…?」
天海♀「まあそうでしょうね」
茶柱♂「天海さんも戻ってしまうのですか!?」
天海♀「まあ、戻れるなら戻るつもりっすけど…」
茶柱♂「先ほど『女子もいい』とおっしゃったばかりじゃないですか!」
天海♀「でも男のほうがいいんで」
真宮寺♀「あら、天海さんは男性に戻ってしまうのね?それは少しだけ残念ね」
真宮寺♀「でも貴女の体だものね。貴女の好きにすると良いわ」
真宮寺♀「安心して頂戴、私はどんな貴女でも好きよ」
真宮寺♀「うーん、そうね……」
真宮寺♀「まだ時間もあるし、自分の中でよく話し合って決めるとするわ」
天海♀「そうっすか。俺も真宮寺さんがどちらを選んでもそれを受け入れるっすよ」
茶柱♂「真宮寺さんは断然今のほうが良いですよ!!」
真宮寺♀「そう?ありがとう。でも私だけでは決められないことだから、よく話し合うわ」
茶柱♂「??」
赤松「みんな元に戻れるようになるんだね…。良かったね、最原くん!」
最原♀「うん!」
入間♂「オメーらは精々今のうちにレズプレイ堪能しとけよー?」ニヤニヤ
赤松「……///」
最原♀「ちょ、ちょっと入間さん…///」
入間♂「オメーらも元の性別に戻るんだろ?今のうちに適当にその体での思い出作っとけよー?」
王馬♀「は?(威圧)」
入間♂「ぴぐぅ!な、なんだよ!親切心で言ってやっただけだろ!?」
入間♂「折角なんだし誰かとヤっとけって!」
白銀「そうだよ!やっちゃいなよ!」
白銀(視聴率の為にも!)
茶柱♂「えー…、でも今の転子は男死の体ですし…」
入間♂「オメーもレズりたいのかよ!男の体もマジパネエからとりあえず社会勉強としてヤっとけって」
茶柱♂「社会勉強ですか…。社会勉強なら仕方ありませんね!」
最原♀「それで納得するんだ…」
茶柱♂「夢野さん!転子と社会勉強など如何ですか!?」
夢野「う、ウチか!?///」
夢野「ううむ……、転子が女に戻らずずっと男であるなら構わんぞ?」
茶柱♂「そ、それはちょっとリスキーですね…」
夢野「その場合は責任を持って付き合ってもらうぞ、彼氏としてな」ビシッ
茶柱♂「ゆ、夢野さんとお付き合いができる…!しかし、男として生きなければならない…」
茶柱♂「なんですかこれは!究極の選択じゃないですか!」
王馬♀「よくそんなブスとのセ○クスで天秤にかけられるね?むしろ罰ゲームじゃん」
夢野「んあー!だ、誰がブスで罰ゲームじゃ!!」
夢野「お主に『モブおじさんにエッチな漫画みたいなことされる魔法』をかけるぞ!?」
王馬♀「ん?この学園にはオレらと黒幕しか居ないじゃん」
夢野「はっ!そうじゃった!この学園にはモブなどおらんかったわい…」
王馬♀「ブスな上に頭も残念だなんて、ほんと救いようがないねー」
夢野「んあー!!転子もウチに助太刀せい!」
茶柱♂「…ああ…、小さくて可愛い女子同士の喧嘩なんて…可愛すぎます…!///」
茶柱♂「て、転子には少し刺激が強いですね…!///」
王馬♀「そうだよ、しっかりてよ茶柱ちゃん!」
王馬♀「オレの顔面偏差値を夢野ちゃんと同率に語らないでよね!」
夢野「んあー!!?;」
王馬♀「ん?だってオレの方が明らかに可愛いでしょ?」
夢野「転子よ!ウ、ウチの方が可愛いであろう!?;」
茶柱♂「どちらも可愛らしいです!転子にはどちらかだけを選ぶなど出来ません!!///」
王馬♀「そんな話はしてないんだけど。茶柱ちゃんも大概頭がおめでたいよねー」
王馬♀「あーあ、茶柱ちゃんにはガッカリだよ」
王馬♀「こうなったらキー坊、お前がこの夢野ちゃんに現実を叩きつけてあげてよ!」
キーボ「え、ボクですか?そうですね…」
キーボ「王馬くんには個人的な恨みがありますので、夢野さん一択ですね」
王馬♀「は!?お前ロボットの癖に私情挟んでんじゃねーよ!」
キーボ「む!ロボットにだって私情を挟みたくなる事情はあります!!」
最原♀「そもそも入間さんの最低な下ネタから派生した話題だけどね…」
入間♂「あぁ!?かなり重要な話しだろ!?」
東条♂「ええ、入間さんは正しいわ」
最原♀「東条さんは入間さんと付き合い始めてから入間さんに対して甘くなったよね…」
赤松「あ、そうだ。後で春川さんと百田くんにも性別が戻れるようになること教えてあげないとね」
入間♂「…将来的に必ず完成するけど、まだもうちょっとかかるからあんまり大げさに話すなよ?急かされても困るからな」
白銀「具体的にはあとどれくらいで完成するか分かる?」
入間♂「んー…、2週間くらいか?」
白銀(2週間かぁ…)
白銀(2週間が経ったらきっとみんなはまた元の姿に戻って、またいつものコロシアイ生活に…)
白銀(…は、ならないか)
白銀(半数くらいの生徒の絆が深まることしちゃったもんね)
白銀(わたしはコロシアイ生活の黒幕なのに、何ボツになった紅鮭団みたいなことになってるんだろ…)
白銀(まあ、なんだかんだ視聴者様が愛を望んだからこうなったのかな?)
白銀(…かなり歪んだ愛をご所望だったけども)
白銀(えー、そういうことで、もうすぐこの話もエピローグでございます)
白銀(もし見てみたいシーンや組み合わせなどありましたらコメントにご自由にお書き下さいませ)
白銀(終盤なのでもうアンケートはありません、適当にコメントを拾うことにします)
白銀(いけそうだったらそういうシーンが映せるように頑張りますので、どうぞ宜しくお願いします)
白銀(特に無いようであればこのままマスターシーンのみ投下していきます)
百田♀「それにしてももうすぐ元の性別に戻れるなんて、ほんとに良かったよな!」
春川♂「……」
百田♀「どうした?ハルマキ」
春川♂「百田は…男に戻りたいんだよね?」
百田♀「おう!あったり前だろ!」
春川♂「……」
百田♀「どうしたんだよハルマキ。何か様子おかしいぞ」
春川♂「…私は、男のままで居たいと思ってるんだ」
百田♀「!?な、何でだ!?元の性別に戻れるんだぞ!?」
春川♂「…元に戻っても結局このコロシアイ生活は続くし、男で居たほうが百田を守れるからね」
春川♂「これからも私が百田を守る。だから私はこのまま男で居続けたい」
百田♀「で、でもオレら付き合ってんだぞ?」
春川♂「…今だって同性愛してるヤツら居るじゃん」
百田♀「…まじか、そうなるのか…」
百田♀「……ハルマキ、考え直さないか?」
百田♀「嫌じゃない、が…」
春川♂「百田は今までこの生活で何を見てきたの?性別なんて飾りだってわかったんじゃないの!?」
百田♀「いや待て、待て、1回落ち着け」
百田♀「ハルマキ、オレは女のお前のことをちゃんと抱きたいと思ってるんだ」
百田♀「…駄目か?」
春川♂「駄目。百田は受けがいい、絶対に」
百田♀「……」
春川♂「私は男になったから、百田は受けになるとより可愛くなるって知ったんだよね。そんな可愛いとこ見せられて今更戻れないよ」
百田♀「……ハルマキ、お前の意思は硬いんだな…?」
春川♂「うん」
春川♂「……私と別れるって言うの?」
百田♀「いや、そうは言わないが…、二週間後にはオレらが男同士になると考えると……」
百田♀「……ちょっと考えさせてくれ…」
春川♂「何を考えるの?」
百田♀「…オレが男に戻るか、このまま女で居るかを」
春川♂「安心してじっくり決めていいよ」
春川♂「私はどっちの百田も大好きだから、どっちでも抱けるよ」
百田♀「お、おう…」
白銀「入間さーん、ちょっといいかな?」
入間♂「ん?何だよ。…ぼっち共が揃いも揃ってよ!」
ゴン太「ぼっち?え、えっと、ゴン太達は今4人居るから1人ぼっちじゃないと思うよ?」
星「そういう意味じゃなくてだな…、まあいいが…」
星「俺らだって来たくて来たわけじゃねえ。白銀に無理矢理連れてこられたんだよ」
白銀「まあ、たまにはね?」
入間♂「で、なんだ?惚れ薬でも作れってか?」
白銀「えっ!そんなもの作れちゃうの!?わー!欲しい欲しい!!」
白銀(ばら撒いたら超楽しそう!!)
入間♂「ケケッ、やっぱりお前は淫乱眼鏡だったんだな!」
入間♂「ねえよそんなもん!」
白銀「無いんだ…」
入間♂「多分作れるがな!」
白銀「え!作れるの!?」パアァッ
ゴン太「ゴン太も、そういうのを使うのは良くないことだと思うな」
白銀「2人共真面目だね…」
入間♂「枯れてんなぁ」
入間♂「ところでオレ様はこう見えても忙しいからな、用がないなら出ていきやがれ!」
白銀「今は何をしているところだったの?」
入間♂「例の発明品の虫を使用した実験だ」
ゴン太「あ、虫さんが活躍するんだね!ゴン太、見学していったもいいかな?」
入間♂「邪魔しねーってんなら特別に見学を許可してやるよ!」
ゴン太「うん、ゴン太邪魔にならないようにするね!」
白銀「わたしも見学させてもらうね!星くんも見ようね!」
星「…ふん、まあたまにはこういうのも悪かねーか」
入間♂「まずゴン太から借りたこの虫の元々の性別を確認してから、コイツに性転換ライトを2回当てて性別を固定するんだ」虫に性転換ライトペカーッパカーッ
入間♂「性別が変わったことを確認して、次はこの試作の【性転換ライト<解>】を当てる!」ペカーッ
入間♂「性別が元に戻ったことを確認して、現在の時刻を記録して、そこから継続時間を計算するんだ」
入間♂「あとは経過を観察する!これだけだぜ!」
白銀「ちょっと地味な実験だね」
ゴン太「でももうみんなが戻れる装置は一応出来てるんだね!」
入間♂「一応はな。ただあとは持続時間の問題だ。今は1時間くらいで反転した性別に戻っちまいやがる」
入間♂「でもこれでも徐々に時間が伸びてきてるんだぜ?」
星「なるほどな」
入間♂「……お前ら気は済んだな?じゃあとっとと帰りやがれ!」
ゴン太「ゴン太、邪魔になっちゃったかな?ごめんね入間さん!」
星「謝るこたあねーぜ」
白銀「まあでも入間さんのお邪魔になるかもしれないし、そろそろ帰ろうかな…」
星「程々にな」スタスタ
白銀「入間さん、わたし惚れ薬の完成待ってるね!出来たら連絡頂戴ね!」
入間♂「は!?本気かよ…」
白銀「え?まさか天才の入間さんともあろう方がホラ吹いたの?出来ないの?入間さんにも出来ないことあるんだー、へー、知らなかったなー」
入間♂「で、出来ないわけねーだろ!?た、ただ…」
入間♂「テメーまさかまだダサイ原を狙ってんじゃねーだろうな!?あいつは今バカ松とラブラブなんだから止めてやれよ!」
白銀「あれ、入間さんどうしちゃったの?なんか優しいね?」
入間♂「オレ様はいつでも優しいだろうが!」
白銀「安心していいよ、わたし最原くんのことはとっくに諦めついてるから」
入間♂「ほ、ほんとだな!?」
白銀「それは勿論!アンジーさんの神さまに誓ってだよ!」
入間♂「おい!胡散臭さが増したぞ!!」
白銀(カップル組には使うなって釘刺されちゃったから、使うなら茶柱さんか王馬くん辺りかなー)
白銀(誰惚れさせるか今から楽しみだなー!グフフ…)
ー購買ー
ガチャガチャ…
真宮寺♀「あら、それは何かしら?」
天海♀「これは…、メープルファッジっすね」
真宮寺♀「お菓子ね。頂いてもいいかしら?」
天海♀「どうぞ。俺はこれ甘すぎて苦手なんで、食べれそうなら全部あげますよ」
真宮寺♀「そうなのね。私は食べれるかしら…」パクッ
真宮寺♀「…………」
天海♀「……どうっすか?」
真宮寺♀「………そうね……私も、これはちょっと……甘すぎるわね……」
天海♀「やっぱりそうっすよね。これイギリスのお菓子なんですよ」
真宮寺♀「…そう……イギリスのお菓子なら仕方ないわね…」
真宮寺♀「甘いものが好きそうな方に、お裾分けでもするのがいいかしら?」
天海♀「うーん…。あ、そうだ」
天海♀「コーヒーに砂糖代わりに入れて飲んでみるとかどうっすかね?」
真宮寺♀「あら、良さそうね。すぐ口の中で崩れたから、きっとコーヒーに入れてもいい感じになりそうだわ」
天海♀「それじゃあ食堂に行きましょうか」
ー食堂ー
天海♀「はい、どうぞ。とりあえずブラックコーヒーっす」
天海♀「一応ミルクと砂糖も置いておきますね。お好みでどうぞ」
真宮寺♀「それじゃとりあえず1粒入れてみるわね」ポチャンッカチャカチャ…
天海♀「じゃあ俺も…」ポチャンッカチャカチャ…
真宮寺♀「」ゴクッ…
天海♀「…どうっすか?」ジーッ
天海♀「あ、すみません、そういうつもりはなかったんすけど…」
天海♀「コーヒーを飲む真宮寺さんの横顔が綺麗だったんで、つい見とれちゃってました」
真宮寺♀「もう…///」
天海♀「照れた顔も可愛いんで、隠さないでくださいよ」
真宮寺♀「とんだタラシね…///」
天海♀「真宮寺さんにしかこんなこと言いませんよ」
真宮寺♀「…ばか……///」
白銀(で、メープルファッジコーヒーの味はどうだったのよ)少し遠い席に座ってる
最原♀「……」
赤松「……えっと、最原くん」
最原♀「は、はい!」
赤松「そ、そんなに緊張することないと思うよ?だって…」
赤松「ただの添い寝だし……」
最原♀「そ、そうだけど、僕女の子と並んで寝たことないし…///」アセアセ
赤松「…うー…/// あんまり最原くんに意識されちゃうと、こっちまでなんだか恥ずかしくなってくるよ…///」
最原♀「ご、ごめん…」
赤松「わ、私達は今は女の子同士なんだから、添い寝くらい別におかしいことでもなんでもないんだよ?」
赤松「お付き合いはしてるけどさ…///」
最原(…改めてお付き合いしてるだなんて言われると緊張してくるな…)
赤松「あれ?最原くん、そのままで寝るの?上着は脱がないの?」
最原♀「ああ、僕ちょっと寒がりなんだよね。寄宿舎の布団だけじゃちょっと肌寒くて…」
赤松「そうなんだね。でも今日は大丈夫だよ!」
赤松「私、結構体温高いんだよ。毛布係は任せてね!」
最原♀(毛布…。赤松さんに包まれるのか……)
最原♀(……なんか凄く恥ずかしい想像をしてしまった…///)
最原♀「じゃ、じゃあ上着は脱ぐね」
赤松「」ジーッ
最原♀「えと、何かな…?」
赤松「あ、いや、最原くんって普段上半身のガード高いから、なんか上着脱いだだけでちょっとエ口いなーって思って…」
最原♀(赤松さん普通にいつも通りセクハラ言ってきた…)
最原♀(赤松さんは僕に対して友達感覚抜けてないようにみえるけど…)
最原♀(…意識しちゃってるのって僕だけなのかな…)
最原♀「それ僕が言うべき台詞じゃないかな…?」
最原♀「あの、えと、し、失礼します…///」隣に入る
赤松「はい、ぎゅー!」ギュー
最原♀(…恥ずかしくて思わず赤松さんに背を向ける格好で寝たんだけど…)
最原♀(…………やばい。語彙がアレだけどヤバイ。これはやばい)
最原♀(……赤松さんの胸が背中に当たってやばい…)
赤松「ねえ最原くん」
最原♀「は、はいい!!?///」ビクッ
赤松「わ!びっくりした…」
最原♀「ご、ごめん、大声出して…」
赤松「…えっと、まだ緊張してるの?」
最原♀「…う、うん…///」
最原♀「……」
最原♀(…ちょっと、取って食われてみたいと思ってしまった…)
最原♀「…赤松さんはさ」
赤松「ん?」
最原♀「まだ僕のこと異性として見てくれてないでしょ?」
最原♀「なんだか、僕だけ異性として意識してるみたいで…」
赤松「…そんなこと考えてたんだね」
赤松「…そうだね、正直まだ最原くんをちゃんと男の子として見れてないかもしれないね」
最原♀「やっぱり…」
赤松「でも最原くんの態度にも問題があるんだよ?」
赤松「私に告白した時みたいにさ、もっと男らしくなってみてよ」
最原♀「男らしくか…」
赤松「うん、ちょっと意地悪言っちゃったかな?ちゃんと待ってるから大丈夫だよ」ギューッ
最原♀(…こんなことで僕は男に戻った時大丈夫なのだろうか…)
赤松「でもさ、最原くんがそんなんだから私、ちょっと安心してるところもあるんだよね」
最原♀「え?」
赤松「…私、まだやっぱりちょっと、女の子同士でそういうのって心のどこかで不安に思ってるみたいだからさ…」
赤松「今求められなくて良かったなとか、ちょっと思っちゃってるんだ…」
赤松「…ごめんね、覚悟決まったと思ってたんだけど…」
最原♀「赤松さん…。大丈夫だよ、気持はわかるから」
最原♀「僕だって元々男に戻るまで待ってもらおうと思ってたし、僕は平気だよ」
赤松「ありがとう、優しいね…」
赤松「でもこんなんじゃいけないと思うから、私もっと頑張るね…」ギュー
最原♀「…うん、ありがとう…」
入間♂(実験の観察している時間があんまり退屈だったから、白銀に勢いで頼まれた惚れ薬、つい作っちまったぜ)
入間♂(こんな短時間で出来ちまうなんて、オレ様TUEEEE!!)
入間♂(っと、他人に渡す前に自分で実験しないとな)
入間♂(ティースプーン1杯分の粉薬で24時間効果が継続する…はずだ)水の入ったコップにサラサラカチャカチャ
入間♂(白銀が変なことしても大丈夫なように24時間って制限付きにしたが、さてどうなるか)ゴクゴク
入間♂「おーい、斬美!ちょっとこっち来てくれ!」
東条♂「あら、何かしら?何かお手伝いすることでも?」トコトコ
入間♂(確か、薬を飲んでから最初に目を見たヤツを好きになるんだが、さてさて…)ジー
東条♂「…えっと、美兎さん、私の顔に何か付いているかしら?」
入間♂「いや、そういうわけじゃねーんだが…」ジーッ
東条♂「!?ど、どうしたの?美兎さん…」
入間♂「実は惚れ薬を作ってみたんだが…」
東条♂「え!?惚れ薬ですって!?」
入間♂「自分を実験台にしてみたんだが、斬美に対して何も感情の変化がねえ!これは失敗作だな!」
入間♂「まさかこのオレ様が失敗するなんて…!」ぐぬぬ
東条♂「…そういうこともあるのね」
東条♂「ところで、それは成功していたら具体的にどういった効果が出る予定だったのかしら?」
入間♂「ええっと、『薬を飲んで最初に目を見たやつのことを24時間好きになる』っていう効果なんだが」
入間♂「具体的には…、他の物を見てもそいつの顔がチラつくようになる幻覚作用だとか、性的興奮を引き起こしたりだとか、そいつの声が自分にとって心地良いものに聞こえる作用とかだな!」
入間♂「ちなみに、オレ様が斬美に惚れてから起こるようになったことをモデルに効果を考えてみたんだぜ!」
東条♂「まあ、美兎さんったら…///」
入間♂「はっ!迂闊だったぜ!」
入間♂「ということは、成功しているかもしれねーんだな…」
入間♂「クソッ!折角自分で人体実験しても成功してるのか失敗してるのかもわかんねーなんて!」
東条♂「…なんなら、私が実験体になりましょうか?」
入間♂「あん?」
東条♂「私も勿論美兎さんにそのような感情を抱いているわ」
東条♂「だから私がそれを飲んで他の人を見てきて効果を確かめてくるの」
東条♂「…どうかしら?」
入間♂「駄目だ駄目だ!」
東条♂「私は美兎さんの実験の役に立ちたいのだけれど、私が実験体では不服かしら?」
入間♂「不服に決まってるだろ!」
入間♂「お前が他のヤツに惚れちまうんだぞ!?それが分かっておきながらやらせられっかよ!」
入間♂「ほう?オメーはオレ様の発明品の効果が大したことね―と思ってんだな?」
入間♂「オレ様はイケメンすぎる天才発明家入間美兎様だぞ!?」
入間♂「そんなオレ様の発明品の効果は抜群だ!!…のハズだ!!」
東条♂「…確かに美兎さんはとても凄い人よ」
東条♂「でもあなたへの私の思いはそれ以上だと確信しているわ」
東条♂「あなたは私を信用できないのかしら?」
東条♂「私の愛が信じられないのかしら?」
東条♂「冷静に薬の効果を分析してみせるわ」
入間♂「斬美…」
入間♂「ハン、わかったよ!」
入間♂「オメーがそこまで言うなんて珍しいからな、ここはオメーを信頼して任せてやる」
入間♂「そ、そのかわり、他のヤツにそのまま惚れやがったら許さねーからな!!」
入間♂「ア、アタシを捨てないでよぉ…?」
東条♂「その言葉、依頼として受け取るわね」
東条♂「この依頼、必ず完遂させてみせるわ」
入間♂「おう、任せたぜ!」
入間♂「おう斬美!どんな感じだったんだ?」
東条♂「まずは対象者だけれど、たまたま近くに星君が居たから、しばらく星くんとお話させてもらったわ」
入間♂「ほんほん、そんで?」
東条♂「確かに、入間さんが言っていた効果が見られたわ」
東条♂「私が普段星くんに抱くことはない感情ね」
東条♂「ただ…、既に伴侶が居る者には効果が薄いかもしれないわね」
東条♂「私が入間さんを想う心以上になることはなかったわ」
入間♂「なるほどな」
東条♂「けれど、恋人の居ない人や、誰かに振られてしまった人、寂しいと感じている人にはあれほどの効果でも『この人のことが好きなんじゃないか?』と錯覚するほどの効果は感じられたわ」
入間♂「それくらいなら白銀もカップル連中にいたずら出来なくて良いかもな」
東条♂「…この惚れ薬は白銀さんの依頼なのね。仕方のない方ね」
入間♂「まあアイツも最原に振られて寂しいんだろうさ」
東条♂「美兎さん、他の発明品を作って遊ぶのも構わないけれど、性転換ライト<解>の発明を優先するようにね」
入間♂「勿論忘れてねーぞ!これはただの息抜きだからな」
入間♂「オレ様としても実験の観察だなんて暇でしかたねーんだよ、無駄に時間がかかるしよぉ」
東条♂「…だったら、キーボ君を呼んでメンテナンスをしてあげたらどうかしら?」
入間♂「お、それもそうだな」
入間♂「あいつ最近メンテしろってずっとうるさかったし、しかたねーからやってやるかー」
東条♂「それじゃあキーボ君を見かけたら声をかけておくわね」
入間♂「あー、あと白銀にも惚れ薬が出来たって伝えてくれ、会ったらでいいから」
東条♂「了解したわ」
入間♂「おう!出来たぜ白銀!惚れ薬24Hだ!」
白銀「昨日頼んだばかりなのに早いね、流石超高校級の発明家だよ!」
入間♂「ひゃーっひゃっひゃっひゃ!もっと褒めやがれ!」
白銀「すごーい!あなたは発明が得意な超高校級なんだね!たーのしー!」
白銀「で、使い方を教えてほしいんだけど…」
入間♂「この粉状の惚れ薬をティースプーン1杯分、惚れさせたいやつに飲ませるだけだ!」
入間♂「あとはそいつが誰かの目を見たら、そいつのことが好きになっちまうんだぜ!」
白銀「なるほどなるほど!」
入間♂「具体的な効果としては、他の物を見てもそいつの顔がチラついちまう幻覚、性的興奮の引き起こし、そいつの声が自分にとって心地の良い物に聞こえちまう作用だ!」
白銀「すごい!なんかエ口同人みたいだね!!」
入間♂「ちなみに効果は即効性だが、きっちり24時間で効果は切れる(予定だ)ぜ」
白銀「へー」
入間♂「ちなみに、既に相手が居るやつに使っても効果はあんまりないぜ」
白銀「…ふーん」
白銀(ちょっとつまんないかも…)
白銀(いたずらする気満々だったのバレちゃってたか…)
白銀「えーっと、他に注意することとかあるかな?無ければ使いに行きたいんだけど…」
入間♂「後は特に説明することは無いぜ!くれぐれも悪用すんなよ!」
白銀「うん!」
白銀(前の性転換ライトの時も思ったけど、入間さん、明らかに悪用用途しか思いつかないものでもそれ言ってくるけど、逆に悪用以外でどう使えと…)
白銀(まあ、茶柱さんか王馬くんだよね、使うとしたら)
白銀(あ、あとアンジーさんも普通に面白そう)
白銀(よーし!まずは部屋に戻って準備するぞー!)
白銀「モノクマカモーン!」指パッチン
モノクマ「はいはい、今度は何?」ビヨヨーン
白銀「わたしの研究教室にバーがあるじゃない?」
モノクマ「あるね」
白銀「あそこにアルコールを持ってきてよ!はい、リスト!」
モノクマ「おやおや、高校生なのにお酒飲んじゃう気なの?」
白銀「別に…、才囚学園内って治外法権じゃない?」
白銀「お酒もさ、イギリスなら5歳から飲めるんだし、まあいいじゃない」
モノクマ「まあ殺人するよりは君達高校生からしたら だいぶ現実的だろうからね」
モノクマ「いいよ、30分で用意しておくよ」
白銀「よーし!白銀バー開店だよ!」
白銀「さーて、お客さん呼ばないとねー」スタスタ
最原♀「えっと、…今日も曇ってるね」
春川♂「これで3日連続だね」
百田♀「見れね―ならしかたねーな」
王馬♀「これ絶対おかしくない?昼間は晴れてるのに夜だけ曇天なんてさ」
茶柱♂「えっと、王馬さんは今日もしばらく雲が晴れないか粘るのですか?」
王馬♀「勿論」
春川♂「はぁ…、付き合ってらんないよ」
春川♂「百田、帰るよ」
百田♀「お、おう…」
白銀「ちょーっと待ったぁ!」
全員「!?」
白銀「わたしの研究教室でお酒でも飲みながらさ!」
百田♀「酒…?」
王馬♀「うーん、まあしばらく雲も晴れなさそうだし、時間つぶしには悪くないんじゃないかな?」
最原♀「で、でも僕らまだ未成年だし…」
白銀「じゃあ最原くんは帰っていいよ?」
最原♀「えっ」
白銀「代わりに、そこの物陰で隠れている夜長さん、一緒に飲まない?」
アンジー「およー、バレちゃってたかー」
春川♂「あんたまた…」
アンジー「アンジーはよく島でお酒飲んでたし、久しぶりに飲みたい気分かなー?」
茶柱♂「お酒ですか…、転子はちょっと…」
白銀「あ、茶柱さんは絶対来てもらうよ?」
茶柱♂「えっ!?」
春川♂「百田が行くなら私も行くよ」
アンジー「アンジーも、もっちもちー!」
王馬♀「オレも行くよー!」
茶柱♂「ええ…、皆さん行かれるのですか…」
白銀「迷わなくて大丈夫だよ!茶柱さんは強制参加だからね!」
茶柱♂「転子だけ何故!?;」
最原♀「……」
白銀「あ、最原くんはどっちでもいいよ?」
最原♀(何故僕だけハブろうとするのだろうか…)
最原♀「じゃあ…、赤松さんも誘ってみようかな」
白銀(人数増えるのかぁ…、まあいいけど)
↓
ゲーム開いて確認しよう
↓
アプデしないとゲームがフリーズ
↓
アプデ中←今ここ
少しお待ち下さい…
白銀「白銀バーへようこそ!」
王馬♀「へー、これってただのセットじゃなくてホントに使えるんだね」
白銀「バーテンはわたしがするよ!」バーテンの格好をしながら
白銀「ドリンクもちゃんと作れるから、任せてね!」
赤松「最原くん、どこ座ろっか」
最原♀「うーんと…」
白銀「カップルの皆さんはシート席をおすすめしちゃうよ!」
白銀「ぼっちな方々はカウンター席へどうぞ!」
アンジー「でもでもー、アンジーは魔姫の隣がいいなー!」
春川♂「は?私の隣は百田専用席なんだけど」
百田♀「オレと逆の隣りならいいんじゃなーか?」
春川♂「…まあ、百田が良いならいいよ」
アンジー「やたー!」
茶柱♂「じゃあお隣り失礼しますね!」
王馬♀「うん、別に好きにしていいよ」
白銀「じゃあみんな、何飲みたい?」
白銀「色々揃ってるから、大抵の物は作れると思うよ」
春川♂「…酒の種類なんてわかんないんだけど」
赤松「お酒なんて飲んだことないもんね…」
アンジー「アンジーはねー、セ○クス・オン・ザ・ビーチでお願いねー!」
白銀「かしこまり!」
百田♀「なんかやべえ名前だな…」
白銀「あ、そうだ。ウコン配っとくね。飲んどいてね」
王馬♀「どんだけ飲ます気なんだよ…、飲んどくけど」
茶柱♂「あ、転子はウーロン茶でお願いします」
最原♀「あ、僕もそれで…」
白銀「え?ウーロンハイ?うん、まかせてね!」
最原♀「え…」
白銀「甘いものお任せだね、OKだよ!」
春川♂「……じゃあ、ビール飲んでみたいかな。前から気になってたんだよね」
白銀「モノクマー!生1丁!」
モノクマ「もう!ボクをパシらないでよ!」瓶ビールとグラスドンッ
最原♀「でも持ってきてくれるんだね…」
王馬♀「オレは炭酸系おまかせでー」
白銀「おk、把握」
百田♀「じゃあオレもハルマキと同じビール飲んでみるか」
白銀「モノクマ!グラス追加だよ!」
モノクマ「グラスくらい自分で持って行ってよね!」グラスドンッ
白銀「あと蓋開けてあげてね」
モノクマ「もう!」爪ジャキンッ
赤松「なるほど、モノクマってああいう風に使えば良いんだね!」
モノクマ「ボクは校長なんだぞー!」ガオー
白銀「居酒屋じゃないからね、ここ…」
茶柱♂「お絞り貰えますか?」
白銀「馴染むの早いね。はいどうぞ」
春川♂「先飲んでいい?」
百田♀「みんなのが来るまで待とうぜ」
白銀「いや、飲んでいいよ?会社とかサークルとかの飲み会じゃないんだから」
白銀「とりあえず夜長さんのを先に作っちゃうかー」
白銀(ウォッカとメロンリキュールとクレーム・ド・フランボワーズとパイナップルジュースと惚れ薬を入れて…)カッシャカッシャカッシャ
白銀(まあ位置的に多分春川さんを見るんだろうな…)ダバーッ
白銀「出来たよ夜長さん!セ○クス・オン・ザ・ビーチだよ!」
アンジー「やたー!いただきまーす♪」ゴクゴク
白銀「え、一気?嘘でしょ?」
白銀(いや、まあ、いいけどさ…、吐かないでよね?;)
白銀「そ、それは良かったよ…」
白銀(ほんとに一気飲みしちゃったよ…)
アンジー「……」
白銀(あ、やばい、普通にアンジーさんと目があっちゃった)
アンジー「うーん、アンジーやっぱりカウンターに座っちゃおっかな―♪」
白銀(げぇっ!やば!惚れられた!)
アンジー「つむぎー、おかわりお願いねー!」
白銀「あっはい。…他のみんなの作ってからね?」
白銀(まあアンジーさんは適当にあしらっとこう…)
白銀(赤松さんは甘いものだったよね)
白銀(赤松さんは最原くんと付き合ってるから惚れ薬は入れられないね、真面目に作るかー)
白銀(女子はいつの時代もカルーアミルクが好きでしょ)カチャカチャ
白銀「はい赤松さん!カルーアミルクだよ!」
赤松「じゃあ、いただきます!」ドキドキ
最原♀「へー、そんなお酒もあるんだね。僕も後で飲んでみようかな」
白銀「じゃあ最原さんはウーロンハイやめてカルーアミルクにする?」
最原♀「うん、変更しても大丈夫ならそれでお願いするよ」
白銀「了解だよ」
白銀(じゃあ最原くんの分のカルーアミルクも作って…)カチャカチャ…
白銀「はい、ご注文の品だよ」
最原♀「ありがとう白銀さん」ゴクッ
最原♀「あ、ほんとだ、美味しいね!」
赤松「だよね!」
白銀「茶柱さん、おまたせしてごめんね?今から作るね!」
茶柱♂「転子は全然大丈夫ですよ!」
王馬♀「オレのも早くねー」
アンジー「つむぎー、この後アンジーと一緒にセ○クス・オン・ザ・ビーチしないー?」
白銀(こんなん増えられたらたまったもんじゃないからね!)
白銀「夜長さん、才囚学園にビーチはないよ…」
王馬♀「夜長ちゃんもう酔っ払っちゃったの?しかも最悪な酒絡みだし…」
白銀(えーっと、王馬くんは炭酸系だね…)
白銀(…このカウンターの内側に貼られてるレシピでたまたま目についたこのシンガポール・スリングってのでも作るかな)
白銀(これまたトロピカルな感じだね)
白銀(どっかのホテル風じゃなくて一般的な方で作るよ!)
白銀(ドライジンとチェリーブランデーとレモンジュースとシュガーシロップと、あと隠し味で惚れ薬入れるよ!)ドポドポ
白銀(続いて茶柱さんのウーロンハイ)
白銀(早く出したいし、製氷機の氷でいっか…)カチャカチャ
白銀(……)ドポドポサラサラドポドポカチャカチャ…
白銀(よし、惚れ薬入りウーロンハイの完成!)
茶柱♂「ありがとうございます!では早速いただきm…」
白銀「おおっと!コンタクト落としちゃった―!」床に屈む
王馬♀「…コンタクト?白銀ちゃんは眼鏡してるよね?」
白銀「カラコンしてたんだけど、カラコンが落ちちゃったみたいなの」床ペタペタ
白銀「あ、わたしのことは気にしないでいいよ?みんなそのまま飲んでて?」顔は決して上げない
アンジー「アンジーも探してあげよっかー?」
白銀「大丈夫大丈夫!多分すぐ地味に見つかるやつだから!飲んでていいよ!」
王馬♀「…まあいいけど…」ゴクッ
茶柱♂「…殆どウーロン茶みたいなものとはいえ初のお酒…、緊張してしまいますね…」ゴクッ
茶柱♂「うーん、やっぱりちょっとアルコール独特の臭みがありますね…、転子も甘い物を頼めば良かったでしょうか…」
茶柱♂「王馬さんの炭酸の方はどんなお味ですか?」クルッ
王馬♀「えー?どんなって言われても…」
茶柱♂「……えっと…」
王馬♀「飲んでみる?」つドリンク
茶柱♂「あ、で、では、いただきます」
茶柱♂「……転子的にはこれもあんまり好きじゃないかもです」
王馬♀「そう。じゃあ茶柱ちゃんも次は甘いの頼んだら?」
茶柱♂「そうしますね」
白銀(多分もう大丈夫だよね?)
白銀「カラコンみっけー!!装着!!」
アンジー「おー!見つかって良かったよー!」
白銀「じゃあ夜長さんのおかわり作るねー。他のみんなもおかわりあったらどんどん言ってね!」
春川♂「……百田はビール、どう?」
百田♀「…大人の味って感じだな!」
春川♂「……私も次はカクテル頼もうかな…」
百田♀「オレも折角だし色々飲んでみるかなー」
白銀(この2人反応薄いな!いや、夜長さんがアレなだけで普通はこんなものなのか?それとも照れてるだけなのか?)
アンジー「ねー、つむぎも飲んだらどうかなー?アンジーの隣りに座りなよー」
白銀「…うん、一息つけたらそうしようかな?」
白銀(というか同性同士でもこの惚れ薬はアリなのか…)
白銀(夜長さん相手か…、帰り道気をつけないと…)
白銀(…話題振ってみるか)
白銀「そういえば茶柱さん、社会勉強の相手見つかった?」
茶柱♂「しゃ、社会勉強ですか!?ええっと、その、ま、まだですね…」
白銀「やっぱり狙ってるのは夢野さん?それとも他のフリーな女子の夜長さんか王馬くんかな?」
白銀「あ、わたしはほら、レズ(っていう設定)だから無しだよ?」
アンジー「じゃあつむぎはアンジーとなら柔軟体操できるね!」
白銀(しまった!余計なことを言ってしまったよぉ…!)
白銀(と、とりあえず無視しよう…)
アンジー「アンジーは今、つむぎと柔軟体操したい気分だから転子とは出来ないんだー、ごめんねー」
茶柱♂「そ、そうですか。それはちょっと残念ですね」
茶柱♂(もし夜長さんとやってしまうと お婿さんにさせられそうだなと思ってましたので、夜長さん相手は考えてませんでしたが…)
茶柱♂(夢野さん相手ですと、こちらも責任を取って転子が彼氏ということになってしまいますし…)
茶柱♂(彼女になるなら全然OKなのですが、転子は一生男はちょっと嫌ですからね…)
茶柱♂(王馬さんはどう責任取らせてくるのでしょうか…)
茶柱♂(……正直王馬さんもかなり可愛らしい方ですし、お願いしたいですね…)
茶柱♂(…って、これって浮気ですかね!?いえ、夢野さんとはまだお付き合いできてませんが…!)
茶柱♂「…やはり本命は夢野さんですが、転子、夢野さんの彼女にはなりたいですが彼氏はちょっと勘弁ですので難しい問題ですね」
王馬♀「でもごめんねー!オレ、そういうの嫌なんだよね!」
白銀(あれ?今王馬くんは茶柱さんに惚れてるはずだよね?)
茶柱♂「そ、そうですよね」
王馬♀「…1番にしてくれるならいいよ?」
茶柱♂「えっ?」
王馬♀「だからー、オレを茶柱ちゃんの中で1番の存在にしてくれるなら別にいいよって言ってんの」
白銀(デレた)
茶柱♂「えっ、えっと…」
王馬♀「オレは別に茶柱ちゃんを男に引き留めようとか考えてないよ?」
茶柱♂「えっ!本当ですか!?」
王馬♀「うん、好きに女に戻ってもいいよ。オレと付き合ってくれるならさ」
白銀(デレッデレやんけ)
茶柱♂「…でも、王馬さんは男死に戻ってしまうんですよね?」
茶柱♂「転子はやっぱり女子とお付き合いしたいので…」
王馬♀「茶柱ちゃんがオレを1番にしてくれるならオレはこのまま女で居てもいいけど?」
茶柱♂「えっ!本当ですか!?やったー!お願いします!!」
白銀(即決なんだ…)
白銀(…これ24時間で惚れてる効果無くなるんだよね?)
白銀(……流石に地味に不安になる展開だなぁ…)
白銀(しかしあの王馬くんを『このまま女で居てもいい』と言わせるなんて、入間さんの発明品恐ろしすぎでは…?)
白銀(……24時間後までにどうか2人の間に愛ができますように…)
白銀(わたしの命の為にも…)
春川♂「白銀、なんか飲みやすいカクテル作ってよ」
百田♀「2つな!」
白銀「はーい!カシスオレンジとかでいいかな?」
百田♀「よくわかんねーが、じゃあそれで頼む」
赤松「白銀さん、じゃあ私にもそれ1つお願い!」
白銀「はーい」
白銀(カップル達は自分達の会話に夢中でこっちの衝撃の展開に気づいてないようだね…)
白銀(……横に座ってるアンジーさんは会話聞こえてるハズだけどわたししか見てないし…)
白銀(……わたし今地味に色々ピンチなのでは…?)
白銀(まあ、なんかあってもお酒の勢いで…って思ってくれるでしょう、うん…)
白銀(…いや、ちょっと言い訳させてほしいな)
白銀(入間さんも『効果は薄くしてる』とか言ってたから、精々気になる存在になる程度だと思ってたから、あの…)
白銀(…うん、いっぱい飲ませよう)
白銀(…24時間効果だから、明日も飲ませよう…)
白銀「はい、カシオレ3つ完成ー」コトッコトッコトッ
赤松「ありがとう、白銀さん!」
春川♂「…オレンジジュース…?」
白銀「うん、殆どオレンジジュースだね。アルコールは入れてるけど」
百田♀「おっ、こっちはうめーじゃんか」
白銀「お酒の美味しさを分かってくれたようだね!」
最原♀「…飲んだことあるんだね、白銀さん…」
白銀「まあ、こういうバイトやってたくらいだしね?」
白銀「はい、王馬くん達もじゃんじゃん飲んで飲んで!」コトッ
茶柱♂「綺麗な色ですね!なんてお酒ですか?」
白銀「ビトウィーン・ザ・シーツだよ」
アンジー「つむぎー!つむぎもアンジーと一緒にビトウィーン・ザ・シーツしよーよー!」
白銀「はい、アンジーさんはおかわりのビーチだよ」コトッ
白銀(わたしはビールでも飲もうかな。春川さん達のテーブルに余ってるみたいだし)
白銀「春川さん百田くん、もうビール飲まないでしょ?貰うねー」
春川♂「百田の飲みかけ以外なら好きにしていいよ」
白銀「春川さんの飲みかけも要らないかな…、瓶だけ持っていくね」
アンジー「つむぎ!アンジーの隣りに来なよ―!」
白銀「うん、そうするね。はー、どっこらしょ…」
白銀(いや、ジュースみたいな飲みやすいの出してストローでがぶがぶ飲ませて酔わせるか…)ゴクゴク…
白銀「ぷはー…」
アンジー「おー、つむぎ良い飲みっぷりだねー!もっと飲もうねー!」ドバドバ
白銀「夜長さん、溢れてる、溢れてるよ!;」
白銀「結構酔っちゃったみたいだね…?」
アンジー「にゃはははー!全然酔ってないよー!」
白銀(あれ?酔ってないかも?いつもテンション高いから全然わかんないな…)
白銀(…いっそ夜長さんも酔い潰そうかな…)
白銀「夜長さん、他に何か飲みたいのない?わたし作るよ!」
アンジー「んー、じゃあじゃあ、お水が欲しいかな?」
白銀(既に限界だったのかー…)
白銀(結構飲ませたしこれで大丈夫でしょ…)
百田♀「……流石に飲み過ぎちまったようだな…」
春川♂「……初めてだから加減がわからなくて、つい飲んじゃったようだね…」
赤松「み、みんな大丈夫!?」
最原♀「…赤松さんはザルなんだね……」
白銀「ウコン飲んでこれかー…」
白銀「まあ、多分明日には響かないと思うから、地味に安心してもいいと思うよ?」
赤松「白銀さんも平気そうだね?」
白銀「わたしはあんまり飲んでないで殆ど作ってたからね」
王馬♀「まあ、これから星見るし、夜風に当たって丁度いいんじゃない?」
茶柱♂「今回の飲み会で転子の限界量がわかったようです…」
茶柱♂「こ、今後の参考にしたいと思うます…」
白銀(作戦通り!これは茶柱さんも気分悪すぎて今からヨイサする気分じゃないでしょ!)
アンジー「つむぎー、えへへー、アンジーとどろどろになっちゃおー?」
白銀(こっちはヨイサしそうだけど!)
白銀「…わたしは片付けがあるからそっちしたいんだけど、片付けは明日にしてみんなを送っていった方がいいかな?流石に…」
赤松「う、うん、お願いするよ…。ちょっと私だけじゃ面倒見きれないからさ…」
白銀「まあみんな気分悪い程度で潰れてる人が居るわけでもないし、楽そうといえば楽そうだね」
白銀「…階段、気をつけようね?」
春川♂「百田は…私が支えるよ…」フラ~ッ
赤松「なんか逆に危ないよ!共倒れになっちゃうって!」
白銀「…少しづつ連れて行こっか…」
王馬♀「これじゃ星も落ち着いて見れなそうだね」
白銀(ていうかずっと曇ってるから見れないんだけどね)
白銀「王馬くんも大丈夫そうだね?みんなを連れていくの手伝ってくれない?」
王馬♀「オレも実は結構酔い回っててフラフラなんだよねー」
赤松「なんか嘘っぽいけど…」
王馬♀「ほんとだよ?1人で立ってるのが精一杯だからみんなを運べないな―」
白銀「はい、任せたよー」王馬にアンジーを寄りかからせる
王馬♀「うわ!1番の酔っぱらい押し付けやがった!」
白銀「普通に体格見て判断しただけだよー?」
王馬♀「ていうか夜長ちゃんもオレよりデカイんだけど…」
赤松「他の人はもっと大きい人しか居ないから仕方ないね…」
アンジー「なにー?小吉も一緒にどろどろになっちゃうー?」
王馬♀「なんねーよ!息くっさ!」
白銀「…研究教室のドア開けっ放しにして空気の入れ替えしとこ…」ガチャッ
春川♂「百田は私が…」
赤松「だから今の春川さんじゃ無理だって!;」
春川♂「……じゃあ、最原、百田のこと任せたよ…」
春川♂「親友のあんたになら百田を任せられるから…」
最原♀「いや、僕も1人で歩くのが限界なくらい気分が悪いからちょっと…」
赤松「えーっと、私じゃ駄目かな?親友の彼女ってことで…」
春川♂「……うん、親友の彼女なら任せられるよ」
白銀(何このやり取り…)
最原♀「まあ、一応…」
白銀「…春川さんも歩けるよね?」
春川♂「…歩けるよ」
白銀(顔が赤いどころか真っ青だけど…)
白銀「…春川さんはわたしが支えるね、一応」
春川♂「…一応礼は言っておくよ…」
白銀「たまには他の人にデレてもいいんだよ?」
茶柱♂「す、すみません、転子がもう少し飲み控えていれば、転子が春川さんをお運びし、白銀さんは後片付けが出来たというのに…」
白銀「いいんだよ、別に」
白銀「みんなをこんなに飲ませちゃったのはわたしだしね…」
赤松「じゃあ、みんな寄宿舎に帰ろっか」
赤松「や、やっと外に出れたね…」
最原♀「外は涼しいからちょっと楽になるね」
白銀「研究教室や校舎の廊下には窓が無いもんね…」
王馬♀「うーん、やっぱり星は出てないね」
春川♂「……もうそんなこと、どうでもよくない?」
茶柱♂「早く休みましょう…」
百田♀「…オレは、少し外で涼んでいきたいと思う…」
百田♀「赤松、藤棚のとこのベンチに連れて行ってもらえねーか?」
赤松「うん、わかったよ」
春川♂「外に1人で居るのは危険だから私もついてるよ」
春川♂「白銀、私も頼んだよ…」
白銀「う、うん。でも、酔っぱらいが2人居たっていざ黒幕に襲われたらどうしようもないと思うけどね…」
茶柱♂「で、では転子が皆さんをお守りしm……うっぷ…」
白銀「動いたら絶対吐いちゃうやつだよね…」
茶柱♂「では…、転子はもう寝ることにします…」
白銀「じゃあ、茶柱さんと完全に寝ちゃってる夜長さんは部屋に送り届けようか」
赤松「最原くん、悪いけどちょっと春川さん達のこと見てもらえるかな?」
赤松「藤棚は寄宿舎から近いし、何かあったら叫んでもらうってことで」
最原♀「…うん、わかったよ」
赤松「じゃあ百田くん、ベンチだよ」
百田♀「わりいな…」
白銀「ほら、春川さんも」
春川♂「うん…」
王馬♀「じゃあ早く夜長ちゃん達部屋に置いてこようよ。オレもおぶってるの重いし」
白銀「うん、じゃあ寄宿舎へ行こうか」
赤松「んーと、鍵は~っと…、あ、あったよ」
赤松「それじゃあ開けて…」
王馬♀「だー!もう、重かったー!」おぶっていたアンジーを布団に降ろす
王馬♀「インドア派なオレに、オレより重くてデカい夜長ちゃんおぶらせるとか…」
白銀(ほんと夜長さん完全に潰れてるなー)
白銀(いやー、潰れて良かったよー)
白銀「それじゃあちゃんとお布団をかけてっと…」
赤松「…ねえ、部屋の鍵はどうする?閉めないと物騒だと思うけど…」
王馬♀「モノクマにでも閉めてもらえばいいんじゃないかな」
モノクマ「あのねえ、君達たまにはボクに頼らないで自分たちで考えて行動したら?」
白銀「そんなこといいつつ出てきてくれるなんて、モノクマって実はツンデレなのかな?」
モノクマ「はいはい、施錠するからみんな出ていった出ていった」
赤松「ほんとに閉めてくれるんだ…」
王馬♀「さっきから喋ってないけど大丈夫?」
茶柱♂「は、はい、大丈夫です…」
王馬♀「1回吐いちゃった方がスッキリしていいかもしれないね」
茶柱♂「…あまり吐きたくはないですね…」
赤松「茶柱さん、部屋ついたけど…もう大丈夫かな?」
茶柱♂「はい、施錠も自分でできます」
茶柱♂「今日は飲み会ありがとうございました。それでは皆さんもお気をつけて…」
王馬♀「胃薬あげるからそれ飲んでから寝なよ。飲んだほうがマシだと思うよ」
茶柱♂「ありがとうございます。それでは皆さん、おやすみなさい」ドアパタン
赤松「王馬くん、胃薬まだある?春川さん達にもあげたいんだけど…」
王馬♀「あとは部屋に戻ればあるよ、前風邪引いた時からそのまま薬類置きっぱなしだったからさ」
赤松「じゃあ胃薬3つと、ついでにお水貰えないかな?私も運ぶの手伝うから」
王馬♀「いいよ、じゃあ部屋行こうか」
白銀「わたしも手伝おうか?」
赤松「白銀さんは先にみんなのところに戻ってもらっていいかな?」
白銀「うん、じゃあ戻ってるね」
百田♀「……」ベンチで寝っ転がってる
春川♂「……」同じくベンチで寝てる
最原♀(早くみんな戻ってきて…)
百田♀「…なあ終一」
最原♀「ん?どうしたの百田くん。気分悪くなっちゃった?」
百田♀「いや、そうじゃねーが…、膝枕してもらってもいいか…?」
最原♀「えっ」
春川♂「は?」起き上がる
百田♀「ベンチが固くて寝づらくてかなわねーからさ」
最原♀「…僕は別に構わないけど…」
春川♂「…じゃあ私が膝枕するよ」
百田♀「いや、できれば終一がいいんだが」
春川♂「どうして私じゃ駄目なの?」
百田♀「ハルマキは男になって脚が筋肉質になったから寝づらそうだからな」
春川♂「くっ…!」
最原♀「うん…。百田くん、どうぞ」ベンチに座る
百田♀「よっと。…うん、やっぱり膝枕するなら女の脚だよなー」
最原♀「百田くん、あんまり頭動かさないで…」
最原♀(…春川さんが凄いこっち睨んできてる…)
春川♂(私は女に戻った方がいいのかな…。でも膝枕ごときで…)
春川♂(…うん、男で居た方が百田を守れるんだし、こっちの方が絶対良いはず)
春川♂(……)
白銀(面白いことしてるなあ…)遠目から見つめる
赤松「あれ?白銀さん、そんなところで何してるの?」両手にコップ持ってる
王馬♀「あっち行かないの?」コップと薬持ってる
白銀「あ、うん、行く行く」スタスタ
春川♂「うん、貰うよ」
百田♀「おう、サンキュー!」起き上がる
赤松「はい、最原くんも」
最原♀「僕の分もあるんだね、ありがとう」
白銀「みんな気分は多少良くなったかな?」
百田♀「多少な」
春川♂「まあ、そうだね」
王馬♀「あ、そうだ。最原ちゃん、これ!」つ本
最原♀「……これは…」
王馬♀「オレの部屋に看病に来た時、最原ちゃんが読んでた本だよ!」
王馬♀「ずっと取りに来なかったからさ、ついでに今渡しとこうと思って!」
最原♀(ご丁寧にカバーの裏表がちゃんと直されている状態で渡された…)
赤松「何の本なの?」ヒョコッ
最原♀「わー!何でもない!何でもないよ!普通の本だよ!」学ランに突っ込んで隠す
最原♀「え、えっと、推理小説だよ!」
王馬♀「あれー?そんな内容だったっけー?」
最原♀「そうだよ!」
王馬♀「確かその本は女教師が…」
最原♀「女教師が殺害される本だね!!」
赤松「学校が舞台のミステリーものなんだね!」
最原♀「そうそう!!」
赤松「読んでて面白かった?」
最原♀「え、えっと、まだ最初の方しか読めてなかったからちょっと面白いかどうかはわからないかな…」
赤松「それ読み終わって面白かったら私にも貸してくれない?」
最原♀「えっ!?」
赤松「最原くんが面白いと思う本、私も読んでみたいと思うんだよね」
赤松「駄目…かな…?」
最原♀「……うん、読み終わったらね…」
王馬♀「ちなみにその本、出版社がフランス…」
最原♀「フランスにある出版社の本なんだよね!これは日本語の翻訳版なんだ!」
赤松「そうなんだね!」
最原♀(…探す本の条件が無駄に増えてしまった…!)
王馬♀「凄いね最原ちゃん!よくもまあそんなにベラベラと…」
最原♀「うん!赤松さんが読むかもしれないのに、あんまり本のこと話したらネタバレになっちゃうかもしれないから止めた方がいいよね!」
王馬♀「……ww」(腹抱えて震えている)
最原♀(くそっ、他人事だと思って…!あと白銀さんも地味に笑ってるし…!)
白銀(いっそ素直に白状したら楽になるんじゃないのかな…ww)
最原♀(…いっそ適当に時間が経った頃、「あの本は面白くなかった」って言った方が良いか…?)
最原♀(いや、そもそも本を隠した時点で、僕の行動は相当怪しく映ったはず…)
最原♀(後々でも適当に実物を見繕って本を見せないと、ここで喋ったこと全て嘘だってバレてしまうに決まっている…)
最原♀(…王馬くん、本当に面倒なことをしてくれたな…)
白銀(最原くんがこれまでにないくらい真剣な顔して何か考えてるのほんと笑うww)
白銀(だからそういう顔はコロシアイが起きた時にでもしてww)
ー翌日、食堂ー
東条♂「今日は和食…というかしじみ汁を頼む人が多いわね」
茶柱♂「昨日は結構飲んじゃいましたからね…」
東条♂「…ひょっとしてお酒を飲んだのかしら?」
茶柱♂「ええ、まあ…」
入間♂「は!?酒だぁ!?」
星「!酒だと!?」
天海♀「!この学園にお酒があるんすね?」
白銀(めっちゃ食いついてきた…)
入間♂「どこだ!?どこに酒があるんだ!?オレ様にも飲ませやがれ!!」
茶柱♂「ああっ、出ちゃいます!胃の中のもの出ちゃいますから、首をがっくんがっくん振らないでくださいぃい!!」
白銀「…うん、いいよ」
入間♂「オメーが地味に隠し酒を持ってやがったんだな!?」
白銀「そうだね。わたしの研究教室にバーの撮影セットがあるでしょ?」
白銀「あれ、中身本物なんだよね」
入間♂「な、なんだってぇええ!!?」
入間♂「そういう重要な情報は先に言えよな!!」
白銀「ご、ごめんね?別に隠してたわけじゃないんだけど…」
天海♀「…もし白銀さんが宜しければですけど、俺達にも飲ませてもらえませんかね?」
白銀「天海くんもお酒好きなんだ?いいよ」
天海♀「この学園に来て良かったと思ったのは2度目っすね」
天海♀「治外法権様様っすね」
白銀(珍しくテンション高いね)
真宮寺♀「じゃあ、この学園に来て最初に良かったと思ったことは何なのかしら?」
天海♀「そりゃあもう、真宮寺さんと出会えたことっすよ」
真宮寺♀「あら…///」
白銀(リア爆ェ…)
白銀「…うーん、でも困ったなぁ…」
天海♀「…お酒がもう残り少ないとかっすかね?」
入間♂「えっ!そうなのか!?」
白銀「ううん、そうじゃないんだけど…」
白銀「折角だからさ、今日は全員で飲み会!ってしたいんだけど…」
白銀「流石に人数多すぎるから、ちょっとバーテンをするわたしの手が足りなくなっちゃいそうだなぁって思って…」
東条♂「そういうことだったら、私もお手伝いさせてもらうわ」
東条♂「カクテルを作る知識も持ち合わせているわ、メイドだもの」
白銀「えっ!本当!?それは助かるよ!」
東条♂「ふふ、ついでに軽く食べられる物も用意した方が良さそうね」
入間♂「いっそ晩飯も白銀の研究教室で食ってそのまま飲み会の流れでいいんじゃねーか?」
東条♂「…それだと、お夕飯の食器の片付けが少しネックね」
東条♂「白銀さんの研究教室は食堂からかなり遠い位置にあるから…」
入間♂「じゃあ夕飯食ってその後白銀の研究教室で酒パだ!テメーらわかったな!?」
茶柱♂「うーん、転子はもうお酒は…」
王馬♀「えー?一緒に飲もうよー!気分悪くならない程度なら大丈夫でしょ?」
夢野「…なんじゃ、お主今日はやけに転子にくっついておるのう」
王馬♀「だってオレ達付き合い始めたからね!」
夢野「んあ!?」
夢野「…そうか。まあ転子はそのうち女子に戻ってしまうからのう」
夢野「男の転子のままならウチとて付き合いたかったが、仕方あるまい」
夢野「しかし、王馬が転子とか…、意外以外の何者でもないのう」
茶柱♂「夢野さん、すみません…」
夢野「いや、ウチは今後転子に言い寄られることが無くなってむしろ良かったと感じておるぞ」
茶柱♂「夢野さんは転子に言い寄られるのが嫌だったんですか!?」ガーン
夢野「ウチはレズではないからの…」
東条♂「お夜食を作る時間も取らないとね」
白銀「わたしも昨日片付けられなかったコップとか洗わないとなー」
白銀「…あと、倉庫からリセッシュ的なものを探してお酒の臭いも消さないとね…」
白銀「今日は昨日よりお酒の臭いが凄いことになりそうだし、衣装とか研究教室から出しとこうかなぁ…」
最原♀「じゃあ、僕の研究教室に置く?」
白銀「え!いいの?」
最原♀「うん、どうぞ。廊下に出しっぱなしっていうのもどうかと思うしね」
天海♀「もし良かったら俺の研究教室にもどうぞ。狭くてあんまり置けないかもですけど」
白銀「やったー!2人共ありがとう!」
白銀「何か衣装既にお酒臭いかもしれないけど、一応ファブってから置くね!」
最原♀「うん、ありがとう」
天海♀「何すか、図書室マスターって…」
天海♀「まあとりあえず、どうぞ。言ってみて下さいよ」
最原♀「元がフランスの本で日本語に翻訳されたもので、女教師が殺害される学園ミステリー物の小説知らない?」(小声)
天海♀「……はい?」
最原♀「元がフランスの本で日本語に翻訳されたもので、女教師が殺害される学園ミステリー物の小説知らない?」(小声)
天海♀「……殺害されないしミステリーじゃない、官能小説ならどこかで見た覚えあるっすよ?」(なんとなく小声で返す)
最原♀「違うんだ、フランス書院じゃなくて。推理小説で」(小声)
天海♀「…俺も図書室にある本のまだ半分も把握できてないっすけど、今のところ見たことないっすね」
最原♀(…絶望しそう…)
最原♀(また後日続きを探そうかとも思ったが、現実的ではないなと悟った)
最原♀(…発想を変えてみたらどうかな?)
最原♀(まず、条件を緩和して適当な学園物の推理小説を見つける)
最原♀(次に、奥付を細工する)
最原♀(あとは赤松さんにその本を見せながら「あんまり面白くなかったよ」などと言うだけだ)
最原♀(面白くないと言われているものをわざわざ読むことはしないだろうし、元々中身が学園物の推理小説なら、パラ見されても出てくる単語などは問題ないだろう)
最原♀(…これだ、むしろこれしかない)
最原♀(僕は明日やることを決め、夕食を食べに食堂へ向かった)
白銀(…!ただの親子丼なれど、流石は東条さんの作った親子丼…!)
白銀(わたしが今までの人生で食べてきたどの親子丼より美味しい…!)
白銀(鶏肉の癖に、舌に乗せただけでとろけるレベルだと…!)
白銀(その鶏肉を包む卵がまた……)
白銀(……さーて、早く食べて準備しに行かないとねー)モグモグ
白銀(あ、今日は普通に真面目にバーテンするよ!)パクパク
東条♂「私は先にお夜食を白銀さんの研究教室の方に運んでおくわね」
東条♂「それと、電子レンジも持ち込んでおくわ」
白銀「ごめんね、私だけ先にご飯食べちゃってて」
東条♂「いいのよ、白銀さんも食べ終わったら準備があるんだし」
東条♂「私もこの準備が終わったらちゃんと食べるから、安心して頂戴」
白銀「うん、わかったよ」
白銀(それにしても、この広い校舎で5階まで電子レンジを抱えて行くなんて凄いなぁ…、幾ら男になったとはいえ…)
白銀(食器を流し台に置いてー)
白銀(冷凍庫で凍らせたおいた氷を持っていくよ!)
白銀(一応わたしの研究教室にも製氷機はあるんだけどね、ちょっと今回は量が足りないかなと思ってこっちでも作ったんだよね)
白銀(製氷機のスペースとは別に冷凍庫もあるし、溶けないと思うし…)
白銀(使わない衣装用の厚手の布に包んで…っと)
白銀「よいしょっと…」
白銀「…うー、それでも重いしつべたいなー…」
ゴン太「白銀さん、大丈夫?ゴン太持とうか?」
白銀「あ、本当?助かるよ、ありがとう!」
ゴン太「紳士として困ってる女性を助けるのは当然だからね!」
白銀「それじゃあ、5階のわたしの研究教室までお願いするよ」
白銀「わたしは手が空いちゃったし、余分にコップとお絞りでも持っていこうかな」
白銀(うん、お盆に乗せたら結構運べそうだね)
白銀「星くんも手伝ってくれるの?ありがとう!」
星「タダで働きもせずに酒を飲むってのもあれだしな」
白銀「じゃあ、冷蔵庫に色々果物を冷やしてるんだけど、それ持ってきてくれないかな?多分見たらわかるよ」
星「わかった、任せな」
白銀(あー、なんか楽しくなってきちゃったなー♪)
白銀(このみんなで色々準備をしてイベントをするっていう感覚がコスプレにも通じるものがあるよね!)
白銀(準備の段階が凄い楽しいんだよ!)
白銀(あ、どうせみんな参加するんだから、写真撮っちゃおっかな?)
白銀(それでまたフォトブック作ってみんなに配るよ!)
白銀(うん、いいねいいね!)
白銀(…撮って残さないと、どうせいつかみんな死んじゃうからね…)
王馬♀「はい白銀ちゃん、カメラ持ってきたよ」
王馬♀「ずっと借りててごめんね?」つカメラと三脚
白銀「ううん、それは別に構わないよ」
白銀「レンタル代は後日体で払ってもらうしね!」
王馬♀「…あー、オレ実はまだ風邪が治りきってないからコスプレはまだちょっと…」
白銀「駄目だよー、約束したじゃない」
王馬♀「……それにしてもずっと夜だけ天気が曇ってるなんておかしいと思わない?」
白銀「話逸しちゃ駄目だよ」
白銀「王馬くん、何かやりたいキャラとかいる?」
王馬♀「えー、いるわけないじゃん」
白銀「王馬くんは小さいし、プリキュアとかどうかな?」
王馬♀「…オレが、プリキュア……?」
白銀「駆逐艦も似合いそうだよね」
王馬♀「人ですらなくなっちゃったよ…」
白銀「王馬くん地味にドイツキャラだし、ドイツ艦とかどう?」
王馬♀「…何?軍艦の形のきぐるみでも着れば良いわけ?」
白銀「今度キャラの画像用意しておくね!」
東条♂「入間さん、まだみんなに飲み物が行き渡ってないからもう少しだけ待って頂戴」シャカシャカシャカ
東条♂「キーボ君、これを赤松さんへ運んでくれないかしら?」
キーボ「はい、わかりました」
王馬♀「いやー、それにしても小豆洗いロボットから配膳ロボットに進化して良かったじゃんキー坊」
夢野「まるでロボットレストランじゃな」
キーボ「あんな奇抜なものと一緒にしないでください!」
赤松「キーボくんも何か飲めたら良かったんだけどね…」
最原♀「飲むとしたらやっぱりガソリンとかかな?」
夢野「レギュラーというかハイオクって感じじゃな」
キーボ「だからボクは電気で動いてるんですってば!ガソリンなんて飲みません!」
王馬♀「え…ガソリンじゃないってことは、もしかして灯油…?」
キーボ「だから!ボクは電気で動いているんです!!」
キーボ「皆さんまとめて訴えますよ!?」
キーボ「やりたくてやってるわけじゃありません!」
キーボ「って、何撮ってるんですか!?」
白銀「折角みんなが集まってのイベントだから、またフォトブックにしようと思ってね」
茶柱♂「フォトブック……うっ、頭が…」
王馬♀「オレはあのフォトブックの茶柱ちゃんの写真もカッコイイと思ってるよ?」
茶柱♂「男死の姿を褒められても嬉しくありませーん!」
夢野「転子よ、今もその男子の格好じゃぞ」
茶柱♂「そ、そうでした…。着替える時とトイレとお風呂の時以外男死であることを忘れるように生きていたので、すっかり忘れていました…」
天海♀「なかなか器用なことしてるっすね」
東条♂「…全員に飲み物が行き渡ったようね。それじゃあ乾杯をしましょうか」
入間♂「テメーらが『とりあえずビール』を拒否して好き勝手頼みやがるから遅くなっちまったじゃねーか!」
入間♂「こういうのは普通2杯目からだろ!好きに頼むのはよぉ!」
春川♂「仕方ないじゃん。ビール苦手なんだから」
春川♂「…殺されたいの?」
百田♀「やめろハルマキ。入間の言うことなんて気にすんじゃねー」
春川♂「…百田が言うなら、わかった」
入間♂「ケッ、つまんねーなあ」
東条♂「…入間さん、乾杯の音頭を取ってもらってもいいかしら?」
入間♂「おう、いいぜ」
入間♂「長ったらしいことが言う気はねえ!」
入間♂「性転換ライト<解>の完成の前祝いだ!オメーらもじゃんじゃん飲みやがれ!乾杯!」
全員「かんぱーい!」
キーボ(……乾杯を言えないのは少し寂しいですね…)
キーボ(ですが仕方ありません、雰囲気だけでも味わって学習するとしましょう)
白銀「飲み物のおかわりもじゃんじゃん言ってね!ソフトドリンクもあるよ」
白銀「さーて、わたしも適当に飲みながら撮影するよー!」パシャッパシャッ
アンジー「撮ってばっかりじゃなくて、つむぎもアンジーと飲もうよー」
白銀「後でね、先飲んでていいよ」パシャッパシャッ
アンジー「むー…」
百田♀「そういや昨日の夜から夜長のやつ、ハルマキにくっついてねーよな」
百田♀「一体どうしちまったんだろうな」
春川♂「別に、そんなことどうだっていいよ」
春川♂「それより百田ももっと飲みなよ」
百田♀「勿論飲むけどよ、時間はまだまだあるし昨日のことがあるからオレはゆっくり飲むことにするぜ」
春川♂「うん、そうだね」
星「どうした、もう気分でも悪くなっちまったか?」
ゴン太「ううん、まだ1口も飲んでないよ」
星「じゃあどうしたってんだ?」
ゴン太「ゴン太はまだ未成年なのに、お酒なんて飲んじゃっていいのかな?って思って…」
天海♀「ここは治外法権なんで心配無用っすよ」
ゴン太「でも才囚学園も一応日本だよね?紳士は決まりごとを破っちゃいけないと思うんだ」
天海♀「律儀っすね」
白銀「うーん…、ゴン太くんにはソフトドリンクの方が良かったかな?」
入間♂「ケッ、酒の1杯も飲めねーで何が紳士だ」
入間♂「男ってのはな、注がれた酒は何が何でも飲まなきゃなんねーんだよ!昔からの決まりでな!」
ゴン太「えっ!そ、そうなの?ゴン太、知らなかったよ」
真宮寺♀「…入間さん、飲み会の席の嫌な上司みたいになってるわよ」
東条♂「入間さん、強制で飲ませるのは良くないわ」
入間♂「でもこれだって立派な社会勉強だろ」
入間♂「ゴン太、試しに1口飲んでみろよ?ほらほら~!」
真宮寺♀「…今度は子供にお酒を飲ませようとする親戚のおじさんのようね…」
東条♂「ソフトドリンクを入れ直すわ。何が良いかしら?」
ゴン太「え、えっと…」
入間♂「ア、アタシの酒なんか飲めないっていうの…?」
ゴン太「!う、ううん!ゴン太、飲んでみるよ!」ゴクッ
入間♂「ケケッ、飲んだな!どうだオレ様の酒の味はよ!」
天海♀「入間さんのっていうか、普通にビールの味ですけどね」
ゴン太「……うーん…、ゴン太はあんまりビール、美味しいとは思えないよ…」
ゴン太「でも残すのは良くないことだと思うからゴン太、頑張って飲むよ!」
入間♂「おう、そうだ飲め!酒なんて飲んだら飲んだだけ美味く感じるもんだからな!!」
真宮寺♀「…それはどうかしらね…」
東条♂「…獄原君、2杯目は遠慮しないでソフトドリンクを頼んで頂戴」
赤松「ねえ最原くんも食べてみてよ!」
最原♀「えっと、じゃあ…」箸を料理に向ける
赤松「はい最原くん、あーん…」
最原♀「えぇっ!?え、えっと…」
最原♀「あ、あーん…///」
赤松「どう?美味しいよね?」
最原♀(…味がわからない…)
最原♀「お、美味しいね…(多分)」
王馬♀「いやー、凄いね!テーブル挟んですぐ向かいに他人が居るのにイチャつけるなんてさ!」
赤松「王馬くん達もイチャイチャしてもいいんだよ?」
夢野「やめい!ウチがこのテーブル席で孤立してしまうわい」
王馬♀「それ面白いね!孤立させちゃおっか!」
茶柱♂「ええっ!転子達も『あーん』をするんですか!?///」
夢野「だからやめい!」
赤松「うん、ちょっと体がポカポカしてきたかも」
最原♀「昨日よりハイペースだから、ちょっと抑えた方がいいんじゃないかな?」
赤松「でも私はザルなんでしょ?ちょっとくらいハイペースでも平気だよ」
最原♀「…でも一応、程々にね…?」
赤松「大丈夫!気持ち悪くなる前には飲むのやめるよ!」
最原♀(そんな調整が出来たらみんな苦労しないはずだけどね…)
王馬♀「…赤松ちゃんは昨日も結構飲んでたし、今日もあんまりガブガブ飲んじゃうと流石に肝臓に悪いかもだし、酔わなくてもセーブした方がいいかもしれないよ?」
赤松「そ、そっか。うん、わかったよ、肝臓悪くなっても困るし、ちょっと飲む量減らすね…」
最原♀(良かった…)
王馬♀「茶柱ちゃんもだよ?」
茶柱♂「転子は元よりあまりお酒は飲もうとは思っていませんので、安心して下さい」
夢野「ウチはこの空間の空気を吸ってるだけで酔いそうじゃ…」
茶柱♂「お酒の臭いが室内に篭っちゃってますからね…」
夢野「言われなくてもそうするわい…」
王馬♀「お酒の臭いだけで駄目だなんて、夢野ちゃんはほんとにお子ちゃまだなー」
夢野「…言い返す気力も無くなってきたわい…」
茶柱♂「ゆ、夢野さん、今すぐ外の空気を吸いに行きましょう…」外へ連れて行く
夢野「す、すまぬ転子…」
王馬♀「早く戻ってきてねー?」
白銀(……そういえばそろそろ惚れ薬を飲ませてから24時間になるはずだね)
白銀(やっと夜長さんのアピールから解放されるよー…)
白銀(そしてあの2人はどうなるのかな?っと…)
夢野「ふう、廊下の空気は新鮮で良いわい」
王馬♀「おかえりー」モグモグ
王馬♀「夢野ちゃん、あんまり辛いようなら先に寄宿舎に帰ったら?」
夢野「んあ!?ウチだけ除け者にしてみんなで美味しい物を食べるだなんて許さんわい!」
王馬♀「面倒くさいお子ちゃまだなー」ゴクゴク
王馬♀「子供はもうとっくに寝る時間だし、さっさと寝たら―?」
東条♂「夢野さんは夜食だけが欲しいのよね?それなら、小皿に幾つか取ってそのまま部屋へ持って帰ってはどうかしら?」
夢野「んあー…、そうじゃな。そうさせてもらうわい」紙皿に取り分け
夢野「ではウチは一足先に帰るとするかのう」
茶柱♂「では転子がお部屋まで護衛しますよ。黒幕の件が心配ですしね」
王馬♀「えっ!茶柱ちゃんまで帰っちゃうの!?じゃあオレも一緒に帰るよ!」
茶柱♂「王馬さんはいいんですか?もう飲み会は」
王馬♀「いいよ、茶柱ちゃん居なかったらあんまり楽しくないし」
赤松「え、枝豆が…!」
最原♀「…赤松さん、他にも色々あるから…」
夢野「王馬は元気じゃのう…」
王馬♀「まだ飲み足りないからね!」
茶柱♂「…王馬さんも昨日結構飲んでましたし、程々にしましょうね…?」
王馬♀「まあ自分の部屋でなら最悪酔いつぶれても大丈夫だしね?」
茶柱♂「潰れるまで飲んだら駄目ですよ!?」
王馬♀「じゃあみんな、おやすみー」
夢野「ではの」
茶柱♂「それでは皆さん、お先に失礼します!」
白銀「…おやすみー」ノシ
白銀(あれ?とっくに24時間経ったと思うんだけど、態度特に変わんないね?)
白銀(うーん…?)
白銀(…まあいいや。24時間は見守ったし、後はお好きにしちゃってよ)
アンジー「つむぎー!今夜こそアンジーとビトウィーン・ザ・シーツしようよー!」
白銀(…こっちも様子が変わんないね…?)
茶柱♂「それでは夢野さん、おやすみなさいませ!」
王馬♀「おやすみー」
夢野「うむ、さらばじゃ」ドアパタン
王馬♀「さて茶柱ちゃん、オレ達は二次会と洒落込もうか!」
茶柱♂「て、転子も飲むんですね…」
王馬♀「オレは飲むけど、茶柱ちゃんは別に枝豆食べてるだけでもいいよ?」
茶柱♂「ではそうさせていただきますね」
王馬♀「じゃあオレの部屋行こっか」
茶柱♂「えっ、王馬さんの部屋にですか…?」
王馬♀「ん?何か問題ある?」
王馬♀「ていうか流石に他人の部屋を酒臭くするのも悪いしね」
茶柱♂「まあ、転子も自分の部屋がお酒臭くなるのは勘弁ですが…」
王馬♀「それじゃ上がって行ってよ」ドアガチャッ
茶柱♂「し、失礼します…///」
王馬♀「って、何で照れてんの?」
茶柱♂「そ、そりゃあ照れますよ。お付き合いしている相手のお部屋に上がらせていただくわけですから…」
王馬♀「え、何考えてるの?茶柱ちゃんやらしー!」
茶柱♂「…す、すみません…、どうやら転子は思考まで男死になりかけていたようです…」
王馬♀「まあいいけどね」
王馬♀「じゃあ枝豆どうぞー」ベッドの上に置く
茶柱♂「…では、いただきます」ベッドに腰掛けて食べる
王馬♀「はい茶柱ちゃん、お水。こぼさないでね?」
茶柱♂「き、気をつけますね…」
王馬♀「オレはこれ…なんか適当に持ってきちゃったけど、まずかったら嫌だなぁ…」
茶柱♂「ワインですね。試飲してから持ってきた方が良かったのでは?」
王馬♀「急に帰ることになったから慌ててたからねー…」コップに注ぐ
茶柱♂「よく飲みますね…」
王馬♀「全然。今日はこれで2杯目だよ」ゴクゴク
王馬♀「飲んでみる?」つコップ
茶柱♂「またそれですか。意見を聞くだけで大丈夫ですよ」
王馬♀「…んー、こんなもんじゃない?って感じかな」
茶柱♂「何の参考にもなりませんね…」
王馬♀「……ねえ茶柱ちゃん、何か違和感覚えることない?」
茶柱♂「えっ、違和感ですか?な、何のですかね…?」
王馬♀「…いや、別に無いならいいんだけど…」
茶柱♂「??」
王馬♀「…あのさ、変なこと訊くかもしれないけどいいかな?」
茶柱♂「はい、何でしょうか?」
王馬♀「オレのこと本当に好きだと思ってる?」
茶柱♂「ええっ!?ほ、本当に変なことを訊かれますね…」
茶柱♂「そりゃ好きですよ…、だからお付き合いしていますし…」
王馬♀「付き合ってるからって思考停止してない?もう1度よく考えてみてよ」
王馬♀「本当にオレのことが1番好きって言える?」
王馬♀「いいから、答えてよ」
茶柱♂「ええっと…、…はい、やっぱり王馬さんは1番好きだと思います」
茶柱♂「転子は今だってドキドキしてしまっていますし…」
王馬♀「…ふーん、そう」
茶柱♂「……」
王馬♀「……」
茶柱♂「…あの、そんなことを訊かせてしまうということは、転子の愛が足りなかったということでしょうか?」
王馬♀「…いや…うーん、何なんだろうね?」
茶柱♂「…転子は不甲斐ないです…。彼女が何を考えているのかすら分かりません…」
王馬♀「うーん…、オレもちょっとオレ自身が分かんなくて…」
茶柱♂「…何かあったんですか?転子に話してみてはくれませんか?」
茶柱♂「転子は頭は良くないですけど、王馬さんの力になりたいんです」
王馬♀「……」
王馬♀「オレ、さっきまでは滅茶苦茶茶柱ちゃんのことが好きだったけど、今はそうでもないんだよね」
茶柱♂「はい!?」
王馬♀「こんないきなり想ってることが変わるとかおかしいよね」
王馬♀「もしかして寝てる間とかオレの知らない間に、黒幕に変なことされたんじゃないかなって思ってるんだけど…」
王馬♀「ほら、オレ達なんかこの学園に来るまでの記憶がよく分かってないし、なんかそんなことも出来るんだから人の心を操れても不思議じゃないんじゃないかなって…」
王馬♀「でもそんなことを黒幕がしても何の利点も無いと思うんだけど…」
茶柱♂「……」
王馬♀「茶柱ちゃんもさ、急にオレのこと好きになってくれたじゃん?」
王馬♀「でもそんなことってあるのかなぁって…」
茶柱♂「…転子は、今も王馬さんのことが好きです…」
茶柱♂「王馬さんの心変わりが早かったのか、黒幕が転子達に何かをしたのかはわかりませんが、それだけは事実です」
茶柱♂「転子は王馬さんのことが好きになってしまったんです…」
王馬♀「…それは困ったね…、オレはもうそんな気分じゃなくなったんだけど…」
王馬♀「でも…」
茶柱♂「例え黒幕に心を操られてしまったとしても、転子は今王馬さんが大好きなんです!」
茶柱♂「それじゃいけませんか!?」
王馬♀「…いや、うん、好きにしていいよ…」
茶柱♂「ではそうさせてもらいますね!」
茶柱♂「絶対再び転子のことを好きになってもらいますから!」
王馬♀「うん、精々頑張ってね」
茶柱♂「はっ!転子、気づいてしまいました!」
王馬♀「うん?何か黒幕に関する情報でもわかった?」
茶柱♂「王馬さんが転子のことをもう好きではないということは、これはお付き合い解消ということなのでしょうか!?」
王馬♀「…まあ、そうかな?」
茶柱♂「たった2日で破局だなんて…!」
茶柱♂「て、転子のどこがいけなかったのでしょうか!?」
茶柱♂「もしかして逆に手を出さなすぎて駄目だったというわけでしょうか!?」
王馬♀「いや、茶柱ちゃんに駄目なところなんてないけど…」
茶柱♂「え!駄目なところが何もないということは、お付き合い続行しても宜しいんですね!?転子嬉しいです!!」
王馬♀「ポジティブかよ!」
王馬♀「何?今度こそ黒幕に関すること?」
茶柱♂「いえ!…転子達、まだデートしてないんです…!」
王馬♀「くっそどうでもいい…」
茶柱♂「どうでもよくなどありません!」
茶柱♂「転子達はお付き合いしているんですよ!?」
茶柱♂「明日は転子と校内デートしましょうね!」
茶柱♂「どこ行きますか!?やはり最初のデートというのは映画館が鉄板らしいですし、AVルームで映画鑑賞など如何でしょうか?」
王馬♀「じゃあもうそれでいいよ…」
茶柱♂「決まりですね!」
茶柱♂「明日朝ごはんを食べ終わったら飲み物を持ってAVルームに行きましょう!」
茶柱♂「映画鑑賞が終わった後のことはまだノープランですが、転子にお任せください!」
茶柱♂「必ず満足させてみせますからね!!」
王馬♀「あっはい」
茶柱♂「ワイン入れて下さい」
王馬♀「え…、大丈夫?無理しない方がいいよ?」
茶柱♂「お酒は飲んだら飲んだだけ強くなると聞きます」
茶柱♂「ならば今後、王馬さんと同じくらいお酒が飲めるように強くならなければなりませんからね」
茶柱♂「転子の肝臓が強くなるまでちょっと待っててくださいね」
王馬♀「いや、量飲んでも強くなるわけじゃないらしいけど…」
茶柱♂「転子が飲めるようになりたいんです、いけませんか?」
王馬♀「…オレの部屋で吐かないでよ?」ワインを注ぐ
茶柱♂「ご心配なく!吐きたくなったらシャワールームに駆け込ませていただきますね!」
王馬♀「吐くまで飲むなってんの!」
東条♂「…今朝は集まりが悪いわね…」
赤松「入間さんがみんなに飲ませてまわるから、みんな昨夜は潰れちゃってたもんね…」
入間♂「わりいかよ!折角の酒パなんだぞ!?飲まねーと損だろ」
最原♀「好意の押し付けは良くないよ…」頭ズキズキ
白銀「もー、入間さんのせいで昨夜は倉庫とわたしの研究教室を往復して毛布を運ぶ羽目になったよ…」
入間♂「良いダイエットになっただろ?」
白銀「むしろ脚が筋肉痛になったよ…」
アンジー「つむぎー、昨夜は楽しかったよー!」
白銀「夜長さん、誤解されるような言い方は止めてね?」
白銀「飲み会が楽しかったってちゃんと言おうね?わたし達何もなかったから」
アンジー「また飲み会を企画した方が良いって神さまも言ってるよー!」
白銀「うん、了解したよ。でももう酔っぱらいの介護は勘弁だけどね…」
東条♂「昨夜は入間さんを止められなくてごめんなさいね…」
白銀「ううん、わたしも止められなくてごめんね…」
入間♂「お、オレ様のせいってのかよ…」
赤松「どう見てもそうだよ…」
赤松「みんなが来たら昨日はどんどん飲ませちゃってごめんね、ってちゃんと謝ろうね?」
入間♂「ここじゃ駄目なのか?」
白銀「いいから来てね」グイグイ
ー倉庫ー
白銀「あの惚れ薬のことで訊きたいことがあるんだけどさ、あれって24時間できっかり効果が切れるんじゃなかったの?」
入間♂「切れなかったのか?」
白銀「切れなかったよ、30分くらいオーバーしたよ!」
白銀「30分でだいぶおとなしくなったけど、その後もちょっと効果名残ってたみたいだし…」
白銀「お陰で昨日も夜長さん振り切るの大変だったんだから…」
入間♂「あの褐色ビッチに飲ませたのか。やっぱオメーはレズなんだな」
入間♂「でもそれはおかしいな。たった30分とはいえ、この大天才のオレ様が効果を見誤るなんてことあるはずねーんだが…」
白銀「わたしもちゃんと時計見て飲ませたから、24時間がいつになるかは地味に把握してたんだけど…」
入間♂「テメーの飲ませ方がまずかったんじゃねーの?」
白銀「の、飲ませ方?惚れ薬を飲ませるのにやり方とかあるの?」
白銀「…そうだね、一昨日、お酒に混ぜて出したよ」
白銀「って、水でしか駄目なの?」
入間♂「あったりめーだろ!惚れ薬だって薬なんだからな!」
白銀「そ、そうだったんだね…」
入間♂「特に酒で飲ますなんてありえねーだろ!」
入間♂「効き方が変わったり効かなかったりするに決まってんだろ!」
白銀「薬と言われちゃうと反論できないね…」
白銀「でもそれならそれで最初に注意喚起してほしかったな」
入間♂「だーかーらー!薬を酒で飲んだらいけねーってことくらい誰でも知ってる常識だろうが!わざわざ言うかよ!」
白銀「ううっ、なんかごめんね…」
王馬♀「話は聞かせてもらったよ!白銀ちゃん、ちょっと眼鏡貸してね!」ドアバンッ
白銀(じ、地味に立ち聞きされてた…!)
王馬♀「というわけで、黒幕の仕業でもなんでもなくて、このサノバビッチの発明品を利用したゴマ油眼鏡のいたずらだったんだって」眼鏡に指紋ベタベタ
茶柱♂「な、なるほど…。でも黒幕の介入でなくてなんだかホッとした感じです」
王馬♀「安心しちゃうんだ…」
アンジー「つまり、つむぎは惚れ薬使っちゃうくらいアンジーのことが好きだったんだねー?」
白銀(わたしはレズ設定だし、ここは肯定しておかないとおかしいよね…)
白銀「うん、そうだよ。わたし、地味に夜長さんのこと狙ってたんだよね」
白銀「王馬くんと茶柱さんにもなんかノリで使っちゃってごめんね?」
王馬♀「ノリで使うもんじゃないでしょ。とりあえず土下座してよ」
白銀「すみませんでしたぁっ!」土下座
茶柱♂「…でも転子は、結果的に使われた良かったと思います」
茶柱♂「だって、お陰で王馬さんの真の可愛らしさと可能性に気付かされましたから!」
王馬♀「昨日までのオレのことは忘れてくれて構わないけど?」
茶柱♂「いえ、忘れられません!」
白銀「…新たな可能性って…?」
アンジー「女の子同士でもなんか全然大丈夫そうだよねってことだよねー!」
アンジー「神さまもレズはいいぞって言ってるよー」
白銀「神さまェ…」
アンジー「ねえ、つむぎもアンジーのことが好きだったんだよね?」
アンジー「今日辺りアンジーと神っちゃおっかー!」
白銀(うおお…、タスケテケスター!!)
アンジー「それで、なんか良さそうだったらアンジーのお嫁さんになってよー!」
白銀「わ、わーい…」
白銀(ノーマルなの!わたしは黒髪赤目のイケメンがいいのぉおおお!!)
白銀(どうする…やばい、どうしようもない…)
王馬♀(…なんでどんどんレズが増えていくんだろう…)
王馬♀「…まあ今回は別に大事には至ることはなかったし、みんなが問題ないならオレもいいけどさ」指紋眼鏡をかけさせる
白銀(早く指紋拭きたい…)
白銀「だって夜長さんとお付き合いしたかったんだもん!」
白銀「新たな愛を探し求めた結果だよ!!」
アンジー「嬉しいこと言ってくれるねーつむぎー」
王馬♀「何?ひょっとしてレズって頭おかしいやつが多いの?」
茶柱♂「て、転子もおかしいですか!?」
王馬♀「うん、ちょっと」
茶柱♂「王馬さんにも今に女子同士の良さが分かるはずですよ!」
王馬♀「いや、オレ男に戻るから…」
赤松「…私が好きなのは最原くんだから問題ないよね」
王馬♀「最原ちゃんは今女子だから赤松ちゃんも立派なレズだよ」
赤松「や、やっぱりそうなっちゃう…?」
最原♀「……」
入間♂「ふーん、レズって変なやつが多いんだな」朝ごはんモグモグ
東条♂「……」
姉清「是清、話があります」
是清「何だイ?姉さん」
姉清「そろそろ貴方と話すべきだと思って…」
是清「ああ、男の体に戻るかどうかをかイ?」
姉清「ええ…」
是清「姉さんはどうしたいのかナ?」
姉清「この体は本来貴方のもの。ずっと借りているなんて申し訳ないと思っているわ」
姉清「だけれど…」
是清「姉さんはこのままで居たいんだよネ?」
姉清「…ええ」
姉清「体が弱く、私が本来体験することのなかった同じ年頃の子達と一緒に遊んだり、恋愛したりがとても楽しいの」
姉清「…でも、みんな、貴方の友達なのよね…」
姉清「だから私が独り占めするわけにはいかないわ」
姉清「えっ?」
是清「僕はこれまでだって姉さんの為に尽くしてきた」
是清「そしてこれからもそれは変わらないヨ」
是清「姉さんが僕の肉体を使いたいというなら、喜んで貸すヨ」
是清「姉さんの喜びが僕の喜びでもあるからネ」
姉清「是清…」
姉清「…天海さんは男性に戻ってしまうそうだけど、是清はそれでも構わないのかしら?」
姉清「貴方、私に男を近づけるのを嫌がっていたでしょう?」
是清「でも姉さんは天海君のことが好きなんだよネ?」
姉清「ええ…」
是清「僕としてはやっぱり男を姉さんと付き合わせたくはないけど、姉さんがそれを望むのなら構わないヨ」
是清「僕は姉さんの幸せの為だけに生きているからネ…」
姉清「是清…!」
是清「その代わり」
是清「天海君が万が一姉さんを悲しませることをしたら、僕だって黙ってないヨ」
姉清「ええ、彼はとても良い人よ」
姉清「むしろ、私の方がどうしようもない女だわ…」
是清「そんなことないヨ、姉さん」
姉清「いえ、だって私は…」
是清「姉さん」
是清「姉さん自身を否定するということは、姉さんを認めて好きでいてくれている天海君の想いも否定することになるヨ」
姉清「!」
姉清「…そうでした。私はなんてことを…」
是清「分かってくれるなら天海君も許してくれると思うヨ」
姉清「彼は優しい人だものね…」
是清「姉さん、僕がいつでも側にいるからネ」
姉清「ええ」
是清「いつでも見守っているヨ…」
姉清「…貴方も、お友達とお話したくなったらいつでも声をかけて頂戴ね」
是清「ありがとう、姉さん」
茶柱♂「さあ、朝食も食べましたし、飲み物も持参しました!」
茶柱♂「後は映画を観るだけですね!何見ますか?アニメですか!?」
王馬♀「は?アニメ?仮にもデートって言っておきながらアニメ観るとかありえなくない?」
茶柱♂「アニメを否定するんですか!?なかなか面白いんですよ!」
王馬♀「えー、何白銀ちゃんみたいなこと言ってんだよ…」
茶柱♂「アニメも色々ラインナップありますね…えっと…」DVD棚漁り
王馬♀「いやアニメとかマジありえないから!やっぱコメディー映画だろ!」DVD棚を漁る
茶柱♂「コメディーですか…」
王馬♀「何?何か問題ある?」
茶柱♂「いえ、別にコメデイ―映画は否定しませんが…、あまりデートっぽくないなと思って…」
王馬♀「アニメよりマシじゃん…」
茶柱♂「…今日のところは王馬さんの意見を優先しますが、王馬さんには後日アニメの素晴らしさを伝えねばなりませんね」
王馬♀「コメディ映画はこの辺かー、うーん、何観ようかなー」
白銀(デートなら恋愛もの観ろよ)廊下から聞き耳
王馬♀「これとかどう?トゥルーマン・ショー」
白銀(棚にこれ入れたスタッフしばくぞ)廊下から聞き耳
茶柱♂「転子は知らない映画ですね…、面白いですか?」
王馬♀「オレは結構好きだよ」
王馬♀「トゥルーマンっていうごくごく普通のアメリカ人がいるんだけど、実はトゥルーマンの人生は全部隠しカメラで撮られてて世界中に放送されてる超人気番組って話なんだよね」
王馬♀「トゥルーマンの人生におけるイベントや友人関係、恋人、町すらもセットで、全部番組側が用意したって話」
王馬♀「色々不自然なのに今までずっと違和感に気づかないとかトゥルーマンって馬鹿なんだよねー」
白銀(……どうコメントしていいか困ること言ってるね…)
茶柱♂「…それで、トゥルーマンはどうなってしまうんですか?」
茶柱♂「そのまま余生も放送され続け、世界中の人の娯楽になってしまうのですか?」
王馬♀「まあ気になるなら映画観てみよっか」
王馬♀「大丈夫だよ、コメディーだし」DVDをデッキにセット
白銀(王馬くんはこれ無意識なの?勘が良すぎてくっそ恐いんだけど…)
王馬♀「どうだった?」
茶柱♂「…確かにコメディでしたが、最後の方がずっとシリアスで、なんだかちょっとしんみりしちゃいましたね…」
茶柱♂「トゥルーマンは外の世界へ出て、それからどうなってしまったのでしょうか…」
茶柱♂「ううっ、なんでエピローグ的なものがないのでしょうか…、気になっちゃいますよね…」
王馬♀「エピローグなんて要らないでしょ。外に出る場面の描写で終わりで良いじゃん」
王馬♀「だって外の世界にはカメラがないもん」
茶柱♂「…自分の人生が全て偽りと知った彼は、外に出てどうするというのでしょうか…」
茶柱♂「奥さんや友人だけでなく、自分の家族まで偽りだったんですよ…」
王馬♀「でもトゥルーマンには外の世界の彼女が居るんだし、彼女がきっと手助けしてくれるでしょ」
王馬♀「トゥルーマンにはこれから色々な困難が待ち受けているかもしれないけど、きっとなんとかなるって」
王馬♀「それにこれは彼自身が望んだことなんだよ」
茶柱♂「…そうですね、為せば成りますよね」
茶柱♂「彼は1人じゃありません、支えてくれる人が居るんですから」
王馬♀「じゃあ、面白かったシーンは?」
茶柱♂「あの雑な雨のシーンですね!」
王馬♀「あれくっそ雑だよね!やる気あんのかって感じで」
王馬♀「オレはドライブシーンが好きー」
茶柱♂「あれも面白かったですね!」
白銀(わたしは何で他人の映画デートの会話を聞いて、悪い意味でドキドキしてるんだろう…)聞き耳
王馬♀「よし、映画観終わったけど次は何すんの?」
茶柱♂「食堂でお菓子作りとかどうですか?」
茶柱♂「クッキーとか作って、焼いている間にお昼ごはんを食べてたら丁度良く時間も潰れると思うんですけど」
王馬♀「ふーん、まあいいんじゃない?」
王馬♀「頑張ってオレの為に美味しいクッキーを作ってね!」
茶柱♂「一緒に作るんですよ!」
王馬♀「えー…」
茶柱♂「さあ、移動しますよ!」
白銀(移動か、図書室に隠れよう)図書室に移動
赤松「最原くん、何枚集まった?」
最原♀「えっと、7枚だね…」
赤松「勝った!私は9枚だよ!」
赤松「じゃあお昼ごはんは最原くんが作ってね!」
最原♀「う、うん。頑張るよ」
最原♀(朝ごはんからお昼ごはんまでの間にどちらがより多くのモノクマコインを集めるか勝負をして赤松さんに負けた…)
赤松「今度最原くんにも張り手のやり方教えるね!」
最原♀「いや、後片付け大変そうだし、僕はこれからも地道にコインを探すよ」
赤松「慣れたら一瞬で片付け出来るようになるよ」
最原♀(…どうやって…?)
モノクマ「はいはい、ラブラブですねー」ビヨヨーン
赤松「きゃああああ!!?モノクマ!!?」
モノクマ「女子高生に悲鳴あげられるとか…、凹むなぁ…」ショボーン
モノクマ「いやね、良いこと教えてあげようと思って」
赤松「良いこと?」
モノクマ「あ、下ネタじゃないよ?」
最原♀「別にそんなこと言ってないだろ」
赤松「で、良いことって何?」
モノクマ「な、なんと!今日(執筆日)は赤松さんのお誕生日なのです!エクストリーム!!」
赤松「……え?」
最原♀「赤松さんの誕生日?」
モノクマ「赤松さん、おめでとうございます!」
赤松「あ、ありがとう…」
モノクマ「あ、これ僕からささやかながらプレゼントだよ」つ袋
赤松「これは何?結構重いけど…」
モノクマ「うぷぷ、モノクマメダル333枚とマシンガンとネイルブラシだよ」
赤松「え、そんなに!?やったぁ!ガチャガチャ回し放題だよ!」
最原♀「モノクマメダルは分かるけど、マシンガンとネイルブラシって何だよ…」
モノクマ「さあ、なんだろうね?」
モノクマ「あ、マシンガンには弾は入ってないから安心していいよ」
最原♀(ただの鈍器じゃないか…)
王馬♀「赤松ちゃん達に何かパシられてるの?」
モノクマ「んもう!キミ達はボクを何だと思ってるの!」
赤松「えっと、何か今日は私の誕生日らしいから、プレゼントをくれたんだよ」
茶柱♂「…モノクマが赤松さんに贈り物ですか…」
茶柱♂「何か危険物じゃないですよね?」
赤松「モノクマメダル333枚と弾無しマシンガンとネイルブラシくれたよ」
王馬♀「弾無しマシンガンとネイルブラシの在庫処分福袋感やばいね」
赤松「うん。私、ネイルしないしね…。必要そうな人にあげようかな…」
モノクマ「プレゼントした本人の前でよくそんなこと言えるね!プンプン!」
モノクマ「ふーんだ!赤松さんの研究教室の黒板に謎の暗号の落書きでもしてくるんだから!」ボヨヨーン
最原♀「あ、どっか行っちゃった」
赤松「…私の研究教室、変にされてなきゃ良いけど…」
王馬♀「えーっと、モノパッドの赤松ちゃんのプロフィールには誕生日は3月26日ってあるね」
王馬♀「ってことは、今日は3月26日なんだね!モノクマが嘘ついてなきゃだけど」
最原♀「日付の情報は初めてだね」
赤松「……」
最原♀「ん?どうしたの、赤松さん」
赤松「最原くん、私に何か言うこと無いかな?」
最原♀「…?え、えっと…?」
赤松「もう!彼女の誕生日なんだよ!?おめでとうくらい言ってよね!」
最原♀「あっ!ご、ごめん!」
最原♀「赤松さん、誕生日おめでとう…」
赤松「モノクマでさえ真っ先に言ってくれたっていうのに…」ムーッ
最原♀「本当にごめん…」
王馬♀「だからどっかのビッチにも童貞だって馬鹿にされるんだよ」
最原♀「ど、童貞は関係ないだろ!」
王馬♀「いや、あるでしょ。それだけ女の子の扱い方が分かってないってことなんだから」
最原♀(ぐぬぬ…)
茶柱♂「転子は童貞ですが女子なので、女の子の扱い方はバッチリですよ!」
王馬♀「何アピール?」
赤松「……最原くん」
最原♀「な、何かな…?」
赤松「お昼ごはん、何かお洒落で美味しい物をお任せするよ」
最原♀(!?お、お洒落で美味しい物…!?なんて漠然として注文なんだ…)
最原♀(ぼ、僕はどうすれば…!?)
赤松「宜しくね」ニッコリ
最原♀「……う、うん…」
最原♀「……」
最原♀(何を作ろう…)
最原♀(とりあえず嫌いなものは無いか聞いたら、一応無いらしい)
最原♀(ちなみに隣りでは王馬くんと茶柱さんが赤松さんの誕生日ケーキを作っている)
最原♀(ついでに彼らのお昼ごはんも作ることになってしまった…)
最原♀(…お洒落で美味しい物……)
最原♀(パスタとかしか思いつかないけど、普通過ぎるかな…?)
最原♀(そういえばお洒落なご飯って、なんかやたら大きなお皿にちょこっとだけ乗ってるイメージだし、盛り付け次第でお洒落に見えるかもしれないな)
最原♀(大きな平皿無いかな?)食器棚ゴソゴソ
最原♀(大きくて四角い無地の白皿を何枚も見つけたから、これを使おうかな)
最原♀(パスタの味はどうしようかな)
最原♀(ニンニク使う物だけは臭い的にダメ出し食らいそうな気がする…)
最原♀(…明太子あるし、明太子パスタにしようかな)
最原♀(その間に明太子ソースを作るよ)
最原♀(4人分のソースのレシピだよ)
最原♀(明太子4つ120gをほぐしてボールに入れ、レンチンで溶かしたバター60gと牛乳100ccと醤油大さじ2杯を入れて混ぜてソースの完成)
最原♀(トッピング用に大葉8枚を刻んでおくよ)包丁トントントン
最原♀(茹で上がるまでまだ時間あるし、サラダも作っておこうかな)
最原♀(ベビーリーフがあったからそれ使ってサラダにしよう)
最原♀(ちなみにベビーリーフっていうのは色んな種類の野菜やハーブの成長途中の若い葉っぱのことだよ)
最原♀(植物の生育に必要な栄養がたっぷり詰まっているから、普通に葉物野菜を食べるより少ない量で効率良く栄養を摂取することが可能なんだ)
最原♀(そんなベビーリーフとミニトマトを洗って水をきり、あとお洒落なイメージの強いモッツァレラチーズも使おう)
最原♀(オリーブオイル大さじ6杯と塩小さじ1/2を混ぜてドレッシングしによう)カチャカチャ
最原♀(作ったドレッシングにベビーリーフとミニトマトとモッツァレラチーズを入れて優しく混ぜるよ)
最原♀(混ざったらお皿に盛り付けてサラダは完成)
最原♀(パスタも茹で終わったからザルに移して、明太子ソースのボウルに入れてさっと和える)
最原♀(お皿になんかお洒落に盛り付けて大葉を乗せて完成!)
最原♀(これが僕のお洒落ランチの限界だ…!)
赤松「凄い!すっごくお洒落だよ!カフェとかで出てきそうな感じだね!」
最原♀(良かった…)
赤松「じゃあ食べてもいいかな?」
最原♀「うん、どうぞ。口に合えばいいけど…」
赤松「いただきます」パクッ
赤松「……うん、美味しいよ!」
最原♀「それは良かったよ」
最原♀(ほんとに良かった…、機嫌もなおったみたいだ)
茶柱♂「では転子達も作業のキリが良くなったのでいただきますね!」
最原♀「うん、どうぞ召し上がれ」
茶柱♂「……うん!美味しいです!最原さん、良いお嫁さんになれますよ!」
最原♀「お嫁さんになる気はないかな…」
王馬♀「じゃあオレの組織でシェフになってよ!」
最原♀「千人分のご飯作るのもちょっと…」
東条♂「ごめんなさいね、もう少し早く来ていれば良かったわね」
最原♀「ううん、気にしないでよ。たまには作るのも楽しいしね」
東条♂「そう?なら良いけれど…」
東条♂「後片付けは手伝うわ、食べ終わった食器は流しに置いてて頂戴」
茶柱♂「あ、転子達もう少しキッチンの方借りるので、ついでに洗っちゃいますから大丈夫ですよ」
東条♂「何をしているのかしら?」
茶柱♂「赤松さんのお誕生日ケーキを作っているんです!」
赤松「うん、作ってもらっちゃってます!」
東条♂「…そうなの。赤松さん本人も誕生日であることは知っていたのね」
王馬♀「ということは東条ちゃんも知ってたんだね?」
東条♂「ええ。モノクマがみんなに教えて回っているらしくて」
東条♂「てっきり赤松さん本人は知らないものかと思ってたんだけど…」
東条♂「…隠す必要もなくなったわね。みんなで夜お祝いしようってことになってたのよ」
赤松「え!それってお誕生日会開いてくれるってこと!?」
赤松「やったあ!ありがとう、東条さん!」
赤松「うん、そうするよ!」
最原♀(お誕生日会か…。やっぱりプレゼントとか用意した方がいいんだろうな)
最原♀(何しようかな…)
東条♂「デザートは茶柱さん達が作ってくれるってことは、私は料理の方に集中することができるわね」
東条♂「今夜は腕によりをかけて作るわ」
王馬♀「期待してるねー!」
最原♀(…うーん…、赤松さんの好きそうなものは大体研究教室に既にあるし、何かあげられるような物を手に入れられる場所か購買とか図書室とかだけだからなぁ…)
赤松「…ねえ、最原くん」
最原♀「何?赤松さん」
赤松「物とかくれなくて大丈夫だよ。その代わり、さ」
赤松「今日はずっと私と一緒に居てくれないかな?」
最原♀「うん、赤松さんがそれでいいなら」
赤松「よーし!それじゃあご飯食べたら白銀さんの研究教室行こうね!」
最原♀「…ん?」
赤松「最原くん、もうすぐ男の子に戻っちゃうでしょ?その前に可愛い姿を残しておかないとね!」
最原♀「……」
赤松「私の誕生日だもん、ちょっとくらいワガママ聞いてほしいな?」
最原♀「う、うん…、いいよ…」
赤松「王馬くんも来る?」
王馬♀「オレはケーキ作りが忙しいからねー!」
王馬♀「いやー、一緒に遊べなくて残念だなー」
茶柱♂「転子は別に構いませんが…」
王馬♀「ケーキ作りもとい、お菓子作りも一応デートプランの1つなんでしょ?オレが居なきゃ始まんなくない?」
茶柱♂「それもそうですね!しかし転子とのお付き合いにやる気になってくれたようで嬉しいです!」
王馬♀「あっいやそういうわけじゃ…」
最原♀(……どうせ王馬くんも近いうちに白銀さんにプリキュアにされるんだなと思ったら、煽られてもなんだか許せた)
最原♀(昼食を終えた僕と赤松さんは、白銀さんの研究教室にやって来てしまった)
最原♀(ここ連日ずっとここに来てるな…)
赤松「白銀さーん、ちょっといいかな?」ドアガチャッ
白銀「あ、赤松さん!ちょうどいい所に来たね!」
赤松「ん?私に何か用かな?」
白銀「ちょっと体のサイズ測らせてもらってもいいかな?」
赤松「……えっ?」
白銀「あ、別にレズ的な意味で気になってるわけじゃないよ?」
白銀「赤松さんに服を作ってあげようと思ってるんだけど、そういえばバスト以外のサイズ知らないなーって思って…」
最原♀(…ほんと何でモノパッドのプロフィールに全員の胸囲が載ってるんだろうな…)
赤松「服作ってくれてるんだね!うん、じゃあいいよ!」
白銀「ところで、赤松さん達も私の研究教室か私に何か用だったんだよね?」
白銀「どうしたのかな?」
赤松「最原くんもうすぐ男の子に戻っちゃうし、最後に可愛い格好させて写真撮りたいなーと思って…」
白銀「なるほどね!そういうことならスタジオと衣装好きに使っちゃっていいよ!」
白銀「あ、衣装はまだ飲み会の為に避難させたままだったから、悪いけど天海くんと最原くんの研究教室に取りに行ってくれないかな?好きなの着ていいから」
赤松「うん、わかったよ!」
白銀「それじゃあちゃちゃっと計測させてもらうね」
最原♀(久々に入った僕の研究教室には白銀さんの衣装やら小道具やらが転がっており、床には大量のウィッグスタンドにかけられたウィッグが並んでいた)
最原♀(それがまるで生首が並んでいるような光景に見えた僕は、情けない悲鳴をちょっとあげてしまった)
赤松「それじゃあ最原くん、何着たい?」
最原♀「……」キョロキョロ
最原♀(何か露出が少なくて、着やすそうで、折角だからかっこいい系がいいかな…)
最原♀「…あ、これとかどうかな?」つ軍服
赤松「最原くん、そういうのが好きなんだね」
最原♀「いや、なんか目についたから…」
赤松「軍服系他にも色々あるね…」ゴソゴソ
赤松「あ、これとかどう?」つ日本娘の黒軍服
最原♀(スカートじゃないか…)
赤松「似合うと思うよ!」
最原♀(……まあ僕の今の格好よりスカート丈長いし、許容かな…?)
最原♀「じゃあ、それで…」
最原♀「2着目…」
最原♀「えっと……」キョロキョロ
最原♀「こ、これとかどうかな?」つ どっかの侍の着物
赤松「着物もいいね」
赤松「あ、でもこっちの方が派手でやりごたえありそうだよ?」つ 何かの花魁衣装
最原♀「…着るの大変そうじゃない?」
赤松「マジックテープとスナップボタンで留めて着れるみたいだよ」
最原♀「わあ、親切設計…」
赤松「じゃあ2着目はこれだね!」
最原♀(一気に露出度が上がってしまった…)
赤松「じゃあ他は~…」
最原♀「…赤松さん、とりあえずそれの撮影しちゃわない?」
赤松「うん、そうだね!とりあえずこれ撮っちゃおっか!」
最原♀(赤松さんと白銀さんに着替えをじろじろ見られて恥ずかしかったので、バーカウンターの中で僕は着替えた)
最原♀(ちなみに白銀さんにがっつりメイクをされて、なんと1着目の着替えが全て完了するまでに40分かかった)
最原♀(何をそんなに顔に描いてるんだろうか…)
最原♀(…つけまつげでまぶたが重い…)
赤松「最原くんもうちょっと目をぱっちり開けてねー」カメラ構え
白銀「赤松さん、こういうポーズの時はこう画面を切り取ったほうがドラマチックでいいよ」カメラ指導
最原♀「…白銀さんは服作ってるんじゃなかったの?」
白銀「大丈夫、すぐ出来るから!わたし腐っても自作レイヤーだから!」
白銀「…いつもイベント前日夜にバタバタ布から服にもっていってるんだよね…」
最原♀「そんなに作るの早いなら、もっと早めに作ったらいいんじゃないかな?」
白銀「それが出来たらみんな苦労しないんだよ…」
最原♀(みんなとは…)
白銀「そろそろ2着目になった方がいいと思うよ?」
白銀「次のは着替えにも時間かかると思うし…」
ドアコンコンッ
東条♂「みんな、ちょっといいかしら?」ドアガチャッ
赤松「あ、東条さん。どうしたの?」
東条♂「今日のお夕飯及び赤松さんのお誕生会は夜7時から開始予定よ」
東条♂「時間通りに来てもらえると助かるわ」
赤松「なるほどね、わかったよ!」
最原♀「楽しみだね」
赤松「うん!」
白銀「7時かー…、やばいね。早く作っちゃわないと…」ミシンガガガガガガガガガ…
赤松「東条さん、お疲れ様!」
白銀「最原くん、次花魁だよね?これ使っていいよ」つ肌色の物体
最原♀「……これは?」
白銀「え?ヌーブラだけど?」
最原♀「えっ!?何で!?///」
白銀「……え、逆に何で?だって肩ガッツリ出る衣装だから、普通のブラは見えちゃうでしょ?」
白銀「洗ってるから安心して使っていいよ」
白銀「あ、なんなら2重3重に重ね付けして胸盛っちゃう?」
最原♀「……」
最原♀(1つだけでも付け方もわからないのにどうしろと…)
最原♀(ていうかなんか恥ずかしい…///)
白銀「むしろヌーブラで露出対策しないと見えちゃって、余計恥ずかしいことになるかもだよ?」
最原♀「えっ!…な、何で考えてること分かったの?」
白銀「エスパーですから」(CV.大本眞基子)
最原♀(なんかまた何かのアニメのキャラの声真似してる…)
最原♀(……疑似巨乳の作り方なんて知りたくなかった…!)
最原♀(なんだか夢が壊された気分だった…)
赤松「最原くん、なんかテンション低いね?」
最原♀「うん…、なんか、うん…」
白銀「撮影で疲れちゃったかもだけど、これから赤松さんの誕生会なんだから、テンション上げていかないとだよ?」
最原♀「うん、そうだね」
白銀「それにしてもわたしもなんとか間に合って良かったよー」
赤松「最初の布の段階は見ちゃったけど、最終的にどうなったのかは見てないから楽しみだよ」
最原♀「食堂についたよ」
最原♀「中から話し声が聞こえるし、みんなもう集まってきたのかな?」
白銀「19時の1分前だね、いい感じじゃないかな?」
赤松「…開けていいかな?」
最原♀「うん、どうぞ」
赤松「じゃあ開けるね!」ドアガチャッ
白銀「おお!なんか色々凄いね!」
最原♀「クラッカーなんてどこから…」
入間♂「大天才のオレ様がちゃちゃっと作ったんだよ」
白銀「ホント万能だね」
赤松「……えへへ、みんな、ありがとう!」
星「主役だろ?早く中に入ってこいよ」
赤松「うん、そうだね!」ウキウキ
天海♀「じゃあまずは俺と夜長さんから行くっすね」
赤松「ん?」
アンジー「蘭太郎に頼まれてアンジーが作ったんだよー!」
アンジー「楓に受け取って欲しいなー?」つ可愛く梱包された箱
天海♀「俺はアイデアしか出してないと思われても困るんで補足しときますと、ラッピングも俺っす」
赤松「そうなんだね!開けてもいいかな?」ワクワク
アンジー「もっちもちー!」
赤松「…あ、ピンク色の薔薇だね!」
アンジー「の、彫刻作品だねー!」
アンジー「木彫りで薔薇を作ってアクリルで塗ったんだよー」
赤松「すごーい!本物のお花みたい!」
アンジー「本物と間違って水あげないようにねー!」
赤松「うん、気をつけるね」
天海♀「ピンク色の薔薇は3月26日の誕生花っす」
天海♀「花言葉は『温かい心』『満足』とかっすね」
天海♀「この日の誕生花は他にもあるんすけど、色的にもこれが1番赤松さんらしいかなと思ってこれを作ってもらうことにしました」
赤松「そうなんだ…」
赤松「2人共!ありがとう!大切にするね!」ニコッ
アンジー「そんなに喜んでくれるなんてアンジーも嬉しいよー」
天海♀「そんな素敵な笑顔を見せられると、図書室で誕生花の本を探したかいがあったってもんっすね」
天海♀「真宮寺さんも誕生花っすか?」
真宮寺♀「いえ、私は誕生石よ」
真宮寺♀「何か良い物が出ないかとガチャガチャを回していたら出てきたのよね」
真宮寺♀「赤松さん、受け取ってくれるかしら?アクアマリンの原石よ」
赤松「貰ってもいいの?」
真宮寺♀「ええ、アクアマリンは3月の石。私より赤松さんが持つべき物だわ」
真宮寺♀「アクアマリンは幸せな結婚を約束し、例え夫婦の危機が訪れても仲直りさせてしまう魔力を秘めていると言われているヨ」マスクON
真宮寺♀「寂しい人には愛が、そして既婚者には更なる幸せが約束されていると言われている愛の石だヨ…」
真宮寺♀「最原君といつまでもお幸せにネ…」ククク…
赤松「あ、ありがとう…///」
最原♀(なんか照れくさいな…///)
赤松「虫さん…」
キーボ(スイマセーン…、止められませんでした)
ゴン太「うん!ゴン太の研究教室で1番大きなカブトムシさんだよ!」つ虫かご
赤松(…私が小学生の男の子とかだったら凄く喜んだかもしれない…)
赤松(でも、ゴン太くんなりに一生懸命考えてくれたんだもんね、受け取ってあげなきゃね)
赤松「…うん、ありがとう。立派なカブトムシさんだね」
ゴン太「育て方はこのノートにまとめたよ」
ゴン太「もし餌が足りなくなったらいつでもゴン太の研究教室に来てね!」
王馬♀「ゴン太はほんとに馬鹿だなぁ…」
ゴン太「えっ?」
王馬♀「虫なんて貰って喜…/キーボ「わー!王馬クン、服にゴミが付いてますよ!!」腹パンチ
王馬♀「げふっ…」
ゴン太「…?王馬くん…?」
キーボ「何でもないです!ゴン太くんのプレゼントも素敵だね!だそうです!」
ゴン太「そうかな?良かったよ!ちょっと不安だったんだよね!」
赤松「あはは…」
赤松「あ、入間さんも用意してくれたんだね!ありがとう」
入間♂「斬美に用意した方が良いって言われたからな…、仕方なくだぜ」
入間♂「オレ様はこの大人のおもちゃセットだぜ!!」
全員「…………」
入間♂「ん?あんまりイイもんだったからビビっちまったか?」
東条♂「……赤松さん、ごめんなさい」
東条♂「私が事前にプレゼント内容をチェックしておけば良かったわ…」
入間♂「むしろこれまでに出てきたプレゼントの中で1番実用的だろうが!」
東条♂「本当にごめんなさいね…」
赤松「と、東条さんが謝ることないよ!」
赤松「そ、それに入間さんに悪気は無い…と思うし、うん、私は大丈夫だよ…」
入間♂「まあバカ松が使わないなら、そこのダサイ原に使えばいいんじゃねーのか」
最原♀「えっ」
赤松「…なるほど…」
最原♀「いや、…東条さん、これ回収しといて下さい」
東条♂「…依頼として受け取るわね」
夢野「んあー…、では次はウチじゃ」
夢野「ウチは即興で考えた新たな魔法じゃ」
赤松「即興で思いついちゃうんだね!流石だよ!」
夢野「んあー!これはキッチンの道具を使う魔法じゃ、全員キッチンの方へ移動するがよいぞ」
ーキッチンー
夢野「それでは赤松よ、この電子レンジの中を調べてくれんかの?」
赤松「わかったよ、調べるね」
赤松「……うん、何も異常は無いように思うな」
夢野「ではそのまま蓋を閉じてくれんか?」
赤松「閉じたよ」パタン
夢野「ウチはここまで一切電子レンジには触れておらんぞ」
赤松「そうだね」
夢野「では行くぞ!1…2の…」
夢野「んあああああああ!!!!?????」ガーン
モノクマ「ボク、参上!」キラーン
夢野「な、何故じゃ!?あやつらはどこに…!?」
モノクマ「ああ、ひょっとして仕掛けられてたハトのこと?」
モノクマ「それならボクのお腹の中だけど?」ゲプーッ
夢野「んああああああ!!!!!!!???????」ガガーン
モノクマ「全く、キッチンにハトを仕掛けるだなんて衛生的に良くないよ!プンプン!」
夢野「あ…ああ……」
赤松「……モノクマ、何の用なの?」
星「どうせ邪魔しに来ただけだろ」
モノクマ「違うよ、ちゃんと用事があって来たんだよ」
モノクマ「はい白銀さん、できたよ」つ封筒
白銀「わあ!思ったより早かったね!」
キーボ「それは…?」
白銀「ああ、これ?これはね、わたしの赤松さんへの1つ目のプレゼントだよ」
白銀「サプライズプレゼントってやつかな?」つ封筒
赤松「開けてみてもいい?」封筒を受け取る
白銀「うん、どうぞ!」
赤松「さっき撮った最原くんのフォトブック!!」
最原♀「えっ」
白銀「そう、赤松さんが初めて企画・撮影をしたさっきの撮影会でのフォトブックだよ!」
白銀「さっきモノクマにこっそりSDカードを渡して、速攻でフォトブック作るように頼んだんだよね。写真のチョイスはモノクマに委ねちゃったけどさ」
赤松「す、凄い…!なんかこう、印刷されているのを見ると、全部私が撮影した写真なのになんか凄く見えるよ…!」
白銀「印刷するとさ、また違うように見えて感動しちゃうよね?」
赤松「うん!」
白銀「特にここで生活してると、印刷でもしないと気軽に見返せないしね…」
白銀「さっきの撮影会での赤松さん、とっても輝いていたよ」
白銀「コスプレ撮影が楽しいっていうその気持を、これからも忘れないでほしいな」
赤松「白銀さん…!ありがとう…!」フォトブックを抱きしめる
赤松「私、これからも頑張ってカメラ技術を磨くね!!」
最原♀「…赤松さんが被写体の方に行く気は?」
赤松「今のところないかな?撮ってる方が私の性に合ってると思うんだよね」
最原♀「そう…」
最原♀「い、要らないよ…」
王馬♀「見せて見せて―!」フォトブックを取る
最原♀「ちょっと!返してよ!」
王馬♀「え?最原ちゃん要らないんでしょ?これ」ページパラッ
最原♀「いいから!」
茶柱♂「……これは…」ゴクリ
真宮寺♀「あら、化けたわね…」
アンジー「終一も結構胸おっきいんだねー」
最原♀「…それは、盛ってるんだ…」
天海♀「最原君も見栄を張りたいお年頃なんすね」
最原♀「違う!盛らされたの!!」
入間♂「だよな、オメーがこんな胸してるわけねーしな」
最原♀「ていうかみんな当然のように見ないでよ!」
ゴン太「ご、ゴン太は見てないよ!紳士だから…!///」
最原♀「いや、みんな胸の話しかしてないけど、別にそんなエ口い写真でもないから…」
最原♀「ゴン太くん、恥ずかしがらないで、なんか僕も恥ずかしくなるから」
キーボ「ではそろそろボクのプレゼントの番ですね!」
赤松「キーボくんは何くれるのかな?」ワクワク
キーボ「ボクは歌です!」
最原♀「!!?」←キーボ通信簿MAX
赤松「私に歌のプレゼントをしてくれるんだね!嬉しいなぁ♪」
最原♀(まずいぞ…、どうしよう…)
最原♀(……やばい、何の回避方法も思いつかないぞ…)
キーボ「それでは聴いて下さい、ハッピーバースデーです」
全員「…………」
キーボ「ボクの歌はどうでしたか?赤松さん」
赤松「……なんというか、凄く……独創的で、新しい音楽ジャンル…みたいな…?感じで、オリジナリティがあって良かったと思うよ…」
キーボ「本当ですか!?」
キーボ「…今の赤松さんの言葉を聞いて決心がつきました!」
赤松「え?」
キーボ「やっぱりボク、もう一度ロボットアイドルを目指してみたいと思います!」
王馬♀「おいバカやめろ」
キーボ「王馬クン、ボクの才能に嫉妬しているのですね?」
王馬♀「なわけないじゃんド音痴じゃん、頭割れるかと思ったよ」
キーボ「え!でも音楽の才能を持つ赤松さんに褒めていただきましたよ!?」
王馬♀「そんなの赤松ちゃんのお世辞に決まってるじゃん」
キーボ「そ、そうなんですか…?」
赤松「え、えっと…」
王馬♀「正直に言ったほうがキー坊の為にもあると思うけど」
赤松「えっと…」チラッ
最原♀(僕の方見てきた…。どう助け舟を出そう…)
星「…どうした獄原」
ゴン太「さっき赤松さんにプレゼントした虫さんが、ひっくり返って泡吹いているんだ!」
最原♀(カブトムシが泡吹いてひっくり返るレベル!?)
ゴン太「病気のない健康なカブトムシさんをプレゼントしたと思ったんだけど…」
ゴン太「ごめんね赤松さん。ゴン太、カブトムシさんの容態に気がつかなかったみたいだ…」
赤松「う、ううん。私は大丈夫だよ」
ゴン太「病気の虫さんはあげられないから、また後日別の虫さんを赤松さんにプレゼントするね」
赤松「…カブトムシさん、お大事にね…」
最原♀(運良く(?)話は逸れたし、このまま別の話題にシフトした方が良さそうだな…)
最原♀「そういえば百田くんや春川さんのプレゼントはどんな物なの?」
赤松「!そ、そういえば気になっちゃうなー!何だろう?」
百田♀「!お、オレ達のプレゼントの番か…」
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白銀「性転換ライト2!安価もあるよ!」【ニューダンガンロンパV3】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489582162/
白銀「性転換ライト2!安価もあるよ!」【ニューダンガンロンパV3】
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