サターニャ「ガヴリールが階段から落ちた!?」
- 2017年03月21日 07:10
- SS、ガヴリールドロップアウト
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ガヴリール「はぁ、学校の階段ってなんでこんなにしんどいんだろうな…」ノロノロ
ヴィーネ「そう?私はそんなこと思ったことないけど…」
ガヴリール「正気かヴィーネ?私なんて今にも倒れそうだぞ」
ヴィーネ「さすがにガヴが運動不足なだけなんじゃ…」
ガヴリール「はぁ、こんなことならいっそ空でも飛んで……っ!?」ツルン
ドスンッ!!
ヴィーネ「ちょ、ちょっとガヴリール!?!?」
サターニャ「んなーーーーっはっはっはっはっはっは!!遅かったじゃないガヴリール!!」
サターニャ「まぁ、逃げなかった事だけは褒めてあげるわ!!」
サターニャ「今日の勝負のために、私は準備をして……」
ガヴリール「おはようございます、サターニャさん」ニコニコ
サターニャ「は……?」
ガヴリール「今日はサターニャさんと勝負する約束をしていましたね、私はしっかり覚えてましたよ」
サターニャ「………ヴィネット、これは一体…?」チラッ
ヴィーネ「それが…」
サターニャ「ガヴリールが階段から落ちた!?」
ヴィーネ「うん、そして起き上がった頃にはこんな調子で…」
サターニャ「あはははははは!ガヴリールもバカね!!まさか学校の階段から落ちるなんて……ぷくく」
ガヴリール「うぅ……」シュン
ヴィーネ「ちょっとサターニャ!やめなさいよ!」
サターニャ「……へ?」
ガヴリール「いいんですヴィーネさん、私の不注意なので…」
ヴィーネ「ガ、ガヴリールは悪くないわよ!誰だって転ぶことくらいあるわ!!」アセアセ
ヴィーネ「……………」ギロッ
サターニャ「うっ………」
ヴィーネ「ラフィエル、実はね」
ラフィエル「話は聞いていました、ガヴちゃんの事でしょう?」
ガヴリール「おはようございます、ラフィエル」
ラフィエル「おはようございますガヴちゃん」
ラフィエル「もさもさの髪の毛で礼儀正しいガヴちゃん、可愛いです!」ギュッ
ガヴリール「ちょ、ちょっと!恥ずかしいですよ…!」アセアセ
ヴィーネ「ラフィエルからしたらこっちのガヴのが親しみやすいのかしら…?」
ガヴリール「はい、勿論覚えていますよ」
サターニャ「そうよ!今回こそはこてんぱんにやっつけてやるんだから!」
ガヴリール「はい!私も全力で受けてたちます!」
ラフィエル「ところで、どんな勝負で決着をつけるんですか?」
サターニャ「…うぇっ!?そ、それは………」
ヴィーネ「まさか、あんた何も考えてないんじゃ…」
サターニャ「と、とりあえず詳細は放課後説明するわ!首を洗って待ってなさい!」
サターニャ(トランプ、かけっこ、腕相撲、将棋、オセロ…)
サターニャ(どれも普通すぎて面白くないわね、もっとこう、悪魔的なやつが…)
サターニャ(……………!!)ピコン
サターニャ(良いことを思い付いたわ!!)
ラフィエル(ふふ、今日のサターニャさんは何をして楽しませてくれるのでしょうか……!)
サターニャ「ふふふ、よく来たわねガヴリール、ここが私の城、サタニキア城よ!!」ドンッ
サターニャ「踏み入ってしまっては最後、生きて帰る事はできない恐怖の城よ!覚悟しておく事ね!!」
ガヴリール「本日は自宅まで招いてくださりありがとうございます」ペコッ
サターニャ「…あ、いえいえこちらこそ………って!!」
サターニャ「そうじゃなくて!!もっと怯えたりしなさいよ!!もぅ!!」
ガヴリール「すみません、サターニャさんが家に招いてくれるなんて、私嬉しくて…」
サターニャ「…調子狂うわね」
サターニャ「さて、色々な勝負を用意したのだけれど、まずはこれよ」スッ
サターニャ「あっちむいてほい!!」
ガヴリール「あっちむいてほいと言いますと……あの?」
サターニャ「ただのあっちむいてほいじゃないわよ!!」
サターニャ「負けたほうが悪魔的に恥ずかしい罰ゲームを受けるの!!」
ガヴリール「罰ゲームですか、なんだかちょっと緊張しますね……」ビクッ
サターニャ「ふふふ、その顔よガヴリール!私はあなたの怯えたその顔が見たかったの!!」
サターニャ(今日のガヴリールにはなんだか勝てそうな気がするわ!!私の力を思い知らせてやるんだから!!)
サターニャ「準備はいいかしら…?」
ガヴリール「いつでもどうぞ…!」
サターニャ「じゃんけん………」
ガヴリール「ぽんっ!!!」
サターニャ「私の勝ちね、あっちむいて~~……」
サターニャ「ほいっ!!」↑
ガヴリール「っ!」↑
ガヴリール「……あっ!!」
サターニャ「……………ふふふ」ニヤァ
サターニャ「最初のゲームは私の勝ちね…」
ガヴリール「うう、負けてしまうなんて…」
サターニャ「さて、サタニキア様の悪魔的罰ゲームの数々」
サターニャ「こんなときのために罰ゲームクジを作ってきたのよ!」ゴソゴソ
ガヴリール「……………」ゴクリ
サターニャ「さて、あんたが受ける罰ゲームは………これだぁ!」バッ
ペラッ
サターニャ「くすぐり地獄の刑よ!」
ガヴリール「………!?」
ガヴリール「え、えっとぉ…優しく、お願いします…ね?」ビクッ
サターニャ「その要望は聞けそうにないわねぇガヴリール?悪魔的に恥ずかしい思いをしてもらわないといけないんだから…」ジリジリ
ガヴリール「う、うぅ…」
サターニャ「これも日頃の恨みよ!!覚悟しなさいガヴリール!!」バッ
サターニャ「こちょこちょ~~っ!!」サワサワサワサワサワ
ガヴリール「ちょ、ちょっと!どこさわってるんですか…っ!…あは、あはははははっ!!」ビクビクッ
ガヴリール「うぅ、酷いですサターニャさん……」グスッ
サターニャ「……………うっ」
サターニャ(な、なんか急に罪悪感が…)
サターニャ「ふ、ふんっ!勝負は勝負なんだから、これも仕方ない結果よ!」
サターニャ「悔しかったら私を倒すことね!!!」
ガヴリール「うぅ~、次は負けません!!」
サターニャ(ああああ~これよこれ!!天使を倒すこの快感!!私が求めていたのはこれよ!!)
サターニャ「続いてはこれよ」スッ
サターニャ「叩いてかぶってじゃんけんぽん!」
ガヴリール「あ、これ知ってます!天界にもこの遊びあるんですよ~!」
サターニャ「そう?なら説明は不用ね」
サターニャ「早速勝負といこうじゃない!!」
ガヴリール「のぞむところです!」
サターニャ「じゃんけん…」
ガヴリール「ぽんっ!!」パー
サターニャ「ぽんっ!」グー
ガヴリール「私の勝ちです、えーーい…」
サターニャ「あ!ふ、防がなきゃ…」ビクビク
ガヴリール「……………」ピタッ
ガヴリール(流石にこの勢いで叩くと痛そうですね、ここはもう少し勢いを殺して………)
サターニャ「なぁにちんたらやってるのよ、もうとっくに防いじゃったわ」ニヤニヤ
ガヴリール「あぁ~っ!」
サターニャ「じゃんけん…」
ガヴリール「ぽん!」パー
サターニャ「ぽん!!」チョキ
シュバッ
サターニャ「貰ったぁ!!」ペシッ
ガヴリール「きゃぁ!!」
サターニャ「また私が勝っちゃったわね~」
ガヴリール「うぅ…」グスッ
サターニャ「次はどんな罰が待っているのかしら」
サターニャ「楽しみねぇ?ガヴリール」ゴソゴソ
ガヴリール「まさかまた負けるなんて…」
サターニャ「ふんっ、安心しなさいガヴリール、ラフィエルが考えたやつ以外はそんなにハードじゃないわ…」ゴソゴソ
ペラッ
サターニャ「敗者はスクール水着に着替える……ってなによこれぇ!!」
ガヴリール「さ、サターニャさんっ!」カァァァ
サターニャ「ちっ、違うわよ!!これは私が考えたやつじゃなくて!!」アセアセ
ガヴリール「あまりこっちを見ないでください………」モジモジ
サターニャ「べ、べつに見てないわよ……っ!」チラチラ
ガヴリール「うう、天使にこんな格好をさせるなんて…」
ガヴリール「サターニャさんのえっち!」
サターニャ「だ、だからぁ!!私が考えたやつじゃないんだって!!」
サターニャ「それに、思ったより似合ってるわよ…?」
ガヴリール「な、ななな、何を言ってるんですかっ!!」カァァァ
サターニャ「さて、これが最後のゲームよ…」
ガヴリール「……………」ゴクリ
サターニャ「しりとりで勝負よ!」ドンッ
ガヴリール「しりとりですか……」
サターニャ「シンプルながら奥深いゲームよ!あなたに私が倒せるかしら?」
ガヴリール「ここまできたからには負けません、勝負です!」
サターニャ「ふふ、のってきたわね!!」
ガヴリール「バナナ!」
サターニャ「えっとぉ…あれはもう言ったし………」
サターニャ「……な、鍋焼きうどん!!」
ガヴリール「ふふっ」
サターニャ「………あ~~っ!」
ガヴリール「私の勝ちですね、サターニャさん!」
サターニャ「くっそぉ~……………!」ギリッ
ガヴリール「あまり酷いやつは可哀想なので優しいやつを……」ゴソゴソ
サターニャ「う、うぅ~」ドキドキ
ガヴリール「………えいっ!」バッ
ペラッ
ガヴリール「敗者が勝者にキス……………って」
ガヴリール「ええぇ~~っ!?!?」
サターニャ「な、な、な、なによそれっ!!!聞いてないわよ!!」
ラフィエル(うふふふ……………)ジーーッ
ガヴリール 「ほ、本当にいいんですか…?サターニャさんが嫌なら別にやらなくてもいいんですよ?」ドキドキ
サターニャ「あんたはしっかりと罰ゲームをこなしてきたわ、ここで私だけ逃げるなんて大悪魔としてありえないわ!!」
ガヴリール「い、いや…でも私初めてですし…」モジモジ
サターニャ「当然、私も初めてよ、それに女の子同士だし問題ないわ!!」
ガヴリール「う、うぅ……」
ガヴリール(なんだかサターニャさん、ちょっと目が怖いです…)
サターニャ「じゃ、じゃあ……するわよ…?」
ガヴリール「……………はい」ドキドキ
ガヴリール「………んむ…」ドキドキ
サターニャ(ガヴリール、なんだか良い匂いがする…)
ガヴリール(サ、サターニャさんの唇が…私の唇に……)ドキドキ
ラフィエル(サターニャさんが!!サターニャさんがスク水姿のガヴちゃんにキスしてます!)
ラフィエル(絵面が犯罪的ですよ!!!!)
ラフィエル「……………」パシャッ
ガヴリール「あ、あぁ………」カァァァ
サターニャ「そんな顔しないでよ!私だって恥ずかしいんだから……」
ガヴリール「だ、だ、だ、だだだって!こ、こういうのは……っ!恋人とかそういう人達でやるもので……」
ガヴリール「と、友達同士で!ましてやお、女の子同士でなんて絶対しちゃだめなんですからね……っ!」ドキドキ
サターニャ「お、落ち着きなさいガヴリール!顔が真っ赤よ!?」
ガヴリール「こ、これが落ち着いてられますか~っ!!」
ガヴリール「……………っ!」クラッ
ガヴリール(か、体が熱くて……立ってられません…)
ドスンッ
サターニャ「ちょ、ちょっとガヴリール!?大丈夫っ!?」
ガヴリール「う、うーーん……」モゾッ
ガヴリール「ここは………」
サターニャ「良かった!意識が戻ったのね!!」
ガヴリール「……サターニャ?」
ガヴリール「なんで私の家にサターニャが…?」
サターニャ「ここは私の家よ!!」
ガヴリール「……………」キョロキョロ
ガヴリール「………………っ!?」バッ
ガヴリール「なんで私こんな格好してんの!?!?」
ガヴリール「何言ってんだよ!私の記憶にそんな事実はないぞ!!」
ガヴリール「大体私がお前に負けるわけないだろ!!」
サターニャ「むきぃ~っ!なんですって!?」
ガヴリール「意識のない私を家に連れ込んでこんな格好をさせて…まさかお前がこんな変態だったなんて…」
サターニャ「ご、誤解よガヴリール!!話を聞きなさい!!」
ラフィエル(ふふふ、今日の収穫はばっちりです、明日が楽しみですね~)
ヴィーネ「ああああ!!!ガヴが元に戻ってるーーーっ!!」ガーーーン
ガヴリール「なんでお前はそんなにショック受けてんだよ…」
ヴィーネ「ガヴリールが社会復帰するチャンスだと思ったのに…はぁ」ガクッ
サターニャ「まぁ、私はあっちのつまらないガヴリールよりは今のガヴリールのほうがマシだと思うけどね」
ガヴリール「同意、過去の私は偽りだ」
ヴィーネ「そんなぁ…」
ラフィエル「ふふ、でも昨日のガヴちゃんとサターニャさんはとっても仲良しだったじゃないですか?」
サターニャ「はぁ?仲良し?」
ガヴリール「私とサターニャが?」
ラフィエル「ふふふ、この写真を見てください」ペラッ
ガヴリール「お、おい……この写真って……」
ラフィエル「サターニャさんとガヴちゃんがチューしてる写真です」ニコニコ
ヴィーネ「ど、どど、どどどどどういう状況よこれ!?!?さ、サターニャとガヴリールがき、き、キス!?!?」
ヴィーネ「それに何よガヴリールのこの破廉恥な格好は!!こんなのただのイメクラじゃない!!」
ヴィーネ「説明よ、説明を要求するわ!!一体どういう状況か説明しなさい……っ!!」
ガヴリール「お前はちょっと落ち着け」
完
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サターニャ「ガヴリールが階段から落ちた!?」
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コメント一覧 (10)
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- 2017年03月21日 07:47
- あの頃のガヴだとこう...犯罪臭さがやばいな
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- 2017年03月21日 08:10
- ガヴはどんなガヴでも最高に可愛いから1番なんて無いんだよなあ
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- 2017年03月21日 08:17
- ヴィーネさんの動揺っぷりがやばい
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- 2017年03月21日 09:21
- イメクラの存在を知ってるヴィーネさん
…あっ(察し)
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- 2017年03月21日 10:00
- タプリス「・・・・」←倒れてて鼻血がドクドクと血溜まりをつくってる
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- 2017年03月21日 11:39
- 時代はガヴィーネでしょ!私にもスク水ガヴにあんな事やこんな事させなさいよ!!
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- 2017年03月21日 11:56
- スク水に着替えるのを考えたのはいったいどこの悪魔でしょうねぇ
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- 2017年03月21日 16:40
- 天使ガヴとサターニャの組み合わせも好き
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- 2017年03月21日 23:20
- 絵面が犯罪的ですよ!!!パシャッ
1番好きなのは酔っ払いガヴだけど