サターニャ「ガヴリールがヴィネットに告白してるところに遭遇してしまったわ」
- 2017年03月20日 23:40
- SS、ガヴリールドロップアウト
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サターニャ「それは校舎裏……誰もこないし何もない!」
サターニャ「それにちょっと、スパイみたいでかっこいいのよね……!」ワクワク
サターニャ「……って、誰かいるじゃない……誰よ」
ガヴリール「…………」
ヴィーネ「……」
サターニャ「……ガヴリールに、ヴィネット……?」
サターニャ「……ここで、いつもの私なら……」
~~~~~~~~~
サターニャ「ナァーッハッハッハ!!!こんなところで二人で密会かしら……?でも残念ね!!私の千里眼は誤魔化せないわ……!」
~~~~~~~~~
サターニャ「なんて言って出て行っちゃうところだけど」
サターニャ「今日の私は一味違うわよ……何故なら今の私はスパイ……!」
サターニャ「極秘の密会は盗み聞く、それがスパイの鉄則よ……!」サッ
スススス
ガヴリール「…………」
ヴィーネ「………………」
サターニャ「き、聞こえにくいわね……」
ガヴリール「…………私……………ヴィーネ………………好き……………」
サターニャ「………………」
サターニャ「!?!?!!?!??!??」
サターニャ(いいいいいい今、ガヴリールの奴、ヴィネットに好きって告白してた……!?)
サターニャ(そそそそそんな……ヴ、ヴィネット、どんな返事をするの……!?)
ヴィーネ「………………」コクッ
サターニャ(お、オッケーした……!?!?)
サターニャ(ガヴリール……いつからヴィネットのこと好きだったの……!?)
サターニャ(それに、ヴィネットもOKするってことはまんざらでもないってことよね!?)
サターニャ(そんな……いつの間にか、友人達が大人になっていたなんて……)
サターニャ(こ、これは……ラフィエルに報告しないと……)
ラフィエル「あらあら、あの二人、そんなことになっているんですか……」
サターニャ「そーなのよ!!信じられないわよね!?」
ラフィエル「うーん……確かにあの二人、仲はいいですけど……そういう関係には見えませんでしたよね」
サターニャ「そう、だからびっくりなのよ!」
ラフィエル(これは……サターニャさんの聞き間違いか、勘違いといった線が濃厚ですかね……)
ラフィエル(でも、面白いので黙っておきましょう♪)
ラフィエル「はい?」
サターニャ「だって、二人が恋人同士になったなら……私がガヴリールに勝負を挑んで二人の時間の邪魔しちゃ悪いじゃない」
ラフィエル(サターニャさん……その辺はちゃんと考えてるんですね……)
サターニャ「かといって、避けるのも違うと思うし……」
ラフィエル「そうですねえ……」
ラフィエル「とりあえず、暖か~く見守ってあげるべきなんじゃないですかね?」
サターニャ「暖かく?」
ラフィエル「そうです、こんな感じの顔で……」変顔
サターニャ「そ、その顔は暖かい顔なの……?」
ラフィエル「そうですよっ、今悪魔界で一番暖かい顔と言ったらこの顔ですよ!」変顔
サターニャ「……そ、そうだったわね!!もももももちろん知ってたわよ!こうよね!」より変な変顔
ラフィエル「プフッ……!」
ガヴリール「…………」
ヴィーネ「…………」
ガヴリール「なあヴィーネ、あれはどう処理すべきだと思う?」ゴニョゴニョ
ヴィーネ「うーん…………放置でいいんじゃないかしら……?」ゴニョゴニョ
サターニャ「…………」超気持ち悪い変顔
サターニャ(二人……顔を近づけて、仲よさそうに話してるわね……)
サターニャ(やっぱりあれは、そういうことなのね)
ラフィエル「え?」
サターニャ「暖かく見守ってたら、あの二人顔を近づけて親密そうに話してたの」
サターニャ「これはもう恋人で確定でしょう」
ラフィエル(そんなことはないと思いますが……)
ラフィエル「そうかもしれませんね~」
サターニャ「……それなら私、二人を祝福してあげたいわ」
ラフィエル「……と言いますと?」
サターニャ「あの二人が、そういう関係になったことを隠したいって言うのも分かるけど……」
サターニャ「見ちゃったんですもの、無視はできないわよ」
サターニャ「だから、盗み聞きしてたことをごめんなさいして、それでちゃんと二人の関係を祝ってあげたいの」
ラフィエル(これは……面白展開の予感っ)
ラフィエル「良いと思います!流石はサターニャさん、考えることが違いますね!」
サターニャ「え?えへ、そ、そう?ま、まあ当然よね!何てったってこの私は偉大なる胡桃沢」
ラフィエル「で、いつお祝いしてあげるんですか?」
サターニャ「最後まで言わせなさいよ!!そうね……とりあえず、放課後に二人と一緒に帰って話をしようかと思うわ」
ラフィエル「そうですか……私は用事があるので一緒には行けませんが、頑張ってくださいねっ」
サターニャ「ええ!しっかり二人を祝福&応援してくるわ!」
サターニャ「今日は、私も二人と一緒に帰っても良いかしら?」
ヴィーネ「え?どうしたの急に」
ガヴリール「どういう風の吹き回しだ?」
サターニャ「まあ、二人にちょっと話したいことがあって。ダメかしら?」
ヴィーネ「私は別に良いけど……ガヴは?」
ガヴリール「うん、ならウチまで来ればいい」
サターニャ「えっ、良いの?」
ガヴリール「おう良いぞ」
サターニャ「じゃあそうするわ!」
サターニャ「お邪魔するわ」
ヴィーネ「お邪魔しまーす」
ガヴリール「おう、適当に座ってくれ」
サターニャ「よいしょ」ギシ
ガヴリール「よし、んで、話って何だ?」
サターニャ「そのことなんだけど……実は、この前校舎裏で二人が話してたこと聞いちゃったの」
ガヴィーネ「っ!?」
サターニャ「だから、そのことで話したくて」
ガヴリール「えええっえっあああああああれをききききききき聞いてたのかよ………」
ヴィーネ「や、や、やややヤバいんじゃないのこれ……!」
サターニャ「?二人とも、何をそんなに慌ててるのよ」
サターニャ「そりゃ、隠したい気持ちも分かるけど……そんなに焦ることでもないでしょう」
サターニャ「いつかバレることなんだから」
ガヴリール「さ、サターニャの口からそんな言葉が出るとは……!?」
ヴィーネ「いや、ていうか焦るわよ……!逆にサターニャは何でそんな平然としてられるのよ……!」
サターニャ「へ……?それは、二人のこと……祝福したいと思ってるからよ」
ガヴィーネ「ん?」
サターニャ「え?ガヴリールが、ヴィネットに、「私はヴィーネのことが好きだ……」って言ってるのを……見ちゃったんだけど///」
ヴィーネ「?????」
ガヴリール「…………お前、何の話してるんだ?」
サターニャ「え?」
ガヴリール「私がヴィーネに告白?するわけないだろ」
ヴィーネ「そうよ、何おかしなこと言ってるのよサターニャったら」
サターニャ「え、え?だ、だって確かに聞いたのよ……ガヴリールがヴィネットに向かって好きだって言ってるのを……」
ガヴリール「…………あー、それはあれだな……私が、ヴィーネの作る料理の味が好きだって話してた時の奴だな」
サターニャ「え?」
ヴィーネ「!そ、そう!そういう話をしてたわね、確かに!」
サターニャ「そ、そうだったの?」
ガヴリール「ああ」
サターニャ「え、ってことは……二人が付き合ってるっていうのは……?」
ヴィーネ「サターニャの勘違いね」
サターニャ「……………………」
サターニャ「う、うわああああああああ…………!////」
サターニャ「わ、私ったら一人で変な勘違いして一人で悩んで一人で祝福してあげる気になって……は、恥ずかしすぎる……!////」
ヴィーネ「なーんだ……そういうことだったのねー」
サターニャ「へ、変顔じゃないわよ!あれは暖かい目で二人を見守ろうとしてただけで……!」
ガヴィーネ「プッ……あははははは!!!」
サターニャ「ちょ、わ、笑わないでよおー!!」
ガヴリール「いや、だって、あれで暖かい目って………あはははは!!!」
ヴィーネ「さ、サターニャ、おかしい……!!!」
サターニャ「も、もー!!!////」
サターニャ「わ、私の勘違いなんだったらもうここにいる理由はないわね!!帰るわ!!////」
ガヴリール「おう、そっか」
サターニャ「じゃあまた来るわ!!」
ガヴリール「あっ、サターニャ……ちょっと待て」
サターニャ「何よ?」
ガヴリール「ありがとな、勘違いだったとはいえ、私達のことで悩んで、祝福しようとしてくれて」
ヴィーネ「そうね、嬉しかったわ。サターニャが私達のことちゃんと大事に思ってくれてるってわかって良かった」
サターニャ「な、何バカなこと言ってんのよ!//////」
サターニャ「………………そんなの、当たり前じゃないっ」
サターニャ「そ、それじゃ!」
バタン
ガヴリール「…………」
ヴィーネ「………………」
ヴィーネ「なによあれはああああああああああああああああああああああ天使!?天使なの!?大天使なのあれは!?!?」
ガヴリール「い、いい奴すぎて胸が痛いんだが……!!」
ヴィーネ「奇遇ね、私もよ……そしてそれは恋よ」
ガヴリール「知ってるよおおおおおおおんんんんん!!!!」
ヴィーネ「サターニャ可愛すぎない?何なのあれ?反則でしょあんなの……」
ガヴリール「勘違いしてるだけでもバカ可愛いのに、そのままあんな方向に突っ走ってくるとか…………」
ヴィーネ「あんなの、泣いちゃうわよ……!健気すぎる……!」
ガヴリール「はぁ、本当可愛いわ……今日さらに惚れたわ……」
ヴィーネ「ダメよあれは……悪魔にしておくには惜しいわよ……」
ヴィーネ「本当、心臓が飛び出るかと思ったわ!!」
ガヴリール「流石にあれを聞かれてたら大天使サタニキア様でも受け入れてくれないだろうしなぁ……」
ヴィーネ「そうね……あそこは私達だけの密会所だったのに、まさかサターニャ本人が来るとは思わなかったわ」
ガヴリール「場所変えないとな……私達、『サターニャ大好きクラブ』の語り場……」
ヴィーネ「そうね……あんなひどい妄想話で盛り上がってるところ、サターニャに見られたら終わりよね……」
ガヴリール「私たちがサターニャに嫌われるだけならいいけど、サターニャの精神が崩壊しかねないからな……」
ヴィーネ「そうね……気をつけましょう」
ラフィエル「ふふっ、サターニャさんっ、どうでしたか?」
サターニャ「あ、あんた……今回も私の勘違いと知っててそのままにしてたわね!」
ラフィエル「何のことでしょう……?分かりませんね~」
サターニャ「こ、この悪魔!!」
ラフィエル「サターニャさんは本当に可愛いですね……」
サターニャ「な、急に何言ってんのよ……!」
ラフィエル「思ったことを言ったまでですよ!」
タタッ
サターニャ「あっこら!待ちなさいよラフィエルー!!」
終わり
元スレ
サターニャ「ガヴリールがヴィーネに告白してるところに遭遇してしまったわ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1490007228/
サターニャ「ガヴリールがヴィーネに告白してるところに遭遇してしまったわ」
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コメント一覧 (21)
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- 2017年03月20日 23:47
- なるほど、ここが天使速報ってやつか…
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- 2017年03月20日 23:50
- て~ん(笑)
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- 2017年03月20日 23:50
- ちょっとこのクラブの入会手続きしてくるわ
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- 2017年03月20日 23:51
- これはサターニャのハーレ厶構築不可避ですわ
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- 2017年03月21日 00:18
- ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
天真先輩が悪魔に告白…天真先輩が悪魔に告白…天真先輩が悪魔に告白…天真先輩が悪魔に告白…
天真先輩が悪魔に告白…天真先輩が悪魔に告白…天真先輩が悪魔に告白…天真先輩が悪魔に告白…
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- 2017年03月21日 00:18
- アニメ最新話のタプリス可愛すぎ
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- 2017年03月21日 00:32
- やっぱりタプちゃんは純粋可愛いな…
ん?タップリン?
愛してるぞ
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- 2017年03月21日 01:00
- これには大悪魔サタニキア様もにっこり☺
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- 2017年03月21日 01:01
- タプリスもタップリンも可愛いだろ!!!
どっちも純粋だぞ!!
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- 2017年03月21日 01:21
- ぼへええええええええええええええええ
サターニャちゃん可愛いすぎる
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- 2017年03月21日 02:05
- 黒こげタコ焼き作ってたなタプリス…そしてガヴリールには姉ちゃんがいたのか
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- 2017年03月21日 02:48
- サターニャちゃんをすこるのだ
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- 2017年03月21日 03:53
- 大天使サタニキアだからしかたないね
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- 2017年03月21日 04:01
- サターニャさん大好きクラブにはもちろん私も入会していますよー
うふふ
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- 2017年03月21日 04:02
- あぁ…。もう私のことを好きだった天真先輩は戻ってこないのでしょうか…
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- 2017年03月21日 04:03
- アニメだと胡桃沢先輩ってタプリスが呼んでたな。
サタタプ…閃いた!
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- 2017年03月21日 08:56
- ※16
さっさとSS書くんだよあくしろよ
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- 2017年03月21日 11:33
- お嬢様大好きクラブはないのでしょうか・・・
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- 2017年03月21日 12:07
- 「大悪魔サタニキアちゃんのおぱんちゅ!!」
を入手してきたわよ
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- 2017年06月03日 19:35
- すばらしいんじゃ
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- 2017年08月07日 22:42
- 大悪魔サタニキア様をすこれ😋