天龍「耳かきしてやる」 龍田「えっ?」【艦これ】
艦これの天龍と龍田のSSです。
今回は提督の出番ほぼ無し・乾型パリパリです。
<海上 鎮守府へ帰投中>
天龍(今日も今日とて遠征、かぁ。たまには前戦で戦いてぇなっと)
カガッ……ザーッ……
龍田『天龍ちゃ~ん? 遠征も大事な任務なのよ~?』
天龍「龍田? どこに……」キョロキョロ
電「天龍さん! 5時に!」
響「距離、ざっと200」
天龍「あん……?」クルッ
龍田『……』フリフリ
白露姉妹『……!』ブンブン
雷「……白露ちゃん達も何か言ってるけど、遠すぎて聞こえないわね」
暁「向こうも帰りかしら?」
……ザッ
天龍『龍田。無線は入れてない……いや、言葉にも出しちゃいなかったはずなんだがな』
龍田『だって、そんな後ろ姿してたから~』
天龍『かっ。相変わらずだな全く……』
龍田『うふふふっ……』
雷『戻ったら一緒に間宮さん行かない?』
白露『さんせーい! じゃあ後で!』
村雨『その前にシャワー浴びない? 潮でベトベトだし』
夕立『私もその方が良いっぽい!』
響『じゃあ、シャワーの後に間宮さんにしよう』
天龍「ったく……お前らー! ここはまだ海上だ! その話は鎮守府に着いた後でやれ!」
雷「は、はーいっ!」
電「はいなのですっ!」
駆逐艦ズ「キャッキャッ!」
天龍「ったく、提督め……俺らにばっかりこんな役押し付けやがって……」
龍田「これもある意味、あの人から信頼されてるって事なのよ?」
天龍「戦闘で信頼されたいんだよ俺は。俺らにも改二が来れば状況も変わ……」ピクッ
天龍(…………!!!)グルッ
天龍「龍田ァッ! 後ろだ!!」
龍田「えっ……?」
――ザパッ……ドォォォン!!
龍田「きゃあっ!!?」ドガァン!!
白露「龍田さんっ!?」
響「あれは……!」
暁「深海棲艦!? なんでここに!?」
天龍「くそっ……おい! 龍田!?」
龍田「え、えぇ。何とか……大丈夫よ……」<中破>
天龍「お前ら無事か! 敵は見えるか!!」
雷「な、なんとか!」
村雨「見えた限りだと……ル級が1、リ級・ハ級・ト級が2ずつ、チ級1にイ級3!!」
天龍「チッ! えぇい……チビ共!! お前ら全員今すぐ鎮守府へ戻れ! それからここに応援呼べっ!」
時雨「ま、まさか二人だけで戦うつもりなの!?」
夕立「そんな! 相手は六隻もいるのに!」
響「いくら何でも無茶だ! 私達も……」
天龍「やかましい!」
電「ひっ!」ビクッ
天龍「ドラム缶満載でトロいお前らなんざただの的だ! 何人居ようが邪魔なんだよ! 良いから逃げろ!」ザァァァァッ!
……バッ!
天龍「でぇぇりゃあぁああっ!!!」
ズバァァァァン!!!
イ級「ギャァァァァァァ!」
天龍「行けぇっ!!」
暁「くぅぅぅっ……ち、鎮守府で待ってるから!」
白露「気を付けて! 絶対に無事で戻ってきてね!」
ザァァァァッ……
ドォン!! ドッパァァァン!
天龍「龍田!」
龍田「大丈夫、動けるわ~……それにしても……」
天龍「あん?」
龍田「駆逐艦達は逃がして、自分達だけで相手しようなんて……随分格好いいじゃない?」
天龍「……」
天龍「……どっどどどど、どうしよう龍田!? や、やべぇよ! 物凄げぇ見栄張っちまった!!」アタフタ
天龍「だ、大丈夫かなぁ!? こんな大群相手に2人だけなんて、俺ら大丈夫かなぁ!? 無事に帰れるかなぁ!!?」ナミダメ
天龍「う、うわあああぁぁぁぁぁああ!!」ガタガタガタ
龍田「……うふっ……天龍ちゃんはいつもの天龍ちゃんが一番格好いいわ~」ニコッ
天龍「へっ、そうかよ……あ。後、お前も戻れ」
龍田「え……?」
天龍「もしコイツらが囮で、チビ共の逃げた先に本命が待ち構えてたら最悪だ。その時の為に付いてやってくれ」
龍田「でも、この数を相手にするのは……」
天龍「いいから! 任せとけって!」ドンッ
龍田「きゃあっ!? もぅ……言い出したら聞かないんだから……」
スィーッ!
龍田「じゃあ……絶対、沈んじゃダメだからね~……!」
天龍「わーってら!」
ル級「……」ゴゴゴゴゴ
天龍「さて……じゃあちょっとばかし…………遊ぼうか」チャキッ
リ級「ハァァァァァッ!!」グワッ
ハ級「グァァァッ!!」バッ
ル級「グォォォォッ!!」ドォン! ドォン!
天龍「オラオラァァァァァアアッ!!!」ズァッ!
――――
――
――
―――
――――
<鎮守府 夜 てんたつ部屋>
龍田「全く無茶するんだから……もし赤城さん達の到着があと5分遅れていたら危なかったわよ?」
天龍「でもこうして生きてるぜ」
龍田「そういう事じゃなくてぇ……」
天龍「あの場で全員で戦ってたら確実に一人は沈められた」
天龍「俺の左腕一本と引き換えに全員健在で帰還、資源も漏れなく回収できたんだから儲けもんだろ」
天龍「腕ぐらい入渠でもう治ったしな」グーパー
龍田「もぅ……そのうち、本当に沈んじゃうわよ!? ……そんなの、嫌だから……」
天龍「……わ、悪かったよ」ポリポリ
天龍「だが……俺にもちぃと言いたい事があるんだぜ」ズイッ
龍田(!? か、顔……近い……!)カァッ
天龍「あの時お前、連中の接近に気付かなかったな。何でだ?」
龍田「そ、それは……」
天龍「色んな意味で俺よりよっぽど勘の鋭いお前が、俺より敵に気付くのが遅かった……今までに無かった事だな?」
龍田「……あの時は……たまたまよ~」
天龍「『電探より目が利く』、『大湊から佐世保の立ち話を聞き取る』と名高いお前が、あの時だけ急にか?」
龍田「えっ、そんな風に言われてるの私!?」
天龍「まぁ後者は冗談だろうが前者は実績があるからな……んな事は良いんだよ」グイッ!
龍田「きゃっ!?」
天龍「やっぱり……相当溜まってやがるな。いつから掃除してねぇんだ?」
龍田「え、えぇと……何か月か、くらい?」メソラシ
天龍「ったく……不気味なくらい隙がねぇのに変なところで抜けてるな。仕方ねぇ、俺がやってやるよ」
龍田「え、な、何を……?」
天龍「耳かきだよ」
龍田「えぇっ!? い、いや、大丈夫よ~……」
天龍「んな訳あるか、もしかしたら敵に気付かなかったのもこれが原因かもしれねぇだろ。丁度耳かきもある」スッ
龍田「え、えぇ~……!?」
天龍「分かったらほら、ちょっと寝てみろ」グイーッ
龍田(きゃっ、力、強っ……!?)
龍田「わ、わかったから……引っ張らないで……」
天龍「さてと、まずは耳の穴の周りからだな……ここは綿棒を使おうか」
グイッグイッ
グイィィーッ
龍田「んっ……」
グイッグイッ
パリッ、パリリリッ
天龍「おーおー、取れる取れる……」
龍田(耳たぶが……指で軽く引っ張られて……)
天龍「おっと、これは耳かきでないと取れないな」
スッ
パツッ
パリッ、ペリッ
龍田(綿棒と時々耳かきが、しわの奥に入ったり……そこでクルクルしたり……)
龍田(これだけでも……気持ちいい……)
グイッグイッ
ギュッギュッ
天龍「まぁ外はこんなところで良いだろ。こっちは大して汚れちゃいなかったしな。そろそろお待ちかねの中の方だぜ」
龍田「べ、待ちかねてた訳じゃ……」
天龍「そうか? つま先が切なそうにモジモジしてるが?」
龍田「うっ!? そ、そう……?」
天龍「まぁ良いや。ここから先は危ないからあまり動くなよ」
スィーッ
カリッ……コリッ……
スーッ
龍田「んっ……」
カッ……コリュ
クッ、クリッ……カリッ
龍田「くぅっ……はぁっ……」
天龍「龍田……変な声出すな」
龍田「そ、そんな事言ったって……あっ……」
カリ……コリュ……カリュコリュ
カリ、ペリ、パリパリ
天龍「……痛くは、ないか?」
龍田「……ううん……気持ち、いい……」
カリカリ、パリパリ
ペリッ、パリッ、クリクリクリッ
龍田「天龍ちゃん……耳掃除、上手なのね」
天龍「時々チビ共からやってくれって頼まれるからな。その内上手くなったらしい」
カッカッ、ココッココッ
カリリリッ
スーッ
龍田「……私に、頼まれた事は、無かったなぁ…………んっ……」
ツィィーッ
カリカリ、コリコリ
ペリペリペリ
天龍「俺としちゃ俺に集ってくるチビの半分くらいはそっちに行ってくれると助かるんだがな」
カッ……ペリ
ペリペリ、パリッ
天龍「……しかしまぁ…………おぉ、取れる取れる……」
龍田「あっ……あぁぁっ……」
スーッ
ピリピリ、ペリ、パリ
パリッ、パリッ、パリッ
スィッ、スィッ
ペリリリッ
カリリッ、コリッコリッ
ススーッ
天龍「これ、結構楽しいな……」
龍田「あぅっ……んぅぅぅっ……」
カツッ、カツッ……
カリカリカリ……
天龍「龍田、本当にその変な声出すの止められないか?」
龍田「む、むりぃ……むりぃぃぃっ……」
天龍「……ハァ」
ススーッ
龍田(ま、また入って来た……今度は、深いっ……)
グッ
グググッ、ゴコッ、ゴコココッ
龍田(あ、当たった……奥の方で、固まってるのに、当たってる……)
ググッ、ググッ
ゴッ、ゴッ……グイグイ
龍田(硬い……なかなか取れない……)
ガグッ、ゴッ、ゴゴッ
グーッ、グググッ
ガリッ、ゴリッ
グリリッ、ゴリッ、ガガガガ……
龍田(あ、でもこの感じ、良いかも……自分でした時は、痛いだけだったのに……)
ググッ
バリ
ザリザリザリ……
天龍「ふふっ……だらしねぇ顔してやがる」
ガッ、ゴッ
ググググ……
龍田(え……どんな顔に、なっちゃってるんだろう……)
グイッ、グイッ
グィィィィィッ……
龍田(…………何でもいいや……こんなに、気持ちいいんだから……)
ググググ……
ペリッ
龍田(あ……剥がれた……)
ペ……リリリ……
ベリリリリ……パリッ
龍田(捲れたところから、掬い上げて……取れたぁ……)
スーッ
スススーッ
龍田(あぁ、耳道を通って……)
スッ
ポテッ
天龍「おぉ、すげぇ。大物だ」
龍田「そんなの、見ないで……」カァァァ
天龍「凄いぞ、こんなの見た事ねぇ。小指の爪くらいあるぞ」
龍田「説明しないでいいからぁ……」
天龍「しゃあねぇな。じゃあ仕上げだ」
スーッ
パリッ……パリッ
スーッ
ペリ、パリ、カリリッ
ススーッ
龍田(残ったかけらが、掻き出されて……)
……ズボォッ
龍田「ひっ!?」
モフッ……モフモフモフ
フワフワフワ、クルクル
モフモフ、フワフワフワ
ゴソッ、ゴソッ
フワッフワッ
ふーーーっ……
龍田「はぁぁぁっ……んっ……」ビクッ
天龍「ふぅ、終わりっと……ん、龍田?」
龍田(お、終わったぁ……最後のは……不意打ちはずるいよぉ……)
龍田(でも、これで終わり……)
天龍「じゃ、反対側やるから、転がれ」
龍田「えっ?」
天龍「ん?」
龍田「~~~~っ……!!///」
――――
――
―
<しばらく後 海上 鎮守府港湾>
天龍「……また遠征の日々か……ホントに俺らの改二はまだなのかよ……」
龍田『そのうち来るわよ、きっと』
天龍「おわっ、またか……久し振りだなこの感じ……」
龍田『うふふふ……ねぇ、せっかくだから一緒に報告に行かない?』
天龍「……そうだな。そうするか……」
天龍「その後でお前の耳も診てやろうか」
龍田『や、やめてよぉっ!』
この後滅茶苦茶した
おしまい
格好いい天龍とチキン龍田と耳かきSSのステマにして、
天龍「フフフ……耳かきしてやろう」【ウエット型向け】の前日談でした。
別に天龍は必ずしも情けない人物でなければならない事も無いと、
また天龍のヘタレキャラ化の原因からして、ほぼ同性能の龍田がヘタレでも私は良いと思うのです。
皆々様ありがとうございました。
以下過去作のステマ
扶桑「耳かきを致しましょう」
足柄「耳かきしてあげる!」
名取「み、耳かきを、します!」
天龍「フフフ……耳かきしてやろう」【ウエット型向け】
古鷹「耳かきしましょうか?」
比叡「気合い! 入れて! 耳かきします!」
雲龍「耳かきしてあげる」
間宮「耳かき始めました」
元スレ
天龍「耳かきしてやる」 龍田「えっ?」【艦これ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488787530/
天龍「耳かきしてやる」 龍田「えっ?」【艦これ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488787530/
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コメント一覧 (21)
-
- 2017年03月06日 22:51
- こいつ見てるとまた耳かきしたくなっちゃうやばいやばい(既に耳孔まっかっか)
-
- 2017年03月06日 23:06
- ヤバい、かわいい
ただひたすらかわいい
-
- 2017年03月06日 23:06
- 格好いい天龍のSSは貴重だから嬉しい(天龍嫁提督感)
-
- 2017年03月06日 23:08
- >>1
だよな下手な耳かきボイスよりあっちの方が癒される
-
- 2017年03月06日 23:14
- 作者は耳かきフェチか!
すごい良かったです
うちの天龍・龍田は遠征で99まで来てしもた・・・
-
- 2017年03月06日 23:46
- むしろ前書きのせいでタイトルがハスキーボイスで再生されたんだが
-
- 2017年03月07日 00:06
- なぜか龍田だと耳かき中の声がとんでもなくえろく感じるな
耳かきから発情して濃厚なプレイに入る薄い本はよ
-
- 2017年03月07日 00:25
- ひくわー
-
- 2017年03月07日 00:48
- もう1人の人は艦これ以外に浮気しやがったからな…
-
- 2017年03月07日 01:22
- 耳かゆくなってきたじゃねぇか
-
- 2017年03月07日 05:34
- 天龍ちゃんはそのロケット型おっぱいで下の方見えなさそう
-
- 2017年03月07日 08:56
- 潮でベトベト……!!
-
- 2017年03月07日 09:47
- カッコいい天龍良かった
-
- 2017年03月07日 15:02
- 耳かきSSっていつも時期被ってるけどなんで?
-
- 2017年03月07日 22:14
- 前書きでオチをつけるのよくない
-
- 2017年03月08日 13:10
- される側の妄想もいいけど、する側からのリアクションの妄想もいいもんや
-
- 2017年03月08日 23:56
- なんかスッキリした
-
- 2017年03月11日 07:07
- ト級て何だ?
-
- 2017年03月12日 12:14
- 何ヶ月も掃除してない耳とは
-
- 2017年03月23日 22:01
-
風呂上がりのボーッとした頭でスレを見たので
天龍「耳かきしてやる」 鶴田「えっ?」
に見えてしまった
提督「鳳翔さんに耳かきしたら人として終わってた」
だよな、やっぱ