【FEif】スメラギ「ミコトが白夜を頼ってきただと!?」【勝手な憶測】
- 2017年02月24日 14:10
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・【FEif】♀カムイ「逆ハーレム……ですか?」の前日譚的な
・短いです
・白夜の闇←勝手な憶測
・息抜き程度に
スメラギ「ミコトが白夜を頼ってきただと!?」
ユキムラ(若)「は、はい? スメラギ王……彼女を御存知でしたか?」
スメラギ「あ、いや……い、以前に一度だけ、会った事があるかな……」
スメラギ(言えぬ……その一度だけで一目惚れし、今も忘れられぬなどとは)
ユキムラ「そうでしたか。それで白夜に……しかし、それだけでは入国も難しいですね」
ユキムラ「何があったのか、どこから来たのか、全て話せぬ、伝えられぬ、とのことで」
ユキムラ「かなり困憊しているようで心は痛みますが、こればかりは仕方ありません」
ユキムラ「素性が知れぬ者ですし……残念ですが、お引き取り頂きましょう――」
スメラギ「待たんかオドレァ!!」
ユキムラ「スメラギ王ー!?」
スメラギ「彼女とて、何かしら事情があるはず。それで白夜を頼ってきた者を、問答無用で追い返すなど……義に反する」
スメラギ「そこまで困憊しているというのなら、なおさらではないか」
スメラギ「せめてまず、事情を聞いてやろう……よいな?」
ユキムラ「は、ははっ! 承知!」
ユキムラ(さすがはスメラギ王……仁徳に厚いお方だ……!)
スメラギ(………………)
スメラギ(ミコトたん、久し振りだなー……はよ会いたいなー)
ユキムラ「王城兵にミコト殿を連れさせました。すぐに入室するはずです」
スメラギ「うむ、そうか。…………」
スメラギ(……私が彼女と会ったのは、かなり昔の話)
スメラギ(思い出補正というのもあるし、時の流れは酷だしな……過度の期待は禁物)
スメラギ(よし、うむ。覚悟は出来た。いつでも来るがよい、ミコトォ!)
ユキムラ「あっ、いらしたようですね。どうぞ、お入りを」
スメラギ「おっ。……えっ……」
ミコト「誠に……感謝、いたしますっ……!」キラキラキラビジーン
スメラギ(………………)
スメラギ(なにこれめっちゃ美人やん)
スメラギ(……前より美人になっとるやん!!!)
スメラギ(いや、それよりも、これは……)
ミコト「……あ、あの、スメラギ様?」オソルオソルー、カラノー?
ミコト「何か……その、お気に障りましたか?」ボイーン
スメラギ(………………)
スメラギ(お○ぱいでけぇ………)
ユキムラ「スメラギ王? あの、ミコト殿に何かお声を……」
スメラギ(! し、しまった、そうだった! いかんいかん、雑念まみれではないか!)
スメラギ(そうだ、私は白夜王……最大限の威儀を持つ、一言を……今!)
スメラギ「お○ぱい」
ミコト「はい?」
ユキムラ「スメラギ王?」
ユキムラ「そ、そうですか。それでは、改めて……」
スメラギ「うむ。ミコト殿……息災、と言えぬようなのは残念だが、久し振りだな」
スメラギ「訳は話せぬとの事だが……聡明なそなたの事、何か深き事情があるのだろう」
スメラギ「無理に聞こうとは思わぬ。だが、まずは……そなたが無事で、良かった……」
ミコト「! スメラギ様、そんな、勿体ないお言葉を……」
ユキムラ(スメラギ王……まさしく仁の心……!)
スメラギ「いつまででも、ここに居てくれて良い。いや何だったら、私の――」
ミコト「よろしいのですか、スメラギ様っ!?」キラキラッ
スメラギ「う、うむぅ!? ……うむ、当然だ、ミコト殿……」
ミコト「ああっ……本当にっ……本当に、御厚意、感謝いたしますっ……!」
ミコト「私一人なら、そのような御厚意には、とても与れませんでした……しかし……」
ミコト「……どうか、よろしくお願い致しますっ……私の娘ともども……!」
スメラギ「うむ、うむ。よい、よい。…………」
スメラギ「………………」
スメラギ「えっ、娘?」
ミコト・ユキムラ「?」
ミコト「えっ? え、ええ、まあ……」
スメラギ「えっ。……えっ、ユキムラ?」
ユキムラ「は、はい。謁見の場には相応しくないかと思い……」
ユキムラ「最近、頭角を現してきた王城兵が面倒見の良い女性らしく、ミコト殿にはその者にお子を預けて頂いております」
ユキムラ「まあ私も、まだお子は拝見していませんが……それが何か?」
スメラギ「えっ。あ、そう……えっ」
スメラギ「………えっ………」
スメラギ「………………」
スメラギ「………うそやーん………」
ユキムラ(なんかめっちゃリアルにヘコみ始めたぞ)
ミコト「は、はい。その、お恥ずかしいのですが……///」顔アカラメー
スメラギ「かわいすぎる。……でなく、そっかー……え~……そっかー……」
スメラギ「子供……かぁ……」
スメラギ「………………」
スメラギ「あ゙~~~~~……」
ユキムラ「スメラギ王?」
スメラギ「………はぁ~~~……え~~~………?」
スメラギ「……子供、かぁ……」
スメラギ「……私が王城でぬくぬくと三人ほどこさえて、更にもう一人生まれる予定だったりしとる間に……子供かぁ~……」
ユキムラ「事情は良く分かりませんが、客観的に見ても王族の責務を勘定に入れても、スメラギ王のほうが最悪だと思いますよ」
ミコト「!? そ、そんな……スメラギ様、それはっ。……っ……」
ミコト「私は構いませんっ……ですが、娘だけでも、娘だけでも、どうかっ……!」
ユキムラ「う、うーん……いや私も、さすがにそれはあまりにもご無体というか――」
スメラギ「ん? 何を言っておる。いくらでもここにおって良いと言ったろうに」
ミコト・ユキムラ「………えっ?」
スメラギ「だが……だからといって、それがミコト殿を追い出す事に、どう繋がろうか」
スメラギ「そのような事は、ありえぬ。傷つきながらも、白夜を頼りやってきた者を」
スメラギ「光に伸ばした、その手を払う事など……白夜は、せぬのだからな」
ミコト「! あ、ああっ……スメラギ様、ありがとうございますっ……!」
スメラギ「はっはっは……顔を上げるのだ、ミコト殿。そうかしこまらずともよい……」
スメラギ「これから我らは、一緒だ……具体的に言うなら、そうだな、家族のように……」
ユキムラ「…………」
スメラギ「む? はっはっは、決まっておる。それはもちろん、穢れなき涙、偽りのない真心、守るべき女人。そうだな、他には――」
ユキムラ「………」
スメラギ「お○ぱい」
ユキムラ「ヴォエアァイ(おい)!!」
スメラギ「違うのだ。違うのだ。見ていないと言えば嘘になるが、違うのだ」
スメラギ「アレだ。本当に助けたいと思っているのだ。ミコト殿を。いや本当に」
スメラギ「そこに偽りはないから。本当だから。だから――」
ユキムラ「……………」
スメラギ「! おお、ユキムラ……!」
ユキムラ「なんかもう、ここまで来て追い返すのとか可哀想すぎますし、私もそんな気にはなれませんし……」
ユキムラ「……主君が思った以上に気持ち悪かったのはアレですが」
ユキムラ「ミコト殿と、お子の受け入れ態勢を整えましょう。万全に手配しますよ」
スメラギ「おお……ユキムラよ、理解してくれて助かるぞ……!」
ミコト「ああっ……ユキムラさん、ありがとうございます……!」
ユキムラ「い、いえいえ、ミコト殿、お気になさらず! ……しっかし白ヒゲダルマは本当、気持ち悪いな……」
スメラギ「主従に溝が出来たような気はするが、大団円だな。はっはっは!」
ユキムラ「ああ、いいですね。ちょっと気になりますしね」
スメラギ「何しろ、これから私の娘になるようなものだからな……はっはっは!」
ユキムラ(コイツ、もうミコト殿を娶るつもりでいるのか? 来たばっかだぞ?)
ユキムラ「……まあいいでしょう。では、お子を預けている王城兵の娘を呼びましょう」
ユキムラ「あ、来たようですね。どうです、お子の様子は」
ユウギリ(若)「はい。うふふ……とてもおとなしくて、可愛らしい赤ちゃんですわ」
ユウギリ「本当に……こんなに可愛い子、他に見た事がありません……食べてしまいたいくらい……」
スメラギ「ほほう、そんなにか。はっはっは、まあ子供というのは可愛いものだからな」
ユウギリ「それでは、ミコト様……大切な御子をお返ししますわね。どうぞ……」スッ
ミコト「は、はい、ユウギリさん……ありがとうございます」ウケトリー
ミコト「……………」
ミコト「ああっ………」ギュッ
ミコト「……カムイ……!」
ユキムラ「ふふ……心が温まる一幕ですね」
スメラギ「はっはっは、そうだな。さて、それでは拝見させて頂くか」
ミコト「あ……は、はい。……ほら、カムイ? スメラギ様とユキムラさんですよー?」
スメラギ「どれどれ。…………」
スメラギ「えっ」
ユキムラ「? スメラギ王、いかがなさいました? …………」
ユキムラ「えっ」
幼カムイ「キャッ、キャッ」キラキラキラキャリューン
スメラギ・ユキムラ「…………」
ユキムラ「えっ、天使ッ」眼鏡パリーン
スメラギ「女神の子は女神ッ」獅子の面当てボカーン
ミコト「どういう原理で!?」
ユキムラ「いや、とんでもなく……え~っ……かわいい、ですね……っえ~っ」
ミコト「あ……ありがとうございます。うふふ、子煩悩の贔屓目ではありますが……」
ミコト「私も、この子……カムイの事は、世界で一番可愛い子と思っておりますのっ♪」ニッコリ
スメラギ「んっほぉ女神が二人ィ!」モジャアアア
ユキムラ(やっぱこの白ヒゲダルマ気持ち悪いな)
ユキムラ「いやでも、本当……カムイ様、と仰るので? いや、っえ~……ええ~っ」
ユキムラ「大きくなったらおっとり系の超美人になりそうというか……」
ユキムラ「もう支援Sまっしぐらな愛らしさですねぇ~。いやぁ~ンンーンフフーフ」眼鏡パリーン
スメラギ(何だこの割れメガネ気持ち悪いな)
ユキムラ「いやなに失礼なこと言ってんですこの白ヒゲダルマ~奥さんブチギレますよ~?」
スメラギ「はっはっは……今なんか白ヒゲダルマとか言わなかった?」
ユキムラ「でもアレですね~なんか、お部屋の手配にも力が入るといいますか~」
ユキムラ「ユキムラ、自動で動く紙芝居の絡繰り作っちゃおっかな~? っていう~?」
スメラギ「え~じゃあ私も獅子舞のような物をカムイちゃんの部屋に飾っちゃおっかな~」
ユキムラ「ははは趣味悪ぅ~」
スメラギ「はははお前こそ~」
スメラギ・ユキムラ「はっはっはっはっは!」
ドアバターン!!
スメラギ・ユキムラ「!?」ビクゥッ
ミコト「あ、あら?」
カムイ「ンー、ンー…」
リョウマ(幼)「………………」
スメラギ「りょ、リョウマ? いや、どう、と言われても……?」
リョウマ「素性の知れぬ者を王城に招き、謁見を許す……しかし傷つき頼ってきた者を無下に出来ぬという事で、そこまでは良いでしょう」
リョウマ「だが! 城の者に聞けば、その者にだらだらと鼻の下を伸ばすという体たらく!」
リョウマ「白夜王として、恥ずかしくないのですか……父上!?」
スメラギ「う、うう。いや、そのだな、リョウマ……」
ユキムラ「お、落ち着いてください、リョウマ王子。これには事情が……」
リョウマ「おまえもだ、ユキムラ! 父上を諌めねばならない立場ながらっ……」
リョウマ「おまえまで急にデレデレし始めたと聞いたぞ!? 軟弱な……このっ、軟弱な眼鏡がっ!」
ユキムラ「眼鏡が本体みたいに言わないでくれます!? いや、ですから、あの……」
ミコト「………………」
リョウマ「むっ。あなたがミコト殿か……」
ミコト「はい。ごめんなさいね、リョウマさん……私が突然に現れたせいで、騒がせてしまって」
ミコト「でも……どうしても、助けてほしかったの。私は、どうなってもいい……だけど」
ミコト「せめて、娘は……カムイだけは、どうしても……」
リョウマ「……………」
リョウマ「あなたが悪いとは思っていません……傷つく者を見捨てる事こそ、白夜の名折れですから」
ミコト「あ……リョウマさん……ありがとう、ございます……!」
リョウマ「いいえ。それに……子供がいるなら、なおさらのこと」
リョウマ「子は、光です。光こそが、白夜の象徴ですから。守り慈しむのは当然でしょう」
カムイ「ンー…アウ?」
リョウマ「……ははっ! かわいい声だな。どれ、どんな子―――」
カムイ「ウ?」キンキラリーン
リョウマ「………………」
リョウマ「えっ」
カムイ「ウ、ウー…?」
カタ…カタカタカタ…
ユキムラ「? さっき爆砕した、白ヒゲダルマの獅子の面当てが……?」
カムイ「?」
リョウマ「………………」
カムイ「…………」
カムイ「アウ♪」ニコッ
リョウマ「―――――!」
カタカタ…ドヒュゥーーーンッ
ユキムラ「ああっ!? 面当ての欠片がリョウマ王子に集まってっ……!」
ジャキーンッ!
リョウマ「―――未来の妻よぉぉぉぉぉ!」獅子の面当てソウチャクゥゥゥ
カムイ「アウッ!?」ビクッ
ミコト「どういう原理で!?」
ユキムラ「そんなどこぞの聖衣のような!? ……いやしかし、リョウマ王子の反応も分かるといいますか」
リョウマ「ああ。いや、アレだな……っえ~……すごい、え~っ……かわい、っえ~……」
リョウマ「うっそ……っな~? そうゆっ……ん~っ、もぉ……えっ、えっ……な~?」
ユキムラ「わやわやですね、リョウマ王子も」
スメラギ「お前もあんな感じだったけどな」
ユキムラ「白ヒゲダルマもな」
スメラギ「もう隠さんくなったな、お前」
ユウギリ「一先ず今日は、私がお休みを手伝いますわ。では、これで……」
ミコト「あっ……ユウギリさん、ありがとうございます。それでは……」
ミコト「スメラギ様、ユキムラさん、リョウマさん……本当に、感謝しますわ。では、また……」
スタスタスタスタ
ユウギリ<ウフフ、ホントウニ、カワイイワ…アトデマタ、ダカセテイタダイテモ?
ミコト<モチロンデス、ユウギリサン…アリガトウゴザイマス…
幼オロチ<オー、ナンジャー? カワイイコジャノー
廊下<キャッキャ
スメラギ・ユキムラ・リョウマ「………………」
ユキムラ「ええ……いやもう、控えめに言って天使っていうか……ねー、もー、ねー?」
リョウマ「ああ……将来、天女化待ったなしというか……んー、んもー、もー、さー?」
スメラギ・ユキムラ・リョウマ「はぁ~~~~~~…………」
スメラギ・ユキムラ・リョウマ「………………」
スメラギ・ユキムラ・リョウマ「光源氏計画かな」
スメラギ・ユキムラ・リョウマ「………………」
スメラギ・ユキムラ・リョウマ「えっ」
スメラギ・ユキムラ・リョウマ「………………」
スメラギ・ユキムラ・リョウマ(うわっ、こいつら変態だ)
―――劇終!!
少しでも白夜の印象が良くなればと思って……(使命感)
逆ハーレムではユキムラさん出せなかったので、つい
正ハーレム(?)もやたら長くなりそうなので、息抜きを……
引き続き、書き溜めていきます~
このままHTML化の依頼も出してきます
元スレ
【FEif】スメラギ「ミコトが白夜を頼ってきただと!?」【勝手な憶測】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1487897527/
【FEif】スメラギ「ミコトが白夜を頼ってきただと!?」【勝手な憶測】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1487897527/
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