ガヴリール「ヴィーネを無視し続けたらどうなるか」
- 2017年02月08日 03:10
- SS、ガヴリールドロップアウト
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ガヴ「……」
ヴィーネ「ちょ、ちょっと…聞いてるの?何も無視することないじゃない」
ガヴ「……」
ヴィーネ「ね、ねえガヴってば」
サターニャ「ガヴリール!今日こそあんたを倒し、私がこの世界の支配者となるのよ!!なーはっはっはっ!!」
ガヴ「なんだよ、朝から騒がしいな」
ヴィーネ「なっ……」ガーン
サターニャ「えっ、なになにどうしたの??」
たまにはこんなのも
ガヴ「……」
ヴィーネ「が、ガヴはちゃんとやってきたのかしら?」
ガヴ「……」
サタ「えっ!なにそれ私聞いてない!また廊下に立たされるのは嫌だよぉ~……お願いヴィネ
ガヴ「あーしまった、今日までの課題やってなかったわ~。サターニャどうせお前もやってないだろ?ラフィエルに見せてもらいに行こうぜ」ガシ
サタ「えっ、でもヴィネットに……え?え?」ズルズル
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「ガヴ…どうして……」
ガヴ「おはよー」
サタ「クックック…我こそは大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェル!今日こそ天使2人まとめて
ガヴ「それはもういいから」
サタ「ちょ…最後まで聞きなさいよ!」
ラフィ「うふふ、それで2人してどうしたんですか?」
ガヴ「実は今日までの課題すっかり忘れててさ~…ラフィエルに見せてもらいたいのよ」
ラフィ「あら?でもそれならヴィーネさんがいるじゃないですか」
ガヴ「あー……なんか今日はそういう気分じゃないんだ」
ラフィ「(ほう……)」
ラフィ「待ってください?サターニャさん♪」ガシッ
サタ「ひぃっ!?」
ラフィ「酷いじゃないですかぁサターニャさん……そんなに私と一緒にいるのが嫌なんですか?」ウルウル
サタ「べ、べつにそういうわけじゃないけど…」
ラフィ「それにヴィーネさんに頼ってばっかりじゃ、いつかヴィーネさんに嫌われてしまいますよ?」
サタ「うっ……まぁそれもそうね」
ラフィ「うふふ♪」
サタ「みんなでご飯!?」ガタッ
ガヴ「じゃあそうするか~。いやぁ助かるよ、ラフィエルマジ天使」
サタ「フッ…私の学食マスターとしての活躍にすっかり魅了されてしまったようね……いいわ、そこまで言うなら付き合って――」ブツブツ
ラフィ「(ところでガヴちゃん、ヴィーネさんとは一体どういう……?)」
ガヴ「(まぁなんだ、その…なんにもないよ)」
ラフィ「(ふふっ、よく分からないけど面白そうだから協力しますね♪)」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「(あれからガヴと一言も話してない…無視されるのが怖くて話しかけられない)」
ヴィーネ「(私、なにか嫌われるようなことしたのかしら…あぁ、考えてみれば思い当たる節がいくつも……)」
ヴィーネ「はぁ……」ズーン
ガヴ「ふぁ~あ…やっと昼休みかぁ」
ヴィーネ「……」
ガヴ「さて、んじゃ学食行くかな」
ヴィーネ「(あっ、またガヴが行っちゃう…だめ、言わなきゃ…!)」
ヴィーネ「ま、待って!私も一緒に――」
ガヴ「ははぁ~ありがたやありがたや!!分かったからさっさと行くぞ」スッ
ヴィーネ「あ……」
サタ「あ、あれ?ヴィネットはいいの?」
ガヴ「今日は一人で食べたいんだってさ」
ヴィーネ「……」
サタ「でもこっち見て……」
ガヴ「いいから!学食マスターなんだろ?早く案内してくれ」
サタ「う、うん…」
ヴィーネ「待って…」
ヴィーネ「待って、よ…ガヴ……」ジワ
ガヴ「あ?なにがだよ」
サタ「ヴィネットのこと避けてるというか…朝から一言も話してないじゃない」
ラフィ「(なるほど…そういう事でしたか)」
ガヴ「…お前の見てないところで普通に話してるよ」
サタ「そ、そうなの?そうは見えなかったけど…」
ラフィ「でも朝から一言も話さないのって、S級悪魔行為ですよね?大悪魔サターニャさんともあろうお方が、S級悪魔行為にビビってるんですか?」ニコッ
サタ「そっ…そんなワケないじゃない!私にかかれば一日じゅう口聞かないくらい余裕に決まってるでしょ!!」
ラフィ「それって話し相手がいないだけですよね?♪」
サタ「ぐぬぬ……」ジワ
ヴィーネ「私も、学食いこうかな……」
ヴィーネ「はぁ……」トボトボ
ヴィーネ「……ガヴ、きっと怒ってるのよね…」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「謝らなきゃ…ちゃんと……」
ヴィーネ「でも、ガヴは口聞いてくれないし……」
ヴィーネ「私、どうすればっ……」グス
サタ「べ、べつにいいじゃないっ!それより学食マスターのサターニャ様が選んだメニューは絶対なのよ!いいから食べなさい!!」
ラフィ「でもきつねうどんなのにきつね入ってなかったじゃないですか~、学食マスターさんどうなってるんですか?」
サタ「う……それはその……」
ヴィーネ「ガヴ…私以外とは普通に話してる……」
ヴィーネ「やっぱり、私だけ無視されてるんだ」
ヴィーネ「……一人で食べててもおいしくない」
ななあじからこ「パッパッ」
ヴィーネ「辛い……ぐすっ、ひっく……」
サタ「(あれ、ヴィネット…泣いてる?)」チラ
サタ「ね、ねえ…あれってヴィネット泣いてるんじゃ……」
ガヴ「辛いの苦手なのに無理して七味かけたんだろ」
ラフィ「大丈夫ですよ、そっとしておきましょう」
サタ「……」
サタ「(やっぱり変、こんなの絶対変よ!)」
ガヴ「あ、おい!サターニャ!ちょっと――」
ラフィ「…まぁ、いいんじゃないですか?サターニャさんにずっと無視させるのも無理があると思いますし」
ガヴ「…それもそうか」
ラフィ「でもガヴちゃん、どうしてヴィーネさんを無視してるんですか?」
ガヴ「ん~……気分?」
ラフィ「それだけじゃないですよね?」ニコッ
ガヴ「やっぱりラフィエルはごまかせないか。それが実は――」
ラフィ「それって本当なんですか?」
ガヴ「…うん」
ラフィ「だったらどうして私にもっと早く言ってくれなかったんですか?」
ガヴ「それはその…ごめん」
ラフィ「でも、それならまだ間に合います。今すぐ私が――」
ガヴ「いや、いいんだ。これは私の問題だからさ」
ラフィ「ガヴちゃん…」
ガヴ「それより課題だよ課題!見せてくれるんだよな?お願い!」
ヴィ「…サターニャ」
サタ「課題!見せてお願い!同じ悪魔だし、私はやっぱりヴィネットに……」
ヴィ「……嫌」
サタ「へっ?」
ヴィ「…自分でやりなさいよ」
サタ「な、なによ!このサターニャ様がお願いしてるっていうのに――」
ヴィ「ラフィに見せてもらえばいいでしょ!!ガヴと一緒に!!みんなで仲良くやればいいじゃない!!!」
サタ「ひっ!?ちょ、ちょっと落ち着きなさ……」アタフタ
ヴィ「みんな大っ嫌い!!!」ダッ
サタ「…ま、待ちなさいよ!」
サタ「行っちゃった……」
ヴィ「……」
ヴィ「…何やってるんだろう私」
ヴィ「サターニャが悪いわけじゃないのに」
ヴィ「ガヴが怒ってるのだってきっと私のせい…」
ヴィ「それなのに勝手に八つ当たりして……」
ヴィ「最低よね、私……」
ヴィ「うぅっ……だめ、涙が止まらない……」ポロポロ
ガヴ「……」ヒョイ
ヴィ「結局、ラフィに見せてもらったのね。間に合って良かったわね」
ガヴ「……」
ヴィ「……っ」
『…なんだ、胡桃沢。お前白紙じゃないか』
サタ「甘いわね…それは選ばれし大悪魔にしか見えない文字。つまりあなたは選ばれなかった存在なのよ……可哀想だけど、諦めてこの大悪魔サターニャ様の前に平伏しなさい!!なーっはっはっは!!」
ガヴ「(あいつ、結局ヴィーネにも見せてもらえなかったのか…)」
サタ「へっくち!うぅ…寒い……」
サタ「……」
サタ「(それにしても…さっきのヴィネット、明らかに変だったわね)」
サタ「(まるで私達がガヴリールと仲良くしてるのを恨んでるような……)」
サタ「ハッ!…まさかガヴリールはヴィネットのことを無視している?」
ラフィ「え、今更気付いたんですか?」
サタ「うわーっ!なにあんた、いつからいたのよ!」
ラフィ「サターニャさんが課題を忘れてどんな目に遭っているのか、ちょうど見に来たところですよ♪」
サタ「うぅ…ほんと趣味悪いわね……」
ラフィ「ふふっ、何のことですか?」
サタ「どうしてガヴリールがヴィネットのこと無視してるのかってことよ!」
ラフィ「う~ん…知っているといえば知ってますけど…タダで教えるっていうのも、つまらないですよね?」
サタ「そういう問題じゃないでしょ!それより」
ラフィ「?」
サタ「ヴィネットが可哀想よ!今すぐやめさせなさい!」
ラフィ「……それは出来ません」
サタ「なんでよ!あんたたちどんだけ悪魔なのよ!」
ラフィ「サターニャさんほどの大悪魔じゃないですよ?それに……ガヴちゃんが決めたことですから」
ヴィ「……」
ヴィ「(結局、今日は一言もガヴと話せなかった……)」
ヴィ「(このままじゃ何も進まないのは分かってる……)」
ヴィ「(でも話しかけるのが怖い…これ以上傷付きたくない……)」
ヴィ「(昨日まで一緒に帰ってたはずなのに……どうして……?)」
ヴィ「(駄目……考えれば考えるほど泣いちゃいそう)」
ヴィ「帰ろうっ……」グス
サタ「ちょっとガヴリール!」
ガヴ「…なんだよ」
サタ「あんた、今日ずっとヴィネットのこと無視してたでしょ」
ガヴ「お前には関係ないだろ。私は早く帰りたいんだ、また明日な」
サタ「そんな言い方ないじゃない!ヴィネット、学食で一人で泣いてたの見たんだから」
ガヴ「孤高の悪魔は天使や下等生物とは馴れ合わないんじゃなかったのか?」
サタ「そ…それとこれとは話が……」
ガヴ「じゃ、そういうことだから」ノシ
サタ「あ、ま…待ちなさい!ちゃんとヴィネットに謝らないと納得できないわよ!この悪魔ーっ!!」
ガヴ「……」スタスタ
ヴィ「……」
ヴィ「はぁ……」
ヴィ「サターニャにも、謝っておかないとだよね……」
ヴィ「……」
ヴィ「泣いてばっかりいたから、喉かわいちゃった」
ヴィ「……エンジェル珈琲、寄って帰ろうかな」
カランカラン
マスター「いらっしゃいませ。おや、君は…」
マスター「また来てくれたんだね。お好きな席にどうぞ」
ヴィ「……はい」ニコ
マスター「(あぁ…やっぱり天使だ……)」
ヴィ「…ブレンドで」
マスター「おや、気に入ってくれたのかな?嬉しいなぁ。とっておきの一杯をいれてくるから、待っててね」
ヴィ「はい、お願いします」
ヴィ「(なんだろう、普通に話してるだけなのにすごく落ち着く……)」
ヴィ「(……ガヴとはもう、こんな風には話せないのかな)」
ヴィ「……っ」
マスター「ってどうしたの!?どこか具合でも悪いのかな!?」
ヴィ「あっ……いえ!大丈夫です!ちょっと目が痒くて、すみません」ゴシゴシ
マスター「ホッ、ならいいんだけど……」
ヴィ「ブレンド、おいしいです」
マスター「ありがとう、ゆっくりくつろいでいってね」
マスター「どうしたの?ため息なんてついて」
ヴィ「あ、す…すみません。ちょっと考え事しちゃって、えへへ…」
マスター「何か悩み事かな?もし私でよければ、話を聞くよ」
ヴィ「じ、実はちょっと…友達との事で悩んでるんですよね…」
ヴィ「でもそんなに大した悩みじゃないので!全然大丈夫ですっ…」
ヴィ「へっ……?」
マスター「図星かな?やっぱりそうだろうと思ったよ。ずいぶん急な話だったからねえ」
マスター「さすがに私も驚いてしまったよ、短い間だったけど彼女には色々と苦労……ゲフン、いやなんでもないよ?」
ヴィ「ちょ、ちょっとマスター?それってどういう…?」
マスター「あれ、まだ聞いていなかったのかい?てっきりお友達のことだから話してると思ってたけど」
マスター「天満君、突然バイトを辞めるって言い出してね。なんでも急に国に帰る用事が出来たとかで」
ヴィ「………え?」ガシャン
マスター「こぼれてる!コーヒーすごいこぼれてるけど!?」
マスター「あ、ちょ、ちょっと!お代は!?まだもらってないよねえ!?」
マスター「行ってしまった……」
マスター「(まあでも、天真君のお友達のことだからね。ここで追いかけていくのも野暮ってものかな)」
ヴィ「……」タッタッ
ヴィ「…お釣りはいらないです!」
マスター「あ、ちゃんとそこは持ってきてくれるんだね…」
ヴィ「ありがとうございました!必ずまた来ます!」
マスター「うん、わざわざありがとう。また来てね」
ラフィ「あら、ガヴちゃん一人説得できないでこの世界を支配するつもりなんですか?」
サタ「そ、そんな事言われても……」
ラフィ「……」
サタ「……」シュン
ラフィ「ガヴちゃん、天界に帰っちゃうんですよ」
サタ「へ~…そうなの……」
サタ「――ってはぁぁ!?なによそれ!!全然聞いてないんだけど!?」ガシッ
ラフィ「私だってさっき聞いたんですよぉ~…」ユサユサ
サタ「そ、そうなのね……それは悪い事をしたわ」
ラフィ「サターニャさんには一生分からないと思います」
サタ「いいから!!」
ラフィ「…たぶん、お別れを言うのが恥ずかしかったんじゃないですか?」
ラフィ「ガヴちゃん、素直じゃないですからね」
サタ「それでヴィネットのこと無視しちゃったら何の意味もないじゃない!」
ラフィ「……サターニャさんもたまにはマトモなことを言うんですね」
サタ「うるさいわね!でも、その……教えてくれて、ありがと」
サタ「わ、私ヴィネットに言ってくるから!」
ラフィ「……」
サタ「ヴィネット!大変よ!!ガヴリールが……」ピンポンピンポン
サタ「ヴィネット、いるのよね!?早く開けなさいっ!!」ピンポーンピンポーン
シーン・・・
サタ「い、いない……」ガク
ラフィ「…ヴィーネさんなら、ガヴちゃんの家じゃないですか?」
サタ「ていうか、なんであんたも付いてきてるのよっ…」
ラフィ「付いてきちゃいけないんですか?」
サタ「いや、だって……」
ラフィ「こんなに面白そうな事件が起きているのに、黙って見ているわけにはいかないじゃないですか♪」
サタ「あんた本当に性格悪いわね……」
ラフィ「……私だって、ガヴちゃんとお別れするのは嫌なんですよ」ボソ
サタ「え、なに?」
ラフィ「同じ天使として、お見送りの義務があるってだけです♪」
ヴィ「(黙って天界に帰るとか……)」
ヴィ「(そんなの納得いかない……っ!)」
ヴィ「(そんなの、絶対に許さないから……っ!!)」
ヴィ「はぁ……はぁ……着いた……」
ヴィ「……」
ヴィ「(怖い……でも、やらなきゃ)」
ヴィ「(このままお別れなんて、絶対後悔する……よし)」
ヴィ「……」スゥー・・
ドンドン
ヴィ「開けなさい!!ねえガヴ!!聞こえてるんでしょ!?」
ドンドン
ヴィ「無視したって駄目なんだからね!!ねえガヴってば!!!」
ドンドン
ヴィ「お願い……開けて……」
ドン…
ヴィ「開けてよ、ガヴ………」
ガヴ「……」
ヴィ「ガヴ……」
ガヴ「……」
ヴィ「…入っても、いいの…?」
ガヴ「……」
ヴィ「……お邪魔します」
ガヴ「……」
ヴィ「……」
ガヴ「……」
ヴィ「…天界に帰るっていう話、本当なの?」
ガヴ「……」
ヴィ「ねえ…ガヴ、どうして教えてくれないの?」
ヴィ「黙ってちゃ分からないわよ、ガヴ……」
ガヴ「……」
ヴィ「……ガヴの」
ヴィ「ガヴの馬鹿ぁーーーっっ!!!」
パチーン!
ヴィ「ガヴ!?」パチン
ガヴ「うぎゃっ…に、二度もぶった!大天使にもぶたれたことないのに!!」
ヴィ「ガヴ!?本当にガヴなのね!?」ジワ・・
ガヴ「し、しまった…」
ヴィ「良かった…ガヴ、良かったぁ……」ギュ
ガヴ「……っ」
ヴィ「えぐっ…えぐっ……」ギューッ
ヴィ「……誰のせいだと思ってるのよ……」ポロポロ
ガヴ「……ごめん」
ヴィ「やだ…許さない」
ヴィ「今日ここに泊めてくれないと許さない」
ガヴ「は、はぁ…?」
ヴィ「やだ!今日ここに泊めてくれないと許さない!」
ガヴ「分かった、分かったから!好きなだけ泊まっていっていいから」
ヴィ「……うん」
ガヴ「…明日の朝だよ」
ヴィ「そっか…本当にあと少しなのね」
ガヴ「うん…まあね」
ヴィ「でも…どうして急に?」
ガヴ「ま、まあ天使にも色々あるんだよ」
ヴィ「ふーん……なんだか釈然としないけど、まあ仕方ないならいいわ」
ガヴ「(さすがに重課金がバレて強制送還になったとは言えないよな……)」
ガヴ「えぇー…いいよ、最後の日くらいゆっくりしたいし」
ヴィ「何言ってるの!最後の日だからやるんじゃない」
ガヴ「えぇ~っ……」
ヴィ「つべこべ言わない、やるったらやる!いいわね!?」
ガヴ「……」
ヴィ「返事はっ!?」クワッ
ガヴ「…はい」
そーっ…
サタ「(よく分からないけど、仲直りしたみたいね)」
ラフィ「(私たちは…帰りましょうか)」
ガヴリール(天使)「短い間でしたけど、ありがとうございました。ヴィーネさん」
ヴィ「さすがに帰るってなるとそのスタイルなのね…」
ガヴ天「ふふっ、初めて会った時のことを思い出しますね」
ヴィ「…そうね」
ヴィ「やっぱりガヴは、そっちのほうが可愛いわよ」
ガヴ天「えへへっ…ありがとうございます//」
ガヴ天「なんだか天使と悪魔なのに、不思議な感じですね」
ヴィ「ふふっ、なにをいまさら…そんなこと関係ないじゃない。だって私たち――」
ガヴ天「――友達、ですよね?」ニコッ
ヴィ「……うん。またね、ガヴ」
ガヴ天「はい、またいつか……」
シュウウウウウウウウウ・・・
―――
――
―
・・・
ガヴ天「……あれ?」
ヴィ「……」
ヴィ「……は?」
ガヴ天「あー…これアレだわ。見た目をごまかすのに天使力使い過ぎて天界に帰るパワー足りないパターンだわ」
ヴィ「……」
ガヴ天「あーっ!?しかも中途半端に見た目だけ天使だからこのままじゃネトゲ生活すらままならないじゃんか!!」
ガヴ天「もう最悪だよこれ…天界に帰るより生き地獄だよ……」
ヴィ「……」ワナワナ
ガヴ天「お願いヴィーネ、何とかして!もう私には頼れるのがヴィーネしか……
ヴィ「……し
ヴィ「知るかぁぁあーーーっっ!!!」
サタ「(なんだかんだ居ないと寂……ってそうじゃないでしょ!)」
サタ「クックック……」
サタ「ガヴリールという天使が居なくなった今!この大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェル様を止められる者はこのクラスに存在しない……」
サタ「つまり私はこのクラスの支配者…!さあ下民どもよ、このサターニャ様の前になすすべもなく平伏し!そして崇めるがよいわ!!」
サタ「なーはっはっは!!なぁ~っはっはっはっは!!!」
ガララッ
ガヴ天「おはようございます、サターニャさん」
サタ「えっ、誰?」
おしまい
色々スミマセンでした
2日間ありがとうございました
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ガヴリール「ヴィーネを無視し続けたらどうなるか」
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-
- 2017年04月18日 05:04
- 優しい子が理不尽な目に合うの結構つらい