美嘉「唯ってモバPさんとどこまでいってんの?」
大槻唯(17)
前歯がかわいい
唯「へ?どったの急に」
美嘉「べっつにー。ただなーんか、最近距離感がアヤシイなーと思って」
唯「えー?まー、そりゃもう、ゆいとPちゃんは仲良しだけど☆」
美嘉「いや、それはわかるけどさ?そうじゃなくて」
唯「?」
美嘉「ふっと視線が絡んだときのやりとりとか、なんかさー」
美嘉「こう、傍から見てると……妙に柔らかいって言うか、優しいっていうか?」
美嘉「ははーん、これはこの二人なんかあったなー?って感じなワケよ」
美嘉「そんな感じ。それに唯、最近はいつも事務所に居座ってんじゃん?」
唯「いつも、って程かなー。そんなことないと思うけどなー」
美嘉「うっそだー。前はお仕事終わったさっさと遊びいこーぜ!みたいなノリだったっしょ」
美嘉「それが近頃ぱったりないし、現場から直帰しないで事務所戻ってるし」
美嘉「おかげでアタシはぼっちで電車乗ること増えたし?」
唯「あはは、めんごめんご☆」
美嘉「いつも『ゆいちょっと用事ある!』じゃん。用事って何よ?」
唯「んー……ナイショ☆」
唯「えー……あー……」
唯「バレたかーっ☆」
美嘉「いや、そういうのいいから。で、いつも何してんの?」
唯「んっとねー、事務所のソファーで雑誌開いて転がって」
唯「Pちゃんがお仕事終わったらご飯連れてってもらう感じ?」
美嘉「ダウト」
唯「ホントだし!ダウトなし☆」
美嘉「絶対ゴリゴリに絡みに行ってる」
唯「……」
唯「たはーっ!バレたかーっ☆」
美嘉「はいはい。で、実際は何してんの?」
美嘉「ふーん。甘やかしてもらうって?何すんの?」
唯「おー?今日はなんかがっつくね美嘉ちゃんよー」
美嘉「だーって最近さ、唯めっちゃご機嫌じゃん?」
美嘉「アタシとつるまなくなってそんなに楽しいかー?こんにゃろ」
唯「あははっ、ごめんて☆」
美嘉「相当美味しい思いさせてもらってんでしょ!」
唯「やー……ちょっとこーゆーの話すのはなー。いくら美嘉ちゃんでもなー」
美嘉「え」
唯「?」
美嘉「えっ、何、話せないようなことしてんの?」
唯「んー、話せないというかー、ナイショというかー」
美嘉「え?えっ、え、何それ、マジ?」
美嘉「あっ、ご飯いいとこ連れてってもらってるとか?」
唯「それはあんまないなー。行くときは大体その辺のフツーごはん。ファミレスとか」
美嘉「じゃあ、え、なにしてんの」
美嘉「……は?」
美嘉「ちょ、ちょちょちょ、どゆこと?」
美嘉「待って待って、え、その先?」
唯「やー、だって、だってねー?」
美嘉「ちょっと待って、何、え!?何してんの!?」
唯「それはさ、んー、話せない系のあれこれ?」
美嘉「はぁ!?え、なにそれ!?」
唯「ゆいの甘々な魅力と?アピってたのが実っちゃってさ?」
美嘉「え、ちょ、聞かせて聞かせて、何、どこまでやってんの!?」
唯「んー……いい感じのとこまで☆」
美嘉「そうじゃなくて!いつから?どうやって?あ、何か食べる?アメいる?」
唯「おーっと、ちょいちょい、怖いって怖いって。美嘉ちゃんマジでウケる☆」
唯「それにほら、こゆのはファミレスで話すのもアレだしさー」
美嘉「じゃあうち来る?来るよね?来るっしょ??」
唯「えっ、ちょ、マジで怖いって……引く……」
美嘉「こ、こちとら必死なんだってば!教えて、ちょっと、マジで教えて!」
・・・
・・
・
唯「ぶー。家で読みたい雑誌あったのにー」
美嘉「まあまあそう言うなって、とっておきのブランケット貸したげるから★」
唯「わーい……おー、もっふもふだ~♪」
美嘉「でしょー。あ、プリン食べる?」
唯「それはいーや、遅いし」
美嘉「それじゃ足揉もっか?それとも肩?アタシ上手いらしいよ☆」
唯「……え、なんかきしょ……」
美嘉「言うなし!」
美嘉「うっさいなー。必死でいいから、で、どこまでやってんの?」
唯「えー。こゆのあんま話したくないんだよねー」
美嘉「大丈夫、絶対言いふらしたりしないから。任せとけって★」
唯「じゃあなんで知りたいのさ?」
美嘉「え?あー、それは、その、さ?」
唯「教えてくんなきゃ話さなーい」
美嘉「……それは、ほら」
美嘉「アタシも結構アピってるつもりだけど……結局は全然だし」
美嘉「その点、唯はそゆの上手いし、聞きやすいし」
唯「あ、そーゆーアレ?」
美嘉「……うん」
唯「なーんだ!最初っからそう言えよー☆」
美嘉「うっさいなー……アタシだって言いづらいんだから」
唯「あはは、ま、そだけどさ。そっかそっか、うん、美嘉ちゃんもそれかー」
美嘉「で、何、どこまでやったの、いつ?どうやって?」
唯「えーっとねー、んー、まあゆいとPちゃんは結構ずっと仲良しだったしなー」
美嘉「でも何かあるような仲じゃなかったっしょ?」
唯「そうなんだよねー。PちゃんもPちゃんで、なんつーかなー」
唯「あー、ちなったんは『愛犬みたいな扱い』って言ってたな」
美嘉「ぷっ」
唯「あー!笑うなし!」
美嘉「ご、ごめん、え、なにそれウケるんだけど、愛犬?」
唯「そー……めっちゃ可愛がってくれるし甘やかしてくれるけど」
唯「抱き付いたりしてアピっても『おー、よしよし』みたいな?」
美嘉「立場あれこれ以上に、女として見てくれないよね」
唯「そう!そーなんだよなー」
美嘉「仕事以外では結局子供扱いされんの」
唯「それなー。好きーっ!って言ってもなんか軽く流されちゃってさ」
唯「はいはい可愛いかよ~って感じのこと言われて終わっちゃうの」
美嘉「アタシもそんな感じ……で、唯はどうやったの?」
美嘉「ガッと押し倒したり……はないかー、流石に。あはは」
唯「や、最終的にはソレだったけど」
美嘉「……」
美嘉「…………」
美嘉「………………」
美嘉「………………え?」
唯「あ、正確には引き倒した、かも?ゆいが下でPちゃんが上で」
美嘉「え!?えっ、ちょっと待って、ちょ、ちょ」
美嘉「……キスしちゃった☆ とかいうオチじゃないよね?」
唯「キス、うん、まあ、それもしたけど」
美嘉「あ、うん、そうだよね、そりゃ、うん」
美嘉「その……やることやっちゃった感じ?」
唯「……うん。まあ、やっちった」
美嘉「一線超えた」
唯「……超えた」
唯「って、あーもーなんだこれ!照れるなー☆」
美嘉「……え、まじ」
美嘉「え、そこまで?ちょ、ちょちょ」
美嘉「こ、これアタシ以外の誰かに話した?」
唯「や、それは流石にないし」
美嘉「わかった、うん、アタシも絶対口外しないから」
唯「おう☆」
美嘉「だから安心して全部話して。全部。詳しく」
唯「お、おう?」
唯「え、えーっと、あーっと、や、美嘉ちゃんこえーよ」
美嘉「うん、じゃあ一個ずつね」
唯「えー、あー……や、なんか恥ずいなー……」
美嘉「うん、うん、プリン食べる?話そ?」
唯「や、プリンはいいし……てか、やっぱ話すのキツいってこれ」
美嘉「お願い!アタシもなんか進展あったら報告するから!」
唯「いやー……えー……」
美嘉「お願いっ!この通り!」
唯「マジ、もー……」
美嘉「っしゃ★ さっすが唯★」
美嘉「で、で?どうやってそこまでいったの?」
美嘉「やっぱ、なんか急接近しちゃうハプニングがあったとか?」
唯「んー、急接近っ!って感じじゃなかったんだよね」
美嘉「じゃあ何、自然な流れで、って感じ?」
唯「てよりも、もうちょっとジワジワ仕掛けていった系?」
美嘉「え?全然唯のキャラじゃないじゃん」
唯「そーなんだけどさ?でもオトすには手段は選んでらんないし」
美嘉「……あ、うん、確かに。オトす。うん、なるほど」
唯「一日一回、感謝のハグ☆」
美嘉「……抱きついてたの?」
唯「ま、そゆこと」
美嘉「怒られるっしょ」
唯「んー、ちゃんとキッカケあったからねー」
唯「なんか街でフリーハグ?やってる人見かけてさ」
唯「ゆいが何あれ意味わかんないって言ってたら、Pちゃんが説明してくれて」
唯「打算のないスキンシップがなんとか?って。で、そいじゃゆいたちもハグすっかー、みたいな?」
美嘉「相変わらずノリだけで生きてんなー……」
美嘉「そりゃそうでしょ」
唯「『まーたハグしにきたのか』みたいな感じでさ」
美嘉「え、でもそれが上手くいったんでしょ?」
唯「うん。えっへへー」
美嘉「どうやったの?」
唯「んー、ちゃんとPちゃんの言うことは守って」
唯「ハグは一日一回、一回三秒まで!」
美嘉「なんだそれ」
美嘉「毎日……あー、それで毎日事務所に戻ってたワケ?」
唯「そゆこと!」
唯「で、慣れてきたらハグ以外にもオマケつけられるようになってきて」
美嘉「オマケ?」
唯「ハグしてる間にいろいろ話すようになったり、逆にPちゃんからハグしてくれるようになったり」
美嘉「おー……」
唯「ハグしてるときも、なんか雰囲気とか甘々な感じになってきてさ」
唯「気がついたらもう三秒ルールもなくなってたし?」
美嘉「おおー……ジワジワ系じゃん」
唯「でしょ!」
美嘉「ハードルって?どんな?」
唯「長めにハグしたりー、あとは手つないだり」
美嘉「うん、うん」
唯「最後の方はゆいが横になってるとこにハグしてもらって、ちょっとエ口い空気なったり」
美嘉「え、なにそれ。どゆこと?」
唯「なんかPちゃんが全然仕事終わんない日あってさ?」
美嘉「うん。うん」
唯「Pちゃんが仕事終わって、そういうときは待たないで帰れよーみたいなこと言うわけじゃん」
美嘉「うん」
唯「『でも今日のハグまだしてなーい』って返したら、そんなに大切なことじゃないだろ的なこと言われちゃってさ」
唯「でもゆい的には大切なことだし、Pちゃんが疲れてるときこそハグしてあげたいーって言ったら」
唯「Pちゃんったらもう真っ赤になってんの!ちょーかわいくてさー」
美嘉「いや、アンタ健気すぎっしょ……そりゃ落ちるわ」
唯「そっかな?へっへー、照れんなー☆」
美嘉「それ、本音?」
唯「へ?」
美嘉「疲れてるときこそハグしてあげたい、って」
唯「本音に決まってんじゃん☆ ゆい、Pちゃんのこと大好きだし☆」
美嘉「……アンタもいい子だなー」
唯「……」
美嘉「……いや、何その目」
美嘉「気になるんだって!いいじゃん!」
唯「美嘉ちゃんってば、むっつりさんだな☆」
美嘉「……ああもう、むっつりさんでもいいから!」
美嘉「で、何、何したのさ」
唯「ソファで横になったまま『お詫びにハグちょーだーい』ってやったら」
唯「Pちゃんがこう、上から被さる感じでハグしてくれて」
美嘉(上から)
美嘉(……被さる)
美嘉(…………)
美嘉「け、結構がっつり?」
唯「全力!ぎゅーっと☆」
美嘉(え、何それ、ヤバ……)
唯「実際さ、普通にハグしてるよりもなんか意識しちゃうというか」
唯「温度とか感触とか匂いとか、超気になっちゃうし」
唯「やー……アレはヤバいくらいドキドキした☆ 心臓飛び出ちゃうかと思ったもん」
美嘉「…………」
唯「……あれ?どったの?」
美嘉「なんか……想像するだけで、うん、ヤバい」
唯「……たはは」
唯「そこもちょっと慣れがあったかなー」
唯「ほら、ゆいも最初は無理無理!って感じだったし」
美嘉「そうなの?」
唯「うん。ハグするだけでいっぱいいっぱい」
唯「でもなんか、徐々にもうちょっといけんじゃん?的な?」
美嘉「はー……アタシもそんくらい体張らないとかなー」
唯「そーそー☆ てか、体張ったら美嘉ちゃんのがポイント高いっしょ」
美嘉「唯のがスタイルいいじゃん」
唯「そーかもだけどさ?ゆいは普段から結構グイグイからかってたし」
唯「その辺、普段は変なことしない子がグッと攻める方が効くと思うよ?」
美嘉「うーん……結構攻めるとこは攻めてるつもりなんだけどなー」
美嘉「難しいこと言うなー」
唯「ま、その辺はさ、なんか『今じゃね?』って感じのタイミングあるって、そのうち」
唯「ゆいも最初はここまで上手くいくとは思ってなかったし、なんだかんだジワジワだったし?」
美嘉「でも最終的にはその『今じゃね?』ってタイミングで押し倒したんでしょ?」
唯「…………うん、まあ」
美嘉「そこ聞かせて、詳しく、なるべく詳しく」
唯「う……さすがに恥ずい……」
唯「……先々週」
美嘉「割と最近じゃん……え、どこで?」
唯「や、えと……それがさ、ホントはちゃんとしたとこ行きたかったんだけど」
唯「もうさ、完全にそういう空気だったし、どっか別のとこでって感じじゃなくて」
美嘉「……え?え、つまりちゃんとしてないとこでしたの!?何それ、外とか!?」
唯「は?外って、え、マジでありえないし」
美嘉「…………あ、うん。そ、そだね、じゃアレ?車の中とか?」
唯「車って、それもほぼ外じゃん……」
美嘉「あ……た、確かにそうだけど」
唯「……」
美嘉「……え!?マジで事務所でしたの!?」
唯「……うん、その、流れで、的な?」
美嘉「……ソファ?」
唯「……うん」
美嘉「マジ!?ちょ、もう絶対あそこ座れないじゃん!!」
唯「ちゃ、ちゃんと掃除したし!」
唯「てかそんな汚してないし!志乃さんがゲロ吐いたときより全然マシだし」
美嘉「いや、掃除すんの当たり前っしょ!」
唯「う゛ー……なんかさ、こう、ちょっとイチャイチャしてて」
美嘉「そこ端折んなって!ほら、詳しく、詳しく!」
唯「……ソファでPちゃんの隣座って、仕事終わるの待ってたんだけどさ」
唯「ゆい、寝落ちしちゃって、こう、Pちゃんの肩にぐだーって」
美嘉「肩枕」
唯「そそ。それで起きたら、Pちゃんが毛布かけてくれててね」
唯「なんかさ、わーって、ヤバいめっちゃ幸せーって感じになっちゃってさ?」
美嘉「えー……そんなん嬉しいの?」
唯「だってさ、ドキドキさせんのは頑張ればできるじゃん」
唯「でも、隙だらけで甘えてくれんのはさ」
唯「こう……いい感じになってないとないじゃん?」
美嘉「あー……なるほどなー……」
唯「勢いでハグしたらPちゃんもぎゅーってしてくれて」
唯「でもPちゃんの顔見たかったから、ゆいから離れちゃって……そ、そしたら、さ?」
美嘉「うん」
唯「目が合って、ちょっと『あっ』みたいな感じになって」
唯「なんか……なんとなーく、そのとき、かな」
美嘉「……そのとき、って、え、何が?」
唯「その……『今じゃね』って。これって、そういう雰囲気だなーって」
美嘉「……そゆのってわかるもんなの?」
唯「わかるというか……これ拒否られないなー、完全に受け入れられてんなーって感じ」
美嘉「受け入れられて……うん、なるほど……」
唯「や、無理矢理ってそれ最悪っしょ」
美嘉「……フツーにした感じ?」
唯「うん、まあ。普通」
美嘉「ゴム使った?」
唯「あ、当たり前じゃん」
美嘉「あ、あはは、そりゃーね★」
唯「……や、美嘉ちゃんさ、マジであんま変なことしないほうがいーよ?」
美嘉「あ、アタシのことは今はいいから!」
美嘉「で、で!唯の話、続き!押し倒したとこ!」
美嘉「じゃ、どうしたの!」
唯「こう、Pちゃんの隣で寝転がって、『ハグちょーだい』って言ったら、さ」
唯「『寝転がっては駄目』って言うから、だから、その」
唯「『いーじゃん☆』って、手握って、その……ゆいの上に引き倒した」
美嘉「引き倒した」
唯「そ、そしたら、Pちゃんがこう、ゆっくり、ゆいに体重乗せてきて、覆い被さって」
唯「そっからえっと、なんかさ、まあ、自然な流れ?」
美嘉「キスして触って、みたいな?」
唯「そ、そ、そんな感じ!あとは説明しなくても大体わかるっしょ!」
唯「うん?」
美嘉「唯ってめっちゃキスすんの好きそう」
唯「…………」
美嘉「……どう?」
唯「え、何、それゆい答えんの!?」
美嘉「うん」
唯「う……ある、かも」
美嘉「でしょ」
唯「そのときも気がついたら口の周りとか、ベトベトだったし」
唯「その……してる最中も、キスしすぎでやりづらいって、Pちゃんに言われたし」
美嘉「…………え、あっ、そ、そうなんだ。へー」
唯「って、あーもー何言わせんだー!やめやめ!」
唯「うん?」
美嘉「……ど、どうだった?」
唯「何が?」
美嘉「その……最後までしたんでしょ?」
唯「ちょ、だからやめれって、マジで勘弁してよ」
美嘉「こ、これで最後だから!」
美嘉「……うん」
唯「ほんと、なんもわかんなかった」
美嘉「えー……」
唯「だ、だってさ、場所が場所だし」
唯「その……いざとなったらいっぱいいっぱいだったし」
唯「頭も体もなんか、どろどろでぐちゃぐちゃで」
唯「でも、なんか、ね?」
美嘉「……うん?」
唯「超、幸せだった」
美嘉「……」
唯「この人のこと、好きになれてよかったーって、ずっと好きでいたいなーって」
唯「……思った」
美嘉「……」
美嘉「……あ゛ー!」ボフン
唯「なにさー」
美嘉「羨ましい。めっちゃ羨ましい」
唯「えへへ……」
唯「へ?」
美嘉「関係、いろいろと複雑じゃん。立場あるし」
唯「えっと、とりあえずもう事務所でするのはやめようってことで☆」
美嘉「当たり前」
唯「あとは、まあ……基本、今までと変わらず?」
美嘉「変わらずって?」
唯「テキトーにご飯行ったり、遊びくらいはOK、みたいな」
唯「その……それ以上はおあずけ」
唯「……キス以上?」
美嘉「え、許容範囲広すぎっしょ……」
唯「や、要はちゃんと節度は守ってさ、変なことにならないようにってコト!」
美嘉「大丈夫なの?それ」
唯「あはは……頑張るって☆」
美嘉「はー……『楽しくなきゃダメ☆』で変なことすんなよー?」
唯「だいじょぶだって。そこはPちゃん第一でいくし☆」
唯「Pちゃんと会えなくなったら、全部台無しだもん」
唯「Pちゃんも、その辺はテキトーに甘やかしてくれると思うし。上手くやるよ☆」
美嘉「……ホント、どんだけ惚れてんのさ」
唯「えへへ」
美嘉「え?アタシの番って?」
唯「なんかあったら報告してくれるっつったじゃん」
美嘉「え、あー、うん。するする」
唯「でもなんか作戦立てないと、なんも起こんないっしょ?」
美嘉「……え、や、アタシはそゆのはいいって」
唯「よくない!なんだっけ、来週?アメリカ行くんでしょ?」
美嘉「行くけど……でもそれは」
唯「ホテル泊まんじゃん?めっちゃチャンスっしょ!」
美嘉「い゛っ、え、あ、そ、そうだけど」
唯「じゃあさ、思い切ってさ……」
・・・
・・
・
唯「~♪」
唯「ね、ね、ちっひー、そろそろ美嘉ちゃんの飛行機着いてる頃?」
ちひろ「えっと……あ、そうですね。17時に成田着です」
唯「おっしゃー☆ それじゃ、早速連絡してみよーっと」
唯「えっと、『作戦どーだった?』、っと」
ピロン
唯「お、返事早いじゃ……ん……」
『ゴムわされた。やばあ』
唯「……」
唯「…………」
唯「?」
元スレ
美嘉「唯ってモバPさんとどこまでいってんの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1481649054/
美嘉「唯ってモバPさんとどこまでいってんの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1481649054/
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コメント一覧 (67)
-
- 2016年12月14日 16:15
- 凛わんわんの人!久しぶりじゃねえかあああああ
-
- 2016年12月14日 16:25
- 凛わんわんの人!凛わんわんの人じゃないか!
美嘉編もお願いします!
-
- 2016年12月14日 16:33
- やったあああああああああああああああああああああ
凛わんわんの人だあああああああああああああああ
普段SSサイトに飛ぶ事無いのに気まぐれでポチったらこれだよ!!
-
- 2016年12月14日 16:34
-
ひとつ言えることがある
この作者は間違いなくリア充非童貞
いつもイチャイチャのレベルが高いんだよ!!
-
- 2016年12月14日 16:34
- ゴム忘れてもOK★
-
- 2016年12月14日 16:43
- 美嘉姉の食い気味っぷりが草
-
- 2016年12月14日 16:45
- 「ゴム忘れた」と思わせといて「ごまかされた」でしょ?ね、ね。
-
- 2016年12月14日 16:49
- 凛わんわんの人生きとったんかワレ!
-
- 2016年12月14日 16:49
- 唯とズボズボの関係になりたい
-
- 2016年12月14日 16:53
- 美嘉ネキ必死すぎて輝いてる
-
- 2016年12月14日 16:54
- 美嘉必死すぎてワロタww
でもよく考えたら彼女と致す時のことを考えて手慣れた友人に聞いた時盛り上がってこんなテンションになったことを思い出した、懐かしい。
-
- 2016年12月14日 16:56
- この甘々な雰囲気、そして最後のaa…相変わらず破壊力高い
-
- 2016年12月14日 17:05
- ツイで予定(未定)とか言ってたけど実現したのか……いいぞもっとやれ
-
- 2016年12月14日 17:09
- うーむ相変わらずのハイクオリティ…唯を心に変えても面白い
-
- 2016年12月14日 17:11
- 18未満に手を出すのはマジやめろ
-
- 2016年12月14日 17:31
- うわー唯のヤツ内緒にしろって言ったのにー参ったなー
-
- 2016年12月14日 17:49
- 今時の女の子の会話って感じがあって見てて先が気になる展開の作り方もよかった
-
- 2016年12月14日 17:50
- ※15
Pってのは漏れなくアイドルと致す為だけに課金してるような存在だから仕方ないね
諦めな
-
- 2016年12月14日 17:54
- 相変わらず別格やなぁ
-
- 2016年12月14日 17:57
- 凛わんわんの人調べてたら眼球蒐集系サイコパス鷺沢さんにたどりついた
何を言っているか分からな(ry
-
- 2016年12月14日 19:11
- この人の他の作品あるなら教えてくれ
-
- 2016年12月14日 19:37
- 正直ガン立ちです
-
- 2016年12月14日 19:57
- ああ〜〜心がRadio Happyになる〜〜〜
事務所で粗相する志乃さんでわらた
-
- 2016年12月14日 19:59
- 1000000億兆万点やろう
-
- 2016年12月14日 20:04
- すげえよ、美嘉は…
-
- 2016年12月14日 20:10
- お姉ちゃんは高校卒業と同時に出来婚ですね…
-
- 2016年12月14日 20:35
- 莉嘉が乱入するかと思ったが、そんなことはなかったぜ!
-
- 2016年12月14日 20:43
- あるよねー付き合う直前のどきどき
二人きりのカラオケで肩回すとかいいよねー
-
- 2016年12月14日 20:50
- 生きてたんかワレェ!!!
-
- 2016年12月14日 21:23
- ※15
未成年と淫行したい願望を持つスタッフが一丸となって作ったのがアイマスなんやで
-
- 2016年12月14日 21:57
- 良いと思ったらお前かあああああああああああああ
-
- 2016年12月14日 21:59
- 作者のツイッターによれば年末くらいに美嘉姉も書きたいとのこと
待とう
-
- 2016年12月14日 22:12
- (これ読むまで唯って14くらいだと思ってました)
-
- 2016年12月14日 22:34
- 中学の頃の俺(童貞)と友人(イケメン非童貞)の会話にそっくりでワロタ
-
- 2016年12月14日 22:38
- 同じ作者の夕美ちゃんverを読んで惚れましたね…
-
- 2016年12月14日 22:55
- 美嘉がかわいくて死ぬよぅ・・・
-
- 2016年12月14日 23:03
- ※35
あれはいいものだ。
タイトル見て、既視感あるなーと思い出したのがそれで、本文読んでて、あれ?もしかしてと思ったら、やっぱり凛わんわんの人だった。
この人のSSは、響子のも、フレちゃんのもたまに読み返すぐらい好きだな。
-
- 2016年12月14日 23:37
- オフィスラブは不味いと思うよ?
お偉いさん「いやぁ困るんだよね大槻ちゃん。君にはアイドルとしての自覚がないのかね?」←防犯カメラの映像を流しながら
お偉いさん「君もそうだが彼(P)にも困ったものだ。まさか担当アイドルに手を出すとはね。この事は美城専務に報告さ…大槻ちゃん今さら謝罪されても意味がないんだよ。…まぁ、私も鬼じゃない。君の態度次第では穏便に事を処理してもいいと思ってるよ?」←唯の肩をサワサワしながら
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- 2016年12月14日 23:54
- ※38
俺だったら先にちなったん脅して弄んだ後に唯にいくかな
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- 2016年12月15日 00:19
- 所々二人とも口調に違和感感じてコメで言われてそうだなーって思ったけど言われて無かった
どころかわけわからんくらい爆上げされてた
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- 2016年12月15日 00:39
- ※38
代わりにPがお偉いさんにハメ撮りされてそれを公共の電波に流されて破滅するんですな
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- 2016年12月15日 02:01
- これ唯の話し方なんかおかしいだろ……
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- 2016年12月15日 02:06
- >>21
どれも最高だからしっかり読んでいけ
http://b.hatena.ne.jp/mikumaekawa/
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- 2016年12月15日 02:14
- 俺くらいになるとタイトルで凛わんわんの人ってわかる
まぁ凛わんわんの人の過去作に似てるタイトルだなーって開いただけだったけど
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- 2016年12月15日 02:44
- やっぱり別格だわ
口調の違和感なんざ公式が一番グラついてるしな
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- 2016年12月15日 03:08
- コメント欄の持ち上げ方が気持ち悪すぎる…
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- 2016年12月15日 04:52
- >引き倒し
巴投げの練習したいからってPチャンに持ちかければいいのだな
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- 2016年12月15日 08:59
- ※46
お、ここにも涌いたのか☆1ガイジ
どうした?星1付けないのか?w
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- 2016年12月15日 09:37
- この人の響子ちゃんのssほんとすき
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- 2016年12月15日 11:51
- ※48
ここまでのコメの中で、お前が一番頭おかしい
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- 2016年12月15日 12:37
- 相変わらずの甘々っぷりよ
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- 2016年12月15日 15:08
- 星1ニキ認定厨は前から頭おかしかった
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- 2016年12月15日 17:07
- キャラクターの口調がイメージと違う
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- 2016年12月15日 21:53
- どこがど違うのか指摘できてない時点でお察しだよな
難癖つけたいだけだろ
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- 2016年12月15日 21:54
- 未成年と淫行したい願望のない男っておらんやろ(核心)
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- 2016年12月15日 23:26
- わざわざ指摘しなきゃ気づけないのか(呆れ
口調の違和感以外は十分に楽しめたわ。美嘉ver書くのか知らんけどそのときは口調も普通にしてほしい
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- 2016年12月16日 08:50
- いいから指摘して>56
どうぞ
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- 2016年12月16日 08:53
- 神だわどっかの苦労人とは大違いw
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- 2016年12月16日 10:37
- 担当じゃないから違和感がよくわからないのでマジメにどこに違和感を感じてどうしたらよかったのか参考までに教えてほしいわ
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- 2016年12月16日 14:00
- 読み進めて凛わんわんの人っぽい書き方だなー、って思ってたら最後のAAですよ
生きてたんかワレェ!最高だったぞ!
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- 2016年12月16日 19:20
- 確かに2人の口調の違和感が半端なかったけどそれをのぞけばすごくよかった
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- 2016年12月17日 02:16
- 担当だから違和感がある←わかる
担当じゃないから違和感に気づけない←わかる
だからどこか指摘してよ←わからない
自分で探してみるのもおもしろいんでねぇの?煽ってばっかの指摘厨に絡まれるギャルズ担当Pかわいそう(こなみ
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- 2016年12月17日 02:22
- ※59
担当でもないくせに一体何を参考にするんですかねぇ。
違和感って言う人多いみたいだけど、若干キャラ崩壊起こしてるしわからんでもない。まぁ、誰だってテンパってたらこんな喋り方もするんだろきっと。
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- 2016年12月17日 06:26
- 担当以外でも出す場合あるから参考にはなると思うんだけど…
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- 2016年12月18日 21:04
- >62
そんだけ書き込めるなら早くどこがおかしいのか指摘してよ
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- 2017年09月03日 02:30
- きっしょ
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- 2017年11月07日 21:31
- はぁぁぁぁ…ゆいえっち